ダンガンロンパでペルソナァ!! (103)
二番煎じですがダンガンロンパのキャラでペルソ
ナです。システムはP5基準、ダンガンロンパの
キャラはv3までです。安価あり、コンマあ
り、涙ありの学園生活です。ルールを守って楽し
くいきましょ♪
最初の安価は主人公決めです。↓5まででアン
ケートでいきます。
行くぜッ!!相棒ゥ!!
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20XX年 4/6 (Wednesday)
都心の一等地にそびえる大きな学園。
見るだけでその学園の偉大さを誇るような外観。
僕はそれに圧倒されつつその学園の前に立っていた。
最原「ここが希望ヶ峰学園か…
嫌でも実感するな…
僕が【超高校級の探偵】に選ばれたことを…」
>そう、事の始まりは一週間前
僕はいつも通り叔父さんの仕事を手伝っていた。
その日、叔父さんは依頼人に会いに出張だった。
割とそんな日も珍しくないから僕はいつも通り書類の整理をしていた。
探偵といっても、日がな殺人事件の推理をしている訳ではない。
僕の叔父さんの事務所はペット探しや、浮気調査などの日常の延長線にあるものだ。
けれども、殺人事件を解決して欲しいという依頼がないわけでもない。
ときたま、警察から駆け込み寺のように難解な事件資料が送られてくることがあるけど、別にそれはあまり本筋と関係ない。
この時の僕はいわゆる『非日常』に憧れていた。
シャーロック・ホームズやコナン・ドイル、江戸川乱歩のような王道に憧れていた。
そんなとき、ある警察の資料が目に入った。
とある強盗殺人のトリックを暴いて欲しいとという一風変わった依頼だった。
僕はその依頼にひどく惹かれた。
魅せられた。
何故ならそれは、僕が夢想していたトリックの一つだったからだ。
つまり、僕にとってこの事件はもう解けたも当然だったんだ…
そして、それが僕の悲劇の始まりだったんだ…
僕は未熟だった。
未だ、何も知らないただのガキだった。
事件を解決する。
それは、真実と向き合うということ。
たとえそこに何があろうとも…
-警察署 取調室前-
警察官A「貴方が最原さんですね。」
>警察官のなめつけるような視線が僕に向く。
最原「はい、僕が最原終ーです。」
警察官B「まぁ、一応の確認ですから。」
>気を悪くしないでくれというフォローだろうか。
大丈夫です。 と返す。
警察官A「では、入りましょうか。」
>ガチャリと重々しい音を立てて扉が開く。
-取調室-
>そこは、刑事ドラマなどでよく見る光景だった。
全く差がなく、僕はこんなものかぁと思った。
容疑者と僕を一枚のガラスで隔てている。
まるで正義と悪の境界線のようだ。
僕は椅子に座り、目の前の容疑者と向かい合う。
彼は薄ら笑いを浮かべていた。
勝利を確信している顔だった。
その笑みを僕は崩してやりたいと思った。
最原「はじめまして、最原終ーといいます。」
容疑者「どーも、さいはらさん。」
最原「えっと…君の名前は?」
容疑者「何?ナンパ?笑えるんすけどw」
最原「真面目に答えてくれないかな。」
容疑者「あー、淀川 準ッス。【よどがわ ひとし】」
最原「そう、変わった名前だね。」
淀川「何か文句でも?」
最原「いや、ないよ。じゃあ、本題に入ろうか。」
>僕はそこから、事件について振り返り、事件の謎について一から解説した。
相手は何故か誇らしげにしていた。
そして、僕は彼のトリックを暴きにかかった。
まず、アリバイの工作、次に殺害方法、最後には証拠隠滅、すべてを語った。
彼は最初のうちは反論していたものの自分の犯行が明らかになるにつれて、口数が減っていった。
最原「これが…事件の全貌だよ…」
淀川「………」
最原「反論は、無いね…」
淀川「………」
最原「だけど…僕には一つだけ分からない…
良ければ聞かせてくれないかな…
君の動機を…」
>淀川は終始俯いていたが、やがてポツポツと語りだした。
淀川「俺は……死ぬべきだったんだ。」
淀川「気付けなかった……」
淀川「俺には、彼女がいたんだ。
雅っていうんだけどよ…」
>そして、彼が語ったのは残酷な真実だった……
>復讐。
この世で最もオーソドックスな動機。
恨みは怨みを呼ぶ。
そこに命が懸かっていれば尚更だ。
命は失われたら二度と回帰しない…
償いもできない…
>彼も復讐の連鎖に巻き込まれてしまったという事た。
恋人を奪われた怒り、不甲斐なさ、やるせなさ…
その全てが彼を駆り立てたのだ…
淀川「これが全部だ…俺に語れる事の…」
最原「ありがとう…」
話を全て聞き終った時には彼は泣いていた。
もちろん、僕もだ。
この世界の残酷さに涙していたのだ。
そして、僕は決めた。
『探偵にはならない』
僕には無理だ…
真実を暴き、人を裁くなんて…
あまりにも、救いが無さすぎる…
それを彼に告げ、警察署を僕は去った…
「ありがとう」
取調室を出るときそう聞こえた。
最原「何でだよ…」
彼は感謝していた…
僕は真実を暴いただけなのに…
その日は、家にどうやって帰ったかも覚えていなかった。
すいません、前置きはこれくらいにしてそろそろ本筋に入ります。駄文長々と失礼しました。
>分からないなりにしばらく進むと自分と同じようにキョロキョロしてる人がいた。
最原「あの…」
挙動不審な人「うわぁぁぁぁ!!」
最原「うわっ!どうしました?」
挙動不審な人「あ、何だ人かよ。んで、どうした?」
逆に何だと思ったんだろう…
最原「あ、ここから校舎ってどう行けば…」
挙動不審な人「あれ、お前って新入生?」
最原「はい、最原終ーといいます…」
左右田「おぉ、そっかそっか。俺は左右田 和一
【超高校級のメカニック】だ。よろしくな。」
>左右田さんから差し出された手を堅く握る…
>その後、雑談しながら校舎に向かった…
>……少し優しさが磨かれた気がする。(♪)
≫24
>入学式はなく、校舎で学園長からの簡単な説明があるだけだった。
>例えば、希望ヶ峰の敷地にはありとあらゆる施設があるということ。
>僕たちのような【超高校級の才能】の持ち主には普通授業の出席の義務がないこと。
>そして、一番驚いたのは【超高校級の才能】を磨くために【超高校級】同士でルームシェアをしているという事だ。
最原「まさか、希望ヶ峰に来てルームシェアをするとはね…」
最原「流石は希望ヶ峰っていうべきかな?」
>僕は思いもしなかったルームシェアという初の体験に胸を高鳴らせながら件の家へと向かった。
最原「ここで、合ってるんだよな?」
>かなり大きな家だ。
>まぁ、僕を含めた5人で過ごすのだから当然っていえば当然なのかな。
ピンポーン
>インターホンを押す。
>しばらくの沈黙の後に人が出てきた。
ガチャァ
チャラめの男「ん、君が最原くんっすか?」
最原「うん、そうだよ。」
チャラめの男「とりあえず、入ってくださいっす。」
>ピアス、バングル、ネックレスと小物だらけの同級生に案内されリビングに来た。
>そこには、これから3年間を共に過ごすであろうルームメイトが揃っていた。
▼安価です!!最原くんと共に過ごす人物を決めてください!!
下3までです!!
>>26
>>27
>>28 勿論です!!
