レッド「擬人化ポケモン……最高だな」 (223)
レッド「……あぁ、よく寝た……」
レッド「……っ!やべっ、今日オーキドの爺さんに呼ばれてる日じゃん!かんっぜんに忘れてた!」
オーキド「それで遅刻したのかお主は」
レッド「生きるのに必死すぎて自分の10歳の誕生日忘れてましたわ」
オーキド「今何時だと思ってるんじゃ」
レッド「午後の3時っすね」
オーキド「約束してたポケモンはもういないぞ」
レッド「えっ」
オーキド「朝来た、お前と同い年の子達が連れていった」
レッド「……一体もいない?」
オーキド「残念じゃが」
レッド「……マジかよ」
オーキド「まあそれだけ時間というのは大切という事じゃ」
オーキド「今回は特別に明日また約束の時間にここに来ればポケモンを渡すが、気を付けるように」
オーキド「よいか? 危険なのでくれぐれも自分一人でポケモンを捕まえに行こうなどとは……レッド?」
~1番道路~
レッド「母さんの目を盗んで小さい頃から駆けまわってきた、ここは俺の庭みたいな場所だ」
レッド「ぜったい大丈夫……俺ならぜったい大丈夫だ……」
コラッタ「グルルルル……」
ポッポ「………」
レッド「落ち着け落ち着け、相手は鼠と鳥だ。不安に思う事はない……万事大丈夫……」
コラッタ「……!」
レッド「……っ!やっぱ無謀なのか……!」
レッド「……? 衝撃が来ない?」
こんなところに一人でどうしたの?
衝撃に備えて目をつむったままの俺の耳元に、優しい吐息と鈴の鳴るような美しい声。
目を開けた俺の視界に映るのは、ブラウンの楚々としたワンピースに、耳に掛かるくらいのショートな茶髪が似合う、おっとりした美人だった。
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???「どうしたの?」
レッド「……かわいい」
???「えっ」
レッド「……あんたに惚れた」
???「ええっ……」
レッド「一緒に来てほしい」
???「いやあ、困るよお。群れの皆のこともあるし……」
レッド「群れ?」
???「私ここに住んでるから~」
オーキド「そりゃあ変異種じゃな、恐らくポッポか」
レッド「変異種? なんじゃそりゃあ」
オーキド「ポケモンには2種類おってな、稀に通常のポケモンから突然変異的に人間の姿を象った変異種が生まれる事がある」
レッド「普通のポケモン? 通常種? とどう違うんだ、それは」
オーキド「人間の身体をしているが、それだけじゃ。ポケモンとしての能力を発揮するのになんの支障もない」
オーキド「人間の高度な文明社会に適応するための種としての進化だとか、学説はいろいろ有るんじゃが……」
レッド「じゃあいつはポケモンなんだな」
オーキド「1番道路に住み着いている人間の方が考えづらいじゃろ」
レッド「おっし、決めたぜオーキドの爺さん。俺はあいつを相棒に旅に出る」
その日から、レッドは1番道路に足しげく通い始めた
レッド「頼む、俺にはあんたが必要なんだ!」
ポッポ「そんな事言われても~」
レッド「何が駄目なんだ!」
ポッポ「うーん、別に何も駄目じゃないけど~」
レッド「じゃあっ!」
ポッポ「私は毎日のんびり生きて行きたいから。」
レッド「その生活に刺激はあるのか!」
ポッポ「必要~?」
レッド「必要!」
レッド「生活の心配はないから!俺が全部養うから!」
ポッポ「それじゃあ私ヒモみたいだ~、でもどうやってお金を?」
レッド「バトルとかで」
ポッポ「あら~。それじゃあ君が私のヒモだ~」
ポッポ「おっ、今日も来た。待ってたよ~」
レッド「お、おう。なんか調子狂うな」
ポッポ「ご飯一緒に食べよ?」
レッド「途中で買ってきたおにぎりしか持ってないけど」
ポッポ「なんでもいい。君と一緒に食べればなんでも美味しいよ~」
レッド「……そのほわほわした笑顔に俺は惚れたんだ」
ポッポ「えへへ~、なんだか照れるよ」
レッド「……もうこれで最後にするよ。─────俺と一緒に来てくれるか」
ポッポ「うん、いいよ」
レッド「……えっ、いいのか?」
ポッポ「君と一緒に居るのも楽しいから、気が変わっちゃった」
レッド「……嬉しいよ、本当に」
ポッポ「……わっ、泣いてるの~?中々良い返事出来なくてごめんね、よしよし」
レッド「断られると思ったし、これで断られたら諦めようと思ってたから」
ポッポ「わ~、じゃあ危ないところだったね~」
レッド「……マイペースな奴だ、本当」
ポッポ「何回断っても来るんだから、君も大概でしょ~」
レッド「違いないや」
ポッポ「ふふっ、似た者同士だ」
レッド「……マサラタウンのレッド。よろしくな」
ポッポ「名前、初めて知った」
レッド「別に聞かれなかったからな」
ポッポ「それもそっか~。じゃあよろしくね、レッド君♪」
なんだかんだ レッドは ポッポ を なかま にした !
オーキド「……たまげたもんじゃ。まさか本当に変異種を従えて帰ってくるとは」
ポッポ「褒められてる?」
レッド「褒められてる」
ポッポ「よしよし」
レッド「頭撫でるのやめてくれ、なんか恥ずかしい」
ポッポ「え~」
オーキド「信頼関係も良好のようじゃな」
レッド「皮肉か?」
オーキド「お主にもポケモン図鑑を授けよう。これでカントー地方全域のポケモンを登録してきて欲しい」
レッド「報酬は?」
オーキド「弾む、とだけ言っておこう」
レッド「請け負おう」
ポッポ「わ~……」
オーキド「後はまあ、ポケモントレーナーとしての目標の話じゃな」
オーキド「世の中には人がいて、沢山の世界がある。カントーを周ってみて、見識を深めるんじゃ」
レッド「目標はもう決まってる」
オーキド「ほお」
レッド「カントー地方チャンピオンの竜使いをぶっ潰す。いい年こいてマントだし隣のポケモンかわいいし許せねえ」
オーキド「そ、そうか。つまりチャンピオンになりたいということじゃな?」
レッド「チャンピオン自体に興味はない。あのワタルとかいう痛い竜使いが気に食わないだけだ。隣の巨乳おっとりポンコツお姉さんかわいいし許せねえ」
オーキド(カイリューの事か……?)「ま、まあ目標がはっきりしているのは良い事じゃ。頑張ってみなさい」
レッド「色々ありがとな爺さん。俺はワタルとかいうおっとり巨乳ポンコツお姉さんを侍らせてる許せねー奴をぶっ潰しに行くわ」
ポッポ「おっとり? とかポンコツ? とかは分からないけど、レッド君の好きな巨乳になれるように頑張るね」
レッド「……そのままのポッポが一番かわいいよ」
ポッポ「……そう?」
~セキエイ高原~
レッド「何?バッジ? とかいうのを8個集めないと、あの竜使いには挑めないのか?」
職員「そうじゃなきゃ、挑戦者がきりないからねえ。挑戦に見合った実力を証明してもらわないと」
レッド「……じゃあ、こっから一番近いそのジムバッジもらえる施設はどこにある?」
職員「そうだな~……トキワのもりを抜けた先のニビシティかな。本当のこのトキワシティにもジムがあるんだけど、ジムリーダーが長い事留守にしてるみたいで」
レッド「何だそりゃあ。大した職務怠慢だな。訴える事は出来ないのか」
ポッポ「そんな物騒な……」
職員「あはは……それがまるで足取りが掴めなくてねえ……まあ君達の旅が終わる頃には帰ってきてるだろうから、またその時来てみたらどうかな」
~トキワの森~
レッド「ポッポ」
ポッポ「ん? なになに~?」
レッド「トキワシティのジムリーダーもぶっ潰すリストに加えた。聞けばもう半年近くジムを空の廃墟にしてるらしい」
ポッポ「何か事情があるのかも?」
レッド「それでも奴らの仕事なはずだ。リーグから雇われている人間が施設を空けて失踪していい理由を探す方が難しいだろ」
ポッポ「……確かに。うん、一緒にぶっ潰そっか♪」
レッド「……お前も案外ドライなとこあるよな」
ポッポ「……レッド君に染められちゃった?」
レッド「……なんかドキっとしちゃってムカつく」
ポッポ「ん~!髪わしゃわしゃされるの、そんなに嫌いじゃないから効果ないもんね~」
虫取り「おい」
レッド「なんだとーもっとやってやる」
ポッポ「わーやめてー♪」
レッド「喜んでんじゃねえか!」
虫取り「おい!」
レッド「なんだよ!」
虫取り「聞こえてんなら返事しろよ!」
レッド「うるせえな、こっちは相棒とイチャついてんだ。お前に構ってる暇ないんだよ!」
ポッポ「イチャ……!」
レッド「不意打ちされて照れるのも最高にかわいいぞポッポ」
ポッポ「もう……!……バカ」
虫取り「だから!イチャついてんじゃねえこんな場所で!」
虫取り2「そーだそーだ、ポケモントレーナーは目が合ったらポケモン勝負!」
虫取り3「僕のビードルの餌食になりな!」
レッド「……初めての対人戦だ。いけるか? 嫌なら嫌って言ってもいいんだぞ、徐々に慣れていけば。お前以上に大事なものはないんだからな」
ポッポ「……大丈夫、ちょっと不安だけど、レッド君と2人なら、きっと大丈夫!」
レッド「よしっ、行くぞポッポ!……信じてる」
ポッポ「……うん!」
むしとりしょうねん x3 との しょうぶに かった !
220 円 を てにいれた !
レッド「余裕だったなポッポ」
ポッポ「うん!」
レッド「よっし、この勢いを大切に進もう」
ポッポ「任せて!私今ちょっとハイになってるから!」
レッド「この森の生態系を乱すくらいバッタバッタ薙ぎ払え!経験値荒稼ぎだ!」
???「ちょ……ちょっと、やめなさいよ!森をどうする気なの!?」
ポッポ「人型!レッド君、あの娘多分私と同じ変異種だよ!」
レッド「多分ピカチュウだな……金髪ツインテのロリというビジュアルは割と好みだが、ピカチュウ自体が割と好みじゃない」
ピカチュウ「酷い!?」
レッド「倒して構わないぞポッポ」
ポッポ「はーい♪」
ピカチュウ「ちょっと!?」
~ニビシティ~
レッド「……ポケモンセンターで体力も回復したし、アイテムも買い込んだ」
ポッポ「……なーに緊張してるの。らしくないよ?」
レッド「ごめんな。実際に戦うのは俺じゃないのに、気を遣わせちゃって」
ポッポ「まったくだよも~。世話の焼けるマスターなんだから」
スッ
レッド「?」
ポッポ「手、出して?」
ギュッ
ポッポ「知ってるよ。レッド君が言う程強くない事は。そんなに長い付き合いでもないけど、いっぱいお話ししたから」
レッド「ごめん。メンタルが弱い相棒でほんとごめん……」
ポッポ「さっき、信じてるって言われてとっても嬉しかった」
ポッポ「───私は、レッド君が信じてくれる限り戦えるから。忘れないで」
レッド「……ありがとう、ポッポ」
ポッポ「手、あったかいね」
レッド「手があったかい人は心が冷たいって言うけどな」
ポッポ「じゃあ私も?」
レッド「ポッポは例外」
ポッポ「なにそれ~」
~ニビシティ ジム~
レッド「たのもー!」
ポッポ「たのもー」
タケシ「来たか挑戦者……おっ、珍しい変異種を連れているな」
レッド「あぁ、世界一かわいいポッポだ」
ポッポ「何それ、告白?」
レッド「好きにとってくれ」
タケシ「おいおい、随分甘い二人組だな……ブラックコーヒーが欲しくなるぜ」
イワーク「全くだな……本当に1つ目のジムの挑戦者なのかと疑いたくなる絆だ」
レッド「人型……あんたも変異種を!ってか何故1つ目だと」
イワーク「知らんのか? 各地のジムリーダーは最低1匹は私のような変異種を持っている」
タケシ「それに随分長いことジムリーダーやってるからな、挑戦者の実力はオーラで大体分かる」
レッド「……そのようだな。なんかもう熟年夫婦のような安定感を感じる」
タケシ「だ、そうだ婆や。確かに俺達の方ももう長い付き合いになるな」
イワーク「そうだな爺や。まあ悪い気はしない、そこらのトレーナー達とは絆が違うのは我々も一緒だからな」
レッド(この高身長クールビューティー、仕事しかしない真面目タイプに見えて意外とノリもいい……!?できる……!)
