奈緒「罰ゲームは…『Pさんと添い寝』だぁ!?!?」
【モバマスSS】奈緒「さて、罰ゲームは…『Pさんと添い寝』だぁ!?!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1501769345/)
加蓮「罰ゲームは…プロデューサーと新婚生活(仮)!?」
【デレマス】加蓮「罰ゲームは…プロデューサーと新婚生活(仮)!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1502375793/)
の続編ですが、読んでいなくてもまったく問題ありません。
前作では奈緒・加蓮にプロデューサーとイチャイチャしてもらったので、今回は凛にイチャイチャしてもらいます。ただし子供の姿でです。それでは、またしばらくお付き合いお願いします。
いつものように下に柚も貼っておきます。
癒されろ。
https://i.imgur.com/ftf7w2N.png
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502609293
ヒョイ…ぽいっ
ヒョイ…ぽいっ
凛「…」
奈緒「ほら。え、選べよ…」
凛「こっちかな…それともこっちかな…」
奈緒「…」(ドキドキ)
凛「…」
スッ
奈緒「…」(ほっ)
凛「…逆だねっ!」
ヒョイ
奈緒「あ」
凛「…あれ? 嘘? ジョーカー?」
加蓮「凛。奈緒は『わざと負けること』も考えてるからね?」
凛「…しまった」
奈緒「そ、そんなわけねーだろっ!」
凛「いいから。ほら引きなよ」
奈緒「ああ」
スッ…ヒョイ…
凛「ちょ。ノータイムは。駆け引きは…」
奈緒「あがりだー」
ぽいっ
凛「…負けた」
加蓮「…」(にやにや)
凛「加蓮。そんなに嬉しそうな顔をしないでよ」
加蓮「ふふ♪ この前のお返し♪」
奈緒「さ。箱持ってきたぞ。引けよ」
凛「…まあ加蓮のよりパンチの効いた罰ゲームが出ることはないよね」
加蓮「『婚姻届提出』が出ないかなー♪」
奈緒「あれはもう処分した」
凛「結局、あれ誰の紙だったのさ」
凛「さて…と」
ガサゴソ…ひょいっ
【封筒:「一ノ瀬志希」】
凛「…ん? 封筒って」
奈緒「罰ゲームの内容は中に書いてあるってことだな」
加蓮「多分としか言いようがないけど。なにせ志希の罰ゲームだし」
凛「不安だよ。心の底から」
加蓮「とりあえず開けてみようか」
凛「うん」
ガサゴソ…ビリッ…
コロン
凛「うわっ…2種類の『錠剤』と『USBメモリ』が出てきた」
奈緒「スパイものの映画かよ…」
凛「ミッション・インポッシブルだね」
奈緒「なお、この指令を聞いたら10秒後に爆発する」
凛「メモリがもったいないなぁ」
加蓮「あ、紙も1枚入ってるよ。ほら」
ピラッ
【罰ゲームの内容と薬の効果はメモリの中を見てチェックしてねー♪】
奈緒「つまり紙1枚じゃ罰ゲームの内容を書ききれなかったわけだな」
凛「なるほど…さて。じゃあ引き直そうか」
加蓮「は?」
凛「『やりすぎ』な罰ゲームは引き直しOKでしょ? 危険なやつとかね」
加蓮「危険かどうかはまだわからないじゃない」
奈緒「モロに危険そうだけどな」
加蓮「…じゃあ。奈緒。私たちでチェックしようか」
奈緒「おう?」
凛「私は?」
加蓮「凛が見たらつまらないでしょ」
加蓮「私たちで確認して、危険がなさそうだったら飲んでもらう」
加蓮「危険がありそうなら飲まずに次の罰ゲームを引いてもらう。それでどう?」
凛「普通に見たいんだけど」
加蓮「駄目です。ほら奈緒。別の部屋に行こう」
奈緒「えぇ…ホントにいいのか?」
凛「奈緒。加蓮が甘い判断をしないようにチェックして。頼りにしてるから」
奈緒「…わかった。任せとけ!」
スタスタスタ…
(別室)
カチャカチャカチャ…ピッ…
ピーッ!
