【安価】求道者の相談所 (120)
求道者「...」
魔法使い「開店時間ですねぇ」
ここは、求道者が平和の為に魔法使いに頼んで経営している相談所
相談所と言っても、実際に現場に出向いたりする事も多いのだが
求道者「客が来たようだな」
魔法使い「その気配察知スキル欲しいなぁ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508651720
下2>>相談者
下3>>相談内容
求道者「おや、衛兵さんでしたか」
衛兵「おっす」
魔法使い「仕事はどうしたんですか?」
衛兵「本日は非番となっているのだ」
求道者「ふむ...本題をどうぞ」
衛兵「ああ」
衛兵「王室で猿を飼っているんだが」
魔法使い「良いとこで衛兵してますよね全く」
衛兵「その猿がちょっかい出してくんのよ」
求道者「ふむふむ。そうですか...」
求道者「つまり、イタズラの好きな猿という事ですね」
衛兵「ん?まぁ...」
求道者「じゃあ、自分のズボンの後ろポケットにバナナを入れておいて下さい」
魔法使い「意味不明です」
求道者「それを掠め取っただけでイタズラに満足するでしょう」
衛兵「成る程。猿に嘗められるのは少々癪だが...やってみよう」
求道者「もしかしたら、信頼関係を築けるかも知れませんよ?」
衛兵「だったら良いなぁ。では!」ガチャン
そう言って衛兵は出ていった
魔法使い「これで駄目だったらどうすんの?」
求道者「...猿をどうにかします。ショック療法も有効だと思いますよ」
下2>>相談者
下3>>相談内容
求道者「...?」
魔法使い「客?」
求道者「畜生」
魔法使い「何悪態ついて___」
猿「...」
魔法使い「畜生だこれ」
魔法使い「今日はやたら猿関連多いわね」
求道者「ああ、しかも王室のな」
魔法使い「え、こいつ王室猿なの?」
猿「キッ」
求道者「...ふむぅ?」
猿「キャキャッ」クルクル
猿は身振り手振りでの伝達を試みる
求道者「成る程。つまり君は猿じゃないのか」
魔法使い「え」
求道者「じゃあ一体なんなんだい?」
下2>>猿の正体
求道者「ええっ!?君が王様なのかい!?」
猿「ウキー」
求道者「うーむ、多分呪いかなんかだな」
魔法使い「解呪しましょう」ピロリロリロ
求道者「有難い」
そして、猿の姿は歪み...
王様「ごっふ、ごふん!ああ、助かった」
求道者「こりゃたまげましたよ...本当に王様だったとは」
王様「しかし、動物の思考を把握出来る者がいるとは」
求道者「別に、簡単な事ですよ」
魔法使い「それよりなんで猿になってたの?」
王様「んー...猿になる前辺りの記憶が無くてな」
求道者「魔法使いさん」
魔法使い「記憶回復魔法なんてありませんよ」
王様「いや、いい。助けて貰っただけで有難いよ」
求道者「そうですか。私としても住んでいる国が守られるのは喜ばしいです」
王様「いつか恩を返そう」ガチャン
王様は去って行った
魔法使い「ねぇ聞いた!?王様に恩を売ったよ私達!」
求道者「ええ、そうですね。しかし僕は平等に慈愛を持って接したいですね」
魔法使い「頭の固い奴だねぇ」
下2>>相談者
下3>>相談内容
求道者「感じるぞ...」
細工師「どうもー...」
魔法使い「私がワンクッション挟めなかった...!?」
求道者「影が薄いと気配も薄く、反応しづらい」
細工師「?」
求道者「ああ、すまない。それでどうしたんですか?」
細工師「はい...ここ最近スランプで...」
魔法使い「ふむふむ」
細工師「アイディアが浮かばないから模様とか手伝って欲しいんです...」
求道者「つまりデザインを考えれば良いのか」
細工師「え、えぇ...」
魔法使い「術式の紋様とかどうでしょう」
求道者「良いかもしれませんね」
細工師「そういう事をしている店はごく少数ですが存在します」
細工師「なので...斬新な魔術を一つお願いします」
求道者「身に付けているだけで発動するなら、便利な方がいいですね」
魔法使い「それでは、こんな紋様は如何でしょう?」
魔法使いは手持ちのハンドノートに描いてある紋様を見せる
