【安価・コンマ】ハーレムシミュレーター 第二部【R-18】 (970)

「今や、クリストラは危機に瀕しています」

 聖堂の説教台にて。修道服を来た若い女が、高らかに言った。週の最終日、恒例のミサでのことである。

「魔王が復活し、勇者シーヴァが連れ去られ…このクリストラ領では、痛ましいことに、何十人ものアスラ様の子が、この世に産まれること無く命を落としています」



「…」

「…アスラ」

 隣に座るシャーロットが、不安げに彼を見る。アスラは、腕組しながらじっと説教台の女を見つめている。



「もはや…クリストラは、今のままでは滅びるでしょう。滅びを免れるには、全てを神に委ねること…」



「…っ」

「アスラ?」

 アスラは無言で立ち上がると、聖堂を後にした。ざわつく人々の間を縫って、シャーロットも後からついてきた。



「…」

 ベッドの上には、一人の女が横たわっている。虚ろな目に、老け込んだその顔は、まだ40手前と言うにはあまりにも弱りきり、痛々しい。彼女はアスラとシャーロットが近寄るのに気付くと、ゆっくりと顔を向けた。

「…アスラ様」

「メイブ、調子はどう」

「わたくしのことは、もう…放っておいてくださいませ」

「叔母様! そんなこと言わないで」

「…シャーロット」

 メイブが、弱々しく微笑んだ。

「今は…貴女だけが、頼り…どうか、アスラ様を…」

「…」

「あ、アスラ! 待って! …ええ、分かってるわ、叔母様。でも、叔母様も元気だして、ね」

 そう言うとシャーロットは、足早に部屋を出るアスラの後を、再び追いかけた。

 噂話が聞こえる…



 ___キャサリン様の子は? …駄目だったのか。

 ___魔王の呪いは、未だ消えていない…いや、強くなっているのか…

 ___アスラ様は、取り憑かれたように剣を振るって…気持ちは分かるが

 ___お願いだから、子作りに専念してて欲しいわ。だって、こんな状況よ?



「…マリア」

 城の裏にある、庭園。その片隅に、一基の墓石がひっそりと佇んでいる。その前に跪いて、アスラは呟いた。

「…おれは、どうしたらいいの…?」

「アスラ…」

 そこへ、シャーロットがやって来た。彼女はアスラの隣に跪くと、その肩に手を置いた。

「…アスラを、助けて。…」



 真新しい墓石には、2行の文が刻まれていた。



「…ママ」











『勇者アスラの乳母にして、第一の妻 マリア・カデンツァ

 勇者との子と共に、ここに眠る』

『Harem Simulator』





「…っ」

 ベッドの上で身体を起こすと、シャーロットの姿が無い。

「シャーロット? …シャーロット!」

「おはよう、アスラ」

 寝室の扉が開き、寝間着姿のシャーロットが入ってきた。眠る前に見た姿と変わりないことを確認し、アスラはほっと胸を撫で下ろした。

「ちょっと、顔を洗ってきたわ」

「気をつけてよ、君も」

「分かってるわ」

 シャーロットは、溜め息を吐いた。
 ある時期から、クリストラ領ではアスラの子を孕んだ女たちの流産が相次いでいた。流産したのは決まって貴族出身の女たちで、マリアやメイブも例外では無かった。かろうじてシャーロットだけが何事もなく、彼の子を2人出産した。
 しかし…マリアの3度目の流産は、彼女自身の命をも奪っていった。直前に、初めて孕んだ子を失っていたメイブは、異母姉の死に完全に心が折れ、とうとうベッドで寝たきりとなってしまった。
 クリストラ領には、重苦しい空気が立ち込めていた。

「それより、新しい週よ。…どこへ行くの」

「そんなことしてる場合じゃない」

「してる場合よ。…あなたを求めてるのは、他の領も同じ。…わたしたちは、大丈夫だから」



安価下3票先取 どこへ行く?
①クリストラ

②タルスム

③オリエズマ

④サトン

⑤バルバス

3票先取なのでどこかが3票取るまで待ちます

「いいの?」

「ああ、いいさ」

 よく晴れた庭園を、シャーロットと歩く、結局、クリストラ領を出るのはやめた。

「シャーロットや、他の皆に何かあったら困るし。…」

 言いながら、彼はふと、いつもと雰囲気が違うのを感じた。

「…何かあったの?」

 近くを歩く女に尋ねる。すると彼女は、困惑気味に答えた。

「姫様が、後宮入りされるそうで…この大変な時期に」

「はあ…?」

「到着は、午後になるようです。もしかしたら、お声がかかるかも」

「…覚えておく」

 取り敢えず、アスラは頷いた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 午前)
①剣術の修行

②馬術の訓練

③戦術の勉強

④その他要記述

はやいけど今夜はここまで

『Harem Simulator』





「おはようございます、アスラ様」

 部屋の前に行くと、一人の使用人が立っていた。金髪を左右で結った、無論女ではあるのだが、彼女は他の使用人のようなメイド服ではなく、男物の執事服を身に着けていた。

「おはよう、メリッサ」

「他所へお渡りにはなられないのですか」

「うん、大変な時期だからね」

 メリッサが、扉を開ける。
 そこは、メイブの部屋であった。

「おはよう、メイブ」

「…っ」

 ベッドに横たわるメイブは、アスラに気付くと、唇を噛んだ。

「…どうか、わたくしにはお構いなく…」

「そう言わずに」

 アスラは、埃被った鏡台からベッドの傍らに椅子を引き寄せると、座った。



安価下1〜3でコンマ最大 自由安価 話題、行動

改めて

安価下1〜3でコンマ最大 自由安価 話題、行動

 それから、持ってきたリュートを手に取ると、爪弾きながら歌い始めた。
 18歳となった彼は剣術を修めたが、リュートやフルートといった楽器も練習を続けていた。そんな彼の腕は、後宮の中でも評判になっていた。

「…」

 艶を失ったメイブの頬を、一筋の涙が伝った。



安価下コンマ
01〜50 特に何も起こらない
51〜80 メリッサが入ってくる
81〜98 メイブが手を伸ばしてくる
ゾロ目 メリッサ「お耳に入れたいことが」

いったんくぎる



「じゃあ、もう行くよ」

「お気をつけて…」

 演奏を終え、リュートを仕舞うと、アスラは椅子から立ち上がった。
 部屋を出ると、メリッサが彼を呼び止めた。

「アスラ様、少し」

「何?」

「お耳に入れたいことが」

「…」

 アスラはさっと廊下を見回し、誰もいないことを確認すると、小声で促した。

「何?」

「こちらを」

 メリッサが差し出したのは、小さな白い布切れ。

「これは?」

「昨夜、流産されたキャサリン様のベッドシーツの一部です」

「それが、何か…!」

 何となく顔に近づけてみて、はっと気づく。

「…何か、染み込んでる…?」

「破水で濡れていなかった場所です。そしてこの匂いは、毒薬です」

「まさか、誰かが…」

「アスラ様のお子様を、次々に」

「…っ!」

 布切れを握り締め、その拳で壁を殴った。脳みそが、一瞬で沸騰する。一連の流産が誰かの手によるものなら、メイブは…そして、マリアは、誰かに殺された…

「お気を確かに」

 メリッサが、彼の肩に手を置いた。

「今は、後宮の人々の安全を考えるべきです。おそらくメイブ様は既に標的からは外れたでしょうが、シャーロット様は…」

「…! そうだ、昼に姫様が来るって」

「中止するべきでしょう。…一度、直接会われたほうが良いと思います」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 午後)
①姫を迎えに行く

②その他要記述



「…あれ?」

 クリストラ城の前で、アスラは首をひねった。もう昼過ぎだというのに、いくら待っても姫らしき人物が現れない。
 彼の他にも、城門で姫を出迎えようとする女たちがいて、同様に辺りを見回したり、不安げな表情を浮かべていた。



「クリスタ姫は、まだおいでにならないの?」「まさか、タルスム領で何かあったのでは」「もう、ここも物騒だというのに…」



「…!」

 ふと、タルスム領の方から一騎の騎馬が駆けてくるのが見えた。馬には、鎖帷子に兜を被った青年が跨っている。
 ざわつく群衆の間を抜け、馬はアスラの前で止まった。

「アスラ様、クリスタ姫がお待ちです」

「えっ? お待ちって、どこで」

「馬のご用意を。私が案内します」



 シャールーに跨り、北へ向かって走る。

「そっちはバルバス領だよ!」

「こちらで正しいです!」

 クリストラ城が遠ざかっていく。街や畑を抜け、とうとう狭間の森へと差し掛かったところで、男が馬を止めた。彼は馬から降りると、アスラを見上げ…いきなり、尊大な口調で言った。

「よし、着いたぞ。降りろ」

「!? 君、一体」

「良いから早くしろ」

「…」

 憮然としながらも、馬から降りる。前を歩く男が兜を脱ぐと、中から長い金髪が零れ出た。

「…ねえ、君は何者なの。城の兵士じゃないの」

「良いから、黙ってついてこいよ。姫が待ってるんだぜ」

「! そうだ、姫様に伝えたいことが…」

 言いかけた彼を、男が制止した。
 森の中がにわかに開け、真新しい小屋が現れたのだ。
 男は小屋の扉を叩くと、声を張り上げた。

「おーい、クリスタ! アスラを連れてきたぞ!」

 その言葉に、扉が勢いよく開いた。

 中から飛び出してきた人物を見て、アスラは目を丸くした。
 どうやら、上等なドレスを着て『いた』らしいことは分かる。しかし、上質な水色の布は泥や木の葉がくっついていて、スカートには大きな裂け目が入ってしまっている。靴も靴下も履かない裸足は泥だらけで、波打つ美しい金髪は粗末な麻紐で無造作に後ろで括られている。そんななりをしながら、少女の緑の瞳はきらきらと輝いて、興味津々にアスラを見上げていた。

「この人が、勇者アスラなの、『お兄様』?」

「ああ。初めて見た感想は?」

「思ったほど背が高くないのね。…あたしはクリスタ。よろしくね」

「そして俺は、こいつの兄貴。つまりは王国の王子様ってわけだ」

 にっと歯を剥き出すと、男は片手を差し出した。

「…ヘンリだ。俺からも、お前に言いたいことがあって来た」



「嫌よ」

 アスラの勧めを、クリスタは一蹴した。

「君の命が危ないんだ」

「お父様に頼み込んで、せっかくここに来れたのに。出ていけだなんて、あんまりだわ」

「今、クリストラ領では妊婦を襲って流産させる奴がいるんだ。君だって、おれの子を身籠ったら襲われることになる」

「平気よ。悪いやつは、皆ミノ太がやっつけちゃうわ」

 そう言うとクリスタは、小屋の隅に座り込んでぼうっとしている、一人の女に目を向けた。辛うじて女の形をしているが、全身を茶色い毛に覆われ、頭から尖った角を二本生やした肉付きの良すぎるその姿は、どちらかと言うと牛に近い方の獣人であった。大きな団子鼻に燦然と輝く金色のリングも、牛感をより際立たせている。

「…それに、あたしはあんたと子作りするために来たんじゃないわ」

「えっ?」

 クリスタは、きらきら輝く目で言った。

「本当は、お兄様みたいに世界中を旅したい! でも、お父様は駄目って言うから…せめて、世界中の人や文化を集めたこの後宮で暮らせないか頼んだの。そして、来た」

「ま、そういうわけだ。こいつのことは、放っといてもらって構わねえよ」

「そう言われても…」

 困惑するアスラに、今度はヘンリがずいと顔を寄せた。

「…そんなことより、お前さんに一つ、提案がある」

「…な、何」

 眉をひそめるアスラ。ヘンリはにっと笑うと、声を潜めて言った。



「…ここを、出てみないか」

「すぐに返事しろ、とは言わねえ。もし気が向いたら、クリスタに伝えてくれ。俺はいつでも待ってるぜ。じゃあな」



「…」

 城の自室で、アスラは黙り込んでいる。
 こんな大変な時期に、外になんて出ている場合じゃない。
 でも…

「外は…どんな世界なんだろう…?」

 生まれてから、彼は数えるほどしか後宮を出たことがない。父の危篤のとき。マリアに初めての子供が生まれたとき。それから…いや、それだけか?

「…」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 夜)
①女を抱く(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%EF%BC%88%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8%EF%BC%89 から一人併記)

②一人で寝る

③その他要記述



「…」

 夜の廊下を、アスラは一人彷徨う。誰でもいいから犯したい気分だ。それに、子作りは彼の重要な使命だ…



安価下コンマ
01〜20 結局シャーロットのところに来た
21〜30 ミニスカメイド
31〜40 廊下をいそいそ走るメイド
41〜60 メリッサ
61〜70 医務室へ
71〜80 広い私室
91〜98 聖職者の寮
ゾロ目 聖堂の奥



「…ここは」

 何となく聖堂に来た。燭台を掲げ、祭壇に近寄ると、何かに躓いた。

「っと…ん?」

 よく見ると、床板の一部がずれている。しかも、その中から薄っすらと光が漏れ、何かの音が聞こえてくる。

「…」

 アスラは、少し躊躇って…それから、床板に手を掛けた。

「!」

 床板が、外れた。その下には、狭い階段が下に向かって伸びていた。
 アスラは深呼吸すると、そっと階段に足をかけた。



「…」

 立ち込める冷気と異臭に、身震いする。2階層分ほど降りたところで階段は終わり、石でできた狭い廊下に出た。壁には小さな蝋燭が並び、音は廊下の向こうから聞こえてくる。
 ピシリ、ピシリと鋭い音に混じって、何か呟くような声が聞こえてくる。

「…お、おーい」



「…さい」



「だ、誰かいるのー?」



「…お赦しください…っ、お赦しください…」



「…っ」

 ぼそぼそと許しを請う声の合間に、鋭い音。これは、鞭の音だ。
 廊下の先、狭い石の部屋に…一人の女が、こちらに背を向けて座っているのが見えた。裸の背中に、無数の鞭の痕を付けて…



安価下 どうする?

「お赦しください…っ、く…お赦しください…」



「…」

 アスラは足を忍ばせ、そっと廊下を戻った。
 聖堂に、こんな場所があったなんて。それに、見たことのない女がいた。彼女は自らの背中をむち打ちながら、ひたすら何かに侘びていた。
 もし、彼女が悪いことをしていて、聖堂の地下で懺悔しているとしたら…

「…メリッサ、メリッサ!」

「…何でしょう」

 使用人の控室から、メリッサが顔を出した。いつもの執事服ではなく、白い寝間着姿で髪も下ろしている。

「ちょっと、伝えたいことがあるんだ…」



「…分かりました」

 硬い顔で、メリッサは頷いた。それからおもむろに彼の手を引くと、自分の部屋に入れた。

「尾行がいないとも限りません。今夜は、ここでお休みくださいませ」



「…ん」

「おはようございます」

 目を覚ますと、メリッサはもう身支度を整えて、ベッドの傍らに立っていた。

「朝食の準備ができた頃でしょう。着替えて、こちらへ」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 午前)
①楽器の稽古

②絵画の練習

③魔術の訓練

④その他要記述



「楽器というのは、2日やって、1日休むくらいが一番身につく」

 そう言いながら、金髪の小さな少女は木製の横笛を構え、息を吹き込んだ。
 彼女は小人のジーナ。本来、彼女はバルバスに属しているが、アスラの楽器の師であるソフィーの、更に師である関係で、こうして時々クリストラ領を訪れ、楽器の手ほどきをするようになったのだ。
 銀のフルートを構えるアスラ。その隣では、ソフィーも同じように楽器を持っている。ジーナの前では、アスラもソフィーも生徒だ。そもそも、今のアスラの腕前は、ソフィーと比べても遜色ないくらいであった。

「___」

 部屋に、3つの音色が響き渡る。アスラは、ソフィーやジーナの得意とする音を用いた魔術も学び始めていたが、ここではご法度だ。
 お互い言葉少なに、稽古は昼間で続いた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 午後)
①戦術の勉強

②狩猟

③劇場に行く

④その他要記述

いったんくぎる

劇場のキャラが欲しいので良かったら前スレ(【安価・コンマ】続・ハーレムシミュレーター【R-18】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1596328327/#footer))に投げてください

『Harem Simulator』





 クリストラ領に新たにできた、劇場。城に比べれば当然小さな施設であるが、様々な設備を備えており、また優秀な役者や楽団を招いて劇を楽しむことができた。基本的に1日に午前、午後の2回上演しており、アスラが望めば夜にも開かれる。アスラだけでなくクリストラ領全ての人々の娯楽となっている。
 当然、役者や楽隊も、全員女であり、アスラが望めば夜の相手も務める。

 この日の演目は、敵対する貴族の子同士の悲恋を描いた作品だった。
愛する男の屍の前で、毒を飲んで息絶える女を最後に、幕が下りた。

「…」

 拍手の中、俳優たちがカーテンの前に現れる。

「本日は、劇場にお越しいただき、誠にありがとうございました」

 髪のカールした女が、挨拶する。それから、最前列中央に座るアスラに頭を下げた。

「また、アスラ様にもお越しいただき、大変嬉しく思います。本日の上演はこれで最後となります。お帰りの際はお忘れ物の無きよう、足元にお気をつけて」





安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 夜)
①城の女と寝る(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%EF%BC%88%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8%EF%BC%89 の『クリストラ城の人々』から一人併記)

②劇場の楽屋に行く

③街をぶらつく

④その他要記述



 夜風の中、街を歩くことにした。そろそろ冬に差し掛かろうかという時期で、日が沈んだ後の街は意外と寒い。代わりに空気は澄んでいて、通りに建てられたガス灯の明かりと星空が美しかった。
 店(と言っても金銭のやり取りのない、外からの仕入れの窓口のようなものだが)は軒並み閉まっていて、通りに人気は無い。時折女が歩いていて、アスラを見かけると頭を下げてきた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
①あてもなく散歩する

②星を眺める

③女を夜這う(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%EF%BC%88%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8%EF%BC%89 の『領内の人々』から一人併記)

④その他要記述



 ドアを開けようとして、中から声が聞こえてくるのに気付いた。



「はあんっ♥ おぉんっ♥ んっ、うっ、うあぁっ♥」



「…」

「んああぁっ♥ ……あ」

 ノックもせずにドアを開けると、ベッドの上で一人乱れる女と目が合った。
 白い寝間着の前をはだけ、形の良い乳房をむき出しに、しどけなく開いた脚の間では、ぐねんぐねんと蠢く突起だらけの棒を握っている。

「え…あ、アスラ、さま…?」

 ずり落ちた眼鏡を直すことも出来ない女は、白い顔を真っ赤に染めた。
 そんな彼女に追い打ちをかけるように、アスラはズボンを脱いで勃起したペニスを剥き出しにした。

「良かった、もう準備万端みたいだ」

「あ、いえ、その、これは」

「子作りしようか」

「まっ…あ、あぁっ♥」



安価下 プレイ内容

 うつ伏せに転がしたニコの尻を掴み、既にびしょびしょに濡れてぱっくり開いた膣穴に、亀頭をあてがう。それから、一気に腰を突き出した。

「んあぁっ♥♥」

 おぞましい張り型に犯されていた膣穴は、緩いくらいにほぐれて、アスラのペニスを包み込む。
 一気に置くまで挿入すると、アスラは激しく腰を振り始めた。

「あっ♥ ああっ♥ あんっ♥ あ゛っ♥」

 激しい自慰で敏感になった膣穴は、ペニスが擦れる度にびくびくと震え、うねる。
 腰を振りながら、アスラはぷるぷる揺れる乳房を両手で掴んだ。

「んあぁっ♥」

 形の良い膨らみは、掴むとしっとりと掌に吸い付く。膨れた乳首をつまむと、膣がきゅっと締まった。
 腰の動きが速くなっていく。更に膨らむ肉棒に、ニコが喘ぐ。

「あっ♥ ああっ♥ イく、イくっ♥ ああ、イくうぅっ♥♥」

「っ、あぁっ!」

 ニコの尻に、腰を叩きつける。そのまま一番奥までペニスを押し込み、射精した。
 うつ伏せにニコにのしかかり、子宮めがけて直に精液を流し込む。

「あ、あっ…んっ…♥」

「はぁ…はぁ…」

 子種を胎内に受けながら、ニコはふと言った。

「アスラ様…よろしかったら、夜の劇場にも…お越しくださいね…♥」



安価下コンマ ゾロ目 or 1の位が7で妊娠



 朝、城に帰ると部屋に書き置きが残されていた。

「『数日、調べ物のために外させていただきます。メリッサ』…?」

 何となく裏返すと、小さく『読んだ後は燃やしてください』と書かれていた。

「…っ」

 アスラは唾を呑んだ。この小さな書き置きを、ここまで秘匿するということは、彼女の『調べ物』にはそれなりの意味があるということなのだろう。
 アスラはマッチを擦ると、紙切れに火を点け、窓から投げ捨てた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 午前)
①剣術の修行

②魔術の練習

③神学の勉強

④その他要記述



「…では、失礼」

 黒い鎧に身を包んだ女騎士、クリスティーヌは、長剣を抜くと大きく振りかぶった。
 アスラも、自分の剣を抜き、同じように構える。

「はあっ!」

「やあっ!」

 重い剣を振り下ろし、目線の高さで止める。これを、何度も繰り返す。

「はっ! はっ! たあっ!」

「やあっ! たあっ!」

 クリスティーヌは、カデンツァ家の護衛騎士の娘であり、マリアとは実の姉妹のように深い付き合いであった。そんな彼女が、マリアの頼みで後宮入りした直後に、当のマリアは命を落とした。
 今となっては、それは誰かの仕業だと、アスラは知っている。だからこそ

「…はああっ!!」

 マリアや、他の子供達を殺した何者かを浮かべ、彼は一心に剣を振るった。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 午後)
①ティータイム

②入浴

③修行の続き

④その他要記述

今夜はこの辺で

成長したら要領よくなるやろってことで日中を2回行動にしてみたけど、1日が結構長くなるなこれ



 城の片隅に据えられた、真新しい扉を潜る。元は小さかったが壁を削って拡張された入り口を通り抜けると、同じく無理矢理広げた階段を降りた。
 その先には、例の薔薇の浴室があった。
 元々、アスラの夜伽の相手を務める女が、身を清め、情事に備える場所であったが、アスラ自身も好んで使うため隠すのを止め、入り口を広げて入りやすいようにしたのだった。

「アスラさま、いらっしゃいませ」

 出迎えたのは、ヘレネー。アスラと同じく彼女も成長し、少し逞しくなった。浴室での労働や、マッサージで鍛えられたのだ。
 奥には、フローレンスやダフネもいる。

「汗をかかれましたね。剣の修業ですか」

「ああ。汗を流しに来たよ」

「どうぞ、こちらへ。身体を流しましょう…」

 薔薇の花弁が浮かぶ大理石の浴槽に、ヘレネーは手招きした。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
①ヘレネーと

②ダフネ、フローレンスと

③他の女を呼ぶ(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%EF%BC%88%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8%EF%BC%89 『クリストラ城の人々』から一人併記)

④その他要記述

「では、お背中を」

 服を脱いで湯船に浸かると、ヘレネーも裸になって、彼の後に続いた。22歳になった彼女の肢体は起伏には恵まれなかったものの全体的にすらりとして、柔らかく膨らんだ薄紅色の乳輪や、綺麗に毛を剃り落とした秘部の裂け目が美しかった。
 薔薇の湯に浸ると、柔らかいタオルでアスラの背中を優しく擦る。

「痒いところはございませんか…」

「ん…」

 10歳の頃に比べ、随分と大きくなった彼の背中を、ヘレネーは丁寧に洗う。薔薇の匂いの漂う浴室に、水音が響く。

「…では」

 ヘレネーは、彼の背中に自らの身体をぴったり寄せると、後ろから彼の胸に手を伸ばした。そのまま、背中と同じように洗い始めた。

「どうぞ、力を抜いて…」

 自らの胸に、彼をもたれ掛からせると、優しく胸板をタオルで擦った。洗いながらヘレネーは、膨らんだ自らの乳首を、彼の背中に擦り付けた。

「ん…ぁ、んっ…♥」

 ヘレネーの手が、アスラの下半身に伸びる。硬くなったペニスをそっと掴むと、耳元で囁いた。

「…出そうですか?」

 小さく頷くアスラ。ヘレネーは、彼の前に回ると、腰の上に跨った。

「…あ、あ…んぁっ…♥」

 温かい湯の中で、ひんやりとした体温に包まれていく。
 奥まで一つに繋がると、ヘレネーは掌をアスラの肩に這わせた。

「んっ♥ 好きな時に、出してくださいね…ぁっ♥」

 密着したまま、肩や背中を手で擦る。腰はくっつけたまま、濡れた膣内が時折、ぴくんと収縮してアスラのペニスに吸い付いた。
 手持ち無沙汰なアスラは、両手で彼女の尻を掴んだ。

「あっ♥」

 小ぶりながらも、もっちりと柔らかいお尻を、無心に揉むアスラ。嬌声を噛み殺しながら、膣穴で愛撫に応えるヘレネー。
 不意に、尻を掴む手に力が入った。細い腰を、自分の股間にぐいと押し当てる。

「んぁっ♥ ……あ、あっ♥」

「ふぅっ…」

 しっかりと子宮の入り口までペニスを挿れて、アスラはたっぷりと射精した。 



安価下コンマ ゾロ目 or 1の位が7で妊娠



 身も心もさっぱりしたアスラは、軽快な気分で部屋を出た。外はもう日が暮れている。夕食の後は、どうしようか。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 夜)
①女を呼ぶ(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%EF%BC%88%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8%EF%BC%89 の『クリストラ城の人々』から一人併記)

②夜這いに行く(同上)

③一人で寝る

④その他要記述

はやいけど今日はこの辺で

あと2個



「アプリルなら、先程部屋に帰しましたよ」

 メイド長のジャニスが、メイド寮の方を指差した。

「何か、アプリルが粗相でも」

「いや。この間見かけた時に、ちょっと気になっててさ。会いに行こうと」

「ああ」

 ジャニスは頷いた。

「光栄なことでございます。どうぞ、ご自由に使ってくださいませ。あまり難しいことはできませんが」



 渡り廊下を通り、離れにあるメイドたちの寮へ入る。途中で数人のメイドとすれ違ったが、彼の目当ての少女はいなかった。

「アプリルなら、そこの部屋ですよ」

 日焼けして、体格のいいメイドが教えてくれた。

「ジュリィと相部屋だけど、ま、良いでしょ。今度あたしもよろしくお願いしますよ」

 案内された部屋に着いた。薄く扉を開けて中を除くと、目当ての少女はメイド服から着替えるところであった。同室の相方は、まだ帰ってきていないようだ。



安価下 プレイ内容

「…ひんっ!!?」

 後ろからそっと近寄り、下着姿の背中から両腕で抱きついた。

「いやぁっ!? だっ、誰かっ」

「おれだよ」

「!? あ、アスラ、さま…? あっ」

 綿の下着をずり上げ、膨らみ始めの乳房を掴む。白い質素なショーツも下ろすと、薄っすらと生えた栗色の茂みに指を挿れた。

「ひぃんっ…ま、まって…」

「初めて?」

「は、はじめてって、何が」

「子作りは初めて?」

「は、初めてですっ! あぁっ」

 柔らかい膣穴を指先でくすぐる。弾力のある乳房を揉むと、小さな乳首が硬くなってきた。
 ズボンを下ろし、硬くなったペニスを尻に押し当てた。

「ひぃぃっ!? こ、これっ」

「これを挿れるんだよ」

「え…どこに」

「…ここだよ」

 どうにも会話が上手く続かない。少し苛ついて、アスラは指を膣穴にぐいとねじ挿れた。

「いぃっ…つぅ」

 ぐいぐいと穴を広げる。指に、たらりと生暖かいものが垂れる。少し穴がほぐれて広がると、代わりに亀頭を押し当てた。

「あ、あ…」

 壁に押し当て、そのまま突き上げるように腰を押し進める。

「あ、いっ、ああぁ…っ!」

 壁に押し付けるように、後ろから腰を打ち付ける。処女だった膣内は、抽迭を繰り返すと少しずつ柔らかくなってきた。

「いた、あっ、あぃっ、んっ…」

「…」

 もう少し、準備したほうが良かったかな。若干後悔しながら、アスラはアプリルの膣内に射精した。



安価下コンマ ゾロ目 or 1の位が7で妊娠



「…ん」

「おはようございます」

 部屋の入口には、また別のメイドが立っている。赤毛をお下げにした、痩せた身体の彼女はフェバ。ベッドメイクの担当だから、きっとベッドメイクの時間…

「…! ああ、すぐ起きる!」

 慌ててベッドから起き、寝間着を脱ぎ捨てた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(4/5日目 午前)
①魔術の練習

②戦術の勉強

③乗馬の訓練

④その他要記述



「…せいっ!」

 大玉のメロンほどありそうな鉄球を、両手に1つずつ、軽々持ち上げる。そのまま鉄球でお手玉するアスラを見ながら、シエラは頷いた。

「身体強化は、もう十分身につきましたね。そろそろ次の段階に進みましょう」

「どんなことができる?」

 鉄球を置きながら、アスラが尋ねた。
 シエラは説明を始めた。



「まずは、身体強化を更に進める道。より強く、より速く…最後には、道具を使わず空を飛ぶところまで行きましょう」

「次に、強化の方向性を変える道。すなわち、肉体や武器に魔力を纏わせ、力を得る…俗に言う『エンチャント』というものです」

「最後に、身体強化をここで止め、別の道に進む。魔力を別の形に変え、相手に直接投げつける方法になります」



「どれも、極めるには同じくらいの時間、努力が必要です。難易度に差は無いとお考えください」



安価下1〜3でコンマ最大 どれにする?
①更に身体強化

②エンチャント

③魔法攻撃

④その他要記述

「じゃあ、エンチャントってのにしよう」

「分かりました」

 シエラは、鞄から顔料を取り出し、指につけた。

「それはもういらないよ」

「いえ、今度はこう使います」

 そう言うと彼女は、魔法で木刀を出現させてアスラに握らせると、握った手の甲から刀身にかけて顔料で線を引いた。

「要は、身体強化の延長です。腕から武器へ、魔力を流し込み、魔力を形にする」

「…」

 腕へ魔力を流し、更にその先へ流し込む。その魔力を…

「…ど、どうしたらいいかな」

「では、炎はいかがでしょう」

「木刀が燃えちゃうよ」

「燃えない炎を灯せばよいのです」

 シエラが同じ木刀を出現させて握ると、刀身が炎に包まれた。激しい炎が燃えているのに、木の刀身は焦げもしない。
 アスラも、同じイメージでやってみた。

「…せいっ!」

 ちり、小さな炎が、刀身を走る。

「これを、強くしていきましょう」

 昼まで練習は続いた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(4/5日目 午後)
①自主練

②劇場に行く

③領内を散歩する

④その他要記述



 昼下がりの領内を散歩することにした。
 夜と違い、街には活気がある。店は開いていて、露店には果物やちょっとした料理が並んでいて、他の女たちがつまんだりしている。



安価下コンマ
01〜30 特に何も起こらない
31〜60 宣教師がいる
61〜80 果物を勧められる
81〜98 クリスタが走ってきた
ゾロ目 丸眼鏡の女



 平和な散歩を楽しんだ。



 城に戻ると、数人の修道女が物陰で何か話しているのを見つけた。

「どうかしたの?」

「! いえ、大した話ではありません」

 修道女の一人が、慌てて否定する。

「そう…?」

 首を傾げながら、アスラは部屋に戻った。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(4/5日目 夜)
①女を呼ぶ(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%EF%BC%88%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8%EF%BC%89 の『クリストラ城の人々』から一人併記)

②夜這いに行く(同上)

③一人で寝る

④その他要記述

今日はこの辺で

1は寝室に呼んでセックス。相手はその気で準備してきてる

2はこちらから出向いて押し倒す。相手は準備できてない

という違い



 寝室のドアがノックされる。

「いいよ」

「…失礼します」

 恐る恐る入ってきたのは、青い髪の痩せた女。黒い修道服を着たその身体は、見て分かるほどに震えている。

「こうして話すのは久しぶりだね」

「はい。…」

 唇を震わせながら、彼女はぽつりと言った。

「…あの時は、申し訳ありませんでした」

「こっちこそ、ごめん。君のことをよく知らないで」

「…はい」

 小さく、ルーアは頷いた。



安価下 プレイ内容

「じゃあ、こっちに来て」

「はい…」

 ルーアがベッドの隣に座ると、アスラは彼女の身体に手を伸ばした。厚ぼったい修道服の上から彼女の肩に触れると、びくんと跳ねた。

「ひっ…」

「怖い?」

「…こ、これも、主のため…」

 肩を抱き寄せ、修道服に手を入れる。下着は付けておらず、薄い胸に触れると、そっと掌で愛撫した。

「ひ、あ…あっ…」

「…」

 留め具を外し、服をするりと脱がせた。肋の浮いた痩身に指を這わせると、薔薇の香りがふわりと上った。例の浴室で『準備』してきた者の匂いだ。細い太腿の間に指を挿れると、白い茂みの中はじっとりと濡れていた。