加蓮・奈緒「「これは…っ!」」
奈緒「ほ、本当にこんな薬があり得るのか…!?」
加蓮「…」
加蓮「…私。ひと粒飲んでみるよ」
奈緒「だ、大丈夫なのかぁ…?」
加蓮「うん。試しにね」
ヒョイ…ごくり…
加蓮「うぅ…っ…っ」
ボンッ!!!
奈緒「おぉ…加蓮…!」
奈緒「なんだこれ可愛い!!」
むぎゅー
加蓮?「…かれん…くるしいんだけど」
奈緒「なんだこの愛くるしい加蓮は! 口調は生意気なままだけど、可愛いっ!」
むぎゅー
加蓮?「うえー。くるしいよー。だきつきすぎー」
加蓮?「ふふ…でも本ものみたいだね…このくすりは♪」
(1時間後)
加蓮「戻りました」
凛「…おかえり」
加蓮「厳正な検査の結果。まったくもって危険のない薬であると判断されました」
奈緒「はい。厳正な検査の結果。素晴らしい薬であると判断されました」
凛「不安しかないよ」
奈緒「まーまー。危険がないのはホントだから。加蓮も薬飲んだし」
凛「嘘?」
加蓮「本当だってー」
奈緒「まあ、もう片方の『解毒薬』を飲んで元に戻ってるけどな」
凛「『元に戻る』って何なのさ」
加蓮「いいから、いいから♪」
スッ
奈緒「早く飲めよ」(わくわく)
加蓮「早く飲みなよ♪」(わくわく)
凛「…嫌だなぁ」
ごくり…
凛「うっ…」
よろり…
ボンッ!
テテーン!
【渋谷凛(7歳児.Ver)】
凛「…な、なにこれ。からだが小さくなってるっ!?」
奈緒「うわーっ! 可愛いー!!♪」
むぎゅー
凛「ち、ちょ、やめて…」
加蓮「凛。可愛いー♪」
よしよし
凛「たんま。やめて。このじょーきょーがわからないんだけど」
奈緒「呂律が回ってないな」
加蓮「子供が難しい言葉を使おうとしても駄目だよね」
凛「こどもじゃないってば」(むっ)
奈緒「やばい…なんだこの愛らしい子供は…♪」
だきっ…むっぎゅーっ…
凛「なお。あついよ…」
奈緒「ちびっ子凛から『なお』って呼ばれると…たまらないなっ…♪」
スリスリスリ…
凛「かれん。たすけてっ」
加蓮「凛ちゃーん。奈緒おねーちゃんと一緒に遊んでようね~♪」
凛「あくじょだ…。そしてあくむだ…」
奈緒「凛ちゃんは難しい言葉を知ってるんだなー♪」
凛「なお。じょうだんで言ってるのか、ほんきでいってるのかわからないんだけど…」
奈緒「見ろよ加蓮! 凛のこのちっちゃい手!! ほらほら!」(興奮)
凛「きいてないし…」
凛「てゆうか、ふくがぶかぶかだから、サイズのあったものがほしい」
加蓮「うん。すぐ持ってくるからね。凛ちゃん」
凛「そのよびかたやめて。かれん」
(着替え後)
奈緒「おぉ…ワンピース可愛いなぁ…」
凛「なお。じろじろみないでよ」
奈緒「いやー。あたしが言えたことじゃないけど、凛も可愛い系の服ってあんまり着ないからなぁ。似合うのに」
加蓮「そうだね。うん。これはいい機会だね」
凛「こどもをきせかえにんぎょーあつかいしてたのしい?」
加蓮「最高に楽しい」
奈緒「心苦しいけど…楽しいっ!」
凛「さいあくだよ。このふたり」
凛「…もうなんとなくわかってるけど、さっきのくすりは『こどもになるくすり』なんだね?」
加蓮「正解。正確には『NAMC0346(ナムコぜろさんよんろく)』っていう名前なんだよね」
奈緒「別名は『コナンニナール(コナンになる)』らしい」
凛「そのまんまだね」
奈緒「見た目は子供。頭脳は大人ってわけだな」
凛「しきは黒ふくのそしきにでも入ってたの?」
志希「入ってたことなんてないよー」
加蓮「だってさ」
凛「ふーん」
加蓮「…」
凛「って…しき!?」
志希「おじゃましてまーす♪ りんちゃんがこどもになったってきいて来ちゃった♪」
ちょこーん
【一ノ瀬志希(7歳.Ver)】
加蓮「なんで志希まで子供になってるのさ」
志希「にゃはは~♪ せっかくだし♪」
奈緒「うわぁぁ…ちびっ子志希も可愛いなぁ…♪ 白衣がぶっかぶかだ…♪」
むぎゅーっ…!
志希「いたいよ。なおちゃんママ~♪」
奈緒「持ち帰りたい…」
ヒョイっ
志希「わ~♪ だっこされてる~♪」(きゃっきゃっ)
加蓮「志希は凛と違ってノリノリだね」
奈緒「ほら。凛もママって呼んでいいんだぞ?」(そわそわ)
凛「よばない。ぜったいよばない」(ぷいっ)
奈緒「頑固だなー♪」
加蓮「奈緒。さっきからニヤニヤしすぎ」
奈緒「だって可愛いんだもん…」
(しばらく遊んで)
志希「りんちゃんは、ばつゲームのないようはまだきいてないんだよね?」
凛「うん。しらない」
志希「では、はっぴょうしまーす♪ ジャジャン♪」
加蓮「(なんか子供の発表会みたい)」
志希「そのすがたで『プロデューサーと1日遊びに出かける』です♪」
凛「…やっぱりプロデューサーがらみなんだね」
加蓮「その姿の凛は『凛の親戚」ってことにして」
奈緒「プロデューサーに可愛がってもらうってことで」
凛「…やだ。いきたくない」
奈緒「よしよし。頑張りましょうねー」
凛「なでないでよっ!」(プイッ)
奈緒「ありゃ。嫌われちゃった…」
加蓮「ていうか、なんか凛。怒りっぽくなってない?」
凛「なってなんかない!」(プンプン)
志希「じつはね。コナンニナールをのんだ人はとしそうおうにかんじょーをかくすのがへたになっちゃうんだ~♪」(にこにこ)
加蓮「ほう」
志希「きどあいらくがはっきりでちゃうの。だからりんちゃんはふだんよりプンスカしてるわけ♪」(にこにこ)
加蓮「なるほど。だから志希ちゃんは満面の笑顔で話しているわけね」
志希「うん♪」(にっこり)
加蓮「あー、可愛いなぁ。この『悪魔の幼生』」
奈緒「言い方ひどいな」
加蓮「間違ってないでしょ?」
奈緒「まあ…成長したらあんなんになっちゃうんだもんな…」
志希「おねーちゃんたちひどーい♪」
奈緒「お、おねーちゃん…?///」
加蓮「奈緒。心を動かされちゃ駄目だって」
奈緒「だってさー」(にへら)
凛「ねえ。はなしをすすめてくれる?」
加蓮「ごめんね。凛ちゃん」
凛「ちゃん付けやめて」
加蓮「はーい♪ 凛ちゃん♪」
凛「ここぞとばかりにいじってくる…」
加蓮「いつものポーカーフェイスが消えて、苦々しい表情が出てるねー♪」
凛「ほっぺぷにぷにしないでよっ!」(むっ)
志希「りーんちゃん。あーそーぼー♪」
凛「しき。こどものノリでいわなくていいし、わるふざけがすぎるし」
奈緒「はいはい。2人とも仲良くしようなー♪」
凛「…なお。いいかげん、こどもあつかいしないでって」
凛「もー、このすがた、やだーっ!」
(解毒剤)
ぽいっ…ごくり…
ぼんっ…!
凛「…ふぅ。やっと元に戻れた」
志希「わー。りんおねーちゃんがおっきくなっちゃったー♪」
凛「志希も戻ったら?」
志希「いい♪ このすがたもたのしい♪」
奈緒「あぁ…あたしの凛ちゃんが…」
凛「奈緒。後で覚悟しておいてね」
奈緒「…おぅ。いつもの凛だ」
加蓮「さて。プロデューサーと凛のオフが重なるのは…3日後か。その日にデートに行ってらっしゃい」
凛「いや。デートじゃないでしょ。『子守』にしかならないよ」
加蓮「まあまあ。とにかく罰ゲームだから♪」
凛「…どうせなら普通にデートしたかった」
加蓮「おや? もう一度言ってごらん?♪」
凛「うるさい」
奈緒「じゃ、プロデューサーには話を伝えておくから」
志希「あたしもついてっていーい?」
凛「駄目」
志希「えー」
凛「奈緒。加蓮。そっちの子はよろしく」
奈緒「任せろ!」
ガシッ
志希「だっこいやー! はーなーしーてー!」
じたばたじたばた
加蓮「落ち着きがないなこの子…」
申し訳ありません。冒頭部分が抜けてました。
以下が2の前に来ます
(事務所。ババ抜き中)
ヒョイ。ぽいっ…
ヒョイ。ぽいっ…
加蓮「あーがり」
ぽいっ
凛「あー」
奈緒「凛が残るって珍しいな」
凛「最近、加蓮がポーカーフェイスを身に付けたのか。手強いんだ」
加蓮「ふふ。凛に罰ゲーム箱を引かせるために特訓したからねー」
奈緒「なんでババ抜きで特訓までしてんだよ…」
凛「加蓮って負けず嫌いだからね」
加蓮「何とでも言いたまえー♪ ほらほら2人とも負けたら罰ゲームだよ♪」
奈緒「くそっ。負けないぞ、凛」
凛「勝てるものならどうぞ」(にたり)
奈緒「その不敵な笑みを崩してやるぜーっ!」
加蓮「負けフラグ立ってない?」
注: トランプで負けると『罰ゲーム箱』の中から1枚紙を取り出して実行するルールになっています。
罰ゲームはアイドルたちが『1人1枚』の制限で書いています。
このルールを利用して『プロデューサーとあんなことやこんなことをする』系の罰ゲームを書き込み、わざと負けようとするアイドルが後を絶ちません。
詳しくは以下の過去作品より。
奈緒「罰ゲームは…『Pさんと添い寝』だぁ!?!?」
【モバマスSS】奈緒「さて、罰ゲームは…『Pさんと添い寝』だぁ!?!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1501769345/)
加蓮「罰ゲームは…プロデューサーと新婚生活(仮)!?」
(3日後)
P「ふぁぁ…眠っ…」
キョロキョロ…
P「待ち合わせ場所…駅前だったよな」
トコトコトコ…
凛「おまたせ」
ちんちくりーん
P「…?」
凛「おはよう。まった?」
P「(…なんだこのちびっこい凛みたいな子は)」
P「(口調まで凛みたいに生意気だぞ…)」
P「おはよう。もしかして…キミが凛の親戚の子かな?」
凛「しんせき?」
凛「…」
凛「そ、そうだよ。わたしはりんおねえちゃんのしんせきなんだ」
P「だよね。すごい似てるし」
P「…というか。凛をそのまま小さくしたような雰囲気があるな」
凛「き、きのせいだよ」
P「…まあ。親戚なら似てるのも当然か」
凛「(ほっ)」
(しばらくして)
奈緒「というわけでプロデューサー。凛の親戚の子と一緒に遊んであげてほしいんだ」
P「…どうして俺なんだ?」
奈緒「えっと…じ、実はプロデューサーの写真を見せたら『この人と遊びたい!』ってうるさくてさ」(嘘)
奈緒「それでつい『今度遊んでもらえるように頼むから』って約束しちゃって…」
奈緒「…ダメかな?」
P「そういうことならひと肌脱ごう」
奈緒「本当かっ!」
P「二言はない」
奈緒「ありがとう! 助かるよっ!」
P「気にするな」
奈緒「(この人…ホントに何でもOKしてくれるよなぁ)」
奈緒「…」
奈緒「な、なぁ…」
P「うん?」
奈緒「…」
奈緒「やっぱ…いい…///」
凛「き、きのせいだよ」
P「…まあ。親戚なら似てるのも当然か」
凛「(ほっ)」
P「ところで、名前はなんて言うの?」
凛「りんこです」(しれっ)
P「名前まで似てるんだなー」
凛「いいなまえでしょ」
P「うん。素敵な名前だね」
凛「えへへぇ…///」(にこー)
凛「(…はっ! なんでこんなに顔をにやけちゃってるの、私…!)」
凛「(薬の効果とはいえ…油断すると表情が緩んじゃうな…)」
P「笑顔が可愛いなー」
凛「そ、そうかな…///」
P「うんうん。スカウトしたいくらいだよ。というか、アイドルやらない?」
凛「え? もうやってるよ?」
P「うん?」
凛「あ…ちがくて…その…なんでもないっ!」
P「そっか。じゃ、今日はよろしくね」
凛「う、うん」
凛「(子供相手だからか…細かい部分は突っ込まれないな…)」
凛「(ま。その方が楽でいいけどさ)」
P「ほら。りんこちゃん」
ぎゅ…
凛「…いきなりてをつなぐの?」
P「迷子になると危ないし。駄目だった?」
凛「…」
凛「ううん。駄目じゃない…です」
ぎゅっ…
P「よかった。はぐれないようにね」
凛「はーい♪」
凛「(…プロデューサーの手…大きいな)」
凛「(子供の姿になって落ち込んでても仕方ないし…今日は徹底的に甘えまくってやる)」
凛「ところで。きようはどこにつれていってくれるの?」
P「動物園だ」
(動物園・入口)
ガヤガヤ…
凛「どうぶつえん。ひさしぶりにきたな」
P「動物園は好きじゃなかった?」
凛「ううん。すき。うれしい」
P「そらよかった。チケット買いに行くから。ここで待っててくれる?」
凛「…」
凛「ヤダ」
P「え?」
ぎゅっ
凛「いっしょにいく。まちたくない」
P「おぅ…」
凛「(ていうか…離れたくない…)」
ぎゅー
P「(この子。淡々としてるけど、懐いてくれてるみたいだな)」
凛「♪」
(入園後)
モォォォ…(キリンの鳴き声)
P「キリンだー。でけー」
凛「キリンだー。ながーい」
P「…おや。餌やりショーをやってるみたいだ。りんこちゃん。やってみる?」
凛「うん。やりたい」
P「それじゃあ行こうか」
凛「かまれないかな?」
P「あはは、噛まれない。噛まれない」
凛「たべられたらたすけてよね。プロデューサー」
P「おお、任せとけ」
凛「はやく。はやく」(ぐいぐい)
P「走ると転ぶぞー」
キャッキャ
キリン「…」
凛「でかい…ほら。おたべ」
スッ…モシャモシャ…
キリン「…」
凛「このこ。ぶあいそだね」
P「動物だもの。笑顔にはならんさ」
凛「ゆめのないこというなー」
P「頬っぺたを膨らましても可愛いだけだぞ」
凛「うー」
ペチンッ
P「太ももをパンチするんじゃない。痛くないけど。パンチは駄目です」
凛「じゃあビンタ」
ペチッ
P「屁理屈をこねるんじゃありません。ほれ」
ひょい
凛「ひとさらいー」
P「大人しくしてろ」
がしっ
凛「わっ…肩車…」
P「高いところ大丈夫?」
凛「へーき。たかいところすき」
P「そこのほうがよく見えるだろ」
凛「うん。ながめがいいね。わるくない」
P「はは。そっか」
凛「このままえんないをまわってよ」
P「OK。発進っ!」
凛「そのかけごえ。こどもみたい」
P「子供が小生意気なことを言うんじゃありません」
タッタッタ…
凛「わっ…はしらないでよ♪」
ぎゅっ
P「しっかり掴まっとけよー」
凛「うん♪」
コソッ
奈緒「可愛いなぁ。凛ちゃん」(にやにや)
加蓮「だね。普段の凛からは考えられないはしゃぎっぷりだね」(にやにや)
志希「おねーちゃんたちー。ニヤニヤしてきもちわるーい♪」(ニヤリ)
加蓮「志希もでしょ。ちびっ子がそんな『悪意に満ち溢れた笑顔』を浮かべるんじゃありません」
奈緒「きょうび、魔王でもそんな笑顔を浮かべないぞ」
志希「ふふん。たのしいときはうっかりでちゃうんだよねー♪」
奈緒「その笑顔がデフォルトだったのかよ」
加蓮「うっかりってことは普段は隠してるわけね。怖っ」
志希「まーまー、それよりおいかけなくていいのー?」
加蓮「そうだね。行こうか」
奈緒「ほら。志希ちゃんはあたしがおんぶしてやるからなー♪」
スッ
志希「わーい♪ のるのるー」
だきっ
奈緒「よしよし。一緒に行こうなー♪」
キャッキャ♪
加蓮「…奈緒は凛のことをからかえないくらい楽しんでるね」
奈緒「だって可愛いんだもん」
加蓮「だもん、じゃないよ…まったく」
奈緒「この薬。最高…♪」(にへら)
加蓮「てか。志希は薬飲む必要まったくないよね?」
志希「このすがたがたのしくなっちゃって♪」
加蓮「中毒者だよー。7歳児にしてこの子中毒者だよー」
志希「にゃははー。きぶんがハイになるぜー♪」
奈緒「志希ちゃん。そんな言葉使いは駄目でちゅよー♪ 悪い子になっちゃいまちゅよー♪」
加蓮「奈緒。その子はもう手遅れだから」
休憩します。
20と21の順番が逆でしたね。読みづらくなって申し訳ありません。
なんか今回ミス多いな…癒してよ柚…
https://i.imgur.com/VIRMdm9.png
(しばらくして)
凛「…かたぐるま。もうあきた」
P「降ろす?」
凛「おろさなくていい。だっこしてほしい」
P「抱っこかぁ。はいはい」
ヒョイ…むぎゅっ…
凛「…えへへ♪」
凛「(ぎゅって抱かれるの…気持ちいいな♪)」
P「りんこちゃんは凛お姉ちゃんと違って甘えん坊だなー」
凛「…りんおねーちゃんも甘えんぼだよ?」
P「そうなのか?」
凛「うん。こんど。だっこしてあげたら?」
P「あはは。やったら怒られそうだな」
凛「おこらないからやってあげてよ」
P「はいはい。考えとくよ」
凛「(ぐぬぬ。流石にこれだけじゃやってくれないか)」
凛「…」
凛「プロデューサー。やっぱりサイじゃなくて、あっちのほうにいきたいな」
P「あっち…って『親子ふれあい牧場』?」
凛「うん。いこっ♪」
キャーキャー
係員「ここではモルモットやウサギといった小動物と親子で触れ合える場所です。いかがですか?」
凛「はいりたい。いこう、パパ」
P「…パパ?」
凛「…おやこのふりしないとダメでしょ。しかたなくよぶんだよ」(こそっ)
P「そ、そっか」
凛「ほら。パパはやくー♪」
ぐいっ
P「手を引っ張らないでおくれ」
凛「♪」
ウサギ「…」
凛「ほら。にんじんおたべ」
ウサギ「…」(もそもそもそ)
凛「…かわいい♪」
P「ウサギはいいなぁ。癒やされる」
凛「パパのじむしょにもウサギさんいるんじゃないの?」
P「ウサギ?」
凛「うさみんせーじん」
P「あの人は宇宙人だから。ウサギではないんだよ」
凛「ふーん」
P「お。こっちのウサギ。足元で寝て可愛いなぁ」
凛「パパ。こっちの子も…♪」
?「おー。プロデューサーじゃんか」
凛「げっ」
奈緒「ここに来てたのかー。偶然だなー」(棒読)
加蓮「偶然だね♪」
志希「偶然~♪」
P「奈緒たちじゃないか。まさかこんなところで会うとは」
凛「…」
P「あれ。りんこちゃん機嫌悪い?」
凛「べつに?」(ぷいっ)
奈緒「どうしたんだ? りんこちゃん~♪ 奈緒お姉ちゃんだぞー♪」
凛「きらいっ」(ぷいっ)
奈緒「き、きらい…?」
加蓮「開口一番で『嫌い』なんて中々ないよねー。奈緒。りんこちゃんに何かしたの?♪」
奈緒「してねーよ!」
凛「なお。きらいっ。パパたすけて」
タッタッタ…ぎゅっ
P「奈緒。嫌がられてるな?」
奈緒「バカな…こんなことが…」(がーん)
加蓮「マジでショック受けてるし…」
志希「りんこちゃーん♪ おひさー♪」
P「ぶかぶかの白衣を着たその子は?」
加蓮「志希の親戚の子」
P「言われてみるとどこか志希の面影があるな」
志希「さきでーす。よろしくねー♪」
P「さきちゃんか。よろしく」
凛「パパ。そいつもてきだよ」
P「敵って…『戦時中』じゃないんだから」
加蓮「おやおや。ところでりんこちゃん。プロデューサーのことをパパって呼ぶなんて…」
加蓮「ずいぶん懐いたみたいだね♪」(にたり)
凛「…!」
凛「(最悪…1番聞かれたくないところ聞かれたよ…)」
P「りんこちゃんは可愛いぞー」
凛「…///」
P「ところで凛は一緒じゃないのか?」
加蓮「凛は用事があるんだってさ」
志希「りんおねーちゃんは、しきちゃんとあそびにいったよー」
P「凛も志希も、こんなちびっ子を放ったらかして遊びに行くなんてけしからんな」
凛「り、りんおねーちゃんにもじじょーがあったんじゃないかな?」
P「知らぬ。駄目なものは駄目だ」
凛「…おこらないでほしいなぁ」(しょんぼり)
P「りんこちゃんのことは怒ってないぞ?」
加蓮「プロデューサーいじめたー」
P「いじめてないっての」
奈緒「プロデューサー。りんこちゃんとさきちゃんをいじめたらタダじゃおかないからなっ!」(くわっ)
加蓮「私。奈緒がそんな剣幕で話すところ初めてみたよ」
志希「こをまもるおやはつよい、てきなカンジかにゃー」
加蓮「メスライオンだね」
志希「でも。メスライオンは『じふんのこどもがオスライオンにくいころされるシーン』をみごろしにしたりするよー」
加蓮「え。マジ?」
志希「まじ」
P「そもそも。なんでオスライオンは子供を殺したりするんだ?」
志希「メスライオンはこどもをそだててると、あたらしいこどもをつくろうとしないからねー。ほかのオスとのあいだにうまれたこどもがいるとジャマになるから、ころしちゃうの」
志希「まえのおっとのこどもはいらないっ! ってあたらしいおっとがこどもをころすわけさー」
加蓮「えぐいなぁ…昼ドラも真っ青のドロドロだよ」
P「さきちゃんは物知りだなぁ」
なでなで…
志希「えへへー。もっとホメテ、ホメテ~♪」
凛「ねえ。なんでライオンこうざになってるわけ?」(ムッ)
P「ごめんよ」
凛「しらない」(ぷいっ)
加蓮「ありゃ。りんこちゃん。さきちゃんに嫉妬かな?♪」
凛「ちがうし」(ぷいっ)
加蓮「わかりやすいなぁ♪」
奈緒「可愛いなぁ…」
加蓮「ところで奈緒。なんでりんこちゃんと距離を置いてるわけ?」
奈緒「だって嫌われたし」(しょんぼり)
加蓮「あそ」
奈緒「軽く流すなよっ! 深刻な問題だぞっ!」
加蓮「いや。相手は凛じゃん」(小声)
(しばらくして)
加蓮・奈緒・志希「「「バイバイ。りんこちゃーん♪」」」
凛「にどとあいたくない」
P「これ。お姉ちゃんたちにきちんとバイバイしなさい」
凛「…バイバイ」(むすっ)
加蓮「かわいー♪」
奈緒「可愛いっ!!」
志希「…♪」(ニヤニヤ)
凛「さんにんともはらたつ」
P「またなー」
3人「「「はーい」」」
凛「…パパ。まただっこしてよ」
だきっ
P「おーう」
ぎゅー…
P「どした。疲れたのか?」
凛「うん。つかれた」
凛「それに、あのおねーちゃんたちきらい。いつもからかってくるんだもん」
むぎゅー
凛「(抱きついてると安心するな…♪)」
P「…りんこちゃんは嫌いかもしれないけど、いいところもちゃんとあるぞ?」
凛「うん。いいひとだってことはしってる。がんばってることもしってる」
P「おー」
凛「でもそれとこれとはべつ。なおもかれんもきらいっ」(プイッ)
P「…強情だなあ」
凛「でもパパはすき」
P「…そらよかった」
凛「つよめにだきしめてー」
むぎゅー
P「甘えたがりだなー」
凛「ふだんはこんなことできないからね」
P「?」
凛「きょうだけだから♪」
【次の日】
加蓮「おはよ。凛。昨日は楽しかった?♪」
凛「別に?」
加蓮「いつものポーカーフェイスに戻ってますなー」
凛「うるさいな」
奈緒「おはよー…って。凛かー」
凛「おはよう。何そのガッカリした顔は」
奈緒「はぁ。りんこちゃんとまた会いたいよ…」
凛「2度と薬飲まない。絶対」
加蓮「おやおや。散々、プロデューサーに甘えてたのはどこの誰かな?」
凛「何のこと?」
加凛「とぼけちゃってこのー」
カチャ
P「おはよう。ミーティング始めるぞ」
3人「「「はーい」」」
奈緒「お、プロデューサーさん。肩にゴミ付いてるぞ?」
加蓮「ほんとだ」
P「どこ?」
凛「私の方が位置近いから。取ってあげるよ、パパ」
ヒョイ
凛「はい。これ糸くず」
P「…」
加蓮「…」(ニヤニヤ)
奈緒「…」
凛「…なんでみんなして変な目で私を見てるわけ?」
奈緒「…いま。『パパ』って言ったよな?」
凛「…」(サーッ)
P「…俺もそう聞こえた」
凛「…た、タンマいまの無し」
スッ
タッタッタ…
凛「…いまの嘘だからっ/// 無しだからっ///」
ウワァァァ…!!!///
加蓮「あー、走って逃げちゃったよ♪」
P「…何だったんだ?」
奈緒「プロデューサーさんは気にしなくていいよ」
P「?」
終わり
以上です。お付き合いいただきありがとうございました。3作に渡ったTPによる罰ゲームシリーズもとりあえず終わりです。
もしかしたらまた形やメンバーを変えて書くかもしれませんので、その時はまたお付き合いいただけると嬉しいです。
最後に、柚を貼っておきますので癒されてください。では
https://i.imgur.com/zxfOc2s.png
以上です。お付き合いいただきありがとうございました。柚は世界一可愛いです。一刻も早く声が聞きたいです。柚ぅ!
https://i.imgur.com/aUFhHai.png
以下、最近の過去作品です。
よろしければご覧ください。
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