ポッポ(人の事甘いとか言っといて自分達も惚気てるじゃん)
タケシ「さあ、茶番はここまでだ。同じ変異種使い同士、何か縁を感じなくもないが手は抜かない」
イワーク「こっちもそう簡単にバッジを渡すわけにはいかなくてな。負けても恨んでくれるなよ?」
レッド「上等!こっちも変な緊張が抜けた、勝たせてもらうぞ!頂点に狂い咲くために!」
ポッポ「ふぁいてぃーん!」
想像より進まないな……なんとか今日中にハナダジム突破まではいきたい
イワーク「驚いたな……やるもんだ」
タケシ「あぁ……ポッポ1匹でよく立ち回る。良いコンビだな」
レッド「偉いぞポッポー!よぉーしよしよしよし」
ポッポ「……んぅ……くすぐったいよぉ♪」
イワーク「すごい溺愛ぶりだな。一ポケモンとしては羨ましい振る舞いなんだが?」
タケシ「俺達はあーいうガラでもないだろ」
イワーク「んっ……といいつつ撫でてくれるんだな。君はもうこういう事をしてくれないものだと思っていたよ」
タケシ「寂しい……ものなのか。そういうのって」
イワーク「そうだな……私は、寂しいけれど我慢してるんだ。君の世間体を考えてね。ジムリーダーがポケモンとイチャついていても恰好がつかないだろう」
タケシ「今はいいのか?」
イワーク「……向こうの乳繰り合いに、多少嫉妬してしまったのかもしれない」
タケシ「私は我慢してるのにってか」
イワーク「……茶化さないでくれ。撫でる手、止まってる」
タケシ「はいはい、仰せのままにお嬢様」
イワーク「もう……私みたいな身長ばかり大きいデカ女だって、あのポッポみたいに甘えられたらって思う事もある……これでも女の子なんだ」
タケシ「……はっはっは、今日はお前の珍しいところばかり見えるな。それも全部君のお陰だよレッド」
レッド「ぅおっ!急に話しかけんなよ、今お互いカップル2人だけの空気作ってたじゃん完全に!」
タケシ「それはお楽しみ中のところ申し訳ない。はい、これがバッジだ。でも、まずはお互いの相棒の傷を治す事が先決ではないかな」
レッド「……それは確かに」
レッド「バッジありがとう、良いバトルだった」
タケシ「こちらこそ、君達の旅が良いものである事を祈っているよ」
イワーク「あの少年、目つきが変わったな」
タケシ「流石によく見てるなイワーク。面白いな、あのコンビは。ただのバカップルに見えてまだお互いに気を遣いあってる」
イワーク「そうだな。よくよく見れば、しっかり1つ目のジムの挑戦者だった。少年は足が震えていたし、人型のポッポは後ろ手で緊張を隠していた」
タケシ「初々しいな、全く良い仕事だよジムリーダーは。彼等の今後が楽しみだ」
~ポケモンセンター~
レッド「……お、お帰りポッポ、万全?」
ポッポ「うん、ばっちり~」
レッド「そっか、良かった」
ポッポ「どんどん頼っちゃって」
レッド「ポッポ、あの……あのさ!」
ポッポ「ん~?」
レッド「……なんでもない」
ポッポ「も~、な~に~?」
レッド「……今日も世界一かわいいよ」
ポッポ「絶対今適当に考えたでしょそれ~」
レッド「バレたか」
ポッポ「……何でも言ってね」
レッド「……おう」
レッド「……それはポッポの方も同じ筈なのにな」
ポッポ「何か、抱え込んでるのかな。話して、欲しいな」
レッド「さて、3番道路からおつきみ山を抜けてハナダシティを目指すぞー!」
ポッポ「おー♪」
~おつきみやま~
レッド「うわ暗っ!全然何も見えねえ!」
ポッポ「ふっふっふ~、レッド君、私夜目が利くんだ~」
レッド「よ~しよしよしよし」
ポッポ「あぁ……乱暴に髪の毛わしゃわしゃされるのすき……♪」
レッド「……なあポッポ、今気付いたんだけど、これってさ」
ポッポ「……♪ ん?」
レッド「突っ込みが居ない時に2人だけでやってたらさ、なんかただイチャイチャしてるだけじゃね……?」
ポッポ「……な、なんか急に恥ずかしくなってきたね」
レッド「す、進もうか」スッ
ポッポ「あっ……う、うん、進もう進もう」
レッド(そんな名残惜しそうな顔すんなよ~~~相棒がかわいすぎて辛い)
ミニスカート「な、なによー、洞窟で待ち合わせしてただけなのにー!」
虫取り少年1「ぼくの負けだよ。そんな事よりズバットは凄いぞ!やっぱりなんといっても高いすばやさから繰り出される超音波や催眠術と文字数」
りかけいのおとこ「ふひひ……つよいポケモン、つよいポケモンは……」
ミニスカート2「バトルは私の負けでいいから出口を教えて~!友達とはぐれちゃった!」
たんぱんこぞう「女の子に良いとこ見せようとここまで来て、女の子に負けちゃったか……」
レッド「ポッポ、とんでもない獅子奮迅の活躍をしてるのは格好いいんだけど、あの……何か怒ってる?」
ポッポ「怒ってないよ、ちょっと本気出してるだけ」
レッド「いや怒ってるよね絶対、語尾がいつもみたいに間延びしてないし、無言でトレーナーのポケモン倒してくの怖いぞ!」
ポッポ「……」
レッド「……どうした?」
ポッポ「……いや、レッド君が思ってたより私の事よく見てくれててちょっと嬉しいな~って」
レッド「そりゃ見るだろ、惚れた女の事見ない男なんて居なくない?」
ポッポ「……~~~!」
レッド「えっどうしたポッポ、なんか顔赤くね、また怒らせちゃったか、っていうか1人でズンズン進むなよおい!怖いだろうが洞窟暗いんだぞ!」
ロケットだん「邪魔だぜ坊主!ポケモンマフィアロケットだんさまのお通りだ!嬢ちゃんもそんなガキより俺等とどうだ!」
ポッポ「……は?」
レッド(えっ、いつも温厚でほわほわしたポッポから聞いた事ないくらい低い声出たんですけど何?)
ロケットだん2「俺達は大事な仕事をしてるんだ。古代の化石とかいう嘘みてえなホントのビジネスさ。子供は家に帰んな!」
ポッポ「……」
レッド「ポッポ、何でそんなキレてんのか分かんないけどストップストップ、目怖いから」
ロケットだん3「みだりに大人の世界に首を突っ込むもんじゃないぜ坊や、手持ちのポケモンと嬢ちゃんだけ置いて帰んな」
ポッポ「……早くポケモン出しなよ、3人まとめて1分でけり付けてあげる」
レッド「ポッポ……?」
ポッポ「任せて」
ロケットだん1「好き勝手言ってくれんじゃねえか嬢ちゃん。かわいいから何もしねーで見逃してやろうと思ってたのに気が変わったわ」
レッド「当然だろ、俺が惚れた女だぞ」
ポッポ「ごめんレッド君、今はちょっと」
レッド「はい、すんませんっした、はい黙ります」
ロケットだん2「……?」
ポッポ「ロケット……なんだっけ?覚えてないけど、情けないね。3人掛かりでポッポ1匹に傷一つ付けられないなんて」
ロケットだん1「くっ……ふざけやがって……」
ロケットだん2「あの女、目にも留まらぬ速さで……光を纏ってるみてえだ」
ロケットだん3「覚えてろよ……これで終わりだと思うんじゃねえぞ……止まるんじゃねえぞ」
レッド「ポッポ!」
ポッポ「ごめんねレッド君……20秒くらいオーバーしちゃった……えへへ」
レッド「そんな事はいい、無茶しすぎだ!怪我はないか!?どっか痛む所は!?」
ポッポ「……えっと……全身?」
レッド「分かった、一旦戻るぞ。こいつら化石がどうとか何か怪しい話してたし、ちょっと聞き出したい気もするけど、ポッポの身体が最優先だ!」
~ポケモンセンター おつきみやま前~
ポッポ「……ごめんね、レッド君」
レッド「……何で俺が怒ってるか分かるか、ポッポ」
ポッポ「……1人で勝手に暴れちゃったから」
レッド「その通りだ。でんこうせっかを一度に酷使しすぎで肉体にとんでもない負荷が掛かってるって、怒られた」
ポッポ「……ごめんなさい」
レッド「……1つだけ訊かせてくれ。どうして、珍しくあんな本気で怒ってたんだ?」
ポッポ「……惚れた女の事見ない男なんていないって言ってくれたでしょ? 私も惚れた男の人が馬鹿にされてるの聞いて、なんか頭真っ白になっちゃって……」
レッド「ポッポ……」
ポッポ「言い訳になっちゃうけど、あそこで怒らないポケモンも中々いないよ~」
レッド「ズルいよポッポは怒ろうと思ったのに、そんな事言われたら、俺はもう何も言えない」
ポッポ「ぁ……今だけは頭もっといっぱい撫でて……ちょっと頑張ったから」
全く進んでなくてやばみ
続きは明日
手持ちを増やそうと思うんだけど、初代の時に使ってたパーティ覚えてないから皆の使ってたポケモン書いてくれると嬉しいです
多少参考にしようと思います
真反対の性格のオニスズメとかどうでしょうか?
最初のピカチュウスルーしたからずっと一匹で行くんだと思ってたわ
初代でも最近でもイーブイ量産してた
メタモンと交配するはメスがなかなか生まれなかった思い出
…萌えモン?
大変遅れました、申し訳ない 土日は何もないのでまた細々書いていく
沢山ご意見ありがとう、>>1の好みで随時取り入れていくよ、ただ実際のゲーム進行に沿って入手していくので加入が遅い娘もいるのはご了承
>>21 ちょっとこれだけよく分からなかったから、詳細を教えて欲しい
>>28 いやあ、書いてるうちにプロットに逆らってポッポが正妻面するから、このまま2人で行くかは本気で迷った
>>29 イーブイは登場させると全ての進化先を擬人化させたくなってしまってきりがないので、出しません
>>36 その通りだぞ 供給が少なすぎるので遂に自分で書いてしまった
~おつきみやま~
レッド「……そりゃあ流石にもう居ないよな」
ポッポ「結局なんだったんだろね、あのロケ……なんちゃら」
???「化石が狙いの新手か、誰にいくら積まれようとも渡さないぞ」
ポッポ「……っ!」
レッド「……俺達はハナダへの移動手段としてここを通ってるだけで、別に何の意図もない。敵対する意思はないよ」
りかけいのおとこ「そ、そうか。悪い、こちらも世紀の大発見の後で少し疑心暗鬼になっていた」
レッド「こっちもちょっとその件で迷惑被っててな……よく分からん黒服のおっさん達に喧嘩売られたり」
りかけいのおとこ「そいつら、僕の見つけ出した化石を横取りしようとしてた太い連中共だ。知らないうちにどっか行ったようだけど」
ポッポ「レッド君」
レッド「おう。俺達は別にそういう厄介事に首を突っ込む気はないんだ。じゃあ」
りかけいのおとこ「待て待て。どうやらあずかり知らないところで迷惑を掛けてしまっていたようだし、せめてハナダシティまで案内させてくれ」
~ハナダシティ ポケモンセンター前~
レッド「ここまでで十分だよ。ありがとう、あんた初対面の印象から考えられない程良い奴だな」
りかけいのおとこ「……僕は、僕の不労所得に手を出されなければ善良な一般人さ。ただ死ぬまで遊んで暮らしたいだけの小市民。さらばだ。」
ポッポ「……変わった人だったね~」
レッド「何だったんだあいつ……」
レッド「ポッポ、調子はどう?」
ポッポ「うん、すっかり元気になったよ。今回はどうくつの中を案内してもらってたから殆ど戦ってないし」
レッド「……信じてる」
ポッポ「うん、知ってる」
レッド「もう絶対、無茶はしないでくれ」
ポッポ「無茶な戦い方で勝ったら、やっぱりレッド君は嬉しくない?」
レッド「ポッポより大事なものはないって、前も言っただろ」
ポッポ「嬉しいなあ……そんな嬉しい事言ってくれる優しいレッド君に、無茶をしてでも勝利を捧げたいよ」
レッド「ダメだ」
ポッポ「どうしても?」
レッド「したら許さない」
ポッポ「……それは嫌だなあ」
レッド「じゃあキツかったら、もう駄目って言う事」
ポッポ「……は~い」
レッド「渋々頷かないの」
~ハナダジム~
カスミ「あのねきみ、ポケモンを育てるにもポリシーがある奴だけがプロになれるの」
レッド「ポリシー……」
カスミ「そう。あなたはポケモンを育てる時なにを考えてる? 私のポリシーは、水タイプポケモンで攻めて攻めて攻めまくる事よ!」
レッド「俺のポリシーは……あんた風に言うなら、自分の愛する相棒を信じて信じて信じぬく事だ!」
ポッポ「私はそれに応えるだけ。全力で貴方に報います」
スターミー「立派な忠義だ。私の主と君の主、私達は主の正義を背負って戦うのみ」
レッド(紫髪ロングの中性的な美人が出てきた。声も中性的でどっちか分からん)
カスミ(どちらだとしても、この場では些細な事よ)
レッド(こいつ、脳内に直接……!)
