【ポケモン】男「ミュウに愛されすぎて昼でも眠れる」【人化あり】
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の続編。ミュウとミュウツーが人間の姿になってます。
このSSは以下の要素を含みます
基本的に原作キャラは出ない
性別不明ポケモンに性別あり
ポケモンが人型になる
ミュウはママ
ミュウツーもママ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1604250365
男:元ポケモントレーナー。4歳の頃にミュウを偶然捕まえ、18歳までトレーナーとして各地方で旅を続けていたが、チャンピオンに負け続けて引退。現在タマムシ大学で勉強中。将来の夢はポケモンスクールの教師。
ミュウ:がんばりや。4歳のころからの男のパートナー。「へんしん」で人型になれる。男を癒すために「ミルクのみ」をへんしんバグで覚えて授乳した。男より年上らしい。キュートリボンマスター。
ミュウツー:おくびょう。カント―地方で捕まえたポケモン。「ものまね」で「へんしん」をして人型になった。一度ポケモンの姿に戻ったら人型に戻れないので戻らない。授乳した。クールリボンマスター。
マホイップ:のんき。ガラル地方でマホミルの時に出会った。いちごあめざいくのミルキィバニラ。いちごはあんまり好きじゃない。なぜか人間の言葉を喋る。一人称は「マホ」。翻訳係兼連絡係。キョダイマックスできる。ムカついた相手には「デコレーション」する。意外と純情な乙女なのでセクハラ厳禁。
チラチーノ:せっかち。掃除係。掃除のために男を部屋から追い出す、一週間離れた家を掃除しにわざわざ帰るなど身も心も骨の髄まで掃除婦。喋るたびにスピードスターが飛ぶ。
シャンデラ:まじめ。冬の暖房係にしようと連れて行ったがもらいびだった。
サーナイト:ひかえめ(自己申告)。6歳の時に旅行先のホウエン地方でラルトスの時に出会った。サーナイトに進化してからはどこに行こうとしても勝手にボールごとついてくる。メガシンカするととりあえずはかいこうせんを撃つ。ビューティリボンマスター。
ブリムオン:ひかえめ(ゲット時)。6歳の時に空にいたフワンテにから落ちてきたミブリムが進化した。フワンテに乗っていたらしい。ダイスープの臭いが嫌いなのでキョダイマックスできない。サーナイトと同じく勝手についてくる。ジーニアスリボンマスター。
ラティアス:れいせい。羽毛で光を屈折させて人型にみせている。テレパシーで会話ができる。授乳には結構引いている。
マッシブーン・カイリキー・キテルグマ・バシャーモ・ガオガエン:よく牧場の中央のリングでプロレスをしている。
アマージョ・ルージュラ・トゲキッス・ユキメノコ・ポットデス:牧場の隅っこでよくお茶会をしている。
フェローチェ:基本的にこの世界の物に触りたくないけれどトゲキッスにお茶会に誘われるとエアスラが怖くて断れない。
シェイミ:みーに感謝するでしゅ。割と気遣ってくれてる。
マナフィ:微妙に喋れる。二文字が限界。
ビクティニ:イッシュチャンピオンとの闘いではじめて敗北を知った。
ダークライ:枕元に立つのが好き。
クレセリア:ダークライの近くで悪夢を中和している。
レジアイス:冷房にするには温度が低すぎる。
ゴリランダー・ストリンダー・マラカッチ・コロトック・ニンフィア:ポケモンバンドとしてメジャーデビューを夢見ているグループ。
サザンドラ:バンドのファンだがハイパーボイスで死ぬ。
ワタシラガ・ワタッコ・チルタリス:誰かにまとわりつくのが好き。
ネイティオ:ちくわ大明神。
ヤドキング:関西弁で喋る。
ユキハミ・ナマコブシ・バチンウニ:かけっこが好き。
ユクシー:にらめっこが好き。
エムリット:映画鑑賞が好き。
アグノム:撫でられるのが好き。
ロトム:なまいき。普段はスマホに入ってる。
ポリゴンZ:PCかスマホに常に入っている。言ってることが支離滅裂なのでミュウツーが度々キレる。
ジラーチ:わんぱく。頭の短冊には買い物メモが書いてあることが多い。パワフルリボンマスター。
男(チラチーノが掃除をするために下宿先に戻って2週間。ついに実家に帰ってきたぞ!)