チャラめの男「みんな、最原くんが来たっすよ。」
髪が凄い男「お、やっと来たか!遅かったな!」
不良「はぁ~、眠ぃ。」
美少年「確かに遅かったですね…どうしました?」
>少し迷っていただけと伝えた…
美少年「確かに、この学園は広いですからね…」
チャラめの男「とりあえず、自己紹介っすかね。」
天海「俺の名前は天海蘭太郎っす。まぁ、【超高校級の冒険家】なんて呼ばれてますけど…よろしくっす。」
>【超高校級の冒険家】…本当に?
天海「ははっ。よく思われるっす…」
>え…今、言葉に出てたかな?
百田「じゃあ、次は俺の番だな!!俺の名前は百田 解斗!!【超高校級の宇宙飛行士】だ!!よろしく!!」
>【宇宙飛行士】か…気になるな…
百田「お!!宇宙に興味がある顔してるな!!時間はたっぷりあるから、後で存分に語ってやるよ!!」
大和田「俺ぁ、大和田 紋土。【超高校級の暴走族】だ。まぁ、ヨロシクな。」
>ある程度予想してたけどやっぱりか…
大和田「眠ぃから、しばらく寝るわ。」
>とだけ言うと大和田くんは自室へ行ってしまった。
天海「彼は昨日、抗争があるとかで寝てなかったんすよ。だから、大目に見てやってくださいっす。」
>抗争!?流石は【超高校級の暴走族】だ…
白鐘「最後は僕ですか…白鐘 直人。【超高校級の探偵】です。」
>自分と同じ才能!?
白鐘「え、貴方も【超高校級の探偵】なんですか!?」
最原&白鐘「「どういうことだろう…」」
天海「ははっ。息ピッタリっすね。」
天海「まぁ、ここにいる人で共同生活を送るみたいなんで仲良くしましょう。」
>最後に天海くんが簡単にまとめた。
>彼にはリーダーシップがあるのかな?
>【超高校級】同士のシェアハウス…
>一体どうなる…ん…だ…ろ………
>あれ…………?
>なんか………ぼーっとして…………
「……い………ヤバ………!!」
「急…………担い…………」
「は…………え……………」
………………………………………
………………………………………
………………………………………。
鼻の長い老人「ようこそ…ベルベットルームへ…」
>辺り一面が青い部屋だ…
>よく見るとここは取調室のようだ…
最原「ここは一体何処なの?」
鼻の長い老人「ここは精神と物質…夢と現実の狭間の場所…」
>話を聞いてもよく分からない…
鼻の長い老人「まぁ、ご安心召されるな…現実の貴方は無事でいらっしゃる…」
>………………。
無事。
その単語を聞くと自然と緊張が緩んだ。
確か、最後の記憶が倒れた所だったからだ。
ここは、とりあえず死後の世界とかではないことに一人、胸を撫で下ろした。
イゴール「おっと、これは失礼…私の名前はイゴール…このベルベットルームの住人でございます…」
イゴール「そして、こちらは私めの助手とでも申しましょうか…お客人に挨拶を…」
さて、ここの助手とは?
▼選択
1:「どうでもいいかな…挨拶とか…」
2:「しっかりとあなた様のご活躍…書かせていただきます…」
3:「よろしくお願いいたします。お客人。」
4:自由に決めてくださいっす!!
有里「どうでもいい…とりあえず、有里って呼んで」
>イゴールが眉をひそめる…
>何か彼にあったのか?
イゴール「まぁ、貴方がそれでいいなら何も言いませぬがな…」
>ひょっとして…偽名か?
>いや、タイミングとしてはおかしくはないが…
有里「君の手助けをするかもね…」
>何故、意味深なんだろうか…
イゴール「さて、貴方にはこの先大きな【絶望】が待ち受けておられます…」
イゴール「そして、それは避けようがない必然の試練…」
イゴール「しかし、貴方には【素質】がある…その【力】で【絶望】を払いのけられるかもしれません…」
イゴール「貴方は近いうち【契約】をする事になるでしょう…その時には私達が協力しましょう…」
>【絶望】、【素質】、【力】、【契約】。
>何が何だか分からない。
>けれど、何かが迫っているという事は解った。
最原「解りました。」
>決意を込めた一言を返す。
イゴール「おや、面白い人だ…」
>イゴールはそう言うとにんまりと笑った。
>その笑みはまるで子供の成長を見るかのような優しい笑みだった。
有里「ごめんね…ここまでだよ…」
>突然、有里が持っていた本を開いた。
>するとまばゆい光が僕を包んだ。
イゴール「では、再びお目にかかる日まで…」
あ
」 >植物状態!? マスクをした女性「えぇ、貴方は昨日の昼から今まで寝ていたのよ…」 罪木「その間、何の反応もなかったですし…松田さんは何も言わなかったし…」 マスクをした女性「彼はそういう人よ…」 最原「あの…とりあえず、一から説明してくれませんか?」 >じれったくなってしまい、つい口を挟んでしまった… 罪木「うゅぅ…そうですよねぇ…すいませぇん。」 罪木「ちゃんと話せよって感じですよねぇ…」 マスクをした女性「まぁ、落ち着いて…いいわ…話しましょう…」 >マスクをした女性、忌村さんは分かりやすく昨日の事から今に至るまでの経過を話してくれた。 >自分は昨日の昼に倒れ、今まで寝ていたらしい… >その間、息はしているものの反応がなかったらしい… >何やら【超高校級の神経学者】も来たようだが… >運んだのは【超高校級の冒険家】天海くん。 >後で彼にお礼を言わなきゃな… 忌村「…という感じよ…わかった?」 最原「はい、ありがとうございます。」 最原「あれ、罪木さんは?」 忌村「彼女は【保険委員】に過ぎないわ…ずっとここにいなくてもいいのよ…」 最原「じゃあ、忌村さんは?」 忌村「ふふっ…」 >彼女は小さく微笑んだ…ように見えた。 忌村「まるで、彼のようね…」 最原「彼…?」 忌村「いずれ分かるわ…」 >その後、やんわりと帰りなさいと諭されて帰った。 ――――――――――――――――――――――――― -夕方- 最原「まだ夜までは時間があるな…」 最原「とりあえず、何処かで暇を潰そうかな…」 ◆自由安価です。直下です。 最原くんが行く場所を決めてください。 (よほどじゃなければだいたいの施設はあります。)
畜生…ミスった…
―――――――――――――――――――――――――
>……………………………………。
>瞼に白い光が突き刺さる…
>そして、ゆっくりと目を開ける。
>そこには、白い天井が見えた。
マスクをした女性「……。起きた?」
>じっとこちらを見つめてくる…
>はい、と頷くと。
マスクをした女性「罪木ちゃん…起きたわよ…」
>すると、奥の方からバタバタと足音がし、
罪木「はわわぁ!?起きましたかぁ!?良かったですぅ…このまま一生目覚めないかと…」
マスクをした女性「冗談になってないわよ…」
罪木「あぁ!!すみませぇん!!でも、本当に植物状態に近からぁ…」
>植物状態!?