カスミ「スターミー、みずでっぽう」
ポッポ「……っ!」
スターミー「……筋は悪くない、だがもう限界だろう。今の君は戦闘不能間近、もう精神力だけで持ってる領域だ」
カスミ「……スターミー、とどめをさしてあげなさい」
スターミー「……君の志、立派であった」
レッド「……今だ!!!」
ポッポ「えいっ!」
スターミー「!?」
カスミ「至近距離でのすなかけ!?……とどめをさそうと近付くのを傷だらけで虎視眈々と狙っていたのね……」
レッド「狙い通りクリーンヒットだ!さあ覚醒の時だポッポ、次の姿を見せてくれ!」
ポッポ「傷が癒えていく、力が漲っていく……どんどん強くなっていく!」
スターミー「……っ!目が潰されていても、感じる!光の奔流と、生命の神秘を!」
カスミ「バトル中に、進化してる……!なんて型破りなの、あの子達は!」
ピジョン「……さあ、ここからが本当の勝負。私は体力全回復、貴方はそのまま2Round目。どうなるかしら」
カスミ「……スターミー、戦闘不能。レッド、貴方の勝ちよ。全く、驚かされたものだわ……」
ピジョン「……ふぅ。良かった」
レッド「ポッポ……いや、ピジョン」
ピジョン「レッド君。私、勝ったよ」
ギュッ
レッド「目を見るだけで考えてた事は分かってたけど、信じてた……成功して良かった、本当に」
ピジョン「わっ……抱き締めてくれたの、初めてじゃない?」
レッド「なんか、力抜けて……進化するまで、痛かったよな。キツかったよな……ごめん」
ピジョン「聞きたいのはごめんじゃなくて」
レッド「ありがとう」
ピジョン「よくできました。あの時は頭が真っ白になっちゃってたけど、私もそんな命に関わるような無茶はしないよ~」
レッド「本当にありがとう……それと」
ピジョン「……」
レッド「綺麗だよ、ピジョン」
ピジョン「ふふ~。そう言ってくれると思ってた」
カスミ「わぁー、お熱いことで。お似合いじゃない」
スターミー「……すまないな、私ではああいう事は出来なくて。スターミーという個体は雌雄の概念がないんだ」
カスミ「そうやって不器用に困った顔する君もかわいいよ」
スターミー「……そう言われても、私は主の剣となる事しかできない。喋る護身用の懐刀にしかなれないんだ、役不足だな私は……」
カスミ「そうして在り方に悩む君が私はとっても愛おしいけどね、性別なんて関係ないよ、本質的にはさ」
スターミー「そう、いうものだろうか……」
カスミ「私は貴方が男の子でも女の子でも、貴方の事好き。勿論雌雄のない種族でも。それだけよ」
個人的にはポッポ→ロリ(小学校高学年)
ピジョン→高校生くらい
ピジョット→大人のクールなお姉さん
ってイメージ
おまけ
レッド「ちょっと大人になったね、ピジョン」
ピジョン「ポッポの時に10歳のレッド君と同じくらいの身長だったから~、今は……15歳くらいかな?」
レッド「完全に身長抜かされちゃった」
ピジョン「そうだよ~。ちょっとお姉さんになったから、ナデナデがしやすい~」
レッド「だから頭撫でるの、見られて恥ずかしいからやめてくれ……」
ピジョン「人がいない場所だったら良いの?」
レッド「……」
ピジョン「良いんだ~♪」
レッド「……撫でられながら言う事でもないけど、髪も伸びた。まだロングって程でもないけど、一房だけ垂らしてる赤のポイントメッシュもお洒落だ」
ピジョン「格好いいでしょこれ~。ここだけ色が違うの不思議」
レッド「かわいいと言うより、綺麗になったよ。美人さんだ」
ピジョン「やった~、こうなる前はレッド君が受け入れてくれるかちょっと不安だったけど、良かった良かった~」
レッド「ピジョン、ちょっと屈んでくれる?」
ピジョン「? はい」
レッド「……よしよし。おお、相変わらず髪サラサラ。どんなピジョンでも、いずれピジョットになる時も、中身があの時俺が惚れたポッポなんだからさ、あんまり関係ないんだよ。どんな姿でも大好きだよ」
ピジョン「レッド君……」
レッド「むしろ、ちょっとお姉さんになってもぽわぽわした感じで安心したよ。俺もうあの緩さがないと生きていけないみたいだ」
ピジョン「……ふふっ、嬉しいなあ。そんな事言われたら嫌でもニヤけちゃうよ」
レッド「そういえば、言葉遣い!驚いたよ、あの、どうなるかしらって奴。それこそちょっとドキッとした」
ピジョン「えへへ~そうかしら?お望みなら今後これで通しても構わない……のよ?」
レッド「不慣れな事はするもんじゃない。やっぱいつものピジョンが一番かわいいよ」
ピジョン「レッド君がそういうなら。ドキっとしたのはこっちの方もなんだよ? 突然抱き締められちゃって」
レッド「……ピジョンは細いね。もっと沢山食べなきゃダメだ。ウエストが細すぎて心配になった」
ピジョン「えぇ~!もっとないの~、ドキッとしたとか良い匂いがしたとか」
レッド「ドキッとしたし良い匂いもしたぞ」
ピジョン「……そ、そっか」
レッド「おんなじシャンプー使ってるのに、なんであんな髪も身体も良い匂いするんだろな……ん、何、照れてんの?」
ピジョン「照れてない~」
レッド「かわいい」
ピジョン「んふふ~ありがと~」
レッド「そこは普通に照れるんかい」
寝ますー 明日も明後日もずっと細々書いてるから、覗きに来てくれると嬉しいぞー
>>46 イメージが>>1とドンピシャでびっくりした!おんなじようなイメージです でも内面はずっとポッポの時のままほわほわしてるお姉さんだよ
御三家の擬人化姿が気になるが持ってたやつらの中で擬人化してるのいるのかな
というかライバルとのバトルもなかったな
急に用事入って土曜無駄にした
>>52 ライバルは出すか出すまいか迷って出すのやめました
~24番道路~
レッド「ここの橋、全国的に有名らしいんだ」
ピジョン「……トレーナーさんが沢山いるから?」
レッド「そう。つまりレベル上げに最適ってわけだ」
ピジョン「じゃあ端から順番に倒していこっか♪」
レッド「過激派」
ピジョン「そうさせたのはレッド君でしょ~」
レッド「違いない」
ピジョン「余裕余裕~」
レッド「快調だなポッポ」
コラッタ「せやな~そんな景気良い兄さんと姉さんカップルにちょ~っと頼みがあんねんけど……」
レッド「うおぉ!特異種でもない普通のコラッタが喋ってる!」
ピジョン「カップルか~、それらしく腕組んでもいい?」
レッド「良いけど歩きにくくない?」
ピジョン「がんばる~」
コラッタ「イチャつくのもええけど話聞いてな。そこに俺の家があんねんけど、ちょっと付いてきてくれる?」
レッド「……罠?」
コラッタ「逆に、喋るコラッタに掛けられる罠ってどんなんや」
ピジョン「……鼠とり?」
コラッタ「同族を罠に掛けてどうすんねん……ってか、俺は人間なんや。手違いでこんなんなってしもてるけど」
マサキ「やっと戻れた~!ほんまビビったわ、機械の誤作動でポケモンになってたんやから」
レッド「何をどう誤作動したらポケモンになるんだ……」
マサキ「ともかく、あんたらのお陰で助かったわ!何か……うーん、今手元にあんのこれぐらいなんやけど」
ふねのチケット を 2枚 てにいれた !
マサキ「こっから南にずっと行くとクチバシティって町があって、これはそこの豪華客船の搭乗チケットなんや」
レッド「えっ、そんな貴重なもの、いいのか?」
マサキ「命の恩人にはこれくらいせな、あのままやったらそこらへんのトレーナー相手にしばかれてたかも分からんからな……」
ピジョン「ふね?」
マサキ「そう。船っちゅうんは海を渡る移動手段なんやけど、なんせ豪華客船。優雅にクルーズデートでも楽しんで来てな」
レッド「……ありがとう」
レッド…ポッポやないピジョンやろ
ピジョンもよう怒らんかったな
>>55 ぐわー間違えたー
修正します
~24番道路~
レッド「ここの橋、全国的に有名らしいんだ」
ピジョン「……トレーナーさんが沢山いるから?」
レッド「そう。つまりレベル上げに最適ってわけだ」
ピジョン「じゃあ端から順番に倒していこっか♪」
レッド「過激派」
ピジョン「そうさせたのはレッド君でしょ~」
レッド「違いない」
ピジョン「余裕余裕~」
レッド「快調だなピジョン」
コラッタ「せやな~そんな景気良い兄さんと姉さんカップルにちょ~っと頼みがあんねんけど……」
レッド「うおぉ!特異種でもない普通のコラッタが喋ってる!」
ピジョン「カップルか~、それらしく腕組んでもいい?」
レッド「良いけど歩きにくくない?」
ピジョン「がんばる~」
コラッタ「イチャつくのもええけど話聞いてな。そこに俺の家があんねんけど、ちょっと付いてきてくれる?」
レッド「……罠?」
コラッタ「逆に、喋るコラッタに掛けられる罠ってどんなんや」
ピジョン「……鼠とり?」
コラッタ「同族を罠に掛けてどうすんねん……ってか、俺は人間なんや。手違いでこんなんなってしもてるけど」
マサキ「やっと戻れた~!ほんまビビったわ、機械の誤作動でポケモンになってたんやから」
レッド「何をどう誤作動したらポケモンになるんだ……」
マサキ「ともかく、あんたらのお陰で助かったわ!何か……うーん、今手元にあんのこれぐらいなんやけど」
ふねのチケット を 2枚 てにいれた !
マサキ「こっから南にずっと行くとクチバシティって町があって、これはそこの豪華客船の搭乗チケットなんや」
レッド「えっ、そんな貴重なもの、いいのか?」
マサキ「命の恩人にはこれくらいせな、あのままやったらそこらへんのトレーナー相手にしばかれてたかも分からんからな……」
ピジョン「ふね?」
マサキ「そう。船っちゅうんは海を渡る移動手段なんやけど、なんせ豪華客船。優雅にクルーズデートでも楽しんで来てな」
レッド「……ありがとう」
レッド「……んっ?」
ピジョン「どしたの?」
レッド「……いやなんでもない。っていうか、やっぱ腕組んで歩くの、暑くない?」
ピジョン「嫌?」
レッド「嫌ではないけど(即答)」
ピジョン「そっか~」
レッド「ガツガツ攻めるピジョンもかわいいよ」
ピジョン「んふふ~」
???「……」
~ハナダシティ ポケモンセンター~
レッド「結局ここまでずっと腕組んでたな俺達」
ピジョン「ラブラブだ~」
レッド「ただのバカップルだよ。じゃピジョン、待ってるから。ゆっくり休んできな」
ピジョン「いってきます」
レッド「……」
レッド「見つけたぞ。俺に何の用だ」
???「……っ!」
レッド「10歳の俺が言えた事じゃないけど、また幼女か……そんな怯えんな、別に何もしない」
???「……ごめんなさい」
レッド「欲しいのは謝罪じゃなくて理由かな。何でずっと尾行してた」
???「私は……っ……」
レッド「よしよし。落ち着いてからでいいからな。時間はある」
???「───私は、強くなりたい。強くならなきゃいけない」
レッド「……お前、もしかしてポケモンか?」
???「? うん」
レッド「マジか……やっぱ変異種は言われても全然分からないもんだな……種族名は?」
???「ケーシィ」
レッド「おお、あの催眠術師の!凄いぞ!」
ケーシィ「?」
レッド「ごめん何でもない、ユリゲラーの事は気にしないでくれ」
ケーシィ「……それで」
レッド「そうだ。それで、お前はどうしたい?」
ケーシィ「……私は、貴方についていきたい、んだと思う。私には強くならなきゃいけない理由があって、貴方の隣のお姉さんを観察していたから」
レッド「俺達と、一緒に来たいか? 俺だけの判断では決められないけど、意思表示を相棒に伝える事は出来る」
ケーシィ「……行きたい!付いて行かせてください!私を、強くして欲しい!」
通信交換しないとフーディンになれないから通信相手が必要だな
は?ケーシィって一段階しか進化しないだろ
レッド「と、いう事で連れてきました」
ケーシィ「……わ、私から直接頼まなきゃいけないと思って」
ピジョン「わ~、かわいい娘だね。じゃあちょっと待っててね。お姉さんちょっと大事な話済ませてくるから、レッド君?」
ピジョン「そこに直りなさい、正座です正座」
レッド「あ、はい」
ピジョン「良いですか、貴方は待つ、と言いました」
ピジョン「それがどうですか、私が身体をリフレッシュさせて帰ってきたら、居たのは貴方と知らない女の子です」
ピジョン「普通、待つという言葉を額面通りに受け取るならポケモンセンターの中で待っていてくれると思うでしょう」
ピジョン「つまり貴方は、私がポケモンセンターにお世話になっている十数分の間に、他の女の子を誑かして帰ってきた、と。ここまで何か異論は?」
レッド「……ありません」
ピジョン「……嘘は付いちゃ駄目だよレッド君。寂しい」
レッド「……返す言葉もない」
ピジョン「……浮気じゃ、ない?」
レッド「ふっ、どんな姿でも、ポッポの頃から俺はお前しか見えてないよ。神に誓ってもいい」
ピジョン「……ん。安心した」
レッド「ごめんな。待ってるって言っといて外に出て」
ピジョン「もうしないで」
レッド「うん、分かった」
ピジョン「……抱き締めていい?」
レッド「え、おう。珍しいな」
ギュッ
ピジョン「……大好きだよ?」
レッド「多分、俺の方が好きだぞ。だから今こうして2人で抱き合ってるんじゃないか?」
ピジョン「……そっか」
レッド「やっぱりピジョンは細いよ。心配になるくらい線が細い。それに良い匂いだ」
ピジョン「セクハラ、えっち、変態」
レッド「ごめん」
ピジョン「……でも大好き」
レッド「知ってる」
ピジョン「ごめんね? 柄でもなく、ちょっと不安になっちゃった。レッド君がいっぱいいっぱい、返しきれないくらい愛してくれてるの知ってるのに」
レッド「……大丈夫。もう二度と不安にさせない」
そういや変態マントの竜使いって初代リメイク版で図鑑が全国版になったらキングドラ使わなかったっけ?
あの引きこもり変態マントどうやって進化させたんだ…
ライバルもフーディンをあのボッチが誰と通信したんだ
ピジョン「ごめんごめん、ちょっと時間掛かっちゃったね。貴方、お名前は~?」
ケーシィ「……種族名はケーシィ……です」
ピジョン「じゃあ、けーちゃんとしーちゃん、どっちで呼ばれたい?」
ケーシィ「え、えっと……じゃあ、けーちゃん?」
レッド(不思議な会話だ……)
ピジョン「どうして、私達に付いて行きたいの?」
ケーシィ「……私には、強くならなきゃいけない理由があります、でも方法が全く分からなくて……通りすがったお姉さんは、私と同じ人型でも凄く強かったから……後ろで学べば、強くなれると思……思いました」
ピジョン「う~ん、そっか。でもけーちゃんから見てお姉さんが強いのは、そこのお兄さんのお陰でもあるんだよ~」
ケーシィ「やっぱりそうなんだ……2人共、凄くお互いを信頼してる、愛し合ってる? のが伝わってくるから、見てて凄く羨ましい……です」
ピジョン「……」
レッド「……」
ケーシィ「……なんで2人共照れてるの?」
レッド「と、ともかく!単純にピジョンが俺と一緒に修行してるからっていうのもある。だから、ノウハウみたいなのは学べるかもな」
ピジョン「じゃあ当面は私が見てあげる!でもけーちゃんすぐ私より強くなりそうだけどな~」
ケーシィ「……本当、ですか……!えっと、じゃあ師匠って呼ばせて下さい!よろしくお願いします!」
ピジョン「え~、私そんな柄じゃないからやだ~」
ケーシィ「じゃあ、なんて呼べばいい……ですか?」
ピジョン「無理に敬語使わなくてもいいよ~、う~ん……お母さん?」
ケーシィ「……分かった、お母さん」
レッド「ちょ、ちょっと待て。じゃあ俺はどうなるんだ」
ケーシィ「……お父さん?」
ピジョン「……冗談のつもりだったのに、恥ずかしいなもう」
レッド「……まあ自然そうなるよな、いや別に全然良いけど」
ケーシィ「……なんで2人共照れてるの?」
ケーシィ が なかま に なった !