ミュウ「まだ向こうにいてもよかったのにね」
ミュウツー「向こうでもこちらでもやることは変わらんさ」
男(この二人に甘えすぎてラティアスから白い目で見られてたからやばかった。俺の牧場内での評価が)
ラティアス(そう思うならもう少し節度を持ってください。あの姿は人様に見せられるものではありませんよ)
男(すまなかった)
マホイップ「おかえり~、おそかったね~」
サーナイト「さーな」テョワワワァン
ブリムオン「むおん」テョワワワァン
男「うおおおおっ、浮いてるっ、浮いてるっ!悪かった!何も言わずにおいてったのは悪かったから!」
マホイップ「次は連れて行ってあげてね~。マホの平穏のためにも」
男「なにがあったし!てか、下ろしてくれぇ!」
男(正直言うとまだママ――じゃなかった、ミュウたちに甘えていたかった)
男(しかしそうもいかない。今日は年に一度のポケモンたちの健康診断の日だ)
男(牧場として運営しているので健康診断の費用が経費で落ちるのは大変ありがたい。全員分やると費用もバカにならないしな)
男(まあ毎年めんどくさい手続きとかは親父たちがやってくれているわけだが。改めて家族のサポートに助けられていると感じるな)
男(ただ、俺もポケモンスクールの教師を目指す身。ポケモンに対する知識はなんでも身につけないといけない)
男(それで今年は実際の様子を見せてもらって、手伝わせてもらうことになった。大変ありがたい)
男「ハピナス、タブンネ、キュワワー。今日はよろしく頼むぞ」
ハピナス「はぴ」
タブンネ「たぶんね」
キュワワー「きゅわっ」
男(この3匹は毎年健康診断を手伝っているポケモンたちだそうなので、手際もいいらしい。俺も学ばせてもらおう)
男「今日はよろしくお願いします」
医者「いえいえ、こちらこそ。ポケモンスクールで先生を目指しているんですって?がんばってください。質問があったら遠慮なく聞いてくださいね」
男「はい、ありがとうございます」
男(もしかしたらスクールでの授業中にケガをしたポケモンとか、病気のポケモンにあう可能性もあるからな。その時に適切な処置をできるようになるのは必要なことだ)
医者「・・・・・・それで、そちらの子たちは」
男「へっ?」
ミュウ「はーい、お母さんからナース服借りてきたよー」
ミュウツー「・・・・・・ふんっ」
男「えっ?あー、えーと」
ミュウ「はいはーい、私たち姉妹で今年からここのお手伝いをさせてもらってまーす。将来はここみたいにおっきな牧場を作りたいでーす。ってことで雑用は任せてくださーい」
ミュウツー(という設定だ。合わせろ)
男(え、あ、うん)
医者「なるほど、そうでしたか。いい牧場を作れるようにがんばってくださいね」
ミュウ「はーい。がんばろうねー、お姉ちゃん」
ミュウツー「うむ」
男(なんか言ってたな。変身とくと元に戻るのめんどくさいって。ミュウツーの方が)
医者「はい、大きく口を開けてー」
カクレオン「れおーん」
医者「よしよし、いい子ですね。はい、異常なしです」
男「がんばったな、ご褒美だぞ」
カクレオン「れおーん」
医者「そうそう、そんな感じです。健康診断は嫌がる子も多いんで、診断が終わったらそうやってご褒美をあげるんです」
男「それで少しずつ診断に慣れさせる、というわけですか」
医者「呑み込みが早いですね。流石先生」
男「よしてください、まだなれてませんよ」
医者「ふふ、しかしあなたはいいトレーナーのようですね」
男「えっ?」
医者「今日の診断、嫌がっている素振りを見せる子が少ないでしょう?」
男「そうなんですか?」
医者「ええ。いつもはこうスムーズにいかないんですよ。トレーナーが見てる前だと頑張って我慢してくれるってことは、そのトレーナーが愛情をもって育てた証拠ですから」
男「・・・・・なんだか少し照れますね」
ミュウ「ここのポケモンたちはみんな男のことが大好きだからね。一緒に旅して、バトルをして、キャンプしたりコンテストにでたり・・・・・部屋のアルバムがみんなとの思い出と絆を物語ってるよ」
ミュウツー「男がいる前だといつも以上に大人しい、というのも本当だ。普段はもっと手がかかるやつらだ」
