兄「RPG!」 妹「ツクールフェス!!」(12)


兄「妹よ。ゲームを作りたいと思ったことはないかね?」

妹「いきなりだねお兄ちゃん。あるよ」

兄「だけど我々素人がゲームを作ろうにも、技術や素材の関係で難しい」

妹「最近はサンプルも充実してるけど、やっぱり自作素材とか使える人とは差がついちゃうよね」

兄「そんな時にオススメなのがコレ! 3DSソフト『RPGツクールフェス』です!!」

妹「なにこれ通販番組?」


・前書き
RPGツクールフェスのステマSSです


妹「家庭用ツクールって言ったらアレでしょ。ツクールDSがKOTYの候補になったっていう……」
※クソゲーオブザイヤー

兄「選外になったから! ノミネートはしてないから!」

妹「似たようなもんだと思うけど……」

兄「それにRPGツクールDS+では色々と欠点が解消されたんだぞ!」

妹「新しい欠点も増えてたけどね」

兄「……しかしそんな欠点があっても、3DSソフトならアップデートが可能!」

妹「RPGツクールフェスは2016年発売……。ってことはバグの心配はないね!」

兄「……それについてはノーコメントで」

妹「あるの?」
※あります


兄「未修正のバグがあったとしてもツクールフェスは優秀なんだぜ!」

妹「そうは思えないけど……」

兄「まずはなんといっても手軽さだろう。携帯機でツクールが出来るのは一番の利点だよ」

妹「外で作品を作ったり遊んだり出来るのは嬉しいかも」

兄「いやいや、寝っ転がりながら作れるのがいいんだよ」

妹「タッチペンだから文字入力がしやすいのもいいよね」

兄「マップ制作も楽々だぜ」

妹「そういえばツクールフェスのマップ制作って、DS時代のツクールとは違うよね」

兄「おお、いいところに気がついたな」


兄「ツクールフェスは『マップチップ』を使ってマップを作るんだ」

妹「そうそう。DSまでは細かくマップを作れなかったんだよね」

兄「ざっくり説明すると、素材を自由に使ったマップ作りが出来るんだ」

妹「本当にざっくりだ」

兄「このおかげで、本作ではマップを使ってドット絵を表現したりも出来る!」

妹「ドット絵をフル活用してる作品もあるよね」

兄「他の人の作品をやってるとマップだけで驚かされるよな。こんな発想が!って」

妹「で、マネしようとすると使用されてる素材がDLCでぐぬぬってなる」
※和風素材やSF素材、追加BGMなど特殊なものはDLC販売


妹「そういえばツクールフェスは、作品を気軽にアップロードしたりダウンロード出来るのも魅力だよね」

兄「うむ。コンテスト開催時以外でも『みんなの作品』にアップロード出来るからな!」

妹「プレイだけなら無料のソフトがあるんだっけ?」

兄「『RPGツクールフェスプレイヤー』だな。3DSのeショップで無料配信中だ」

妹「16作品まで保存しておけるんだっけ?」

兄「そうだ。RPGツクールフェスのソフトもあれば、合計で32作品保存出来る」
※自分の作品も含む

妹「そんなに保存しておく必要ある?」

兄「あるぞ。めちゃくちゃ名作が多いからな。他作者さんのゲームは」

妹「そ、そうなの?」


妹「じゃあRPGツクールフェスプレイヤーで遊べる名作ゲームを教えてよ」

兄「そうは言っても他の人の作品を挙げちゃうと迷惑がかかるかも知れないしなぁ」

妹「えー」

兄「ここは無難にコンテスト受賞作品をオススメしておくよ」

妹「第1回と第2回コンテストはもう終わったんだよね」

兄「賞金も出たらしい」
※大賞100万円・優秀賞30万円・特別賞5万円(複数)

