ダンガンロンパSSです。初投稿につきお手柔らかに。
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苗木「なんか珍しいデザインのカードだなあ」
朝日奈「色んな数字が書いてあるね!」
桑田「名前は……「fabfib」……?」
十神「説明によるとどうやら、数字の書かれたカードを使った心理ゲームのようだな」
葉隠「なんか面白そうだし、やってみるべ!」
すいませんid変わりましたが気にしないでください
朝日奈「つまりどういうこと?」
葉隠「俺っちがから説明するべ!
0?9の数字が書かれたカードが山にたくさんある。こんなかからまずは3枚引くんだべ!」
(7 3 6)
葉隠「そしたらその3枚を大きい順に並べるんだべ!」
(7 6 3)
葉隠「そしてその数字を宣言して、隣の人に渡すんだべ!」
葉隠「霧切っち、763だべ!」
霧切「カードを受け取った人は、その中から何枚か交換するのよ」
霧切「例えば3を交換するとしたら、3のカードを捨てて、山から1枚引く」
(7 6 3)→(7 6 8)
霧切「引いたらまた、大きい順に並べるのよ」
(8 7 6)
霧切「そうしてまた次の人に宣言して回す」
霧切「この時、宣言する数字はもらった時よりも必ず大きい数字でなくてはならないの」
霧切「例えば763の後に876は宣言できるけど、761は宣言できないわ」
霧切「十神くん、876よ」
十神「6のカードを交換してみるか」
(8 7 6)→(8 7 2)
十神「また次に宣言して回す訳だが、このまま宣言すると876を下回ってしまう」
十神「だから俺は嘘をつかなければならないのだ」
十神「山田、俺のカードは887だ」
山田「すると拙者は、十神白夜殿が本当に887というカードを送ってきたか判定する」
山田「もし十神白夜殿が嘘の宣言をしていると思った時には、拙者は受け取りを断りカードの開示を要求できる」
山田「もし本当に十神白夜殿が嘘をついていた場合は、十神白夜殿の負けとなり、本当は嘘をついていなかった場合には拙者の負けとなる」
苗木「こうやっていって、2回負けがついた人がゲームから脱落する。最後まで残った人の勝ちなんだ」
不二咲「うぅ……説明が難しいよぉ……」
大神「うむ……だが一度やってみなければ何も始まらぬだろう」
桑田「じゃあ最初のゲームはじめっか!」
まずは5人でやります。メンバーは安価下5まで
書き込みお待ちしています!
あ、1のキャラのみでお願いします
苗木「よし、始めよう!」
十神「俺からだな……まずは3枚引く」
(6 5 2)
十神(俺にしては悪い引きだな……まあいい、まずは正直に伝えてやるか)
十神「652だ」
霧切「受けとるわ」
霧切(十神くんは本当のことを言っていたようね……まあ確かにこの時点で嘘をつく理由もないわ)
霧切「1枚交換するわ」
(6 5 2)→(8 6 5)
霧切(大きな数字が出たわね……そのまま回しましょう)
霧切「苗木くん、865よ」
苗木(大きな数だ……でも断るわけにはいかない)
苗木「受けとるよ!」
苗木(でもどうしたらいいんだろう……とりあえず一番小さいカードを交換してみよう)
苗木「1枚交換するよ!」
(8 6 5)→(8 6 6)
苗木(よし、さすが超高校級の幸運!)
苗木「不二咲さん、866だよ!」
不二咲(一番小さい5を替えたとしても、もとの数字を越える確率は4割……もともとより小さくなってる可能性の方が高い……だから嘘の方にかけるよ)
不二咲「それは嘘だよぉ!」
霧切「苗木くん、カードをオープンして」
(8 6 6)
苗木「本当に866だよ!」
不二咲「あぁ……確率が幸運に負けたよぉ……」
山田「人を疑ってはいけない、ということですな」
十神「フン、このゲームは人を疑ってなんぼだ」
不二咲「次は僕からだよぉ」
(9 3 0)
不二咲(いい引きだね……)
不二咲「930だよぉ」
山田「お受けしましょう」
山田(不二咲千尋殿のカードは本当に930ですな……ならば拙者は)
山田「2枚交換しましょう」
(9 3 0)→(9 2 2)
山田(なんと……!しかしここは上手くごまかさねば……)
山田「952ですぞ」
十神(俺の引きならば、この数字を上回ることも簡単だろう)
十神「もらっておこう」
十神(なんだと……!まあいい、ここは本当に952を受け取ったフリをしなければならない)
十神「1枚交換するぞ」
(9 4 2)
十神(嘘をつかねばならないのだな)
十神「954だ」
霧切(カードを受け取った直後の十神くんのわずかな表情の変化……きっと山田くんから嘘のカードが回ってきたのね。だとすれば……)
霧切「十神くん、それは嘘でしょう?」
(9 4 2)
霧切「どうやら私の読み通りのようね」
十神「チッ……愚民どもめ」
苗木「霧切さんすごいなあ……」
霧切「次は私からね」
(8 3 2)
霧切(なかなかの数字ね)
霧切「苗木くん、832よ」
苗木「受けとるよ!」
苗木(2だけ交換でもいいけど、せっかくだし今度は2枚替えてみようかな)
苗木「2枚交換するよ!」
(8 3 2)→(8 8 7)
苗木(一気に大きくなった……)
苗木「887だよ!」
不二咲(苗木くんは強運だしこの数字はあり得るね……さっき外してるしここは)
不二咲「受けとるよぉ」
不二咲(苗木くんの引きはすごいなぁ……でもここはなんとかして9を1枚でも引かないと……そのためには)
不二咲「3枚交換するよぉ」
苗木(えっ!?)
十神(何ィ?)
(8 8 7)→(9 6 2)
不二咲(3枚替えた方が確率が高くなるんだよぉ)
不二咲「962だよぉ」
山田(不二咲千尋殿が3枚ともカードを交換したのは、9を引こうとしたからでしょうな……しかしそう簡単に引けるとは思いませんぞ!)
山田「不二咲千尋殿、それは嘘ではございませんか!」
(9 6 2)
山田「なんと!」
苗木「すごい……!」
不二咲「1枚でもいいんだったら、9を引く確率は意外と高いんだよぉ」
山田「次は拙者からですな」
(4 4 1)
山田(控え目な数字ですなあ)
山田「十神白夜殿、441でございますぞ」
十神「受けとろう」
十神(フン、こんな小さな数字……1枚交換で十分だ)
十神「1枚交換だ」
(4 4 1)→(4 4 3)
十神(さっきからどうも引きが悪いな……まあよかろう)
十神「443だ」
霧切「受けとるわ」
霧切(なるほど……この数字……少し仕掛けてみるのも悪くなさそうね)
霧切「1枚交換するわ」
霧切「743よ」
苗木(ん……あれ、何かがおかしい……?む……これは!)
苗木「霧切さん、それは違うよ!」
苗木「もし443から1枚交換するなら、一番小さい3のカードを交換しているはずだよ!でも3のカードは残っている……つまりそれは嘘なんだ!」
(7 4 3)
霧切「甘いわ、苗木くん。交換するカードは一番小さい数字とは限らないのよ」
山田「なるほど……!お見事なトリックですぞ!」
十神「この程度の小細工さえ見抜けないとはな……」
苗木「次は僕からだね」
苗木「974だよ!」
不二咲(苗木くんは本当に引きが強いなぁ)
不二咲「受けとるよぉ」
(4 1 0)
不二咲(ちょ、ちょっと苗木くん!全然違う数字じゃんよぉ……)
不二咲(でもここはなんとかごまかさないと……)
不二咲「1枚交換するよぉ」
不二咲「976だよぉ」
山田(拙者は一度負けている以上、もう一度もミスはできませんな……ここは慎重に)
山田「お受けしましょう」
山田「1枚交換しますぞ」
山田「977ですぞ」
十神「山田、それは嘘だ」
(6 1 0)
山田「あわわ……」
十神「ほれ見ろ、全くのデタラメではないか。不二咲がカードを受け取った時点で、俺は既に気づいていた」
不二咲「やっぱり顔に出ちゃうんだよぉ……」
霧切「これで山田くんは脱落ね」
あ、オシオキとか全然考えてなかった。まあもしお望みならばみなさまの脳内で笑
十神「俺からだな」
十神(ようやくだな……)
十神「霧切、俺の数字は865だ」
霧切「受けとるわ」
(8 6 5)
霧切(これはかなり厳しいわね……さっきの不二咲のように9を狙いにいきましょう)
霧切「2枚交換するわ」
霧切「987よ」
苗木(僕はすでに1回ミスしてて後がない……でも987を超える数字を確実に引ける保証もない……きっと不二咲さんは、次僕が何と言おうとも受け取らないだろう。ならば……これしかない!)
苗木「霧切さん、それは違うよ!」
(8 3 3)
霧切「苗木くん、よくわかったわね」
苗木「いや……僕はただ、受け取ったところでそれよりも大きな数字を引ける自信がなくて」
霧切「ふーん……」(超高校級の幸運、なのにね……)
苗木「え?霧切さん今なんか言った?」
霧切「なん・でも・ない」
苗木「僕からだね」
苗木「730だよ」
葉隠(すごいべ!730って一文字ずつひっくり返したらLEOって読めるべ!)
桑田(あ?それがどうした?)
葉隠(……特に意味はないべ)
不二咲「2枚替えて755だよぉ」
十神「受け取ろう」
十神(……ニッ)
十神「1枚替えて772だ」
霧切(十神くんのあの笑み……!普通なら755を1枚替えて772なんておかしいはず、でもあの笑みは……きっと罠だわ)
霧切「受けとるわ」
(7 7 2)
霧切(受け取ってよかったわ……きっと不二咲さんのが嘘だったんでしょう……ならば私は……)
霧切「2枚替えて852よ」
苗木(霧切さんはさっき、最高数字以外のカードを交換した。ならば今回のも不自然じゃないはず!)
苗木「受けとるよ!」
霧切(上手くいったようね)
(7 4 1)
苗木(うわ……一つも一致してないよ……どうしようかな)
苗木「2枚交換するよ!」
苗木「973だよ!」
不二咲(さっき852だったのに……全部替わってるなんておかしいよ)
不二咲「苗木くん、それは嘘だよぉ」
(9 7 3)
苗木「本当だよ!」
十神「またか……」
霧切「これは……間違えても仕方ないわね」
不二咲「どこまでが本当でどこからが嘘かわかんないよぉ……」
苗木「これで残りは3人だね」
読んでくださっている心優しい方はいらっしゃるんでしょうか……やっぱりfabfibは知名度低いんですかね。僕の一番好きなカードゲームなんですが……笑
十神「また俺からか」
十神「762だ」
霧切「受けとるわ」
霧切「2枚交換するわ」
(7 6 2)→(7 6 2)
霧切(同じものを引いてくるなんて珍しいわ……)
霧切「870よ」
苗木(ここは勝負にいく所じゃない)
苗木「受けとるよ!」
(8 5 2)
苗木(また全然違うのが来た……どうしようかな……)
苗木「2枚交換するよ!」
十神(なぜ1枚ではない……870ならば0のカード1枚を交換すれば確実だろうが)
苗木「884だよ!」
十神「苗木、それは嘘だろう?」
(8 7 0)
苗木「その通りだよ……」
霧切「今のはわかりやすいわ。普通、870だったら1枚だけ交換するでしょう」
十神「最後にボロが出たな……詰めが甘い」
苗木「……でも、考えてみれば僕は最後、霧切さんの直前の宣言の数をぴったり引いてきたことになるのか」
霧切「どうやらあなたの幸運に間違いはないようね」
間違えた
苗木が受け取ったのは852じゃなくて762です
十神「いよいよ残り2人か……一騎討ちだな」
霧切「お互いにカードの中身が筒抜けってことね」
十神「俺からだな」
(8 2 0)
十神(微妙だな……だが仕方ない)
十神「820だ」
霧切「受けとるわ」
霧切「2枚交換して」
霧切「875よ」
十神「いいだろう」
(8 4 4)
十神(何!?嘘をつかなくてもいい場面で嘘をついた!?)
十神(しかし俺の手札は霧切には筒抜けだ……どうするべきか)
十神「」
十神「877だ!」
霧切(2枚引いて、果たしてどのくらいの確率で75を超えられるの?)
霧切(……いやそんなはずはないわ!これが私の初めからの狙いよ!)
霧切「それは嘘だわ!」
(8 6 5)
十神「くっ……」
霧切「読み通り……私の勝ちのようね」
十神「俺が……負けた……だと!?」
この先どうしましょうかね。
とりあえず、もう>>1は眠いので寝ますー。
読んでくださった方、安価くださった方ありがとうございました!
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