医者「ええ。・・・・・だからこそ、その若さでトレーナーの道を諦めるというのはもったいないと思いますが」
男「あー、はい。まあトレーナーだけが道じゃない、って思ったんです。こいつらといっしょに旅をして」
医者「まあ、そうですね。私もこうしてポケモンドクターをやっていますし、人生なにがどうなるかわからないものです。がんばってください」
男「はい、ありがとうございます」
医者「・・・・・さて、これで今日の分は終わりですね」
男「あとはウルトラビーストたちのために明日エーテル財団の方が来てくれるんですよね」
医者「はい。ウルトラビーストについては我々は知識が足りませんから。研究の最前線のチームが来てくれますよ」
男「毎年の事ながら、ありがたいです」
マホイップ「向こうさんもビーストの研究が進むからって喜んできてくれるしね~」
医者「・・・・・私としてはこのマホイップの方が興味を惹かれるのですが」
男「おまえいつから喋れるんだ?」
マホイップ「生まれつき」
医者「突然変異か?色違いに近いなにかが起きているのかも・・・・・もしくはリージョンフォームのような世代を経た環境への適応化が進んだ結果?しかしそれも他に例を見ないものではあるし」
ハピナス「はぴぃ」
マホイップ「そろそろ帰らないとまた娘さんにどやされるぞって言ってる」
医者「げっ、それは勘弁。それでは私はここで失礼しますね。また来年よろしくおねがいします」
男「はい、今日はありがとうございました」
男「ふぅ・・・・・なんだかどっと疲れたな」
ジラーチ(お疲れ~)
男「おっ、ジラーチ。どうしたんだ・・・・・ってええっ!?」
ジラーチ(ん?どうしたの?)
男「え、ジラーチだよな!?え、おまえもものまねへんしんしたの?」
ジラーチ(ん?ああ、この体の事?)
男「そうだよ!最近人型ブームでも来てるのか?」
ジラーチ(これねぇ、ねがいごとしたらなんかかなった)
男「ねがいごとってそういう技じゃねぇから!」
ジラーチ「いや、だってこの2週間ぐらい寂しかったし」
男「喋れんのかよ!なんでテレパシーしてた!」
ジラーチ「驚かせようと思って」
男「ほんとに驚いたわ。まあ、なんだ。寂しい思いさせて悪かったな」
ジラーチ「ほんとだよ。普通に忙しいだけならまだしも向こうでやってたのひたすら幼児プレイでしょ?」
男「返す言葉もございません」
ジラーチ「まっ、でも男がお疲れなのはほんとのことだし。男を癒したいってのはボクも同意だよ」
男「・・・・・おまえもミルクのみを!?」
ジラーチ「そんなわけないでしょ!えっち!女の子になんてこと言うのさ!」
男「あ、例にもれず女の子なのね」
ジラーチ「次セクハラしたらゴーゴートのオス捕まえてきてミルクのみさせてやるから」
男「なんのミルクを飲ませられるんだ!?」
ジラーチ「はーい、じゃあ肩たたきするねー」
男「ああ、えらく真っ当だな」
ジラーチ「ミュウの発想がおかしいだけだから」
男「・・・・・否定はしない。まあよろしく頼む」
ジラーチ「はいはーい。元の姿だと体重が足りなくてできなかったけど、これならできるんだよねー」
男「ああ、懐かしいな。アイアンヘッドで肩を砕かれたこと」
ジラーチ「だって力が弱いって不満げだったから」
男「それでもナゲキなみのこうげきでアイアンヘッドされたら肩砕けるに決まってんだろ!」
ジラーチ「はーいそこうるさーい。とんとんとーん」
男(あ、気持ちいい)
ジラーチ「サーナイトとかブリムオンがときどきやってるの見てたからねー。力加減も覚えたよー」
男(微妙にサイコパワーが流れてきてるのもそういうことか)
ジラーチ「内側からコリをほぐす。エスパータイプの特権だね」
男(あ~、効いてるわ~。いいとこ来てるわ~)
ジラーチ「どこが気持ちいのかってのもテレパシーでわかるんだよ?ほら、ボクにもっと教えて。男の、きもちいいとこ」
男「あ、これは、おうっ、そこは、おうっ、おうっ」
ジラーチ「あ、ここがいいんだ。うりうり~」
男「おぁぁぁぁぁぁぁぁ」
チュンチュン
男(・・・・・・オニスズメの泣き声が聞こえる。もう朝か)
ジラーチ「zzz」
男「ってうわっ!?なんで俺のベッドに美少女が!?」
