メレメレ島
ドカーン
ワー ワー
ジュンサー「みなさーん!速やかに避難してくださーい!!」
ウルボシルヴァディ「シルヴァディー!!」フシャー
ジュンサー「悪の組織"ピカチュー"の改造ポケモン"ウルトラボール入りシルヴァディ"何て強さなの……?町がメチャクチャよ……」タラッ
園児♀「うぇ~~ん!」ビエーン
ジュンサー「! 逃げ遅れた子が…!」
ウルボシルヴァディ「………………」ギロッ
園児♀「……ひっ!」ビクッ
ウルボシルヴァディ「シルヴァディ!」ブンッ
ジュンサー「くっ!危な……」ダッ
園児♀「うぅ……ひっぐ……」グスッ
園児♀「たすげで~~!!ぽえぎゅあ~~!!」
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「待ちなさい!!!」
ウルボシルヴァディ「!?」
ジュンサー「あの子たちは…」
園児♀「ふぇ……?」グスッ
「とうっ!」ダッ
マオ「咲きほこる花のガーディアン!アママイコグリーン!」シュパッ
スイレン「棲みわたる海のガーディアン!アシマリブルー!」シュパッ
リーリエ「蒼き月のZを浴びしガーディアンが今、滅び行く世界を封印する……」ブツブツ
リーリエ「シロンピンク!」ビシッ
マオ、スイレン、リーリエ「さんにん揃ってポケキュア!只今見参!」バーン
ジュンサー「来てくれたのね!ポケキュア!」
園児♀「ぽえぎゅあ~!」キラキラ
ウルボシルヴァディ「グル……」ジリッ
マオ「ピカチューの改造ポケモン!私たちが来たからにはここまでだよ!」ビシッ
スイレン「町を壊したり女の子を泣かせたり……絶対に許さない!」
リーリエ「覚悟してください!」
ウルボシルヴァディ「グ………」
園児♀「ぽえぎゅあ~!」キラキラ
ウルボシルヴァディ「シルヴァディ!」ダッ
ジュンサー「ポケキュアのみんな!改造ポケモンが来るわよ!」
マオ「ブルー!ピンク!いくよ!」ダッ
スイレン、リーリエ「ウルトラジャー!」ダッ
ポーケキュッア ポーケキュッア
ウルボシルヴァディ「シルヴァー!」ブンッ
マオ「くらえー!改造ポケモン!」スッ
マオ「マジカルリーフ!!」シュババ
ウルボシルヴァディ「ギャアアアー!」ズババ
ウールトラデ キュッアキュア
ウルボシルヴァディ「グゥ……」ヨロッ
スイレン「…………」ダダダ
ウルボシルヴァディ「!?」
スイレン「アクアジェート………」ダダダ
スイレン「キーーーク!!!」ブンッ
ウルボシルヴァディ「グェッ!!」バキッ
マオ「ピンク!」
スイレン「任せた!」
リーリエ「はい!」スッ
ウルボシルヴァディ「グゥゥ……」ヨロッ
リーリエ「ティロ・フィナーレ(れいとうビーム)!!」ヒュオオ
ウルボシルヴァディ「グオオ……」カチコチ
ウルボシルヴァディ「」カチン
リーリエ「ふぅ…」
マオ「やったー!」
スイレン「さすがピンク!」グッ
ジュンサー「あの改造ポケモンをあっという間に…さすがポケキュアね!」
園児♀「ぽえぎゅあ~!」キラキラ
ジュンサー「ポケキュアのみなさん!」
マオ、スイレン、リーリエ「!」
ジュンサー「毎回ご協力感謝いたします!あなたたちのお陰で今回も町の平和は守られたわ!」
マオ「い、いや……私たちのお陰だなんてそんな///」テレッ
リーリエ「照れますね///」テレッ
スイレン「わ、私たちはただ愛とアローラの平和の為に…///」テレッ
ジュンサー「ふふっ」クスッ
ロトム図鑑「みんなー!そろそろ引き上げるロトよー」ヒュー
マオ、スイレン、リーリエ「!」
マオ「それじゃあ私たちはここまで!」クルッ
リーリエ「困った時はいつでも私たちを呼んでください!」
スイレン「いつでもどこでも、駆けつける!」グッ
ダダッ
ジュンサー「! 消えた……!?」
ジュンサー「………ふふっ…あなたたちには敵わないわね?ポケキュア」フッ
園児♀「ぽえぎゅあ~!」キラキラ
サンニンハー ポケッキュアー
翌日
マオ「ふぅ……昨日もアローラの平和をなんとか守れたね~」
アママイコ「アマー」
スイレン「うん、でもこれからまだまだ強い改造ポケモンが出てくるかも……」
アシマリ「アウ!」
マオ「そうだね、スイレンの言うとおり!気を抜いちゃいられない!」グッ
マオ「ね?リーリエ!」チラッ
リーリエ「………………」ブツブツ
マオ「………リーリエ?」
スイレン「? どうしたの?」
リーリエ「す、すみません…少し考え事を……」
マオ「考え事?」
スイレン「まさかリーリエもこれから出てくる改造ポケモンの事を……」
リーリエ「………いえですね?」
リーリエ「………私たちが登場するシーンの口上……もう少しカッコいいものは無いかと……」
シロン「コーン」
マオ「は?」
スイレン「うん、どうでもいい」
リーリエ「ど、どうでもいいって事はないじゃないですか!」
マオ「てゆーかさぁ、何だかんだでリーリエが一番ノリノリだよねー?」
スイレン「最初はあんなに恥ずかしがってたクセに……」ジトー
リーリエ「い、いえ……論理的結論から言いますと…その…///」アセアセ
シロン「コーン」
マオ「アハハ…ま、別に口上?とか必殺技の名前ーとか考えるのもいいけどね?」
リーリエ「うぅ……」
マオ「………でも……ロトムにもいっつも言われてるように私たちがポケキュアって事はみんなにはナイショだよ?」
リーリエ「わ、わかっています!私たちは地位や名声…見返りが欲しくて戦っているわけではありません!」
スイレン「うん!私たちが戦ってるのは、あくまで愛とアローラの平和のため!」
マオ「うん!そうそう!」
マオ「じゃ、今日も一日、張り切っていこー!」
アママイコ「アマー!」
スイレン「おー!」
アシマリ「アウー!」
リーリエ「はい!」
シロン「コーン!」
ポケモンスクール
ワイワイ ガヤガヤ
サトシ「でさー!」
マーマネ「うんうん!」
カキ「俺はやはりー……」
ガラッ
サトシ、カキ、マーマネ「!」
マオ「アローラー!」
アママイコ「アマー!」
サトシ「おっ!アローラ!」
ピカチュウ「ピカー!」
リーリエ「……なにやら盛り上がってるみたいですが……何の話しをしてたんですか?」
サトシ「昨日のポケキュアの話しだよ!」
マオ、リーリエ、スイレン「」ビクッ
ロトム図鑑「………………」
マーマネ「ねぇ!リーリエたちも見た?昨日のポケキュアの活躍!」
トゲデマル「マルゥ」
リーリエ「え、えと……はい……」
サトシ「いっやー!すっげーよな!改造ポケモンをあんなに簡単に倒しちゃうんだもん!」
サトシ「ブルーがさ!すっげーキックして改造ポケモンを吹っ飛ばしてさ!カッコいいよなー!」
スイレン「!」
マーマネ「いやいや、やっぱりとどめを刺したピンクだよサトシー!あれぞポケキュアのエースって感じ!」
リーリエ「ふっ」ドヤッ
カキ「わかってないなお前たちは?ブルーやピンクが活躍できるのはグリーンのサポートがあってこそだろ!」
マオ「/////」テレッ
サトシ「いやぁ……一回実物に会って見たいよなー!ポケキュアー」
ピカチュウ「ピッカー」
マオ、リーリエ「…………」ウズウズ
ロトム図鑑「……キミたち、わかっていると思うロトが……」ヒソッ
マオ「わ、わかってるよロトム!」ヒソヒソ
リーリエ「わ、私たちが戦ってるいるのはあくまで愛とアローラの平和のため……け、けっしてチヤホヤされるためでは……」
ロトム図鑑「………ならいいロトが……」
スイレン「サトシサトシ」チョイチョイ
サトシ「ん?」
スイレン「それ、私」
サトシ「………え?」
スイレン「アシマリブルーの正体、実は私なの」ニコニコ
アシマリ「アウ!」
サトシ「え?」
ピカチュウ「ピ?」
マーマネ「は?」
カキ「ん?」
マオ、リーリエ「!?」
ロトム図鑑「ロ!?スイレン!?」
サトシ「え!?スイレンがブルー!?」ガタッ
ピカチュウ「ピッカー!?」
スイレン「ふふふ」ニヤニヤ
マーマネ「ま、まさか……ねえ?」チラッ
カキ「あ、ああ……だよな?」チラッ
マオ「ちょ、ちょっとスイレン!どういうつもり!」ヒソヒソ
リーリエ「あ、朝の誓いを秒で破らないでください!」ヒソヒソ
スイレン「……………」
アシマリ「アウ!」
ロトム図鑑「スイレン!キミは自分で何を言っているか……」ヒソヒソ
スイレン「なーんて……」フフフ
全員「!」
スイレン「嘘です♪」テヘペロ
アシマリ「アウ♪」テヘペロ
サトシ「なんだ、嘘かよ…」ガクッ
ピカチュウ「ピッカー…」ガクッ
スイレン「ふふふ」ニコッ
アシマリ「アウ!」
マオ「スイレン……」ホッ
マーマネ「いやぁ…驚いたよ……」
カキ「まぁ、冷静に考えてポケキュアの正体がクラスメイトなハズがないもんな?」
リーリエ「」ビクッ
ロトム図鑑「スイレン、みんなの心臓に悪い冗談はやめるロト」
スイレン「サトシ!驚いた?サトシが大ファンで結婚したいくらい好きなブルーが身近にいると思った?」ニヤニヤ
マオ、リーリエ(え?そこまでは言ってないんじゃ……)
サトシ「たく~!驚いたに決まってんだろスイレン?」
スイレン「ごめん!サトシ!」
スイレン「あっ!お詫びにポケキュアのサイン、貰ってきてあげる!」
サトシ「え!?サイン?」ガタッ
マーマネ「さ、サインって!?」
カキ「スイレン!ポケキュアと知り合いなのか?」
スイレン「うん、色々あって!これは本当!」
リーリエ「マオ……」ヒソヒソ
マオ「ま、まぁ……サインくらいなら……」ヒソヒソ
サトシ「じゃあさ……これに頼むよスイレン!」ヒョイッ
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン「うん、任された!」スッ
マオ、リーリエ(サイン色紙……サトシ…いっつもそんなもの持ち歩いてるの?)