「はぁ…はぁ…っ♥」

「おいで」

「は、はい…」

 膝の上に、向かい合って座らせる。こうして触れ合うと、まだ彼女は震えている。細い背中に両手を回すと、薄い乳房からつんと飛び出た乳首に、そっと口を付けた。

「ひぃっ…」

「力を抜いて…んっ」

「はっ、や、んっ…」

 唇で挟み、舌先でつつくと、赤い乳首がぷっくりと膨らんできた。アスラの肉棒も膨らんで、ルーアの下腹部を叩いた。
 腰を掴み、持ち上げてペニスの上にあてがう。

「…挿れるよ」

「…はいっ、あっ、あっ…」

 性交に不慣れなルーアの膣は、痛いほどに狭い。しかし、フローレンスやダフネの手によって、それすらも心地良い肉の蜜壺と化していた。

「あ、ぁ…は、はいって…っ♥」

「はっ、あぁ…っ」

 夢中でアスラにしがみつくルーア。きつく抱きつくほどに、ペニスは彼女の奥を犯していく。

「ああ、アスラさまっ…あぁっ♥」

「あ、出るっ…」

 あっという間に、アスラは果てた。



安価下コンマ ゾロ目 or 1の位が7で妊娠



 週末の朝。ミサの最中、隣に座るシャーロットが囁いた。

「ねえ、アスラ」

「何?」

「最近、メリッサを見てないの。知らない?」

「! …」

 メリッサは、数日前に『調べることがある』と言って姿を消した。それ以来、一度も見ていない…

「…用事があるんだって」

「何かしら。叔母様も、最近ますます弱ってきてるし…」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(5/5日目 午前)



「…メリッサ」

 こうしてはいられない。ミサが終わると、アスラはメリッサを探すことにした。
 思えば、始まりは聖堂の地下で謎の女を見つけたところだった。調べるものがあるとしたら…



安価下コンマ
01〜20 不穏な噂
21〜60 再び地下へ
61〜98 再び地下へ with 誰か
ゾロ目 「アスラ様!」



「…ここしか無い」

 聖堂に人がいない隙を見計らって、祭壇の裏にやって来た。辺りを伺いながら、そっと床板を外すと、素早く地下に滑り込んだ。
 蝋燭の明かりを頼りに、狭い通路をゆっくりと進む。押し殺した足音でさえ、冷たい壁や天井によく響く。この前は、よく気付かれずに済んだものだ。きっと、響く足音に気が付かないほど夢中だったのだろう。
 ところが、通路の先に、例の女はいなかった。

「…?」

 恐る恐る、小部屋に足を踏み入れる。土が剥き出しの床には、薄く藁だけが敷かれている。カビの生えた藁には、ところどころ血の痕が残っている。壁には、ただ一つ磨き込まれた聖母像が据えられている。

「ここで、一体何を…?」



安価下コンマ
01〜30 足音
31〜60 捕虜
61〜80 闖入
81〜98 追走
ゾロ目 儀式




「…聖霊に捧げん、父に捧げん」



「!?」

 不意に、聖母像の向こうから女たちの声が聞こえてきた。しかも、聞き覚えのある…というか、つい数時間前に聞いた声だ。
 そっと、聖母像に手を触れる。置かれているだけに見えたそれは、小さな祭壇にしっかりと固定されていた。



「主に、捧げん。血と、肉と、魂と…」



「くそっ、どこを…」

 必死に祭壇の周りを探る。きっと秘密の入り口がどこかに…



「…我らの国を」



「!!」

 掴んだ聖母像が、くるりと回転した。
 次の瞬間、祭壇の周りの壁も、一緒に回転し、アスラは小部屋から広間へと放り出された。

「!!?」

「なっ…何者」

「お前達こそ……!!!」

 アスラは、あっと叫んだ。怪しげな祭壇を囲む、修道女たち。その祭壇の上で、十字架に架けられているのは

「メリッサ!!」

 剣を抜き、祭壇に突進する。立ち塞がる女たちを峰打ちで振り払うと、メリッサのもとへ駆け上がった。身体強化で鎖を引きちぎると、メリッサを助け起こす。

「メリッサ、しっかりして!」

「…あ、アスラ、さま…?」

「そうだ! ここは…こいつらは」

「…っ」

 メリッサはよろよろと立ち上がると、声を張り上げた。

「…お前達の所業は、アスラ様の知るところとなった! 観念しろ!」

「…!! じゃあ、こいつらが」

 メリッサは頷いた。

「領内でアスラ様のお子様を手に掛け…」

「…マリアを、殺した…!!」

 剣を握る手が、震えた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?

 数人の修道女が、広間から逃げ出そうとした。そこへアスラが一喝した。

「逃げるなっ!!」

 たちまち、広間が凍ったように静まり返る。
 剣を握ったまま、アスラは叫んだ。

「どうして…どうしてあんなことをした! メリッサに何をしようとした!!」

「…恐れながら、アスラ様」

 進み出たのは、ミサで説教台に登る修道女、グィーディア。彼女は真っ直ぐな、どこか狂気を孕んだ目で、アスラを見た。

「今のクリストラには、災いが満ちております」

「お前たちがやったことだろう…!」

「外に目を向ければ、様々な不条理、不幸が渦巻いております。これも皆、神が我々を見放し給う前兆。そうならないためにも、我々は後宮から警鐘を鳴らしていたのです」

「だったら、どうしてマリアを殺した!」

 すると、グィーディアの目つきがにわかに鋭くなった。

「…神の御前で、シスター・スノアを陵辱し…あまつさえ、それが神の意志と抜かした。神罰にございます」

「…」



安価下コンマ 00以外で…

「そう…わ」

 言いかけた彼女の喉を、剣が貫いた。

「れ゛っ…」

「…」

 銀色の刀身が、血に染まっていく。赤くなった剣を喉から抜き、振り上げて…

「…っ!」

「あ゛っ」

 振り下ろした。
 振り上げて、振り下ろした。振り上げて、振り下ろした。振り上げて、振り下ろした。振り上げて、振り下ろした。
 肩口を斬った。脳天を斬った。耳を斬った。とっさに上げた右腕を斬った。左腕も斬ったら、刃こぼれした。刃こぼれした剣で、脳天の傷を更に割った。

「…よくも…よくも…よくも、マリアを、よくも、よくも、よくも…!!」

 斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。斬った。

「マリアを! マリアを! マリアを! マリアを殺した! よくも! よくもマリアを!! マリアを殺したっ!!!」

 打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った。打った…



 ___剣が、折れた。

 細切れになった肉塊と、血溜まりの中で、切っ先が石の床を打ったのだ。

「…マリアを…返せよぉ…!!」

 血塗れの手で折れた剣を握ったまま、アスラは泣き崩れた。
 メリッサが、低い声で宣言した。

「…これが、アスラ様の御意志である」

「神妙にしろ!」

 突然、修道女の一人が叫んだ。彼女は前に進み出ると、頭巾を脱いだ。

「…王の目だ。王命によって、お前たちを逮捕する」

 騒ぎ出す広間の中で、アスラは一人、血溜まりの中でむせび泣いていた。



 城の裏、マリアの墓の前で、アスラとシャーロットは跪いて祈りを捧げていた。

「…ママの仇を、討ってくれたのね」

「…」

 目を閉じたまま、アスラは手に受けた感触を思い出していた。肉を裂き、骨を断つ感触。命を、奪う感触。

「…殺した。おれが、人を殺した」

「その場にいたら、わたしだって同じことをしたわ。元気なら、叔母様だって」

「…」

 脳裏に、ラーラの言葉が蘇る。ここは、戦場だ…

「戦場…ここは」

 突然、城の表で物音がした。
 行ってみると、そこでは大きな木材がいくつも運び込まれているところであった。
 その光景に、見覚えがあった。

「…処刑台」

 あの時は、サナギ一人の妄執のために、後宮に入る全てのエルフたちの命が危険に晒されていた。あの時アスラは、エルフたちのために動き、命を助けた。しかし、今は…
 一人の少女が駆け寄ってきた。

「…君は」

「王の目として、後宮に潜んでおりました。ソプラ、とお呼びください」

 10歳そこらに見える小さな少女は、恭しく頭を下げた。

「…あの集団…過激派に潜入し、悪事の証拠を集めておりました」

「…ずっといたの? 今まで何をしてたの。…あいつらを止めようとしなかったの!?」

 詰め寄るアスラに、ソプラは首を振った。

「…実行の証拠を得られませんでした。彼女らは、意思伝達にも暗号めいた曖昧な符号を用い…何より、実行犯の尻尾を掴めずにいました。メリッサ様が物証を得たと聞き、接触しようとしたのですが」

「…」

「ねえ…もう良いでしょう?」

 シャーロットがアスラの腕を掴んだ。
 ソプラは、もう一度頭を下げた。

「…もう少し早く潜入していれば、マリア様を救えたやも」

「そんなこと…っ」

「もう止めて! …ソプラさん、後はお任せします。だからアスラ、行きましょ」

「…失礼します。最後に」

 ソプラは、ちらりと北の方に目を向けて、それからアスラを見た。

「『母』が、お世話になっております」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価 (5/5日目 夜)

本編進める前に聞きたいんだけど、ソプラの母親ってアルで良いのかな?
実年齢30ってなってるけど、120くらいにしてもいい? 後宮って元々シーヴァのために造られた施設で、30年前にはもう完成してて、アルも後宮入りしてるはずだから

『聖堂の』過激派はな





「…聞きたいんだけど」

「はい」

 夜の寝室にて。ベッドに腰掛けるアスラの前で、ソプラが跪いている。

「母親が、ここにいるの?」

「はい。…クリストラに籍を置いておりますが、私は小人族と人間の混血です。14歳ということで通しておりますが、実際は120歳ほど」

「!」

「私の母は…勇者シーヴァの旅に同行し、無限の知識で彼に助言した、アル」

「!!」

 紫髪の、目の前の少女より更に幼い外見の小人、アル。彼女が、アルの娘…

「父はとうにこの世を去っており、母にも未練はありません。ご心配なく」

「そ、そう…」

 困惑しながら、どうにか頷く。バルバスと人間では、時間の流れも、番の考え方も違うのだろう…

「…そんなことより、褥にお呼びいただいたということは、私を抱きたいということでよろしいでしょうか」

「…うん」

「では、何なりと申し付けください。役目柄、様々な手法、状況には慣れておりますので…」

 そこまで言うとソプラは、不意に立ち上がり、にっこり笑ってアスラに抱きついた。そして、これまでと打って変わって明るい声で言った。

「…お兄ちゃん、大好きっ♥ 何でも好きなこと、してあげるね…」



安価下 プレイ内容

「…」

「いっ…っ!?」

 抱きついてきたソプラの肩を掴むと、乱暴にベッドに押し倒した。そして、引き裂くように服を剥ぎ取ると、自分も毟るように服を脱ぎ捨てた。

「あっ、まっ…っくぅっ」

「はっ…はあっ…」

 濡れてもいない膣穴に、完全に勃ってもいない肉棒を、無理矢理ねじ込む。

「いやっ…痛いっ…」

「はぁっ…ああっ…」

 狭く、硬く、乾いた膣穴に、ペニスが擦れて血が滲む。痛みを寧ろ味わうように、アスラは乱暴に腰を振った。

「ああっ! …ああっ!」

 小さな女性器を、膨張する肉棒が無理矢理押し広げていく。出血と愛液が混ざり、腰の動きが速くなっていく。
 ぽつり、ぽつり。白い枕に、涙が落ちた。

「あぁ…マリア…っ、マリア…」

「あっ…あん、あんっ…」

 ようやくほぐれはじめたばかりの膣内に、精液が流れ込む。射精しながら、アスラは腰を動かし続ける。
 愛する者を失った悲しみ、奪った者への怒りをぶつけるように、アスラは腰を振り続けた。



安価下コンマ ゾロ目で妊娠

コンマなのでじぶんでとる

そしていったんくぎる



「ジャンヌ。お前を我が教会より破門する。…地獄に堕ちよ」

 神官が合図すると、処刑台の床が開き、女の体がすとんと落ちた。落下は途中で突然止まり、女の体はがくがくと痙攣し…そして動かなくなった。
 ジャンヌと呼ばれたこの女は、先日地下室で見た、自らを鞭打っていた女である。曰く、彼女が流産を実行していたらしい。彼女は一切反抗すること無く、自らの死を受け入れた。
 彼女の死体が降ろされ、次の女が引きずられてきた。

「嫌! 嫌だ! 死にたくない!」

「黙れ! 大人しくしろ!」

 両脇から兵に押さえられ、処刑台を登るのはスノア。元々彼女は特定の派閥に属していたわけではないのだが、マリアを恨んでおり、後宮の聖職者として最初にアスラの子を孕んだこともあり、グィーディアたちの派閥に旗印として持ち上げられていたのだ。
 無論、断る道もあったのだろう。しかし、彼女は持ち上げられるままであった。

「スノア。お前を我が教会より破門する」

「嫌、許して! 地獄なんて嫌、助けて…」

 泣き叫ぶ彼女の首に、縄が掛けられる。

「地獄に堕ちよ」

「いや…っ」

 もがくスノアの身体がすとんと落ち…がくがくと手足を震わせ、じょろじょろと尿を漏らし…そして、動かなくなった。



「…」

 次々と吊られていく修道女たちを、無表情に眺めるアスラ。
 そこへ、一人の兵士が近寄ってきた。彼は、泣き叫ぶ幼女を引きずっている。

「勇者アスラ」

「何」

「これは、スノアの娘でございます。…つまりは、貴方様の娘」

「お母さん! お母さん! ああぁ…」

 絞首台から降ろされる母に向かって、喉を潰して叫ぶ少女。白いワンピースは、胸元は涙と涎で、スカートは尿でじっとりと濡れている。

「いかがなさいましょう」

「…」



安価下 どうする?
①処刑する

②見逃す

③その他要記述

「やめろ」

 アスラは、首を横に振った。

「その娘は何もしてないだろ」

「は。では、孤児院に引き取らせましょう」

「お母さん! お母さん! …」

 少女を引っ張って、兵士が去っていく。
 代わりに、シャーロットとメリッサ、そして2人に支えられて

「…メイブ」

「アスラ様…」

 メイブは2人の手を離れると、よろよろと彼に抱きつき、頬にキスをした。

「…ありがとうございました。これで…お姉様も、浮かばれましょう…」

「メイブ…おれは」

「アスラ様」

 メイブは、少し光の戻った目で微笑んだ。

「わたくしは…もう、大丈夫ですわ。それよりも、新しい週でございます」

「後のことはお任せください。移動の手配をいたしましょう」

「…うん」

 アスラは、頷いた。



安価下3票先取 どこに行く?
①クリストラ

②タルスム

③オリエズマ

④サトン

⑤バルバス

今日はこの辺で

『Harem Simulator』





 護衛と別れると、シャールーはアスラを乗せ、森の奥へと分け入った。朝の森は静かで、時折木の葉のさざめきや、獣が枝を踏む音が遠くで響いた。
 やがて…向こうに、慣れ親しんだ教会が見えてきた。



 噂話が聞こえる…



 ___ひどい屍臭だ…クリストラの方から臭ってくる。

 ___当面、彼は向こうへ帰すべきではないだろう。

 ___クリスタ姫は無事か? 何かされる前で良かった…





「…よう」

「お待ちしておりました」

 教会の入り口には、ラーラとミーアが立っていた。アスラが馬から降りると、ラーラが大股に近寄ってきた。

「聞いたぞ。…初めて、人を殺したんだな」

「…」

 小さく頷く。ラーラは、その頭に手を置いた。

「避けられないことだ」

「必要…だったよ。だって、あいつらは」

「ああ、仕方ないことだったんだろ。あんたが殺らなきゃ、他の誰かが殺る羽目になってたろうさ。…そうなったら、躊躇うな」

「…」

「だが、慣れるなよ」

「!」

 ラーラが、背を向ける。

「辛気臭い話はここまでだ。ほら、おやつにしようぜ」

「ケーキをご用意いたしました。さあ、中へお入りくださいな」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 午前)
①教会でくつろぐ

②森を散歩する

③女を抱く(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%90%E3%82%B9%EF%BC%88%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8%EF%BC%89 の『エルフ』『小人』もしくはエリスアルネスの中から一人併記 一部例外あり)

④その他要記述



 生クリームのたっぷり載ったスポンジケーキを頬張る。

「ん、おいひぃ」

「それは良かったです」

 微笑むミーア。アスラはケーキを飲み込むと、ミルクを入れた紅茶を一口飲んだ。
 空いたカップに茶を注ぎながら、シャナルが言った。

「先日、子供たちに会いに行きました」

「! 元気だった?」

「ええ、おかげさまで」

 シャナルともう一人のリーアは、エルフで最初にアスラの子を妊娠した。その後、ラーラや他のエルフも後に続いた。後宮で生まれた子らは、彼女らの故郷の森に送られた。そこで、兄弟や祖父母らに育てられているそうだ。概ね、他の種族もそういった感じらしい。



安価下コンマ
01〜30 特に何も起こらない
31〜50 ジーナが遊びに来た
51〜70 いつの間にかエリスアルネス
71〜90 クリスタがやって来た
91〜98 妖精三姉妹
ゾロ目 「ところで、このミルクはどこで仕入れてるの?」



「やあ。…お」

「あ、ジーナ」

 教会に入ってきたのは、大きな羽根付き帽子を被った小人、ジーナ。

「来てたのか。…ああ、今日から新しい週か」

「ジーナさんも、いかがですか」

「お言葉に甘えよう」

 すたすたと歩いてくると、空いた椅子に腰掛けた。ミーアが切り分けたケーキに、フォークを刺す。
 何故来たのか、とか、何をしに来たのか、と彼女に尋ねる者は無い。そういった問いに対する答えを、わざわざ準備してくる者でないことは、アスラ含めこの場の誰もがよく分かっていたからだ。ようは、彼女は気まぐれなのだ。
 故に、いきなり飛んできた質問に、アスラは少し面食らった。

「…ソフィーは元気か」

「えっ? あ、うん」

「たまには抱いてやれ。寂しがってたぞ」

「! うん、そうするよ」

「だが、しばらくあっちには帰らない方が良いだろうな」

 そこへ、ラーラが口を挟んだ。

「色々、ゴタゴタしてるから」

「…」

 カップを置き、黙り込むアスラ。そこへ、今まで石のように黙り込んでいたアルが割り込んできた。

「あなた一人が思い悩むことは無いわ。皆、頑張ってるから。帰る頃には、きっと解決しているはずよ」

「…うん」

 下から覗き込むアルの目に、昨日抱いたソプラの面影を見た。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 午後)
①音楽と魔術のレッスン

②森を散歩

③石の街へ行く

④その他要記述



「…ふぅ」

 森を抜けると、正午過ぎの日差しが眩しい。馬上で額を拭いながら、アスラは石の街へ踏み入った。
 多種多様な家の間を、子供たちが駆け回っている。彼らはアスラに気付くと「パパ!」「お父さん!」と駆け寄ってきた。

「やあ、久しぶり」

 馬を降り、声をかける。ここにいるのは、森とは住処を別にするエルフや小人、それから獣人やその他の亜人の子であった。殆どは外へ引っ越したが、中にはこうして後宮に残った者もいる。
 子供の反応に気付いて、女たちも出てきた。

「どうしようかな…」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
①子供たちと遊ぶ

②女と過ごす(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%90%E3%82%B9%EF%BC%88%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8%EF%BC%89 の竜種、教会にいた者以外から一人併記)

③はぐれ者の竹林へ行く

④その他要記述

 折角なので、子供たちと遊ぶことにした。

「何して遊ぶ?」

「おままごと!」

 一人の少女が叫ぶや、いきなりアスラに飛びついてきた。

「おかえりなさい、あなた。ご飯にする? お風呂にする? それとも、わ・た・し?」

「ずるい! あたしがお母さんがいい!」

「ぼくは…」

 そう言えば、ミドナの娘がいたな。アスラは苦笑した。



安価下コンマ
01〜40 平和に終わった
41〜60 喧嘩
61〜80 雲行きが怪しい
81〜98 一線を超える
ゾロ目 乱入



「…もう子供たちも寝たから、久しぶりに、ね♥」

「メ、メア? おままごとでそれは流石に」

「照れないで♥ あたしに任せて…」

 敷布の上にアスラを押し倒し、慣れた手付きで服を脱がせていく、青い肌の少女。見た目も言動も10歳くらいだが、彼女はまだ3歳だ。淫魔であるミドナとアスラの子で、人の精神や感情を糧に成長するため、成熟が早いのだ。
 それでもまだ成熟には程遠い娘を、アスラは慌てて押し留めた。

「ストップ、ストップ! その先は…っあ!」

「んむっ…♥」

 ペニスを取り出し、口に咥える。そのまま、巧みな舌使いで舐め回した。

「あ、うっ…駄目だって…父娘で」

「んちゅっ♥ ちゅぅぅっ…っは、れろっ…♥」



「メア、なにしてるの」

「きたないよ?」



「向こうで遊んできて! ちょっと、メアにお話が…ぅあっ!」

「じゃあ、挿れるね…」

 白いワンピースをたくし上げると、当然のように下着は穿いていない。つるつるの割れ目を亀頭にあてがうと

「…んっ♥」

 すとん、一気に腰を落とした。

「うあっ…あっ」

「んっ♥ あんっ♥ パパぁ…っ♥」

 幼い肢体を大胆に動かし、父とまぐわうメア。娘を強く押し退けるわけにもいかず、なすがままのアスラ。幼い膣穴は狭く、きつく、容赦なくアスラに絡みつく。そう、父のことは隅々まで知っているのだ。

「あぁ、あっ、メアっ」

「パパっ、出してっ♥ せーし出してっ♥」

「うあっ…」

 とうとう、アスラは射精した。

「んっ…あったかい…♥」

 小さな子宮を満たす子種を、メアは恍惚の表情で受け止めた。



安価下コンマ ゾロ目で妊娠



「あらぁ、メアもお父さんが大好きなのねぇ」

「そういう問題じゃなくて…」

 娘を愛おしそうに撫でるミドナ。半分地面に埋まったような石造りの家の中では、彼女は普通の格好をしていた。というか、メアが生まれてからは娘の前では、以前の嗜好を封じているようであった。

「初めてがお父さんで良かったわねぇ」

「うん!」

「いや、そうじゃなくて…」

 アスラは頭を抱えた。淫魔的には普通なのかも知れないが、一応メアは半分人間なのだが…



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 夜)
①ミドナ宅で過ごす

②自宅で過ごす

③その他要記述



 藁のベッドに横たわると、早速ミドナとメアが寄ってきた。

「…ミドナはともかく、メアは」

「メアは、あたしと同じ…」

 既に全裸の母娘が、ベッドに乗ってくる。

「愛で成長するのよぉ…だから、愛して」

「パパ、大好き…♥」

 細い腕を巻きつけ、メアはアスラにキスをした。



安価下1〜2 プレイ内容



「はむっ…ちゅっ…♥」

「れろ、れろ、んっ…♥」

 アスラの足元に蹲り、左右からペニスを舐め回す母娘。亀頭に垂れた先走り汁を吸うと、ミドナはメアに口移しした。

「んっ♥」

「んんぅ…んくっ」

「…パパの味よぉ、メアも覚えるのよ」

「うん。…あむっ」

「ふあっ…」

 小さな口の奥までペニスを咥え、喉まで使って扱く。

「んぐっ、んくっ…ちゅぅ…んっ♥」

「美味しいでしょう? これが、パパの味…」

「…っはぁっ!」

 ペニスを吐き出した娘の身体を抱くと、ミドナはアスラの代わりにベッドに仰向けに寝そべった。メアの両脚を開かせると、後ろから小さな割れ目を指で広げる。

「あっ♥ あっ♥ あっ♥」

「そしてこれが、メアちゃんのおまんこ…♥」

 ハムスターの口のような、小さな肉の穴を指先でつつきながら、ミドナがうっとりと言う。

「あっ♥ ママ、きもちいいっ♥ あんっ♥」

 メアを自分の上でうつ伏せにすると、股間をぴったりとくっつけた。

「んっ♥」

「あっ♥」

 ぴったりと重なり合った、2つの無毛の女性器は、青紫色の花のようであった。
 アスラは膝立ちで歩み寄ると、2人の舌で奮い立ったペニスを…まずは、下の穴に突っ込んだ。

「あぁんっ♥♥」

 うねうねと蠢き、肉棒に絡みつくミドナの膣穴。じっとりと熱く、柔らかい。
 腰を動かすと、ミドナが激しく嬌声を上げた。

「んあぁっ♥ はあんっ♥ …メアちゃんっ、見てぇっ♥ メアちゃんを、作ったとき…あぁんっ♥ ママ、こんな顔ぉっ♥ してたぁんっ♥


「あっ、あっ♥ パパっ、パパ、あたしにも…」

 アスラは、ミドナの膣からペニスを抜くと

「…んああぁっっ♥♥♥」

 小さな小さな少女の穴に、一気に押し込んだ。

「ああっ♥ ああっ♥ あっ♥」

 狭く幼い穴は、それでも伸縮性は抜群で、太い18歳の男根をすっぽり呑み込んでしまった。それでいて、元の狭さでペニスを締め付け、肉ひだはペニスの隅々まで絡みついてくるのだ。

「うあ、あっ」

「あっ♥ ママ、ママっ♥ すごいっ♥ パパの、しゅごいのぉっ♥」

「あぁんっ♥ メアちゃん、とってもきれい…♥ …あなたも、パパの赤ちゃん、作りましょうねぇ」

「うんっ♥ 赤ちゃん、産むっ♥ あたしも…あっ」

「3歳の娘を、孕ませたら駄目でしょっ…っく」

「ひゃあんっ♥♥」

 メアの膣から、ミドナの膣へ。挿れた瞬間、耐えきれずに射精した。

「あぁ…んっ♥ 出ちゃったぁ…」

「んっ、ママ、ずるぅい…」

「…んっ」

 射精が終わる頃、ミドナがお腹に力を入れた。その瞬間、膣穴が激しく蠢き、萎えかけのペニスを再び奮い立たせた。

「あっ、ミドナ、やめっ」

「んっ、んっ♥ …だぁめ、メアのことも、最後までちゃあんと、愛してあげて…♥」

「…」

 仕方ない。アスラは、再び硬くなったペニスを、ぷりぷりのメアの割れ目に挿入した。

「あっ♥ パパ、来たぁっ♥ あっ♥」

 腰を振ると、母に負けない甘い声。

「あぁっ♥ ああっ♥ パパ、しゅきっ♥ パパの、ちんちんしゅきぃっ♥」

「んふっ…メアちゃん、どうぞ…ママのおっぱい、吸っていいわよぉ…ぁんっ♥」

「んっ♥ んっ、んっ♥ …んぅっ♥」

「ママのおっぱいと、パパの赤ちゃんミルクで…メアも、ママになるのよぉ…んぁっ♥」

「んっ、んっ……んうぅっ、っっっ♥♥♥」

 娘を母にせんと、メアの膣穴に、たっぷりと子種を注いだ。



安価下コンマ(ミドナ) ゾロ目で妊娠
安価下2コンマ(メア) ゾロ目 or 1の位が4で妊娠



「…んぐ」

 息苦しさで目が覚めた。見ると、腹の上にメアが寝そべって、寝息を立てていた。
 こうして見ると、なんてこと無い少女のようだ。しかし、こうしている今も、彼女の幼い膣穴は、朝勃ちのアスラのペニスを根本まで咥えて離さない。

「んっ…♥」

「…お目覚め?」

「っ!?」

 耳元で、ミドナが囁いた。

「じゃあ、起きがけ一発…メアちゃんのおまんこに、頂戴ね♥」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5 午前)
①竹林へ行く

②母娘ともう一戦

③教会に帰る

④その他要記述

今日はこの辺で

これ第二部だけで3,4スレ行きそうだな
ま、いいけど

『Harem Simulator』





 ミドナの家を後にすると、朝の街を散策することにした。
 季節は殆ど冬と言ったところ。山の近い石の街は、クリストラ領よりも肌寒い。冷たい風の拭く通りを、子供たちはもう元気に走り回っていた。



安価下コンマ
01〜20 特に何も起こらない
21〜50 エリスアルネス
51〜70 昨日の続き
71〜98 リーリレウ母娘
ゾロ目 エリスアルネス&

「…あ」

「…お久しぶり」

 目の前に現れたのは、エリスアルネス。8年でかなり身長が伸び、体つきも逞しくなったアスラに対して、彼女の見た目は変わらない。最も、それはバルバスのかなりの種族に対しても言えることであった。
 彼女は豊満な胸を押し付けるように、彼に擦り寄ると、囁くように言った。

「最近、ここに来てなかったわね。何かあったの」

「…色々」

「そう」

 あまり興味なさそうに相槌を打つ。

「…デートしましょ」

「良いけど、どこに?」

「そうね。…あっちなんて、どう?」

 エリスが指差したのは、バルバス領の更に北。そびえる、険しい岩山。

「…竜の山」

 アスラは唾を呑んだ。父シーヴァに、敵対していた種族が暮らす山。今に至るまで、一度も訪れることはなかった…

「まあ、森でも良いけれど」



安価下1〜3でコンマ最大 どこに行く?
①狭間の森

②はぐれ者の竹林

③竜の山



「…ほ、本当に大丈夫…?」

「大丈夫、わたしがいるわ」

 険しい岩の道を、2人で進む。鋭い巨岩がごろごろ転がっていて、その隙間から何かの視線を感じた。
 細い砂利道が、急に開けた。

「!」

 目の前に現れたのは、石造りの大きな建物。大きいと言っても、クリストラ城や西禁には及ばない。タルスムのハマムよりも一回り小さいくらいだ。
 エリスに続いて、中に入る。石の床にはぐるりと太い水路が巡っていて、中央には丸い石の舞台が建っていた。
 突然、奥からざぶんと水の音がした。と思うや、気の抜けた声が響いてきた。

「あ〜っ、いらっしゃ〜い…」

 ざぶざぶと音が近づいてきて…2人の目の前で、水路の中から青い頭がざぶんと飛び出してきた。彼女はエリスアルネスと、その隣りにいるアスラに気付くと、あっと声を上げた。

「もしかして、アスラさん?」

「そ、そうだけど」

「はじめまして〜! 私、ルルーミラって言います〜。この『神殿』の管理をしておりまして〜…」

「神殿…?」

 首をかしげる。この多種多様な種族の中に、大きな神殿を作るほど信仰される神がいるのだろうか。それにしても、前評判の割には随分と気の抜けたお出迎えだ。目の前の女からは、敵意も何も感じられない。

「まあ、神様を祀るっていうよりは、儀式とかレクリエーションに使う共同施設みたいなもので〜…」

「…あの、ずっと水に浸かってるけど、寒くないの?」

「へぇ? …あ、ああ、大丈夫ですよ。だって私…」

 水路の縁に手を付き、床に身体を踊らせる。
 その下半身は、色とりどりの鱗に覆われた、魚のそれであった。

「…人魚なので。それよりも、どうしますか? ラトさんにでも、挨拶していかれますか?」

「ラト?」

「竜族のお姫様ですよ〜。まあ、国はもう滅びたんですけど」

「!! それって、もしかして」

 再び水路に浸かりながら、ルルーミラが頷く。

「ええ、シーヴァの率いる軍に」

「だ、大丈夫なのかな…」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 午後)
①ラトに挨拶する

②もう少し山を見て回る

③その他要記述

「じゃあ、呼んできますね〜」

 そう言うとルルーミラは、水路に潜って神殿の奥へと消えていった。



 数十分後、一人の少女が神殿の奥から駆け込んできた。

「お待たせーっ! あなたが勇者さん?」

 それは、人で言えば12歳位のあどけない少女であった。しかし、その髪は薄緑で、肌は白と黄を混ぜたような色。何より、その目は虹色で、彼女が動く度に色を変えていた。
 赤い宝石の嵌った王冠に手を置きながら、少女が挨拶した。

