【ポケモン】リーリエ「ユリマンガ先生」 (523)

たまに安価進行でいきたいと思います

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……オレが旅に出た日の事を…今でも思い出す……


グラジオ「フッ、行ってくるぜ」ピッ

リーリエ「兄様!行かないで下さい!」グスッ

ジェイムズ「リーリエお嬢様…グラジオ坊っちゃんは一人前のポケモントレーナーになる為の旅に出るのです」

ジェイムズ「どうか…笑顔で見送って差し上げましょう…」


……春に降った雪の様に白い肌を持つこの娘は………オレの最愛の妹リーリエ…

……この世界で一番可愛い生き物だ…


グラジオ「フッ、すまんリーリエ…オレは行かなくてはいけない……」

リーリエ「兄様……」グスッ


……あの日もリーリエは……ジェイムズの影に隠れて泣いてたっけ……


グラジオ「(すまんなリーリエ…オレは行かなくてはならない……)」

グラジオ「(一人前のポケモントレーナーになる為に……そして……)」

グラジオ「(一人前の小説書きになる為に……!)」

グラジオ「行くぞルガルガン!」

グラジオ「オレの孤独を埋める旅に!」

ルガルガン「ガルッ!」

リーリエ「兄様ー!」グスッ

ジェイムズ「グラジオ坊っちゃん…」ウルッ

グラジオ「(許せ……リーリエ……)」

……数ヶ月後……一人前の小説書きになり、旅から戻って来てみたら……

グラジオ「リーリエー!お兄ちゃん旅から戻ってきたぞー!」

コンコン

リーリエ『………………』

グラジオ「おーいリーリエー!ドアを開けて顔を見せてくれよー!」

ルガルガン「ルガー!」

リーリエ『……………………』ドンッ

グラジオ、ルガルガン「!?」ビクッ


………リーリエは引きこもリーリエになっていた……

グラジオ「マジか……」

チュン チュン


ジュー ジュー

グラジオ「(いったいオレが旅に出てる間に何があったんだ?)」

グラジオ「(ジェイムズや他の使用人達は皆いなくなっちまってるし……リーリエは引きこもリーリエになってるし…)」

ジュー ジュー

グラジオ「(……この広い屋敷にはオレとリーリエの二人しかいない…)」

グラジオ「………………」

グラジオ「フッ、悪くないな…」ニヤッ

ルガルガン「ルガ……」

グラジオ「おっと、完成だぜ!オレ特製の朝に輝く黄金の満月オムライス!」ニヤッ


トテトテトテトテ

ルガルガン「!」

ルガルガン「ルガー」クイクイ

グラジオ「ん?」

シロン「コーン!」

グラジオ「シロン、来たか」

シロン「コーン!」プッ プッ

グラジオ「うおっ!」ゴチン

グラジオ「くっ…氷の礫二回…食事だなリーリエ…」

シロン「コーン!」

グラジオ「フッ、わかってるさシロン…たった今、朝に輝く黄金の満月が完成したとこだ」

グラジオ「リーリエに持っていってやるとしよう」


~リーリエの部屋~

グラジオ「………リーリエー」コンコン

『………………』

グラジオ「寝てるのか?黄金の満月(オムライス)持ってきたぞ?」

グラジオ「扉を開けてくれないか?」

リーリエ『………………』

ゴンッ

グラジオ、ルガルガン「!?」ビクッ

グラジオ「……シロン、悪いがリーリエに黄金の満月(オムライス)を渡しておいてくれないか?」

シロン「コーン」コクリ

グラジオ「リーリエ、お兄ちゃんスクールに行ってくるからな」

リーリエ『………………』

~ポケモンスクール サトシ達の一つ上あたりのクラス~


グラジオ「フッ」カチカチ

キャーグラジオクンキョウモイケメーン スマホイジッテルスガタモカッコイー

ミヅキ「(まーたカッコつけてんなアイツ……)」

グラジオ「(オレが書いた小説(ラノベ)は今週は14位か…少し落ちたな…)」カチカチ

グラジオ「(……しかし…この間は少し冒険してしまったな……)」

グラジオ「(初めての顔出しサイン会…クラスの奴らにバレてなけりゃいいが…)」チラッ

キャー!!グラジオクンガコッチムイター! イケメーン!

ミヅキ「……………」ニコッ

グラジオ「フッ」

グラジオ「(まぁ…元々ルガルガングラジオなんてペンネームで書いてるんだ…何れはバレてもおかしくはないな…)」

グラジオ「(それにしても……ユリマンガ先生の奴…サイン会くらいには顔出ししやがれ……)」


……グラジオはネットで知り合ったユリマンガ先生と言う人と組んでラノベを書いている……

グラジオ「(……いや…オレのラノベが売れたのもオレの天才的な文章とユリマンガ先生のエロい絵のお陰だ…文句は言うまい……)」

グラジオ「(だが……いくらネットで会った間柄だとしても……)」

グラジオ「(パートナーであるオレくらいには顔を見せてくれてもいいんじゃないか……?)」

グラジオ「…………………」

グラジオ「フッ……」

グラジオクンガタソガレテル… カッコイー!!

キャー キャー

ミヅキ「………………」



安価 グラジオが書いたラノベのタイトル(ポケモン関連の名前入り)
近いレスの中

グラジオ「(オレのコクーン♂がメガシンカしたからちょっと乱れ突きしてくる)」

グラジオ「(オレがリーリエを想って書いた力作だ…我ながら傑作だったぜ)」フッ

グラジオ「(原稿を見せた時はユリマンガ先生にメチャクチャディスられたが…結果良ければ全て良し!)」

グラジオ「……そろそろ新作の準備にとりかかるか…」

グラジオ「次はアニメ化でも狙ってみるか」フッ

グラジオ「ルガルガン、帰りにミヅキの本屋に寄るぞ!」

ルガルガン「ガル!」



安価 ミヅキの本屋の名前
>>安価 書店

安価下

~ミヅキの家~
本屋"ブックスヤドン"