サトシ「サンキューなスイレン!」ニッ
スイレン「う、うん!」
サトシ「う~っ!楽しみだぜ~!」ワクワク
サトシ「ピンクのサイン!」
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン「………………」ニコニコ
スイレン「…………………」
スイレン「………………は?」
マーマネ「いいなぁ……サトシ!」
サトシ「へへへ」
カキ「なぁスイレン!俺たちにも……」
スイレン「ぴ……ピンク……?」
サトシ「え?」
スイレン「ピンク?だ、だってサトシ……!ブルーのファンじゃ……」
サトシ「ん?ああ、ブルーはカッコいいと思ってるよ!でもさ……」
サトシ「やっぱピンクが一番いいかなって?///」テレッ
ピカチュウ「ピッカー」
スイレン「」
マオ「す、スイレン……」
アシマリ「ウアー……」
マーマネ「なーんだサトシもピンクファンだったんだ!だったらさ!放課後家に来なよ!僕のピンクコレクション見せてあげるよ!」
サトシ「マジかよマーマネ!」
リーリエ(私、大人気!)グッ
シロン「コン!」
スイレン「」ワナワナワナ
カキ「なぁ、スイレン!……ところで俺たちのサインの件は……」
スイレン「」グシャッ
カキ「」ビクッ
サトシ「あっ!スイレン!俺のサイン色紙になにすんだよー!」
アシマリ「アウー……」
マオ(嫌な予感が……)タラッ
リーリエ(今後のためにもサインの練習をしておかなくては……人気者は辛いですね?)フッ
シロン「コーン!」
放課後
6V色メタモン「メター!」
ロトム図鑑「あ、あれは!天文学的数値でしか出現しないと言われている色6Vメタモンロトー!」
マオ「なるほど……手強そうだね!いくよ!」スッ
リーリエ「私に任せてくださいグリーン!」
マオ「ピンク!」
スイレン「…………………」
リーリエ「私、何だか今日は調子がいいんです!」
マオ「………わかった!任せたよ!ピンク!」
リーリエ「はい!」スッ
6V色メタモン「メター」ウネウネ
リーリエ「………ティロ・フィナーレ(れいとうビーム)!」ヒュオオ
6V色メタモン「メ……」カチコチ
6V色メタモン「」カチン
リーリエ「……やりました……」フゥ
マオ「やった!すごいよピンク!」
ロトム図鑑「さすがはポケキュアのエースロトー!」
リーリエ「////」テレッ
スイレン「………まだ」ボソッ
マオ、リーリエ「?」
スイレン「……まだ、倒しきれてない」
マオ「え?」
スイレン「グリーン、こっからは私に任せて!」
マオ「え?あ……うん……」
スイレン「……あいつを倒すために……ピンクと編み出したとっておきの合わせ技があるの」ニヤリ
マオ「合わせ技!?」
ロトム図鑑「ロー……いつの間に…」ゴクリ
リーリエ(そんな技いつ編み出しましたっけ??)
6V色メタモン「」カチン
スイレン「いくよ!ピンク!」ピカー
リーリエ「え?は、はい……」
マオ「ブルーの足が光って……」
スイレン「届け!水平線の彼方まで!」ブンッ
リーリエ「!?」
マオ「え!?ちょ、ちょっとブルー!何でピンクの方に蹴りを……」
スイレン「………必殺の……!!」ゴゴゴゴ
リーリエ「ぐ……おぉ………!?」メキメキ
"リーリエシュート!!"
スイレン「たぁ!!」ブンッ
リーリエ「おぉぉー!?」ゴゴゴゴ
ドドド
マオ「!?」
ドーン
リーリエ「」ヒュー
ロトム図鑑「ロ!?ブルーに蹴飛ばされたピンクがボールのように改造ポケモンに飛んでいって……!?」
リーリエ「」ヒュー
6V色メタモン「」カチン
ドカーン!!!
6V色メタモン「」コナゴナ
リーリエ「」ピクピク
ロトム図鑑「か、改造ポケモンが粉々ロト……」ゾクッ
マオ「ちょ、ちょっとブルー!なにやってんの!?」
スイレン「ふぅ」スッキリ
リーリエ「」ピクピク
マオ「ピンクー!大丈夫!?」ダッ
翌日
マオ「………………」
アママイコ「アマー………」
リーリエ「コシガイタイデス……」スリスリ
シロン「コーン……」
マオ「………あのー…」
スイレン「………リーリエ、ごめん!」
マオ「!」
リーリエ「スイレン……」スリスリ
スイレン「昨日、いきなり合わせ技なんか使っちゃって……」
アシマリ「アウ!」
リーリエ「……………………」スリスリ
マオ「…………」ハラハラ
リーリエ「……いいえ…」
リーリエ「気にしてませんよ?」ニコッ
スイレン「リーリエ……」
マオ「」ホッ
リーリエ「いきなりとは言え……改造ポケモンを倒すためです!論理的結論から言いますと、あの場合は仕方ありません!」
シロン「コン!」
スイレン「ありがとう、本当にごめんね?リーリエ?」
リーリエ「ですから、もう気にしないでくださいスイレン!」クスッ
マオ(良かった……一時はどうなるかと……)
リーリエ「……ですが……あの合わせ技はさすがにもう……」
スイレン「リーリエ!」
リーリエ「?」
スイレン「次からはちゃんと"蹴るよ"って言ってから蹴ようにする!」ニコッ
アシマリ「アウ!」ニコッ
リーリエ「………アーコシイタイ…………」スリスリ
マオ「ちょ、ちょっとスイレン………」
アママイコ「アマー……」
ポケモンスクール
ワイワイ ガヤガヤ
スイレン「アローラ!サトシ!」
アシマリ「アウ!」
サトシ「アローラ!スイレン!アシマリ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン「ねぇサトシ!昨日のポケキュアのニュース見た?」
サトシ「おう!見た見た!合わせ技だろ?すっげーよな!」
スイレン「えへへ///」テレッ
アシマリ「アウ///」テレッ
カキ(何でスイレンが照れてるんだ?)
リーリエ「…………………」
マオ「」ハラハラ
スイレン「あっ!そうだ」ゴソゴソ
サトシ「?」
スイレン「はい、ポケキュアのサイン」スッ
サトシ「え!?マジ?」
ピカチュウ「ピッカー!」
マーマネ「す、すごい……本物だ…」ゴクリ
サトシ「やったー!サンキューな!スイレン!」
スイレン「うん!」ニコッ
カキ「スイレン!俺たちの分のサインは?」ソワソワ
スイレン「ごめん、忘れた」
アシマリ「アウ」
カキ「そ、そうか……」
マーマネ「ん?」
サトシ「どうした?マーマネ?」
マーマネ「い、いや……これってピンクじゃなくてブルーのサインじゃない?」
サトシ「え?」
カキ「ん?本当だ!てゆーか、ハートマークがいっぱいついてるな…」
スイレン「…………………」
リーリエ「………………」
マオ「」ハラハラ
アママイコ「アマアマ」ポンッ
スイレン「ごめん、サトシ……実はピンクからサイン貰えなくて……」
スイレン「ブルーのじゃ……嫌だった?」
サトシ「…………………」
サトシ「そんな事ないよスイレン!すっげー嬉しい!」ニッ
スイレン「サトシ……」パアア
サトシ「へへっ!このブルーのサイン!俺の宝物にするぜ!な?ピカチュウ?」
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン「////」
アシマリ「アウ」ニコッ
ワイワイ
リーリエ「………………」
マオ「あ、あの……リーリエ……」
リーリエ「マオ……私、本で読んだ事があるんです…」フッ
マオ「………え?」
リーリエ「私たちの年頃……所謂思春期とは……一つの事に夢中になるとまわりが見えなくなるそうです」
マオ「え?えと……」
リーリエ「スイレンはきっと……サトシが大好きでまわりが見えなくなるほどに夢中なんです……」
リーリエ「ですから……そんなスイレンを私たちが温かく見守ってあげましょう、大切な友達として」ニコニコ
シロン「コン!」
マオ「う、うん!そうだね!」
アママイコ「アマ!」
リーリエ「……それに……私も悪いんです……」
マオ「え?何でリーリエが悪いの……?」
リーリエ「……すべては私(ピンク)がサトシの心を掴んでしまったばかりにスイレンがあんな嫉妬を……」クッ
マオ「………………」
リーリエ「そう……すべては人気者の私が悪いです!スイレン!ごめんなさい!」
シロン「コン!」
マオ「う、うん……そうだね?でもそれスイレンに言わないでね?めんどくさくなるから」
アママイコ「アマー」
リーリエ「さ、私たちは授業の準備を……」
マーマネ「でもさースイレン!何でピンクはサインをくれなかったの?」
リーリエ、マオ「!」
スイレン「んー……なんか……」
スイレン「ピンク、パンピーは相手にしたくないんだって」
マーマネ「え!?」
カキ「なに!?」
リーリエ、マオ「!?」
サトシ「パンピーってなに?ポケモン?」
ピカチュウ「ピカ?」
スイレン「そういうサインとか迷惑!って言ってた」
サトシ「そうだったのかー」
カキ「意外だな?」
マーマネ「うーん……僕はそれでも全然許容範囲だけどねー?」
リーリエ「」プルプル
アママイコ「マアマア」
マオ「り、リーリエ!抑えて!」
サトシ「んじゃ、サインとか悪い事しちゃったな?」
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン「サトシ!大丈夫!ブルーは快くOKしてくれたから!」
サトシ「え?そうなの?」
リーリエ「」ムカムカムカ
マオ「……リーリエ、さ、サトシたちには私から後で誤解だって言っておくから……」アセアセ
スイレン「その……なんていうか……ブルーにサトシの事話したら気に入っちゃったみたいで///」モジモジ
サトシ「え!?マジ?」ガタッ
スイレン「うん!それで、ブルーが今度サトシと二人っきりで遊びたいって言ってた!」
サトシ「本当?嘘じゃないよな?」
スイレン「うん!本当!」
サトシ「マジかぁ!やったぜ!」
ピカチュウ「ピカ!」
スイレン「////」テレッ
カキ「だから何でスイレンが照れるんだ?」
スイレン「やっぱりポケキュアの"エース"アシマリブルーは一味違うね!私、大ファン!」
リーリエ「」ピクッ
サトシ「俺もファンになっちゃったよ!」
スイレン「サトシ!一緒にブルーのファンクラブでもつくっちゃう?」
サトシ「いいな!それ!」
ワイワイ
リーリエ「……………………」ワナワナワナ
マオ「り、リーリエ……?」ハラハラ
