このSSのキャラクターのほとんどは人外です。
人外が苦手な方はご注意ください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532602391
【メインキャラクター紹介】
【名前】 男
【種族】 人間
【性別】 男
【性格】 流されやすいお人よし。最近少し荒んできた
【特徴】 地味眼鏡
【設定】 大学時代の先輩に誘われ田舎の学校から学園へと赴任した。試験的に導入されたゼミナールを担当し、個性の強い生徒に困惑しながら毎日を頑張って過ごしている。
【名前】メイド
【種族】人間
【性別】女
【性格】無表情奉仕系
【特徴】身長が低く、痩せ細っている
【設定】先の大戦で亜人と敵対していた人間の子孫で、先の大戦で亜人の味方をした人間の子孫、亜人に隷属することを定められ、アータル経由で男の手に渡った。
形式上は男に隷属する身ではあるが男自体が緩いので他の隷属者と違いかなりのびのびと過ごしている。
痩せ細っていたが適切な食事、運動によって少し健康的になり、勉強にも精を出せている。最近気になる人が出来た?
【名前】ベルスタシア
【種族】メタルスライム
【性別】女
【性格】普段は明るく面倒見の良いお喋り娘キャラだが本質は人を信用しない猜疑心の塊
愛されたいより愛したい派
【特徴】液体金属水銀のスライム
金属のため火に強い
無敵
【設定】大昔から栄える大富豪の一族
大体何でも持っているけれど、どうしても心の隙間は埋まらない
ベールクレアという双子の妹がいる。
【名前】ジェラルド
【種族】デュラハン
【性別】男
【性格】温厚で礼儀正しい
【特徴】やや女性的な顔立ちの小柄な少年
【設定】文武両道を掲げる名門の出だが、武術は不得手なことと男性らしくない顔つきをコンプレックスとしている
趣味は動物の世話。最近魔術戦闘部に入部したり、ファンクラブができたり色々あった。
【名前】サレム
【種族】蝶人
【性別】男
【性格】親切で誰にでも大仰な敬語
【特徴】緑長髪、長身、整った顔立ち、複眼目、細長い手(4本)足(2本)、背中に緑を基調とした翅
【設定】常に誰かの役に立ちたいと思っている、が、自身のズレた感覚を基準としているためありがた迷惑になることが多い。そのことに反省はない。クチナシという少女に陰ながら付き纏われている
名前】ルーティ
【種族】セイレーン
【性別】女
【性格】内気で気弱
【特徴】水色の髪と瞳を持った少女 足にはウロコが生えており、また自由に尾ひれに変えられる
【設定】歌うのが好きでかなりの美声の持ち主だが、彼女の歌には異性を無意識に魅了し引き寄せる効果があり、彼女の性格も相まって軽い男性恐怖症になっている
現在は1人のときにしか歌わないが、それでも年頃の少女らしく恋愛には憧れており、自分の歌の能力を抑える方法を探してる。友人のハーピーに振り回されている最近。
男の事が好きになってきた。
【名前】プライヤ
【種族】グレムリン
【性別】男
【性格】陽気なお調子者だが、発明に関しては妥協を許さない職人気質
【特徴】まだら模様のある灰色がかった鱗に覆われた肌にぎょろりとした黄色い眼、ぼさぼさの黒髪
首には遮光ゴーグルをぶら下げ革の前掛けを身に着けている。 手先が器用
【設定】物を壊すことが得意なグレムリン族にあって、物を作ったり直したりすることを好む変わり者。
いずれみんなをあっと驚かせるような発明をするのが夢である。
甘いものに目がない。年上に見える年下のガルーダ少女と付き合うことになった。
【名前】ロウェナ
【種族】幽霊
【性別】女
【性格】ミーハーで好奇心旺盛で高い行動力
なかなかフレンドリーでいたずら好き
どちらかというと尽くすタイプ
【特徴】凄くコテコテな幽霊衣装
長髪黒髪美人
【設定】大昔から幽霊しているエリート幽霊。
何故か学生として籍を持っているし普通に暮らしている。
何時から幽霊しているか本人も覚えていない。
夜だと三割増しでテンション高い。
時折一人で物思いに耽ているがとても絵になる。
エリートなので本人の気分次第だが見えるし触れる
維持でも成仏する気はない、というかそもそも未練を忘れてしまった。とても大事なことを忘れてしまった。
【名前】ミレイア・ロード
【種族】吸血鬼
【性別】女
【性格】プライド高いが餌付けされるとすぐ懐く、色々ちょろい
【特徴】常に隈を浮かべる赤目白髪のアルビノ美少女
日傘を常備している
【設定】夜行性だが学校は昼にあるので吸血鬼的な意味で昼夜逆転してる
基本寝不足なので体力ないが虚勢はいっちょ前に張る
吸血鬼の中でも高貴な一族出身。
自他ともに認めるブラコンになった・
【名前】
リリ
【種族】
ショゴス
【性別】
不明(基本的に女性の姿をしており、口調等も女性的なため他者からは女性として見られている)
【性格】
とても物腰穏やかで、誰にでも敬語を使う
他者に奉仕することを無上の喜びと考えているようで、頼まれれば基本的になんでもやり、見返りはまず求めない
【特徴】
不定形。体色は基本的に黒に近い紫色(彼女自身の意志である程度自由に変更可能)
普段は(肉体の一部を変化させた)メイド服めいた「衣装」に身を包んだ女性の姿をとっている
自身の肉体の一部を変化させて椅子・コップ等の簡単な物品を生成することも可能だが、彼女の体から離れると30分ほどで溶けて消えてしまう
【設定】
「奉仕部」なる謎の部活の部長を自称している。現在部員はリリを含めて三人で、男が顧問をやっている。自分の事をテケと呼んでいるが、最近自分とは何かに悩む。
【名前】ヒヅキ
【種族】鬼人
【性別】女
【性格】寡黙
【特徴】着物を着た赤毛の長髪・長身 自身の身長ほどの太刀を常に持っている
【設定】強さを求めている求道者的な側面がある 家族はおらず天外孤独の身である。食事が大好きということが発覚した。最近若干修行以外にも興味を持ち始める。
【サブキャラクターたち】
【名前】アータル・オルファン
【種族】 サラマンダー
【性別】 男
【性格】 豪快で直球
【特徴】 高身長筋肉質で体の大部分が赤い鱗に覆われている。黒色の炎紋と呼ばれる痣を右顔と右胸に持つ。
【設定】 男の先輩で学園に誘った張本人。普段は男をていのいい雑用係として使用したり、生徒に無理難題をぶつけたりするが一応のサポートは行う程度の優しさは持ち合わせている。
女好きで生徒に手を出すことこそないものの、その親族に手を出すことは時折ある。
いつも煙草を口に咥えており、一日に何十本も吸うヘビースモーカー。ただし喫煙者(自身)の印象が悪くならないように生徒の喫煙はきつく戒めている。
【名前】 少年
【種族】 人間
【性別】 男
【性格】 真面目で勉強好き
【特徴】身長やや低めで黒と灰色と青色が混じる髪色をしている。姉であるミレイアほどではないが夜更かしをすることが多いので目の下のクマと目つきの悪さを持つ。気にしてないが言われるとムッとくる。
【設定】メイドと同じく隷属種である人間。買われたメイドと違いミレイア・ロードの兄に身を拾われた。数学を中心として勉学が好きであり、ロード家での教育もあって成績自体はトップクラスである。そのため生徒会から目をつけられ半ば強制的に生徒会へ入れられた。順調に交友範囲を広げており、学園でも顔を知られている方。しかし生徒会ゆえ悪い意味で知られることも多々ある。姉であるミレイアの事は好いている。
【名前】少女
【種族】人間
【性別】女
【性格】暴力的で独善的で自分の世界を曲げない
【特徴】低めの身長で幼い顔つきだが目つきの悪さと大きな口から見えるギザ歯が台無しにしている
【設定】過剰なほど鍛えすぎたため成長を止めた体とスラム街で鍛えた体術でムカつくものをぶっ飛ばしている。番長連に勧誘されたり風紀委員に狙われたりするがすべてシェンメーインのせい。
【名前】 マリア?
【種族】 サキュバス?
【性別】 女?
【性格】 男好きで女嫌い
【特徴】 大きく胸元の開いた赤いドレスの上に白衣を着た保険医。
【設定】 女性に対してはかなりぞんざいな態度をとり、好みの男性には過剰なアピールを見せる。ただ、一応保険医なだけあって女性にもそれなりの治療はちゃんと施す。
体育会系よりは細身のなさけない男を好み、気絶して運ばれてきたタイプの男性には夜這いをかけるがそのたびに助手のミーシャに阻止される。
【名前】 ミーシャ
【種族】 ワーキャット
【性別】 女
【性格】 真面目で容赦がない
【特徴】 丸眼鏡で巨乳でナース服
【設定】 マリアの暴走を抑える要であり、優秀なナース。マリアが暴走するたびに、ハリセン、ハンマー、自慢の爪を駆使して阻止しており男子生徒からは『門の守護者(ゲートガーディアン)』と呼ばれている。普段着は黒いひらひらとしたワンピースを愛用しており、小脇に分厚い本を抱えていることが多い。
【名前】マナ
【種族】ドッペルゲンガー
【性格】悪戯好きで子供っぽいが、一方で孤独を恐れる一面も持つ。ようはかまってちゃん
【特徴】普段は普通の人間と変わらず、良くも悪くも普通な見た目の黒髪ロングJK。種族の性質上、見た目では家族や同族以外の他人に識別してもらえない
【設定】上記の特徴故に自分を識別してもらえる亜人と人間は皆無に等しく、自分を判別してもらいたいがために半ばウザイほどの悪戯を仕掛けてくる。そのせいで煙たがられることもあるが、本人はそれでも構わないと思っている。噂では母親が2人いるらしい。
現在男を中心に悪戯をしかけており、男に甚大な被害を与えているがやめる気はさらさらない。自分を判別でき優しく世話をしてくれるナタリーをお母さんと呼び慕っている
【名前】
エリザベス(エリー)
【種族】
ハーピィ
【性別】
女
【性格】
見事なまでのテンプレートなツンデレ。孤高を気取っているが、一度心を許した相手にはとことん懐く
音楽への造詣が深く、特に歌は聞くことも歌うことも大好き(腕前も中々のもの)
【特徴】
腕と一体化しているタイプ(先端にカギヅメ状の手あり)の白い羽根を持つ翼人
豊かな緑色の髪をポニーテールにしている。おっぱいが大きく衣服はまるでスリングショット水着だ
腕を羽ばたかせて空を飛ぶことができるが、かなり体力を使うらしくあまりやりたがらない
【設定】
将来の夢は声楽家。でも人前ではどうしてもあがってしまって満足に歌うことができず、そこをどうにかしたいと思っているらしい
【名前】R-10
【種族】機械天使
【性別】なし
【性格】ドヤ顔天然系自称クールキャラ
【特徴】変形タイプで普段は正八面体キューブの形をとっている
人型にもなれ機械の羽に天使の輪をもつ
【設定】高性能Aiを搭載しているが、何がどうバグったのかそこはかとないボケキャラになってしまった
しかし何故かその代わりクールな同種族にはありえないもの"感情"を獲得するに至った
バカだが素のスペックは高く作られているので優秀ではある
誰かに仕えることがプログラムされているので本能的にご主人様を求めるために奉仕部へ入部した。
しかしご主人様と認めた人以外に対しては毒舌である。
【名前】ニースラント
【種族】夢魔(夢に入り込み生命エネルギーを奪える種族)
【性別】女
【性格】怠惰が服来て寝そべってる
【特徴】毛先のカールした青のボブカットに羊のような角持ち。間延びした口調、発育悪し
【設定】両目はいつも閉じていて誰も開いているとこを見たことない。彼女の瞳を見た者は覚めることのない夢に誘われてしまうとかしまわれないとか。玉の輿を画策中
【名前】アリレウス
【種族】堕天使
【性別】なし
【性格】マジ天使
【特徴】6枚3対の白翼
【設定】堕ちた天使の一族出身だが本人はまったく天使気質のいい人。天使気質と堕天気質が混じったため敬語にだぜ口調がくっついた変なしゃべり方をする。
【名前】イルミ
【種族】ケンタウロス
【性別】女
【性格】恥ずかしがり屋で穏やか
【特徴】黒髪ショートカット、馬の部分は茶色、馬の耳がついている、オッドアイ(青と黄色)、巨乳であり巨乳であり巨乳。更にスパッツ。
【設定】人とケンタウロスのハーフで、人前に立つとテンパることがある。主人公の男とは小さい頃によく一緒に遊んでいたなかである。ケンタウロスなので走るのが速く、陸上部の重量級のエース。
一度男にフラれたが諦めずに再チャレンジを目指す。
【名前】ヒダン
【種族】両面宿儺
【性別】男
【性格】表の顔:穏健的でナアナア
裏の顔:好戦的でヒャッハー
【特徴】 山の民のような服装と肩まで垂れる長い銀髪
右の側頭部には鬼神面を付けている
表の顔は好青年だが、裏の顔は眼光鋭い面立ち
【設定】 鬼(両面宿儺)の亜人。後頭部には髪と鬼神面で隠れた裏の顔があり、それぞれ独立した意思を持つ。鬼神面を表の顔にかざすことで、表と裏の顔を入れ替えることができる。両面宿儺は先の大戦以前より他の鬼の亜人と共に人間の支配に抗っていたという伝承があるが、本人は人間にわだかまりは持っていない。ヒヅキとは種族の関係上交流があるが、表と裏の顔で評価は真逆である。
表の顔はメイドを悪漢から救った経緯から懇意の仲になっており、男からメイドを任されることが多い。
【名前】オルレアン
【種族】ハーピー
【性別】女
【性格】ちょっとあざとい所があるが本人に自覚はない。割と口が悪いが本人に自覚はない。実は寂しがり屋な所があるが本人に自覚はない。
【特徴】手(羽)は淡いピンクの羽毛で覆われており、足には硬い鱗と鋭い爪。頭にはあほ毛があるが本人曰くこれは冠羽らしい。
【設定】孤児院育ち。両手が羽であるにも関わらず孤児院時代に受けた英才教育(?)のお陰か料理など手先が必要な事でもそつなくこなす。誰とでも仲良くは出来るがどこか人との間に距離を置く癖があり、余程親しい人以外とはその距離がなかなか縮まらない。
【名前】バジロウ
【種族】リザードマン
【性別】男
【性格】情熱家
【特徴】身体はその熱い性格とは正反対の青い鱗に覆われており、甚平に似た独特の服を着ている。
【設定】東国にある料亭の息子。
勉学と共に異国の食文化を学ぶという名目で学園に通っている。
料理に対しては非常に研究熱心で日々研鑽を怠らないが、料理にのめり込むあまり幾度となく赤点の危機にさらされている。
先祖はファンタジー小説『黒衣の勇者』シリーズに登場するコボルトの料理人(のモデルとされる亜人)と共に店を営んでいたらしいが、真偽のほどは不明である。
実家でお世話になったヨダカというコボルトにこき使われている。
【名前】 ノヘジ
【種族】 透明人間
【性別】 男
【性格】 助平
【特徴】 身体が常に透明
服と眼鏡が宙に浮いているように見える
【設定】
根は真面目で誠実なオープン助平。男子に対しては硬い口調でしょうもない猥談を振ってくる。胸より尻派。
イエスパンチラ、ノータッチを掲げ女性には紳士的に振る舞う。が、普段の言動のせいで全く信用してもらえない。
ラッキースケベを求めて校内を散策するのが日課。それ以外は地位が低めな一族の期待に応えるべく、医者を目指して勉強に励んでいる。
猥談はガリ勉な彼なりの仲良くなるための努力である。
オルレアン・バジロウ・ノヘジの三人で三バカと呼ばれる。
【名前】セフィム
【種族】天使
【性別】女
【性格】おっとりぽやぽや
【特徴】小さな一対の翼、白衣をまとった金髪の女性
【設定】常に空を見ながらふらふらとあちこちをまわっている 意味深な物言いをすることもあるが実際は特になにも考えていない
基本的にノリと勢いで過ごしている。スナ○キン
【名前】 ディーピカー
【種族】 ガルダ
【性別】 女
【性格】 喧嘩っ早く、情に厚く、きっぷの良い江戸っ子っぽい姉御
【特徴】 人間のような体に猛禽の頭・翼・鉤爪を持ち、全身赤い羽毛に覆われている
金色のアクセサリーを沢山身につけている
【設定】
暑い地域の出身だが、常にホッカイロほどの熱を帯びているので寒さも平気
派手好きで祭り好き。1人でいるより大勢でワイワイしたい
蛇・竜系亜人とは種族上仲が悪い。
学園祭実行委員長でありプライヤの腕にほれ込み、学園祭実行委員会に引き込む。
念願のプライヤの彼女になることができ最近浮かれ気味。こう見えて中学生。
【名前】クチナワ
【種族】白蛇
【性別】幼女
【性格】臆病者だが嫉妬深い
【特徴】首を締めるように赤い紋様があり、白髪赤目 かなりの虚弱体質で杖がなければ歩けない
【設定】
一族にかけられた呪いによって声が出せなくなっており、筆談で会話を行う。それについて過去虐められたことがあり他人を恐れている。濁りきった愛情をセレムに向けている。
【名前】リンネ
【種族】鬼
【性別】女性
【性格】自己主張しない流されやすい性格で誰にでも敬語を使う大和撫子
【特徴】巫女服着用 右手に包帯を巻いている
【設定】
縁結び、恋愛成就のご利益があるらしい神社の巫女。神楽を修得しており、行事がある時は舞っている。
神に生け贄として捧げられていた一族の末裔で、自己評価が低い。右手から血液を流し、それを操ることが出来る特異体質。
血液を燃やしたり武器に変えて戦うが、傷付けることを嫌う。
数百年に一度、同じ外見の鬼が一族の中で産まれている。らしい。
容姿がヒヅキの師匠に似ているらしいが…?
【名前】シェンメーイン
【種族】リザードマン
【性別】女
【性格】飄々
【特徴】丸メガネのサングラスに咥え煙管。登下校では被り傘を着けて、錫杖に見立てた仕込み長刀を鳴らしている。
【設定】家柄は中々知られているとこの出で、教養を学べと通わされているが、本人はこだわってない為興味の出た事を優先気味。
頭は悪くなく判断力もあるが躊躇しないため、良くも悪くも行動が早い。荒事も好き。
「相手が本気を出す前にとことん痛い思いをさせる。根性萎えるまでぶちのめす」
がケンカのモットー。
【名前】イヅナ
【種族】鎌鼬
【性別】男
【性格】本人は不良を自称しているが、中身は小心者。老人や女子供に弱く、困っている人を見つけると何故か助けてしまう性格
【特徴】茶髪オールバックで白の特攻服を纏い、「構え太刀」という太刀を佩いている
【設定】見た目や言動はオラついているが、弁当の早食いなどやることがショボイ。目立った非行や犯罪もない(というより本人にする勇気がない)。舎弟が何人かおり、「兄貴」と呼ばれて良い意味で慕われている。太刀は威嚇のために佩いている要素が強く、そもそも本人が剣術に疎いこともある
【名前】ソロ
【種族】風の精霊
【性別】女
【性格】知的探求者という名の変態
好奇心にとっても正直
デリカシーがないとも言う
【特徴】体を風にしてそこら辺をよく漂っている
全体的に白い服を好む
常に笑顔が張り付いていて、ある意味ポーカーフェイス
【設定】スキャンダルや特ダネが大好きな自称ジャーナリスト
新聞部部長
かなり頭は良いがその頭脳を悪用しかしない
人の秘密を暴くのに闘志を燃やすが周りから反感を買いよく粛清されている
しかし反省も後悔もしないので今も風の向くままそこら辺に漂っている
呼べばすぐ来てくれる
逆に自分について探られるのは恥ずかしがる
アマネとは友人同士で敵同士。アマネにショタコンという事実を暴露された。
【名前】モマ
【種族】?鼠(ムササビ)
【性別】女
【性格】生真面目を絵に描いたような人物。説教くさくて小言が多く、一度話が始まると長くなるタイプ
【特徴】?鼠のように前足と後足の間に飛膜を持ち、茶色の長い尻尾が生えている(本人によるとこの尻尾がチャームポイントらしい)。茶髪ボブカットで滑空時に着用する特注のゴーグルを頭にかけている
【設定】新聞部副部長。同輩のソロに対しては忌憚なく意見を言い合える立場で、ソロが長話に耐えられなくなって逃げ出すこともしばしば。風を吹かせるソロとは相性抜群で、逃げるソロを滑空しながら追いかけ回す姿は学園でもよく知られている。生徒会メンバーのクレルとは広報と新聞部という関係もあり、公私共に付き合いがある。モモンガの亜人とよく間違われるが、本人はそれを嫌っている
【名前】ヒョウカ
【種族】雪女
【性別】女
【性格】いつもクールだがたまに天然がある
【特徴】銀髪で肌が白い、身長が高い(気温と室温が高いと身長が縮む)
【設定】風紀委員長。風紀には厳しい。
普段はクールだが天然発言もある。けっこうノリにも乗ってくれる。
暑いのが苦手で暑さによって身長が縮んでしまう。
生徒会に顔を出したりする。
氷を操ることができる。
【名前】リューン
【種族】蝙蝠
【性別】女
【性格】お節介焼き
【特徴】眼鏡っ娘
目は悪いが超音波で常人よりも鮮明に世界は見えている
【設定】
恋のキューピッドを自称する変人
すぐ恋愛認定してきて勝手に一人で盛り上がるただのカプ厨
他人の恋路を眺めるのが好きだが、自分の恋路には疎いというか期待していない。
純愛ものや政略結婚ものなど幅広くイケる口
【名前】フラジール
【種族】ゴーレム
【性別】なし
【性格】能天気で忘れっぽい
【特徴】人型のストーンゴーレム
様々な鉱石の寄せ集めでできている
【設定】使役された経験があるのか、人の手伝いをしたがる。しかし何をしていたかすぐに忘れてしまう。悪びれる様子はなくいつもニコニコしている。
鉱石に含まれる複数の別のゴーレムの欠片から記憶を一部引き継いでおり、物忘れと相まって過去の記憶があやふや。
ずっと誰かを探しているような気がするが思い出せずにいる。
【名前】ルーク
【種族】朱鷺
【性別】男
【性格】紳士で強がりな寂しがり屋
【特徴】よく整った顔立ちに白色の羽毛を持つ
【設定】
絶滅種朱鷺の最後の生き残り。
種を絶やさぬために早く子孫を残さなければいけないという焦りがあり、気に入った人にすぐ求婚する悪癖がある。
誰の隣にいても分不相応にならないよう、男研きに余念がなく、勉学や運動、お洒落に家事、コミュニケーション能力などの向上に腐心する努力家。
紳士であることを心掛けているが、いろんな人に求婚していく姿から変態の烙印をよく捺される。
求婚してしまったセリカに束縛されており、必死で逃げている。
【名前】
セリカ
【種族】
蚕蛾(カイコガ)
【性別】
女
【性格】
お淑やかで誰にでも優しい。深窓の令嬢として育てられてきたので世間知らずで乙女チックな部分がある。
【特徴】
儚さが漂う美しい容貌、絹のような純白の長髪とカイコガに似た触角と翅を持つ。カイコガの亜人共通の宿命として飛行できない上に身体も弱いため、他の亜人と比べて平均寿命はかなり短い。服装はジョゼットテイラーによるオーダーメイドの白いシルクのワンピース。
【設定】
世界に事業を展開する大富豪の一人娘。身の回りには常に身体の弱い彼女を支える使用人やボディーガードがいる。父親(母親は既にこの世を去っている)が決めた名門出の許婚がいるが、本人は短い生涯だからこそ種族や身分に囚われない自由な恋愛がしたいと考えている。
あらゆる生涯を潜り抜けて求婚してきたルークに惚れており、逃げるルークをどんな手を使ってでも追い詰めることが趣味
【名前】コタロウ
【種族】ヤモリ
【性別】男
【性格】悪戯や他人の秘密を暴くことに心血を注ぐ生粋の悪ガキ。モマをはじめ周りからはその情熱をもっと他のことに費やせばいいのにと呆れられている。お調子者故に肝心なところでやらかすタイプだが、良くも悪くもポジティブシンキングなので立ち直りは早い
【特徴】忍者風の紺色の装束に身を包み、メモ帳や悪戯道具などが入った巾着袋を腰に提げている。特殊な四肢を用いてヤモリの如く壁や天井を這いずり回ることができる。尻尾の自切も可能で初対面の人物には悪戯も兼ねて挨拶代わりに使うこともある
【設定】新聞部の部員でソロとモマの後輩。口癖は「~ッス」。ソロと共に(自称)特ダネハンターとして活動している。ソロからは可愛がられているがモマに対するトカゲの尻尾切り要員にされるなど扱いが雑な部分もある。マナを識別できる数少ない人物で、たまに共謀して悪戯を仕掛けることもある。忍者の末裔らしいが忍術は全く使えない
【名前】ハナヨ(花代)
【種族】河童
【性別】?女
【性格】とても奥ゆかしく自己主張をあまりしないが、困っている人がいると損得勘定抜きで助けずにはいられない心優しい性格
【特徴】一人称は私(素の時はおら)
黒のおかっぱ頭。薄緑色の肌を持ち、頭頂部には皿状の物体が存在している
この部分が乾いてしまうと調子が悪くなってしまうらしく、常に湿らせるための水筒や霧吹きを複数持ち歩いている
基本的に誰にでも丁寧な標準語で話すが、テンパった時や皿が乾いてしまったとき等には地元の方言(所謂田舎訛り)が出てしまう
見た目からは想像のつかない怪力の持ち主で、泳ぎも得意
【設定】山奥の村出身。地元では神童だったらしく、勉強も運動も得意な文武両道タイプ
田舎者であることにコンプレックスを感じているらしく、都会のハイカラなものに強い憧れを抱いている
【名前】
ペレグリン
【種族】
隼
【性別】
男
【性格】
ナルシストでポエマー
【特徴】
青みがかった黒い一対の翼と鋭い爪を持ち、鳶色のマフラーを巻いている。
「瞬膜」と呼ばれる瞼とは別の眼球を保護する膜がついており、急降下中に眼にゴミが入ったり乾くのを防ぐ機能を持っている。
【設定】
陸上部(航空部門)のエース。『音速の貴公子』とも呼ばれ、実際に急降下中のスピードは音速を超えるとされる。たまに生徒の前で曲芸飛行を行っているが、大抵無許可のため顧問に大目玉を食らっている。内外から将来を嘱望されているが、本人の夢は
放浪しながら世界を旅することらしい。
【名前】ローエン
【種族】龍族
【性別】男
【性格】
正々堂々な武人
戦闘オタクであり、喧嘩にワクワクするタイプだが不良ではない。
ちゃんと礼儀はある。
【特徴】
龍人形態と完全龍形態を持つ。
鱗の色は黒紫色
【設定】
古くからの武門の家柄であり、素手や武芸、武術など多くの戦闘技能を修める。
学園5本の指に入る戦闘力の持ち主だが上位4名には勝てずにいるので、それら4人を勝手に四天王と呼んでいる。
単純な身体的戦闘力に限界を感じ、それだけでは学園最強には手が届かないと最近は魔術にも手を出している。
知り合いからは中二病と煽られている。
魔術戦闘部を作ったが人は集まっていない。
【名前】シノ・サトミ(信乃・里見)
【種族】犬娘
【性別】女
【性格】日常生活ではワガママでお転婆な部分が多いが、公の場では気品あふれる所作を見せる
【特徴】白い犬耳と尻尾を持ち、長い黒髪を簪で結って藍色の女袴を着用している。家宝である宝刀「村雨」と数珠を肌身離さず持っている
【設定】東の国にある旧家──サトミ(里見)家の生まれで、八人姉妹の長女。学園には留学生としてやってきた。一人称は「妾」で語尾に「~のじゃ」をつける等、古風な言い回しが目立つ
【名前】
シバエモン
【種族】
狸
【性別】
男
【性格】
穏やかで物腰柔らかだが、相手が誰であろうと平等に接する肝の座った部分も持ち合わせる。一方で茶目っ気を発揮したり、金にうるさい一面も見せる。
【特徴】
普段は甚平、茶室では羽織と袴を着用する。恰幅のよい体格で狸の耳と尻尾を持つが、変装中は隠している。
【設定】
東国出身の狸の亜人で変装を得意とする。趣味は和菓子作り。茶道部の部長も勤めており、作法にはあまり厳しくせずに初心者でも利用しやすいことをモットーとしている。そのもてなしは高い評価を得ており、噂では学園長がお忍びで利用していると言われるほどである。
【名前】タタラ オソラヤマ(恐山 多々良)
【種族】猩々
【性別】女
【性格】豪放磊落で豪快な性格
【特徴】赤がかった茶色の髪色をしており、セットできないほどかたい髪質のため山嵐のような髪型になっている。片方のみ肩がだされた革製の胸当てをいつもつけており、そこから見える腕にはかなりの筋肉がついている筋肉質
【設定】多々良は一族の頭首に伝わる当主の名前であり、本当の名前はヒサ(緋紗)。オソラヤマ一族は東の国の鍛冶師を取り仕切る一族で国一の鍛冶師である。得意とする妖刀の制作には右にでるものがおらず、里見の村雨のメンテナンスも手がける。
長身筋肉質で面倒見のよい性格のために女性にはモテて、男性に慕われているが本人は複雑に思っている
シノ・シバエモン・タタラで東方の御三家と呼ばれる。
【名前】ベリア・ゴエティア
【種族】悪魔
【性別】男
【性格】
自称悪のカリスマ。
頭は良いがバカ。
【特徴】太くてと大きな悪魔角がチャームポイントで無駄にでかい黒翼を持つ。
黒衣を好んで着る。
イケメン。
【設定】
圧倒的生徒会長であり自他共に認める実力者。
生徒会の気質を体言したような人物。
最上級悪魔として、よくクククと企むような笑みを溢すが大抵そんな考えていない。
トラブルメーカーで彼の通った後はペンペン草1つ生えないと言われる。
思い付きで行動する。
夢は大きく魔王!
【名前】セラフ・ロートシルト
【種族】熾天使
【性別】無性別
【性格】猪突猛進、なかなか俗っぽい
やりたいことやったもん勝ち青春ならタイプの人
【特徴】6対12枚となかなか野暮ったい量の翼を持ち、無駄に複雑で格好いいデザインの天使の輪っかを持つ
【設定】
最高位の天使で、例に漏れず性別はないが人格としては女性格
悪魔は潰す
生徒会副会長として、その能力を遺憾なく発揮するが定期的にサボる
悪魔はぶっ潰す
天使らしく淑やかで口調も丁寧に心掛けているが、元来の粗雑なところは隠しきれていない
一応天使らしく皆の幸せを願っているし救済しようともするが自分の幸せにも人一倍尽力する。べリアの天敵であり、よくべリアを愛用の槍で襲っている。
【名前】オルキヌス・オルカ
【種族】鯱人
【性別】男
【性格】仁義を尊ぶ真面目な人
【特徴】白のスーツを上手く着こなす伊達男
高身長
【設定】
海洋を牛耳る最大手のマフィアのボス後継者の一人
生徒会監査
鯱らしく速い、賢い、強い武闘派
仕事中はくそ真面目だが、プライベート、余暇では
意外にノリが良い
生徒会の良心かと思ったら割りとボケ側の人
フハハハ系偉そうボケキャラ
【名前】
セルリア
【種族】
ナゾ
【性別】
女
【性格】
向上心がとても強く自分の実力を上げるためならどこへでも飛んでいく変態的行動力を発揮する。
【特徴】
黒フードと杖など古めかしい魔女衣装
異常に露出が少なくフードの奥の素顔すら確認できないし誰も見たことがない
【設定】
生徒会四天王の1人、会計
自称魔術王
強い
肉体的スキンシップが激しい
魔術を極めることに全力を奮っている
しかし、それ以外はからっきしのポンコツになってしまった
魔術を極めるためには何でもしてしまうことが珠に傷
【名前】クレル・アークフォード
【種族】鳳凰
【性別】女
【性格】ボケたがり
【特徴】赤と黄色のコントラストが美しい羽毛を持つ
尾っぽが長い
学園でも指折りの美女、モデル体型
【設定】
残念美人
スルメや麻雀やダジャレが好きだったりと趣味が完全にオッサンのそれ
生徒会広報部長
大食漢
声が大きい人
気に入った人には羽根を1つあげる習性がある
鳳凰の羽根は幸運の象徴
【名前】
ヤツカ
【種族】
蜘蛛
【性別】
男
【性格】
良く言えば常識的、悪く言えば無個性。他人に物事を頼まれると断り切れない根っからの苦労人気質。ちなみに本人曰くツッコミスキルは生徒会に入ってから磨かれた。
【特徴】
上半身は黒髪短髪眼鏡の中肉中背で普通の人間と変わらないが、下半身は蜘蛛のような茶褐色の胴と6本の脚からなっている。
【設定】
生徒会書記。色物揃いの生徒会では唯一と言っていいほどの常識人であり苦労人ポジ。元々生徒会に入るつもりはなかったが、書記向きと言われて無理矢理入会させられた。会議はヤツカ抜きでは進まず、誰かがボケると彼がツッコむのはもはや見慣れた光景になっている。他人に頼まれると断り切れない自身の性格に悩みを持っており、何度か生徒会を抜けようか考えたことがある。ジョゼットテイラーの熱心なファンで同ブランドの服を何着も持っている。
【名前】エヴァ・ゴエティア
【種族】 悪魔
【性別】 女
【性格】
お転婆御嬢様
明朗闊達
めっちゃポジティブ
【特徴】
健康的美少女
魔女帽子と豪華絢爛な杖を持つ
ひんにゅう
【設定】
べリアの妹でトラブルメーカーなところも含め兄にそっくり。生徒会によく顔を出し、クレルには餌付けされている。
社交界に出席する彼女は他の上流階級の子息令嬢と交流が盛んであり、自分でもよくお茶会を開いたりする。ベルの悪友。
魔術王セルリアの一番弟子で彼女のローブの中身を知っているが、口封じの呪いをかけられた。
自称魔法使いと実力はあるが謙虚さはない。
自分も弟子が欲しいらしく随時募集している。
将来の夢は謙虚に大魔神
【名前】エヴァ・ゴエティア
【種族】 悪魔
【性別】 女
【性格】
お転婆御嬢様
明朗闊達
めっちゃポジティブ
【特徴】
健康的美少女
魔女帽子と豪華絢爛な杖を持つ
ひんにゅう
【設定】
べリアの妹でトラブルメーカーなところも含め兄にそっくり。生徒会によく顔を出し、クレルには餌付けされている。
社交界に出席する彼女は他の上流階級の子息令嬢と交流が盛んであり、自分でもよくお茶会を開いたりする。ベルの悪友。
魔術王セルリアの一番弟子で彼女のローブの中身を知っているが、口封じの呪いをかけられた。
自称魔法使いと実力はあるが謙虚さはない。
自分も弟子が欲しいらしく随時募集している。
将来の夢は謙虚に大魔神
【名前】リーゼ・オルカ
【種族】リヴァイアサン
【性別】男
【性格】紳士を気取るがその実喧嘩早い
【特徴】
マフィアなスーツを着こなすインテリ風
【設定】
学園の番長にして海洋マフィアのボス候補の一人。多くの舎弟を束ね、風紀委員の問題児リスト上位にいる。そのためヒョウカとはよく喧嘩している。
オルキヌスとは親戚。昔生徒会長に敗れたことがある。
本家に生まれたというだけでとあるセイレーンがボス後継序列1位の座にいるのが不服。しかし、縦社会で生きる者として相応の礼儀をもって接する。
実はオルキヌスと同じ天然ボケ属性を有しているのは内緒
【名前】ナタリー・シルヴァ
【種族】メデューサ
【性別】女
【性格】マイペースで、おしとやかな性格。普段怒らないが怒らせると恐い。
【特徴】オレンジ色の髪で長髪。頭に20匹の蛇がついている(毒蛇ではないが噛まれると痛い)。怒る時だけ目から石化する光線を出す。
【設定】風紀委員の副会長。生徒に注意する時、お母さんみたいな仕方のことから周りから「お母さん」、「ママ」等のあだ名で呼ばれており、本人はそのあだ名に対して気にしていない。頭の蛇は一匹ずつ1号~20号と名前がある。ヒョウカとは親友。マナを識別できる。石化する光線は、対象の人物だけを石化することができ、周りに被害を出さない。光線は壁、鏡なども簡単に通り抜けることができる。石化を解くには頭の蛇に噛んでもらうと戻る。
【名前】 クロ
【種族】 不明
【性別】 不明
【性格】
演技の天才でありその役柄にあった性格を、熱血でも根暗でも天才でもバカでも親しげでもクズでも何でも演じることができる。
本人にも、もはや演じているという自覚すらなく、その性格に完全に変性している。
【特徴】
変身能力持ちで事あるごとに様々な姿をとり、正体は誰も知らない。
むしろ本人も産まれた最初の自分の姿を覚えていない。
風紀委員としての姿は爽やか中性狐っ子
番長勢力としての姿はクールドラゴン
【設定】
風紀委員のNo.3であり、主に強者を抑える前線部隊を取り仕切る。
風紀委員として爽やかで親切なキャラを演じており、上司部下との関係は良好。
しかしてその正体は番長勢力のNo.3にして、番長勢力から風紀委員に送り込まれたスパイ。
普段は風紀委員として過ごすがその裏で番長勢力に有意な情報を集めている…ということになっているが、どうにもヒョウカ個人の情報ばかり集めさせられていて、番長リーゼはヒョウカに惚れてるだけなのではと疑念は深まるばかり。
マナを認識できる。親近感がわく。
最近は二足のわらじで過ごしても良いのではないかと思い始めている。
【名前】カルラ
【種族】烏天狗
【性別】男
【性格】心が広く、兄貴肌
【特徴】身長が高く、背中に烏の羽が生えている。
天狗の格好をしてる。顔の上半分烏の仮面をつけている。
【設定】風紀委員に所属しているが、風紀にはそんなに厳しくない。(ただし周りの人に迷惑かけるようなやつは厳しく取り締まる)
彼が仮面を外したところは、誰も見たことがない。
飛ぶことが可能。聞き上手で、色んな生徒が相談にくる。
【名前】ワルフ・クライム
【種族】ワーウルフ
【性別】男
【性格】曲がったことが嫌いで友達思い。(昔は、喧嘩っ早い性格だった。)
【特徴】黒髪ツンツン頭、黒色のオオカミのしっぽと耳がついている。ロック系の服を着てる。
【設定】前は不良で喧嘩っ早く武器を持ってるいる相手でも喧嘩をしていた(イズナやヒヅキにも戦ったことがある)。喧嘩はかなり強いが今は不良から足を洗っている。今は風紀委員に入っている。後輩の面倒見がよく後輩たちから人気がある。
ヤツカとは不良更正した時、親友になりヤツカが 倒れてないか少し心配してる。
【名前】ビクト
【種族】兜虫
【性別】男
【性格】熱血漢で努力家。筋肉大好き。
【特徴】赤髪で大きな兜虫の角がある。四本の腕がある。ゴリマッチョ。背中に羽がある。背が高い。
【設定】暇さえあればどこでも筋トレをしてる。彼が筋トレをするとそこの場所だけ1、2度は上がる。頭がよく学園内でも10位以内には入っている。サレム、エンプーサ、ヤツカ、セリカなどの昆虫系の種族は「同士」と呼んでいる。サレム、エンプーサとは知り合いである。
風紀委員兼陸上部(ハンマー投げ)に入っており前は陸上部だけだったが学園長に進められ風紀委員に 入った。(どちらともしっかりこなしている)
筋トレをしていたおかげか切ったり殴ったりしても傷一つつかない頑丈な肉体になった。もちろん角もどんなことをしても折れることはない。角だけで人や物を持ち上げることができる。
【名前】
ロザリア
【種族】
木乃伊(ミイラ)娘
【性別】
女
【性格】
おっとりした性格の無自覚系誘惑キャラ。包容力のあるお姉さんタイプだがどこか抜けている部分もあり、年下からも親しまれやすいと評判は高い。
【特徴】
腰まで伸びる少しくすんだ茶髪を持ち、大きめのリボンを頭につけている。全身包帯でグルグル巻きだが、ボンキュッボンのダイナマイトバディなこともあって身体のラインがくっきりしている。所々素肌が見え隠れしており、運が良ければポロリが見れる...かもしれない。
【設定】
種族としてはミイラだが厳密には「死蝋」と呼ばれる特殊な分類に属しており、生前とほとんど変わらない容姿を保っている。そのため『世界一美しいミイラ』とも称される。ちなみに本人曰くこの容姿を維持し続けるのは大変なので、できるなら普通のミイラになりたいとのこと。オカルト研究部(通称「オカ研」)の部長を務めているが、本人の性格も相まって部活動らしい活動はほとんど行われておらず、各人が自由に活動している。
【名前】エンプーサ
【種族】蟷螂
【性別】女
【性格】サバサバ系毒舌女子。初対面の相手でも思ったことをズバズバ言うタイプだが、逆に罵倒されたり体型イジリされると涙目になる
【特徴】つり目長身の貧にゅ...スレンダー体型で、両腕は鎌状になっている。黄緑色の長い髪を持ち、お腹を露出した祈祷師の衣装を身に纏っている
【設定】オカルト研究部副部長。カマキリの亜人は
古より予言者としての素質を持つと広く信じられているが、本人はオカルトとバッサリ切り捨てている。またオカルト的事象に対しても一部を除いて否定的で、オカルトの探求よりもオカルトを否定する立場から研究を進めている
ロザリアとは友人らしいがなにか確執を持つ。
【名前】リリス・セクトニア
【種族】死神
【性別】女
【性格】クーデレ
【特徴】ドクロ黒衣大鎌と典型的な死神衣装
結構グラマラス
【設定】古くから罪人の処刑や屠殺業、悪霊成敗など忌避される職業に従事してきた日陰者の一族。
本人は自分の一族に誇りを持っているが、殺しが生業なのもあって他者から忌み嫌われてきた。その反動で、誰かに優しくされるとすぐデレる。
チョロイン。意外に家庭的。
大鎌を持ち歩いてる時点で変人の領域に足を突っ込んでいるが本人に自覚はない。
【名前】レーナ
【種族】スキュラ
【性別】女
【性格】お喋り好きで冗談をよく言う。どんなボケでもツッコミをいれる。ムードメーカー。
【特徴】緑髪でポニーテールをしてる。下半身は8本のタコの足で色はピンク色。壁、天井を自由に歩ける。
【設定】ごりごりの関西弁で話し出したらなかなか止まらない。
実家がたこ焼きを経営していて、自身もたこ焼きをつくるのが上手い。
ボケたがりのクレルとは仲が良く、いつか漫才を結成したいと考えている。
色んな変わった味の飴を多く隠し持っている。
【名前】ベールクレア
【種族】メタルスライム
【性別】女
【性格】傲慢で不器用
愛したいより愛されたい
【特徴】近づき難いオーラのある友達いない系眉間皺荒みガール
【設定】ベルスタシアの双子の妹
年齢は同じだが飛び級しているのでベルスタシアより上級生。
先代生徒会長でべリアとも面識がある。
一族始まって以来の本物の天才。
数々の分野で凄まじい実績を積み上げてきた。
天才だから大丈夫と、ある意味放任的扱いを受けてきた。誰も構ってくれない
大体何でも出来るけど、心の隙間は埋まらない。
【名前】アマネ
【種族】天邪鬼
【性別】女
【性格】天邪鬼な性格
攻める側なので攻められるのは弱い
【特徴】何をどうしているのか不明だが、常に空中に倒立状態で浮かんでいる
基本嫌な笑顔を浮かべている
【設定】
ソロの盟友にして好敵手で、プライベートでは結構仲が良い
放送部部長
人の本心本音を知るのが趣味
唐突に放送部イベント"告白してみよう"を断行する
高精度な嘘発見器を自作したりと頭は良いが悪用しかしない
【名前】
コダマ
【種族】
山彦
【性別】
男
【性格】
誰にでもフランクに接する裏表のない陽気な人柄。アマネ曰く「面白味がない(いじり甲斐のないほど裏表のないポジティブな)」性格。現代の若者言葉をよく使う。
【特徴】
茶髪タンクトップでキャップを後ろに被るなど、今風の若者ファッションが特徴。犬のような耳を持ち、首にはヘッドホンをかけている。
【設定】
放送部副部長で音響機器に詳しい。山彦の亜人固有の能力である『再声』を持ち、聞き取った相手の声を完全に“再生”することができる。また、歌唱力も高い。見た目や言動からチャラチャラしていると思われがちだが、意外と生活は真面目で学業成績も中間以上を維持している。
【名前】
マユ・ヤマイ
【種族】
マイマイガ
【性別】
女
【性格】
自信がなく大人しく根暗、と思われがちだが純粋に不満を溜め込むタイプでときおりひとりで発狂したように豹変すり
【特徴】
茶色く煤けた白色の大きな羽と髪をもっており頭の上に大きな二本の触覚を持つ。
【設定】
セリカの親戚だが遠い遠い親戚なのでマユ自体は平民の出。セリカに憧れてはいるが近づけないために遠くからこっそり見ている。嬉しくなったり気持ちが高ぶったりすると羽から大量の黄燐が撒き散らされ発火するため「カラミティーヤマイ」や「ヤマイじゃなくてヤバい」や「亜人火力発電所」など散々な名前で揶揄され、誰も近寄らずボッチ。
【名前】
ジャンヌ・メトレス
【種族】
雀蜂
【性別】
女
【性格】
典型的な高飛車お嬢様。常日頃からノブレッソブリージュを欠かさないように考えているが、時として相手にとっては有り難迷惑になることも。
【特徴】
金髪ツインテで白い手袋をはめ、黒いブーツを履いている。雀蜂の触角と翅を持つ。腰には護身兼決闘用としてレイピアを差している。
【設定】
先の大戦で人間と亜人をまとめ上げて勝利へと導いた女性を先祖に持つとされる名門・メトレス家の息女。ミレイアなどの上流階級の亜人とは社交場においても交流がある。個人的な趣味としてフェンシングを嗜んでいる。気に入らない相手に対しては手袋を投げて決闘を申し込むことがある
【名前】ライオ・キング
【種族】獅子
【性別】男
【性格】男女問わず優しく、戦うのが嫌い。
【特徴】身長が3mあって、獅子のようなたてがみがある。筋肉質な体型。しっぽがついている。「自分不器用だから」が口癖。
【設定】獅子族は男性が何もしなく、女性が全部行っている一族のためそれが嫌で一族を離れた。
不器用と言っているが運動、芸術器用にこなしている。その為、部活や委員会から助っ人に呼ばれることがある。見た目と種族から決闘を申し込まれたりして困っている。重いもの軽くと持ち上げる怪力を持っている。少年と一緒のクラスにいる。
【名前】レイン
【種族】蝙蝠
【性別】女
【性格】清く正しいMっ娘
【特徴】着痩せ眼鏡
【設定】
マゾな性癖でたまに暴走するが本人はなかなかに有能な人物
先代生徒会副会長にして、先代新聞部部長でべリアもソロも元部下
ベールクレアとも本人は友達と思っている
良くも悪くも顔が広く学園の大体の人と知り合い
学園の番長に踏まれるために挑みに行った伝説を持つ行動力お化け
妹がいて溺愛している
男女異種族人型不定形に関わらず年下は可愛がる年上も可愛がる無敵の変態力と不落の妄想力を誇る
【名前】モモ
【種族】モモンガ
【性別】女
【性格】流行に敏感なイマドキのJK。ビッチっぽい振る舞いをするが、その手の経験は全くない、いわゆる処女ビッチ
【特徴】ミニスカ金髪ショートカット褐色ギャル。モマ同様滑空のための飛膜を持っているが、種族による身体の構造上の違いからモマほど長く滑空できない
【設定】モマと同い年の従姉妹。趣味や性格が近いコダマとはよくつるんでいる。モマからは会う度に身だしなみや振る舞いを注意されているが、モモ本人はそれを疎ましく感じて反発している。ムササビの亜人とよく間違われるが、本人はそれを嫌っている
【名前】グレゴリー
【種族】フレッシュゴーレム
【性別】男
【性格】寡黙で温和
【特徴】全身に縫い跡がある強面の巨漢
【設定】
ロード家とも親交の深い魔術研究家フランクリン博士が作り出した人造人間であり、学問や人付き合いを学ばせるために博士が学園に通わせている。
その見た目と裏腹に優しく繊細な性格である。
大きな手からは想像できないほど手先が器用で、特技は編み物・裁縫。
演劇部の衣装の多くは彼が手掛けているらしい。
【名前】グレゴリー
【種族】フレッシュゴーレム
【性別】男
【性格】寡黙で温和
【特徴】全身に縫い跡がある強面の巨漢
【設定】
ロード家とも親交の深い魔術研究家フランクリン博士が作り出した人造人間であり、学問や人付き合いを学ばせるために博士が学園に通わせている。
その見た目と裏腹に優しく繊細な性格である。
大きな手からは想像できないほど手先が器用で、特技は編み物・裁縫。
演劇部の衣装の多くは彼が手掛けているらしい。
【名前】リバーシー
【種族】蒸気式機械天使
【性別】女
【性格】明るく社交的だが蒸気の量に応じてテンションが変化する。リアカーで物や人を運ぶのが大好きだが後ろ歩きなので衝突多発。
【特徴】基本は人型だがあちこちから蒸気を排出している。右目が蒸気の状態を表すメーター。
【設定】
大昔、人間の設計図を参考に亜人が見よう見まねで作った蒸気機関車に搭載されていた運行管理用魔法回路が解体出来なかった為に人型の機械ボディに移植された物。機関車時代、前後を間違えて作られた為に亜人にも人間にも欠陥品呼ばわりされていた。人型になった今でも後ろ歩きが基本。頭の上に汽笛と鳴らす為の紐が付いておりしょっちゅう他人にイタズラで鳴らされている。
【名前】ラインメハオ
【種族】狼娘
【性別】女
【性格】クールで現実的…だったのだが絶賛厨二病中。周りからはそれさえ無ければ非の打ち所がないのにと残念がられている。
【特徴】昔話に出てくる、亜人を斬って斬って斬りまくった人間のコスプレで、身長よりも長い長剣(レプリカ)を二本背負っている。もちろん軍服。
【設定】
優秀で誰からも好印象を持たれるクールな狼娘…だったのだが中学生の時に黒衣の勇者の英雄譚を読んだところ、「今は滅びた大国」「強大な力を持つエース」といった要素に厨二心を鷲掴みにされ亜人なのに当時亜人と敵対していた現在で言う所の第二種側にすっかりハマってしまった。平たく言えば拗らせたミリオタで、特に「黒衣の勇者の後輩」のファン。黒衣の勇者の英雄譚に登場する『勇者の恋人の親友であり、勇者と交わった狼娘』と容姿が良く似ているのだが第二種側のファンなのでその事を言われるのはあまり好きでは無い。
【名前】オー・クラッペン
【種族】???