マスクをした女性「えぇ、貴方は昨日の昼から今まで寝ていたのよ…」
罪木「その間、何の反応もなかったですし…松田さんは何も言わなかったし…」
マスクをした女性「彼はそういう人よ…」
最原「あの…とりあえず、一から説明してくれませんか?」
>じれったくなってしまい、つい口を挟んでしまった…
罪木「うゅぅ…そうですよねぇ…すいませぇん。」
罪木「ちゃんと話せよって感じですよねぇ…」
マスクをした女性「まぁ、落ち着いて…いいわ…話しましょう…」
>マスクをした女性、忌村さんは分かりやすく昨日の事から今に至るまでの経過を話してくれた。
>自分は昨日の昼に倒れ、今まで寝ていたらしい…
>その間、息はしているものの反応がなかったらしい…
>何やら【超高校級の神経学者】も来たようだが…
>運んだのは【超高校級の冒険家】天海くん。
>後で彼にお礼を言わなきゃな…
忌村「…という感じよ…わかった?」
最原「はい、ありがとうございます。」
最原「あれ、罪木さんは?」
忌村「彼女は【保険委員】に過ぎないわ…ずっとここにいなくてもいいのよ…」
最原「じゃあ、忌村さんは?」
忌村「ふふっ…」
>彼女は小さく微笑んだ…ように見えた。
忌村「まるで、彼のようね…」
最原「彼…?」
忌村「いずれ分かるわ…」
>その後、やんわりと帰りなさいと諭されて帰った。
―――――――――――――――――――――――――
-夕方-
最原「まだ夜までは時間があるな…」
最原「とりあえず、何処かで暇を潰そうかな…」
◆自由安価です。直下です。
最原くんが行く場所を決めてください。
(よほどじゃなければだいたいの施設はあります。)
体育館とか
>>38 王道だね!!
>体育館に来てみたけど…
最原「なにこれ…」
シュッ!!シュバッ!!ガガガッ!!バシィン!!
>今、僕の目の前では信じられない光景が広がっていた。
>筋骨隆々な男と身軽そうな女の人が戦っていたのだ…
筋骨隆々な男「まだまだじゃあ!!もっとお主の本気を見せてみんかぁ!!!」
身軽そうな女「言ったなぁ!!おっさん!!後悔させてやるぜ…」
>その戦闘の余波は凄まじく、危うく帽子が取れそうになった。
最原「……………」
最原「帰ろう…シェアハウスに…」
―――――――――――――――――――――――――
-夜-
スタスタスタスタ…
白鐘「あ、最原さん…でしたよね」
>シェアハウスへ帰る途中で白鐘くんに会った…
白鐘「帰る所でしたか…では、一緒に行きましょうか」
最原「ちょっと聞きたい事があるんだけど…」
白鐘「僕の【才能】の事ですか?」
最原「うん、僕と君は同じ【超高校級の探偵】なわけだし」
白鐘「そうですね…僕が思うに…」
>色々と白鐘くんと話した…
白鐘「もう着きましたね。早く入った方がいいですよ。今日は歓迎会らしいですから」
最原「えっ、僕の!?」
白鐘「僕たちの、ですよ。まだ皆で揃ってなかったですしね」
>クスッと白鐘くんが笑う。
>自然と期待が高まり、急いで中に入る。
>そこでは、天海くんと百田くんが笑顔で待ち構えていた。
天海「最原くん、お疲れっす!!」
百田「おう、体調は大丈夫か!?」
最原「うん、もう問題ないから…」
天海「早く、リビングで歓迎会っすよ♪」
―――――――――――――――――――――――――
>あの後、歓迎会はとても楽しく始まり、そして楽しく終わった。
>僕はここのシェアハウスに来れて良かったと思った。
>皆、優しかった…
>ここなら――
天海「あ。最原くん、もう歓迎会は終わったっすよ」
最原「あぁ!!うん、ごめん…楽しかったから」
天海「あははっ。気持ちは分かるっすけど、明日から学校っすよ。早めに休んでくださいっす」
最原「何か、天海くんってお兄さんみたいだね」
天海「そっすか?だとしたら俺は駄目兄貴になりそうっすね」
>何故かその時の天海くん悲しい顔をしていた気がする…
>とりあえず、その日は天海くんの言う通りに休んだ…
これで一区切りです!
これからは非日常編へと突入しますので改めてよろしくお願いします!
何か至らない点が有りましたらご指摘お願いいたします
20XX年 4/7 (Thursday)
-朝-
>昨夜の歓迎会から一晩明け、僕たちは信じられない光景を目の当たりにしていた…
大和田「おう、最原も起きたか。早く、飯食え」
>僕たちに朝ごはんを作ってくれる大和田くんを!
>しかも、エプロンしてるし!!
>何か、凄い似合ってるし!!!
大和田「何だよ…さっきからジロジロと…何かおかしいか?」
>うーん…ある意味おかしいけど…人は見た目だけじゃないってことか…
大和田「それともあれか!?俺の作った飯は喰えねーってことかぁ!?」
最原「いや、そんなことはないよ!!とっても美味しそうだよ!!」
>前言撤回…よくわからないままだ…
最原「いただきます…」
大和田「召し上がれ。ってか」
>とても美味しい……
>しばらく、夢中でご飯を食べた……
大和田「ははッ、そんながっつかなくても飯は逃げねぇぞ」
―しばらくして―
最原「ご馳走さま、美味しかったよ」
大和田「おう、サンキュー」
>少し早いけど、もう向かおうか。
最原「大和田くん、僕はもう学校に行くね」
大和田「そっか、真面目だな。最原は」
最原「ありがと、行ってきます」
>玄関の扉を開ける。果たして、どんな出逢いが待ってるんだろう…
<ウワッ!!コレオマエガツクッタノカヨ!!アァン!!ナンカモンクアッカ!!
>…………。早く、学校に行こう。
-希望ヶ峰学園-
>掲示板に何か書かれてる…
>今年のクラス編成のようだ!
>自分は誰と一緒になるのだろうか…
◆自由安価です。下3くらいまで
最原くんと一緒になったクラスメイトを何人か決めてください
他にもクラスメイトはいますが選んだクラスメイトは確定で登場し、出番が多くなります
ペルソナキャラ、ダンガンキャラオールオッケー!
一人、二人まででお願いします
花村陽介
二人まで指定していいってことかな?
明智吾朗 王馬小吉
苗木、舞園
>>46
>>47 補足ありがとうございます!!
>>48
最原「明智吾朗…王馬小吉…苗木誠…舞園さやか…」
最原「どの名前もメディアで聞いた事があるんだけど…」
???「うおわぁぁぁぁ!!退いてくれぇぇぇ!!」
<ガヂャガヂャガヂャキキーッ!!ドシャァァ!!
>何かが自分の横を高速で通りすぎて行った!!
>そして、ゴミ箱へと突撃した!!
???「おごご…誰か…たすてけ…」
>助けて…だろうか。可哀想だから引き抜いておいた。
最原「ふぅ、大丈夫ですか?」
???「おう、なんとかな…チャリはちょっとギコギコいってるけど」
最原「怪我がなくて良かったです」
花村「あ、助けてもらったのに名前。言ってなかったな、花村陽介。【超高校級のアルバイター】だ」
>【超高校級のアルバイター】か…
>希望ヶ峰はバラエティに富んだ才能でも入れるのか…
花村「ま、これからよろしくさん♪」
>と、言うと花村はギコギコいうチャリをこいでいった…
-教室-
>自分は少し早めに来たからあまり生徒は来ていない…
>誰かに話しかけようか…
▼選択です。
1.優しそうな人かな…
2.凄く可愛い人かな…
3.普通っぽい人かな…
4.何かこっちチラチラ見てる人かな…
5.教室の隅っこでぶつぶつ言ってる人かなぁ…
直下でお願いします。
4
>>50 にっししー、俺だよー!