ヤドン「ヤド~」ボケー

ウィーン

グラジオ「ヤドン、今日も店番か」

ヤドン「ヤ~ド~」ボケー

グラジオ「!」

グラジオ「ミヅキのオススメラノベコーナー……」

グラジオ「これは……先日200万部突破したキスショット・アセロラギラチャン・ハートアンダーブレード先生の作品か…」

グラジオ「フッ、ミヅキの奴…中々いい趣味をしてやがるぜ」

「それはありがとう」

グラジオ「ミヅキ」

ミヅキ「ヤドン、店番ありがとね?」

ヤドン「ヤド~」

ミヅキ「それで?今日も立ち読みでもしにきたの?」

グラジオ「違う、オレもそろそろ新作をと思ってな?今日は何か新作のいいアイディアはないかとよってみた」

ミヅキ「ふーん」

グラジオ「で?オレの本は何処だ?」

ミヅキ「そっち」

グラジオ「フッ、どれどれ……」

グラジオ「って、全巻売れ残ってるぞ!」

ミヅキ「んな事言われても……」

グラジオ「おい、ミヅキ!ちゃんと広報活動しておけ!」

ミヅキ「これでもスクールとかで結構みんなに薦めたりしてるんだけどなぁ…」

グラジオ「……ちっ、ルガルガン!キスショットアセロラギラチャンハートアンダーブレードの本の上に、オレの本を本落とし!」

ルガルガン「ガルッ!」

ガラガラー

ミヅキ「!?」

ミヅキ「おい!」バシン

グラジオ「イテッ!」

グラジオ「何しやがるミヅキ…」

ミヅキ「何しやがるはこっちのセリフだよ!」

ミヅキ「何でグラジオの本をキスショットアセロラギラチャンハートアンダーブレード先生の本の上に落としてんの!」

グラジオ「……オレの本を上に置いた方が売れると思って…」

ルガルガン「ガルー…」

ミヅキ「営業妨害で訴えるよ!」

グラジオ「だって……」シュン

ミヅキ「だいたい、君のあのコクーンがメガシンカとか言う本……」

ミヅキ「最初はさぁ…何か兄妹のイチャイチャ話?みたいなカンジだったじゃん?」

ミヅキ「でも、何で最終的に兄貴が脇っぽくなって女の子がイチャイチャする話になってんの!?」

グラジオ「……ユリマンガ先生が女の子をイチャイチャさせないとイラスト描かないって言うから…」

ミヅキ「………まぁ、それは百歩譲っていいとしよう……」

ミヅキ「で、何で最後は妹が兄貴じゃなくて途中から出てきた女の子とくっついてんの?」

グラジオ「………ユリマンガ先生が男と女がくっつくの気持ち悪いとか言うから…」

ミヅキ「君はユリマンガ先生の言いなりか」

グラジオ「だ、だって…じゃないとイラスト描かないって言うし…」

ミヅキ「情けなぁ~」ハァ

グラジオ「フッ、だが、20万部も売れただろ?」

ミヅキ「百合ブタが食いついただけじゃん」

ミヅキ「だいたいさぁ…新作のアイディア?だっけ?なら、ユリマンガ先生と話し合った方がいいんじゃない?」

ミヅキ「実質グラジオ、3分の1くらいしか関わってないじゃん」

グラジオ「ユリマンガ先生って何処に住んでるか知らん」キリッ

ミヅキ「ダメだこりゃ」ハァ

ヒートリーゴートーダヨ♪

ミヅキ「ん?何の音?」

グラジオ「あっ、オレの携帯だ…」

ミヅキ「………ソノ着信音……」

グラジオ「フッ、リーリエとお揃いなんだぜ?」

グラジオ「いいだろ?」

ミヅキ「>>安価」



安価 近いレスの中

ミヅキ「そ、そうなんだ……」サーッ

グラジオ「フッ、どうした?ミヅキ?」

ミヅキ「………いや……」

ヤドン「ヤド~」ボケー

ミヅキ「そういえばさぁ…最近…リーリエはどう?」

グラジオ「………オレが旅に出て帰って来てから一度も顔を見ていない…」

ミヅキ「……そっか……」

グラジオ「……今屋敷にはオレとリーリエの二人きり……」

グラジオ「オレがリーリエの洗濯や食事の世話もしてる……」

ミヅキ「グラジオ……大変なんだね…」

ミヅキ「……って、洗濯もグラジオがしてるの!?」

グラジオ「してるよ」

ミヅキ「リーリエの下着とかはどうしてんの!?」

グラジオ「フッ、あいつ…最近オトナっぽい下着を履くようになったぜ?」

ミヅキ「さいてーだね君」

グラジオ「この前、お風呂を手伝おうとして、侵入したら見張りのシロンに凍り漬けにされた」

ミヅキ「色んな意味でリーリエが心配だ」

グラジオ「おっと…そういえば携帯…」スッ

グラジオ「……リーリエから早く飯作れのLINEか……」ニヤニヤ

ミヅキ「(妹からのLINEでニヤけてる……)」サーッ

グラジオ「フッ、悪いなミヅキ…リーリエからの呼び出しだ。今日は帰る事にする」

ミヅキ「う、うん……」

グラジオ「行くぞルガルガ………」

ミヅキ「あっ!そういえばグラジオ!」

グラジオ「?」

ミヅキ「今日さ……ユリマンガ先生が動画生放送するらしいよ?」

グラジオ「!」

~グラジオの屋敷~

グラジオ「フッ、できたぜ。オレ特製の紅き流河(スパゲティ)」

グラジオ「シロン、これをリーリエに持っていってやってくれ」スッ

シロン「コン!」

トテトテ

グラジオ「さてと……」

グラジオ「オレは洗濯でもするか……」




ウィーン ガラガラガラ

グラジオ「ふぅ……」

グラジオ「ん?一枚残ってたか……」スッ

グラジオ「……これは……リーリエのパンツ……」

グラジオ「………………」

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「………フッ…」

グラジオ「今から洗濯機に入れても大丈夫だろ」ポイッ

ポンッ

グラジオ「!」

ルガルガン「ガルー」ウンウン

グラジオ「?」

グラジオ「おっと、こんな事をしてる場合じゃない…」

グラジオ「ユリマンガ先生の動画を見なくちゃな……!」



ピー ウィーン

グラジオ「始まったか…」

ユリマンガ『おーっす!みんな!今日はよろしくなー!』

『ユリマンガ先生ー!』

ユリマンガ『そんな名前のやつは知らん!』

グラジオ「………こいつがユリマンガ先生……」

グラジオ「ファンとの交流か……」

『今日もエロいイラスト頼むぜー!』

ユリマンガ『アハハ、今日はあんまりエロいのは描かないぜ?』

ユリマンガ『そういえば…この間はサイン会に行けなくてゴメンな?』

ユリマンガ『おれ、顔出しはNGだからさ?』

グラジオ「まったくだ…」

ユリマンガ『んじゃあ、今日はおれのお気に入りのリリーちゃんで!』

ユリマンガ『このキャラさー、おれのお気に入りなんだよねー!』カキカキ

グラジオ「(リリー…オレがリーリエを想って作ったキャラ……)」

ユリマンガ『ルガルガン先生ったらさ?酷いよなぁ?リリーちゃんをよりにもよって兄貴とくっつけようとすんだからさぁ…』カキカキ

グラジオ「なんだと!」ガタッ

ユリマンガ『よっと、かんせー!』バーン

グラジオ「!」

グラジオ「………エロい……」ハナヂタラー

ユリマンガ『あっ、そういやールガルガン先生と言ったら…』

ユリマンガ『この前のルガルガン先生のサイン会のサイン……』

ユリマンガ『へったくそだよなー?おれ、思わずブログにupしちまったぜ!』

『あははははー』

『下手くそだよなぁ!』

グラジオ「こいつら……コロス…!」ガタッ

ルガルガン「ルガッ!」マァマァ

グラジオ「………ちっ…」スクッ

ユリマンガ『あははー、それじゃまたなぁ!』

グラジオ「………終わったか…」

ユリマンガ『さてと……』スッ

グラジオ「ん?」

グラジオ「カメラが切れてないぞ?気づいてないのか?」

ユリマンガ『…………』

グラジオ「この変なお面をつけた奴がユリマンガ先生……?」

ユリマンガ『……………』スルッ

『おいおい、カメラ切れてないぞ?』

『肌白い…』

『女………』

グラジオ「………………」

ユリマンガ『……………』スルッ

『うおっ!ストリップショーだ!』

『ハァハァ……』

『綺麗な金髪…絶対にかわいい…』

『俺のコクーンがメガシンカしそう…』

グラジオ「おいおい、さすがにマズイんじゃ……」

グラジオ「………ん?金髪……?」

ユリマンガ『……………』スルスル

コーン!

