モバP「関裕美の魅力?」 (15)


関ちゃん誕生日おめでとうございます!SSという形で応援、祝福させていただきます。
私の思う関ちゃんの魅力を詰めこみました。長くないです。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502979855


プロダクション入社当日

関裕美(以下裕美)「・・・今日からよろしくお願いします」

モバP(以下P)「よろしくお願いします。担当のPです」

裕美「今更なんだけど・・・一つ聞いていい?」

P「?」

裕美「プロデューサー、私をスカウトしたとき『君はアイドルになれる』って言ったよね」

P「」ウン

裕美「プロダクションには入ったけど私・・・プロデューサーの言葉信じきれてない」

P「・・・」

裕美「アイドルになれない人なんて星の数ほどいるって聞くし」

裕美「ましてや顔もかわいくなくて、こんな髪の私がアイドルなんて・・・って心の中では思うの」

P「・・・」

裕美「でも、私・・・頑張ってみるから。私なりに・・・だけど」

P「」ウンウン



関裕美の魅力1
自分の本心をさらけ出せる所


同日 初めてのダンスレッスン 
開始10分前



裕美「」ガチガチ

P「どうかした?」

裕美「うわっ、プロデューサー。急に何?びっくりした・・・」

P「やけに緊張してると思って」

裕美「だ、だって。私がレッスンを受けるなんて・・・ちょっと信じられなくて」

裕美「レッスンを受けられるってアイドルに近づけるってことだよね」

裕美「急に実感がわいてきて・・・今、なんだかよく分からない感覚なんだ・・・」

P「・・・」

裕美「ま、まぁ運動神経がいい方じゃないから不安っていうのもあるんだけど・・・」

裕美「不安と、何か別のものもあるの。嫌な感じじゃない、のかな。」

P「・・・」

裕美「って私、なに言ってるんだろ。レッスン行ってくるね。」



ダンスレッスン終了後
事務所



コンコン

ガチャ

裕美「・・・お、お疲れ様です。ダンスレッスン、終わりました」

P「お疲れさま」

裕美「あ、あの、プロデューサー」

P「?」

裕美「レッスンの前に言ったこと、覚えてる?」

P「」ウン

裕美「私、あの時の感覚、何か分かった気がするの」

裕美「たぶん私・・・ワクワクしてたんだと思う。」

P「・・・」

裕美「レッスンはついていくのでやっとだったけど。」

裕美「今はね、嬉しいというか、楽しみというか・・・こんな気持ち、久しぶりなんだ」ニコッ

P「・・・!」

裕美「そ、それだけ、なんだけど・・・」

P「・・・今日から、一緒に頑張っていこう」

裕美「・・・うん。私、頑張るよ・・・精一杯。」



関裕美の魅力2
自分の中の大切な気持ちに気付ける所


初めてのビジュアルレッスン 終了後



裕美「・・・お疲れ様です。レッスン、終わりました。」

P「お疲れさま。」

裕美「・・・・・」

P「どうしたの?」

裕美「プロデューサー。私、やっぱり・・・」

P「・・・」

裕美「・・・ううん、なんでもない。今日は帰ります、お疲れ様でした。」

P「うん、お疲れさま」



初めてのボーカルレッスン 終了後



裕美「お疲れ様です、レッスン、終わりました」

P「お疲れさま、どうだった?初めてのボーカルレッスンは」

裕美「うん、トレーナーも一から教えてくれたし、ちゃんとできたと思うよ。」

裕美「ちゃんと歌うって意外と難しいんだね、知らなかった。」

裕美「でも私、歌うことに夢中になってたみたいなの。その時の顔がね、いい顔だって。」

P「・・・」

裕美「前のレッスンはちょっとダメだったけど、今回はトレーナーに褒めてもらえて、嬉しかったな・・・」

裕美「でも、レッスンに慣れたらどうしよう・・・とも思っちゃうけどね」

裕美「それじゃあ、また。」



関裕美の魅力3
人からもらった言葉をしっかり受け止められる所


入社から1か月後



コンコン 

ガチャ

裕美「ごめん、プロデューサー。ちょっと・・・いいかな」

P「?」

裕美「私・・・やっぱりアイドル向いてないよ。」

P「・・・」

裕美「ビジュアルレッスンの時にね、毎回どうしても思っちゃうんだ。」

裕美「一緒にレッスンする人たちはみんな可愛くて、笑顔も素敵な人たちばっかりなの」

裕美「でも私は、目つきがきつい、笑顔もろくにできない・・・そんな私が頑張ったってアイドルになれるなんて思えないの」

裕美「それに・・・」

P「それは誰が決めてるの?」

裕美「えっ・・・」

P「笑顔ができないって、誰かに言われたの?」

裕美「そ、そんなこと無いけど・・・実際、できてないでしょ。」

P「できてるよ。笑顔」

裕美「・・・嘘。」ジロ

P「嘘じゃない」

裕美「嘘だよ!!」

P「・・・」

裕美「あっ・・・ご、ごめん、大きな声出して」



関裕美の魅力4 
バカがついちゃうくらい真面目な所


裕美「でも・・・最初に会った時もそうだけど、プロデューサーは私のこと過大評価してるよ」

P「そんなことない」

裕美「・・・。じゃあ聞くけど、私がいつ笑顔になってたの?」ジッ

P「少なくても、ダンスレッスンが終わってあいさつに来るとき、君はよく笑ってたよ」

裕美「・・・」ジッ

P「それだけじゃない。トレーナーさんにもボイストレーニングの時、いい顔だって言われたこともあった。」

P「僕のことが信じられないなら、周りの人に聞くといいよ」

裕美「・・・・・」ジッ

裕美「・・・今日は帰ります。お疲れさまでした。」

P「お疲れさま。」



関裕美の魅力5
簡単には他人に流されない所


次の週



コンコン

ガチャ

裕美「・・・お疲れさま、です。」

P「お疲れさま。」

裕美「この前はごめんなさい。私・・・」

P「」フルフル

裕美「ありがとう、プロデューサー・・・いや、プロデューサーさん。」

裕美「私ね、あれから色々考えて、周りの人に聞いてみたんだ」

裕美「そしたらね、みんな私のこと、『いつもレッスンをすごく頑張ってる』って思ってくれてるんだって。中には私も負けられない!って言ってくれる子もいたよ。」

裕美「『いつもすごく集中してるから声掛けづらかった』とも言われちゃったけどね・・・」

裕美「トレーナーさんも直接誉めてはくれなかったけど、入った時よりは確実に成長してるって言ってくれたよ。」

裕美「学校のみんなも・・・前より、話しかけやすくなったって。」

裕美「人に自分のことを聞くのはね、すごく勇気がいることだったけど、やってよかったって・・・思うんだ」

P「・・・」



関裕美の魅力6
勇気を出せる強さを持っている所


裕美「それでね、色んな人に話しかけたら友達になって、みんな話せて良かったって喜んでくれたんだ。」

裕美「友達が喜んでくれると、私も自然と笑顔になるみたい。こんな私を気付かせてくれたプロデューサーさんにも、何かお返しがしたいって思うよ。」

裕美「だからね、プロデューサーさん・・・私、アイドルやりたい!頑張って、頑張って、友達、家族のみんな、私みたいに自信のなかった人たち、色んな人を笑顔にしたいんだ!」

P「・・・君は、自分がアイドルになれると思う?」

裕美「・・・ずるいよ、プロデューサーさん。」

裕美「なれるよ。私・・・アイドルに。プロデューサーさんがいれば、ね!」ニコッ



関裕美の魅力7
人を喜ばせたいという思いを持っているところ


数か月後



裕美「お疲れさまです、プロデューサーさん。」

P「お疲れさま。今日のレッスンはどうだった?」

裕美「今日は新しいステップを教えてもらったんだけど、なかなか難しくて・・・」

裕美「もうちょっと練習したいから、今日は残るね」

P「ちょっといい?」

裕美「どうしたの?」

P「LIVEバトルに出よう」

裕美「・・・!」

裕美「私の、初めてのステージ・・・私、本当にアイドルになるんだね・・・!」

裕美「私、みんなが笑顔になれるようなステージにできるよう、頑張るね!」



関裕美の魅力8
一歩ずつ、着実に成長していける所


LIVEバトル直前



裕美「・・・・・」ガチガチ

P「どうかした?」

裕美「うわっ、プロデューサーさん。ちょっとね、いざ本番直前ってなると、緊張しちゃって。」

裕美「そういえば、私がアイドル始めた時もこんなことがあったね。」

裕美「あれから、ずいぶん周りが変わったように思えるよ。色んなものがキラキラしてて、なんでも輝いて見えるの。」

P「・・・」

裕美「でもきっと、最初から輝いてたんだよね。プロデューサーさんが気付かせてくれたんだ!」

裕美「私、分かるよ。今、笑顔だよね!」

裕美「私を見て喜んでくれる人がきっといるから!笑顔で楽しんでくるよっ」



関裕美の魅力9
彼女自身がキラキラ輝くアイドルだという所


LIVEバトル終了後
事務所



P「初ライブお疲れさま、それと初勝利おめでとう。」

裕美「ありがとう、プロデューサーさん。」ニコ

裕美「私も本当に嬉しいよ。お客さん、みんな笑顔になってくれて本当に嬉しかった。」

裕美「でも、LIVE相手の人は楽しそうとは思えなかったんだ。」

裕美「歌やダンスは圧倒的に岡崎さんの方が上手だった・・・でも、笑顔だったけど楽しそうじゃなかったの」

裕美「だから、また今度会った時は、友達になろうと思うんだ」

裕美「また岡崎さんとお仕事があったら教えてね、プロデューサーさん。」

裕美「それはそれとして、ね。改まって言うのはちょっと恥ずかしいんだけど。」


裕美「私、アイドルになって本当に良かった。今日のライブで心から思ったよ。」

裕美「昔よりずっと楽しくて・・・たくさん・・・笑えるようになったから。」

裕美「ありがとう、プロデューサーさん。これからも、よろしくお願いします。ずっとね。」



関裕美の魅力10
関ちゃんかわいい


エピローグ

裕美「ユニット・・・?」

P「うん。どんなユニットが組みたい?」

裕美「うーん、と、とりあえず年は近い方がいいかなぁ」

裕美「前にメイドのお仕事で仲良くなった千鶴ちゃんだと嬉しいな!色々気が合ったんだ!」

裕美「あ、あと、ほたるちゃんや乃々ちゃんともまた組みたいって思うよ」

裕美「でもやっぱり、いざというときに頼れる先輩もいたら嬉しいかなぁ・・・なんて」

P「」フムフム

裕美「それじゃあ、そろそろレッスン行くね。」



数か月後
ライブ会場

乃々「今日は、いつにもまして・・・やるくぼですけど・・・!」

ほたる「私もせいいっぱい頑張ります!期待に応えます・・・!」

千鶴「私のなりたかった私、その向こうに!」

裕美「こんなにたくさんの笑顔・・・力いっぱいみんなに返していくよ!」

泰葉「それじゃあみんな、行きましょう!」


司会「お待たせしました!!次は、今夜限りのユニット『GIRLS BE OVER STEPS』です!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!



関ちゃんのこれからに
目が離せません

終わり


読んでくれてありがとうございました。
関ちゃん本当に可愛いですよね、関ちゃんPも熱い方ばかりで1ファンとして何だか嬉しいです。SSを書くにあたってせきペディアにはお世話になりました。ありがとうございます。


過去作

モバP「橘ありすの魅力?」

ピコありす「TTTT」 など

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