>あの人さっきからこっちを見てるよな…
>とりあえず、話かけてみるか…
最原「あの、何か用ですか?」
???「え、いきなり何なの。どうしたの?」
最原「いや、さっきからこっち見てたよね」
???「見てないよ、最原ちゃんの事なんて見るわけないじゃん」
最原「いや、見てたって……何で君が僕の名前を知ってるの?」
???「そりゃもちろん、最原ちゃんが有名人だからに決まってるじゃん!!」
最原「そんなわけ…」
>いや、ここでその謎を追及してもしょうがない…
>会話の切り口を変えてみるか…
最原「…………。君の名前は?」
王馬「宮水三……っとと危ないね。いいよ、俺の名前は王馬小吉。【超高校級の総統】だよ」
>【超高校級の総統】…聞いた事があるような…
王馬「そう、何を隠そうこの俺が秘密結社『DICE』の総統なのでしたー!たはー、ばらしちゃった!」
最原「『DICE』……。神出鬼没、消息不明の組織。ただひたすらに愉快的犯行を繰り返す…その組織には非常に謎が多く、未だ構成人数すら分かっていない…」
王馬「おおー、最原ちゃん詳しいね!!何で知ってるの?実は俺のファンだったりして!!」
最原「それは違うよ…普通に聞いた事があるだけだよ…」
王馬「えぇー、なーんだつまんないの。まぁ、最初から俺の目的は最原ちゃんとお喋りする事だったんだけどね」
最原「え、どうして…」
王馬「なーんてね、これも嘘かもねぇー」
>と、言うと王馬くんは教室から飛び出していった…
>意外と時間も経っちゃったし、後は大人しくしてよう…
―――――――――――――――――――――――――
-LHR-
>ホームルームだ…
>教室には15人ぐらいの生徒がいる…
>天海くんとは同じクラスだったけど…
>会話は一切なく、空気が冷え冷えしている気がする…
<ガラガラガラァバン!!
>突然、勢いよくドアが開かれ、そこから入って来たのは牛のマスクをかぶった大男だった…
ゴズ「おはようございます、皆さん。私はグレート・ゴズと申します。今日から皆さんの担任になりましたのでよろしくお願いします」
>牛の…いや、ゴズ先生はそう言うと恭しく一礼した…
ゴズ「えーと、全員いますね?ちゃんと16人いますね?」
ゴズ「よし、ではホームルームを始めましょう!!」
>そして、ゴズ先生はてきぱきとホームルームを進めていった…
ゴズ「と、こんなところでしょう。では皆さんまた放課後に」
>ガラガラガラァピシャン!!
>ゴズ先生は勢いよくドアを閉めて行った…
しばらくして―
天海「最原くん、ちょっといいっすか?」
最原「あ、うん。どうしたの?」
天海「少し付き合ってもらいたいんすけど…」
最原「何処かに気になる場所でもあった?」
天海「はい、その通りっす。流石【超高校級の探偵】っすね」
最原「いや、そんなものじゃないよ…天海くんは僕よりも先に学校に来てたでしょ?けれど僕より教室に来るのが遅かった…少し考えれば分かるよ」
天海「とりあえず、俺に付いてきてください」
>この選択が僕の未来を大きく変える事になるとは、まだ誰一人として知らないのであった…
-校舎裏-
>天海くんに連れられて来た…
最原「天海くん、ここに一体何があるの?」
天海「多分、隠し部屋っすね」
最原「えっ!?隠し部屋!?」
天海「はい、校舎の端から端までの距離と廊下の端から端までの距離が結構違うんすよ。10歩ぐらい」
最原「凄いね、測れるんだ」
天海「いや、こんなとき以外、何の役にも立たない才能っすよ…」
>そう言う天海くんの目はどこか悲しいものを感じた…
<ガタッ
>突然、壁から音がする。
>発見したのだ、隠し部屋を。
天海「やっぱりあった…確かに噂は本当だったんすね…」
最原「噂?」
天海「あれ?最原くんは知らないんすか?」
最原「うん、さっぱり…」
天海「じゃあ、教えるっすよ。」
この学園には『秘密の部屋』があるらしい。
そこに行けば願いが叶うといういかにもテンプレ的な話だ。
最原「じゃあ、天海くんには叶えたい願いがあるの?」
天海「そうっす。」
>そう言い切る天海くんにはどこか狂気を含んでいるように見えた…
天海「じゃあ行くっすよ。」
>開かれた扉へと進む。
>扉の先は暗くどことなく怖かった。
>階段があり、地下へ進む。
>さらに地下へと進む。
>さらに、さらに地下へと進む。
>さらに、さらに、さらに地下へと進む。
>さらに、さらに、さらに、さらに地下へと進む。
>そして僕らは進んでいき――
>扉。
>目の前に一枚の扉があった。
>しかも、その扉は紅く染まっている。
天海「ここが終着点っすか?」
最原「結構、進んだよね…」
天海「とりあえず、開けてみますか」
>天海くんが扉に手をかける。しかし、
<ガチャン!!
天海「あれ?開かない…」
最原「え、開かないの?」
<ガヂャガヂャガチャン!!
>天海くんは何度か繰り返す。
>しかし、それでも扉は開かなかった。
<ガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャ
最原「天海くん、開かないって…」
<ガヂャガヂャ!! ガヂャガヂャ!! ガヂャガヂャ!! ガヂャガヂャ!!
最原「あま…みくん?」
<ガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャガヂャ!!
天海「なんすか?さいはらくん?」
>異常。そうとしか言い様がなかった。
>狂ったように扉を開けようとし続ける天海くん。
>いや、もう彼は天海くんじゃないのかも知れない。
>そして、彼はゆっくりと振り返る。
>その瞳は煌々と金色に輝いていた。
最原「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
<ガチャ
>と扉が開く音がし、
天海?「さいはらくん、あきましたよ。さぁ、ぼうけんのはじまりです」
最原「嫌だ…誰か…誰かいないの…?」
>彼に腕を掴まれる。
>その力はとても強く万力のようだ。
もう、僕はー
???「ちょっと待った!」
▼さぁ!ここで選択です!
最原くんの危機に馳せ参じたのは!?
1:美少年探偵!
2:イケメン探偵!
3:美少女探偵!
4:最速探偵!
5:ここで俺だべ!
6:自由(無理のない人で)
下3くらいまででお願いします。
2
2
>>56
>>57 もちろん彼です。
???「ちょっと待った!行かせる訳には行かない!」
バァン!! バァン!!
>銃声が二発、響く。
>共に彼の近くに当たった。
天海?「ちっ、とりあえずひくっすか…」
天海?「つぎはいっしょにおれのいもうとをさがしにいきましょう、さいはらくん…」
>天海くん?は僕から手を離し、奥の扉へと入って行った…
???「ちっ…逃がしたか…」
>そして、一気に意識が引き戻される。
明智「大丈夫?僕は明智吾朗。一応、【超高校級の探偵】ということになっているよ」
最原「明智…ひょっとしてクラスメイトの明智吾朗くん?」
明智「そうだよ。とりあえず、色々と事情があるから早く、こちらも退こう…」
>そして、その場は明智くんのおかげで事なきを得た。
>けれど…天海くんは一体どうなってしまったんだ?
>僕は一体何に巻き込まれたんだ?
>何もわからないまま、手掛かりを掴めないまま、僕らは撤退した…
―――――――――――――――――――――――――
-夕方-
明智「ここなら…邪魔は入らないし、誰にも聞かれないよ」
>あの後、明智くんに連れてきてもらったこの部屋。
>ここは彼の【才能の研究教室】らしい…
>希望ヶ峰学園には各生徒に【才能の研究教室】が割り振られている。
>彼の【研究教室】は完全防音、いざというときにはシェルターにもなるらしい…
>とりあえず安全は確保できたって事だ…
明智「さぁ、聞きたい事があれば何でも答えるよ…知っていればの話だけどね」
▼自由安価ですな…
明智に聞きたい事があればどうぞ!