妹「『らしい』ってことは……お兄ちゃんは受賞出来なかったんだ」

兄「まあ……。でも俺は負けたつもりじゃねぇから! 第3回で挽回するから!」

妹「あ、第3回コンテストはいまやってるんだっけ?」

兄「現在開催中だ! 俺の作品も出てるから応援してくれ!」

妹「がんばれー」


兄「そうだな。第3回コンテスト投稿作品の中から適当に選んで遊ぶのもオススメだな」

妹「お兄ちゃんの作品はどれなの?」

兄「いやそれは秘密で頼む。恥ずかしい」

妹「ないわー」

兄「とにかく! 3DSさえあればツクールフェス作品は無料で遊び放題だ! みんなもよろしく!」

妹「10分で終わる短編から、クリアまで10時間越えの大作もあるから暇潰しにはもってこいだね」

兄「ジャンルもRPGからパズル、ファンタジーやSF、恋愛物と多数だしな」

妹「作品タグで検索が出来るんだよね。お兄ちゃんの好きなタグは?」

兄「『男性向け』と『大人向け』です。たまにえっちな作品が投稿されるから」

妹「運営に即削除されるけどね」

兄「みんな! これは全年齢向けのソフトなんだ!」


妹「ところで今やってるのは第3回コンテストだけど……」

兄「第4回コンテストはあるかって?」

妹「うん。賞金って合計で150万円出るし、今回でもう終わりなんじゃないかなーって」

兄「第4回コンテスト開催は未定だが……俺はやるんじゃないかなと思ってる」

妹「どうして?」

兄「今度、RPGツクールMVのBGMがDLC販売されるからだ……!」

妹「へ?」

兄「コンテストもないのにDLC出したって意味ないだろ。だから……」

兄「第4回コンテストはある……! そう信じたい……!」

妹「ほぼないと見てよさそう」

兄「コンテストなくても俺はDLC買うけどな!」


妹「そんなことより、今までツクールフェスの紹介しかしてないじゃん!」

兄「なにか不満か?」

妹「ゲームの作り方について教えてよ!」

兄「でも俺……説明下手なんだよな」

妹「なんでこの話を始めた」

兄「ぶっちゃけ、プレイしてれば作り方なんてすぐ覚えると思うぞ」

妹「えー、無責任でしょそれは」

兄「いやいや。実際、子供が作ったっぽい作品は結構たくさん投稿されてるし」

兄「ツクールDSの頃は小学生の女の子が作ったゲームが受賞してるし」

妹「小学生!? 嘘でしょ!?」

兄「ほんとほんと。嘘だと思うなら調べてみなさい」


妹「じゃあもう、習うより慣れろって感じなんだね」

兄「うん。ツクールって難しそうなイメージあるけど想像以上に簡単だぞ」

兄「俺も最初に作ったのは小学生の頃だったしな」

妹「イベントスイッチを理解するまで何日もかかってたね」
※スイッチ フラグみたいなもん

兄「難しく考えたりはしないで、まずは簡単な作品を完成させて慣れてけばいいんだよ」

兄「まずは10分くらいで終わるゲームを作る。完成させたら次は30分くらいのゲームを作る」

兄「それを繰り返していけば、いずれ大作が作れるようになるんだからさ」

妹「そういうもんなの?」

兄「そういうもんだ。素人なんだから最初から大作は無理だ」

兄「最初の内は、自分好みの趣味に走った短編をいくつも作っていけ! これがツクールのコツだ!」


妹「じゃあ私も完成目指して頑張ってみようかな」

兄「頑張れ! ブラック企業の社員のように!」

妹「ところでお兄ちゃんはもう第3回コンテストに作品を投稿したんだよね?」

兄「ああ、投稿したぜ。受賞は出来そうにないがな……!」

妹「いまなんか作ってるの?」

兄「俺は……『星をみるひと』みたいなゲームを作ろうと思っている!」

妹「く、クソゲーじゃん!」

兄「『星をみるひと』はストーリー自体は評価されてるんだ!」

妹「それは聞いたことあるけど!」

妹「『星をみるひと』ってPCツクールで有志がリメイクしてるじゃん! いくつも!」

兄「そんなもんは知らねぇ! 俺は作りたいものを作るんだよ!!」

妹「だめだこいつ」

おわり

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