グラジオ「!」

グラジオ「今…聞いた事のあるような泣き声が……」

グラジオ「……!?」

グラジオ「あ、あれは!?」バッ

グラジオ「オレがついさっきリーリエに作ってやった紅き流河(スパゲティ)!?」

ユリマンガ『……………』スルスル

グラジオ「>>安価」


安価 近いレスの中

グラジオ「(ま、まさかリーリエが…)」

グラジオ「ま、マズイ…今日のリーリエは縞パンだ……」ワナワナ

グラジオ「リーリエ……!今助けるぜ!」ダッ

ルガルガン「ルガッ!?」ビクッ



グラジオ「リーリエー!ドアを開けてくれー!」ゴンゴン

グラジオ「ま、マズイんだ!カメラが!リーリエの縞パンが!」ゴンゴン


ゴツン ゴツン ゴツン ゴツン

グラジオ「!」

グラジオ「こ、これは凍りの礫四回の音……四回は4ねのサイン……」タラー

グラジオ「フッ、そんな場合じゃなかった……」

グラジオ「リーリエ!開けてくれー!オマエの縞パンが全国にー!」ゴンゴン


キイーッ


グラジオ「……え?」

「な、なんですか兄様……」

リーリエ「………ジョーイさん呼びますよ……?」オソルオソル

グラジオ「リーリエ……」


……数ヶ月振りに見たリーリエは……

……オレが旅に出る前と変わらず…いや、それ以上に………


グラジオ「…………」

リーリエ「………?」ビクッ

グラジオ「…………可愛い……」ボソッ


……可愛かった………


リーリエ「………兄様…気持ち悪いです…」

グラジオ「……………はっ!?」

グラジオ「(くっ、危ない…リーリエのがあまりにも可愛すぎて気を失いかけた……)」ガクッ

グラジオ「リーリエ!」バッ

リーリエ「!?」ビクッ

グラジオ「安価」



安価 近いレスの中

訂正
ジョーイさん→ジュンサーさん

グラジオ「リーリエ!まずはカメラを止めろ!話はそれからだ!」

リーリエ「カメラ!?」ビクッ

リーリエ「ま、まさか兄様…私の部屋にカメラを……」ガタガタガタ

グラジオ「ち、違う!誤解だ!」アセアセ

リーリエ「で…でも…」ビクビク

グラジオ「!」

グラジオ「(くっ……ヤバい…脅えてるリーリエも……)」

グラジオ「リーリエ可愛い」ボソッ

リーリエ「……………………」


ピシャリ

グラジオ「!?」

グラジオ「ちょっ!リーリエ!開けて!」ゴンゴン

ゴツン ゴツン ゴツン ゴツン

グラジオ「凍りの礫四回ーっ!?」

グラジオ「くっ………」

グラジオ「……開けてくれリーリエ…いや…」

グラジオ「ユリマンガ先生」

リーリエ『!』

リーリエ『…………………』


キイーッ

グラジオ「リーリエ……」

リーリエ「…………」

グラジオ「フッ、リーリエ………動画の生放送を見た…」

グラジオ「オマエ…ユリマンガ先生なんだろ?」

リーリエ「そ、そんな名前の人……知らないです」

グラジオ「……フッ、嘘をつくなリーリエ…オマエのイラスト……」

リーリエ「…………………」

グラジオ「エロいよな?」


ピシャリ

グラジオ「!?」

ルガルガン「(ダメだコイツ…)」

グラジオ「リーリエー!開けてくれー!」ゴンゴン

リーリエ『兄様…本当にしんで下さい』

グラジオ「ルガルガングラジオ…」

リーリエ『!』

グラジオ「………これは……オレだ…」

リーリエ『………………』

キイーッ

グラジオ「!」

リーリエ「…………入って下さい…」


~リーリエの部屋~

グラジオ「(ここがリーリエの部屋…)」キョロキョロ

グラジオ「(キレイに片付いてやがる…女の子らしくて可愛い部屋だ…)」キョロキョロ

リーリエ「………兄様…あまりキョロキョロ人の部屋を見ないで下さい。キモいです」

シロン「コーン!」

グラジオ「す、すまん……」

グラジオ「(リーリエの部屋……)」

グラジオ「(……いい匂いだ……)」スウーッ

リーリエ「深呼吸しないで下さい」

ルガルガン「ルガ……」

リーリエ「と、ところで兄様…」

リーリエ「先程の……ルガルガングラジオ先生の話ですが…」

グラジオ「……………」コソコソ

リーリエ「?」

リーリエ「兄様…なにをやってらっしゃるのですか……?」

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「フッ、散らかったパンツを片付けてるだけだ」イソイソ

リーリエ「………………」スッ スッ

グラジオ「……?リーリエ、スマホなんか持ち出して何をしている?」

リーリエ「……もしもし、ジュンサーさんですか?部屋に変態が……」

グラジオ「!?」



グラジオ「フッ、リーリエ…冗談も言えるようになったんだな?お兄ちゃん嬉しいぜ」

リーリエ「次、セクハラしたらマジで通報しますからね?」

グラジオ「セクハラ?可愛い妹にそんな事する訳が無いだろ?」ピト

リーリエ「……何故くっついてくるのですか……?」

グラジオ「フッ、リーリエの声を聞きやすくする為だ」クンクン

リーリエ「……出てって下さい…」

グラジオ「……ゴメンナサイ……」



グラジオ「フッ、それにしても驚きだな?」

リーリエ「…………?」

グラジオ「……まさか……一度も顔を合わせた事の無いルガルガングラジオとユリマンガ先生が一つ屋根の下で暮らしていたとは……」

リーリエ「………………」

グラジオ「リーリエ」

リーリエ「!」

グラジオ「………何か…描いてみてくれないか?」

グラジオ「ユリマンガ先生」

リーリエ「……そ、そんな名前の人…知りません!」カキカキ

グラジオ「…………………」

リーリエ「♪」カキカキ

グラジオ「(……フッ、リーリエ…)」

グラジオ「(楽しそうな顔で描きやがる……)」

リーリエ「♪」カキカキ

グラジオ「(あんなリーリエの笑顔は…久しぶりに見たな)」フッ

リーリエ「で、出来ました///」スッ

グラジオ「!」

グラジオ「これは…リリーちゃん…」スッ

グラジオ「……上手い……それに…」

グラジオ「……エロい…」ゴクリ

