【アズールレーン SS】です
――――発着場
青葉「赤城さん!? お、お早いお着きで……でもまだ取材時間では」
赤城「どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして」
青葉「ひぇっ」
赤城「……どうしてこの赤城が1位ではないのでしょう……? 指揮官様は、赤城を好いておられないとでも……?」
青葉「い、いえ今回Cグループは確かに1位のユニコーンさんが突出しているとはいえ、残りはまだどうなるか分かりませんし」
赤城「それでも、すでに私が指揮官様にとって一番大切だと証明される機会は失われたということですわよね……?」
青葉「あ、えと、それは、その……」
赤城「あぁなぜ、なぜ! なぜなんですの!? これだけお慕いしておりますのに……尽くしていますのに……!!」
赤城「理解が出来ませぬ……信じたくもありません……やはりこれは、ここに目障りなものが多いためでしょうか」
赤城「それとも……どこぞの巫山戯た記者が、ことあるごとに私が危険などという根も葉もない噂を指揮官様に届けたためでしょうかねぇ……?」
青葉「いや、それは、その……えっと」
赤城「ねぇ青葉……? 私、あなたに少し聞きたいことがあるの……うふふふふ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1511532005
青葉「は、はいなんでしょう……?」
赤城「焼かれるなら、一瞬で消し炭になるのと、じっくり炙られるの、どちらがお好きかしらぁ?」ニコッ
青葉「ちょ、ちょっと待って下さい爆撃されるのは確定なんですか!? ま、まずは弁明を」
赤城「黙ってくださる? それもこれも事あるごとに、私が恐ろしいやら、危険やらなどと嘘を記事に書くのがいけないんですよ」
青葉「し、しかしそれらは私が取材によって得た証言を元に書いていて、つまり嘘なんかじゃ……!」
赤城「聞いた相手が加賀はともかく翔鶴など……私を貶めるための流言だと、その頭と耳では考えられない……そういうことね?」
青葉(あ、だめだこれ完全に他人の話が聞こえないモードになってる……私、ここで終わりかも……)
???「ちょーっと待ったぁああああ!!!」シュピーン
赤城「何奴!?」
青葉「誰!?」
夕立(?)「喧嘩ならこの夕立も混ぜろって」ズルッ
夕立(?)「ぁぁぁああああ!?」
ゴロゴロゴロ ドボーンッ!!
赤城「……」
青葉「……」
夕立(?)「わ、わぷ、滑って! し、沈む……助けてー!」ガボガボ
赤城「……うふふふふ、さて青葉、まずはその役に立たない耳から焼いてあげますわぁ……それも出来るだけ痛くねぇ」ニコニコ
夕立(?)「た”す”け”て”ぇ”ぇ”ぇ”」ガボガボ
青葉「……えー、赤城さん、後で私をどうとでもしてくれていいですから、ちょっと待っててくれませんか?」
赤城「……仕方ないわねぇ……あれ、うるさいもの」
青葉「ありがとうございます。では――サンディエゴさん! ほら、捕まって!!」スッ
サンディエゴ「わぷっ、わぷっ……! う、うん!!」バシャバシャ
グイッ ドサッ
サンディエゴ「げほっげほっ……ふひぃぃ……あ、ありがとう青葉ちゃん……」グッタリ
青葉「いいんすけどね。で、夕立さんの変装で割り込んできたのはどういうつもりだったんですか?」
サンディエゴ「ほら、また今回も人気投票に関する取材をするんでしょ! だから夕立ちゃんの代わりに私を取材してもらおうって!」ニパッ☆
※サンディエゴ
http://i.imgur.com/8AwI7IY.jpg
サンディエゴ「でも発着場に来てみたら青葉ちゃんがピンチだったから、ここは颯爽と助けて恩を売っておけば後々私の有利なことに」
青葉「なりませんから」
サンディエゴ「なんだってー!?」ガーン
青葉「仮に助けられたとしても、前にも言ったとおり人気投票に関して一人に対し取材は一回! これは譲れません!」
サンディエゴ「そ、そんなぁ……」
青葉「……まぁ、割り込んでまで助けよとしてくれた意気込みだけは感謝します。いつか別件で融通してあげるくらいなら……」
サンディエゴ「……やった!! 青葉ちゃんありがとう~♪」
青葉「で、ですが絶対、今回の人気投票ではもうサンディエゴさんに有利になる記事は書きませんよ? 分かって下さい」
サンディエゴ「ぬふふ、そう言いつつ、段々とこのサンディエゴちゃんに優しくなっていくんでしょ? ね、ね!」
青葉「ありえません。それより、本物の夕立さんはどうしたんですか?」
サンディエゴ「あの子なら明石ちゃんが新しい装備用意してたって言ったら、『見てくる!』って――」
赤城「…………そろそろ、よろしいかしらぁ?」
ババババババッ ババババババッ
青葉「うわっ!? いつのまにか周りに大量の航空機が!?」
サンディエゴ「あわわわわ」アセアセ
赤城「私のお話の最中に割り込んできただけでなく……私の前で仲良く談笑だなんて……ふふ、ふふふふふ」
赤城「あぁ……もういいです。結構。お掃除しませんと……そうです、初めからこうしていれば、指揮官様は迷われず……」
赤城「故にどちらも……念入りに片付けませんと……指揮官様のところに行き過ぎですもの……えぇ、ええ!」ニコッ
赤城「指揮官様の胸の中、指揮官様の笑顔、指揮官様の匂い、全部全部私のモノ……ふふ、ふふふ、あはははははは!!」
青葉「やっば、もう完全にスイッチ入っちゃってんじゃん……! サンディエゴさん! とにかくお互いこの場はなんとかしないと!」
サンディエゴ「ま、任せてよ!! こんな数、私のスキルで全部撃ち落としちゃうから! それにっ!」
青葉「それに?」
サンディエゴ「なんとかするどころじゃなくて……別に、あれを倒してしまっても構わないんでしょう?」キラーン☆
青葉「……どうしよう、不安しか感じないんだけどッ!?」
サンディエゴ「いいからとにかくよく分かんないけど」
赤城「『先手必勝』…… 私の愛は、無敵よ!」シュッ
ヒュゥウウウウ!!
サンディエゴ「えぇぇー!? そんな、対空が間に合わないー!?」
青葉「……終わった」
???「――手、握って」
青葉「え……?」
KA-DOOOOOM!!
サンディエゴ「きゃああああ!!」
DOOOOOM!! DOOOOOM!! KATA-DOOOOOOM!!
赤城「うふふっ! あははは!! あっはははははははは!!!」スッ スッ
ヒュゥウウウウ!! DOOOOOM!! DOOOOOM!!
赤城「――……ふぅ……これで、撃ち尽くしたかしら……?」
サンディエゴ「…………二度、ある、ことは……サン……ディ、エゴ……」バタンッ
赤城「むぅ……私の機体をそれなりに撃ち落として致命傷は避けたのねぇ……流石は……いえ、なんて生意気なのでしょう」
赤城「けれど、青葉には耐えきれないはずの火力をぶつけたのです。きっとよい具合に焼きあがって……」
青葉「……なんか、すいません」
赤城「なッ!? ど、どうして! 青葉、あなたが私の攻撃を受けて生き残れるはずが……!」
エルドリッジ「ん、青葉、無事でよかった」
青葉「た、助かりましたエルドリッジさん……やはりすごいですね、レインボー・プランは……」
赤城「……お、おのれ……小娘……よくも、よくも!!! 次は必ず仕留める! 指揮官様のために!!」
青葉「赤城さん、顔、顔! 女性がしちゃいけない感じになってますって!!」
赤城「黙れ!! こうなれば、ここに来て葬るつもりだった1位の娘よりも先に、お前達を!!」
瑞鶴「おーい青葉ー! ユニコーンちゃん連れてきたよー! ……あれ?」
青葉「瑞鶴さんタイミング悪い!!」
瑞鶴「うわなに赤城先輩すっごい怒ってる……もしかして、とんでもなくまずいところに来ちゃった感じ……?」
ユニコーン「……お姉ちゃんが……ユニコーンを見てる? ……うん、勇気だよね、歌姫さま……!」テクテク
赤城「あははは! よくやったわ瑞鶴! この赤城が消したい相手を連れて来てくれるなんて、褒めてあげますわ!」
赤城「その上で、お前も私の障害となりえるのだから、今ここで消えてしまいなさい!!」シュッ
※エルドリッジ
http://i.imgur.com/LJcEQLo.jpg
※瑞鶴
http://i.imgur.com/m867J1r.jpg
※ユニコーン
http://i.imgur.com/hi7FEcm.jpg
ババババババッ ババババババッ
瑞鶴「うぇええ!? いきなりなんなの!? 青葉、赤城先輩どうしたってのさ!」
青葉「今回の順位結果でこうなりましたッ!」
瑞鶴「納得したけどつまりこれとばっちりだー!?」
ユニコーン「……赤城姉ちゃん」
赤城「!?」ビクッ
瑞鶴「あ!? ユニコーンちゃんいつの間にそんなとこに!? まずいって、今の赤城先輩に近づいたら……!」
青葉「も、戻って下さいユニコーンさん!!」
赤城「あら、あらあらあら……どうやってか指揮官様に気に入られた小娘が……そう、そんなに消されたいのでしたら」
ユニコーン「こんなに艦載機がいっぱい……やっぱり、赤城姉ちゃん……すごい……!」
赤城「……はぁ?」ポカーン
瑞鶴「あああどうしようどうしよう! このままじゃユニコーンちゃんが……こうなったら私が助けに!」
エルドリッジ「大丈夫」
青葉「エルドリッジさん? 大丈夫って……」
エルドリッジ「見てて」
赤城「……あなた、どういうつもりなのかしらぁ? 今、私は」
ユニコーン「……ユニコーン、赤城姉ちゃんのしてることがすごいって思って……」
赤城「すごいって……これ程度、私にとっては造作もないことよ?」
ユニコーン「うん……指揮官……お兄ちゃんも言ってた。赤城姉ちゃんの強さには助けられてばっかりだって」
赤城「え……?」
ユニコーン「まだこの艦隊が小さかったころ……赤城姉ちゃんが来てくれたお陰でお兄ちゃんは救われたことがあるって……」
赤城「指揮官様が……そのようなことを……?」
ユニコーン「赤城姉ちゃんがいたから……ここまで艦隊を大きく出来て……おっきな戦いでも皆無事に帰還させることが出来て……」
ユニコーン「お兄ちゃん……とっても嬉しそうだった……ユニコーンも頑張ってるけど……やっぱりまだまだ頼りないみたいだから……」
赤城「……」
ユニコーン「赤城姉ちゃん……いつかユニコーンも、赤城姉ちゃんみたいに……強く、なれるかな……?」
赤城「…………ええ、そうね」シュッ
バババ……
瑞鶴「赤城先輩が……艦載機を戻した……!?」
青葉「……どうなって」
赤城「あなたが、指揮官様のために努力し続けるなら、きっといずれ私のように強い女になれますわ」
ユニコーン「ほんと!? ユニコーン、頑張ればもっと皆の……お兄ちゃんの役に立てる?」
赤城「ええ、きっと。それにユニコーン、あなたは今も十分皆の役に立てているのだから、もっと自信を持ちなさい」
ユニコーン「そう、なのかな……?」
赤城「もちろんですわ」
ユニコーン「そっか……ありがとう、赤城姉ちゃん!」ニコニコ
赤城「…………ふーっ、青葉」
青葉「は、はい!?」
赤城「なんだか興が削がれました。私の記事については、あなたに全ておまかせします」
青葉「そ、そんな!? せめてなにか一言だけでも!」
赤城「赤城の……私のすべてが指揮官様のもの。たとえ誰が何と言おうとも、それだけは、絶対に真実として知らしめなさい」
青葉「は、はぁ……では、赤城さんはどちらへ?」
赤城「ボロボロにしてしまったサンディエゴを介抱してあげる必要があるでしょう? それに……妙に加賀に会いたくなりました」
ヒョイ
サンディエゴ(気絶したフリをしてたら、まさかのお姫様だっこに困惑しちゃーう!?)
瑞鶴「え、えっと加賀先輩なら寮舎で見かけましたけど」
赤城「そう。では私はここで失礼させていただきますわ……ユニコーン」
ユニコーン「な、なに赤城姉ちゃん……?」
赤城「せいぜい頑張ることですわ」
ユニコーン「……! うん!」
スタスタスタ……
瑞鶴「赤城先輩行っちゃったよ……」
青葉「完全に毒気が抜かれてましたねあれ……エルドリッジさんは、ああなることが分かっていて?」
エルドリッジ「ユニコーン、だから」
青葉「なるほど……ちなみにユニコーンさんは、先程のを狙ってされたんすか……?」
ユニコーン「……? 赤城姉ちゃんが怒ってて、でも哀しそうだったから……ユニコーン、元気になってほしかっただけだよ?」
瑞鶴「え、つまり、ほんとにただ単純に赤城先輩心配して声かけただけってこと!?」
ユニコーン「そうだよ……? だって、艦隊の皆が元気ならお兄ちゃんも喜ぶし……ユニコーンも、嬉しいから……!」ニコニコ
瑞鶴「ぐぅ……!? 翔鶴姉とはぜんぜん違うなんて純粋な笑顔!!」
青葉「こ、これがCグループ1位……強い!!」
ユニコーン「……? エルドリッジ、二人はどうしたのかな……?」
エルドリッジ「気にしなくていい。それより青葉、取材、しないの? おかし食べたい」
青葉「え? あ、あーそうだった、エルドリッジさんはその条件でお呼びしたんでした。では」ゴソゴソ
青葉「はい。酸素コーラ味の飴になります。いっぱいあるので、ユニコーンさんもどうぞ」
エルドリッジ「やった」←(エルドリッジのアホ毛が「♪」の形になっている)
ユニコーン「わぁ……青葉姉ちゃん、ありがとう……!」
瑞鶴「……青葉、私のは?」
青葉「食べたいんですか……?」
瑞鶴「え!? いや、そんなあはは! だって私はほら、この子達より大人だし」
エルドリッジ「瑞鶴、欲しい? あげる」スッ
瑞鶴「ほんと!? わーい♪ ……あ」
青葉「……今のは翔鶴さんにだけ報告しておきますから気にせずに、どうぞどうぞ」
瑞鶴「やめて!!」///
青葉「……えー、まぁ、なにはともあれ、色々有りましたが、今から取材させて貰ってもいいっすかー!」
三人「「「はーい」」」
青葉「よし、それではまず現在1位のユニコーンさんから――」
――――7時間後。
懸念だった赤城への取材があまりにも呆気なく終わってしまったこと。人気投票の記事が艦隊に
知れ渡り、友好的に取材を受けてくれる相手が増えたこと。
それらの要因が重なり取材時間の最短記録を更新することが出来た青葉は、自分へのご褒美にと、
記事を書く前に海軍食堂で少し豪華な食事を取っていた。
青葉「しかし今回のグループはユニコーンさん以外が本当にどうなるか予想出来ないな~……ん、おいし♪」
海軍カレーと共に注文したデザートを摘み、顔をほころばせながら、青葉は取材内容をまとめたメモを
再度見直す。
青葉「しかし、ここまで圧倒的だとユニコーンさんのことは、改めて指揮官に伝えることないんじゃ……いやいや」
取材の最中も指揮官のことを楽しそうに話し、仲が良い事を見せていたユニコーンに、
今更自分が指揮官に伝えなければいけない情報があるのかどうか不安になる青葉であったが、
公平な記者として伝えるべきことは必ず伝えなければと頭を振る。
青葉「それに、あんなに『お兄ちゃん』『お兄ちゃん』って言っていた子の言葉は届けないと……お兄ちゃん、か……」
自分の指揮官のことをそのように呼ぶのはどうかと思わなくもないが、当の本人が嫌がるどころか
喜んでいるのを見ていると、やはり妹とは良いものなのだろうかと青葉は考える。
青葉にとって妹とは衣笠のことであり、確かに可愛いとは思うが、それ以上に姉であるはずの
自分の生活態度に口を出してくることが多く、困ってしまうことも多い。
そう考えると素直に懐いてくれていて、健気に頑張るユニコーンは、指揮官から見ると
最高の妹なのではないだろうか。
青葉(まさかと思うけど、指揮官ってアッチ系じゃなくて重度のシスコンだったり……?)
突拍子もない考えではあったが、そう当て嵌めると指揮官がこれだけ美女や美少女達に囲まれて、赤城のように
熱烈に迫ってくる相手もいる中で、未だ誰かに手を出したという噂が流れてこない理由になるのが面白く、
一人笑みをこぼした青葉は、しかし真面目な表情へとすぐ戻り。
青葉(……てことは、下手するとその内ユニコーンさんの身が危なくなる可能性も……? それはヤバイでしょ……)
あまりに純粋無垢だったユニコーンの姿を思い出し、それが汚されるような事態だけは避けなければと
妙なことを心配し始めた青葉は、そのためにどうすればいいかと悩み、ついとんでもないことを口にしてしまう。
青葉「私が指揮官のことを『兄さん』とか『お兄ちゃん』って呼べば、なんとかなる、か……?」
そこで、唐突に背後からトレーが落ちる音が聞こえ、気になって振り返った青葉は、驚いて目を丸くしていた
指揮官と視線を合わせた。
青葉「ぇ」
想定外すぎる事態に間抜けな声を漏らしながら、青葉は出来るだけ何事もなかったかのように
指揮官に話しかけようとするも。
青葉「き、聞いてたの……?」
動揺していることがバレバレの、顔も赤ければ声も震えている情けない姿を晒してしまい、そんな青葉の姿を
見ながら、指揮官はとてもいい笑顔を浮かべて答える。
青葉「とっても良い言葉だからもう一回言って欲しい……? いや、えっと? 指揮官、あのさ」
兄さんって言ってくれよとお願いしてくる指揮官は、青葉を弄れることが楽しくてしょうがないといった雰囲気であり、
そのような態度を取られると、青葉も負けじと意地悪なことを言ってしまいたくなる。
青葉「そういうのは流石に有料に決まってるじゃん。して欲しいことがあるなら、それなりの誠意みせ、て……」
そこまで言って再度驚いた顔をした指揮官を見て、自分がとんでもないことを口走ったのだと理解した青葉は、
慌てて前言撤回と叫ぼうとしたが、それよりも早く指揮官から小声で、いくら必要だ、という質問が
飛んできてしまえば、もう笑うしかなく。
青葉「ふふっ……えー、指揮官ほんと? そういう趣味あったの……? うっわー」
指揮官もそこで顔を赤らめ、やはり聞かなかったことにしてくれ、と青葉に告げてくるが、
こんなチャンスは記者でなくとも逃すわけにはいかず、彼女は立ち上がると、
ゆっくり指揮官に近づき、心底楽しそうな表情で囁いた。
青葉「いいよー。私になんでも書かせてくれたら、その見返りでやってあげても……ね?」
その言葉は青葉自身も驚くほど甘い響きを含んでいたが、それが返って指揮官には良かったのか、この後から、
青葉の書く記事には、艦隊の面々の秘密に迫る内容がさらに増えていくのであった。
〈終〉
Cグループの人気投票は、サーバーごとに2位以下にかなりばらつきがあるようで結果が楽しみ
そして青葉はBグループで頑張ったほうだと思う、これからも応援していくぞ!
読んでくださった方ありがとうございました
・前に書いた物
【アズールレーン】青葉「人気投票Bグループ!私もいるぞー!」
【アズールレーン】青葉「人気投票Bグループ!私もいるぞー!」 - SSまとめ速報
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