下3までかな。
さっき「逃したか」って言ってたけど、前から天海君みたいに突然様子がおかしくなるような事があるの?
さっき撃ってた銃って本物なの?
>>60
最原「あのさ…天海くんの事なんだけど…」
明智「あぁ、彼の事か…天海くんって言うんだね…」
最原「天海くんは突然おかしくなった…そして、その後の君の反応…君は何を知ってるの?」
明智「やはり、彼は突然おかしくなったのか…」
最原「うん、あの隠し部屋に入ってから急に…」
明智「あの現象を僕は【半シャドウ化】と呼んでいる。」
最原「【半シャドウ化】…?」
明智「その人の欲望が垂れ流しになり、理性が利かなくなっている状態。それが【半シャドウ化】。そして【半シャドウ化】は特定の空間じゃないと発症しない」
最原「じゃあ、天海くんは【半シャドウ化】の状態にあるってこと?」
明智「そうなるね。あのおかしな空間といい、彼の言動といい、間違いなく彼は発症している」
最原「じゃあ、明智くんは一体どこで【半シャドウ化】を知ったの?」
明智「一般には知られていない研究組織がある。僕はとある仕事の都合上、そこと知り合ってね…」
最原「そこで【半シャドウ化】を知ったの…?」
明智「まぁ、そうなるね。僕が【半シャドウ化】を見たのはこれが初めてじゃないって訳さ」
>>61
最原「質問が変わるけどその銃って…」
明智「うん、あぁこれ?」
>そう言うと明智くんは例の銃を見せた。
明智「本物だよ」
>緊張が走る、彼はいつでも僕をこー
明智「弾はゴム弾だけどね」
>気のせいだった。
明智「けれどかなりの威力があると思っていいよ。弾以外は本物となんら変わりはないから」
最原「だから、凄い音がしたんだね…」
明智「ま、そんなに見せびらかす物でもないしね…」
>と言うと明智くんは銃をしまった。
>って携帯してんのかよ。
明智「さて…と。これて質問は終わり?」
最原「特に気になる所はね」
明智「じゃあ、単刀直入に言おう。このままじゃ彼は助からない」
>………。いや、まだだ。
最原「このままじゃ、って言ったね。助ける手立てはあるの?」
明智「流石だね。もちろんあるよ。ただし…かなり危険だ」
最原「天海くんが死ぬよりましだよ…」
明智「その覚悟は本物かい?」
最原「当たり前だ…もう、人が死ぬのは見たくないんだ」
明智「よし、じゃあ今から彼…天海くんを助けに行こうか。なるべく急いだ方がいい」
最原「うん、分かったよ」
-校舎裏-
最原「ここだったはず…」
>天海くんが見つけた入り口を開ける…
>そこには前と変わらず階段があり…
明智「よし、行こう」
>しばらく進むと紅い扉が見えた。
>明智くんが扉に手をかける…
明智「開いてる…向こうも誘ってるって事か…」
>そして僕らは扉を開け、中へと入った。
>そこには倒れた天海くんともう一人の目が金色の天海くんがいた。
明智「……。とりあえずは間に合ったか…」 チャキッ!!
>明智くんが銃を構える。
>いつ発砲してもいいように本気だ…
最原「天海くん!」
天海?「あー、むりむりっすよ。ねてるっす」
明智「お前には聞いてない」
明智「最原くん、僕が奴の気を引く…その隙に天海くんを助けてくれ…」(ボソッ)
明智「彼からどけぇ!」
ガヂャッ!! バァン!! バァン!!
>それを契機に走り出す、倒れている天海くんの元へ。
天海?「うぐぁあ!!」
明智「そのまま動くな!」
最原「大丈夫!?天海くん!」
>天海くんの肩を揺する…
>しかし、起きる気配はないままだ…
明智「最原くん!撤退するよ!」
>急いで天海くんを背負い、入り口へ走る。
>もう一人の天海くんは肩口を撃たれ身動きが取れないようだった。
天海?「まて……。まってくれ…。」
明智「そんなことを聞いてやる義理はないな」
>入り口の扉に手をかける。早く、ここから脱出しなければ…
天海?「いつもそうだ…ほんとにほしかったものはてにはいらない…なくしたままだ…」
明智「さぁ、早く行こ―――ッ!」
>突如、明智くんが視界から消えた。
>いや、消えたんじゃない。吹き飛ばされたのだ。
>僕と同じように。
ガシャアァァァン!!
最原「ぐっ…ハッ!」
>背中を強かに打った…
天海?「おれは…ただはなしをきいてほしかっただけ…」
>いつの間にか彼の身体は無数のロープで覆われている…
>さしずめ、ロープの怪人と言ったどころか…
明智「馬鹿なッ!完全に【シャドウ化】したのか!?」
明智「何故だ…【超高校級】だからとでも言うのか!?」
シャドウ天海「うるさい!!!!」
ドゴォッ!
>奴のロープで明智くんが攻撃される…
シャドウ天海「これでしずかになった…」
>奴は天海くんの方へと歩いていく…
最原「やめ…ろ…やめてくれ…」
>しかし、僕のそんな言葉に従う筈もなく奴の歩みは止まらない。
シャドウ天海「あぁ、そっか…きみがいるからみんなおれのはなしをきかないのか…」
>天海くんに奴のロープが迫る…
シャドウ天海「きえてくれ…おれのかわりに!!」
ダァン!!ダァン!!
シャドウ天海「…………?」
>二発の発砲音。
>その先には明智くんがいた。
明智「早く天海くんを連れて逃げろ!」
明智「ここは僕が食い止める!」
最原「でも…それじゃ明智くんが…」
明智「いいから、早く行け!!このままじゃ、全員死ぬ!!」
シャドウ天海「しずかにしろっていったろ!!」
>奴が明智くんに襲いかかる。
>僕は…どうすれば――
キィン!
>脳に鋭い痛みが走る。
キィン!
>全身が毛羽立つ程の恐ろしい痛み。
キィン!
>まるで、逃げるなと言っているように。
キィン!
>まるで、脳を冴えさせるように。
最原「そんなこと言ったって…」
キィン!
>痛みに耐えかねて膝をつく。
キィン!
最原「あぁ…ッ!」
>思わず、その場に蹲る。
>頭痛が止む。
>目の前に人の気配を感じる。
>ゆっくり顔を上げると僕がいた。
>こちらを蔑んだ目で見ている僕がいた。
最原?「卑怯者」
最原「何だよ…」
最原?「臆病者」
最原「何なんだよ…ッ」
最原?「また逃げる」
最原「だって…言われたから…」
最原?「また見棄てる」
最原「だって…行けって…」
最原?「それでいいのか」
最原「行かなきゃ…天海くんが…」
最原?「本当に良いのか」
最原「そんなの…良いわけないだろ…ッ」
最原?「何もしないのか」
最原「僕に何が出来るんだよ!」
最原?「それは知らない」
最原「はぁ…?」
最原?「するのは君だから」
最原「僕が…?どういうこと…?」
最原?「助けたいの?」
最原「助けたいよ…ッ」
最原?「救いたいの?」
最原「救いたいよッ!」
最原?「力が欲しいの?」
最原「欲しいよ!皆を助けられる力が欲しいよ!」
最原?「分かった…なら契約しよう…僕と僕とで」
最原「契約…?」
最原?「これから君と僕は一心同体となる。そのために…僕を受け入れて…」
最原「君を…受け入れる…?」
最原?「君は僕。僕は君だよ」
最原「………。そういうことか…分かった」
最原?「うん、それでいい」
>僕は前を向く。
>立ち上がる。
>僕と向き合う。
最原「君は僕で…僕は君なんだな…」
もう一人の最原「ありがとう…」
>鍵を受けとる。
>弱い自分を肯定する。
>もう一人の自分を受け入れる。
>そして、帽子を脱ぎ捨てる。
>堅い決意のままに動く。
>心の鍵を開く。
最原「行くよ…【シャーロック】」
>僕の心の象。
>僕の憧れ。
>インバネスコートをたなびかせ、
>とても深い蒼の手帳を持ち、
>男のようなシルエット、
>右手には水晶のステッキ。
>天才的な観察眼と推理力を持ち、
>世界でたった一人の「顧問探偵」となった人物。
シャドウ天海「そこ!! だまれぇぇぇぇ!!」
>こちらに気付いた奴が飛び掛かってくる。
『さぁ、今なら恐れる必要もないだろ…?』
>よく見える。まるでスロー映像だ。
>奴の一撃をかわす。
『行こう、推理開始さ。』
『奴は愚鈍だ。動きをよく見れば喰らう事はないよ。』
最原「分かった…」
シャドウ天海「うるあぁぁぁぁぁ!!」
>大振りの一撃、回避は容易かった。
『さぁ、攻勢に出ようか。』
>相手を見据え、意識を集中させる…
カッ!