急用が入ってからまとまった時間が取れなくて全然申し訳ない 明日は意地でも進める
>>61 >>65 世界観的に通信交換がntrになってしまいそうなので、通信進化は、いしみたいに意思次第でいつでも進化できる設定にしようと思います
>>63 つよくいきて
あー、あと追加される新しいパーティメンバー登場してるのに地の文が入ってない
これじゃ容姿が分からないっていう
明日補足するんでゆるして ねます
ケーシィ→小2くらい
ユンゲラー→高3
フーディン→大人のロングな天然お姉さん(ポニテ)
実際やってみるとこ想像してみるとこれ結構難しい問題なのでは
ジムリーダー見ててもまず所有の概念からして通常種と違ってそうだし
通常種に意思が無いとは言わないが人型の変異種に対して一方的に関係を打ち切って所有権を移譲ってかなりアレ
というかそういえばボールにも入ってないんだよな
そもそも何故通信進化するのか?ってとこ追究してから拡大解釈で上手い落とし所が見付かるかもしれない
>>69 天然はピジョンと被るからだめー ピジョンと比べると物静かで割と突っ込みの娘だよ
>>70 通常種に比べて知性はあるよ ボールに関してはサトシのピカチュウ理論で、入れるけど外にいた方が退屈しないからって感じ
書き始める
改めてケーシィを頭からつま先までじっくり眺める。
ダボダボに裾を余らせたオーバーサイズパーカー1枚をワンピースみたいに着て、生足を晒している下半身に網タイツを這わせ、黒いスニーカーで締めるタイトな着こなし。足の長くスタイルの良い、大人っぽいケーシィじゃなきゃ出来ないコーデ。このファッションセンスを見るだけでは物静かで引きこもりがちな内気少女だとはとても思えない。
でも、幼女だ。お洒落な幼女。
「……お父さん?」
「なんでもないよ。っていうかそれ定着しちゃったのか……」
「嫌じゃないくせに~」
後ろからスっと腕を組んできたのはピジョン。ゆったりしたワイドパンツにロング丈のアウター。落ち着いた色に対して明るい配色のアウターを羽織り、ミディアムくらいまで伸びた髪を耳に掛ける中、一房だけ垂らした赤のポイントメッシュが差し色となって眩い。本当に大人っぽくなった。
春先の大学生コーデのピジョンはともかく、前から思っていたがその言い方はズルい。大抵の事は嫌じゃないからこうして寄り添って2人歩いて来たわけで、ピジョンが相手なら嫌、なんて感情が沸く筈がないのに。抱き着かれてフワッと香る、シトラスみたいな柑橘系の香りと、ほのかに混ざるリンスの香り。こんなふとした瞬間にドキッとさせるのだから、女性はズルい。口に出してしまえば彼女は垂れ目をより一層細くして笑うだろうから絶対に言わないけれど。
「……んふふ~」
まあこうして、どちらにしても彼女の笑い声は聞こえるのだけど。腕に組むと彼女は必ず顔を寄せる。より耳に近い体勢では、当然より直接声が耳朶に響く。ふわふわした気質にぴったりの、高すぎず低すぎない、女性らしい落ち着く声。俺はきっとあの1番道路で、この声に脳髄を溶かされた。
「じゃあ、行くか。いざ豪華客船!」
「……ごうかきゃくせん?」
「だめで~す。何か忘れてるでしょ~?」
指先でかわいくバッテンを作り、俺の口元まで持っていくピジョン。こやつ、分かっているのかわざと耳元で喋りやがる。一瞬ボーッとしてしまうのでやめてくれ。
以外にもこういう事は、ポッポの時からあった。この娘ぽわぽわしてるようで割としっかりしているのでよく周りに目が行く。気を遣えるというか、そういう性質に助けられた事ももう1度や2度じゃない。いつもお世話になってます。
「チケット、出してみて?」
「? あ、おう」
ピジョンはより一層慈悲深い笑みを深く湛えて、ケーシィは大人しく動向を見守っている。蚊帳の外でごめんな、お前まだいなかったもんな。
俺は提げているバッグから、先程もらった隣町クチバシティの豪華客船乗車チケットを、2枚取り出す。そう、2枚だ。
「……あっ、そういう事か!俺達の分しかないんだ!もう一回あの人のとこ戻らなきゃな」
「うん、あと1枚もらえなかったら、勿体ないけど返しちゃお? せっかくだし3人で行きたいもんね」
そう言うと、またニッコリして俺に組んだ腕を強くするピジョン。声が近いから息遣いまで聞こえてドキドキするんですけど……さり気なく身体を押し付けるのもやめなさい。
「……や、やっぱりお母さんは大胆……!」
※ 結局チケットはもう1枚もらえた
~5番道路~
レッド「のどかな草原だな……ポケモン達が暮らしてるだけ」
ピジョン「そうだね~、そっと通り抜けよう」
レッド「無駄に争う必要はないしな。向こうにも生活があるんだから」
ケーシィ「無益な殺生はしない、という事……?」
レッド「ちょっと違うかな……」
~地下通路~
レッド「カスミさんが言うには、この地下通路は5番道路と6番通路を繋ぐ連絡通路らしいな。想像してたよりは道幅も広いし、等間隔に配置された街灯で明るい」
ピジョン「入る時は薄暗い感じでちょっとワクワクしたのに……」
ケーシィ「結構、人通りも多いね……」
レッド「そうだな、はぐれないように手繋いどくか」
ケーシィ「……ありがとうお父さん。あったかい」
レッド「ケーシィの手は冷たいな」
ピジョン「けーちゃん、手が冷たい人は心があったかいんだよ~」
ケーシィ「……じゃあお父さんの手があったかいと心が冷たい事になっちゃうから、おかしいよ」
レッド「俺とピジョンは例外なんだ。な?」
ピジョン「ね~。私も手繋ぎたくなっちゃった」
レッド「既に反対の腕組んでるでしょ……幅とって歩くと迷惑になっちゃうからダメ」
ピジョン「そんな~」
~6番道路~
ピジョン「……レッド君!珍しく人型が来るよ!」
レッド「じゃあ、ケーシィに行かせてみるか。ピジョン、サポート頼む」
ピジョン「危なくなったらすぐ出るね~」
ケーシィ「分かった。がんばる……!」
???「……ふっふっふ。まぁーた脆弱な人間がワタクシのセンサーに引っかかりましたわ。せいぜい私の経験値、肥やしとなりなさい」
レッド「緩いウェーブの掛かった金髪ロング……随分育ちの良さそうなニャースだな」
ニャース「ワタクシはただのニャースではございませんもの。貴方達のような有象無象など歯牙にもかけず、世界一美しいペルシアンとなる選ばれた存在ですの。今は輝かしい下積みですわ」
ピジョン「……言うね~」
レッド「ピジョン、今ちょっとイラッとしたろ」
ピジョン「ちょっとだけ」
レッド「よし、ケーシィ。こいつぶちのめせ」
ニャース「えっ」
ケーシィ「がんばる」
レッド「別に俺はなんも思わなかったが、こいつは相棒を怒らせたからな。許せん」
ニャース「……もしかしてワタクシ、地雷を踏んでしまいましたの?」
レッド「そこそこデカい奴をな」
この世界の変異種(特異種)ポケモンって着てる服とか鳥ポケモンなら羽とかが服に変化してる感じなの?
やっぱ着てる服も進化したらそれに合わせて変わるのかな
~クチバシティ~
レッド「さあ、着いたぞ。豪華客船での催し物ってのは毎日やってて、今日の部に乗るならこの後すぐだ。別に明日に回してもいいけど、どうする?」
ピジョン「私はどっちでもいいけど……」
ケーシィ「だ、大丈夫!今日行こう」
レッド「よしよし、初めて人に指示されるバトル沢山して疲れたよな、分かった。ピジョンの言う通り明日に回そう」
ケーシィ(今、お母さん言ってたかな……?)「私、足手まとってる……ごめんなさい」
ピジョン「そんな事ないよ。船は毎日出てるんだし、どうせなら今日休んでからゆっくり楽しもう?」
ケーシィ「お母さん……」
~ポケモンセンター~
レッド「お帰り。ケーシィは?」
ピジョン「膝枕してあげられたら寝ちゃった。やっぱり疲れてたんだね」
レッド「……そっか……」
ピジョン「うん」
レッド「……ちょっと、2人で軽く観光でもしないか」
ピジョン「ん。じゃあ行こっか」
レッド「聞いてた通り、ここは港町だな。船の行き来も盛んだし、交易で町が栄えてる」
ピジョン「ポケモンだいすきクラブなんていう非営利組織の本拠地もあるんだって。別に何か活動してるわけじゃなくて、同好会みたいな奴」
レッド「へえ、そりゃ面白いな。初めて聞いた。後でちょっと冷やかしに行こうか」
ピジョン「うん」
レッド「……あー、その、なんだ」
ギュッ
ピジョン「手、握ってるから。落ち着いて、ゆっくりでいいよ? ずっと待ってる」
レッド「……ピジョン」
ピジョン「レッド君いつもより口数少ないし、視線も泳いでる。ずっと落ち着いてないもん、何か大事な話があって呼んだんでしょ?」
レッド「お見通しか。適わないな」
ピジョン「分かるよ~。ずっと見てきたから」
レッド「……旅のメンバーが、一人増えたよな」
ピジョン「けーちゃんかわいいよね。お母さんお母さんって呼ばれる度にキュンキュン来ちゃう」
レッド「そう!それなんだよ、その呼び方の奴」
ピジョン「最初は冗談のつもりだったんだけど、あの娘呼ぶ度に嬉しそうにするから、まあいっか~って。やっぱり問題あった、かな?」
レッド「……流石にずっと2人ではいられないと思ってたし、どれくらいかは分からないけどメンバーは今後も場合と状況によっては増えると思う」
レッド「─────だから、俺とピジョン……いや、相棒との関係を、今の内にはっきりさせておくべきだと思った」
ピジョン「……っ……!」
>>79 ごめん、特異種はただの>>1のミスなんだ 変異種で大丈夫だよ 突然変異を意識してるから
一応、人間のビジュアルしてる以上、服は自由に着替えられる設定なんだけど、身体的な特徴は服か身体のどちらかに必ず入っている感じ
例えばポッポならピジョンになると、頭の赤いトサカがバンドリの美竹蘭みたいに赤のポイントメッシュとして髪に出る
ピジョットになると金寄りの明るめの茶髪に赤のメッシュが入る、みたいな感じ
今のは身体的な特徴の例で、ケーシィは服装のダボッとしたパーカーが黄色、とかそんな
要は尻尾とか羽とかがなくなるので、擬人化ガチ勢からしたら人間のコスプレやんけ、と怒られる奴なんだけど、個人的にはせっかく人型なんだからお洒落にカジュアルな服装を着させてあげたいんだ
あと、肉体は成長するんだけど、三段階進化のポケモン以外は大人になれないのかっつったら別にそーでもないよ
ロリ→中高生→社会人2~3年目
基本的にこうやって進化するんだけど、二段階進化とかだったら左から省略されていくよ
進化しないポケモンは最初から大人だし、むしろロリの方がレア
まあ地の文で書いたようなファッションはほんの一例だし、彼女達も普通に毎日着替えるので好きに想像してね
そのために>>75 で書いた地の文では具体的な色はスニーカー以外書いてないし 黒のスニーカーと黒のスキニーは合わせやすいから
レッド「ごめんな、しっかり告白してなくて。君が好きだよ。付き合ってほしい」
ピジョン「……も~、今更だよ~」
レッド「……泣いてるのか?」
ピジョン「抱き締めて、今は顔見られたくない」
ギュッ
レッド「……何考えてたのか分かんないけど、もう二度と不安にさせないって言っただろ」
ピジョン「させてるよ、バカ」
レッド「……いやまあ確かに、相棒相棒って言って逃げてたけどさ。泣くような事だったか」
ピジョン「……振られると思った。ポケモンセンターで覚悟は決めてたのに、泣いちゃったし」
レッド「ハァ!?好きでもなきゃ抱き締めないし腕組ませないし!分かるだろ!」
ピジョン「だって前置きがなんかさあ!ちょっと呼び方が不適切で誤解を招くから……みたいな!」
レッド「だって実質パパママ呼びされてんだぞあんな幼い娘に!ハッキリ付き合ってますってしないと社会的にヤバい集団になるだろ!」
ピジョン「忘れてるかもしんないけどレッド君10歳だよ!むしろ私が一番ヤバいんだよ!ロリコンでショタコンの高校生じゃん私!」
レッド「……」
ピジョン「……」
レッド「……ふっ。ふふふ、あっはっはっはっは!」
ピジョン「……ふふ」
レッド「じゃあ、今日からピジョンは相棒じゃなくて俺の恋人だ」
ピジョン「けーちゃんは私達の子ども?」
レッド「……という事で。見た目的には俺とケーシィは同い年くらいなんだけどな」
ピジョン「でもさ、頭撫でてもらって抱き締めてもらって、髪の匂い嗅がれて腕組んで。恋人みたいな事、殆どもうしてるね。えへへ~」
レッド「……確かに。俺達がなんか吹っ切れただけで、何も変わらないのかも」
ピジョン「……してない事、まだ1個あるよ。キス、しよっか」
※ 省略されました。続きを見るには何々と書き込んでくださいみたいな奴一時期流行ってたよね
あまりにも書けないから今日はここでやめます めっちゃ遅筆なのでたまに覗きに来てやってください 申し訳ない
思ったんだけど>>77でケーシィをニャースを倒せとか他のでも指示を~言ってるがケーシィでどうやってバトルしたの?
ケーシィはユンゲラーに進化しないかぎりテレポートしか使えない…
>>89
アニポケだってポケモンは色々と技以外の動きも出来るわけだし普通に人間と同じ感じの動きでぼこぼこにしたんでしょ
>>90
つまり幼女による素手のフルボッコ…
あれ?(変態紳士側からしたら)御褒美じゃね?