「ラトだよ」

「アスラだ。…よろしく」

 言いながら、エリスをちらりと見る。

「竜の姫って聞いたけど…」

「竜も、子供はこんなものでしょう」

「もうすぐ大人だもん!」

 小さな胸を張るラト。
 そこへ、ルルーミラが水路から顔を出した。

「ラトさんは、ここで私と暮らしてます。殆ど外で遊んでますけどね」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 夜)
①ラト、ルルーミラと過ごす(コンマ90以下でエリスアルネスもついてくる)

②石の街に戻る(コンマ90以下でエリスアルネスもついてくる)

③その他要記述

今日はこの辺で



「あれ、ついて来ないの?」

「ペットの様子を見に行くわ」

「ペットなんて飼ってたんだ…」

 麓でエリスと別れると、アスラは石の街にある自宅へ戻った。一日中歩き通しで疲れた身体をベッドに横たえると、あっという間に眠りに落ちた。



安価下コンマ
01〜50 特に何も起こらない
51〜80 夢
81〜98 光の精霊
ゾロ目 夢



「…ん…っ」

 目を閉じても分かる、眩しい光に目を覚ました。もう朝か、まだ少ししか寝ていない気がする…

「…!!?」

 目を開けた瞬間、強い光が目に突き刺さった。それと同時に、枕元に立つ少女に、アスラはベッドから転げ落ちた。

「なっ、何!? 誰っ!?」

「ようやく会えました、シーヴァの息子」

 壁際に後ずさるアスラに、ゆっくりと歩み寄る少女。金髪に金色の瞳で、クリストラ人よりなお白い肌。光を放つほっそりとした身体は、布切れ一つ身につけていない、全裸であった。

「我はライナ。光の精霊」

「光の、精霊……!!」

 事態を呑み込んだ瞬間、アスラは立ち上がり、彼女に向けて身を乗り出した。

「じゃあ、父さんのことは」

「共に、戦いました」

「そうなんだ…!」

 控えめな乳房に、桜色の乳首。深く切れ込んだ股間の割れ目も気にする間もなく、アスラは必死に頭を働かせた。今、聞くべきことは…



安価下1〜3 ライナへの質問、行為

「父さんは…一体、何者なの? どうして勇者になったの?」

「我は、全てを知っているわけではない」

「分かる範囲で良いから…」

「…シーヴァは、ただの人間です。ただ、彼は精霊に魅入られた」

「魅入られた…?」

「そして、多くの精霊を虜にした」

「精霊を、虜に…!」

 アスラは、はっと思い出した。

「そうだ。父さんは、あの魔王と…天の精霊と、何か約束を…」

「ウラナエアルスは、シーヴァに貫かれた」

「そう聞いたんだ。でも、ウラナエアルスは…」

「シーヴァを愛した」

「!?」

「死の間際に彼を引き取り、永久に我が物とすることが、ウラナエアルスが彼に課した約定。これを果たせば、二度と人間を滅ぼさぬと」

「で、でも、自分を殺した相手を、どうして…」

「ウラナエアルスは、シーヴァのペニスに貫かれた」

「…は?」

 思わず、アスラは聞き返した。

「今、何て」

 目の前の、裸の少女は、一切表情を変えることなく言った。

「ウラナエアルスは、シーヴァのペニスに、ヴァキナを貫かれ」

「いや、そんな、まさか」

「ウラナエアルスだけではありません。他の精霊たち…どちらにも付かず静観していた者たちを、シーヴァは己のペニスで次々に虜にしていった。女の歓びを教え、人の身体から離れられなくした」

「…」

 アスラは、ぽかんと口を開けたまま、彼女の話を聞いた。

「最も、それはシーヴァの本意だったわけではありません。最初に彼を勇者にした、どこかの精霊に導かれるまま、多くの精霊と交わった。そして最後に交わったのが、ウラナエアルス…そこで彼は、初めて『愛した』」

「!!」

 どきりと、アスラの胸が痛んだ。今、彼女は何と言った? 魔王を、愛した…?
 思わず、彼はぽつりと呟いた。

「…おれは、どうすれば」

「それを決めるのは、我らではありません。ただ一つ言えるのは…」

 ライナは、光り輝く瞳でアスラを見た。

「…シーヴァを、あなたの父を求めるべきではない。そこには、ウラナエアルスの安寧が…そして、世界の安寧が懸かっています」

今夜はここまで

「縁は結ばれました。光あるところで呼んでもらえれば、いつでも参りましょう」



「…」

 今度こそ、窓から朝日が射した。しかし、そこに至るまでアスラは一睡も出来なかった。
 シーヴァ…父は、世界を救った。しかしそれは、人々が思い描く形ではなかった。あれでは、まるで…

「…今の、おれみたいだ」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 午前)
①石の街を散策する

②はぐれ者の竹林へ行く

③森の教会に戻る

④その他要記述



 竹林に近づくにつれ、街とは比べ物にならないくらいにぎやかな声が聞こえてきた。
 入口近くで採集をしていた、獣人の子供がアスラに気付いた。

「あ、お父さん!」

「やあ」

 彼の案内で、竹林に入る。そこかしこに、獣人の子供が遊び回ったり、きのこや山菜を集めたりしていた。
 やがて奥から、一人の狼女が姿を表した。

「! アスラ」

「久しぶり、ロウル」

 嬉しそうに駆け寄ってくる彼女のお腹は、ひと目見て分かるほど、大きく膨らんでいた。



「お菓子をお持ちしました」

 狐耳の生えた少女が、盆を持って入ってきた。

「ん、ごくろう」

 受け取り、アスラやロウルらに配るのはルナ。先程の少女は、ルナの娘だ。そして、持ってきたのは蒸した甘栗であった。

「久しいの、アスラ」

「今まで何してたんだよ?」

「クリストラで色々と、ね」

 言葉を濁すアスラ。ロウルが眉をひそめ、何か言おうとしたその時、襖が開いた。
 入ってきたのは、何とエリスアルネスだった。

「あら、あなたから逢いに来てくれたの。嬉しいわ」

「俺に会いに来たんだぞ!」

「そう。…カイメラ、カップを追加して頂戴」

「? …!」

 エリスの後ろに控える女を見て、アスラはぎょっとした。
 それは、金髪に白い肌の、どう見てもクリストラ人であった。しかし、彼女は獣人ですら身につける衣服を一切身に付けず、黒革の首輪だけを嵌めている。更には、赤い唇からは鋭い牙が覗き、腰からはのたうつ蛇が尻尾めいてぶら下がっていた。
 カイメラと呼ばれたそれは黙って頷くと、何処かへと消えた。

「今のは…」

「昨日話したペットよ」

「故あってな、ウチで預かっておるのじゃ」

「へ、へぇ…」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
①庵でくつろぐ

②採集の手伝い

③子供たちの相手

④その他要記述



「…」

「うおっ」

 襖が静かに開き、カイメラがぬっと顔を出した。その手には、ティーポットとカップの載った盆を持っている。それを畳に置くと、彼女は慣れた手付きで紅茶を淹れ始めた。

「あれ、紅茶なんだ…」

「最近、こいつらが来てからはな。こっちもなかなか行けるんだぜ」

 最初の一杯をエリスへ。次の一杯を、アスラへ。口を付けて、思わず声を漏らした。

「えっ…」

「口に合わなかったかしら」

「いや…」

 エリスの問いかけに、首を横に振りながら答える。

「何か…この味、知ってる」

「ほう」

 ルナが目を細めた。

「これは、生まれながらにこの身体ではなさそうじゃ。あるいは、ぬしの国のものやも」

「…」

「何でも良いけどよ」

 甘栗をぼりぼり頬張りながら、ロウルが口を挟んだ。

「くっちゃべってると、全部俺が食っちまうぞ」

「あ、待ってよ!」

 紅茶と甘栗を楽しんだ。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 午後)
①厨房を覗く

②庭の落ち葉掃き

③女を抱く(竹林にいる女を一人併記)

④その他要記述

「…ん、一息ついたことだし、ぬしも少しは働いて行け」



「何でおれが…」

 一面に降り積もった落ち葉を、竹箒で掃く。竹林の中には紅葉や銀杏も生えていて、ちょうど秋の終わりである今は、あたり一面色とりどりの落ち葉に覆われていた。
 とはいえ、ずっしりと積もった落ち葉の掃除は、中々骨が折れる。剣を振るのとは、また違った筋肉を使う。おまけに、葉に混じって落ちている銀杏の実を踏みつけようものなら、凄まじい悪臭が広がってしまう。

「早く終わらせて、晩飯だな…」



安価下コンマ
01〜20 いがぐりを踏んづけた
21〜60 きれいになった
61〜80 珍しいきのこを見つけた
81〜98 見たこと無いきのこを見つけた
ゾロ目 兎の女の子を見つけた

「…よし、綺麗になった!」



「「「いただきまーす!」」」

 増築を繰り返した庵に、庭まで埋め尽くす獣人の子供たち。彼らは、ほとんどがロウルの子であった。ある程度成長したものから外へと巣立っていくのだが、幼い間はここで暮らしている。ロウルはひっきりなしにアスラを求めるし、妊娠する度に最低3人は出産する。バルバス領に生まれた子供の半分近くが、彼女から生まれた子であった。

「…父さん…シーヴァって」

 きのこの入った炊き込みご飯を飲み込んで、アスラはふと口を開いた。

「強かったの?」

「うん?」

 ルナとロウルが、同時にアスラを見る。先に答えたのは、ロウル。

「ああ、強かったぞ。何しろ、あの親父をひっくり返しちまったんだからな」

「はあ」

「確かに、あやつ自身の力量もあろうが」

 ルナが、目を細めて言った。

「あの男に満ちていたのは、人を従える力じゃろうな。少なくとも、妾はあの男が剣を振るうのを、直接見たわけではない」

「シーヴァは、その…女好きだったの?」

「まさか!」

 ルナが笑った。

「荒くれどもの中にあって、あの男だけはどうしようもない奥手だったわ。色々あってしばらく近くで暮らしたが、一時期は本気で男色家かと疑っておったわ」

「そうなの…?」

 アスラは混乱してきた。あの光の精霊とルナで、言うことがあまりにも違う。

「そういう意味では、ぬしはとうに親父どのを超えておるわ。…ほれ、食え。夜は長いぞ?」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 夜)
①ロウルたちと寝る

②ルナと寝る

③エリス、カイメラと寝る

④その他要記述

ねる

『Harem Simulator』





「ほら、詰めろよ」

「せ、狭い…」

 落ち葉を集めた自然の寝床に、ロウルと2人で横になると、子供たちも寄ってきた。冷たい外気が、あっという間に熱と獣の匂いに塗り替えられる。
 横になると、ロウルはおもむろに来ているシャツを捲り上げ、乳房を剥き出した。そこへ、特に小さな子達が群がって、代わる代わる乳を吸う。

「交代だぞ…んっ」

「もうすぐ生まれる?」

「ああ。…流石に、これが最後かな」

 子供の体を避け、大きなお腹に触れる。まだ彼女は若いが、それでも凄まじい数のお産を経験して、少し疲れが見えていた。

「もう、十分だろ…こら、喧嘩するな」

「…」

 目を閉じると、無数の息遣いに混じって、虫の鳴き声が聞こえる。もうじきこれも聞こえなくなるだろう…



安価下コンマ
01〜98 特に何も起こらない
ゾロ目 夢

コンマなのでじぶんでとる



「…ぐ」

 息苦しさで目が覚めた。見ると、胸と腹の上に子供が2人のしかかって、すやすや寝息を立てている。

「おりてー…」

 そっと掴んで、ゆっくり下ろした。
 竹林の向こうで、うっすらと白む地平線が見えた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(4/5日目 午前)

外出してた
しんどいので今日はここまで

もしかしなくても週末でも昼間は人がいないな?

コンマとか確実に採用されるわけじゃないやつ(下1〜3でコンマ最大とか)だったら過疎ってる間なら別に連投しても良い
無論1〜3の中では1つだけだし人が多い時間帯は駄目だけど



 石の街に戻ってきた。空は曇っていて、雨はまだ降らなさそうだが人通りは少なくなっていた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
①誰かの家に行く(ミドナ、リーリレウ、もしくはhttps://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%90%E3%82%B9%EF%BC%88%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8%EF%BC%89 の森、竹林、山で出ていない、精霊以外を1人併記)

②自宅に帰る

③街をぶらつく

④その他要記述

エリスの家は無い
もういっこ

 高い木の根本に来ると、幹をコンコンと叩いた。すると、遥か頭上でがさがさと音がして、リーリレウがひらりと降りてきた。

「アスラ、待ってた、ぞ!」

「久しぶり。卵はどうなった?」

「見に来い」

 リーリレウが飛び上がり、アスラの頭上に来る。彼女の両脚を掴むと、たちまち樹の上の巣へと飛んでいった。
 巣の真ん中には、両手で抱えるほどの巨大な虹色の卵が鎮座していた。アスラが近寄ってみる前に、リーリレウが駆け寄って両脚の間に埋めてしまった。

「少し、動き始めた気がする、ぞ」

 嬉しそうに話す彼女は、出会った頃に比べると髪も羽もくすんで、茶色に近くなってきた。どうやら産卵を終えるとこうなるらしく、弱ったわけではないとのことであった。

「やっと、動き始めたんだ」

 彼女が卵を生んだのは、何と6年前。彼女の種族は、卵が孵るまでに10年はかかるのだという。

「もう少し、だな!」

「そ、そうだね」

 あと、少なくとも4年。長いのだろうか、短いのだろうか…



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(4/5日目 午後)
①リーリレウと過ごす

②街を散策する

③森に戻る

④その他要記述

ねる

みんなの対象が分からないけど特に補足がないならアスラ、エリス、カイメラの3人と受け取る



「なんじゃ、帰ってきたのかや」

「お茶にしましょう。…カイメラ」

「…」

 カイメラは頷くと、奥へと引っ込んでいった。
 背の低いテーブルを囲み、座布団の上に胡座をかくと、アスラはふと尋ねた。

「エリスは、普段はここに住んでるの?」

「いいえ。わたしに決まった家は無いわ。強いて言うなら、あなたがいるところ」

 当然のように言うエリスに、ルナは鼻を鳴らした。

「それなら、家畜の世話くらい己でせよ…」



 襖が開くと、甘い香りが漂ってきた。カイメラの持つ盆には、ティーセットの他、小さく切り分けられたスイートポテトが載っていた。

「いただくわ」

「いただきます」

 紅茶に口をつける。やはり、これは…



安価下コンマ
01〜20 おいしい!
21〜60 クリストラのだ…
61〜80 城で飲んだことがある…
81〜98 メリッサの…
ゾロ目 そう言えば…

「…おいしい!」

「そうでしょう。カイメラは、こう見えて料理が得意なのよ。お菓子もどうぞ」

 どちらかと言うとオリエズマ風の庵の中で、クリストラ風のお茶会を楽しんだ。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(4/5日目 夜)
①ルナと

②ロウルたちと

③エリスと

④その他要記述



「いらっしゃい」

 エリスは服を脱ぐと、布団に入ってアスラを誘った。カイメラは襖のそばで、じっと座って外を見つめている。見張りをしているようだ。何を警戒しているのだろうか…?



安価下 プレイ内容

「ん」

 アスラは布団に潜る代わりに、布団を捲り上げた。雲で薄くなった月明かりに、エリスの豊満な裸体が露わになる。
 エリスは動じること無く、「そう」と一言、腕を伸ばした。
 その手を取り、自分の方へ抱き寄せた。

「あっ…♥」

 膝の上に座らせ、抱き締める。柔らかな乳房が、彼の胸にふわりと押し付けられる。
 エリスは腰を動かすと、硬くなったペニスに自らの秘部をあてがった。

「ん…っ♥」

 するり、エリスの中へ入っていく。ヒトと変わらない熱で彼を包むと、唇を重ねた。

「ん…は、んっ♥」

 舌を絡め、肌を擦り合わせるように、ゆったりと腰を動かす。

「ん…ちゅ、は…ぁっ…♥」

 熱く濡れた女の穴が、アスラの隅々に絡みつく。
 硬く膨れた男の肉が、更に膨れ、脈打つ。

「あ、ぁっ♥ …んぅ…っは、んぁっ…♥」

「…っ」

 アスラが、エリスの腰に両手を回した。強く押し付け、膣の一番奥へと亀頭を押し込む。

「あっ♥ …出そうなのね」

 エリスは、両腕両脚を彼の背中に回し、ぎゅっと抱きついた。

「もう少しだけ、我慢して。…ん、んんっ…」

 彼の手に合わせて、自らの腰を強く、アスラに押し付ける。やがて

「…んあぁっ♥」

「っ!」

 膣の奥がぱっくりと開き、ペニスが更に一段、奥へと入り込んだ。

「はぁっ♥ 感じる? わたしの、子宮よ…」

 より一層身体を密着させながら、エリスが耳元で囁いた。

「さあ、種を蒔いて…♥」

「うぅっ…!!」

 開かれたエリスの子宮へ、直に子種を流し込んだ。



安価下コンマ ゾロ目 or 1か10の位が7で妊娠



「…ふぁ」

「おはよう」

 目を開けると、目の前にエリスの顔があった。いつになく笑顔で、彼女は言った。

「わたし、あなたの子を妊娠したわ」

「本当?」

「ええ」

 エリスは裸の腕をアスラの首に回した。

「ようやく…『役目』を果たせたわ」

「それは、良かった…?」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(5/5日目 午前)
①ここにいる

②竜の山に行く

③森の教会に戻る

④その他要記述



 数日ぶりに、森の教会に戻ってきた。思えば、今日がバルバスで過ごす週の最後の日だ。出発の準備もしておかないと…

「おかえりなさい、勇者アスラ」

 ミーアが出迎えてくれた。

「竜の山に行かれたと聞きました。大丈夫でしたか?」

「ああ。こっちを嫌ってる連中とは会わなかった」

「それは幸いでした」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
①戦闘訓練

②狩り

③お菓子作りの手伝い

④その他要記述



「アスラ様のお手を煩わせることは…」

「良いんだよ、前から料理は興味があったし」

 教会の裏にある厨房に、初めて足を踏み入れた。厨房と言っても、土間に簡単なかまどや、水を入れる瓶、牛乳の並々入った瓶などが並んでいるくらいだ。切ったり洗ったりは、外の井戸の近くでやるようだ。
 木のボウルに、砂糖やレモンの果汁、そしてたっぷりのクリームチーズを混ぜるミーア。どうやら、チーズケーキを作るようだ。

「では…オーブンに火を熾していただけますか」

 かまどの隣にある、少し背の高い土のオーブンを指す。

「分かった」

 薪を入れる穴の前にしゃがみ込み…ふと、折角習った魔術を活かしてみようと思い立った。



安価下コンマ
01〜20 火力が強すぎた
21〜50 上手く出来た
51〜70 とても上手く出来た
71〜98 クリスタが覗きに来た
ゾロ目 「ミルクを追加しましょう」



「…できた!」

「いい火加減でしたね。流石です」

「まあね」

 初めてのお菓子作り…というか、初めての料理であったが、中々上手に出来た。

「では、お茶を淹れて一緒にいただきましょうか」



 狩りから帰ってきたシャナルや、気まぐれに顔を出したジーナたちも交えて、お茶会にした。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(5/5日目 午後)
①弓矢の練習

②音楽、および魔術の練習

③森を散策

④その他要記述



 腹ごなしがてら、昼下がりの森を散策することにした。そうは言っても空は生憎の曇りで、昨日よりも分厚い雲からは、今にも雨が降り出しそうだった。



安価下コンマ
01〜20 雨が降り出した
21〜40 泉に辿り着いた
41〜50 花・葉・根の妖精
51〜60 風の精霊
61〜80 クリスタとミノ太
81〜98 が、獣に襲われている!
ゾロ目 が、誰かに襲われている!



 ___ぽつん ぽつん

 ___ざぁーっ…

「ああ、降り出した…」

 木の葉の濃い部分を選んで、教会へ逃げ帰った。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(5/5日目 夜)

ねる

森まではOK
ただしエリスアルネスはもういない

バルバス領うろちょろしてるだけで、クリスタ姫とミノ太はクリストラ所属です
ちなみにコンマ次第であらゆる領に現れる

『Harem Simulator』





「お、いつものやつだな」

 ラーラが手を叩いた。

「呼べる奴ら、片っ端から呼んでくるぜ」

「気をつけて。外は雨だから」

 窓の外を眺めながら、アルが言った。



残り体力 250/250
安価下 1人目の相手(今まで出てきた森の女を併記 ライナ可 エリスアルネス不可)

「…」

 雨の中、外へ出ていくラーラを見送ると、一人で寝室に入ってベッドに座り込んだ。
 蝋燭の火を灯すと、暗い室内がぼうっと明るくなった。

「そう言えば…」

 ふと思い立った次の瞬間



「…御用でしょうか」



 目の前には、光り輝く裸の少女が立っていた。



安価下 プレイ内容 コンマ分体力消費

「子作りがしたい」

「分かりました」

 ライナは顔色一つ変えずに頷くと、すたすたとアスラに歩み寄ってきた。

「…お、う」

 じりじり近づいてくるライナに、思わず後ずさる。そのままベッドに仰向けになると、ライナもベッドに乗ってきた。
 アスラの顔を跨ぎ膝立ちになると、毛穴一つ無い割れ目を両手で広げてみせる。

「準備は出来ています。ここに、貴方のペニスを」

「わ、分かってるよ」

 アスラはいそいそと服を脱ぐと、硬くなったペニスを掴んで上に向けた。そこへ、ライナが自らの膣穴をあてがい、腰を下ろす。

「分かりますか…我のヴァキナにあなたのペニスが入り…一つになる」

「あ、あっ…」

 女の肉体にしか見えないのに、触れ合う性器からは不思議な感触がする。まるで、暖かなひだまりに包まれているかのようだ。

「あ、あつい…」

 ライナが、両手をアスラの胸に置いた。それから、ゆったりと腰を上下に動かし始めた。

「あ…あぁ…」

 アスラもまた、揺れる彼女の乳房に両手を伸ばした。掌が触れると、控えめな彼女の乳房は、干したての布団のように柔らかく、暖かかった。
 ライナの膣内で、ペニスが脈打つ。

「いかがですか、我との交配は」

「あっ、ふ、不思議な感じ…あっ」

 とうとう、ライナの膣内で果てた。流れ込む子種を、ライナは静かに受け入れる。

「…出ましたね」

 射精が終わると、ライナは小さく呟いた。

「では、また会いましょう」

 次の瞬間、まるでカーテンで遮ったかのように光が消え、彼女の姿も消えてしまった。



残り体力 250-13=237 237/250
安価下コンマ ゾロ目で妊娠
安価下2 次の相手(今まで出てきた森の女を併記 エリスアルネス不可)



 寝室に入ってきたのは、灰色の肌にスリットの多く入ったローブを着た、エルフの魔術師、リーア。

「あら、お久しぶりね。魔術のお勉強は進んでるかしら」

「まあまあ。それよりも」

「ええ、分かってるわ」

 リーアは頷いた。胸元に開いた大きなスリットから、豊満な乳房の先端が、ちらりと見えた。



安価下 プレイ内容 コンマ分体力消費

もう少し詳しく書いてくれてもいいのよ



 壁に手をつくと、リーアはアスラに向かって豊満な尻を突き出した。

「ちょっと待ってて」

 ローブの裾を捲り上げると、柔らかそうなお尻に、薄く毛に覆われた女の穴。片手で尻を揉みながら片手で自らの一物を扱くアスラに、リーアが声をかけた。

「もしかして、お姉さんは二人目か三人目?」

「ちょっとね。…よし、挿れるよ」

 後ろからリーアの膣に、ペニスを挿入する。

「んっ♥ 入って…きたぁっ♥」

 くびれた腰を掴み、ぱんぱんと音を立てて打ち合わせる。

「あっ♥ あんっ♥ あんっ♥」

 尻と腰がぶつかると、膣穴がきゅっと竦んでアスラに絡みつく。
 スリットに手を入れ、揺れる乳房を鷲掴みにした。

「やぁっ♥ あっ♥ んっ♥」

 前よりも大きくなった乳房を揉みしだき、膨らんだ乳首を指でつまむ。

「んっ♥ 勇者くんっ…二人目、ちょうだいっ♥」

「出るっ」

 尻にのしかかるように体重をかけ、ペニスを奥まで突っ込み、たっぷりと射精した。



残り体力 237ー19=218 218/250
安価下コンマ ゾロ目で妊娠
安価下2 次の相手 (今まで出てきた森の女を併記 エリスアルネス不可)

ねる

これは2周目突入しそうですね…



「…なんだ、またか」

 部屋に入ってくると、ベッドの上で裸のアスラを見て、ジーナは溜め息を吐いた。
 自分もベッドに上がってくると、じとっとアスラに目を向ける。

「お前、楽しんでるだろ」

「そうかな」

「そうだ」

 ジーナは、ふんと鼻を鳴らした。



安価下 プレイ内容 コンマ分体力消費

「いいから、こっちこっち」

 膝を叩くと、ジーナは意外にも、素直に乗ってきた。
 向かい合って座ると、2人の間には大きな身長差が出来た。出会った頃は同じくらい、ジーナの方が少し高いくらいだったのに、今では彼女の頭がずっと下に見える。

「…大きくなったな」

「まあね」

 スカートの中に手を入れると、器用にショーツを脱いで片足まで下ろした。そのまま、彼の腰に股間を擦り付ける。

「ん…」

 柔らかい感触が、ペニスを撫でる。触れ合う肌が熱く濡れてくると、肉棒も硬く膨らんできた。

「…んぁっ♥」

 ずるり、亀頭がジーナの膣内に滑り込む。腰を抱き、強く押し付けると、ゆっくりと奥へ入ってゆく。

「あ、あっ…くっ」

 アスラが成長しても、ジーナは殆ど変わらない。少女同然の膣穴も。

「お前のペニスには…狭いだろう…っ♥」

「うっ…くっ…」

 根本まで入る前に、一番奥に当たった。細い腰を掴み、上下に揺すると、狭い膣が更に竦む。

「あ、あっ♥ あ…っ♥」

 アスラの背中に腕を回し、胸に頬ずりしながら、ジーナは甘い声を漏らす。

「…あっ♥」

「はあっ…!」

 小さな女の穴に、子種が噴き出した。



残り体力 218ー12=206
安価下コンマ ゾロ目で妊娠
安価下2 次の相手

「…次良いか?」

 体を拭いたラーラが、部屋に入ってきた。既に胸当ても腰巻きすら脱いで、鍛えられた身体を惜しげもなく晒している。

「そろそろ、2人目が欲しいと思ってたんだ」



安価下 プレイ内容 コンマ分体力消費

「また、前みたいに舐めてくれよ」

 ラーラはアスラの顔の上に跨ると、自分もアスラの股間に顔を近づけた。

「あたしも舐めるからさ。…んむっ♥」

 射精したばかりで萎びたペニスを掴み、頬張る。口の中で、もごもごと舐め回す。

「ん、んむ、んんっ…」

「は…れろっ…」

 白い茂みを掻き分け、匂い立つ秘部に口を付ける。雨に打たれた後で、膣口が少し冷たい。舌先で陰核をつつくと、ラーラの腰が小さく震えた。

「ん…っ♥ ちゅ、んっ…♥」

 ラーラの秘部が湿ってくると、アスラのペニスも硬くなってきた。
 お互い口を離し、身体の向きを変える。今度は、性器と性器を合わせる。

「はあっ…んぁっ♥」

 アスラの腰に跨り、濡れた膣にペニスを挿入する。そのまま、上下に腰を揺すった。

「はあっ♥ はあっ♥ んっ、あっ♥」

 豊満な乳房が、上下に揺れる。奥まで当たると、膣穴が竦む。

「はあっ、ラーラ…出そうっ」

「出せっ♥ ほら、出せっ♥」

「ああっ」

 とうとう、ラーラの中に射精した。



残り体力 206-31=175
安価下コンマ ゾロ目で妊娠
安価下2 次の相手

「…そろそろ良いかしら」

「もうちょっと…んぁっ♥」

 ゆっくり腰を上げ、ペニスを抜く。入れ替わるように、アルがベッドに上がってきた。

「お疲れかしら」

「まだまだいけるよ」

「そう、それは良かった」

 紫のローブをたくし上げ、白く幼い裸体を晒す。その姿勢のまま、彼女は言った。

「…好きにして頂戴。私は、あなたのものだから」



安価下 プレイ内容 コンマ分体力消費

 ローブを脱ぎ、アスラの膝の上に座る。向かい合って抱き合うと、アルはぽつりと言った。

「…大きくなったわね」

「ジーナにも言われた」

 実際、アルの体格もジーナと同じくらいだ。抱き合うと、彼女の顔がアスラの胸のあたりに来る。
 アスラは、彼女の尻を両手で掬うと、ぐいと身体を持ち上げた。

「…♥」

 目と目が合う。2人は唇を重ね、舌を絡めあった。

「はぁ…んっ、ちゅっ…♥」

「はぁっ、はぁっ、んっ」

 唇を貪り合いながら、アスラは尻を掴んだ指を、その先の秘部へと伸ばす。

「ん…あっ♥」

 滑らかな割れ目に指をかけ、くいと広げる。もう片方の手で、優しくくすぐる。

「んっ、んっ、あんっ♥」

 小さな膣穴が濡れてくると、ゆっくりと上を向いたペニスの上に下ろした。

「…ええ、いいわ」

「挿れるよ…」

「…あ、んっ…あぁっ♥」

 つぷ、つぷ、つぷと、狭い膣穴に入っていく。どうにか根本まで収めると、アスラはアルの身体をきつく抱きしめた。

「ん…」

「…おれは、アルより先に死ぬけど」

「ええ、分かってるわ。何度も、別れを経験して…あっ♥」

 膣穴でペニスを強く抱き締めるアル。小さな胸をアスラの腹に押し付ける。

「…でも、忘れないわ」

「…うん」

 固く抱き合ったまま、アスラはアルの中で果てた。



残り体力 175-47=128
安価下コンマ ゾロ目で妊娠
安価下2 次の相手

森の住民限定なので無理
安価下

いいかげんねる
安価下

「…よろしいでしょうか」

 おずおずと入ってきたのは、シャナル。裸のままラーラが部屋から出ていくのを見送ると、シャナルはふと頭を下げた。

「今朝は、ご馳走様でした。大変美味しかったです」

「それは良かった」

「それで、その…」

 もじもじと身体を揺すり、頬を赤らめる。

「…い、いかがいたしましょう」



安価下 プレイ内容 コンマ分体力消費



 もう何人も抱いていたこともあり、取り敢えずベッドの上に2人で横たわった。行為は初めてではないものの、奥手なシャナルは恥ずかしそうに、アスラに背を向けて縮こまっている。

「…」

「…ひっ!?」

 そんな彼女の後ろから、アスラは手を伸ばして控えめな胸を掴んだ。

「あ、まっ」

「…」

 張りのある乳房を、無言で揉む。小さな乳首を指先でくすぐると、すぐに硬く膨らんできた。
 片手を、きつく閉じた太腿の間に滑り込ませる。

「あ…あっ♥」

 引き締まった尻にペニスを擦り付けながら、薄い茂みを指で掻き分ける。胸も秘部も尻も、一緒に弄ぶ。
 やがてアスラは、シャナルの胸から手を離すと、自分のペニスを掴み、もう片方の手でシャナルの入り口を広げ、ずいと亀頭を押し当てた。

「あ…」

「挿れるよ」

「あ、ど、どうぞ…あっ♥」

 一気に、突き挿れた。

「ああっ♥」

「っ、っ、ふっ」

 言葉もなく、貪るように、激しく腰を打ち付ける。片手でシャナルの腰をしっかり押さえ、空いた手は下顎の辺りを掴む。

「あっ♥ はあっ♥ はがっ」

「っ、はっ、っ!」

 ぐりぐりと腰を押し付け、きつく絡みつく穴の一番奥に射精した。



残り体力 128-22=106
安価下コンマ ゾロ目で妊娠
安価下2 次の相手(2回目も可)