最原「【シャーロック】!【ブフ】だ!」
『それが正答さ。』
>【シャーロック】がステッキを掲げる。
>そして、奴に向かって突きつける。
シャドウ天海「なんのまね?こんなんじゃ…ッ」
>すると奴の体が足元から一気に凍りついて行く。
シャドウ天海「うわぁぁぁ!!いやだぁ!!」
最原「もう遅い!」
『これで解決…かな。』
>動けなくなったところに蹴りを見舞う。
>【シャーロック】と。
バキバキバキ………ガシャアァァァン!
>氷が砕けると同時に影は霧散した。
>残ったのは金色の目をした天海くん。
天海?「俺は無くしてしまったんす…」
最原「無くした…?」
天海?「この世で最も大事なものを…探したかっただけなんす…」
>そして、もう一人の天海くんはそう告げると消えた。
最原「大事なもの……か。うっ…」
>気が抜けると凄まじい倦怠感が僕を襲った。
明智「うぅっ…大丈夫かい、最原くん」
最原「なんとかね…明智くんこそ…」
>良かった…最悪な事にならなくて…
明智「とりあえず、ここから出よう…」
最原「そうだね…出てから色々と考えようか…」
>そうして、僕ら二人は天海くんを肩に担ぎ脱出した。
>この時僕らはまだ知らなかった…
>この出来事の裏で【絶望】が動き出していることを…
―――――――――――――――――――――――――
-???-
「あ~あ…マジかよ…助けるとか…」
「あいつは本当は死ぬ予定だったろ…」
「ま、いっか。『保険』はかけてあったし…」
「んーじゃ、帰りますか…」
―――――――――――――――――――――――――
20XX年 4/8 (Friday)朝:曇り
-明智の研究教室-
>昨日の出来事から一晩明け…
>僕は明智くんの研究教室にいた。
>勿論、目的はお互いに昨日の事を整理するためだ。
ガラガラッ
明智「ゴメン、依頼が長引いて…」
最原「構わないよ。依頼は大事だしね」
明智「さてと…昨日の事を整理するんだよね」
最原「とりあえず、気になったことを挙げてみようよ」
◆自由安価です!
気になったことをどうぞ
些細な事でも構いません!
下3ぐらいまででお願いします
天海について
発現した妙な力のこと
>>76
明智「天海くん…今は保健室にいるんだよね」
最原「そうだね…って二人で運んだでしょ」
明智「確認だよ。彼はキーパーソンなんだから」
最原「罪木さんが言うには特に異常はないから、今日の昼頃目を覚ますかもって」
明智「そっか…助けられたんだね…」
最原「とりあえず明智くん、【シャドウ化】って何?」
明智「じゃあ、それを説明する為に最原くんはユング心理学に詳しい方かな?」
最原「えっと…確か【人の持つ二面性】を研究した人…だっけ?」
明智「うん、大体はそれで合っているよ」
最原「あ、それの用語で【シャドウ】っていうのがあったよね。何か関係してるの?」
明智「そうだね。【人の持つ二面性】…普段僕らが演じている逆の方の人格を【シャドウ】と言う」
最原「演じている…つまり、『今の自分』とは正反対の人格って事?」
明智「まぁ、そんなとこかな」
最原「【シャドウ】は分かったけど肝心の【シャドウ化】について全然分からないんだけど…」
明智「まぁまぁ、【半シャドウ化】については教えたよね?」
最原「人の欲望が垂れ流しになって、理性が利かない状態…だよね?」
明智「正解。【シャドウ化】はそれが進行し、自分の【シャドウ】が暴走してしまう事…と聞いた」
最原「え…明智くんもよく分からないの?」
明智「完全に【シャドウ化】した姿を見たのは天海くんが初めてだからね…」
明智「しかも【半シャドウ化】から【シャドウ化】するにはかなりの時間をかけ、それに特定の条件と場所が必要なはずだけど…」
最原「ひょっとして、それが満たされていなかった…?」
明智「うん、僕の見た限りは」
最原「どういう事だろう…」
明智「ひょっとすると僕も知らない別の要素か、はたまた人為的なものか…」
最原「少なくともここじゃ回答は出せそうもないね」
明智「多分、この学園に【シャドウ化】に詳しい人がいるんだけどな…」
最原「何で多分?」
明智「極度の人見知りだからね…僕は直接会った事はない」
最原「世の中は広いなぁ…」
>>77
明智「あの時の君の力は…」
最原「僕も詳しくは分からないよ…ただ無我夢中で…」
明智「僕も見ていたけど、あの姿は【シャーロック・ホームズ】みたいだった…」
最原「うん…僕の…憧れ…」
明智「そして、氷を操る能力…」
最原「それに身体能力も上がっていたよ、僕はあんなにジャンプして蹴りを放つなんて出来ないからね…」
明智「それに鍵を持っていたよね」
最原「確かに持っていたけど…無いんだ…」
明智「無くしたの?」
最原「いや、そもそもあの鍵は僕の持ち物じゃないしね…」
明智「つまり、あの部屋で手に入れた物…か」
最原「謎は深まるばかりだね…」
明智「あの隠し部屋は何なのかとか、そもそも天海くんが聞いた噂は誰が言い出したのかとか、疑問が尽きないね…」
最原「それに不明な点が多すぎるから答えが出ない…」
明智「この問題には聞き込みも通用しないだろう…」
最原「結局、手詰まりか…」
明智「いや、まだ手段はあるよ」
最原「そっか、当事者に聞けばいいのか…!」
明智「そう。天海くんが目を覚ませば話を聞けるだろう」
最原「でもまだ時間が…」
明智「気分転換に外でも歩いてみたら?いいアイデアが浮かぶかもよ?」
最原「そうさせてもらうよ…休憩も必要だしね…」
明智「じゃ、また天海くんの所で」
最原「またね」
>僕は一時の別れを明智くんに告げ、研究教室を出た。
-ベルベットルーム-
最原「ここは…」
イゴール「ようこそ…ベルベットルームへ…ここは夢と現実…精神と物質の狭間の場所…」
最原「僕は…確か眠って…」
イゴール「ご心配召されるな…現実の貴方は確かに眠りについていらっしゃる…」
有里「心配しなくていいよ。ここは夢…みたいなものだからね」
イゴール「さてさて、貴方は【契約】を果たし…【試練】を乗り越えられた…」
最原「【試練】って天海くんのこと…?」
有里「そうだね…君は【力】を手に入れたはずだよ…」
イゴール「貴方は【素質】を開花させ…【力】を手に入れた…」
イゴール「その【力】を我々は【ペルソナ】と呼んでいます…」
最原「【ペルソナ】……」
有里「君は【絶望】に抗う【力】を得たんだよ…」
イゴール「では…湊…あれを…」
有里「これ…」
>有里が差し出してきたのは一枚のカードだった…
最原「このカードは…?」
イゴール「貴方は【力】を得た…が、それは一つでは小さく…拙い…」
イゴール「大切なのは【絆】…貴方自身が紡ぐ【絆】…」
有里「そしてそのカードは僕たちからの【絆】の証…」
イゴール&有里「これから、よろしく(お願い致します)…」
>二人の期待の心が深く伝わってくる…
―――我は汝。汝は我。
―――汝、【審判】との絆を得たり…
―――築いた関わりは永劫消えはせぬ…
―――汝、【審判】の力の一片を得たり…
すいません、直ちに更新します!!