男(・・・・・あ、そうだ。昨日はジラーチに肩たたきしてもらってたんだった。んで、そのまま寝ちまったのか)
ジラーチ「んんーー・・・・・?おふぁよぉ~・・・・・・・zzz」
男「寝てるじゃねぇか。まあ1000年眠り続けるって噂だし、仕方寝ないか」
男(肩が軽い。絶好調だ。今日はものすごく調子がいいぞ)
ミュウ「おっはよーーー!!!男、気持ちのいい朝だよーーー!!!」
男「ミュウ、おはよう」
ミュウ「おはよ・・・・・!?」
男「どうした?」
ミュウ「・・・・・あの、いくらなんでもその年齢の女の子をベッドに連れ込むのはどうかと思う」
男「謂れのない風評被害が!」
ミュウ「いや、あのね?別に男がそう言う趣味だっていうのならいいんだよ?男がそういうことしたいなら私の身体を使ってくれてもいいし」
男「ストップ、落ち着いてくれ、ミュウ。こいつはジラーチだ」
ミュウ「え?あー、なるほどなるほど。なんで人型になってるの?」
男「ねがいごとが叶ったらしい」
ミュウ「ねがいごとってそういう技じゃないんだけど」
男「それ俺も言った」
ミュウ「・・・・・しかも、ねがいごとがかなったってことはそれってもしかして元に戻れないパターンじゃないの?」
男「え?」
ミュウ「私もミュウツーも一応自分の意思で戻ろう思えば戻れるよ?へんしんだし。でもジラーチのそれってへんしんっていうかなんていうか」
男「・・・・・起きたら確認するか!」
ミュウ「ま、別に困ることもないしいっか」
男「さて、今日はウルトラビーストたちの健康診断だったな。いっちょやるかぁ」
医者「やあ、どうも」
男「・・・・・え、なんで?昨日で終わりだったんじゃ?」
医者「そのつもりだったんですけど、帰ってリストを見てみるとやり残した子がいましてね」
男「え?それって、ミュウとミュウツーだったりします?」
医者「そうそう、よくわかりましたね」
男「あー・・・・・」
医者「それと、検査結果で一匹気になる子が」
男「・・・・・それってもしかしてジラーチだったりします?」
医者「と、いうことは男くんもなにか違和感を感じてたんですか?」
男「えっとですね、少し待ってください」
医者「?」
男「はい集合」
ジラーチ「んん・・・・・・朝眠いよ・・・・・・お昼から動きたい・・・・・・」
男「ジラーチ、たしか昨日健康診断受けた時はまだポケモンの姿だったよな?」
ジラーチ「そうだよぉ?」
ミュウ「記録にもそうあるね」
男「・・・・・・ジラーチの検査結果で気になることがあったらしい。なにがっていうのはまだ聞いてないけど」
ミュウツー「まあ、十中八九あれだろうな」
ジラーチ「・・・・・・zzz」
男「ジラーチのねがいごとがいつから発動してたのかはわからないけど、ちょうどポケモン体から人間体になる途中だったんだろうな。そこでなんらかにひっかかった」
ミュウ「ジラーチ、起きて。今割と困ってるから」
ジラーチ「zzz」
男「仕方ない。マホイップ、アロマセラピー」
マホイップ「はいな。くるくる~」
ジラーチ「zzz・・・・・・ん?なんかいいにおい・・・・・・あれ?もう朝?」
男「おはようジラーチ。寝起きのところ悪いけど質問だ。お前って元の姿に戻れるのか?」
ジラーチ「え?無理」
ミュウツー「こいつ・・・・・・」
ミュウ「うー、仕方ない。ここは一肌脱ぎますか」
男「なにか妙案が?」
ミュウ「さいみんじゅつで」
男「誤魔化す気か!」
マホイップ「もういっそ私たち人間になりましたって言えばいいんじゃない~?」
男「いや、さすがにまずいだろ。ミュウなんてただでさえ珍しいってのに人間の姿になるなんて・・・・・・こんなことがバレたらいろんな研究機関が狙ってくるぞ」
ミュウツー「やはりさいみんじゅつか」
男「誤魔化すしかないのかぁ・・・・・・ん?あれは・・・・・・」
男「マズい、エーテル財団の人らも来た」
マホイップ「うわ、なんかいっぱいだぁ」
ミュウ「さ、流石にあんな人数にさいみんじゅつをかけて回るのは無理だよ!」
ミュウツー「なにもさせずに帰らせたらそれはそれで怪しまれるだろうからな」
ジラーチ「・・・・・ひょっとして、今そこそこマズい状況?」