リーリエ「え、エロいとか言わないで下さい!////」バッ

グラジオ「リーリエ…」

グラジオ「……フッ、リーリエ…オマエ…楽しそうに絵を描くな?」

リーリエ「!」

グラジオ「そんな表情のオマエは…久しぶりに見た…」

リーリエ「/////」テレッ

グラジオ「なぁ、リーリエ……」

グラジオ「……何で…ラノベのイラストを……ユリマンガ先生なんて名乗って描いているんだ?」

リーリエ「>>安価」



安価 近いレスの中

リーリエ「……兄様…この世で一番美しいものは何かわかりますか?」

グラジオ「?」

グラジオ「それは勿論、リーリ……」

リーリエ「この世で一番美しいもの…それは……」

リーリエ「百合です!」クワッ

グラジオ「!?」ビクッ

グラジオ「百合!?」

リーリエ「そうです!女と女……これこそがこの世のアンサー……」

リーリエ「穢らわしいディグダ(男)はこの聖域に立ち入る事は許されないのです!」

グラジオ「リーリエ……」

リーリエ「や、やだっ!私ったらつい熱くなってしまって…/////」カーッ

グラジオ「(言ってる事が無茶苦茶だぜリーリエ…だが……)」

グラジオ「……くそっ!リーリエ!可愛すぎる!」クッ

リーリエ「?」

グラジオ「だがリーリエ…兄貴として…いや、小説書きのパートナーとして言わせてもらう!」

リーリエ「!」

グラジオ「オマエのイラスト…女に比べて男を描く時はやる気の感じられないイラストだった!」

グラジオ「……そう…魂の籠っていない、な…」

リーリエ「………………」

グラジオ「オレの書いたコクーンの文章にイチャモンつけてきたのにも納得いったぜ!」

リーリエ「……だって、ディグダなんて描きたくないです」ブー

グラジオ「(可愛い……だが……)」

グラジオ「これだけは譲れん!」クワッ

リーリエ「!?」ビクッ

グラジオ「リーリエ!オマエ、ユリマンガ先生ってペンネーム改名しろ!」

リーリエ「はぁ?」

グラジオ「オレがいいペンネームをつけてやる!」

グラジオ「サギリーリエとかどうだ?」

リーリエ「シネ」

グラジオ「(シネ……!?)」ガーン

リーリエ「なんですか!サギリーリエって!兄様センス無さすぎです!ダサいです!ダサすぎです!この厨二病!」

グラジオ「そ、そんな…リーリエ……」ガクッ

リーリエ「とにかく!」

リーリエ「論理的結論から言いますと、私、ユリマンガのペンネームを改名する気はありません!」プクリーン

グラジオ「可愛い…」

グラジオ「じゃ、じゃなくて…!」

グラジオ「わ、わかった!ペンネームはそのままでいい!」

グラジオ「せ、せめて、小説に男を出す事は考慮してくれないか?」

グラジオ「リーリエ…オレと二人でラノベ界の天下を取ろう!」

グラジオ「ソレト…オニーチャントケッコンシテクレ」ボソボソ

リーリエ「……………」

リーリエ「>>安価」



安価 近いレスの中

リーリエ「……確かに、兄様の言うこともわかります…」

グラジオ「リーリエ!」

リーリエ「……ですが…私がディグダを描くとしても、兄様が先程言ったように、絵のクオリティは格段に下がると思いますよ?」

グラジオ「そ、そこは練習すれば……」

リーリエ「……私…女の子の絵を描きたいから描いてるんです!」

グラジオ「!」

リーリエ「描きたくないものを描いたところで、上手く描ける気なんてしません!」

グラジオ「………………」

グラジオ「(……確かに…さっきリリーちゃんを描いてる時のリーリエは凄く楽しそうだった………)」

グラジオ「(……愛する妹に描きたくないものを無理矢理描かそうとするなんて……)」

グラジオ「(何してやがる!オレ!)」クッ

リーリエ「それと……」

グラジオ「?」

リーリエ「私、恋愛は男は男同士、女は女同士するものだと思っています!」

リーリエ「兄様、私をあまり変な目で見ないで下さい!気持ち悪いです!」ジトー

グラジオ「」ガーン

リーリエ「……………」

リーリエ「…………兄様は……」

グラジオ「………え?」シクシク

リーリエ「兄様は何故、ラノベ作家になろうとしたのですか?」

グラジオ「……フッ、そんなたいした理由じゃないさ」

リーリエ「…………?」

グラジオ「………昔、たまたまPCでネット小説を見る機会があって……それでその小説が凄く面白かったんだ…」

グラジオ「そして、オレもネットで書いてみた…そしたら…」

グラジオ「フッ、お世辞にも人気があるとか面白かったとは言えないものだったぜ…でも……」

グラジオ「……たった一人だけ、オレの書いた小説を面白いって言ってくれた奴がいた。それが凄く嬉しくて……」

リーリエ「………………」

グラジオ「オレはコイツの為に……いや、もっとみんなに面白いって思って貰えるような小説を書きたいっ!って思ったのが切っ掛けさ…」

グラジオ「………フッ、くだらないだろ?」

リーリエ「………………」

リーリエ「……兄様」

グラジオ「え?」

リーリエ「……ここからは私のヒトリゴトなんで……恥ずかしいコトなんで、聞かないで下さい!」

グラジオ「?」

リーリエ「……さっき、モチベーションの話をしましたが……」

リーリエ「………もし、兄様が私が面白いと思えるような話を書けるなら……」

リーリエ「………ディグダを描く事を考えなくもない……カモ…です…」ボソッ

グラジオ「リーリエ……」パアア

リーリエ「//////」プイッ

グラジオ「リーリエ…!わかったぜ!」

グラジオ「書いてやるさ!リーリエが描きたいって思えるような話をな!」

リーリエ「………シリマセン!////」プイッ

グラジオ「……フッ、よろしくな?ユリマンガ先生?」

リーリエ「………よろしくお願いします…ルガルガングラジオ先生……」ボソッ

シロン「コーン!」

ルガルガン「(よかったよかった)」ウンウン

リーリエ「あっ!それと!」

グラジオ「?」

リーリエ「私と兄様が結婚とか気持ち悪いしあり得ないですから!」