まだか?暖かくなってきたとはいえまだ裸待機はキツいんだ
これ、変異種ってポケモンの言葉分かるのかな。
わかるんならR団のニャースの存在意義が薄れるな……
流石に進化系統含む同種程度に限られるんじゃね
と思ったけどアニメとかだとポケモン同士のコミュニケーションって特に制限無く行われるんだよな
まぁ変異種がヒトとの中間存在だとするとやっぱ同種間くらいじゃねとも思う
平日はキツいんだ、ごめん
>>89 >>90 >>91 何か描く時はめっちゃ下調べしてから描く方なんだけど、これは全く気付かなかった……どうりで野生で出たらよくテレポートされるわけだ
まあ普通にスタイルの良い幼女がぺしぺし叩いて倒したと思ってください
>>92 ふくをきて、エッチなシーンはないぞ
>>93 これについては>>94 の意見が最もだと思うのでこれを採用します、ありがとう
~サントアンヌ号~
レッド「あれが例のトラックか……」
ケーシィ「?」
ピジョン「レッド君、面白い話聞いてきたよ」
レッド「おぉピジョン、どこ行ってたんだ」
ピジョン「自由に周っていいって言ってくれたから、軽く散策してた。2階船長室横の部屋でポケモン自慢が集まるんだって」
レッド「腕試しか……丁度いい。後で顔出してみよう」
ケーシィ「……バトル?」
レッド「……テレポートしか覚えてないケーシィをまた戦わせるわけにいかないしな。早く進化させてあげねば」
ピジョン「……綺麗」
レッド「2~3時間のゆったりしたクルージングらしい。海を漂いながら豪華なランチと洒落込もう」
ケーシィ「……?」
レッド「よしよし。そっか、ケーシィは地域的に海とか珍しくないもんな。俺とピジョンが住んでた場所には海がなかったんだ」
ピジョン「ないものねだりだよね。マサラと1番道路はその分ビルなんて一つもなくて、自然いっぱいのどかな町だったから」
レッド「近くにあると、魅力に気付かないのかもなー」
ケーシィ「? よく分からない」
ピジョン「よしよし。けーちゃんもそのうち分かるようになるよ~」
ケーシィ「ご飯、美味しかった」
レッド「珍しいもの沢山出たなー。仔羊なんて初めて食べた……ピジョン?」
ピジョン「……」
ケーシィ「……お母さん?」
ピジョン「ふね どこから でも そとが みえるの ?」
レッド「……飯食ってゆっくり外見てたら船酔いしたか。部屋に戻れば見えないよ、一回戻ろうか」
ピジョン「ごめん ね ……」
レッド「片言しか喋れないんだから気を遣うなって、あんま海意識すんなよ。遠くの水平線見てゆっくり、落ち着いて歩こう」
ピジョン「て つないで ほしい ……」
レッド「わかったわかった」
レッド「部屋に着いたぞピジョン。ゆっくり、ゆっくりベッドに身体を預けるんだ」
ピジョン「><」
ケーシィ「お母さん……」
レッド「落ち着くまでゆっくり休んでな。飲み物とレジ袋は手に届くとこに置いとくけど、我慢できるならちゃんとトイレまで行って戻すんだぞ」
ピジョン「いろいろ ごめんね ……」
レッド「ごめん、じゃなくてありがとう、ってピジョンが言ってたんだろ。もっと頼ってくれ」
ピジョン「…… じゃあ、ねむるまで ちかくに いて ほしい」
レッド「お安い御用だよお嬢様。ほらケーシィも、こっちの手握ってあげて」
ケーシィ「うん!」
マサラに海あるだろ・・・
>>103
同じこと思った。
すぐ南に海あって渡ってグレン行くだろと。
レッド「……眠ったか。いつもありがとう、ゆっくり休んでてな」
ケーシィ「……お休みなさい、お母さん」
ピジョン「……zzz」
レッド「いやいや、別に無理に行かなくていいんだよ。ピジョンも心配だし」
ケーシィ「……それはそうだけど、でも折角お母さんが見つけてきてくれたし……」
レッド「えっとなケーシィ、君の本来の専門分野は特殊攻撃なんだよ。そんな無理に肉弾戦を鍛える必要は」
ケーシィ「……もっとお父さんの役に立ちたいの……迷惑?」
レッド「そんなズルい言い方どこで覚えてきたんだ……わかった、負けましたよ。バトルしに行こうか」
~サントアンヌ号 2F~
船乗り「な、なんだあの女の子は!?たいあたりを受け流しているぞ!」
船乗り2「遠距離攻撃はかわされ、近距離攻撃は受け流されカウンターされる……なんの変異種なんだ」
船乗り3「エビワラーやサワムラー辺りの動き方だな……近距離戦に特化したポケモンだと聞く」
レッド(ケーシィなんだよなあ……)
ケーシィ「お父さんお父さん!がんばった!」
レッド「よしよし……お父さんはケーシィがどこへ向かうのか怖くなってきた所だよ」
ケーシィ「? お父さんとお母さんのいる場所に、必ず私もいるよ?」
レッド「良い娘だ」
ケーシィ「……くすぐったいよ♪」
船乗り「お、おい!誰か来てくれ!!!船長がヤバい!!」
船長「す、すまない。本当に助かったよ。何か経験でもあるのかい? 手際が良かったように見えたけど」
レッド「そりゃ本日2人目だからな……身内が船酔いでダウン中なんだよ今」
ケーシィ「お父さん、この人船の仕事してるんでしょ? なんで船酔いしてるの?」
船長「グッ……中々痛いところを」
レッド「あんま言ってやるなよ。人には色んな事情があるから、まあ何かそれでも海の仕事をしたい理由があるんだろ多分」
船長「……君は本当に大人びているな。10歳である事を証明しているのはその背丈だけだ。人生2週目でもしてるのかい?」
レッド「だから、人にはそれぞれ事情があるんだっての。詮索するもんじゃないだろ、お互い」
船長「……面白い少年だ。お礼といってはなんだが、ひでんマシン01【いあいぎり】をあげよう。これをポケモンに覚えさせれば、クチバジムへの道を塞ぐ木々を切り刻む事が出来る」
レッド「……ありがとう」
船長「マサキ君からチケットを譲ってもらい、その先のここサントアンヌ号で、ジムに行くための技をもらう。出来すぎたシナリオだと思うかね? 今君が抱いている疑問、その答えはポケモンリーグまでお預けだ」
レッド「……まったく胡散臭いもんだな、どいつもこいつも」
あれっピジョンいあいぎり覚えないんですけど
詰んでて草
だいすきクラブ「カモネギちゃん、いあいぎり!」
レッド「本当に助かります、ありがとうございます!」
だいすきクラブ「良いのよ。ポケモンだいすきなひと同士、困った時はお互いさまでしょ?」
レッド「じゃあ何か困った時はこの番号に電話掛けてください。今度は俺が出来るだけ力になるんで」
だいすきクラブ「あら、まだ若いのに随分しっかりした子ね……ありがたくもらっておくわ」
ピジョン「……良い人だったね~。やっぱりポケモンだいすきクラブには行っておいてよかった」
レッド(これ見よがしに腕を組んで身体を押し付けてくるんですけどこの娘。耳元でふにゃふにゃ喋るなドキドキするから)
ケーシィ「携帯番号……お父さん、浮気、ダメ」
レッド「違うよ……お世話になりっぱなしっていうか、貸し借りはあんま好きじゃないんだ」
ピジョン「……」
レッド「よしよし」
ピジョン「……もっと」
レッド「もうダメ。ここ普通に街中だからな。されて恥ずかしい事は人にしちゃダメだろ」
ピジョン「私は恥ずかしくない。嬉しい、すき」
レッド「俺は恥ずかしいの。ケーシィも恥ずかしいよな?」
ケーシィ「え!? う…うん……!」
ピジョン「けーちゃん……うぅ……」
ケーシィ「っ……!お父さん、やっぱり、頭撫でるのは恥ずかしくない……!」
レッド「あっピジョンお前ズルいぞ!ケーシィは世界一純粋な娘なんだから騙すマネすんな!」
マチス「Hey boy! 人のジムの前ではLoveよりBattleしなきゃ! Youは挑戦者?」
レッド「藪からStickにそのStrangeなWay Of Talkingは、あんたVermilion CityのGYM reader、 Lt. Surge!」
マチス「ふっ……これは海の向こうで名乗っていた名前。今の名はMachisu!」
レッド「Machisu……cool name! But I’m not going to give up! I challenge you! Let's Battle!」
マチス「They zapped my enemies into paralysis!」
ピジョン「レッド君、英語喋れたの!?」
レッド「いや、適当」
ケーシィ「えぇ……」
迸る、眩い程の光の奔流。それは有史以前、気の遠くなる程の遠い昔から繰り返されてきた、巨大な生命エネルギーの発露。環境に適応するため、形質そのものが変化していく。
……人はそれを、進化と呼んだ。
「─────!」
明滅する光から姿を表したケーシィは、いや、ユンゲラーはまた更に大人っぽくなっていた。金色の姫カットロングヘアにダボッとしたオーバーサイズパーカー、ゴツゴツしたブーツという出で立ちは変わらないが、スタイルの良さはそのままに身長が伸びた。背伸びした中学生くらいから、現在は高校生か大学生くらいに見える。以前は服装に対して幼すぎた印象があったが、お洒落なコーデに成長が追い付き全体のシルエットはより妖艶に。額の小さな星形フェイスペイントも主張しすぎず、適度なアクセントとなっている。
「……8秒、貴方をこの場から消滅させるまで、それで十分」
そう滔々と、セクシーな笑みを浮かべ、ユンゲラーはどこからか取り出したスプーンをマチスのライチュウに向ける。
ライチュウはケーシィが驚異の肉弾戦でピカチュウを撃破してからというもの、言いようのない不安に似た感情を抱えていた。このケーシィ、何かがおかしい。そもそもケーシィとは特殊攻撃、即ち念力だとか超能力の類に特化したエスパーポケモン、本来であれば物理攻撃や至近距離での肉弾戦など、門外漢な筈なのだ。ケーシィがしてきた行為は、細身な女性が相撲大会で無双しているようなもの。疑念を抱いて当然と言える。そんなケーシィがユンゲラーへと進化した。どんな奇想天外を放つのか、想像さえ出来なかった。
不安は、ほんの少しの気の緩みへ。生まれた隙は、どうしようもなくライチュウの足をすくった。
「……終わり」
ユンゲラーが繰り出したのは、ただのスプーン曲げ。しかし、この場に誰もそれを認識出来る者はいなかった。不意に、ライチュウは”消滅”したのだ。何の前触れもなく、何も残さず、フィールドから姿を消した。あるのは、ユンゲラーが片手でクイっと曲げた金属製のスプーンだけ。手元から落とされたそれは、甲高い音を立てて地面を何度か跳ね、やがてライチュウと同じように消えた。
「……ライチュウ戦闘不能。勝者、マサラタウンのレッド!」
ただ茫然と立ち尽くすマチス。そのマチスの作業着のようなズボンの内ポケットの中で、立て続けに倒されたピカチュウとライチュウが目を回している。隣のピジョンは目をまん丸にしてユンゲラーの方を眺め、当事者たるユンゲラーはいつもの笑みでマイペースに俺とピジョンに手を振っている。
これは、とんでもない眠れる獅子を起こしてしまったのかもしれない。故意にではないにせよ今まで封じられていた超能力を進化によって解放された時、抑圧されていた能力は攻撃技でない技さえ攻撃に変貌させてしまった。今の技はスプーン曲げとテレポート、サイコキネシスをほぼ同時に発動させていたようなもの。
「けーちゃん、すごい、凄いよ~!」
「……わっ、お母さん、くすぐったいってば……♪」
すすす、と寄ってきて無邪気にピジョンに撫でられているこの娘は、元々の適性による超強力な特殊攻撃とかなりの素早さはもとより、弱点の物理攻撃手段の乏しさと耐性の脆ささえ克服している。要は、先行できるし殴れるし魔法も撃てるオールラウンダーなジョブになったということ。もうユンゲラー1人でよくね?
「月並みな言葉だけど……ユンゲラー、綺麗になったね。素敵だったよ」
「……!お父さん……!」
「ああっ! けーちゃんだけズルい! 私も~」
身体にズシリと響く、ピジョンとユンゲラー2人分の重み。高校生くらいのお洒落な女の娘2人組に抱き着かれて幸せではあるのだけど、それよりもケーシィ、今はユンゲラーのあまりの変貌ぶりに今は割とそれどころじゃない。現状この娘弱点なくね? たくましい娘に育ってお父さん嬉しいよ。さり気にピジョンの時みたいに身長もあっさり抜かされてしまったし。まだ少し幼さが残るけど、綺麗なお姉さん2人と旅してる10歳ショタというヤバみ。
まあでも、今は。
「お父さんもお母さんも喜んでくれてる……良かった……!」
「本当に良い娘だ……よしよし」
愛娘の勝利を純粋に喜んでもいいのかもしれない。
ちょっと外に出ます すぐ帰ってくる
<<113 なんというか、ファンタジーな感じで……そもそも人型だとそらをとぶ時、多分人乗せられないの、スレ建ててから気付いちゃって……
キョウエリカはピジョンユンゲラーいるがナツメ戦はこのメンツきつくね?
というかこの世界にR団いるっけ?ヤマブキでマスターボールやラプラスはどうなるのか
初代はフーディンルージュラスターミーゲンガー辺り居ればごり押せるから相性とかどうでもいいぞ
あれ?マチスの特異種は……?
~ディグダのあな~
ダグトリオ「……待たせたな」
レッド(薄暗い髪色の美人3人組か……)「読者はなんだかお前を待ち望んでいたようだな」
ダグトリオ「私は初代ポケモンにおいて猛威を振るったからな、素早さ依存の地割れにタイプ一致の地震、ひこうタイプ対策のいわなだれに紙耐久を補うどくどくや影分身……私を採用しない理由を探す方が難しいレベルで私は優秀だ」
ユンゲラー「よく分かんないけどあいつむかつく……まだ? まだ攻撃しちゃダメ?」
ピジョン「どうどう、お母さんとゆっくり指示を待とうね~」
レッド「結論から言おう! 俺はお前……3人だからお前等か? を仲間にはしない! そもそもその気なら即戦力なんだからマチスとバトルする前にここに寄ってるしな」
ダグトリオ「な、なんだと……!? 正気で言っているのか……! 私はタイプ相性もレベル帯も能力値も他のポケモンとは比較にならない優良物件! 特に私は珍しく人型に生まれたし、恥ずかしいが、そ、そういう需要もあるのではないか! ほら、今であれば何も抵抗する事なくボールに収まってもいい!こんなチャンスは滅多にないんだぞ!」
レッド「そんな目に見えて狼狽するもんかね……」
ユンゲラー「~~~!」
ピジョン「よ~しよしよし、まだ我慢だよ~」
ダグトリオ「そこの鳥とスプーン曲げより貢献して見せるぞ!」
レッド「……ユンゲラー、ピジョン。マチスと同じくらいの強敵だ、2人掛かりでかかるぞ!」
ピジョン「よしっ行くよけーちゃん!」
ユンゲラー「うんっ!あいつ絶対許さない……!」
ダグトリオ「……くっ!私は……私は……!」
ダグトリオ「……!うぅ……!くっ……ぅあ……!」
レッド「……泣いているのか」
スッ
ペシッ!
