関裕美「なつやすみの始まる前」 (34)

短いですがアイドルマスターシンデレラガールズの関裕美がメインのSSです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405618391

「ねぇねぇ。裕美ちゃん、お願いしたいことがあるんだけど……!」

関裕美「どうしたの?莉嘉ちゃん?そんなに慌てた様子で?」

城ヶ崎莉嘉「どうしたもこうしたもないよーっ!メール見てないの~?」

裕美「メール……?あっ、メール来てたんだ、えっと……Pさんから?」

莉嘉「そうそう!アタシもさっき教えて貰ったんだけどね☆」

関裕美(14)
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城ヶ崎莉嘉(12)
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裕美「……。夏休み、田舎で……お仕事?」

莉嘉「アタシも裕美ちゃんと一緒にそこ行くんだよ☆色々なカブトムシ楽しみー☆ってそこじゃないの~!」

裕美「り、莉嘉ちゃん。ちょっと落ち着いて……。私に何かお願いしたいことがあるんじゃなかったの?」

莉嘉「うん!お願いしたいことってのはね―――」



莉嘉「じゃーん☆どうかな?アタシセクシー?」

裕美「かわいいけど!そんな姿でカーテン開けちゃダメ……!」

莉嘉「ぶー……。水着だからいいと思うんだけど~」

裕美「ここお店なんだから、ちょっと気を付けようね、莉嘉ちゃん」

莉嘉「はーい……。じゃあ、次の水着の時はこっそり開けるね☆お着替えして次の水着を選んじゃおっ」

莉嘉「でも、さっきの水着も可愛かったし、やっぱり裕美ちゃんに頼んで正解だったかも☆」

裕美「水着を選びたいって言ってたけど、莉嘉ちゃんの学校水泳の授業ないの?」

莉嘉「あるよ~。体育で泳ぐのすっごい楽しいから、大好き!でも、学校の水着可愛くないし……」

莉嘉「他の可愛い水着もあるんだけど、やっぱりPくんを悩殺するには、いままでのじゃダメかもっ!って思ったんだー☆へへ~」

裕美「何でそこでPさんがでてくるの?あっ、一緒に遊びに行く約束したとか?」

莉嘉「ぴんぽ~ん☆今度アタシと裕美ちゃんが田舎に行くでしょ?その時ね、Pくんがすっごいキレイな川に連れてってくれるんだって!」

裕美「そうなんだ……。私はまだ詳しい話聞いてないから知らないけど……」

莉嘉「時間が空いたら泳いでもいいって言ってたから、ガンバって可愛い水着選んじゃうの!」

裕美「ふふ……。莉嘉ちゃん可愛いから、どんな水着でも似合うと思うよ」

莉嘉「ありがと~♪でも、アタシだけじゃ不安だし、裕美ちゃんも行くなら可愛い水着を着ちゃおうよ~☆」

裕美「えっ?わ、私はいいよ!その……。恥ずかしいし……」

莉嘉「さっきはアタシが選んでもらったから、今度は裕美ちゃんの選んであげる☆」

裕美「い、いいよ。莉嘉ちゃん。私に可愛いのは……」

裕美「可愛いのは……」

裕美「……」

莉嘉「?どーしたの裕美ちゃん?ねぇねぇ、これなんてどうかなー?」

裕美「(可愛いのなんて似合わない……。ずっとそう思ってたっけ……)」

裕美「(でも、こんな私でも可愛くなれるって、ずっと応援してくれて……)」

裕美「(それで……)」

莉嘉「ピンク色のこれ裕美ちゃんに似合うと思うんだけど、どうかなっ?アタシもお姉ちゃんほどじゃないけど、センスには自信あるよっ♪」

裕美「その水着可愛いね、莉嘉ちゃん。……ありがとう、ちょっと試着してくるね」

莉嘉「いってらっしゃーい!……わっ、このビキニ小さいのに凄い高い……!」

裕美「ここの試着室意外と広いんだね。……この水着、莉嘉ちゃんが選んだだけあって、可愛いね」

裕美「可愛い水着なんて、似合わないし、目つきがきつくて、怒ってるなんてずっと思われてたのに……」

裕美「そんな私が、アイドルになって、輝けて……。皆を笑顔にできたんだよね」

裕美「莉嘉ちゃんみたいに悩殺とまではいかなくても、こんなに可愛い水着を私が着たら、Pさん喜んでくれるかな?」

裕美「そ、それじゃあ恥ずかしいけど……着てみ 莉嘉「ねーねー裕美ちゃん!その水着どんな感じー!?」

裕美「あっ……」

莉嘉「まだ着替えてたの?ごめ 裕美「か、カーテン閉めてー!」



裕美「……じっと見てなくてもいいよ?サイズは計ったから、別のことして待ってても……」

莉嘉「いーの♪裕美ちゃんがアクセ作ってるところみたいもん☆」

裕美「そんな凄いものじゃないよ、ただ好きで作ってるだけだし……」

莉嘉「でも、アタシが裕美ちゃんにブレスレット作ってってお願いしたから!それにアタシもアクセ作ってみたいな~」

裕美「このブレスレット作り終わったら、一緒に作る?簡単なのなら一緒にできるから」

莉嘉「本当!?それじゃあ髪留め作りたい!」

裕美「莉嘉ちゃん髪2つに纏めてるからね、2人で作れば丁度いいかな?……はい、できたよ。手を出して」

莉嘉「あーっ!完成するところアタシ見てないよー!」

裕美「ごめんね、サイズはぴったりだと思うんだけど……」

莉嘉「……ぴったり!ありがとー!裕美ちゃん!それじゃあ次は髪留めつくろー!」

裕美「莉嘉ちゃんの髪を纏めるなら、ヘアゴムかな?莉嘉ちゃんはどんなのがいいとかある?」

莉嘉「あのねあのね!アタシが作りたいのはね!―――」



莉嘉「おっはよ~Pくん!アタシ今日すっごい楽しみだったけど、ちゃんとお布団はいったよー!」

モバP「おはよう、莉嘉、裕美。こんな朝早くに集合させて悪かったな。現地には車で向かうから、車の中で寝ててもいいぞ」

莉嘉「え~!Pくんとお喋りしててもいいでしょ?だってアタシ今日ちゃんとコーヒー飲んできたんだよ!」

裕美「無理して全部飲まなくてよかったのに……。あ、おはようPさん。荷物は後ろに載せればいいのかな?」

モバP「ああ、後ろのトランク開けるから……よっと。それじゃ2人とも、荷物預かるぞ。高速に乗っていくから、必要な手荷物は持っててくれ」

莉嘉「アタシPくんのとなりー☆……えへへ、ほらほらPくんはやく行こうよー!」

モバP「あまり急かすなって……。それじゃあ裕美は後部座席に乗ってくれ」

裕美「うん、それじゃあお邪魔します」

莉嘉「Pくんこの時間帯って変な番組しかやってないよー」

モバP「一応DVDとかもあるぞ、聖靴学園の七不思議とか他にもトークバトルのディレクターズカット版とか」

莉嘉「七不思議はアタシもう見たよー☆でも、怖かったらPくんに抱き着いちゃってもいいよね♪」

モバP「運転中は勘弁してほしいな。それじゃあ車出すけど、飲み物が欲しくなったらクーラーボックスに入れてあるから」

モバP「朝ごはんはサービスエリアでしようか、気分が悪くなったりしたらすぐに言ってくれ」

莉嘉「うんうん、こうやって車に乗って遠くまで行くのって遠足みたいでわくわくするよねっ☆」

モバP「2人ともシートベルトしめたか?それじゃあ行くぞー」

莉嘉「じゃあPくん、この前のお仕事なんだけどね―――」




莉嘉「くぅ……くぅ……」

モバP「サービスエリア着いたけど……完全に寝てるなこりゃ」

裕美「寝かしておいてあげようよ。莉嘉ちゃん今日の事凄く楽しみにしてるみたいだったから」

モバP「そうか、俺も楽しみだよ。学生を卒業すると、夏休みなんて縁遠くなるからな」

モバP「こうやって車で遠出してさ、サービスエリアで適当にご飯食べたり、お土産を眺めたりアイス食べたり……。自分が遠くへ来たって感じて好きだな」

裕美「そうなんだ、こうやって遠出することなんてアイドルになってからだから……。私も楽しいかも」

モバP「スペインが初の旅行だって言ってたよな。折角だから、今回も存分に楽しんでくれ」

裕美「うん。それでね、Pさん。莉嘉ちゃんから聞いたんだけど……、キレイな川があるんだって?」

モバP「ああ、莉嘉が凄い楽しみにしてたよ。莉嘉が言うには『Pくんも楽しみにしてていいよー☆』ってさ」

裕美「……ふふっ、楽しみにしててあげて、莉嘉ちゃん頑張って選んでたから。……私もだけど」

モバP「裕美も水着買ったのか?そりゃ楽しみが増えたな。……ところで裕美アイスの味、どれにする?」

裕美「私は……この、サービスエリア限定のアイスでいい?」

モバP「限定とか書かれると欲しくなるよな。じゃあ俺もそれで、すいません、この限定アイスを2つ……。……はい、裕美。こぼさないようにな」

裕美「ありがとう。Pさん。……ん、美味しい!」

モバP「美味いな!莉嘉のも……って溶けるからダメか」

裕美「次停まった時に買ってあげよっ」

モバP「そうするか!それじゃあ車に戻るか」

『トークバトルの収録も終了した小一時間後、編集部の元に一本の電話が届く、内容は羽根が引っかかってお店に入室できていない女性がいる』

『我々撮影班は真偽を確かめるために現場へ直行する。そこで目にしたものは……』

『レッツ……パーリィタイム!』

モバP「しまったDVD再生したままだった。消して消して……と」

裕美「シートベルトしたよ。ここから後どれくらい?」

モバP「ナビの案内だと2時間位だな。渋滞はないだろうけど、小まめにサービスエリアには停まるから、裕美も寝てていいぞ」

裕美「大丈夫だよ、眠たくないし。それに、莉嘉ちゃんだけじゃなくて私も今日の事楽しみだったんだ」

モバP「そうなのか?」

裕美「うん。私、いままで夏って苦手な季節だったんだ。まぶしすぎて、ね。でも今は違うの」

裕美「アイドルになった今の私なら夏のまぶしさにも向き合える気がするの。だから、莉嘉ちゃんと一緒に可愛い水着も用意しちゃった」

裕美「楽しみに待っていてね。夏の日差しに負けないくらい、私も輝いて見せるから」

モバP「楽しみにしているよ。裕美のプロデューサーとして、1人のファンとして」

裕美「……ありがとう」

モバP「礼を言いたいのはこっちだよ。可愛いアイドルになってくれてありがとう……って」

裕美「それじゃあ、お互いにありがとうばかりになっちゃうね」

モバP「それでいいんじゃないかな。お互い様ってことで」

裕美「ふふっ、じゃあ私を可愛いアイドルにしてくれたPさんに、私の晴れ姿を見せてあげるねっ」

モバP「裕美の晴れ姿か!今から楽しみが止まらないな!」

莉嘉「むにゅ……ねぇPくん今どこー……?」

モバP「おはよう、莉嘉。今サービスエリアでたとこだよ」

莉嘉「寝ちゃってたんだ……って、あーっ!2人だけアイス食べててずーるーいー!」

モバP「莉嘉寝てたし起こすのも悪いなーって思ってさ」

莉嘉「美味しそー……ねぇPくん。1口ちょーだい☆」

モバP「だめ、裕美から貰いなさい」

裕美「私は別にいいけど……」

莉嘉「やーだ☆Pくんのアイスがほしいのー☆ねぇ、あーんしてーっ、あーんっ!」

モバP「助手席で暴れるなーっ!危ないだろ!ってこぼれたし!」

莉嘉「じゃあこぼれたのをJCのアタシが舐めとってあげよっか♪」

モバP「舐めんでいいわ!こっちに身を乗り出すな!えぇい!次のサービスエリアで停まるからこっちにくるなーっ!」

裕美「り、莉嘉ちゃん!私のあげるからー!」

おわり

以上で終わりです。お付き合いいただきありがとうございました。後でHTML化依頼を出します。

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