男「おう」
ジラーチ「・・・・・よし!セレビィを頼ろう!過去のボクらを一時的に連れてきてもらって乗り切ろう!」
マホイップ「セレビィならシェイミとドレディアとエルフーンを連れて春の花畑までタイムワープしてるよ」
ジラーチ「なんてタイミングの悪い!」
マホイップ「マホは連絡係として置いてかれた!行きたかった!」
男「それはまた今度頼むとして・・・・・」
マホイップ「え、マジ?やったぁ!何でも口に出してみるもんだね!」
男「しかしそうなると本格的に困ったんだが・・・・・・」
マホイップ「しかたない。ここはマホに任せてよ」
男「えっ?大丈夫なのか?」
マホイップ「だいじょぶだいじょぶ。ロトム、ついてきて」
マホイップ「てなわけでミュウが暑い牧場を嫌って涼しいシンオウにお供を連れて逃げてっちゃったんだよ~」
医者「はぁ、なるほど」
マホイップ「マホも行きたかったのに!とけそう!」
医者「それは知りません」
マホイップ「あ、ジラーチがおかしいって言ってたけどなにがあったの?」
医者「ああいえ、ちょっと去年と比べて大幅に体重が増えていたのでなにかあったのかと思いまして。見た目は変わっていないように見えたので余計に」
マホイップ「・・・・・・だから昨日マホのクリーム拒否ったのか!」
医者「え?」
マホイップ「今日も朝から「女子力修行に行ってくる!」ってイシツブテを背負って歩いてたから、つまりあれだね。ダイエット」
医者「ダイエット・・・・・・え、メスなんですか?」
マホイップ「まごうことなき乙女です」
医者「しかし、そんなに重くなるほど・・・・・・?」
スマホロトム「キョダイマックスしたマホイップは1発10万キロカロリーのクリームのミサイルを乱射」
マホイップ「・・・・・・」
スマホロトム「先週の特訓で直撃してたぜ。ケケケ」
医者「・・・・・・」
マホイップ「ごめんジラーチーーー!!!」
マホイップ「ジラーチの乙女の尊厳と引き換えになんとかなりました」
ジラーチ「重くない!重くないもん!」
男「わかった、軽い、軽いから!」
ミュウ「私は~?」
男「軽い!軽いよ!」
ミュウツー「・・・・・・」
スマホロトム「ミュウツー。高さ2.0メートル。重さ122キログラム」
ミュウツー「ふんっっっっ!!!!!」
スマホロトム「あがががががが」
男(実際にミュウツーは俺より身長が高い。体重は大きな尻尾の分もあるだろうからこんなもんなんじゃないだろうか)
ミュウツー「考察するな。ねじるぞ」
男「ねじる!?」
男(俺たちがあれこれしてる間にいつのまにかウルトラビーストたちの健康診断が終わっていた)
エーテル職員「今回も貴重なデータが取れました。ご協力感謝します」
男「いえいえ、こちらこそ。無料で健康診断もやってもらえてホントに助かります」
フェローチェ「かぶりん」
男「おー、よしよし。お前は相変わらず静かだなぁ。あとで虹色のポケマメ持ってくるからなぁ」
マッシブーン「ババァルクッ!」
男「いよっ!背中にオニゴーリが宿ってる!」
ウツロイド「べのめのん」
男「取りつくなよー、今どくけし持ち歩いてないからなー」
エーテル職員「しかし、まだまだわからないことが多いウルトラビーストたちともうまくコミュニケーションがとれるものですね」
男「通じてるかはわかりませんが、今のところはうまくいってます」
エーテル職員「どうですか、大学を卒業したらウチで働きませんか?」
男「いやぁ、ごめんなさい。一応スクール教師目指してるんで」
エーテル職員「今年もスカウト失敗ですか、残念です」
男(これだけ多くのポケモンを捕まえて育てたって手腕をかわれてブリーダーとかに誘われることはそこそこある。でもここで世話してるの俺の家族なんだよなぁ)
ハピナス「はぴぃ」
男「よしよし、ハピナスも手伝いありがとうな」
マホイップ「エーテル財団とか儲かってそうだからそっち行けばいいのにだって」
男「さすが我が家の資金源」
ミルタンク「んもー」
マホイップ「お前教師やるよりもその辺のトレーナーにケンカ吹っかけて賞金稼ぎまくった方が儲かるだろって」
男「どうした我が家の資金源!」