「…ふぅ」

 流石に疲れた。ベッドにごろりと横たわると、目を閉じた。
 部屋を出ていこうとしたシャナルの足音が、ふと止まる。

「あ、貴女は…」

「? …!」

 目を開けると、何とそこには先程交わったばかりのライナがいた。

「な、何、今度はどうしたの?」

「先程の交配で、受精していないことが分かりました」

 光を放つ、裸の少女が無表情に言う。

「ですので、再度」

「で、では私は失礼します…」

 シャナルが、服を掴んでそそくさと出て行った。



安価下 プレイ内容 コンマ分体力消費

「じゃあ…」

 アスラはライナをベッドに引き込むと、目の前に座らせた。それから、肩を引き寄せて唇を合わせた。

「ん…」

「んっ、ちゅっ」

 舌をライナの口に滑らせながら、控えめながら暖かく、柔らかい乳房を両手でふわりと掴む。滑らかな肌を掌で撫でながら、ベッドに押し倒すと、片方の乳首に口を付けた。

「あ…」

 桜色の乳首を、舌でつつき、舐め、吸う。右も左も、時間をかけて、丹念に。
 だんだんと、ライナの息が荒くなってきた。

「ん…んっ…ん、はっ…」

 乳首を味わいながら、片手のひらで下腹部を撫でる。じっと横たわっていたライナが、もじもじと太腿を擦り合わせ始めると、その間に指を差し入れた。

「あ、あっ♥」

 とうとう、甘い声が漏れた。つるりとした陰唇を指で分け、暖かな粘膜に指を滑らせる。陰核をそっと擦り、膣の入り口をなぞる。
 乳首から口を離すと、両脚の間に顔を埋めた。うっすらと光を放つライナの女性器は、産毛一つなく、磁器のように白い肌が美しい。押し殺したように震える入り口に、口を付けた。

「はぁっ…♥」

 舌を挿れると、陽だまりのような彼女の膣がだんだん熱く、濡れてきた。

「あっ♥ …あ、あっ…♥♥」

 未知の感覚に戸惑うように、腰が逃げそうになる。それを捕まえ、一層舌を深く挿し込む。

「あ、まっ、てっ♥ わからない、これは、ああっ♥」

「…今度は、ちゃんと受精してね」

 ひくひく動く女の穴に、勃起した男の棒をあてがう。体重をかけてのしかかるように、ずいと奥まで突っ込んだ。

「あああっ♥♥♥」

「うわっ…!」

 しっかりと蕩かしたライナの膣穴は、まるでるつぼのように熱い。蠢くひだが無意識に、しかし正確に、アスラのペニスに絡みついて奥へと引き込む。
 アスラは腰を引くと

「…んあぁっ♥♥」

 上から下へ、押し付けるように腰を叩きつけた。

「おれのおちんちん、気持ちいい…っ?」

「気持ちいい…? …気持ち、いいっ♥ あなたのおちんちん、気持ちいいっ♥♥♥」

「出るっ!」

「んっ、あっ、あああっ…♥♥♥」



残り体力 106-34=72
安価下コンマ ゾロ目 or 1の位が7で妊娠
安価下2 次の相手(今の相手とそのまま、もしくは2回目の相手も可)

 ペニスを抜くと、ライナの腰がぴくぴくと震えだした。

「あ…あ、あっ♥ 何か、でっ、あ、あっ…♥♥」



 ___しょろろろろろ…



「あっ♥ あぁっ♥ はあぁ…っ♥♥」

 緩みきった美しいおまんこから、たっぷり黄色いおしっこを漏らすライナ。すっかり蕩けきった精霊の痴態を目にして、アスラのペニスが再び膨らんでいく。



安価下 プレイ内容 コンマ分体力消費

「…あぁっ♥」

 びくんと跳ねるライナの身体をうつ伏せにひっくり返すと、獣のように後ろから、勃起したペニスを突っ込んだ。

「ひゃああぁっ♥♥♥」

 ぶしゅぅっ。膣穴が強く締まり、同時に膀胱も締まったのか勢いよくおしっこが噴き出す。
 滑らかで柔らかな肌を無遠慮に抱くと、アスラは激しく腰を叩きつけた。

「あぁっ♥ あぁんっ♥ んっ、はあぁっ♥」

 腰がぶつかる度、膣穴がきゅっと竦み、びしょ濡れのシーツにおしっこが注ぐ。性器を犯される快楽に、排泄の開放感が混ざり合い、ライナは激しく喘ぐ。そこに、超然とした精霊の面影は無い。ただ、快楽に溺れる雌があった。

「あっ♥ あああっ♥ …さ、さすがは、シーヴァの息子…っ♥」

「はあっ! …はあっ!!」

「んああぁっ♥♥ …精霊をも堕とす、魔剣…んぁっ♥」 

「何が、魔剣だっ」

 黙らせるように、強く腰を叩きつける。

「ごめんなさっ、あぁっ♥ …ちんっ、おちんちんっ♥ いいっ♥ あなたのちんちんっ、きもちぃっ♥ ああんっ♥♥」

 不定形の、熱い液体のように。ライナの膣は激しくうねり、肉棒の隅々まで絡みつき、締め付ける。

「さあ…孕めっ!!」

「んああぁぁっ……っっっっ♥♥♥♥」

 ぱっくりと入り口を開けたライナの子宮に、津波のように精液がなだれ込んだ。
 魂を注ぐような射精に、アスラは遂に力尽き、ライナにのしかかったまま倒れ込み、そのまま眠りに落ちた。



残り体力 72-96=ー24
安価下コンマ ゾロ目 or 1か10の位が7で妊娠

コンマなので自分で取る



「…ぅ…っ♥ …はぁ…んっ♥」

「…ん」

 冬の朝は、室内でも寒々しい。それなのに、今朝はぽかぽかと暖かい。特に、股間の辺りが…

「…!」

「あ、んっ♥ はっ…」

 目を覚ますと、アスラの身体にはライナがぎゅっと抱きついていた。彼女の膣には、ずっぽりとアスラのペニスが根本まで刺さっていた。感じていた熱は、このせいだ。

「ライナ? …ライナ」

「おはようございます、アスラ様…!!?」

「!」

 ミーアが起こしに来た。その声を聞いた瞬間、ライナの姿がふっと掻き消えた。
 取り残されたのは、絶頂寸前まで股間を膨らましたアスラだけ。その、雄々しく天を衝く肉棒をちらりと見て、ミーアが頬を赤らめ、そっと目を逸らした。

「…あ、朝からお元気ですね」

「あ、その」

「あ、新しい週でございます。次は、どちらに行かれますか」

 尋ねておいて、慌てて付け加えた。

「そうです。クリストラはまだ行けません」

「え? 何で」

「色々と、処理があるそうで…タルスムかオリエズマか、ここに残られても構いませんよ」



安価下3票先取 どこに行く?
①タルスム

②オリエズマ

③バルバス

クリストラ(今は選択不可)

サトン(バルバスと接していないので選択不可)

ねる

安価下

『Harem Simulator』





 シャールーに跨り、川沿いをゆっくりと南下する。かつてはこの川を舟で下ったものだが、実際のところ陸路でもオリエズマ領に行くことはできた。ただ、そうするとバルバスからは北岸、サトンからは南岸へしか行けないので、公平を期すために舟を使っていた。
 しかし、今は…



「…! 勇者様!」「お渡りだ」「おかえりなさいませ」



 刈り取りを終えた後の、広い水田の間を抜ける。干した藁を束ねていた農婦たちがアスラに気付くと、一斉に深々と頭を下げる。

「やあ、頑張ってね」

 声をかけながら、更に南へ。背の低い家々の向こうに、赤い西禁が見えてきた。



 ユィーキが出産を終え、後宮に帰ってきたときのことを思い出す。
 島国を滅ぼすべきだ。そう主張するアスラに、ユィーキは落ち着いた様子で言った。

「攻める相手を違えるでない」

 10日間もの間、産褥で死の淵を彷徨った彼女は、出会った頃とはもはや別人のように成長していた。

「南岸の者どもは、彼の国を追われて来たのだ。汝の怒りは最もだが、それをぶつけるのは南岸ではない。寧ろ、南岸にこそ、汝の慈悲を垂れるべきであろう」

「どうしたら良いの?」

「我が王朝の威光を、何より勇者の徳を、より南岸の注げるようにしよう。例えば…」



 ___西禁の更に向こう。北岸と南岸を隔てる、広い川には、朱塗りの見事な橋が架かっていた。

 ワタリとシェンウェンが隣り合って座り、川に釣り糸を垂れている。空き地では、ファン・セイとレイ姉妹が、互いに拳を交えて組手に勤しんでいる。南岸では、フォンリンが子供たちと追いかけっ子をしていた。
 いつかアスラが語った、『愛と平和』を思い出し、彼は口元を綻ばせた。そうしてシャールーから降りると、西禁へ入っていった。



 噂話が聞こえる…



 ___何と。皇帝からお誘いが。

 ___しかし、あちらは今大変なのでしょう? こっちも、ティエンファン様が、ねえ?

 ___南岸に男がいたと噂しているが…まさか、な。



「…ちちうえー!!」

「やあ、ティエンふぁぐえっ」

 全速力で駆け寄ってきた少女が、そのままアスラに飛びつく。オリエズマ人らしくない白い肌に金髪の幼女は、アスラに抱きつくとずりずりと顔を擦り付けてきた。

「ちちうえー、ちちうえー」

「こら、ティエンファン」

 そこへ、ユィーキがゆったりと歩み寄ってきた。以前の派手な服は娘に譲り、今は紫の落ち着いた漢服を纏っている。成長して身体つきも女らしくなり、匂い立つような色気が出てきた。
 彼女はアスラの前に膝を突くと、言った。

「…おかえりなさいませ、我が主、我が勇者よ」

「おかえりなさいませ、ちちうえ」

 ユィーキは立ち上がった。

「…宴の用意をさせよう。今日は、どうする?」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 午前)
①ユィーキ、ティエンファン母娘と過ごす

②北岸を散歩する

③南岸を散歩する

④その他要記述



 橋を渡ると、南岸にやって来た。にぎやかな北岸に比べると、こちらは閑散としている。
 アスラは、ちらりと神社に目を遣った。島国で孕んだ者は少なく、ツバキはその中の一人であった。数年前に妊娠した彼女は、出産のため島国に帰り、それっきり戻ってこない。
 今度は、遊郭に目を向ける。久しく遊郭には行っていない。行こうとも思わなかった。それでも、アカツキは元気にしているだろうかと、ふと気になった。



安価下 どうする?
①神社を覗く

②遊郭を覗く

③外をぶらつく

「…いや」

 アスラは、それらの建造物から目を背けると、川沿いに歩き出した。今夜は西禁で宴だ。下手に顔を出して、引き留められても面倒だ…



安価下コンマ
01〜30 フォンリンと子供たち
31〜40 ↑+ツクヨミ
41〜50 ↑+ツクヨミ+…
51〜70 警備隊が訓練している
71〜90 こちら側にも釣り人がいる
91〜98 ↑+何か釣り上げた
ゾロ目 花冠の少女
00 男?



 川辺を歩いていると、こちら側でも一人の少女が、岸に座って釣り糸を垂れていた。

「アズマ」

「…や、これはこれは勇者どの」

 傘を被った可愛らしい顔の少女は、座ったままアスラに目を向けた。
 彼女はアズマ。釣りもするが船乗りでもあり、小さな体で器用に櫂を操って川を渡る。ただ、体力が続かないのが弱点で、あまり遠くへは行けない。橋ができてからは一層仕事がなくなり、こうして殆ど毎日、釣りに明け暮れている。

「釣れるかい」

「まあまあさね」

 魚籠を覗くと、中くらいの大きさの鯉が2匹。

「要るかい?」

「いや、良いよ」

「まあ、今夜はあっちでご馳走だろうしね」

 アズマは再び、川面に目を凝らした。



安価下1〜3でコンマ最大 話題 or 行動

「…」

「…」

 アズマの隣に立って、じっと浮きを見つめる。



安価下コンマ
01〜60 釣れない
61〜80 まあまあのサイズ
81〜90 いいサイズ
91〜98 宮廷料理サイズ
ゾロ目 ???



「…この辺で引き上げよう」

 結局、釣れなかった。竿を引き上げると、アズマは立ち上がった。

「じゃあ、また今度ね」



 一人残されたアスラは、川岸に座って水面を眺める。さて、どうしようか。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 午後)
①引き続き南岸を散策

②北岸を散策

③自分も釣りに挑戦

④その他要記述



 橋を渡り、北岸に戻ってきた。西禁は宴の準備で忙しいのか、うろつく人の姿が少ない。代わりに、外は田畑や街に、ちらほらと人の姿が見えた。



安価下コンマ
01〜20 いい匂いがする(川辺の家)
21〜40 いい匂いがする(西禁の裏)
41〜60 妙な匂いがする
61〜80 こんな屋敷、あったっけ?
81〜98 遠くまで来てしまった
ゾロ目 ↑+フォンリン



「…あ、あれ?」

 街中を歩いていたら、いつの間にか西禁から遠く離れた、知らない場所まで来てしまった。
 周りに家は無く、どんどん険しい山道を登っていく。そもそも、オリエズマ領に山なんてあっただろうか。

「戻ったほうが良いかな…?」

 躊躇いながらも先に進んでいると、不意に山の中に、小さな庵が現れた。
 恐る恐る歩み寄り、そっと中を覗く。

「誰か…」

「…あら」

「!!?」

 後ろから飛んできた声に、アスラはさっと振り向いた。
 そこには、すらりと背の高い、一人の女が立っていた。腰まである長い黒髪に、緑の目。緑色の道士服を着て、手には何かの野草の入った籠を提げている。

「だ、誰…?」

「我が名はスイリン。…そう言えば、そろそろ来ると、星が告げていたわね」

 スイリンと名乗る美女は自然にアスラの手を取ると、庵へ引いた。

「さあ、おいでなさい。我が庵へ。我が仙術の片鱗、お見せしましょう…」



「…星の導きで、私はここへ辿り着きました。全ては、そなたに出会うため」

 やけに芝居がかった口調のこの女は、野草で淹れたお茶を振る舞うと、言った。

「星の導き? 占いってこと?」

「…簡潔に言えば。ここに来た女たちは皆、そなたの父を見ている。しかし、私はそなたを見ている」

「…」

 アスラは眉をひそめた。言っていることは分かる。認めがたい事実だが、後宮の目的は勇者、シーヴァの血を残すこと。アスラが求められているのは、シーヴァの血を引くからに過ぎない。
 それでも、彼自身を愛してくれる人はいた。

「そなたは、星を変える定めを背負っている」

「!」

「私が、手解きしましょう。そなたに必要な術を」

 アスラは、ごくりと唾を呑んだ。



安価下1〜3でコンマ最大 どれにする?
①占星術(未来を読み、望む結果を導く)

②読心術(心を読み、思考を操作する)

③暗殺術(命を奪い、命を守る)



 星図を広げ、スイリンが講釈する。

「天に星あり、星に神あり。我らの住まう天の下もまた星なれば、大地もすなわち神なり…」

 八角形の盤の中心を差し、更に言う。

「陰と陽こそ全ての根源。あまねく気の流れを読み解くことで、一寸先に光を灯し…望む道を選ぶ」

「…」

 何を言っているのか、さっぱり分からない。クリストラの宗教とは、真っ向から対立する概念であることだけは分かる。
 しかし、彼女の迂遠で抽象的な言葉には、不思議な説得力があった。



「…お疲れ様でした」

 辺りが薄暗くなる頃、スイリンは星図と盤を仕舞った。

「占星術の触りをお伝えしました。一先ず、時間をかけて占うことで、先を見通すことはできましょう」



 大テーブル一杯のご馳走を囲みながら、ふとユィーキが言った。

「…父上が、汝に会いたがっていた」

「また?」

 アスラは溜め息を吐いた。
 出産を控えたユィーキに、お見舞いの手紙を送ったことがある。我ながら会心の出来であったが、それが彼女の父親、すなわち大陸の皇帝の目に留まり、たいそう気に入られたらしい。ユィーキの愛した勇者が、一流の書家でもあるとのことで、是非一度会いたいと、何度か文を送ってきていたのだ。

「そう気に病むでない。妾が駄目と言えば、父上とて無理強いはできぬ」

「…」

 反対側に座るランファンが、何か言いたげにユィーキを見た。
 それに、ユィーキは目敏く気付いた。

「姉上?」

「! …天子様が会いたいと仰られるのであれば、謁見し奉るのが何よりかと」

「ここからオリエズマは遠くございます。それに、ティエンファンを残していくのは気がかりです」

「しかし本国にも、アスラ様のお子様は数多くおられます。その殆どは父の顔すら知らぬ身。彼らに父上の顔をお見せする、またとない機会でもあります」

「…ううむ」

 箸を置き、唸るユィーキ。アスラを見て、尋ねる。

「汝の考えが、ここでの全てであろう。どう思う、我が主?」

「そうだな…」



安価下
①行っても良い

②行きたくない

「…まあ、そこまで言うなら」

「! それは良かった。では」

「まあお待ち下さい。船を使っても、長旅になりましょう。今日明日行けるものでもありません」

 ユィーキがランファンに掌を向けた。

「少なくとも、準備に一週間はかかりましょう。…最終日に、まだその気があれば、ということで」

「天子様も、お喜びになられますよ」

 ランファンが頷いた。アスラは、軽く返したつもりが本格的に話が進みそうなことに、今更のようにドキドキした。



「ふう、食べた」

 寝室に向かうと、ユィーキも付いてきた。

「ティエンファンは?」

「パイランに預けた。…久々の逢瀬である。今宵は、妾と」

 ユィーキが、そっとアスラの腕を取り、身を寄せてきた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 夜)
①ユィーキと寝る

②その他要記述(コンマ95以下で①)

今夜はここまで

安価下

『Harem Simulator』





 白い帯を解き、するりと裳を落とす。白い太腿を晒したまま、ユィーキがアスラを寝台に誘った。

「アスラ。…我が王、妾の勇者…」

 布団の上に座り、彼の頬に両手で触れる。着物の前がはだけ、成長した乳房がちらりと覗いた。



安価下 プレイ内容(詳しく書いてくれると嬉しい)

「ん…」

「はぁ…んっ…ちゅっ」

 お互いに首を抱き合い、唇を重ねる。舌を絡め、唾液を啜り合う。

「ん、んくっ、ちゅっ」

「んぁ…は…むっ、ぅ…♥」

 息継ぎすら忘れて、互いの唇を貪る。肺が空になり、頭がぼうっとしてきた。

「はぁ…っ、はあっ」

 ユィーキが、とうとう口を離した。彼女はそのままアスラの腰にかがみ込み、寝間着の中から彼のペニスを手に取った。

「汝のためなら…妾は、淫売にもなろうぞ…んむっ♥」

 既に硬くなりつつあるそれを、躊躇いなく口に含む。そのまま、ぎこちない手付きでしごきながら、舌で舐め回した。

「ん、んむ、ちゅるっ♥ …ん…んちゅ…♥」

「はぁ…っ」

 黒い頭に手を載せると、ユィーキは喉の奥までペニスを咥え込んだ。

「んんぅ…っ」

 細い喉が、ペニスを締め付ける。不意に股間にぞくぞくとした感触が走り、アスラは慌てて彼女の頭を引き離した。

「出っ、あっ」

「あぁっ…♥」

 吐き出された瞬間、達した。勢いよく噴き出した精液が、ユィーキの顔にべったりと降り掛かった。

「ふふっ、我慢が効かなんだか…んくっ」

 おでこに貼り付いた精液の塊を指で拭うと、舌に載せて飲み込んだ。
 それからユィーキはごろりと仰向けになると、白い脚を大きく広げて黒い茂みを指で開いた。

「…次は、外すでないぞ…♥」

「ああ…」

 ユィーキに覆いかぶさり、まだ萎えきらない肉棒を入り口にあてがう。ゆっくりと腰を進めると、熱い粘膜が彼を包み込んだ。

「あ、あっ…♥」

 うっとりと喘ぐユィーキの顔を見つめながら、ゆっくりと腰を動かした。

「あっ♥ あっ♥ あぁ♥」

 乱れた着物を掻き分け、柔らかく膨らんだ乳房を掴む。腰を振りながら、唇を合わせた。

「はぁっ♥ …んっ♥」

 ユィーキが、両脚をアスラの腰に絡めた。そうして、しっかりと抱き寄せ、限界まで膨らんだ亀頭を子宮の入り口まで誘った。

「んんっ♥ ん…んぁっ♥」

「はっ、ああっ」

「あ、ああっ…♥」

 どくどくと、ユィーキの膣に子種が注いだ。



安価下コンマ ゾロ目で妊娠



 朝。ほぐした鶏肉と生姜をちらした粥を食べながら、アスラはぼうっと向こうに見える庭を見た。
 季節はもう冬と言って差し支えないが、まだ紅葉が枝で頑張っている。

「おはようございます」

 やって来たのは、ランメイ。あまり会話する機会が無かったが、昨日もちゃんと側に控えていた。

「本日は、いかがなさいますか」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 午前)
①剣術の修行

②書の練習

③占う

④その他要記述

ねる
安価下



 通りかかったランファンが、机に向かって唸るアスラに気付いた。

「おはようございます、アスラ様」

「…ん、ああ。おはよう」

「朝から、何を?」

 彼は、墨を含んだ筆を軽く持ち上げた。

「大陸の皇帝は、おれの書を楽しみにしてるそうだから…練習を、ああっ!」

 膝の上に墨が垂れそうになり、慌てて筆を置く。
 ランファンは笑顔で手を叩いた。

「それは素晴らしい。天子様も、お喜びになられます」

「何だ、汝も乗り気であったか」

 そこへ、ユィーキもやって来た。その脚には、ティエンファンがしがみついている。

「ちちうえー、何してるのー?」

「ティエンファン、無礼ですよ。…どなたか、筆が達者な者を探して参りましょう」

 そう言うと、ランファンはその場を立ち去った。



安価下コンマ
01〜50 ヤーウェン
51〜70 ファン・セイ
71〜90 ファン・レイ
91〜98 スイリン
ゾロ目 ???



「うーん…」

 ユィーキに送った手紙は、あれは言ってしまえば偶然の産物だった。所謂ビキナーズラックで、たまたまとても上手く行っただけのこと。皇帝に見せるなら、もっと腕前を上げないと…

「…ふむ」

 そこへ、一人の童女が入ってきた。彼女は長い煙管を吹かしながら、机を覗き込んだ。

「何じゃ、こら」

「大陸の書を練習してるんだけど、これが中々上手く行かなくてさ」

「西夷が、漢詩を学ぼうてか」

「セーイ? …とにかく、皇帝がおれの書を見たがってるんだ。…えっと」

「オボロと呼べ。…なぁる。それはご苦労じゃな。儂は饅頭でも食うて帰る」

「あ、待ってよ」

 アスラは、さっさと立ち去ろうとする少女を呼び止めた。何かがおかしい気がするが、少なくとも向こうの書には詳しそうだ。

「…何じゃ」

「折角来たんだから、ちょっと教えてよ」

「うむ、協力せよ。勇者のお達しであるぞ」

 ユィーキも同調する。オボロは、露骨に嫌な顔をした。

「寺子屋の真似事など、この極悪大妖怪オボロ様の本分ではないと言うに…」

 すると、ユィーキが鼻を鳴らした。

「ふん。詩の一つも読めぬで、何が大妖怪か。そんなもの、ただの獣であろ」

「なっ!? …きさま、見ておれよ…」

 そう言うとオボロはひょいとアスラの手から筆を奪うと、慣れた手付きで書をしたため始めた。

「良いか。詩とは頭蓋より捻り出すものに非ず。魂より自ずと湧き出るものなり。なればこそ、きさまのその小さな頭と、儂のこの丈も中身も極上の天辺に、少しの差異もなく…」



安価下コンマ+50+10(前回の00ボーナス) 出来栄え

24+50+10=84





「…出来た!」

 この前には及ばないが、中々の出来だ。
 オボロは面白くなさそうに鼻を鳴らした。

「ふん。頭に差がなかろうが、そもそも魂が違いすぎるわ。…腹も減ったことだし、儂は帰るぞ」

 そう言うとオボロは、どこへともなく消えてしまった。

「おれも、腹が減ったな」

「食事にしようか」

「ごはんー!」

 ティエンファンがぴょんぴょん跳ねながら言った。



安価下1〜3でコンマ最大
①鶏料理を食べよう

②寿司を食べよう

③最近、新しい国の人が来たとか…

④その他要記述

(言い忘れてたけど 2/5日目 午後)

安価下



「…アスラはともかく」

 熱々の麻婆豆腐が載った皿をテーブルに置くと、ツクヨミは低い声で言った。

「そこな皇女とその娘は、あまりうちには来ないほうが良いですよ」

「刺客がおるやも、とでも言いたいのであろう?」

「ひーん、からーい!」

 ユィーキは、薄ら笑いを浮かべた。

「妾の周りに、どれだけの護衛が潜んでると思っておる」

「そうじゃありません」

 溜め息を吐くツクヨミ。

「この後うちが死ねば、そなたらに疑いの目が向きましょう」

「知らぬ。…あっ、あっつ」

 慌てて麻婆豆腐を吹き冷ます。ツクヨミは、ティエンファンの前に別の皿を置いた。

「はい、ティエンファンちゃんはこっちね。…戯れではありません。南岸に、『外道』が来たのです」

「外道?」

 炊きたてのご飯を掻き込む手を止めて、尋ねるアスラ。ツクヨミは、声を潜めた。

「幕府で知らぬものはいない…政争の裏に必ず潜み、人形で遊ぶがごとく命を弄び、血が流れる様を見て、ただ愉しむ…」

「女なの?」

 ツクヨミは、曖昧に頷いた。

「表向きには、男ということになっていますが…どうやら」

「ふぅん…」

 つい先日、セイが突然北岸に引っ越してきたことを思い出す。橋ができて行き来が簡単になったから妹と暮らすことにしたのかと思っていたが、こういう事情もあったのかも知れない…



安価下1〜3でコンマ最大 話題、行動

「他には、何か変わったことはあった?」

「他に? …ああ」

 ツクヨミは、いつもの安楽椅子に腰掛けると、アスラたちに振る舞ったものの数倍は赤い麻婆豆腐に蓮華を付けた。

「南岸に、島国とは別の国の姫がやって参りました」

「へえ」

 アスラは身を乗り出した。ツクヨミは煮えたぎるような豆腐を平然と食べながら、頷いた。

「地理的には、島国とサトンの間くらい…南の島から参ったようです。川沿いの、サトン領との境辺りに寺院を築いているそうですので、一度ご覧になっては」

「そうするよ」



 橋の上で、ぼうっと水面を眺める。寒い夜は空気が澄んで、月がよく光っている。
 ユィーキとティエンファンは先に帰って行った。今夜はどうしようか。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(2/5日目 夜)

ねる

安価下

『Harem Simulator』





「…おや」

 間仕切りをくぐると、ツクヨミは素肌に薄い襦袢一つで、布団に入ろうとしていた。

「先程別れたばかりだと言うのに、何用ですか」

「こうしておれ一人で来れば、何かあった時にユィーキたちに疑いが掛からないかと思って」

 するとツクヨミは、露骨に不機嫌な顔になって言った。

「…して、本音は」

「…子作りしに来た」

「許しましょう」

 一転、ツクヨミは笑顔を見せた。



安価下 プレイ内容



「ん…ちゅ…♥」

「はっ、んっ…」

 布団の上で向かい合い、唇を吸い合う。襦袢の前がはだけると、よく育った瓜のような白い乳房が溢れた。ずっしりと重い2つの果実を掴むと、ツクヨミがアスラの膝に乗ってきた。

「っ…はぁっ、ん…」

 たわわな乳房の間に彼の顔を押し付けながら、上を向いた肉棒に自身の秘部を擦り寄せる。

「あ…あ…」

 膨らんだ亀頭が、うっすら湿った入り口を擦り…

「…あぁっ♥」

 ぬるりと、中へ入った。
 抱き合いながら、腰を上下に揺らすツクヨミ。向かい合い、きつく抱き合って、女の奥深くまで繋がるこの体位が、アスラは好きだった。

「あ、はぁ…んぁっ…♥」

 まん丸な乳房をゆさりゆさりと揺らしながら、ツクヨミは腰を振る。
 背中を曲げると、再び唇を重ねた。

「ん…♥ ちゅっ、ちゅ…れろっ…♥」

 舌を絡め合いながら、そっと乳房に掌を埋める。ぽってりと膨らんだ乳首を指で扱くと、膣穴がきゅっと竦んだ。

「んぁっ♥」

「っ…」

 互いの身体と舌を感じながら、アスラはツクヨミの膣内に射精した。



安価下コンマ ゾロ目で妊娠



「…ん」

 目を覚ますと、ツクヨミはまだ隣で寝ていた。寝そべったまま眺めていると、湿った布団の上で、彼女の大きなおっぱいが、上下にゆっくりと揺れた。
 壁らしい壁のない居宅には、朝の日が差し込んでいた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 午前)
①剣術の修行

②書の練習

③釣り

④その他要記述



 西禁に戻ると、今日も書の練習をすることにした。

「大変良い心がけです」

 ランファンが言った。

「アスラ様の努力は、必ずや天子様に伝わり申し上げるでしょう」



安価下コンマ
01〜20 誰も来ない
21〜50 ヤーウェン
51〜60 オボロ
61〜80 ファン・セイ
81〜98 ファン・レイ
ゾロ目 フォンリン

 静かな部屋で、机に向き合う。

「詩とは、魂より出るもの…」

 墨に筆を浸し…書いた。



安価下コンマ+15 出来栄え



「…こんなものかな」

 取り敢えず、オボロに教えられたくらいにはできた。
 地味な服を着た小柄な従者パイランが、蒸籠の載った盆を持ってやって来た。

「ユィーキ様より、旦那さまへ」

 口元に微笑を浮かべたまま、彼女は言った。

「頭を絞った後は、お腹も空きましょう、と」

「うん、頂くよ」

 道具を片付けると、蒸籠を受け取った。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 午後)
①詩を考える

②気分転換に剣の修行

③気分転換に遊郭で遊ぶ

④その他要記述

「そう言えば」

 小籠包を吹き冷ましながら、アスラはふと思い出した。

「最近、南岸に新しい国の人が来たって」

「南の国の者ですね」

 パイランが答えた。

「ちょっと、会いに行ってみようかな」



「…よし、この辺だ」

 シェンウェンが舟を止める。
 サトン領との境界近く、もうかなり空気が熱くなってきた平原に、小ぢんまりとした竹の足場が組まれていた。その中で作られているのは、大陸とタルスムを足して二で割ったような、独特な形をした寺院であった。
 よく見ると、その側に大きな傘を立てて、一人の少女が従者に扇がれながら建設を眺めていた。
 アスラは船から降りると、少女に近寄った。

「やあ」

「!」

 少女が振り返る。そうしてアスラの姿を認めると、ゆっくりと立ち上がり、両手を合わせて頭を下げた。

「ごきげんよう、勇者アスラ。オリエズマは南の島より参りました。ブロイ、とお呼びください」

「初めまして。…あれは?」

「わたくしの、ここでの住居でございます」

 おっとりとした口調で、ブロイと名乗る少女が説明した。浅黒い肌の少しぽっちゃりとした少女で、鮮やかなオレンジ色のぴったりしたドレスを着て、花の冠を黒髪に載せている。

「今は、どこで寝泊まりしてるの? 晴れた昼は良いけど、夜は寒いだろ?」

 するとブロイは、気恥ずかしそうに頭を掻いた。

「毛布を重ねれば、何とかなるものです」

「…」



安価下1〜3でコンマ最大 話題、行動

「ところで」

 大方外装の出来上がった寺院を眺めながら、アスラは尋ねた。

「ブロイはどうしてここに来たの?」

「お父様の言いつけで」

「…まあ、それはそうだけど」

 どうやら、彼女自身はあまり聞かされていないようだ。まあ、大陸と島国に取り残されまいとでも思ったのだろう。
 アスラは質問を変えることにした。

「ここの暮らしには慣れた?」

「ええ、野宿にはもう」

「…」

 あっけらかんとして答えるブロイの前で、アスラは冷や汗を浮かべた。まずい。慣れるも何も、まだ家すらできていないのに…
 しどろもどろになっていると、突然新たな声が二人の間に割り込んだ。