リーリエ「」ブチッ
マオ(ヒィィィ………)
放課後
マオ「ブルー遅いねー」
リーリエ「………………」
ロトム図鑑「もう町で改造ポケモンが暴れてるロト!早くしないとメレメレ島が大変な事になるロト!」
マオ「うん、そうだね!先に二人でいこっか、ピンク!」
リーリエ「………そうですね…」
オーイ
マオ、ロトム「!」
タッタッタ
スイレン「ごめん!遅れた!」ハァハァ
マオ「遅いよー!スイ……ブルー!なにやってたの?」
スイレン「えと……ちょっとサトシと釣りを……」ゴニョニョ
マオ「ハァ……もぅ!とにかく早く町に行こうよ!改造ポケモンがもう暴れて……」
リーリエ「ブルー、あなたがそうやって浮かれて遊んでいる間にも罪のないメレメレ島の人たちが改造ポケモンの驚異にさらされているんですよ」
スイレン「!」
マオ「……ピンク……」
リーリエ「私たちは愛とアローラの平和の為に戦っているんです。少しは自覚していただけなければ困ります」
スイレン「ご、ごめん……」
マオ「あ、あのさピンク?もうブルーも反省してる事だしその辺で…」
リーリエ「グリーン!アマイです!アマすぎです!」
マオ「」ビクッ
スイレン「………………」
リーリエ「……私たちがポケキュアとして戦っているのは義務ではありません、あなたにとってサトシと遊んでいる方がアローラの平和より大切ならば帰っていただいて結構ですよ?」
リーリエ「やる気のない足手まといは邪魔ですから」ニコッ
スイレン「」イラッ
マオ「ピンク!言いすぎだよ!ブルーだってサトシと遊んでる方が大切ならここには来ないよ!」
リーリエ「…………………」
スイレン「…………………」
マオ「………とにかく、ピンクの言うとおり、私たちがこうやってケンカしてる間にも町の人たちは改造ポケモンの驚異にさらされてるんだ」
マオ「……さ、出撃しようよ二人とも?」
リーリエ「………………」
スイレン「………………」
町
999ゲッコウガ「コウガ!」
ロトム図鑑「あ、あれはー!ステータスオール999色ゲッコウガロトー!」
マオ「ステータスオール999!?」
999ゲッコウガ「コウガ!」シュッシュッ
リーリエ「た、確かに普通のゲッコウガとは動きが違うように見えますね?」ゴクリ
スイレン「………………」
ロトム図鑑「みんな!これは厄介な相手ロト!」
マオ「うん、そうみたいだね!ここは距離を取りつつみんなで……」
シュンッ
マオ「え!?」
スイレン「……………」ダッ
ロトム図鑑「ブルー!単騎突撃は危険ロト!」
マオ「そうだよ!戻ってきて!ブルー!」
リーリエ「…………………」
スイレン「大丈夫!私、今日、調子いいから!」シュンッシュンッ
マオ「調子いいって……」
ロトム図鑑「グリーン!ピンク!とりあえずはブルーをみんなで援護するロト!」
マオ「わ、わかった!」
リーリエ「…………………」
スイレン(…………私は足手まといなんかじゃない!)シュンッ
スイレン(あのすっごく強い改造ポケモンを私一人で倒して……)チラッ
999ゲッコウガ「コウガ!」
スイレン「ピンクを見返してやる!それで……私の方がピンクよりすごいってサトシに教えるんだ!」ピカー
999ゲッコウガ「!?」ビクッ
スイレン「……届け……!水平線の彼方ま……」ピカー
リーリエ「……………邪魔です」スッ
マオ「!? ちょっとピンク!何する気!?」
ロトム図鑑「ピンク!まだ改造ポケモンの近くにブルーがいるロトよ!?」
リーリエ「…………………」
リーリエ「フリーズドライ!!」ピカー
ヒョオオ
999ゲッコウガ「!?」
スイレン「な………!?」
ピキピキピキ
マオ「ブルーーー!!」
ピキピキピキ
999ゲッコウガ「」カチン
スイレン「」カチン
ロトム図鑑「………ロー……ブルーが改造ポケモンごと凍りづけに……」
マオ「ブルー!」ダッ
スイレン「」カチンコチン
リーリエ「ふぅ」スッキリ
スイレン「………リーリエ、どういうつもり?」
アシマリ「アウ!」
リーリエ「…………………」
マオ「そ、そうだよリーリエ?いくら改造ポケモンを倒すためとはいえ、スイレンごと攻撃するなんて……」
リーリエ「………論理的結論から言いますと…」コホン
スイレン、マオ「!」
リーリエ「ロトムはあのポケモンは強いので距離をとって戦おうといいましたよね?その作戦を無視して勝手に単騎突撃したのはスイレンです」
スイレン「……でも、今日私調子良かった……」
スイレン「……あのままいけばあのゲッコウガだって私一人で……」
リーリエ「そうですね?きっと返り討ちでしょうね?」
スイレン「な……」
リーリエ「スイレンの事です、どうせ"私一人であいつ倒してリーリエを見返してやる~サトシにいいとこ見せてやる~"」
リーリエ「とか浮わついた事を考えてたのではありませんか?」
シロン「コーン」
スイレン「………………」
リーリエ「私はスイレンが勝手な判断でやられて足手まといになるぐらいならばと思い、あの場でできる最善の策を実行したまでです」
リーリエ「それに、スイレンならあれぐらいは避けてくれるとも思ってましたし」
スイレン「……………………」
マオ「………もうやめてよ二人とも……」グスッ
スイレン「……………帰る」クルッ
マオ「………スイレン……」
スイレン「………いこっ、アシマリ」
アシマリ「アウ」
リーリエ「………私も帰ります。お疲れ様でした」クルッ
シロン「コン」
マオ「リーリエ………」
マオ「…………うっ……」ガクッ
ロトム図鑑「ど、どうしたロトマオ!?」
アママイコ「アマ!?」アセアセ
マオ「な、なんか胃が痛く……」キリキリ
アママイコ「アマ!アマ!」アセアセ
ロトム図鑑「い、胃薬飲むロトか!?」
マオ「……ありがとうロトム……」
ロトム図鑑「ロー……」
翌日
リーリエ「………………」
スイレン「………………」
マオ(二人とも一言も話さないどころか目も合わせない……)
マオ(すっごく気まずい……うっ……また胃が痛く……)キリキリ
アママイコ「アマー」
ガラッ
マオ「アロー……」
ワイワイ
マオ「ん?」
マオ「どうしたのー?今日は何で盛り上がってるの?」
サトシ「あっ!マオ!アローラ!」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
カキ「実はマーマネがな?」
マオ「マーマネ?」
マーマネ「マオ、リーリエ、スイレン!見てよこれ!」スッ
マオ「………え!?」
スイレン「こ、これは………」ガクガク
リーリエ「まさか………」
マーマネ「僕の宝物"ポケキュアカードコレクション"だよ!」
マオ、リーリエ、スイレン(私たちがカードになってる……)
サトシ「すっげーよな!マーマネのコレクション!」
ピカチュウ「ピッカー!」
マーマネ「えへへ////」テレッ
カキ「マーマネ!一枚貰ってもいいか?ホシがファンなんだ!」
マーマネ「うん、ダブってるのなら!」
マオ「ねぇ、私たちいつの間にカードになってたの?」ヒソヒソ
スイレン「わかんない……」ヒソヒソ
リーリエ「私も……最近は改造ポケモンとの戦いと登場シーンの口上を考えるのに忙しくて知りませんでした……」ヒソヒソ
サトシ、カキ、マーマネ「?」
ロトム図鑑「ポケキュアの活動にも資金が必要で仕方なかったロト」ヒソッ
マオ「あんたが犯人か」
マオ「てゆーかスイレン、ホウちゃんやスイちゃんはポケキュアカード持って無かったの?」
スイレン「うーん……言われてみれば持ってたような……」ウーン
サトシ「マーマネ!このブルーのカードすっげーキラキラしてんな?」スッ
マーマネ「あーっ!サトシ!それレアカードなんだからあんまりベタベタ触んないで!」
サトシ「わ、悪い!」
マーマネ「もう!いくらスリーブしてあるとはいえ、このブルーのカード5000円もしたんだからね!」
サトシ「5000円!?」
カキ「このカード一枚がか!?」
マーマネ「うん!そうだよ!」
マオ(す、スイレンのキラキラカードが一枚5000円!?)
ロトム図鑑「所謂プレミアカードというものロトね」
マオ「プレミア?」
スイレン「………リーリエ、聞いた?」ポンッ
リーリエ「!」
スイレン「私のカード、一枚5000円するんだって」ドヤッ
アシマリ「アウ!」ドヤッ
リーリエ「………………」
リーリエ「マーマネ」スッ
マーマネ「なに?リーリエ」
リーリエ「この大事そうに保管してあるピンクのキラキラカードは一枚いくらしたんですか?」ニコッ
マーマネ「リーリエ!お目が高いね」ニヤッ
マーマネ「そのピンクのレアカードは僕の一番の宝物で……」
リーリエ「……………」ニコニコ
マーマネ「一枚10000円だよ」
スイレン「!?」
サトシ「いっ……!?」
カキ「10000……!?」
マオ「か、カード一枚が10000円!?」
リーリエ「だ、そうですよスイレン?」ポンッ
シロン「コン」
スイレン「…………くっ……」
アシマリ「アウ……」
スイレン「………カードの価値が全てじゃない」ボソッ
リーリエ「わかってますよスイレン、カードでスイレンより倍の価値がついているからと言ってスイレンに勝ったとは思ってませんよ」ニコニコ
シロン「コーン」ニコニコ
スイレン「………顔が勝ち誇ってる……」クッ
サトシ「なぁ、スイレンとリーリエ……ケンカでもしてんのか?」
カキ「さぁな?」
マオ「マーマネ!このグリーンのキラキラカードはいくらしたの?」ワクワク
マーマネ「1400円だよ」
マオ「せ………」ガクッ
アママイコ「アマ」ポンッ
マーマネ「他にもピンクはネットのポケちゃんねるとかでも大人気で~」
リーリエ「ポケちゃんねる?マーマネ!その話し是非!」グイッ
シロン「コン!」
マーマネ「え!?う、うん……」ビクッ
トゲデマル「マルゥ」
スイレン「ふんっ」プイッ
サトシ「? なぁ、スイレン、今日は機嫌でも悪いのか?」
ピカチュウ「ピー?」
スイレン「……私、ネットやカードの評判とか興味ない」
アシマリ「アウ!」
サトシ「え?」
ピカチュウ「ピ?」
マオ(私の価値は1400円だったなんて……)ガクッ
アママイコ「アマ!アマ!」アセアセ
カキ(何でマオは落ち込んでるんだ?)
