【ミリマス】可憐「わ、私が徹子の部屋に出演ですか?」 (23)

トゥールルトゥルルトゥールル

徹子「皆さんこんにちは、黒柳徹子でございます。今回のお客様は今話題沸騰中のアイドルグループ。『765プロミリオンスターズ』さんから篠宮可憐さんがお見えでございます。とっても可愛らしいお嬢さんで、えー、わたくしとっても楽しみにしております。モデルさんみたいにお綺麗なお嬢さんで、わたくし今までこの方の事知りませんでしたが本当に可愛らしくて、なんだか凄いなって今からとっても楽しみです。」








可憐(どうしよう…もう始まっちゃったよぉ)

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http://i.imgur.com/EQvS12p.jpg

可憐(と、とにかくちゃんとしゃべらなくちゃ!)

徹子「今回のお客様、篠宮可憐さんです」

可憐「よ、よろしく、お願い、し、しますぅ…」

徹子「アナタ達の『ミリオンスターズ』さんって何て言うのかしら?グループ?グループになんですか?50人もいるグループなんですってね?」

可憐「は、はいぃ…」

徹子「50人もいるとあれじゃないかしら?お名前覚えられない事とか、何か困った事とかってないかしら?」

可憐「な、名前は、最初のうちは覚えられませんでしたが、今はだ、大丈夫ですぅ…他は…困った事は、特に…」

徹子「ところで、アナタ、凄い髪型してらっしゃるのね!」

可憐(ううぅ…か、会話のテンポが速くて、早速流されちゃってますぅ…)

可憐「こ、この髪型は、特にセットしてるわけじゃないんですけど…あ、朝起きたらかってに…」

徹子「癖っ毛なの?私も若い頃は癖っ毛で困ってたのよ…今はヘアメイクさんがきっちりなさってくださいますけど…アナタも、大変でしょうけど頑張ってね!」

可憐「は、はいぃ…」

徹子「話を少し戻しますけど、アナタは何故アイドルになろうとお思いになられたのかしら?ほら、アイドルって大変じゃない…アナタみたいな可愛らしいお嬢さんが何でこんな大変な世界にいらしたのかしら?」

可憐「あ、はい…じ、じつは」

徹子「一応アナタの写真集、拝見させて頂いたんですけど、アナタとっても臆病なんですってね?」

可憐(し、喋らせて貰えない!)ガーン

徹子「ホラ!この写真集…大変可愛らしい…大変セクシーな写真集でございますけど、ホラここですが、『私はとっても臆病で自分を変えたいから、この場所にいる』なかなか詩的な文章ですけど…」

可憐(ううぅ…とっても恥ずかしいよぉ…)

徹子「この写真もそうですけど、とっても堂々とした風格もあって、とてもそうには見えませんけど、やっぱりそれはアレなのかしら?事務所的な、キャラ付けみたいなものがあるのかしら?」

可憐「え?…い、いや、別にキャラ付けという訳では…」

徹子「皆さん、コチラの写真なんて凄いんですよ…ホラ!」

可憐(ああ~ん!やめてくださいぃ~!)

徹子「ところで、可憐さんは今アレなんですってね?何だったかしら?ア…ア…アロなんとかってモノに夢中なんですって?」

可憐「あ、アロマですぅ…」

徹子「そちらって何、何かするの?」

可憐「え…えと、いい香りのキャンドルやお香を焚いてリラックスする空間を作るんですぅ」

可憐(初めてしっかり発言したきがする…)

徹子「実際やってみてくださらないかしら?」




可憐「え?」

徹子「今必要な物をスタッフさんが用意していますので」

可憐「あ、アロマを実演ですか?」

徹子「さぁ、準備が整いました!さぁ!どうぞ!」

可憐(ううぅ…き、緊張するぅ!)



~実演中~





徹子「スタジオが大変いい香りになりました~、わ~!」

可憐(ぜ、全然喋らなかったけど、放送事故じゃないのかな?)

~舞台裏~

P「ああ、何やってるんだよ…可憐。全然喋れてないぞ」

P(こんなつまんない内容ではチャンネルを変えられてしまう…そうだ!)

可憐(うぅ、全然喋れないよぅ…ん?)





可憐(アレはプロデューサーさん?カンペ?)








『徹子さんの髪に手を突っ込みなさい』










可憐(はいいいいいいいいいいい?)

可憐(あ、頭って…)

徹子「ですから、これから…」ベラベラ

可憐(ぜ、絶対むりだよぅ…)


『大丈夫!徹子さんやさしいから!』


可憐(そ、そういう問題じゃないよぉ…)

『早くしないと収録終わっちゃうぞ』

可憐(そんなぁ…このまま何事もなく終わればいいのに…)

可憐(は!だ、駄目よ、自分を変えるために私は今ここに居るんだもん。徹子さんの髪に手を突っ込むくらいやらなくちゃ!この業界、生き残れない!)

可憐「あ!あれは何だ?」

徹子「ですからベラベラ…え?何?何かしら?」

可憐「今だ!ちぇすとー!」

可憐(行ける!後少し!)

ガシッ

可憐(え?)










徹子の髪「ようこそ…徹子の部屋へ…」










可憐「あ、きゃ…」

徹子「何?何だったのかしら?あれ?可憐さん?どちらに行かれましたの?」

徹子「あら?いつの間にか終わってましたのね?では皆様、ごきげんよう!」











P「か、可憐~!」

~徹子の髪の中~

トゥールルトゥルルトゥールル

徹子「皆さんこんにちは、黒柳徹子でございます。今回のお客様は今話題沸騰中のアイドルグループ。『765プロミリオンスターズ』さんから篠宮可憐さんがお見えでございます。とっても可愛らしいお嬢さんで、えー、わたくしとっても楽しみにしております。モデルさんみたいにお綺麗なお嬢さんで、わたくし今までこの方の事知りませんでしたが本当に可愛らしくて、なんだか凄いなって今からとっても楽しみです。」





可憐(何だろう?何故だか徹子の部屋に出演するの、初めてじゃない気がする…)

徹子「それじゃあよろしくお願いします。」

可憐「あ、は、はい!」

可憐(まぁ、いいかな…)


おしまい

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