男「おい止めろよ・・・」(20)

俺には彼女がいない。
いや、
居たといった方がいいかな。
簡単に言うと浮気されて捨てられてしまったのだ
だが気になることがある。
それはフラれてから怒るようになった

怒る×起こる○
いきなり字間違えた。もう無理ぽ(´・ω・`)

俺は学校に行く気になれなかった。
がいかないといけないから俺は目を冷ました。

あれ?

何かが違う。
いや全然違った。
俺は自分の部屋の自分のベッドで寝ていたはずだ。

見たことはあるが、寝起きだからなのか、思い出せない。

そんな部屋のなかで目を冷ました。

暗い・・・カーテンが閉めてある

部屋の色は薄いピンクという感じだ。

ガチャ とドアの開く音がする。

「目、さました?」

聞いたことのある女の声だ。

近付いてきた。
意識は100ハッキリしていると言う訳ではないが、良く知った顔だったので、つい名前を言った。



幼馴染み・・・

そう。小さい頃から知っている大切な幼馴染みだ。

おはよう。
幼馴染みが言った。

おはよう。
の返事の後に続けて俺は言った。

どういうことだ

大丈夫。私はあなたのものだから
幼馴染みが言った。話が噛み合っていない。

次は少し強めに聞いてみる。

どうして俺はお前の部屋にいて、縛られているんだ?

幼馴染みが口を開き言った。
何って何?私は男を守ってあげてるんだよ?

意味がわからない。

何から俺を守るんだ?と、聞く。

決まってるじゃん。
男に寄ってくる汚い雌共だよ?
幼馴染みが言う。

だれも見てないよね|ω・`) チラッ

女達から俺を守る?やっぱり意味がわからない。
何もされた思いもないし、されることもないだろう。

幼馴染みは少し笑って言う。
それは男があの糞女と付き合ってたからだよ、と。

フラれてしまったと言えど、愛した女だ。糞女と言われてさすがに幼馴染みにもイラついてしまった。

は?何いってんだお前。
始めてだ。幼馴染みにこんな態度をしたのは。

幼馴染みも少し驚いた様だ、それもそうだ、10年以上一緒だった奴に始めての態度でにらみつけられたのだから。

幼馴染みは言った、でもそうじゃん、私の男を盗ったんだよそれにあげくのはては捨てたんだよ?

だめだ、幼馴染みはおかしくなり始めている。

幼馴染みを呼ぶ

何?

とりあえずこれを外してくれ

ダメだよ男逃げちゃうでしょ?

逃げるのも大切だが俺もお前も学校があるだろ。

・・・いかなくていいよ。
幼馴染みが小声で言った。

幼馴染みはもう駄目だ。

幼馴染みちょっと隣に座ってくれ

幼馴染みはなぜか顔が赤くなった。急に熱でもでたのか ?

何?と、おとなしめに幼馴染みが言った。

目、瞑ってくれ。優しく言った。

ん、となぜかタコ唇に幼馴染みがしている。何がしたいんだコイツは・・・

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