グラジオ「」ガーン

~ブックスヤドン~

ヤドン「ヤァ~」ボケー

グラジオ「フッ」ニヤニヤ

スッ スッ スッ

ミヅキ「おい」パシン

グラジオ「イテッ!」

グラジオ「何しやがるミヅキ!」

ミヅキ「何しやがるはこっちのセリフなんだけど?」

ミヅキ「ニヤニヤしながらギラチャン先生の本の上に自分の本置くのやめてくれる?キモいんだけど?」

グラジオ「キモいとか言うな!」

ミヅキ「で、何があったのかな?」

グラジオ「フッ、聞きたいか?」ニヤニヤ

ミヅキ「言いたそうな顔してるね?」

グラジオ「…実はな?昨日リーリエの部屋に入った」ニヤリ

ミヅキ「嘘!?」

ミヅキ「グラジオ…君…とうとう…」ウワー

グラジオ「ちゃんとリーリエの許可はとったぞ」

ミヅキ「でも何で急に……?」

グラジオ「(ユリマンガ先生の件は一応伏せておくか……)」

グラジオ「……まぁ、色々とな?」フッ

ミヅキ「色々って……」

ミヅキ「で、リーリエはどうだった?」

グラジオ「可愛かったぞ!あと、リーリエの部屋、いい匂いした!」

ミヅキ「君の感想じゃなくて」

ミヅキ「ほらっ、リーリエの様子とか、何で引きこもリーリエしてるのかとか!」

グラジオ「……あっ」

ミヅキ「?」

グラジオ「聞くの忘れてたぜ……」

ミヅキ「はぁ?」

グラジオ「……てゆーか、気づいたら自分の部屋にいた気が……」

グラジオ「なんかショックな事があったような……」ウーン

ミヅキ「?」

ミヅキ「ま、とにかくリーリエが元気なら良かったよ」クスッ

ミヅキ「……ねぇ、グラジオ」

グラジオ「ん?」

ミヅキ「その、さ……何かあったら遠慮なく私に相談してよね?」

ミヅキ「リーリエは…大切な幼なじみだし…それに……」

ミヅキ「……ぐ、グラジオの力にもなりたいから…////」カァー

グラジオ「ミヅキ……」

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「ミヅキ、オマエ……」スッ

ミヅキ「ぐ、グラジオ…///」ドキドキ

ポンッ

グラジオ「ありがとな」

ミヅキ「……え?」

グラジオ「フッ、ミヅキ…オマエはやっぱり最高の友達だぜ!」

ミヅキ「と、友達……?」

ヒートリーゴートーダヨ♪

グラジオ「ん?」

グラジオ「おっと、リーリエからの早く飯作れLINEか」ニヤニヤ

グラジオ「という訳で、すまんミヅキ!リーリエが呼んでるからオレは帰る」

ミヅキ「は、はぁ……」

グラジオ「行くぞルガルガン!」ダッ

ルガルガン「ガル!」ダッ

ミヅキ「たくっ、アイツは…」ハァ

ミヅキ「ま、今はまだ…」

ミヅキ「友達でもいっか」クスッ

ミヅキ「さ、ヤドン!店番はママに任せて私達もご飯にしよっか?」

ヤドン「ヤァ」ボケー


ソーッ

マオ「(さっきの人……)」

マオ「(リーリエのお兄さんって…)」

アママイコ「アマー」

~リーリエの屋敷~

ピンポーン

グラジオ「!」

グラジオ「客か…珍しいな」




マオ「うふふ♪」ニコニコ

アママイコ「アマーイ」ニコニコ

グラジオ「………………」

マオ「あのー、リーリエのお兄さん…ですよね?」

グラジオ「ああ、そうだ。誰だオマエ?」

マオ「(リーリエのお兄さん……)」

マオ「(イケメンだけどちょっと怖いかも……)」

マオ「あ、あのー…私、マオって言って…リーリエの友達なんです……」

マオ「…その、リーリエに会わせてほしいんですが………」

グラジオ「だ、そうだが?リーリエ」ヒソッ

リーリエ『帰して下さい』ビビッ

グラジオ「帰れ」

マオ「え!?」ビクッ

マオ「(な、なにこの人!?いきなり帰れとか!)」

マオ「(……思ったより固いひとなのかな?かくなる上は……やりたくないけど……)」

マオ「ねぇ?お兄さん?」ピト

グラジオ「?」

マオ「……中に入れてくれない?」

マオ「……私……お兄さんの事…知りたいな?」ウワメ

グラジオ「…………………」

マオ「(どうだ!私のゼンリョクのお色気攻撃は!)」

グラジオ「帰れ」

マオ「!?」

マオ「(な、なにこの人……私のお色気攻撃が効かない……?)」

グラジオ「(馬鹿め……オレはリーリエ以外の女には興味なんかない)」

マオ「お、お兄さん!本当におち○ちんついてるんですか!?」

グラジオ「!?」

グラジオ「ばっ!オマエ…年頃の女が何を!////」

マオ「!」

マオ「あらら~?お兄さん、意外とウブなんですねぇ?」ニヤニヤ

アママイコ「アマ~?」ニヤニヤ

グラジオ「う、うるさい!」

マオ「別にいいじゃないですか、おちん○んっていうくらい?」

マオ「私達くらいの女の子はみんな、おちん○んに興味深々ですよぉ?」ニヤニヤ

グラジオ「そ、そんなわけあるか!」

マオ「え~?だって、私も興味ありますしぃ……私の友達のスイレンって子も、サトシって子のおちんち○んに興味深々ですよぉ?」

グラジオ「おい、ソイツをリーリエに近づけるなよ?」

マオ「リーリエもきっとおちん○ちんに興味ありますって!」

グラジオ「り、リーリエは確かディグダを……あれ?何か頭が痛く……」ズキッ

マオ「?」

マオ「(と、とにかくもう一押しだ!)」

マオ「ねぇ、お兄さーん」ピト

グラジオ「!?」

マオ「ナカに…いれて……?」ピトピト

グラジオ「>>安価」




安価 近いレスの中

マオ「お兄さぁん?」

プニッ

グラジオ「(うっ……)」

グラジオ「(こ、こいつ……意外と胸が……)」

マオ「いれて?」

グラジオ「うぅ……だ、たが…」

マオ「?」

グラジオ「だが断る!」

マオ「……な……」

グラジオ「オレは……リーリエの膨らみかけのおっぱいが好きなんだ!」

マオ「!?」

リーリエ『シネ』

ブツン

グラジオ「………………」

マオ「お、お兄さん?」

アママイコ「アマー?」

グラジオ「と、とにかくリーリエは会いたくないって言ってるんだ…」

グラジオ「……悪いが…帰ってくれ…」