細工師「どんな魔法ですか?」
下2>>紋様に込められた術式の効果
魔法使い「求道者の所に来たくなります」
細工師「それ何がどういいんですかね...」
求道者(そんなにお金が欲しいのか...)ジトッ
魔法使い「で、では、順番に説明します」
魔法使い「これを刻印した物を悩みが解決する商品として売り出して下さい」
魔法使い「そして此処に相談に来る」
魔法使い「結局、お客の願いは叶うのです!」
細工師「あぁ、成る程です...」
魔法使い「という訳で是非どうぞ!」
細工師「ありがとうございましたー...」ガチャン
細工師は向かいの店に帰って行った
求道者「中々上手い事を言いましたね」
魔法使い「そうでしょ?」
求道者「それに細工師さんが押しに弱い事も知っているとは」
求道者「しかし、動機が不純過ぎます」
魔法使い「雑念の塊で何が悪い!」
求道者「別に、そこまで言ったつもりはないのですが...」
魔法使い「店閉めるよ」
求道者「どうぞ」
求道者「...あ、夕食は要りませんよ」
魔法使い「今日も?」
求道者「別にいつもの事じゃありませんか」
魔法使い「何で食べないのかなーって」
求道者「別に必要ないから...ですかね」
求道者「おやすみなさい」
そう言うと、彼は椅子に座ったまま眠ってしまった
時計は午後8時を指し示している
魔法使い「なんだかなぁ...」
魔法使いは今日も静かに、そしてはっきりしない気持ちで夕食を食べ終え床についた
~翌日~
求道者「...」シャプシャプ
どうやら今日の朝飯はトマトの様だ。いつも朝飯しか食べないのでレアなシーンである
魔法使い「おはよう」
求道者「起こしてしまいましたか?」
魔法使い「ううん。そろそろ店開けるよ」
求道者「ええ、どうぞ」
下2>>相談者
下3>>相談内容
内容と人物安価が被ってしまった場合は下にずらして下さい安価↓
求道者「騒々しいな...」
魔法使い「え?」
チン僧「俺の話を聞け!」ガッタァン
人間ダイナミックエントリーである
求道者「どうぞ」
チン僧「あれはつい先日の事だ...」
チン僧「俺の上役が悪い取引をしている所を見ちまった!」
求道者「大方、誰も信じてくれなかったのでしょう」
チン僧「何で分かるんだ!?」
求道者「勘ですね」
魔法使い(嘘だな)
チン僧「どうにか解決してくれ!」
魔法使い「聖職方面って意外と闇?」
求道者「ところで、悪い取引と分かるという事は何の取引かもご存知ですよね」
チン僧「あ、ああそうだ」
求道者「教えて頂けるだろうか?」
チン僧「おう」
下2>>一体何を取引していた?
チン僧「奴は、修道女の売春を斡旋してやがった」
求道者「興味深い。それだけか?」
チン僧「ああ、それだけだが...まさかお前も」
求道者「いや、奴の罪を知るだけだ」
魔法使い「最悪...」
求道者「少々力仕事になりそうだ...」ガチャ
冷蔵庫の中身を見る
求道者「これで良いかな」
求道者はいくつかの食材を取り出した
求道者「御馳走様」
求道者「さて、行こうか」
魔法使い「え」
恐ろしい物を見た。味噌汁にちくわを入れて食べる奴は初めて見た。
ご飯にオーロラソースを掛けようとするのを阻止しようとする自分を止めるのが鬼の如く難しい
まぁ、センスは人によりけりだろう...うん。
求道者「ん?大丈夫か?」
魔法使い「あっ、はいぃ!」
求道者「そうか、なら良し」
~教会~
求道者「チン僧さん、奴は何処に?」
チン僧「奴は今そこで読書をしている」
20m程離れたベンチで奴は読書をしていた
魔法使い「...」ジーッ
求道者「どうかされましたか?」
魔法使い「ブックカバーは聖書っぽいけどあれ漫画じゃん」
求道者「目がよろしいんですね」
求道者「私は目が悪いのか、やたら奴が若く見えます」
チン僧「いや、奴はまだ18だぞ」
求道者「!!そうですか」
求道者「...」
求道者は音も無く忍び寄る
求道者「はっ」グワシッ
求道者はおもむろに上役の頭を掴む
若干抵抗の意思が見られたものの、上役はすぐに気絶した
求道者「魔法使いさん、強化魔法を」グググ...