エーテル職員「男さんぐらいの方だったら簡単に役員ぐらいにまで出世できますよ。ウルトラビーストを育てたという実績だけでも大きいですし」
ウツロイド「ただ、エーテル財団には一部黒い噂もありますしあまりおすすめはしませんわ。なんでも施設のどこかでポケモンが氷漬けにされているとか」
エーテル職員「ご、誤解です!確かに一時期代表と一部職員と研究員が暴走してはいましたが、チャンピオンのおかげでクリーンになりましたよ!氷漬けにされていたポケモンたちも解放して保護しています!」
男「あ、あのチャンピオンですか・・・・・・戦ってる時無表情で怖いんだよな」
エーテル職員「なにか悪いことしたらお嬢様からチャンピオンに連絡がいって文字通り飛んで来ますし・・・・・・」
男「どこの地方に行ってもだいたいチャンピオンが悪の組織をこらしめてるんですよね。やはりチャンピオンになるにはそれくらいの功績が・・・・・・ん?」
エーテル職員「・・・・・・今、喋りました?」
ウツロイド「べのめのん」
男「なんだ気のせいか」
エーテル職員「そ、そうですよね!喋ってたら我々も引き上げの準備の手を止めなければいけませんし!観光の時間が無くなるのは勘弁です!」
男(エーテル財団はホワイトなのかブラックなのか)
ジラーチ「おかえりー」
男「ただいまー。お前らずっと俺の部屋を陣取ってんのな。そして未だにナース服なのな」
ミュウ「お母さんがその方がうれしいでしょって」
ミュウツー「我々が出歩くと父君が母君に折檻されてしまうのだ。大人しくしているほかあるまい」
男「母さんはどうしてナース服なんか持ってたんだ。父さんはなにをやったんだ」
ジラーチ「部屋の外歩くと妹ちゃんがこっちに向かって3回彼氏ほしいって唱えてくるから」
男「今度サザンドラに妹の目の前でりゅうせいぐん使わせるか」
ミュウ「はーい、じゃあミルクタイムだねー」
ジラーチ「え?」
男「マンマーーーー!!!!!」
ジラーチ「・・・・・・アイアンヘッド!」
ミュウ「いたい!なにすんのさ!」
ジラーチ「どうみても男おかしくなってるじゃん!さいみんじゅつの使い過ぎで人格崩壊してるじゃん!」
ミュウ「これでも治ったほう!」
ジラーチ「今治ったっていったね!?」
ミュウ「それにほら、私も甘えてもらえてうれしいし」
ジラーチ「甘えるってレベルじゃないから!」
男「んまっ、んまっ」
ミュウツー「ふふ、我が主よ、もっと我に甘えていいのだぞ。貴様だけのものだからな」
ミュウ「ああーー!!私が目を話した隙にーーー!!!」
ミュウツー「主を待たせるお前が悪い」
ジラーチ「・・・・・・開け、第三の目!」
ミュウ「人間サイズでそれやるとグロイからやめない?」
ジラーチ「神様、お願いします。男をダメにするあいつらに捌きを」
神様「わかりました」
ミュウ「誰だお前」
ジラーチ「はめつのねがいっ!」
ミュウツー「テレポート」
マホイップ「やっべ、カイスの実うっめ。この時期はカイスにかぎ・・・・・・え、なんでマホこんなところにぎゃあああああ!!!!!」
ミュウ「なんてこと!マホイップが死んじゃった!この人でなし!」
マホイップ「イキテマス」
ジラーチ「なんでミュウは無傷なの?」
ミュウ「シンオウから帰る時になぞのばしょ経由したから位置情報がバグってるのかな」
ジラーチ「正規手段で帰ってきてよ!」
男「すやぁ」
ミュウツー「我が主よ、よくねむるんだぞ」
ジラーチ「だめー!こんな時間から寝かせたら夜に寝られなくなっちゃうでしょ!」
ミュウ「そのときはさいみんじゅつで」
ジラーチ「やりすぎてるから男がおかしくなっちゃってるんでしょー!」
マホイップ(なんでこいつら成人男性の教育方針で喧嘩してるんだろ。なんでマホは巻き込まれたんだろ。リリバ隠し持っててよかった)
サーナイト「さーな」
ブリムオン「むおん」
アマージョ「まーじょ」
メロエッタ「えった!」
サーナイト「さーな」
ミミロップ「ろっぷ」
アシレーヌ「れーぬ」
ユキメノコ「めの」
ブリムオン「むおん」
フラージェス「ふらぁ」
ラティアス(夜とは言えなんて会話してるんですかこいつら。この牧場こういうの多すぎじゃありません?)