マオ「そんな!?」

グラジオ「すまんな」クルッ

マオ「お、お願いです!お兄さん!リーリエに会わせて下さい!」

グラジオ「…………」

マオ「わ、私…リーリエが何で引きこもリーリエになっちゃったのかわからないけど………リーリエの力になりたいんです!」

マオ「だって……リーリエは友達だから!」

グラジオ「……………」

~リーリエの部屋の前~

グラジオ「リーリエ、友達を連れてきたぞ?」コンコン

リーリエ『………………』

マオ「り、リーリエー?久しぶりー?」

アママイコ「アマー?」

ゴツン ゴツン ゴツン

マオ「?」

マオ「何の音?」

グラジオ「氷の礫三回……これは帰れのサインだ」

マオ「え!?」

マオ「……てゆーか…サインって……」

グラジオ「ちなみに」

一回→早く来い
二回→食事
三回→帰れ
四回→シネ
五回→アイシテル

グラジオ「となってる」

マオ「そ、そうですか……」

グラジオ「リーリエ、折角友達が来たんだ…少し話でも……」

リーリエ『黙って下さい!裏切り者!』

グラジオ「裏切り者!?」ガーン

マオ「リーリエ……」

マオ「リーリエ、スクールのみんなもリーリエの事心配してるんだよ?」

マオ「少しだけでいいからさ、顔を見せてよ……?」

マオ「……お話ししようよ?」

リーリエ『………………』

リーリエ『>>安価』



安価 近いレスの中

リーリエ『引きこもリーリエです!』

マオ「リーリエ……」

リーリエ『か、帰って下さい!マオ!』

マオ「……………」

グラジオ「……と、いう訳だ…」ポンッ

マオ「お、お兄さんはこのままでいいと思ってるの!?」

グラジオ「……いいとは思ってないさ、ただ……」

グラジオ「リーリエに…別にスクールに行けとは言わない。だが、部屋から出てきて顔くらいは見せてほしいかな?」

マオ「な、なにソレ……」

マオ「それって、お兄さんがリーリエに会えるだけでしょ!?」

マオ「じ、自分勝手だよ!」

グラジオ「……………」

アママイコ「アマ……」オロオロ

ルガルガン「ガル……」

リーリエ『マオ……』

マオ「リーリエ!」

ゴツン ゴツン ゴツン

マオ「!」

マオ「………三回……」

グラジオ「………………」

マオ「………私…諦めないから……」クルッ

マオ「また…絶対に来るから!」

アママイコ「アマー…」



グラジオ「友達帰ったぞ?」

グラジオ「良かったのか?リーリエ」

リーリエ『>>安価』



安価 近いレスの中

リーリエ『………………あっ!』

グラジオ「?」

リーリエ『イラストの参考に写真を撮ってもらえば良かったです!』

リーリエ『と、とびきり…エロいやつを……』ハァハァ

グラジオ「り、リーリエ?」

リーリエ『あー、でも変態兄様に友達の裸体は見せたくありませんねぇ…』

グラジオ「な、何言ってやがるリーリエ!オレはリーリエの裸以外に興味は…」

ゴツン ゴツン ゴツン ゴツン

グラジオ「………四回……」

ルガルガン「ガル…」ポンッ


翌日

ヒートリーゴートーダヨ♪

グラジオ「!」

グラジオ「フッ」ピッ

シロナ『グラジオ君?今大丈夫?』

グラジオ「シロナさん…」

シロナ『新作の打ち合わせするわよ?今から編集部に来てくれる?』





安価 グラジオが本を出してる出版社の名前(ポケモンの名前入り)
安価下

~シロデスナ社~

ウイーン

グラジオ「(フッ、とうとう出版社からお呼びか……)」

グラジオ「(完璧ではないとは言え、一応書き溜めておいたものが何本かある……)」

グラジオ「(オレの小説(ラノベ)で…シロナさんの度肝を抜いてやるぜ!)」

グラジオ「行くぞ!ルガルガン!オレの才能をぶちまける!」

ルガルガン「ガルッ!」


ギャー ギャー

グラジオ「ん?何だ?騒がしいな…」


アセロラ「だーかーらー!私がわざわざここで書いてあげるって言ってるでしょ!」

アセロラ「この!戦闘力(売り上げ部数)200万、オリコン一位のアセロラちゃんが!」

シロナ「あー、はいはい、ロリコン一位のアセロラ先生ですね?」

アセロラ「むかーっ!ロリコンじゃなくて、オ・リ・コ・ン!」プクー

シロナ「(可愛い////)」キュンッ

シロナ「……アセロラロリコンハート先生?いくら可愛い顔で私を誘惑しても無駄よ?」

アセロラ「ゆ、誘惑?何言ってるの!アセロラは怒ってるんだよ!」

シロナ「あのねぇ?ウチで描くのは構わないけど、一応、アセロラロリコンハート先生の出版社にも話を通してもらわなきゃ……」

アセロラ「必要ないよ!アセロラ、戦闘力(売り上げ部数)200万でオリコン一位だもん!」エッヘン

アセロラ「あ、それと!ロリコンハートじゃなくて、ギラチャンハートだから!」プクー

シロナ「うっせぇなー、いい加減黙らないとキスするわよ?」ペロリ

アセロラ「!?」ビクッ

グラジオ「シロナさん」

ルガルガン「ガルッ」

シロナ「! グラジオくん、ルガルガン」

グラジオ「何をやっているんだ?」

グラジオ「……それにこのガキは……?」チラッ

アセロラ「ガキじゃないもん!」

シロナ「>>安価」


安価 近いレスの中

シロナ「そうよ、この娘はガキじゃなくてロリよ?」

グラジオ「え?」

アセロラ「ふぁ!?」

シロナ「ガブリアス」パチン

ガブリアス「ガブ!」

アセロラ「が、ガブリアス!?」

アセロラ「あ、アセロラをどうする気なの!?」ガクガク

シロナ「……ワガママなロリにはオシオキしなきゃ」ニコッ

アセロラ「!?」

シロナ「………グラジオくん?今から私、この娘をトイレに連れてくけど誰にも言わないでね?」

グラジオ「は、はぁ……」

シロナ「ほらっ、イクわよ」

ガブリアス「ガブ!」ヒョイ

アセロラ「うわぁーん!助けてー!」ビエーン

シロナ「うふふ♪カワイイ///」サワサワ

アセロラ「き、気持ち悪いよぉ!触んないで!」


ザワザワ

オイオイドーシタ? オンナノコガナイテルゾ?