魔法使い「えいっ!」ギュルン
求道者「そぉいっ!!」ブオン
開いた窓から上役は空の彼方へ飛んでいった
求道者「いやぁ、難儀しましたよ」
求道者「でも彼はまだ若いので記憶を消して第二の人生ですね」
チン僧「は?」
求道者「物は叩けば治るんですよ」
魔法使い(こいつ実はサイコなんじゃないかな)
求道者「うーん...食べ過ぎたかな...帰ろう」
求道者は店に帰って行った
チン僧「...」
チン僧「えっ何アイツ」
下2>>相談者
下3>>相談内容
※内容に人物が被ったら↓を採用
求道者「んん...上品ですね」
魔法使い「えっ、私!?」
求道者「面白い冗談ですね」
吟遊詩人「どうもこんにちは、求道者が居ると聞いて」
求道者「僕に様ですか?」
吟遊詩人「ええ、貴方を唄にしたいんですが、いいですか」
魔法使い「確かに詩的な面もあるわね」
求道者「いいですとも」
~しばらくして~
吟遊詩人「できました」
求道者「おお」
魔法使い「気になりますねぇ」
吟遊詩人「それでは、詠ませていただきます」
下1>>、2>>、3>>を連結します
吟遊詩人「常に高みを目指すあなたは」
求道者(光栄)
吟遊詩人「ウルトラ凄い 超パナい」
魔法使い「!?」
吟遊詩人「でも目は澄んでいてかわいい」
求道者「...」
吟遊詩人「如何でしょうか」
求道者「自分で評価するのは些かアレなので魔法使いさん」
魔法使い「えっ!?私!?そうね...」
魔法使い「リズム感が良くて、尚且つ特徴を捉えられていると思うわ」
吟遊詩人「そうですか、ありがとうございます」
吟遊詩人「それでは!」ガチャン
吟遊詩人は去って行った
求道者「僕はそんな高尚な人間に見えるのだろうか...?」
魔法使い「少なくとも現実離れした人間ではあるよ」
求道者「...」
魔法使い「...」ジーッ
求道者「...?」
魔法使い「...」
魔法使いは距離を詰める
求道者「僕の顔に、何かついていますか?」
魔法使い「>>65」
何でおでこに肉って書いてあるの?
魔法使い「何でおでこに肉って書いてあるの?」
求道者「...!?」スッ
魔法使い「あはは、冗談だよ」
求道者「僕には理解出来ないですね」
魔法使い「仕返しだもん」
求道者「品格の話ですか」
魔法使い「ま、そんな所?」
下2>>相談者
下3>>相談内容
※内容に人物が被ったら↓を採用
やっぱり遠いかな
下1>>相談者
下2>>相談内容
※内容に人物が被ったら↓を採用
にします
求道者「騎士...?」
魔法使い「その疑問符は何故」
騎士娘「ちわーっす!」
魔法使い「読み外したわね。これが騎士な訳無いわよ」
騎士娘「むっ、失礼だね?」
騎士娘「こう見えても私は騎士団長の娘だよ!」
騎士娘「勿論騎士団にも所属してるよ!」
求道者「でも、...うん、騎士っぽくは無いかな?」
騎士娘「ええい、どいつもこいつもーっ!」
求道者「まぁその話は置いておくとしましょう」
騎士娘「ふんっ」
魔法使い「そう言えば、何の用で来たの?」
騎士娘「じゃあ本題」
騎士娘「私、剣術に自信があるんだ。しかも剣術は好きだし」
求道者「それはそれは」
騎士娘「剣術にかまけるのもいいけど...教養も必要かな?」
騎士娘「時々そう思うんだ」
魔法使い(あぁ、だからあんなだったのか...)
