ほたる「幸せになる方法が、本当にあるんですか…！」



もちろん、ありますよ



ほたる「教えてください！ わ、私なんでもします！」



いい子だ…それじゃあ目の前の袋を開けてごらん

ガサッ…



ほたる「これは…？」


そう、これは……

茄子「雪見だいふくです」



ほたる「ゆきみ、だいふく…」

茄子「あれ、知らない？お餅に包まれたアイスなんだけど」



ほたる「い、いえ…知ってますけど」



茄子「コンビニのくじで当たっちゃいまして」



茄子「初めは期間限定の味を買おうとしたんですけど、やっぱり普通のも食べたいなーって」



ほたる「２つ買っちゃったんですか」



茄子「買っちゃったんです」エヘヘ

茄子「半分ずつ食べて冷蔵庫に入れておけばいいんですけど、女の子的に行儀よくないですし」



茄子「ですからほたるちゃん、二人で普通のと限定の、1個ずつ食べましょう♪」



ほたる「いいんですか？」



茄子「いいんですよっ。ほら、食べて食べて」

茄子「…んぅ～～～////　こたつで食べるアイスってなんでこんなにおいしいんですかね～♪」



ほたる「はい、おいひいでふ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ



茄子「……ふふっ」



ほたる「…どうしましたか？」

茄子「ほたるちゃんが幸せそうに食べてて、私も幸せだなーって思ってたんです」


ほたる「///////」



茄子「ほたるちゃんかわいいー♪」ﾎｯﾍﾟﾌﾟﾆﾌﾟﾆ



ほたる「か、からかわないでくださいぃ・・・」

茄子「ほたるちゃん。幸せってね」




茄子「好きな人と、一緒に同じものを食べていられる時間のことなんですよ」

ほたる「？　そんなに見つめられると食べずらいです……」




茄子（なんて、恥ずかしくて言えませんね。さすがに）