ダグトリオ「触れるな!!……優しくなどするな……その気もないくせに……!」
レッド「そう睨むなよ……」
ピジョン「私達ポケモンがこの人だ! と思えるご主人に出会える事って本当に貴重な事だからね。ちょっと気持ちはわかる気がするよ」
レッド「誰にでも言ってるわけじゃないのか……お前はお前なりに俺を認めてくれてたんだな。ありがとう」
ダグトリオ「私達はただ、私達が仕えるに相応しい主がどうかを見極めているだけだ……」
レッド「そんなお前等だったら、俺よりもっと相応しいトレーナーにきっと出会えるよ。俺じゃあお前等を持て余しちゃうだろうから」
ダグトリオ「ふんっ! 主以上のトレーナーなど、二度と現れないだろう。私は一生涯に一度きり、主に身も心も捧げるつもりで主を待っていたのだからな」
レッド「……悪いな。それでも俺はお前等を連れていく事はできない、でもさ」
ダグトリオ「……?」
レッド「こんな俺にむかついたら、誰か、ダグトリオが認めたトレーナーについて俺をぶっ倒しに来なよ。ポケモンリーグで待ってる」
ダグトリオ「……ぐすっ……ふっ、最後まで格好つけよる、望むところだ!ここで私を連れて行かなかった事、死ぬまで後悔させてやるからな!」
先週に続き急用入って時間取れなくて本当に申し訳ない 責任取って明日も頑張って更新するよ なので続きは明日
>>120 おつきみやまで出したよR団
>>122 強引すぎて草
>>124 鋭いね……地の文でチラっと出してるけどライチュウが変異種(特異種)でした オレンジ髪ツインテの合法ロリで、いつもキツい言葉を浴びせちゃっても寛容に付き合ってくれるマチスが大好きなツンデレっ娘だよ また機会があれば今度はしっかり出したい
ぶっちゃけユンゲラーに進化するシーン力入りすぎてて最初荒らしかと思ったのは内緒
そもそも群れで行動が基本だし人間の見た目したのがいても周りに普通のもいると思うが
>>138 そうですー種族にも寄るんだけど、基本は群れてる 別に人型なだけでよだかのほしみたいにハブられたりはしないぞ
ポッポも最初言ってたけど、人型とはいえポケモンにはポケモンの家族がいて生活もあるので、トレーナーに出会って旅に付いていくってのはよっぽどの覚悟なのです
~イワヤマトンネル~
レッド「ピジョン、先導頼めるか?」
ユンゲラー「?」
ピジョン「うん! けーちゃん、実はお母さんね、夜目が利くのだ~」
ユンゲラー「! お母さん、凄い!」
レッド「うん、凄いぞ」
ピジョン「えへへ~」
レッド「お母さんかわいいな、ユンゲラー」
ユンゲラー「うん!」
ピジョン「……レッド君、沢山の光源が見える、多分トレーナーさんが集まってるよ!」
レッド「よしっ、薄暗い洞窟に居座る大量のカモを根こそぎ全滅させてレベル上げだユンゲラー!」
ユンゲラー「で、でもお父さん!私はお母さんと違って真っ暗で全然相手のポケモン見えないよ!?」
レッド「承知!ピジョンからの情報だけでもお前は勝てる筈だ!視覚だけに頼らず感覚を研ぎ澄ませ、"心眼"を鍛えるんだ!」
ユンゲラー「……っ!うん、頑張ってみる……!お母さん、サポートお願い!」
ピジョン「はいはい任せて~!けーちゃんには傷一つ付けさせないよ~、危なくなったら私も出るし」
レッド(いや、まあこれぐらいハンデないと現状ユンゲラーは強すぎて完全にバランス崩壊してるからな……)
~10番道路~
ピジョン「けーちゃんすご~い! 大活躍だったね~よしよし」
レッド「美しい戦い方するようになったなユンゲラー。踊りを見てるみたいにしなやかでドキドキした」
ユンゲラー「……やったぁ……♪」
レッド(当たり前のように無傷、まして後半はピジョンの声なしに暗闇からポケモンの正確な情報を捕捉して、踊るように洗練された体術を無駄なく浴びせていく……この娘の戦闘センスは留まるところを知らない)
ギュッ
ユンゲラー「わっ……お父さん……急に抱き着いて、どうしたの……?」
レッド「頑張ってくれたから、お礼」
レッド(大切に育てないと……ダグトリオと同じくらい、本来俺の手には余るくらいの能力を持った娘……力の使い時を間違って欲しくない)
ユンゲラー「お父さん、良い匂いする……落ち着く」
レッド「臭いとか言われたら俺ショックで立ち直れないからな」
ピジョン「……んふふ~」
レッド「……何だよ」
ピジョン「何でもな~い♪」
レッド「ユンゲラー、お母さんが俺に冷たいよ」
ユンゲラー「え……お母さん、喧嘩はダメだよ」
ピジョン「あっズルい!」
レッド「お父さんズルいかな」
ユンゲラー「ズルくない」
レッド「やったぜ。」
ピジョン「ぐぬぬ……」
~8番道路~
レッド「で、結局なんだったんだよ」
ピジョン「えっと……レッド君が優しい顔してたから。けーちゃんより小さいのにちょっと微笑ましいなって」
レッド「」
ユンゲラー「お、お父さん……?元気出して? お父さんかわいいよ?」
ピジョン「レッド君が抱き締めてるのに、年上のお姉さんに抱き締めてもらってるようにしか見えなくてさ」
レッド「身長と体格の事はやめろや……こちとらまだ10歳児じゃ……」
ユンゲラー「ごめんね? 私が急にお母さんくらい大きくなっちゃったから……よしよし」
レッド「娘に頭を撫でられる親でごめんな……かがんでもらわないとユンゲラーの頭さえ撫でられなくてごめんな……」
ユンゲラー「よしよし……」
~地下通路~
ピジョン「おっ、きたきた。薄暗くも狭くもない地下通路だ」
レッド「もう名前の印象だけだなそれ。ここは……7番道路と8番道路を繋ぐ連絡通路か。綺麗なもんだな」
ユンゲラー「でもやっぱり地下だし、足音も声も良く響くね……恥ずかしい」
ピジョン「けーちゃんのちっちゃい声かわいい~」
ユンゲラー「もう喋らない……!」
ピジョン「え~」
レッド「2人共、どっちかといえばウィスパーボイスだもんな……っていうかピジョン。ユンゲラーの事、まだけーちゃんで良いのか?」
ピジョン「あ、そっか。う~ん、ゆーちゃんにする?」
ユンゲラー「それもかわいい……けど、私が初めてお母さんに付けてもらった名前だから、できればずっとけーちゃんって呼んで……ほしい」
ピジョン「けーちゃん、やっぱり声かわいいよ~」
ユンゲラー「ハッ……!もうここではぜったい喋らない!」
ピジョン「ふふ~、どうあがいてもけーちゃんはかわいいのだ~よしよし」
ユンゲラー「ん~~~!」
レッド「そっか、ユンゲラーにとってけーちゃんってのは大切な名前になったんだな。俺もけーちゃんって呼ぼうかな」
ユンゲラー「……本当!? 凄く嬉しい……お父さん」
レッド「じゃあちょっとかがんでな」
ユンゲラー「はい」
レッド「……この先も一緒に頑張っていこうな、けーちゃん。よしよし」
ユンゲラー「……うん♪」
ピジョン「私も私も~♪」
レッド「けーちゃんいじめたからダメ。ポケモンセンターまでお預け」
ピジョン「そんな~……」
~タマムシシティ~
レッド「うおー、なんてでかい百貨店。カントーでも最大級かも……」
ユンゲラー「何が売ってるの?」
レッド「ん~、あれだけの規模だと、ご飯から服から化粧品……大抵のものはあると思う。3人で行こうな」
クイクイッ
ピジョン「レッド君……」←はやくよしよし禁止令を解除してもらいたい人
レッド「そんな袖引っ張らなくても分かってるって……まずはポケモンセンターに行くよ。2人もそれなりに疲れてるだろうしな」
おわり 続きは土日か時間のある時で~
>>131 一番嬉しいレスありがと~地の文頑張った甲斐があるよ
>>153
確かに!でかいのでさえポケットサイズに収まるボールがある世界だ…
なんていう完璧な言葉なんだ…それを言われたらなにも言えない恐ろしい
土曜日終わってしまいそうな時間帯だが>>1はまだか…
早くしないと皆のポッポがピジョットに進化してしまうぞ
キャタピーがトランセルになる可能性もあるが
>>154 休日出勤っていうのがあってぇ……
レスバトルは程々にしてくださいよ、ここは擬人化ポケモン、萌えもんを愛でるスレですぞ~
~タマムシデパート~
ピジョン「私とけーちゃんは化粧品とか服見てるね? レッド君は多分つまらないと思うけど、どうする?」
レッド「うーん……俺は他の階を見てるよ」
ピジョン「だよねえ。何かあったら電話して? すぐ行くから」
レッド「本当に良い女だなピジョンは」
ピジョン「そうでしょ~」
ユンゲラー「お父さん……ごめんね?」
レッド「良いんだよ。俺がいると買えない服とかもあるだろうし、買い物楽しんでおいで」
ピジョン「下着とか?」
レッド「折角言葉選んだのに何なの?」
ユンゲラー「? 私、別に恥ずかしくないよ」
レッド「俺が駄目なの!」
トレーナー「なあ、お前知ってるか? うちのゲームコーナーってさ……」
トレーナー2「おれはギャンブルとか興味ないんだって。前も言ったろ」
トレーナー「そういう事じゃなくて、あそこのゲームコーナーの運営」
トレーナー2「ああ、そいや知らねえな。急にできたもんな、あのスロット場」
トレーナー「……ロケット団って、噂だぜ。黒ずくめの怪しい外套の奴が奥に出入りしてるって目撃証言も多い」
トレーナー2「よく分からん組織の出資で成り立ってるって事か? 世の中随分きな臭くなったもんだな」
レッド「……」
~コガネシティ屋上~
レッド「……」
女の子「おにいさん、おにいさん」
レッド「多分君とそんなに変わらない歳だぞ」
女の子「そっかー。でも私よりおにいさんに見えたからおにいさん!おにいさん、ふふふっ」
レッド「……ふっ」
女の子「?」
レッド「似てるなって思って。君は俺の一番大事な人にちょっと似てるよ、雰囲気とか」
女の子「口説かれてるー」
レッド「違うわ!そういうとこも似てるなあ……で、何の用なんだ君は」
女の子「のどかわいたー!」
レッド「俺に奢れって事かよそりゃ……俺は財布じゃないんだぞ」
女の子「と言いつつ買ってくれるおにいさんやさしいー! サイコソーダありがとー! お礼に情報をあげるね」
レッド「なんだ情報って、別に君の友達事情とか相談されても分かんないぞ俺」
女の子「この街のゲームコーナーは犯罪組織ロケット団が運営してるよ。店に入って店員さんの居るカウンター横のポスターの下に隠しスイッチがある。それを押すと建物の下に作っている隠しアジトへの扉が開く仕組みになってる」
レッド「は? 突然何だよ」
女の子「おにいさんがおつきみやまで、研究員から化石を横から掠め取ってひと儲けしようとしている黒ずくめの怪しい奴を見たでしょ? あれがロケット団の末端。彼等の主な悪行はポケモンの密猟や密売による生態系の破壊やポケモンの強奪、洗脳。莫大な資金力で近年急速に勢いを増してきてる、結構な規模の犯罪組織」
女の子「ふふっ、おにいさんには期待してるよ。僕らはちっぽけな存在だからね、協力して生きていかないと。─────じゃあ、頼んだよ」
レッド「頼んだよって何を……あっ、おい! 一瞬で消えやがった、結局何者なんだ、あの幼女……言いたい事だけ言って行きやがって」
いきなりジョウトに飛んだがもう色々と大丈夫か……?