シロナ「!」

シロナ「しまった!人が来た!」



アセロラ「あのオバサン連れてかれちゃったね?」

グラジオ「あ、ああ……(オレの打ち合わせは?)」

アセロラ「!」

アセロラ「……それは原稿……」

アセロラ「ひょっとしてあなた、持ち込みの人?」

グラジオ「フッ、オレは今日はシロナさん直々に呼ばれて新作の打ち合わせに来たんだよ」ドヤッ

アセロラ「ふーん」

グラジオ「ちっ、にしても…シロナさんが連れてかれたらどうすれば……」

ルガルガン「ガル…」

アセロラ「……あなた…戦闘力(売り上げ部数)は?」

グラジオ「ん?」

グラジオ「フッ、20万だ」ドヤッ

アセロラ「へぇー、そう」ニヤッ

グラジオ「!」

アセロラ「アセロラの戦闘力(売り上げ部数)は200万です」

グラジオ「な、なんだと!?」

グラジオ「う、嘘をつくな!オマエみたいなガキが200万な訳……」タラーッ

アセロラ「キスショット・アセロラギラチャン・ハートアンダーブレード(PN)」

アセロラ「聞いた事あるでしょ?」ニコッ

グラジオ「!?」

グラジオ「(な……嘘だろ!?)」

グラジオ「(まさか……このガキがキスショトアセロラ(略)だと……!?)」

アセロラ「フフフ、どうしたのかね?戦闘力20万くん?」ニヤッ

グラジオ「………………」

グラジオ「ククク……」

アセロラ「!?」

グラジオ「アハハハハハ!」

アセロラ「な、何が可笑しいの!?」

グラジオ「キスショトアセロラギラチャンハートアンダーブレード……」

アセロラ「な、なに!」

グラジオ「ヤドンブックスって本屋に行ってみな?」

アセロラ「!」

グラジオ「オマエの小説はオレの小説の下に(オレの手によって)陳列されてるぜ?」

アセロラ「な……!?」

グラジオ「ハハハハハハハ!」

アセロラ「(う、嘘でしょ!?アセロラのラノベが20万ごときの下敷きに!?)」

アセロラ「み、認めない……」

アセロラ「認めないもん!」グスッ

グラジオ「フッ、ガキはすぐ泣けば済むと思ってやがるから参るぜ…」ハァ

アセロラ「う、うるさーい!」グスッ

ルガルガン「(>>安価)」



安価 近いレスの中

ルガルガン「ガル…(ちょ、勘弁してくれグラジオ…!)」

グラジオ「フハハハハハ!」

アセロラ「う、うぇーん!」コトコト

ルガルガン「(あの娘のボールの中から感じる力……絶対にヤバいポケモンだぞ!)」チラッ

アセロラ「びえーん!」ワーン

ルガルガン「が、ガル……(た、頼むから泣き止んでー!)」スッ

アセロラ「ギラちゃーん!」ワーン

ボンッ

ギラティナ「ギラー!」

グラジオ「な……!?ギラティナだと!?」

ルガルガン「(ほら…言わんこっちゃねェ……)」ハァ

グラジオ「ぎ、ギラティナ……あんなの小説(ラノベ)の中でしか見たことがない……」タラーッ

グラジオ「何者だアイツ……」

アセロラ「うぅ…グスッ…!ギラちゃん!アセロラあいつキライ!」

アセロラ「やっちゃえ!」

ギラティナ「ギラー!」

グラジオ、ルガルガン「!?」

グラジオ「フッ、伝説のポケモンか…面白いぜ…」

グラジオ「ルガルガン!相手をしてやれ!」

ルガルガン「!?」

アセロラ「いっくよー!ギラちゃん!」

ギラティナ「ギラァァァ!」

ルガルガン「>>安価」



安価 近いレスの中

ルガルガン「(逃げるしかない!)」ダッ

グラジオ「お、おい!ルガルガン!何処に行く!?」

アセロラ「ギラちゃん!」

ギラティナ「ギラー!」

ルガルガン「(に、逃げられん…かくなる上は………)」スッ

グラジオ「!」

グラジオ「土下座!?ルガルガン!みっともない事をするな!」

ルガルガン「(るせー!だいたいお前、ポケモントレーナー修行とか言って、ラノベばっか書いてたじゃん!)」

アセロラ「……………」

アセロラ「ギラちゃ……」

ガブリアス「ガブゥ!」サッ

グラジオ、アセロラ「!」

シロナ「はい、そこまでよ?」



グラジオ「ちっ、もう少しでアセロラギラチャンハートの奴を倒せたのにな…」

シロナ「よく言うわ…」ハァ

シロナ「てか、ここで騒ぎ起こさないでよ」ハァ

グラジオ「アンタが言うな」

シロナ「で、新作の原稿は?」

グラジオ「………フッ」


ドサッ

シロナ「!」

グラジオ「旅の間で書きためたやつだ」

グラジオ「どれも自信作だ」ニヤッ