【性別】男
【性格】やたら声がでかく、激情家。祭となると毎回ゴミでなにか派手なイベントを企画する程の祭好き。
【特徴】ゴミ溜め場にある部室(プレハブ小屋)の窓からメガホン越しに喋る。メガホンはオシャレで毎日変えている。
【設定】カルト部活と名高いゴミ回収部の部長。長らく部長を務めているがいつも窓からメガホン越しに喋るだけで、部室ことプレハブ小屋のドアがゴミ山で埋まっていて部員すら入れないので誰も姿を見た事が無い。部室から出てこないので留年記録絶賛更新中。
使っているメガホンはマジックアイテムの為しばしば放送部の回線に混線して苦情が来ている他、部員が集めたゴミは彼が処分しているが処分方法は不明。
【名前】
リリー・ガブリエラ
【種族】
大天使
【性別】
無性別(容姿や口調は大人びた女性)
【性格】
清貧で慈愛に満ち信仰心の厚い、まさに聖女を体現したといえる人柄。反面、人を疑うことを知らないほどに純真無垢なため、他者の悪意に気づかずに騙されてしまう危うさも抱えている。
【特徴】
修道服に身を包み、黄色のセミロングの髪と2枚の大きな翼を持つ。髪には白いユリ(マドンナリリー)の花を模した髪飾りをつけている。
【設定】
学園内にある教会で活動するシスター。教会の慈善事業として、孤児院や貧困家庭出身の子供の支援を行っている。その献身的な姿勢から、(某天使姉妹と比較して)「真の天使」とも呼ばれる。ちなみにマリアとは旧知の間柄だが、彼女の悪癖がいつまで経っても改善されないことに悩んでいる。
【名前】オルタネート
【種族】リザードマン
【性別】女
【性格】粗暴かつ単純。
【特徴】スローガンが書かれたタスキ着用。風紀委員会対策でヘルメットも装備
【設定】「全種族平等」がスローガンの学生運動グループ…の過激派メンバー。父が所属していた頃のグループは大きく悪名高いグループだったものの支援団体に切られた事もあり、現在学内メンバーは彼女だけ。
スローガンが殴り書きされたトラック型魔導車『テラス学園長退陣号』の上で演説してる事が多い。正直暴れるのが楽しいのと大好きな父がやっていたからやってるだけであんまり考えてない。風紀委員にボコボコにされる常連。
【名前】エグゾセ・リゲイアー
【種族】セイレーン
【性別】男(装女子)
【性格】一人称は「俺」で、口調や振る舞いも男性に似せている。周囲からは頼れる兄貴(姉御)と思われているが、ルーティのような恋に恋する女の子としての一面も持つ
【特徴】青髪の中性的な容姿の半人半魚で、黒いエナメルジャケットを着用し、下にはさらしを巻いている。大昔は半人半鳥だったセイレーンの原始的特徴を残すといわれる貴重な一族出身で、魚の胸ビレのような発達した腕はかつての翼だったと考えられている。この腕を用いて水面上をトビウオの如く滑空することができる
【設定】海洋マフィアの現ボスの一人娘だが、本人は後を継ぐつもりはないらしい。男装している理由は父親がエグゾセを後継者に据えるために男として育てようとした家庭的事情によるものだが、そもそもセイレーンは女性しかいないので周囲は男装を半ば公認している状態になっている。本人は一人の娘として扱ってくれない父親に反発しながらも、男装自体は悪くないと考えている。ルーティのような異性を魅了する歌声は持っていないが、聴覚器官にダメージを与えるほどの叫び声をあげることができる。オルキヌスやリーゼとは基本的に仲が良くないが、逆に風紀委員とは仲が良い
【名前】フー
【種族】虎族
【性別】男
【性格】自らの種族と実力に高いプライドを持ち、虎の亜人の流儀である1対1の闘いにこだわる生粋の戦士。自分にも他人にも厳しいタイプで交友は広くない
【特徴】虎人状態では黄土色の短髪で黒い道着を着ている。完全形態になると長いたてがみになり、道着が破れて上半身が露出するほど全身が発達する
【設定】格闘技を得意とし、特に一族相伝の拳法に自信を持つ。ローエンとは一度拳を交わし合った好敵手の間柄で、たまに二人で修業をしたり議論を交わしている。また、龍の亜人と虎の亜人は古くより互いに強さを競い合う関係ということもあり、その決闘を邪魔する者は誰であろうと許されないと考えている。大戦以前に虎の亜人が人間の一方的な迫害によって絶滅寸前まで追い込まれたことから、人間(特に第二種、その中でも少女)に対して憎悪に近い嫌悪を抱いている
【名前】 プライド・ルーデベルト
【種族】 グレムリン
【性別】 男
【性格】
・傲慢とちょっとツンデレ
・好奇心の申し子で、ボタンを押しちゃいけないと言われると即座に押すタイプ
【特徴】
・白衣眼鏡三白眼
【設定】
・プライヤの兄にして、自称"魔導王"にして、番長勢力の一員にして、"学園四賢人"にして、究極の天才発明家。魔導だけではなく、理系もいける。
・圧倒的天才だが、研究以外サボり過ぎて留年している。
・好奇心の余り、自らの研究でよく事件を起こし、大体リーゼか風紀委員から折檻を受ける。反省はしない。
・弟のことは何やかんやで気にかけている。絶対に表には出さないが。
・魔術王との決戦は伝説として語り継がれ、また学会でのベールクレアとの対立と生徒会に縁がある。
・子供みたいなIQの低い口喧嘩をする。
【メインキャラのステータス】
ヒヅキ 好感度【44】 理系【65】 文系【41】 魔術【220】魔導【58】 運動【238】
ベルスタシア 好感度【25】 理系【57】 文系【180】魔術【176】魔導【158】運動【8】
ジェラルド 好感度【18】 理系【98】 文系【74】 魔術【130】魔導【151】運動【151】
サレム 好感度【23】 理系【251】文系【246】魔術【44】 魔導【36】 運動【8】
ルーティ 好感度【60】 理系【77】 文系【208】魔術【195】魔導【155】運動【0】
プライヤ 好感度【10】 理系【70】 文系【69】 魔術【49】 魔導【484】運動【0】
ロウェナ 好感度【46】 理系【105】文系【175】魔術【74】 魔導【80】 運動【96】
ミレイア 好感度【26】 理系【147】文系【151】魔術【146】魔導【129】運動【0】
リリ 好感度【24】 理系【73】 文系【52】 魔術【227】魔導【235】運動【0】
貢献ポイント【11】
前スレ
前スレ
男「僕の生徒は亜人だらけ」
男「僕の生徒は亜人だらけ」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516854637/)
男「僕の生徒は亜人だらけ」ヒヅキ「………2か」
男「僕の生徒は亜人だらけ」ヒヅキ「………2か」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521206503/)
外伝
少年「俺のクラスは亜人だらけ」
少年「俺のクラスは亜人だらけ」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520564330/)
今日はここまで
キャラクターを投稿してくれた人
キャラクターを纏めてくれる人
本当にありがとうございます。
しっかりとキャラクターを掴めるように頑張ります。
スザクとティファの紹介が抜けてるようなので一応貼っておきます
【名前】 スザク・アークフォード
【種族】 鳳凰
【性別】 男
【性格】
The クズ
童貞
クヨクヨしない気にしないポジティブマン
滅茶図太い
【特徴】
無駄にイケメン
赤毛の髪にポカポカでフカフカな羽毛を持つ
回復と防御の魔術に長ける
【設定】
番長勢力のNo.2で、リーゼの右腕。しかし本人に忠誠心は皆無であり、また野心溢れるニューリーダー病患者なので度々番長に下剋上を謀り制裁される。その度に不死鳥の如く復帰して何食わぬ顔でそこにいる。
不真面目でそもそもテストすら受けず、留年しているため妹と同級生である。勉強はできないのではなく、しないだけとは本人の談。
基本クズだが何故か妹からは慕われている。
基本クズな彼がNo.2をやれているのはただただシンプルに彼が強いからである。しかしクロら舎弟たちからは忠誠心を向けて貰えず、雑に扱われている。
リーゼとは時折ラーメンを食べに行く仲、クロの名付け親、幼馴染みにヒョウカとゴエティア兄妹がいる。
【名前】ティファ・ロートシルト
【種族】熾天使
【性別】女(無性別でもある)
【性格】礼儀正しくしっかり者。(姉セラフの時だけ毒舌になる)
【特徴】黄色髪でボブカット。平均的な身長。6対12枚の羽がありさらに身長と同じくらいの十手を背負っている。セラフとは違い頭には普通の天使の輪っかがある。
【設定】セラフの妹。しかし本人は姉が嫌いで、姉が話しかけると無視や赤の他人のふり、毒舌になるなどとにかく嫌いもちろん「セラフ」の名前が出るだけでも嫌だ。理由は悪魔(べリア)を殺したり、挙げ句に問題までおこすような人を姉ではないと考えている。姉が改心したら少しは考えを改めたようと考えている。
風紀委員に最近入っており、その理由がヒョウカ、ナタリーこそ理想の姉と思い、もっとお近づきなりたくて風紀委員に入った。その為、二人を呼ぶ時は「ヒョウカお姉様」、「ナタリーお姉様」と呼んでいる。悪い奴らは十手を使って全滅するただし姉と違うのは敵は全員峰打ちで終わらせること。あまりにも速く本人が十手を持つ時にはもう終わっている。エヴァとは親友である。
やってしまいました
>>33さんありがとうございます
男「………悲鳴が聞こえたってことは、つまりそういうことだよね」
男「………」ブルッ
男「で、でも助けにいかなきゃ」
男「………薄暗いな。路地一本入るだけで表とは全然違う」
男「確か声はこっちのほうから聞こえてきたはず」
男「音の大きさからして、たぶんここを曲がった―――」
「―――ァ、ゥァ」
男「!?」
男(両手両足がない女の子と―――)
「なにみとんやワレ」
男(頭に箱を被った男、片手にはヒバサミと………メガホン?)
男「な、なにをしてるの?」
「見てわからんのか。ゴミ拾いや」
男「ゴミ、拾いって」
男(そういってその男は女の子を背負った籠にひょいと放り込んだ)
男「その子は人間だろ!?」
「これはもう人間やない。手足食いちぎられて人間の形しとらんやろうが! あぁ!? ワレはこれがしっかりとした! 立派な!! 人間に見えるゆうんか!!? こんなん人間の失敗作やんけ! ゴミやゴミ!!」
男「そんなことない! 手がなくたって足がなくたって人間だよ! ………! もしかして君が」
「勘違いすんなや! ワイはゴミ拾いしとるだけや!! 善良なボランティア精神溢れるワイを犯人扱いすんな!!」
「っと、ここでお前に時間つぶされてたらゴミが使えないゴミになってまう。それじゃあな!!」タタタッ
男「ちょっと!!」
「ほいさっ」ピョンッ
男(飛んで跳ねて………追いつけない!!)
男「はぁ…はぁ………」
男「見失った……それにここは………どこだろう」
男「……………迷った」
男「とりあえずこっちにいってみよう」
【コンマ判定】
>>40
あ
男「……………………あ」
男「表にでれた」
男「…………………」
男「今日はもう……帰ろう」
~第7週 日曜日~
クロ「はぁ、これは番長連を辞めるべきな気がする」
クロ「二重スパイとかやってるけど、恋のキューピッド目指してないわって」
ガサガサ
クロ「ん? あ、姿変えなきゃ」ドロンッ
「………えーっと、やぁ」
クロ「……………」
クロ「!?!?」
クロ「春なのに分厚い黒コート………不審者!?」
クロ「もしくは黒衣の勇者のコスプレ? どっちにしろ変な人だ」
「不審者ではないよ。信用してもらえないと思うけどね」ウネウネ
クロ「うわっ、服がうねってる………………」
「できれば事にしないでくれるとうれしいのだけれどね。この学園の学長に用があるだけなんだ」
クロ「………テロリスト」ゴクリ
「やれ、仕方ないとはいえ、見た目で判断されるとは昔とまったくこの世は変わらないようだね」
「とりあえず、自己紹介といきたいんだけど、私は―――」
クロ「私はえっとクロって名前なんだけど」
「クロ―――それじゃあ私のことはヒフミって呼んでくれるかい」
クロ「ヒフミ?」
ヒフミ「私はシに至らないからね。といってもわからないかもしれないが」
クロ「なんだかわからないけど………悪い人じゃないと信じたい。なんかうねり具合にシンパシーを感じる」
ヒフミ「この姿が役に立ったのは久しぶりだね。ありがとうクロさん」
クロ「どういたしましてヒフミさん」
メイド「今日は外出されないんですか?」
男「外出はしたくないけど、今日は」
>>45
今日はここまで
おやすみなさい
選択肢はないけどいつもどうりでいいのかな?
1プライヤ理系
プライヤ「なんか顔色悪くないかぁ?」
男「そう? あはは、風邪かな?」
プライヤ「そんな時はこの薬!」
男「………すごい色してるけど」
プライヤ「風邪薬を作ってみたぞぉ」
男「遠慮させてもらうよ。なんか泡でてるし」
プライヤ「効果はあるはずなんだけどなぁ」
男「聞いてもまた別の病気にかかりそうだ」
プライヤ「ふむぅ」
プライヤ【理系 87】
~第8週~
男「あれは夢だった」
男「って思いたいけど、無理だよなぁ」
リリ「どうかされましたか。貴方様」
男「やぁ、リリさん」
リリ「いつもより元気がなさそうに見えますが」
リリ「テケには貴方様の気持ちがくみ取れず、聞くことでしか貴方様を知れません」
リリ「申し訳ありません」ペコリ
男「いや、謝らなくても―――!」
「………」トテテ
リリ「貴方様?」
男「あ、あはは。ちょっと寝不足みたいだ」
男(ちらりと路地裏にいた女の子がいた気がした)
男(気のせいだろう。だって、走っていたから)
男「えぇっと、今週は」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>53
ジェラルドに魔術
ヒヅキ【魔術 232】
ベルスタシア【文系 190】
ジェラルド【魔導 164】
サレム【文系 158】
ルーティ【魔術 211】
プライヤ【魔導 498】
ロウェナ【魔導 93】
ミレイア【魔導 142】
リリ 【魔術 239】
~第8週 土曜日~
クロ「こんにちはヒフミさん。ご機嫌はいかがかな?」
ヒフミ「やぁ。こんなところでどうしたのかな?」
クロ「森の中の小屋に? 貴方はもっと他の場所がふさわしいでしょう」
ヒフミ「学園長にお願いしてね。できるだけ人目から離れた場所を提供してもらったのさ」
クロ「人目から離れて? もったいない」
ヒフミ「案内してもらった恩はあるけど、できれば私に近寄らないほうがいい」
クロ「なぜかな? 私は貴方に近寄りたいというのに」
ヒフミ「それは言えないけど。君のためだ」
ヒフミ「世の中にはかかわると損になることがときにはあるのさ」
「か………かっこいいっ」
ヒフミ「…おや?」
クロ「そうそう、貴方に紹介したいかわいこちゃんがいてね」
「私はラインハメオ。孤高の女騎士であります!」
ヒフミ「その姿は………みたことがあるね」
ライン「! わかるでありますか! これは」
ヒフミ「あの人と一緒にいた狼の娘にそっくりだ」
ライン「………」ズーン
ヒフミ「おや?」
クロ「ふふふ。良くいわれているから気にしなくていいよ」
ライン「き、気を取り直して。貴方のその姿は『黒衣の勇者』でありますな?」
ヒフミ「『黒衣の勇者』………よく知っているよ」
ライン「! やはり、やはり……っ!」
ヒフミ「………知りたいなら教えてあげるよ」
ヒフミ「彼のことはよく知っているからね」
ミスです
ジェラルド 【魔術 146】
男「さぁて、今日は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>58
ヒヅキ「………わからん」
ヒヅキ「なぜ考える必要がある」
ヒヅキ「………他人の心なんて」
ヒヅキ「…わからん」
男「まぁ、気持ちを考えろって書いてあるけど、問題文見たらわかるから」
ヒヅキ「登場人物の気持ちもわからん」
男「……まぁ、多種多様な人種がいるのに、ある特定の気持ちを理解しろってのも無理な話だよね」
男「と言いたいけど感情じゃなくて問題の理解力だから頑張りましょう」
ヒヅキ「……お前は人の心がわからないな」
男「分かってるからあえて無視してるんだよ。ほら鉛筆握って」
ヒヅキ「………」ギリッ
ヒヅキ【文系 55】
~第8週 日曜日~
コダマ「それは無茶な話ッスねぇ」
モマ「どうしても無理ですか」
コダマ「無理というか無茶ッスよ」
コダマ「たしかに面識があるっちゃあるけど、だからって取材を申し込める相手じゃねぇッス」
モマ「学園の三歌人に面識があるのは貴方だけでしょう」
コダマ「いやぶちょーもあるッスけど」
モマ「あれに頭をさげろと?」
コダマ「あー、気持ちはわかるっすけど。ぶちょーの貶されっぷりがまじウケるッス」
モマ「『アイドル』『エンターテイナー』『ディーヴァ』」
モマ「この三人に取材できれば新聞部が色眼鏡で見られることもなくなるはずです」
モマ「私は、私だけは正しい記者でありたいんです!」ズイッ
コダマ「近い、近いッス」
モマ「力を貸してください。コダマ」
カシャッ
「撮れたかな(笑)」
「ばっちり」
コダマ「撮られてる、撮られてる!!」
モマ「私を助けてください。お礼はしますから!!」ズズイッ
コダマ「はーなーれーてッス!!」
モマ「お礼はしますから!!」
男「今日は家にいて」
メイド「ですが最近お買いものにいけてません」
男「僕が行くから」
メイド「………」
男「ぼくはいまから>>63してくるから。夕方には戻るから待ってて」バタン
メイド「はい」
メイド「私はもう不要なのでしょうか」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
2 ミレイア
ミレイア「買い物にいくわよ」
男「え?」
ミレイア「欲しいものがあるんだけど一人一つなのよ」
ミレイア「店ごと買収してやろうかと思ったけどそこまで私は傍若無人じゃないわ」
男「考えた時点でなかなかだと思うけど」
ミレイア「あぁん!?」
男「なんでもないです。だけど少年君を呼べばいいんじゃないのかな」
ミレイア「あいつはデートよ」ギリィッ
男「あぁ、そうなんだ」
ミレイア「邪魔をしてやろうかと思ったけど、そこまで私は悪逆非道じゃないわ」
男「考えた時点で」
ミレイア「はぁん!?」
男「なんでもないです」
男「街まで来たけど欲しいものってなに?」
ミレイア「目隠し耳栓をしなさい」
男「え?」
ミレイア「いいから」
1.断固拒否
2.素直に従う
3.逃走する
>>66
2
男(断ると怒りそうだからしたがっておこう」
ミレイア「それが正しい選択よ」
男「でもこれじゃあ歩けないよ」
ミレイア「こっちよ」ニギッ
男(ミレイアさんの手、小さいな)
ミレイア「はやく歩きなさい」グイッ
男「おっとっと」
男(しかし見えない聞こえない状態で歩くのはかなり怖いな)
男(わかるものはミレイアさんの手の感覚だけ)
男(やっぱり女の子の手って男のそれとは違うなぁ。ミレイアさんのほうが力が強いはずなのに)
ミレイア「よし、これでふたつ買えるわね」
男(………ふと思えば今の僕ってかなりの不審者では?)
ミレイア「これと……これ!」
男(どうしよう。無性に恥ずかしくなってきた)
ミレイア「ふっふっふ。あーっはっは! 気分は有頂天よ!!」
男(小さな女の子に手を引かれてるだけですらあれなのに)
ミレイア「ふふ、やっぱりりこりんは可愛くて……可愛いわね」
男「もう終わった?」ポイッ
ミレイア「こいつを引きずってきて正解だったわ……って」
男「? それって」
ミレイア「私の許可なく動くなこのアホ男!!」ズビッ
男「眼が痛い!!」
ミレイア「デリカシーがない!」パンッ
男「耳が痛い!!」
ミレイア「これは礼よ! 拾ってさっさと帰りなさい!」チャリリンッ
男「………今日も理不尽だなぁ」
ミレイアの好感度【26】
今日はここまで
おやすみなさい
ミレイアの好感度があがっていませんでした
ミレイアの好感度【32】
~2年目 第9週~
オル「今日はマザーんとこいってくっから、ホームルームは早く切り上げてほしいな」
アータル「またババアんとこいくのか」
オル「タル兄も行きたいんでしょ?」
アータル「はっ。そんな面倒なこと」
オル「でも、マザーのこと好きっしょ?」
アータル「……バカなこというなよ」
オル「お、間が開いたぞ、うりうり~。このマザコンめ」
アータル「………」ゴツンッ
オル「あいたー」
アータル「ったく。ホームルームに言うことはとくにねぇからなくてもいいだろ」
オル「やたー!」
アータル「俺も行くから校門で待ってろ」
オル「マザコン~」ウププ
アータル「………」ゴツン
オル「あいた~」
「あっ! オルファンさん!!」
オル「なに?」
アータル「あ?」
男「今週は誰に勉強を教えようかな」
男「今週は」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>79
リリ文系
ヒヅキ【運動 257】
ベルスタシア【魔術 190】
ジェラルド【理系 110】
サレム【理系 262】
ルーティ【文系 224】
プライヤ【魔導 魔導 510】
ロウェナ【理系 118】
ミレイア【理系 157】
リリ 【文系 64】
~2年目 第9週 土曜日~
ザッ
ヒダン「おっ、誰かな?」
ヒヅキ「………」
ヒダン「なーんだ。可愛い女の子かと思ったら」
ヒダン「てめぇかよ。鈍ら」
ヒヅキ「……最近、人間が食われている」
ヒダン「らしいな。恐ろしい世の中になったもんだ」
ヒヅキ「…………お前か」
ヒダン「は? なにいってんだてめぇ」
ヒダン「既製品で我慢できねぇようなやつらと一緒にすんな」
ヒヅキ「………」キッ
ヒダン「おいおい、俺は人間が好きだぜ?」
ヒヅキ「……それは、どちらの」
ヒダン「これいじょうふざけたこと抜かすなよ。半端もんが」
ヒダン「鬼は人を喰うが、俺はちげぇ」
ヒダン「俺は今は人間は食ってねぇよ」
ヒヅキ「…信用できない」
ヒダン「なら殺すか?」
ヒダン「吠えるなよ出来損ないが!!」ゴォッ
ヒヅキ「………」キッ
男「いたっ。慣れないことはするもんじゃないね」
メイド「縫い物は私の仕事です…」
男「なんとなくやってみようかなってさ」
メイド「……そう、ですか」
男「不格好だけど、これでいっか」
男「白衣なんてつぎはぎあっても誰も気にしないだろうしさ」
男「さて、僕は今から」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>83
2 ロウェナ
ロウェナ「………」
男「何黄昏てるんですか」
ロウェナ「あっ、やっときたねボク」
男「待たせました?」
ロウェナ「おねーさんが早く来すぎただけだよ。ほら幽霊に昼夜の感覚ってあんまりないからさ」
ロウェナ「おねーさん、寝ないし」
男「寝なくていいのは少し羨ましいですね」
ロウェナ「お、デリカシーがないぞー」
男「それで、なに黄昏てたんですか?」
ロウェナ「んーん。そんな大したことじゃないよ、ただ」
ロウェナ「おねーさんが生きてた頃はどんなだったのかを考えてた」
ロウェナ「いやー、悪いね。休日にさ」
男「いえ、構いませんよ」
ロウェナ「おねーさん、学校の幽霊だから、誰かに憑いてないと外に出れないんだ」
男「…今、憑いてるんですか?」
ロウェナ「害はないから。ちょっとだけだから、ちょっとだけ」
男「害はないならいいですけど」
ロウェナ「乗っ取るつもりなんて半分くらいしかないから」
男「帰りましょうか」
ロウェナ「わー! 冗談だよぉ!」
男「それで、街に出たいって、何か用事でもあるんですか?」
ロウェナ「君とデートがしたかったの」
男「え?」
ロウェナ「君とデートがしたかったの」
男「聞こえなかったわけじゃないです」
ロウェナ「花も恥じらう乙女なんだからさ、それくらいの我が侭いいじゃない」
ロウェナ「場合によってはお金とってもいいくらいなんだからさ」
男「僕が?」
ロウェナ「おねーさんが!」
ロウェナ「君は特別なんだからね! 感謝したまえよ!」
ロウェナ「うーん。これが芸術ですか」
男「まさかロウェナさんが美術館を選ぶとは」
ロウェナ「場所なんてどこでもいいの」
ロウェナ「あっ、みてみてこの絵!」
男「あぁ―――」
1.変な絵ですね
2.この絵はかの有名な画家のうんぬん
3.感動しました
>>88
3
男「なんというか心に響くような絵ですね。感動しました」
ロウェナ「えー、おねーさんには全然わかんないよー」
ロウェナ「もしかして適当にそれっぽいこと言ってない?」ジーッ
ロウェナ「まぁいいや。それじゃあどんどん進んでいこー!」
男「美術館ではお静かに」
ロウェナ「にゃはは、んー、まぁこんなもんかな」
ロウェナ「それじゃあかえろっか」
ロウェナ「夜になる前にさ」
ロウェナの好感度【49】
~2年目 第9週 日曜日~
スザク「んなっ! か、体が動かん!!」
クレル「今回はやりすぎだよ」
スザク「クレル、お、俺に何をした!!」
セルリア「やったのは私だヨ。生物系の亜人なら、体の仕組みは至極単純」
セルリア「狂わすなんて、魔法使わなくても簡単にできるヨ」
スザク「盛ったのか!? 実の兄に!?」
クレル「クスリとは笑えないような薬をちょっとね」
スザク「くっ。だが完全無欠鉄壁の俺をいくら痛めつけようとも、反省も後悔もしないぞ。ふわーっはっはっは」
クレル「暴力は振るわないよ。私は好きじゃないですし」
クレル「だけどお仕置きはします」
スザク「は?」
クレル「先生、お願いします」
マリア「本来なら許されないことも、お仕置きという面目なら許される。役得ってやつよね」
スザク「は?」
マリア「外見はいいわねぇ。中身はどうでもいいから、別にいいけど」ジュルリ
クレル「ではお楽しんで、エンジョイ♪」バタンッ
スザク「く、くるな女男!!」
マリア「ふふっ。良く動く口だこと」
マリア「楽しみ♪」
スザク「あ、あ」
スザク「アーッ!!」
男「えーっと今日の予定は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>93
2ヒヅキ
男「……あれ、いないや」
男「いつもならここにいるのに」
男「……部屋に行ってみる?」
>>95
行く
コンコン
男「………反応がない」
ガチャッ
男「鍵は開いてる?」
男「ヒヅキさんなら閉め忘れとかありそうだけど」
ヒヅキ「………誰、だ」ボロボロ
男「!?」
男「どうしたのヒヅキさん。その怪我!」
ヒヅキ「…なんでも、ない」
男「なんでもないことないでしょ。普通に生活しててそんなボロボロにならないよ!」
男「誰かと戦ったんだね?」
ヒヅキ「………」
男「その様子だと負けたみたいだね」
ヒヅキ「負けて………ない」
ヒヅキ「負けて、ない」キッ
男「手当をまったくしてないじゃないか。手当するよ?」
ヒヅキ「………」コクッ
男「相変わらず傷だらけだね。ちゃんと手当をしないと痕になるよ」
ヒヅキ「かまわ、ない」
男「見てるほうは心が痛いんだよ」
ヒヅキ「お前は……」
ヒヅキ「私の体、嫌い、か?」
男「………その痕がヒヅキさんの努力だって知ってるけどさ」
男「どんどん傷ついていって、心配にならないなんてことあるわけないだろ!」
男「…もっと、自分の体を大切にしてよ」
ヒヅキ「………」
ヒヅキ「私は、私の体が嫌い、だ」
ヒヅキ「中途半端な………この、体が」
男「僕は………」
男「ほら、できたよ。包帯きつくない?」
ヒヅキ「……大丈夫だ」
ヒヅキ「………助かった」
男「食べやすいもの作るから、食べてね」
ヒヅキ「………なんで」
ヒヅキ「なんで、優しいんだ?」
男「………教師だからだよ」
ヒヅキの好感度【50】
今日はここまで
最近更新ができずすいません
おやすみなさい
~2年目 第10週~
セフィム「平和という均衡が崩れようとも、その先にあるのは絶望ではないのですよ」
男「また貴方ですか」
セフィム「貴方が雨を嫌おうと、雨を好きな人はいる」
セフィム「つまり希望という名の絶望か、絶望という名の希望か」
セフィム「だけどパンドラの箱からあふれたのは本当に絶望?」
男(相変わらず何を言ってるかわからない)
セフィム「明日が晴れであると知っていても1年先がどうかはわからない」
セフィム「予想を超えた先にあるものを人は運命と呼ぶけど、それを受け入れるかは別」
セフィム「だから人は明日を見ても、その先を見ない。一寸先の暗闇を求めるのは自分」
セフィム「見えないからこそ見えるものもある。たとえば知らないという言い訳を作ることで手に入る安心感」
セフィム「貴方の目は何を見てるの?」
セフィム「その目は誰の目なの?」
男「僕が見てるのは現実で、僕の目は僕のものだよ」
男「見えないから安心する人もいれば、見えないからこそ努力する人もいる」
男「明日しか見えなくても、その先の暗闇を照らすための努力を人は英知と呼ぶ」
男「これで君の求めてる答えになるかな?」
セフィム「ふふ。答えは次のページの下にある」
セフィム「次のページがあるとはだれも確約できないけれど」フワフワ
男(だから本当になんなんだ)
男「さて、今週は………」
男「そっか、ヒヅキさんは休みか」
男「なら、えっと」
亜人【ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>107
サレム 魔術
ベルスタシア【文系 203】
ジェラルド【文系 85】
サレム【魔術 57】
ルーティ【魔導 169】
プライヤ【魔導 523】
ロウェナ【運動 110】
ミレイア【文系 160】
リリ 【魔導 247】
~2年目 第10週 土曜日~
好きって言葉は声にだせません
私が言えば、悪い魔法がかかってしまうかもしれないから
言葉にできない気持ちはどんどん膨らんで爆発しそうだけど
そうしたらこの気持ちは先生に届くのかな?
エリー「どうしたの、顔が赤いけど」
ロウェナ「な、なんでもないよ」
エリー「そういう人ってたいていなにかあるんだけど」
エリー「風邪なら気をつけなさいよ。あんたの綺麗な声がなくなったらどうすんのよ」
ロウェナ「こ、声の心配?」
エリー「私があんたを心配してることなんてわざわざ言わなくてもわかるでしょ」
ロウェナ「えへへ。ありがとう。エリー」
エリー「ふんっ」プイッ
ありがとう、エリー。
私の大切な友達。
ロウェナ「大好きだよ。エリーちゃん」
エリー「っ! ばっ///」
ロウェナ「えへへぇ」
男「もうすぐ夏だなぁ」
男「もう割と暑いから涼みにでもいきたいな」
男「えぇっと今日の予定は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>111
2ルーティ
名前盛大にミスってました………orz
~2年目 第10週 土曜日~
好きって言葉は声にだせません
私が言えば、悪い魔法がかかってしまうかもしれないから
言葉にできない気持ちはどんどん膨らんで爆発しそうだけど
そうしたらこの気持ちは先生に届くのかな?
エリー「どうしたの、顔が赤いけど」
ルーティ「な、なんでもないよ」
エリー「そういう人ってたいていなにかあるんだけど」
エリー「風邪なら気をつけなさいよ。あんたの綺麗な声がなくなったらどうすんのよ」
ルーティ「こ、声の心配?」
エリー「私があんたを心配してることなんてわざわざ言わなくてもわかるでしょ」
ルーティ「えへへ。ありがとう。エリー」
エリー「ふんっ」プイッ
ありがとう、エリー。
私の大切な友達。
ルーティ「大好きだよ。エリーちゃん」
エリー「っ! ばっ///」
ルーティ「えへへぇ」
ロウェナ「へい! るっくあっぷ! なにしてるんだいボク!」
男「ちょっとルーティさん探してて」
ロウェナ「なるほど、その願い聞き入れた。探してきてしんぜよー」
男「あ、見つけた」
ロウェナ「おろろん」
男「ルーティさん!」
ルーティ「あ、先生。どうしたんですか?」
男「君を探してたんだ」
ルーティ「えっ///」ポッ
男「ちょっとこっちに来て!」グイッ
ルーティ「きゃあっ///」
ルーティ「こ、こんな人気のないところに連れてきて………図書館にこんな場所あったんですね」
男「広いよね、図書館」
男「そうそう、この部屋に君を連れてきたかったんだ」
ルーティ「この部屋は?」
男「君の声を治せるかもしれない」
ルーティ「!」
男「治すというとなんか違うな。その声は君の魅力でもあるわけだし」
ルーティ「…私の声、魅力的ですか?」
男「え? うん。透き通っててでも深くてきれいな声だよ」
ルーティ「……ありがとうございます♪」
男「ひやぁっ」ゾクッ
男「い、いきなり歌うのはやめてね」
ルーティ「せ、先生が魅力的って言ってくれたので」
ベール「…私の部屋の前でいちゃつかないでくれないか」
ルーティ「べ、ベルスタシアさん、じゃないですね?」
ベール「喋れば違いがわかりやすいだろうね。それに私はベルスタシアほど可愛くはないしね」
ベール「で、この子が例の?」
男「うん」
ルーティ「えぇっと、私の声を治してくれるんですか?」
ベール「約束はできないわ。でも研究することはできる」
ベール「安心しなさい。私はそこの凡人とは格が違うの」
男「本当にベールクレアさんは凄いんだよ」
ベール「ふんっ。当り前のこと言われてもうれしくないわね」
ルーティ「仲が、いいんですね」ショボンッ
ベール「眼も悪いみたいね」
ベール「それじゃあこいつを動けなくして」ポチッ
ウィーンガシャンッ
男「えぇ!?」
ベール「同性に効果がないってことは知ってるわ。とりあえず歌ってみなさい」
ルーティ「い、いいんでしょうか」
男「えーっと、大丈夫だよ。これ、逃げ出せそうにないし」
ルーティ「でも、先生を苦しめることに」
ベール「実験動物に愛護の精神はないわ! とくにこいつはね。ふふふっ」
ベール「さぁ、歌いなさい!」
男「…歌っても大丈夫だよ。ルーティさん」
ルーティ「………………はい!」
ルーティ「~♪」
男「う、うぐっ」
ベール「反応はすぐに起きる。私の体に異変なし。やっぱり相手は異性のみか」
ベール「強制催眠? 男女の脳差? でもそれなら不定形の男には効かないはず」
ベール「過去の実績から不定形でも効果ありは実証済み。なら科学的なものではない?」
ベール「魔術的要素が声に? やっぱり機材無しじゃ限度があるわね」
男「はぁ、はぁ、ふぅ、ふぅ」
ルーティ「~♪ ! せんせ「歌うのをやめない!!」ひうっ」
ベール「男性器に反応有り。恋愛感情ではなく劣情に働きかけている?」
男「冷静に実況しないで!?」
ルーティ「~♪」カオマッカ
ベール「反応ができるということは一応抵抗ができるということみたいね。なら訓練次第で克服することも可能………?」
ベール「これ以上の分析は本格的な機材が必要。せめて魔力経路でも調べれればいいんだけれど」
ベール「だけどこんな強力な精神作用を起こすには魔力がかなり必要。みた感じ魔力に富んでいるわけではなさそうだし」
ベール「ビブラートの振動が魔力増幅回路を兼ねていたとしても、ヒュラスの理論による魔力増幅値のために必要な声量とは明らかにかけ離れている」
ベール「………この私がわからないってのは癪ね。でも現実的に考えれば魔法まで昇華されたなにかによる現実干渉としか思えないけど」
ベール「魔法使いには見えない。だって自分の魔法に振り回される程度の実力で魔法使いにはなれないもの」
ベール「………………」
ルーティ「えっと、駄目でしょうか」
ベール「一回のことだけですべてわかるわけがないわ。貴方はこれから私の研究対象として対象下におくわ」
ベール「あなたに関する報告は男を通じて私に伝えられる。いいわね?」
ルーティ「そ、それで治るなら!」
ベール「あんたもそれでいいわよね? ………気絶してるわ」
ルーティ「えぇ!?」
ベール「まぁ、どうでもいいわ。プロジェクト名は『禍舌の魔女』 久々に体が沸騰するわね」ポコポコポコ
ルーティ「先生!? 先生!?」
ルーティの好感度【65】
~第二週 10週目 日曜日~
ワルフ(俺はワルフ。ワルフ・クライム)
ワルフ(なんだかんだで風紀委員に入った元悪」
ワルフ(だけどたとえ元ワルでも目の前で起きるクライムは許せねぇぜ!)