―――ピキィン…―――
>…………。
>何だろう…この感覚は…
>まるで、欠けていたもの…
>いや、必要としていたもの…
>あるいはそのどちらとも…
イゴール「先程も申し上げた通り、貴方の【力】はまだまだ未熟…ですから他者との【交流】が不可欠なのです…」
有里「そこで得た【コミュニティ】はきっと君の【力】になる…」
イゴール「【交流】では何か良い影響を呼ぶやも知れません…相手との関係の進展や協力…貴方自身も成長できる事があります…」
有里「つまり、【仲間】…君の【コミュニティ】を築き上げるんだよ…」
>【コミュニティ】…
>確か【共同体】を意味する英単語だっけ…
イゴール「貴方はこれから様々な人と知り合うでしょう…」
有里「その人たちと【コミュニティ】を結べれば…必ず君の【力】になるよ」
イゴール「沢山の人と出会い…貴方だけの【コミュニティ】を築いてくださいませ…」
有里「君はもう感じたはずだよ…僕たちとの【絆】を…」
【Community Get!】
ベルベットルームの住人 審判 Rank1
【Community Skill Get!】
蒼の誘い(ベルベットルームへこちらから入れるようになる)
有里「そのカードがあれば君は眠らなくてもこっちに来れる…」
最原「ありがとう…」
イゴール「お客人を手助けするのは私達の役目ですからな…では、また…」
>有里の持っている本が輝きだした…
>しかし、またここに来れるのは確かだ。
>そして、僕は目を覚ました。
>時計を見ると11時半過ぎ…
最原「少し早いけど、天海くんの所に行こう…」
-保健室-
コンコン、ガラガラ…
最原「失礼します…」
忌村「あら、いらっしゃい…」
最原「あの…天海くんは…」
>忌村さんは奥のベッドを指さした。
忌村「そこよ、今は罪木さんが検査してるわ…」
最原「ありがとうございます」
>奥のベッドへ足を進める。
最原「天海くん…大丈夫?入ってもいいかな?」
天海「いいっすよ」
>カーテンを引く。
>そこには元気そうな天海くんと座ったまま寝ている罪木さんがいた。
罪木「うゆぅ…うゆぅ…」
>随分と特徴的な寝息だ…
天海「昨日から付きっきりだったみたいっす」
最原「……。しょうがないね」
>二人で困ったような笑みを浮かべる。
>よかった、ちゃんと『天海くん』だ。
天海「最原くん、話したい事があるんすけど…」
ガラガラ!ガタン!
明智「最原くんはいる!?」
忌村「どうしたの…?騒がしいわね…」
明智「殺人事件です…この学園で!」
最原「本当に!?」
明智「そんな笑えない冗談は言わない…」
明智「役に立ちそうな【超高校級の才能】持ちを今、収集しているそうだ…」
最原「なら、僕と明智くんは適任だね…天海くんは…」
天海「俺もいくっす。体調はバッチリだし、足は引っ張らないっすよ」
明智「よし、早く行こう!」
最原「場所は?」
明智「屋上…本校舎の屋上だ!」
>こうして、僕たちは紛れも無い【非日常】へと足を踏み入れて行くのであった…
構想を練っておりました!!
更新します!!
-屋上-
天海「うっ…ッ!」
明智「ここまでとは…」
>漂う血臭…
>そして、給水塔の壁に磔になっている被害者…
>その足には大きな槍のようなものが突き刺さっている…
???「何が目的なのかしらね…この犯人は…」
>声のした方を振り向く。
>そこには僕と同い年であろう女の子が立っていた。
霧切「私は霧切響子…【超高校級の探偵】よ…」
>なんかもう…
>後、三人ぐらい【超高校級の探偵】っているんじゃないだろうか…
霧切「貴方…最原終一くんよね…」
最原「うん…そうだけど…」
霧切「【探偵図書館】には登録してるの?だとしたら貴方の【ナンバー】を教えてくれる?」
>【探偵図書館】…
>世界中の探偵を登録し、時には斡旋する組織…
>そこに登録してある探偵には登録番号と【ナンバー】が与えられる…
>【ナンバー】は得意な事件のジャンルと探偵としての実績を示すもの…
>けれど僕は…
最原「僕は【探偵図書館】には登録していないんだ。僕の叔父さんも登録してなかったしね…」
霧切「そう…」
最原「でも、この手の事件には関わった事はあるから役に立てると思うよ」
霧切「そう…あんまり話していても事件は解決しないし、そろそろ捜査を始めましょう?」
最原「そうだね…」
▼判定です。
コンマで最原くん達の捜査の結果が変わります。
1~30 普通
31~60 まずまず
60~98 警察と同等の結果
ぞろ目で…?
直下でお願いします!
よ
>>91 あれま!