魔法使いは察した
騎士娘「止めろ!そんな目で私を見るな!」
求道者「そうですね。一般的な目線から見るなら教養はあって欲しい所です」
求道者「しかし、別に解決策はあります」
求道者「理知的な人と行動を共にするとか、喋らないとか」
魔法使い「後者は難しそうね」
騎士娘「黙っとけ!」
魔法使い「ごめん」
求道者「まぁ、何にせよ教養は持っておくに越した事はありません」
求道者「僕が出来るのはアドバイスだけです。後の判断は任せますよ」
騎士娘「ん。分かった。ありがと」ガチャン
騎士娘は去って行った
求道者「...いくらなんでも無礼が過ぎませんか?」
魔法使い「久し振りに弄り甲斐のありそうなのが来たからねー...」
求道者「そうですか」
~夜~
求道者「...」スースー
魔法使い「気持ち良さそうに寝てやがるわ」
魔法使い「...」
魔法使いに、先程求道者をからかった時の記憶がふと蘇る
そして...
魔法使い「良いこと考えた♪」ニヤッ
魔法使い「という訳で求道者を起こさないようかすれ声でお送りします」
魔法使い「イタズラ魔法コーナー...」
魔法使い「それでは、魔法開発じゃー」
下2>>魔法使いが新しく習得する魔法
魔法使い「仕事が二倍捗る魔法」
魔法使い「...」
魔法使い「寝よう」
~翌日~
求道者「...」
魔法使い「...」
魔法使い「ほい」ポゥン
求道者「!?何を」
魔法使い「仕事が二倍捗る魔法ですよ」
求道者「なら良いのですが」
下1>>相談者
下2>>相談内容
求道者「紛う事無き騎士のオーラ!」
魔法使い「騎士...こんな所に相談に来るんですね」
騎士団長「やあ」
求道者「腰痛」
騎士団長・魔法使い「へ?」
求道者「腰痛ですよね。今日の僕はすこぶる調子が良いので分かります」
求道者「でも何故ここに?」
騎士団長「うむ。娘がお世話になったと聞いている」
求道者「ふむ...これでも心得はあるので、一つ治療させて貰えませんか?」
魔法使い「へぇ、そういう事も出来るんだ...ん?」
魔法使いには昨日の記憶が思い起こされる
『物は叩けば直るんですよ』
魔法使い(無事を祈る...)
求道者「宜しいでしょうか」
騎士団長「ああ。いつでもどうぞ」
求道者「では失礼して...むんっ!!」ガスーン
騎士団長「!!!」
下2>>腰痛マッサージによる効果
騎士団長「おおお!!腰痛が綺麗さっぱり無くなっている!」
魔法使い「そうですか!?良かったですね!...んん?」
ソッチ「ハーイ!」ピンッ
魔法使い「えぇ...」
求道者「では、これからも元気で!」
騎士団長「うむ!」ガチャン
騎士団長は去って行った
魔法使い「超人ですね」
求道者「魔法使いさんの魔法のお陰ですよ」
魔法使い(腰痛が分かる力を持ってしても娘の影響で騎士団長さんが来た事を悟れなかった)
魔法使い(どうやらあの魔法の効力は仕事のみに限定されるようね)
下1>>相談者
下2>>相談内容
求道者「...これは...」
魔法使い「いつになく不穏な顔だね」
テロリスト「どうも...」
彼は、体に包帯を巻いていた
求道者「ふむ、包帯に何か隠している訳ではないようですね」
テロリスト「何を」
魔法使い「そうですよ求道者さん!?」
求道者「彼はテロリストです」
テロリスト「まぁ、そうなるな...」
テロリスト「実は、俺に合っている仕事が見つからなくてな」
求道者「ええ、職探しですね」
魔法使い「ここはハローワークだった...?」
テロリスト「今回も上手く行かずにこのザマだ。ボスに解雇された」
テロリスト「悲しい事に情報があってもグループをどうにか出来る人間ではないと見なされたのだろう」
求道者「そうですか...では、お勧めの職業をお教えしましょう」
テロリスト「い、一体何ですか!?」
下2>>お勧めの職業
求道者「忍術使いですね」
テロリスト「忍者ではなくて?」
求道者「どうぞ忍べる物なら忍んでください」
テロリスト「...無理ですね」
魔法使い「に、忍術...」
求道者「?」
魔法使い「魔法使いからしたら宿敵ですよ...」
テロリスト「うぇ!?このお嬢さん魔法使い!?」
求道者「まぁまぁ、仲良くすれば良いじゃないですか」
求道者「この住所に行ってみて下さい」
求道者は住所を記した紙を渡した
テロリスト「ありがとうございます!撤収!」ガチャン!!