「あら、勇者じゃない」

「! その声は…」

 実のところ、もうすっかり存在を忘れていた。しかし、ボロボロのドレスに勝ち気な顔を見た瞬間、彼は後宮にやって来たもう一人の姫君を思い出した。

「クリスタ! どうしてここに?」

「あたしは旅がしたくてここに来たの。バルバス領は粗方回ったし、川を下ってこっちに来たわ」

「クリスタちゃん、バナナ食べる?」

「食べる!」

 ブロイは以前から知ってる風で、クリスタにバナナを差し出した。クリスタは皮を剥き、齧りつく。

「うん、甘い! いつか本場の果物が食べたいわね…」

「知り合いなの?」

 アスラの問いかけに、ブロイは頷いた。

「と言っても、ほんの数日前ですが」

「サトン領から帰ってきたわ。あそこ、暑いったらありゃしない」

 そう言うとクリスタは、ドレスの袖を捲くってみせた。白い腕に、赤い境目がくっきりと残っている。王が見たら卒倒しそうだ。

「…ていうか、ここの主ならブロイたちに家くらい用意しなさいよ」

「知ってたら、やってたよ。…」

 アスラは溜め息を吐いた。どうにも、この姫様の前では調子が狂う…



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(3/5日目 夜)

ねる

安価下

『Harem Simulator』



「…今夜は、おれの部屋に来なよ」

「あんたの部屋に? …!」

 意味を察して、クリスタの顔が一瞬で真っ赤になった。一方のブロイは、きょとんとしている。

「はぁ…? それは、構いませんが」

「ブロイ様!」

 そこへ、突然一人の従者が割り込んできた。大陸のものに似た、桃色の道着を着た目付きの悪いこの女は、ギロリとアスラを睨むと、ブロイに言った。

「なりません。これは、褥への誘い」

「!」

 ブロイも意味を理解して、目を見開いた。それから、ぽつりと言った。

「…では…行かぬ訳には、参りませんね」

「ブロイ様!?」

 一方、クリスタは…



安価下コンマ
01〜80 逃走
81〜98 嫌々
ゾロ目 乗り気

「…お断りするわ!」

 と一言、一目散にサトン領の方へと逃げてしまった。

「ブロイ様も、こんな奴に従うことは」

「あらあら、アチェ」

 そこへ、また別の従者が顔を出した。

「チュイ…貴様、姫様を差し出す気か」

「差し出すも何も、もう姫様は勇者様のもの。邪魔立てする方が叛逆ですわ。そんなことより、バナナでもいかが?」

 色めき立つアチェとは対照的に、にこにこと柔らかい笑顔のまま、どこからともなく一本のバナナを差し出す女。しかしその手には、逆らい難い迫力とでも言うべきものが漂っていた。

「…っ」

 アチェは歯ぎしりしながらも、バナナを受け取った。
 チュイと呼ばれた従者は、アスラに向かって丁寧にお辞儀した。

「勇者アスラ。貴方様の武勇は、遠く我が国にも轟いております。お会いできて光栄です。あ、マンゴーでも」

「ど、どうも」

 いつの間にか持っていた、4等分された橙色の鮮やかな果実を、アスラに差し出す。アスラがそれを受け取ると、チュイはまた頭を下げた。

「では、姫様をどうぞよろしくお願いいたします」



 西禁の寝室に戻ってきた。外はもう真っ暗だ。
 ブロイは、心細い顔でアスラを見た。

「…褥での振る舞いに慣れていないことを、予めお詫びします」

 寝台に座るアスラの前に、跪く。

「初めてですが…精一杯、ご奉仕させていただきます」



安価下 プレイ内容



「あぁっ…いや…こんな」

「よく見るんだよ。自分のこと…」

 寝台の前に置かれた大きな姿見に、裸のブロイが映し出される。恥じらう彼女を膝の上に載せ、必死に閉じようとする両脚を膝で開かせる。そうして、細い茂みに覆われた秘部を指で広げて見せた。

「こことか」

「や、あぁっ…」

 いやいやと首を振るブロイ。アスラは、まだ発展途上の乳房を片手で掴んだ。

「ひんっ♥」

「目を逸らすなよ。今から、この穴に『これ』を挿れるんだ」

 ずっしりと大きな尻たぶの中から、硬く膨れたペニスを取り出し、ひくひく動くブロイの膣穴の前に立てた。

「ひ…」

 怯えるブロイの乳房を、両手で優しく揉む。

「怖がらないで。最初は痛いけど、最初だけだ。…多分」

「…」

 ブロイは、ごくりと唾を呑むと…

「…や、やってみますわ」

 恐る恐る腰を持ち上げ、ようやく湿ってきた自らの入り口に亀頭をあてがう。それから、ゆっくりと腰をおろした。

「っ…く…う、あっ! いっ!」

「ほら、前を見て」

「っ? …っ!」

 鏡に映るのは、アスラのペニスを膣口に咥えた、裸の自分自身。アスラは、小さな入口を指でくすぐった。

「いたっ! …いっ、あっ…あぁ…♥」

 じわじわと蜜が滲み、ずるずると腰が降りてくる。狭い膣穴が、太く硬い肉棒を受け入れていく。

「あぁっ…は、入って…っ」

「ほら、ちゃんと見て。ブロイのおまんこに、おれのが入ってるよ。…これから、この中に子種を注いで、子供を作るんだ」

「こづくり…っっ♥」

 ブロイの膣が、きゅっと縮む。アスラは彼女の身体を傾けると、横から乳首を舐めた。

「ひんっ♥ …あぁっ♥」

 鏡に映る己の痴態に、更に蜜が溢れてくる。肉棒の入った下腹部を片手でさすりながら、弾力のある乳房を揉み、乳首を吸う。

「あぁっ♥ そんなっ、わ、わたくしっ♥ …ひぃんっ♥♥」

「んむ…君は、今何歳?」

「ひっ♥ …じゅっ、じゅうご、ですわっ」

「なら大丈夫だね。シャーロットやユィーキは、11歳でおれの子を産んだから」

「!! …あ…ああっ♥ ひ、んぁっ♥」

 ぞくぞくと、ブロイの身体が震えてくる。

「じゃあ、出すよ。出すから、孕んでね…」

「あ、ああっ♥ わたくしっ、わたっ」

 鏡の中で、ブロイがびくんと跳ねた。

「っっっ♥♥♥」

「出るっ」

 生まれて始めての絶頂の中に、たっぷりと子種を流し込んだ。



安価下コンマ ゾロ目で妊娠



「…おはよう」

「っっっ!」

 寝台の隅で縮こまっていたブロイは、アスラの声にびくんと肩を跳ねさせた。
 おずおずと振り返り、か細い声で答える。

「…お、おはようございますわ」

「ご飯にしよう」

 全裸のまま寝台を降り、平然と部屋を横切る彼の姿を、ブロイはぼうっと眺めていた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(4/5日目 午前)
①剣の修業

②書の練習

③領内をうろつく

④その他要記述



 曇り空のオリエズマ領を、一人ぶらつく。昔は南岸への移動も一日仕事だったが、今では橋を渡るだけですぐだ。



安価下コンマ
01〜10 特に何も起こらない
11〜30 遊郭の前からいい匂いがする
31〜40 神社の前に誰か立っている
41〜60 フォンリンとぶつかった
61〜80 スイリンが手招きしている
81〜90 ワタリが何か釣り上げたようだ
91〜98 新しい女が来たらしい
ゾロ目 誰か探している



「…?」

 南岸で、一人の女がきょろきょろと辺りを見回しながらうろついているのを見つけた。

「サチ? サチ、どこなの?」

「どうしたの」

「サチ……ひいぃっ!!?」

 ボロボロの服を着たその女は、アスラに気付くなりその場に平伏し額を地面に擦り付けた。

「もっ、申し訳ありません申し訳ありません…」

「待って、待って。それより、一体どうしたの。誰か探してるの」

「お、恐れながら…」

 女は地べたにひれ伏したまま、ちらりとアスラを上目遣いに見て、言った。

「き、昨日から、サチ…娘が、見当たらないのでございます…」

「サチ…!」

 ここで、フォンリンと一緒に遊んでいた子供らの中に、彼女と同じような服を着た少女がいたのを思い出した。そう言えば、今日は遊んでいる集団の中にいない。

「今まで、日暮れまでにはちゃんと帰ってきていたのですが…も、もしかして、殿様にご迷惑をおかけしてたりは」

「いや、おれも見てない」

「そう、でございますか…」

 うつむく女。

「…見つかることを祈ろう。おれも、見つけたら教える」

「! ありがとうございます、ありがとうございます…」

 と、ここで慌てて顔を上げる。

「そ、そうです、名前を申し上げておりませんでした。…セツ、と申します」

「分かった。サチを見つけたら、すぐに連れてこよう」



 セツは再び娘を探して、南岸を歩き回っている。アスラは北岸に戻ると、西禁の裏や、街の狭い道などを見て回った。
 しかし、サチと思しき少女は見当たらなかった。

「どうしようかな」



安価下1〜3でコンマ最大(4/5日目 午後)
①捜索を続ける

②書の練習

③腹ごしらえ(何を食べるか併記)

④その他要記述



 午後からも、サチを探すことにした。
 南岸はセツが探し回っているので、北岸を探すのが良いだろう。フォンリンや、子供たちが遊びそうな場所を、一人で歩き回った。



安価下コンマ
01〜70 見つからない
71〜98 見つかった
ゾロ目 見つけている…?

かんべんして



 西禁の裏手、丁度厨房に面したゴミ捨て場で、アスラは足を止めた。

「あ、セイ」

「!」

 真新しいゴミ袋を持ったファン・セイが、ちょうどゴミを捨てようとしているところであった。

「丁度良かった。今、人を探しててさ」

「…そ、そうですか」

 歩み寄るアスラに、セイはどういうわけか狼狽の表情を見せた。担いでいる袋をゴミ山に放ると、位置が悪かったのか、カラカラと音を立てながら斜面を転がり落ちた。
 それは、アスラの足にぶつかって止まった。

「あーあ」

 何気なく拾い上げようとするアスラに

「お止めください!!」

「えっ? …!!?」

 緩んだ袋の口から、ごろりと黒い球体が転がり出てきた。よく見ると、黒いのは髪の毛であった。そして、球体はよく見ると…

「…ヒトの、頭…っ!!」

「っ」

 次の瞬間、セイが懐から短刀を抜いた。そして、鋭い切っ先を振り上げ、そのまま…自身の喉元に向けた。

「止めろっ!!」

「ああっ!?」

 咄嗟に体当りし、短刀を手から弾き飛ばした。そのまま地面に組み敷くと、アスラは叫んだ。

「セイ! あれは何だ! 何でこんなことをした!?」

 するとセイは、硬い仮面のような表情で…ぽつりと、言った。

「…国とは、幾千の民草の家なれば…民は、その礎たらねばなりませぬ…」

 次の瞬間、セイの口から大量の鮮血が噴き出した。

「セイ? …セイ! おい、待て! 止めろ! セイ…」

 自ら舌を噛み切ったセイは、仰向けに倒れたまま…動かなくなった。



 バラバラになった白い骨と、青褪めた小さな頭の前で、セツは泣き崩れた。

「ああ、サチ…どうして…」



「…パイラン、どう思う」

 少し離れたところで、ユィーキが傍らのパイランに尋ねた。パイランは、細い目を皿のように見開いて骨を眺め、答えた。

「はらわたを抜き、肉を削いだようです」

「どうして、そんなことを」

 呆然と呟くアスラに、パイランがぼそっと答えた。

「…まるで、食肉にするかのようですな」

「!!?」

 その言葉に、アスラも、ユィーキもパイランを見た。
 ユィーキが、声を張り上げる。

「マオジャンを呼べ!」



「一度しか問わぬ」

 謁見の間にて。アスラと並んで座ったユィーキが、跪くマオジャンに、厳かな声で言った。

「汝は、サチなる南岸の農民の娘を、捕らえて捌き、食おうとしたか」

「いいえ」

 きっぱりと、マオジャンは否定した。

「面を上げよ」

 顔を上げたマオジャンに、更に問う。

「…この玉大后、そして我らが王アスラに誓えるか」

「誓います」

 躊躇なく言ってのけたマオジャンに、ユィーキは初めて表情を崩した。

「では、信じよう」

「じゃあ、やっぱりセイが…」

 アスラは溜め息を吐いた。セイの遺体は西禁の裏で藁に巻いて置かれ、妹のレイがじっと付き添っている。
 彼女が自害する寸前、言い残した言葉。

「『民は、国の礎とならねばならぬ』…」

 セイの言う国とは、どっちだ? 自分を虐げてきた島国か? それとも、逃げ込んだ彼女を受け入れた大陸か…
 考え込んでいると、突然ランファンが駆け込んできた。

「大変です!」

「何事です、姉上」

「南岸の者が、橋を壊そうと」

 ところが、意外にもユィーキは動じなかった。椅子から動こうともしない妹に、ランファンは食い下がった。

「止めないのですか!?」

「…やむを得ないでしょう。こうなっては…犯人を捕らえ、信頼を取り戻した後、また架け直す他ありますまい」

「…」

 アスラは歯軋りした。折角、仲良くなれたのに…一体誰が、平和をぶち壊しにしたのだ…?



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価

いったんくぎる

安価下

ヒント

必要な情報は全て揃ってる
後宮でアスラは何やっても許される

聖堂の過激派といいオリエズマの離断工作といい、ゾロ目引かなきゃ枠外でこっそり進行してたものが尽くアスラの目の前で起こるんだよなぁ

決め打ちでまあOKだけど話の流れ的には占い噛ました方が自然なので問題ない

「こんな時こそ…」

 ふと思いついたアスラは部屋に戻ると、太極図と星図を持って戻ってきた。
 床にそれらを広げるのアスラに、ユィーキが近寄ってきた。

「占星術…いつの間に修めたのか?」

「少しだけだけど、この前…」

 説明しようとしたその時、突然広間に駆け込んでくるものがあった。

「タオファ?」

「この気配、まさか…」

 入ってきたのは、いつになく焦燥した顔のタオファ。床に広げられた太極図を見て、さっと血の気が引いた。

「それは、スイ老師の…」

「スイリンを知ってるの?」

「どけ、もとい、お任せを」

 アスラを半ば突き飛ばすように、太極図の前に膝を突くタオファ。

「どれほど教わったのか知りませんが、スイ老師の術は常人には扱い難く…わたくしのように、生涯を捧げてようやく入門といったもの」

「…おれより上手くできるのなら、それで良い。今は大変な時なんだ」

「ええ、そうでしょう、そうでしょうとも。では、星を…」

 額に冷や汗を浮かべながら、星図と太極図を交互に読むタオファ。時折指を立てては、影の角度を測る。
 やがて筆を執ると、一枚の地図を描いた。

「銀河を隔て、織女、牽牛あり。されど二人を別つは悲恋に非ず。織女、男のために自ら銀河を渡る。織女とは…」

 大きな四角の後ろに、点を落とす。それは丁度、セイの遺体が安置されている場所であった。

「そして、牽牛は…」



 西禁を出て川岸に着いた時、朱塗りの橋の、南側の柱が折り倒された。弧を描いた橋が大きく傾き、ミシミシと音を立て始める。
 斧や鋸を持った人々の中から、一人の女がこちらに気づき、舟を出した。

「…ごめんよ」

 それは、ワタリであった。
 舟に乗り込もうとするユィーキとパイランを、彼女は制止した。

「申し訳ありませんが、ご遠慮を。今、あなた方が南岸に向かえば、囲まれて殺されます」

「…おれ一人で良い」

「気をつけるのだ、我が勇者」

 アスラが舟に乗り込むと、ワタリが竿を動かし、南岸へと漕ぎ出した。
 南岸では、人々が口々に北岸に罵声を飛ばしながら、橋を打ち壊していた。



「人喰いめ!」「けだもの! ここから去れ!」「神罰を受けろ!」



「…っ」

 歯軋りしながら舟を降りると、一人の少女が駆け寄ってきた。

「島国より、幕府を代表して、ヤチヨと申します」

「ヤチヨ、おれは」

「迅速な行動に敬意を。二度と、北岸へ戻ってはなりませぬ」

「そうじゃない!」

 ヤチヨの手を振り払うと、アスラは神社に向かって歩き出した。

「! ど、どちらへ」

「全ての元凶を、片付ける…!」



 かつて、ツバキが監禁されていた庵。戸を蹴破り、中へ押し入って、アスラはぎょっとした。

「? …おや、これはこれは」

 板敷きの上に正座し、ゆったりと茶を飲むその人物は、どう見ても初老の男であった。
 彼は怒りに燃えるアスラを見ても、平然として自らの正面を指した。

「大人しく隠居しておりましたが、御身からお渡りとあれば。どうぞ、茶でも」

「お前が、牽牛…」

 剣を抜くアスラに、男は眉をひそめた。

「はあ、牽牛とな」

「サチを殺し、肉を削いで棄て、北岸の仕業に見せかけた…お前だな!」

「…」

 彼は、それでも動じずに茶を一口飲むと、器を置いた。

「…ええ、それがしも聞き及んでおります。大変、痛ましいことで」

「とぼけるな! 北岸の者が、人の肉など食うものか!」

「食いますとも。昔ここにいた…何だったかな? …ああ。『シャオ』がどうなったか」

「えっ?」

 アスラは虚を衝かれたように、絶句した。
 シャオは、アスラが11歳になって間もない時に死んだ。西禁の庭の隅に、墓を建てて彼女を埋葬したのを、今でも覚えている。

「桃娘とは、何とおぞましく痛ましい風習でしょう。10歳そこらで死ぬ定めを、罪のない少女に負わせるとは…しかも、死してなお肉を煮て食うとは」

「そ、そんなこと」

「料理人に聞いてご覧なさい。もしくは、墓を改めるか。…そのサチとやらも、奴らには食べごろの羊に見えたのでしょうな」

「…っ」

 剣を持つ手が震える。ハッタリだ。決意を鈍らせたいだけなのだ。第一、何故後宮に男がいる? ツクヨミの言っていた『外道』とは、間違いなくこいつのことだ。
 しかし…



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?

「…黙れ…黙れっ!!」

 遂に、アスラは剣を振り上げた。が

「っ、しまっ」

 狭い庵の天井に、切っ先が刺さってしまった。
 男はふんと鼻を鳴らすと、膝元の刀を掴んで立ち上がった。

「小童め。正義ごっこも大概にせよ」

 刀を抜き、正中に構える。アスラは身体強化の魔術で剣を天井から抜くと、振りかぶらずに切っ先を突き出した。

「ふんっ」

「らあっ!」

 刀で軽く払ったところに、肩から突っ込む。

「ぐあっ!?」

 勢いよく吹き飛ばされた男は、薄い庵の壁をぶち破り、夜の裏庭に転がった。
 剣を構え、大股に近づくアスラ。

「殺す…おれは、躊躇わない!」

 心臓めがけて突き出した切っ先を、転がって躱す男。そのまま立ち上がると、首元に刀を振るった。

「っ」

「謀略だけの頭でっかちと思うたか。たわけ…」

「せっ!」

 横薙ぎを引いて躱すなり、躊躇なく眼球を狙うアスラ。流石の相手も怯んだのか、足元が少しもつれた。
 その足を、アスラは力いっぱい踏みつけた。

「あだっ!? …っ!」

 更に胸を蹴り、相手を仰向けに倒す。剣を逆手に握ると、大きく振り上げて敵の心臓へ…
 ところが次の瞬間、アスラの身体がぐらりと傾いた。

「うわっ!?」

「…止めこそ、最も隙のないやり方に限るわ」

 仰向けのまま、両足でアスラの足を絡めて倒した男は、反対に立ち上がると、仰向けのアスラの胸に片足を乗せた。

「今際の際にこそ、獣は最も強いもの。心の臓を突く前に、手足を」

「手足を、とな」

 次の瞬間、男の体が硬直した。と思うや、両手足を大の字に伸ばした不自然な姿勢のまま、ふわりと宙に浮いた。
 右手をかざし、ゆっくりと歩み寄ってきたのは、フォンリンであった。

「…同感じゃ。儂も倣おう」

「あ゛っ! あ、がっ!? ぐぅっ」

 指を動かすと、みしり、めきりと音を立てながら、男の四肢がぐるぐると捻じれ、折れ曲がり、延ばされていく。
 そこへ、武器を携えた女たちが乱入してきた。

「殿に刃を向けたぞ!」

「謀反だ、捕らえよ…」

「黙れ」

 フォンリンが左手を突き出すと、女たちが一斉に見えない力に突き飛ばされ、倒れた。
 やがて右手を下ろすと、四肢を粉々に砕かれた男が、ぼとりと地面に落ちた。

「フォンリン…」

「きさまのことは聞き及んでおるわ、『キヌエ』」

 倒れた男…いや、キヌエの腹の上に立ち、見下ろす。

「儂の楽しみを奪いおって。所詮きさまも、ここに流されたのだと知れ」



 明け方の川岸に、掠れた呻き声と、釘を打つ音が響く。
 パイランが、太い木の柱にキヌエの手足を、釘で打ち付けているのだ。その目は、普段の温厚な雰囲気と打って変わり、爛々と輝いている。

「パイランは、何をしてるの?」

「あのまま川底に立て、生きたまま魚に食わせるそうだ」

 ユィーキが、憂鬱そうな顔で言った。

「罪なき者には安堵の証に、逆賊には恐怖の印となりましょう」

 手を動かしたまま、パイランが口を挟んだ。その声には、隠しきれない高揚が滲んでいる。初めて袖から露わになった手は、切り傷やこびりついた血の跡にまみれていた。

「いい加減、寝よう。アスラ」

 アスラの手を取り、西禁の方へと足を向ける。

「もはや沙汰は下った。後のことはパイランに任せておけ」



「…」

 隣で眠るユィーキと反対に、アスラは日の出まで眠れずにいた。
 クリストラでは、聖堂の修道女たち。オリエズマでは、島国から来た外道。次の領では、誰が処刑される…?

「ああ…あああっ!」

 頭を抱え、叫ぶ。どうしてこうなった。何がいけなかった。誰が…



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(5/5日目 午前)
①寝る

②剣の修業

③書の練習

④その他要記述

「はぁ…っ…はぁっ…」

 寝台に沈み込むと、アスラは目を閉じた。とにかく、今は眠りたい…
 目を覚ましたユィーキが、彼の手を取って自分の胸に置いた。

「ユィーキ…」

「疲れたであろう、眠るが良い」

「…」

 ユィーキは起き上がると、彼の頭に膝枕した。それから、寝間着の胸元をはだけると、柔らかな乳房を彼の口元に垂らした。

「…んむっ」

「ぁっ…♥」

 香の染みた甘い乳首を吸いながら、アスラは静かに、幼い日のことを思い出した。マリアに抱かれ、暖かくて柔らかいおっぱいに吸い付き、夢中で乳を飲んだ日のこと。
 涙の伝う顔を優しく撫でながら、ユィーキはアスラに、もう出ない乳を与えた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(5/5日目 午後)
①まだ寝る

②ユィーキを抱く

③書の練習

④その他要記述



 日が高くなった頃、ようやくアスラは起き上がった。

「もう良いか」

「うん。…」

 ところがアスラは、寝台から降りず、そのままユィーキを押し倒した。寝間着の下に手を伸ばそうとすると、ユィーキはそれを止めた。

「ま、待て」

「嫌?」

「そうではない、そうではない、だが…」

 彼女は白い太腿をもじもじと擦り合わせながら、ぽつりと言った。

「その前に、厠に…朝からずっと汝に添っておって…も、漏れそうだ」



安価下 プレイ内容



「ほ、本当にするのか…?」

 水盆を跨ぐと、ユィーキは恐る恐る脚を広げた。その間に顔を近づけると、アスラは頷いた。

「今更だろ」

「っ、ええい」

 やけだとばかりに、黒い茂みを両手で広げる。膣穴も、尿道もしっかりと見せつけて、ユィーキが言う。

「ならば、しかと見よ。だ、出すぞ……あ、あぁ…ふぁ…っ」

 ___しゅうぅぅいいぃぃぃ…

 気持ちのいい音と共に、ユィーキの股から勢いよくおしっこが噴き出した。太い水流は空の水盆にぶつかり、派手に飛び散る。

「あ…あっ♥ はぁ…ぁっ♥ …」

 滝のような放尿から視線を上に向けると、恥ずかしそうに、それでも気持ちよさそうにおしっこを出すユィーキの顔が見えた。

「痴れ者めっ、妾の、尿など見てもっ♥ …ふあぁぁ…♥」



「…気は済んだか」

 寝台に戻ると、ユィーキは仰向けになったアスラの上に跨った。

「汝が喜ぶなら、尿でも糞でもしてみせよう。裸踊りだってしてやろう」

 硬くなったペニスに、自らの秘部を添わせる。そのまま、ずいと腰を沈めた。

「あ、ぁ、ん…っ♥」

「はぁっ…ユィーキ…っ」

 アスラの胸にひしとしがみつき、ゆっくりと腰を振る。

「アスラっ♥ 我が、ゆうしゃっ♥ …妾の主は、そなただけっ…」

 胸に擦り付けた頬が、冷たく濡れる。

「好きっ♥ 好きっ♥ 愛してるっ♥ 死ぬまで…死んでもっ、共にっ♥」

「ユィーキっ、愛してるっ、ユィーキっ!」

「ああっ♥ アスラっ、あすらぁっ♥ …ああぁっ♥♥」

 熱い膣穴が、痛いほど彼にしがみつく。隙間なく吸い付く肉の穴に、愛を注いだ。
 子種を蒔きながら、唇を重ねた。舌を絡めた。日が暮れるまで、ずっとそうしていた。



安価下コンマ ゾロ目 or 1の位が1で妊娠



 気が付いたら、もう夜だった。結局、今日は一日中を寝台で過ごした。
 腹が減った。明日は、出発だと言うのに…



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(5/5日目 夜)



 畑に面した小さな家を覗くと、狭い室内に設けられた祭壇の前で、セツがぼんやりと座っていた。

「…やあ」

「!! とっ、殿様っ」

 後ろから声をかけると、セツは弾かれたように立ち上がり、それからアスラに向かってひれ伏した。

「それは、サチの?」

 祭壇に目を向けると、セツがおずおずと頷いた。
 アスラは、祭壇の前に跪いた。

「…サチを弔いたいんだけど、作法が分からないんだ。教えてくれないか」

「! あっ、ありがとうございます…うぅ…」



「…」

 北岸に戻ってきた。西禁のレイの部屋に行くと、レイの姿はなく、セイの遺体だけが布団の上に安置されていた。
 遺体の前に膝を突き、目を閉じて黙祷する。
 最初、パイランはセイの遺体も柱に釘打ち、川に浸す気でいた。彼女がサチを殺害した実行犯である可能性が高かったからだ。しかし、アスラはそれを止めた。

「おれは…正しいことをした…そうだよな」

 自分に言い聞かせるように、セイに向かって呟く。
 セイは、何も言わない。



 寝室に向かう廊下で、レイとすれ違った。手に泥が付いているから、墓穴を掘っていたのだろう。
 声をかけたが、彼女は赤く腫れた目でアスラを一瞥しただけで、何も言わずに去ってしまった。



「おはようございます」

 寝室に入ってきたのは、ランファン。

「準備はできています。我らが祖国へ、参りましょう」



安価下3票先取 どこに行く?
①クリストラ

②オリエズマ

③サトン

④バルバス

⑤オリエズマ大陸

タルスム(オリエズマと接していないので選択不可)

大陸への訪問のことを言ってるのなら、オリエズマ領からならいつでも行ける

今日はこの辺で



「アスラ、アスラ、んっ…♥」

「じゅっるるるるる…んっ、れろ、ちゅぅぅぅ…っ♥」

 住居の中で、寝そべるアスラの腹にはルールゥが跨って唇を吸い、足元にはラクマが蹲ってペニスをしゃぶる。

「うあっ」

「! …んっ、んくっ、んくっ♥」

 更に磨きがかかったラクマの舌技に、たまらず射精すると、ラクマは根本から絞り出すように吸い上げ、飲み干した。



安価下 プレイ内容



「あぁっ、あっ♥ んっ…あぁんっ♥」

 ルールゥの膣が、アスラの指を締め付ける。ラクマが、大きく育った胸を押し付けてきた。

「もう、我慢できないぞ…♥」

 向かい合って寝そべったままだと挿入しづらいので、ラクマに向こうを向かせ、後ろから豊満なお尻の隙間にペニスを突っ込んだ。

「あ、来たぁっ♥」

 後ろから両手で乳房を揉みながら、腰を動かす。

「アスラぁ…こっちも…」

 ルールゥが、後ろから抱きついてきた。20歳になっても毛の生えない、つるつるの股を背中に擦り付けてくる。
 ラクマが首を回して、舌を伸ばしてきた。

「あ…れろっ…」

 舌先を絡めあうと、膣穴がぴくぴくと震えた。乳首をつまむと、更に締まった。

「っ…んぅ…っっっ…♥♥」

「はあっ…!」

 震える膣穴に精液を注ぐと、彼はごろりと寝返った。

「! こっち、こっち♥」

 ルールゥがアスラに背中を向け、お尻を広げて突き出した。ぴくぴく動く白い裂け目に、まだ萎える前の一物を挿入した。

「あ、あっ♥」

 柔らかく、それでいてよく締まる雌穴に、ペニスを出し入れする。今度は、ラクマが後ろから、彼の耳に舌を伸ばした。

「…ぇろっ♥」

「ふあっ」

「あっ♥」

 急な刺激にアスラの腰が跳ね、ルールゥの膣が竦んだ。ラクマは、両手でアスラの乳首を弄りながら、耳を舐め回す。
 くすぐったいような奇妙な感覚に、アスラの腰が速くなった。

「あっ♥ まって、まっ、あっ♥」

 腰を振りながら、片手を繋がったところに伸ばし、陰核をくすぐった。空いた手では、色の薄い乳首を弄るのを忘れない。

「あっ♥ うぅ…あすらっ♥ ああんっ♥♥」

 甘い声と共に、膣穴がうねり、アスラのペニスを絞り上げる。
 それに応えるように、アスラはたっぷりと精液を流し込んだ。



安価下コンマ(ラクマ) ゾロ目で妊娠
安価下2コンマ(ルールゥ) ゾロ目で妊娠

コンマ

やっちまったぜ





「…ふぅ」

 額を拭い、起き上がる。午前中から激しい運動だった。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 午後)
①戦闘訓練

②作業の手伝い

③集落を散歩

④その他要記述

ねる



 集落は、活気に溢れている。サトン領では多くの子供が生まれ、ここで最初の数年を過ごす。男児は身体を鍛え戦いや狩り、耕作を学び、女児はものづくりや家畜の世話を学ぶのだ。
 今日も、集落の至るところで子供が走ったり、母親から工作を学んだりしていた。



安価下コンマ
01〜30 男の子が走っている
31〜50 女の子が草を編んでいる
51〜70 狩りから帰ってきた
71〜98 誰かが思案している
ゾロ目 あれ? まだここにいたの?



「お?」

「…! ごきげんよう」

 集落の外れの空き地に、一人の少女が立って何やら思案していた。彼女はアスラに気付くと、丁寧にお辞儀をした。

「また、温泉のこと?」

「ええ」

 頷く彼女の名はジュオ。サトン領では珍しく、木綿を編んだきちんとした服を着ている。彼女の出身の部族は、サトンでは珍しい入浴の習慣があり、こちらでもそれができないかずっと考えているのであった。

「隣のオリエズマ領では、温泉が湧き出る場所があります。近くのこの場所なら、別の源泉があるのではと考えているのですが」

「掘ってみる?」

「試しで掘ってみるには、賛同してくださる方がおらず…」

「ああ…」

 サトンで基本的に、入浴の習慣はない。たまに降る雨を浴びたり、狩りのついでに泉に浸る程度だという。それは単に水が貴重であるのと、乾燥したサトンの地では意外と汗をかかない、かいても分厚く塗った顔料が吸い取ってしまうので、水を浴びる必要性が薄いという事情があるのだそうだ。

「ですが、ここでは有用だと思うのです。特に今は、幼い子供が多く、衛生は大切ですし」

「…確かに」

 悲しいことだが、サトン領では生まれた子供の数は多いが、バルバスやオリエズマと比べて死ぬ数も非常に多かった。それは寒暖差の激しい気候に耐えられないのと、感染する病に対してあまりにも無力であるからだと言われている。
 ジュオに言わせると、それは入浴を習慣化することで防げるらしい。

「じゃあ…考えてみよう」



安価下1〜3 何かアイデアは無いかな?