カキ「あっ!そうだマーマネ!ダブったカード貰ってていいか?」
マーマネ「うん!そこにあるから好きなだけ持ってっていーよ!」
カキ「サンキュー!」
リーリエ「マーマネ!早く話の続きを!」グイッ
シロン「コン!」
マーマネ「わ、わかってるからそう急かさないでよ~」
カキ「えーと………」ゴソゴソ
マオ(どうせ私は……)ウジウジ
カキ「おっ!あったぞグリーンのカード!」
マオ「!」
マオ「か、カキ!グリーンのファンなの!?」
カキ「え?ま、まぁ……」ビクッ
マオ「だ、だってグリーンってピンクやブルーに比べて人気ないんじゃ……」
カキ「どうだっていいさそんなの」
マオ「カキ……」
カキ「それに俺だけじゃなくてホシもグリーンの大ファンなんだ!」
マオ「え?」
カキ「ホシなんかなー?おっきくなったらポケキュアに入ってグリーンみたくなるって言ってるんだぜ?」
カキ「まぁ……俺としてはホシに危ない事はさせたくないが……でも、ホシのポケキュアコスは見たい……」ブツブツ
マオ(カキ……ホシちゃん……ありがとう……!)パアア
アママイコ「アマーイ」ニコッ
カキ(マオの奴……急に元気になったな??)
ガラガラ「ガラッ」
放課後
色イベルタル「イベラァァ!!」オオオ
マオ「うぅ……今度の改造ポケモンは色違いの伝説のポケモンか……」タラッ
ロトム図鑑「グリーン!安心するロト!見たところあのイベルタルはレベル1のようロト!」
マオ「レベル1?なんで!?」
ロトム図鑑「ぼ、ボクに聞かれても……改造だからとしか……」
マオ「いったい何の意味があって……」タラッ
スイレン「伝説のポケモン……相手にとって不足なし」
スイレン「ここは私に任せて!」
リーリエ「ブルーはどうせすぐにやられるんですから引っ込んでいてください」ズイッ
スイレン「!」
リーリエ「ここは…ポケキュアのエースである私がいきます!」キッ
スイレン「ピンク……私がすぐやられちゃうってどういう意味?」
リーリエ「そのままの意味ですよ5000え……ブルー」ニコッ
スイレン「……今、5000円って言おうとした?」
リーリエ「気のせいですよ」ニコニコ
スイレン「……ピンク、まだあんなカードの値段とか気にしてたんだ?ちっちゃ」プッ
リーリエ「なにやら負けイワンコのとおぼえが聞こえますね?」クスクス
スイレン「は?」イラッ
リーリエ「なんですか?」ニコニコ
スイレン「ひょっとして私にケンカ売ってる?自称エースさん?」
リーリエ「ケンカだなんて……論理的結論から言いますと、アローラの平和よりもサトシにしっぽをふる事の方が大切な人はやはり野蛮ですね?」
リーリエ「ブルー、ポケキュアをやめてサトシのポケモンにでもなったらどうですか?そちらの方がお似合いですよ?」ニコッ
スイレン「………ピンクこそ、そんなに自分の価値が気になるならポケキュアやめてネットアイドルでもなればいい」
スイレン「ネットアイドル、シロンピンク爆誕生」プッ
リーリエ「は?」イラッ
スイレン「やる気?」
マオ「ちょっと二人とも!戦闘中だよ!仲間割れはやめてよ!」
スイレン「ピンク、ぶっとばす」ズイッ
リーリエ「ブルー、あまり強い言葉を使わない方がいいですよ?弱く見えます」
リーリエ「あっ、元々弱かったですね」ウッカリーリエ
スイレン「上等」
マオ「お、お願いだからやめて………うっ……!」ガクッ
ロトム図鑑「グリーン!どうしたロト!?」
マオ「ま、また胃が痛く……胃薬飲まなきゃ……」キリキリ
色イベルタル「イベラァァ!!」オオオ
マオ「!」
ロトム図鑑「た、大変ロト!イベルタルが技を撃ってくるロト!」
マオ「……くっ……!ピンク!ブルー!迎撃体勢を!」キリキリ
スイレン「このぶりっこ!」ポコポコ
リーリエ「5000円のクセに!」ポコポコ
ドカッ バキッ
マオ「こ、この状況でケンカを……うぅ……胃が痛い……」ガクッ
色イベルタル「イベラァァ!!」ブンッ
ギュイーン
ロトム図鑑「うわぁぁぁ!イベルタルのデスウイングロトー!!」
マオ、スイレン、リーリエ「!」
ギュイーン
ドカーン!!
色イベルタル「」プスプス
マオ「うぅ……いつつ……」ボロッ
アママイコ「アマアマ」ナデナデ
ロトム図鑑「いくら伝説のポケモンとはいえ……レベル1だったから良かったものの……」
ロトム図鑑「普通の改造ポケモンだったならば危うく全滅だったロト!」
リーリエ「………スイレンが足を引っ張るから…」
スイレン「……足を引っ張ったのはリーリエ」
リーリエ「は?」イラッ
スイレン「あ?」ギロッ
アシマリ「アウアウ!」アセアセ
シロン「コーン!」アセアセ
マオ「もういい加減にしてよ二人とも!」
リーリエ、スイレン「」ビクッ
マオ「私たちが仲間割れしてどうするの!私たちポケキュアが戦う相手は仲間じゃない、改造ポケモンなんだよ!」
リーリエ、スイレン「……………………」
マオ「私たちがこんなんじゃロトムの言うとおり、この先強いポケモンが出てきたらやられちゃうよ!」
スイレン「……マオちゃん……」
リーリエ「マオ………」
ロトム図鑑「マオの言うとおりロト」
スイレン、リーリエ「!」
マオ「ロトム……」
ロトム図鑑「……キミたちを不安にさせない為に……まだ言うつもりはなかったけれど、この状況ならば早めに言っておいた方がいいロトね」
マオ「え?」
ロトム図鑑「……実は………ボクの計算では出現するのはまだ先ロトが……この先、メレメレ島には最凶最悪の改造ポケモンが現れる可能性があるロト」
スイレン「最凶最悪の……」
リーリエ「ポケモン?」
ロトム図鑑「………そのポケモンは今までの改装ポケモンとは比較にならない強さで」
ロトム図鑑「この世界にある光を食い尽くすと言われているロト」
スイレン「世界の光を……」
リーリエ「食い尽くす……」ゾクッ
マオ「………教えてロトム…そのポケモンの名前を!」
ロトム図鑑「………そのポケモンの名は………」
ロトム図鑑「"ネクロズマ"」
>>29 訂正
ロトム図鑑「………そのポケモンは今までの改装ポケモンとは比較にならない強さで」
改装→改造
マオ「ネクロズマ……」ゴクリ
ロトム図鑑「ネクロズマが現れ日を食らう厄災を人々は"ネクロズマのあかつき"もしくは"ネクロズマのたそがれ"と称し恐れたと言われているロト」
スイレン「たそがれ……」
リーリエ「あかつき……」
マオ「厄災って……そんなヤバいポケモンが近々メレメレ島に……」ゾクッ
ロトム図鑑「……ボクの計算では今のキミたちでは…さんにんで力を合わせてでもネクロズマに勝てる可能性は低い……」
ロトム図鑑「仲間割れなんかしてたら論外ロトね」
マオ「………でもやらなきゃ……」
ロトム図鑑「マオ……」
マオ「いくら勝つ可能性が低くたって私たちは愛とアローラの平和を守るポケキュアなんだ!」
マオ「私たちが、ネクロズマからアローラを守ってみせるよ!ね?リーリエ!スイレン!」
リーリエ、スイレン「…………………」
マオ「……………?リーリエ?スイレン?」
リーリエ「………マオ、すみませんが私…今のスイレンとは力を合わせる気にはなりません」
マオ「え?な、なに言ってるのリーリエ?」
スイレン「私もだよマオちゃん」
マオ「スイレン……」
スイレン「でも、リーリエが私に謝るって言うなら一緒に戦ってあげる」
リーリエ「それはこっちのセリフですよスイレン?論理的結論から言いますと、私からスイレンに謝る理由なんて一つもありませんから」
マオ「ちょ、ちょっと!アローラの危機なんだよ!?ケンカしてる場合じゃないよ!」
マオ「私は……愛とアローラの平和の為に戦ってるんでしょ!」
リーリエ「マオ、スイレンは愛とアローラの平和の為に戦っている訳ではありません。サトシに好かれたいから戦っているだけです。私たちとは志が違います」
スイレン「は?」
マオ「リーリエ!そんな事ないよ!スイレンは……」
スイレン「リーリエだって勘違いアイドル気取り、気づかないとでも思った?だっさ」
リーリエ「な!?」
マオ「スイレン……」
リーリエ「このさいですから言わせてもらいますけどねスイレン!サトシが憧れているのはあくまで"アシマリブルー"であって"スイレン"ではありません!いい加減サトシの彼女面はやめて目を覚ましてください!」
スイレン「」ブチッ
スイレン「それはこっちのセリフ!」
スイレン「ネットでチヤホヤ騒がれてるのは"シロンピンク"で"リーリエ"じゃない!いい加減なんちゃってアイドル気取りはやめてよ恥ずかしい!」
リーリエ「」ブチッ
マオ「………もうやめてよ……」グスッ
ロトム図鑑「……………………」
スイレン「…………………」
リーリエ「…………………」
マオ「うぅ……」グスッ
アママイコ「アマ……」アタフタ
スイレン「………私、リーリエが謝ってくるまで戦うつもりはないから」スクッ
スイレン「帰ろっ、アシマリ」クルッ
アシマリ「アウ……」
リーリエ「………私もです。スイレンからの謝罪がなければ戦いません」スクッ
リーリエ「シロン、帰りますよ」クルッ
シロン「コン……」
ロトム図鑑「ロ!?リーリエ!スイレン!」
マオ「……………」
ロトム図鑑「マオ……」チラッ
マオ「………私も帰るよ……」スクッ
マオ「……帰って……胃薬飲まなきゃ…」クルッ
アママイコ「アマ……」
トボトボ
ロトム図鑑「マオ……スイレン……リーリエ……」
翌日
ポケモンスクール
マオ「…………………」
スイレン「………………」
リーリエ「…………………」
サトシ、カキ、マーマネ「………………………」
サトシ「なぁ、マオとスイレンとリーリエ……ケンカでもしたのかな?」
ピカチュウ「ピッカー?」
カキ「うーん……どうだろうな?」
マーマネ「でも……あの3人朝から会話しないどころか目も合わせてないね?」
サトシ「ロトム!なんか知らないか?」
ロトム図鑑「ぼ、ボクはなにも知らないロト!」ビクッ
サトシ「…………うーん……」スクッ
カキ「ん?どこ行くんだサトシ?」
サトシ「マオ達になにかあったのか聞いてくるよ」
ピカチュウ「ピッカー」
カキ、マーマネ「!?」
カキ「お、おいやめとけサトシ!」
サトシ「なんで?」
マーマネ「も、もう少し様子を見てからにしようよ!」
サトシ「えー?」
ピカチュウ「ピッカー?」
ガタッ
サトシ、カキ、マーマネ「!」
スイレン「……………」スタスタ
アシマリ「アウ」スタスタ
サトシ「?」
マーマネ「スイレンがこっちに来る………」
スイレン「サトシ、ちょっと」チョイチョイ
サトシ「?」
サトシ「なんだよスイレンー?こんなとこに呼び出して」
ピカチュウ「ピッカー」
スイレン「………きょ、今日の放課後空いてる?」
サトシ「……空いてるけど……どうしたの?バルーンの特訓付き合ってとかか?」
スイレン「あ、あの!これ!」スッ
サトシ「ん?」ピラッ
サトシ「いつものマラサダショップの割引券?」
ピカチュウ「ピッカー」
スイレン「う、うん!ブルーに渡しといてって言われた!」
サトシ(ヒーローが人いっぱい居るとこに行って大丈夫なのかな?)