魔法使い「あの野郎いつか...」
求道者「やめましょうか...代理抵抗しますよ?」
魔法使い「うぅ~っ!!」
下1>>相談者
下2>>相談内容
求道者「...」ニコ
魔法使い「優しみを感じる」
女の子「こんにちは!」
求道者「やあ、何の用だい?」
女の子「えっとね、どうすれば求道者さんみたいな立派な人になれるの?」
求道者「うーん...僕は立派な人じゃないよ」
女の子「えぇーっ!だって凄いんでしょ!?」
魔法使い「何が?」
女の子「光を出したり、火を吹いたり、人間バスケが出来るんでしょ!?」
求道者「僕はそんな事しないよ。...代わりと言っては何だけど」
下1、2>>求道者の過去について
求道者「行水っていう行事があってね、そこでは水を掛けて汚れを落とすんだ」
女の子「ふーん」
求道者「僕はどうやら汚れない人間だったみたいで、しょうがなく捨ててたんだ」
女の子「勿体ないね」
求道者「でも、その水で僕は樹を育てたんだ。汚れのない樹をね」
女の子「ふーん。すごいね」
求道者「僕は師匠を倒しちゃった事もある」
女の子「おおーっ」
求道者「でも、いい人だった」
女の子「...なんで?」
求道者「だから僕は立派な人じゃないんだよ」
女の子「だいじょうぶだよ、自信を持って!」
女の子「あ、お買い物行かなきゃ!じゃーねー!」ガチャン
女の子は去って行った
魔法使い「さっきの話、本当?」
求道者「...ええ、まぁそうですね」
魔法使い「倒したって、もしかして...」
求道者「殺めました。致し方ない状況でしたが」
魔法使い「何で?君にそんな事出来るの?」
下2>>求道者が師匠を殺めてしまった理由
求道者「...僕にも昔、いわゆる彼女が居たんだ」
魔法使い「えぇぇぇ!?」グビグビィ
魔法使いはとても驚きながら酒を飲んでいる
求道者「お酒とか飲むんですね」
魔法使い「もう店は閉めたからね!それよりさっきの話の続きだよ!」
求道者「分かりました。でも僕は交際を師匠に止められました」
魔法使い「なんでぇ?」グビッ
求道者「『穢れ無きお前を穢すような事などあってはならない』と」
魔法使い「ふーん」
求道者「『どうしてもその娘が欲しければこの我を越えて行け』とも言われました」
求道者「そして、勝ってしまったんです。でも...」
魔法使い「でも?」
求道者「相当なご老体であった事が災いし、逝ってしまったのです」
求道者「その後彼女はその事を知り、僕から離れて行きました」
魔法使い「...」プルプル
求道者「どうかされました?」
魔法使い「悲しいなぁ...そんな重い過去を背負っているとはねぇ...」
求道者「...そうだ、折角ですし魔法使いさんの過去も教えて貰えませんか?」
魔法使い「え”」
求道者「フェアな関係ですよね?」
下1、2>>魔法使いの過去について
魔法使い「昔に滅ぼされたとある国がある」
魔法使い「私はそこの貴族として生まれた」
魔法使い「でも国滅んじゃってさー。一家もバラバラよ」
求道者「成る程」
魔法使い「で、流石に限界を感じて野垂れ死ぬ所を私の師匠に拾われたの」
魔法使い「師匠は高名な魔法使いだったから私も魔法使いになったの」
求道者「そうですか...」
魔法使い「?」
求道者「意外と似た者同士なんですね。って」
求道者「どうです?一緒に旅でもしてみませんか?」
魔法使い「あー、いいですねそれ」
求道者「じゃあ臨時休業ですね」
求道者の相談所[臨時休業]
END
それでは、安価に付き合って頂き、ありがとうございました!
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません