【モバマスSS】聖「カラオケに」雪美「行って…みたい……」 (14)

ひじりんと雪美ちゃんが初めてカラオケに行って、そこでカラオケバトルする話です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514038402

モバP「えっ?カラオケ……?」

聖「そう…だめですか?」

雪美「だめ……………?」

モバP「いいけど、俺なんかとより友達と行ったほうがいいんじゃないのか?」

雪美「ううん…………モバP……一緒が…良い…………」

聖「私も……モバPさんと一緒が良いです……」

ちひろ「行ってきてあげてください」

モバP「ちひろさん!?」

ちひろ「聖ちゃんと雪美ちゃんのオフ、かぶってますし」

ちひろ「モバPさんも有給を使っちゃいましょう♪」

モバP「い、いいんですか!?」

ちひろ「もちろんです」

モバP「ありがとうございます!神!女神!ちひろ!」

ちひろ「褒めても何もでませんよ。それに、たまにはアイドルサービスも大切ですからね♪」

――――――――――

モバP「ここがカラオケルームか、綺麗な部屋だな」

聖「モバPさんも初めて……?」

モバP「ううん、でも最後に来たのはだいぶ前だしそのときはもっと小汚い部屋だったよ」

雪美「だいぶ前……、江戸時代………?」

モバP「そうそう、昔は扉じゃなくて障子だから音漏れが……って何年前だよ!」

聖「すごい……のりつっこみ……」

モバP「そういえば二人はどうしてカラオケに来ようと思ったの?」

聖「思いっきり好きなだけ歌えるって聞いて……」

モバP「なるほど、聖ちゃんらしい理由だな。雪美ちゃんは?」

雪美「飲み物………混ぜ放題…………」

モバP「それサ◯ゼリアでもいいじゃん……」

雪美「冗談…だよ……。私も……歌いたい………」

モバP「よかった」

聖「早速歌う?」

モバP「そうだね」

雪美「………………」ピッピッ

モバP(流石現代っ子だな、もう機械の使い方をマスターしてる)

モバP「ところでさ」

聖「なんですか…?」

モバP「なんで二人共わざわざ俺の隣に座るの?」

モバP「向こうの席のほうが広くない?」

雪美「モバP…隣………落ち着く…………」

聖「私もです……」

モバP「そう」

雪美「モバP………歌って…………」

モバP「いや、俺はいいよ」

聖「私も……モバPさんの歌声…聞いてみたいな……」

モバP「い、一曲だけだよ」

雪美・聖「「じゃぁ……私の曲を………」」

モバP「えっ」

雪美「聖………曲………難しい………」

聖「雪美ちゃんのも難しいと思うけど?」

モバP「どっちも難しいよ!もっと簡単なやつで!」

雪美「戦うしか……ない…………」ゴゴゴゴゴゴゴ

聖「そうだよね」ゴゴゴゴゴゴゴ

雪美「先攻………もらうよ………」ピッピッ

聖「うん、いいよ」

雪美「私の…ターン……『Secret Serenade』を…セット……」

聖「いきなり持ち歌を選曲……雪美ちゃん、本気なんだね…」

雪美「うん…………」ピピピピピピッ

モバP(すげぇ、前奏の間にものすごい早さで音量とかキーとかいじってる!)

モバP(やっぱ現代っ子ってすごいなぁ……)

モバP(って、カラオケ初めてにしては慣れすぎてない!?!?)

聖(これが歌の力です……)

モバP(脳内に直接語りかけないで……)

雪美「~♪」

モバP(やっぱ雪美ちゃん歌上手いなぁ)

雪美「………………どうだった?」

モバP「良かったよ」

ガチャッ

千秋「100点満点中5000兆点ね」

モバP「なんでいるの!?」

千秋「失礼するわ」

ガチャッ

モバP「なんなのなの」

聖「次は私の番……」

雪美「うん………」

モバP「二人とも気にしてないのか……?」

聖「雪美ちゃんがその気なら……私も……」ピピピピピピッ

モバP「相変わらずカラオケ初めてと思えないデンモク裁きだ」

聖「聞いてください……『silence is golden』……」

モバP(すごいなカラオケ店でアイドルが持ち歌歌ってる……)

モバP(そういえばさっきの千秋さんは何だったんだ……)

聖「……どうでしたか?」

モバP「うん、すごくよかったよ」

ガチャッ

モバP「千秋か!?」

イヴ「100点満点中五千兆点ですぅ~」

モバP「なんでだよ!?」

イヴ「失礼しました~」

ガチャッ

モバP「なんなのなの」

聖「同点だね……」

雪美「うん…………」

モバP「もしかしてあれ審査員だったの!?」

雪美「次……私………」

モバP「たぶんあの二人が審査員やっている間は一生決着つかないと思うぞ」

聖「決着が付くまで……やろう……」

雪美「うん……やろう…………」

モバP「フリータイムにしててよかった……」

――――――

雪美「私の番…………『黒猫のタンゴ』………」

千秋「無限点!!!」

モバP「小学生かよ!!!」

聖「私は……『ジングルベル』だよ……」

イヴ「無限点ですぅ~」

モバP「わざと同点にして歌聞こうとしてない?」

―――――――

千秋「ふぅ、いちいちドアを開け閉めすると他のお客さんに失礼だからここに居るわね」

イヴ「あっ、私飲み物取ってきますぅ~。何か要りますか?」

雪美「私も……行く…………。モバP……何…飲む……?入れて…来る………」

モバP「ありがとう、お茶でいいよ」

千秋「この部屋、5人で居るには少し狭いわね」

モバP「自分たちの部屋に戻りなよ」

千秋「部屋は取ってないわよ」

モバP「もう営業妨害だからね?」

聖「なるほど……これがカラオケの楽しみ方……」

モバP「絶対ちがうからね?真似しちゃだめだよ?」

イヴ「戻りました~」

雪美「モバP………はい……お茶……」

モバP「お茶ってこんな茶色くないよね?」

雪美「……私……信じて……大丈夫…」

モバP「大丈夫じゃないやつだこれ」

千秋「モバPさん、それはお茶よ」

モバP「もう帰っていいですよ千秋さん」

イヴ「聖ちゃん、何みてるの?」

聖「履歴です……みんながどんな歌を歌っているのか知りたくて」

イヴ「こうやってみるとどんな人がここに来たか想像できますね」

モバP「そこ、イチャイチャしない」

雪美「そう……。まだ……決着……ついて…ない……」

モバP「まだやるの!?」

聖「決着がつくまでやります……!」

モバP「もうさ、カラオケの採点機能で決着付けたほうがよくない?」

千秋「ちょっとあなた、機械ごときに佐城さんや望月さんの歌の良さがわかるって言ってるの!?」

イヴ「ひどいですよモバPさん、見損ないました」

モバP「あんた達が採点しないからでしょ!!」

イヴ「ちゃんと審査してますよぉ~」

千秋「そうよ、私達は厳正に審査してるわよ」

モバP「もう勝手にやってくれ……」

イブ「それじゃぁまだまだ行きましょ~」

聖・雪美「おー……」

――――――――――

モバP(結局あの日は二人の同点に次ぐ同点で引き分けに終わった)

モバP(あと千秋とイヴの分もなぜか俺が払うことになってしまった)

モバP(まぁでも二人共楽しんでたしよかったよかった)

聖「雪美ちゃん、次は負けないよ」

雪美「今度こそ……勝つ……」

モバP(すっかりカラオケにハマったみたいだな)

モバP(でも聖も雪美も浮世離れした雰囲気があるからカラオケにハマるってちょっと意外だな)

聖「次は音葉さん行きつけの森でどっちがたくさん歌で小鳥さんを呼べるか勝負だよ」

雪美「わかった………」

モバP「若者の浮世離れ!!!」

終わり

以上です。
読んで頂き、ありがとうございました。

前作です。
翠「もう想像に任せてられません」
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