サトシ「…………………あのさ、スイレン」
スイレン「? なに?」ドキドキ
サトシ「どうせだったらさ!みんなで行かないか?」
スイレン「………え?」
サトシ「ほらっ、カキやマーマネもブルーに会いたいって言ってたしさ!それに……」
サトシ「マオやリーリエだってきっとポケキュアに会いたいと思うし……だからさ!これはみんなで行こうぜ?」ニッ
ピカチュウ「ピッカー」
スイレン「……………………」
スイレン「この割引券はわた……ブルーとサトシの分しかない」
サトシ「そ、そうなの?だったら……その割引券の一枚はブルーでもう一枚はジャンケンとか……」
スイレン「………サトシはブルーと二人だけは嫌なの?」
サトシ「いや、そういう意味じゃなくってさ……」
スイレン「……………」
サトシ「………あのさ、スイレン」
スイレン「……なに?」
サトシ「リーリエたちとケンカでもしたの?」
スイレン「…………別に」プクッ
アシマリ「アウ……」
サトシ「そ、そっか……」ハハッ
スイレン「……………」クルッ
スイレン「…………待ってるから」ボソッ
サトシ「え?」
スイレン「………ブルー、サトシが来るまでずっと待ってるから」
サトシ「……………スイレンは来ないの?」
スイレン「」ビクッ
スイレン「わ、私は……」
サトシ「………………」
スイレン「…………行かない…」
サトシ「え?」
アシマリ「……………」
スイレン「それじゃ」
アシマリ「アウ」
タッタッタ
サトシ「…………………」
ピカチュウ「ピカピ……」
マーマネ「スイレン、サトシになんの用なんだろうね?」
カキ「さぁな?」
リーリエ「マーマネ!」ニコニコ
シロン「コーン」
マーマネ、カキ「!」
リーリエ「今日の放課後の約束、忘れてないですよね?」
シロン「コーン」
マーマネ「う、うん!大丈夫だよ!」
カキ「約束?」
マーマネ「今日、僕の家でリーリエと一緒に僕が編集したピンクの活躍集を見る事になってるんだよ」
リーリエ「そうなんですよ!私、今から楽しみです!」ワクワク
カキ「マーマネお前……そんなものまで作ってたのか…」
マーマネ「ファンだからね」ドヤッ
カキ「そ、そうか……」
リーリエ「良かったらカキもどうですか?一緒にピンクの活躍を目に焼き付けましょう!」ニコニコ
カキ「うーん……悪いが今日は家の手伝いがあるんだ……」
リーリエ「そうですか……残念です……」シュン
カキ「すまん……」
マーマネ「あっ、マオとスイレンとサトシにも声かけてみる?」
リーリエ「…………………」
リーリエ「スイレンとサトシはいいんじゃないですか?どうせ来ませんよ」
マーマネ「え?そ、そうなの?」
カキ「……………………」
マーマネ「……じゃあ、マオに……」チラッ
マーマネ「あれ?」
カキ「どうしたマーマネ?」
マーマネ「いや、マオがいない……さっきまでいたのに……」
カキ「なに?」
リーリエ「マーマネ!そんな事よりも、私、昨日ネットで調べたんですが……」ズイッ
マーマネ「え?えと………」
カキ「…………………」
マオ「うぅ……胃がいたい……」キリキリ
アママイコ「アマ……」アタフタ
マオ「だ、大丈夫だよアママイコ!今胃薬飲むから…」ハハハ
アママイコ「アマー……」
マオ(リーリエもスイレンも……みんなバラバラになっちゃった…)
マオ(………うぅん、弱気はダメだよ!今は二人とも意地を張ってるだけ!)
マオ(愛とアローラの平和を守りたい気持ちはみんな同じなんだ!こんな時こそリーダーの私がしっかりしないと!)グッ
アママイコ「……………」
「マオ」
マオ、アママイコ「」ビクッ
カキ「………」
マオ「ぁ……カキ……ど、どうしたの?びっくりさせないでよも~」ハハハ
カキ「あー、すまん…」
カキ「それよりマオ、体調悪そうだけど大丈夫か?」
マオ「え?な、なんの話し?」アセアセ
アママイコ「アマ!」
カキ「………………」
カキ「リーリエとスイレンとケンカでもしたのか?」
マオ「し、してないよ?みんないつもどおり仲良しだよ!」
カキ「…………………」ジトー
マオ「……………うっ………」
カキ「わかったよ」ハァ
カキ「………でも、あんまり無理はするなよ?」
マオ「………無理なんかしてないよ…」
カキ「本当か?」
マオ「もう!そうやってお節介に勘ぐりするからホシちゃんにも嫌われるんだよ!」
カキ「べ、別にホシに嫌われてないし!」
マオ「わかったらもう行ってよ!」ズイッ
カキ「お、おい!」
マオ「…………………」
マオ「………ありがと」ボソッ
カキ「?」
マオ「………少し、楽になったかも……」ニコッ
カキ「…………そうか…」フッ
アママイコ「アマ!」ニコッ
放課後
プレシャスギラティナ「ギラァァァ!!」オオオ
ロトム図鑑「あ、あれはシンオウちほうで出会ったプレシャスボール入りのギラティナロト!」
ロトム図鑑「前回のレベル1イベルタルとは違って強敵ロト!グリーン!気をつけるロト!」
マオ「…………………」
ロトム図鑑「………それにしても……ピンクとブルーは遅いロトねー……」
マオ「………みんな……愛とアローラの平和を守りたい気持ちは同じ……か……」ボソッ
マオ「……………」
マオ「いくよ!ロトム!」スッ
ロトム図鑑「ロ!?」
ロトム図鑑「グリーン!一人では危険ロト!ここはピンクとブルーの到着を待ってから……」
マオ「………どうせいつまで待ってもふたりは来ないよ」ボソッ
ロトム図鑑「…………ロ?」
プレシャスギラティナ「ギラァァァ!!」オオオ
マオ「…………………」
マオ「さぁ来い!改造ポケモン!」
プレシャスギラティナ「ギラァァァ!!」ブンッ
一週間後
ポケモンスクール
ワイワイ
リーリエ「マーマネ!この間ポケチューブにアップしたシロンピンク特集の動画の件ですが…」
マーマネ「その件なんだけどさ、リーリエ!ちょっとこれ見てよ!」スッ
リーリエ「こ、これは……!」
シロン「コーン!」
マーマネ「再生数がすごい事になってるんだよ!」
リーリエ「す、すごいです!」キラキラ
マーマネ「僕の予想だとこれはまだまだ伸びるよ」ニヤッ
リーリエ「本当ですか!?さすがマーマネです!」
マーマネ「僕のお陰じゃなくてそれだけピンクが魅力的だって事だよ///」テレッ
リーリエ「それもそうですね」ニコッ
マーマネ「あれ?」
リーリエ「マーマネ!こうしちゃいられません!早くマーマネの家に行って新しい動画を作成しましょう!」フンス
シロン「コン!」フンス
マーマネ「ハハハ…リーリエもシロンもすっごくやる気まんまんだね……」
サトシ「スイレン、ちょっといい?」
ピカチュウ「ピカー」
スイレン「? なに?サトシ」
サトシ「あのさ、この後なんだけど……」
スイレン「あぁ……うん、わかった!ブルーに連絡とって……」
サトシ「……………」
サトシ「ブルーじゃなくてスイレンに用があるんだ」
スイレン「………え?」
サトシ「スイレン、この後暇だったらさ?いっつもバルーンの特訓してる浜辺に来てくれないか?」
スイレン「ぇ………あ………」
サトシ「……まぁ、無理だったら別にい………」
スイレン「い、行く!」ガタッ
サトシ、ピカチュウ「」ビクッ
スイレン「サトシ!早く行こう!時間がもったいない!」グイッ
サトシ「お、おいちょっとスイレン!」
ピカチュウ「ピカピー!」
アシマリ「アウ!」
ワイワイ
マオ「…………………」
マオ「さ、私たちは帰ろっか?アママイコ」
アママイコ「アマ」
帰り道
マオ「……………」トボトボ
アママイコ「アマアマ」トボトボ
ロトム図鑑「マオー!」ヒュー
マオ「! ロトム…」
アママイコ「アマー」
マオ「どうしたのロトム?サトシたちの所に行ったんじゃないの?」
ロトム図鑑「………マオ、このままでいいロトか?」
マオ「なにが?」
ロトム図鑑「何って……リーリエとスイレンの事ロト!」
マオ「………………」
ロトム図鑑「ボクもキミたちを巻き込んでしまった手前強くは言えないロトが……このままマオが一人だけで改造ポケモンと戦っていくのは非常に危険ロト!」
マオ「………最初にロトムも言ってたじゃん?私たちが戦ってるのは義務じゃない、あくまで私たちが戦いたいから戦ってるんだ」
マオ「それにこんな危険な事……使命感だけでリーリエやスイレンに強制はできないよ」
ロトム図鑑「……でも……」