コガネシティになってるな
~タマムシデパート~
ピジョン「私とけーちゃんは化粧品とか服見てるね? レッド君は多分つまらないと思うけど、どうする?」
レッド「うーん……俺は他の階を見てるよ」
ピジョン「だよねえ。何かあったら電話して? すぐ行くから」
レッド「本当に良い女だなピジョンは」
ピジョン「そうでしょ~」
ユンゲラー「お父さん……ごめんね?」
レッド「良いんだよ。俺がいると買えない服とかもあるだろうし、買い物楽しんでおいで」
ピジョン「下着とか?」
レッド「折角言葉選んだのに何なの?」
ユンゲラー「? 私、別に恥ずかしくないよ」
レッド「俺が駄目なの!」
トレーナー「なあ、お前知ってるか? うちのゲームコーナーってさ……」
トレーナー2「おれはギャンブルとか興味ないんだって。前も言ったろ」
トレーナー「そういう事じゃなくて、あそこのゲームコーナーの運営」
トレーナー2「ああ、そいや知らねえな。急にできたもんな、あのスロット場」
トレーナー「……ロケット団って、噂だぜ。黒ずくめの怪しい外套の奴が奥に出入りしてるって目撃証言も多い」
トレーナー2「よく分からん組織の出資で成り立ってるって事か? 世の中随分きな臭くなったもんだな」
レッド「……」
~タマムシデパート屋上~
レッド「……」
女の子「おにいさん、おにいさん」
レッド「多分君とそんなに変わらない歳だぞ」
女の子「そっかー。でも私よりおにいさんに見えたからおにいさん!おにいさん、ふふふっ」
レッド「……ふっ」
女の子「?」
レッド「似てるなって思って。君は俺の一番大事な人にちょっと似てるよ、雰囲気とか」
女の子「口説かれてるー」
レッド「違うわ!そういうとこも似てるなあ……で、何の用なんだ君は」
女の子「のどかわいたー!」
レッド「俺に奢れって事かよそりゃ……俺は財布じゃないんだぞ」
女の子「と言いつつ買ってくれるおにいさんやさしいー! サイコソーダありがとー! お礼に情報をあげるね」
レッド「なんだ情報って、別に君の友達事情とか相談されても分かんないぞ俺」
女の子「この街のゲームコーナーは犯罪組織ロケット団が運営してるよ。店に入って店員さんの居るカウンター横のポスターの下に隠しスイッチがある。それを押すと建物の下に作っている隠しアジトへの扉が開く仕組みになってる」
レッド「は? 突然何だよ」
女の子「おにいさんがおつきみやまで、研究員から化石を横から掠め取ってひと儲けしようとしている黒ずくめの怪しい奴を見たでしょ? あれがロケット団の末端。彼等の主な悪行はポケモンの密猟や密売による生態系の破壊やポケモンの強奪、洗脳。莫大な資金力で近年急速に勢いを増してきてる、結構な規模の犯罪組織」
女の子「ふふっ、おにいさんには期待してるよ。僕らはちっぽけな存在だからね、協力して生きていかないと。─────じゃあ、頼んだよ」
$
レッド「頼んだよって何を……あっ、おい! 一瞬で消えやがった、結局何者なんだ、あの幼女……言いたい事だけ言って行きやがって」
ピジョン「ポケモンかな~」
ユンゲラー「ポケモンだと思う」
レッド「やっぱそうかな……」
ピジョン「前もそうだったけど、別行動の時にレッド君に何かイベントが起こるね。やっぱ一緒にいないとダメだね~♪」
レッド「もう既に一日の殆ど一緒にいるのにな。でもそんな害のある感じじゃなかったけどな」
ユンゲラー「でもお父さん、私達両方いなかったのにあんまり無茶しちゃダメだよ。浚われちゃう」
レッド「俺みたいなかわいくない10歳に需要あるかー?」
ピジョン「えっ」
ユンゲラー「えっ」
レッド「えっ?」
~ロケットゲームコーナー~
レッド「なあ」
見張り「ん? 何だ小僧、迷い込んじまったのか? 子どもがこんな場所にいるもんじゃない。俺が出口まで連れてってやるよ、ついてきな」
レッド「……そのポスター」
見張り「うん?」
ピジョン「お兄さん、さっきからそのポスターの前からず~っと動かないね。何かあるの?」
見張り「……若い嬢ちゃんが口出しするような事じゃないぜ。深入りしても良い事なんかない。大人しく帰りな」
ユンゲラー「……ごめんなさい。えいっ」
見張り「……ぐおっ! ねんりき……!? その嬢ちゃん、黄色いパーカー……フーディンかなんかの人型かっ! くそっ油断した!」
レッド「まだユンゲラーだよ、二度と間違えんな……ポスター剥がしたら怪しげなボタンが。押すか」
見張り「それはっ!」
ポチッ ガタガタッ ズズズズズ……
レッド「おいおいマジだったのかよ……半信半疑だったのに」
ピジョン「この階段……かなり下まで繋がってるみたい。大胆な秘密基地だ~」
レッド「そんなかわいいもんでもない気するけどな……けーちゃん、さっきから黙ってどうした?」
ユンゲラー「……!」
レッド「うわっすっげえ眼キラキラしてる! 秘密基地とかそういうの好きだったのかけーちゃん!」
ユンゲラー「うん、すっごいワクワクする……!」
レッド「……どうする? 様子見だけして帰るつもりだったけど」
ピジョン「ねえねえ見張りの人、先に進んでいい?」
見張り「駄目に決まってんだろ!」
レッド「とはいっても、こんな事しといて今更何もしないで帰るのもな……折角だし、行ってみるか!」
ピジョン「良かったね~けーちゃん」
ユンゲラー「うん!」
受付「何だよ騒がしいな……おい!大丈夫か!」
見張り「そこのガキにやられた……隣の綺麗な嬢ちゃん達は多分人型のポケモンだ、騙されんな……」
受付「てめえ、何者か知らねえが大人しくしやがれ! 行け、ドガース!」
レッド「けーちゃん、こいつに勝ったら秘密基地だ!」
ユンゲラー「やった……!十秒で倒す……!」
ピジョン「地下施設にワクワクなけーちゃんかわいくない?」
レッド「かわいい」
レッド「ピジョン、蹴散らせ!」
ロケット団員「くそう! このまま楽に進めると思うなよ!」
ロケット団員2「ロケット団のアジトは地下四階まで存在する! 無事に最後まで辿り着けるかな?」
ロケット団員3「シルフスコープ? とかいうのを使うと、見えないものが見えるようになるらしいぜ。望遠鏡を覗き込む天体観測みたいだな。オーイエーアハーン?」
レッド「悪い奴らって案外フランクだな……」
ロケット団員4「エレベーターを使わなければ最奥までは辿り着けない。そしてエレベーターを使うには鍵がいるんだ。ふっ、話しすぎたかな」
レッド「本当にな」
ロケット団員4「そしてその鍵がこれだ」
レッド「キューピー3分クッキングかよ!?」
ロケット団員4「ほら、やるよ。健闘の証だ」
レッド「えっ、お、おう。ありがとう。お前は敵ながらサバサバしすぎてて、最早スパイじゃないかと疑ってるよ……」
~何やかんやあってボスの部屋~
サカキ「ふむ……君がレッド君かね。下のフロアの団員から連絡は周ってきたよ。キャンプ気分でうちの団員を蹴散らしてくれた、とね」
ピジョン「えへへ~」
ユンゲラー「凄く楽しかったです……! ありがとうございます……!」
サカキ「ど、どういたしまして……?」
レッド(すげえ、悪の組織の親玉困らせてる)
サカキ「何だか調子が狂うな……まあいい。私の母が設立し、今日に至るまで悪事の限りを尽くしているこのロケット団の歩みを、こんな所で止めるわけにはいかないのだよ。闇ブローカーの意地を見せてやろう」
レッド「正直あんたらの悪事がどうとかそんな事は興味ない。むしろアジトに迷惑掛けてごめんなさいって感じ。ただ、挑まれたポケモンバトルを受けないわけにはいかない。それだけだ」
サカキ「成程……今のパーティでは完敗だ。何ら信念のない少年に屈したというのは、私の生涯で一二を争う屈辱だが、実力を認めるしかないな……」
レッド「ごめん……なんかごめんなおっさん……」
サカキ「シルフスコープ、というのを知っているかね」
レッド「見えないものを見えるようにする、とかいう哲学的なアイテムなんだろ。団の人が言ってたななんか」
サカキ「やろう」
レッド「いや、金貰ってもいらねえよ! 壺の押し売りみたいな真似はやめろ! 恥ずかしくないのか10歳を相手にこんなこと!」
サカキ「風評に惹かれて強奪してきたはいいものの使い道が分からず無用の長物だ……これは私と君の健闘の証だ、受け取れ……!」
レッド「ぜっっったい要らねえ……! 自分が要らねえもんを人に擦り付けんじゃねえ……! っていうか団の奴も言ってたぞ、その健闘の証とかいう謎ワード! 流行ってんのか?」
サカキ「人からの好意は素直に受け取りたまえよ……!失礼だと親から教わらなかったのかね……!」
レッド「そのよく分かんねえもん顔に押し付けてくんじゃねえ……! あんたこそ、知らない人からものをもらってはいけないって学校で教わんなかったのかよ……!」
サカキ「犯罪組織の首領が素直に学校に通っていたと思うのかね? 生まれついての王に教育機関など不要なのだよ!」
レッド「偉そうに言ってんじゃねえぞホイ卒野郎が……!」
ユンゲラー「お母さん、お父さんとそこのおじさんは何してるの?」
ピジョン「……ケンカ?」
結局、謎の友情が芽生えそうになったものの、タマムシシティの地下に蔓延る悪の組織を制圧させる事に成功した。シルフスコープは強引に押し付けられた。
通報に駆け付けたジュンサーさんからは街の治安を守ったとめっちゃ感謝され、表彰されかけた。だがシルフスコープは受け取ってもらえなかった。
シリアス書けない病気かよ
短いけど今日は終わり
来週はちょっと忙しくて土日無理だから、少しずつ平日に書いていくわ
進行がゆっくりすぎて申し訳ないので、その時はsageで更新します
~タマムシジム~
エリカ「リーグから指示が出ておりまして、街に潜んでいた犯罪組織を撃退したとして3つ目のジム踏破以上の実力を持っていると」
レッド「えっ、じゃあ戦わなくてもいいんですか」
エリカ「そういった旨の文面が、今朝リーグから届きました。はい、こちらがジムバッジとなります」
レッド「あ、ありがとうございます……なんかしっくりこないな」
エリカ「レッド様」
レッド「ジムリーダーさんが一介の挑戦者に様付けなんてやめてください……」
エリカ「……街の住人は、貴方の勇気ある行動と選択に言葉では言い表せない程感謝しています。勿論、私も」
レッド「……そういうのは、ピジョンとけーちゃん……ユンゲラーに言ってあげて下さい。俺は後ろから見てただけだ」
ユンゲラー「……え? いや、むしろ私はお父さんの指示に従ってただけで私こそ何にも貢献できてないっていうか……凄かったのはお父さんとお母さんです!」
ピジョン「ほぼ全部けーちゃんとレッド君の功績じゃん~。私は何にもしてません」
レッド「いやいや、2人とも獅子奮迅の活躍だったろ。謙遜しすぎでは?」
ユンゲラー「それお父さんが言う?」
エリカ「……ふふっ、素敵な絆ですわね。タマムシジム一同、貴方の旅路に幸がある事をお祈りしています」
~7番道路~
ピジョン「んふふ~♪」
レッド「いつにも増して笑みが深いな」
ピジョン「私ね~、レッド君のああいうとこ大好きだよ~」
レッド「ちょ、胸に顔を擦り付けてくんな!」
ユンゲラー「……私はお父さんがいないと戦えない」
レッド「イワヤマトンネルで見せてくれたじゃないか。けーちゃんには多分天性の戦闘センスがある。偶然付いてるトレーナーが俺ってだけだよ」
ユンゲラー「……違うよ」
レッド「……よしよし。何も違わないさ、けーちゃんは凄い娘だよ」
ピジョン「じゃあ言い方を変えるね。私達はレッド君がいなくても戦えるけど、レッド君がいないと戦う意味がないの」
レッド「……?」
ユンゲラー「……私は強くなりたくて一緒に付いて行きたいって言ったけど、実は今は違う」
レッド「えっ、そうなのか?」
ユンゲラー「けーちゃん、って名前も付けてもらって、沢山お世話してもらって……気付いたら、元いた場所よりここが居場所になってた」
ピジョン「けーちゃん……」
ユンゲラー「私は強くなってもっともっとお母さんとお父さんの力になりたい。最初、強くなる事は目的だったけど、今はお母さんとお父さんを護るための手段でしかない」
レッド「……ありがとう、けーちゃん。俺ちょっと泣きそうだよ」
ユンゲラー「な、なんで?」
~8番道路~
レッド「けーちゃんがかわいすぎて生きるのが辛いわ……尊い……すき……」
ユンゲラー「? 私の方がお父さんの事好きだよ、多分」
レッド「あっもう無理。尊すぎて涙出てきたわ。ガチ泣きする奴だわコレ」
ピジョン「もう、しっかりしてレッド君。ほらトレーナーさん出てきたよ。戦わないと」
あれっ、ジムバッジ4つ目じゃね?
各自脳内変換よろしくーごめんよ
~シオンタウン~
レッド「魂の眠る町……か。ポケモンの慰霊塔もあって、どこかセンチメンタルな気分になるな」
住人「旅の人や、少しいいかね」
レッド「まあ、少しなら」
住人「この町の古株、フジの老人が黒い外套の怪しげな男達に連れ去られてしまった」
レッド「この町の住人は老人ばっかなのか」
住人「そうじゃな……若いもんはもう数える程しか住んでおらんよ。どうか、頼まれてくれんか。こんな老いぼれにでも出来る事などもう少ないかもしれんが、なんでもしよう」
レッド「……」
住人「少なくない苦楽を共にしてきた友をどうか、同胞を救ってはくれないだろうか」
レッド「……ふー、震えた手の老人に鞭打つ真似はできないわな、2人は?」
ユンゲラー「お父さんがいいなら」
ピジョン「右に同じー」
~ポケモンタワー~
住人2「待たれよ! こっから先は危険じゃ、怪奇現象に反社会的勢力の侵入……墓や慰霊碑目当てなら日を改めなさい、若人よ」
レッド「あーいや、ちょっと頼まれごとされてて……フジ老人救出しに行くんだよ」
住人2「なんとそれは……ありがとう勇敢な若者よ。しかし気をつけよ。このポケモンタワー、少し前から怪奇現象がよく起こる」
レッド「怪奇現象?」
住人2「うむ。足や肩に重い感じがあったり、急に物が降ってきて怪我をしたり……まるで目に見えない者の妨害を受けているような」
ピジョン「目に見えないもの……?」
ユンゲラー「……しるふすこーぷ?」
レッド「いや、まさかな……」
ゆうれい「……!」
ピジョン「レッド君、ちょっと妙だよ……! この部屋、誰もいないのに気配がある……!」
レッド「一か八か、これ使ってみるか……!」
ゆうれい→ゴース
ゴース「……フー!」
レッド「……正体はゴースト系ポケモンか! けーちゃん、この双眼鏡で場所を確認しながらサイコキネシスだ! ピジョンは戻って!」
ユンゲラー「頑張る!」
ピジョン「双眼鏡は1つしか持ってないから中々厳しいね……」
ロケット団1「ん、何だお前。ここまでどうやって登ってきたんだ」
レッド「どうだっていい、その老人を大人しく明け渡しな」
ロケット団2「いーや、ダメだね。こいつは俺達の崇高な理念を否定し、邪魔しようとした。重罪を犯したんだ」
レッド「具体的には?」
ロケット団2「我等の邪魔をするポケモンの討伐、殺害の妨害をした。人に迷惑を掛けちゃあいけないよなあ!?」
レッド「……お前等、ポケモン殺してんのか」
ロケット団3「俺達は常に優秀なポケモンを探しているというのに、そいつを捕まえようとすると群れの連中がくっついてきやがんだよ。あんまりしつこい奴は、死んじまってもしょうがねえよなあ」
ロケット団1「正当防衛って奴だろお!無抵抗でいりゃあこっちも何もしねえんだからよ」
レッド「……ちょっと黙れ」
ロケット団1「あぁん!?」
レッド「けーちゃん、まとめてサイコキネシス」
ロケット団1「ぐっ……!」
ロケット団2「てめえ……ふざけた真似してんじゃねえぞ」
ロケット団3「クソガキ……!」
レッド「けーちゃん、フジ老人を頼む。ピジョン」
ピジョン「分かった」
ロケット団1「え……おい何だよ、近づいてくるんじゃねえ、やめ……ぐぉっ」
ロケット団2「ヒィッ……やめろ、金か、そこのじじいか!? どっちでもくれてやる、俺様を助けろ! 俺はこんな所で……あ゛ぁっ!!」
レッド「ピジョン、頭から切り裂け」
ロケット団3「や、やめろぉ! それならまだこいつらみてえに足を切られる方がマシだ! 嫌だ、死にたくない! ぐ、くぅ……!」
レッド「本気でするわけねえだろ、俺の女の手が汚れるわ」
フジ老人「そ、そこまでにしてやってくれないか……!」
ユンゲラー「あ、ちょっとおじいちゃん! 勝手に抜け出しちゃダメだよ!」
レッド「分かってるよ爺さん。逃げられないように足の腱を切ってもらっただけ。後遺症が残るかどうかは知らないけどな」
~フジ老人の家~
フジ老人「どうもありがとう、彼等に傷付けられた魂達が安らかに眠れるよう祈っていたら絡まれてしまってな……」
住人「本当に同胞を取り戻していただいて、なんとお礼を言っていいのやら……ありがとう」
レッド「お礼なんて要らないんだけど……強いて言えば、腹が減った、かな」
住人「了解した。こんな礼で申し訳ないが、シオンの特産を味わって行ってくれ」
レッド「2人共、本当にごめんな。冷静じゃなかった」
ユンゲラー「?」
レッド「前の事もそうなんだけど、いくらロケット団とはいえ、人に向かって技を撃つような真似をさせて本当にごめん」
ユンゲラー「……あいつらは人じゃないよ、お父さん」
レッド「……けーちゃんから抱き着いてくるの、珍しいな」
ユンゲラー「……あんまり自分を責めないで」
ピジョン「レッド君? 私の手、もう十分綺麗だよ~」
レッド「いやでも、あんな屑共の足とか手に……ピジョンごめんな、本当ごめん……」
ピジョン「疑うなら手の匂い嗅いでみて? 血の匂いとかしないでしょ?」
レッド「……うん、ハンドソープの匂い」
ピジョン「あの場では正解の選択肢だったよ~。気にしないで」
レッド「……それでも、ごめん」
ピジョン「ん~~~」
レッド「ぺしぺし叩くのやめてくれ」
ピジョン「聞きたいのはごめんじゃないんだってば~」
レッド「ありがとう」
ピジョン「それでよし~。さっきけーちゃんも言ってたでしょ? 自分を責めないで」
~12番道路~
フジ老人『ポケモンの笛を君達に授けよう。この音色は遍くポケモン達全てに安らぎを齎すと言われている』
レッド「安らぎ、か。でもシルフスコープよりマシとはいえ、使う機会あるかね……」
トレーナー「あっ、君! 引き返した方が良い、見ての通りこの道の先はあのでっかいポケモンが……奴が起きるような音でも鳴らせればいいんだけど」
カビゴン「zzz……」
レッド(めっちゃ使い道あった~~~!)