一時間後…
明智「じゃあ、報告会を始めようか」
>あの後、僕たちはそれぞれ別れ捜査を開始した。
>今はその結果報告会…ってところだ…
明智「まずは、僕から」
明智「被害者は【小西早紀】。【希望ヶ峰学園】の二年生。」
明智「そして、【予備学科】の生徒だ」
天海「【予備学科】っすか…」
>【予備学科】。
>三年前に設立された一般生徒向けの学部。
>しかし、そこに入るには多額の入学金を必要とするらしい…
>それでも世間は【希望ヶ峰】というブランドを欲しがり、入学する者は後を絶たないという…
霧切「それで…?」
明智「彼女は三日前から誰も連絡がつかなかったらしい。学園側もそれを知っていた…」
天海「隠蔽の匂いがするっすね…」
明智「僕からはここまでだね。【予備学科】の生徒にも話を聞きたかったけどあまり彼らは僕たちの事を良く思ってないみたいだ」
天海「じゃあ、次は俺が話していいっすか?」
最原「うん、お願いするよ」
天海「俺は被害者…小西さんの事を調べたっす」
天海「彼女の自宅はこの学園の近くにあるアパート。そこでの弟さんとの二人暮らしっすね」
天海「家族構成は両親に弟…両親は実家で酒屋さんを営んでいるそうっす」
天海「あまり裕福な家庭じゃないみたいっすね。姉弟揃って学費を稼ぐためバイトをしてるそうっす」
最原「大変だったんだね…」
天海「ホントに【予備学科】は金が掛かるっすからね…」
天海「後、【超高校級のアルバイター】花村くんとも交流があったみたいっすよ?」
明智「へぇ…花村くんとか…」
最原「花村くん…大丈夫かな…」
霧切「終わりかしら?」
天海「そうっすね。明智くんにも手伝ってもらったんすけどやっぱりこんなところが限界でした」
最原「いや、充分凄いよ。ありがとう」
霧切「次は私ね…」
霧切「私は小西さんの遺体を調べたわ…」
最原「えっ、平気なの…」
霧切「しょっちゅう見てるから問題ないわ…」
霧切「話を進めるけど、詳しい死因は不明ね…」
霧切「足に刺さった槍がそれかと見たけど違うらしいわ」
明智「らしい…って誰かに任せたのかな?」
霧切「えぇ、私一人では結果に不安があったから罪木さんを呼んだわ…」
>罪木さん…大丈夫かな…
霧切「外側から見れる限りは不明…あの槍は死後に刺されたものだわ…」
天海「後は解剖するまでわからない…って事すか…」
霧切「そうね…私からはここまでよ…あまり役に立てなくてすまないわ…」
最原「そんなことないよ…霧切さんは役に立ったよ…」
霧切「……。ありがとう…」
最原「最後は僕かな…」
天海「大トリっすね」
最原「あんまり大したことはないんだけど…」
霧切「些細なことでもいいのよ、探偵は警察ではないのだから…」
最原「そうだね…僕は色んな人に聞き込みをしたんだ」
明智「事件の関係者とか関係なくかい?」
最原「うん、その方が多角的な視点を得られると思って…」
天海「どうだったんすか?」
最原「あんまり芳しくなくてね…」
霧切「そもそも、この事件を知っている人はどのぐらいいるのかしら?」
最原「全くもってその通りだよ…」
明智「事件を知っている人があまりにも少なすぎた…ということは…」
最原「失敗だったね…」
天海「発想は悪くなかったんすけどね」
明智「でも、これで事件についての皆の関心が上がったから警察が聞き込みをするときに役に立つんじゃないかな」
最原「そうだといいね…」
天海「そう落ち込まないで…ちゃんと聞き込みをした。っていうことは事実っすから」
霧切「結果は過程に比例する…貴方のやったことはしっかりと返ってくるはずよ…」
最原「みんなごめんね…ありがとう…」
すみませぇん!!
色んな勉強をしてたら遅れました!!
只今、更新しまぁす!!
明智「こんなとこかな?」
天海「凄いっすね…警察の初動捜査並みに集まったんじゃないすか?」
霧切「これだけの【超高校級】が集まれば造作もないと思うわ…」
最原「そろそろ、警察が来るんじゃないかな…」
>僕は屋上のフェンスから下を覗くとパトカーが向かって来るのが見えた。
天海「それにしても遅くないっすか?」
明智「学園長が到着を遅らせるって言ってたよ。【超高校級】のみんなには存分に才能を発揮してもらいたいから、だってさ」
霧切「随分と才能に拘るのね…この学園は…」
>『通報』ではなく『到着』を遅らせる?
>やはり、この学園は色んなとこと繋がっている…
>それも根深く…
バターン!!
>屋上のドアが開く音がした。
天海「警察っすかね。もうパトカーが来てますし」
???「ここから稼げそうなニオイがするべ!」
>入ってきたのは警察ではなくウニのような凄い頭をした人だった。
霧切「はぁ…何しに来たの?葉隠くん…」
葉隠「オレの勘が屋上に来いって囁いたんだべ!」
天海「あの人…誰っすか?」
霧切「【超高校級の占い師】葉隠康比呂くん…私たちと同じ新入生よ…」
明智「【超高校級の占い師】か…」
葉隠「お!そこ今オレの話をしてたべ!」
明智「単刀直入に言おう。葉隠くん君の【才能】を借りたいんだけど…」
葉隠「オレの占いは高ぇぞ~!10万や20万じゃきかないべ!」
明智「そんなにするのか…困ったな…今は用意できないし…」
天海「……………」
天海「確か事件解決の功労者には褒賞金が出るっすよね…」
>天海くんがこっちを向いてウインクをしてくる…
>そういうことだよな…?
最原「そうだね、天海くん。警察からかなりの額が貰えるはずだよ」
葉隠「その話…マジだべか…?」
最原「嘘はついてないよ…」
>けれど、そもそも貰うことが難しいんだけどね…
>僕は言ってる事に関しては嘘はついていない…
葉隠「よぉし、霧切っち達が困ってるから力を貸してやるとすんべ!」
葉隠「決してこれは金目当てとかじゃないべ!」
明智「ありがとう、葉隠くん。役に立ったら警察にちゃんと言っておくから」
葉隠「おう、そうしてくれ!」
>そう言うと葉隠くんは懐から水晶玉を取り出した。
葉隠「これはオレがまるまる3年賭けて買った水晶玉だべ!」
>何か今『かけて』のイントネーションがおかしかった気がするけど…
葉隠「いくべ!むむむ…ッ!」
天海「凄く集中してるっすね…」
明智「どうかな…?」
霧切「あまり当てにしないほうがいいと思うのだけど…」
最原「え、どうして?」
霧切「彼の占いは3割の確率でしか当たらないのよ」
明智「じゃあ7割外れるってことかい?」
霧切「そういう事になるわね…」
天海「霧切さんがあまり乗り気じゃなかったのはこの事実を知ってたからなんすね…」
葉隠「それは違うべ!」論破!
最原「急にどうしたの!?」
葉隠「いや、これは言っとかねーと思ってな」
葉隠「あけっち達はオレの真の凄さを分かってねーべ!」
明智「今呼ばれたのは僕の事かな?」
天海「多分、そうっすよ。」
最原「あの…真の凄さって…?」
葉隠「オレの占いは『ぴったり3割』!『どんなことでも』当たるんだべ!」
明智「それは……!ちょっと微妙かな」
>………。
>いや…よく考えたらかなり凄いんじゃないか…?
>例えば葉隠くんが「明日地球が滅亡するべ!」と言ったら3割で滅亡するってことだよな…
葉隠「でも、2009年と2011年の地球滅亡の占いは当たらなかったべ」
>前言撤回。半々くらいで信用しとこう。
天海「占いででたんすね…しかも2回も…」
葉隠「ま、オレの占いは突然ビビっとくるもんだからな!」
明智「それって直感ってことだよね?」
葉隠「それも違うべ!」再び論破!
葉隠「インスピレーション占いと言ってほしーべ!そんな直感なんてダサいもんじゃねーんだぞ!」
霧切「とりあえず…今の占いの結果は出たの?」
葉隠「あ、そうだべ!手がかりは【校舎裏】だべ!」
>!!?
>【校舎裏】って…
>あの【場所】のことか!?
明智「……。いったい【校舎裏】とこの事件に何の関係が?」
葉隠「それは知らん!」
明智「知らないって…」
葉隠「オレの占いはインスピレーションだからな!ビビっとくるもんだからな!」
天海「その台詞はさっき聞いたっすよ…」
霧切「はぁ…無駄足だったみたいね…」
明智「とりあえず、皆で連絡先だけでも交換していかないかい?」
天海「そうっすね。何かあったら意外と便利ですし」
葉隠「よし!オメーらの【RINE】教えろ!」
明智「君も入るのかい?」
葉隠「当然だ!金…じゃなくて真実が知りたいからだべ!」
>捕捉説明。
>この世界ではコミュニケーションツールに【RINE】というアプリが使用されている。
>元ネタは…まぁお察しで。
霧切「これでいいの?」
天海「あ、OKっすよ」
明智「グループの名前は…」
葉隠「お宝発掘隊だべ!」
霧切「却下ね」
明智「うーん…何かいい名前がないかな…」
天海「最原くんは思いついたっすか?」
◆自由安価です。
最原くん達のグループチャット名を決めて下さい。
いい感じのをお待ちしております。
(私にはセンスが皆無なので…)
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