ねる



 広場に集まった人々を前に、アスラは大声で言った。

「親愛なるサトン領の人々よ!」

 集まった女や子供たちは、そわそわしながら、アスラが何を言い出すのか耳を傾けている。

「父を助け、戦いを勝利に導いた君たちの領が栄えていることを、嬉しく思う」

 槍を携えた戦士たちが、一斉に敬礼した。

「…だが、悲しいことに、ここでは生まれる命も多ければ、失われる命も多い。おれの子供が一人でも失われるのは、耐え難いことだ。…そこで!」

 ジュオが、彼の隣に出てきた。

「わたしたちの風習をお伝えします。…熱い湯に浸かり、身体を清めることで、病を防ぎ、健やかに保つことができるのです。オリエズマの島国でも、そのような風習があると聞きます」

「幸い、ここはオリエズマ南岸の温泉に近い。つまり」

 傍らに置いてあった、石のシャベルを取り上げると、地面に突き立てた。

「掘れば、出る! おれも働こう。温泉が出た暁には、共に浸かり、共に病魔に立ち向かおう!」



 事前に当たりをつけておいた場所を掘る、数人の女たち。ジュオは言った。

「ありがとうございます。おかげで、計画が進みそうです」

「あと一押しだね。…何人か連れて、オリエズマ領へ視察に行こう。向こうに行けば、詳しい者がいるかもしれない」

 とは言え、もうじき日暮れだ。本格的に動くのは、明日からになるだろう。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(1/5日目 夜)



 住居に一人、オリエズマから持ち込んだ蝋燭に火を灯す。同じく持ち込んだ星図と太極図を広げると、彼は入り口から顔を出して空を見上げた。ここの空はどこよりも澄んでいる。煌々と輝く星が、綺麗に見えた。

「占うのは…」



安価下 何を占う?
①技能(次の訓練の成果が上がる)

②幸運(次のコンマ判定による展開がある程度操作できる)

③繁栄(次の妊娠確率が上がる)

④未来視

「…この先、どうなる…?」

 クリストラ、オリエズマと、死に満ちた週であった。サトンでは、そういうことが起きないと良いが…
 星を読み、図を照らし合わせ、浮かび上がる文言を拾い上げる。
 やがて出来上がったのは、奇妙な星図であった。

「真ん中が…おれ、か?」

 中央の北極星が、どうやらアスラを指すらしい。しかしその周りに星は無く、少し離れたところに、数個の箒星が流れていた。
 この占星術における箒星は、良くないことの象徴だ。

「少し遠いところに、不吉なことがある、ってことか…」

 遠いとは、どのくらいだろう。少なくともサトン領は大丈夫か。後宮の中までは安全なのか、それともクリストラやオリエズマ、タルスムでは良くない出来事が起きる可能性があるということか。

「…流石に、タオファみたいにはいかないな」

 蝋燭の火を消すと、毛布を被って横になった。



「…ん」

 この季節になると、日が出てもしばらくは寒い。暗い屋内で毛布に包まりながら、今日の行動を考えた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 午前)
①戦闘訓練

②狩り

③温泉の視察

④その他要記述

ねる

安価下

こういうときに必要になるキャラ案があると助かる

『Harem Simulator』





「では、出発しましょう」

 3頭並んだラクダの前で、ジュオが言った。
 これからオリエズマ領に向かい、入浴を体験したり、向こうの技術者に話を聞いたりする。向かうのはアスラとジュオ、それから…



安価下1〜2 誰を連れて行く? https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%B5%E3%83%88%E3%83%B3%EF%BC%88%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8%EF%BC%89 から2人

「オリエズマ…どんなところだろう」

「さあ、行きましょう」

 先導するラクダには、エルデとンーンー。次にアスラとルールゥ。殿はジュオに、ワッマラというサトンの女戦士だ。他所を訪問するということで、いつもよりきちんとした服を着ている。渋るンーンーにも、どうにか貫頭衣を着せた。



 北へ進んでいくと、どんどん気温が下がってきた。サトンの環境を再現するため、領に魔術を掛けてあるのだが、その圏外へと入ったのだ。
 田園を進むラクダの群れを、農民が呆然と眺めている。建物が見えてくると、向こうからヤチヨが走ってきた。

「あっ、アスラ様!? 何事ですか、サトン領の者など連れてきて…」

「視察だ」

 ラクダの上から見下ろして、アスラは言った。

「視察? 何を」

「ここの温泉を参考に、サトン領の環境を改善できないかと思ったんだ」

「温泉…」

 呟いて、少し考えて…やがて、おずおずと頷いた。

「…と、とにかく、担当の者を呼びましょう。皆様は、ここを真っすぐ進んで、神社の前でお待ち下さいませ」

 廓の方へ戻っていくヤチヨ。ラクダの上で、ジュオが尋ねた。

「どうなさいますか。彼女らと一緒に入浴されますか。それとも、共に建設の話をお聞きになりますか」



安価下 どうする?
①温泉に入る

②技術者の話を聞く

「入る前にかかり湯して、間違っても中でおしっこしてはいけませんよ!」



 ジュオの説明を受けて、一同が露天の温泉にやって来た。皆、元通りの裸で、支給された小さなタオルだけを手にしている。アスラも、その中にいた。

「おお…」

 ワッマラが感嘆の声を上げた。

「湯が、こんなにあるんだぁ…」

「アスラ、早く入ろ」

「待って、その前に」

 アスラは手桶で湯を掬うと、ルールゥの身体に掛けた。ンーンーとワッマラも、見様見真似でかかり湯すると、湯船に足を入れた。

「! あたたかい」

「オアシスの泉に似ていますが…この量の水が、常に出てくるとは」

 アスラも温泉に浸かると、タオルを頭に乗せて深く座り込んだ。彼のもとへ、ルールゥが近寄ってくる。

「アスラ、アスラ、これ気持ちいいよ」

「ああ。これが、サトン領でもできると良いね」

「うん。…」

 隣に座ると、身を寄せてきた。見慣れた彼女の裸体も、湯の中では少し新鮮に映る。いつもの赤いボディペイントが無いのもあるかも知れない。
 ルールゥが、彼の肩に腕を回してくる。そのまま、顔を…

「…あらぁ、今日は賑やかねぇ」

「!」



安価下コンマ
01〜70 温泉妖怪
71〜98 温泉妖怪+極悪大妖怪
ゾロ目 温泉妖怪+極悪大妖怪+姫君

「何じゃ、期を違えたか。おいトウコ、儂は出直すぞ」

「まあまあ、オボロ様。異国の方々と、裸の付き合いと行きましょうじゃありませんか」

 入ってきたのは、一人の女と一人の童女。いずれも裸で、手拭い一枚を前に垂らしている。
 2人は、見慣れぬ来客から少し離れたところに入ると、各々くつろぎ始めた。

「やあ」

「…おや?」

 トウコと呼ばれた方の女が、アスラに気付いた。

「これはこれは。あなたがアスラ様ですか。こちらにお越しになっていたのですねぇ」

「! やっ、何故貴様がっ」

 湯の中で、慌てて前を隠すオボロ。

「サトンの人たちに、ここの温泉を体験してもらおうと思って。似たようなのを、サトン領にも作りたいんだ」

「まあ。では出来上がったら、うちも入りに参りますわねぇ」



「聞くところによると、こちらはあの山がかつて活火山であったころに出来上がった源泉で、効能は打ち身、擦り傷、火傷、関節痛…」

「な、なるほど」

「…ふぁ」

 トウコの講釈を、ンーンーとワッマラは眠そうな顔で聞いている。ルールゥに至っては、早くアスラに抱かれたいのか、彼の側でそわそわしている。
 オボロは、他の者たちから離れたところで、一人そっぽを向いていた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価

ねる
あといっこ

安価下

「温泉のことは分かったかな?」

 トウコやンーンー、ワッマラの元へ近寄ると、アスラは尋ねた。

「…つまりこの温泉は、竜の山の恵みということですね」

 ンーンーが頷いた。ワッマラは、「気持ちよくて身体に良いのは、素敵だねぇ」と、分かったような分かってないようなことを言う。
 そこへ、ジュオがやって来た。一緒に、一人のオリエズマの女もついて来ている。

「こちらはセンさん。この温泉を造られた方です」

「…どうも」

 ぼそっと応えると、眼鏡を掛けた女は小さく会釈した。

「色々と協議をしまして、サトン領での温泉の採掘に力を貸していただけることになりました!」

「元々この土地は、全て火山の一部だった。どの領でも、源泉が見つかる可能性はある。だが、あまりに深い。人力ではまず無理だ」

「センさんは、穴を掘るのに役立つ技術を持っておられます。これで、サトン領にも浴場ができますよ」

 そこまで言うとジュオは、おもむろに着ているワンピースに手を掛けた。

「…折角なので、わたしも頂いても?」

「どうぞ」

「ありがとうございます」

 センが頷くと、ジュオはにっこり笑って服を脱ぎ、裸になった。

「オリエズマ島国の温泉…お話しながらも、ずっと入ってみたいと思ってました!」



 集落に帰って来た頃には、もう日が沈みかけていた。

「早くて明日、少なくとも今週中には取り掛かれそうです」

 ジュオは、目を輝かせて言った。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(2/5日目 夜)



「お疲れ様でした」

「流石にちょっと、狭いかもねぇ」

「ねーえ、早くシよ!」

 アスラの家には、共に視察に行った5人が詰めかけている。これから、一日の労を労って彼女らを抱くのだ。

「流石に、一遍に全員は無理だな…一度には多くても3人くらいまでにしよう」



安価下 最初の相手(3人まで可)、およびプレイ内容

「では、ワタシから…」

 ンーンーは進み出ると、彼の前で仰向けになって足を広げた。事前に自分で濡らしてきたようで、黒い彼女の秘部は既にアスラを受け入れる準備ができていた。
 アスラは彼女に覆いかぶさると、勃起したペニスを挿入した。

「ああ…♥」

「はぁ…はっ…」

 温かい膣穴を味わうように、ゆっくりと腰を上下させる。

「あ…あっ…♥」

 前より膨らんだ乳を震わせて、ンーンーが喘ぐ。彼女の両脚をぐいと持ち上げると、上から抑えつけるように深くペニスを埋める。

「あ、あぁ…んっ♥」

 緩慢な抽迭に、ンーンーはどこかもどかしそうな声を上げる。とうとう彼女は、アスラの首に腕を回すと、か細い声でねだった。

「…も、もっと…激しく……っっっ♥♥」

 待ってましたとばかりに、強く腰を叩きつけるアスラ。

「あ、待っ…あっ、ああっ♥ んああぁっ♥♥」

 脚を抱え込み、無防備に開いた膣穴に、激しく肉棒を叩き込む。無遠慮な刺激に、耐えきれず感じる彼女の雌穴も激しく蠢く。

「ああっ♥ あ、イっ…っっっ♥♥♥」

 強く収縮したンーンーの胎内に、精を注いだ。



安価下コンマ ゾロ目で妊娠
安価下2 次の相手(同時に3人まで) およびプレイ内容

これから相手するのは

ジュオ、エルデ、ルールゥ、ワッマラ

で、同時に2人までにしよう
プレイ内容は書かなかったらおまかせモードになります



安価下 次の相手(同時に2人まで)、及びプレイ内容(書かなければおまかせ)

「では、次はわたしに…」

「ジュオさん、このままでは夜が明けてしまいます。ここは…」

「エルデさん…っ!?」

 エルデはジュオを押し倒すと、自分はその上に覆い被さった。そうして、スカートに手を入れて下着を下ろした。
 ジュオも、もぞもぞと下着を脱ぐ。
 2つの尻を重ねて差し出すと、エルデは言った。

「さあ、アスラ様。私たち2人、一緒に愛してください…♥」

「じゃあ…」

 アスラは近寄ると…まずは、上のエルデに挿入した。

「んっ♥ 来た…ぁっ♥」

 腰を振ると、エルデの嬌声に混じって、ジュオの吐息も聞こえてきた。

「んっ♥ ん、あっ♥」

「あ、あぁ…わたしも、早く…」

 アスラは、腰の動きを早めると…不意にエルデの膣から抜き、その下のジュオに挿れた。

「!!? ひぁっ…」

 突然の刺激に、息を呑むジュオ。すぐに、甘い声を上げ始める。

「あんっ♥ ひ、あぁっ♥ …んむっ!?」

 嬌声がにわかに止む。エルデが彼女の首を引き寄せ、唇を奪ったのだ。

「ん、ちゅちゅっ♥ じゅるっ…」

「んっ…んーっ……んぅ…♥」

「…そろそろ、出そう」

「! …では、私の中に」

「はぁ、はぁっ…だして…くらひゃい…っ♥」

 子種を求めてぱくぱくと動く、2つの膣穴。代わる代わる挿入すると、2人が口々におねだりする。

「子種をっ♥ お恵みをっ♥」

「あかちゃんっ♥ あかちゃん欲しいっ♥ ひんっ♥」

 肉棒が、膨れ上がる。まさに尿道を精液が駆け抜けつつあるそれを…

「…ひあぁっ♥♥」

 ジュオに奥まで挿入し、たっぷりと射精した。

「あ、あっ♥ 出てる、あかちゃんの素、出てる…っ♥」

「アスラさまっ♥ アスラさまっ♥ わたしにも…んあぁっ♥」

 一波を全てジュオに注ぎ込み、まだ萎える前に肉棒を、エルデに挿入した。そのまま激しく腰を振る。

「ああっ♥ ああっ♥ いいっ♥ いいですアスラさまっ♥ …んああぁっ♥♥」

「ふぅっ、くぅっ…」

 目の前がくらくらしてくる。限界を超えて絞り出した子種を、エルデの子宮にもしっかりと注ぎ込んだ。



安価下1(ジュオ) ゾロ目で妊娠
安価下2(エルデ) ゾロ目で妊娠
安価下3 次の相手(同時に2人まで)、及びプレイ内容(書かなければおまかせ)

こんま

こんまこんま

いったんくぎる

コンマ

そして1レスだけだけど今日はここまで

女幹部の続きやりたいな…

『Harem Simulator』





「…ふぅ」

 眠い目を擦り、身体を起こす。移動し通しに交わり通しで、昨日は疲れた。
 狭い住居の中は、熱と湿気と女の匂いでむせ返りそうだ。
 外からは、目覚めた人々の活動の声が聞こえてくる。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 午前)
①戦闘訓練

②狩猟

③トレーニング

④その他要記述



「では、行こっか」

「今日もよろしくねぇ〜」

 ツロムとワッマラと共に、オアシスに向かった。ツロムは弓を持ち、矢筒を背中に背負っている。ワッマラは短い槍を携えており、更に同じものを2本、腰にも提げている。投げることもできるようだ。
 一方のアスラは、いつもの長剣に、ここで作ってもらった長槍を持っている。ただし彼は、弓矢や銃といった飛び道具を扱ったことが無かった。

「何箇所か、罠を仕掛けてあるんだ。そこを中心に見て回ろう」



安価下コンマ
01〜20 ワッマラ「これ、美味しいんだよ〜」
21〜50 果物だ
51〜70 罠に獲物が
71〜90 弓矢で仕留めた
91〜98 槍で仕留めた
ゾロ目 ???



「…お」

 ワッマラが足を止めた。
 背の高い木の上の方に、緑色の実が沢山なっている。

「パパイヤだねぇ。…」

 幹に手を掛け、揺さぶる。特に熟れた黄色の果実が、2,3個ほど落ちてきた。

「丁度いい、持って帰ろうか」

 ツロムが拾い上げた。
 ちなみに、罠に獲物はかかっていなかった。



 持ち帰ったパパイヤとトウモロコシの粉で、ラクマが焼いてくれたパンを齧る。午後からは何をしよう。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
①戦闘訓練

②制作作業

③温泉掘りの手伝い

④その他要記述

流石に3か





 オリエズマ領近く、温泉建設予定地を訪れると、センが腕組しながら穴を掘るサトンの女たちを眺めていた。

「やあ」

「…おや、これは殿様」

 小さく会釈するセン。アスラは、作業場を向いた。

「温泉は掘り起こせそうか?」

「源泉はこの地下にあるようです。しかし、先日も申した通り人の手で掘り出せるものではない」

「じゃあ、どうする?」

「アレを使う」

 センが指差す先。オリエズマから流れる川には、3隻の舟が停まっていた。その上には、見たことのない巨大な鉄の柱が、何本も積み込まれている。



「ひぃ…も、もう無理…」

「お疲れ様、アズマ。姐さんも、ありがとうねぇ」

「構わん。勇者の思し召しだから助けて差し上げろと、ユィーキ様のお達しだ」



「ご苦労! さて、溝は掘れたかな?」

 センが、穴の様子を確認する。どうやら及第点に達していたようで、作業していた人々を呼び集めると、鉄の柱の積み下ろしにかかった。
 アスラも参加すると、彼女は驚いて言った。

「おいおい、殿様が働くことはありませんよ」

「良いんだよ、おれも手伝うと約束したんだ」

 数人がかりで、1本ずつ柱を下ろす。1本はアスラの背丈の2倍ほどで、片腕でやっと抱え込めるぐらいの太さがある。中は筒状になっていて、表面には螺旋が刻まれていた。そして、同じものが全部で12本あった。

「では、始めよう」

 センが両手を上げると、鉄柱の内一本が宙に浮かび上がり、掘った穴の中心に垂直に突き刺さった。彼女が両手を揺らすと、それはゆっくりと回転を始め、地中へと埋まっていった。
 1本目が上端まで埋まりそうなところで、センが魔力を使うと、別の一本が飛んできてその上に接続された。回転が続き、2本目の柱も地面を掘り進んでいく。

「このように…っ、深いところにある源泉まで…っ、掘り進む…っ」

 汗を拭いながら、センが解説する。

「300本以内に、掘り当てられたら…っ、御の字だっ」

「300本!?」

 回転を止め、その場に座り込むセン。法被の袖で額を拭うと、深呼吸した。

「…というわけで、拙はしばらくこれに専念する。ここの人々は、溝掘りの続きだ。湯が湧き出す前に、湯が通る道を拓いておかねば」

「温泉は、湧いて終わりではありません」

 そこへ、穴掘り隊を指揮していたジュオがやって来た。

「湧いた湯をどこへ還すか考えないと、いたずらに大地を傷付けるだけです」

「設計はジュオ女史の頭にあるそうだ。おかげで、拙はこちらに集中できる。…さあ、やるか」

 再び立ち上がると、センは鉄柱を埋める作業に取り掛かった。ワタリたちはオリエズマ領に戻り、更に鉄柱を持ってくるそうだ。アスラもシャベルを握り、夕方まで女たちと穴を掘った。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(3/5日目 夜)

あとねる

安価下



 夜。星明かりだけが辛うじて灯る平原に出ると、彼は持ってきたリュートを爪弾き始めた。
 クリストラでは、マリアの仇を取った。多くの修道女たちが、絞首台から地獄へ堕ちた。
 オリエズマでは、農民の娘が北岸への嫌がらせのためだけに、無惨に殺された。実行犯は自害し、首謀者は今正に生きたまま魚に食われている。

「…」

 サトンは、命の声に満ちている。子供たちが走り回り、女たちは石を砕き、戦士は訓練を積んでいる。
 このまま、平和が続けば…



安価下コンマ
01〜30 特に何も起こらない
31〜50 ラクマ
51〜70 ルールゥ
71〜85 セン
86〜98 姫君
ゾロ目 ???

「…っくしゅ!」

 年中暑いサトン領だが、夜は他所以上に寒い。アスラは演奏を止めると、とぼとぼ家へ帰った。



 朝。日の出と共に目を覚ますと、彼はマントを羽織って外に出た。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(4/5日目 午前)
①戦闘訓練

②製作作業

③トレーニング

④その他要記述



 広場の隅で、せっせと石を砕く一団を見かけた。
 胸の大きな少女が、白い岩を持ち上げ、地面に叩きつける。

「そーれっ!」

 割れた岩を、他の女が拾い上げて別の石で打ち砕いていく。

「何をしてるの?」

「おお、勇者」

 顔を上げたのは、ボンテ。何を隠そう、アスラのサトン領における住居を建てた人だ。

「ジュオに頼まれたんだ。こいつを水に溶かして、溝に敷くそうだ」

「手伝うよ」

「ありがとー! じゃ、これ」

 岩を砕いていた少女が、別の大岩を渡してきた。彼女はパプア。小柄だが、怪力自慢の少女で、実は10歳のアスラと一緒に歌を学んだりしていた。
 アスラは筋力強化の魔術を腕にかけると、大岩を持ち上げた。



安価下コンマ
01〜20 たくさん働いた
21〜60 ラクマが差し入れを持ってきた
61〜80 ジュオが様子を見に来た
81〜98 ↑+センが休憩しに来た
ゾロ目 向こうで何か騒いでいる



「みんな、差し入れだぞ!」

 ラクマが、茶色い何かがたくさん入った籠を持ってやって来た。

「それは?」

「スイートポテト、だぞ!」

 手に取って、匂いを嗅いでみる。どうやら、ここで採れる芋をすり潰して、スパイスと混ぜて焼き固めたもののようだ。クリストラのものとはだいぶ違うが、彼女の料理は手に入るもので創意工夫を重ねるのが持ち味だ。齧ると、甘さは控えめで、ピリッとした辛味が勝った。

「今度、クリストラ領においでよ」

「ほんとか! 楽しみだ」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(4/5日目 午後)
①戦闘訓練

②トレーニング

③温泉の様子を見に行く

④その他要記述

そしてねる

安価下



 午後。一度家に戻って腰蓑を身に着けると、砕いた石の粉を籠に詰めて温泉建設予定地までやって来た。
 鉄柱の前で一休みしていたセンは、アスラの格好を見て目を丸くした。

「何だ、殿様もそんな格好をなさるのですな」

「ああ」

 そう言えば、オリエズマに視察に行った時や昨日予定地を訪れた時は、クリストラでの服を着ていたのだった。気を遣って腰蓑を巻いてきたが、それでも彼女の目には驚きだったようだ。

「進捗はどう?」

「まあまあです。源泉は深くはないと思うが、地面がとにかく硬い。乾いているのがせめてもの救いだ」

「湿ってたらまずいのか」

「回転にかかる力が、数倍必要になりますな。…さて」

 煙管の灰を落とすと、センは立ち上がった。

「再開するか」



安価下コンマ どうする?
①採掘を手伝う

②溝掘りを手伝う

③資材運びを手伝う



「あっ、アスラ様!」

 穴掘り隊を指揮していたジュオが、アスラに気付いて手を振った。

「おれも手伝うよ。どうすればいい?」

「では、この溝を円形に繋げていただきたいのですが…」

「分かった」

 石のシャベルを手に、女たちに混ざって硬い地面を掘り起こす。ジュオが説明した。



「センさんによると、オリエズマで湧いた温泉は温度が低いもので、かまどで温めてお風呂に使っているそうです。湯量にもよりますが…源泉が湧いたら、2つに分けようと思います」

「片方はかまどに繋げ、温めて湯船へ。もう片方はこの溝を通し、生活用水として使えたらと考えています。水不足も、この領の問題ですから」

「溝の終端にも深い穴を掘り、中に砂利を敷きます。そこから、湯を大地へ還すのです」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(4/5日目 夜)



 その夜、アスラは集落から少し離れた小さなテントにいた。

「…いらっしゃい」

 額に目玉、両腕に魔法陣めいた入れ墨を入れた褐色肌の少女が、アスラを出迎えた。
 彼女はエイピ。本名はもっと違うらしいが、ここではそう名乗っている。どの部族とも違う、独自の信仰の巫女であった。

「ここで寝るのね」

「ああ」

「いいわ。やりたいこと、何でも言って頂戴」

 細い紐のような下着を解くと、均整の取れた裸体を毛皮の上に横たえた。



安価下 プレイ内容

ねる

サトンの週終わったら女幹部ちょっとだけやるわ

安価下

 アスラは、仰向けになったエイピの足首を掴むと、ぐいと持ち上げた。

「あっ」

 腰が持ち上がり、黒い毛に覆われた秘部がぱっくりと開く、あられもない姿になると、エイピは恥ずかしそうにそっと目を逸らした。
 そんな彼女に、自らの脚を持たせると、アスラは大きく開かれた彼女の股に自らの一物をあてがった。

「あ…熱い…っ♥」

 裂け目に肉棒を擦り付けながら、囁く。

「挿れるけど、いい?」

「あっ、いつでも…どうぞ…っ、あぁっ♥」

 引き締まった穴に、ペニスが入っていく、上を向いたエイピの膣穴に、上から突き下ろすように、腰を押し付けた。

「あ、あっ…深い…っ♥」

 エイピの膣の一番奥へ、深く深くペニスを突き入れる。

「あっ♥ ああっ♥ あ、あっ…」

 のしかかるように、亀頭をぐりぐりと子宮の入口に押し付ける。

「じゃあ、出すよ…」

「あ、ど、どうぞっ♥ ああ、あっ…」

 エイピの子宮に、至近距離で精液を流し込んだ。



安価下コンマ ゾロ目で妊娠



 朝。家を出ると、そこにはゴゼに数人の女戦士が待ち構えていた。

「勇者アスラ。この機会に、我らの訓練を見ていただきたく」

「ああ」

 そう言えば、もう今日でサトンでの週が終わる。殆ど温泉にかかりきりで、戦士たちのことを忘れていた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(5/5日目 午前)
①戦闘訓練

②その他要記述



 槍を持つ戦士に、男児たちが一列に並ぶと、その前に立ってアスラは言った。

「始め!」

 戦士たちが、声の限りに叫ぶ。

「もっと!」

 声が高まっていく。
 最高潮まで達したところで、アスラはサトンの言葉で叫んだ。

「”父がいるぞ!”」



「「「”父がいるぞ! 母がいるぞ! 家族がいるだろう!”」」」



「”父がいるぞ! 見ているぞ!”」

 アスラの歌を復唱する戦士たち。
 これは、開戦の前に歌われるもので、敵に待っている家族がいるだろうと諭し、こちらには父や祖父の加護があるといった内容だ。つまり、戦う前に降参を促しているのだ。様々な歌がサトンの部族には伝わっているが、戦に臨む際の歌は不思議と似通っていた。
 歌を終えると、槍を構えて走り出した。彼らに混じって、午前中は荒野を駆け回った。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(5/5日目 午後)

ねる

明日には女幹部始められそう



 気分が乗ったので、このまま剣の素振りをすることにした。
 剣を抜き、両手で構えた瞬間、聖堂の地下で初めて人を斬ったときの感触が手に蘇った。

「…っ!」

 振り上げて、振り下ろす。振り上げて、振り下ろす。
 彼の剣術は、バルバスでラーラに鍛えられた実践用だ。目の前の相手を、素早く、確実に殺す。だが、オリエズマ領でキヌエを殺せなかった。冷静さを欠いて、狭い庵の中で長剣を振りかぶったのがまず一つ。剣術を使う相手との実戦経験に乏しかったのが二つ。止めを急ぐあまり、相手に反撃の隙を作ったのが三つ。ラーラに聞けばもっと出てくるだろう。

「…はっ! せいっ!」

 思えば、初めて剣を握った時…リィナに、素振りを教わる時。あの時は、彼女の剣が重すぎて地面から抜くことさえできなかった。今、アスラが帯びている剣は、あの剣よりも一回り太く、長い。
 父、シーヴァと会った、最初で最後の時。正装をして、腰に提げた綺羅びやかな鞘に入っていたのは、木でできた偽物の剣だった。そうとも知らず、突然現れた魔王に斬りかったことが、彼には屈辱だった。あの大きさの剣を、あの頃の自分が腰に帯びることは不可能だったと、今ならはっきりと分かる。だから、彼は自らを鍛えたのだ。

「…やあっ!」

「おおおーっ!!」「やあーっ!」「らあっ!」

 いつの間にか、午前中に訓練していた戦士たちも集まってきて、槍の素振りを始めていた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(5/5日目 夜)



 その夜、広場に焚き火を焚くと、アスラは戦士たちを集めた。傍らには、サトン領には珍しい大きな瓶と、人数分の小さな器が用意してある。瓶の中に入っているのは、トウモロコシの酒だ。
 手づから酒を注ぎ分け、配ると、彼は言った。

「乾杯!」

「「「乾杯!!」」」

 ほんのり甘い酒を酌み交わしながら、彼は戦士たちと、訓練の成果や最近の出来事について語らった。



安価下1〜3 話題、行動(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%B5%E3%83%88%E3%83%B3%EF%BC%88%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8%EF%BC%89 の戦士の項目参照)

1〜3全採用よ

あといっこ

「おれがいない間、ここの様子はどうだった?」

「特には変わらん」

 金髪碧眼のシュマランが答えた。

「ある者は狩りに出かけ、ある者は畑を耕し、ある者は戦いに備える…そんなところだ」

「変わったことと言えば」

 ゴゼが口を挟んだ。

「ツロムが、オアシスで妙なことがあったと」

「どんな?」

「罠が、壊されていたそうです。他にも、果物の種を捨てた跡や、足跡もあったと」

「他に、オアシスに出入りしていた人は?」

「おりません。どこからか、迷い込んだのでしょうか」

「壁を越えてか? まさか…」



 ふと、ワッマラが口を開いた。

「勇者さまの占いは〜…どこの?」

「! …最近、オリエズマで教わったんだ」

「へぇ〜…」

 かなり出来上がっている様子のワッマラは、半分眠ったような顔でアスラを見た。

「…それは、神様にお祈りするやつ?」

「いや…星を読む、のだそうだ」

「なら、良いかなぁ。御神託を聞く系の占いは〜…他所だと、あんまり効かないって聞くし…」

「それなら心配ないだろ。そうでなくとも、まだあんまり上手くできないし…」



「…よし!」

 用を足して戻ってきたアスラは、おもむろに声を張り上げた。

「最後まで潰れなかった奴を、抱いてやる!」

 歓声が上がった。戦士たちが、再び器を傾け始めた。



安価下コンマ
01〜20 シュマラン
21〜40 ヒマラ
41〜60 ゴマラゴ
61〜80 ワッマラ
81〜00 ゴゼ



「…か、勝ちました…」

「お、おめでと…うっぷ」

 死屍累々の酒盛り場。最後に立っていたのは、黒い肌にドレッドヘアの女、ヒマラ。彼女はよろよろとアスラに近寄ると、彼を押し倒し、上に跨った。

「ぐえっ」

「では、し、失礼します…」

 腰に巻いた布を解き、剥き出しのアスラのペニスを、自らの秘部にあてがう。そのまま、一気に腰を落とした。

「いっ、だっ!?」

「まって、準備無しじゃ…う゛っ」

「あ、あ…い、意外と大丈夫…っ」

 腰を振る、ヒマラ。が

「っ。うっ、ゆ、揺れたら、うぁっ」

「わ、わかった、わかったもういい」

 ヒマラの体を抱き寄せると、そのまま横向きになった。

「す…すみません…おえっ」

「無理、するな…お、お互いに、げほっ、うぐっ」

 引き締まった尻に手を回し、ぐいと引き寄せる。辛うじて収まったペニスが、膣穴の奥まで入る。

「あっ♥」

「じっとしてよう…動いたら…まずい」



 空が白んできた。他の女たちが寒さを避けて住処に戻る中、アスラはぐりぐりと腰をヒマラに擦り付けた。そして

「…あっ」

「ん…っ♥」

 ヒマラの中で、射精した。



安価下コンマ ゾロ目で妊娠

コンマ



「…っ」

 照りつける日差しに目を覚まして、身体が冷え切っているのに気付いた。誰かが毛布を掛けてくれていたが、地面があまりにも冷たい。
 よろよろと起き上がって、気付く。今日から、新しい週だ。



安価下3票先取 どこへ行く?
①クリストラ

②タルスム

③オリエズマ

④サトン

バルバス(サトンと接していないので選択不可)

というわけで一旦女幹部やります

前スレが半分以上残ってるので使います

『Harem Simulator』





 硬い荒野が、柔らかな草原に変わる頃、迎えに来た馬車を見つけた。

「お待たせ! 久し振りだね」

 御者台から、シュルーラが手を振った。アスラはエルデに会釈すると、ラクダを降りて馬車に乗り換えた。

「またお待ちしておりまーす!」

「ああ!」

「それじゃ、行くよ」

 シュルーラが手綱を振ると、馬車がゆっくりと動き出した。



 噂話が聞こえる…

 ___まあ、猿山の王様が来たわ。

 ___よせ、お耳に入ったらどうする。

 ___ようやく、また来てくれるようになったのに…



「お待ちしておりました、勇者」

 宮殿の入口で、サーラが出迎えた。8年前は踊り子のように露出の多い衣装を纏っていたが、今は華やかな色だがゆったりした幅広の布で、全身を覆っている。
 馬車から降りたアスラに、サーラが歩み寄ってきた。

