本田未央「ウルトラの星を信じる時!」ウルトラマンダイナ「本当の平和が訪れる!」 (80)

美波「ギリギリまで」 アーニャ「頑張って!」 ウルトラマンガイア「ダァーッ!!」
美波「ギリギリまで」 アーニャ「頑張って!」 ウルトラマンガイア「ダァーッ!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1496585531/)

 上記スレの続編となります。

 アイドルマスター シンデレラガールズ×ウルトラマン


・物語はシンデレラガールズ2期からとなります。

・このスレにはオリジナルの設定・解釈がふんだんに取り込まれています。
 例・蘭子の操るティガダークに、強力なエネルギー吸収能力が宿る等。

・現在のオーブ、次回作のジードの設定・時空列と矛盾している点もあると思いますがご容赦ください。

・スレ内のウルトラマンゼロとダイナは本編以上にはっちゃけています。

・今回からアニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」本編とは異なる展開が増えます。


 前回のあらすじ

CP解散の危機に直面するが、既にレベルマックスの卯月たちは特に挫けず、前向きに、明るく立ち向かう!

凛とアーニャがプロジェクトクローネに参加することになっても、特に軋轢もない!

本物のガイア、アグル、ダイナ、コスモスと共に根源的破滅招来体を退ける!

度重なる凶悪な侵略者の襲来と、ピグモンに庇われたことで常務にも変化が……。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1497882181


島村卯月「ネオフロンティアスペース。マルチバースに存在する、宇宙の一つ」


神崎蘭子「新たなる時代を迎えた地球に、二人の巨人がいた。古の巨人、ウルトラマンティガ。

 光の巨人でありながら闇に囚われ、そして光へと回帰したもの。残された肉体、石像は

 人であり光であるマドカ・ダイゴと一体となり……遂には邪神ガタノゾーアを倒した」


渋谷凛「邪神との戦いから七年後、もう一人のウルトラマンが誕生した」

本田未央「その名は、ウルトラマンダイナ! 所説はあるものの、その正体は全くの不明」

新田美波「ただわかっていることは、彼はグランスフィアを倒し地球を救った英雄であること」

アナスタシア「そして、異次元に飲み込まれ……消えました」


蘭子「マドカ・ダイゴは人間として生きる道を選び」

未央「アスカ・シンはウルトラマンとして生きる道を選び」

卯月「ティガの正体は、厳重に秘匿されて……」

城ヶ崎美嘉「ネオフロンティアスペースの戦いは、幕を閉じた」


凛「ウルトラマンダイナは後に多くの宇宙へ姿を見せることとなった」

美嘉「光の国へ」

卯月「フューチャーアースへ」

アーニャ「もっと、もっと、たくさんの、宇宙へ」

未央「そして、遂に――」


アスカ・シン「ここの料理、うめぇっ!」

安倍菜々「お口にあったようでなによりです!」

春野ムサシ「アスカって普段、何食べてるの?」

アスカ「え? 光エネルギー」

高山我夢「光合成!?」

藤宮博也「人間辞めてるな……」

モロボシ・シン「お前、光の国にいる時もバリアなしで平然としてたからな」

アスカ「最後にものを食べたの、いつだったかな~。あ~、宇宙船の中でモモっぽいの食べたな」

菜々「モモっぽいもの、なんですね」

 ハハハハハハ!


未央「ご覧いただけるだろうか? 英雄となったアスカ・シンは」

凛「……パスタ、食べてるね」

美嘉「しかも大盛り」

アーニャ「きのこ、パスタです。輝子の、ですか?」

美波「違うと思うわ」


 346プロ 敷地内喫茶店


菜々「いや~、ウルトラマンさん達が来てくれて繁盛しているのは良いんですが……」

アスカ「菜々ちゃん、おかわりいい?」

奈々「はぁ~い! ただいま~! 人手が欲しくなります!」


アスカ「いや~、彼女、偉いよな! 17歳でアイドルやって、学校行って、ここでバイトしてるなんて」

我夢「そ、そうだね」 ササ

藤宮「偉いな」 ササ

菜々「…………」 ジー

ムサシ(???)


シン「よう、みんな!」

卯月「ゼロさん!(やっぱり、人間の姿『も』格好いいなぁ……)」

未央(しまむー、顔が乙女だ……)


美波「そう、4人のウルトラマンはまだいたのです……」

アーニャ「ダイナは住所不定、ですが、ガイアとアグル、いいですか?」

美嘉「そんなお家のない人みたいな言い方はやめてあげなって……」


我夢「僕らも帰ろうとは思ったんだけど、気になることもあるし」

藤宮「この会社の美城常務が礼をしたいから是非にとな」

凛「え、常務が?」


アスカ「この地球は俺達の活躍がテレビでやっていたタイプなんだろ? 是非ってな」

ムサシ「僕らの歓迎会も開きたいって。滅多に受けないお誘いだから、たまにはね」

アスカ「その一環で、俺らがここで飲み食いできるのも常務さんの計らいなんだよ」

菜々「先にお茶からどうぞ!」 トン

アスカ「ありがと! いや~、たまに人間らしい食事をしないと、人間だったこと忘れそうで」

我夢「それはヤバい」

未央「マジで順調に人間やめてきてるじゃん!?」


蘭子「頭の方も、ヒカリさん並みになればいいんですけどね」 ニッコリ

美波「蘭子ちゃん、落ち着いて。ね?」

アーニャ「ダイゴのフリまでした件、まだ怒ってます」

凛「とはいえ、パワータイプで鳩尾殴ったんだし……」

ムサシ「あれはあれでひどかったね……」


卯月「ゼロさんはアスカさんとお喋りを?(人目があるから、ちょっと気をつけなきゃ)」

シン「ああ。近況の報告を。ついでに、俺も飲み食いさせてもらってる」

卯月「そうですか~」 プクー

シン「どうした?」

卯月「別に~!(私もゼロさんと一緒におしゃべりしたいです!)」 プンプン

蘭子「プンプン!」  美嘉「……別にいいけどさぁ~?」

シン「???」

未央・凛(鈍い……)


美城常務「満足していただいているようでなによりです」

ピグモン「ピグッ!」

卯月「あ、常務さんにモロボシくん。モロボシくん、もうケガはいいんですか?」

ピグモン「ピグッ!!」 ピョンピョン

我夢「はは、元気そうだね!」

藤宮「人間を庇うとは。勇気のあるやつだ」

ピグモン「ピグッ!」 エッヘン

常務「ウルトラマンゼロ、あなたからお預かりしたこの子のお陰で私は助かりました。ありがとうございます」

シン「礼には及ばないぜ。俺も少々、強引に押し付けたからな」

部長「彼女も律儀に面倒を見ていたようだからね」 ニコ

常務「あなたには借りがありますから」

シン「ピーちゃんが自分で助けたってことは、みっしーのことを少なからず、想っていた証左だ」

卯月(相変わらず、呼び名が安定しませんね……)

常務「情けは人の為ならず。そういうことですか」

常務(……みっしーって、私か!? 反論したいが……彼の年齢じゃ、仕方ないか……) ハァ

シン「改めて、礼を言うぜ! ありがとな!」

常務「お気になさらず。あなた方にしていただいていることに比べれば、私のしていることは微々たるものです」


凛「へぇ、今更侵略者に怖気づいたんだ」

未央「ちょ、ちょっと、しぶりん」

常務「ああ、そうだ。侵略者は、恐ろしい。私が想像もつかない絶対的な力を持っている」

凛「っ……」


常務「暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人、異次元人ヤプール、根源的破滅招来体。直に見たわけではないが

 超時空魔神エタルガー、邪神ガタノゾーア、闇の支配者ダークルギエル……。彼らは、恐ろしい。

 私もエンペラ星人や破滅招来体の危機を間近に浴びて、ようやく理解できた」

部長「美城くんを責めないでほしい。この世界には、怪獣の『か』の字もない地球だったのだから」


ムサシ「凜ちゃん」

凛「ご、ごめんなさい……」 ペコ

シン(おっ、ムサシの言うことは素直に聞く……いや、凜もすぐに自分の過ちを認めたってことか)


常務「いや、いい。君がそうした気持ちになるのも無理はない。

 侵略者と戦い、見知らぬ世界で、人々のために戦い続けたあなた方に敬意を払い、持て成したいと思います」

 
アスカ「もてなしなら十分してもらってるぜ」 モグモグ

我夢「よく食べるね……」

菜々「あの、常務……。ちょっと、仕入れの事でお話が……」

常務「……あ、あとで、追加発注の明細を私のパソコンに」

凛(……え? 常務のポケットマネーなの? 違うよね? ……違うよね!?)



常務「委細承知とまではいきませんが、ネオフロンティアスペースの英雄アスカ・シン様。

 慈愛の勇者コスモスと共に戦う春野ムサシ様、大地と海に選ばれた高山我夢様、藤宮博也様。

 地球人として相応の持て成しをさせていただきたいと思います」

シン「ちなみに、346プロを、東京全土にバリアを張って頑張ってたのはミラーナイトだからな!」

常務「わかっています。今度、お礼の品を」

シン「ちげーよ。直に『ありがとう』って言ってくれれば、それでいいんだよ」

常務「……ありがとうございます」 フフ

卯月(あ、常務さんが少し笑いました♪)


未央(ミラーナイト、頑張り過ぎて寝込んでるからね~)

美波(大丈夫かしら?)




ミラーナイト「教えてくれ、ゼロ。俺はあと何人殺せば……」 グッタリ

グレンファイヤー「ミラちゃん、疲れすぎて作品間違えてる」

ジャンナイン「重症だ」

ジャンボット「味方の光線の方がきつかったからな」




常務「ああ、そうそう。モロボシくん、資料を」

モロボシくん「ピグッ!」 ササ

凛「ありがと……。ああ、クローネの」

美嘉(えっ? 今、モロボシくん、どうやって資料持ってたの??? てか、秘書なの!????)

常務「急で悪いが、本日から打ち合わせを始めたい」

アーニャ「わかりました」

凛「その打ち合わせ、うちのスタッフの岬さん(グレンの偽名)も一緒でもいい?」

常務「ああ、構わない。スタッフに両方の事情がわかるものがいれば、やりやすいだろう。

では、私はこれで。ウルトラマンの方々、ごゆっくり戦いの疲れを、癒してください」 ペコ スタスタ


未央「美城常務、いいとこあるじゃん!」

藤宮「違うな」

アーニャ「何がですか?」

藤宮「俺達に頭を下げた方が得だからだ。ピグモンを連れているのも、我が社が独占してますってアピールだ」

我夢「またそうやって」 ハァ

ムサシ「そうした気持ちもあるかもしれないけど、純粋な感謝や好意もあるよ」

未央「なるほど~……」

美波「事情はどうあれ、できる人なのは間違いないわね」

シン「みっしーも悪い奴じゃないってわかったし、大丈夫だろ」

卯月「そうですね! ゼロさんを信じます」


 仮CPルーム

ムサシ「改めて、自己紹介をするね。春野ムサシ、今は家族と一緒に遊星ジュランの開拓をしているよ」

アスカ「アスカ・シンだ! よろしくな!!」

武内P「よろしくお願いいたします……!!」

卯月(プロデューサーさんが五体投地でも始めそうな勢いです!)