ワルフ(ということで風紀委員ブラックリスト上位メンバーのソロを見張ってるんだが)
ワルフ(………たしかにストーキングに見えるが、これは風紀委員活動だからな?)
ワルフ(しかし、盗撮や個人情報のばらまきなんてえげつないことをしてるやつだが休日は割と普通に過ごしてるんだな)
ワルフ(! あれは…!)
「えーんっ、えーんっ」
ソロ「どうしたのかな。迷子のように見えるけど」
「お、お母さんとはぐれちゃったんだ」ヒグッ
ワルフ(迷子! 今すぐ母親を探したいが、俺にはソロを見張るという任務が!!)
ソロ「お姉さんが一緒に探してあげるよ」
「え、本当?」
ソロ「本当だよ、お姉さんは人探しが得意なんだ」
「!」パァッ
「ありがとうお姉さん!」
ソロ「うっ」ズキュンッ
ワルフ(母親を一緒に探す? ………! まさか、捜査代として母親にふっかける気では)
ソロ「ほら、もう見つかったよ。お姉さんは風の声が聞こえるからね」
「! お母さん!!」
「どこいってたの!!」
ソロ「君を探すお母さんの声は風が届けてきてくれたんだよ」
「ありがとう! お姉さん!!」
「ありがとうございます。本当に」ペコペコ
ソロ「それじゃあ、今度はお母さんとはぐれないようにね」
「うんっ」
ワルフ(………案外悪いやつじゃないのかもな)
ワルフ(悪いやつじゃないなら見張る必要もねぇ。ワルフ・クライムは颯爽と去るぜ)サッサッサ
ソロ「さて、可愛い少年をつけて、住所を調べないとね(微笑)」
男「体の節々がいたい」
男「やっぱりルーティさんの歌には逆らえないなぁ」
男「あ、今日の予定といえば」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>124
2 サレム
今日はここまで
おやすみなさい
男性キャラだと誰が人気なんでしょうね
サレムでしょうか
サレム「お菓子を作りましょう」
男「え?」
サレム「私の研究では甘いものを嫌いな人は皆無です」
男「なんの研究をしてるのさ」
サレム「こう、道行く人に尋ねて」
男「………通報されなかった?」
サレム「ギリギリでした」
男「通報するかしないかにギリギリって選択肢があるのか」
男「それで、なぜ僕まで?」
サレム「一人だと寂しいではないですか」
男「いや、僕はそうでもないけど」
サレム「私は寂しいのです!」
男「あぁ、そう…」
男「でも僕は料理スキルなんて皆無だよ?」
サレム「隣で見ててください」
男「………乙女かな?」
サレム「どうです」ズラーッ
男「凄い量だね。しかしこの材料で何を作るの?」
サレム「何が作れるんですか?」
男「…お菓子の材料片っ端から買ったんだね」
サレム「考える前にまずやってみろが家訓でして」
男「素敵な家訓だとは思うけど、もう少し慎重に行動してもいいと思うけどなぁ」
サレム「よく言われます」
男「その自分を曲げないところは素敵だよ」
サレム「照れますね」
男「………」
男「ということで呼んできました」
オル「お菓子と乙女心ならお任せ☆ オルレアンちゃんだぞ☆ んーちゅわっ☆」
サレム「よろしくお願いします。オルレアン先生」
オル「先生!なんて甘美なひ・び・き☆」
オル「よーし! オルレアン先生が教えてあげるよ! ついてまいれ☆」
サレム「はい、先生!」
男「本物の先生である僕はもう帰っていいかな?」
サレム「帰らないでください。寂しいじゃないですか」
オル「ホットケーキなら簡単でしょ☆」
サレム「パンケーキでは?」
オル「甘いからホットケーキだよん☆」
サレム「しかしホットケーキですか」
オル「ホットケーキ舐めんなよ★ アレンジの多さでは他の追随を許さないんだからな★」
サレム「す、すいません」
男「あ、やっとできた?」
サレム「ご賞味ください」
オル「オルレアンちゃん監修だから外れはないぞ☆」
男「美味しそうな匂いはしてたしね。あー、そうそう。そのホットケーキなんだけどさ」
オル「文句は食べてからにしようぜ☆」
男「いや、そうじゃなくて」
男「外?」
オルサレ「?」
ニース「今日はホットケーキかぁ。ぺこぺこだよ」
リンネ「私なんかが並んでしまってすいません、すいません」
シノ「なに、妾が許してやるのじゃ!」
ズラーッ
男「オルレアンさんの新しい店と勘違いして人が並んでるよ」
オル「んー、稼ぎ時?」
サレム「私の料理を皆様に食べていただける」ジーン
男「ということで、頑張ってね」
オル「売り子やってね☆」
サレム「寂しいので売り子をやっててください」
男「僕、先生だよ? 先生だよ僕」
サレムの好感度【28】
~第二週 11週~
ベル「おはよう!」
ベル「おはよう先生!!」
男「おはよう、ベルス―――」
ベル・ベル「「今日もいい天気だね!!」」
男「増えてる!?」
ベル・ベル「「あっ」」
パシュンッ
ベル「寝癖が!!」
男「寝癖で済むの?」
ベル「お恥ずかしい!」テヘッ
男「さて、今週は」
亜人【ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>145
今日はここまで
おやすみなさい
ヒヅキ【魔術 69】
ベルスタシア【魔導 171】
ジェラルド【理系 123】
サレム【理系 173】
ルーティ【魔導 182】
プライヤ【魔導 535】
ロウェナ【理系 131】
ミレイア【魔術 160】
リリ 【魔術 252】
~2年目 第11週 土曜日~
フラジール「第、えーっと、何回だっけ? まぁいいや。ゴーレム会議始めます!!」
グレゴリー「………」パチパチ
リバーシー「どんどんぱふぱふー、いえーい! !ーよるまじは、!よだ間時いし楽、待ってましたー!!」
R-10「正確に言えばI達はゴーレムではないとおもうNOですが」
リリ「………」
R「えーっと、貴方はゴーレムなのでしょうか」
リリ「似たようなものです」
R「そうですか」
リリ「リバーシー様に捕獲されて連れてこられたのですがこれは一体なんなのでしょうか」
R「時間の無駄使いかな」
リリ「そうですか」
フラ「今日のお題はこちら! どんっ」
フラ「ゴーレムは身長が伸びないから私はずっとちっちゃい件についてだけどこれを打破する方法!!」
グレ「………」パチパチパチ
リバ「それは興味深い容内ですね」キリッ
R「今日も無駄な時間になりそうですね」
リリ「テケがお力になりましょう」
R「もしかして興味ないのIだけ?」
男「珍しいな。メイドちゃんが昼寝をしてるなんて」
男「疲れてるのかな?」
男「さて、僕はその間に買い物にいって」
男「それで」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>156
3メイドと過ごす
すいません
今日はここまで
おやすみなさい
男(買い物も済んだし)
男「最近メイドちゃんが元気ないけど、どうしたのかな」
男「………なんかお土産を買ってこよう」
―――
――
―
男「ただいまー」
メイド「おかえりなさいませ」
男「ケーキ買ってきたからさ、一緒にお茶にしようか」
メイド「買ってこられたのですか?」
男「うん」
メイド「ケーキでしたら私、作れますが」
1.ここのケーキが美味しいんだってさ
2.いいんだよ。メイドちゃんのために買ってきたんだから
3.でもケーキ作るのって大変でしょ?
>>167
3
男「でもケーキを作るのって大変でしょ?」
メイド「簡単なものもあります」ムッ
男(あれ、メイドちゃん怒ってる?)
メイド「私は、ご主人様のお役にたちたいのです」
メイド「ご主人様にとって、私はなんなのですか?」
>>169
大切な家族
男「大切な家族だと思ってるよ」
メイド「………私も………っ」
メイド「ご主人様のことは、大切な家族だと思っています」
メイド「だから、ご主人様のお役にたちたくて」
メイド「でないと、いつか見捨てられてしまうと思ってしまうのです」
男「見捨てるなんて、とんでもない」
メイド「ですが、それでも………私が私の存在意義を果たせてなければ」
メイド「いつかの未来にそうなってしまうと………」
メイド「………そんな浅ましい女なんです」
男「………メイドちゃん」
男「僕はメイドちゃんに十分助けられているよ」
メイド「ですが最近は、買い物をご主人様に任せてばかりで」
男「それは僕が進んでやってることだよ」
男「物騒だからさ。メイドちゃんに危ない目にあってほしくないんだ」
男(あの女の子みたいな目には)
メイド「………私はお役にたててますか?」
男「それに、家族なんだからお役にたてる立てないじゃなくてさ」
男「なんていえばいいのかな。もっとわがまま言ってもいいんだよ」
メイド「ですが私は!」
男「はい、この話は終わり。お茶にしようか」
男「お茶をいれてきてくれるかな?」
メイド「……はい、わかりました」
男「そうそう、メイドちゃん」
メイド「なんでしょうか」
男「ケーキ、作れるんだよね」
男「今度一緒に作ろうか」
メイド「―――はいっ」
~2年目 第11週 日曜日~
エリー「ステージに立ちたいと思わない?」
ルーティ「思わないけど」
エリー「もうっ! そこは嘘でも思うっていってよね!」
ルーティ「でもそうしたらエリーは私と一緒にステージにたつって言うでしょ?」ジトーッ
エリー「女の子だけなら?」
ルーティ「それなら………でも噂とかされると恥ずかしいし」
エリー「そんな歌声を持ってからに!」
エリー「あぁ、でも最近悪い噂聞くわね」
ルーティ「悪い噂?」
エリー「ラブソングとかを歌ってるグループに勝負を挑んで、圧倒的実力で心をへし折っていくバンドがあるらしいわ」
エリー「確かボーカルの名前がアイレーン……だったかしら」
ルーティ「ラブソングを歌わなければいいんじゃないかな?」
エリー「まぁ、そうだけど」
ルーティ「………歌いたかったの?」
エリー「うっ」
エリー「そうよ! ラブソング好きでもいいじゃないっ///」
ルーティ「エリー、可愛い」
エリー「うっさいっ」
ルーティ「エリーかわいい!!」
エリー「あんた最近強かになったわね」
ルーティ「えへへ。でもエリーだけだよ?」
エリー「ふ、ふんっ」プイッ
男「さぁて、今日は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>173
1ルーティ理系
男「歌もいいけど勉強もね!!」
エリー「帰れ!!」シッシッ
ルーティ「わ、私が呼んだから」
エリー「こんな奴を!?」
男「あの、一応僕も先生だからね」
エリー「………ちっ」
男「それじゃあ勉強を始めようか」
エリー「しかたないわね」ヨイショッ
男「………君もするの?」
エリー「なに、いやなの?」
男「いや、いいけど」
エリー「あんたがルーティを手籠めにしないために見張るのよ!!」
男「て、てごっ」
ルーティ「///」
エリー「はいそこまんざらでもない顔しない」
エリー「学生の本分は勉学なんだからねっ!」
ルーティ【理系 96】
今日はここまで
おやすみなさい
~2年目 第12週~
コンコン
男「はいは~い。今日はだれかな?」
ガチャッ
ニース「私だよ」ムニャムニャ
男「君は、図書館の」
ニース「図書館の主と呼んでも構わないよ」
男「えーっと、それでここに来たということは」
ニース「頼みごとだよ。いいんだよね?」
男「流れでそういうことしてる」
ニース「じゃあお願いなんだけどさ」
ニース「図書館の本の整理をしてほしいな」
男「……なんで君が?」
ニース「図書館にいすぎて司書代理みたいになってるんだよね」
ニース「なんとか頑張りたいんだけど、もう睡眠の時間だから」
ニース「おやすみぃ~」ムニャムニャ
男「ちょっと、おーい。おーいっ」
男「………図書館の書庫整理か」
男「誰に任せようか」
>>154
男「いい人材がいないかな」
ベル「それならお任せ!」
男「心当たりが?」
ベル「えーっとね、かもん!」パチンッ
フラジール「呼ばれたり飛び出たりじゃじゃん!」ニョキッ
ベル「この子」
男「どこからでたの? 今」
ベル「それじゃあベールちゃんもいる図書館の掃除にいくぞー! おーっ!!」
フラジール「うぉー!!」
男「ねぇ、今どこから」
【コンマ50以下で成功】
>>186
の
ベル「あっち! こっち! そっち! そこだぁっ!!」ホイホイ
フラ「はい! ほいっ! そいなっ! アイヤー!」ポイポイ
ベル「はいさ、ほいさ、どっこいしょー!」ハイハイ
フラ「わっしょいわっしょい、はいはいほー!」ポポポイ
ベール「うるさい!!」
ベル「わっ!」
フラ「わひゃあ!」
ベール「静かにやってくれないかしら」
フラ「!!!!」コクコク
ベール「というか、なぜいるの?」
フラ「臨時図書委員ですっ」
ベール「………あんたたちだけじゃ無理そうだから手伝ってあげるわ」
ベル「ベールちゃん大好き! んーちゅわっ!」
【成功】
貢献ポイント【12】
男「よかったよかった」
男「それで今週はどうしようかな」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>189
サレム魔術
ヒヅキ【運動 275】
ベルスタシア【魔術 202】
ジェラルド【魔導 162】
サレム【魔術 71】
ルーティ【魔術 232】
プライヤ【魔導 548】
ロウェナ【理系 145】
ミレイア【魔導 152】
リリ 【魔導 260】
~2年目 第12週 土曜日~
メイド「ご主人様。お買いものに行きましょう」
男「ケーキの?」
メイド「はい」
男「まぁ、僕と一緒なら大丈夫か」
メイド「それでは行きましょう」ギュッ
男「うん」
メイド「ご、ご主人様、持っていただかなくても」オロオロ
男「いいんだよ、これくらいさ」プルプル
メイド「で、ですが」
男「いいんだってヴぁ」プルプル
キャーッ
男「!!」
メイド「今、女の人の悲鳴が」
男「あの方向は………」
男「帰ろう。なにか危ないことがあったんだろう」
メイド「は、はい」
男「また被害者がでたみたいだ」
男「早く犯人が見つかればいいけど」
男「さて今日は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>194
3悲鳴があったところを調べてみる
男「メイドちゃん、ちょっとでかけてくるね」
メイド「え、でもケーキが」
男「すぐ戻るから」
メイド「…はい」ションボリ
男「たしか、こっちの路地裏から………」
「またあんたかいな」
男「やっぱり君―――!」
「言うとくけどワイやないで。誤解しとるようやから言うけどな」
「ご主人様。回収できました」
男「――――――!!」
「おっ、早いな。ようやった」ナデナデ
「急いで帰りましょう」
「あんたもさっさとどっかいけ。こんなところいると襲われるで!」ピョンッ
「御機嫌よう」ピョンッ
男「………さっきのは」
男「いや、そんなはずない。だって」
男「あの子に手足は、ないはずなのに」
男「ただいま」
メイド「ご主人様! ケーキが焼けましたよっ」
男「ちょうどいい時に帰ってきたみたいだね」
男「食べようか」
メイド「はい。紅茶を入れてまいりますので」
男「僕はケーキを切ろうか」
メイド「今日は、幸せな日です」
男「………そうだね」
~2年目 第12週 日曜日~
レーナ「Vやねんっ!」
クレル「外はこんがり、中はとろとろ。美味しそうだねぇ」
レーナ「熱いうちに食べてな!」
クレル「火傷するととっても痛いんやけど!」
レーナ「さむっ! 火傷のダジャレのくせにひえひえやわっ!」ビシッ
エヴァ「おひゅいのだ!」アワアワ
レーナ「あつい言うたやんか。はい、お冷」
エヴァ「ほふほふっ」
ティファ「タコって……食べれるのですね」
エヴァ「美味しいのだっ! ぐにぐにしててうねうねしてて、口の中で踊ってるのだ!」
ティファ「エヴァ。何か違うもの食べてます?」
レーナ「え? なにその具。こわっ」
ティファ「エヴァ! ぺってして! ぺっしなさい!!」
エヴァ「でも美味しいのだ。美味であるぞ?」モニュモニュ
セルリア「あ、それ私が召喚した×××の化身だヨー」
ティファ「なんてもの食わせてるんですか!?」
セルリア「人体実験だヨー」シレッ
男「さて、今日は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>203
今日はここまで
おやすみなさい
乙
>>195
男「リリさんって字が上手だよね」
男(上手というレベルを超えて印刷にしか見えないけど)
リリ「お褒め頂ありがとうございます」
リリ「ですが、テケの字はとても上手とは言えません」
男「なんで? 誰が見ても上手というと思うけど」
リリ「テケはズルをしていますから」
ウネウネ
男「わっ、字が動き出した!?」
リリ「テケの一部で書いているのです」
男「え、えっと、大丈夫? 減らない?」
リリ「再生します」
男「そ、そっか」
男(これから僕はリリさんが記入したプリントをどう扱えばいいのだろうか)
リリ【文系 80】
~2年目 第13週~
男「もう夏だね」
ジェラ「暑いです………」グッタリ
ベル「元気があれば暑さなんてへっちゃらなんだよっ!」
男「………あついなぁ」
ベル「なぜ人の顔をみて暑いというのディス!?」
ジェラ「ベルスタシアさん。暑いです」
ベル「名指しぃ!?」
ベル「んー! こうなったらベルスタシアちゃんの冷え冷えボディーで冷やして進ぜよう!!」
ジュッ
男「あつぁっ!!」
ジェラ「ベルスタシアさん! 熱くなってる!!」
ベル「あちゃー、さっきまで日光浴してたから」
男「とにかく離れて!!」
ジェラ「ベルスタシアさん……蒸発してない?」
ベル「ぎりぎり!」
男「離れて!! 死ぬから!!」
ベル「きずつく」
男「さぁて、今週の授業は?」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>212
ミレイアに魔術
ヒヅキ【魔術 245】
ベルスタシア【魔導 181】
ジェラルド【理系 135】
サレム【文系 272】
ルーティ【魔導 198】
プライヤ【魔導 559】
ロウェナ【魔導 107】
ミレイア【魔術 181】
リリ 【文系 91】
~2年目 第13週 土曜日~
割れた卵から雛は孵ることはない。
流れたおちた水が滝口へ戻ることはない。
死んだ者は蘇らない。
世界には決まりがあって、森羅万象すべてそれに従っている
はずだった。
ところが現実はどうだ。
奇跡が跳梁跋扈する不思議が存在する。
割れた卵から雛が孵り、天へと落ちる水に魚が流されるような。
そんな不思議がある。だからこそ私は
オカルトが大嫌いだ。
私を裏切るオカルトが大嫌いだ。
「どうしたのぉ。黄昏ちゃってぇ」
「なんでもない」
大切なものを返してくれないオカルトが大嫌いだ。
男「今日はどうしようかなぁ」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>218
2
男「プライヤくん、なぜ魔導以外の勉強をしてくれないんだい」
プライヤ「魔導が好きだからだぞぉ」
男「いや、そうはいっても限度があってね。魔導以外もね」
プライヤ「断固断る!!」
男「語尾を失うほどに!?」
プライヤ「甘いものひとつと交換なら可だぞぉ」
男「う、うん」
プライヤ【理系 103】
~2年目 第13週 日曜日~
シノ「シバエモンよ。おかわりなのじゃ!」
シバ「味わってのまへん子供におかわりはありまへん」
シノ「うぅ、シバエモンのお茶は絶品じゃからぐびぐびいけちゃうのじゃ………」
シバ「………もう一杯だけやで?」
タタラ「シバはシノに甘いねぇ」
シバ「おだまり」
シノ「この煎餅も、しっかり醤油が沁みてて絶品なのじゃ」
シバ「わざわざ取り寄せた濡れ煎餅やからなぁ」
シノ「わざわざ取り寄せたのか。でも食べてしまってよいのか?」
シバ「かまいまへん」
タタラ「だったらあたしも一枚」
シバ「お金はもちろんもらいますさかい」
シノ「!」
タタラ「!!」
シノ「ケチ! ケチなのじゃ!!」
タタラ「あたしとシバの仲じゃあないか」
シバ「深い仲でもしっかりせんといけんのが金! それにタダとはいっておりまへん。勝手に食べるのが悪い」
シバ「せっかく取り寄せたぬれせんべいとお茶、まさかタダと思う方がおかしいんでは?」
シノ「ぶーぶー!」
タタラ「ちぇっ。相変わらず金に汚いの」
シバ「金は差別しまへんさかい。それに金に汚のうて結構。これでも商をしきっとる身分やし」
シノ「お、お小遣いが減るのじゃあぁ………」
タタラ「シノの身分ならお金に困る事はないだろうに」
シバ「シノの財布は私が握っとります。ガキが財布を持つのは早い早い」
タタラ「シバはシノにもう少し甘くなってもいいだろうにねぇ」
男「今日はなんの用事があったかな」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>224
1ジェラルド文系
男「勉強を始めよう」
ジェラ「はい!」
男「うんうん。ジェラルド君は良い生徒だなぁ」ホロリ
男「えーっと今日の勉強は文系の勉強だけど、ジェラルド君は文系の勉強は好きかな?」
ジェラ「本を読むのは好きです」
男「どんな本?」
ジェラ「お恥ずかしながら、え、絵本が好きです」
男(良い生徒だなぁ)ジーン
ジェラルド【文系 101】
~2年目 第14週~
イルミ「やぁにぃくん、素敵な朝だね」
イルミ「暖かな日差し、吹き渡る風、小鳥のさえずり、そしてなにより」
イルミ「貴方に会えた」キリッ
男「え、えっと、どうしたの? イルミ」
イルミ「………恥ずかしいぃ///」ダダダッ
リューン「はぁはぁ、イケメン属性もいけますネ」
リューン「だけどにぃくんが駄目なら次はおにいたま、ですねっ」
少年「おーい、何してんだリューン」
男「えーっと今週は」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>230
今日はここまで
おやすみなさい
乙です
サレム 魔導
ヒヅキ【文系 78】
ベルスタシア【魔導 193】
ジェラルド【運動 140】
サレム【魔導 50】
ルーティ【文系 239】
プライヤ【魔導 572】
ロウェナ【魔術 88】
ミレイア【魔導 162】
リリ 【魔術 263】
~2年目 第14週 土曜日~
ヒョウカ「最近、ナタリーを見ませんがどうしたのでしょうか」
カルラ「調べてきましょうか」
ヒョウカ「彼女にもプライベートというものはあります。話はしてみますが強要は好ましくありません」
クロ「だけど副委員長が来ないってのも僕は好ましくないとおもうな」
ヒョウカ「そうですね………。申し訳ありませんがカルラ、調べてきてくれますか」
クロ「いや、僕が立候補しますよ。ナタリーさんが心配ですからね」キラッ
ヒョウカ「ではクロ。よろしくお願いします」
クロ「頼まれました。では行ってきます」キラッ
カルラ「いいのですか?」
ヒョウカ「なにがでしょうか」
カルラ「……いえ」
メイド「ご主人様。もうお昼が近いのですが」ユサユサ
男「! えっ、もう昼前!?」
メイド「すみません。ご主人様がぐっすり眠ってらっしゃったので、起こすのが忍びなく…」
男「いや、寝てた僕が悪いんだけど」
男「えっと、今から」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>236
3カルラと出会い、一緒にナタリーを探すことに
男「よくよく考えたら論文の提出は来週だった」
男「特に用事もないのに学校に来てしまったけど、これからどうしようかなぁ」
ドンッ
男「わっ」
カルラ「! すまない。こちらの不注意だ」
男「いや、僕もぼーっとしてたからさ」
カルラ「ではお互いに非があったということでここは」
カルラ「それでは失礼する」
カルラ「っと、少し聞きたいのだが、ナタリーという女性を見ていないだろうか。髪が蛇になっているのが特徴で割と目立つほうだとは思うのだが」
男「ナタリーさん? 知り合いってほどじゃないけど、知ってるよ」
カルラ「! 本当か。最近ナタリーさんを見てないから心配になってな」
男「女子寮にいるんじゃないの?」
カルラ「女子寮に入るわけにはいかないだろう」
男「それもそうだね(入ったことあるけど)」
カルラ「! かなり、申し訳ないことを頼むのだが」
男「えーっと、頼みごとによるけど、何?」
カルラ「女装して、女子寮に潜入してきてはくれないか」
男「はっ!?」
カルラ「すまない、至急の要件なのだ」
男「いやいや、女の子に行ってもらえば」
カルラ「女子は……俺の顔を見るだけで怯える」
男「………そっか」
男「じゃあ」
1.女の子呼んできてあげるよ」
2.仕方ないから僕がいってくるよ
3.ごめんけど、協力はできないや
>>240
2
男「仕方ないから僕がいってくるよ」
カルラ「本当か! 恩に着る!」
男「…はぁ、やれやれ」
―――
――
―
男「で、なんで女性服をすぐ用意できるの?」ヒキッ
カルラ「これは知り合いのゴーレムが服作りを生業としていだな、けして俺にそういう趣味があるわけではない!」
男「ふーん…」
男「それじゃあ行ってくるね」
カルラ「よろしく頼む」
男(で、女装して女子寮に来たわけだけど」
男(はっきりいって言い訳ができないほど変態になってるよね、僕)
ニース「ふわぁ、昼でも眠いものは眠いよねぇ」
男「!!」ビクッ
ニース「うー、トイレトイレ」
男(当り前だけど知り合いもいるんだよね。見つかったらそれこそ一発でばれそうな)
オル「あっちゃー、私としたことが卵切らしてて食堂のおばちゃんから分けてもらえるかな?」
オル「あっ、そこの子!!」
男「!!」ビクッ
オル「ちょっと荷物運び手伝ってほしいんだけどお願いできないかなっ☆ お礼に新作スウィーツあげちゃうんだけどだめかな?☆」
男「わ、私ですか?」
オル「うんっ。今なら新作スウィーツ試食会にも招待しちゃうよ☆」
男「ごめんなさい、ちょっといま立て込んでて」
オル「そっかぁ。それじゃあ仕方ないや。他の人さがそー★」
男(な、なんでバレテないの?)
男(……そんなに男らしくないのかな、僕)
男(前来た時はたしか)
クロ「確かここの部屋だったよね」
男「あっ」
クロ「ん? 君もナタリーさんに用事かな?」キラッ
男「は、はい」
クロ「ごめんね、僕も用事あるから、先に良いかな?」キラリンッ
男「えっ、えっと」
クロ「ごめんね」コンコン
クロ「クロです。失礼しますよ」ガチャッ
クロ「あれ、ナタリー先輩?」
男(もしかして向こうの部屋に?)
クロ「ナタリーさんはいないみたいだよ」
男「そうですか、残念です」
クロ「はぁ、ここだと思ったんだけどなぁ」トテトテ
男(えっと、あれは誰の部屋だったかな。あんまり覚えてないんだけど確かナタリーさんがいたのは)
男「ここの、部屋だったかな」コンコン
マナ「はいは~い、あれ、私にお客さんって珍しいけどだれだれ~?」ガチャ
マナ「えーっと、! 君は、ぷーくすくす、なにその恰好」
男「一瞬でばれたっ」
マナ「みゃはは、分かるよ。だって君の事ずっと見てたもん」
マナ「でも結構似合ってるんじゃない? 男の姿よりずっとさ」プークスクス
男「それより、ナタリーさんいる?」
マナ「ママン? いるよーん」
マナ「会いたくばマナちゃんのクイズベスト10を答えて5マス揃えるまで入れまテンっ」
男「失礼するよっ」
マナ「乙女の聖域に不法侵入かっ」ズビッ
男「あぐあっ」
男「いてて」
ナタリー「マナちゃん、あんまり騒いじゃ」
ナタリー「あら、マナちゃんのお友達?」
男「ナタリーさん。本当にいたんだ」
ナタリー「えっと、ごめんなさい。貴方が誰だかわからなくて。本当にごめんなさいね」
男「僕です」ヅラトリ
ナタリー「!? きゃあっ!?」
マナ「ママン、近所迷惑だよー」
ナタリー「ママって言わないのっ。じゃなくてなんで先生がここに?」
男「カルラくんがナタリーさんを探してて、彼じゃ女子寮に入れないから代わりに僕が」
ナタリー「先生も男の人なんだから入れないでしょう?」
男「う、ごもっともです」
ナタリー「でもカルラくんが? どうしたのかしら」
男「詳しい要件はきいてませんが」
ナタリー「マナ、ちょっと私行ってくるわね」
ギュッ
ナタリー「マナ、ちょっと」
マナ「いかないで、行かないでママ」ウルウル
ナタリー「マナ………」
男「分かりました。会えそうにないとカルラくんには伝えておきます」
ナタリー「そうしてくれるかしら。悪いわね」
男「いえいえ、それでは」
ナタリー「よければまた来てね。マナも貴方のこと嫌いじゃないみたいだから」
男「えぇ、また」
バタンッ
男「ナタリーさんに会えたことだし、さっさと女子寮からでてカルラくんに伝えよう」
男「にしてもなんでナタリーさんこの部屋にいたんだろう」
男「誰かを待ってたのかな?」
男「というわけでナタリーさんは今いけないってさ」
カルラ「そうか。何もないならいいんだが」
カルラ「助かった。例と言ってはなんだが、その衣装は差し上げよう」
男「いらないよ!?」
【男は女装セットを手に入れた】
男「いらないって!」
【男は女子寮に行くことができるようになった】
男「いかないって!!」
今日はここまで
おやすみなさい
~2年目 第14週 日曜日~
男「なんか結構寝てた気がする」
メイド「おはようございます。もう昼前ですがお昼ご飯にしますか?」
男「うん。メイドちゃんお願い。なんだか久しぶり」
メイド「?」
男「いや、なんでもない」
男「………あれ、今日なにか用事があったような」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>258
2ロウェナ
男「そうかそうか。ロウェナさんに会いにいかないといけないんだった」
男「しかし一体用事ってなんだろう」
メイド「………」ジーッ
男「どうかしたかな?」
メイド「美味しい、でしょうか」
男「いつも通り美味しいけど」
メイド「そうですか」ホッ
男「?」
ロウェナ「噂を聞いたのだ!」
男「いや、いきなり何さ」
ロウェナ「先生に妹がいるって!」
男「いや、いないけど」
ロウェナ「でも先生に似た地味顔の女の子がいるって学園で噂が流れてたよ?」
男「さすが噂の地縛霊………」
ロウェナ「ってことは本当じゃないのかぁ」
ロウェナ「残念」
男「残念って、会いたかったの?」
ロウェナ「先生のおねーちゃんですって挨拶しようかと」
男「いや、僕に姉はいません」
ロウェナ「甘えても、いいんだよ?」
男「生徒に甘える先生って、駄目でしょう」
ロウェナ「どーんとこいです!」
男「いきません」
ロウェナ「ぶー」
男「それで用事ってなんなのさ」
ロウェナ「んー、とくにないけど」
ロウェナ「寂しかったから呼んだだけ」
男「僕だって暇じゃあないんだけどな」
ロウェナ「でも会いたかったんだもんっ」
男「いや、そんなこと言われましても」
ロウェナ「ぶー」
ロウェナ「でもおねーさんこの学園長い間離れることできないから遠出できないし」
ロウェナ「幽霊って人権ないから扱い酷いし」
ロウェナ「可哀想だと思わない?」
男「>>263」
1.思います
2.思いません
1
男「思いますけど」
ロウェナ「じゃあロウェナさんといちゃいちゃするのだよ。ボク」
男「………ロウェナさんは僕のこと好きなんですか?」
ロウェナ「うんっ」
男「そんなまっすぐな顔で言われると………なんだかなぁ」
男(そういう意味じゃないってわかってるけどさぁ)
ロウェナ「ミレイアちゃんもヒヅキちゃんもみーんな好きっ」
ロウェナ「その中でもボクはお気に………あ、あれ」
ロウェナ「あれ、れ?」
ロウェナ「れ」
男「ど、どうしたんですか?」
ロウェナ「………はっ」
ロウェナ「おねーさん今なにしてた?」
男「なにしてたって、特に何もしてなかったですけど」
ロウェナ「んー最近調子悪いんだよなぁ。風邪かな?」
男(幽霊でも風邪ひくのか?)
ロウェナ「まー、いーや。あそぼっか」
男「はいはい。お付き合いしますよ」
ロウェナ「うぇへへ~」
ロウェナの好感度【53】
~2年目 第15週~
男「最近不穏な空気を感じる」
ジェラ「不穏な空気ってなんですか?」
男「よくわかんないけどさ」
ジェラ「きっと気のせいですよ」
「人間だってトカゲだって猫又だって生きているんだ友達なんだおらぁっ!」ドンッ
男「がふっ」
ジェラ「先生!?」
「種族ごとの格差をなくして門徒を開けー! 差別の根源であるテラス学園長は退陣せよ!!」
「あっ、またあいつか! さっさと取り押さえろ!!」
「テラスの手先が現れやがって! かかってこいやぁ!!」
ボコスカボコスカ
男「げふっ、がふっ、ぐがっ」
ジェラ「先生!!!?」
男「………帰りたい」
ジェラ「き、きっといいことありますよっ」
男「………うん」
男「仕事…しなきゃ」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>267
ベルスタシア理系
ヒヅキ【運動 292】
ベルスタシア【理系 73】
ジェラルド【文系 111】
サレム【理系 285】
ルーティ【魔術 249】
プライヤ【魔導 583】
ロウェナ【運動 125】
ミレイア【理系 173】
リリ【魔導 274】
~2年目 第15週 土曜日~
ライン「! 第二種!!」
メイド「? あの、なんでしょうか」
ライン「学園の中で第二種に出会えるとは珍しいでありますな」
ライン「でも外見がどちらかというとメイドっぽい」
ライン「! 宿敵、でありますか?」
メイド「な、なんでしょうか」ビクビク
ライン「………この服、着る予定はないでありますか?」
メイド「えっと、御主人様にお届けものがあるのです。すいません」
メイド「すいませんっ」トテトテ
ライン「………着せたいでありますな」
ライン「しかしあの第二種。どこの奴隷でありますか」
ミーシャ「あ、狼さん」
ライン「その名前で呼ぶなであります! この猫ナース殿!!」
ミーシャ「軍人さんより狼さんのほうが似合ってますよ?」
ライン「くっ、メインヒロインに似てるからって生意気であります!」
ミーシャ「狼さん人気あるからいいじゃないですか」
ライン「いやでありますいやであります!!」
ミーシャ「いいと思うんですけどね」
男「ありがとう。ごめんねお弁当忘れちゃって」
メイド「いえ。それが私の仕事ですから」
男「これお駄賃のお菓子」
メイド「い、いえ。私の仕事をこなしただけでそんな」
男「いいからいいいから」
メイド「は、はい///」
男(メイドちゃんはかわいいなぁ)
男「さて、お弁当を食べたら」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>272
2ルーティ
今日はここまで
書き込もうとすると存在しないってでるんですけど、どうすればいいのでしょうか
【メインキャラクター】
男(>>2)
メイド(>>2)
ベルスタシア(>>3)
ジェラルド(>>3)
サレム(>>3)
ルーティ(>>4)
プライヤ(>>4)
ロウェナ(>>4)
ミレイア・ロード(>>4)
リリ(>>5)
ヒヅキ(>>5)
【サブキャラクター】
アータル・オルファン(>>6)
少年(>>6)
少女(>>6)
マリア?(>>6)
ミーシャ(>>6)
《登場済み(名前不明も含む)》
マナ(>>7)
エリザベス(エリー)(>>7)
R-10(>>7)
ニースラント(>>8)
アリレウス(>>8)
イルミ(>>8)
ヒダン(>>8)
オルレアン(>>9)
バジロウ(>>9)
ノヘジ(>>9)
セフィム(>>10)
ディーピカー(>>10)
クチナワ(>>10)
リンネ(>>10)
シェンメーイン(>>11)
イヅナ(>>11)
ソロ(>>11)
モマ(>>11)
ヒョウカ(>>12)
リューン(>>12)
フラジール(>>12)
ルーク(>>12)
セリカ(>>13)
コタロウ(>>13)
ハナヨ(花代)(>>13)
ペレグリン(>>14)
ローエン(>>14)
シノ・サトミ(信乃・里見)(>>14)
シバエモン(>>15)
タタラ オソラヤマ(恐山 多々良)(>>15)
ベリア・ゴエティア(>>16)
セラフ・ロートシルト(>>16)
オルキヌス・オルカ(>>16)
セルリア(>>17)
クレル・アークフォード(>>17)
ヤツカ(>>17)
エヴァ・ゴエティア(>>18)
スザク・アークフォード(>>33)
ナタリー・シルヴァ(>>19)
クロ(>>19)
カルラ(>>19)
ワルフ・クライム(>>19)
ロザリア(>>20)
エンプーサ(>>20)
リリス・セクトニア(>>20)
レーナ(>>20)
ベールクレア(>>21)
アマネ(>>21)
コダマ(>>21)
マユ・ヤマイ(>>21)
ジャンヌ・メトレス(>>22)
ライオ・キング(>>22)
レイン(>>22)
グレゴリー(>>23)
ティファ・ロートシルト(>>33)
リバーシー(>>23)
ラインメハオ(>>23)
オー・クラッペン(>>23)
リリー・ガブリエラ(>>24)
オルタネート(>>24)
フー(>>25)
《未登場(名前だけ登場も含む)》
リーゼ・オルカ(>>18)
ビクト(>>19)
モモ(>>22)
エグゾセ・リゲイアー(>>24)
プライド・ルーデベルト(>>25)
ルーティ「ふんふんふふ~ん」
男(あれ、あそこにいるのはルーティさんか)
男(どうしたんだろうこんなところ………って海だからいるよね)
ルーティ「らんらら~♪」
男「っ」ドクンッ
男(た、耐えろ僕………っ!)
>>285
【コンマ偶数で耐えれる】
偶数
男「ッッ!!」
男「はぁ、はぁ、なんとか」
ルーティ「ふぇ? あっ、先生っ」
男「や、やぁ、ルーティさん」
男「な、何してるの?」
ルーティ「釣りですっ」
男「」
男「釣り?」
ルーティ「えへへ、落ち着けて好きなんです」
男(君も魚では?)
すいません
今日はここまでです。
申し訳ありません
ルーティ「あ、何匹か釣れたので持って帰りますか?」
男「え? いいの?」
ルーティ「メイドちゃんも喜ぶと思いますし」エヘヘ
男「それじゃあありがたくいただこうかな」
ルーティ「はいっ」ニコッ
男(本当、ルーティさん明るくなったよな。始めは内気だったのに)
ルーティ「え、えとなんですか///」
ルーティ「そんなにみられると、恥ずかしいです///」
男「ルーティさんは毎日が楽しい?」
ルーティ「え?」
男「最近明るくなったなって思ってさ」
ルーティ「 楽しいですよ」
男「そっか」
ルーティ「先生や、エリーと一緒にいるの、大好きですから」ニコッ
男「あ、竿が引いてるよ」
ルーティ「本当ですね」
男「………吊り上げないの?」
ルーティ「あっ、そうですね」グググッ
ルーティ「先生といるのに夢中になって、ぼーっとしてました」
男「えー、あー、えっと、照れるなぁ」
ルーティ「先生、たもで魚すくってください」
男「は、はいっ。ん~ よっと!」ザバッ
ルーティ「先生、お上手ですね」
男「いや、魚を掬っただけだよ」
ルーティ「先生はすくうのがお上手なんですね」ニコッ
ルーティ「そのさかなも持ってかえってください」
男「いいの? 結構大きいよ?」
ルーティ「いいんですよ」
男「あっ、なら一緒に夕飯食べる? 僕とメイドちゃんじゃ食べきれないと思うしさ」
ルーティ「!」
男「あ、変な意味じゃないからね。僕はアータル先輩と違うし」
男「これは純粋に善意として」
ルーティ「せんせい」
ルーティ「ごめんなさい、今日おゆうはんつくってあるから」
男「そっか、残念」
男「ありがとうね。ルーティさん」
男「今度またお返しするから」
ルーティ「はい」ニコッ
ルーティの好感度 【65】
ルーティ「先生…………」
~2年目 第15週 日曜日~
ミーシャ「狼さん狼さん」
ライン「その名で呼ぶなであります! 猫ナース殿!!」
ミーシャ「別にいいじゃないですか。ライカンスロープなんですから」
ミーシャ「それに親戚でしょう。そんなにツンケンしないでください」
ライン「それとこれとは関係ないでありますっ」
ミーシャ「はぁ、小さいころは可愛かったのに、なんでこう黒衣の勇者オタクなんかに」
ライン「オタクはそっちもでありますよ!!」
ミーシャ「私はフリークですから」キリッ
ライン「意味はほとんど変わらないのになんかそっちの方がかっこいいであります!?」
ミーシャ「ほら、暇そうですから手伝ってくださいよ」
ライン「狼と呼ぶのをやめてくれたら手伝ってやってもいいでありますよ」
ミーシャ「じゃあ手伝わなくていいんで狼さんって呼び続けますね」
ライン「むきーっ!」ブンブン
ミーシャ(前まではクールな優等生だったのに。黒衣の勇者シリーズ貸したのが失敗だったのかしら)
ミーシャ(まぁそれでもこっちの方がいい………のかしら?)