「南国の日差しは、この季節でも堪えましょう。ハマムで身体を清められますか。それとも、お食事を?」

「日差しは対策してるさ。そうだな…」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
①ハマムで入浴

②カリを食べる

③その他要記述



 脱衣所まで立ち込める湯気の中、アスラは服を脱いだ。サトン領を出る前に、ペイントは落としてきた。垢すり台が泥まみれになると、シャーメイに苦言を呈されてしまったからだ。
 冬の日差しは、石造りのハマムの中まで差し込んでくる。目を凝らすと、ペイントの形にくっきりと日焼けしているのが見えた。

「これは、覚悟したほうが良さそうだな」

 苦笑いしながら、脱衣所を出た。



安価下1〜3でコンマ最大 誰を呼ぶ?
https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%A0 から一人



 サウナで汗を流すと、石の寝台にうつ伏せになった。

「よ、よろしくお願いします、ね?」

 入ってきたのは、薄衣を纏ったまだ幼い少女。波打つ金髪や白い肌は、クリストラ人に見える。

「ああ、よろしく。リーリャ」

「では、し、失礼します…」

 白い頬を赤く染めながら、リーリャがおずおずとアスラの背中に触れた。
 日焼けした肌に触れた瞬間、アスラが呻いた。

「だ、大丈夫ですか…?」

「っ、え、遠慮せずやって…」

 小さな手が、広い背中をほぐしていく。まだ12歳と聞いているが、力の使い方を心得ているようだ。



安価下 どうする?
①普通にマッサージを受ける

②世間話でも(会話内容を併記)

②リーリャに手を出す(プレイ内容を併記)

「…リーリャはさ」

「! は、はい?」

 マッサージに力を抜いたまま、アスラはふと尋ねた。

「何か趣味とか…好きなことはある?」

「好きなこと、ですかぁ…」

 考え込むリーリャ。手が止まっているが、アスラは黙っておいた。

「…犬と遊ぶの、とか…?」

「ウルルの飼ってるポーチとか?」

「あっ、そう、そうです」

 この8年でポーチはすっかり老犬になってしまい、牧羊犬の仕事は息子のアモンに譲っている。その分、宮殿や他の者と遊んでいるようだ。

「…じゃあ、苦手なこととかある?」

 するとリーリャは、もごもごと何か呟いた。

「何?」

「あの…秘密にしてくださいね…?」

 遠慮がちに断ると、言った。

「…エレミアさんの『修行』は…やっぱり、ちょっと、恥ずかしい…です」



「ふう、さっぱりした」

「それは何よりです。午後からは、いかがなさいましょう。お食事、勉学、踊り…全ての準備が整っておりますよ」

 以前の出来事で流石に懲りたのか、サーラが性交を強要することは無くなった。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 午後)
①タルスムグルメを楽しむ

②数学を学ぶ

③踊り子のダンスを鑑賞する

④その他要記述



「では始めましょう。タルスムで生まれた代数学の講義も、大詰めに差し掛かってまいりました」

 彼に講義するのは、アルジェ。褐色の肌に茶色い髪を短く切り揃え、男物の地味な服を着ている。睨みつけるように目を細めているが、これが彼女の視力が悪いだけであることに気付くのに、アスラはしばらく掛かった。

「学問は、最後は抽象化に辿り着きます。これまで学んできた数式、公式…どれほど次元を増やそうと、一つの式で表せることをお示ししましょう。…」



「お疲れ様でした」

 本を閉じるアルジェ。

「最後の過程まで、もうすぐの所まで来ました。お望みであれば、数学の新たな側面…『数秘術』についてもお教えできましょう」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(1/5日目 夜)



「あ、あの、わたくしはもう若くありませんし、色気もありませんし…」

 寝室に連れ込まれたアルジェは、扉の前から動かない。

「何より、夜伽に秀でた者は他にも多くおりますから…」

「嫌?」

「っ、わたくしに、断る権利はございません…そこまで仰るのなら」

 彼女は深呼吸すると、ゆっくりと寝台に歩み寄った。

「…お、お好きになさいませ」



安価下 プレイ内容

ねる

安価下

「ああ。好きにする」

 そう言うとアスラは、いきなりアルジェの身体を寝台に突き飛ばした。

「っ!? 何を…ああっ!」

 狼狽えるアルジェの、地味なパンツを毟るように剥ぎ取る。茶色い陰毛の中に手を入れると、まだ乾いた穴に指を突っ込んだ。

「ひ…あ、あっ」

 怯えるように、ぷるぷると尻が震える。色気のない服に隠した彼女の肢体は、存外に柔らかそうだ。仰向けにひっくり返し、シャツを捲り上げると、乳房を片手で掴んだ。

「ああっ、どうか、どうか御慈悲を、ああっ」

 顔を覆うアルジェ。乱暴に指でほぐした膣穴が、しっとりと濡れてくると、アスラも下穿きを脱ぎ捨てて寝台に上がった。
 指を抜き、亀頭を押し当てる。

「ひっ…」

「っ」

 息を呑むアルジェ。彼女が何か言う前に、一気にペニスを挿入した。

「あああっ! …ああぁ…」

 啜り泣くアルジェ。アスラは、片方の乳房を揉みながら、もう片方の乳首に口を付け、歯を立てた。

「あっ! …あ、ひっ、ああ」

 柔らかい乳房と反対に、性交に不慣れな膣は狭く、きつい。激しく腰を振っていると、すぐに絶頂がこみ上げてきた。
 乳首から口を離し、彼女の耳元で囁く。

「出すよ。孕めよ」

「っ…わたくしに…拒む、権利は…」

「…っ!」

 震えるアルジェの膣内に、射精した。



安価下コンマ ゾロ目で妊娠



 朝。サーラが起こしに来た。

「おはようございます」

「ん…もう朝…?」

 見ると、アルジェの姿が無い。先に起きて、行ってしまったようだ。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 午前)
①騎馬の訓練

②カリーを味わう

③草原を散歩する

④その他要記述

「朝はカリーが一番です」

 石のすり鉢でスパイスを調合しながら、ハルディは言った。白いサリーに白い頭巾を被ったこの少女は、薬師であり、スパイス調合に長けた料理人でもあった。

「一日の活力であり、より良く一日を過ごす薬にもなりますからね」

 ずらりと並んだ生薬やスパイスを指して、彼女は尋ねた。

「…勇者アスラ、どのような一日をお望みですか?」



安価下 どれにする?
①技術向上

②学力向上

③精力増進



「…どうぞ。緑草を使い、さっぱりした味に仕上げました」

 白いパンと一緒に出てきたのは、緑色のカリー。パンを浸して食べてみると、ミントめいた涼し気な味がした。

「頭が冴える気がする…」

 爽やかな味に、アスラはようやくスッキリと目が覚めた気がした。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 午後)
①数学を学ぶ

②数秘術を学ぶ

③薬学を学ぶ

④その他要記述



「なるほど。今度は薬学の方を…承りました」

 ハルディは頷いた。床の敷物に広げた生薬を指して、問う。

「ちなみに、薬の心得はおありですか?」

「少し」

 曖昧に頷くアスラ。彼がかつて学んだのは、暗殺術。すなわち、人を知れず死に至らしめるための、毒薬の調合であった。

「では、病を癒し、人を救う術…限られた範囲ではありますが、できる限りをお伝えしましょう…」

 一つ一つ材料を手に取り、効能を伝えていく。それが、何と合わさるとどのような効果を発揮するのかも。
 朝のカリーの効能か、彼女の講義がすいすいと頭に入っていく。



「お疲れ様でした」

 日が暮れる頃には、一通りの薬の調合を身に着けることが出来た。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(2/5日目 夜)

ねる

『Harem Simulator』





「夜のお相手ですか? …えっ、私が?!」

 大きな目を、更に見開くハルディ。

「…それは、夜も薬学を学ぶという意味ではなく…?」

「子作りして」

 ハルディは、両手で頬を押さえた。

「あ、あら、あらあら…」



安価下 プレイ内容



 サリーを解き、頭巾を外すと長い黒髪が溢れた。
 褐色の肢体を晒し、寝台に横たわると、ハルディは顔を背け、か細い声で言った。

「…では…どうぞ」

 滑らかな太腿を広げ、黒い茂みに手を入れた。

「あっ…」

 鼻筋の通った、美しい彼女の顔が赤く染まる。勇者に奉仕されていることを悟った彼女は、おずおずとアスラのペニスに手を伸ばした。

「わ、私からも…」

 慣れない手付きで、肉棒を上下に扱く。ほっそりとしたハルディだが、掌だけは分厚い。近寄ると、薬草の匂いが漂った。
 秘部を愛撫する手が濡れてくると、彼は膣穴に肉棒を当てた。

「あ、あ…っ!」

 みちみちと音がして、硬く膨れた肉棒がハルディの中へ刺さっていく。まだ性交の経験が無い彼女の膣穴は、硬い。ハルディも痛みに耐えるように目をぎゅっと瞑った。
 奥まで入ると、アスラは彼女の両脚を抱え、腰を上から押し付けた。

「あ…あぁっ…」

 子宮の入り口まで捉えられ、逃げられないことに気付くハルディ。怯える彼女をなだめるように、ゆっくりと腰を上下させる。

「痛い?」

「だ…大丈夫で、あっ」

 裂けた処女膜に肉棒が擦れ、ハルディが歯を食いしばる。膣穴がきゅっと締まると、否応なしにアスラのペニスを刺激する。

「あ…あっ、また、大きく…」

 粘膜を味わうように、ゆっくりと擦り合わせる。ぎりぎりまで抜いては、一番奥深くまで挿し込んでいく。
 だんだん、膣のひだが熱くほぐれてきた。

「あ…っ、あぁ…っ♥」

「おっぱいも見せてよ」

「! 申し訳、ありません…っ♥」

 きつく組んでいた腕をどけると、色の濃い乳首は既に硬く、つんと尖っている。ハルディの顔の両脇に手を突いているため、アスラは控えめな彼女の膨らみに触れるでもなく、間近に見つめながら腰を振った。
 やがて彼は、抽迭を止め、亀頭を子宮の入り口に強く押し付けた。

「出すよ」

「えっ? …っ! あっ…」

 根本まで収まった肉棒が、更に膨れ上がり、びくびくと震えだす。
 そして

「…あああっ…♥」

 蕩けたハルディの子宮に、たっぷりと子種を注ぎ入れた。



安価下コンマ ゾロ目で妊娠



 目を覚ますと、香ばしい匂いが鼻をくすぐった。

「…! おはようございます」

 見ると、ハルディが小さなかまどで鍋を火にかけていた。

「目覚めのコーヒーでもいかがですか?」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 午前)
①騎乗の訓練

②数秘術を学ぶ

③草原を散歩

④その他要記述



 朝の草原を歩く。冬の空気はひんやりと澄んでいて、気持ちいい。
 向こうでは、羊の群れが枯れ草を食んでいた。



安価下コンマ
01〜30 ポーチと遊んだ
31〜40 エグハン
41〜50 ウルル
51〜70 ウルル+エグハン
71〜80 吟遊詩人
81〜90 行商人
91〜98 見たこと無いテント
ゾロ目 野生の馬

 眺めていると、にわかに羊の群れがぱっと散った。

「?」

 ゆったりと草を食んでいた羊たちは、メエメエ啼きながら、四方八方へ走っていく。よく見ると、その中に牧羊犬のアモンもいて、どうにか群れを誘導しようと頑張っていた。
 それから遅れること数秒。

「…!?」

 最初、アスラはそれを、巨大な狼だと思った。しかし、よく見ると、それは黒い毛むくじゃらの馬であった。

「アスラ!」

 そこへ、馬に乗ってシュルーラが駆けてきた。彼女は鞍の上から、彼に手を伸ばした。

「乗って。逃げるよ!」

「逃げるって…アレから?」

 鞍の後ろに跨ると、彼女は頷いた。

「そう! あれは…いつの間にここに入り込んだのか分からないけど…とにかく、手の付けられない暴れ馬なの。…ああっ!」

 シュルーラが悲鳴を上げる。見ると、例の馬が一頭の羊を蹴り殺し、腹に噛み付くところであった。
 そこに駆け寄る影を見て、アスラは叫んだ。

「ウルル! シュルーラ、助けないと!」

「…っ、ああもうっ!」

 シュルーラは唸ると、跨っている馬の腹を蹴った。馬は嘶くと、ウルルの方へ走り出した。



安価下コンマ
01〜70 救出
71〜98 覇気
ゾロ目 恭順

「一瞬だけ、すぐに拾ってよね!」



「…」

 草食動物の筈なのに、羊の肉をバリバリと食らう、黒い馬。それを呆然と眺める、ウルル。
 その後ろに、シュルーラが馬を止めた。

「ウルル、乗って!」

「!」

 振り向いたウルルに、手を伸ばすアスラ。鞍に上って、気付く。

「これ以上は…」

「!? 何するの!」

 シュルーラが悲鳴に近い叫びを上げる。
 アスラは、ウルルを鞍に乗せ…自分は、馬を降りたのだ。

「…」

 彼は、馬上の2人を背に、ゆっくりと暴れ馬に近づいていく。腰に帯びた剣には手を付けず、ただ静かに、距離を縮めていく。

「…っ」

 ウルルは、叫びそうな口を両手で押さえた。今あれを刺激すれば、アスラが蹴り殺される…

「…おい」

 静まり返る草原に、アスラの声が響いた。
 馬が、羊のはらわたから顔を上げた。狼のように唸りながら、大股にアスラに肉薄する。

「…」

 手入れのされていない、伸び放題のたてがみ。シャールーの3倍はあろうかという、巨大で筋肉質な体躯。ぎょろりとした、琥珀のような瞳。剥き出した顎には、馬なのに、牙が生えていた。
 それでもアスラは、一切怯まない。彼の遥か下から、じっと琥珀の瞳を睨み返した。
 やがて…

「…!?」



 馬が、前脚を降り、頭を垂れた。



「アスラ…に…?」

 呆然と呟くウルルの前で…勇者は、獣の頭を撫でた。

「いい子だ。今から、お前は…」



安価下1〜3で>>1が気に入ったやつ 馬の名前



 弦楽器を奏でながら、吟遊詩人の女が歌う。

「若き勇者の威光に 凶獣さえもひれ伏した 彼の名は『ジオ』 忠実なしもべ 終生の友…」



 残飯をむしゃむしゃと食らう巨大な黒馬に、シュルーラとサーラは顔を見合わせた。

「こ、このような馬が、いつの間にこの地に」

「そう言えば、羊を運ぶ荷馬車を追って、肉食獣が入り込んだとか…それが、これだったのかも」

「手懐けられてよかった」

「! アスラ様…」 

 サーラが、跪いた。

「貴方様の威光が、この者に届いたのでございます。ありがとうございました」

「危ないところだったね。…で、乗るの?」

「できたら。シャールーももう年だし、今のおれには小さいし」

「元々、10歳の君に合う小粒を選んだからね。…分かった。鞍とか色々用意しておくよ」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 午後)
①ジオと触れ合う

②装具作りを見学

③ウルルと話す

④その他要記述

ねる

思いつきで入れたブケファラスイベントを一発でぶち当てるとは思わんかった

安価下



「…よい、しょっと」

「ウルル?」

「あ」

 大きな麻布の包みを引きずるウルルを、アスラは呼び止めた。
 ジオから逃れるためにシュルーラの馬に乗った彼女だが、一度草原に戻って、また宮殿のところまで来たようだ。

「それは?」

「これは…」

 その時、向こうで悲鳴が上がった。と思うや、巨大な黒い影が石の塀を飛び越えて2人のもとへ駆けてきた。

「!」

「ジオ! 何を…」

 飛び込んできた、巨大な馬…ジオは、包みに鼻を近づけると、いきなりウルルに向かって唸った。

「! よせ、ウルルに手を…」

「待って」

 身を乗り出すアスラを静止すると、彼女は麻布から手を離し、数歩後ずさった。
 ジオは、鼻先で包みを解いた。

「!」

 中から出てきたのは、死んだ一頭の羊であった。腹を食い破られているから、先程ジオが蹴り殺した個体のようだ。

「君の獲物、横取りしてごめんね」

「でも、それは…」

 血塗れの毛皮を食いちぎり、肉に牙を立てるジオを見ながら、ウルルは首を横に振った。

「取られちゃったら、仕方ない。狼だって生きてるから。…この子は、お腹が空いてたんだね」

 肉を食う眼の前の馬に、ウルルはぽつりと呟いた。

「他の子みたいに…草だけじゃ、お腹いっぱいにならないんだ」


安価下1〜3でコンマ最大 話題、行動

「この馬…一体、何なんだろう」

「馬は馬…だと思う」

 血や枯れ枝の絡みついた、長いたてがみを震わせて肉を食む、黒い巨獣。

「ただ、他の子よりも大きく生まれちゃっただけ。だから、ずっと一人ぼっち」

「…」

 琥珀の目は、獲物を捉えながらもせわしなくアスラや周囲を見回している。圧倒的な体躯と力を持ちながら、彼が休まることは無いのだろう。
 アスラは、ゆっくりと彼に歩み寄った。

「…ジオ」

 太い腕を、軽くさする。ぶるんと、ジオが鼻を鳴らした。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(3/5日目 夜)

ねる あといっこ

安価下

『Harem Simulator』





 その夜。アスラはブラシとバケツを手に、厩舎にいた。
 目当てのジオは、大きすぎて厩舎に入らないのか、その側に座っていた。綱で繋ぎ止めることも出来ず、申し訳程度に木の柵で囲われている。

「…ジオ」

 柵を乗り越えると、ジオが顔を上げた。星明かりの下で主の姿を認めると、何かを見定めるかのように、琥珀の目で彼をじっと見つめた。

「大人しくしててくれよ…」

 アスラはバケツを置くと、彼の長いたてがみにブラシをかけ始めた。

「…うわっ、枝…何かこびりついて…って、ブラシの毛、滅茶苦茶減った…」

 ぶつぶつ呟きながら、ジオのたてがみを整えていく。絡みついた枝や、こびりついた血などをいちいち取っては、バケツに投げ捨てていく。



安価下コンマ
01〜20 吠えられた
21〜60 眠り
61〜80 すり寄ってきた
81〜98 乗れって?
ゾロ目 悲鳴



「…ジオ?」

 ふと気が付くと、ジオはもうアスラを見てはいなかった。大きな目を閉じて、眠りに入っていた。

「…」

 だいぶ綺麗になったたてがみを手でさすると、アスラは道具を手に、寝室へと戻っていった。



 翌朝。朝のコーヒーを飲みながら、アスラはぼんやりと外を眺めていた。タルスムは紅茶が盛んだが、コーヒーも同じくらい飲まれている。目を覚ましたいときには、砂糖とミルクを入れたコーヒーが丁度良い。

「おはよう」

 そこへ、シュルーラが入ってきた。

「どうしたの?」

「例の、馬…ジオに乗るなら、色々準備しないと」

「馬具は作ってるんだろ?」

「それよりも、人を乗せる訓練をしないと」

「…ああ」

 言われてみれば、そうだ。草原に迷い込んで、羊を狩るような馬が、人を乗せたことなどあるはずがない。まずは、そこからだ。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
①ジオの調教

②その他要記述



「…よ、よし、行ってみよう」

 草原に出てきた、アスラとジオ。シュルーラは少し離れたところに立っている。アスラ以外が近寄ると威嚇しだすのだ。
 アスラの手には、特大の轡と手綱。まずは、こいつを嵌めるところからだ…

「ジオ、座れ」

 アスラが命じる。ジオは、しばらく彼の顔を見つめると、やがてゆっくりと前脚を折り、顔を近づけた。
 轡を近づけるが、ジオは口を開けない。

「怖がらなくていい。おれを、信じろ」

 昨夜やったように、たてがみを撫でながら、話しかける。
 数十分ほど経ってから、ようやくジオが口を開けた。鋭く研がれた歯列に、轡を突っ込むと、シュルーラの説明に沿って縄を付けていく。

「どう、大丈夫…?」

「ああ、問題ない」

 縄を引いて、歩き出した。



安価下1〜3でコンマ最大
01〜40 暴れだした
41〜70 どうにか
71〜98 上手く行った
ゾロ目 騎乗



 ジオの綱を引いて草原を歩く。
 ジオが、不意に綱を引っ張った。

「何?」

 振り向くと、ジオが頭を下げ、何か言いたげにアスラを見つめていた。

「…まさか、乗れって?」

 前脚を折り、頭を下げ、じっとアスラを見るジオ。
 アスラは…長いたてがみを掴み…

「…!? 待って、無理だって!」

「…しょっ!」

 …広い背に、跨った。
 ジオが立ち上がる。

「!!」

 高い。シャールーとは比べ物にならない。ラクダに乗ったときのようだ。
 しかし、逆に言えば、ラクダくらいの高さだ。アスラは、もう慣れている。

「…よし、行くぞ!」

 手綱を掴み、強く振るった。
 次の瞬間、周りの景色が緑の線条となって、吹き飛んだ。

「っ…っ…!」

 歯を食いしばり、必死にジオの背にしがみつく。口を開ければ、下顎が持っていかれそうだ。
 人一人乗せるのは軽くない負担の筈なのに、ジオはまるで気にすることなく駆ける。枯れ草を蹴散らし、地面を抉り、ジオは草原を駆け抜けた。



 元の場所まで戻ってきた。

「はぁ…はぁ…」

 転げ落ちるように背中から降りたアスラに、どうだと言わんばかりに鼻を鳴らすジオ。アスラは、どうにかその鼻先を撫でると、へろへろの声で言った。

「よーし…もう、心配ない…次は、ちゃんと鞍を作ってからにしような…」

今日はここまで

さてはこいつ、デカくて肉食うだけの忠犬だな?

ちょっとだけやる





「あいたたた…」

 裸の馬で走り回ったせいで、太腿やら股間が痛い。草原に座り込んでいると、シュルーラが近寄ってきた。

「無事?」

「ああ。…こいつも腹が減ってただけで、元々凶暴なやつじゃなかったんだろう。な?」

 傍らに座り込むジオの鼻先を、軽く叩く。彼は、しばらくシュルーラをじっと見つめていたが、やがて顔を下ろした。

「とりあえず、疲れた。午後はゆっくりしたいな…」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(4/5日目 午後)
①このまま草原でゆっくりする

②馬具作りを見学する

③ハマムでマッサージ

④その他要記述



 工房に入ると、皮革の匂いが鼻を突いた。

「…! 勇者」

 工房の隅で、色とりどりの布を広げていたのは、ウィム。機織りの娘であり、タルスム領でアスラの子を産んだ数少ない女の一人だ。
 彼女はアスラを手招きすると、ずらりと並んだ布地を示して言った。

「鞍に張る布、どれがいい?」

 どうやら、革の鞍にウィムの織った布で飾りを施すようだ。他にも、金や宝石の装飾がたくさん並べてある。好きに使え、ということらしい。



安価下24:00までで>>1が気に入ったやつ どんなデザインにする?

というわけでねる

安価下

「いいの?」

「ああ。あんまり派手なのは、ジオには似合わない。それに、あの巨体なら何人か乗せられるだろうし」

 選んだのは、ジオの体毛にも似た漆黒の布地。ただし、同じ黒でも織り方や差し色の向きなどバリエーションは豊富だ。何より量が多い。少なくとも大人3人は乗れるよう、大きな鞍を注文したのだ。

「できるの、もう少し後。いい?」

「仕方ないさ」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(4/5日目 夜)



 その夜。広間の玉座に座って待っていると、綺羅びやかで露出の多い蠱惑的な衣装に身を包んだ踊り子たちが、続々と入ってきた。
 アスラの前で列を組むと、太鼓と弦楽器の音色に合わせて、艶かしく腰を振りながら踊り始めた。

「…」

 広間の床は、鏡のように磨き抜かれた大理石。鏡のように、踊り子たちを下から映し出す。
 そして、踊る女たちは、巻きスカートの下に何も穿かない。主によく見えるよう、一本の毛も残さず剃り落としている。
 最前列の真ん中で踊るのは、サーラの娘、リリカ。彼女は他の踊り子のようなビキニトップや巻きスカートすら身に着けず、首から提げた何本もの金の鎖を申し訳程度に乳房に垂らし、腰に巻いた鎖から提げた細長い布でかろうじて秘部を覆っていた。勿論、床に目を遣れば、誘うようにぱくぱくと動く無毛の割れ目がよく見える。
 他の踊り子たちも、脚を広げて腰を落とし、前後に振り始めた。挑発的にアスラを見る者。ただ踊りに没頭する者。羞恥に顔を染める者と、様々だ。

 さて、どの娘にしよう?



安価下1〜3でコンマ最大 今夜の相手
https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%A0%E3%81%AE%E8%B8%8A%E3%82%8A%E5%AD%90%E3%81%9F%E3%81%A1 から3人まで



 踊りが終わると、アスラは手招きして言った。

「ギーネ、シャルヴァンナ」

「! …♥」

 名を呼ばれ、一人の踊り子が彼に向かって突進してきた。赤いヴェールを被った彼女は、走りながら巻きスカートを脱ぎ捨てると、裸の下半身で彼に飛びついた。

「うおっ」

「…♥」

 両腕両脚をしっかりと絡め、きつく抱きついたギーネは、待ちきれないと言わんばかりに腰をアスラの身体に擦り付ける。
 アスラは立ち上がると、柔らかな尻を掴んで歩き出した。

「わたくしも、お呼びになりましたね」

 静かに近付いてきたのは、赤毛を三編みにして眼鏡を掛けた、どことなくミステリアスな雰囲気の美女。ビキニトップは、彼女の身体の形に大きく膨らんでいる。

「よろしくお願いいたします」



安価下 プレイ内容



「早く♥ 早くっ♥」

「はいはい、落ち着いて」

 ギーネを寝台の上に仰向けに倒すと、自分はその上に膝立ちになり、ゆっくりと巻きスカートを解いた。
 2つの秘部を重ね、アスラに向ける。

「さあ、どうぞ」

「早く、来て…♥」

 上下に並んだ、褐色の割れ目の間に、ペニスを滑り込ませる。

「んっ♥」

「ぁんっ♥」

 竿の上側には、柔らかくも弾力のある陰唇の膨らみ。竿の下側には、熱く濡れた粘膜。奥まで腰を進めると、2つの陰核が上下から亀頭をくすぐった。
 ずり、ぬり、ずり。

「ん、ん…ぁっ♥」

「はぁっ…あ、あんっ♥」

 二人分の刺激に、甘い声で、丸一日情事から離れていたアスラは、あっという間に限界に達した。
 ぞくぞくと震える肉棒に、シャルヴァンナが言った。

「あるじっ…子種は、わたくしの中でっ…♥」

「っ♥ っっっ♥♥」

「…ああっ!」

 一瞬迷って…アスラは、下でぱくぱく開く穴に、ペニスを突っ込んだ。

「あぁんっ♥ …っっっ〜〜〜♥♥♥」

 挿入した瞬間、大量の精液がギーネの子宮に流れ込んだ。もっと、もっとと求めるように、ギーネの膣穴が蠢いて、肉棒を貪欲に絞り上げる。

「はぁ…っ、はっ…」

 少し長い射精が終わると、アスラはギーネの中からペニスを抜き、再び2人の間に挿し込んだ。

「ぁ♥」

「っっ♥♥」

 達したばかりのペニスは敏感に、2人の熱ですぐに硬さを取り戻す。
 先程よりも余裕を持って、隙間を味わう。

「んっ…んっ…♥」

「はぁ、はぁっ…ぁむっ♥」

「んむっ♥」

 陰核や膣の入り口を刺激されながら、ギーネがシャルヴァンナの唇に吸い付いた。肌を重ね、乳首をこすり合わせ、舌を絡め合うと、アスラの肉棒に熱い蜜がどっと降り注いだ。

「あぁ…あっ、出るっ」

 ただ絶頂と、射精のためだけに…膨れ上がった肉棒を、シャルヴァンナの無毛の穴に挿し込んだ。

「んっ、っ…♥♥」

 どくどくと脈打ち、注ぎ込む精液を味わうシャルヴァンナ。その下では、ギーネの雌穴が、2回目をねだってぱっくりと開いていた。



安価下コンマ(ギーネ) ゾロ目で妊娠
安価下2コンマ(シャルヴァンナ) ゾロ目で妊娠



「…ん」

 左右にまとわり付く熱に目を覚ます。見ると、ギーネとシャルヴァンナが両腕に縋り付いて、寝息を立てている。そう言えば、目が覚めるまで女がいるのは、この週では初めてだ。
 ジオに乗ったり、踊り子に腰を振ったりして、太腿が痛い。しかし今日は週の最終日だ。移動の準備もしないと…



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(5/5日目 午前)
①ジオの調教

②数秘術を学ぶ

③占いをする

④その他要記述



「タルスムの宗教、ですか」

「ああ。…」

 この地における宗教事情が知りたい。そう言い出したときのアスラの表情に、サーラは彼の思いを察した。

「クリストラ領での出来事は聞き及んでおります。大変痛ましいことです」

「ここでも、信仰されているのは同じ神なんだろ? あんなことが、ここでも起きはしないか…」

「神に仕える者を呼びましょう」

 サーラと共に、聖堂へ向かった。



「ウィディスと申します」

 柔和な顔をした波打つ髪の女が、お辞儀をした。

「神に仕える者と便宜的には申しますが、わたくしたちはただ、神の教えを人々に広める教師のようなものに過ぎません。わたくしたちも、皆さんと同じヒトです」

 タルスム宮殿の聖堂は、クリストラのそれとは大きく違う。丸い天井に、壁一面の華やかな幾何学文様で、広い床には絨毯が敷かれ、机も椅子も、救世主の像も無い。

「初めて入った…」

「クリストラの教えは、タルスムでは否定されません。同じ神を信じるものとして、尊重されます。故に、ここでの礼拝にはお呼びしませんでした」

 聖堂を見回して、ウィディスが説明する。

「…一部地域では、土着の多神教を信仰するところもありますが、この領では殆どの者がわたくしたちと同じ教えを守っております」

「…」

 アスラは深呼吸すると…質問した。

「…タルスムでも、この前クリストラにいたみたいな過激な連中は」

「どの場所、どの文化においても…神の教えを履き違える者はおります」

「履き違える…そうだよな。あんなこと…間違ってる」

 重々しく、アスラは頷いた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(5/5日目 午後)
①ジオの調教

②ハマムでマッサージ

③占いをする

④その他要記述



「出発前に、コリほぐし、と…」

 脱衣所で服を脱ぐと、サウナに足を踏み入れる。寒い時期には、熱いサウナがありがたい。次の領に行くまでに、下半身の痛みをどうにかしたいし…



安価下1〜3でコンマ最大 誰を呼ぶ?
https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%A0 から一人



 石の寝台にうつ伏せになると、リーリャが入ってきた。

「では…失礼します…」

「ああ、よろしく」

 小さな掌が太腿を押すと、アスラは思わず呻き声を上げた。

「うっ」

「ひっ!? だ、大丈夫ですか…?」

「あ、ああ、大丈夫・・・続けて」

 初日のように、恐る恐る揉みほぐすリーリャ。あの時は日焼けが辛かったが、今は寧ろマッサージが心地よい。

「この数日で、ずいぶん足を使われたんですね…」

「ああ。ちょっと、馬の相手をしてて」



「では、上を向いて……っっっ!」

 仰向けになったアスラ。その、腰布からはみ出したものに、リーリャは息を呑んだ。

「っ、あ、で、では…」

 できる限り『それ』に触らないよう、太腿を揉んだり押したりする。と

「…あ…あっ」

「? …ああ」

 大きく膨れ上がり、上を向く。腰布がずり落ち、とうとう露わになる。
 顔を真赤にし、両手を中途半端に広げ…リーリャは、アスラを見た。



安価下 どうする?
①普通にマッサージを受ける

②リーリャに手を出す(プレイ内容を併記)

いいところで今夜はここまで

『Harem Simulator』



 寝台から身体を起こすと、リーリャはびくんと竦み上がった。

「ひっ…な、何か、粗相が」

「マッサージはもう良いや。…リーリャ」

 寝台から降りる。腰布がはらりと落ち、いきり立つ肉棒が晒される。それを隠さず、寧ろ見せつけるようにしながら、アスラは言った。

「服を脱いで。横になって」

「! …はい」

 リーリャは、震える手で白い薄衣の裾を掴むと…ゆっくりとたくし上げた。細く金色の毛の萌え始めた秘部、ほっそりとした腰、年の割に膨らんだ乳房に、薄桃色の乳首。最後に衣を脱ぎ捨てて、裸になった彼女を、アスラは寝台の上にうつ伏せに寝かせた。