シェイミ(女子にそういう話はつきものらしいでしゅ)
マナフィ「ふぃー!」
ラティアス(わからないなら混じらなくていいんですよ)
フィオネ「ふぃー!」
ラティアス(なんであなたはわかってるんですか)
チラチーノ「ちらっ☆」
ラティアス(そしてあなたはここでも掃除ですか。スピードスターが痛いです)
シェイミ(掃除タイムだからおまえらでていけでしゅ。ちゃんと伝えてやったミーに感謝するでしゅ)
ペラップ
男(ペラップの鳴き声が聞こえる・・・・・・朝か・・・・・・)
ジラーチ「zzz」
ミュウ「zzz」
男(なんでこの二人に挟まれて寝てるんだ。ミュウツーはどこ行ったんだ)
フリーザ―「ぎゃーお・・・・・・」
ファイヤー「ぎゃーお・・・・・・」
ミュウツー「文句を言うな!主の部屋の快適な温度にするためにはお前たちの体温が必要なのだ!ファイヤー、もう少しおさえろ」
サンダー「ぎゃーお!」
ミュウツー「姉君曰くエアコンの使い過ぎは体に悪いそうだ。お前たちの体ならば身体に悪いというはずがない!」
サンダー「ぎゃーお!」
ミュウツー「なにっ!?エアコン云々は電気代節約のための方便だと!?うぬぬ、発電所に住んでいたお前がそう言うのなら本当なのか・・・・・・」
フリーザ―「ぎゃーお!」
ファイヤー「ぎゃーお!」
ミュウツー「たしかに我々の住むここの電気はエレキブルの発電でまかなえているな。モルペコやパチリスが滑車を回るのも電気に変えているそうだ」
サンダー「ぎゃーお!」
ミュウツー「そうか、たしかにこれだけ多くの住民がいたらそれぞれに適した環境を整えねばならんからな。その分電気を使うわけか」
フリーザ―「ぎゃーお!」
ミュウツー「デデンネやバチュルが電気を吸い過ぎるのも問題なわけか。母君と相談して対策を考えよう」
男(まあ考えても仕方ないか。そのうち戻ってくるだろう)
妹「お兄ちゃん、おっはよー!ジラーチいるー?」
シャンデラ「しゃーん」
男「朝からうるさい。ここだ」
男(シャンデラは妹にだいぶ懐いたな。毎晩部屋で何かを読んでるようだ。夏休みが終わったら読み聞かせ用の本とか買うか)
妹「やっぱりここに・・・・・・っ!?」
男「どうした?」
妹「お、お兄ちゃん、ヒトモナーだったの?」
シャンデラ「しゃっ!?」
男「はっ?」
妹「ど、どうしよう。これじゃ冬コミ向けに書いてるお兄ちゃん×ザングース本とか在庫のお兄ちゃん×ガオガエン本が・・・・・・」
シャンデラ「しゃーん!しゃーん!」
男「お前は何を言ってるんだ」
妹「わーん!ヒトモナーなお兄ちゃんなんてお兄ちゃんじゃないよー!」バタンッ
シャンデラ「しゃーん!」スルッ
男(妹が何を言っているのかさっぱりわからなかった。旅に出ている間にもっと勉強してればよかったか)
ジラーチ「んん・・・・・・・朝・・・・・・」
ミュウ「お昼だよ」
ジラーチ「・・・・・・ふわっ!またお昼まで寝ちゃった!」
男「いつも通りだな」
ジラーチ「ううー、せっかく人間の姿になったからがんばって規則正しい生活を送ろうと思ったのにー」
男「・・・・・・気になるんだが、どうして人間の姿になろうと思ったんだ?」
ジラーチ「え?男のことがだいすきだからだよ?」
ミュウ「むしろそれ以外に理由とかある?」
男「いや、別に俺は元のままでもお前らの事は大切にしてたつもりだしさ。なにか不満があったのかなって」
ミュウ「カント―のタマムシジムでジムリーダーにデレデレしてた」
ジラーチ「ホウエンでもポケモンコンテストでルチアとかハルカとかいうやつらにデレデレしてた」
ミュウ「ジョウトでも舞妓さんに釘付けだった」
ジラーチ「シンオウでもキッサキジムのジムリーダーのミニスカートが揺れる度にそっち見てた」
ミュウ「イッシュでもライモンジムのジムリーダーの生足を凝視してた」
ジラーチ「カロスでわざわざトライポカロンの開場まで足を運んでた」
ミュウ「アローラでもエーテル財団のお姉さんに頼られるとデレデレしてた」
ジラーチ「ガラルでもあくタイプのジムリーダーのおへそを見つめてた」
