【ガルパン】みほ「副隊長格付けチェックです!」 (192)



前作です


みほ「隊長格付けチェックです!」 - SSまとめ速報
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桃「私が戦車道のPRをですか…?」

杏「そそ、西住ちゃんは来年の編成で忙しそうなんで、代わりに、かーしまに行ってもらいたいんだよね」

柚子「一応、桃ちゃん副隊長だし」

桃「桃ちゃんと呼ぶな!それに一応とはなんだ!!」

杏「まー、向こうには他のメンバーがいるし、PRって言ってもバラエティみたいなもんだからさ」

杏「…それに、私がこんな事を任せられるのは、かーしまだけだしね」

桃「会長、そこまで私を…わかりました!大洗の代表として、しっかりとPRしてまいります!!」

杏「おおー、期待しているよー!」

柚子「私達は行けないんで、独りになっちゃうけどお願いね」

桃「えっ」




― 都内某所スタジオ


桃「ううっ…やっぱり会長や柚子ちゃんがいないと不安だよぉ…」

エリカ「なに、暗い顔をしているのよ」

桃「お、お前は!黒森峰の!」

アリサ「隊長に言われて来てみたら…なんで、アンタ達がここにいるの?」

ノンナ「どうも、選抜戦以来ですね」

ペパロニ「お久しぶりッスね!」

オレンジペコ「御無沙汰しております」

福田「ほ、本日は!よろしくお願いします!!」

アキ「みんなが揃って、なんだか楽しそうだね」

桃「この…メンバーは?」

エリカ「どうやら、各校の副隊長…とそれ以外ってとこね」


蝶野「はーい!皆、元気?」

理事長「どーも」

役人「こんにちは」


桃「!!」




桃「で、出たな!極悪メガネ!!また、大洗を廃校にするつもりなのか!!」

役人「い、いや…今日はですね…」

理事長「嫌われちゃったねー」ニヤニヤ

蝶野「まぁ、今までの行いを見てたらねー」ニヤニヤ

役人「ちょっとー、二人とも、助けて下さいよー」

ノンナ「…これは、私たちの方から助け舟出した方がいいですかね」ヒソヒソ ←何が始まるかわかった

オレンジペコ「このままだと、ややこしいことになるかもしれませんし」ヒソヒソ ←同上

ペパロニ「そっスね」ヒソヒソ ←同上


ペパロニ「あの!役人さん!今日、集められたのって、この前ウチの姐さん達がやった収録の続きなんスか?」


役人「!!…そ、そうです!さすがペパロニ様!!」




蝶野「実は先日、大学選抜戦を戦い抜いた各校の隊長の皆様を集めて、勝利したのは隊長が一流であるからと実証をしてみたのですが…」

理事長「残念ながら、総ての隊長が一流というわけじゃなかったんだよね」

役人「そこで我々は考えました!!隊長を影で補佐をしていた副隊長の皆様方のご尽力があったからではないかと!!」

役人「そして、本当に皆様が一流なのかを!!はっきりさせるべく、本日は一流の!!いや!超一流の!!副隊長がたにお集まりしていただいたという次第なんです!!」


エリカ「一部、副隊長じゃない人もいるけど?」

オレンジペコ「私は、ダージリン様に泣きつかれて出場しました」

アキ「私もミカに言われて」

福田「自分は生き残りだったので来ました…」




アリサ「い、生き残りぃ?」

福田「はい、今回の集まりで副隊長が招集されるにあたって、まだ知波単では副隊長の任命が済んでおらなかったのです…」

エリカ「そういえば、知波単は隊長の西が引き継いで日が浅かったわね」

福田「急遽、この場に来る者を決めるために勝ち残りによる決闘が行われたのでありますが…」

桃「そ、その戦いを勝ち抜いたのがオマエなのか…」

ペパロニ「可愛い顔して、腕っぷし強いんスねー」

福田「ち、違うであります!!自分は下級生の身ですから控えていたのです!!」

福田「…ですが、先輩方全員が同士討ちで倒れてしまった為…残っていた自分が行って来いと命令されて来たのであります!!」

桃「大丈夫か知波単は…」




役人「ではルールを説明させていただきます!!これから、一流の副隊長の皆様には 1チーム2人 の 計4チーム に分かれていただき」

役人「我々が用意した2つの物を比べていただきます。一方は一流の皆様にはわかって当然の一流の物を!、もう一方はその一流を模した物あるいは価値の低い物をご用意いたしました」

役人「一流の皆様には一流の方を選んでいただき、A、Bどちらかの部屋に入ってお待ちいただきます。そして最後に私が入った部屋の方が正解の一流となります」


桃「西住達がやったアレか!!」 ←やっと思い出した


役人「一流の皆様には赤子の手をひねるよりも簡単なゲームですが!!もしも!!万が一にも!!不正解の場合にはそれに応じたご対応をさせていただきます!」



『一流副隊長』→『普通副隊長』→『二流副隊長』→『三流副隊長』→『お荷物』→『乗せる価値なし』



理事長「こんな風になっちゃうからね、頑張ってね」




役人「ではチーム紹介をさせていただきます!!」


役人「まずは、大洗女子学園より河嶋桃様、アンツィオ高校よりペパロニ様のチーム『アホの子』でございます!!」


ペパロニ「よろしくッス!」

桃「おい!アホとはなんだ!!アホとは!!」

役人「まぁまぁ、深い意味はありませんのでwww」

ペパロニ「いいじゃないッスか、アタシがよくアホの子呼ばわりされてるからでってことで」

桃「う、うむ…そこまで言うなら」

役人「ペパロニ様、フォローありがとうございます、今回は副隊長の皆様に向けて前回参加の隊長の方々からビデオメッセージもありますのでご覧になってください」




ビデオメッセージ

― 普通の西住みほ ― (収録風景 大洗女子学園)


みほ『え、えーと…河嶋先輩がいつも学園の為に率先して働いてくれているのは私をはじめ、他の皆はよく知っています』

桃「西住…」ウルウル

みほ『問題も砲弾とちがって2分の1で当たりますんで、頑張ってください!!』

桃「おい!西住!」

みほ『…でも、ボコの問題は絶対に当ててください』ゴゴゴゴ…

桃「に、西住…」

みほ『当ててください』ゴゴゴゴ…

桃「……」 ←絶句


役人「のっけから、とんでもないビデオでしたね」

理事長「ワシ、色々と不安になってきたんだけど…」

桃「お、おい!役人!こ、今回の問題にボコはあるのか!?」

役人「それは、お答えできませんよー」

桃「うう…」 





ビデオメッセージ

― 一流のアンチョビ ― (収録風景 豪華な椅子と屏風のセット)


アンチョビ『フハハハ!ペパロニ!!一流のアンチョビ様を引き継ぐオマエだ!!きっと上手く行くさ!!』

アンチョビ『画面の向こうのオマエに勝利の秘訣を教えて…』

ペパロニ『アンチョビ姐さんー!パスタ、茹で上がったッスよー!!』

アンチョビ『馬鹿者!!今、オマエに向けてのメッセージを撮っている最中なんだぞ!!』

ペパロニ『んなこと、直接言えばいいじゃないッスか、それよりピザもなくなるッスよー』

アンチョビ『あー!わかった行くから、行くから!!残しておけよー!!』


ペパロニ「アンツィオに似合わないセットがあるなーって思ったけど、この前の撮影だったんスね」

役人「それで、ペパロニ様、アンチョビ様から直接聞いた秘訣と言うのは?」

ペパロニ「それが姐さんのぶんのピザ食べちゃったんで怒って言ってくれてないんスよ」

理事長「相変わらず抜けたところあるね、アンチョビさんは」




役人「続きましては、黒森峰女学園より逸見エリカ様、サンダース大学付属高校よりアリサ様のチーム『ひねくれもの』です!!」


エリカ「ちょっと!!」

アリサ「もっと、ましな名前あるでしょ!!」

役人「おっしゃる通りだと思いますが、お二方は『素直ないい子ちゃん』ではありませんよね」

エリカ「そ、それは…」

アリサ「そうだけど…」

役人「根っこは優しいのはおわかりになるのですが、素直になれない天邪鬼なところを考慮してこのチーム名にいたしました」

理事長「ちなみにチーム『天邪鬼』だと暴走族っぽいんで平仮名にさせてもらいましたよ」

蝶野「そんな二人にもビデオが来ております」



ビデオメッセージ

― 普通の西住まほ ― (収録風景 黒森峰女学園)


まほ『エリカ、今回は突然の状況に驚いているかもしれない…だが、この不測の状況に対応できる事が、これからの黒森峰に必要だと思う』

まほ『そして、これをこなす事ができるのが…エリカ、お前ならきっとできる』

エリカ「隊長…」←感動

まほ『エリカ…楽しんでこい! その上で一言伝えておく…』

まほ『我々、黒森峰には…』

まほ(2カメ)『!!』キッ

まほ(3カメ)『!!』キッ

まほ(1カメ)『後退はない!!』キリッ!


エリカ「た、隊長…こんなキャラだっけ?」

役人「前回の収録でわかったんですけど、隊長の中で一番テレビ慣れしてるのって、まほさんですよね」

蝶野「彼女、インタビューよく受けてますので」




ビデオメッセージ

― 二流のケイ ― (収録風景 サンダース格納庫)


 キュイーーーン… ウォン… ウォン…

ケイ『ハーイ!アリサ!驚いた?』


アリサ「周囲のエンジン音がうるさくて聞き取りにくいです…」


ケイ『戦車道も格付けも正々堂々でエンジョイするのよ!!』

 キュイーーン!!

優花里『おお!!あれはC-5Mスーパーギャラクシー!!』

ケイ『あら、オッドボール、潜入しにきたの?』

優花里『はい!お邪魔させてもらっております!!』

ケイ『奥に新しく導入したパーシングもあるから、ゆっくり潜入していってね!!』

優花里『おお!ありがとうございます!!』


アリサ「…隊長、守秘義務、守秘義務」

役人「相変わらず、おケイはマイペースですね」

蝶野「あのオープンさは見習いたいですね」

理事長「蝶野君がそれを言うの?」




役人「さぁ!今度はプラウダ高校よりノンナ様、知波単学園より福田様のチーム『親子』でございます!!」


ノンナ「よろしくお願いします」

福田「よ、よろしくお願い申し上げまふゅ!!」

役人「緊張しまくりですね」

ノンナ「福田さん、大きく深呼吸して、肩の力を抜いてがんばりましょう」

福田「は、はい! …スー、…ハァー」

理事長「ネーミングにはツッコまないんだね」

ノンナ「なんとなく、予想はついてたので」

福田「頂いた名前に異議を唱えるなんて畏れ多いであります」




ビデオメッセージ

― 二流のカチューシャ ― (収録風景 プラウダ高校)


カチューシャ(頭頂部)『ノンナ!恥ずかしいとこを見せたらシベリア送りなんだからね!!』

ノンナ「あの…頭しか映ってないのですが」

役人「カメラ位置のミスですね」

カチューシャ(頭頂部)『まー、ノンナなら私がいなくても、ちゃんとやってくれるって信じてるんだけどね!』フフン


理事長「頭だけピョコピョコ動いて微笑ましいですね」ホッコリ

ノンナ「そうですね、可愛らしいですね」ホッコリ




役人「福田様へのメッセージは、知波単学園からの中継でお送りします」


― お察しください(笑)の西絹代 ― (中継 知波単学園)


細見『…ふ、福田ァ…』

玉田『わ、我々の分まで…』

名倉『ち、知波単魂を…』

ガクッ…


福田「せ、先輩殿ぉーーっ!!」

役人「ガチでやりあっていたんですね…」

蝶野「現場を見てみたかったわ」


西(白旗)『福田!突撃精神で行って来い!! お前が散って消えるときはメガネだけは残しておくように頼んでおいたぞ!!』


福田「西隊長…」

役人「散るの前提で話を進めるのはどーかと思いますけどね」




役人「最後は、聖グロリアーナ女学院よりオレンジペコ様、継続高校よりアキ様のチーム『気苦労』でございます!!」


オレンジペコ「よろしくおねがいします」

アキ「よろしくおねがいしまーす!」

理事長「今までのチームと比べると、見た目は普通の女子高生だよね」

役人「こんな控えめそうな、お二人ですが、実際には変わり者の隊長の相手を勤め気苦労の絶えない中々のキャラでございます」

オレンジペコ(否定できない…)

アキ(否定できないよ…)

蝶野「それでは変わり者の方々からのメッセージをご覧になってください」




ビデオメッセージ

― お察しください(笑)のダージリン (収録風景 聖グロリアーナ女学院)


ダージリン(白旗)『ペコ、この誉れ高き、聖グロリアーナの名に恥じないよう頑張りなさい』

オレンジペコ「あ、あの…ダージリン様が白旗になっているのですが…」

役人「撮影時にカメラが不具合を起こしたんで差し替えの画像でってことでお願いします」

オレンジペコ「はぁ…(多分、実際はドヤ顔で話しているんだろうなぁ)」

ダージリン(白旗)『…そうね、この格付けに相応しい、こんな格言を御存…』

 …ブツッ!!

オレンジペコ「途中で切れてしまったみたいですけど…」

役人「あー、フィルムが終わってしまったんですねー」




ビデオメッセージ

― 一流のミカ ― (収録風景 豪華な椅子と屏風のセット)


ミカ『……』モゾモゾ

役人「なんか、落ち着かない様子ですねミカ様」

アキ「たぶん、柔らかい椅子に慣れてないからだと思います」

ミカ『アキ、格付けにはね人生にとって大切な総ての事が詰まっているんだよ』

ミカ『ここからじゃ、私はアキの吹かす風を感じることができないけど検討を祈るよ…』ポロロン

アキ「もう!ミカったら私に勝手に押し付けたくせに!!」

理事長「ミカさんの相手も大変だねぇ」




― 一流副隊長へのおもてなしは ― 

 高級な椅子

 高級なスリッパ


桃「おぉ…、会長の椅子より立派だ」

ペパロニ「会長の椅子、座った事あるんスか?」

桃「す、座ってないぞ!!会長がいない時にこっそり会長ごっこなんかしてないぞ!!」

エリカ「黙ってれば良いのに、バレバレじゃないのよ…」

ペコ「アキさんどうかしましたか?」

アキ「あ、なんでもないです…(ミカが落ち着かなかったのわかるよ…)」←慣れない座り心地で落ち着かない




今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします



役人「第一問は『戦車服』!!」


ノンナ「副隊長だけに『服』というわけでしょうか?」

理事長「洒落ですけど、そんなとこです」


蝶野「今から、皆様には二着の『戦車服』、タンクジャケットを見比べて頂きます、皆様に選んでいただきたいのが、島田千代様の戦車服!!」

蝶野「当番組のスポンサーでもあり、島田流家元としても名高い島田千代様が全日本大会で連覇を成し遂げた時に着用していた、まさに一流にふさわしい一着でございます」

蝶野「もう一方はその大会のメンバーが使われていた同サイズの予備となります」


アリサ「という事は全く同じもので選べという事なの?」

エリカ「いきなり、難しい問題ね…」

役人「一流の皆様方なら一流の匂いを感じ取れると思っての問題でございます!!」



役人「では、お答えいただく代表の方は!!」


役人「チーム『アホの子』より、河嶋桃様!!」

桃「やっぱり、そのチーム名は釈然としないな…」


役人「チーム『ひねくれもの』より、逸見エリカ様!!」

エリカ「そうね、そこには賛同するわ…」


役人「チーム『親子』より、福田様!!」

福田「ノンナ殿!突撃してまいります!!」


役人「チーム『気苦労』より、オレンジペコ様!!」

オレンジペコ「聖グロの為にも私が頑張らなくっちゃ…」



理事長「では、皆様一流キープできるように頑張ってね」




― 一流の回答者への待ち時間のおもてなしは ―

 最高級玉露

 てぃーがー屋の羊羹


桃「お茶と羊羹か」

エリカ「うん?このお茶温くない?」

オレンジペコ「緑茶は紅茶より温度を低めにした方がお茶の香りを楽しめるんですよ」

エリカ「へー、そうなの」ズズズ…

福田「ううう…羊羹…こんな上等なものをいただけるなんて、先輩方に申し訳ないであります!!」モグモグ

桃「ええい!泣きながら食べるな!!」


― スタジオ


役人「さて、いきなり難しい問題かもしれませんが頑張ってもらいたいですねー」

理事長「そうだねぇ、あの明るい娘達の笑顔が曇らないのを祈るばかりだね」

ペパロニ「んー、これ、そんなに難しい問題ッスかねー?」

役人「おや?ペパロニ様、見分ける方法でもあるのですか?」

ペパロニ「匂い嗅げば一発ッスよ!!」

アリサ「犬じゃあるまいし…」

ノンナ「一理あるかもしれませんね、私もカチューシャの匂いならわかりますし」

アキ「食料が腐ってないかどーかくらいの判別かな、私は」




 一流のチーム『アホの子』


桃「見ていろ…私がビシッと決めてやるからな!!」


理事長「意気込み充分だねー」

役人「これは期待していいのではないですか」

ペパロニ「頼むッスよ!桃姐さん!!」


 A の戦車服

桃「ふむ…」


 B の戦車服

桃「ふ、ふむ…」




役人「河嶋様、どーですか?」ニヤニヤ


桃「う、うむ!!どちらも激戦を戦い抜いた戦車服だな!!」


ペパロニ「な、なんか、声上ずってないッスか?桃姐さん」

理事長「きっと最初で緊張してるんだよ(…あっ、これは)」


役人「では、お答えの方、頂戴してもよろしいですかー?」


桃「両方すばらしい一品だろうが、私の目は欺けない!!」

桃「ズバリ!島田流の戦車服は A だ!!」


役人「なるほど、では A の部屋へ移動お願いしまーす」


桃「フッ、楽勝だな」Aガチャ ←余裕




 一流のチーム『ひねくれもの』


エリカ「西住流の私が島田流を当てる問題ねぇ…やれやれだわ」


役人「出題が西住流の戦車服だったなら外すわけにはいかないですよねー」


エリカ「フン、流派は違えど家元である方だから違いくらいは判って当然よ」


 A の戦車服

エリカ「……」ジー


 B の戦車服

エリカ「……」ジー


エリカ「なるほどね…」


役人「おお!逸見様、なにやら自信おありのようで!!」

エリカ「二着供、確かに同じだけど、私には感じる…」


エリカ「正解は A の方よ!」キリッ


理事長「お、河嶋様と被ったね」

アリサ「あっ…」←なんとなく不安


役人「わかりました!では A の部屋へ移動お願いします!!」


エリカ「余裕ね」Aガチャ ←自信あり


桃「おお!黒森峰もこっちか!!」 ←同じで嬉しい

エリカ「えっ…」 ←おとずれる不安





役人「さて、問題の途中ですが、ここでスタジオの皆様には正解をお伝えしておきます!」


ペパロニ「当っているッスかね…」

アリサ「……」 ←不安


蝶野「正解は…」

蝶野「 B が島田千代様の戦車服となります」


ペパロニ「あちゃー!桃姐さんダメじゃないッスかー!!」 ←普通のペパロニ

アリサ「やっぱりだったわ…」 ←普通のアリサ



桃「一目で見て違いがわかったぞ、私は」ドヤッ ←見当外れ

エリカ「ええ、家元の服を間違えるなんてありえないわよね」 ←アリエール


役人「こうやって感想を述べてくれると、我々的にはいいですねー」ニヤニヤ


ペパロニ「うわぁ…これは、恥ずかしいッス…」

アリサ「お願いだから、黙ってて…」




 一流のチーム『親子』


福田「が、頑張ります!!///」


理事長「お顔真っ赤だね」

役人「緊張のあまり倒れるんじゃないかってくらい心配になりますね…」


 A の戦車服

福田「うぅ、わからないであります…」


 B の戦車服

福田「同じなのではないのでしょうか…」


役人「思いっきり自信ない発言ですねー」

ノンナ「……(頑張って、福田さん)」


福田「どうしよう…!!そ、そうだ!!」

福田「あ、あの!!比べるのに直接触れてもよろしいでありますか!?」


役人「理事長、ご判断は?」

理事長「破く等の真似さえしなければオッケーですよ」


福田「ありがとうございます!!…では、いきます!!」ダッ!


 ボフッ!


役人「戦車服に…」

理事長「突撃…走って、顔をうずめてるね…」


福田「よし、次は B の方であります…」


 ボフッ!


理事長「知波単の突撃脳がここまでとは…」

蝶野「あとは、回答の方ですね」


役人「どーですかー?福田様ー?」




福田「は、はい!!…え、えーと…」


ノンナ「……(あわてなくて良いから落ち着いて)」ハラハラ


役人「ノンナ様、固唾を飲んで見ておりますね」

理事長「発表会を見守る親御さんのようにも見えるんだけど」


福田「じ、自分が突撃して!怖かった方の…」

福田「 B を選ぶであります!!」


役人「おー」

理事長「怖かったで選ぶんだ」

ノンナ「よくできました」パチパチ


福田「き、緊張したであります」Bガチャ

福田「だ、誰もいない…」


桃「そんな、選び方じゃ正解にはたどり着けんぞ」←自信あり(不正解)

エリカ「残念だけど、現実はこうなのよ」←現実(笑)(不正解)


福田「ううっ…また、やってしまったかも…」←不安(正解)




 一流のチーム『気苦労』


オレンジペコ「……」


役人「さて、今回の挑戦に一番思い入れが強い聖グロですね」

理事長「前回のダージリンさんが…まぁ…アレだったからね」


 A の戦車服

オレンジペコ「……(なりふり構ってはいられないですよね…)」

オレンジペコ「あの、直接触れてもいいですか?」


役人「オッケーですよ」


オレンジペコ「では…失礼して…えいっ!」


 クンカ…クンカ…


役人「ふ、服を…」

理事長「か、嗅ぎまくってるね…」

アキ「うわぁ…大胆…」


オレンジペコ「…ふぅ」




 B の戦車服

オレンジペコ「つ、次いきます…」


 クンカ…クンカ…


役人「しかし、匂いを嗅いでどんな違いがあるんですかね… 防虫剤? 」

理事長「 加齢臭 かね?」

蝶野「いいえ、染み付いた 炎のにおい かと」


オレンジペコ「うぇっふ!!ゲホ!!ゲホ…」


役人「むせる」

理事長「むせる」

蝶野「むせる」


役人「大丈夫ですかー?オレンジペコ様ー?」


オレンジペコ「ハァハァ…だ、大丈夫です」




オレンジペコ「お恥ずかしい所をお見せしました…でも、これで答えが出せます」


アキ「…頼りしてるよ」ドキドキ


オレンジペコ「島田流の家元が着用していたのは… B で間違いありません」


アキ「やった!!凄い!!」


役人「ほー、優雅さを捨ててまで匂いを直接嗅ぎまくった理由とか、おありなんですか?」


オレンジペコ「え、えーとですね、確か島田千代様が愛用していた香水の匂いがどこかに残っているかを探して…」

オレンジペコ「 B の方には加齢臭の匂いと混ざって残っているのが確認できたので…」


役人「凄いな、この子本気ですよ(加齢臭あるんだ…)」

理事長「島田さんも自分の服をこんな風にされるなんて思わなかっただろうね(加齢臭あるんだね…)」


蝶野「では、B の部屋へ移動お願いします(酒臭い女はセーフよね…)」



オレンジペコ「失礼します」Bガチャ

福田「見ておりました!!お見事としか言いようがないであります!!」

オレンジペコ「あ、ありがとうございます」


桃「おいおい、そんな方法で選んで間違えてたら、恥ずかしいぞ」←この後、赤っ恥

エリカ「……」←自分の間違いに気づく


役人「逸見様の方は何かを気づいたようですね」

アリサ「もう、遅いわよ…」




役人「では!私が正解の部屋にお邪魔させていただきまーす!!」


 A の部屋

桃「ふふん、さぁ来るがいい!!」←自信あり(笑)

エリカ「いや、もしかしたら…でも…」←自信なし


 B の部屋

オレンジペコ「大丈夫なはずです…」←不安

福田「うう…また緊張してきたであります…」←不安



 ――――


役人「ハイ!おめでとうございます!!」Bガチャ


オレンジペコ「やった!!間違ってなかった!!」

福田「やりました!!西隊長!!敵は取ったであります!!」



桃「よ…え!?扉、一瞬開いたのに!!」

エリカ「ああ…やっぱりぃ…」ガックシ




 第一問 結果


一流 → 一流 『親子』『気苦労』

一流 → 普通 『アホの子』『ひねくれもの』


理事長「じゃ、普通の二組にはこちらを使ってもらいますね」

 普通の椅子

 普通のスリッパ


桃「こんなの納得いかないぞ!!」

ペパロニ「まー、しゃーないッスよ」

エリカ「…ごめんなさい」

アリサ「ガチであやまらないでよ…怒れないじゃないの…」



今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします

合いの手、レスといつもありがとうございます

続きにの第二問になります よろしくお願いしマウス




役人「第二問は『味覚』でございます!!」


ノンナ「やっぱり戦車とは関係ない、この流れですか」

蝶野「今から、皆様方には二種類の『ハンバーグ』を食べ比べてもらいます」

アキ「お肉だぁ!!」←テンションUP


蝶野「皆様に選んでいただきたいのが ランクA5黒毛和牛を使用した最高級ハンバーグ 」

蝶野「そして、もう一方は スーパーで購入した牛肉を使用したハンバーグ となります」

蝶野「なお、問題中は味覚のみの判断の為、回答者の皆様にはアイマスクを着用して頂き、さらに同校のメンバーの手で味わっていただきます」


役人「よかったですね、ペパロニさん、アリサさん、良い肉ですよ!!お二人じゃ、めったに食べられない良いお肉ですよ!!」

ペパロニ「ほんとッスね!!最高じゃないッスか!!」←純粋に喜ぶ

アリサ「いや、アンタね…ランク落ちたから嫌味で言われてるのよ」

アキ「うわぁ~牛のお肉なんていつ以来だろう!!」←ガチで嬉しい

ノンナ「牛肉ですか…」




役人「では、回答者は!!」


役人「チーム『アホの子』から ペパロニさん!!」

ペパロニ「よっしゃ!!料理なら負けないッスよぉ!!」


役人「チーム『ひねくれもの』からは アリサさん!!」

アリサ「ハンバーガーが主食のサンダースを舐めないでよね!!」


役人「チーム『親子』より ノンナ様!!」

ノンナ「ビーフストロガノフのプラウダもお忘れなく」


役人「チーム『気苦労』より アキ様!!」

アキ「お肉!お肉!おっ!にっ!くっ!」


理事長「お肉だけじゃなく野菜もちゃんと食べてバランスの良い食事を心がけようね」

蝶野「理事長、それは今は関係ないでしょ」




― 一流の回答者への待ち時間のおもてなしは ―

 最高級玉露

 和三盆の落雁


ノンナ「まぁ、砲弾や戦車を模った見事なお菓子ですね」

アキ「う、うん…(高そうだなぁ…)」 



― 普通の回答者への待ち時間のおもてなしは ―

 普通のお茶

 どら焼き


ペパロニ「たまにはこういうのも良いもんッスねー」モグモグ ←普段はイタリアン

アリサ「そうね、個人的にはカステラが食べたいとこだけど」モグモグ ←長崎県民


アキ(あっちの方が大きくていいなぁ…なんて言えないし…)





 普通のチーム『アホの子』


アンチョビ「フハハ!ペパロニ!!今回はこの私が試食を手伝ってやるぞ!!」

ペパロニ(アイマスク)「アンチョビ姐さん!お願いします!」

アンチョビ「うむ!!」

アンチョビ(フフフ…前回の紅茶の恨み…ここで晴らす!)


 A のハンバーグ

アンチョビ「では行くぞ…」ニヤニヤ

ペパロニ「頼んます!!」(んー…肉の焼ける良い香りがするッスねー)クンクン…

ペパロニ「…ふぇっくしょん!!」


 ペタッ


ペパロニ「んっ?」

アンチョビ「!! んぎゃー!! は、ハンバーグが!!」


桃「何をやっているんだ…あいつらは…」




カルパッチョ「どうしました!?ドゥーチェの酷い声が聞こえたんですが…」

アンチョビ「お、おお!!カルパッチョか!!ちょうどいい、ペパロニを抑えてくれ!」

カルパッチョ「わかりました!」

ペパロニ「うおっ」ガシィ!


 B のハンバーグ


アンチョビ「フフフ…さぁ、行くぞ~」

アンチョビ「いいか!カルパッチョしっかり抑えておけよ!」

カルパッチョ「はい」

アンチョビ「ちゃんと抑えろよ!ちゃんとだぞ!絶対だぞ!!絶対!!」

カルパッチョ「はい」(あら?ペパロニ、トリートメント変えたのかしら?良い香りね…)クンクン…

カルパッチョ「…クシュン!」


 ペタッ


ペパロニ「んっ?」

カルパッチョ「あっ」

アンチョビ「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーっ!!!」


桃「うわぁ…」


アンチョビ「お、お前らーっ!!」

ペパ・カル「「ドゥーチェwwドゥーチェww、落ち着いてwww」」

アンチョビ「すいません、取り乱しました」ペコリ




役人「そのネタはいいんで進めてくださーい!」

カルパッチョ「わかりました、私が食べさせますのでドゥーチェはそこでじっとしててください」

アンチョビ「くすん…」


 A のハンバーグ

ペパロニ「美味いッスねー」モグモグ


 B のハンバーグ

ペパロニ「おっ!美味いッスよ!!」モグモグ


役人「さて、持ちネタも終わって実食しているところですが…ここで先に正解をお伝えしておきますね」


蝶野「正解の最高級ハンバーグは B になります」


理事長「さぁ、料理に自信のあるアンツィオですが、答えの方はどうでしょうかね」

桃「頼むぞ…」


ペパロニ「う~ん…どっちも、ちゃんとした調理がされているッスよね…」

ペパロニ「肉の味なら… うん! B だと思うッス」


役人「お、当てましたね」

桃「おお!!流石、アンツィオ!!」


ペパロニ「昔、もらい物で食べた良い肉がこんな感じだったんスよねー」Bガチャ




 普通のチーム『ひねくれもの』


アリサ(アイマスク)「さぁ、いつでも来なさい」


エリカ(ハンバーグかいいなぁ…) ←好物

役人「さて、アリサさんのお手伝いをするのは…」


ナオミ「……」

アリサ(アイマスク)「うん?誰なの?ナオミ?それともケイ隊長?」

ナオミ「……」


役人「無言ですね」


ナオミ「……」スッ…


理事長「何かを置きましたね」


 ラジカセ


ナオミ「……」

アリサ(アイマスク)「ちょっと!!誰なのかくらい言いなさいよ!!」


???(ラジカセ)「…アリサ」

アリサ(アイマスク)「そ、その声は!!」





タカシ(ラジカセ)「オレだよ、アリサ」

アリサ「た、タカシ!!」


役人「タカシぃ?」

蝶野「タカシさんと言うのは、アリサさんが想いを寄せている同級生です」

理事長「ほぉー」

エリカ「ちなみに、アリサさんの片思いのようです、現在の所は」

理事長「甘酸っぱいねー」

エリカ「思いっきり好きな人をバラされてる…」

役人「さぁ、そんなサプライズに動揺せずにアリサさんが正解できるか見ものですねー」


アリサ「た、タカシ…どうしてここへ?」ドキドキ

タカシ(ラジカセ)「アリサが出るって聞いたから“アリサの為”に駆けつけたのさ」

アリサ「わ、私の為!!」ドキドキーン!


役人「ラジカセの音声とも気づかずに動揺しまくりですねー」

エリカ「…いや、それもだけどラジカセと会話できてるのおかしくない?」





 A のハンバーグ


タカシ(ラジカセ)「じゃ、アリサ、あーんして」

アリサ「う、うん!!////」(ああ!!タカシが私の為に!!)


役人「うわぁ…アリサさん、顔真っ赤ですよ…」


ナオミ「……」(笑っちゃダメだ…笑っちゃダメだ…)


蝶野「ナオミさん、仲間の痴態を必死に堪えてますね」


タカシ(ラジカセ)「どうだい?アリサ」

アリサ「うん!凄く美味しい!!タカシ(が口に運んでくれたお肉)の汁が溢れてきて…」


役人「おい…なんかヤバくないですか?」

理事長「ひっでぇ表現だなぁ」


タカシ(ラジカセ)「じゃあ、ポーズで現してみてよ?」

アリサ「う、うん!!こうかな!!///」ダブルピース


役人「おい、まて、これ以上だと撮影ができなくなるぞ」

理事長「ひっでぇ表現だなぁ」





 B のハンバーグ


タカシ(ラジカセ)「じゃあ、次いくよ…」

アリサ「あーん…///」ハァハァ…


蝶野「顔をあんなに真っ赤にして…エサをねだる飼い犬みたいですね」

役人「心なしか、涎も垂れているようですね…」

理事長「ひっでぇ表現だなぁ」


ナオミ「……」プルプル…(笑っちゃダメだ!!)


アリサ「た、タカシ?なんだか手が震えているけど…?」


タカシ(ラジカセ)「…あ、アリサの口元に見とれていたからさ」

アリサ「た、タカシぃ…」キュンキュン!


役人「お、上手くリカバリーしましたね」

エリカ「だから、ラジカセで会話が成立してるのおかしいでしょ…」


タカシ(ラジカセ)「どうだい?アリサ」

アリサ「うん!こっちも美味ふぃ…すごく美味ふぃよぉ…///」ダブルピース


蝶野「グルメ漫画も真っ青の恍惚の表情ですね」

役人「本人は顔真っ赤で目隠しされてダブルピースですけどね」

理事長「ほんと、ひっでぇ表現だなぁ」




役人「はい!じゃあ、ナオ…タカシさんは下がって、アリサさん回答おねがいしまーす!!」


アリサ「う~ん…(ま、マズイ!!ハンバーグは美味かったけど、タカシに夢中で味に集中してなかった…)」


理事長「悩んでるね」

役人「そうですね、色ボケしてて、味を見てなかったとか?」

エリカ「私もそんな気がする…」


アリサ「決まったわ!!(そうね!女の直感よ!ここは)」

アリサ「最初の A にするわ!!(タカシとの初めての方よ!!)」 


エリカ「あぁ…もう…」←二流決定

役人「選んだ要因とかおありですかー?」


アリサ「 A の方が汁がピュピュッと出るくらい美味しかったわ!!」

役人「その表現はやめてください!!では A の部屋へお願いしまーす」


アリサ「フッ…愛の勝利ね」Aガチャ ←不正解

ペパロニ「あ…別々になったッスね…」

アリサ「明るさがウリのアンツィオにしては元気ないじゃない…さては、自信ないのね」ニヤニヤ

ペパロニ「そ、そッスかもッス…」 ←ドン引き


役人「見て下さい、あのペパロニさんが腫れものをさわるような扱いをしてますよ」

理事長「可哀想だから、真実は隠しておいてあげようよ」





 一流のチーム『親子』


カチューシャ「ノンナ!私が食べさせてあげるから光栄に思いなさい!!」

ノンナ(アイマスク)「はい、カチューシャ」


 A のハンバーグ


 ジュワァ~… ジュワァ~…


カチューシャ「じゃ、じゃあ切るわよ…」ビクビク


役人「そういえば、今回のハンバーグって大きな肉団子を半分にして熱い鉄板で焼きつけるんですね」

蝶野「さやわか、はんぐりーてぃーがーといったファミリーレストランでも見受けられるタイプです」

エリカ「あの形式だと肉の旨味がしっかり味わえるのよね」

役人「お、師匠、解説ありがとうございます」

エリカ「誰が師匠よ!!」




カチューシャ「よいしょ…よいしょ…」キコキコ…


 ジュワッ!!


カチューシャ「きゃあっ!!」

ノンナ(アイマスク)「カチューシャ!!」ガバッ

カチューシャ「ノンナはじっとしてて!!」

ノンナ(アイマスク)「で、でも…」

カチューシャ「マスク取ったら失格なんでしょ!!座ってなさい!!カチューシャにだってこれくらい出来るんだから!!」


 ジュワッ!! ヘアッ!!


カチューシャ「負けないわよ…」カチャカチャ… ←真剣

ノンナ(アイマスク)「カチューシャ…」 ←心配


福田「カチューシャ殿…がんばってください!!」 ←真剣

役人「いや、ただお肉を切ってるだけですから…」

理事長「がんばれ…がんばれ…」 ←真剣

蝶野「もう孫を見てるおじいちゃんですね、理事長」




 A のハンバーグ


カチューシャ「切れたけど、ボロボロになっちゃった…」ショボーン

ノンナ「構いませんよ、さぁ、食べさせてください」

カチューシャ「う、うん、じゃあ、口を開けて」

ノンナ「はい…うん、美味しいですよ」モグモグ

カチューシャ「そ、そう!!」


理事長「微笑ましいねぇ…」ホッコリ

役人「理事長、楽しそうですねー」



 B のハンバーグ


カチューシャ「もう慣れたから…、今度は上手く切れたわ!!」

ノンナ「カチューシャ、お願いします」

カチューシャ「ふふん、しょうがないわねぇ!カチューシャが食べさせてあげるわ!」エッヘン

ノンナ「…うん、美味しいですよ」モグモグ


理事長「いいなぁ…ワシも食べさせてもらいたい…」

役人「理事長、自重してください」




役人「はい、じゃあノンナ様、お答えいただいてもいいですかー?」


ノンナ「そうですね…、肉の美味しさを味わえたのは… B ですね」


福田「流石であります!!ノンナ殿!!」

理事長「あれもしかして、上手く切り分けられた方で選んでるとかじゃないよね?」


ノンナ「さて、当たっているといいのですが…」Bガチャ

ペパロニ「おお!お疲れ様ッス!」 ←仲間が増えてうれしい

ノンナ「アンツィオがいるのは心強いですね」 ←安心


アリサ「お仲間が増えて喜んでいるようだけど、アンツィオ、さっきまで怯えて自信なさげだったのよ」 ←怯える原因の不正解


ノンナ「そうなんですか?」

ペパロニ「ああ…まぁ…そんなとこッス…」 ←空気が読めるアホの子




 一流のチーム『気苦労』


アキ「お肉楽しみぃ~」

役人「大丈夫ですかね…もう肉が食べられることしか頭にないように見えるんですけど…」

オレンジペコ「うう…始まれば、ちゃんとしてくれるかと…」 ←不安


 A のハンバーグ


 ジュワァ~…


アキ(アイマスク)「う~ん!良い匂いだー!!」クンクン

ミカ「そうだね…とても素敵な匂いだね」

アキ(アイマスク)「あ!ミカ!!どうしてここにいるのよ?」

ミカ「それはね…アキにこのハンバーグを食べて欲しいと思ったからだよ」モグモグ


オレンジペコ「あ、あの…食べさせる方のミカさんがすでに食べていらっしゃるのですが…」


アキ(アイマスク)「ちょっと!ミカ、私のハンバーグを食べないでよ!!」

ミカ「食べるのがアキ…それって重要なことなのかな」モグモグ


オレンジペコ「さっきと言ってる事が間逆なのですが…」

役人「重要です…おい、誰かミカさんをつまみ出せ!!」


ミカ「あ!まって!せめてもう一口だけ!!」


理事長「はい、進行の邪魔をする人はしまっちゃおうねー」


ミカ「あわわ…」




 A のハンバーグ


ミッコ「ミカの代わりに私が食べさせるぞ…」

アキ「うん!!ミッコお願い!」

アキ「…!!美味しーーっ!!」

ミッコ「そっか…(いいなぁ…)」ジュルリ…


役人「なんでしょう…ミッコさんの物欲しそうな表情が、ここからでも見て取れますね…」

理事長「うん、そうだね…」



 B のハンバーグ


ミッコ「次、行くぞ(こっちも美味しそうだなぁ…)」ゴクリ…

アキ「う、うん…」


 ぐぅ~きゅるる~


ミッコ「!!」

アキ「み、ミッコ?」

ミッコ「き、気にするな!!///」

アキ「…あ、あの!!役人さん!!」


役人「なんでしょう?アキ様」


アキ「あの…試食の残りをミッコにも食べさせてあげてもいいでしょうか…」


役人「理事長!!ご判断を!!」

理事長「ええよ…回答が出た後なら…いくらでも食べてええよ!!」ウルウル

蝶野「と言う訳です」


アキ「ありがとうございます!!じゃ、先に試食するからミッコは後で食べてね!!」

ミッコ「すまない…」




 B のハンバーグ


アキ「んー!!こっちも柔らかくておいしー!!」


役人「では、美味しく食べていただいたところで、答えをいただいてもよろしいでしょうか?」


アキ「んー…」

オレンジペコ「アキさんはどっちも喜んでいたけど…」


アキ「うん! B にする!!」

オレンジペコ「やりました!!」


役人「ほうー、 B の方が舌を唸らせましたか」


アキ「あ、逆です B の方が未知の味すぎて良くわからなかったんで…」

アキ「たぶん、こっちの方が高いんじゃないかなーって思いました」


役人「貧しさ故の判断と言う訳ですか…」


アキ「もう二度とこんなお肉食べれないかも」Bガチャ

ペパロニ「継続さん!!今度ウチと試合しようッス!!それで料理ご馳走するッス!!」ウルウル ←憐れみ

ノンナ「ウチも戦車や部品を盗むのはダメですが、食料くらいならお分けしますから…」 ←憐れみ

アキ「…あ、ありがとう」 ←戸惑い


アリサ「…あれ?もしかして、やらかしたの?私…」 ←哀れ




役人「それでは正解の部屋に行きますよー!!」



 A の部屋


アリサ「タカシ…私、間違ってないよね…」オイノリー ←タカシじゃないし正解じゃない


 B の部屋


アキ「どんな料理、ご馳走してくれるの?」 ←余裕

ペパロニ「そりゃ、イタリアンッスよ!!良いトマトが安く手に入るようになったんスよ!!」 ←余裕

ノンナ「まぁ、ボルシチにもトマトは欠かせないですから、後で詳しく聞かせて下さい」 ←余裕



 ――――


役人「もうちょっと緊張感持ってくださいよー、おめでとうございまーす」Bガチャ


ペパロニ「お!やっぱ正解ッスか!!」

アキ「やったぁ!!」

ノンナ「まぁ、余裕です」



アリサ「そんなぁ…」




 第二問 結果


一流 → 一流 『親子』 『気苦労』

普通 → 普通 『アホの子』

普通 → 二流 『ひねくれもの』


理事長「二流の連中にはこれで充分です」

 パイプ椅子

 便所スリッパ


アリサ「きぃ~っ!!、こんな屈辱!!」

エリカ「こ、ここから、がんばりましょう…」


役人「そうだぞ、ここからはしっかりしろよ!!エリサ!!」


エリカ・アリサ「「まとめないでよ!!」」



今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします

合いの手、レスとありがとうございます

短いですが、続きの第三問の問題紹介までになります よろしくお願いしマウス



役人「第三問は『ダンス』でございます!!」


エリカ「ダンスって…もう何でも有りね…」


蝶野「今回、皆様に見極めて頂きたいダンスというのは…『あんこう踊り』でございます」


桃「え」ビクッ!

アキ「あ、あんこう踊り?」

福田「聞いた事ない踊りであります!」

役人「百聞は一見にしかず、まずはどういう踊りか見て頂きましょう!」

桃「ま、まさか…おい、待て…」 ←何が出てくるかわかった

オレンジペコ「あっ…」 ←察した




 聖グロ練習試合後 大納涼祭り


――アアアン アン♪ アアアン アン♪ アアアン アアアン アン アン アン♪



桃「うわぁ!!見るな!見るなぁーっ!!///」

アリサ「うわぁ…これは…恥ずかしいわね…」

エリカ「み、みほまで…なんて恰好してんのよ…」

ノンナ「大会の時の踊りがこれだったんですか…」

ペパロニ「ひゃぁー!!桃姐さん!攻めてるッスねー!!」

桃「ううっ…もう、お嫁に行けないよぉ…」クスン

オレンジペコ「ご、ご愁傷様です…」




役人「と言う訳で、この『あんこう踊り』を見比べていただきます!!」


蝶野「皆様に選んで頂きたいのは、踊り続けて半世紀以上、あんこう踊りの家元にして第一人者、提内杏子(ちょうちあんこ)様の踊りです」


ペパロニ「へー、凄い人っぽいッスね、桃姐さん知ってるッスか?」

桃「き、聞いた事ないぞ…」

役人「勉強不足ですね、河嶋さん、その界隈では物凄く有名な方ですよ」

理事長「まぁ、仕方ないよね、普通はあまりお目にかかるものじゃないしね」

役人「そうですね理事長…あんこうなだけに…アングラな世界ってわけですかね!!」


役人・理事長「「ハハハハハ!!!」」


蝶野「ゴホン…続けていいですか?」

理事長「あ、ごめんね」

役人「すいません、続けて下さい」


蝶野「また、一流に対して用意したのは…」

蝶野「あんこう踊りの布教を精力的に行っている新進気鋭のダンサー、SHIHO様の踊りとなります」


役人「…なんか、聞いた事ある名前ですね」

理事長「…うん、ワシも顔が思い浮かぶ人がいる」

蝶野「…たまたま同じ名前なのでは?」


役人「そうかな?」

理事長「そうじゃろ」

蝶野「そうですよ」


役人・理事長・蝶野「「「ハハハハハハ!!!」」」




ペパロニ「んー、この問題楽勝じゃないッスか?」

アリサ「何よ、アンタんとこには大洗の踊った人間がいるからってこと?」

桃「まぁ…たしかに踊りは知っているけどな」

オレンジペコ「たぶんペパロニさんが思っているのは…体格差じゃないですか?」

アキ「体格差?体の大きさってこと?」

ペパロニ「そッス」

エリカ「ああ…なるほどね、踊りなら視覚での判断だから…」

ノンナ「一流の家元が、初老もしくはお年を召した方だとして、そのSHIHOさんというダンサーとでは一目瞭然ということですか」


役人「皆様、ご期待通りの反応ありがとうございます!!」

蝶野「今回の踊りを比べるにあたり、このお二方の踊りを モーションキャプチャー にて再現いたしました」


福田「もうしょんきゃぷちゃぁ?」




役人「こちらをご覧ください!!」


 CGのボコ


桃「ひいっ!ぼ、ボコ!!」 

蝶野「こちらのボコにお二方の踊りをトレースしましたので、体格差関係なく動きのみで回答者の皆様には見極めて頂きたいと思います」

アリサ「随分、手の込んだ事するのね」

理事長「島田流が、この技術を使ってボコのアニメでハリウッドに殴り込みをかけるようでして」(無謀だなぁ)

役人「その実験も兼ねております!!」(でも失敗するんだろうなぁ…)

エリカ「島田流…そんなことまでするのね…」

蝶野「アニメが大失敗して島田流が傾こうが関係ありませんが、皆様は回答がんばってください」





― 一流への待ち時間のおもてなし ―

 お食事  高級料亭の松花堂弁当


福田「こ、これは…まるで宝石箱のようであります!!」←感動

オレンジペコ「料理の盛り付けも見事ですが器も立派ですね」

ノンナ「ええ…味だけでなく目でも楽しめますね」

アキ(うう…高そう…、小分けにされているより量が多いほうがいいんだけどなぁ…)

福田「知波単では銀シャリと味噌汁で十二分なのに…申し訳ないであります!!」ウルウル

アキ「あ、わかる!ウチもパンとスープがあれば御馳走だし」



― 普通への待ち時間のおもてなしは ―

 お食事  助六寿司


ペパロニ「お!アタシ等のはお寿司ですね」

桃「おお!!いなり寿司じゃないか!!」 ←好物

ペパロニ「個人的には握り寿司が良かったって…まー、贅沢は言えないッスか」

桃「そうだぞ…うん?この、いなり寿司具入りじゃないか!!」モグモグ

ペパロニ「美味いッスね」モグモグ

桃「うむ確かに、お揚げは濃い目で好みなんだけど…私は具無しの方が好きなんだ!!」

ペパロニ「桃姐さん、そりゃ贅沢ッスよー」



― 二流への待ち時間のおもてなしは ―

 お食事  おにぎり


エリカ「具も無い、ただの塩にぎりね…」モグモグ

アリサ「形は…すごく綺麗に握れてるだけに高級感はあるわよね…」モグモグ

エリカ「でも具が欲しいとこよね…アリサなら何がいい?」

アリサ「私はスパム」

エリカ「サンダースらしいわねぇ、私は高菜」 

アリサ「高菜入れちゃうんですか?」

エリカ「なんで、そんな口調なのよ…ええ、中じゃなくて全体に混ぜて握ったのが好きね」




今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします

>>73 の『第三問』~問題前にこれが入ります 申し訳ありません 



役人「さぁ!これより後半戦となり、チーム戦で挑んでいただきます!!」


役人「そして、ここからの不正解は一気に 二段階ダウン となってしまいます!!」

オレンジペコ「前回は、ここから一気にダージリン様も落ちぶれていったから気を引き締めないと…」


役人「オレンジペコ様のおっしゃるとおりです、一流の皆様は今と変わらずにこの位置をキープして頂きたいと思います!!」

オレンジペコ「もちろんです!!」

アキ「がんばるよ!!」

福田「あわわ…、自分が…自分が頑張らなくては…」

ノンナ「平常心です、落ち着いて臨みましょう」


役人「普通のお二人は、このまま頑張ってください」

桃「なんとしても、踏みとどまるぞ!!」

ペパロニ「まー、やるしかないッスね」


役人「あと、二流は周りに迷惑かけるなよ」

エリカ「きぃ~っ!!見てなさいよ!!」

アリサ「アンタ達の思い通りになんかならないわよ!!」





合いの手、レスとありがとうございます

続きの第三問になります よろしくお願いしマウス



役人「それでは、この問題は 回答順を逆とさせて 頂きますのでよろしくお願いしまーす!!」


 一流のチーム 『気苦労』


オレンジペコ「まさか、こんな踊りまで問題になるとは…」

アキ「楽しそうで私は良いと思うけど」


 A のボコのあんこう踊り


――アアアン アン♪ アアアン アン♪ アアアン アアアン アン アン アン♪


ボコCG『……』バッバッ


オレンジペコ「ぼ、ボコさんもちゃんと、あんこうスーツを着用して踊ってますね…」

アキ「ははっ、動きも可愛らしいね」



 B のボコのあんこう踊り


――あの子 会いたや あの海越えて♪ あたまの灯は 愛の証♪


ボコCG『……』バッバッ


アキ「うわぁ!こっちもよく動いている」

オレンジペコ「さっきとの動きの違い…」ブツブツ




役人「さぁ、二つの踊りを見ていただきました!では回答をお願いします!!」


オレンジペコ「 A 」

アキ「 B 」


理事長「お、分かれたね」

役人「お二方の選んだ理由を聞いてもよろしいですか?」


アキ「私は… B の方が力強く見えたかなぁって感じだったからかな?」

役人「なるほど…では、オレンジペコ様が A を選んだ理由は?」

オレンジペコ「えーとですね…私が選んだのは…」


 ガバッ


役人「え?」

アキ「え?」




オレンジペコ「あ、あの…あんこう踊りでこのポーズの時からですね…////」バッ

アキ「ぺ、ペコさん…?」


役人「見て下さいよ、この娘、とうとう踊りの実演までし始めましたよ」

理事長「オレンジペコ…恐ろしい娘っ!!」


オレンジペコ「この膝を曲げた状態から、次の踊りに移行する時にですね…」

オレンジペコ「 B の方より A の方が若干遅いんです」

アキ「んー、遅い方が良いの?」

オレンジペコ「両者とも踊りの動きに全くブレはないんです、では勢いよく動くのよりはゆっくり動く方が…」

アキ「身体にかかる負担は A の方が大きいよね」

オレンジペコ「そうなんです、B は勢いによる剛とするならば、 A は流れるように動く柔の動きに見えます」


役人「踊り一つに、ここまで解説してくれなんて…」

理事長「何が彼女をここまで駆り立てるのかねぇ」




役人「それで、お二人のお答えの方はどういたしますか?」


オレンジペコ「……」

アキ「それじゃ、A にします!!」

オレンジペコ「よ、よろしいのですか?」

アキ「ペコさんが、それだけ真剣に考えて出した答えなら私は気にしないよ」

オレンジペコ「あ、ありがとうございます!」


役人「わかりましたー!それでは、A の部屋へ移動をお願いしまーす!!」


アキ「ところでさ、さっきの踊ってる姿…後で皆に見られちゃうんじゃない?」Aガチャ

オレンジペコ「あっ…////」




 一流のチーム 『親子』


ノンナ「コサックダンスなら自信があるのですが…」

福田「知波単も毎年、夏には盆踊りをしております!!」


理事長「踊りの種類は違うけど見極められるかねぇ」



 A のボコのあんこう踊り


――アアアン アン♪ アアアン アン♪ アアアン アアアン アン アン アン♪


ボコCG『……』バッバッ


福田「おお!!こ、これは不思議な!!く、熊の人形が踊っているであります!!」

ノンナ「小さい熊が踊ってて可愛らしいですね」




 B のボコのあんこう踊り


――あの子 会いたや あの海越えて♪ あたまの灯は 愛の証♪


ボコCG『……』バッバッ


ノンナ「ふむ…こちらも、よく動いてますね」

福田「……!?」


役人「どうでしたかー?」


ノンナ「ええ、すばらしい踊りでした、このCGに合わせてカチューシャを踊らせてみたいと思うくらいです」

福田「……」


役人「それでは、お二人の選んだお答えをお願いします!!」


ノンナ「 B 」

福田「…A 」


理事長「おや、また別々だね」




役人「理由を聞いてもよろしいですか?」


ノンナ「両者ともすばらしい踊りでしたね、Bの方に躍動感というか力強さを感じましたので、こちらにしました」

役人「なるほど…では、福田様の理由を聞かせていただいてよろしいですか?」

福田「…わい…からであります…」

役人「え、えっと…聞き取りにくかったので、もう一度お願いできますか?」


福田「 B の方が怖かったからであります!!」


理事長「こ、怖い?」


福田「 B の方の踊りからは、とても強くて怖い人の空気を感じました…」

福田「踊りで怖いと思うなんて、ありえないであります!!」

福田「……」ガタガタ


役人「ふ、福田様?」


福田「だから、怖くない方の A を選びました…」ブルブル

福田「……」ウルウル


蝶野「完全に怯えていますね…」

役人「どうします、コレ?」


ノンナ「福田さん…」スッ…




 ギュッ…


福田「の、ノンナ殿!?」

ノンナ「大丈夫です…福田さんには私がいますから落ち着いて」ギュウ…

福田「は、はい…ありがとうございます!!すごくあったかくて落ち着くであります…まるで母君みたいです///」

ノンナ「…!!」ドキッ!


役人「あ、あの…親子のスキンシップは後にして、お答え決めてもらいたいのですが…」


ノンナ「す、すいません、答えは A でお願いします」

福田「よ、よろしいのでありますか?自分の答えの方で…」

ノンナ「ええ…貴女を怯えさせるようなら、こちらの方がマシです」


役人「わかりました、では福田様のお答えを採用とういうことで!!」

蝶野「では A の部屋への移動をお願いします」


ノンナ「あら、お二人も一緒でしたか」Aガチャ

アキ「踊ったり、ハグしたり皆がんばりすぎだよー」

ノンナ「踊る?」

オレンジペコ「な、なんでもないです…////」

ノンナ「そ、そうですか?…あ、福田さん、これからは私の事は“マーマ”と呼んで構いませんよ」

福田「まーま?それはどんな意味なのでしょうか?」

オレンジペコ「それはですね…」

ノンナ「私の通称、あだ名です」

オレンジペコ「い、いや…言葉の意味は…」

ノンナ「あだ名です」ゴゴゴゴ…

オレンジペコ「……」

福田「わかりました!!マーマ!!」 ←純真

ノンナ「ええ…良い子ですね…」ニヤニヤ

アキ「うわぁ…えらい事になってきたよ」



役人「なんかおかしな事になってますね」

理事長「でもね、あのノンナ様の大きな胸に抱きしめられば、ワシだって子供になりたいよ」

蝶野「……」

役人「理事長…気持ちはわかりますがそういうのは口に出しちゃだめですよ」




 二流のチーム 『ひねくれもの』


エリカ「私達は、勝たなくちゃならない…もう後退はないのよッ!!」

アリサ「そうね…ここで踏ん張らないと」


役人「しっかり頑張れよー、リカリサー」


エリカ・アリサ「「まとめないでよ!!」」



 A のボコのあんこう踊り


――アアアン アン♪ アアアン アン♪ アアアン アアアン アン アン アン♪


ボコCG『……』バッバッ


エリカ「みほが見たら、大はしゃぎしそうね…」

アリサ「しかし、変な踊りよね…見れば見るほど…」




 B のボコのあんこう踊り


――あの子 会いたや あの海越えて♪ あたまの灯は 愛の証♪


ボコCG『……』バッバッ


エリカ「……」(…あれ?この動き…)

アリサ「何だか情熱的ね…ね、ねぇ、この踊りを男性の前で見せたらどんな反応するかしら?」

エリカ「タカシの前でするつもりなら止めときなさい、ドン引きされるだけよ…」(どこかで見覚えが…?)

アリサ「ちょ!なんで私がタカシの前で踊るってわかるのよ!!」

エリカ「な、なんとなくよ」(う、うざい…)


蝶野「アリサさんが何か言っていますが、仮にお二方の奥様が夜にあのスーツで現れたらどう感じます?」

役人「いやいや、普通に引きますって」

理事長「ワシは興奮すると思う…多分」

蝶野・役人「「ええ…」」




役人「んじゃ、二人の答えお願いしまーす!!」


エリカ「 A 」

アリサ「 B 」


理事長「今回は、ホント答えがまとまらないねー」


役人「理由聞かせてー、まず…エリサの方から」


エリカ・アリサ「「どっちよ!!」」

エリカ「ったく、じゃあ私からね… B の動きに見覚えがあったから A にしたわ」


役人「おや、あんこう踊りご存じで?」


エリカ「あの踊りは初めてよ…ただ、あの B の体捌きが…私の…師にあたる人に似てたから…」

エリカ「ありえない…だから、A の方にしたわ」


役人「エリカの師匠…ハンバーグの師匠? ステーキか!!」


エリカ「アンタ!ハンバーグ、バカにしてんの!!」


理事長「そりゃ、ステーキは踊らないもんね」




役人「で、アサリちゃんはなんで B に?」


アリサ「アリサよ!!私は… B の方が性的に惹きつけるモノがあったからよ」

アリサ「サンダースでもポールダンスが盛んなんだけど、それに似たセックスアピールが感じられたわ」


役人「なるほどねー、では答えをまとめて下さーい」


エリカ「ね、ねぇ、正解の家元って良いお年なんでしょ…それで、せ…セックスアピールってどうなのかしら?///」

アリサ「あ…確かにそうね」

アリサ「ん~、エリカはこの答えに自信は?」

エリカ「ある…とは言い切れないわ…けど、不確定要素が強いのは B の方ね」

アリサ「わかった、じゃ、今回はアンタの勘に賭けるわ、その代り…」

エリカ「外れたら、私のおススメのハンバーグを御馳走してあげるわよ」

アリサ「そ、そう…」(なんでハンバーグなのよ…)


役人「それじゃ、お答えは?」


エリカ「 A の方を選択させてもらうわ」


役人「はいはいー、ではお部屋へ移動してー」


エリカ「ん?皆こっちなのね」Aガチャ

ノンナ「そのようですね」

アリサ「何よ、これじゃ正解みたいなモンじゃない」←仲間が多くて安心

アキ「このまま、全員こっちの部屋になるんじゃないかな?」

福田「おお!大勢なら結果も平等ですね!!」

オレンジペコ「残りのあの二人が、どんな答えを選ぶんでしょうか…」←なんとなく不安




 普通のチーム 『アホの子』


ペパロニ「さぁ!当てるッスよー!!」

桃「ボコが出てる問題…当てないと…西住に…」ガタガタ…


役人「河嶋さん頑張って!、知ってる踊りですから、自分の踊りと比較すれば楽勝ですよーww」


桃「ええい!わかっている!お前に応援されると気持ちが悪いわ!!」



 A のボコのあんこう踊り


――アアアン アン♪ アアアン アン♪ アアアン アアアン アン アン アン♪


ボコCG『……』バッバッ


ペパロニ「うは、面白いッスね」

桃「うう…踊りの違いなんて、わからないよう…」



 B のボコのあんこう踊り


――あの子 会いたや あの海越えて♪ あたまの灯は 愛の証♪


ボコCG『……』バッバッ


ペパロニ「おお!こっちも動き良いッスねー」

桃「…うう~ん…うん?」


役人「どうでしたか?お二方」


ペパロニ「おもしれーッスね、コレ」

桃「ふふ…そうか!!わかったぞ!!」


役人「河嶋さんが何かに気づいたようですが、お答えの方お願いします!!」




桃「 B 」

ペパロニ「 A 」


理事長「完全に二つ別れだねー」

役人「ほー、河嶋さんは B ですか」


桃「ウム!こっちの方が一流の家元のオーラがビシビシと感じたぞ!!」

桃「あのダイナミックな動き…間違いない B だな!!」

ペパロニ「流石ッスね、桃姐さん!アタシなんてわからないから、おもしろい方で選んだだけッスわ」


理事長「ペパロニさんは深く考えないで、ノリと勢いで A にしたんだね」

ペパロニ「そーッス!」

ペパロニ「よっしゃ!なら答えは B で決まりッス!!」

桃「え?…い、いいのか?」

ペパロニ「当たり前じゃないッスか!!踊りの経験者の桃姐さんが言うんスよ、間違いないッスよー!!」

桃「う、うむ…そ、そうだな…」

役人「わかりました!では B の部屋へ移動をお願いしまーす!!」


ペパロニ「楽勝でしたね!!」

桃「ふふん、私がいればざっとこんな物だな」Bガチャ ←余裕


桃「……」

ペパロニ「あれ?」

桃「だ、誰もいない…」 ←一転して不安




エリカ「皆、貴女達とは違うこっちなのよね」←一緒じゃなくて正直安心

オレンジペコ「そういうことになってます…」←実は少し安心


桃「え…」(こ、これは…まさか…)

ペパロニ「桃姐さん…これは…」 


アリサ「残念だったわね」←安心

福田「御一緒できなくて残念であります…」←純真


桃「ああ…」(うわぁーん、やっちゃたよー!!)

ペパロニ「やったじゃないッスか!!桃姐さん!!アタシ等の二人勝ちッスよ!!」

桃「え?」(え?)


アキ「二人は答えに自信あるの?」←純真


ペパロニ「アタシは無い!けど、こっちには桃姐さんがいるんスよ!!」←期待

桃「う、うむ…」(ふぇぇ、やめてー、そんなに期待しないでくれー!)

ペパロニ「“あんこうマスター”の桃姐さんが選んだ答えッス!!」

ペパロニ「勝った気になるのは早いんじゃないッスかね!!」←興奮


ノンナ「確かに答えが出るまではわからないですね」←冷静





役人「話が白熱しておりますが、正解の部屋へ行きますよー!!」


 A の部屋

オレンジペコ「まちがってはないはずです…」←でも不安

アキ「大半はこっちだし大丈夫だよー」←お気楽

エリカ「頼むわよ…」←切実

アリサ「これ以上落ちぶれたくないのよ…」←同じく

福田「マーマ殿!緊張しますね!!」←楽しんでる

ノンナ「ええ、あと、殿はいらないですからね」←同じく


 B の部屋

ペパロニ「さぁ!来るッスよ!!」

桃「スマン!!やっぱり!!自信ない!!」←不安

ペパロニ「え?ええっ!?」←困惑





――――


役人「おめでとうございます!!」

  A ガチャ!! 


エリカ「いよっし!!」ガッツポ

アリサ「イエッス!!」ガッツポ

オレンジペコ「よ、よかったぁ…」

アキ「やったぁ!!また当った!!」

福田「やりましたね!!マーマ!!」

ノンナ「ええ、貴女のおかげよ」イイコイイコ



桃「あ、ああ…」 ←三流

ペパロニ「外れちゃったッスね…」 ←三流






 第三問 結果


一流 → 一流 『親子』 『気苦労』

二流 → 二流 『ひねくれもの』

普通 → 三流 『アホの子』



理事長「三流のアホどもにはこれじゃよ」

 ビールケース

 軍足



役人・理事長・蝶野「「「 桃ちゃぁん…この問題で外すぅ~? 」」」


桃「桃ちゃんと呼ぶなぁ!!」ウルウル

ペパロニ「ドンマイッスよ桃姐さん!!」

桃「お前もさっきから桃と呼ぶなぁ~」ウルウル

ペパロニ「いやいや、今さらじゃないッスか、桃姐さん」

桃「うわぁ~ん、西住に怒られるぅ~」メソメソ


今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします

おお、続きがあったのか、一気によんだけど面白い!

前作から気になってたけど、ひょっとして>>1は第二次ハートフル・タンク・カーニバルは本会場かライブビューイングで視てた?
このシリーズの役人がかなり面白いから気になってた

合いの手、レスとありがとうございます

短いですが、続きの最終問題の問題紹介までになります よろしくお願いしマウス

>>115
視てなかったであります
ガルパンのイベントでは大洗のフェスタに一度行ったくらいです



役人「さぁ皆様!!、ついに最終問題となります!!」

役人「はたして一流の2チームは、一流を維持できるか!?」


オレンジペコ「この問題で聖グロの地位が…負けられません!!」

アキ「ミカじゃないけど、風に逆らわずに行くだけだよ」

福田「散って行った知波単の皆の為に頑張るであります!!」

ノンナ「私はさっさと終わらせるだけです、無論当ててですけど」



役人「二流のエアリリも、まぁ間違えないように頑張ってな」


エリカ「もう、名前のまとめ方が滅茶苦茶ね…」

アリサ「バカね!!そう何度も外すわけないわよ!!」



役人「三流のアホは、これ間違えると画面から消えるからねー」


桃「もう駄目だー!おしまいだよー!!」

ペパロニ「しっかりするッスよ!桃姐さん!!まだ終わってないッスから!!」

理事長「ほぉ、落ちぶれても強気だねー」

ペパロニ「当たり前ッス!三流…上等ッスよ!!熱い三流ってヤツを見せてやるッスよ!!」




役人「その最終問題は『演出』でございます!!」


アリサ「演出?」

エリカ「まったく、想像できないわね」

オレンジペコ(ま、まさか…)


役人「今回はこの問題の為に作成した アニメ を見比べてもらいます!!」


福田「あにめ…でありますか?」

アキ「なんか面白そうだね!」

オレンジペコ(ま、間違いないです!)


役人「まずは、この問題の為に協力してくださった、この方をご紹介します!!」

ノンナ「有名な方なんですか?」

蝶野「一応、有名ですね」

オレンジペコ(多分、来るのは…)



みほ「『ぼこられグマのボコ』の問題アニメを作らせてもらった 西住みほ です!!」



桃「うわぁぁぁっ!!西住ぃーっ!!」ガクガクブルブル

ペパロニ「も、桃姐さーん!!」

オレンジペコ(や、やっぱり…)




エリカ「み、みほ…」

アリサ「あ、アンタが最終問題の正解の方?」


みほ「違います!正解の一流のボコは原作の監督さんがこの問題の為に作ってくれたボコです!!」


オレンジペコ「では、もう一方のボコがみほさんの作った作品という事でしょうか?」


みほ「ハイ!原作には及びませんが…私なりに精一杯ボコを表現してみました!!」

みほ「最終問題ですけど、簡単かもしれませんね」テヘッ


ペパロニ「おお!そいつはありがたいッス!!」


みほ「ですから、皆さん…」


みほ「当てて下さい」ゴゴゴゴ…


ペパロニ「うおっ…」

福田「こ、怖いであります!!マーマ!!」ブルブル

ノンナ「ええ、大丈夫ですよ私が付いていますから」ニヤニヤ

アキ「よくわからないけど、な、なんだか凄い…」

オレンジペコ(これが…ダージリン様もお茶をこぼしたという、みほさんのボコ力(ぼこちから)…)


みほ「河嶋先輩」ニコ

桃「ひいっ!!に、西住…その、さっきの問題のボコはだな…」

みほ「さっきのは踊りの問題ですから気にしないでください、私が河嶋先輩に期待してるのは…」

みほ「この問題です」ゴゴゴゴゴ…

桃「……」ブクブク…

ペパロニ「桃姐さん!しっかりしてくださーい!!」




役人「西住さん、ありがとうございました」(ホント、ボコが絡むと怖いな、この娘)

理事長「皆、西住さんに気押されているようじゃね」(三年後のワシなら漏らしてた)

役人「最終問題を前に皆様の緊張した空気を落ち着かせる冷たい物をご用意しましたので、控室へ移動してください」



――――


― 一流への待ち時間のおもてなし ―

 氷菓  天然水のかき氷


アキ「冷たくて美味しーっ!!」

オレンジペコ「このかき氷…ちゃんとした刃で削られているので、ふわふわしてて口の中で広がりますね」

福田「これは知波単のかき氷と同じであります!!」

ノンナ「雪は見慣れていますが、そういえば、かき氷なんていつ以来でしょう」



― 二流への待ち時間のおもてなし ―

 氷菓  凍らせた水道水


エリカ「冷蔵庫で作ったただの氷の塊ね…」モゴモゴ…

アリサ「そうね…」チロッ…チロッ…

エリカ「その変な舐め方、止めなさいよ」

アリサ「この方がセクシーでしょ、た、タカシもこっちの方が興奮すると…」

エリカ「そ、そう…」(二問目の真実、伝えてやろうかしら…)

アリサ「あむ…タカシぃ…」ペロペロ…

エリカ「うわぁ…」 ←ドン引き



― 三流への待ち時間のおもてなし ―

 氷菓  一日放置した氷


ペパロニ「うわぁ…冷たくもなんともないただの水ッスね、こりゃ」

桃「……」チーン ←気絶

ペパロニ「ほーら、桃姐さんしっかりしてくださいよー」ペチペチ

桃「……」チーン

ペパロニ「…!そうだ!」


ペパロニ「おりゃ!」 パシャァッ!!


桃「!!ぶはっ!!な、何をする!!」

ペパロニ「お!!目ぇ覚めたッスね!桃姐さん」


今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします

合いの手、レスとありがとうございます

短いですが、続きの最終問題の中身、前半2チームの回答までになります よろしくお願いしマウス



 三流のチーム 『アホの子』


蝶野「最終問題の順番は通常通りでお願いします」

役人「んじゃ、まずはアホから行ってみよー!!ちなみにペッパーくんと桃ちゃんはボコ見てた?」


ペパロニ「ミタコトアリマセンっす…なんちて!!」

桃「お前はホントお気楽だなぁ…私は名前くらいしか知らん…」


理事長「知っての通りだけどボコに関しては西住さん洒落が通じないからね」

蝶野「場合によってはお仕置きも…」

役人「間違いかもしれない回答の部屋で怯えるのと、出番への恐怖で控室で竦んでるのとどっちが良かった?」


桃「あわわ…」

ペパロニ「んもー!!煽らないでくださいッス!!」


役人「では A のアニメからどーぞー!!」




 A のボコ


― ボコミュージアム


ネコ達『ボコもたいしたことないな!!』

ボコ『今日は負けたけど次は頑張るぞ!』


客A『ショーも乗り物も代わり映えしないよなぁ…』クソデカタメイキ

客B『今年は100人も来ないんじゃないかしらね…』


ボコ『以前は劇場版需要で…客足も売上もあったのに…』

ボコ『どうすりゃいいんだ…』ポロポロ…






………


ボコ『う、ううん…いけねぇ、疲れて寝ちゃったぜ』

ボコ『帰って、包帯を新しくしないと…』

  …ワイワイ  …ガヤガヤ

ボコ『あれ?お客さんが…いる?』


客A『ボコミュージアム楽しみだな!!』

客B『ボコショーの席急いで取らなくっちゃ!!』


みほ『ボコ、お客さんが待っているよ』

ボコ『み、みほちゃん…』

愛里寿『どうしたのボコ、居眠りでもしてたの?』

ボコ『あ、愛里寿ちゃんまで…』

千代『あらあらボコ、愛里寿はこのミュージアムの館長でしょ』

ボコ『千代オーナー…』


 ボコーテッドマンション 90分待ち

 スペースボコンテン  120分待ち

 イッツアボコワールド  60分待ち

 キャプテンBOKO     33分4秒待ち


ボコ『勝てる…勝てるんだ!!うぉおおおお!!!』


………




みほ『ボコ?そんなとこで寝てると風邪ひくよ?』

ボコ『あ、あれ?お客さんは…?』

みほ『今日も私だけだよ…ボコがしっかりしないと私しかお客さん来ないよ…』ニヤリ

ボコ『そっか…今日はダメだったけど、明日こそ頑張るぞ!!』

みほ『ふふふ…ボコらしいね…やっぱりボコはそうでなくっちゃダメだよね!!』ゴゴゴゴ…


― 一方その頃

役人『……』チーン

理事長『……』チーン

蝶野『お二人とも残念です…』ホロリ


 FIN



ペパロニ「な、なんスか、これ?」 ←困惑

桃「わ、わからん…」 ←困惑


役人『私も色々と言いたい事があるけど続けて B の方いくぞー』




 B のボコ


ボコ『ボコパルドン行きます!!』 ※ボコパルドンは熊本県のにしみず君が考えたくれたボコだ!

ボコ『ウギャア!!ニシズミチャーン!!』


監督『ハイ!OK!!』


ボコ『ふぅ~…疲れたぜ』

みほ『ボコ、お疲れ様』

ボコ『お、みほちゃん!!オイラのやられっぷり、どうだった?』

みほ『うん…良かったよ…』

ボコ『みほちゃん…?元気がないみたいだけど?』

みほ『うん…私、転校することになって、もうボコの応援できないのが気掛かりなんだ…』

ボコ『みほちゃん…』






………


しほ『こんな夜中に私を呼び出して…わ、私には夫がいるんですよ///』

ボコ『変な気を興すな!みほちゃんが安心して、転校できるように…』

ボコ『オイラ一人でもケンカが出来るって事を証明してやるんだー!!』

しほ『え?え?そんな事の為に私、呼ばれたの?』

ボコ『やってやる!!やってやるぞ!!(CV島田)』




………


みほ『ボコ!!酷い…こんなにボコボコに…』

ボコ『み、みほちゃん…オイラ一人でも…みほちゃんの応援が無くても…ちゃんと勝てなかったよ…』

みほ『うん!うん!ボコ、偉いよ!!』

しほ『み、みほ…あ、あの…ごめんなさい…』

みほ『お母さんなんか大っ嫌い!!』

しほ『んほー!!みほー!!』


 こうして、怒ったみほちゃんは大洗に行ってしまった…風の噂では戦車道の大会で優勝したらしい

 すごいや、みほちゃんは…そして、オイラはというと…


しほ『さぁ!ボコ!今日こそ私に勝ちなさい!!』

ボコ『ぐほっ…ちょっと待って…もう今日だけで、17連敗…』

しほ『しっかりしなさい!!貴方が勝たないとみほが帰ってきてくれないのよ!!』

まほ『お母様…だったら…もう少し、手心を…』

しほ『私に“てかげん”なんて精神はありません!!』


 オイラは今日も頑張ってるよ!!


 FIN


ペパロニ「……」 ←さらに困惑

桃「……」 ←さらに困惑




ペパロニ「どうッスか?桃姐さん?」

桃「わ、わ、わからない…わからないよー!!」

ペパロニ「う~ん…アタシもさっぱりッスねー」


役人「じゃあ、二人の運命を決める答えを出してください!!」


桃「…B 」

ペパロニ「 A 」


理事長「おー、分かれたねー」


桃「うぅ…私、自信無いし、さっきも外れたからペパちゃんの選んだ方にしよーよ!!」

ペパロニ「……」

ペパロニ「…よっしゃ!!」


ペパロニ「うちらの答えは B にするッス!!」

桃「ええー!!」




桃「ど、どうして!!私の答えの方を!?」


ペパロニ「桃姐さん」

桃「な、なんだ」

ペパロニ「もし、アタシの答えが正解だとしたらチームとしては正解ッスよ」

桃「そ、そうだな」

ペパロニ「でも、この問題に協力した西住さんは桃姐さんに期待してるんスよ」

桃「うう…」

ペパロニ「だったら、その桃姐さんの答えを取るってのが筋ってモンでしょ!!」

桃「でも、間違ってたら!!」

ペパロニ「そんときゃ、骨は拾ってあげるッスよ」

桃「うわぁーん!!」


役人「では、B の部屋へ移動お願いします!!」


桃「うう…大丈夫かなぁ…」Bガチャ

桃「だ、誰もいない!!やっぱりダメだったんだー!!」 ←絶望

ペパロニ「アタシら一番手ッスよ、テンパリ過ぎッス」 ←マイペース




 二流のチーム 『ひねくれもの』


役人「エリアリはこのアニメへの造詣は?」


アリサ「もう呼び方に怒る気にもならないわよ…私は子供の時に少し見てたくらいよ」

エリカ「私は…みほによくボコの素晴らしさを聞かされていたわ…」


理事長「ほお…ではエリカさんは有利かもしれませんね」


エリカ「みほ…ボコ…うう、頭が!?」

アリサ「ちょ、ちょっと!?大丈夫?」

エリカ「大丈夫…昔、ボコの話を振ったら朝まで話を聞かされていたのを思い出しただけ…」


役人「エリカがどんな目にあってたのか容易に想像できますね」


エリカ「ええ…ここにいる誰より、みほのボコ狂いは解っているつもりよ」


蝶野「それでは A のボコからご覧ください」




 A のボコ


エリカ(まぁ…このメンツで、みほの事を最も理解しているのは私ね…)

エリカ(みほのボコかどうか見極めてやろうじゃない!!)


みほ『ボコ、お客さんだよ』


エリカ「みほぉー!?」 ←みほにビックリ

アリサ「!?」ビクッ ←声にビックリ


ボコ『勝てる…勝てるんだ!!うぉおおおお!!!』


アリサ「西住みほだけでなく島田親子まで…」

エリカ「なんなの?これ?なんなの?」



役人「続けて B 流しますよー」


 B のボコ 


エリカ(み、みほが問題協力してるんだから、みほが出て来てもおかしくないわよね…)

エリカ(落ち着くのよエリカ…、次のボコとで違いを見極めるのよ!)


しほ『こんな夜中に私を…』


エリカ「家元ぉー!?」 ←しほにビックリ

アリサ「!?」ビクッ ←声にビックリ


まほ『お母様…手心を…』


エリカ「隊長ぉー!!」 ←まほにビックリ

アリサ「うるさい!!」 ←声にお怒り





アリサ「エリカうるさい」


役人「逸見エリカ、うるさいぞーww」

理事長「エリカさん、うるさいですよww」

蝶野「エリさいですよww」


エリカ「ぐぬぬ…略すな」


理事長「リアクション取ってくれて、ありがたいけど違いはわかったのかな?」


エリカ「…ええ、わかったわ」

アリサ「え?ホントなの」 ←驚き


蝶野「では、その理由をお聞きする前にお二人のお答えの方からお願いしてもよろしいでしょうか?」

役人「それでは二人の答えは!!」




エリカ「 A 」

アリサ「 B 」


理事長「ふむ、分かれたね」

役人「自信満々のエリカの前にアリサから聞いてもいいかなー?」


アリサ「アタシの方は…もう両方ともメチャクチャなんで、勘よ、女の勘」


役人「アリサの勘かー」


アリサ「そ、そうよ…わ、悪い」 


役人「いえいえ、そんなことないですよー」

理事長「それじゃあ、エリカさんの方の理由は?」


エリカ「…前問と同じよ、 B がみほの作った方だから A を選んだのよ」


役人「ほぉ」





エリカ「まず、冒頭のボコパルドン…あれは、みほの考えたヤツね」

アリサ「熊本県のにしみず君…にしみず…にしずみ…ああ、なるほど」

エリカ「多分このボコは、先の選抜戦に意気揚揚と駆けつけたにもかかわらず、カールの一撃であっという間に散った…」

エリカ「小梅達の無残な姿を見て思いついたのよ!!」

アリサ「いや、一応アンタんとこのチームメイトなんだから、もう少しオブラートに包んであげても…」

エリカ「みほは、そんなことお構いなしなとこあるわ!!」

エリカ「加えて、登場してる西住家…力で自己主張する母親に、それに強く言えない長女…まさにみほの心の闇よ!!」

アリサ「お、おう…」←引いてる

エリカ「さらに話の中でさりげなく、自分が戦車道で優勝したことも見せているあざとさ…これがみほでなくてなんなのよ!!」

アリサ「お、おう…」←ドン引き

エリカ「それを踏まえた上で みほではない A が正解の方よ!!」


役人「この発言、編集した方がいいですかね?」

理事長「う~ん…」

蝶野「まぁ、これも一つの見方じゃないですか?」

理事長「彼女、思いっきり西住流なんですけど…」


役人「まぁいいです!!それじゃエリアリは A の部屋へ移動お願いします!!」


エリカ「最後もビシッと決まったわね」Aガチャ

アリサ「そ、そうね…」


桃「ほら!、やっぱり!!西住と同じ黒森峰の方のあっちの部屋だったんだー!!」←パニック

ペパロニ「も、桃姐さん…落ち着いて」


エリカ「ふふん、残念だったわね」←別で余裕

アリサ「やっぱり同じ学校だったってのは有利だったのかしら」←別だったので少し安心


今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします

合いの手、レスとありがとうございます

続きになります よろしくお願いしマウス



 一流のチーム 『親子』


役人「お二人はアニメは見られるのでしょうか?」


ノンナ「私はほとんど見ないですね…」

福田「桃太郎のアニメでしたら見たことがあります!」


理事長「あ、それワシも見たことある」

蝶野「予備知識無しでの鑑賞となりますが、一流の作品を感じて見てください」


福田「わかったであります!がんばりましょう!マーマ!!」

ノンナ「ええ、頑張りましょう(ああ…福田さん、なんて純真無垢なのでしょう…)」


役人「では A の方のボコでございます」




 A のボコ


ボコ『今日は負けたけど次は頑張るぞ!』


福田「おお!先ほどの熊がしゃべって動いてます!!これは可愛らしいであります!!」

ノンナ「ええ、福田さんも可愛らしいですよ…」

ノンナ(ああ!カチューシャという者がいながら、私はこの子に心を奪われている…)


エリカ「プラウダ、全然アニメの方を見てないわね…」

アリサ「それより、マーマって…」


千代『あらあらボコ…』


福田「こ、怖そうな人であります…」ブルブル

ノンナ「マーマにしっかりつかまっていなさい」ニヤニヤ

ノンナ(臆病さを威勢で隠すカチューシャと違い、感情に正直なこの子もまた愛おしい…)


ペパロニ「プラウダさん見てないし、知波単さんは島田流が出てきたら怯えてるし、あんなんで大丈夫ッスかねー」

桃「これで、見てなくて間違えてくれるとかあるかも…」

ペパロニ「桃姐さんー、そりゃ、ちょっとセコいッスよ」


役人「えっと…続けて B に行きますけど、ちゃんと鑑賞の方お願いします」




 B のボコ


福田「こ、今度はしっかりと見るであります!」


しほ『こんな夜中に私を…』


福田「ひぃっ!ま、また怖そうな人が!!」ビクビク

ノンナ「大丈夫です、マーマがいますから」ニヤニヤ

ノンナ(ああ!カチューシャと福田さん、私はどちらを…)


……

???(だったら両方、選んでしまいなさい)


ノンナ(だ、誰!?)


悪魔ノンナ(カチューシャも福田さんも貴女が手に入れてしまえば良いのよ)


ノンナ(わ、私の悪魔!!)


???(いいえ、手に入れるのではありません)


ノンナ(だ、誰!?)


天使ノンナ(二人を手に入れるのではないです…両者等しく愛するのです)


ノンナ(私の天使!!…ん?でも両方、手に入れるのも愛するのも結果としては同じような…)


天使ノンナ・悪魔ノンナ((あっ…そうですね))

天使ノンナ・悪魔ノンナ((頑張れ、ノンナ!!))ニッコリ

……


福田「マーマ!!怖い人ばかりであります!!」

ノンナ「デュフフ…マーマが貴女を守ってあげますからね…」ニタニタ


蝶野「あの二人、ちゃんと見てないですね…」

理事長「まぁ、答えは二択だから進行には問題ないでしょう」


役人「では、お答えどっちか選んでくださーい!」


ノンナ「よろしいでしょうか?」


理事長「ん?なんでしょうノンナ様」




ノンナ「福田さん、この問題の答えを貴女に任せてもいいですか?」

福田「じ、自分がでありますか!?」

ノンナ「ええ、ここまで来れたのも貴女が選んで導いてくれたからです」

ノンナ「ですから、最後の問題もマーマは貴女に賭けてみようと思います」


役人「そうですか (見てないからだろうな)」

蝶野「チームとしての答えですから構いませんが (見てないからね)」

理事長「美しい親子愛じゃのう…」ウルウル


ノンナ「…本当は福田さんを見つめていてボコを見てなかったんですけど///」


役人・蝶野「「言っちゃったよ!!」」


理事長「それじゃマーマの期待に応える為に福田様、回答の方をお願いします」




福田「うう…どっちにすれば…」

ノンナ「貴女の心の赴くままでいいのですよ」

福田「わ、わかりました!!…どっちも怖い人はいました…でも!」

福田「比較的怖くなかった方の… A を選ぶであります!!」


 A の部屋

エリカ「やっぱりそうよね!」←さらに自信

アリサ「片方は見てないし、もう一方は怖さで選んでるだけよ…」←少々困惑


 B の部屋

桃「うわぁぁ!!また皆、私とは違う部屋に集まるんだぁ!!それで最後は私だけ…」←大混乱

ペパロニ「も、桃姐さん、少し落ち着くッス」 


役人「それではお二人 A の部屋へ移動お願いします」


福田「扉への突撃もこれで最後であります」Aガチャ

エリカ「ハーイ、また一緒ね」

ノンナ「まぁ、黒森峰が御一緒なら心強いですね」

アリサ「ところで、マーマってなんなのよ」

福田「え?ノンナ殿はマーマですよね?」

ノンナ「ええ…私はマーマですよ」ニヤニヤ

ノンナ「…」ギロリ

アリサ「ひぃっ!!」ビクッ!


桃「もう駄目だぁ…おしまいだぁ…西住にお仕置きされるぅ…」orz

ペパロニ「……」

ペパロニ「だぁぁーーっ!!もう!!」





ペパロニ「桃姐さん!!」

桃「ひぃっ!!」ビクッ!

ペパロニ「アンタ、副隊長でしょう!!来年には隊長として大洗率いるんでしょ!!」

ペパロニ「そんな風に取り乱してちゃ、隊員達も付いてきてくれないッスよ!!」

桃「……」

ペパロニ「…だから、次期隊長らしく堂々と構えるッスよ」

桃「…もん…」ポロポロ…

ペパロニ「ん?」

桃「来年も隊長は西住だもん!!それに私は三年生だから来年はいないよー!!」←号泣

ペパロニ「あー、どうせ留年して来年も戦車道してるくれるんじゃないッスか?」

桃「ちゃんと卒業できるもんーっ!!」←号泣


役人「ペッパロさんの激励も空しく、桃ちゃんは依然変わらずというとこですね」

理事長「最後まで精神状態持つかねぇ?」

蝶野「ぶっ倒れたらその時はその時でしょ」




 一流のチーム 『気苦労』


役人「さぁ最後の挑戦者のお二人!!ボコの知識はどうでしょうか?」


アキ「私は全く無いです!」

オレンジペコ「私は…今回このボコが問題に出ると予測して勉強してきました」


理事長「ほぉ、流石ですねオレンジペコさん」


オレンジペコ「この問題だけは…必ず当てて見せます!」

アキ「ペコちゃん燃えてるね~」


役人「それではラストの一組!! A のボコからお願いします!!」




 A のボコ

オレンジペコ(この問題の為にボコはしっかり予習してきました…)

オレンジペコ(作画監督はもちろん…演出に脚本と…今の私に死角はありません!!)




………


『役人と理事長は病院内で静かに息を引き取った…』


アキ「ははっ、変なの!でも面白かったね!」

オレンジペコ「……」


役人「どうです?オレンジペコ様、一流でしたかー?」


オレンジペコ「ま、まだこれだけでは判断できません…」ダラダラ


オレンジペコ(なんですかこれ?一体なんなんですか!!)

オレンジペコ(いきなり、みほさんが出て来たと思えば島田流…)

オレンジペコ(仕舞には脈絡もなく病院…わからない…いったいこのアニメがなんなのかわからなくなりそうです!)


エリカ「思いっきり動揺してるわね」

福田「あんなに汗を…どこか体調でも優れないのでしょうか?」

アリサ「違うわよ、アニメのぶっ飛び具合に混乱してるのよ」


役人「それでは B のボコと見比べて下さい!!」




 B のボコ


オレンジペコ(あきらかに私が見たボコとはノリと空気が違います…)

オレンジペコ(まるでどっかのアニメの映像特典みたいじゃないですか!)

オレンジペコ(迷ってはいけない!しっかりとAとの違いを見比べないと!!)


ボコ『やってやる!!やってやるぞ!!(CV島田)』

しほ『なんとおお!!』バキィッ!!


アキ「うわぁ!強いなぁ、このオバさん」

オレンジペコ(今度は西住流が総出…もう訳が分からないです…)


役人「どうしでしたか?お二人とも」


アキ「面白いね!このアニメ!!」

オレンジペコ「そ、そうですね…」


ノンナ「オレンジペコさん、狼狽してますね」

エリカ「予習したのに思ってたのと違う中身で絶望したって顔よ、あれは」

アリサ「さてどうでるか見物ね」


桃「うう…多分アイツ等もこっちとは違うに決まってるぅ…」メソメソ

ペパロニ「うーん…どーなんスかねー」


役人「では、お答えの方をお願いします!!」




オレンジペコ「 A 」

アキ「 B 」


理事長「今回は本当に答えが分かれますねー」

役人「では理由を伺ってもよろしいですか?まずはアキ様!!」


アキ「う~ん…どっちも面白かったんで私の好みで選びました!!」


役人「つまり、深い意味や理由は無いという事で?」


アキ「ハイ!そうです!」


役人「言い切りましたねー、ではこの問題の為に予習していたオレンジペコ様は?」


オレンジペコ「え、えっと…両方とも予習とは違う中身でした…」シクシク

オレンジペコ「私が A を選んだのは…ボコミュージアムの寂れた現状を見せて集客につなげたいというスポンサーの心情が垣間見えたからです」


理事長「なるほどねー、でも答えはどちらか一方になるので」

蝶野「チーム『気苦労』のお答えを」

役人「お願いします!!」




オレンジペコ「アキさん」

アキ「なに?」

オレンジペコ「アキさんはこの問題自信ありますか?」

アキ「うーん、自信はある!でも理由はない!…というか説明できないんだけどね…えへへ」

オレンジペコ「そ、そうですか…」

アキ「ねえペコちゃん、私からも一言良いかな?」

オレンジペコ「え、ええ、どうぞ」

アキ「多分、ペコちゃんはこの先実際に副隊長か隊長をすると思うんだよね」

アキ「だから上に立つ人は悩むとこを見せないようにしないとダメだと思うよ」

オレンジペコ「悩んではいけないのですか?」

アキ「そりゃ誰だって悩むことはあるよー」

アキ「でも上が悩んでるのを見せたら、下は不安になるだけだって」

オレンジペコ「……」

アキ「ウチのミカなんかさ、正しいんだか間違ってるんだか何考えているんだか判らないけど、こうだって決めたら巻き込むだけだよ!」ニコ

オレンジペコ(確かにダージリン様も腹に一物あるように構えて揺るがない所がありますね…)


オレンジペコ「わかりました、アキさん」

オレンジペコ「この問題の答え、私が決めてもいいでしょうか?」

アキ「うん!!いいよ!!」


オレンジペコ「私達の答えは… B にします」




役人「ほぉー、ご自身ではなくアキ様のお答えですか」


アキ「私の選んだ答えでいいの?」

オレンジペコ「はい、ここまでは私一人が頑張れば何とかなると思っていました…」

オレンジペコ「でも、これはチーム戦なんです、でしたら仲間を頼る方がこの場合良いと判断しただけです」

オレンジペコ「それにアニメを見極めるよりは人を見る目の方がありますから私」ニコ

アキ「ふふ、そういう事にしといてあげる」


 A の部屋

エリカ「そっちを選ぶのね…」←複雑

アリサ「あれ?これって…」

ノンナ「私達親子とオレンジペコさんとアキさんのどちらかが一流ということですね」

福田「こ、これは緊張してきたであります!」


 B の部屋

桃「やった!仲間が!生贄が増えたぞ!!」 ←間違えたら消える

ペパロニ「良かったじゃないッスか!!」 ←間違えたら消える


アキ「最後当ると良いね!」Bガチャ


桃「う゛わ゛ぁぁ!!よ゛く゛ぎ゛て゛く゛れ゛た゛ぁぁーっ!!」 ←感激

ペパロニ「あー、桃姐さんさっきからこんな調子だからで気にしなくていいッスよー」 ←平静


オレンジペコ「……」←絶句

アキ「ゴメン…やっちゃったかも…」←不安




 A の部屋


エリカ「みほとの付き合いの長さ…モノが違うのよ」 ←みほとの友情で余裕

アリサ「そういうことみたいね」 ←とりあえず同意

ノンナ「できれば最後までご一緒したかったのですが…あの…その方達とご一緒では…」 ←憐み

福田「残念であります…」 ←純粋に一緒にいたかった



 B の部屋


ペパロニ「なーんか、アタシ等が疫病神みたいに思われてないッスか?」←マイペース

桃「疫病神でもなんでもいいから、早く解放してくれぇぇぇっ!!」 ←疫病神なのかもしれない

オレンジペコ「……」 ←絶望

アキ「ペコちゃん、なんか言ってよ…」 ←後悔



役人「皆さん!お待たせしました!!」




役人「これが最後でございます!!改めて言いますが、私が入った部屋が正解です!!」



 A の部屋


エリカ「みほ…私間違ってないわよね…」オイノリー

アリサ「タカシ…私を守って…」オイノリー

福田「ま、マーマ…い、今まで一番緊張してきました!!」ブルブル

ノンナ「ええ!もっと強く!強く!マーマにつかまっているのですよ!!」ハナヂダラー



 B の部屋


オレンジペコ「ダージリン様…聖グロの皆さん…私に御加護を…」

桃「こっちは西住じゃない…西住じゃない…」 ←消えるかもしれない

ペパロニ「いやぁ~長かったけど、これで最後ッスか~」 ←消えるかもしれない

アキ「楽しかったね!!」


役人「では、参ります!!」











――

―――



役人「おめでとうございます!!」



  B ガチャ!!





 B の部屋


アキ「当ってた!!やったぁ!!」バンザーイ

オレンジペコ「嘘!?やった!!やりました!!やりましたよ!!」

ペパロニ「うぉっしゃぁぁ!!大当たりじゃないッスか!!最高ッスよ!桃姐さんー!!」

桃「うわぁぁ!!西住じゃなーい!!やった!!やったぞ!!」ガバッ!

役人「ちょ!?河嶋さん、抱きつかないで!カメラ回っているんですよ!」ギュウウ!

桃「西住に怒られなくてずむぅぅぅ…」ボロボロ

ペパロニ「良かったッスね、桃姐さん」

桃「うん!うん!」



 A の部屋


福田「ああ…最後の最後に…申し訳ありません…マーマ…」ウルウル

ノンナ「福田さんが精一杯頑張った結果ですから私は悔いはありません(泣き顔かわいい)」ニコリ

エリカ「……」

アリサ「思いきっり外したわね…」

エリカ「…ほぉ…」ジワ…

アリサ「何よ?ハッキリ言いなさいよ」

エリカ「…みほぉ…ごべんなさい…」ポロポロ…

アリサ「え、エリカ?」




役人「結果発表ぉぉぉぉーっ!!」


蝶野「皆様、長時間のお付き合いありがとうございます」

理事長「しかしながら残念なご報告があるんだよね」

役人「今回、実際の副隊長職での一流はいないという結果に!!」


役人「そんな中、代理でのご参加のチーム『気苦労』!見事一流おめでとうございます!!」


オレンジペコ「ありがとうございます!!」

アキ「やったね!!ペコちゃん!!」

役人「聖グロは前回の雪辱を果たせましたね!」

オレンジペコ「はい!ダージリン様、皆さんやりましたよ!」

役人「そして継続高校は前回に続いての一流、『一流の貧乏で気苦労』お見事でございます!!」

アキ「賞金とかあるんですか!!」

蝶野「いえ、とくに褒賞がある番組ではないので」

アキ「そっかぁ…」ションボリ

理事長「あー、撮影で余った食材とか弁当で良かったら持って帰って構わんけど…」

アキ「本当ですか!!ありがとうございます!!」キラキラ




役人「えーと、『二流の親子』のノンナァ!に福田ぁ!!」


福田「は、はい!!」

ノンナ「この子は悪くありません!責任は母である私なんです!!」

福田「ま、マーマ…」

役人「最後にやっちまいましたねー (母って言っちゃったよ)」

福田「うう…悔しいでありますぅ」

理事長「後半のお二人は一流の見極めとか関係なく好き勝手に選んでましたからね」

ノンナ「一流の『親子』には成れず残念です」

ノンナ「…やはり、欠けている者を加えなければ真の親子には…」ブツブツ…

役人「ノンナさんー、まだ撮影中なんで考え事は後にしてくださいー」




役人「『三流のアホ』の二人もお疲れさんーwww」


ペパロニ「もう『アホの子』じゃなくて『アホ』なんスね」

理事長「しかし、ペパロニ君は終始ぶれないと言うか落ち着いてたねー」

ペパロニ「うーん、結果三流だったッスけど、次は上狙えばいいし」

ペパロニ「何より、ウチらアンツィオが一流にこだわるのは料理の腕だけッスから!!」

役人「その心意気や良し!!」

桃「ワハハ!どーだ!当てたぞ西住!ざまーみろ!!」

ペパロニ「あとは…隣の桃姐さんがこんなだからだったッスからねー、落ち着けた理由は」

役人「なるほど」

理事長「なるほど」

蝶野「なるほど」


桃「もう、なにも怖くないぞ!!」




役人「……」

理事長「……」

蝶野「……」

アリサ「ちょっと、どうにかしてよ…」ヒソヒソ


エリカ「みぼぉ…わだじ…まじがえて…」メソメソ

アリサ「ほ、ほらエリカ、カメラ向いてるから泣くのは…」

エリカ「うぇぇぇ…いっぞ、画面からげしてぇぇ!!」ビエエ!


理事長「自信たっぷりで答えたのに見事に撃沈…」

蝶野「不正解のショックと西住さんへの申し訳なさから情緒不安定ってところね」

アリサ「冷静に分析してないで何とかしなさいよ!!アンタ達進行でしょ!!」

役人「……」

役人「逸見エリカさん」

エリカ「えぐっ…」

役人「この問題に協力して下さった西住みほさんからメッセージを頂きました」

エリカ「みぼぉ…」グスグス

役人「だから泣くのを止めて聞いて下さい」

エリカ「…っ」コクコク




みほ『エリカさんお疲れ様です、結果は残念でしたが私の作ったボコをしっかり見てくれてありがとうね』


エリカ「みほ…」


みほ『実はこの問題、ネタばらしをすると私が作ったボコを見てから監督さんが作ってくれたんです』

みほ『だから、私を知ってる人ほど逆に不利になる中身だったかもしれません…』


エリカ「そ、そうだったの…」


みほ『でも結果より、エリカさんが私とボコのお話をした事を覚えていてくれたことはとっても嬉しかったです』

みほ『ボコの事になると廻りが見えなくなる事がある私に付き合ってくれたエリカさん…』

みほ『学校は離れてしまいましたが、私の大切な友達だという事を忘れないでね』


エリカ「みほぉ…」ウルウル

アリサ「良かったじゃない、いい友達で」


みほ『 追伸 でも間違いは間違いなので、今度お姉ちゃんと一緒に私主催のボコブートキャンプに参加してください 西住みほ』


エリカ「いやああああ!!」

アリサ「……」




役人「それでは、皆様、長時間のお付き合いありがとうございました!!」

理事長「今回は不本意な結果の人も来年、隊長に昇格して格付けも上がるように精進してね」

蝶野「皆様の成長が戦車道の発展にも繋がりますので」


役人「『副隊長格付けチェック』これで終了でございます!!また次回のスペシャルでお会いしましょうー!!」


 END






……

………






………  番組終了後の各校


― 聖グロ


ダージリン「ペコ、流石です、私が見込んだだけのことはありますわ」

オレンジペコ「ありがとうございます」

ダージリン「…ええ」ウルッ…

オレンジペコ「だ、ダージリン様?」

ダージリン「な、何でもありませんわ!別にペコが私のリベンジをしてくれて嬉しいとかじゃありませんから!!」

オレンジペコ「あの…その…私、優雅さとかは考えないで聖グロの…ダージリン様の為に頑張っただけですから!」

ダージリン「べ、ベコぉ…ありがとう…ありがとうね」ウルウル




― 継続


アキ「楽しかったねー!」

ミッコ「ああ、お土産まで手に入って、たまにはこういうのも悪くないな!」

アキ「うん?そういえば、ミカは一緒じゃないの?」

ミッコ「いや、私も撮影の途中から見てないぞ」

アキ「たしか…ハンバーグを勝手に食べて連れて行かれて…」

ミッコ「しまっちゃうとか言われてたけど…」

アキ「本当にしまわれっちゃたりしているとか!」

ミッコ「まさかぁ」

アキ・ミッコ「「あはははは!!」」




― 知波単


細見「西隊長!福田は何処に!!」

西「うむ、福田は今回協力をしていただいたプラウダへ ほうむすてい とやらをする事になった」

名倉「ほうむすてい とは?」

西「いや、実は私もよくわからんのだ、よし辞書で調べてみるか!」

玉田「ほうむ…家ですね、すてい…滞在する…つまり」

西「家に滞在…丁稚奉公かな?」

細見「家に滞在…家に入る…!?まさか!養子縁組の事では!!」

西「な、何!!福田は我ら、知波単の家族であるぞ!!」

玉田「それでは、西隊長!!」

西「全員、これより福田奪還作戦を発動する!!プラウダへ突撃準備だ!!」

知波単生「「「 オー!! 」」」




― プラウダ


カチューシャ「ちょっとどういうことよ!!」

ノンナ「どうかしましたか、カチューシャ?」

カチューシャ「なんで知波単のとこ小っちゃいのがこんなとこにいるのよ!」

福田「い、いや自分もよくわからないのですが…マーマ、これはどういうことなのでしょうか?」

カチューシャ「ま、マーマ?」

ノンナ「ふふっ、カチューシャはお姉さんになるんだから、甘えてばかりじゃダメですよ」

カチューシャ「の、ノンナ…?」

ノンナ(そう…真の一流の親子になるにはカチューシャと福田さん、この二人が揃わなければいけなかったのよ…)


カチューシャ「カチューシャのお昼寝ベッドが双子用になってるー!!」




― アンツィオ


アンチョビ「なぁ、ペパロニ」

ペパロニ「なんスか?」

アンチョビ「お前達、私を尊敬してるか?」

ペパロニ「あったりまえじゃないッスかー!!」

アンチョビ「じゃあ、なんでいつも私が食事を食べさせようとするとおかしな事になる!!」

ペパロニ「なんでッスかねー」


カルパッチョ「みんなー、今日の食事は おでん よー!」


アンチョビ「……」

ペパロニ「美味そうッスねー!!」

アンチョビ「私は遠慮しておく…」

ペパロニ「何言ってるんスか!?姐さん!!ちゃんと食べないとダメッスよ!!」

カルパッチョ「どこかお体の具合でも…そうだわ!私達で食べさせてあげましょう」

ペパロニ「おー!冴えてるッスね、カルパッチョ!」ガシィッ!

アンチョビ「待て!おでんは洒落にならん!!やめて!!」




― サンダース


アリサ「ハーイ!」

サンダース生「お、おはようございます…」

アリサ「なによ?元気ないわね」

アリサ「なーんか、今日のみんなよそよそしいわね?」

タカシ「……」

アリサ「あ!タカシ!」

タカシ「……」スタスタ

アリサ「何よ…素っ気無いわね…もしかして、この前の撮影の事で恥ずかしいのかしら?」ウフフ

ケイ「ハーイ!アリサ、この前の撮影とってもクレイジーで良かったわよ!!」

アリサ「…は?」




………


アリサ(武装)「ナオミのファッキンフライはどこにいる!!!」

サンダース生「さ、さきほど、新しいラジカセを買いに行くと東の電気店へ…」




― 黒森峰


まほ「エリカ、準備はできたか?」

エリカ「…はい」

まほ「そんな暗い顔するな、みほの温情で私達がボコを学べるようにしてくれたのだから」

エリカ「いや…思いっきり、みほの趣味に付き合わされるだけなんですが…」

まほ「…それを言うな」

まほ「そうだ、今日に際してみほから私とエリカに荷物が届いていたな」


 ボコつけ耳

みほ『お姉ちゃんとエリカさんへ、今日は、このボコ耳を着けて来て下さい みほ』


エリカ「……」

まほ「……」

まほ「エリカ…」

エリカ「なんですか…」

まほ「本音を言うとエリカがいてくれて良かった…」

エリカ「負担が軽くなるからですか」

まほ「…うん」ホロリ




― 大洗


杏「かーしま、おつかれさんー」

柚子「大変だったみたいね、桃ちゃん」

桃「まったく!本当に大変だったんだぞ」

桃「しかしだ!そこは、大洗の敏腕副隊長にして会長の優秀な右腕である、この私が奮戦して大洗を盛り上げてやったのだ!!」ドヤ!

柚子「はいはい」

杏「おー流石だねー、…それじゃそんな優秀なかーしまに、またお願いしたいだけど…いいかな?」

桃「おまかせください!会長の為なら例え火の中、水の中でも行きますよ!!」

杏「そうなんだ、じゃあ行ってもらいたいところがあるんだけど…」






……

― ボコミュージアム


桃「こ、ここは…」

エリカ(ボコ耳)「…何しに来たのよ」

まほ(ボコ耳)「みほの所の副隊長か」

桃「く、黒森峰の!貴様らが私を呼んだのか!?」


みほ「いいえ、河嶋先輩を呼んだのは私です」


桃「ゲェーッ!に、西住!!」

みほ「今日は“ボコブートキャンプ”に参加ご苦労様です!」

桃「ま、待て!西住!!なんで私が?ボコの問題は正解しただろ!?お仕置きはないはずだ!!」

みほ「えっと…河嶋先輩はボコの問題を当てた 優秀なボコ隊員 なので」

桃「ぼ、ボコ隊員…」

みほ「はい!今回は ボコリーダー として、ダメダメなお姉ちゃんとエリカさんを率いてください!」

エリカ(ボコ耳)「よろしくお願いします、リーダー」ニヤニヤ

まほ(ボコ耳)「迷惑をかける、リーダー」キリッ

みほ「あとこれは、河嶋先輩の お仕置き じゃなく…」ゴゴゴ…

みほ「私から河嶋先輩への ご褒美 ですから!!」キラキラ

桃「……」チーン

みほ「はい、河嶋先輩用のボコ耳です!」ニコニコ

桃「うわぁぁん!!もー、やだよー!!」


 END




オマケ

司会の三人の格付けチェック


第一問 戦車服

役人「 A 」

理事長「 A 」

蝶野「 B 」


正解「 B 」


役人「いやいや、こんなのわからないですって」

理事長「だよねー」

蝶野「女を見る目が無いですよ、お二人とも(当ってたー!)」




第二問 ハンバーグ

役人「 B 」

理事長「 A 」

蝶野「 A 」


正解「 B 」


役人「良いモン食ってないねー、お二人とも」

理事長「年を取ると油っこい物は…ちょっとね…」

蝶野「ぐぬぬ…」




第三問 あんこう踊り

役人「 B 」

理事長「 B 」

蝶野「 B 」


正解「 A 」


役人「今回、問題のチョイスおかしくないですか?」

理事長「今さらだよ、今さら」

蝶野「こんな恥ずかしい踊りわからないわよ」




第四問 ボコ

役人「 A 」

理事長「 A 」

蝶野「 B 」


正解「 B 」


役人「え?Aが西住さんなの?彼女、私達に消えて欲しいの?」ボワァ~ン… シュポッ!!

理事長「辻と児玉は第四問で静かに画面から消え去ったwww」ボワァ~ン… シュポッ!! 

蝶野「お二人とも残念ですwwww」ニヤニヤ





結果

『役人の価値なし』

『理事長の価値なし』

『三流の自衛官』


役人(白旗)「児玉さん、全問外れですよーwww」

理事長(白旗)「辻君も結果は同じじゃろwww」

蝶野「これ私達、出演者側ならホント良い笑いものでしたねwww」



以上です

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