赤城みりあ「わ~、本物のダイナさんとコスモスさんだ!」

ムサシ「いや、僕がコスモスってわけじゃないよ」

みりあ「違うの???」

美波「コスモスは別の人格なのよ」

城ヶ崎莉嘉「えっと、つまり~、ゼロくんと卯月ちゃんみたいってことなんだ!」

みりあ「そうなんだ~! コスモスさん、よろしくね!」

コスモプラック「……」 チカチカ

ムサシ「コスモスもよろしくって」

みりあ「えへへ~♪」


双葉杏「本物のダイナかぁ……。テレビで見た時よりも、大人っぽいね」

アスカ「おっ、そうか? まぁ、俺も長いこと旅してきたからな」

杏「お父さんは、見つかったの?」

アスカ「いや、最初にワームホールに呑まれた時以来、会えてねぇな」 フルフル

諸星きらり(ダイナちゃんは、パパさんをずっと探してるんだにぃ……)

アスカ「けど、またいつか会えるだろ! 俺が、旅を続けていればいつか!」

杏「……そっか。そうだね! きっと、会えるよ! いつか、旅を続けている限り」

アスカ「おぅ!!」


ゼロ(in卯月)「それで、お前らいつまでいるんだよ?」


藤宮「ゾグの言っていた『入口』が気になる。俺達は俺達で、調査をしようと思う」

我夢「この世界じゃ僕らは有名人だし、色々と協力的な施設も多いだろうからね」


アスカ「俺ら、完全にただの遊びに来たつもりだったからな……」

ムサシ「ジュランはカオスヘッダーに任せてあるから、大丈夫だとは思うけど……」


多田李衣菜「カオスヘッダー?」

前川みく「名前からすると敵っぽいけど」

凛「確かコスモスのボスだけど、ムサシさんとコスモスの力で優しさを知ったんだっけ」

ムサシ「今は新しいジュランの守護神として、秩序の為に尽くしてくれているよ」

緒方智絵里「素敵ですね!」

三村かな子「うんっ! 敵だった人とも、分かり合えたなんて!」

美波「そういえば、この星にもジャスティスさんが来たんですよ」

ムサシ「ジャスティスが!? そうか~。会いたかったなぁ」


ゼロ「敵と分かり合えたと言えば、卯月はエタルガーの奴に、謝らせたんだぜ?」

ムサシ「あの、エタルガーを!?」

卯月「え、エタルガーがちゃんと、負けを認めてくれたから」 テレテレ

アスカ「はぁ~! すげぇな」


杏「ダイナだってすごいじゃん。スフィア相手に戦って……」

アスカ「アレは俺だけの力じゃないからな」

卯月「それは私も同じです! ゼロさんいなきゃ、あんなことはとても……」

アスカ「それに俺はスフィアとは分かり合えなかった」

未央「それは、相手が悪いって! あいつらもう、ムリでしょ」

美波「スフィアは他の星も攻撃して、無理矢理取り込んで、勢力を拡大してきていましたし……」

アスカ「同じ人間とだって、分かり合うのには大分時間がかかっちまった……」

杏「ゴンドウ参謀……とか?」

アスカ「っ! ……その名前が出てくるとはな。ホントに、俺の活躍がテレビになってたんだなぁ」


智絵里(ゴンドウ参謀っていうのは……?)

美波(人類の事を想ってはいたけれど、やり方が強引で……。アスカさんを捕まえて
      エネルギーを奪い、人造ウルトラマン・テラノイドを作ってしまったの)

アーニャ(人造ウルトラマン? それは、兵器、です。光ない存在は、ウルトラマンじゃ、ありません!)

美波(スフィアにテラノイドを乗っ取られ、光エネルギーも奪われたダイナを追い詰め……)

未央(最後は、ダイナを助けるために自分の生体エネルギーを光に変えて……死んだんだ……)

智絵里(しん……!? そんな、せっかく分かり合えたのに……)

武内P(方向性などは全く違いますが、常務と同じタイプの方でしたね……)


アスカ「あの人も、悪い人じゃなかったんだぜ? ただ、やり方が間違っただけで……」

シンデレラガールズ「……っ」

ゼロ「杏に見せてもらったが、彼もまた地球を愛した勇者だった」


ムサシ「勇者を想うのは、また今度にしようか」

杏「ダイナ、ごめんなさい」 ペコ

アスカ「いや、いいさ。むしろ、嬉しいくらいだ。ゴンドウ参謀の本心を、わかってくれてる奴がいてさ。
    参謀の光が受けた時、あの人の気持ちを俺も理解できたからな……」

我夢(僕は恵まれていた。コマンダーを始めとした、XIGのみんなに、アルケミースターズ。そして、藤宮)

藤宮(俺も一歩間違えれば、ゴンドウという男と同じ運命だったんだろうな……)


ムサシ「それで、君達はアイドルフェスに参加するんでしょ?」

卯月「はい、そうなんです! 凜ちゃんがアレなので、私はわからないですけど」

凛「ご、ごめん……」

未央「あ~あ。しぶりんのせいで、私らの出番が~」

凛「ごめんなさい……」 シュン

ゼロ「凜を虐めるのは、また今度にしろ」

美嘉「いっそ、卯月と未央も新しいメンバーとユニットを結成してみるとか?」

蘭子「ならば是非! 我と小梅と、ローゼンブルクアルトラウム・スマイリングを!」

卯月「えっと、組みたいのは山々なんですけど……」

蘭子「何故!?」

未央「多分それ、バランス悪い」

蘭子「ガーン!」


アスカ「蘭子ちゃん、ドンマイ!」

蘭子「……ちっ」

アスカ「え!?」

凛「蘭子、恨み過ぎでしょ……」

みく「頑張ってダイゴさんの真似してたくらいだし……」

李衣菜「蘭子ちゃんが男の人の口調で、しかも『僕』って言ってるくらいだしね……」


アスカ「いやぁ~、最初は俺もマジで本物のティガだって思うくらい、雰囲気似てたからさ」

蘭子「…………」 ピクッ

アスカ「声は違えど雰囲気同じだし、口調も真似てくれてたからついつい」

蘭子「ふふ~ん」 ドヤァ

かな子(可愛い)

みく(可愛いにゃ)

きらり(可愛いにぃ)

美波(こういうところ、中学生よね) ホッコリ


ゼロ「ダイゴといえば、タイガによく似た奴がこの世界にいたな。良い奴感が滲み出てたが」

アスカ「ああ、俺の後輩のタイガか? てことはこの地球、俺のソックリさんもいるのか」

美波「ややこしくなるんで、その辺は全カットです」

アスカ「あ、はい」


武内P「神崎さんのユニットはともかく、いい案だと思います」

未央「私もしぶりんがそう言った時から、何か別の活動は考えてたんだよね」

卯月「えぇ!? そうなんですか?」

未央「いや~、実はあーちゃんと茜ちんからお芝居やってみないか誘われてて」

凛「あ、このスレ内の未央は既に色々な人と友達になってるんだよ?」

武内P「実を言えば、渋谷さんにクローネの話が来た時から私も考えていまして」

武内P「連携の取れそうなほか部署と相談し、既に候補を決めています」

我夢「よかったね! なんとかなりそうじゃん」

卯月「わ~! 楽しみです」

武内P「例えばですが、佐久間さん、小日向さん、櫻井さん、双葉さんなどを考えていますが」

杏「卯月ちゃんと組むのはもちろん大歓迎だけど……スケジュール的にきつくない?」

武内P「はい。実は都合のつく方が少なくて……」

智絵里「この時期ですからね……。杏ちゃんと卯月ちゃんのユニットも、見てみたかったなぁ」

ゼロ「見たいファンは是非『キラッ!満開スマイル』をチェックしてくれ」

未央「そうすると、しまむーは出れないってこと?」

武内P「いえ。実は小日向さんが候補に名乗り出ていまして」

卯月「美穂ちゃんとお仕事! わぁ、すごく楽しみです!」

美嘉「美穂ならゼロのことも知ってるし。いいね! あれ? けど、美穂って確か……」

かな子「紗枝ちゃん達と出ますよね?」

武内P「それが、島村さんの為に頑張りますと」


小日向美穂「呼ばれて飛び出て! 正統派アイドルの小日向美穂です♪」

卯月「わぁ、美穂ちゃん!」

凛「どっから出てきたの?」

美穂「ウルティメイトイージスの力です」

未央「使えないでしょ!?」

美穂「卯月ちゃんと一緒にお仕事ができるの、楽しみで……。さぁ、ゼロさん! 私と合体を!」

ゼロ「え? 何で?」


アスカ(テンション高い子が正統派アイドルのわけか!)

ムサシ(違うと思う)

アーニャ(このスレの美穂、ちょっとテンション、おかしいですから)

美波(アーニャちゃんもね)


美穂「さぁ、プロデューサーさん! このウルティメイト美穂にお仕事を!」

武内P「えぇ……?」

卯月「あの美穂ちゃん、本当に大丈夫? 幸子ちゃん達とも歌うけど」

美穂「常務にぎゃふんと言わせるために、頑張ります!」

ゼロ「へへっ! こいつは頼もしいな!」

我夢(ダンスって大変って聞くけど、大丈夫かな……?)

 ガチャ

グレンファイヤー(人間態)「お~い、しぶり~ん。アーニャーン。打ち合わせ始るってよ」

凛「あ、うん。じゃあ、ちょっと行ってくるね」

みりあ「頑張ってね!」


 プロジェクトクローネ ルーム


速水奏「集まってすぐに衣装合わせに写真撮影だなんて、節操ないわね」

大槻唯「いいじゃんいいじゃん! 楽しそうだよ~!」

宮本フレデリカ「面白きことは、良きことかな~」

塩見周子「適当でいいんじゃない?」


グレンファイヤー「ねぇねぇ、しぶりん。俺、常務の趣味が分からない」

凛「うん、私も。とりあえず、常務がカワイイより、綺麗派なのはわかった」


橘ありす「みなさん! もう少し、このプロジェクトに選ばれた実感を……!」

フレデリカ「ありすちゃ~ん! そう言わないで~」 ダキッ

ありす「ああ、もう! まとわりつかないでください!」


グレンファイヤー「お、ちびっ子もいる」

凛「橘ありす……ちゃん」

ありす「ちびっ子ではありません! 私はもう、大人です!」

グレンファイヤー「いや、子供じゃん」

ありす「子供じゃありません! 橘です!!」


神谷奈緒(クローネも結構、賑やかだな)

北条加蓮(うん。ちょっと意外)


グレンファイヤー「そ~、プリプリすんなって。嬢ちゃんら、可愛いんだからさ~」

フレデリカ「スタッフさん、わかってる~!」

ありす「プリプリなんかしてません! CPは専属のスタッフまで……。少々、優遇され過ぎなのでは?
    大体、ウルトラマンなんて子供っぽい……」 ボソリ

鷺沢文香(あっ……。気を悪くされなければいいですが)

凛(常務と同じで、間近で見るまではわからない。ってことなのかな?)

アーニャ「岬(グレンの偽名)は、大事な、仲間、です」

唯「そうだよ! グレンちゃんは立派なんだよ~。……あ」

ありす「ぐれん? ……え?」

グレンファイヤー「いえ、岬です」


凛「ゆ、唯ったら、な、何と間違えたのかな~?」 アセアセ

奈緒「そそそ、そうだぞ! 別に、ウルティメイトフォースゼロのグレンファイヤーだとか、誰も言ってないぞ!」

加蓮「……奈緒」

ありす「え?」

グレンファイヤー「いえ、岬です」


 ガチャ

仁奈「あ、グレンファイヤーがいるでごぜーますよ!」

グレンファイヤー「仁奈ちゃん、オレ様はお仕事をしてるでごぜーますよ」

仁奈「そうでごぜーますか。仁奈、探検中でやがりますよ!」

グレンファイヤー「あんま好き勝手、色々な部屋に行ったらダメだぜ? お仕事してる奴だっているからよ」

仁奈「わかったです! 仁奈、大人しくしてるですよ! グレンも、お仕事頑張るですよ!」

グレンファイヤー「おぅ! また今度な!」

 バタン


グレンファイヤー「……岬です」

周子「いや~、それはムリあるんじゃない?」

グレンファイヤー(擬態解除)「バレちゃしょうがねぇ! 俺様は炎の戦士グレンファイヤーだ! よろしくな!」

奏「あら、随分と楽しい仲間ができたわね」

グレンファイヤー「え? 反応、それだけ?」

奏「だって、予想できるわ。みんな、気づいているけど言わないだけよ」

グレンファイヤー「マジか~」


ありす「……」 パクパク

フレデリカ「ありすちゃん、こりゃやばいね~」

周子「地球を守ってくれてる戦士に、ケチつけちゃった」

ありす「べべべ、別にケチをつけたわけじゃ!」

フレデリカ「へいへ~い、ありすちゃん、びびってる~♪」


グレンファイヤー「まぁ、なんだ。ありすの嬢ちゃんもよろしくな!」

ありす「嬢ちゃんでは……」

凛「グレン達から見れば、私達はみんな子供だよ」

アーニャ「同じ子供、ナインくらいです」


凛「そういえば、グレンって何歳?」

グレンファイヤー「ま~、細かく数えてた事ねぇけど、しぶりん達よか年上だぜ」

凛「そうだろうね」

アーニャ「そういえば、グレンって、宇宙人、です……よね?」

唯「ジャン兄弟はロボットだし」

文香「ミラーナイトさんはエスメラルダ人との二次元人のハーフだと伺いましたが」

グレンファイヤー「俺もよく知らなかったんだけど」

フレデリカ「わぉ、自分のこと知らないなんて、おもしろ~い☆」


グレンファイヤー「プラズマギャラクシーって宇宙には、グレンファイヤーって種族がいたからな~」

凛「え“っ!?」


周子「つまり、グレンファイヤーは」

奏「グレンファイヤーという種族のグレンファイヤーというわけね」

ありす「ややこしいですね……」

グレンファイヤー「ま~、俺の出生はともかく。俺は嬢ちゃん達よりうんと年上なんだし、諦めな!」

ありす「わ、わかりました……」

凛「ゼロなんか、美城常務のことも『女の子』呼ばわりするし」

文香「失礼ながらさすがにそれはどうかと思いますが……」

周子「ま~、それはそれで失礼だよね」

奏「ウルトラマンゼロって何歳なの?」

アーニャ「5900歳は超えたと、言ってます」

フレデリカ「わぉ! すっごい年上」


奏「それにしても宇宙人、ウルトラマンね。面白そうだわ」

凛「面白そうって……」

奏「一般論よ。この世界には宇宙人なんてきたことなかったもの。興味が湧かない方がおかしいじゃない?」

グレンファイヤー「この子、何歳? みなみんより年上だよね?」

奏「あら、失礼しちゃう。そっちのプロジェクトの、島村卯月ちゃんと同い年よ」

グレンファイヤー「マジか!?」

ジャンナイン(SD)「卯月と同い年なのか」

フレデリカ「あ、なんか増えた~!」

唯「ナインちゃんだ! やっほ~!」

ジャンナイン「やっほー」

アーニャ「ナイン。パトロール、お疲れ、様です」

ジャンナイン「僕の本体は地球全土を、小型端末で社内パトロールだ」

フレデリカ「おぉ~、さすがロボット! なんだかよくわからないけど、すご~い!」

ありす「こんな小さいのに、会話が可能で動くロボット……」 ドキドキ

周子「宇宙人のロボットだしね~」

ジャンナイン「僕の誕生について、聞きたいのか?」

ありす「ちょ、ちょっと興味があります」 ワクワク

ジャンナイン「そうか。では、聞かせよう。兄さんと、ビートスターの話を」

文香(長くなりそうですね……。いえ、興味はありますけど)


 346プロ 喫茶店


高森藍子「ていう、劇なんだけど~」

未央「おぉ! なるほど! あーちゃんもいるなら、ぜひチャレンジしてみるっきゃない!」

日野茜「ぜひ、チャレンジしましょう!! まずは、オーディションから全力ダッシュです!!」

藍子「ところで、未央ちゃん。あの……」


アスカ「コーヒーとケーキ、美味い」

菜々「コーヒーのおかわりはいりますか?」

アスカ「お願い」


未央「ご存知、ウルトラマンダイナのアスカ・シンさんだよ! デスティニーガンダムの方じゃないよ?」

藍子「そっちは仮面ライダーだから。ていうか、ダイナさん本人なんだ……」

茜「ダイナですかー!! この間はありがとうございました!!!」

アスカ「いちいち礼なんかいいって! 照れ臭い! 困ってる奴がいれば助ける。それが光の戦士だ」

茜「ダイナはですね! 私も視聴していたんですよ!!」

アスカ「マジ? 作品で残ってるなら、女の子はあんま見るもんじゃない気がするけど……」

茜「いや~!『うたかたの空夢』など、非常に面白かったですね!!!」

アスカ「いや、タイトル言われても」

未央「ダイナが変な夢見てた時の話」 ※『うたかたの空夢』、恐らくウルトラ史上最大のカオス回。

アスカ「……えっ!? あれ、作品として残ってんのか!? やめてよ!」

未央「そういわれても……」


茜「けどやっぱり! 最終三部作でダイゴが出てきたのが嬉しいですね!!」

藍子「ダイゴさんって、本当のティガさん?」

未央「ティガ自身、なれるだけなら実は色々な人がなれるからね。ダイゴに、ダイゴの息子のツバサ、
   ダイゴの先祖と思われるアムイ。それに、マサキ・ケイゴも正しい心があれば変身できたろうし」

藍子「蘭子ちゃんも理由はわからないけど変身できるし」

茜「CPのみなさんも! 変身するだけなら、できるみたいですからね!!」

アスカ「スパークレンス、守備範囲広すぎだな……」


未央「ところでさ、ダイナ! 改めて、お礼を言わせてほしいんだ」

アスカ「だから、照れ臭いからっいいって」

未央「違う違う。私さ、エタルガーと戦った時、ダイナのスパークドール借りて変身したんだ」

アスカ「ギンガの能力か」

未央「うん。お陰で、しまむーを助けられた。ゼロのお陰だろうけど、サーガの奇跡もおこせた」


未央「だから、ありがとう!」


アスカ「そういうことなら、一応受け取っておくぜ。だけど」

藍子「きっと、未央ちゃんだから」

茜「ニュージェネのみんなだから起こせたんですね!!!」

アスカ「そういうことだ」

未央「へへっ♪ ダイナ、フューチャーアースじゃすごく大変だったんでしょ? ゆっくり休んでってよ!」

アスカ「はは、もう十二分に休ませてもらってるけどな」


アスカ「未央はそのニュージェネと仕事できないんじゃ、寂しいんじゃないのか?」

未央「……本音を言えば、凄く。常務のことはぶん殴ってやりたいってくらい、ムカついた」

藍子「未央ちゃん……」


アスカ「……昔、一緒に戦った奴にジャグラーって奴がいたんだ」

未央「ジャグラー?」

アスカ「そいつはウルトラマンオーブ、ガイの仲間で、ガイの良い先輩だった。
    ……真面目な奴だったのは、短い間でもよくわかった。強かったが、オーブに選ばれなかった」

藍子「その人は、今は……?」

アスカ「ガイの間違った優しさ、慕ってくれた者の死、不毛な争い……。色々なもんが重なって、闇に呑まれた」

未央「そっか……」

アスカ「あいつはやり方を間違えた。戦いを終わらすために、みんなの大事なものを壊した」

藍子「それは……悲しいですね……」

アスカ「それでもあいつは、闇に呑まれた後もガイを、オーブを助けていたらしい……」

茜「強い、人なんですね……!」

アスカ「そうだな。戦い方は間違えたが、あいつもみんなの為に戦った。ゴンドウ参謀みたいに。
    いつか、光の戦士として戦える時がくるだろう……。だから、未央」


未央「うん。私、常務のフィールドで戦ってやる! それで、勝つよ!」

アスカ「その意気だぜ!!!」


アスカ(ジャグラー。風の噂じゃ、完全に光の勢力から離反したと聞いたが……。どうしてるんだか……)



 オーブの地球  映画の時間軸  銭湯


ジェッタ・シン「ワーッ! イェー!」 バシャバシャ!

ガイ「お前ら! ああっ、すみません!」

ジャグラー「……」 ニタァ

ガイ「お前っ!」

ジャグラー(マッパ)「先に上がってるぜ?」

 スパーン!


ジャグラー(マッパ)(よし、このままさり気なく……)

ジャグラー(マッパ)(ガイとの復縁を目指す!!)


ガイ(とりあえず、逃げよう)



 仮CPルーム


武内P「というわけで、お二人には写真撮影などを中心にお仕事を」

卯月・美穂「はいっ!」

武内P「可能であれば秋のフェスにもお二人で出ていただきたいと思うのですが」

ゼロ「凜はクローネ参加だろうが、未央たちはどうするんだ?」

武内P「既に高森さん、日野さんと本田さんを交えた曲を考えています。新曲では、ありませんが」

ゼロ「なるほどな」

武内P「お二人にも追加のメンバーを加え、3:3:3にするのもいいかもしれませんね」

ゼロ「クール、パッション、キュートに特化したユニットか。それもいいな!」

武内P「実を言うと、既に候補がいます。今度、ご紹介したいと思いますが」

卯月「お仕事は任せてください! 間に合わせて見せます!」

美穂「うんっ!」

ゼロ「俺に秘策があるから、任せておけ!」

武内P「ゼロさんの力を借り過ぎるのもなんですが……お願いします」 ペコ

ゼロ(シャイニングフィールド、この地球で使う時が来たか)


美波(見てるこっちがほっこりするわ)

我夢(これが正統派アイドルか) ホッコリ

藤宮(……ふっ)


ムサシ(これって、中年入った僕らがアイドルの子を見てニコニコしてるって危なくないかな?)

杏(みんなビジュアルはいい方だから、事案にはならないと思うけど……)

智絵里(見た目で人を判断するのっていうのはよくないけど……)

かな子(けど、明らかに不潔な人だったら怪しく思えちゃうし……)


 後日 346プロ 撮影所1


 パシャ! パシャパシャ!

ゼロ(うんうん、二人ともいい笑顔だな!)

美穂「えへへ。けど、それはゼロさんがいるからです」


美穂「途切れない侵略者に、スペースビースト……。凄く、不安です」

美穂「けど、ゼロさんが! 光の戦士たちがいてくれるから! 安心していられます!」

卯月「一人、闇の戦士もいますけどね♪」

美穂「ふふ、そうだね」


ゼロ「ああっ! 俺達、ウルトラマンに、光の戦士に任せておけ!」

美穂「はいっ! だ、だから、その、ゼロさん!」


美穂「ず、ずっと、この地球にいてくれませんか?///」


ゼロ「ずっと、か。そうしたいのはやまやまだが」

美穂「わかってます。ごめんなさい。ちょっと、言ってみただけです」

ゼロ「悪いな」

美穂「いえいえっ! この広い宇宙で、出会えただけでも奇跡ですから!」


卯月(皮肉、ですよね。侵略者がいるから、平和が脅かされるから、ゼロさんたちがいてくれる……)

卯月(けど、ゼロさんがいなくなった後でも、私は……ずっと、愛を歌い続けるから……!)



 346プロ 撮影所2


加蓮「ふぅ……」

凛「お疲れ様。大丈夫?」

加蓮「うん。大丈夫。こう続けてだと、ちょっと疲れちゃうね」

凛「身体が弱かったんだっけ」

加蓮「今は大丈夫だけど、他のみんなに比べるとね」


グレンファイヤー(人間態)「すみませ~ん、この荷物はどこに?」

スタッフ「あ、こちらにお願いします」


加蓮「あの元気を見習いたいなぁ」

凛「グレンは凄いから。ゼロともよく、組手してるし」

奈緒「てことは、ウルトラマンゼロと互角なのか? すげ~」

凛「ていうか、グレン。クローネでもまじめに仕事するんだ」

アーニャ「グレンはいつだって、真面目、です」

奏「さすが、正義の味方ね。ああいう人、好きよ?」


ムサシ「へぇ、こうやって撮影してるんだね」

凛「あ、ムサシさん。見学?」

ムサシ「常務さんが、好きに見学してくれていいっていうから。せっかくだからね」


文香「あの人は……コスモスの」

ありす「すごい穏やかそうな人ですね」


ムサシ「聞いたよ。君がコスモスのスパークドールを使って、戦ってくれたって」

凛「う、うん。けど、私はあなたと違って……優しさが何なのかも、理解できないから……」

ムサシ「そんなことはないよ」

凛「優しい人ならきっと、こっちのプロジェクトに参加するなんて、蝙蝠みたいなことしないから」


奈緒・加蓮「……っ」

凛「あ、ごめん。別に、二人と組むのが嫌とかじゃなくて」


ムサシ「君は、卯月ちゃんと未央ちゃんを見捨てたのかい?」

凛「っ!! そんなわけないじゃん!! 私があの二人を見捨てるなんて、絶対に」

ムサシ「なら、それが答えだよ」

凛「……っ」


グレンファイヤー(しぶりん、まだ気に留めてるのか~)

ミラーナイト(そのようですね)

グレンファイヤー(お、ミラちゃん。調子はどうよ?)

ミラーナイト(アレだけゆっくり休めば、回復しましたよ)

ミラーナイト(シンデレラガール。後悔しない選択を、ですよ?)


 346プロ 喫茶店


アスカ「ケーキ美味い」

菜々「ダイナさんもすっかり常連ですね~。あ、コーヒーどうぞ」

アスカ「サンキュー、菜々ちゃん!」


木村夏樹「……なんだろう? アタシが思ってたウルトラマンと微妙に違うな」

李衣菜「ま、まぁ、アスカさんは元々人間だし……」

みく「夏樹ちゃんの言うイメージ、ゼロちゃんだってあってないと思うし」

なつきち「あ~……そうだな。今いるメンバーだと、ムサシさんが一番ウルトラマンな感じだな」

李衣菜「ガイアさんとアグルさんはウルトラマンっぽくないわけじゃないんだけどね~」

ルギエル(SD)「あいつら、人間の域だが天才だからな」

みく「そうそう。て、普通に話せるのかにゃ!?」

ルギエル(SD)「解除はできなくても、ダークスパークの力でこれくらいはできることを思い出した」

なつきち「お前、結構余裕あるな……」


アスカ「……あっ! こいつ、俺を人形にしてくれ野郎じゃねぇか!!」

ルギエル(SD)「っ!? ……タダノ人形、ダヨ」

アスカ「嘘つけ!! ソルジェント光線ぶちかましてやる!!」


みく(あ、さすがに騙されないんだ……)

李衣菜(身をもって人形にされてるらしいし……)


未央「ダイナ、相変わらずにぎやかだね~」

茜「元気があっていいですね!!! きっと、光線技も打ち放題なんでしょうね!!!!」

藍子「怪獣を爆発させる技を、腕を組んだだけで出せるって、すごいよね~」

みく「冷静に考えて、ヤバい」

夏樹「本気になれば星を壊せるってんだから、桁が違い過ぎて、ロックなのかどうかもわからないぜ」

李衣菜「ダイナさんに殴られてるルギエルだって、とんでもないアイテム持ってたわけだしね」


茜「ところで! ダイナはいつまでいてくれるんですか!?」

アスカ「しばらくは滞在するつもりだ。気になることもあるからな」 ゲシゲシ

ルギエル(時間が止められてるから痛くないような、痛いような……)

李衣菜「スペースビースト?」

アスカ「そいつらも気になるな。昨日も、小型の奴を何匹か倒してやったが」

菜々「パトロールもしてくれてたんですね! ありがとうございます」

アスカ「ただ飯食うわけにはいかないからな」

未央「さすがウルトラマンダイナ! 頼りになる~!」

アスカ「まぁな!!」


アスカ(……何でこの地球の、この子らはこんなエネルギー量を持っている?)

アスカ(卯月ちゃんに至っては、自力でゼロに変身したって聞いた)

アスカ(ハッキリ言って、異常だぜ。『戦神』みたいに受け継がれてるわけでもなさそうだ)


『戦神』
 王立惑星カノンの王家の者が変身できる巨人。ウルトラマン並みの力を持つがゆえに、有事の際は前線に立つ。
 その為、カノンの民は戦神に依存しきっている。ウルトラマンが正体を隠す理由がよくわかる。


未央「ダイナ?」


アスカ(答えろ、ダークルギエル! この地球には、何がある!?)

ルギエル(……我に頼るか? ギンガの影である、我に)

アスカ(答えろ!! マジでソルジェント光線ぶちかましてやってもいいんだぜ?)

ルギエル(……我にもわからん。未来が変わった等という生易しいものではない)

アスカ「なんだと?」


藍子「ダイナさん? どうしたんですか?」

アスカ「……ああ。今、ムサシから連絡があってさ」

茜「テレパシーという奴ですね!!」


ルギエル(ウルトラマンダイナ、ギンガの影である我が忠告してやろう)

ルギエル(この地球を守れ)

アスカ(何?)

ルギエル(この地球が侵略者の手に堕ちた時、恐らくだが……宇宙が滅びる)

アスカ(なんだと……!?)

ルギエル(お前たち光の戦士がこの地球を守り切れるかどうか、見ていてやろう)

ルギエル(くくく、ははははは!!)


アスカ「……っ」

未央(ダイナ……?)


 346プロ 仮CPルーム


我夢「これが、スパークレンス」 スキャン中

藤宮「確かに黒いな」


蘭子「ドキドキ」

小梅「ワクワク」

輝子「な、何か、わかるのか?」


我夢「解析してみても、ガイのオーブカリバーとはやっぱり違うね」

藤宮「オーブカリバーは膨大な光エネルギーを放出して変身していたが」


我夢「このスパークレンスは、使用者の遺伝子に組み込まれた光や闇をエネルギーに変換している」

小梅「じゃ、じゃあ、みんなが変身できたのは」

輝子「この世界のアイドルのエネルギー量が多いから、か?」


我夢「エネルギー量の多さを光遺伝子なんだと、スパークレンスが『誤認』している可能性もあるね」

藤宮「そんなチャチなものではないと思うが、それだけお前達が特別だということだろう」

美波「じゃあ、地球が私を選んだのは」

我夢「言い方は悪いけど、この地球にとっても都合がよかったんだろうね」

藤宮「スパークドールとはいえ、一度はガイアに変身でき、かつ高いエネルギー量をもっていたからな」

我夢「卯月ちゃんがティガに変身できて、高い戦闘能力を持っていたのは」

藤宮「明らかにゼロの影響だろう」


蘭子「では、わ、我は!」

我夢「この世界における『光を継ぐ者』の可能性が高いね!」


蘭子「やったぁぁぁ! わ~い! 我こそは古の末裔! ヒャッハー!!」


藤宮「っ!?」

美波「蘭子ちゃん、凄い喜びようね」

小梅「ずっと、そういうものに、憧れていたからね……」

輝子「ら、蘭子ちゃんも、メタル、する?」

蘭子「メタルはしない」

輝子「あ、そ、そうか……」 ショボン

我夢(えぇ……?)


我夢「メタルはともかく、普通に過ごしていれば、絶対に目覚めなかった力だけどね」

藤宮「アイドルという特殊な職業についていても、それすらも普通の範疇だからな」

蘭子「わかってます! 私は、この力をみんなの為に使います!」

美波「ええ! 私も、できる限りお手伝いするわ」


我夢(しかし、何故ティガダークを自在に……)

藤宮(まさか、光と……闇の遺伝子、両方を受け継いでいるのか?)

我夢(それだけじゃない。この世界に、ティガはいなかったはず。スパークレンスも別世界のもの)

藤宮(これも入口に関係しているのか? それとも、発見されていないだけでこの地球にもティガが?)


 346プロ 渡り廊下

ムサシ「それにしても、スペースビーストにスフィア……」

奏「確か、ネクサスとダイナの敵? 最近の特集のせいで、気づいたら怪獣博士ね」

ありす「私はあまり見てないので……。どんな敵なんですか?」


文香「スペースビーストは捕食と破壊行動しかない、極めて凶暴な生物とありますね」

唯「うぇ~! 何それ! こわ~いっ!」


凛「ムサシさんと同じ理想を掲げる、大空大地さんでも共存を断念する敵だよ」

ムサシ「話には聞いてるよ。彼は僕と違って、最初から理想と現実を区別できているようだね」

奈緒「あ~、知ってる! ムサシさん、怪獣保護を優先し過ぎちゃった話ね」

グレンファイヤー「へぇ~。コスモスのあんちゃんでもそんな時期があったのか」

ムサシ「はは、知られているのも恥ずかしいね///」

奏「元々の世界観、価値観が違うもの。仕方がないんじゃない?」


凛「スフィアは意思統一されれば平和になるっていう、押し付けの善意だっけ?」

周子「所謂『話が通じない相手』ね」


フレデリカ「ムサシさんにとっては、ある種の天敵だね~。フレちゃんなら、容赦なくビー! だけど」

アーニャ「リーナの持ってる、ルギエルも、一応の、善意、でした」

ありす「……宇宙って、広いんですね」

奏「そうね。ウルトラマンのような巨人でさえ、大海を泳ぐ魚のように……」


ムサシ「だからこそ、目の前のことをせいいっぱいする。この限られた命でね」

ありす「それは、たとえコスモスさんがいなくても?」

ムサシ「ああっ!」

アーニャ「ムサシは、コスモスがいなくても、コスモスを助けるために戦い、ました」

ありす「えっ!」

凛「エタルガーを倒す時に、ギンガとビクトリーと協力したって聞いてるよ」

奈緒「それに、防衛チーム出身だから普通に強いでしょ?」


ありす「……凄いんですね」 キラキラー

フレデリカ(ありすちゃん、分かりやすいくらいの尊敬のまなざし~♪)

周子(ナインの話を聞いて、感動してたしね。いや、壮大だったけど)


グレンファイヤー「コスモス、今度組手しようぜ! 噂のコロナの力、見せてくれや!」

コスモプラック『……』 キィン

ムサシ「構わないってさ」

グレンファイヤー「おっ、マジで? 断られるかと思ったぜ」

文香「コスモスさんは慈愛の勇者と呼ばれていますが、力もかなり強いそうですね」

唯「へぇ~、そうなんだ~!」

奏「優しさだけじゃなくて、悪に立ち向かう力も持っているわけね」


周子(メッチャ筋トレしてるコスモスを思い浮かべちゃった)

コスモス『1万9999回……。2万……!! ストレッチパワーが、溜まってきた……!!』 ムキムキ!


ジャンボット(SD)「グレン、まずいぞ」

グレンファイヤー「おっ、どった? 焼き鳥」

ジャンボット「私は焼き鳥ではないと……。それより、大量のスペースビーストが近づいてきている」

唯「えぇ!? あんな気持ち悪いのが大量に?」

グレンファイヤー「連中、人間は襲えてないはずなのにどっからそんなに……」

奏「……もしかして、この間の虫……ドビシを捕食していたんじゃない?」

グレンファイヤー「焼き鳥! 何匹くらいいるんだ!?」


ジャンボット「大型のビーストが、20体ほど」

凛「ぶっ!? に、20体?」


フレデリカ「い、いや~、フレちゃん、あいつらに食べられるのは」

周子「ほんま、堪忍してほしいわ……」

グレンファイヤー「そうさせないために俺らがいるんだよ!!」

ジャンボット「既にゼロには連絡済だ」


ウルトラマンゼロ「デュワッ!!」

美穂「私が変身したかったよぉ~!」


唯「あ、ホントだ。唯も変身したかったな~」

凛(これ以上、争奪戦に参加するメンバーが増えるのは勘弁だよ……)


ムサシ「よし、僕も。コスモースッッッ!!!」 ピカー


ウルトラマンダナ「こいつらには手加減無用、楽でいいぜ!」

ウルトアマンガイアV2「油断はでいないよ」

ウルトラマンアグルV2「ああ、上級ビーストの姿もある!」

ウルトラマン コスモス コロナモード「暫くルナモードは使いそうにないね」


ティガダーク(蘭子)「我こそは闇を統べし、古の巨人! さぁ、汝たちに破滅を!」

ゼロ「いくぜ!!」

卯月「はいっ!」


アーニャ「蘭子、今日も絶好調、です」

グレンファイヤー「んじゃ、俺らも行くか!」

ジャンボット「ああっ! ジャンファイト!!」


ジャンナイン「ウルティメイトフォースゼロ、参上だ」

ミラーナイト「前回ほどではありませんが、気を付けなければ」

グレンファイヤー「害虫は全部、燃やしてやるぜ!」

ジャンボット「みんな、油断はするな」


フレデリカ「敵も多いけど、味方も多い~!」

周子「さすがに、敵の方が多いけど」


凛「ネクサスは来ないね……。来てくれれば、私が戦うのに」


 ピカー!


奏「あら、噂をすれば」

エボルトラスター「……」

加蓮「……え、アタシ?」

凛「え? だ、大丈夫?」

加蓮「わ、わかんないけど、やってみる!」 バシュン

ウルトラマンネクサス(加蓮)「よぉ~し!」

奈緒(大丈夫かなぁ……?)


 ネクサス アンファス → ネクサス ジュネッスフローズン


凛「加蓮もブルーだ」

アーニャ「氷のように、綺麗です♪」



ネクサス ジュネッスフローズン(加蓮)「えっと、確か、展開! メタフィールド!」

凛「あ、待って! ネクサスのメタフィールドは3分しかもたないから……」

ジャンボット「飛び散った細胞は私とジャンナインで処分するから、フィールドは張らずに」

加蓮「……」

奈緒「あれ? なんか、メタフィールドが空で止まって……」


 ……バタン

プロジェクトクローネメンバー「えっ!?」

加蓮「も、もぉ、ムリぃ~……」 チカチカチカチカ


ゼロ・卯月・蘭子「うそ~ん……」

コスモス(ムサシ)「えぇぇぇ!? ちょ、ちょっと、大丈夫???」


凛「加蓮の体力がもたなかった! こ、交代! ネクサス! 交代して!」

 ネクサス ジュネッスフローズン → 分離

加蓮「う、う~ん……。う、ウルトラマンって、大変……」 パタリ

奈緒「加蓮! し、しっかりしろ!」

ありす「5秒くらいしかもちませんでした……」

エボルトラスター「……っ!」

奏「えっ。わ、私? 次は私?」 アセアセ

フレデリカ「へいへい、奏ちゃん焦ってる~?」

奏「や、やればいいんでしょ? えっと、こう?」 バシュン

ネクサス(奏)「わ、私が相手よ!」 アセアセ

周子「さすがの奏も余裕ないね」


 ネクサス アンファス → ネクサス ジュネッスムーンサイド

凛「またブルー系列だ。私の時より、ダークブルー?」

ネクサス ジュネッスムーンサイド(奏)「……ど、どうすればいいの?」 オロオロ

グレンファイヤー「ズコー!?」

奏「だ、だって、私、戦ったことなんかないし……」 アセアセ

フレデリカ「うんうん。フレちゃんもしたことないな~」

周子「とりあえず、光線よ光線! ウルトラマンといえば光線でしょ!」

奏「わかったわ! ええっと、こうかしら? ……オーバーレイ・シュトローム! あっ」 ビィィィ!

アーニャ「腰の入ってない光線、違う方向に」


ダイナ「えっ」

未央「ダイナ避けてーーー! それ、当たったら死ぬ!! 分解される!!」

ダイナ「うぉぉぉ!!?????????」 ササ

 ドゴーン!!


奈緒「スペースビーストに当たって倒した!?」

奏「はぁ、はぁっ! す、すごく疲れるわね……」 ゼェハァ

凛「チェンジ! ネクサス! チェンジして! 奏もヤバい!」

 ネクサス ジュネッスムーンサイド → 分離

グレンファイヤー「奏ちん、大丈夫?」

奏「ちょ、ちょっと、ムリかもしれないわ……」 グデー


文香「え? つ、次は私、ですか? が、頑張りますが……」 バシュン

ネクサス ジュネッスブライトブルー「自慢ではありませんが、私も格闘技などの経験は……」

アグルV2(俺に似た青なのに、頼りない……)


ミラーナイト(ネクサスの選定ミスなのでは……?)

ジャンボット(判断基準が気になる)


ありす「腰を入れて光線を打てばひとまず!」

文香「わかりました。オーバーレイ・シュトローム……」 ギュインギュイン

 ビィィィィ!!!

文香「へっ。お、思ったより威力が……キャ!」


未央「またダイナの方にいったーーーーー!!」

藍子「ダイナさん、逃げてーーーーー!!!」

ダイナ「なんでこっち……うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!???????????????」 ササ!

 ドゴーン!!!


文香「ひぃ、はぁ、ひ……」 ヘロヘロー

凛「消耗がヤバい! 交代! ネクサス! 交代!!」

ネクサス「……」 コクコク!

ガイアV2(アレ、明らかにネクサス自身が頷いてるじゃん……)


唯「よ~し! 次は唯だね~!」 バシュン

ありす「失敗する気がします……」

ネクサス ジュネッスエスペランサ(唯)「唯にお任せ~! みんな、アタシが守っちゃうよ!」

アーニャ「唯は、太陽みたいに、明るい、黄色です」


唯「とりゃー! ネクサス・体当たりー! ネクサス・ヒップアタックー!!」 ガン! ゲシ!

スペースビースト「グギャァァァ!????」


杏「ひどい戦いっぷりだ……」

未央「え~、みなさん。ご想像いただけるだろうか?」

美波「ネクサスがキャピキャピした動きで、ヒップアタックしている姿を」

武内P「お願いです、やめてください……!」


唯「よ~し! 次は光線だー! スペシウム光線的なやつーーー!! あ」 ビー

未央「名前すら適当!? てか、またダイナの方に!! 」

ダイナ「なんでこっちに撃つんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!???」 ササ ドゴーン

ゼロ「またビーストを倒した……」


唯「めっちゃ疲れた~! 光線って打ち放題じゃないの~!?」 ゼェハァゼェハァ

奈緒「打ち放題じゃないに決まってんだろぉ!? ネクサスのは特に消耗が激しいんだから!」

凛「チェンジ! ネクサス! チェンジ!」

唯「つかれたよ~~~!!」 ジタバタ


フレデリカ「はいは~い! 次はフレちゃんがやりま~す!」 バシュン!

ネクサス ジュネッスリュミエール(フレデリカ)「ふっふっふ~! フレちゃんが相手だぜ!」

美嘉「卯月と同系列のカラーリング。こっちはピンク混ざってるけど」


杏「プロデューサー、目をつぶってない? 思い出、穢されそうだし」

武内P「か、彼女達が戦うなら大人として見届けねば(震え声)」

美波「ムリしない方が……」


フレデリカ「腕についてるトゲっぽいアタック!」

フレデリカ「ヘルメット頭突き~! て、こっちも痛い!」 ガン!


卯月「……あの、ゼロさん?」

ゼロ「言うな。一応、頑張って戦ってくれてるわけだし……」


フレデリカ「むむ、くらえ! フレちゃん……スーパーハイパービームッ!!! あ」 ビィィィ!!!

未央「ダイナーーー!!! 避けてーーーーーー!!!」

ダイナ「絶対にわざとじゃねぇのかーーーーーーー!!!??????????????」 ササ

スペースビースト「お前は避けられるからいいよ。俺なんか、これにやられるんだぜ……?」

 ドゴーン!!

フレデリカ「あ、やばい。これ、ヤバい。2時間ぶっ続けのダンスレッスンよりきつい」 プルプル

凛「チェンジ!!!」


周子「ついにあたしの出番だね~! さすがに、ちょっと真面目にやるよ~!」 バシュン!

ネクサス ジュネッスネイビー(周子)「ウルトラマンなんだしさ~。光線技でいけばいいやん?」

周子「けど、シュトロームって奴はエネルギー消費が多いわけなんだし。なら、小技で!」

凛「和風っぽい紺色のネクサス!! 期待できそう!」

奈緒「おぉ! 今までで一番まともっぽい!」


周子「空を飛ぶって気持ちい~! ボードレイ・フェザー!!」

周子「パーティクル・フェザー! 連射!」

スペースビースト「グアァァァァ!!」

周子「むむ! マッハムーブ!!」 ヒョイヒョイ


杏「今までで一番まともだ! 避け方がチューチュートレインだったけど」

美波「このまま一気に倒せそう!」

未央「……いや~、楓さんの時のことを考えると、慣れないのに連射したら」


周子「つ、疲れた~! 敵が多いのもあるけど、ダンスレッスンよりきついんだけど!」 チカチカチカチカ

グレンファイヤー「今までで一番惜しかった! 戦い方もまともだった! ただなぁ」

周子「最後に! シューコはん、最後の力を振り絞って~! オーバーレイ・シュトローム! あ」ビィィィ!!

未央「案の定、ダイナの方にいったーーーー!!??」

美穂「ダイナさん避けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

ダイナ「なんか俺に恨みでもあんのかーーーーーーー!!!????」 ササ ドゴーン

凛「チェンジ!!」


ありす「……えっ!? わ、私ですか?????」

凛「ネクサス! チェンジ! 子供相手に何させる気!?」

ありす「子供じゃありません! で、ですが、私がウルトラマンになるなんて……」

フレデリカ「へいへい、ありすちゃんビビってる~」 ゼェハァ

ありす「……むかっ! いいです! やってやります!」 バシュン!

ネクサス ジュネッスインファクト(ありす)「みなさんのような下手はうちません!」


ゼロ(……どうなると思う?)

卯月(たぶん、失敗すると)


ありす「まずは格闘で弱らせます! や、やぁぁぁぁ」 ヘロヘロー

グレンファイヤー「速度も遅いうえに、へっぴり腰すぎんだろ……」

スペースビースト「グギャァァァァァ!!!」

ありす「ひっ! こ、こわいです!」 ササ

コスモス(ムサシ)「……まぁ、中学生にもなってない女の子にやらせる内容じゃないよね」

文香「えっと、と、とりあえず、光線を」 オロオロ

ありす「そ、そそそ、そうですね! 光線、光線……」 ギュインギュイン

グレンファイヤー「いや、だから、消耗が激しいんだろって……」

スペースビースト「グギャァァァ!」

ありす「ひっ!! あ」 ツルッ! ビー!!

未央「腰が入ってなさ過ぎてやっぱり……アグルの方に!?」

アグルV2「っ!!?? 俺はそういうキャラじゃ……うぉ!? アグルブレード!!」 チュイン ドゴーン

アーニャ「さすが、アグル! ブレードで、上手く、敵の方に逸らしました!」


ダイナ「俺なら許されるのかよ!? 最近の俺は歴戦の戦士キャラでいってるんだからな!?」

コスモス(ムサシ)「まぁまぁ……」


ありす「ごごご、ごめんなさい!」 プルプル

アグルV2「気を付けろ! というか、交代しろ!」

ありす「す、すみません……」 ショボーン


エボルトラスター「……」 ゲッソリ

凛「心なしかエボルトラスターが疲れてる!?」

美嘉「正直、ネクサスの選定ミスな気もするけど……」

奏「いきなりウルトラマンになって戦えって言われても、ムリよ」 ムス

唯「奏ちゃん、珍しく不貞腐れてる~」


奈緒「ついに私か! 真打は最後にやってくるものだ!」

アーニャ「あまりものには、福がある?」

奈緒「ちげーし! そこでグッタリしてるみんな、ゆっくり休んでなよ!」 バシュン


ありす「怒られた……」 ショボーン

周子「あたしは惜しかったんだけどなぁ……」 グデー

フレデリカ「フレちゃんだって頑張ってたし~?」 グデー

唯「唯が一番頑張ってたし!」 グデー

文香「私は……ダメでした……」 グデー

奏「レッスンより難しいのは確かね」 グデー

加蓮「うう~ん、うう~ん……」 グッタリ


凛「死屍累々……」

アーニャ「というか、私、飛ばされ、ました?」

美波「私達は、ほら、ガイアさん達の後輩候補だから」


ネクサス アンファス(奈緒)「さすがに、ふがいない所は見せない!」

奈緒「そう、あたしは……ネクサス。ネクサス、ジュネッスプリムスだ!!」

ネクサス アンファス → ネクサス ジュネッスプリムス

奈緒「戦えなかった加蓮の分も、頑張ったクローネの分も、あたしが戦う!!」

凛「奈緒……」

奈緒「けど、アタシは弱いから、サポート宜しく! ミラーナイト! グレン!」

ミラーナイト「お任せください」

グレンファイヤー「へへ、そうそう! 俺らを頼ってくれりゃいいんだよ! 尻もってやるぜ!」

奈緒「お、女の子相手にそういうこと言うなよ~!」

グレンファイヤー「あ、わりぃわりぃ!」

ミラーナイト「やれやれ……」

ゼロ「へっ……。仕切り直しだ! いくぜ!」


ネクサス ジュネッスプリムス(奈緒)「おりゃぁぁぁ!」 ガン!

奈緒「誰かを殴ったことなんかないけど……お前たちがみんなを傷つけるっていうなら!!」 ガン!ガン!

グレンファイヤー「嬢ちゃん、後ろだ!」 ボワ!

奈緒「へへ、サンキュー! グレン!」

グレンファイヤー「おぅ! 冷静にな!」

ミラーナイト「ミラーナイフ!」 タタタタタッ!

スペースビースト「っ!?」

ミラーナイフ「一体どの口がそんなこと言ってるんですかね~?」

グレンファイヤー「うっせいやい。たまには格好つけさせろ」

奈緒「ミラーナイトも、ありがとう」

ミラーナイト「あなたを助けるのは、これで……何度目何でしょうか?」

奈緒「へへ、助かるよ!」


フレデリカ「そっか~。最初から、グレンちゃん達に頼ればよかったのか~」

周子「ちょっと、ウルトラマンの力に、調子に乗ってたかも」

唯「ネクサス~! 今度はもっと頑張るから、もう一度唯と戦ってよ~!」

奏「唯たちは頑張っていたほうでしょ?」

加蓮「な、奈緒、頑張って……」 フラフラ

凛「仲間がいる。みんながいるから、戦えるんだね」


ネクサス ジュネッスプリムス(奈緒)「よし、トドメだ! シュトローム・ソード!!」 バシュン!

ウルトラマンゼロ「プラズマスパークスラッシュ!!」

 ドゴーン!!!

コスモス(ムサシ)「残りは、6体……!」

奈緒「ま、まだまだいけるぞ! あと一回、あと一回くらいは……」ゼェハァ

グレンファイヤー「奈緒ちゃん、ムリすんなよ?」

ジャンナイン「レーダーに反応。これは、なんだ? 円盤? 生体反応のある、円盤?」

ダイナ「……なんだと?」 ピク


杏「円盤……円盤生物?」

未央「いや……あれは……!」

武内P「……スフィア!!」

美波「い、生き残り? それが、分離・増殖したの……?」


宇宙球体スフィア「……」

アグルV2「っ! 奴らの目的はスペースビーストだ!!」

ダイナ「っ!? そういうことか!!」

スペースビースト「ッ!!!??????」

美嘉「スフィアと残ったスペースビーストが……合体してく……」

 スフィア合成獣イズマエル、超合成スペースビースト ゼルガノイド

杏「さ、最悪だよ……!! あいつら、どの姿が一番強いか覚えてるんだ!!」


フレデリカ「の、残り2体になって、ら、ラッキー?」

文香「そうなら、いいんですけど……」

未央「ま、まずいよ。スフィアの奴ら、ちゃんとゼルガノイドのデータを……」

ネクサス(奈緒)「ビーストも他の奴らと合体した影響で、イズマエルに……」

ダイナ「……」

未央「ダイナ?」

茜「ど、どうしたんでしょう? なんだか、様子がおかしいです!」

藍子「……怒ってる?」


ダイナ「ネオフロンティアスペースを陥れただけじゃなく、また多くの宇宙の平和を乱すつもりか」


智絵里「キャッ……。な、なんだか、空気がピリピリして……」

かな子「こ、これって、もしかして……」

杏「ダイナが、怒ってる……」


蘭子「ネオフロンティアスペース……ティガの、ダイゴさんの故郷……!!」 ギリ

 ティガダーク → ウルトラマンティガ マルチタイプ

ティガ マルチタイプ(蘭子)「私はネオフロンティアスペースの人じゃないけれど……。
              私の変身するティガも、別の世界のティガかもしれない」

蘭子「ティガは、ダイナと一緒に戦う! もっと高く! 光の輝きと共に!!」

ダイナ「よぅし……! いこうぜ!! ネオフロンティアの超新星、見せてやるぜ!!」

小梅(蘭子ちゃん、敵の攻撃を吸収しなくても普通のティガになった?)

輝子(感情……気持ちの問題、か? それとも、光を継ぐ者だって、自覚したから?)


ダイナ「ソルジェント光線!!!」

ティガ「ゼペリオン光線!!!」

超合成スペースビースト ゼルガノイド「っ!!!????」

ミラーナイト「まずいっ! ディフェンスミラー!!」 キュイン

 ドゴーン!!!

ミラーナイト「また、味方の光線の威力の方が高いですね……」


超合成スペースビースト ゼルガノイド「…………」


グレンファイヤー「無傷だと!?」

武内P「ち、違います! 再生したんです!」

ガイアV2「いけないっ! 飛び散った破片が、既に分裂・増殖しようとしている!」

ジャンボット「我々は奴らの破片を処理する!」

ゼロ「ちっ! スペースビーストの効果と、相乗されているな」

武内P「元々厄介なもの同士の合体ですから、例えるならゴキブリと蚊が合体したような」

卯月「うぇぇぇ……。それは嫌です……」

奏「私たちがもっとうまく戦えていれば……」

唯・フレデリカ・周子「うっ……」

文香・ありす「役にすら立てませんでした……」

みく「ネクサス~! みく達ならいつでもウェルカムにゃ! 体力有り余ってるから!」

李衣菜「そうだよっ! 私らの体力が続く限り、交代でシュトロームを……!」

コスモス(ムサシ)「いや、凜ちゃんの絆の力を借りようか」

ダイナ「ん? ああ、そういうことか」


 分離 → ムサシ    変身解除 → アスカ


凛「ムサシさん?」


ムサシ「はい、凜ちゃん」 

凛「こ、コスモプラック!? え、えぇ、え? ……えっ!?」


アスカ「ほれ、未央ちゃん」

未央「リーフラッシャー!!??? え、なんで? え? え? ……え!?」


武内P(う、羨ましい……! い、いえ、状況を考えれば羨んでいる場合では)

杏(二人の動揺っぷりがヤバい)

ムサシ「コスモスが是非、君と一緒に戦ってみたいって」

アスカ「俺の場合はコスモスとは違うが……。ま、俺も近くにいるし、イケんだろ」

凛「い、いや、けど、私、あの、優しくないし、怒りっぽいし、不愛想とか」 アタフタ

未央「ししししし、しぶりりりりりん。びびびび、ビビってんの!????」 ガクガクブルブル

菜々「壊れたファービーみたいなことに……あ、菜々は十七歳ですよ!?」

みりあ「ファービーって何?」

莉嘉「さぁ?」


凛「け、けど、だ、ダメだよ。私が、コスモスなんて……」

未央「だ、ダイナは、ダイナじゃないと……」


加蓮「り、凜! やりなよ!」 ゼェハァ

凛「か、かれん……」

加蓮「奈緒が、待ってる! 卯月ちゃんも、待ってる! 凜のことを待ってるんだよ!!?」

凛「っ!!!!!」


藍子「未央ちゃん、ぼ、ボンバー!!!///」

未央「あーちゃん……」

茜「見せてください!! この地球のダイナの力を!! エタルガーを倒した最強戦士を!!!」

未央「茜ちん……!」


卯月「凜ちゃん! 未央ちゃん!!」

アグルV2「自信がないなら、そうしていろ。俺が全部倒してやる」

ティガ(蘭子)「輝きの地球の、新たなる世代の力! この古の巨人に示したまえ!」


凛「……借ります! お願い、コスモス!」

未央「ダイナの力、お借りします! 本当の戦いは……!」


ゼロ「ここからだぜ!!!」

卯月・未央・凛「ウルトラマン、サーガッッッ!!!!!!」


 カッ!!!!

ウルトラマンサーガ「サァァァァァァガァァァァァァァァァァァッッッ!!!!!」


ガイアV2「なんてエネルギーだ……」

アグルV2「ふっ。あいつら、宇宙でも創生する気か?」

唯「そっか! あの時のウルトラマン、ゼロちゃん達が合体した姿なんだ~! ちょ~カッコイイじゃん!」

周子「え? ウルトラマンなん? あの見た目で??」

ありす「……神様みたい」


アスカ「やっぱり、『なれたか』」

未央「違うよ……。ダイナが、アスカさんが信じてくれたから……」

凛「力を貸してくれたから……」

ムサシ「凜ちゃん、これが答えだ。絆の力が、奇跡を呼んだ」


ティガ マルチタイプ(蘭子)「人は、誰でも光になれる」

蘭子「未来を信じる限り、諦めない限り……。ネオフロンティアスペースで、ティガを蘇らせてくれたように」

アスカ「ああ、ずっと昔から……。俺は人間を信じてる。ティガのことも、信じてる」

小梅「蘭子ちゃん……。うん、使って。私達の光も」 ピカー


超合成スペースビースト ゼルガノイド「すふぃあそるじぇんと!」 ビィィィ!!!

スフィア合成獣イズマエル「グギャァァァァァ!!!」 ビィィィ!!!


蘭子「グリッターアブソーブ」

 ティガ マルチタイプ → グリッターティガ

ムサシ「アレが……グリッターティガ……。暖かい、優しい光だ。未来を照らす光……」

アスカ「やっぱ、あの人に似てるな」


杏「す、すごい……。あんなヤバい怪獣が2体もいるのに、負ける気がしない……!」

美波「蘭子ちゃんのグリッターティガ、通常のティガとサイズは同じだけど……」

アーニャ「蘭子は、ティガは負けません♪ 私達の光も、取り込んで、ます!」

美穂「いいなぁ……私も、あんな風になれたら……」 ウットリ

美嘉「卯月! 未央! 凜! 蘭子ちゃん! 最強の力、見せてよね!!」


ウルトラマンサーガ「いこうぜ、ティガ!」

グリッターティガ(蘭子)「ネオフロンティアスペースを陥れたお前達を……許しはしない!!」


サーガ「サーガパンチャー!!!」

スフィア合成獣イズマエル「ッッッッッ!!!!?????」


グリッターティガ(蘭子)「グリッター・バニッシュ!!」

超合成スペースビースト ゼルガノイド「ッッッ!!???????」


卯月「私達の行先は……忘れません! 地図には載っていなくとも、忘れない!!」

未央「もっともっと先へ! 秋のフェスも、冬の舞踏会も!」

凛「もっと高く、飛んで行ける!」


蘭子「TAKE ME HIGHER!!!」



サーガ「ムンッ! サーガスピナー!!」 ドドドド!!!

スフィア合成獣イズマエル「グギャァァァァ!!??」


グリッターティガ(蘭子)「グリッター・ボンバー!!!」 ドゴーン!

超合成スペースビースト ゼルガノイド「オォォォォ!!!??」


ありす「光のような速さって、目の前の現象を言うんですね……」

文香「目が追い付かないなんて言葉を……使う日が来るとは思いませんでした……」

フレデリカ「ムサシさん、気前いいね~! けど、コスモスの意思?」

ムサシ「…………」

周子「あれ?」


ムサシ(コスモスはわかる。僕からも、凜ちゃんが変身するようにお願いしたから。問題は)

アスカ(俺が力を貸している感覚ではあるが、未央ちゃんはリーフスラッシャーを使って変身できた)

ガイアV2(我夢)(……この地球にも意思があるのはわかるけど)

アグルV2(藤宮)(聊か『都合』が良すぎやしないか?)


アスカ(……未央ちゃんはこの地球じゃ奇跡なんかいくらでも起こるなんて豪語してたが)

アスカ(マジで、それか? それが『入口』に関係してんのか?)

ムサシ「…………」

周子「ど、どったの? 怖い顔して」

ムサシ「……いや、コスモスがとられちゃう。なんてね?」 ニコ

フレデリカ「いや、それはないでしょ~」

奏「ざっと調べたけど、あなたとコスモスの絆は、私達常人じゃ想像もつかないほど硬いでしょ?」

ムサシ「はは、そうかな?(……『常人』ね)」


凛「奈緒! もうひと踏ん張り、イケる!?」

ネクサス(奈緒)「え? そうか! アタシがメタフィールドを張るんだな!」

凛「そういうこと!」

未央「ようし! トドメだ!!」

卯月「はいっ!」


卯月・未央・凛「サーガッ!! マキシマム!!!」

サーガ「サァァァァァァァァガァァァァァァァァァァ!!!!!」

 メキッッッ!!!

スフィア合成獣イズマエル「グギィ、ギャァァァァァァァァァァ!!!


グリッターティガ(蘭子)「今が、裁きの時! 光に照らされ、その悪を焼かれるがいい!!」

奏「え? か、身体が勝手に……」

小梅「光を貸すと、こ、こうなるんだよ?」

輝子「な、慣れると楽しい、ぞ?」

 キュィーン、キュイーン、キュイーン……!!

グリッターティガ(蘭子)「グリッターゼペリオン光線!!!」

超合成スペースビースト ゼルガノイド「オォォォ!? ね、ねおふろんてぃ共メ……!!!!」


 カッ!!! ドゴーーーーーーンッッッ!!!!!


唯「やったぁ! 倒した!! メチャクチャすご~い! つよ~い! 格好いい~~~!!」

ネクサス(奈緒)「メタフィールドで壁作ったけど、全部の細胞消滅しちゃったな……」

ミラーナイト「被害がなくてなによりです」

 ネクサス → 分離 → 奈緒

 ウルトラマンサーガ → 分離 → 卯月・未央・凛

エボルトラスター「…………」 フッ

奈緒「またなっ! ネクサス!」

加蓮「なお、お疲れ」

凛「格好良かったよ」

奈緒「そ、そうかぁ? えへへ~♪」

奏(……道場にでも通おうかしら? けど、奈緒はきちんと戦えていたし)

周子「ま、次に機会があったら頑張ればいいんじゃない?」

奏「……そうね」

周子「あたしは大変だったから、本職の方にお任せいたします」

文香「私も……あまり、お役に立てないようなので……」

ありす「私、アグルさんに怒られました……」

唯「当たったら死んじゃうしね~。唯は次があるなら、もっと頑張るもんねっ!」


ゼロ「はは、みんな案外元気だな」




アスカ「……スフィア。タイガに聞いてたが、改めて見ると……ショックだな」

未央「ダイナ……」

茜「けど、きっと! ネオスーパーガッツがスフィアと戦っていますよ!!!」

藍子「アスカさんが守ってくれた地球を、守りたいから……」

蘭子「ここには、ネオフロンティアスペースのウルトラマンが二人います。終わらせましょう!」

アスカ「……そうだな!!」


アスカ「蘭子ちゃん、やっぱり本物のティガみたいだぜ」

蘭子「えっ」 ドキ

アスカ「ファイブキングと戦った時の、ティガと似た感じがする。あのティガは……俺が望んでいた人だった」

蘭子「そ、そうですか?///」 テレテレ


小梅(……それって、蘭子ちゃん、人間じゃなくなってきてるってことじゃ)

輝子(ティガも、最初は別々だったのに、一体化、しかかってたな……)

小梅(蘭子ちゃん……)


部長「今回もだいぶ危なかったようだね……」

常務「スペースビースト。自衛隊なども巡回強化をしているようですが」

部長「かつてはダークザギと呼ばれる人造神に操られていたが、今回は違うようだから、助かるよ」

常務「指令があれば、もっと緻密な動きをすると?」

部長「ああ。人的被害も瀬戸際で止められているようだ。彼らのお陰でもあるが」

常務「……そう、ですね」


常務(確かに、私がエイリアン呼ばわりした彼らのお陰で助かっているのはわかるし、感謝している)

常務(だが、スペースビーストと呼ばれる生物……。本当に、被害がないのか?)

常務(アレだけ、獰猛で恐ろしい能力を持ちながら?)


部長「それにしても、ダイナにコスモス。この地球は頼もしくなったね」


常務(ウルトラマンに好意を持つ今西部長は、他の人間は、怪獣は倒されるもの。そう、認識しているのでは?)

常務(……いるのではないか? スペースビーストを、影で操っている者が)

常務(だとしたら、何故だ? 何故、わざとビースト達が倒されるように仕向けている???)

常務(ウルティメイトフォースゼロに加え、ティガ、ダイナ、ガイア、アグル、コスモスに、ネクサス)

常務(20体と一見すれば大群だが、統率の取れていない怪獣たちが勝てる相手とは思えない……)

常務(ただの野良怪獣ならばそうだが、奴らはアイドルを、ウルトラマンを狙っていた)

常務(強いエネルギーに惹かれたと言われれば、それまでだが……)

常務(私は侮っていた。地球人の私では想像もつかない、遥かに巨大な存在の戦い)

常務(なら、逆もしかり。巨人に、蟻は見えづらい。……私なりに、調べてみよう)

・・・ ・・・ ・・・

・・・ ・・・

・・・


 仮CPルーム


ゼロ(in卯月)「調査に出かける?」

我夢「ああ。前にも言った通り。ゾグの言っていた入口が気になるからね」

アーニャ「そう、ですか……。寂しく、なりますね」

藤宮「同じ地球にいるんだ。すぐに会える」

アーニャ「ダー♪ そうですね」

アスカ「俺も暫く地球に残るぜ」

未央「おぉ~! それは心強い!」

凛「ムサシさんは? ジュランが心配なら……」

ムサシ「カオスヘッダーがいるから、大丈夫だよ。僕も気になるからね」

美嘉「いや~、凄まじく、頼りになる面子だね~★」

美穂「こ、こんなに強い人達に守ってもらっちゃって、いいのかなぁ~?」

卯月「頼りになりますね!」


卯月(……けどそれって、逆を言えば、それだけ不安要素があるってことなんですよね)

卯月(ゼロさん達と長くいられるだけ、この地球が危機に瀕してる……)


ゼロ(卯月、気にするな)

卯月(えっ! ゼロさん? こ、心を読んだんですか?)

ゼロ(ま、付き合いも長いからな。何を考えてるかなんて、わかるぜ)

卯月(はうぅぅ……)

ゼロ(宇宙の悪は、俺達に任せておけ。ずっと昔から、ウルトラマンはそうしてきた)

卯月(……はいっ!) ニコォ


蘭子・美嘉「……ふ~ん」

美穂「……卯月ちゃん、仲良さそうだねぇ」

アーニャ(……最近、ゼロと卯月、仲がいいと、胸がチクリ?)


凛(だれが勝つと思う?)

未央(個人的にはやっぱり、しまむーに勝ってほしいけどね)

美波(最近、アーニャちゃんもっぽいのよね)


グレンファイヤー(ゼロの奴、いつ刺されるかな~?)

ミラーナイト(縁起でもないことを……)

ジャンボット(10年以内に刺される可能性は10%あるな……)

ジャンナイン(10%もあるのか(困惑))

コスモス(……どうするのが慈愛なのだろうか?)

グレンファイヤー(どうだろうなぁ……ってお前、喋れるのかよ!?)

コスモス(私は劇中でも結構喋っている)


武内P「心配事もあるかと思いますが、私達人間は人間の出来ることを。前を向いて生きることを」

武内P「舞踏会に向けて色々な挑戦をしていく時期です。みんなで支え合い、階段を昇っていきましょう」

『はいっ!!!!!』


ウルトラマンゼロ「行こうぜっ! シンデレラガールズ!! 舞踏会へ!!」


蘭子「青空がある限り! 風は時を運んでゆく!!」


卯月「そう、私達の未来を! 勇気がある限り、夢も叶います!!」


アスカ「見せてくれよな? ネオフロンティアにも届く、とびっきりの光を!!」


ムサシ「この輝く世界の、シンデレラの魔法を」


凛「この魔法は解けないよ。絶対!」


未央「輝く世界は終わらないよ!」



アスカ・シン(宇宙の消滅だと……? そんなこと、絶対にさせねぇ!!)

春野ムサシ(この地球は一体……何があるんだ……?)




おしまい



 オマケ

卯月「私と!」

ゼロ「俺の!」

卯月&ゼロ「ヒーロー、アイドル紹介!!」

卯月「久々に私の出番です! 今日紹介するウルトラマンはこちら!!」


『ウルトラマンサーガ』


未央「映画『ウルトラマンサーガ』で登場した驚愕のデザインのウルトラ戦士!」

凛「その正体はゼロ、ダイナ、コスモスが合体して誕生したウルトラマンなんだ」

美嘉「滅亡の邪神と称されたハイパーゼットン。それと互角の力に戦う力を持ってるわけ!」

文香「擬人化した光とでも言うべき、高速テレポート能力に、高い格闘能力を持っていますね」

唯「うわ、すっごいね~。けど、これだけ強くても互角なんだ~」

杏「それだけ相手がヤバいんだよ。地球の全ての生命と、活きの良い怪獣を与えて、大事に育てられてるから」

唯「うげぇ! こわい~! じゃあ、他のハイパーゼットンは?」

杏「並みの怪獣より強いけど……全ての生命を喰らったハイパーゼットンと比べるとさすがにね?」

唯「養殖マグロみたいな感じ?」

美波「むしろ、最初のハイパーゼットンが箱入り娘ならぬ、箱入りゼットンって感じね」


加蓮「地球の生命全てを吸収していたハイパーゼットンから、みんなを解放していたけど」

凛「ハイパーゼットンを倒したことで解放されたのか、サーガの力で解放されたのか」

智絵里「シャイニングウルトラマンゼロさんの力を考えると、後者な気もします……」

かな子「凄すぎる……」

奈緒「サーガはゼロの持ってるウルティメイトブレスの事を考えると『新しいノア』なのかもな!」


美波「当初の予定ではコスモスさんは加勢に来たジャスティスさんと合体してレジェンドへ」

美嘉「加勢にきたウルトラ兄弟でメビウスインフィニティーへ」

卯月「ゼロさんとダイナさんで合体してサーガへ!」

杏「そして敵はダークルシフェル!! ……実現しなくてよかった」

みく「このチートラマン3体を相手に互角なのか、一方的にやられる展開にゃのか……」

李衣菜「互角に戦うダークルシフェルならヤバすぎだね……」

美穂「宇宙が終わりますね……」


ゼロ「本日紹介するアイドルはこちら!」

速水奏「あら、私の番?」

ジャンナイン「速水奏。スレ内でもグレンが驚いていたが、卯月と同い年のクール属性アイドルだ」


グレンファイヤー「あ~、菜々ちゃんとも同い年なわけか」

安倍菜々「…………」 ジー


ミラーナイト「ひぇ。ゴ、ゴホン! 少々セクハラっぽいですが、スタイルも卯月さんより良く」

ジャンボット「キス魔のような一面もあるが、これは担当Pをからかう目的のようだ」

コスモス(ムサシ)「小悪魔的な一面を持っている大人っぽい女の子だね」

ダイナ「ていうかぶっちゃけ、蘭子ちゃんの同類?」

奏「あら、せめて詩人って言われたいわ。ところで……ウルトラマンってキスをしたらどんな感触かしら?」 フフ

ゼロ「こんな風にからかわれるのも満更ではない担当Pも多いことだろうな」

ジャンナイン「劇場では高校の課題に悩んでいたり、Pに甘えている姿を指摘され耳を真っ赤にしていたり」

ガイアV2「年相応の姿が見れる時もあるね」

アグルV2「また、奏がリーダーを務めるLiPPSは人気が高く、歌う曲Tullipは」

ダイナ「ユニット曲部門で堂々の第一位!! 聞いてない奴は、ぜひ聞いてくれよ!」


ウルトラマンサーガ「次回も!」

卯月・未央・凛「お楽しみに!」


 お わ り 

次回のこのSSがベリアル陛下登場で、うたかたの空夢よろしくのカオス回なので
ジードの事を考えるとさすがに酷さが半端ないので、ストーリーの修正をしたいと思います。

その為、ストックが完全に尽きました。ごめんなさい。今月中にはもう一話投下できるように頑張ります!

夏が終わる前には完結したいな……
それでは、終了報告をしてまいります!


パーティータイム・ゴールドの衣装が好きすぎてヤバいです

シリアスなフラグも立ってきたけど…大丈夫と信じたい…。

蘭子に妙なフラグ立ったし不穏な気配が…とあるウルトラマンだとラスボスが地◯だったし
周子、唯、奏辺りはネクサスでなく違うウルトラマンに選ばれる可能性あるかも?クローネのネクサス珍道中はカオスww
未登場で正規の方法で変身できるウルトラマンは3人?だけいるし、1名は世界観的に誰よりも似合うしウサミン、奈緒、比奈は歓喜するかも?


ゴンドウ参謀は映画のデスフェイサーの悲劇からあの強硬起こすんだよな
ルギエル不吉なことを予期してるけど、SD化して微妙にギャグキャラ化してるな

>>71
デスフェイサーのことからF計画再起動させたのにデスフェイサーと同じ末路ってのはな…

光エネルギーの多いシンデレラアースやウルトラマンになれるほどの奇跡を起こすアイドルという言ってしまえばご都合主義に切り込んでいくってことはますます先が読めないな
ルギエルが普通に喋れるようになったのはともかくクローネリレーのバトンと化したノアさんもご都合主義の影響なんだろうか?
後現在のジードの情報だけでもこのSSと整合性取るの難しそうだから頑張ってほしい

ご視聴、ありがとうございます!!

>>70
みんな大好きネクサスさん展開になりますのでご安心ください……

>>71
ラスボスはみんなが大好きなあのお方です!
ゼロ達をあまり知らないクローネメンバーが急にネクサスやれと言われても、あんな感じかなっとww
ありすちゃんはすぐに二階級特進しちゃうタイプですし!

>>72
温かいご声援、ありがとうございます!! 
この話の構想自体は一期SS書いてた時期から考えてたんですけど、まさかジードをやるなんて夢にも思わなかったもので……
どうしようか悩んでいる内に、気づけばこんな時期に……

ネクサスさんに関しては、ノアさんの作ったウルティノイドなので、クローネリレーや他アイドルへの早い移動は
アイドルの負担を減らすためだったり、人をより理解する為のサンプル集めのような設定なので、
ダイナ達が不審に思ってるご都合主義とは別の事情という感じです。

ここのネクサスはノアさん本人じゃなくて分身なのか
考えてみれば前スレにも書いてあったけどオーブ世界の現在が銭湯のあのシーンってことはあの後すぐゼロが来てデザストロ戦だよね?
その辺りの整合性も考えると大変だろうなぁ

ネクサスはメガテン宜しく分霊か…本体はある人物の手にあるし
シンデレラガールズの配分がクローネ2人、CP2人、フリーが2人と分散してる件

フラッシュプリズム、デルタ・プラズマー、ビームフラッシャーのどれかあれば本来の意味でウルトラマンになれるね
唯や周子辺りに相当の覚悟があれば上の誰かが力貸しそう

これ地◯が牙むいたどうするの…G、パワード、ネオスはラスボスとその前の連中が強すぎる

ネクサスさんについては一応、簡易的ではありますがジャスティス登場回の冒頭に書いてあります!

>>75
ゼロさんがこのSS2期始まる前にオーブファイトまで終わらせたってことで、よろしくお願いします!

>>76
残念ながらグレート先輩達海外組、ネオス、21、更には80先生も出番はないです……。
どうやっても話にブチ込めなかったんです……。
今後の確定はゼロの師匠ズ、エックスくらいとなります。

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