マオ「リーリエやスイレンだってポケキュアである前に年頃の女の子なんだよ?命をおとすかもしれない危険な戦いより……やりたい事だってたくさんあるよ」
ロトム図鑑「でもマオ!」
マオ「しつこいよロトム~?しつこい男の子は女の子に嫌われちゃうよ~?」
ロトム図鑑「………ロ……」
マオ「それに……この一週間、なんとかなってきたじゃない?」
ロトム図鑑「!」
マオ「……私はひとりじゃない!私がピンチの時におうえんポンやかいふくポンを使ってくれたロトムや……」
マオ「力を貸してくれるアママイコもいるしね?」ニコッ
アママイコ「アマ!」グッ
マオ「これからも期待してるよ?ロトム!」ニコッ
ロトム図鑑「マオ……」
ズオオ
マオ、アママイコ、ロトム「!」
マオ「………?なに?空が急に暗く……」
アママイコ「アマ?」
ロトム図鑑「ま、まさか………」
マオ「!」
ロトム図鑑「………ボクの計算より早すぎる……でも……間違いない…」
マオ「…………え?」
ロトム図鑑「ヤツが現れたロト……!!」
マオ、アママイコ「!」
メレメレ島 はずれ
ズオオ
ロトム図鑑「ウルトラホール……間違いないロト……」タラッ
マオ「………………」
ピキッ
メキメキ
マオ「!」
ロトム図鑑「マオ!来るロト!気をつけロト!」
ズオオ
ネクロズマ「……………………」
オオオ……
マオ「あいつがネクロズマ……」タラッ
マオ「…………………」ガタガタガタ
マオ(な、なんなのあいつ……今までの改造ポケモンと全然違う……)ガクガクガク
ネクロズマ「……………………」ギロッ
マオ「ヒッ……」ヘタッ
マオ(恐い………)ガタガタガタ
ロトム図鑑「マオ!早くリーリエとスイレンを呼んでくるロト!」
マオ「で、でも………」ガタガタガタ
ロトム図鑑「………早くしないと……」
ネクロズマ「オオオ………」
ロトム図鑑「死ぬロトよ!!」
マーマネのラボ
リーリエ「ふふふ♪シロン!ここでですね?わた……ピンクが華麗に改造ポケモンを……」ウキウキ
シロン「コーン」
マーマネ「リーリエ~その動画見るの何回目なのさ?」
リーリエ「まだ12回目です」
マーマネ「そ、そう……」
マーマネ「僕はジュースとお菓子持ってくるから気のすむまで見ててよ」ガチャッ
トゲデマル「マルゥ」コロコロ
リーリエ「はーい♪」
シロン「コーン♪」
リーリエ「ふふっ、私の活躍……何度見ても華麗ですね?シロン!」ピッ
シロン「コーン!」
リーリエ「………そうだ!今の内にマーマネのパソコンで他のサイトでの私の評判も見てみましょう!」カタカタ
シロン「コーン!」
リーリエ「えーと……ポケキュア シロンピンクっと……」カタカタ
リーリエ「…………………」スッスッ
リーリエ「! ありました!ポケちゃんねる"ポケキュア総合スレ"!」
リーリエ「シロン!このサイトを見てみましょう!」ワクワク
シロン「コン!」
リーリエ「ふむふむ……」スッスッ
リーリエ「! 私の話題です!」
72:ななしのトレーナー
やっぱポケキュアで一番可愛いのはピンクだよな!
73:ななしのトレーナー
異議無し
リーリエ「ふふふ、当然ですね?」スッ
74:ななしのトレーナー
ピンクたんと卵つくりたい
リーリエ「………………少し気持ち悪い方もいますね……」
シロン「コーン……」オエッ
リーリエ「………………」スッ
78:ななしのトレーナー
ブルータソちっこくて可愛い
リーリエ「!」
79:ななしのトレーナー
>>78ブルー男いるぞ
マラサダショップで見た
80:ななしのトレーナー
まじ?
81:ななしのトレーナー
マジ ピカチュウつれたマヌケ面のガキ
82:ななしのトレーナー
俺もこの前ブルーが男と釣りしてるの見た!たぶんそのピカチュウのガキだわ!
83:ななしのトレーナー
マジかよ…ブルービッチかよ 氏ね
リーリエ「………な、なにこれ……」
シロン「コ……」
84:ななしのトレーナー
ブルーもよく見りゃマヌケ面だし、マヌケ面同士お似合いじゃね?
85:ななしのトレーナー
>>84
それな
リーリエ「………こんなの酷い……酷すぎです……!」ボソッ
シロン「コーン……」
86:ななしのトレーナー
グリーンは?
87:ななしのトレーナー
良くも悪くもなく地味
88:ななしのトレーナー
地味
89:ななしのトレーナー
地味グリーン
リーリエ「……………………」
「リーリエ?」ガチャッ
リーリエ、シロン「」ビクッ
マーマネ「どうしたの?なんだか顔色悪いみたいだけど……」コト
トゲデマル「マルゥ?」
リーリエ「マーマネ……い、いえ……何でもありません…」
マーマネ「ん?あー、ポケちゃんねるかぁ……」
リーリエ「…………………」
マーマネ「ひどいよね?いくら匿名の掲示板とはいえ、こんな事言うなんてさ?」スッスッ
マーマネ「リーリエ!こんな書きこみ、真に受けて気にしない方がいいよ?実際のポケキュアはみんなに大人気の正義のヒーロー……ヒロインなんだし!」
リーリエ「は、はい………」
シロン「コン………」
パッ
リーリエ、シロン、マーマネ、トゲデマル「!」
マーマネ「え!?なんで昼間なのに突然暗く!?」ビクッ
リーリエ「………………」
マーマネ「うわぁぁぁ!ぼ、僕暗い所苦手なんだよ!トゲデマル!」
トゲデマル「マルゥ」ピカッ
マーマネ「ふぅ……ありがと、トゲデマル」
トゲデマル「マルゥ♪」ピカピカ
リーリエ「……………………」
マーマネ「? どうしたの?リーリエ?リーリエも暗いとこ苦手なの?」
リーリエ「……………マーマネ」
マーマネ「?」
リーリエ「………一つ……編集して頂きたい動画があります」
シロン「コン!」
マーマネ「……………え?」
浜辺
スイレン「アシマリ!」ポーン
アシマリ「アウ!」ポーン
ピカチュウ「ピカピ!」ポーン
サトシ「おう!任せろ!」スッ
パリン
ビシャッ
サトシ「うっ……バルーン割れた……」ビショビショ
スイレン「ずぶ濡れサトシ……サトシの負け!」ビシッ
アシマリ「アウ」クスクス
ピカチュウ「ピカピィ」
サトシ「………ちぇー」ビョビョ
スイレン「ふふっ」クスクス
サトシ「…………なぁスイレン?」
スイレン「?」
サトシ「…………マオやリーリエとなんかあった?」
スイレン「!」ビクッ
アシマリ「アウ……」
スイレン「………べ、別になんもな……」
サトシ「………最近スイレンとマオとリーリエ、全然話しもしないしさ?……それに……」
スイレン「…………………」
サトシ「なんてゆーかさ……スイレン、おもいっきりたのしー!って思ってる感じがしないんだよ」
スイレン「………………」
アシマリ「…………………」
ピカチュウ「…………………」
訂正
サトシ「………ちぇー」ビョビョ →サトシ「………ちぇー」ビショビショ
スイレン「………それ、たぶんサトシの勘違い」プイッ
サトシ「んー?そっかなぁ……」ポリポリ
サトシ「これでもスイレンの事はいっつも見てるつもりなんだけどなぁ……」
スイレン「え!?」ドキッ
サトシ「?」
スイレン「さ、サトシ……それってどういう……////」ドキドキ
ピカチュウ「ピッカー////」
アシマリ「アウー////」
サトシ「………んーとさ?うまく言えないんだけど……」
スイレン「」ドキドキ
サトシ「………俺は……マオもリーリエもカキもマーマネも………スイレンも……みんながたのしー!って思える方がいい!」
スイレン「!」
サトシ「………だからさ?」
スイレン「………………」
サトシ「あんま悲しそうな顔すんなよスイレン?」ポンッ
スイレン「………………」グスッ
サトシ「マオやリーリエとなんかあったんならさ?仲直りして……またみんなで楽しくやろうぜ?」ニッ
ピカチュウ「ピッカー!」ニコッ
アシマリ「アウ」ポンッ
スイレン「………アシマリ………」ウルッ
スイレン「………サトシ…私……」グスッ
パッ
スイレン、アシマリ、サトシ、ピカチュウ「!」
サトシ「? まだ昼なのに急に暗くなった?」
ピカチュウ「ピカー?」
スイレン「…………………」
スイレン(これってまさか……)チラッ
アシマリ「………アウ」コク
スイレン「サトシ、ごめん!」
サトシ「!」
スイレン「私、用事思い出した!」
アシマリ「アウ!」
サトシ「………そっか」ニッ
ピカチュウ「ピカー!」
スイレン「………あの、サトシ……」
サトシ「?」
スイレン「……私ずっと…サトシが……」
サトシ「……………」
スイレン「………………」
スイレン(いや……)
サトシ「……へへっ…なぁスイレン?次は………」
スイレン「うん………」クルッ
スイレン(これは……)
スイレン「次は……6人分の割引券持ってくる!」ダッ
アシマリ「アウ!」ダッ
スイレン(帰ってきてから言うことにする!)タッタッタ
アシマリ「アウ!」タッタッタ
サトシ「………おう!」ニッ
ピカチュウ「ピカー!」
メレメレ島 はずれ
ヒュオオオ
マオ「………………」ボロッ
ロトム図鑑「マオ!」ヒュー
ネクロズマ「………………………」
マオ「……………………」
マオ(ハハハ……ダメだ……全然歯が立たないや……)
マオ(こいつ………強すぎるよ……)
ネクロズマ「…………………」
マオ(………せめてリーリエやスイレンがいたら……)
ロトム図鑑「マオ!今HP回復ポンを……!」
マオ「………もういいよロトム……逃げて……」
ロトム図鑑「ロ!?マオ……」
ネクロズマ「………………」スッ
ブンッ
マオ「………………」
マオ(これは……死んだかも……)
マオ「せめて……」ボソッ
マオ「リーリエやスイレンと……仲直りしたかったな……」グスッ
ロトム図鑑「マオーーー!!」
「アクアジェットキーーク!!」ブンッ
バキッ
ネクロズマ「!?」バチッ
ロトム図鑑「ロ……!?ネクロズマの腕を弾いた……?」
マオ「…………え?」
「ごめん、マオちゃん!」
スイレン「遅れた!」
マオ「………スイレン……」
リーリエ「ロトム!早くマオにHPかいふくポンを!」
ロトム図鑑「ま、任せロト!」ヒュー
マオ「リーリエ………」
リーリエ「すみません、マオ!私も遅れてしまいました!」
マオ「…………ふたりとも遅れすぎだよ……」グスッ
スイレン「……………」ニコッ
リーリエ「…………………」グッ
ロトム図鑑「マオ!今回復を!」パアア
マオ「ありがとうロトム……」
スイレン「……あの、リーリエ……」
リーリエ「スイレン、謝るのは後です!」チラッ
ネクロズマ「…………………」オオオ
スイレン「………ノーダメージ……」ゴクリ
ロトム図鑑「マオの回復終わったロト!」
マオ「よし!私も戦えるよ!」グッ
リーリエ「……では、さんにん揃ったところで……」コホン
スイレン「あれ、やろ!」
マオ「え!?この状況で?」
スイレン、リーリエ「」ワクワク
マオ「………ハァ……仕方ないなぁもう……」スッ
マオ「咲きほこる花のガーディアン!アママイコグリーン!」シュパッ
スイレン「棲みわたる海のガーディアン!アシマリブルー!」シュパッ
リーリエ「蒼き月のZを浴びしガーディアンが今、滅び行く世界を封印する……」ブツブツ
リーリエ「シロンピンク!」ビシッ
ネクロズマ「…………………」
マオ、リーリエ、スイレン「さんにん揃って!ポケキュ……
ネクロズマ「……………………」
ブンッ
マオ、リーリエ、スイレン「ぎゃっ
プチッ
ロトム図鑑「マオー!リーリエー!スイレーン!」
ネクロズマ「……………………」
ポーケキュア ポーケキュア
ネクロズマ「?」
イチナンサッテマタイチーナン
マオ「ぶっちゃけありえなーい!!」ボコオ
ネクロズマ「!?」
リーリエ「論理的結論から言いますと、キメポーズのシーンでは待つのがマナーですよ!」プンプン
スイレン「…………………」ボコオ
ロトム図鑑「みんなー!無事だったロトー!」
ネクロズマ「……………!!?」
スイレン「…………許さない!」ジャキン
リーリエ「スイレン!」
マオ「釣竿!?」
セイフクキテテモサンニーンハウルトラタフダシィ
スイレン「たぁ!!」ブンッ
プワン
ロトム図鑑「ロ!?スイレンの釣竿の先に巨大なバルーンが!」
ボチャン
ネクロズマ「!!!」ゴボゴボ
スイレン「よし!釣れた!」ニッ
マオ「ネクロズマをバルーンで包んだ!?」
リーリエ「すごいですスイレン!」
ネクロズマ「……………!!!」ゴボゴボ
スイレン「……………っ!長くはもたない……!」キリキリキリ
リーリエ「私に任せてください!」スッ
スイレン「リーリエ……!」
サンニーンピンチーヲノリコエルータビー
リーリエ「フリーズドライ!!」ヒュオオオ
ネクロズマ「!!!」カチコチ
ネクロズマ「」カチン
ロトム図鑑「ネクロズマをバルーンごと凍らせたロト!」
ツヨク
スイレン「マオちゃん!」
チカク
リーリエ「マオ!」
ナルネー!!
マオ「……うん!」ピカー
ロトム図鑑「マオの掌が輝いて………」
マオ「くらえー!ネクロズマー!!」ピカー
ネクロズマ「」カチン
マオ「…………必殺の……!!」スッ
"おうふくビンタ!!!"
マオ「アママママママーイ!!!」
バチンバチンバチンバチンバチンバチンバチンバチンバチン……
ネクロズマ「」ミシミシミシ
パリン
ネクロズマ「」プシュー
マオ「や、やった……」ヘナッ
マオ「ネクロズマを倒した…」グスッ
スイレン「マオちゃんすごい!」
リーリエ「やりましたね!マオ!」グッ
マオ「スイレン……リーリエ……」
ネクロズマ「」
ロトム図鑑(おかしいロト……ネクロズマを倒したというのに……)チラッ
ロトム図鑑(空が暗いままロト……)
マオ「……私ひとりの力じゃないよ……」
マオ「スイレンやリーリエやロトムがいてくれたから……」
ネクロズマ「……………」ギラン
ロトム、スイレン、リーリエ「!」
リーリエ「…………そ、そんな……」タラッ
スイレン「ネクロズマが……!」
マオ「………え?」
ロトム図鑑「マオー!早くそこから逃げるロトーー!!」
マオ「………なにを……」クルッ
ギュンッ
マオ「!?」
ガシッ
ネクロズマ「オオオ………!!」グググ
マオ「か……はっ………」ブラン
スイレン「マオちゃん!」
リーリエ「マオ!」
ロトム図鑑「大変ロトー!このままではマオがネクロズマに握り潰されるロトー!」
ネクロズマ「オオオ……!!」グググ
マオ「ぁ……あ………」ダラン
スイレン「マオちゃん!今助ける!」ダッ
リーリエ「行きますよ!」ダッ
ロトム図鑑「ふたりとも気をつけロト!ネクロズマはさっきのダメージにより怒りで暴走状態ロト!」
ロトム図鑑「迂闊に突っ込んでは……」
ネクロズマ「………………」
ブンッ
スイレン、リーリエ「!」
バキッ
スイレン「かっ………」ドサッ
リーリエ「うっ……」ドサッ
ロトム図鑑「スイレン!リーリ……
ネクロズマ「………………」ブンッ
ロトム図鑑「!」
ブチッ
ロトム図鑑「ロ………」ボロッ
ネクロズマ「オオオオーー!!!」グググ
マオ「…………ぁ………」メキメキ
スイレン「うぅ……」ボロッ
リーリエ「…………」ボロッ
ネクロズマ「オオオ」グググ
ロトム図鑑(マオもリーリエもスイレンもやられた……)ボロッ
ロトム図鑑(………暴走したネクロズマを止められる者はもういない……)
ロトム図鑑(……アローラは……もう終わりロト……)ガクッ
ネクロズマ「オオオオオオーーー!!!」
オオオオー
どっか見晴らしのいいとこの高台
???「……………………」スッ
ダッ
???「とうっ!」
ピョーン
ネクロズマ「オオオ!」グググ
マオ「」ブラン
スイレン「マオちゃ……」ヨロッ
リーリエ「!」
リーリエ「………スイレン……空を見てください……」スッ
スイレン「………こんな時に真っ暗な空なんて……」チラッ
スイレン「…………え?」
???「…………………」ピョーン
スイレン「……………女の子……?」
???「Z必殺………」ピカー
ネクロズマ「!?」
スイレン「あの女の子が光った!?」
ロトム図鑑「………あの子は………!!」
マオ(……なんの……光……?)ウツロ
???「………………」
グニョーン
リーリエ「あの子のスカートが私たちを包み込むように広がって……」
ロトム図鑑「これはまさか………」
ネクロズマ「オオ………」バッ
マオ「………ケホッ」ドサッ
スイレン「マオちゃん!」ダッ
リーリエ「大丈夫ですかマオ!」
マオ「な、なんとか……それよりあの子………」
スイレン「…………うん……」
スイレン「白だね」
リーリエ「白ですね」
マオ「………あの子のパンツの色はどうでもいいよ……」
???「覚悟してね!ネクロズマ!」
"ぽかぼかフレンドタイム!!!"
ネクロズマ「!?」
グニョーン
リーリエ「な、なんですか!?」
スイレン「真っ暗………」
マオ「これってまさか………」
ロトム図鑑「あの子のスカートの中ロトね」
マオ「げっ……」
ドカッ バキッ
オオオ!!
グシャッ バキッ
ファー
グオッ
マオ「な、なに………?」ゾクッ
スイレン「………暗闇の中からネクロズマみたいな叫び声と……」
リーリエ「………何かをボコボコにする音が聞こえますね……」
ススス………
スイレン「! 明るくなってく!」
リーリエ「………これは……あの子のスカートが縮んでいく音でしょうか?」
ススス………
マオ「! ふたりとも!あれ見て!」
スイレン、リーリエ「!」
ネクロズマ「…………………」
ズズズ
スウ
リーリエ「ネクロズマがウルトラホールに逃げていく?」
マオ「ど、どういう事?」
ロトム図鑑「………恐らく……ダメージの限界で一時退散という事ロト……」
スイレン「一時退散?」
ロトム図鑑「………今回の戦いはキミたちの勝ちロト……その証拠に……」
サンサン
ロトム図鑑「空が……晴れたロト………」
マオ「か、勝った……私たちが……勝ったんだ…」ヘナッ
リーリエ「私……今回ばかりは本当に死ぬかと……」ヘナッ
スイレン「………………」
スイレン「あの……!」
リーリエ、マオ「!」
スイレン「リーリエ、マオちゃん!ごめん……私……」
マオ「スイレン……」
リーリエ「………私の方こそ……」
リーリエ「ごめんなさい…スイレン、マオ……」ペコリ
スイレン「リーリエ………」
マオ「……ふふっ…私もだよ?リーリエ、スイレン」
マオ「変な意地張っちゃってごめん……」ペコリ
スイレン「マオちゃん……」
リーリエ「……ふふっ…」クスッ
マオ「えへへ////」
アハハハハ
ロトム図鑑「うん、元通り!よかったよかったロト!」
???「…………………」フッ
クルッ
マオ「!」
マオ「待って!」
???「……………」ピタッ
マオ「あの……!ネクロズマをやっつけれたのはあなたのお陰!だから……」
???「……ネクロズマを追い払えたのはあなたたちがゼンリョクでネクロズマと戦ってダメージを蓄積させたお陰……」
???「……私は……怒りでスキだらけのネクロズマに追い討ちしただけだよ」
マオ「でも……」
???「それに、ネクロズマはきっとまたくるよ」
マオ、リーリエ、スイレン「!」
???「あのネクロズマはたぶん不完全体……"あかつき"でも"たそがれ"でもないんだ」
リーリエ「あの強さで不完全体……」ゴクリ
スイレン「……嘘ですって言ってほしい……」
???「ネクロズマは……太陽か月を食べることで真の力を覚醒させる……」
マオ「太陽か月を食べる?」
???「ネクロズマがここに来たのはたぶんその"太陽"か"月"を食べるだめだよ」
スイレン「じゃ、じゃあ……やっぱりまた来るんだ……」
リーリエ「………あなたは何故そんなに詳しいのですか?」
???「…………………話しはここまで……」クルッ
スイレン「ま、待って!」
マオ「あなた、ポケキュアなの?だったらネクロズマがまた来たときの為に、私たちと一緒に……」
???「…………………」
マオ「………答えたくないなら、せめて名前だけでも……」
???「…………名乗る程の者じゃないよ」
マオ「………そんな……」
リーリエ「………そうですか、では……」コホン
リーリエ「ありがとうございました白パンツさん」ペコリ
スイレン「白パンツ!助かった!」グッ
???「!?」
???「し、白パンツってなにー!!////」ムキー
スイレン「え?だって……」
リーリエ「名前がわからないのでニックネームで呼びました」
???「わ、私白パンツじゃないもん!」
スイレン「白だったよ」
リーリエ「白でしたよ?」
???「………わ、私には………!」ムカッ
パープル「さ迷える古代のプリンセス!ミミッキュパープル!!」シュピッ
パープル「って、可愛い名前があるもん!」
リーリエ「なるほど、パープルさんですか」
スイレン「紫なのに白」ビシッ
パープル「」ムカッ
マオ「も、もうやめなよふたりとも……」
マオ「でも……やっぱりパープルはポケキュア……」
リーリエ「それにしても……プリンセスですか……ガーディアンよりカッコいいですね」
スイレン「うん、なんか格上感ある」
パープル「そ、そっかなぁ?///」テレッ
リーリエ「パープル!私も次からプリンセスと名乗っていいですか?」キラキラ
スイレン「私も!」キラキラ
パープル「んー……いいよ!」グッ
スイレン、リーリエ「やったー!」
マオ(あれ?パープルって意外と単純なのかな?)
スイレン「あ、でも」
パープル「?」
スイレン「あのパンツはちょっと子供っぽい」
リーリエ「その……少し黄色くなってましたよ?白は汚れが目立ちますから」ニコニコ
パープル「」
マオ「もぅ~!リーリエとスイレンがからかうからパープル怒って帰っちゃったじゃん!」プクー
マオ「せっかく強い味方ができたと思ったのに!」
リーリエ「すみません……パープルが可愛くてつい……」テヘッ
スイレン「マオちゃん!どんまいどんまい!次がある!」グッ
ロトム図鑑「キミたちはゼンリョクで前向きロトね」
リーリエ、スイレン「/////」テレッ
ロトム図鑑「褒めてないロト」
マオ「………次か……」ボソッ
マオ「ミミッキュパープル……また会いたいね?」
リーリエ「………はい!」
スイレン「うん!」
マオ「…………さ…」
マオ「帰ろっか?」
パープル「………………」トボトボ
パープル(……あの子たちが……私以外のポケキュア……)
パープル「………………」トボトボ
パープル(……次は……しましまパンツ履いてこよう……)
数日後
マラサダショップ
ワイワイ
マオ「スイレン、ありがとう!私たちの分の割引券までもらっちゃって!」
カキ「しかもホシの分まで…悪いなスイレン?」
ホシ「ありがとー!」
スイレン「ううん、気にしないで?」ニコッ
アシマリ「アウ!」
リーリエ「マーマネ、今日アレは持ってきてますか?」
マーマネ「あ、うん!持ってきてるよ!」
サトシ「あれ?」モグモグ
ピカチュウ「ピッカー?」モグモグ
マーマネ「この前リーリエに頼まれててさ?」スッ
マーマネ「ポケキュアの3人の活躍シーンを編集した動画!みんなで見ようよ!」
サトシ「え?3人の活躍集動画!?」
ホシ「みたいみたーい!」キラキラ
カキ「お、俺も見たい!」
マーマネ「ふふふ、慌てない慌てない」
ワイワイ
マオ「………リーリエ、いつの間に……」ヒソヒソ
アママイコ「アマー?」
リーリエ「ふふふ」クスッ
スイレン「ま、まさかポケチューブとかにアップしたの?」
リーリエ「………いいえ、してませんよ?」
リーリエ「これは……私たちみんなで楽しむために作ってもらったんです」ニコッ
シロン「コーン!」
マオ「私たちだけのために……」
スイレン「リーリエ……」
ワイワイ
サトシ「おーっ!すっげー!」キラキラ
ピカチュウ「ピッカー!」キラキラ
ホシ「ぽえきゅあー!」キラキラ
カキ「マーマネ!この動画、DVDにしてくれ!」
マーマネ「大丈夫!ちゃんと全員分のDVDつくってあるから!」
カキ「おおーっ!」
サトシ「さっすがマーマネ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
マーマネ「えへへ////」テレッ
マオ「DVDか……ちょっと照れるね?」ヒソヒソ
スイレン「うん」ニコッ
リーリエ「ふふっ」
マーマネ「それにしても、この間急に真っ暗になった時は焦ったよね?」
マオ、リーリエ、スイレン「!」
サトシ「ああ!でもポケキュアの活躍でアローラの空も元通りだしな!」
サトシ「ブルーのさ!バルーンを釣竿でビューンってやるやつカッコよかったよなー!」
スイレン「/////」
マーマネ「いやいや、やっぱりピンクのフリーズドライが決め手だよ!」
リーリエ「ふっ」ドヤッ
カキ「いや……やはりグリーンおうふくビンタが……」
ホシ「ホシね!ポケキュアになるー!」
マオ「ふふっ、ホシちゃんならなれるよ?」
ホシ「ほんとー!!」キラキラ
マオ「うん!」ニコニコ
カキ「おいおいマオ……ホシに危ない事は……」
ワイワイ
スイレン、リーリエ「……………………」
スイレン「……………」ゴソゴソ
スイレン(マラサダショップ……カップル限定割引券……)
スイレン(覚悟は決めた!サトシに渡すんだ……)
スイレン(今度は……"アシマリブルー"としてじゃなく……"スイレン"として……!)
リーリエ(マーマネ……私、あなたに言いたい事があります……)
リーリエ(実は私……今度ポケポケ動画の"歌ってみた"にチャレンジしようと思っているんです……)
リーリエ(勿論……"シロンピンク"としてではなく"リーリエ"として……)
リーリエ(そのためにはマーマネ……あなたの力が必要なんです!)
スイレン、リーリエ「あ、あの………!」ガタッ
マオ「?」
サトシ「そういやネクロズマと言ったらさ?カッコよかったよなー!」
カキ「ああ、突然現れてみんなのピンチを救っていった……」
マーマネ「ミステリアスな第4の戦士!」
サトシ、カキ、マーマネ「ミミッキュパープル!!!」
スイレン、リーリエ「…………………」
スイレン、リーリエ「」スワリ
マオ「? どうしたのふたりとも?」
カキ「なんと言ってもパープルがネクロズマを退けたZ必殺技!」
サトシ「ああ!最高にシビレたぜ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
マーマネ「あのミステリアスな雰囲気……たまんないよ…」ウットリ
スイレン、リーリエ「………………」
マオ「お、落ち着いてふたりとも!」ヒソヒソ
アママイコ「マアマア」
サトシ「あっ!そうだスイレン!」
スイレン「な、なに?サトシ!」ドキドキ
サトシ「今度パープルに会う機会があったらさ?これにパープルのサイン頼むよ?」ヒョイ
スイレン「」
マーマネ「リーリエ!今度パープルの特集動画つくりたいからさ?また編集手伝って貰ってもいい?」ワクワク
リーリエ「………………」
マオ「ふ、ふたりともー」アセアセ
サトシ「なぁスイ……」
スイレン「」グシャッ
サトシ「いっ!?」ビクッ
サトシ「スイレン!俺のサイン色紙になにすんだよ!?」
スイレン「パープルツブス」ブツブツ
マーマネ「リーリエ!パープルの動画編集いつやる?リーリエが都合のいい日に合わせ……」
リーリエ「ひとりでやってください」
マーマネ「え!?」
マオ「ハァ……まったくスイレンとリーリエは………」
ホシ「お兄ちゃん!ホシ、パープルみたいになりたーい!」
カキ「なに!?ホシ、パープルファンになったのか!だったら今からパープルに……」
マオ「………………」
マオ「…………次、ミミッキュパープルに会う時が楽しみだね?」ボソッ
リーリエ「はい、私……今からワクワクがおさえきれません!」ニコニコ
スイレン「アイサツは肝心!私たちが先輩として新入りに礼儀をきっちり教えてあげようよ!」ニコニコ
マオ「だね?」ニコッ
リーリエ「そうですね?」ニコニコ
アママイコ、アシマリ、シロン「ハァ……」
ワイワイ
ロトム図鑑「彼女たちポケキュアの戦いはまだはじまったばかりロト」
ウールトラハート
おわり
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