俺の恋愛話を聞いてほしい (10)

スペックだけ書いておく

俺:176cm 顔フツメンだと思いたい なにも取り柄がないただの引きこもり高校生

結衣:身長しらん 顔が新垣結衣に似ている(これから結衣と呼ぶことにする) 勉強もできて顔もいい完璧系

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出会いは小学生の時。

小4のとき結衣が転校して来た。
一目惚れだった。この頃から新垣結衣に似ててとても可愛かった。

先生「結衣の席は…。お、俺くんのところが空いてるな。俺くんの隣に行ってくれ。」
結衣「はい…。」

もうこの時点で俺、興奮状態。頭が真っ白になった。

結衣「俺君!よろしくね!」
俺「お、おう」

次の授業は社会。
転校して来て初日の結衣はまだ教科書を持っていない。

結衣「俺君…教科書…見せてくれない?」
俺「お、おう…」

この頃からコミュ障だった俺…。今になってもっと話せばよかったと後悔するもときすでに遅し。

結局その日はずっと俺が結衣に教科書を見せることになり1日が終わった。
もうこの頃から俺は既に結衣のことが好きだったんだと思う。

学校も終わり家に帰る時間。
いつも通り友達と帰っているとふと結衣が一人で帰っているところが見えた。
俺の地域は田舎だから周りに建物があんまりなくて見渡しがいいところばっかりだった。
俺は友達に用事ができたと誤魔化してすぐに結衣のところへ行った。

結衣「俺君?」
俺「お、おっす。たまたま俺も一人だったから…。」
結衣「…一緒に帰る?」
俺「お、おう」

もう、自分がチキンすぎて嫌いになった。でもそんなことより一緒に帰れることが嬉しすぎてそんな事どうでもよかった。

帰り道。いろんなことを話した。お互いの家族のことや好きなもの、趣味。
結衣はリラックマがすごく好きだった。確かに結衣を見てみるとリラックマのグッズがおおい。

結衣「リラックマかわいいでしょ~!」

この世の嫌なもの全てを吹き飛ばしてしまうような輝いた笑顔で結衣が俺をみる。

それが小4の秋だった。

それからだんだん気温は下がり冬になっていった。
冬になるとやってくる恒例行事。持久走大会。運動が苦手な俺は毎年こいつにどれだけ苦しまされたことか…。しかし今年は違う!結衣にかっこいいところを見せなければ!

持久走大会当日

俺「おっす結衣!今日の持久走大会たのしみだな!!」
結衣「う、うん…。」
俺「じゃっ!がんばろうな!」
結衣「…。」

なぜだろう結衣の表情が曇っている。

持久走というのはやる気があっても体力がないとついていけない種目だ。運動とは無縁の生活を送っていた僕は当然どんどん集団から遅れをとる。
そういえばさっきから結衣の姿がない。いつも一緒にいるグループとも一緒に走ってなかった。どこかで怪我でもして走れなくなったのかな。そう考えるともう持久走のことなんか頭になかった。
急いで先生の元へ走っていく。

俺「先生!ゆ、結衣が!」
先生「ん、どうしたの?俺くん?」
俺「え…。」

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