ライン「わ、私は軍人でありますっ、ゆえに弱きものを助けるのも職務であってでありまして、仕方なく! しかたなぁく手伝ってやるであります!」
ミーシャ「ありがとう。ライちゃん」
ライン「! 呼ぶなら軍人さんと呼んでほしいものでありますな」プイッ
男「今日は雨か」
男「買い物にいけないなぁ」
メイド「行って参りますが」
男「風邪引いたらいけないからダメ」
メイド「この程度の雨、良くうたれていたので大丈夫です」
男「だーめ」
メイド「………嬉しいですけど…………えっと、その」
メイド「が、がんばりますよ?」
男「いや、頑張らないでいいって」
男(あれ、今日はなにかあったような)
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>299
2ロウェナ
ロウェナ「その用事とはおねーさんと遊ぶことかな?」
男「………なんでいるんです?」
ロウェナ「んー、君に憑りついてるからかな?」
男「やめてくださいよっ!?」
ロウェナ「冗談冗談」
ロウェナ「だと思うよ」
男「ちょっと、やめてくださいよ。幽霊嫌いなんですから」
ロウェナ「おねーさんだからよかろうもん」
男「それでも嫌なものは嫌です」
ロウェナ「美人のおねーさんと四六時中繋がってられるのは夢のような生活ではないかな?」
ロウェナ「君もそう思うでしょ?」
男「どこ見て言ってるんですか?」
ロウェナ「ひーみつ」
ロウェナ「たぶん君と縁が深く結びついてるからかな」
男「つまり?」
ロウェナ「私が君を受け入れて、君が私を受け入れてるからかな」
男「わかるようなわからないような」
ロウェナ「まー、幽霊のいうことだし本当かどうかはわからないよ」
ロウェナ「幽霊なんてわけわからないもんだしね」
男「あなたがそれいいます?」
ロウェナ「本人だから言うんだよ。おねーさんが保障するね」
男「それで、なんで来たんですか」
ロウェナ「暇だから」
男「いつもそれですね」
ロウェナ「幽霊は悠久の時間を持て余すからね」
ロウェナ「幽霊を殺せるとしたらたぶん退屈だけなんだよ」
ロウェナ「私は死にたくないんだ」
男「………よくわかんないです」
ロウェナ「君も死んだらわかるよ」
メイド「あのご主人様」ガチャッ
ロウェナ「やっほぅ」
メイド「!?」ビクゥッ
メイド「ど、どうやって入ったのですか」リンセンタイセイ
ロウェナ「ほら、おねーさん幽霊だし、瞬間移動もできるんだ」
メイド「な、なるほど」
男「納得していいのかいけないのか」
ロウェナ「今日泊まってっていい?」
男「駄目です」
ロウェナ「むすー」
ロウェナ「今日は、帰りたくないんだ」
男「そんなこと言われても」
ロウェナ「誰もいない校舎に帰って、一人で月を見上げるの」
ロウェナ「退屈も孤独も慣れたけど、嫌い」
ロウェナ「泊めてよ、先生」
男「………」
男(といっても女生徒を家に泊めること自体あれだし、でもロウェナさん可哀想だし、えーっと)
男「>>307」
仕方ないですね他の人には内緒ですよ
男「仕方ないですね。他の人には内緒ですよ」
ロウェナ「やたっ」
メイド「分かりました、支度をしてまいります」
ロウェナ「だいじょぶだいじょぶ、せんせーの部屋にいるからさ」
男「いや、僕の部屋はやめてくださいよ」
ロウェナ「じゃあメイドちゃん、一緒にねる?」
メイド「えっと、は、はい」
男「メイドちゃん困らせないでください。部屋開いてますから」
メイド「わ、私は構いませんよ?」
ロウェナ「メイドちゃんは優しいなぁ。おねーさんがよしよししてあげよう」ヨシヨシ
メイド「………」
ロウェナ「あら真顔」
男(ロウェナさんが泊まったその日。僕は夢を見ていた)
男(寒くて、寂しくて、悲しくて)
男(でもそれがなんなのかは覚えてなかった)
男「う、うぅん」
ロウェナ「あ、起きた」
男「なんでロウェナさんが……そうか、泊まってたんですね」
ロウェナ「はやく支度しなよー。メイドちゃんがごはん用意してまってるよー」
男「じゃあ着替えるんででてってください」
ロウェナ「うん~」ドロンッ
男「はぁ、なんか寝たのに疲れてるや」ガチャッ
男「………」
男(女物の服しかない)
男「ろ、ロウェナさーんっ!!」
ロウェナの好感度【58】
~2年目 第16週~
コンコン
男「はい?」
クチナワ『なんでもやさんはここですか』
男「え、なんでも屋じゃないけど、困ったことがあれば聞くよ?」
クチナワ『絵のモデルがほしいんです』
クチナワ『できれば高身長の男性がいいのですが』
クチナワ『昆虫系だとなおよしです』
男「えーっと、絵のモデルかぁ」
男(なんか誰かをピンポイントで指定してるような気がするけど)
>>312 (誰かを差し出す?)
今日はここまで
なぜかやはりスレッドが表示できませんってでますね。
エラーなんでしょうか。
サレム
男「ぴったり当てはまる人がいたよ」
サレム「モデルとは初体験で緊張しますね。それになんというか、おや?」
クチナワ「…」グッ
男「お気に召したようでなによりだよ。それじゃああとはよろしくねサレムくん」
サレム「任されました」
バタンッ
男「さて、仕事仕事」
クチナワサンハエイジュツヲタシナムノデスネ
エッ ヌードデスカ
イヤソレハ ナナゼチカヨルノデス
ヒッ フクニテヲカケナイデクダサイッ
コ コレガゲイジュツナンデスカ?
ア アーッ
コウケンポイント【14】
サレムの好感度【28】→【23】
男「さて、今週は」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>323
ひづき理系
ヒヅキ【理系 82】
ベルスタシア【魔導 206】
ジェラルド【運動 150】
サレム【文系 283】
ルーティ【理系 110】
プライヤ【魔導 595】
ロウェナ【文系 191】
ミレイア【文系 174】
リリ【魔術 275】
~2年目 第16週 土曜日~
アマネ「ソロがおね×ショタもののエロ漫画持ってた」
ソロ「ちょ、ま、え、うぇ、は?」
アマネ「ケラケラケラ もう少しわかりにくい場所に隠せよwwwwww」
ソロ「うぇっ、おま、それ、あか、だめ」
アマネ「はい、深呼吸深呼吸」
ソロ「すぅ、はぁ、すぅ、はぁ、す「で、これ何回使ったんだ?」んぶぇはっ」
ソロ「あ、貴方やっていいことと悪いことがあるでしょう」
アマネ「なにいってんだ。やってはいけないことの常習犯が」
ソロ「いや、それはコタロウ氏の奴を没収してたんであって決して私のものでは」
アマネ「もうコタロウには確認済みだぜい」
ソロ「」
アマネ「というかお前の性癖把握してるし」
ソロ「そ、それでも現物みられるのではショックが違いますよ(汗)」
アマネ「ケラケラケラ」
ソロ「いつか全裸にひん剥いて写真撮って学園中にばらまいてやりますから」ボソッ
男「んー、いい天気だね」
メイド「そうですね」
ロウェナ「だね~」
男「………なんでいるんです」
ロウェナ「うぇへへ~」
男「答えてくださいよ」
ロウェナ「ん~ 正解は乙女心?」
ロウェナ「これが分からないと、駄目なんだよ」
ロウェナ「おとこくん?」
男「………とりあえず、僕今から」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>328
そろそろ勉強せな
1プライヤ理系
プライヤ「理系の勉強は断固拒否するぞぉ!」
男「なんでさ」
プライヤ「魔導以外するとキャラが薄れる」
男「いや、真顔でそんなこと言われても」
男「困ったなぁ、甘いものでも食べる?」
プライヤ「そ、そんな誘惑には負けないぞぉ」
男「でも勉強してもらわないとこっちが困るし」
プライヤ「キャラが………」
男「ちゃんとやらないとディーピカーさん呼ぶよ?」
プライヤ「お、脅しには屈しないぞぉ!」
男「なに、まだ仲悪いの?」
プライヤ「やっぱり引け目はあるぞぉ…」
男「そっか、じゃあ呼ばれたくなければ勉強をしなさい」
プライヤ「お、おにぃ!!」
プライヤ 理系【121】
~2年目 第16週 日曜日~
モモ「おねーちゃん、その恰好は流石にダサいっしょ」
モマ「制服にダサいもなにもありません。制服はちゃんと着なさい!」
モモ「制服着崩して自分スタイル? 的な」
モマ「だらしないだけです!」
モモ「おねーちゃんだって滑空してるときパンツ丸出しじゃん? 誘ってるの?」
モマ「なっ! そ、そんな破廉恥なことありませんよっ」
モモ「どーだか」
モマ「まったく貴方は学生としての本分と礼儀正しさを」
モモ「ほー、今日も縞パンなんだね~」ピラッ
モマ「~~~~~っ!?!?!?」
モモ「あははっ。じゃね~ おねーちゃんっ」ピョンッ
モマ「ま、まちなさ~い! 今日という今日は!!」ピョン
バジロウ「おっ、あれ見ろよ」
ノヘジ「空飛ぶパンツが二人も。眼福だろう」
オルレアン「は・じ・を・し・れ・★」ガリィッ
ノヘロウ「んぎゃーっ!!」
男(つられて反応しなくてよかった)
メイド「けほっ、けほっ」
男「だだだ、大丈夫?」
メイド「けほっ、埃を吸ってしまっただけですから」
男「ほっ。ならいいんだけど」
メイド「ご主人様はお優しいですね」
男「当り前のことだよ」
メイド「ふふっ」ズキンッ
男「本当、風邪引いたと思ったらすぐ休むんだよ?」
メイド「わかっております。それよりご主人様、ご予定が」
男「あっ。もうこんな時間」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>335
今日はここまで
おやすみなさい
男「よかった。来てくれたんだ」
ルーティ「はイ。先生が私を必要トしてくれてるので」ニコッ
男「ルーティさんは真面目な良い生徒だから僕も助かってるよ」
男「ルーティさんはゼミの模範的な顔と言えるね。はは」
ルーティ「本当でスか? 私、嬉しいデす」
男「それじゃあ、勉強初めようか。今日は理系の勉強を中心にしよう」
ルーティ「ハい」
ルーティ【理系 165】
~2年目 第17週~
エリー「ちょっと」
エリー「ちょっと、ねぇ、ちょっと」
エリー「ねぇ!!」ガリッ
男「いたぁ!?」
エリー「しかとこくとはいい度胸じゃないの!」
男「ご、ごめん。僕を呼んでるとは思ってなかったから。せめて名前を呼んでくれれば」
エリー「あんたの名前なんか呼びたくないわ」
エリー「それよりルーティから伝言よ」
男「ルーティさんから? どうしたんだろう」
エリー「一週間ほど休むって。体調崩したらしいわよ」
男「そっか。わかったよ」
男「伝えてくれてありがとうね。エリーさん」
エリー「なれなれしくエリーって呼ぶな!」ガリィッ
男「ぎゃっ」
男「えーっと、今週は」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>348
リリ理系
ヒヅキ【魔術 260】
ベルスタシア【文系 215】
ジェラルド【魔導 175】
サレム【理系 295】
プライヤ【魔導 608】
ロウェナ【魔術 102】
ミレイア【魔術 191】
リリ【理系 89】
~2年目 第17週 土曜日~
「~~~♪」
エリー「あれ、ルーティ?」
?「…あ? 誰だお前」
エリー「ごめんなさい。人違いみたいだわ」
エリー「知り合いに似てた気がして」
?「似てねぇだろ」
エリー「そうよね。なんでかしら」
エリー「あ、ごめんなさい。引き留めちゃって」
?「あぁ、じゃあな」
エリー「………似てないわよねぇ」
男「今日は雨か」
男「………なにしよ」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>352
2ヒヅキ
男「さすがにこんな雨の日には………いないよねぇ」
男「………様子見に行ってみよう」
メイド「ご主人様。おでかけですか?」
男「うん、ちょっとね」
メイド「いってらっしゃいませ。雨が降っているのでお気をつけて」
男「メイドちゃんはゆっくりしててね」
メイド「はい」ニコッ
ヒヅキ「……………」ポタッ ポタッ
男「本当にいたよ………」
ヒヅキ「……………クシュッ」
男「風邪ひくよ?」
ヒヅキ「…鬼は風邪をひかない」
男「今くしゃみ「してない」
男「雨の日にそんなずぶぬれになってたら鬼だって風邪をひくよ」
男「僕の家に行こう。温かいもの作るからさ」
ヒヅキ「お前は、お前はなんで私を弱くする」
ヒヅキ「修業を一日しなければあの人に追いつくのに1年遅れる」
ヒヅキ「私は………私は鬼に…なりたいんだ」
男「風邪をひいたら修行どころじゃない」
ヒヅキ「鬼は……風邪をひかない」
男「寝込んだら一日どころじゃなくなるよ」
ヒヅキ「風邪をひいても修行はする」
男「…風邪、ひかないんじゃなかったの?」
ヒヅキ「! それは………っ」キッ
ヒヅキ「邪魔だ。失せ、クチッ」
男「ほら、またくしゃみした」
ヒヅキ「失せろ」
男「………」
男「ほら」つ傘
ヒヅキ「………!」
ヒヅキ「なにをする」
男「ヒヅキさんを守ってるんだよ。雨からね」
ヒヅキ「お前が濡れるだろう」
男「ははは。風邪ひいちゃうかな」
男「でもヒヅキさんの代わりに風邪をひくならいいと思ってるんだ」
ヒヅキ「……強情め」
ヒヅキ「………」スクッ
ヒヅキ「飯を食いに行くぞ」
男「…ありがとうね。ヒヅキさん」
ヒヅキ「まったく…………お前はおせっかい、だな……………世話が焼ける」
男「ご迷惑おかけします」
ヒヅキの好感度【53】
~2年目 第17週 日曜日~
ドンッ
男「うわっ」
「いたた、ご、ごめんなさいませっ」
男「廊下を走ると危ないよ」
「すいませんわ。おねーさまをさがしていたんですの」
男「お姉さんを?」
「いとこのクレルおねーさまですの!」
男「あぁ、生徒会の。それなら場所わかるよ。案内しようか?」
「よろしいんですの?」
男「うん。これでも先生だからねっ。って関係ないか」
「せんせーさまでしたのね。わたくしてっきりじむいんさんかとおもいましたわ」
男「………」ズーンッ
男「えーっと、それじゃあ案内するよ」
「お~っほっほ。エスコートはおまかせしましたわっ」
クレル「よくここまでこれたね~」
「お~っほっほ。しんせつなとのがたがエスコートしてくださったのですわっ」
男「それじゃあ僕はここで。じゃあね、え~っと」
「アルバ・ローエングラム。ですわ」
クレル「アルバちゃん。向こうにお菓子があるばい。なんちって」
「おねえさまはしゅくじょにはほどとおいですわね」
クレル「が~んっ」
男「さて、寄り道しちゃったけど急いで」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>363
男「ルーティさんのお見舞いに行かなきゃ」
~港~
ザバーン ザバーン
男「港まで来たはいいけど、どうしようか」
レーナ「なんや、こないだのにいさんやんけ。どないしたん? 身投げならここより居場所紹介するで?」
男「あ、君は」
レーナ「未来の超売れっこお笑い芸人、レーナさんやで!」
男「あの、ちょっとお願いがあるんだけどさ」
レーナ「スルーすんなや。で、お願いってなんなん? ものによっては聞き流してしんぜよう」
男「ルーティさんにお見舞いの品を届けてほしいんだけど」
レーナ「ルーティ? 兄さんしらへんの?」
男「なにを?」
レーナ「ルーティ、家出したで?」
男「え?」
レーナ「一週間ぐらい前から家かえってないって。居場所をしらんかってルーティのおかあはんがうちに聞いてきたんや」
男「ルーティさんが、家出?」
レーナ「そんな悪そうな子やないと思ってたんやけどなぁ」
男「ルーティさんが………」
レーナ「あのー、もしもーし、聞いてはる?」
男「ルーティさんが……………」
男「エリーさん!!」
エリー「きゃあっ。な、なによいきなり」
男「ルーティさんが…」
エリー「ルーティ? ルーティがどうしたっていうのよ! ほらっ、答えなさいよっ」ガシッ ブンブン
男「家出したって」
エリー「は? ルーティならさっき女子寮で見かけたわよ?」
男「え?」
エリー「元気そうにしてたわ」
男「………女子寮で寝泊まりしてるのかな」
エリー「さぁ。まぁ色々あるんでしょ。ルーティだって女の子だもの」
男「ちょっと会いに行ってくる」
エリー「待ちなさい」ガシッ
エリー「女子寮は男子禁制よ」
男「あ、そ、そうだった(こないだ入ったから忘れてた)」
エリー「元気そうにしてたから明日から学校にくるでしょ。その時に話聞きなさいよ」
男「それもそうだね… うん、そうするよ」
男「ところで最近ルーティさんにおかしいところなかった?」
エリー「おかしいところ………あ」
男「なにか?」
エリー「いつもよりも笑顔だったわね。良いことだわと思ってたけど」
男「いつもより笑顔なのに家出?」
エリー「さぁね。家出したから笑顔なのかもしれないわよ」
エリー「例えば家族が嫌いとかね。ルーティに限ってそれはないと思うけど」
エリー「あまり詮索しないほうがいいと思うわよ。あんたが先生でも深入りできる立場じゃないでしょうし」
エリー「ま、そこはルーティの親友である私に任せなさいな」
男「…ありがとう、エリーさん」
エリー「って! さっきからエリーさんって呼ぶんじゃないわよっ」バシッ
男「いたいっ」
今日はここまで
最近忙しくて更新できずすいませんでした
【名前】
八卦院 空子(はっけいん そらこ)
【種族】
件
【性別】
女
【性格】色々と行動したがり、人に世話を焼きたがるが体がついていかず、その事を歯がゆく思っている。ただし諦めない根気強さを持っている。
【特徴】オカルト部の部員兼占い部の部長。病弱にして惰弱で、何かと息絶える事が多い。高確率で当たる占いをすることができるがその際体力を使い果たして死んでしまう
ただし死んだとしても数十分後に蘇る。
首から上は人間と同じだが首から下に牛の特徴がでており、むっちり体型。
ミルクもでる。
男(といっても心配だな)
男(僕もなにかできればいいんだけど)
男(あ)
男(いやいや、それは流石に)
男(………)
1.女装する
2.エリーを待つ
>>377
1
男(したくなかったけどさ、しかたないよね)ヌギヌギ
男(………一枚着るたびになにか大切なものが抜け落ちていくように思える)
男「あー、アー、あー。うん、よし」
男(女装)「いこうか」
~女子寮~
男(ここにルーティさんがいるって聞いたけど)
男「あのぉ、すいません」
ハナヨ「あ、はい。どうされました?」
男「ルーティさんを探しているんですけど、見てませんか?」
ハナヨ「さっきリビングにいましたよ」
男「ありがとうございます」ペコリッ
ハナヨ「はい」ペコリッ
男(ルーティさん。どうしたんだろう)トテトテ
ハナヨ「見たことないけど、どこかで見たことあるような子だなぁ」
男「リビング、リビングっと」
男「ここかな?」
「あはははっ」
男「っ」ビクッ
ルーティ「あははっ」
男(そこにいたのは無邪気に笑うルーティさんの姿だった)
男(あんな表情、見たことない)
男「………ルーティさん?」
ルーティ「! あっ、先生」
男「ルーティさん。元気そうでよかったよ、あ、この姿は」
男(あれ、なんでルーティさんは)
ルーティ「あいたたた、お腹が痛いですっ」タタタタッ
男「ルーティさん!?」
男(ルーティさんが僕の真横を通り抜けて行った。あまりの素早さに僕はルーティさんの後ろ髪を指にかけることすらできなかった)
男(すぐに追ったがルーティさんの姿は影も形もなかった)
男(ルーティさんはいったいどうしたんだろうか)
~2年目 第18週~
ルーティ「先生! おはようございます!」
男「おはよう、ルーティさ」
ルーティ「どうしたの、私の顔を見つめて、見惚れてるんですか?」
男「い、いや。元気そうでなによりだよ」
ルーティ「今週も、先生の授業楽しみにしてますからねっ。それではっ」トテテテテ
男「………元気すぎやしないか?」
男「元気なことは良いこと、なのか?」
男「さて今週は」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>385
サレム魔術
ヒヅキ【理系 98】
ベルスタシア【魔術 216】
ジェラルド【魔導 189】
サレム【文系 296】
ルーティ【理系 151】
プライヤ【魔導 620】
ロウェナ【理系 182】
ミレイア【魔導 177】
リリ【魔術 289】
~2年目 第18週 土曜日~
男「! どうしたんだい、血だらけじゃないか!!」
メイド「…なんでも、ありません」
男「なんでもないわけないじゃないか! 手当をするからこっちにきて!」
メイド「一人で、できます」
男「いいから、ほら」
メイド「…ありがとうございます」
男「うわぁ、額がぱっくり割れてるじゃないか。なにがあったのさ」
メイド「……石を投げられただけです」
男「!! 誰がそんな酷いことを」
メイド「知らない人です。私は、第二種ですから、よくあることです」
男「………………」
男(第二種ってなんだ、メイドちゃんはなにも悪くないじゃないか」
男「今度から買い物は僕もついていくから」
メイド「! そんなご主人様のお手を煩わせるようなことは」
男「いいかいメイドちゃん。今僕は怒ってるんだ。珍しく怒ってるんだ」
男「大切な家族を傷つけられて怒らない奴はいない。僕だってそうだ!」
男「もう、メイドちゃんが傷つくようなことは許容できない。いいね?」
メイド「…それが、御命令とあらば」
男「こんどから何かあったら逐一報告してね。君は第二種じゃなくて、僕の家族だ」
男「本当に、お願いだから」
メイド「………はい」コクリ
男(メイドちゃんには家にいるようにいったけど)
男(本当、女の子の顔を狙うなんて)
男
2 ルーティ
1サレム魔術
男(また女装か)
男(仕方ないよね)
男(目覚めてないよ? 趣味になってないよ? ほんとだよ?)
男「僕は一体だれに言い訳してるんだ?」
男「準備できたし女子寮へ行こう」
~女子寮~
男(女装)「よし、ルーティさんを探そう」
男「えーっと誰かいないかなー」
男「………!」
男「あのっ」
ナタリー「あら、あなたは………!?」
男「すいません、わけがあるんです。怪しいものではないんです」
ナタリー「え、えぇっと、どうしたのかしら?」
男「ルーティさん。見てないですか?」
ナタリー「みてないわよ」
男「………」
>>398 【コンマ20以下】
やあっ
男「そっか、見てないか」
男「どこ行ったんだろうなぁ」
ナタリー「アッ。そういえば今日は出かけているみたいよ?」
ナタリー「思い出したわ」
男「そうなんですか?」
ナタリー「どこに行ったかは知らないけれど、遠くに行ったみたいよ」
男「そっか。ありがとう」
男(ルーティさんを探していろんなところをまわってみたけれど、日が暮れてもルーティさんには出会えなかった)
~2年目 第18週 日曜日~
フラ「これはここ~?」
ベール「えぇ、そこよ」
フラ「これは~?」
ベール「それはそこ」
フラ「ふんふん」
ベール「いつも手伝ってもらって悪いわね」
フラ「いいんだよ~。これしかできないもん」
ニケ「だからいいんだよ。ベルグレインちゃん」
ベール「貴方本当に忘れっぽいわね」
ベール「私はベールクレアよ」
フラ「あれー? 間違っちゃった」
男「今日もゆっくりしておくこと」
メイド「え、でも」
男「ヒダン君呼んだからなにかあったら彼に言って」
メイド「いいのでしょうか」
男「いいっていって、それじゃあ僕は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>403
2ロウェナ
ロウェナ「ふわ、眠い。幽霊なのに眠い」
リリス「幽霊なのに眠くなるのか」
ロウェナ「いや、寝れないんだけど、なんかだるくてさ」
リリス「それは、大変だな」
ロウェナ「うーん」
男「あ、ロウェナさん」
ロウェナ「あれ、先生。どうしたの?」
男「どうしたのって、僕ロウェナさんに呼ばれたんだけど」
ロウェナ「あれぇ?」
男「大丈夫?」
ロウェナ「ボケが始まったのかな」
リリス「幽霊にボケはない」
ロウェナ「あははー、おねーさんのボケなのだ」
男「そっか、じゃあ」
ロウェナ「でもどうせ来たんだからおねーさんと遊ばないかい?」
男「え? あ、いいですけど」
リリス「私は構わない」
男「じゃあ、はい。どうも」
ロウェナ「なんかいやそう」
男「嫌じゃないですよ。本当です」
ロウェナ「じーっ」
リリス「じっ」
男「本当ですって!」
ロウェナ「じゃあ君に憑りつかせてもらうよ。おねーさん遠出したいんだ」
男「遠出?」
ロウェナ「海に行きたいんだ」
ロウェナ「海が見たい」
男「わかりました。行きましょうか」
~港~
男「海です」
リリス「海だ」
ロウェナ「うーん」
男「どうしたんですか」
ロウェナ「ここじゃないなーって」
男「ここじゃないって、何がですか?」
ロウェナ「私が死んだ場所」
男「ロウェナさんが死んだ場所って」
ロウェナ「ちょっと気になって探してるんだー、おねーさんが死んだ場所」
ロウェナ「気付いたら幽霊だったからさ、気になってるんだー」
ロウェナ「まーいーや。この近くに美味しいたこ焼き屋さんあるから食べにいこ! 体借りてもいい?」
リリス「私の体を使え」
ロウェナ「いいの?」
リリス「あぁ」
ロウェナ「ありがと!」
リリスinロウェナ「えへへ! 先生見て見て!」クルクル
男「大丈夫なの? 体借りて」
ロウェナ「短時間なら平気だよ。それより先生」ギュッ
ロウェナ「手をつなご!」
男「え、えっと、あの、その」
ロウェナ「デートみたいだね、恋人同士に見えちゃうのかな」
ロウェナ「私達」
男「どうだろうね。少なくともロウェナさんじゃなくてリリスさんだと思うけど」
ロウェナ「もうっ」プクーッ
ロウェナ「女心がわかんないんだからっ。ぷんすこーっ」
ロウェナ「こうなったらあーんしてもらうぞ、あーんって! ほらいくよ先生!!」タタタッ
男「わっ、走らないでよ!!」
ロウェナの好感度【62】
今日はここまで
おやすみなさい
~2年目 第19週~
「~~~♪」
男「ルーティさん!?」
?「あ、誰だよ。お前」
男「ごめん。人違いだった」
?「似てねぇだろ」
男「うーん、どこか似てるような」
?「気のせいだ。そもそも俺は男だからな」
男「ご、ごめんなさいっ」
?「ったく。今度から間違えるなよ。俺はエグゾセ。エグゾセ・リゲイアーだ。ルーティじゃねぇ」
男「本当にごめんね。エグゾセさん」
エグゾ「けっ」
男「さて、今週はどうしようかな」
ルーティ「わくわく♪」
ベル「わっくわっく♪」
ロウェナ「わくわくだね♪」
サレム「わくわくです」
リリ「……わくわくとは、なんでしょうか」
ジェラ「ぼ、僕に聞かれましても」
プライヤ「オイラだったらわくわくする不思議な薬作れるぞぉ?」
ジェラ「作らないでください」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>419
ヒヅキ魔導
ヒヅキ【魔導 74】
ベルスタシア【文系 229】
ジェラルド【魔術 160】
サレム【文系 308】
ルーティ【運動 17】
プライヤ【魔導 634】
ロウェナ【魔術 118】
ミレイア【理系 189】
リリ【魔導 287】
~第19週 土曜日~
少年「結構人がいるな」
バジロウ「今一押しのバンドだからな」
ノヘジ「ボーカルがかなりの美少女らしいぞ」
少年「お前はそういうところしか見てないのか」
少年「しかしこういうところくるの初めてだな」
バジロウ「次期三歌人筆頭らしいぞ」
少年「三歌人? あぁ、あの―――」
ノヘジ「始まるぞ」
「軟弱で惰弱な雑魚どもに宣戦布告を!」
「愛だの恋だのつまらぬものに沈黙(サイレーン)を!!」
「アイレーン様だぞ!!」
バジロウ「わーわー!!」
ノヘジ「………っ」ゴクリッ
少年(どこかで見たことあるような)
少年(というか雰囲気が誰かに………)
男「さて、と今日は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>424
ベル理系
ベール「いい? この理論を応用すれば」
ベル「頭の中がぐるぐるする~」
ベル「先生、私の脳みそ壊れてない? みて?」
男「ベルスタシアさん脳みそないでしょ」
ベール「そこ! 話さない!!」
男「は、はい!!」
ベル「むぇー、つまんないよー」
ベール「とくに私達不定形においては術式を変形して体内に仕込むことが」
ベル「あ、先生。飴ちゃん食べる?」
男「今どこからだしたの」
ベル「たいなーい」
ベール「ベルスタシア!! あと男ぉ!!」
男「本当すいません!!」
ベル「むぇー」
ベルスタシア 【理系 95】
~19週 日曜日~
アイレーン「む」
エリー「?」
アイレーン「お前っ! なんだその姿は!!」
エリー「いや、あんたこそゴシックパンクで学内歩いて何事よ」
アイレーン「惰弱で軟弱で………滅びよ!!」
エリー「人の服装にケチつけるんじゃないわよ」
アイレーン「どうせその恰好で男を誘惑して、愛だの恋だの………!!」
アイレーン「我の名はアイレーン!! 愛だの恋だのつまらぬものに沈黙を!!」
エリー「うるさっ」
エリー「………?」
アイレーン「な、なにを見ているのだ」
エリー「あんた、前あったことある?」
アイレーン「そ、そんなことはないな!!」ギクギクッ
エリー「まぁ、あんた見たいなの忘れないわよね」
アイレーン「そ、それではさらばだ!!」タタタッ
エリー「結局、誰?」
男「さて、と今日は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>429
2ジェラルド
ジェラ「せい! はっ!! やっ!!」
ローエン「は!! はっ!! せいやぁっ!!」
男「お疲れ様。差し入れを持ってきたよ」
ジェラ「あっ、先生!!」
ローエン「む、人間か」
男「一応先生だからね」
ジェラ「いつもありがとうございます」
男「これ。さっき屋台で買ったシュークリーム」
ジェラ「! 僕、シュークリーム好きなんですよっ!」
ジェラ「ローエンさんも甘いもの好きですよね?」
ローエン「………………」
ジェラ「ローエンさんも好きなんですよ」
男「無言でこっち睨んでるんだけど」
ジェラ「あ、もしかしてこれ秘密でした?」
ローエン「………………」ゴゴゴゴゴ
男「凄い目で見てるんだけど」
ジェラ「はむっ」
ジェラ「もぐもぐもぐ」
ジェラ「美味しいですっ」
男(美味しそうに食べるなぁ)
男(!!)
ジェラ「甘いものは、幸せですっ」
男(ジェラルド君の口元にクリームがついてる)
男(どうしよう)
1.口で舐めとる
2.指で拭う
3.指摘する
>>433
2
男「ジェラルド君、口元についてるよ」スッ
ジェラ「!!」
ジェラ「お恥ずかしいです///」
ジェラ「シュークリームが美味しかったので、つい」
男「はは、美味しく食べてもらって買ってきたかいがあったよ」
ジェラ「あの、先生」
ジェラ「僕、お返しできることあんまりありませんけど、一生懸命勉強するので」
ジェラ「これからもよろしくお願いしますっ」
男「これからもよろしく。また甘いもの持ってくるからね」
ローエン「………」モグモグモグモグモグ
男「ローエン君もお気に召したようだし」
ローエン「こ、これは効率の良い栄養補給なのだ」
男「じゃあ今後も甘いものもってこよう」
ローエン「………………うむ」
ジェラルド 【好感度 24】
~20週~
ヒョウカ「お邪魔します」チマッ
男「あ、君は風紀委員の。どうしたの?」
ヒョウカ「最近学園内が平和なのです」
男「良いことじゃないか」
ヒョウカ「あれだけ学園を騒がせてた犯人がぴたりと悪行を辞めるのは些か怪しい限りですが」
ヒョウカ「これを機に、手が空いたので風紀委員で訓練を行っているのです。しかし少々人数が足りず」
ヒョウカ「戦いができる人を探しているのですが、そのような人はいないでしょうか」
男「戦いかぁ。それなら」
>>437
ヒヅキ
男「いつも通りヒヅキさんだけど」
ヒョウカ「すみませんが得物を使うのはご遠慮ください」
ヒヅキ「………駄目か?」
ヒョウカ「危険ですので」
ヒヅキ「………」ジーっ
男「こっち見られても困るよ」
ヒヅキ「本当に、駄目か」
ヒョウカ「はい」
ヒヅキ「………」ションボリ
男(いつも通りの無表情だけど、なんだか雰囲気が落ち込んでいるような)
ヒョウカ「では、始めましょう」
>>439【コンマ92以下で成功】
よゆう
ヒョウカ「今回犯人役を買って出てくれたヒヅキさんです。拍手を」
パチパチパチ
ヒョウカ「ではヒヅキさんを犯人と思い、徒手空拳での制圧を」
ヒヅキ「しっかり……抵抗する」
ヒョウカ「そこそこでお願いします」
ヒョウカ「ではまず少年から行きましょう」
少年「俺ですか!?」
ヒョウカ「はい」
クロ「頑張ってね、少年君」
少年「いや、俺はあんまり戦いとか」
カルラ「当たって砕けろ、少年」
少年「………えぇい! 頑丈だけが取り柄だけどやってやる!!!」
―――
――
―
少年「」ズタボロ
ヒョウカ「このような結果になるかもしれないので今日はしっかりと訓練するように」
少年「く、口で言えば、いいんじゃ」ガクッ
【成功】
貢献ポイント【13】
男「ミレイアさん。落ち着いて」
ミレイア「今、弟の悲鳴が聞こえた気がしたのよ!!」
男「気のせいだから」
サレム「どーどーどー、落ち着いてくださいミレイアさん」
リリ「るーるーるーるー。落ち着いてくださいミレイアさん」
ミレイア「動物扱いすんなぁっ!」バンッ
サレム「最近痛みに慣れてきた私」グハッ
リリ「テケは失敗したのでしょうか」ヌルリ
男「講義始めるよー」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>444
今日はここまで
風紀委員ってなんなんでしょうか
おやすみなさい
ブラコンミレイアすこ
リリ理系
【名前】ロア・ロールド
【種族】王蟲
【性別】女
【性格】
自称クール属性
前方先輩面
【特徴】
ありとあらゆる虫の特徴を兼ね揃える虫たちの王
ムカデみたいな長いしっぽがチャームポイント
【設定】
神出鬼没のみんなの先輩。かつては生徒会や風紀委員など多くの委員会を経験してきたが、今は一応番長連の一員。
絶滅危惧種の肉食貴族。後輩を可愛がるが先輩面してくる。
なんか昔から学園にいる、学園謎お姉さんの一人で顔が広い。
お茶会好きで度々不特定多数に招待状を送り付ける。
中核となる人格は存在するが、彼女は個にして群であり群にして個な生命体。
そのため老化していく体を新しいものに取り換えることができ、実質的不死である。しかしそのテセウスの舟的不死ゆえに過去の彼女と今の彼女は同一かというパラドックスをもつ。
【メインキャラクター】
男(>>2)
メイド(>>2)
ベルスタシア(>>3)
ジェラルド(>>3)
サレム(>>3)
ルーティ(>>4)
プライヤ(>>4)
ロウェナ(>>4)
ミレイア・ロード(>>4)
リリ(>>5)
ヒヅキ(>>5)
【サブキャラクター】
アータル・オルファン(>>6)
少年(>>6)
少女(>>6)
マリア?(>>6)
ミーシャ(>>6)
マナ(>>7)
エリザベス(エリー)(>>7)
R-10(>>7)
ニースラント(>>8)
アリレウス(>>8)
イルミ(>>8)
ヒダン(>>8)
オルレアン(>>9)
バジロウ(>>9)
ノヘジ(>>9)
セフィム(>>10)
ディーピカー(>>10)
クチナワ(>>10)
リンネ(>>10)
シェンメーイン(>>11)
イヅナ(>>11)
ソロ(>>11)
モマ(>>11)
ヒョウカ(>>12)
リューン(>>12)
フラジール(>>12)
ルーク(>>12)
セリカ(>>13)
コタロウ(>>13)
ハナヨ(花代)(>>13)
ペレグリン(>>14)*
ローエン(>>14)
シノ・サトミ(信乃・里見)(>>14)
シバエモン(>>15)
タタラ オソラヤマ(恐山 多々良)(>>15)
ベリア・ゴエティア(>>16)
セラフ・ロートシルト(>>16)
オルキヌス・オルカ(>>16)
セルリア(>>17)
クレル・アークフォード(>>17)
ヤツカ(>>17)
エヴァ・ゴエティア(>>18)
リーゼ・オルカ(>>18)※
スザク・アークフォード(>>33)
ナタリー・シルヴァ(>>19)
クロ(>>19)
カルラ(>>19)
ワルフ・クライム(>>19)
ビクト(>>19)※
ロザリア(>>20)
エンプーサ(>>20)
リリス・セクトニア(>>20)
レーナ(>>20)
ベールクレア(>>21)
アマネ(>>21)
コダマ(>>21)
マユ・ヤマイ(>>21)
ジャンヌ・メトレス(>>22)
ライオ・キング(>>22)
レイン(>>22)
モモ(>>22)
グレゴリー(>>23)
ティファ・ロートシルト(>>33)
リバーシー(>>23)
ラインメハオ(>>23)
オー・クラッペン(>>23)*
リリー・ガブリエラ(>>24)*
オルタネート(>>24)*
エグゾセ・リゲイアー(>>24)
フー(>>25)
プライド・ルーデベルト(>>25)※
八卦院 空子(はっけいん そらこ)(>>375)※
ロア・ロールド(>>449)※
ヒヅキ【魔術 276】
ベルスタシア【魔導 216】
ジェラルド【魔術 175】
サレム【理系 308】
ルーティ【理系 166】
プライヤ【魔導 647】
ロウェナ【魔術 134】
ミレイア【文系 186】
リリ【魔術 302】
~20週 土曜日~
ワルフ(俺はワルフ、ワルフ・クライム)
ワルフ(生徒を守護る孤独な狼だ)
ワルフ(今日も今日とて街を見回りしていると………あれは)
ルーク「可愛いお嬢さん、俺と一緒にカフェでもいかがかな? 絶品デザートを出す行きつけの店があるんだ」
モモ「は、は!? 私のこと言ってんの? そりゃあ私は可愛いけどさぁ」
ルーク「さぁいこうすぐいこう、今すぐ人気のないところに!!」
ワルフ(強引なナンパ! 許せない―――)
ポンッ
ルーク「ん、誰だ俺の肩を叩くのは」
セリカ「ルーク様?」
ルーク「」
モモ「っ! さっいてー、彼女いる癖にナンパとかまじありえないし!」
セリカ「ふふっ。ご迷惑をおかけしました。お詫びに、これを」
モモ「! これジョゼットテイラーの商品券じゃん! やったー!」ピョンピョン
セリカ「さぁ、行きましょう、すぐイきましょう、人気のないところで」グイグイ
ルーク「」ズルズルズル
ワルフ(………今日も生徒の平和は守られた!!)
男「メイドちゃんより早く起きるなんて珍しいな」
男「よし、今日の朝ごはんは僕が作ろう」
男「あ、今日の予定はなんだったかな」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>454
2ルーティ
男「………また女装かぁ」
男「でも、仕方ないよね」
男「いつも同じ服じゃいけないと思って買い足した女性服………見てると死にたくなるなぁ」ガサゴソ
男「うぅ………」
男「誰か知ってそうな人は」
男「あ」
クロ「こんこーん、こんにちは。んー以前ここでお会いしたことがあるかな?」
男(たしか風紀委員の人だ)
男「えっと、人探しをしてて」
男「ルーティさんって知ってますか?」
クロ「………」
男「あ、あの?」
クロ「あぁ、えっと知らないなぁ。ごめんね」
男「………」ジッ
>>458【コンマ30以下】
はい
男「そうですか。見かけたら教えてくださいね」
クロ「わかったよ”ルーティさん”を見つけたら教えてあげるって約束するよ」キランッ
男「ありがとうございます」ペコッ
男(ルーティさん、どこにいったんだろう)
~20週 日曜日~
ガラガラ
ミーシャ「あ、マリアさんマリアさん」
マリア「なによ、私二日酔いで頭が痛いのよ………」
ミーシャ「お客さんですよ。ほら」
マリア「誰よ、病弱美少年ならだいかんげ………」
「こんにちは」ニコニコ
マリア「帰りなさい、リリー」
リリー「そんなこと言わないでくださいよ。白衣の天使同士じゃないですか」
マリア「あんたは天使かもしれないけど私はサキュバスなの」
リリー「生徒を救う貴方は誠の天使ですよ」ニコニコ
マリア「気に入った男しか救わないわよ」
リリー「女生徒の悩みを解決してあげた、と耳に入っております。貴方のその謙虚な姿勢が私は好きですよ」
ミーシャ「謙虚」ブハッ
マリア「うるさいわよこのドラん猫!!」
リリー「美味しいケーキをいただいたので一緒にどうでしょうか」
マリア「一人で食べればいいじゃない。美味しいなら。あんた貧乏でしょうが」
リリー「一人で食べれば胃袋は満たされます。しかし分け与えれば心が満たされます」
リリー「私は神が私にケーキを与えたもうたように、誰かにケーキを与えるのです」
マリア「それでなんで私なのよ」
リリー「私は貴方が好きですから」ニコニコ
マリア「………ミーシャ、お茶」
ミーシャ「わかりました。3人分ですね」
マリア「一緒に食べようとしてんじゃないわよ」
リリー「ミーシャさんの分もありますよ」
ミーシャ「リリーさんは優しいですね。それに比べて」チラッ
マリア「なに見てんのよ」
ミーシャ「別に?」
リリー「ふふふ、仲がよろしいようで」
男「ケーキだ」
メイド「リリさんからです」
男「そうなの? じゃあ一緒に食べようか」
メイド「はい」
モグモグモグモグ
男「………模範的な味がするね」
メイド「美味しいですね」
男「御馳走様。よし、それじゃあ」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>462
3エグゾセにルーティのこと聞いてみる
男「そういえばルーティさんのこと知ってそうな子がいたな」
男「ルーティさんと似てないって言ってたし」
男「探してみよう」
―――
――
―
エグゾセ「………」スタスタスタ
男「あ、いたいた」
エグゾセ「あん? どっかで見た顔だな」
男「聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
エグゾセ「…手短に済ませ」
男「ルーティさんがどこにいるか知ってるかい?」
エグゾセ「………俺はルーティがどこにいるか知らねぇ」
男「本当?」
エグゾセ「………」
>>464【コンマ40以下】
a
エグゾセ「本当に知らねぇし、知ってても言えねぇな」
男「それって」
エグゾセ「じゃあな!」タタタタタッ
男「ちょっと! 待って!!」
エグゾセ「………」クルッ
エグゾセ「もしルーティの事を大切に思うっていうんなら」
エグゾセ「誰よりも、何よりも大切にするって誓うんなら、その時は教えてやるよ」
エグゾセ「じゃあな!」タッタッタッタ
男「………エグゾセ君は、ルーティさんと一体どんな関係があるんだろう」
~21週~
男「リリさん。ケーキありがとうね」
リリ「貴方様に喜んで欲しかったのです」
男「今度お返しをするよ」
リリ「そんな。テケはテケの欲求を満たすためですので」
リリ「食事睡眠自慰と変わりません」
男「けふっ、けほっけほっけほっ」
男「り、リリさん。女の子がそんなこといっちゃいけないよ」
リリ「? そんなこと、とは」
男「今度リリさんとじっくり話し合う必要がありそうだ」
男「さて、今週は」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>469
男「さて、今週は」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>469
今日はここまで
更新できなくてすいません
安価下
ヒヅキ【魔術 292】
ベルスタシア【文系 242】
ジェラルド【理系 151】
サレム【文系 322】
ルーティ【運動 34】
プライヤ【魔導 660】
ロウェナ【理系 199】
ミレイア【文系 201】
リリ【魔導 299】
~21週 土曜日~
「このような所で何をなさっているので?」
エグゾセ「わかんだろ。甘いもん食べてんだよ。お前も食うか、リーゼ」
リーゼ「いえ私は結構。しかし貴方のような方が護衛も付けずに一人とは」
リーゼ「狙われてしまいますよ?」クイッ
エグゾセ「………んだ、やんのか?」
リーゼ「いえ、ただ私は忠告しただけですよ」
エグゾセ「まぁいい。んで、あいつの様子はどうだ?」
リーゼ「見張らせていますが特に目立ったことはありませんよ。大人しく部屋に籠られてます」
エグゾセ「ならいい。ほら、食えよ」
リーゼ「私は結構。しかしなぜあの人を監視しなければならないのです?」
エグゾセ「…理由は知らなくていいよ。本家の話だ」
リーゼ「そうですか」
エグゾセ「ん、美味いなこれ。おい、口開けろよ」
リーゼ「しつけぇぞてめぇ!! ………こほん、失礼」
リーゼ「甘いものは苦手ですので。失礼します」
エグゾセ「うまいのになぁ」
男「買い物も済んだし」
男「さて今日は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>481
2 サレム
男「帰って読書でも~」
サレム「どうも、僕です」
男「あれ、サレム君だ」
サレム「ちょっと困ったことになりまして、お手伝いしていただけませんか」
男「構わないけど、どうしたの?」
サレム「どうやら最近つけられている気がするのです」
男「え、誰に?」
サレム「分からないから怖いのです!」
男「気のせいでは?」
サレム「違います。以前ゴミを出したときの話です」
サレム「間違って捨てたものがあったので回収しに戻ったところ」
サレム「なんとゴミ袋を一度開けた形跡があったのです!!」
男「…気のせいじゃない?」
サレム「気のせいではないのです」ガシッ
サレム「どうかお助けください!!」グイグイ
男「わわわ、わかったよぉ」ガクンガクン
サレム「これが僕の家なのですが」
ジーッ
男「?」
サレム「どうかされました?」
男「今、誰かに見られてたような」
サレム「!! お、驚かなさいでください」
男「誰もいなかったから気のせいだとは思うけども」
男「ところで僕は何をすればいいの?」
サレム「僕は家にいるので、隠れて見張っててください」
サレム「怪しい人がいたら止めてください」
男「人選ミスじゃないかなぁ」
サレム「とにかくお願いします!」グイングイン
男「わわわ、わかったよぉ」ガクンガクン
男(ってことで木箱に入ってサレム君の家を監視してるけど)
男「………暇だなぁ」
男「! 誰かが」
クチナワ「………」キョロキョロ
男(たしかサレム君の知り合いの)
クチナワ「………」ガチャガチャ
クチナワ「………」ムッ
クチナワ「………」つピックングツール
男「!?」
クチナワ「………」カチャカチャ
男「待ったぁ!!」
クチナワ「!」ビクッ
クチナワ「………」アワ アワワ
クチナワ「!!!」トテテテ
男「ちょっと待って!」ギュッ
クチナワ「!?!?」
クチナワ『なにかごようですか』
男「今、サレム君の家の鍵、こじ開けようとしてなかった?」
クチナワ『気のせいです』
男「しっかり見てたから。道具もあったよね」
クチナワ「………」ウルウル
男「なんで、そんなことしたの?」
クチナワ『ちゃんと、理由があります』
男「理由?」
クチナワ『サレムさんの事が好きです』
クチナワ『サレムさんに害することはしません。だから見逃してください』
男(害することはないって。いささか行動が強引のような気がするけど)
男(どうしよう)
1.見逃さない
2.見逃す
>>485
2
男「あんまりサレム君の迷惑にならないようにね」
クチナワ「………!」
クチナワ『いいのですか?』
男「君がサレム君の迷惑にならないって信じるからね」
男「良く一緒にいるの見かけるし」
クチナワ『あれはストーキングしてるだけです』テレテレ
男「………」
男「信じるからね?」
クチナワ『ありがとうございます』
男(はたして信じてよかったのだろうか)
クチナワ(これで、もっとやりやすく)ニタァ
男「クチナワさん?」
クチナワ「!」
クチナワ『それでは』ペコリ
トエテテテテ
男「サレムくーん」
サレム「ひぃ!」
男「僕だよ僕」
サレム「はぁ、先生でしたか」
男「誰もいなかったよ?」
サレム「ですがさきほど扉をこじ開けるような音が」
男「きのせいだよ」
サレム「気のせいですか?」
男「きのせいだよ」
サレム「………疲れているのでしょうか」
男「きっとそうだよ」
サレム「ありがとうございます。それでは私はもう休もうと思います」
男「うん。また来週ね」
サレム「今日はありがとうございました」
男「またなにかあったら頼ってよ」
サレム「はい」
男「それじゃ」
サレムの好感度【28】
サレム「やはり最近疲れているのでしょうか」
サレム「気を張り詰めすぎたかもしれませんね」
サレム「今日はもうやすみましょう」ヨッコイショ
サレム「ふぅ」
サレム「………」Zzzz
「<○> <○>」
~21週 日曜日~
サレム「………顔が濡れている」
サレム「最近湿度が凄いのでしょうか」
サレム「プライヤ君に頼んだらなにか作ってくれますかね」
サレム「さて朝ごはんを作ってきましょうか」バタンッ
「<○> <○>」
クチナワ(サレムさんのベッド。温かい)ペタペタ
クチナワ「………」ピョン
クチナワ「………」ゴロゴロゴロ
クチナワ「………」ニタァ
男「今日は何をしようか」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>493
2ロウェナ
ロウェナ「デートしよ!」ニョロン
メイド「!!」
男「びっっっっくりしたぁ!!」
ロウェナ「テヘりんこ!」
男「またどこかに出かけるんですか?」
ロウェナ「遠くに行きたいの。遠くに」
ロウェナ「汽車にのってどこか遠くへ行こうよ」
男「いや、無理ですよ」
ロウェナ「むぅ。じゃあテストが終わったらご褒美に皆で旅行だね!」
男「勘弁してください」
ロウェナ「ちぇー」
ロウェナ「じゃあ近所でいいよ」
男「なぜいちいち僕なんですか」
ロウェナ「んーま、秘密♪」
男「まぁいいですけど」
ロウェナ「おっほん、君にはお世話になってるね」
男「まぁ、お世話してる気はしますよ」
ロウェナ「歯におしゃれしろい!」
男「…歯に衣を着せろ?」
ロウェナ「そうそれ! たぶんそれ!!」
男「それで、いきなりどうしたんですか?」
ロウェナ「ぼくの願いを何か一つ叶えてあげるよ」
ロウェナ「今日のロウェナさんは悪霊じゃないからね」
ロウェナ「何がいい?」
男「いやいや、いきなり」
ロウェナ「こんなことするのキミだけなんだからね」
ロウェナ「それで、どうするんだい?」
男「………僕は」
男「>>497」
ルーティの授業以外の行方や様子を知りたい
ロウェナ「んー、いいけど」
ロウェナ「どっちの”ルーティ”?」
男「?」
ロウェナ「面白いよね」
ロウェナ「自分が二人いるってどんな気分になるんだろう」
ロウェナ「ロウェナさんは一人だからさ。ん? たぶん一人だよね?」
男「ロウェナさんが二人いたらたまりませんよ」
ロウェナ「いやんエッチぃ」
男「ところでロウェナさん。ルーティさんが二人って?」
ロウェナ「え? いるじゃん。二人」
ロウェナ「???」
男「えっと」
男「すいません。僕にはわかりません」
ロウェナ「ま、いいや、適当にお姉さんがやってあげるよ」
ロウェナ「感謝したまえよー」
男「よくわかりませんがありがとうございます」
ロウェナ「それじゃ、さっそくいってくるよー」ドロンッ
ロウェナ「いいなールーティちゃん」
ロウェナ「先生に心配してもらっちゃってさー」
ロウェナ「先生は、私のこと、心配してくれないのかなぁー」
ロウェナ「嫉妬、しちゃうよねー」
ロウェナ「あ、見つけた」
ロウェナ「おーい、おぉーい」
ルーティ「!! わわっー、ロウェナさんだー!」
ロウェナ「おいっすー」
ルーティ「おいっすー☆」
ロウェナ「ねぇねぇ、ちょっと質問あるんだけどさ」
ルーティ「なに? スリーサイズは流石に恥ずかしいけど」
ロウェナ「もう一人のルーティちゃん、どこ?」
ルーティ「………」
ロウェナ「もう一人のルーティちゃん探してるんだよね」
ルーティ「っ!」タタタタ
ロウェナ「ちょっと待ってよー!!」フワフワ
ルーティ「!!!」シュタタタタタタ
ロウェナ「先生がもう一人を探してるんだよー」
ルーティ「っ!」キキィッ
ルーティ「ロウェナさん」ニコッ
ロウェナ「なぁにかな?」
ルーティ「―――――、だよ」
ロウェナ「………そっか」
ロウェナ「じゃあいいや」
ルーティ「それじゃ、また明日だね」ニコッ
ロウェナ「また明日」ニコッ
ロウェナ「おーい、先生君やーい」
男「あ、おかえりなさい。ロウェナさん」
男「どうでした?」
ロウェナ「このロウェナさんの目をしても見つけることはできなかったよ」
ロウェナ「残念残念。許してくれたまえ」
男「別にいいんですよ」
男「でもロウェナさんが僕のためになにかしてくれようとしたことは嬉しいです」
男「ありがとうございます」
ロウェナ「ありがとうございますって、そんなお礼言われるようなことじゃないよ」
ロウェナ「えっと、それじゃあねっ」ドロンッ
男「あ、ロウェナさん」
男「消えちゃった」
ロウェナさんの好感度【65】
~22週~
ミレイア「ほら、ちょっとしゃがみなさい。ネクタイが曲がってるわよ」
少年「すみません。姉さん」
ミレイア「服装が乱れてればあんたを知らないひとはあんたをそういう人間として見るんだから、注意しなさい!」
少年「姉さんの顔に泥を塗らないように、気を付けます」
ミレイア「違うわ。あんたがそういう人間として見られることが私は耐えられないの」
ミレイア「だから、お願いだから気を付けてちょうだい」
ミレイア「あんたは私の自慢の弟なんだから」
少年「姉さん………」
ジェラルド「仲がいいですねぇ」
男「だねぇ」
男「ジェラルド君に兄弟はいるの?」
ジェラルド「いますよ、一人」
ジェラルド「この学園に通ってます」
男「へぇ。そうなんだ」
ジェラルド「まぁ、あまり会いませんけどね。僕と同じデュラハンなのでわかりやすいと思いますよ」
男「さて、今週は」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>504
サレム魔術
ヒヅキ【魔術 309】
ベルスタシア【魔導 229】
ジェラルド【理系 164】
サレム【魔術 89】
ルーティ【運動 52】
プライヤ【魔導 672】
ロウェナ【文系 208】
ミレイア【魔術 208】
リリ【魔術 313】
~22週 土曜日~
クロ「やぁ、ヒフミさん。何を見てるんだい?」
ヒフミ「! いや、ただぼーっとしていただけだよ」
クロ「そうなんだ。そうだ、暇なら一緒に」
ヒフミ「すまないね。私はちょっと人が多いところが嫌いなんだ」
クロ「それなら貴方の家になにかお土産をもっていきますよ。少しお喋りをしませんか?」
ヒフミ「それなら。でもいいのかな?」
クロ「はい。構いませんよ」
ヒフミ「それでは楽しみにしているよ」
クロ「待っててくださいね」ニコッ
マリア「なにキョロキョロしてんのよ」
ミーシャ「今、誰か見てる気がしたんです」
マリア「あんたみたいなチンチクリンだれも見てないわよ。見るならこの私でしょ」
ミーシャ「あぁ、不審者」
マリア「ぶつわよ?」
男「わー、似合ってるよメイドちゃん」
メイド「本当、ですか?」
男「うんうん」
メイド「でも、いいのですか。こんな良い服貰っちゃって」
男「いいんだよ。メイドちゃんのために買ったんだから」
メイド「………うれしい、です」ギュッ
男(言えない。サイズが合わない奴を間違って買ってしまっただなんて)
男「あ、それじゃあ僕は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>609
今日はここまで
あけましておめでとうございます
ジェラ「先生!! 先生っ!!」
男「ど、どうしたのジェラルド君!!」
ジェラ「な、なんか強い女の子がやってきて」
男「やってきて?」
ジェラ「ローエンさん倒して逃げましたっ」
男「!?」
男「それで、ジェラルド君は大丈夫だったの?」
ジェラ「僕は、弱いですから…」
男「その子ってどんな子?」
ジェラ「えっと、人間だと思います……多分」
ジェラ「ギザギザしてる歯で笑いながら、いきなり襲い掛かってきて」
ジェラ「ローエンさん倒したあとに」
ジェラ「あ、間違えた」
ジェラ「って言ってました」
男「人間違いでやられたんだね」
ジェラ「………なにがなんだか」
少女「あ、見つけた」
ジェラ「」
少女「ごめん、間違えたからお詫びにこれを」つプリン
ジェラ「」
男「あの、君がローエン君を」
少女「事故だから。あれは事故だから」
男「それで、なんでローエン君を?」
少女「ちょっと売られた喧嘩を買ってました」
少女「ら、間違えました」
少女「これ、お詫び」
少女「じゃ!」スタコラ
男「………なんなの?」
ジェラ「なんなんでしょう」
ガラガラ
マリア「あら、タイプが二人も」
男「ローエン君、どこですか?」
マリア「そこで寝てるわよ。それより」
ジェラ「ローエンさんに、これ」
マリア「美味しそうなプリンね」
マリア「しかしなんなのかしら。最近いきなり怪我人増えたけど」
マリア「おかげでミーシャの救急魔導人形遊撃部隊が大忙しよ」
ジェラ「さぁ、何が起きたんでしょうか」
男「さぁ、なんなんだろうね」
ジェラルドの好感度【26】
~22週 日曜日~
………潮騒
………土の中
………いっぱい
………声と音
………痛み
………泣き声
………痛み
………潮騒
………浮き上がって
………痛み
………混ざる
………浮き上がる
………冷たい
………あの子の声
………私じゃない声
………痛み
………混ざる
………痛み
………混ざる
………混ざる
………混ざる
………混ざる
………痛み
………混ざる
………潮騒
………肌に張り付く砂
………声
………声
………声
………緑色
………泣き顔
「………え」
………驚き顔
「――――――」
「………違う」
「―――――?」
「あなた、誰よ」
………拒絶
男「これ、美味しいね」
メイド「リリ様から教えていただきました」
男「なんなの、これ」
メイド「なんでしょうか」
男「なにでできてるの?」
メイド「知らないほうが良いかと」
男「!?」
男「…まぁ、いいか」
メイド「ご主人様。今日のご予定は?」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>523
1 サレム
サレム「はい! 今日はお勉強ですね!」
男「物分りがよくて助かるよ」
サレム「それで、今日は一体なんの勉強を」
男「今日はね」
>>526
何を教えるか書いてないから>>524かな?
サレム「魔導は苦手ですね」
男「知ってる。だけど苦手だからこそやらなきゃ」
サレム「もっぱら魔術関係は苦手です」
男「リリさんは逆なのになぁ」
サレム「私はリアリストなので」
男「魔術が存在することも現実だよ」
サレム「物理法則を無視しています」
男「そりゃあ物理法則関係ないからね」
サレム「面妖ですよ、これは」
男「勉強すればわかるから。さぁさぁ」
サレム「教師の人は皆そう言います」
男「そりゃあ皆そうしてきた人だからね」
サレム「このような知識がなんの役に立つというのでしょうか。社会にでるときにもっと必要な知識が」
男「ここ学校だから。そういう人達が集まる場所だから」
サレム「私は親に無理やり入れられましたが」
男「はい教科書開いて」
サレム「私はもっと人のためになろうとしていたのですが」
男(迷惑だったんだろうなぁ)
サレム 【魔導 69】
~23週~
男「来週はテストだけど」
ミレイア「ミレイアちゃんなら準備万端よ」
男「今さらだけど皆偏ってるんだよね」
ミレイア「ビシッと言ってあげなさいよ」
男「誰も僕の言うこと聞かないから………」
ミレイア「まぁ、なよなよした情けない男の言うことなんて聞かないわよね」
男「そこまで言う?」
ミレイア「客観的に考えてみなさい」
男「………その通りかもしれない」
ミレイア「それに仲良くならないと言うことなんて聞いてもらえないわよ。モチベーションも変わるし」
ミレイア「鞭で叩く前に飴をあげる。これが私の人生経験上での正解よ」
ミレイア「飴だけもらって逃げるやつには鞭より酷いことするけどね」
男「なにするの?」
ミレイア「聞きたいの?」
男「やめとくよ」
ミレイア「あら残念。でも賢明ね」
男「それでは、今週は」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>532
ジェラルド理系
ヒヅキ【魔術 324】
ベルスタシア【魔術 228】
ジェラルド【理系 182】
サレム【理系 321】
ルーティ【理系 184】
プライヤ【魔導 685】
ロウェナ【魔術 151】
ミレイア【魔導 187】
リリ【魔導 321】
~23週 土曜日~
ニース「この時期は図書館が混んでくるね」
ベール「だからってなんで私の部屋にくるのよ」
ニース「追い出されたから?」
ベール「理由になってないわ」
ニース「一応司書もどきだからねー」ゴロンゴロン
ベール「知らないわ」
ニース「邪魔しないからさぁ」
ニース「安眠させてよ」
ベール「知らないわ」
ニース「ぐぅ、すやすや」
ベール「………廊下に出しておきましょう」
ニース「むにゃむにゃぁっ」ダンコォォ
ベール「っ! 動かない………っ!!」
ニース「もやしに動かせるほど、私の怠け癖は軽くないよっ」キョヒィィィ
ベール「はぁ、はぁ、はぁ、出ていきなさいぃぃぃぃぃ」
ニース「むむむむむむ」ゼッタイィィィ
ベール「はぁ、はぁ、はぁ、もう、いいわ、部屋の隅で転がってなさい」
ニース「ソファーもらうよー」グッスリ
ベール「………合法的に処分する方法ないかしら」
男「さて、今日はどうしようかな」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>537
3全員で勉強会
男「来てくれたんだ」
ルーティ「まぁね!」
ロウェナ「私が誘いました」
男「えっと、ルーティさんは」
ロウェナ「よーし! 勉強会始めるぞー!!」
リリ「つまめるものを作ってきました」
サレム「私だって作りました」
ヒヅキ「………」ガシッ モシャモシャ
サレム「あぁ! 鷲掴みではなく親指と人差し指でつまんでください!!」
ジェラ「プライヤさん、魔導について教えてもらってもいいですか?」
プライヤ「構わないぞぉ。魔導はオイラの独壇場だからなー」
ミレイア「? あんたどうしたの?」
男「なんでもないよ。勉強を始めようか」
ヒヅキ【魔術 338】
ベルスタシア【魔導 243】
ジェラルド【魔導 203】
サレム【文系 334】
ルーティ【理系 202】
プライヤ【魔導 698】
ロウェナ【魔導 124】
ミレイア【魔導 202】
リリ【魔術 326】
~23週 日曜日~
男「ルーティさんがおかしいってことは分かってる」
男「だけどなんなのかが分からない」
男「なにか隠されているようだけど………」
男「それにロウェナさんも最近おかしい」
男「ときどきぼーっとしたりして」
男「変なことを言うし。いや変な事言うのはもとからだけど違うベクトルの変なことを言うし」
男「ときたま僕を殺そうとするのは本気なんだろうか」
男「あと、ごくたまにだけどヒヅキさんもおかしいような気がする」
男「なにがおかしいかはわからないけど」
男「………いったいどうなってるんだろう」
男「まぁ、教師の僕が深く突っ込むことでもないけどさぁ………」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>542
ルーティとロウェナのセリフが入れ替わってる気がしたけど気のせい?
安価は1プライヤ文系
プライヤ「~♪ よーし、ここをこうすれば」
男「あっ、見つけた!!」バンッ
プライヤ「うわぁっ」ビクッ
パンッ プスンプスン
プライヤ「お、オイラの発明が~」
男「あ、ごめん」
プライヤ「い、一体なんのようだぁ?」
男「プライヤ君は魔導以外の成績が著しく悪いから補習だよ」
プライヤ「え?」
男「さぁさぁ」
プライヤ「ちょ、ちょっと待ってぇ。オイラは今忙しくて」
男「なにやってたの?」
プライヤ「オイラの新発明。大人を子供にする装置だぞぉ!」
男「じゃ、勉強しようか」ズルズル
プライヤ「無慈悲なぁ」
>>544
コンマか
~24週~
男「今日はテストの日です。結果が悪いと僕のお給料下がっちゃうんで、というかクビになるんで頑張っていただけると幸いです」
ロウェナ「クビになったらおねーさんと楽しく暮らそうぜぇ!」
男「それ、僕生きてる事前提ですか? いや、クビになりたくないんです」
ベル「そこそこに頑張るよっ」
ルーティ「みゃはは、もし成功したらなにか奢ってくれるんですか?」
男「高いものでなければ」
プライヤ「あまいもの! 甘いものがいいぞぉ!」
ヒヅキ「………」ジュルリ
ジェラ「僕たちは、普通に頑張りましょうか」
サレム「私は先生のために本気を出すのみです」
リリ「はい、その通りです」
レイン「それじゃあテストを始めますわよぉ」
レイン「難易度は【200】 ちゃんと勉強していれば余裕ですわよねってくらいですわねぇ」
ヒヅキ【理系】【文系】【魔術】【魔導】
ベルスタシア【理系】【文系】【魔術】【魔導】
ジェラルド【理系】【文系】【魔術】【魔導】
>>549
サレム【理系】【文系】【魔術】【魔導】
ルーティ【理系】【文系】【魔術】【魔導】
プライヤ【理系】【文系】【魔術】【魔導】
>>550
ロウェナ 【理系】【文系】【魔術】【魔導】
ミレイア【理系】【文系】【魔術】【魔導】
リリ【理系】【文系】【魔術】【魔導】
>>551
二つ選ぶわけじゃないのか
コンマ
クビになったらどうなるんや
もう一回
すいません、4教科中2教科を選んでコンマで判定します
ヒヅキ【理系】【文系】【魔術】【魔導】
ベルスタシア【理系】【文系】【魔術】【魔導】
ジェラルド【理系】【文系】【魔術】【魔導】
>>553
サレム【理系】【文系】【魔術】【魔導】
ルーティ【理系】【文系】【魔術】【魔導】
プライヤ【理系】【文系】【魔術】【魔導】
>>554
ロウェナ 【理系】【文系】【魔術】【魔導】
ミレイア【理系】【文系】【魔術】【魔導】
リリ【理系】【文系】【魔術】【魔導】
>>555
ヒヅキ 文系 魔術
ベル 理系 魔導
ジェラ 文系 魔導
文系 魔術
サレム 【理系】【文系】
ルーティ【文系】【魔術】
プライヤ【理系】【魔導】
ヒヅキ【文系】不合格【魔術】 合格
ベルスタシア【理系】不合格 【魔術】合格
ジェラルド【文系】不合格 【魔導】合格
サレム【文系】合格【魔導】不合格
ルーティ【文系】合格【魔導】不合格
プライヤ【理系】不合格【魔術】不合格
ロウェナ【理系】合格【文系】合格
ミレイア【魔術】合格【魔導】 合格
リリ【魔術】合格【魔導】合格
合格数 9/18 評価 C
レイン「もうちょっと頑張れるでしょう?」
レイン「頑張ってくださいよぉ。人の不幸は気持ちよくなれませんわぁ」
【貢献ポイント 16】
~24週 土曜日~
イヅナ「どうだ?」
少年「うん、美味い」
イヅナ「前と比べてどうかって聞いてんだよ」
少年「具が変わってるな」
イヅナ「そりゃそうだ。変えてどうかって聞いてんだ」
少年「美味い」
イヅナ「参考にならねぇぞおらぁ!!」
少年「俺は大体何食べても美味しく感じる人間なんだ。諦めてくれよ」
イヅナ「にしても語彙力がなさすぎだろ」
少年「感想とかならもっと適任がいるだろ、バジロウとかな」
イヅナ「おう、次からそうするわ。で」
イヅナ「さっきから気になってたんだけどよぉ、背中についてる白くて小さいのなんだ」
少年「は? なにが、うおぉ!?」
「のっぺり」
イヅナ「孤児院のガキじゃねぇか」
少年「なんでいるんだ?」
「みかけた」
少年「いや、なんで俺の背中に………あー、服がべとべとだよ」
「もっちょり」
少年「はぁ、オルレアンのところにつれてかなきゃな」
イヅナ「お前、もうちょっと動じねぇのかよ」
男「山場は越えたけど………越えたのかなぁ」
男「これからは研究に没頭したいけど、今日は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>563
今日はここまで
なにかと色々間違えてしまい申し訳ありません
好感度上げて勉強して貰わなな
2プライヤ
プライヤ「ほいさっ」ブンッ
男「あぶなっ、いきなり何!?」
プライヤ「口を開けてほしいぞぉ」
男「いきなり口の中に何かを押し込めようとしてきた人の要求はのめない」
男「…それ、なにさ」
プライヤ「自白剤、もとい本音が駄々漏れになるけど体には一切の悪影響を及ぼさないラムネ菓子だぞぉ」
プライヤ「味にこだわった一品だぞぉ。誰かに食べさせたら面白いかなと思ってつくったんだぞぉ」
男「自分でも食べたんだ…」
プライヤ「さぁさぁ、口を開けて」グググッ
男「や、やめろぉっ」
1.プライヤの口に押し込む
2.力負けして口の中にねじ込まれる
3.通りすがりの>>572の口に放り込まれる
>>572
2
男「な、な、ぬわぁあああ」ゴクンッ
プライヤ「わくわく、わくわく」
男「………」
男「ふざけてんの?」
プライヤ「え?」
男「一応僕教師だよ? なのに皆僕のこと引きずりまわしてさぁ」
男「臨時教諭だし、まだ子供だからって思って我慢してるけどさ」
男「この仕打ちはないでしょ。教師を実験台にする? ねぇ」
プライヤ「ご、ごめんなさいだぞぉ」
男「僕の本音が聞きたいんでしょ? なにについて聞きたいのさ」
男「ルーティさんのこと? ロウェナさんのこと? それとも他の誰かのこと?」
男「面白おかしい話でも出てくると思った? 教師が生徒に対するいけない思いをぶちまける展開とでも思った?」
男「ねぇ、ねぇ、なんで黙ってるの?」
男「ねぇ」
プライヤ「ごごごごご、ごめんなさいだぞぉ」
男「これ、どうしてくれんの? 他の人が来たらどうするの? その人に隠してる事ぶちまけたらどうするの?」
男「言っとくけど僕だって色々溜まってるんだからね?」
男「で、どうするの?」
プライヤ「げ、解毒剤があるから、すぐに飲めばいいぞぉ!!」
男「じゃあ早く出しなよ。ねぇ」
プライヤ「は、はいっ」
―――
――
―
男「………」ズーン
アータル「どうした坊主」
男「生徒に、思いっきり言っちゃいけないことを言ってしまいました………」
アータル「ほー」
男「教師失格です」
アータル「教師っつーのは勉強を教えれればそれでいいんだよ。生徒がどうのこうのなんてことまで考える必要はねぇだろ」スゥ
アータル「聖職者じゃねぇんだ」プハァ
アータル「それ以上の事はただのサービスだから気にする必要なんてないんだぜ?」
男「いやぁ、プライヤ君をおびえさせてしまいました」
アータル「お前みたいな代表的お人よしがキレるならそれなりのことがあったんだろ。俺だったら舐めてるガキはしばき倒す」
アータル「手を出さなかっただけでも世間一般的には上出来じゃねぇの?」
男「そう、なんですかね」
プライヤの好感度【12】
~24週 日曜日~
ヒヅキ「………」グゥゥゥ
ヒヅキ「腹……減ったな」
ミレイア「あら、ヒヅキじゃない」
ヒヅキ「ミレイアか」
ミレイア「どうしたのよ、フラフラして」
ヒヅキ「腹が……減ったんだ」
ミレイア「肉屋にでもいけばいいじゃない。売ってるでしょ?」
ヒヅキ「金がない」
ミレイア「あんたどうやって生きてんの?」アキレ
ヒヅキ「………」グゥゥ
ミレイア「あーもう、お金貸してあげるから行ってくればいいじゃない! 倒れられても困るわ!!」
ヒヅキ「助かる」
少年「今日は天気がいいから、右手に財布を持ってでかけようかな」
メイド「行ってらっしゃいませ」
少年「メイドちゃんも行く?」
メイド「いいのですか?」
少年「僕と一緒なら滅多な事ないでしょ」
メイド「では、お供させていただきます」
少年「えぇっと今日は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>578
2リリ
男「良い買い物したなぁ」
メイド「これは、いい野菜です」
男「いつの間にそんな目利きを身に着けたの?」
メイド「ご主人様にもっと美味しいものを食べて頂きたくて勉強いたしました」
男「メイドちゃん」ジーン
男「それじゃあかえってさっそく人参ケーキを、あ」
メイド「ご主人様?」
男「リリさんがいる。なにやってるんだろう」
メイド「………なにも、してませんね」
男「うん、ぴくりとも動かないね。直立不動で」
男「行ってみよう」
メイド「はい」
リリ「………」
男「こんにちは、リリさん」
メイド「ご機嫌はいかがでしょうか。リリ様」
リリ「………」
男「リリさん?」ポンッ
リリ「!」
リリ「………」キョロキョロ
リリ「おはようございます、貴方様」
男「え? もしかして寝てたの?」
リリ「はい」
メイド「リリ様。このような所で寝てしまっては危険です」
リリ「危険? なぜでしょうか」
男「そりゃあ色々あるでしょ。ここらへんだって治安が良いとは言えないし」
男「リリさんは女の子なんだから殊更危険だよ」
リリ「………!」
リリ「皆さまの欲望を満たせるのであればテケは幸いです」
男「いやいやいや」
メイド「駄目です。駄目ですよリリ様」
リリ「………なぜそのような反応をされるのか。テケには理解不能です」
男「僕にはリリさんのほうが理解不能だよ」
リリ「テケはそのように作られたのです。それがテケの存在意義です」
男「それはリリさんのアイデンティティではないよ」
リリ「………困ります」
男「そうだ。今から人参ケーキを作るから僕の家にきなよ」
リリ「わかりました」
男「で、なんであそこで寝てたの?」モグモグ
リリ「睡眠しやすい環境でしたので」
男「家で寝なよ」
リリ「寮は引き払いました」
男「!?」
男「え、どこで暮らしてるの?」
リリ「適当な場所で過ごしております」
男「………頭痛い」
リリ「風邪でしょうか。風邪には十分な休息が」
男「そういうことじゃない」
男「困ったな……」
男「どうしようか」
1.ここに住まわせる
2.住居を紹介する
3.干渉しない
>>582
2
男「すぐに住める場所を探すからそこで暮らすこと、いいね?」
リリ「それが貴方様の欲望でしょうか」
男「そうだよ! そうだからそこで暮らしてくれ」
リリ「わかりました。貴方様が望むことがテケの望むこと」
男「ということだからメイドちゃん。行ってくるよ」
メイド「わかりました。お夕食を作り、待っております」
リリ「私も手伝います」
メイド「リリ様はお客様です。お待ちください」
リリ「しかし」
男「リリさんは大人しくしてて」
リリ「わかりました」
男「まさかこんなことになるとはなぁ」
男「運よく近くに借りれる部屋があったけど」
リリ「ここですね」
男「うん。まさか」
男「お向かいさんになるとはなぁ」
リリ「貴方様の欲望を満たすにはちょうど良い物件ですね」
男「まぁ、リリさんを監視するには良い物件なのかな?」
リリの好感度【28】
~25週~
男「テストが終わったけどさぁ」
ルーティ「だらー」
ベル「だらー」
ロウェナ「だららー」
男「そこの三人だらけすぎ!!」
ロウェナ「今週頑張ったんだからお休みにしようよぉー」
男「駄目です」
ロウェナ「そんなぁ」
男「ほらほら、始めるよ」
ベル「鬼だー」
ヒヅキ「?」
ミレイア「あんたじゃないわよ」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>586
サレム魔術
ヒヅキ【運動 309】
ベルスタシア【文系 255】
ジェラルド【運動 162】
サレム【魔術 107】
ルーティ【運動 71】
プライヤ【魔導 712】
ロウェナ【理系 216】
ミレイア【理系 203】
リリ【魔術 339】
~25週 土曜日~
クロ「さーん、にー、ひっふみーん」
ヒフミ「変な呼び方をしないでほしいな」
ヒフミ「おや」
ライン「お久しぶりであります。ヒフミ殿」
ヒフミ「久しぶりだね。ところで今日はどうしたんだい?」
ライン「実家からお菓子が送られてきたのでおすそ分けにと参りました」
ヒフミ「あぁ、申し訳ないが、私はあまり物が食べれないんだ。色々あってね」
ライン「! それは申し訳ないことを」
クロ「怪我でもしているのかい?」
ヒフミ「怪我……みたいなものかな。こういう風にね」ベロン
ライン「!」
クロ「舌が真っ黒だ、ね」
ヒフミ「色々あったのさ」
ライン「そ、それは黒衣の勇者の魔女殿と同じ!!」
ヒフミ「あー、良く知っているね」
ヒフミ「彼女と似たような病気だよ」
ライン「なるほど」
クロ「食べれないのなら仕方ない。私がもらおうかな」ヒョイッ
ライン「その手をひっこめないと叩き斬るでありますよ」
クロ「わぁ、怖い怖い」
ヒフミ「ふふ、なんだか懐かしいね」
ライン「?」
クロ「?」
男「どこかで火事があったらしい」
男「放火だってさ。怖いね」
メイド「火には用心しなければなりませんね」
男「さてと、今日は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>591
kskst
男(一緒にいるとそうは思わないけど、サレム君は案外人気らしい)
男(性格には非常に難ありというか有難迷惑だからそうは思わないけど)
男(なぜ僕がいきなりこんなことを言いだしたのかというと―――)
―――
――
―
サレム「先生!!」バァンッ
男「また!? 今度は何!?」
サレム「新聞部で私の写真が欲しいと言われまして」
男「へぇ、なにかやったの?」
サレム「いえ、写真を載せたいだけだそうです」
男「よかったじゃない。それでなんで僕のところへ?」
サレム「怖いから一緒に来てください」
男「僕より大きいのに?」
サレム「はい。先生もごく一部では人気があると聞きます」
男「あー、なんか心当たりがあるけど名誉なことではないんだよなぁ」
男「ジェラルド君連れて行きなよ」
サレム「懇切丁寧に拒否されました」
男「ぼくも拒否したい」
サレム「そこをなんとか!」
男「…はぁ」
男「ということで来たけど」
ソロ「いいぜぇ! これいいぜぇ! なぁ!」パシャパシャ
コタ「いいっす! いいっす!!」パシャパシャ
男「いきなり、なに?」
サレム「眩しいです」
モマ「邪魔しないでください役立たず共!!」
ソロ「最近モマに罵倒されると興奮するようになってきたよ(恍惚)」
コタ「俺はまだそこまで心強くないッス」
モマ「さっさと消えてください!!」
ソロ「これでも私、部長だよ?」
コタ「なんでソロさん、部長になれたんスか?」
ソロ「見てわかるとおもうけど(笑)」
コタ「分からないから聞いてるんスよ」
男「サレム君の写真が欲しいって聞いたんだけど」
モマ「サレムさんは人気がありますから、グラビアというわけではありませんが、写真を新聞に載せたいのです」
ソロ「外面は人気だよね(笑)」
モマ「小屋に戻っててください」
ソロ「くーん(笑)」
モマ「ところでなぜ先生も?」
男「サレム君が一人では怖いと」
モマ「そこまで新聞部の印象は悪いのですね」
サレム「はい」
男「……まぁ」
モマ「一部を除いて大多数はまともですから。あれとは違います」
ソロ「ほらコタロウ。ヒョウカさんの隠し撮り写真だよ」
コタ「うひょーッス! 一枚いくらで売るんスか?」
ソロ「オークションだよ」
コタ「ウッヒョー」
男「風紀委員に通報したほうがいいのでは?」
モマ「あとで説教します」
モマ「今回の件ではあの二人は関わらせないのでご安心ください」
男「だったら、まぁ、ねぇ」
サレム「先生も一緒なら構いません」
男「!?」
モマ「先生も一緒、ですか」
男「いや、僕は地味だし需要ないし、だから」
モマ「………いいですよ」
男「へ!?」
モマ「ですが―――」
男「………なんで女装?」
モマ「お似合いですよ」
男「素直に言えるよ。嬉しくないって」
男「それで、なんなの、この服」
モマ「東洋のジンミンという服装です」
男「………男物の服だけどさぁ」
男(女装してから男装って、それこそ変態っぽいよ)
サレム「私はこれでいいんですか?」
モマ「はい、執事服がよろしいかと思いました」
サレム「つくづく執事服に縁がある私ですね」
モマ「では撮影を始めましょう」
モマ「あ、いいですね。視線をください」
男(なんか慣れてきてしまっている自分がいやだ)
サレム「これでいいでしょうか」
モマ「ありがとうございます」パシャパシャ
パシャパシャ
男「なんか、シャッター音多くない?」
モマ「そうですか?」
パシャパシャ
モマ「………ソロ」
ソロ「ばれてしまった(笑)」
モマ「ソロ!!」
ソロ「それじゃ」ドロンッ
モマ「………すいません。あとで絞ってフィルムは回収しておきますから」
モマ「今日はありがとうございました。お二人のおかげでいい写真を撮ることができました」
サレム「お役にたててなによりです。先生もありがとうございました」
男「あー、うん。あのモマさん」
モマ「なんでしょうか」
男「僕の名前はださないでね?」
モマ「お似合いですよ?」
男「本当に頼むから出さないで」
モマ「分かりました。一生徒Aということにしておきます」
男「お願いね」
サレム「先生、今日は本当にありがとうございます」
サレム「最近、いつも先生を頼ってばかりで、なんとお礼を申し上げればいいか」
男「………」
1.いつでも頼ってよ
2.頑張ってくれると助かるかな
3.これは貸しだからね
>>600
1
男「いつでも頼ってよ。先生だからねっ」
サレム「先生」ジーンッ
サレム「このサレム。このご恩はいつかお返しいたします!」
男「期待せずに待ってるよ」
サレムの好感度【34】
~25週 日曜日~
モマ「グレゴリーさん。お借りしていた衣装、お返しにきました」
グレゴリー「………」コクリ
モマ「さすがグレゴリーさんですね。実に写真映えしました」
グレゴリー「………」グッ
モマ「申し訳ないのですが次はこの衣装を作っていただけませんか? ソロ曰くスモックと言う衣装らしいのですが」
グレゴリー「………」グッ
モマ「いつもありがとうございます」
モマ「しかしソロはこの服を一体誰に着せる気なのでしょうか」
モマ「あ、こちらお代です」
グレゴリー「………」ブンブン
モマ「いらない? いえ、これは気持ちですから」
グレゴリー「………」ンー
グレゴリー「ありがとう」
モマ「いえ、これからもよろしくお願いいたします」
男「嫌な予感がする」
男「気のせいだとは思いたいけど」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>604
2プライヤ
男「また作ってるの?」
プライヤ「これは祭りで使う舞台装置だよぉ」
男「なんだ。また悪巧みしてるのかと思った」
プライヤ「オイラとしては悪巧みをしているつもりはなんだぞぉ」
男「結果としては悪いことしてるんだから」
プライヤ「反省はしてるぞぉ」
男「プライヤ君はなんでも作れるんだね。こんなものを一人で」
プライヤ「んー、兄貴のほうがもっと色々作れるぞぉ」
男「あ、プライヤ君も兄弟がいるんだ」
プライヤ「オイラの数倍凄いけど、事件になる確率が10倍高いんだぞぉ」
男「………」
プライヤ「3日に一回風紀委員に捕まっているぞぉ」
プライヤ「自慢できない兄だぞぉ」
プライヤ「それで、先生はこんな夜遅くにどうしたんだぁ?」
男「いや、今朝だけど、ほら」カシャッ
プライヤ「うわぁっ、まぶしっ」
プライヤ「」バタンッ
男「プライヤ君!?」
プライヤ「………」
男「プライヤ君!? どうしたの!? プライヤ君!!」
「おーい、旦那ぁー」
男「あっ、ディーピカーさんっ、プライヤ君が!!」
ディー「あー、旦那ぁ。またかい」
男「またって?」
ディー「旦那は昼夜逆転してるから朝の光を浴びるととたんに睡魔に襲われて寝ちゃうんだよねぇ」
男「え?」
ディー「あと真夜中に甘いもの食べるとなんかテンションが上がったりするよ。まぁ、旦那も色々と面白いんだねぇ」
ディー「一緒にいてて飽きないよ。それでこそアタシが好きな旦那だ」
男「…じゃあ、あと任せていいかな?」
ディー「任せておくれよ! それで先生さんはなんでここへ?」
男「ちょっと用事があったんだけどこの様子ならいいや」
ディー「アタシから旦那に伝えておこうか?」
男「いいよ、また今度にするから」
男「プライヤ君によろしくね」
ディー「てやんでい!」
~26週~
男「………え?」
「」ズタボロ
男「え、えぇ?」
男「人が倒れてるよ。しかも………女の子、かな?」
男「とりあえず手当しなきゃ」
―――
――
―
「はっ!」ガバッ
男「大丈夫? 傷だらけで倒れてたけど」
「………っ」バッ
男「何もしてないから、落ち着いて」
「はっ、第一種の言うことなんか信用できるもんか。仲間を売って今の地位を手に入れた奴らなんかよう」
男「僕は第一種とか第二種とか気にしないから信用してほしい」
「! って言ってるけどてめぇも第二種の奴隷を連れてたじゃねぇか!」
男「メイドちゃんのこと? メイドちゃんは奴隷じゃなくて家族だから。それより傷はどう?」
「………うぐっ」ズキッ
男「なにがあったか知らないけどさ、動けるようになるまでここで休憩していきなよ。僕以外誰も来ないからさ」
「んだてめぇ」
男「僕は男って言うんだ。一応教師やってる。君は?」
オルタ「………オルタネート。一応生徒だ」
男「ならなおさら助ける理由ができた。深いことは聞かないから」
オルタ「………けっ」
男(亜人で第一種嫌いかぁ。珍しいなぁ)
男「よし、準備ができた」
オルタ「どこ行くんだよ」
男「教師だからね、講義があるんだよ」
オルタ「俺をここに残しておいていいのかよ」
男「とられて意味のあるものはないからね」
オルタ「………けっ」
男「さて、今週は」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>614
今日はここまで
おやすみなさい
乙
ベール「はい着席」
男「え? 僕も?」
ベール「私いるならあんたいらないじゃない」
男「………」スッ
ベル「一緒に勉強だねっ、先生!」
ベール「はい、私語は慎む」
ベル「怒られちった」テヘペロ
ベール「まずは魔導を学ぶ前に魔術についての基礎と理系…の工業系に関しての理解度を確認するためにテストをするわ」
ベル「うへぇ、理系は苦手だよぉ」
ベール「ついでにあんたも」
男「え!? 僕も!?」
ベール「一応ね」
男「緊張するなぁ」
―――
――
―
ベール「理系はいいけど、魔術が及第点ね、あなた」
男「本職が遺伝子工学だからねぇ」
ベル「私は!? 私は!?」
ベール「理系に関しては中学生のほうができそう」
ベル「がーんっ」
ベール「とりあえず今日は理系と魔導のつながりから勉強していくとしましょう」
男(なんか僕より先生っぽい)
ベルグレイン 【魔導 263】
ヒヅキ【魔術 353】
ジェラルド【理系 196】
サレム【文系 347】
ルーティ【運動 90】
プライヤ【魔導 727】
ロウェナ【魔導 141】
ミレイア【理系 217】
リリ【魔術 351】
~26週 土曜日~
R「引っ越したNOですね」
リリ「はい。先生に命令されました」
R「……一体どういう関係なのか興味は尽きませんが」
R「今日もつまらない顔していますね」
リリ「テケのこれは顔という部品を模しているだけであり、正確に言うと顔ではありません。なのでつまらない顔であるというならば面白い顔にすることも可能です」
R「ロボットより話が通じませんぜこれ」
R「Iみたいな感情豊かになりなさい」
リリ「難しい要求です。そういえば貴方様は前よりも感情が豊かになったように思えます」
R「色々助けてもらって吹っ切れたんですYO。私のこれはバグではないということを知ったのです」
リリ「なるほど。もしかしたら私も」
R「どうでしょうね。きっかけはあるかもしれませんが」
リリ「………」
R「貴方には難しそうですね」
リリ「?」
男「さて、今日は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>627
2リリ
男「家の前でなにやってるの?」
R「いやん、いくらIがクールキューティーだからって覗き見は駄目ですよ」
男「朝起きて外見たら君たちが目に入ったから」
男「まぁいいや、朝ごはんできたけど、君たちも食べる?」
R「私はゴーレムですからNOセンキューです」
男「あー、灯油ならあるよ?」
R「魔石はありますか?」
男「あるけどさぁ」
R「いただきます」
男「高い朝食だ………」
R「気分が高揚します」フワフワ
男「リリさん、どうしたの? 入りなよ」
リリ「まだテケは栄養補給が必要な状態ではありません。故に朝食をとる事に意味はないと進言します」
男「えーっと、それじゃあ僕と一緒に朝食をとってほしいと頼んだら?」
リリ「それが貴方様の欲望であるなら」テクテクテク
男「………」ハァ
男「いきなりでごめんね」
メイド「いえ、すぐにできますから問題はありません」
リリ「私も手伝います」
メイド「いえ、お客様に手伝っていただくわけにはいきません」
リリ「………」
R「ではIがお手伝いしましょう」
メイド「ですが」
R「いいからいいから」
メイド「あ、ありがとうございます」
R「R-10 料理モード!!」ウィーンウィーンカシャンカシャンッ
R「ばばーん! このドリルがクールでしょう」
男「うわぁ、なんでもひき肉になりそうだ」
R「Iの腕前を見るといいのです」ウィンガガガガ
メイド「凄い、あっという間にメレンゲができました」
男「いや、なんでメレンゲ作ってるの?」
キャッキャ
リリ「………」ジーッ
リリ「御馳走様でした」
リリ「あの、洗物はテケが―――」
R「洗物はIがしますよ」
リリ「………」
メイド「ですが」
R「いいですからからいいですから」
R「Iに任せてメイドちゃんは食後の紅茶でも」
リリ「あのっ!」
R「!」
メイド「っ リリ様。いかがされましたか」
リリ「! ………いえ、なんでもありません」
男「リリさん」
1. 一緒に皿洗いしてくれないかい?
2. 言いたいことあったら言ってくれてもいいよ
3. 皿洗いをしろ
>>632
2
男「言いたいことがあるなら言ってもいいんだよ? どうしたいんだい?」
リリ「っ」
リリ「わ、私も皿洗いがしたいです」
R「!」
メイド「いいのですか。任せてしまっても」
リリ「私が皿洗いをしたいのです。やらせてください」
R「じゃあメイドちゃんはクールなIとホットな紅茶を入れましょう」
メイド「わかりました」
リリ「………!」
男「どうかした? リリさん」
リリ「なにか、違和感があります。体に異常はないはずなのですが」
男「ふふふ。たぶんきっといいことだよ。じゃあ皿洗いをお願いするね」
リリ「わかりました。任せてください」
男(今のは結構いい変化、みたいだね)
リリの好感度【34】
~26週 日曜日~
ベール「ねぇ」
ベール「………そっか、今日は誰もいなかったわね」
ベール「自分で紅茶を入れに行くのは面倒ね」
ベール「………ゴーレムでも作ろうかしら」
ベール「あー、面倒」
男「今日はなにをしようかな~」
R「美味しいですね」
メイド「お気に召したようでなによりです」
男「なぜいる」
R「お気になさらず」ズッ
男「いやいやいや」
男「………はぁ」
男「えーっと今日は」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>636
2 ルーティ(?)
男「ルーティさんかっこ仮がいる場所は大体聞いている」
男「女子寮だね。なんども入ってるし、一度見てるからわかる」
男「問題は………どうやって会うかだ」
男「平日に聞けばいいんだけど、ルーティさんが一人になるときってないからなぁ」
男「………きがえよ」
男(女装姿)「また来ちゃいましたっ」キャハッ
男「………」
男「えーっと、ルーティさんに会いにきたんだけど」
男「とりあえずぶらついてみるか」
>>640(コンマ40以下)
そろそろ成功させたい
男「………いないなぁ」
マナ「ママン、今日の御飯なににしようか」
ナタリー「ママって言わないの。そうねぇ、何が食べたいのかしら」
マナ「私プリン!!」
ナタリー「お夕飯でしょ?」
ナタリー「それよりあの子は何が好きなのかしらね」
マナ「んー、たしかおさかなだったと思うよ?」
ナタリー「え? お魚好きなの?」
マナ「うんっ」
ナタリー「じゃあ、そうしましょうか」
男「はぁ、今日はもう帰ろう」
~27週~
男「僕もなにか特殊能力が欲しい」
ジェラ「いきなりどうしたんですか?」
男「いや、皆色々できていいなぁって思ってさ」
男「人間って良くも悪くも平均だから」
ジェラ「でも、こないだローエンさんは人間?に負けましたよ」
男「たぶんあれ人間じゃないと思う」
男「ビームとか打てないかなぁ」
ジェラ「あ、僕は血なら吐き出せますよ」
男「!?」
ジェラ「デュラハンの特徴の一つです」
男「そうだったのか………」
男「今週はどうしようかな」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>644
ミレイア理系
ヒヅキ【運動 327】
ベルグレイン 【魔導 276】
ジェラルド【運動 175】
サレム【理系 334】
ルーティ【魔導 215】
プライヤ【魔導 740】
ロウェナ【文系 225】
ミレイア【文系 217】
リリ【魔導 325】
訂正
ミレイア【理系 233】
~27週 土曜日~
セフィム「眼に見えるものだけがすべてじゃないように目に見えているものが眼に見えているとは限らない」
セフィム「違うかな?」
リンネ「あのぉ、どちら様でしょうか」
セフィム「君をどうやってみるか。どれは人次第」
セフィム「必ずしも君を君として見てくれる人だけではない」
セフィム「他人に自分を認識してもらうためには声をあげるしかない。だから赤子は命を震わせて泣くんだ」
セフィム「逆に口を噤めば世界からは消える」
セフィム「さぁ、君はどんな声をあげるんだい?」
リンネ「だから貴方誰ですかぁ!? ここ私の部屋ですよ!?」
セフィム「ふふふ。そういう見方もあるということね」
リンネ「えぇ………困りましたよぉ」
男「おや、今日もいるのか」
オルタ「隠れ家にはちょうどいいからな」
男「そっか。今から僕は研究するから」
オルタ「おう、邪魔しないようにしてるぜ」
男「ありがとうね」
男「さてと」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
>>649
2ベルスタシア
ベル「ごぼぼぼぼぼぼ」
男「ベルスタシアさ―――なにやってんの!?」
ベル「あ、先生。暇だから溺れてた」
男「わけがわからないよ」
ベル「まぁ、スライムだから溺れないんだけどね」
男「なおさらわけがわからないよ」
ベル「それよりどうしたのさ先生」
男「なんかベールクレアさんがこれをベルスタシアさんに渡してほしいって」
ベル「ほうほう。なにかな?」
男「……注射器に入ってるなにかの液体」
ベル「ふーん」
男「見るからに怪しいんだけど」
ベル「刺せばわかるさ!」ヒョイッ
男「ベルスタシアさん!?」
ベル「ん、んんん?」
男「どうしたんですか!? どうなったんですか!?」
ベル「ん、あ、あんっ! あぁっ! そういうことねぇ~」
男「え!? え!?」
ベル「固まっちゃった」
男「はい?」
ベル「正確に言うと人型として固定される薬だね。まるで人魚姫だ」
男「………なんで?」
ベル「ベールちゃんのところにいってみよっか~」
ベル「ベールちゃーんっ!」スタタタタ
ベール「思ったより速く来たわね」
ベル「走れるからね」
男「はぁ、はぁ、べ、ベルスタシアさん、速い」
ベル「自慢の美脚がありますからっ」
男「いや、なんでそんな、はや、けほっけほっ」
ベール「運動神経良いベルスタシアに使うとここまでの効果が得られるのね」
男「はぁ、はぁ、えっと、なにがしたいのかな?」
ベール「見ればわかるでしょ。足が欲しかったの。こんな水たまりみたいな下半身じゃなくてね」
ベル「美脚!!」
男「えぇっと、なんで?」
ベール「色々と不便なのよこの体。たとえば合わせれる服は一杯あるけれど、合う服はない」
ベール「とかね。これは私達の望み」
ベール「いえ、私達以外もこれを望んでいるものは多くいるたとえばドッペルゲンガーのマナとか」
男「マナ? 誰?」
ベール「あぁ、貴方にはわからないわよ」
ベル「あ、あっ」ドロドロ
ベル「溶けちゃった」
ベール「想定はしてたけど、効果時間はこんなもんね。ありがとうベルスタシア、帰っていいわよ」
ベル「あいさ!」
ベール「………ねぇ」
男「………え? 僕?」
ベール「このことは他言無用よ。もし言いふらしたら」
男「言いふらしたら?」
ベール「脳みそを赤子まで戻す薬を飲ませるわ」
ベル「脳みそとぅるっとぅるのぴちぴちだね!」
男「なんかよくわからないけど、恐ろしい」
ベール「とりあえずこれあげるわ。迷惑料とでも思ってちょうだい」ポイッ
ベル「わぁい!」
男「なにこれ」
ベール「さっき買った飴」
男「………ありがとう」
ベル「あまーい!!」
ベルスタシアの好感度【29】
~27週 日曜日~
マナ「ベールちん、できた?」
ベール「昨日できなかったものが今日できるわけないでしょう」
マナ「一日せんしゅーの思いでまっているんだよ?」
ベール「知らないわよ」
マナ「じゃあできるまでここで待つもん」
ベール「あっそう。たぶん餓死するわよ」
マナ「ベールちん冷たい」
ベール「体が水銀で構成されてるもの」
マナ「わお」
マナ「まー、いいやっ。じゃあのん!」パタパタパタパタ
ベール「世話しないわね………」
ガチャッ
ニース「図書館混んできたからこっちで寝させてもらうよー。あれ、今日は眼鏡なんだ」
ベール「…そういう気分のときもあるのよ」
男「え?」
ミレイア「というわけで来週の土日は皆で旅行よ」
男「聞いてないんだけど」
ミレイア「言ってないもの」
男「いや、言ってよ」
ミレイア「言ったら文句言うでしょ」
男「言わな……ちょっと言うかも」
ミレイア「ね?」
男「いや、だからって」
ミレイア「暇でしょ」
男「暇じゃないんだけど」
ミレイア「旅行ほど大切な用事ないでしょ」
男「研究…」
ミレイア「書を捨て街に出なさい」
男「………どうしてもいかないとだめ?」
ミレイア「行かなくてもいいけどその場合何名か確実に文句言うわよ」
ミレイア「そして私は旅行の楽しかった話を延々とあんたのそばで言うわ」
男「………いきます」
ミレイア「そ」
男(なぜ僕は生徒にこうも簡単に負けるのだろうか)
男「研究したいんだけど>>657があるんだもんなぁ」
1.誰かに勉強を教える
2.誰かに会いに行く
3.自由選択
1ルーティ魔術
男「えっと、なんで君もいるの?」
ロウェナ「いたらいけないってのかい!? ひどいわっ!!」
男「いや、いてもいいけどさ。邪魔しないでくださいね」
ロウェナ「むしろ勉強をするために来ました。ねー」
ルーティ「ねー」
男「…ロウェナさんが勉強したいだなんて驚きましたね」
ロウェナ「ワリト・シツレイ」
ルーティ「さぁさぁ、勉強しようよ! 先生っ」パチンッ
男「はぁ」
ルーティ 【魔術 272】
~28週~
男「もうすぐお祭りの時期だね」
男「そっちは何するんですか?」
アータル「パブ」
男「は?」
アータル「ショーパブ」
男「なにやってるんですか、学校で」
アータル「俺が選んだんじゃねぇよ。馬鹿どもが盛り上がったんだ」
男「でも止めなかったんでしょう?」
アータル「私は生徒の自律精神を支持します」
男「なんて説得力がない」
アータル「おう、なんだてめぇこら」
男「最終的なストッパーが教師でしょう」
アータル「知らんな。俺の管轄外だ」
男「なんて人だ」
オルタ「ん、こいつだろ」
男「あぁ、そうそう。ありがとうオルタネートさん」
オルタ「使わせてもらってる身だからな」
男「それじゃあ行ってくるよ」
オルタ「おう」
亜人【ヒヅキ・ベルスタシア・ジェラルド・サレム・ルーティ・プライヤ・ロウェナ・ミレイア・リリから一人】
教科【文系・理系・魔術・魔導・運動から一教科】
>>668
今日はここまで
おやすみなさい
乙乙
ヒヅキ【理系 113】
ベルグレイン 【魔術 241】
ジェラルド【理系 208】
サレム【魔術 123】
ルーティ【運動 120】
プライヤ【魔導 755】
ロウェナ【運動 143】
ミレイア【魔術 223】
リリ【魔術 365】
赤茶けた煉瓦でできた建物。街の西側、学園からみて山側にあるのがこの街と外を繋ぐ交通手段の一つ、駅だ。
ここでは学園に次いで色々な人種を見ることができる。外から来た人、外へ行く人。同じ種族を二度見るほうが難しいと言っても過言ではない。それほど大量の人が行き来するこの場所はまるで心臓のようだ。
男「皆、遅いなぁ」
というものの、実際は僕が早く来すぎただけだったりする。約束に送れないように早めに出るのは僕の性分なんだ。
そういえばアータル先輩と待ち合わせすると、僕は早く来てアータル先輩は遅刻するものだから用事を済ませる前に疲れていたなぁ。
ロウェナ「あれ、今日はスカート履いてないんだね」
突然後ろから現れたロウェナさんに驚く。ロウェナさんには慣れたけれどいきなり後ろに現れるのは慣れるものではない。
ただ、ロウェナさんの言葉のほうがよっぽど心臓に悪かった。
男「履いてません! 履きませんから!!」
メイド「………私はご主人様がどんな姿であろうと、どんな趣味であろうと付き従うまでです」
男「ほら! 変な誤解を与えてしまったじゃないですか!」
………実は誤解じゃないことがとても悲しい。
小さいころはこんな大人になると思ってなかったよ。
男「……まさかロウェナさんが一番早く来るとは思いませんでした」
ロウェナ「君が早く来すぎたからおねーさんも来てしまったんだよ」
そういって頬を膨らませるロウェナさん。
ロウェナ「君に憑りついているんだから君が移動するとおねーさんも引きずられてしまうんだよ」
男「勝手に取りつかないでください」
ろういうとロウェナさんはそっぽを向いてにやりと笑っていた。なんで笑うんだろう。
駅の時計台を見ると時間は朝の8時を周ろうとしていた。
待ち合わせの時間は8時。おそらくもうそろそろ誰かが。多分
ジェラ「はぁ、はぁ、お待たせしましたっ」
予想通りジェラルド君だった。
片手にバッグ、片手に頭を抱えて人ごみに流されまいと踏ん張ってこっちへ向かって来ている。
ロウェナ「両手が塞がっている今なら痴漢できるね」
男「何を言ってるんです?」
するわけないだろう。いくらジェラルド君が女顔だからって。
いや、別に男だからしないってわけじゃないよ。痴漢そのものをしないってことだよ。
ベル「おはようっ! ハッピーデイズだねっ!」
ルーティ「みゃはは、いえーいっ、ハッピーでーいず!」
次にベルスタシアさんとルーティさんが一緒に。
リリ「! 待たせてしまい申し訳ありません」ペコリ
リリさんが8時ちょうどに
サレム「! 負けてしまいましたか」
十秒ほど遅れてサレム君が
プライヤ「ふわぁ、眠いぞぉ」
5分ほど遅れてプライヤ君が
ヒヅキ「………」モグモグ
10分ほど遅れてヒヅキさんが何かを食べながら
男「………遅いなぁ」
後はミレイアさんだけ。主犯は一体いつ来るのだろうと待っていたら。
キャーッ
ウワァッ
人ごみから悲鳴が上がっていた。
そちらを見ると二つに割れていく人の波。その中心を走ってくるのは
男「!!?」
黒くて長い魔導車。その車は僕たちの前に止まると。
ミレイア「あーっはっは。待たせてしまったわねっ」
なぜか遅刻したことを誇らしげにしているミレイアさんが現れた。
ロウェナ「ほえー、汽車って結構速いんだねぇ」
男「大体の種族よりは速いと思いますよ」
汽車より速い種族はいる。テラス学園長がその筆頭だったりする。まぁ、それでもこのご時世遠くまで飛んで行こうなんてのは物好きしかいないから天狗も汽車を使う。
ジェラ「サレムさん、凄い荷物ですね。一泊二日ですよ?」
サレム「ふふふ、移動中のお供、トランプを持ってきたのですよ」
ルーティ「やんややんや!」
ベル「ひゅーひゅー!」
リリ「皆さま、軽食とお飲み物を用意しております」
サレム「むむむ」
向こうは向こうで盛り上がっているらしい。リリさんが用意したサンドイッチの山を皆で仲良く(ヒヅキさん6:他の人4)食べていた。
男「にしても別荘とは、お金持ちは世界が違うね」
ミレイア「崇めてもいいわよ?」
それは勘弁願う。凄いとは思うけれど羨ましいとは思わない。
ロウェナ「ほらほら! 海がきらきらって、綺麗だよ! ほらっ」グイングイン
プライヤ「あぁ゛ア゛あ゛ああァ 、オイラ寝たいんだぞぉオ」ガクンガクン
男「ロウェナさん、止めてあげましょう」
ロウェナ「だって海が! 綺麗! ぴかぴか!!」
朝日を反射してきらきらと光る海に圧倒されたらしいロウェナさんは語彙力を失っていた。
確かに海は綺麗だけど、そこまで感動………そうか、ロウェナさんだもんなぁ。
ミレイア「さて、これから汽車で2時間の旅だけど、親睦深めるには良い時間なんじゃない?」
ミレイア「あんたはどこか人から距離を取ってる節があるのよ、もうちょっと親身になってくれてもいいんじゃない?」
男「そんなことないよ。僕は」
ミレイア「そうね、教師としては親身にはなってるわ」
皆のために色々しているつもり、と言おうとした。
だけどその言葉はミレイアさんの先回りした言葉に潰されていた。
ミレイア「私はあんた“個人”の話見たいのよ。ねぇ、ロウェナ」
ロウェナ「ん? そうだね。もっと先生と仲良くなりたいなー。んーっ」
ロウェナさんの顔が迫る。どんどん迫る。近づく。
男「なにしてるんですか!?」
ロウェナ「仲良くしようかと」
ミレイア「あんたの価値観はずいぶん派手ね」
ミレイア「ロウェナの冗談はともかく本当に誰かと親しくなる覚悟くらいはしてもいいと思うわよ。ほらほら、誰かと親睦を深めてきなさいな」
そう言ってミレイアさんが手をしっしと振る。バカにしてるように見えて、その目はどこか優しかった。
………誰かと仲良く、か。
仲良くはあるつもりなんだけどミレイアさんの言うとおり親睦を深めてみよう。
>>683
ルーティ
男「ねぇルーティさん」
ずっと気になっている人。ルーティさんに話しかける。
周りに皆いるからそんな踏み込んだことは聞けないけれど
ルーティ「どうしたの? 先生も食べる?」
差し出されたサンドイッチを断りながら言葉を考える。
いきなり話しかけたは良いものの対人関係が大の得意というわけではない僕はどう話題を切り出せばいいか困っていた。
ルーティ「あ、先生もトランプに混ざるの? それじゃあ」
男「えっとね、ルーティさん」
男「>>685
最近歌ってる所見ないね
男「最近歌ってるところみないね」
ルーティ「!」
ルーティ「えっと、最近ちょっと喉の調子が悪くてですね」
そういって数度軽く咳をするルーティさん。
その表情はとても調子が悪いとは思えない。大声で騒ぐことはできるのに?
僕が知らないだけで歌うときの喉の使い方は難しいのだろうか。
ルーティ「それにここで歌うわけにはいかないでしょ。 ね?」
ルーティさんがちらりと周りの男性陣を見る。
確かにここで歌うわけにはいかないだろう。
他にお客さんもいるわけだし。
男「ごめんね、変なこと聞いちゃって」
ルーティ「い、いいよいいよっ。それより先生もトランプする?」
男「いや、僕はいいよ。皆で楽しんで」
ルーティ「そっかぁ! 残念残念」
再びルーティさんはトランプへと戻って行った。
そういえば最近ルーティさんがやけに明るいな。
いいことなんだろうけど、なぜか違和感を感じる。
どこが、ここが、とは言えないけれど。
ミレイア「あんた友達いないでしょ」
大人しく戻ってきた僕に待っていたのはミレイアさんの辛辣な言葉だった。
たしかに多くはないかもしれない。いや本当を言うとほとんどいないんだけどさ。
ロウェナ「ボクにはおねーさんがいるもんねー」
メイド「ご主人様。私はいつもご主人様のお傍にいます」
なんて慰められる始末。
ミレイア「もっと楽しい話振りなさいよ。そんなんじゃ彼女もできやしないわよ?」
ロウェナ「先生に彼女なんてできなくていいよ」
いや、うん。その予定もその気もないけどさ。
そこまで言わなくてもよくない?
男「はぁ………」
チョンチョン
男「ん?」
ヒヅキ「腹が、空いたのか?」
男「いや「喰え」
否定する前に僕の口に突きつけられるサンドイッチ。その迫力に思わず僕は口を開けてしまった。
ねじ込まれるサンドイッチ。美味しいけど苦しい。
ロウェナ「ヒヅキちゃんが、人に食べ物を分けた………!?」
ミレイア「驚きね」
僕が咀嚼するのを見たヒヅキさんはどこか満足げに自分の席へ戻って行った。その際刀の鞘が寝ているプライヤ君の顔面に強く当たっていた。
あと2時間。僕も一眠りしよう。
そう思って瞳を閉じる。
ガタンガタンと揺れる振動が心地よく―――
ギュウウウウウウッ
男「いたぁいっ
ミレイア「寝るなっての。ほら諦めずにもう一回誰かに話しかけてきなさい」
男「いや、だって早く別荘に行った方が」
ミレイア「あんたが寝ても時間が進むわけじゃないわよ」
男「そうだけどさぁ」
ミレイア「ほら、行ってきなさい。しっし」
再び追い払われる僕。最年長の威厳はどこへ落としてきたのだろう。
男「始めからないか。そんなもの」
ミレイアさんに促されるまま再び僕は>>689へ話しかけることにした。
ベルスタシア
男「ベルスタシアさん」
ベル「やほうー」
ベル「どうしたの先生!」
可愛らしく首(?)をかしげるベルスタシアさんの体は振動でぷるぷると震えている。
その様子を観察しているとベルスタシアさんは恥ずかしそうに両手で顔を隠して顔を左右に振った。
ベル「いやんいやんっ」
ベル「あんまり見るのはセクハラに当たると思うんだよねっ」
男「! ごめん。ちょっと面白かったから」
ベル「むぅ~」
指の隙間からちらりとこちらを睨む瞳が見える。そんなに震える姿を見られるのは嫌だったのか。
人種間の感覚の差って難しい。
さて、ちょっと警戒されているがここから巻き返す話題が何かあっただろうか。
例えばベルスタシアさんに聞きたいこととか言いたいこととか
男「>>691」
ベルスタシアさんってなんやかんやでお姉ちゃんしてるよね
今日はここまで
旅行編はそこそこ長くなりそうで怖いのです。
男「ベルスタシアさんってなんだかんだでちゃんとお姉ちゃんしてるよね」
ほとんどベールクレアさんに甘えてる姿だけしか見ない様な気もするけどあまり人付き合いが得意でないベールクレアさんをしっかりと引っ張っているところもある。
そしてなによりあのベールクレアさんがベルスタシアさんだけは毛嫌いしていないのが何よりの証明となるだろう。
心を許しているようにも見えるし、甘えているようにも見える。
ただこれはあくまで僕の主観で思っただけだけども
ベル「え? えぇ? そんなことないよぉ」クネクネ
どうやら嬉しかったらしく体がぐねぐねとうねっていた。
ベル「もう、褒めてもなにもでないんだからねっ。えーっと、それじゃあ先生もベルスタシアお姉ちゃんに甘えて、みる?」
そういってベルスタシアさんは両手を広げた。
………僕に何をしろと?
1.飛び込んでみる
2.両手を広げてみる
3.頭を撫でてみる
>>703
2
男「?」
僕も両手を広げてみた。
二人が向かい合って両手を広げる光景。傍から見たらかなり奇妙だろう。
ベル「どーんっ」
そのまま何秒か固まっていると突拍子もなくいきなりベルスタシアさんが突進してきた。
不意を突かれた僕は運の悪いことに息を吐ききったときにその直撃を受けてしまったため、苦しくてけほけほと喘いだ。
振動で足場の悪い車内。そしていきなりのためだったために僕はその突進に耐えれず床へと倒れ伏した。
そして僕の上にかぶさるようにして同じく倒れこむベルスタシアさん。
ベル「あははは♪」
楽しそうに笑っているがのしかかられた僕はたまったものではなかった。
重い。かなり重い。
当り前だ。体のほとんどが水銀でできているベルスタシアさん。いっちゃなんだけど軽い訳がない。
ベル「ほーら、ぷるぷるだぞぉー」
たしかにやわらかくぷるぷるとしている。
だから押しのけようともがいても手がベルスタシアさんの体に沈んでいくばかり。
ベル「きゃっ、や、やんっ! 先生っ、こんなところで、そんなっ! ひやぁんっ」
一体僕は何を触ってしまったのだろうか。
その答えに気付く前にミレイアさんが怒り心頭で僕の頭を踏み潰したために僕の意識は途切れることとなった。
ベルスタシアの好感度【34】
ミレイア「まったく、あんたは本当変態教師なんだからっ」
男「ごめんなさい」
腑に落ちないがミレイアさんの怒りを鎮めなければ楽しい旅行は送れない。
一応僕だって被害者のような気がするけど、ちらりとこちらを警戒して恥ずかしそうにしているベルスタシアさんを責める気にはなれなかった。
ロウェナ「おーっ! もうすぐ着くよ!!」
結局駅にたどり着くまでミレイアさんの怒りは静まることはなかった。親睦を深める時間は一体どこにいったんだろうか。
メイド「! ミレイア様はこんなところに別荘を持っていらっしゃるのですね」
ミレイア「まぁね♪ といっても私個人のものではないけどね。ほら凄いでしょ立派な>>706」
1.山
2.海
2
ルーティ「海だーーーーーっ!!」
ロウェナ「海だーーーーーっ!!」
汽車から降りると辺り一面に潮風の香りを感じた。
駅から見える海は透き通った緑がかった青色。
学園の近くの海も汚くはないが、住人が多い分どうしても綺麗とは言えない。
写真くらいでしか見たことのない綺麗な海に皆自然と気分が高揚していた。
メイド「わぁっ」
あのメイドちゃんすら子供らしく目を輝かせている。
ミレイア「ふふんっ。このミレイア様に感謝しなさいっ」
ベル「ありがとう! ミレイアちゃんっ」
興奮してミレイアさんの手を握って上下にぶんぶんと振るベルスタシアさん。
ミレイア「そ、そんなに感謝されると調子狂うわね」
ミレイアさんはなぜか感謝されているのにばつの悪そうな顔で肩をすくめていた。
駅は海が見渡せる坂の一番上にあった。
ミレイアさんの別荘は海のすぐそばにあるそうでこの坂を下る事になる。
その道中も楽しいものなのだけど
男「想像以上の田舎だ」
田舎育ちの僕ではあるけれど、それ以上の田舎。
商店はおろか民家もほとんどない。
よくこんなところに別荘を作れたものだなぁ。
ミレイア「お兄様が旅の途中で見つけたのよ。だから誰も知らない穴場」
男「よく電車通ってたね」
ミレイア「この村電車以外だと船しか交通手段ないのよ。道は全然舗装されてないから」
ベル「ふーん、ほー」
ミレイア「………開発なんてさせないわよ?」
ベル「そんなぁ、しないよぉ。だって私の家は没落貴族だもんねっ」
ミレイア「………ソウイエバソウダッタワネー」
そういえばベルスタシアさんは没落貴族だったらしい。ベールクレアさんは気品を感じさせなくはないけど、ベルスタシアさんに青い血が流れているようには思えない。
そういえばミレイアさんに、ベルスタシアさんにジェラルド君。サレム君だって育ちが良さそうだし偶然だけど良く良い家柄の人が集まったものだなぁ。
リリ「海を見ていると、気分が高揚します」
そういうリリさんの表情はいつもよりほころんでいるように思える。
男「リリさんって海が好きなの?」
リリ「テケが生まれたのは氷の国ですので。氷と海以外は何もありませんでした」
懐かしそうに海を見つめるリリさん。ずいぶんと壮絶な環境で育ってきたんだなぁ。
僕の田舎のほうがましかもしれない。
長い長い坂を下るとそこは一面の海景色だった。
白い砂浜。青い海。
これを僕たちで独占できるのが不思議だ。
サレム「はぁ、はぁ」
ジェラ「サレムさん大丈夫ですか?」
ミレイア「荷物持ってきすぎなのよあんた。人でも誘拐するつもり?」
サレム君は大きな大きなリュックに今にも押しつぶされそうだ。
他の人の荷物の数倍ある。人ひとりくらいなら簡単に隠れれそうだ。
一体何が入っているのだろうか。
モゾモゾ
男「!?」
ジェラ「何が入ってるんだぁ?」
サレム「万が一の自体に備えたものを色々と。しかしこんなに重いとはどうやら詰め過ぎてしまったみたいです」
男「さ、サレムくん?」
サレム「どうされました?」
男「今、サレム君のリュックが動いたような」
サレム「ひっ。こ、怖い話はやめてくださいっ」
ロウェナ「まだまだこっちのほうは暖かいから怪談話ができちゃうね」
幽霊が怪談話とは。
しかし学園周りでは肌寒いのにこちらは不思議と暖かい。
マナのバランスが違うのだろうか。
学者的な好奇心が湧いたけれど旅行中だし深くは考えないでおこう。
ミレイア「泳ぐには最後の機会かもしれないわね」
ルーティ「泳ぐのあんまり得意じゃないんだよねー。あれヒヅキちゃんなに食べてるの?」
ヒヅキ「イカゲソ」
今日はここまで
次回、水着回………まで行けたらいいなぁ。
このメンバーだと一番スタイルがいいのは誰なんでしょうかね。
×ジェラ「何が入ってるんだぁ?」
○プライヤ「何が入ってるんだぁ?」
です
ミレイア「はい到着」
ミレイアさんの別荘は本当に海の傍だった。
水着で飛び出せばすぐに海に入れるくらいに。
そんな場所にあると潮風で家が傷まないのかなと考えてしまう僕はどうやら夢の無い大人らしい。
プラ「うおーっ! すっげーっ! すげぇぞぉ!!」
サレム「これが別荘! なんだか胸が熱くなりますね!!」
ルーティ「これだけの金があるなら少しは恵んでくれー!」
大きさ的には普通の一軒家より少し大きいくらい(ただし僕の家よりはずっと大きい)。だけど別荘という言葉がその家屋に更にステータスを付け加えている。
初めて目にした別荘という存在に目を輝かせるプライヤ君、サレム君、ロウェナさん、ルーティさん、メイドちゃん。
その横を普通に通り過ぎて家の中に入って行った上流階級達。どれほどの差があるのかがよくわかる。やはり上流階級にとって別荘は当り前なんだろうか。
リリ「これだけ大きいと掃除がいがありそうですね」
ミレイア「もうすでに掃除はしてあるわよ」
リリ「そうですか………」
別荘に対するまったく別の期待を抱いていたらしいリリさんは掃除がしてあるという事実に打ちのめされていた。
ヒヅキ「………」モグモグ
ジェラ「それ、何食べてるんですか?」
ヒヅキ「ひもの」
ジェラ「せめて焼きましょうよ」
家の中に入ると装飾はシンプルで落ち着いているものの、きっと高いんだろうなと一般人の僕でも思うくらいの物で統一されていた。
想像上の金持ちの部屋じゃない。高いものが数点あるから目立って見えるような部屋じゃない。
全てのものにそれなりの価値があり、それらを調和させるような配置で飾っているために落ち着いているのにものすごく立派に感じるんだ。
一言で言うと品がある家だった。
サレム「負けました………」
リリ「負けてしまいました」
入った瞬間にこの二人が謎の敗北宣言をするくらいには実に立派な部屋だった。
そんな部屋をミレイアさんは
ミレイア「相変わらず爺やの目利きはつまらないわね。可愛くないわ」
なんて言ってのける始末。
物の価値が分かって言ってるんだからなぁ。
ベル「ミレイアちゃんミレイアちゃん。荷物はどこにおけばいい?」
ミレイア「あぁ、それなら二階に部屋があるから適当に使ってちょうだい。
ベル「わぁい!」
どたばたと競うようにして二階へ上って行く皆。
僕も少し部屋で休ませてもらおう―――
そう、思ったのだけれど
男「………僕の、部屋は?」
ミレイア「あら?」
部屋が一つ足りなかった。
メイド「あ、あのご主人様。私は適当な場所で寝ますので」
男「それなr「駄目よ。貴方は女の子。こいつは男、しかも大人。どちらが優先されるべきは明らかよ。貴方は一人部屋を満喫しなさい。こいつはソファーで寝るだろうから」………はい」
ベル「それはいけないと思います!! こんなこともあろうかとわたくし、こんなものを用意したのです!!」
いきなりどろりと現れたベルスタシアさんの手に握られているのは銀色に輝く水晶玉のようなもの。その表面には青色の錨のような文様が浮かんでいた。
ベル「これは物事を決められない優柔不断な貴方に送る秘密兵器! その名も『貴方の心に行動指針! 回答アンカー』だよっ!」
また妙なものを………
ベル「それじゃあ回答アンカーさん。先生は一体誰の部屋に居候すればいいのかな?」
居候って…。
ベルスタシアさんが水晶玉にそう語りかけると、青い文様がグネグネとうねって
>>257 【回答アンカーに出てきた文字】
男「はぁ!?」
ミレイア「はぁ!?」
二人そろってまったく同じ音を出す。
だって水晶玉に浮かんできた文字はミレイア、しかもなぜかちゃん付けだったからだ。
ベル「と、いうことです!」
ミレイア「これなんか仕込んでるんでしょ!?」
ベル「いやいや仕込んでないよ!」
ミレイア「拒否! 拒否!! 断固拒否、絶対拒否よ!! ありえないわこんな奴と同じ部屋で寝るなんて!!」
そこまで言うつもりはないけど僕だって同じ意見だ。女の子と同じ部屋で寝るなんて許されるわけがない。
ベル「駄目です! アンカーは絶対なんだから」
ミレイア「知らないわよそんなの! ここは私の家の所有物でどうするかは私が決め「従わないと爆発するんだよこれ」はぁ!?」
二度目の驚愕。
どうやらアンカーに記されたことは実行しないと爆発するらしい。たちの悪いことに驚かせる程度ならまだし辺り一帯を吹き飛ばすくらいの威力はあるらしい。
なんでこんなものを………
ベル「ということだからじゃ!!」
無責任に自分の部屋に戻るベルスタシアさん。
残された僕とミレイアさんはお互いに顔を見合わせる。いったいこれからどうすれば。
ミレイア「せいっ」
男「ぐふっ」
ミレイアさんの八つ当たりをみぞおちに受けた僕は廊下に倒れふし、ミレイアさんは肩を怒らせながら部屋へと入って行った。
メイド「ご、ご主人様。やっぱり私の部屋で」
男「ミレイアさんの部屋で寝ないとどうやら爆発するらしいんだ………」
それさえなければソファーで寝るのもやぶさかじゃないって言うのに。
数分後、やっと立ち上がれるようになった僕は荷物が入ったかばんを引きずりながらミレイアさんの部屋に入った。
ミレイア「ふんっ! 普通ならこのミレイアちゃんと同じ部屋で息をする事すら許可できないけど今回だけは特別に許可してあげるわ!」
僕が入るやいなやそんなお言葉を賜る。
部屋の広さは二人で寝るには十分すぎるくらい。四五人でも充分寝ることができる。なのに
ミレイア「あんたの領域はここからここまで!!」
僕に宛がわれたのは人が一人寝ることができる程度だった。
文句はあるけど言わないし言えない。
僕はミレイアさんに聞こえるようにため息をついてその空間に鞄を置いた。
ミレイア「………なによ」
男「なんでもないよ。これだけ用意されているなら十分さ」
ミレイア「ふんっ」
僕の精一杯の嫌味をミレイアさんは鼻で笑いとばした。
ぐぬぬぬぬ。
荷物を置いて下に戻るとサレム君が不思議な踊りを踊っていた。
男「何をしてるんだい」
サレム「ここの神様に祈りをささげるために踊っています」
昆虫族はオカルトに傾倒してることが多いけれどサレム君もその例には漏れない。
神は信じるし、精霊信仰もしているけど魔術は嫌いらしい。
なぜかは分からない。
サレム「~♪」
甲高い声で歌いながら踊るサレム君をぼーっと眺めているといきなりサレム君の動きがぴたりと止まった。
男「どうしたの?」
サレム「いえ、何か変なものを感じて………。ここの神様は一体どのようなお方なのでしょうか」
じーっと海を眺めるサレム君。その視線の先を追うが僕には何も映らなかった。
ただ穏やかな海が白波を立てているだけで。
「ほらぁ、楽しいわよぉ」
「私は楽しくないわ。砂遊びなんで児戯的な事に興味はないの」
男「あれ、この声は」
サレム「! この声は」
たたたと窓際に駆け寄るサレム君。それに続いて窓からを声がしたほうを見下ろすと
サレム「エンプーサ!」
エンプーサさんとロザリアさんのオカ研コンビがいた。
なぜここにいるんだろう。
ロザリアさんはいつもより多く巻いている包帯姿の上にビキニを着ており、水着姿だというのに露出は少ない。
エンプーサさんはすらりとした肢体に似合うパレオビキニがよく似合っている。ただ緑色の薄皮のような肌のせいで僕には露出が多いようには思えなかった。
………なぜ僕は露出の寸評をしているんだろうか。
エンプーサ「なぜあなたたちがいるの」
サレム「それはこちらのセリフです。なぜ貴方がここに?」
エンプーサ「それは…」
エンプーサさんは何かを言いづらそうに口を動かした。
ロザリア「私がここ生まれだからねぇ」
砂の城を作っていたロザリアさんがぴょんと立ち上がりそう言う。その勢いでロザリアさんの豊満な胸がぷるんと上下に震えた。
なるほど、帰省してきたのか。
それにエンプーサさんもついてくるとは仲がいいんだなぁ。
男「僕たちはミレイアさんの好意でここに旅行してるんだけど、良かったら君たちも」
エンプーサ「私達はいらないわ。すでに宿をとってあるの」
どうやら日帰りではないらしい。
しかし宿をとっているとなるとオカ研の活動だろうか。
男「まぁ、何か困ったら遠慮なく頼ってよ。ってミレイアさんのおかげなんだけどね、あはは」
サレム「エンプーサ。少し聞きたいのですがここの神様はいったい」
エンプーサ「神様なんていないわ」
すっぱりと否定してこちらを睨みつけるエンプーサ。その鋭さに僕は息をのんだ。
サレム「いえ、ここの神様は」
エンプーサ「もう一度言うわサレム。神様なんていない、いるのはただの―――」
そのあとの言葉は潮騒にかき消され聞こえなかった。
サレム「エンプーサにも困ったものですね」
エンプーサさんはきつく僕たち――サレム君を睨みつけるとロザリアさんの手を引いてどこかへ消えて行った。
なにか用事があるのなら僕たちにそれを妨害する権利はない。それを見送って僕は再び踊りだすサレム君を見ながらソファーに深く腰を掛けた。
エンプーサさんの主張もサレム君の主張も僕にはわからない。
見えない、見たことないものは否定も肯定もできないんだ。だから僕は何も言えない。
だけどエンプーサさんのあの神様への憎しみのような感情は一体どこから来ているのだろうか。
ベル「海なら泳がなきゃねっ!」
なんてちょっと同意できてしまいそうな謎理論をいきなり展開される。
いきなりの事にサレム君の踊りも中断されていた。
しかしベルスタシアさんはいつもぬるりと現れるなぁ。
サレム「こんなこともあろうかと水着は持ってきておりますが」
男「僕は持ってきてないから泳げないや」
サレム「こんなこともあろうかと先生の分の水着も持ってきております」
男「えぇー」
助かるけど人に用意された水着を着るのはなんか嫌だ。
男「それに他の皆は水着持ってるの?」
ベル「メイドちゃんとヒヅキさんとジェラルド君以外は持ってたよー」
なぜ皆そんなに用意がいいのだろうか。
もしかして僕以外海だってこと知ってたとか?
男「でも、それだけ水着持ってない人がいたら」
ベル「なので女の子には私が用意しました!」
サレム「まだ水着は用意しております」
………流石
ルーティ「秋だけど!」
ロウェナ「海だから!」
ベル「ナイスバディ―!」
休憩もそこそこに僕たちは海で泳ぐことになってしまった。
男「………海、綺麗だね」
ジェラ「………心、洗われますね」
ノリノリの人はいいのだけれどあまり乗り気でない僕たちはパラソルの下で海を眺めていた。
ミレイア「あ、あんたたちも、およ、およぎなさ、ふひゃぁっ」
そんな僕たちを見て笑うミレイアさん。お願いだから見ないでほしい。
こんな僕たちを
男「もう、やだ」←ブーメランパンツ着用
ジェラ「恥ずかしすぎます…」←ブーメランパンツ着用
僕はともかく女顔のジェラルド君にこれを穿かせるのはもはや犯罪ではなかろうか。
ロウェナ「一緒に遊ぼうよー! ねぇねぇ!!」
男「嫌です、僕たちはここから動きません」
ジェラ「動きません」
ロウェナ「もうっ、お願いだからーっ」
じーっと僕の顔を覗き込むロウェナさん。
座っている僕に目線を合わせるということはそれなりにかがまないといけないため
男「っ///」
ロウェナさんの胸の谷間が見えることになる。
あれは霊魂、あれは実物ではない、あれは違うんだ。
そう言い聞かせ、目を逸らす。
ロウェナ「目を逸らさないでよー、無視しないでよー、ねぇねぇー」
僕はロウェナさんの方を向かない、向けない。
しばらく無視をしているとロウェナさんは頬を膨らませてふわふわと飛んで行った。
ロウェナさんの水着って結局ロウェナさん自身と一緒なんだから結局ロウェナさんは―――
いや、考えないでおこう。
サレム「先生! 私と一緒に泳ぎませんか!」
次いで来たサレム君。端正な体付きをほしいままにしている彼は僕の目の前で仁王立ちとなっている。
座っている僕の前に仁王立ちとなるということは僕の眼前にはサレム君の下半身があるということで
サレム「先生? 先生! なぜこっちを見てくれないのですか先生!!」
サレム「私と一緒に泳ぎましょう! 先生! なぜそっちを見るんですか! そっちには何も面白いものはありませんよ!?」
サレム「水泳は体を鍛えるのにも良く、運動として最適と言われているほど、先生! 僕を見てください! 僕を無視しないでください!」
絶対にそっちを見ないぞ。
いくら目を逸らしても回り込んでくるサレム君の下半身に根負けした僕は諦めて立ち上がった。
旅の恥はかき捨てと言うしね。それにここは住民が少ない。
ジェラ「せ、先生っ」
男「いくよジェラルド君。大丈夫」
ジェラルド君の手を取り立ち上がる。
ここが―――僕たちの夏だ。
ミレイア「うわ、ブーメランがみっつ並んでる。気持ちわるっ」
ロウェナ「ナイスボディー!!」
ヤジが飛んでくるけれど気にしない。
なぜなら僕は今、夏だからだ!
男「泳ごう! サレム君! ジェラルド君!!」
サレム「はい!」
ジェラ「え、は、はいっ」
砂浜を駆け抜け海へと飛び込む。
冷たくてしょっぱい海の水が口の中に入ってくるが気にしない。
だって、今は夏だからだ!
メイド「ご、ご主人様?」オロオロ
ベル「だめっ、みちゃだめっ!」
男「………」
一気に頭が冷えた。
落ち着いて深呼吸をする。
うん、パレオが欲しい。
男でパレオしてたら変態だけど、変態は変わらない。なんだったら女性水着だっていい。
それはないか。
サレム「先生! あそこを目指して泳ぎましょう!!」
男「ごめんサレム君。なんかもう、いいや」
サレム「なぜ!?」
男「ジェラルド君。戻ろうか」
ジェラ「え、は、はい」
ミレイア「あ、変態が戻ってきた」
男「ぐぅ」
言葉が突き刺さる。
ほら、ジェラルド君はなんだかんだ似合って………る?
なんかそういう趣味がある人にはどんぴしゃりみたいな。
男子勢はブーメランパンツ3人に、海パン1人。対する女子は
フリルのついたワンピースタイプのミレイアさん
白黒のビキニを着たロウェナさん。
ハイネックタイプビキニを着たルーティさん。
深い紫色のレオタードタイプの水着を着たリリさん。
チューブトップタイプの水着を着たベルスタシアさん。
そしてなぜか白装束のヒヅキさん。なぜだろう。
そういえばルーティさん。前に買ってあげた水着じゃないんだなぁ。いや、期待していたわけじゃないよ?
ベル「はい先生! こっち注目!!」
男「え、なにさ」
ベル「セクシーなの」ボインッ
ベル「キュートなの」ロリン
ベル「どっちが好きなの?」
男「いやいやいや」
リリ「貴方様はどちらがお好みでしょうか」ボインッ
リリ「テケは貴方様の望むままに」シュッ
男「いやいやいやいや」
なぜ僕に聞くんだい。
ロウェナ「先生先生!」
男「次はロウェナさんですか!?」
ロウェナ「セクシーなの」
サレム「お恥ずかしい」
ポーズを決めるサレム君
ロウェナ「キュートなの」
ジェラ「う、うぅ///」
ポーズを決めるジェラルド君
ロウェナ「どっちがタイプなのよ」
いや、どれも選ばないよ。
ベルスタシアさんも
リリさんも
あとそのほかも
僕は絶対に選ばないよ?
ベル「さぁ、このひと夏のアバンチュールで誰かと仲良くなっちゃいなよYOU!」
秋だけどね。
男「皆で仲良く遊ぶほうが」
プライヤ「はい、ベルスタシア。回答アンカーだぞぉ」
ベル「はい、回答アンカーぽちっ!!」
男「なんてことを!!」
というかやっぱり君制作か! 本当にろくなものを作らない!!
回答アンカーの青い文様がうねって………
>>743
今日はここまで
おやすみなさい
プライヤ
回答アンカーに現れたのはプライヤ君の名前だった。
プライヤ「お、おぉー、オイラかぁ」テレテレ
なぜか照れて頭をかいているプライヤ君。
男「ねぇ、プライヤ君。これって本当に爆発するの?」
プライヤ「するぞぉ。強制力を持たせなきゃ意味がないんだぞぉ」
この道具のコンセプトからしてそうだろうけど、やりようってものがあるんじゃないかな。
これじゃあただの凶器だ。
男「えーっと、それじゃあ、何しよっか」
プライヤ「それならオイラ、やりたいことがあるんだぞぉ!」
男「やりたいことって?」
プライヤ「大きな砂の城作りだぞぉ!」
そういってプライヤ君は少年のように笑った。
砂の城作り。
僕だってやったことないわけじゃない。
子供時代を経験していれば砂遊びをしたことがない人なんてほとんどいないはずだ。
だけど、これは。
プライヤ「んー、少し傾いているから修正してほしいぞぉ」
男「はーい」
僕の目の前にあるのは砂の柱。
プライヤ君は謎の液体をかけて砂をかちんかちんに固めて砂の城を作ろうとしていた。
二人で作るから限度はある。だけど想定していた限度を大幅に飛び越えていた。
砂の柱、砂の板。それらを組み合わせ着々と工事が進んでいく。
えっさほいさと海に着ているのに汗水を垂らして城を作る僕たち。
一体何をしに海に来たんだろう。
プライヤ「えっさ、ほいさ」
どこで買ったのか歯車柄のプライヤ君の海パンも砂だらけだ。
僕はというとパンツの隙間に砂が入り込んでいて大変不愉快だ。
男「えっさ、ほいさ」
組み立てる。
組み立てる。
床を作り、柱を建て、壁を作り、屋根と作る。
子供くらいは余裕で暮らせるだろう。
小さな小屋の出来上がりだ。
城ではないけれどプライヤ君は満足そうな表情でそれを見ていた。
プライヤ「お疲れ様だぞぉ」ポイッ
男「これは?」
プライヤ君が缶を放り投げてきたので、なんとかキャッチする。
プライヤ「お礼だぞぉ」
缶にはミルクだの練乳だの甘そうなことが書いてある。
プライヤ君は好きそうだ。
男「結局なんでまた砂の城なんか」
プライヤ「おいら山育ちだから海で遊んだことないんだぞぉ」
プライヤ「せめて今日くらいは童心に帰って遊びたかったんだぞぉ」
男「気持ちはわからなくもないな」
子供のころやりたかったこと。
僕は覚えているだろうか。
都会に憧れていたことは覚えている。だけど都会でなにかしたかったわけじゃない。
きっと窮屈な田舎暮らしから逃げ出したかっただけだ。
男「しかしこれが子供の遊びかね」
プライヤ「オイラは大きくなったんだから、大きな子供の遊びをするべきだぞぉ」
大きくなった………?
男「まぁ、なんだかんだ楽しかったかな」
プライヤ「だろぉ!」
缶の蓋をあけて乾いた喉を潤すべく大きく流し込む。
男「あっまっ!!」
むせた。
プライヤの好感度【16】
まだ日は高い。まだ皆も遊び足りないみたいだし僕一人帰るわけにはいかないだろう。
リリさんが作ってくれたパラソルの影で一息つく。
このパラソルもリリさんの一部でできているらしいけど一体どういうことなんだろうか。
リリさんの体から物を作って切り離すことで持ち運べるらしい。長時間は持たないらしいけれどそれでも十分特異的だ。
メイド「あの、ご主人様」
男「なに?」
メイド「ベルスタシア様からこれを預かってまいりました」
男「ベルスタシアさんから?」
なんだろうと思いメイドちゃんの方を向くとその両手にはおなじみ銀色の球体。
男「そ、それはベルスタシアさんのところへ―――」
戻してきてくれと言う前に、再び文様がうねる。
その文様が示す名前は
>>754
ルーティ
ルーティ「そーっ」
ピチョンッ
ルーティ「ひぃっ」
男「あ、いたいた、ルーティさん」
ルーティ「!?」
ルーティさんはなぜか海にそーっとつま先をつけようとしていた。
人間の姿では泳ぎにくいのだろうか。
ルーティ「あ、せ、先生じゃーんっ!」
僕を見るなり笑顔を“作る”ルーティさん。
………いや、笑顔を浮かべるルーティさん。
なんだろう。今変なこと。
ルーティ「どうしたの? あっ、まさか私の水着姿見たくてきたの? やーん、エッチィ」
男「ルーティさんと一緒に遊びたくてね」
ルーティ「駄目だよ」
男「え?」
ルーティ「! じゃなくて皆で遊ばなきゃだめだよ先生! ねっ」
ルーティさんが含まれていればどう遊んでもいいのだろうか。
そこらへん詳しいことは聞いてなかったけれど。
男「そういえばルーティさん」
1.水着、一緒に買いに行ったやつじゃないんだね
2.飲み物余ったんだけどいる?
3.その水着、よく似合ってるよ
>>757
1
ルーティ「え?」
男「いや別になんでもないけど、一緒に買いに行った水着じゃないんだなぁって」
ルーティ「先生は、そんなことまで覚えてるんだね」
ルーティさんが俯いて首にかかった水着の紐を引っ張る。
ま、また僕はやってしまったのだろうか。
ルーティ「そんなことまで覚えられてていいなぁ、ルーティさんは」
男「一緒に買いに行ったことだから覚えてるよ。えっと、だって凄い似合ってたし?」
それは本心だ。だけど下心はない。
悪気はないとアピールをすればするほどルーティさんの顔が曇っていく。
男「えっと、ルーティさん?」
ルーティ「先生!! 先生はなんでも覚えてるの!? なんでも覚えてくれるの!?」
いきなり僕のもとへずいと寄りそう尋ねるルーティさん。その表情はとても真剣で、
男「お、覚えてるよ。だって―――」
マナ「ほんとに?」
―――――――
>>761 【コンマ10以下】
奇跡起きるか
―――
――
―
ルーティ「ほらっ! 先生パース!」
男「うぐぅっ」
ぼーっとしているとビーチボールが僕の体にぶち当たった。
痛くはないんだけれど驚いてしまう。
ルーティ「へっへーん。ぼーっとしてるんじゃないよ先生!」
男「ごめんごめん」
ルーティ「ほら、次いくよ!」
ルーティさんがボールを天高く放り投げる。
目で追っていると太陽がまぶしくて僕は目を閉じてしまった。
ベル「あーつかれたー」
ミレイア「あんたはしゃいでたものね」
ベル「あれあれ? ミレイアちゃんも結構はしゃいでたとおもうけどなぁ?」
ミレイア「ばっ、このミレイア様が海水浴ごときで興奮するわけないじゃない!!」
海は終わり。疲れ果てた僕たちは家へと戻ってきた。
塩水でべたついた肌を洗い流せるのは本当にありがたい。
シャワーを浴びて体を綺麗にすると両肩に重い疲れがのしかかる。
これを心地よいと感じるかが若いかどうかの違いだろう。
ちなみに僕は感じない。おそらく基礎体力が足りないからだろう。
けっして加齢のせいではないと信じたい。
ロウェナ「それで、これからの予定は?」
ミレイア「特にないわよ。ノープラン」
ベル「はいはい! 私やりたいことがあります!!」
ベルスタシアさんが大きく両手をあげてアピールをする。
いったいなにが始まるのだろうかと全員の視線が集まった中、ベルスタシアさんはこう主張した。
ベル「夏で旅行といえば肝試しでしょう!」
ミレイア「秋だけどね」
肝試し。
あまり、というかかなりしたくない。
だけど多数決に訴えたとしても結果は見えている。
ロウェナ「肝試しかー。いいね!」
1人肝を試す側がいるけれど、乗り気みたいだ。
生徒の主張はできるだけ受け入れたいところだけど、うーん。
クゥゥ
可愛らしい腹の虫が鳴いた。
ジェラ「す、すいません///」
ジェラルド君が顔を真っ赤にして照れていた。
男「とりあえずはご飯を作ろうよ」
ヒヅキ「賛成だ」
問題は後回しにしよう。
きっとご飯を食べ終わるまでに他の良いイベントを誰かが思いつくさ。
ベル「御馳走様! それじゃあ肝試しだ!」
思いつかなかった。
夕飯の献立は大人数でも安心、カレーライス。
珍しくヒヅキさんが参加して作ったカレーライスは僕の知ってるものと違いドロドロとしていた。
でもこれはこれで美味しい。
ミレイア「ノープランで肝試しして楽しいの?」
ベル「楽しいよ、きっと」
外はもう暗い。
人が少ないおかげで灯りは全然なく、一寸先すら見えないほどの暗闇だ。
昼はあれだけ綺麗だと感じた海も今はどこか不気味に感じる。
潮騒が低く唸る化け物のように感じて僕は首を竦めた。
ロウェナ「あれあれ~、先生怖いの?」
男「怖いよ。幽霊とか苦手なんだ。ロウェナさん以外はね」
ロウェナさんは慣れた。今でもびっくりすることはあるけれどおおむね慣れた。
ロウェナさんは嬉しそうに空中で宙返りするとにやりと笑った。
ロウェナ「じゃあおねーさんと一緒に肝試しをするかい?」
サレム「ままま、待ってください。私も一緒に」
僕以上に怯えている人がいた。そうかサレム君も怖いの苦手同盟だったな。
その様子を見て少し落ち着くけれど、それでも怖いものは怖い。
いやだなぁ、いやだなぁと思っていると
ヒヅキ「…怖いなら、守ってやろうか」
ヒヅキさんが刀に手をかけていた。どうやら守ってくれるつもりらしい。
が、幽霊ははたして斬れるのだろうか。
先生「皆で回れば」
ベル「だめ! 二人ペアが肝試しの基本!!」
男「11人いるのに?」
ベル「メイドちゃんは頼もしそうなところに入るから大丈夫」
僕もそこに入れてほしい。
ベル「はいはい、くじ引きはじまるよー!」
ベルスタシアさんが用意良く瓶に入った人数分の棒をもってきた。どうやら先端に番号が書いてあるらしい。
ベル「ささ、年長の方からどうぞ」
そういって押し付けてくる。渋々僕から引く。
4番。なんというか不穏な数字だ。
メイドちゃん以外引き終わり、一体相方は誰なのだろうかと尋ねたところ
>>769
今日はここまで
つり橋効果はどちらかというと先生のほうが対象みたいです。
ロウェナ
肝を試す側じゃないか。
ロウェナ「先生。手をつなぐ?」
そういって差し出してきた手を握る。
ロウェナさんには触れない。肉体がないから当たり前だ。
こうやって手を握ることができるのはロウェナさんが僕に触ろうとしているから。あくまで一方的な関係。
正確にいうと触ってすらない。念動力の応用でしかない。
なのにロウェナさんは嬉し気に
ロウェナ「あったかいね。先生の手」
と言ったんだ。
ロウェナさんの手の感触は少しふわふわとした空気の感触。
夜に冷やされた空気の温度。
ロウェナ「うへへ。僕と一緒だなんておねーさん興奮するな」
男「僕は肝が冷えますよ」
幽霊に手を引かれて進む暗闇。
ロウェナ『死んでほしいって思ってる』
男「!」
ロウェナ「先生、どうしたの?」
過去の言葉が頭をよぎる。
二人きり。
考えたくはないけど、暗闇が最悪の事態を想定させる。
海に落ちてしまえばたぶん僕は助からないだろう。
それ以外でもロウェナさんは僕の事を殺すことなんて簡単だろう。
殺さないとは言っていたけれどその保証は―――駄目だ。
なに考えてるんだ僕。先生だろ、生徒の事は信じなきゃ。
ロウェナ「ほら、先生。いこうよ」
ロウェナ「こわくないから、きっと楽しいよ?」
ロウェナさんが僕の手を引っ張る。
見た目よりもずっと強い力で。
男「ど、どこにいくんですか?」
ロウェナ「どこって………んふふ♪」
誤魔化される。
いったい僕は
どうすれば
1.ロウェナさんを信じる
2.ロウェナさんを信じない
>>779
2
男「ごめん、ロウェナさん」
ロウェナ「え?」
ロウェナさんの手を振り払う。
どうしてもロウェナさんの事が信じられなかったから。
ロウェナ「なんで、先生」
ロウェナさんの悲しそうな顔。
若干後悔する。
でもそれ以上にロウェナさんの後ろの暗闇が恐ろしかった。
ロウェナ「置いてかないで、おいてかないでよ、先生」
ロウェナさんの手が伸ばされる。
僕はそれを
1.掴む
2.振り払う
>>783
1!
ロウェナさんの手を掴む。
落ち着け、落ち着け僕。
あの優しいロウェナさんがそんなことするわけないじゃないか。
きっとこないだのことだって冗談のはず。
男「ごめん、ロウェナさん。怖くて手汗がでちゃってさ。恥ずかしくて」
ロウェナ「なんだ、そんなことでよかったよ、てっきり私」
ロウェナ「またおいてかれるのかとおもった」
男「おいてく?」
あぁそうか。いつもはロウェナさんは学園にいる。
帰宅する生徒を見送りながら。
それはロウェナさんにとって置いて行かれるも同然―――
ロウェナ「ずっと一緒にいないと、やだよ」
男「っ!」
引っ張られる。踏み出した足は何も踏みつけることはなくて。
くるりと上下が逆転する。
ロウェナ「もう、置いていかないで」
月明かりに照らされたロウェナさんの顔は
歪んでいて見えなかった。
バシャンッ
「―――い、――せい」
海の水は冷たくて、苦しくて、それよりも何も見えないのが怖くて―――ロウェナさんの顔すら見えなくて
「せんせいっ!」
男「!」
濡れてなかった。落ちてもなかった。明るい電気の光。
ミレイア「なに、今さら怖気づいたっての? 後つかえてるんだからさっさといきなさいよ」
ロウェナ「どうしたのさー。いきなりぼーっとしちゃって」
ロウェナ「せっかくおねーさんとデートなんだからぼーっとしちゃノーなんだからねっ」
男「ごめん、ぼーっとしてた」
どうやらさっきまでのは全て幻だったらしい。
怖がりだとは思っていたけど幻覚を見るまでとは思ってなかった。
ミレイア「ほら、さっさいった、いった」
ミレイアさんに背中を押される。
ロウェナ「ほらいこっ」
ロウェナさんの差し出した手を僕はすぐに握ることができなかった。
ロウェナ「? もしかして照れてるのかい、ぼく」
男「い、いえ。ありがとうございます」
ロウェナさんの手を握る。
ロウェナさんは僕の手を強く引き―――
なんてことはなく嬉しそうにふわふわと浮き上がっていた。
ロウェナの好感度【60】
ロウェナ「らんらんらーん」
男「暗くて見えないね」
携帯用のライト程度じゃ少ししか照らせない。
ロウェナ「おねーさんは見えるぜい?」
男「見えるんですか?」
ロウェナ「まぁねー」
自慢げな顔しているロウェナさんが光に照らされている。
幽霊であればこの暗闇を見通すことができるらしい。
幽霊はなぜ暗いところで出るのかと不思議だったが単純に灯りをつける必要がないだけのようだ。
男「それじゃあエスコート頼めますか?」
ロウェナ「おねーさんにおっまかせー!」
僕の手を引く力が強くなる。
ロウェナさんは見えるんだろうけど見えない僕にとっては怖い。
ロウェナさんを信頼していればどうってことはないんだろうけどさっきの妄想のせいで怖い。
ロウェナ「ん? あれはー」
と思っていたらロウェナさんがぴたりと止まった。
僕は勢い余ってロウェナさんより一歩前に出てしまう。
ロウェナさんが見ている方。そこには
男「………光?」
ロウェナ「あれ、あの人だよ、えっと」
男「ロウェナさんの知ってる人?」
ロウェナ「うん。オカルト研究部の」
あの二人か。
一体こんな夜に二人で何をしているのだろうか。
オカルト研究部の活動かな?
ロウェナ「おーい」
ロウェナさんが二人に呼びかける。
ロウェナさんの声が聞こえたらしくその光は方向を変えてこっちへと進んできた。
ロザリア「こんばんはぁ」
エン「こんな遅くにほっつき歩いてると危ないわよ」
男「それはそっちもでしょ。特に君たちは女の子二人なんだから」
そういうとエンプーサさんがじーっとこっちを睨んできた。眼力でお前よりは強いと訴えかけてくる。
そりゃあそうだけどさぁ。女の子が歩いているってだけで危険度は違うわけだし。
男「それでなにやってたの?」
エン「ちょっと廃墟を探索してたのよ」
ロザリア「何も出なかったね~」
廃墟探索?
また不気味なことを。
ロウェナ「探索? わ~、おもしろそう~」
冗談じゃない。
ロウェナ「ねぇねぇ、私達も行こうよ!」
ロザリア「でも、なにもないわよぉ?」
ロウェナ「この胸のわくわくはあるから!」
ロザリア「素敵~」
僕の胸にわくわくはないのだけど。この胸の高鳴りは恐怖のドキドキだ。
ロウェナ「いこうよ先生! お願い~」
両手を合わせてお願いされても………
1.廃墟に行く
2.予定通り進む
>>793
今日はここまで
“ロウェナさん”の手は絶対に離さないであげてください。
1
エンプーサさん達と別れ、教えてもらった通りの道を行く。
ただでさえ暗い道が木々に遮られもっと暗くなっていく。
不気味な潮騒は木々のざわめきへと置き換わり、より恐怖を煽る。
そんな中でロウェナさんは楽しそうに、嬉しそうに鼻歌を口ずさんでいた。
男「楽しそうですね。ロウェナさん」
ロウェナ「んー、楽しいよー。君といればおねーさんはいつだってハッピーハッピーなのさ」
普通なら赤面してしまうようなセリフをロウェナさんはさらりとはく。いくらからかうためとはいえそんなこと言えるような心根の強さは正直な話ちょっとうらやましかったりする。
ロウェナ「ちょっとー、なにかいってよー」
僕が何も返さなかったことに不満を覚えたらしいロウェナさんは長い黒髪を弄びながら唇を尖らせた。
男「すいません。ちょっと怖くて」
ロウェナ「なにぉう! ロウェナさんとのデートが怖いと申すか!」
さっきのこともありロウェナさん自身も若干だが怖い。
だがそれよりロウェナさん以外の幽霊がでるかもしれないということの方がなお恐ろしかった。
ロウェナ「むー、しかたないなー。ロウェナさんの手を握ることを許して進ぜよう。末代までの誉れとするがよい! なんちて、おねーさんが末代かもしれないのにねぇ。あははは」
とんだ幽霊ジョークだ。正直笑えない。
僕はロウェナさんの手を
1.握る
2.握らない
>>799
1
差し出されたロウェナさんの手を握る。
思えばロウェナさんにいつも無理やり連れまわされている。
幽霊と思えない様なアグレッシブさで毎日を楽しそうに、そして毎日を楽しくしてくれるロウェナさんは学校の悪霊ながらも皆に親しまれているのではないだろうか。
ミレイアさんも疎ましいと口で言いながらも無碍にしたりはあんまりしない。
ロウェナさんもこのゼミに、いや学園になくてはならない存在だなぁ。
きっとロウェナさんのこういうところを初代学園長は見抜いていたんだろう。
ロウェナ「また黙っちゃって。もしかしておねーさんのこと考えてるなぁ?」
男「えぇ、まぁ」
ロウェナ「! うへ、うへへへへ」
ロウェナさんのことは考えてたけども。
照れたように右手で顔を覆うロウェナさん。
どうやら責められるのは苦手のようだ。
ロウェナ「お! あれだ!」
ロウェナさんが暗闇を指す。そちらのほうに灯りを向けると古びた木造の一軒家があった。
古びたというより朽ちかけていると言ったほうがいいかもしれない。十年ちょっと人が住まなかっただけでここまで朽ち果てはしないだろう。
正直な話入りたくはない。
だけど
ロウェナ「おねーさんがいっちばーん!」
ロウェナさんがぐんっと飛び込んでいったからついて行かざるを得ない。
置いてかれないように小走りで僕も中へと入る。
扉を横に滑らせると、少しつっかえながらも扉は問題なく開いた。
鍵なんかはないようだ。
ロウェナ「わー、時代を感じるねぇ」
内装も外と同じく古びていた。煤けた棚の上には欠けた写真立てが倒れている。
同じく煤けたタンスから一つ引出が抜かれ床へと落ちていた。
男「怖いですよ、やっぱり」
ロウェナ「うーん、おねーさんもちょっぴり怖いよう」
ロウェナ「でも進む。それがおねーさんイズムである」
なんて訳の分からないことをいいながらロウェナさんによる探索が進んでいく。
ロウェナ「ん! おぉ!」
男「なにかありま―――」
ロウェナさんが消えた。
男「ロウェナさん!? ロウェナさん!?」
ロウェナさんがいきなり消えた。
灯りがあるとはいえ一人ぼっち。でもいくら恐ろしくてもロウェナさんを置いて逃げるなんてありえない。
恐怖心と戦いながら辺りを見回していると。
「おーい。地下があったよー!」
と下から声がした。どうやら地下にある部屋へ行ったらしい。
いくら幽霊だからといってそんな無差別に動かないでほしい。
「先生もおいでよー」
冗談じゃない。と言いたかったがロウェナさんは僕についてくるような人じゃない。なので僕も地下へ続く道を探すことにする。
埃だらけの床を十分注意して探すこと数分。
床の継ぎ目と、手をかけることができそうなくぼみを見つけた。
くぼみに手をかけ上へと力を込める。
ぎぎ、ぎぎぎぎ、ぎぎぃ
錆びた鉄が開けられまいと抵抗して、叫び声をあげる。
僕だって男だと、なんとか踏ん張って扉を開けると埃がもうもうと中から舞い溢れて、僕の器官を襲った。
男「けほっ、けほけほ」
口を手で覆って埃を吸い込まないようにする。
埃が収まってきてから灯りを下へ向けると階段が下まで続いていた。
男「ロウェナさん? ロウェナさーん」
ロウェナさんの名前を呼びながら下へと降りていく。
今にも階段を踏み抜くのではないかと冷や冷やしたが、どうやらつくりが丈夫だったらしく、問題なく下まで降りることができた。
地下室は木ではなく石で床が作られていた。おかげで寒い。
ここの地域は暖かいとはいえ、夜でしかもこんな場所なら僕たちの学園とそうは変わらない。
こんなところにずっといたら風邪をひいてしまう。
はやくロウェナさんを連れ出さなきゃ
男「ロウェナさーん」
暗闇に灯りを向ける
男「!」
ロウェナ「見つけてくれたね」
ロウェナさんがいた。
早くロウェナさんを連れて帰ろうと思い近づくと、僕たちの間に何かがあることに気付く。
木でできた牢。その中にロウェナさんはいた。
檻の中には人がかろうじて生活できるような家具が置いてある。ここは牢屋だったのだろうか。
ロウェナ「誰が、ここにいたんだろうね」
ロウェナさんがくるりと牢の中で両手を広げて一回転する。白い髪がくるりと広がって、そしてロウェナさんの体に巻きついた。
ロウェナ「もし、先生は私がこうなったら助けてくれる?」
ロウェナさんが牢の中から手を伸ばす。
扉は開いているんだ。いくらでもでることはできる。というか幽霊に牢なんて関係ないだろうに。
でもロウェナさんは僕をじっと見て、答えを待っていた。
僕はその手を
1.掴む
2.掴まない
>>805
2
掴まなかった。
なんでだろうか。なにか嫌な予感がしたんだ。
ロウェナさんは僕がその手を掴まないと言うことがわかると
ロウェナ「そう」
手を下して、俯いた。
ひょっとしてロウェナさんを傷つけてしまっただろうか、と不安になっていると
ロウェナ「あなたも私を見捨てるんだね」
ばっとロウェナさんが顔をあげる。
その両眼はがらんどうで首から下が赤黒く染まっていた。
ロウェナ「やっぱりあなたも」
ロウェナさんが一歩進む。
男「ひっ」
僕はひるんで一歩下がった。
怖くなってロウェナさんに灯りを強くむけると
男「!!」
つなぎ目が見えた。
ロウェナさんの首に一本の線が入っている。そこからぬるりぬるりと赤黒い血が溢れ、床にぼとりぼとりと落ちていた。
ロウェナさんは悪戯が好きだ。
でもこんなこと―――
男「う、うわぁああっ!!」
踵を返して階段へ向かう。
後ろからぼとりぼとりと音が近づいてくる
ロウェナ「先生、先生、置いてかないでよ」
ロウェナ「私と一緒に、いようよぉう」
振り返らずに階段を駆け上る。
ロウェナ「待ってよう。ねぇ、待って」
懇願する声が聞こえるが知ったことではない。
階段を上りきると僕は扉を叩きつけるようにしてしめた。
男「はぁ、はぁ」
荒い呼吸を首を絞めて抑える。
なんだ、いったいあれはなんだ
「先生?」
男「!」
ロウェナさんの声が真正面からした。
眼球を向けるとロウェナさんがいた。
男「―――っ」
ロウェナ「わっ、凄い顔してるよ先生。どうしたのさ」
ロウェナさんがびっくりして両目を大きく見開いていた。
―――目がある。首のつなぎ目もない。
なんだったんださっきのは。
僕が見た………幻覚?
ロウェナ「ごめんね先生。無理やりこんなところ連れてきちゃって」
男「い、いえ」
ロウェナ「もう皆帰ってくるだろうし、私達も帰ろうか」
男「………はい」
幻覚ということにしておこう。
あまりにもリアルだったことからは目を逸らして。
男「ただいまー」
ロウェナ「うへへぇ。デートしてました!」
男「いや、違うから」
戻ると他の皆はもう戻っていた。
寄り道をしていたのだからそりゃそうだろう。
ミレイア「いちゃついてんじゃないわよ」
男「イチャついてないから」
イチャついてないから
ベル「えへへぇ、先生が帰ってくる前に準備をしたんだよっ」
男「準備って―――」
なにをと聞こうとした。
パシュッ
男「わっ」
眩しい。
それに熱い。
ベル「みてほら! みて!」
見せつけられている。
ベルスタシアさんが吹きだす花火を僕に向けていた。
危ない。
ダメ、絶対。
どうやらベルスタシアさんは花火を用意していたらしい。
サレム「あぁ、この光を見ていると肝試しで傷ついた心が癒されていきます」
ミレイア「飛び込まないでよ?」
サレム「飛び込みません!」
そうは言うが光に向かってふらふらと近寄っているから心配だ。
やはり虫種族は光が好きなのだろうか。
ベル「はい、しっかり握っててね」
メイド「は、はい」
メイドちゃんが両手で噴き出す花火を握っている。
その面持は強張っており、緊張しているようだ。
打ち上げ花火はともかく、手持ち花火はやったことないからなぁ。
パシュッ
メイド「ひゃっ」
火が噴きだすとメイドちゃんは驚いて尻もちをついた。
その火がメイドちゃんに向かないようにベルスタシアさんが花火を手で押さえている。熱くないのだろうか。
メイド「すっ、すみませんベルスタシア様!」
ベル「あはは、ほら見て、綺麗でしょ」
花火の光がキラキラとベルスタシアさんの体に映り輝く。
メイドちゃんはその光景を見て大きく口を開けていた。
ベル「メイドちゃんかわいーっ」
メイドちゃんの様子はもちろん可愛いが、花火を着飾ったベルスタシアさんは本当に綺麗だった。
サレム「これが火傷しちゃうひと夏のアバンチュールというものなのでしょうか」
プライヤ「なにいってんだぁ?」
男「僕も良くわからない」
サレム君は両手で手持ち花火を持ちながら感慨深そうにその火を見ていた。
火傷しちゃうひと夏のアバンチュール、ねぇ。
僕の学生時代でも縁の遠い言葉だ。大人になった今それは猶更遠い。
ロウェナ「わーっはっはー! バーニングロウェナさんだー!」フワフワ
ミレイア「花火もったまま抱き着こうとすんなぁ、いやぁああああっ」ダダダダダッ
本当に火傷しそうな人はいるけど。
ヒヅキ「………」
着火用の蝋燭で瞑想してる人もいるかと思えば
リリ「………」
蛇花火をずっと見続けている人もいる。
このメンバーではひと夏のアバンチュールはほど遠いことだろう。
男「さて、余っちゃったな」
花火は嫌いじゃないが、進んで楽しもうと思える歳ではない。
貰った花火の半分以上がまだ残っていた。もったいないから誰かと楽しもうと思うけど
>>816
今日はここまで
ベルスタシアさんは火耐性を持ったパーフェクトボディです
安価下
リリ「………」
しゃがみこんでじっと蛇花火がうねうねと生えてくるのを見ているリリさん。僕はその横に一緒になってしゃがみこんだ。
リリ「どうされました。貴方様」
男「蛇花火、楽しい?」
リリ「楽しい……多分、そうなのでしょう」
あやふやな返答をしながら視線を一瞬たりともこちらへ向けないリリさん。
僕はなにが面白いのかはわからないけれど、リリさんが楽しんでくれているのならなによりだ。
男「よかったら、僕の奴もする?」
リリ「いいのですか?」
花火は嫌いではないが自分でやるような歳ではない。
だったら楽しんでくれる人にあげたほうがいい。
リリ「こんなに。よろしいのですか?」
男「花火だって楽しんでくれる人にやってもらう方が嬉しいはずさ」
リリ「………花火に意思はない、はずですが」
男「あぁうんまぁ」
リリさんが受け取った花火の中から蛇花火を見つけ出して火をつける。
蛇花火は煙をあげるとじんわりと赤く発光しながらうねりはじめた。
もこもことあふれ出るその姿は蛇にはあまり見えない。
ただの化学反応で苦しみ悶える意思なき有機物。他の花火が一瞬の輝きに全てをかける中でこれだけはうち悶えるように地面を這うだけ。
リリ「まるで、私のようです」
男「リリさんが? 全然似てないよ」
リリ「いえ、私のようです」
蛇花火はうねるのを辞めた。じっと冷たい地面に横たわっているだけ。
リリさんはその蛇花火を手のひらで潰すと周囲の砂ごと握りしめた。
男「熱くないの?」
リリ「私はこの程度では苦しまないように設計されていますから」
くしゃりと潰された燃えカスは煤となって風に乗りどこかへ飛んで行った。
それを見送るリリさんに表情はなく、何を思っているのかもわからない。
遠くからはベルスタシアさんがプライヤ君を追いかける声が聞こえる。あちらは楽しそうだ。
こちらの静寂はその対比でより寂しく感じて僕は線香花火に火をつけた。
男「リリさんもやろうよ」
リリ「貴方様がそう望むのであれば」
リリさんに線香花火を手渡す。
リリさんはそれに火をつけるとぱちぱち弾ける線香花火を瞬きをしながら見ていた。
紫水晶のような瞳が線香花火に光でかすかに輝いている。
どこか芸術品のような美しさが今のリリさんにはあった。
男「線香花火、最後まで落ちなかったら願いが叶うんだってさ」
どこかで聞いた話。たしか聞いたのは………
ぽとり
僕の線香花火は風にあおられすぐに地面へと落ちた。
望む願いもなかったがすぐに落ちるのはなんか悔しい。
でもそれが実に僕らしい。
リリ「………」
ぱち、ぱち
火花が徐々に少なくなる。
そしてリリさんの線香花火はついに落ちることなく消えた。
男「リリさんは何を願ったの?」
リリ「………私に願いができますように。テケはそう祈りました」
火の消えた線香花火。
リリさんの願いを持って行ってくれたのだろうか。
神様は困るだろうな。そんな前代未聞の願いなんて
リリの好感度【30】
ベル「後始末よーし!」
ミレイア「火の始末よし」
サレム「片付けできましたよ」
楽しい楽しい花火の時間も終わり。僕たちは片付けを終えて家の中へ戻った。
今日一日数年ぶりレベルで体を動かしたなぁ。
ミレイア「女の子は先にお風呂にするから男共はそこで相撲でもとってなさい」
どういうことだろうか。
家主であるミレイアさんの言葉は絶対。といっても相撲を取る気はない。ルールとか知らないし。ここに東洋生まれはいないからわからないだろうし。
なので男4人で椅子に座って外を眺める。
ジェラ「肝試し、どうでした?」
サレム「ルーティさんが散々私を脅かすのです………」
プライヤ「おいらは自作のライト持って行ったから怖くはなかったぞぉ。ただ話が弾まなくて独り言にしかならなかった方が肝が冷えたぞぉ」
男「ジェラルド君はヒヅキさんとメイドちゃんだっけ?」
ジェラ「ずっと刀に手をかけてるヒヅキさんが怖かったですけど、なにもありませんでした」
ジェラ「メイドちゃんは凄いですね。夜道でも怖がらずに歩いていくんですから」
まぁ、もともと灯りと縁のない暮らしをしていた人ではあるし。
それにヒヅキさんがいれば物理的に対処できる事案は安心だろう。
ジェラ「そういえば先生達は遅かったですけど、なにかあったんですか?」
男「あー、えっと………」
さっき経験したこと。それはきっと気のせいのはず。緊張感が産んだ幻覚だ。
男「何もなかったよ。道に迷っただけ」
プライヤ「一本道だったぞぉ?」
男「ロウェナさんがずんずん寄り道しちゃうから」
プライヤ「あぁ、なるほどなぁ」
サレム「そういえば男だけで集まることは珍しいですね」
そういえばそうだ。
誰かと誰かならともかく、男全員が集まることはそうそうない。
プライヤ「こんな時は、そう! 恋愛トークだぞぉ!」
なんでだ。
もっと建設的な話はないんだろうか。こういう機会だし。
…なにが建設的な話なのかは分からないけども。
プライヤ「サレムはどんな子がタイプなんだぁ?」
サレム「私は」
ガサガサッ
男「! 今、二階から音がしたような」
サレム「ひぃ! やめてくださいっ」
ジェラ「いえ、本当に物音がしたような」
プライヤ「きっとなんか動物がいたんだぞぉ、それでだれなんだぁ?」
サレム「そうですね、私は新聞部のモマさんで」ガッタンッ
男「………」
サレム「動物、ですよね?」ビクビク
動物じゃなかったら誰なんだろう。
怖い話はやめてほしい。
プライヤ「そういえばよく小さな女の子と一緒にいるけど」
ジェラ「さすがにあんな小さい子は駄目でしょう」
サレム「中学生に手をだしてる人がいますね」
プライヤ「………」
男「その話はやめよう」
プライヤ「そういえばそういう話題がまったくないジェラルド君はどうなんだぁ?」
ジェラ「え? ぼ、僕ですか?」
いきなり話が振られて驚いているジェラルド君。
そういう話が欠片もないジェラルド君だから、僕もちょっと気になる。
恋愛話を振られたジェラルド君は
ジェラ「え、えっと、えぇっと」
ジェラ「えへへぇ///」
可愛かった。
笑ってごまかしてるけど、ということはジェラルド君も好きな人がいるのか。
気になるけど無理に聞くことじゃない。
気になるけど
プライヤ「じゃあ、最後に、先生。お願いします」
男「やっぱくるよね」
三人の視線がいっきに僕に注がれる。
誤魔化しはもう許さないぞとその視線が物語っている。
困ったな。とくに好きな人はいないんだけど、そういっても信じてもらえそうにない。
だったら恋愛的じゃない好きと言う意味で
男「>>829」
ロウェナさん
男「ロウェナさん、かな」
普段から色々とお世話したり、なったり。
おそらくゼミ内で一番親交が深いといったらロウェナさんだ。
サレム「なるほど、黒髪好きですか」
男「違うよ!」
綺麗だから嫌いじゃないけどさ。
僕のくすんだ赤毛よりはよっぽど綺麗だ。
ロウェナ「どんなところが好きなの?」
男「好き、というよりほっとけないところですかね」
男「だけどたまに頼りになるというか優しいところが」
プライヤ「ほほぅ、ギャップ萌えというやつだなぁ?」
ジェラ「先生とロウェナさん。お似合いですよ。あ、でも幽霊とお似合いってどうなんでしょうか」
ロウェナ「いいんじゃない?」
ジェラ「ですよね」
男「まったくもう、茶化さないでよね。でも皆でこういう話をできるのは旅行の醍醐味だよね」
「「「「「あははははは」」」」」
「「「「ん?」」」」」
ロウェナ「照れるなぁ、ぬへへぇ」
「「「「でたーっ!!」」」」」
いつの間にかロウェナさんが話の中に入っていた。一番聞かれてはいけない人に聞かれたようだ。
ロウェナさんはくねくねと体をくねらせながらにへらにへらと笑っている。
ロウェナ「先生。私も先生のこと、好きだよ。きゃーっ!」
なんて青春感漂わせたロウェナさん(X歳)はひゅーどろろと天井をすり抜けながら消えて行った。
サレム「えぇっと、よかったですね。先生」
男「色んな誤解が生まれたような気がするよ。少なくとも生徒に手を出す教師にはならないと誓ったのになぁ」
ロウェナの好感度【65】
ミレイア「あがったわよ。あんたたちも早く入りなさい」
ベル「湯上り姿だよー、ひゅーひゅー」
男「まったく興奮しないから」
ミレイア「なんかムカつくわね」
僕は生徒に手を出さないと誓っているんだ。だから生徒にときめくことはない。
ミレイア「ふわぁ。眠いわね」
ルーティ「今から吸血鬼の時間じゃないの?」
ミレイア「早寝早起きがモットーなの」
健康的な吸血鬼だけど、そのせいで目の下には深いくまが出来ている。
学園がもっと種族に応じて時間を合わせればいいんだけど、人員的な問題で大多数の種族の生活時間である昼にあわせられてあるからなぁ。
ミレイア「ふわぁ、ミレイアちゃんはもう寝るけど、寝顔みて欲情するの禁止だから」
男「しないって」
なぜか信用がない。
そういう行動は一切とってないのに。
サレム「さて、私達もお風呂に入りましょうか」
男「そうだね」
―――
――
―
特に語ることはない。
お風呂から出た僕たちは温まった体が冷める前に部屋に戻ることにした。
学生の旅行ならここで誰かの部屋に遊びにいくんだろうけど僕は教師だ。
大人しく過ごそう。と思っていたんだけどあっちからくるとは思ってなくて………
>>837 【男の所を訪れた人】
今日はここまで
【安価】男「俺のプロダクションは亜人だらけ」【コンマ】
もよかったらよろしくおねがいします
ミレイア
僕に与えられたのは寝ることができる程度の場所だけ。だから僕はすることなく布団に寝転がっていた。
普段はベッドだから気にならないけど床の冷気が顔に当たるなぁ。
寝ようか、寝まいか。
その間を天井を見ながらうつろうつろとしていると
ミレイア「ねぇ」
始めはミレイアさんが誰に話しかけているかわからなかった。
普通に考えればこの部屋には二人だけ。僕に話しかけるしかないんだけれどまさかミレイアさんが話しかけてくるとは思ってなかったんだ。
ミレイア「ねぇってば」
男「え、なに?」
ミレイアさんの方を見るとベッドに座って本を読んでいるミレイアさんが眉間にしわを寄せながら僕を呼んでいた。
ミレイアさんが見ている本には遺伝生物学の文字。大学生向けの本ではあるけれどあまり主流の学問ではない。
そんな学問をやっているのが僕だけれど。
ミレイア「ちょっと、これ教えなさいよ」
そういってこちらに本の内容を向けてくる。
だけどちょっと遠くて良く見えない。
良く見ようと思ってミレイアさんが定めた境界を超えると
ミレイア「ちょっと! こっちに入ってこないでよ!」
なんて無茶を言う。
じーっと目を凝らすとどうやら異種間遺伝の分野らしい。それこそ僕の専攻だ。
ただ、非常に説明しづらい分野ではある。
男「なにが知りたいのさ」
ミレイア「そもそもだけど、なんで異種族なのに子供が作れるのよ」
男「あー、えっと染色体の数が一緒だから、ってのが理由で」
なんで一緒なのかはわからない。動物とは違うのに亜人とは染色体の数は同じ。だから子供が作れる。
ミレイア「じゃあなんでその子供はどちらかの種族になるのよ。遺伝子学的には両親の遺伝子を受け継ぐんでしょ?」
男「個々の種族の持つ形質はその遺伝子事で強度が決まってて、基本的には強度が強い形質が優先して発現するのが基本だね」
男「基本異種間で子供ができることはあまりないことだからデータが少なすぎてわかってないことはあるけれど、基本的な形質はどちらかしか発現しないことがほとんどだよ」
だからケンタロスとスキュラの間に子供が出来ても8本足のケンタロスができるわけじゃない。若干スキュラの形質を継ぐことはあっても、完全に混ざり合って新しい種族になるなんてそうそうない。
ミレイア「ほとんど?」
そう。ほとんど。まだ明らかになってないことが多いからなぜなのかはわからないけれど、両親の遺伝子が組み替えられて両方の特徴を持つ子供が生まれることがある。まぁ、遺伝的強度が低いから一世代限りのものなんだけど。
男「身近でいうとベルスタシアさんがそうだよ。スライムは遺伝子の組み換えが起きやすいから他種族と比べて突然変異しやすいんだ」
スライム系列だけど、なんらかの遺伝子の影響で体が液体金属化してるベルスタシアさん。
ミレイア「ふーん、それじゃあ人間と他種族でも子供ってできるのねぇ」
そういってほっと息をつくミレイアさん。
ん? 人間と他種族?
ミレイアさんの身近にいる人間と言えば………
ミレイア「ちょっとなに見てるのよ」
男「ミレイアさん。さすがに弟君に手を出すのはどうかと思うよ。いや、養子だから血は繋がってないんだけども」
ミレイア「ちょっと! 勘違いしないでよこの、変態っ!!」
ボフッ
まくらが僕に向かって投げつけられた。
まくらだしもっとふんわり飛んでくるかと思えば流石吸血鬼。その威力に思いきりのけぞって倒れてしまった。
ミレイア「私じゃないわよ。少年ってば最近いろんな女の子に囲まれてるから」
確かに少年君は顔が広い。
人間は数もあまり多くない。だったら異種族と結婚できたほうがいいんだけれど。
ミレイア「将来的にどうするのか心配だっただけ」
男「なんだかお姉さんってより、お母さんみたいだね」
ミレイア「っらぁっ!」
次は布団が飛んできた。
ミレイア「そういえばあんたも人間なのよね。人間と結婚するの?」
男「ははは。僕はモテないからね。考えたことないよ」
ミレイア「そうは思えないけどね」ボソッ
嘘だ。考えたことはある。
だけど結局の話、いくら考えてもそういう未来に至ることが現実的ではなかった。
社交的でもないし、外見が良い訳でもない。社会的にも完全に自立できてるわけじゃないし。
もし運命的に誰かと出会えるのかもしれないけれど、それを期待してる歳じゃない。
ミレイア「例えばだけどゼミ生とかどうなのよ。あ、私はあり得ないけど」
男「いや、生徒はそういう相手として見れないよ」
ミレイア「立派なことね。だけど失礼でもあるわ」
男「? なんでさ」
ミレイア「もしあんたのこと好きな人がいて、生徒だからって理由で断ってみなさいよ。凄い傷つくわよ」
………すでに覚えがある。
だけどあれは過去の思い出からくる幻覚みたいなもので。
男「だけど、そういう教師にならないって決めたんだ」
ミレイア「あんたのその脅迫的な教師像ってなんなのよ」
男「…まぁ、色々あったんだよ」
つまらない過去だけど
ミレイア「ま、その子の事生徒じゃなくて、一人の女性として見て答えを出しなさいってことよ」
男「ご教授ありがとうございます」
ミレイア「遺伝子学って思ったよりわけわかんないわね。種族が多すぎるのが悪いのよ」
でも、だからこそ面白かったりするんだよ。
ミレイア「あーあ、旅行来てまでやることじゃないわ。もう寝るから枕と布団返してよ」
ミレイアさんは本をぽいっと放り投げると自分が投げた布団と枕を回収しろとわがままを言う。
慣れたものだから文句は言わずにミレイアさんのもとへ持っていく。
境界は越えたのだけれどミレイアさんは文句を言わずに大きなあくびをしていた。
これで文句をいわれたらたまらないけど。
ミレイア「ミレイアちゃんはもう寝るから。おやすみ~」
布団と枕を受け取るとミレイアさんはくるまって寝る体制に入った。
僕ももう寝よう。
しかし人間と同じ時間に寝る吸血鬼ってなんか、凄いなぁ。
ミレイアの好感度【37】
電気は消された。だから僕ができることと言えば寝ることだけ。
どこかでサレム君の悲鳴が聞こえたような気がしたけれど、きっと怖い夢でもみたのだろう。
思えば誰かと旅行をするなんて初めてかもしれない。
いや、集団組織としての旅行はもちろんある。
ただそれはどちらかというと行事的なものであって個人の意思として行ったわけじゃない。
そして楽しかったわけじゃない。
だから思えばこれは僕としての初めての旅行なんだろう。
すでに小さな寝息をあげているミレイアさんに感謝する。
僕ももう寝よう。きっと明日も忙しいから
きっとこれが終わればまた、いつも通りの変わらない生活になるだろうから
―――
――
―
>>850【コンマ】
はい
水の中だった。
水面がどんどんどんどんと遠ざかって行く。
なんでだろうか。なぜ僕はこんなところにいるんだろうか。
もがこうとおもっても指一本動きはしない。ただ体の中に潜り込んでくる海水の不愉快さにじっと耐えるだけ。
海水が入った分、僕が出ていく。
口から泡となった僕がどんどんどんどん、出ていく。
そんな僕を押しのけて海水がどんどんどんどん、入ってくる。
水面は遠く、遠ざかっていく。
僕の後ろにはいったいなにがあるんだろうか。
どこまで僕は沈めばいいのだろうか
僕は―――
男「!」
夢だ。当り前だ。いくらなんでも骨董無形すぎる。
しかし悪い夢だった。楽しくもない、ただひたすらに不愉快なだけの夢。
気分が悪い。しばらくは寝付けそうにないなぁ。
目を開けても暗さにあまり変わりはない。
まだまだ夜が明けるまで時間があるらしい。
僕はミレイアさんを起こさないようにそっと廊下へと出た。
暖かい地域といっても夜はもう寒い。
申し訳ないがなにか暖かいものを貰おう。
男「?」
一階へ降りようと廊下を歩いているとサレム君の部屋から物音が聞こえた。
どうやらサレム君は寝相が良くないらしい。
布団を蹴飛ばして明日風邪をひいてないといいけど。
暗い階段を手すりを伝って慎重に降りる。
かなり頑丈に作られているらしい階段は僕が一人降りたくらいじゃ軋みもしない。
やっぱりお金持ちって良い家に住んでるもんなんだなぁ。
そうして一階へと降りると
ロウェナ「あれ。先生」
ロウェナさんがいた。窓辺に座って外を眺めていたらしい。
男「どうしたんですか?」
ロウェナ「おねーさんは幽霊だから寝れないんだよね。だからこうやって月を見てたの」
ロウェナさんが月に向かって手を伸ばす。その手は窓をすり抜けて向こう側に届いていた。
ロウェナ「みて、先生」
ロウェナさんがもう片方の手を月に向かって伸ばす。ロウェナさんが両手で月を包み込むように手を添えた。
ロウェナ「綺麗だよね。月はいつも」
明るい月の光がロウェナさんを照らしている。
その光はロウェナさんの体を通って抜けており、ロウェナさんの体も微かに輝いて見えた。
目を凝らすとロウェナさんを通して満月が見える。その透き通った体がロウェナさんが幽霊であるということを強く認識させた。
僕はその姿が
1.美しいと思った
2.怖いと思った
>>854
2
怖いと思った。
今にも月の光に溶けて消えてしまいそうだと思った。
それと同時に僕とはなにもかも違うんだということに気付いてしまった。
ロウェナ「どうしたの?」
目を細めていた僕をロウェナさんが不思議そうに見つめる。その大きな黒い瞳ですら透けて向こうが見えていた。
男「ロウェナさんは、どこにも行きませんよね」
そんな言葉が思わず口を衝いた。
ロウェナさんはいきなりの僕の言葉に戸惑うことなく目を細めて
ロウェナ「じゃあ、君がお姉さんのことをしっかり掴んで、離さなければいいんだよ」
そういって微笑んだ。
ロウェナ「ね?」
ロウェナさんが月に向けている両手をすっと抜き、僕の方へ向けた。
僕はロウェナさんに近づいてその両手に僕の手を重ね合わせる。
ふわふわとした不確かな感触。
けれど今はロウェナさんはここにいた。
ロウェナ「それで、眠れないの?」
男「ちょっと、怖い夢を見て」
ロウェナ「そっか」
ロウェナさんは夢の内容について聞くことはなかった。
その代わりすっと、浮き上がってソファーに座ると
ロウェナ「おいで」
ぽんぽんと自らの太ももを叩いた。
ロウェナ「君が寝るまで、お姉さんが見ててあげるから」
幽霊の膝で寝る。それなのに、僕は抵抗することなくソファーに横になり、ロウェナさんの太ももに頭をのせた。
少し肌寒い。だけど一人で寝るよりはいい。
ロウェナ「おやすみ、先生」
ロウェナさんの暖かくも冷たくもない手が僕の瞼の上にあてられる。
それだけなのに僕は、落ち着いて、落ち着いて―――――
ロウェナさんへの好感度【5】
「ご主人様、ご主人様」
寝ている僕を誰かが揺すっていた。
男「へっくしゅんっ!」
寒い。
瞼を開けるとメイドちゃんが僕の顔を覗き込んでいる。
メイド「風邪をひいてしまいますよ。ご主人様」
男「あぁ、ちょっと寒かったかな」
体を起こすと………そっか、昨日はソファーに寝たんだった。
男「布団をかけてくれてありがとう。メイドちゃん」
メイド「いえ、私ではありませんが」
メイドちゃんではない。だったら誰だろうか。
ロウェナさんかな?
メイド「朝ごはんを作ってますので、少々お待ちください」
男「皆は?」
メイド「まだ寝てらっしゃいます」
なのにメイドちゃんは起きて朝ごはんの支度を。
偉い!
だけど旅行なんだからもっと気を抜いてくれてもいいのに。
そうか、皆まだ寝てるのか。
だったら僕が起こしに行くことにしよう。
男「じゃあみんな起こしてくるよ」
メイド「! ご主人様にそのようなことは」
男「いいからいいから」
メイドちゃんの背中を押してキッチンへと戻すと、僕は階段を上って二階にいった。
さて、まず誰を起こそうか。
ミレイアさんは一番最後にするべきだろうけど。
そうだ、サレム君を起こそう。そして手伝ってもらおう。
僕はそう思ってサレム君の部屋を開けて―――
クチナワ「!!」
バタンッ
いま、何か変なものが見えたような。
いやいや、いくらなんでもそれはない。
なんだか最近よく幻覚を見るなぁ。
ガチャリ
サレム「うぅん、うーん」
部屋の中にはサレム君だけ。
やっぱりさっきのは見間違いのようだ。
男「サレムくーん、朝だよー」
サレム君を起こそうと近寄ると
男「凄い寝汗だなぁ」
顔一面がテラテラと光っている。そんなに寝苦しかったかな?
男「ほら、起きて起きて」
サレム「あぁんっ」
サレム君を起こすために肩に手をかけて揺する。
サレム君は唸るだけで起きてくれそうにない。
寝起きが悪いのかな?
男「さーれーむーくーん!」
もっと強く揺すってみると
サレム「う、うぅん。誰です、かこんな朝から」
男「おはよう、サレム君」
サレム君がやっと目を覚ましてくれた。サレムくんはしかめっ面で僕を見ると
サレム「! す、すいません先生。このような迷惑をかけてしまい」
飛び上がるようにして、起き上がった。
サレム君に他の人を起こすように頼む。
これで時間は半分になるはず。
ミレイアさんも任せられるし安心だ。
多分僕が起こすと怒って僕を痛めつけるだろうから。
さて、まず誰を起こそうかなぁ。
>>866
ルーティ
今日はここまで
膝枕、いいですよね。
ルーティさんを起こそう。
ルーティさんはたぶん寝起きはいいんだろうなぁ。最近元気良いし。
ルーティさんの部屋はミレイアさんの真ん前。
ちょうど起こされてる最中だったらしく、唸るような声が聞こえていた。
男「まぁ、暴力をふるわれているような音はしないから大丈夫だろう」
しかしなんで僕だけは暴力振るわれるんだろう。
ルーティさんのドアノブに手をかけ回す。
扉をあけるとそこにはルーティさんが
マナ「すぅ、すぅ」
いなかった。
代わりに黒髪の女の子がいた。長い髪を毛布の様にしてくるまっている。
人間に見えるけど
いったい誰なんだろう。
男「えっと、ねぇ、君」
とりあえず起こして話を聞こう。ルーティさんがいる場所を知ってるかもしれない。
そう思って女の子の肩に手をかけて揺する。
マナ「う、うぅん」
女の子が目を開けた。
僕はルーティさんを起こした。
どうやらサレム君はミレイアさんとヒヅキさんをを起こしたらしい。僕より手際がいいなぁ。
後はジェラルド君、プライヤ君、ベルスタシアさん、リリさんか
次は
>>882
ジェラルド
ジェラルド君は男だ。
だから気を使う必要はないはずなんだけどなんか緊張するなぁ。
男「はいるよ~?」
なぜか僕は気を遣いながらジェラルド君が寝ている部屋に入った。
ジェラ「すぅ、すぅ」
可愛らしい小さくて規則正しい寝息。
それは毛布に包まれた頭から発せられていた。
そうか、デュラハンだもんなぁ。こうやって寝るのか。
男「ジェラルド君。朝だよ」
ジェラ「ん、んぅ?」
ジェラルド君が小さく目を開ける。頭と体がくっついてないとこういう時寝ぼけ眼をこすれないから不便だろうな。
ジェラ「頭、頭」
体が手さぐりでジェラルド君の頭を探している。
男「ここだよ、ジェラルドくん」
ジェラ「わぷっ」
男「あ、ごめん」
僕はジェラルドくんの頭を抱えると体に向かって差し出した。
ジェラ「あ、あはは、なんか頭持たれると恥ずかしいですね」
ジェラルドくんが頬を染めながら頭を受け取る。
うぅ、そういう反応をしてるとなんか僕が悪いことしてるみたいに思えるよ。
ジェラ「まだ眠たいので顔洗ってきますね」
男「いってらっしゃい」
ジェラルドの好感度【26】
サレムくんはプライヤくんを起こしたらしい。
深いため息をついてたからきっと寝起きが悪かったんだろうなぁ。
さてあと残るはリリさんとヒヅキさんか
>>886
ヒヅキ
入ったら斬られそうな気がする。
いや、そんなことしないとは思うけど、それでも緊張する。
ジェラルドくんの部屋に入るときとは違う緊張感。
ドアノブに手をかけひねり、ドアを開けると
ヒヅキ「………」
ヒヅキさんが寝ていた。
座って、刀を抱いて。
なんでだ、怖いよ。
男「ひ、ヒヅキさーん?」
まず遠くから声をかけてみる。
ヒヅキ「………」
反応なし
困ったなぁ。
仕方ないからもうちょっと近づこうとしたとき
サレム「先生。こちらは皆起こし終わりましたが」
サレム君が入ってきた。
ヒヅキ「
ヒヅキ「!!」
男「うわぁっ」
サレム「ひっ!」
いきなりヒヅキさんが抜刀して、サレム君に切りかかった。
硬直した首元にあてられる刃。
サレム君は叫び声すら飲み込んで苦しそうな表情でこちらに助けを求めてきた。
ヒヅキ「………お前か」
じーっと顔を近づけて自分が切りかかった人物がサレム君ということを確認すると刀を鞘へしまう。
ヒヅキ「…危ないぞ」
危ないのはヒヅキさんだよ!
とりあえず寝てるヒヅキさんに近づくと切りかかってくるらしい。
用心しててよかったなぁ。
ヒヅキの好感度【55】
今日はここまで
おやすみなさい
皆が同じ卓を囲めるほど大きなテーブル。
その上にはメイドちゃんが作った海鮮具だくさんなスープと、焼きたてのパン。
本当にメイドちゃんはなんでもできるなぁと改めて感心する。
昔色々と仕込まれたらしく、持ち前の向上心と相まって毎日毎日メイドちゃんはより進化していく。
手さぐりで少しづつしか進めてない僕とは大違いだな。歳のせいだろうか。
ベル「いっただっきまーす!」
元気いっぱいにパンを齧るベルスタシアさん。
それと対照的に
ミレイア「………つ、っら」
今にもスープに顔を沈めてしまいそうなほどうつらうつらしているミレイアさん。
昼夜逆転しているせいか、寝起きは厳しいらしい。
目の下の隈もいつも以上に濃いように見える。
ジェラ「あの、おかわりってありますか?」
メイド「はい、今すぐ」
ジェラ「あっ、いいんですよ。僕が行きますから」
ヒヅキ「………」つ皿
自分の皿とついでにと差し出された皿を持ってジェラルド君がキッチンへと消える。
ヒヅキさんはいつもと変わらず仏頂面ではあるけれど、どこかほころんでいるように感じた。
幸福な朝食。
久々に心休まる時だ。
ロウェナ「んもう、お姉さんも食べたいから体貸してよね」
ミレイア「嫌だけど?」
ロウェナ「じゃあ僕。お願いっ」
両手を合わせてウィンクをするロウェナさん。
憑りつかれることはあまり好ましくないけれど、一人だけ仲間外れというのも
と思って了承しようとした時、リリさんが口を挟んだ。
リリ「テケの体でよろしければお貸しします」
ロウェナ「ほんと!? やったぁ!」
両手をあげて喜ぶロウェナさん。さっそくと言ってリリさんの後ろに回り込むが
ロウェナ「ん? んん?」
リリさんの中にすっと入りこむことなく、リリさんに向けて両手を向けて難しそうな顔をしている。
どうしたのだろうか。
ロウェナ「入れないよぉ」
しょんぼりと肩を落とす。
憑りつける人と憑りつけない人がいるのだろうか。
リリ「テケになにか不足していたのでしょうか」
ロウェナ「わかんない。憑りつけない人は初めてだよ。あんまり憑りついたことないけどさ」
男「えーっと、じゃあ、僕に」
ロウェナ「よしきた!」
ぱっと消えて
ロウェナ「じゃあいくよ」
いつの間にか耳元で声がした。
そして首の後ろがすっと冷えて、へその下あたりがむずむずして
気が付いたら朝食が終わっていた。
胃の中には覚えのない満腹感。
どうやら深くまで憑りつかれたようだ。
目の前でロウェナさんが両手を合わせて謝っている。
ロウェナ「ごめんっ、君の中が心地よくてさ!」
ロウェナ「でもなんでだろうね。前までこんなことなかったのに」
男「ロウェナさんの力が強くなったとか?」
それか僕がロウェナさんを前よりも受け入れたから。
もちろんそんなことは口に出して言えない。
男「ところでミレイアさん。今日の予定は?」
ミレイア「温泉にいくわよ」
男「温泉?」
ミレイア「ここから先に行ったところに温泉があるらしいのよ。せっかくだから行きましょう」
温泉か。
嫌いじゃない。
サレム「温泉! いいですねぇ!」
プライヤ「温泉♪ 温泉♪」
他の皆も乗り気で嬉しそうにしている。
そんな中一人だけ
ルーティ「温泉かぁ」
ルーティさんだけは嬉しそうにしていなかった。
男「温泉、好きじゃないの?」
ルーティ「いや、嫌いじゃないよ」
と言うけれどあまり浮いた顔ではない。
ルーティ「だって、他の皆に裸見られるの恥ずかしいよぉ」
思ったより深刻な理由ではなかった。
だけれど口出しできる話題でもない。
僕はあいまいな返事をして会話を打ち切った。
ルーティ「どうにかしてよっ」
打ち切れなかった。僕の胸倉を掴んで抗議するルーティさん。
僕に言われても。
しかしルーティさん。元気になったなぁ。
男「でも他の皆も行くみたいだし。
ルーティ「じゃあ他のところにしようよ」
だから僕に言われても。
ルーティ「この際仕方ない。私達だけどこかに行こうよ」
温泉には行きたい。
どうしようか
1.ルーティさんも温泉につれていく
2.ルーティさんとお留守番
>>900
1
男「そんなこと言わずに、一緒に温泉行こうよ」
ルーティ「むぅぅ」
頬を一杯膨らませて遺憾の意を示していたがそれも長続きせず、ぷしゅーと音をたて、空気は抜けて行った。
ルーティ「ちぇっ、わかったよ」
男「よかった」
ルーティ「そんなに、私と温泉に行きたかったの? ねぇねぇ」
仕返しとばかりに意地悪な質問をしてくる。
一緒に行きたいと言えば僕の思ってることと違う意味でとられてしまうだろう。
男「そうだよ」
ルーティ「え?」
男「どうせ行くなら皆で行きたいじゃない」
ルーティ「もうっ。あーあ、意地悪だなぁ、先生は」
何か間違っただろうか。眉間にしわをよせてつんつんと僕の頬を突く。
ベル「つんつくつーん」
一緒になって笑顔でもう片方の頬をベルスタシアさんが突く。
サレム「つんつん」
おでこを突くサレムくん
男「なぜ僕を突くんだ!?」
サレム「良い、突き心地です」
そんなところを褒められたのは初めてだ。
ミレイア「あんたたちバカしてないで、用意しなさいよ」
今日はここまで
おやすみなさい
サレム「荷物が軽いような?」
ミレイア「あんた昨日色々使ったからでしょ」
サレム「そうなのでしょうか」
首をかしげるサレムくん。来たときは重そうに荷物を背負っていたのに今は軽々と背負っている。
確かに色んなものを使ってはいたけれど。
男「部屋に忘れてきたんじゃないの?」
サレム「チェックはしました。まぁ、おそらく気のせいでしょう」
ミレイア「もう戻らないんだから忘れもんしないでよ」
男「はーい」
僕は大丈夫。
着替えと財布しかもってきてないし。
大変そうなのはサレムくんとベルスタシアさんとプライヤくん。
誰かの荷物を持ってあげたいけれど
>>913
サレム
男「サレムくん、荷物少し持つよ」
サレム「よろしいのですか?」
男「君が一番重そうだったからね」
流石に大きなリュックは持つことはできないけどバックなんかは持てる。
しかしこの量。旅人でもこんなに持たないよね。
貰ったバッグを肩にかけるとずっしりと重い。
歩けないほどではないけれど………
サレム「無理をされないほうが」
男「だ、大丈夫だよ」
ミレイア「それじゃあいくわよー」
ベル「出発しんこー!」
サレムの好感度【26】
この地域が暖かくてよかった。
寒い中で歩くのはひどく堪えるだろうから。
でも寒い中入る温泉もいいしなぁ。
男「それで、あとどれくらいなの?」
ミレイア「あと、1時間くらいね」
男「え?」
ベル「そんなもんかぁ」
ヒヅキ「……もう少し長くてもいいな」
流石、フィジカルに優れた人達は言うことが違う。
それに対して
サレム「!」
プライヤ「そ、それは辛いぞぉ」
ルーティ「うへぇー」
フィジカルに自信がない組は青い顔をしていた。
もちろん僕もそっち側だ。
メイド「ご主人様、荷物お持ちします」
男「いや、いいからいいから」
いくらなんでも小さな女の子に荷物を持ってもらうのは恥ずかしすぎる。
たとえメイドちゃんの方が力が強くてもだ。
ヒヅキ「………持つぞ」
男「いや、大丈夫です」
いくらなんでも生徒、しかも女の子に持ってもらうのは恥ずかしすぎる。
たとえヒヅキさんの方が力が強くてもだ・
ヒヅキ「………」グイッ
男「うわぁっ」
荷物ごと僕を抱えるヒヅキさん。
こっちの方が恥ずかしいよ…
ベル「あー、いいなー」
男「おろして! おろして!!」
ヒヅキ「……鍛錬だ」
男「僕の!? 羞恥心を鍛える!?」
ロウェナ「お姫様だっこいいなぁ」
こうしてお姫様だっこをされること数十分(抵抗は諦めた)
ミレイア「あれよ、あれ」
こじんまりとした温泉にたどり着いた。
派手ではないけど風情があっていいなぁ。
でもミレイアさんがこういうところを選ぶってなんか以外だ。
ミレイア「なによ。ミレイアちゃんの顔を見て。てっきり金のライオンが口からお湯出してる高級温泉にしか入らないと思ってたって顔でみないでよ」
男「そこまで思ってないよ」
ミレイア「多少は思ってたってことね」
じとーっと非難の視線を浴びせられる。
思ってたけど。だってお金持ちだし。
ミレイア「そんな風呂、落ち着かないし、入り飽きてるわよ」
あ、入り飽きてるんだ。
ミレイア「お風呂はやっぱりのんびりよねー」
ネコっぽく背伸びをするミレイアさん。たしかに温泉は落ち着ける場所じゃなくちゃね。
よーし、僕もゆっくり―――
ミレイア「ちょっと、こっち見ないでよ」
できなかった。
男「えーっと、なんで混浴なのかな?」
ミレイア「知らないわよ」
混浴だった。
水着を持ってきていてよかった。
いや、でも混浴は願ってなかった。
ミレイア「温泉があるってことしか聞いてなかったのよ」
男「これじゃあ落ち着けないよ」
ミレイア「変態っ」
別にそういう意味じゃないって。
意識してるって意味ではそうなのかな?
そういう意識じゃないんんだけれど。
ミレイア「とにかくこっち見ないで。もしくは目隠しして」
男「そんなぁ。せっかくまったり温泉に入りたかったのに」
ミレイア「このミレイアちゃんと同じ湯に浸かれるだけで光栄に思ってなさいよ、弩級変態っ」
男「そこまで言わなくても…」
あと、そんなことを光栄に思わない。
ロウェナ「おねーさんは見てもいいんだよ。うっふ~ん」
男「結構です!」
僕の目の前に周ってセクシーポーズを決めるロウェナさん。目を逸らした先には
ジェラ「うぅ、やっぱりこの水着、恥ずかしいです///」
恥ずかしそうにタオルで股間を隠しているジェラルド君。片方の手は頭を持ってないといけないから片手でしか隠せない。だから上手く隠れてなくて
ミレイア「みるなへんたぁいっ!」ドンッ
ボチャンッ
男「うわっ、あちゃっ、あちゃちゃちゃっ」
ミレイア「ふんっ」
同性だって………
体を洗わないで湯船につかることはいけないことです。
僕は湯船から上がって体を洗うことにした。
しかし水着を着て体を洗うということは洗えない部分がでちゃうんだよなぁ。
僕たちはともかくヒヅキさんはどうするんだろう。
と思ってちらりと見たら
男「~っ!」
全裸だった。
そりゃああの水着じゃ体洗えないけれど
というかあれ、水着じゃないし。
サレム「どうしました先生。目にシャンプーが入りましたか? よろしければシャンプーハットをお貸ししましょう」
男「大丈夫だよ…」
とにかくあっちは向かないほうが良いみたいだ。
ミレイア「って! なんであんた全裸なのよ!」
ヒヅキ「……洗えないからな」
ミレイア「あっちには野獣ばっかいるんだから!」
ヒヅキ「野獣がいるのか?」キョロキョロ
ミレイア「探すんじゃないわよっ! 比喩よ比喩!!」
よかった、ミレイアさんがどうにかしてくれそうだ。
しかしヒヅキさんの体、引き締まってて………
いや、忘れよう。
体を洗って湯船につかる。温泉には僕たち以外誰もいない。贅沢なことに貸切状態だ。
こんな感じなのに潰れないのかな?
女の子の方は見ないようにしているのだけれど、
ロウェナ「先生っ! お背中お流ししましょうか」
男「もう湯船につかってるし」
ロウェナさんはそんな配慮関係なくちょっかいを出してくる。
それに
ヒヅキ「…あたたかいな」
なぜか僕と背中合わせにしてヒヅキさんが湯船につかっている。
ねっとりと粘度のあるお湯を通してヒヅキさんの体を感じる。
肌はすべすべしているけれどその奥の筋肉がしっかりしていることが背中越しでもわかる。
流石鬼だなぁ。
しかしなんで背中合わせに座るんです?
でも、あのヒヅキさんが近づいてくれるんだからちょっと嬉しい。
いつも刀ばかり見ててよくわかんない子だったからな。
ただ強くなりたいという意思だけしかわからない。
今年はもっとヒヅキさんを良く知りたいなぁ。
できれば多少好かれるくらいにはなりたいんだけど。
ヒヅキさんは僕のこと、どう思ってるんだろう。
サレム「先生! 裸の付き合いをしようじゃありませんか!」
男「え、嫌だけど?」
サレム「そんな! 温泉と言ったら腹を割って裸の付き合いと決まっているではありませんか! そうですよね、ジェラルド」
ジェラ「え!? そ、そうなのかなぁ」
サレム「プライヤ!」
プライヤ「うわっ、温泉の熱でチョコが溶けてるぞぉ」
ミレイア「あんたがそういうこと言うとなんか怪しいのよ」
サレム「私はただ当り前のことを言ってるだけで、そんな」
たしかにそういう風習はあるらしいけど僕のところではない。
反応を見る限り他の皆もないみたいだ。
がっくり肩を落とすサレムくん。
なんだか可哀想だ。とはあまり思わない。
男「はー、あったかいなぁ」
お湯はぬるりとしてて体を包み込んでくれるようだ。
なにか体の中に入り込んで癒してくれるような気が………ん?
お湯が紫色だ。
なんでだろう、と思ってその元をたどると
リリ「………」
リリさんが溶けだしていた。
そうか、リリさんの溶けた成分が僕の体に入り込んで………ってなんでだ!?
男「リリさんとけてるとけてる!!」
リリ「……あ。でも悪いものではないので大丈夫です。古い角質などはテケが取り除きますので」
男「いや、ちょっと怖いよ。それに大丈夫なの?」
リリ「体にただちに影響はありません」
男「リリさんが大丈夫なのかなって……ちょっと待って、ただちに影響はないってあること」
リリ「継続して使用した場合、どのような影響がでるかは判明しておりません」
男「じゃあやめてほしいかな」
リリ「少量なら体に良い自信はあります」
男「いやいやいや」
いくら体に良くても
いくら良い匂いがしても
溶けたリリさんに包まれてるってのは気分が悪いよ。
今日はここまで
おやすみなさい。
ミスです
ジェラルドの好感度【28】
サレムの好感度【36】
リリの好感度【39】
でした
溶けたものは戻らない。
だから徐々にお湯が薄紫になっていく。
僕以外は気にしていないようだけれど………
男「これ、大丈夫なの? 後で怒られない?」
リリ「時間が経てば消滅します」
男「あぁ、そうなの」
いったいどういうことなんだろう。リリさんの体は謎でいっぱいだ。
サレム「さぁ先生。腹を割って話しましょう」
男「いや、だからさ。ゆっくりさせてよ」
サレム「いいえ! これは譲れません! これは伝統なのです!」ザバッ
立ち上がるサレム君。
股間がちょうどいい位置にあるから是非座ってほしい。
男「えぇー。仕方ないなぁ」
誰と話そうか
>>932
ジェラルド
ジェラ「ふぅ、良いお湯です」
ジェラルド君がお湯をすくい上げて体に流している。
良くお風呂に入っている人は頭の上にタオルを乗せるけどジェラルド君は首のつなぎ目にタオルを乗せていた。
頭は風呂桶に入ってぷかぷかと浮いている。
いったい頭と体が分かれているのはどういう気分なんだろう。
男「ジェラルド君。ジェラルド君」
ジェラ「はい? なんですか?」
男「頭と体が分かれてるのってどんな感じなの?」
ジェラ「えっ///」
目を大きく見開いて頬を赤く染めるジェラルド君。
なんで?
ジェラ「首のつなぎ目はじろじろみてほしく、ないです」
あぁ、デュラハン的にはそうなのか。
異種族間の感覚はあまりわからない。
ミレイア「さいてー」
ベル「エッチなのはいけないと思います」
ルーティ「うわっ、きっしょ」
ロウェナ「見るなら私をみなよー」
ヒヅキ「………」
ジェラ「うぅ………」
ただ一瞬で女の子たちが敵にまわるのはなんでだい?
確かにジェラルド君の首のつなぎ目は気になる。
隠されるとみたくなるし………
でも、どうしよう
1 無理やり見る
2 見ない
>>935
2
無理やり見るのはいけないことだ。
やめておこう
ジェラルド「うぅ。みないでくださぁい」
男「嫌がるなら見ないよ」
ロウェナ「つまり見せつけてほしいと」
男「違う!」
ジェラ「見せつける///」
ほら変な感じになった!
しかしこういう種族間の感覚の違いは今後教師になるうえで知っておかないといけないんだろうな。
なにがきっかけで問題になるかわからないし。
ジェラ「あの、見られるのは嫌ですけど、先生がもし、どうしてもっていうなら」
ジェラ「いい、ですよ?」
男「大丈夫。もう見ないから」
ジェラ「そう、ですか」
ジェラルド君は優しいなぁ。
だけどその優しさに甘えていたら彼を傷つけることになる。
それは絶対にいけないことだ。
生徒を傷つけることは、あってはならないんだ。
ジェラ「どうしたんですか先生」
男「おっと、なんでもないよ」
どうやら顔に出てたらしい。
危ない。
さて、もう結構使ってふやけそうだけど
皆はいつ上がるのかな? そういえばルーティさんは人魚だけど大丈夫なのかな。
見ることは禁止されてるから見ないけど、ミレイアさんがしっかり見張っててくれるだろう。
ミレイアさんがのぼせてなかったらだけど
男「………ん?」
リリ「………」チマン
男「リリさん縮んでる!」
リリ「あ。不覚でした」
お湯に溶けだしたリリさんは本体の質量が少なくなり縮んでいったらしい。
いつもの半分近くしか大きさがない。
メイドちゃんと同じくらいだ。
これはのぼせているに近いのか?
とにかくお湯からださないと!
男「ほらリリさん、上がるよ!」
リリ「? 貴方様がそう望むのであれば」
男「あとはよろしく、ミレイアさん」
ミレイア「ん? うぃー」
とろけきっているから心配だけど、まぁサレム君たちもいるから大丈夫だろう。
僕はリリさんを抱えて脱衣所の前まで連れて行った。
着替えて外に出るとリリさんはすでに着替えて待っていた。
着替えたというか服自体がリリさんであるから着替えたというのは適当ではないのだけれど。
リリ「すみません。テケのせいで」
男「大丈夫。のぼせるところだったから」
リリ「大丈夫なのですか?」
男「大丈夫大丈夫。それよりリリさんのほうが心配だよ」
どうなのかはわからないけど体積が減ったのはあまり良いことではないように思える。
リリ「テケは大丈夫です。明日までには回復しますので」
男「………なんていうか」
リリさんは一体なんの種族なんだろうか。
今まで何度も疑問に思ったけど、本人の口から本人についてはあまり語られないから知らない。
聞こうともあまり思わなかった。
だから
男「リリさん」
リリ「は、なんでしょうか」
男「リリさんって、一体なんなの?」
言葉選びを間違ったと思った。
だけどリリさんは表情一つ変えず。
リリ「お教えできません」
初めて僕の想いを拒絶した。
男「ごめんね。変な事を聞いて」
リリ「いえ、こちらこそ申し訳ありません。命令に背くことになりますが、それでも」
リリ「私は貴方様に嫌われたくないのです」
その紫の瞳は揺るがない。
確固たる意志を持って拒絶する。
その姿に成長を感じて嬉しくなると同時に
正体を知られたら嫌われる。そのことがとても気になった。
知られると嫌われるということ。
リリさんが教えることができる最大限の譲歩なのだろう。
本当にリリさんは一体なんなんだ。
スライムのように思える。
ゴーレムのように思える。
リリ「こんな、私を、嫌いになったでしょうか」
男「嫌いになんてならないよ。誰だって言いたくないことはあるからね」
もちろん僕にも。
男「そうだ、お風呂上りだし牛乳でも飲もうか」
リリ「買って参ります」
男「いいからいいから。座ってて」
良く冷えた牛乳はなぜこんなに美味しいのだろうか。
一気に飲み干すと失われた水分とかが一気に戻ってくる気がする。
リリ「よい、飲みっぷりです」パチパチパチ
男「いやぁ」
リリ「では、テケも」ゴキュゴキュ
リリさんが僕の真似をして一気に飲み干す。
その喉元は一切動いてないので、やっぱり違う人種なんだなぁと思わされる。
リリ「けぷっ、美味ですね」
小さな可愛らしいげっぷをするところは生物らしさがある。うん。
リリ「なぜテケを見つめるのでしょうか」
男「いやぁ、可愛らしいげっぷだなと」
リリ「テケには空気を排除する機構が備わっていないので、食事と共に取り入れた空気はこのようにして出さなければいけないのです」
男「あぁ、そう」
まるで自分の事を機械のように話すなぁ。
リリ「見苦しければ今度から別の方法をとります」
男「いやいや、げっぷぐらい好きにしてよ」
リリ「承知しました」ペコッ
そこで承知されると僕がまるでそういうことを命じたように見える。
男「皆が上がってくるまで待ってようか」
リリ「はい」
今日はここまで
おやすみなさい
ベル「体ぽっかぽかー」
ミレイア「うぅぁ、頭ふらふらするわ。ぎゅうにゅ、ぎゅうにゅ~」
サレム「はい、買ってきます!」
ミレイア「おねが~い」
待つこと十数分。湯気を立てたが御一行が現れた。
ミレイアさんは顔が真っ赤でふらふらしているけれど大丈夫なのだろうか。
ミレイア「ふぇぇ」
大丈夫じゃなさそうだ。
サレム「牛乳買ってきました!」
ヒヅキ「………私のは?」
サレム「え?」
ヒヅキ「私のは、ないのか」
サレム「行ってきます!!」
ベル「私のもおねがーい!」
ルーティ「よろしくねん」
サレム「わ、わかりましたぁ!」
なんだか色々と可哀想なサレムくんだった。
やれやれ、僕も手伝いに行こう。
男「メイドちゃんも飲むよね」
ロウェナ「僕のミルク」
メイド「え、えっと?」
男「変な事言わないでくださいロウェナさん」
ロウェナ「てへりんこ」
男「牛乳、飲めるよね?」
メイド「は、はい。飲めますけれど、ですが」
男「買ってくるね」
メイドちゃんは絶対に断る。
だからメイドちゃんには押し付けるぐらいでちょうどいいと今までの生活で学んだ。
「「「「「「「「ごきゅごきゅごきゅごきゅ」」」」」」」」
「「「「「「「「ぷはーっ!」」」」」」」」
横一列になった皆同じように牛乳を飲み干す。
ロウェナ「おー、良い飲みっぷりだねぇ」
ミレイア「生き返ったわ―!」
ミレイアさんの表情に元気が戻ってきている。
牛乳って凄い。
ミレイア「さて、癒されたことだし帰るわよー」
ロウェナ「えー?」
帰りたくない気持ちもわかる。
帰れば明日からまた同じような日々の繰り返し
でも同じような日々を繰り返すからこそきっとこういうときに楽しく思えるんだろう。
男「ほら、帰るよロウェナさん」
帰りたくないと渋るロウェナさんに手を伸ばす
ロウェナ「! じゃ、かえろっか」
ロウェナさんはすぐに僕の手を握ってその手を大きく上にあげた。
ロウェナ「出発しんこー!」
ベル「しんこーっ」
帰り道。
各々旅行であったことを楽しそうに話す。
海、花火、ビーチバレー、肝試しなど
色々なことがあったけれど一番僕は何が楽しかっただろうか。
僕の一番の思い出は
>>950
いつもと違うルーティを見れたこと
いつもと違うルーティを見れたことだ
………ん? なに言ってるんだ僕。
ルーティさんはいつも通り明るくて
何も変わらなかったはずだ。
ん? うん
いつも通り元気で明るかった。
ルーティ「らんらららんらんら~♪」
ほら、今だって楽しそうに歌ってて
ルーティ「ん? どうしたのさ先生。私のこと見つめちゃってさ」
ルーティ「はっ。おさわりは厳禁だよ!」
男「いや、違うって。なんかちょっと」
ルーティ「なんかちょっと?」
男「いや、なんでもないよ」
何がおかしいんだっけな。
ルーティさんはずっと昔からこうだろう?
ベル「とうちゃーく」
男「はぁ、はぁ」
坂の上まで登るのは運動不足の僕にとってはとっても大変なことだ。
ヒヅキさんに抱きかかえられるのだけは避けることができたけれど結局無様な姿をさらしてはいる。
男「あと、どれくらいで汽車が来るんだろう」
ミレイア「あー。あと20分ってところね」
男「今の内にお手洗いを済ませきゃね」
ミレイア「セクハラよ」
男「え? これだけで?」
ミレイア「セクハラよ」
男「…ごめんなさい」
悪気はないんだよ。本当だよ。
どこか腑に落ちないのは僕の意識が低いからだろうか。
と真剣に悩み始めた時だった。
ルーティ「ねぇねぇ」
男「どうしたのルーティさん」
ルーティ「ちょっとこっちきて、きてん」
ルーティさんが手招きをする。
なんだろうかと思ってそちらのほうへ行くとルーティさんは僕の手を引っ張って皆から離れ始めた。
男「え? えぇ?」
ルーティ「いいからいいから」
どんどん離れていく。
汽車が来るにはまだ時間はあるけれど
ルーティ「…ん、ここならいっか」
皆の姿が見えない物陰。
皆の声も聞こえない距離。
ルーティさんはそこに僕を連れ込んで
ルーティ「んっ」
男「!」
僕にキスをした。
突然のことで対応ができなかった。
だから望んでいたわけじゃない。
いや、今は言い訳をしているときじゃない。
慌ててルーティさんの肩を掴み引き離そうとするけれどそれより先に僕の首後ろに回された両腕がそれを許さない。
ルーティ「ぷはっ。えへへ、息するの忘れちゃってた」
ルーティ「ねぇ、先生」
男「なッ、なにかナッ?!」
ルーティ「私の事、好き?」
男「えっ、えぇっ、えっと」
男「>>957」
嫌いじゃないよ
男「嫌いじゃないよ」
ルーティ「じゃあ好きなんだね?」
男「…好きだけど、今ルーティさんがしたような意味じゃない」
ルーティ「なんで? なんでなんでなんでっ!」
ルーティさんが駄々をこねるようにして体を揺らす。
唇が再びふれあいそうなほどの距離。
ルーティさんの瞳が揺らいでいるのが分かる。
ルーティ「先生は私のこと好きじゃないといけないの!」
ルーティ「ずっと私と一緒にいてくれるって言わないといけないのっ」
ルーティ「じゃないと私がルーティになった意味がないんだよっ」
ルーティ「ねぇっ」
どうしよう。
ルーティさんの言っている意味が分からない。
理解できないんじゃない。
ただその声が風のざわめきと同じように感じられるんだ。
ルーティ「先生っ! 好きになってあげるから、私のこと好きになってよっ、ねぇっ」
だめだ、わからない。
その声が
ルーティ「先生っ」
ベル「おかえりー」
ルーティ「ただいまー」
あれ、今僕は何をしてたんだっけな。
ルーティ「先生お土産奢ってくれなかった!」
ベル「なにー、けちんぼだなー」
あぁ、そうか。
ルーティさんとお土産買いに行ってたんだっけ?
あれ、そうだっけ?
疲れてるのかな。
頭がぼーっとする。
ミレイア「もうすぐ汽車が来るわよ。遊んでないで駅に入るわよ」
ロウェナ「はーい」
ジェラルド「? 大丈夫ですか先生。ちょっとふらついてますけど」
男「んー、大丈夫。風邪ひいたかな」
サレム「でしたら良い薬師を紹介いたしましょうか?」
男「大丈夫、寝たら治るから」
ジェラ「! 汽車が来たぞぉ!」
汽車が駅へたどり着く。
降りる者は誰もいない
乗るのは僕たちだけ。
席は開いていた。
よかった、座れて。
若干硬いシート。それでも立ちっぱなしよりはいいもんな。
僕は座ると疲れのせいか、すぐに睡魔に襲われた。
嫌な夢を見た。
僕の学生時代の夢だ。
僕には好きな人がいた。
その人は教師だった。
だから優しいのは当たり前だ。
だけど僕はその優しさを特別なものと勘違いしたんだ。
教師と生徒が付き合うことはない。
それは絶対に許されないことだ。
そうその人に教えられたからきっとそうなんだろう。
だから僕はその言葉を信じて、妄信して。
その言い訳を信じ込んで。
ずっと強がっていたんだ。
「先生。大好きです」
過去の僕と同じ言葉を誰かが僕に言った。
それに対して僕は―――
あ…
またやってしまいました…
新スレ立てました
男「僕の生徒は亜人だらけ」ジェラルド「4回目だったらきっと僕はっ」
ヒヅキ【文系】不合格 【理系】 不合格
ベルスタシア【理系】不合格 【魔術】合格
ジェラルド【理系】不合格 【魔導】不合格
サレム【理系】合格 【文系】合格
ルーティ【文系】合格 【魔導】合格
プライヤ【理系】不合格【魔導】合格
ロウェナ【理系】合格【文系】合格
ミレイア【理系】合格【魔術】 合格
リリ【魔術】合格【魔導】合格
合格数 12/18 評価 B
レイン「及第点ですわね」
レイン「もっと生徒と仲を深めたら勉強に意欲が出ると思いますわよ」
貢献ポイント【23】
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