♪~~~ ♪~~~
ユンゲラー「……落ち着く音」
カビゴン「……ぐぉぉ」
ピジョン「あっ、おはよーっ!こんなとこで寝てちゃダメだよ~、風邪引いちゃう」
レッド(そういう問題か……?)「俺達はこの道を通りたいから、起きたならちょっとどいてくれないか?」
シュゥゥゥン
カビゴン「……道塞いじゃっててごめんなさい……」
レッド「高身長長髪目隠れ読書美人……だと……!?」
ピジョン「わ~、あんなにおっきかったのに人型だとスタイルの良い美人さんだ~」
ユンゲラー「……おっぱいが大きい……」
レッド「ともかくどいてくれればこっちも何もしないさ。ご協力ありがとう」
カビゴン「……良い旅をー……」
~16番道路~
カビゴン「zzz……」
トレーナー「つい最近、別の道から来た大きいポケモンが眠ってて道を塞いじゃってて通れないんだ……」
レッド「何というデジャブ……」
♪~~ ♪~~
カビゴン「……ぐぐぅぅ」
ユンゲラー「……おはよう、私達ちょっとここを通りたいんだけど」
シュウウウウウン
カビゴン「えっと……2回も、ごめんなさい……」
ユンゲラー「お姉さん、別の場所で寝るとかそういう事じゃなくて、道の真ん中で眠るのがダメなの。お母さんもお父さんも迷惑してるの。分かる?」
カビゴン「はい、本当にごめんなさい……仰る通りだと思います……」
レッド「けーちゃんが怒ってるところ初めて見た……」
今日の分おわり 来週土日キツいから平日でsage更新しますー
~13番道路~
レッド「カビゴン、可哀想なくらい落ち込んじゃってたな」
ユンゲラー「……言い過ぎちゃった」
レッド「よしよし、次に会う時があったらごめんなさいしような」
ピジョン「反省するけーちゃんもかわいい~♡」
レッド「……ピジョンってアレだよな、親になったら絶対でろでろに甘やかすタイプ」
ピジョン「ん~……否定できない」
レッド「バランス取って俺が厳しくしなきゃな」
ユンゲラー「お父さんが……?多分それは……」
レッド「?」
ピジョン(一番けーちゃん甘やかしてるのレッド君なんだよなあ……)
~14番道路~
レッド「いやでも、けーちゃんに厳しくするとか無理じゃん? この星で一番庇護欲を掻き立てられる生き物なんだけど」
ピジョン「目に入れても痛くない」
ユンゲラー「な、何? いきなり……」
ピジョン「けーちゃんが悪いんだよ? 進化して大きくなってもかわいく甘えてくるんだから」
レッド「そうだそうだ!こんな良い娘を邪険にできるか!」
ユンゲラー「そんな事言ったら、私だって2人がずっと甘やかしてくれるから親離れできない」
レッド「しなくてもいいぞ(錯乱)」
ピジョン「まだしばらくはお世話焼かせて欲しいな」
ユンゲラー「……言ってみただけ。私だってずっと2人の娘でいたい」
ピジョン「よしよし。ず~っと甘やかしてあげるからね」
レッド(娘としてはダメに育っていくのに、ずっと頼られていたいという矛盾……俺はどうすれば……!?)
~15番道路~
ピジョン「あと少しでセキチクシティだね~。サファリゾーンっていう施設では、ここでしか見れないポケモンもいるんだって」
レッド「ポケセンの後で行ってみようか、レベル上げもついでにしたい」
ユンゲラー「それが……お金を払って、専用の道具でだけ捕まえられる仕様らしくて」
ピジョン「だから、私達の出番はなさそうなんだ。残念」
レッド「成程ね……じゃあ先にジムに行こうか」
ピジョン「行こうか、って言っても、まだ着いてないんだけどね」
レッド「うおぉ……こういう楽しみな話をしてると、結構な数のトレーナーが行き先を塞いでくるな。けーちゃん、そこの一番近い奴から……けーちゃん?」
ユンゲラー「……貴方達、お父さんとお母さんの邪魔。恨みはないけどしばらくどいてて」
キュゥイイイイイン
ピジョン「わぁ~。2、30人いたトレーナーさんが皆テレポートしちゃった」
ユンゲラー「……」(ほめてほめて、という表情)
レッド「……」(怒ろうか褒めようか悩んでいる)
ユンゲラー「……?」(背の低いお父さんに頭を撫でてもらうために屈んでいる)
レッド「……よぉーしよしよし。偉いぞけーちゃん!よしよしよし」(思考を放棄)
ユンゲラー「くすぐったい……♪」(ほめられてうれしい)
ピジョン「……♪」(賢いので傍から見てるだけの人)
続き待ってます
ごめんなさい、明日帰宅したら書きます
誰も読んでないと思ってクッソサボってました
>>195 ありがとう
~セキチクシティ ジム~
キョウ「ファ ファ ファ!」
レッド「笑い方が独特」
キョウ「小童如きが拙者に戦いを挑むとは片腹痛いわ!」
レッド「言葉選びが風流」
キョウ「毒を食らったら自滅、眠ってしまったら無抵抗……忍びの技の極意を受けてみるが良い!」
マタドガス「ふふっ……今回の挑戦者はどこまで耐えられるのかしら」
レッド(毒々しい色のドレス着た、社交界とかにいそうな令嬢が……っつーか忍者じゃないんかい)
ユンゲラー「……お姉さん、ドレスの忍者……?」
レッド「けーちゃんが口に出してしまった!」
マタドガス「この恰好は主の奥方に見繕ってもらっていますの。こういう場に出る度に服も髪もいっぱい着飾って頂いて……」
キョウ「拙者の隣に立つに相応しい、どこに出しても恥ずかしくない姿だ。今日も麗しい」
マタドガス「主……遂に私を第二夫人として迎え入れるご覚悟が決まったのですね♡」
キョウ「実質そのようなものだろうに……」
レッド「へえ既婚かよ。家で嫁さんが待ってて仕事では怜悧なクール美人とずっと一緒とか許されるのか? 許されないな(嫉妬)」
ピジョン「レッド君落ち着いて……私達にもブーメラン刺さっちゃってるから」
キョウ「お主、やりおるな!」
レッド「どくどくはマジで卑怯」
キョウ「ピンクバッジを受け取るが良い」
レッド「忍者ジムの割にジムバッジがファンシー」
ピジョン「ハートマークでかわいい~~~♪」
ユンゲラー「もう1個欲しい……」
レッド「うちの女性陣から絶大な支持」
キョウ「……マタドガス、女性から見てかわいい、ものなのか? ピンクバッジは」
マタドガス「主の奥方のように、とってもかわいらしいバッジだと思いますわ」
~サファリゾーン~
レッド「さて、やって参りましたがルール上ピジョンとけーちゃんはお留守番だ」
レッド「時間までは暫く孤独の戦いだな」
コンパン「コンコン!」
レッド「お前の進化先、実はモルフォンじゃなくてバタフリーだったってマジ?」
パラセクト「ギゴゴゴ」
レッド「お前の本体って、虫じゃなくてキノコってマジ? 冬虫夏草じゃん」
ライチュウ「……」
マチス「物憂げな表情も絵になりますネ、紅茶とコーヒーどっちがいいです?」
ライチュウ「……ありがと、紅茶ちょうだい」
マチス「……」
ライチュウ「……何も言わないのね」
マチス「何を言っても、また更に凹んでしまうタイプですからネ」
ライチュウ「……ごめんなさい、駄目なバディで」
マチス「そういう所も含めて大好きですよ」
ライチュウ「貴方、こういう時いつもズルいわ」
マチス「ズルくても構わない程貴方を愛してますから」
ライチュウ「ふふっ、歯が浮くようなセリフももう慣れたものじゃない」
マチス「やっと笑ってくれましたネ」
ライチュウ「あっ……」
マチス「負ける事も勉強です、迷惑を掛けただなんて思わないで下さいって、もう8回目くらいです」
ライチュウ「でも、貴方は仕事でバトルしてるもの。私が負ける事でリーグからペナルティを科せられる」
マチス「とんでもなく負け越すぐらいしないとそんな事有り得ません、一度もない」
ライチュウ「嘘よ」
マチス「本当。全部貴方が頑張ってくれているおかげです」
ライチュウ「……」
マチス「負けてしおらしくなってる貴方もかわいいですネ」
ライチュウ「かわいいかわいいって……ほんとにタラシなんだから。こっちの気にもなりなさいよ」
マチス「貴方にしか言わないんですよ?」
ライチュウ「知ってるわよ……ごめんなさい、私らしくなかった」
マチス「やっぱり貴方はその笑顔の方が魅力的です」
ライチュウ「……それと」
マチス「?」
ライチュウ「私もアンタの事、大好きだから」
マチス「……知っていますヨ」
ストライク「いやだから、自分は事務職を志望してるポケモンですから……戦闘なんて専門外なんです」
レッド「そこをなんとか」
ストライク「本当に、足手まといになってしまうだけですよ」
園長「……燻っているんじゃないか、ストライク」
ストライク「園長……」
園長「あの時の感覚をまだ夢に見るんだろう? いいんじゃないか、少しくらいハメを外しても。お前は本当によく頑張ってくれているし」
ストライク「自分は……私は足を洗ったんです、もう……」
園長「そのまま腐らせておくのはあまりに惜しい」
ストライク「しかし……」
ユンゲラー(なんの話?)
ピジョン(人には色々な過去があるってお話~)
レッド「……ごめんストさん、そんな悩ませるつもりはなかったんだ」
ストライク「お気になさらず……申し訳ありませんが、日を改めてもらっても? 自分も少々思うところがでてきました故」
レッド「勿論。今日のところはこれで失礼します」
ストライク「……」
キョウ「拙者が健在でいる限り、セキチクやその住人には手出しさせぬぞ!」
ロケット団1「てめえに用はねえんだよ、恨むなら匿ってるガキを恨みな」
キョウ「ガキ……まさか!?」
レッド「……俺の事だろ。街の人には手を出すな」
ロケット団2「そのつもりだったんだけどな、こいつはふざけた理由で俺らの邪魔をしやがった」
しょうねん「……ただ野生でのびのび生きているポケモン達をいきなり攻撃するなんて間違ってる」
ロケット団1「先にこっちが攻撃されたんだよ、ふざけたアーボックにな!」
しょうねん「正当防衛以上に過剰に追い詰めてた。野生の生態系を乱していい理由なんか存在しない!」
ロケット団2「……こぉんのクソガキッ……!レアコイル、こいつに電気ショックだ!」
しょうねん「……ッ!」
レッド「くっ……ピジョン!」
ピジョン「でも、この距離じゃ……!」
ストライク「その必要はありませんよ」
シュバッ ザシュッッッ!
レアコイル「……><」
ユンゲラー「れ、レアコイルが……」
ピジョン「一瞬にして斬られちゃった……斬撃が見えなかった」
ストライク「……流石に一般人に手を出すのは看過できませんね、末端。貴方の所属からも、私からも恨みを買う最悪手ですよ」
ロケット団1「……俺はもう手を引くぞ、何も見なかった」
ストライク「は? 逃げられるとお思いで?」
ロケット団2「へへ、俺様は幹部様とも結構懇意にしてんだ。この程度の些事は揉み消してもらえるんだよ!」
ロケット団3「……はぁ。これだから程度の低い馬鹿に紛れるような潜入任務は嫌いなんですよ」
ロケット団1「あん? 久々に喋ったと思ったら何だよ……グゥッ!?」
ドスッ!
ロケット団2「おいおい、そういうオチかよクソ……あぁっ!!」
ドスッ!
ロケット団3→ランス「初めまして、レッド君。私はロケット団幹部、ランスと申します」
レッド「……あんた、なんで今そいつら殺した」
ランス「利用価値がもう無くなったからです。愚行が目に余りますし、お話に邪魔なのでね」
キョウ「……貴様、人の命をなんだと」
ランス「弱者は淘汰されるだけです。本題に入りましょうか」
ストライク(……この男、全くスキがない)
ランス「私はボスから伝言を頼まれていましてね。それを伝えるため任務のついでに参ったんです」
レッド「サカキとかいうおっさんか」
ランス「……その様子だと、ボスの通常パーティを倒した少年、というのは君で間違いなさそうですね」
ランス「ヤマブキのシルフカンパニーで君を迎え入れよう、とのことです。ロケット団総力を挙げて君を倒す準備が出来ました」
レッド「全員返り討ちにしてやるよ」
ランス「ふふっ、楽しみにしていますよ。用件は以上ですので、では」
レッド「おい、お前大丈夫か!」
しょうねん「……あ、ありがとう……」
ストライク「怖かったっすよねー。もう大丈夫ですからねー、よしよし」
しょうねん「……僕は観光でここに来たんだ。穏やかなカロス地方で平和ボケしてたのかもしれない……」
レッド「……名前は?」
しょうねん「カルム」
レッド「じゃカルム、お前は絶対に間違ってないよ。自信もて」
カルム「お兄さん、お姉さん、本当にありがとう。あの……」
ストライク「わかってますよ。あの危険な人達は絶対私達が捕まえますから」
レッド「……ん? ストさん?」
ストライク「……そういう事です、ご一緒させていただいても?」
ストライク が なかま に なった !
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