マホイップ「このむっつりスケベ!」
男「な、ちげーし!それはあれだし!男の子だからしかたないやつだし!」
サーナイト「さーな」
ブリムオン「むおん」
男「サーナイトとブリムオンは何を言ってるんだ?」
マホイップ「え、いや、流石にそんなこと伝えるのはやだよ。マホが変態みたいじゃん」
ミュウ「スケベ!」
ジラーチ「変態!」
男「理不尽だ!」
ミュウ「でもまあ、サーナイトたちの気持ちもわからなくもないかな」
ジラーチ「え、マジで?割と引く」
マホイップ「授乳が趣味の時点で」
ジラーチ「そういえばそうだった」
男「まじでどういう会話してるんだよ・・・・・・」
マホイップ「二人の名誉のためにマホは口をつぐみます」
ミュウ「うーん、この牧場のポケモンたちって男のことがだいすきすぎて危ないのが多いよね」
ジラーチ「ミュウもその内の一人だけどね」
ミュウ「この前もカイリキーが意味深な視線で見つめてたりしてたし」
マホイップ「ザングースが男の前だとおしりをふりふりしだすし」
ジラーチ「モジャンボは男が近づくといつもよりウネウネするし」
ミュウ「あ、ここまで全員オスね」
男「・・・・・・な、懐いてくれてるだけだろ!」
サーナイト「さーな」シュン
ブリムオン「むおん」シュン
男「あれ、テレポートした」
マホイップ「粛清してくるって」
男「なんでだ!」
マホイップ「知りたい?」
男「いいです」
ジラーチ「とにかく!男があんまりにも人間の女の子たちにデレデレしすぎだからボクたちは怒ってます!」
マホイップ「人間なんだから普通じゃないの?」
ミュウ「そのくせして私たちにはマメとかポフィンとかポロックとか食べさせて撫でてぽけじゃらしとかボールで遊ぶだけ!」
マホイップ「十分すぎるぐらいに構ってもらえてるよね」
ジラーチ「あと夏休みだからって自堕落すぎ!」
ミュウ「それはいいと思う」
ジラーチ「よくない!ちゃんとお日様がでたら起きて、お日様が沈んだら寝る!規則正しい生活を!」
マホイップ「ジラーチも昼まで寝てるのに」
ジラーチ「うるさいなぁぶっ殺すよ?」
マホイップ「横暴だ!」
ミュウ「でも、体調を崩しちゃうぐらいな生活はおくっちゃだめだよ?この前風邪ひいたときは心配だったんだからね」
マホイップ「あれは冷房代わりにレジアイスを置いたミュウツーが原因だよ」
ジラーチ「ボクもがんばって朝起きられるようがんばるから!男もがんばろう!」
マホイップ「夏休みが終わるまでに例の発作が出ないようにもがんばろう」
ミュウ「それはいいと思う」
ジラーチ「あと寝る時はいっしょのベッドで寝るから!」
ミュウ「ミュウツーが泣くからローテーションにしよう」
マホイップ「わーい」
チラチーノ「ちらっ☆」
ミュウ「ベッドが汚れるから入るなって」
マホイップ「わかってるよ!ひどいよ!」
男(・・・・・・とりあえずベッドを買い替えるか。4人で寝ても手狭にならないやつに)
ミュウ「あ、そろそろおっぱいの時間だね」
男「まんまーーー!!!」
ジラーチ「はめつのねが」
マホイップ「やめて」
ジラーチのアイアンヘッドで肩が砕けるという電波が降ってきたので書きました。
書いたけどオチが弱い気がする。マホイップは被害者。
ボクっ娘少女に肩たたきと添い寝してもらいたい日々だった。
個人的にミュウツーはクーデレでちょっとずれてるべきだと思う。
冠の雪原が来ましたね。フェローチェがNARUTO走りで最高速自転車に追いつくのは割と面白い絵面。
マッシブーンもタックルの姿勢で・・・・・・飛んで移動する。ダイマックスしたときにもポーズを決めるのはやっぱりマッシブーンだなと思いました。
ガラルスタートーナメント楽しいです。ネズさんの反応シリーズがだいたい面白い。ポプラさんと組んだ時の台詞は一見の価値あり。
また新しい電波が降ってきたら新しいの書こうと思います。幻ポケモンとは限りません。かぶりん。
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