「じゃあ、触るよ」

「はい…っ!」

 アスラの手が触れると、リーリャの肩がびくんと跳ねた。震える彼女に…アスラは、マッサージのように肩を揉んだ。

「あ、アスラ…様?」

「マハーリヤの、見様見真似だけど…」

「あ、はい…お上手で…んっ♥」

 手が背中から腰に移ると、リーリャが甘い声を上げた。更に下へ、お尻に掌を乗せると、湿った吐息と共に腰がぷるぷると震えてきた。

「敏感だね」

「あっ♥ こ、これはっ…エレミア先生の、んっ♥」

 お尻から太腿へ、太腿から細いふくらはぎへ。両手で押さえ、揉みほぐすと、石の寝台にじわりと水溜りができてきた。掌に伝わるのは、もちもちとして柔らかい、少女の肌の感触。

「じゃあ、上向いて」

「…はい」

 躊躇いながら、リーリャが寝返る。真っ赤な顔に涙を浮かべた彼女は、両腕で乳房をかばい、両脚はぴったり閉じている。

「それじゃ、マッサージできないだろ」

「! も、申し訳…ありません…」

 ぎゅっと目を瞑ると、震える腕を、乳房からどかした。

「今、何歳?」

「じゅっ…12に、なりました…っ」

「成長してるね」

「ひんっ♥♥」

 12歳らしからぬ、膨らんだ乳房を、両手の指でそっとつまんだ。ふっくりと丸い乳首は、いつか見たようなパフィーニップル。こりこりとした少女の膨らみを指先で揉んでいると、リーリャは幼い肢体を震わせ、甘い声で鳴いた。

「あぁっ♥ んっ♥ そんなっ♥ ああぁ…♥」

 やがて…アスラは、リーリャの脚を広げさせると、その間に膝を突いた。

「ひっ…ひぐっ…」

 啜り泣く彼女の、白い秘部。ちろちろと金色の毛が萌えているばかりで、まだ滑らかだ。薄っすらと開いた桜色の入り口に、膨れ上がった亀頭を押し当てると、言った。

「最後は、こいつで中をマッサージだ」

「ひくっ…お、お願いしま…ああぁっ♥♥」

 みちみちみちっ。引き裂く感触と同時に、熱いものがねっとりとアスラに絡みついた。腰を引き、突き入れる。それだけで、12歳の雌穴はひだをくねらせ、蜜を満たし、肉棒を熱で包み込む。

「あぁんっ♥♥ あしゅっ、アスラさまぁっ♥ もうっ、でっ、ああっ♥」

 ___ぷしゅうっ
 桜色の粘膜を押し割って、熱い奔流がアスラの腰を叩く。

「もうひわけっ♥ もうひわけ、ありましぇんっ♥♥ ああっ♥ もれちゃうぅっ♥♥」

「っ、ああっ!」

 様々な汁で寝台を濡らしながら、リーリャがよがる。うねる少女の胎に、子種を注いだ。

安価下コンマ ゾロ目で妊娠



「疲れた…」

 足の痛みはだいぶ良くなったが、全身は逆に疲れた。
 外はもう夜だ。明日に備えてこのまま寝るか、それとも…



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価 コンマ70以下で寝落ち(5/5日目 夜)



「もう寝よう…」

 寝台に倒れ込んだ瞬間、彼は眠りに落ちた…



安価下コンマ ゾロ目で…



「おはようございます」

「うぅっ…起きた…」

 サーラが起こしに来ると、アスラは目を擦りながら身体を起こした。早めに寝たおかげで、疲れも取れた。

「新しい週でございます。次は、いかがなさいましょう?」



安価下3票先取 どこに行く?(第6週)
①クリストラ

②タルスム

③サトン

④バルバス

オリエズマ(タルスムと接していないので選択不可)



「出来上がった鞍は、クリストラかうちに取りに来てね」

「分かった」

 ジオの綱を握り、アスラは頷いた。調教は終わっていないし、鞍も無いのでまだ普通に乗ることは出来ないが、殆どアスラにしか従わない以上、連れて行くしか無い。
 巨大な蹄が、草原に足跡を残していく。彼に寄り添って、アスラは北の森を目指した。



 噂話が聞こえる…

 ___一周回って、またうちに来たのね。

 ___何だあの馬は…? 魔獣の類ではないのか?

 ___勇者が、アレを従えたと? ふふふ、楽しくなってきた…





「…噂には聞いていたが、本当にデカイな」

 教会の前で待っていたラーラは、ジオを見て唸った。

「何を食ったら、こんなにデカくなるんだ?」

「何でもさ。何でも食べないと、腹ペコで荒っぽくなる」

「と、とにかく、外に繋いでおきましょう。知らない方が近付いて、怪我をするといけません」

 ミーアが、教会の裏へ案内した。アスラは、台所の側の木に、ジオの縄を引っ掛けた。ジオは巨体を持ち上げ後ろ足で立ち上がると、繋いだ木の葉をむしゃむしゃと食べ始めた。

「ひとまず、これでしばらくは大人しくしてくれるでしょう。さて、これからどうなさいますか?」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 午前)
①戦闘訓練

②ジオと森を散歩

③教会でゆっくりする

④その他要記述

ねる

「いや…」

 アスラは、木に寄りかかって萎れた葉を貪るジオに目を遣った。ただでさえ巨体のジオが後ろ足で立つと、もはや生物すら超越した何かに見える。
 それでも、アスラは彼を労るように、ミーアとラーラに言った。

「こいつの食事をどうにかしないと。それが解決しないことには、お互い安心できない」

「…タルスムではどんくらい食ってたんだ?」

「現れた時は、羊を一匹丸々食ってた。それで3日くらいは大人しくなったかな」

「ひ、羊を、一匹…? 馬が…」

 青褪めるミーア。反対に、ラーラは「なんだ」と手を叩いた。

「羊一頭で3日保つんだな。それなら、シャナルから獲物の残滓を分けてもらおう。木の葉と合わせれば、何とかなるだろ」

「よし、手伝える時はおれも狩りを手伝おう。こいつも、自分で羊を仕留めてたし…」

 木の半分くらいの葉を食い尽くして、ジオはようやく地面に寝そべった。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 午後)
①狩り

②戦闘訓練

③ジオの調教

④その他要記述



「では、参りましょう。…」

 ちらちらと、後ろを気にするシャナル。少し後方では、アスラがジオの綱を引いて付いてきていた。

「目立ちませんか…?」

「静かに行くさ。ジオ」

 呼びかけると、ジオは首を低く下ろした。頷いているのだろうか。どうやら、エルフ相手なら彼もそこまで気を立たせないらしい。暮らしぶりに、通じるものを感じるのだろうか…?

「てめえの食い扶持は、てめえで稼ぐってよ。行こうぜ」

 ラーラが、ずんずんと森の奥へと歩き始めた。



安価下コンマ
01〜30 何も現れない
31〜50 ジオが走り出した
51〜80 罠に獲物が
81〜98 熊!?
ゾロ目 悲鳴



「収穫はありましたか?」

「…こんな日もある」

 木に繋ぐと、ジオは不貞腐れたように地面に寝そべり、目を閉じた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(1/5日目 夜)

ジオをよく見せてと誰かが頼んできました

カイメラははぐれものの竹林なので教会では無理
>>851 も行動じゃなくて出来事なので無理

よって全部取り直し
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 夜)
①寝る

②女を抱く(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E6%A3%AE%E3%81%AE%E6%95%99%E4%BC%9A から1人併記)

③夜の森を散歩

④その他要記述



「まだ抱いたことのない女を」

 そう所望すると、ラーラは外に出て誰かを呼びに行った。



 しばらくして。
 寝室の扉が開くと、一人の少女がすたすたと入ってきた。

「…」

 クリストラ人のように、白い肌に金色の髪。しかし、耳は確かにエルフのそれだ。外は寒いというのに胸元が大きく開いて、しかも膝丈までしか裾のないローブを着ている。薄いローブの上から、豊満な胸や尻がよく分かる。
 彼女は無表情のまま、ぐいと背中を曲げてベッドに腰掛けるアスラに顔を寄せた。

「…あなたが勇者」

「アスラだ」

「ユーリだよ」

 前屈みで大きく開いた胸元からは、服の中身が腹まで見える。短い裾が大きな尻で持ち上がって、後ろからの眺めも良さそうだ。
 彼女はアスラの視線を気にせず、寧ろ誘うように、身体を寄せると言った。

「…何する? 何でも良いよ」



安価下 プレイ内容

ねる

安価下

「…分かった」

 ユーリは頷くと、一切躊躇せずローブを脱ぎ捨てた。当然のように下は全裸で、ベッドに腰掛けたアスラの前に膝を突くと、慣れた手付きで彼のズボンを脱がせた。そうして、まだ柔らかい肉棒を、豊満な2つの乳房で挟んだ。

「お、ぉ…」

「…」

 これまた慣れた手付きで、乳房を両手で挟んで肉棒を扱く。温かく柔らかい感触に、あっという間に硬くなる。

「ん…このまま、いく?」

「ああ…」

 半ばぼうっとしたまま、アスラは頷く。ユーリは、胸を持ち上げて一層強く挟んだ。
 いつも、前戯はほどほどにさっさと挿入していたから、おっぱいがペニスに触れている感触は却って新鮮だ。

「出そう…?」

「はぁっ…ああ…っ」

「いつでも良いよ」

 白い谷間から、赤い亀頭が顔を出す。おっぱいがそれを包んで扱くと、びくんと跳ねた。

「ぅあっ」

 忽ち、白い液体が勢いよく噴き出した。

「んっ…出たね」

「あっ…っ、ふぅっ…」

 顔にベッタリとついた精液を指で拭うと、ユーリはそれを口に運んだ。

「ん…お疲れ様」



「…っ、寒…」

 薄く目を開けると、外はまだ暗い。窓の向こうはわずかに白んでいるから、もう朝ではあるのだろう。
 布団の中で逡巡すると…アスラは、渋々ベッドを降りた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 午前)
①戦闘訓練

②ジオの調教

③石の街に行く

④その他要記述



「…よし、いくぞ」

「久し振りに見たわね、こんなに大きな子」

 ジオの前に立つアスラと、少し離れて見ているアル。今日は人に慣らす訓練だ。
 アスラは干し肉を、ジオの鼻先に差し出した。ジオはアルの方をちらちら気にしながら、干し肉に食いついた。

「アル、もう少し近付いていいよ。…よーしジオ、怖くないぞ…」

 ゆっくりと近付いてくるアルに、ジオは肉を噛み締めたまま琥珀の目を向けた。



安価下コンマ
01〜20 吠える
21〜50 少し怯える
51〜80 気にならない
81〜98 アルにも懐く
ゾロ目 悲鳴

「…大人しいのね」

「まあね」

 動じる風もなく、干し肉を咀嚼するジオ。アスラは内心、ほっと胸を撫で下ろした。

「久し振りに見たってことは、こんなのが前にもいたの?」

「何百年か生きていれば、このくらい大きな馬にも会ったことがあるわ。大抵は名のある戦士が乗るか、乗りこなせずに処分されていたけれど」

「…」

 ジオは、辺りを警戒しながら干し肉を飲み込む。アスラが拾わなければ、彼はどうなっていただろう。草原を彷徨い、後宮の外で誰かに捕まるか、殺されるか…

「…お前を、おれの相棒にするからな」

 たてがみを撫でながら、アスラは小さく呟いた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 午後)
①教会でだらだらする

②森を散歩する

③狩り

④その他要記述



 よく晴れた森を、一人で歩く。小さい頃はとてつもなく広い、恐ろしい場所に思えたが、成長するとなんてこと無い、庭のように思える。
 空が澄んだ日は、鬱蒼と茂った木の下が却って温かい。鋭い風の音を聞きながら、アスラは歩いた。



安価下コンマ
01〜30 特に何も起こらない
31〜40 泉に着いた
41〜60 ジーナ
61〜80 ユーリ
81〜90 花の妖精
91〜98 風の精霊
ゾロ目 小屋



「…っくしゅっ! 寒い…」

 流石に冷えてきた。大人しく、教会に帰ることにした。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(2/5日目 夜)

ねる

安価下



「抱いたこと無いやつか…いなくもないが、あいつ簡単には来ないからな…」

「心当たりがあるわ」

 そう言うとアルは教会を出て、どこかへ向かった。
 帰ってきた彼女が連れていたのは、空色の髪の少女だった。

「ごきげんよう! アトラと申します」

 彼女は明るい声で挨拶した。

「こう見えて、ある小人族の族長をしていたの」

 アルが説明する。

「好きにお願いしていいわ。色々と、上手だから」



安価下 プレイ内容



「ふふっ、いかがですか?」

「うっ、上手…あっ」

 小さな手で、アスラの肉棒を扱くアトラ。その手付きは非常に洗練されている。掌で亀頭を擦ると、アスラは思わず呻いた。

「うぁっ、で、出そう」

「…いつでもどうぞ♥」

「あっ!」

 小さな手の中に、射精した。びゅうびゅうと噴き付ける精液を両手で受け止めると、アトラはそれを、ちらりとアスラに見せた。

「…ほら、こんなに」

 それから両手で水を掬うようにして、一息に飲み込んでしまった。

「んっ、んっ…んくっ♥ …さっ」

 べとべとの手をローブに擦り付けると、そのまま裾を持ち上げる。つるりとした、白い秘部を露わにすると、そのままくるりと後ろを向き、小さなお尻をアスラに向けた。

「今度は、こっちにもくださいな…♥」

 アスラはベッドから立ち上がると、彼女の腰を掴んでひょいと持ち上げた。再び硬くなった肉棒の先端に、白い割れ目をぷにと押し付けると

「…あんっ♥」

 ぐいと、アトラの身体を押し下げた。狭い穴に、勃起したペニスがずるりと収まる。
 そのまま、ゆっくりと小さな体を上下に動かした。

「あっ♥ ああぁ…♥ 深っ、んっ、あっ♥」

 後ろ手にアスラの襟首を掴み、嬌声を上げるアトラ。両手で腰を掴まれた彼女は、両脚をぶらぶらと浮かせて、子宮の入り口まで突かれている。
 彼女の膣穴は狭く、よく締まり、アスラのペニスに絡みついて絞るように動く。

「あぁっ♥ んぁっ♥ はあぁ…っ♥♥」

 アトラの身体を壁に押し付けると、挟むように腰を突き出した。

「っ! ふぅぅ…っ♥」

 湿った息を吐きながら、一層膣を締めるアトラ。子宮の入り口に強く亀頭を押し当てたまま、アスラは2度目ながら、たっぷりと子種を注ぎ込んだ。



安価下コンマ ゾロ目で妊娠

こんま



「…ふぁ…っ、寒」

 思わず毛布を抱いて身震いした。窓の外は、日は出ているが薄暗い。曇っているようだ。
 のそりとベッドを降り、窓から外を見て…

「! 雪だ!」

 外は、一面に白い雪が積もっていた。向こうは木に遮られて積もっていないが、教会周辺は開けているので地面まで雪が降っていたようだ。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 午前)
①ジオの調教

②森の散歩

③石の街に行く

④その他要記述



 ジオの綱を引き、雪の中を歩くと、不意に目の前が開けた。

「! アスラさ…っっっ!?」

 雪の中で遊んでいた獣人がアスラに声をかけようとして、ジオに気付いた。

「おっ、おばけっ」

「馬だよ。名前はジオ」

 ジオはぶるんと鼻を鳴らした。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
①街を散策する

②誰かの家に行く(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E7%9F%B3%E3%81%AE%E8%A1%97 から一人併記)

③はぐれ者の竹林に行く

④その他要記述

 そのまま街を散策することにした。
 街は一面の雪景色で、多様な住処の中には雪に埋まってしまったようなものもある。数少ない外出者はアスラとジオに気付くと、怯えたように距離を取ったり、逆に興味津々に近寄ってきたりした。



安価下コンマ
01〜30 さっきの獣人が纏わり付いてきた
31〜50 特に何も起こらない
51〜70 メア
71〜90 ユーリ
91〜98 エルフのお嬢様
ゾロ目 姫



「…やっぱり寒いな」

 少し歩いて、石の街での住居に引っ込んだ。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 午後)
①誰かの家に行く(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E7%9F%B3%E3%81%AE%E8%A1%97 から一人併記)

②竹林に行く

③教会に帰る

④その他要記述



「…! よう、久し振り…うわあっ!?」

 竹林で出迎えたロウルが、仰天して叫んだ。大きかったお腹は引っ込んで、代わりに2人の赤子を両腕に抱いている。
 母親の声に驚いて、赤子が泣き出した。

「ああ、ああごめんって…何だよその馬…馬?」

「馬だよ。お邪魔するよ」

 竹林の中へ踏み入り、庵を目指した。



「ほう、また珍しいものを連れてきよった」

 ルナは笑いながらジオに近寄った。威嚇するように唸られても気にもとめず、たてがみを掴んでひょいと背中に乗ってしまった。

「ちょいと遊んでやろうか。…ぬしは中でゆっくりして行け。カイメラに茶でも淹れさせよう」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価

いったんくぎる

『Harem Simulator』





 庵に入ると、見慣れない顔が2つあった。
 片方は、金と黒の縞模様という変わった髪色の女。もう片方は、赤い漢服のようなものを着て琵琶を携えた、長い黒髪の女だ。前者は頭に丸い耳が生えているから獣人なのだろうが、後者はどうも人間にしか見えない。

「…やあ。初めまして。だねー」

「やあ。君は?」

「ティガーだよー。こっちはパール」

「…どうも」

 小さな声で挨拶する、パール。ティガーが声を張り上げた。

「カイメラー! お茶淹れたげてー!」

 すると、襖が開き、カイメラがぬっと顔を出した。彼女はアスラに気付くと小さくお辞儀して、また襖を閉めて去っていった。

「エリスは? カイメラ、今は一人なの?」

「エリス? 知らない人だねー」

「…」

 パールは黙って、琵琶を爪弾いている。

「エリス…本当に、いなくなったのか…」



 数分後。襖が開き、ティーセットを持ってきたカイメラが入ってきた。この前は紅茶だったが、今度はオリエズマ風のお茶であった。



安価下コンマ
01〜60 特に何も起こらない
61〜80 ティガーが何か持ってきた
80〜98 パールがこっちを見ている
ゾロ目 カイメラが何か持ってきた



「あ、そうだ」

 ティガーは不意に席を立つと、何か持って戻ってきた。

「折角だから、うちの趣味も見てってよー」

「趣味?」

 彼女は畳の上に、小さな瓶をいくつか並べた。一つ手に取って栓を抜くと、甘い香りが漂ってきた。

「いい匂いでしょー? これで頭をマッサージするんだー」

「こやつ、馬鹿みたいに水を使いおるわ」

 見ると、襖が開いてルナがひょっこりと顔を出した。

「おかえり。大丈夫だった?」

「うむ。馬は外に繋いでおるぞ。それより、妾にも茶を…」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(3/5日目 夜)



 布団の上に仰向けになると、ティガーは変わった形の枕をアスラの首の下に入れた。半円形に窪んだ形をしていて、首だけ支えて頭は宙ぶらりんになる。
 大きな桶に水を汲んで持ってくると、ティガーは小瓶の一つを開け、中身を掌に出した。

「じゃ、ゆっくりリラックスしてねー…」

 甘い香りが頭を包む。意外に長い指が、髪を掻き分けて頭をしっかりと揉みほぐしていく。
 部屋を照らす蝋燭にも何か入っているようで、花の香りが辺りに満ちている。

「…硬い」

「ん…?」

「頭、がちがちになってるねー…考え事が絶えない感じかなー?」

「! …」

 アスラは、黙って目を閉じた。

「今くらいは、忘れると良いよー…」

 香油で頭をマッサージするティガー。最後に水で濡らしたタオルで頭を拭かれるまで、アスラはいつしか眠りに落ちていた。



「…っ!」

 目を覚ますと、畳の部屋に一人。一度目を覚ましたのは覚えているが、その後結局眠ってしまったようだ。
 庵の外はまだ白い雪に覆われている。狼と狐の子どもたちが、遊び回る声がした。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(4/5日目 午前)
①竹林で過ごす

②石の街に戻る

③竜の山を目指す

④その他要記述



 石の街に戻ってきた。相変わらず人気は少ない。ジオは雪が気になるのか、時折立ち止まっては、小さく積もった雪に鼻先を突っ込んでいた。



安価下コンマ
01〜20 特に何も起こらない
21〜50 この前の獣人
51〜75 メア
76〜80 リーリレウ
81〜98 ユーリ
ゾロ目 ???



「…ぶえっくし! やっぱ、この季節の散歩は止めたほうがいいな…」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(4/5日目 午後)
①誰かの家に行く(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E7%9F%B3%E3%81%AE%E8%A1%97 から一人併記)

②教会に戻る

③その他要記述

いったんくぎる

加藤純一(うんこちゃん) Youtubelive
PS4/XB1/Steam(PC)
オープンワールド
サバイバルホラーゲーム
『セブン・デイズ・トゥー・ダイ』#2

『7 Days To Die やる
14日目襲撃まで』
(22:12~放送開始)


https://youtu.be/hLjdxfh9wkk



「! おかえりなさいませ。おやつでもいかがですか?」

 教会に戻ってくると、丁度裏からミーアが出てきたところであった。手には、焼き立てのパンケーキ。

「そうだな…」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
①ティータイム

②外で素振り

③ジオと散歩

④その他要記述

「いただくよ」

「どうぞ。お茶も淹れましたからね」



「あれから、竜の山には行ったかしら?」

「いや」

 アルの問いかけに、アスラは首を横に振った。

「特に行く理由も無いし…そもそも、遠いんだ。行くだけで半日仕事だよ」

「そう」

 アルは、特段気にする風も無く、ミルクティーに口を付けた。
 シャナルが口を挟んだ。

「バルバス領から『外』へ行くには、山を越える必要があります」

「えっ?」

「覚えておくと良いわ。後宮の門はタルスム領にあるけれど、竜の山の向こうは外に繋がっているし、他にもオリエズマの川も外に繋がっているわ」

「…」

 アスラは、目を細めた。これを自分に伝えて、何がしたいのだろう…?

「…覚えておくと良いわ。いずれ、役に立つかもしれないから」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(4/5日目 夜)



 夜。寒い森の中で大きな岩の上に座ると、アスラはリュートを爪弾き始めた。
 かじかむ指で弦を弾きながら、彼は精霊の訪れを待った。



安価下コンマ
01〜20 特に何も起こらない
21〜50 ライナ
51〜70 風の精霊
71〜80 夢の精霊 
90〜98 闇
ゾロ目 天



「…!」

 にわかに、周囲がぱっと明るくなった。と思うや、アスラの目の前に、白い肌をした全裸の少女が現れた。

「ライナ」

「…アスラ」

 彼女は、ほのかに頬を染めながら、アスラに近付いた。そのお腹が、心なしか張っている。

「我は…精霊と、人の子を宿しています」

「!」

「新たな種の誕生となるでしょう。…」



安価下1〜3でコンマ最大 話題もしくは行動

『Harem Simulator』



「精霊と人間の子供…一体、どうなるんだ?」

「原初のバルバスと人の子は、エルフや小人の始祖となりました」

「じゃあ、今回も?」

 ライナは、曖昧に頷いた。

「おそらくは…しかし、あの交わりの中…我はよりヒトに近寄った」

「近寄った…? すると、何か違うのか?」

「ただのヒトが生まれる可能性もあります。全ては未知数」

「…結局分からないのか」

 アスラは溜め息を吐いた。

「精霊に限った話ではありません。殊バルバス領において…あなたは、ヒト以外と交わる。生まれる子は皆、ヒトとの混血」

「でも、そうやってバルバスは出来上がっていったんだろ。アルから聞いた」

「然り。精霊も変わりありません。未知数ですが、災いとなることはあまりないでしょう」

「…だと良いけど」

「…」

 ライナの姿が消える。周囲が再び暗闇に包まれると、急に寒気に襲われた。

「っっっ…帰ろう」



「おはようございます…」

「…おはよ。っし!」

「だ、大丈夫ですか?」

 アスラは鼻を擦りながら頷いた。

「ああ、ちょっと外で…げほっ、げほっ」

「おいおい…明日は出発だろ」

 ラーラが顔を出した。

「そうですよ。今日一日は、ここでお休みくださいね」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(5/5日目 午前)
①寝る

②その他要記述



「…うぅ…寒い」

 思った以上に体調が悪そうだ。寒気がする。
 アスラは、極寒のサトンの夜を、ルールゥと抱き合って乗り越えたのを思い出した。

「だ…誰か…そう」



安価下 誰を呼ぶ?(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E6%A3%AE%E3%81%AE%E6%95%99%E4%BC%9A から1人 サナギ、エリスアルネス以外)



「はいはい、お呼びですか?」

「寒い…添い寝して」

 アスラの依頼に、ミーアは優しく微笑んだ。

「ええ、私で良ければ」

 ベッドに歩み寄り…不意に後ろを向いた。

「服が、皺になるといけませんので…」

 ぷち、ぷち、ぷち。___しゅるり。
 黒い修道服が滑り落ち、白い下着に包まれた豊満な肢体が露わになる。

「では、失礼します」

 ベッドに上がり、毛布を被ると、アスラの背中に腕を回した。

「!」

「ん…」

 甘いミルクの香り。飾り気のない白い下着越しに、凄まじいボリュームと柔らかい感触が、アスラを包み込んだ。

「どうぞ、ゆっくりお休みください…」



安価下 どうする? コンマ80以下で寝落ち

「…ぁ」

 何か言おうと口を開いたまま、アスラは眠りに落ちた。



「…ふぁ」

「具合はいかがですか?」

 ふかふかのおっぱいに包まれたまま、アスラは欠伸した。

「ん…だいぶ良い」

「それは良かった。念のため、もう少し休まれたほうが良いでしょう」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(5/5日目 午後)
①休む

②その他要記述



「今から石の街だと? 熱で頭でもやったか?」

「もう大丈夫だよ。行ってくる」

 ジオの綱を引くと、アスラは教会を出た。



「…っっ」

 まだ少し寒気がする。雪は止んだが、街にはまだ白白とした雪が残っている。



安価下コンマ
01〜20 倒れた
21〜60 きつくて歩けない
61〜80 リーリレウ
81〜98 ミドナ
ゾロ目 ???



「…っ」

 一歩進むごとに、無視してきた身体の重みが、どんどん増していく。体中が寒く、凍ったように硬い。
 とうとう一歩も動けなくなり…アスラは、雪の中で力尽き、倒れた。



「…っ、は」

「! 気が付きましたか」

 ぼやける視界に映るのは、ミーア。

「あれ…おれ、石の街に」

「ぶっ倒れて、担ぎ込まれてきたんだよ! この馬鹿が…」

 溜め息を吐くラーラ。

「どんなに屈強な戦士も、気温には勝てないんだ。まして風邪引いてるのに雪の中に繰り出すなんて…」

「あの馬…ジオがいなければ、どうなっていたことか。あなたを首に乗せ、ここまで運んできてくれたのですよ」

「ジオ、が…」

「どっちにしても、明日の移動は無しだ。しばらくは、ここから出るなよ」

今日はここまで

新スレを立てようと思うので、残りはキャラ案でも投げてください

【名前】ドリスロール(本名:クィント)
【年齢】22
【所属】クリストラ
【外見】
波打つ長い銀髪、白い肌、柔和な顔つき。身長は女性の平均よりもやや高い程度で胸は大きい。
露出の少ない清楚な服装であることが多いが、服の下には鍛えられた筋肉質な体つきが隠されている。
【備考】
大商人の娘「ドリスロール」に成りすまして後宮に入った義賊で賞金首。
本物の大商人の娘は既に病死したが容姿が非常に似通っていたため彼女の父親を唆し、自分の死を偽装して娘に成りすました。
悪徳貴族ばかりを狙ってはいたが、襲撃した者の中には位の高い貴族もいたため正体がバレれば死罪を免れない立場であり、ほとぼりが冷めるまでは大人しくしているつもり。
保身(アスラの庇護)目当てではあるがアスラのお気に入りになろうとしており、夜這いを仕掛けることや乱交(クリストラ人だが信仰心が薄いため乱交に抵抗がない)も躊躇わないし、望みとあらば盗賊の技の伝授もしようとしている。
初見ではまず見抜けないほどに「上品な貴婦人」を演じているが、実際には荒くれ者逹を腕ずくで従わせる女傑で斧や槍といった長物で戦うのを得意としている。
いざとなれば汚い手段も辞さないが、おもらしを堂々と必殺技として使うエロース仮面には「頭がおかしい。関わりたくない」とドン引きしている。

【名前】シェスカ
【年齢】14
【所属】クリストラ
【外見】
短い茶髪にぱっちりとした黒い目。人懐こそうな雰囲気など。
小柄で童顔、幼児体型。動きやすく目立たない服装を好む。
【備考】
クィントが後宮に入る際に連れてきた舎弟で表向きは彼女の使用人として後宮に入った。
明朗快活で元気溌剌とした人物。クィントに忠誠を誓っているが、端から見ると飼い主に「かまって」と甘える犬のようである。
変装や侵入、開錠、縄抜けなど盗賊としての技術に長け、容易くクリストラ城の警備を抜けて夜這いに行ける腕前の持ち主。

【名前】エレハイム
【年齢】20
【所属】クリストラ
【外見】
ポニーテールにした長い銀髪。やや小柄な体格。ほどよく筋肉のついた体にたわわな胸。よく笑い、明るく人懐こい印象。動きやすい服装を好む。
【備考】
亡くなったドリスロールの実妹。気さくな商売人であり、訛りのある(リアルでいうところの関西弁みたいな)話し方が特徴。
表向きは姉妹揃っての後宮入りだが、クィントがボロを出さないかのお目付け役や後宮内での需要の調査をしており、後宮で必要とされる物やアスラの抱きたい女などを仕入れて勢力を伸ばそうとしている。
頼めば女性を責める道具や逆に責めてもらうための道具も用意してくれるだろう。(望めば責めてくれる女もセットで)
エロース仮面については「そういう性癖があるのは知っているけど……」と若干引いている。

ヒーロー(?)キャラが出るなら賊も出さなきゃと思った。

【名前】フォン(紅)
【年齢】21
【所属】オリエズマ大陸
【外見】中肉中背、起伏に富んだ肢体を真っ赤なチャイナドレスに窮屈そうに収めて、長い黒髪をシニヨンに結っている。
【備考】オリエズマ大陸にある王朝において女官を務めている。主に後宮にて新しく入ってきた者の案内をしており、今回アスラの大陸における案内役となった。


【名前】チャン(蒼)
【年齢】18
【所属】オリエズマ大陸
【外見】背はやや低く、胸も年相応。青いチャイナドレスを着ているが、スリットから太腿が覗くのをいつも気にしている。
【備考】オリエズマ大陸における王朝において女官を務めている。姉であるフォンのコネで入ってきた新入りで、姉の横で女官の仕事を勉強している。

【名前】パオ(保)
【年齢】49
【所属】オリエズマ大陸
【外見】紫の着物を着た、小太りの男。ふんぞり返っているが視線は落ち着かない
【備考】オリエズマ大陸王朝の皇太子、つまり飛貴の父親。何事もなければ次期皇帝に収まるはずなのだが、到底皇帝の器でないと思われており、またうっすら自覚している。それでも皇帝の地位は欲しいため、人並み程度の才覚を他人の足を引っ張ることに費やしている。飛貴が少女ながら政争に明け暮れているのは、この父親の影響である。


【名前】パオ(宝)
【年齢】5
【所属】オリエズマ大陸
【外見】赤と紫の着物を着た幼女。大きな宝石の嵌った金の髪飾りを付けている。
【備考】皇帝が70過ぎにして産ませた最後の娘。彼の子はパオの年頃とケドゥの年頃に集中しているが、彼女だけは彼らよりも更に年を開けて生まれた。皇帝は彼女を溺愛しており、他のものが知らぬ本音も彼女にだけは語っていると噂されている。

皇帝の子の年齢関係だけ矛盾しないように決めとく

長男:保(49)
次男:未定(死没)
長女:未定(40台)

三男:ケドゥ(29)
四男:未定
次女:蘭花(25)
三女〜八女:未定(24〜19 死者もいる)
九女:玉妃(19)

十女:宝(5)

このSSまとめへのコメント

1 :  MilitaryGirl   2022年04月21日 (木) 04:55:56   ID: S:_YGcuQ

今夜セックスしたいですか?ここに私を書いてください: https://ujeb.se/KehtPl

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom