杏「いやー、公式ルールで『巨大ロボを使っちゃいけません』って明記されちゃったねー」

みほ「そりゃそうですよ…」

杏「でね、巨大ロボの替わりに等身大ヒーローの導入を…」

一同「ええっ！」

杏「というわけで西住ちゃんたち５人には秘密戦隊ゴレンジャーやってもらうから」

みほ「ちょ、ちょっと待ってください！」

杏「いや、西住ちゃんたち宴会の隠し芸でゴセイジャーやってたじゃん」

沙織「確かにやってたけど…」

杏「そんで、あんこうチームの５人は…って冷泉ちゃんは？」

優花里「そういえばさっきから姿が…」

沙織「逃げたわね…」

杏「うーん…、５人いないとゴレンジャー出来ないんだけどなあ」

みほ「じゃ…じゃあ中止ってことで！」

華「そう！そうですよ！」

杏「というわけで助っ人を呼んだよー」

まほ「大洗女子学園・西住まほ、短期転校の手続きは済ませてきた」

杏「姉住ちゃんにはキレンジャーやってもらうから」

みほ「お姉ちゃん…どうして！？」

まほ「何を言うんだ！カレー好きの熊本県民だったら私がやらないといけないだろ！」

一同「…」

杏「というわけで例によって聖グロと練習試合を…」

優花里「ゴレンジャーだったらバリタンクがあるはずでは…」

杏「何言ってんの、戦車道は１９４５年８月１５日までの戦車しか使っちゃダメなんだよ？
バリタンクって７０年代じゃないの」

みほ「今更なにを…」

沙織「もはや戦車道でもなんでもないのに…」

杏「あ、そうだ、聖グロはイナズマンを導入したそうだから」

まほ「うーん、強敵だな」

みほ「ダージリンさんって超能力者だったんだ…」


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ダージリン「こんな言葉をご存知かしら？『ベルトのゲージが頂点に達すると、サナギマンはイナズマンに変身するのだ』」

オレンジペコ「…」

アッサム「…」

ダージリン「ペコ、どうしたの？いつものフォローがないようだけど」

オレンジペコ「…」

アッサム「…」

ダージリン「変ねえ、２人ともこの間から瞳のハイライトが消えっぱなしだし」

みほ「…」

『試合開始！』

まほ「よーしいくぞ！ゴレンジャーハリケーンだ！」

みほ「あの…お姉ちゃん、戦車は？」

まほ「知るかバカ！そんなことよりゴレンジャーだ！」

優花里「西住流の次期後継者候補とは思えない発言です…」

華「家元さんに聞かせてあげたいです…」

ダージリン「超力招来！２段変身！」

まほ「ゴレンジャーハリケーン！『高級茶葉』！」

ゴレンジャーハリケーンの中から出現する高級茶葉の缶。

ダージリン「ああっ！あれは最高のダージリン！しかも等級はシルバー・ファイン・ティッピー・ゴールデンフラワリー・オレンジペコ！
更に摘み時期はインビトウィーン！滅多に手に入らないのよ！」

拾った途端に大爆発。

ダージリン「こんな格言をご存知かしらぁぁぁぁっ！」

オレンジペコ「これじゃイナズマンじゃなくて怪人紅茶仮面ですよ…」

アッサム「もういや…、なんなのよこれ…」

まほ「やった！勝ったぞ！」

優花里「え…ああ、うん…よかったですね…」

みほ「喜んでるのお姉ちゃんだけだよ…」


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麻子「ふう、やれやれ。あんなことに付き合ってられるか」

杏「ふっふっふ、逃がさないよー」

麻子「わあっ！」

杏「というわけで、冷泉ちゃんにはビッグワンとして新隊長に…」

柚子「あの…ビッグワンが出てくるのはジャッカー電撃隊でゴレンジャーでは…」