シロナ「………では拝見……」ピラッ

シロナ「…………………」ピラッ

グラジオ「フッ、どうだ?」

シロナ「………………」ピラッ




安価 シロナのグラジオが書きためたラノベの感想
安価 近いレスの中

シロナ「………そうね…強いて言えば……」

シロナ「まず、ヒロイン。これ、あなたの前作のコクーンのリリースちゃんそっくりね?」

グラジオ「!」

シロナ「……小説や漫画のヒロインってのは作者の理想が反映されがちなパターンがあります…多少は仕方ない所はあるわ?」

シロナ「これがネットで書くような自己満足な小説なら結構。あなたの好きなように書きなさい?」

シロナ「誰に何を言われようと好きなんだ物を書く…これもまた1つの方法だから…でもね?」

シロナ「グラジオ君、あなたは連載やアニメ化も狙ってるって言ったわね?それなら、少しは読者の事も考えるべきよ?」

グラジオ「……………」

シロナ「……これだけ話を書いてきてどれも話が似たようなものばかり…そして…」

シロナ「ヒロインは絶対完璧な美少女。これは読者に嫌われるパターンのキャラね?」

シロナ「……少しは雑味も必要よ」

グラジオ「………なっ!?」

シロナ「それに…小説においてキャラは重要…ヒロインがどれだけ魅力的なキャラだとしても、サブキャラに魅力が無くては、アニメ化や連載なんて夢のまた夢ね……」

グラジオ「……………」

シロナ「まぁ…他に言いたい事はたくさんあるけれど……とりあえずは……」

シロナ「グラジオくん?ラノベはあなたのラブレターじゃないの」

グラジオ「!」

シロナ「もし、本気で連載やアニメ化を狙ってるなら……」

シロナ「そこのとこ少し考えて出直してくる事ね?」スクッ

グラジオ「っ…………!」

シロナ「じゃあね?」ニコッ


スタスタスタ

グラジオ「…………………」

訂正
シロナ「まず、ヒロイン。これ、あなたの前作のコクーンのリリースちゃんそっくりね?」

リリース→リリー

~グラジオの屋敷~

グラジオ「(くそっ!オレのゼンリョクで書いた小説が自己満足のラブレターだと!?)」スタスタ

グラジオ「(それに……読者の事を考えろ?読者の意見に一々左右されてたら、いい作品なんて書ける訳ないじゃないか!)」スタスタ


グラジオ「リーリエー、今打ち合わせから帰ったぜ?」コンコン

グラジオ「リーリエとも打ち合わせをしたい、部屋に入れてくれないか?」

リーリエ『ちょ、ちょっと待って下さい兄様!』


ガサゴソ

グラジオ「?」

グラジオ「(リーリエが慌てて何かをしている……?まさか……)」

グラジオ「(着替え中!?)」ドキン

グラジオ「………………」

グラジオ「……………」ソーッ


ガチャッ

グラジオ「うおっ!」ゴチン

リーリエ「お待たせしました~!……って………」

グラジオ「ウォォォ………」ズキズキ

リーリエ「……何で頭を押さえているのですか……??」

シロン「コーン?」




リーリエ「………成る程…そんな事をシロナさんに……」

グラジオ「……ああ……」

リーリエ「うーん……確かに兄貴様の言う、書きたいものを書くって気持ちは私にもわかります…」

グラジオ「だろ?さすがリーリエだぜ!」キラキラ

リーリエ「はい、論理的結論から言いますと、私のように他人の意見に左右されずに描きたいものを描いて上達した例もありますしね!」ニコッ

グラジオ「(リーリエ可愛い)」キュンッ

リーリエ「ですが……」

グラジオ「え?」

リーリエ「兄様、シロナさんは恐らく、"読者の意見を取り入れろ"ではなく、"読者の意見にも目を通せ"と言いたかったのでは?」

グラジオ「目を通せ……?」

リーリエ「要は、あくまで参考程度と言う事です」

リーリエ「実際に、色々な人に読んでもらう事で、自分では気づかない改善点や、読者目線での見方もわかるかもしれないですしね?」

リーリエ「シロナさんの言う通り、独り善がりな作品では、読者の心は掴ません!」

グラジオ「……成る程…」

グラジオ「フッ、じゃあ、早速オレの新作の原案を色んなやつに読んでもらうとしよう!」グッ

リーリエ「兄様、お友達は?」

グラジオ「ミヅキ!」

リーリエ「他は?」

グラジオ「いない!」キリッ

リーリエ「全然ダメですね」ハァ

ルガルガン「ガル……」ホロリ

グラジオ「くっ……こんな時にジェイムズ達が居てくれたら……」

リーリエ「……………」

グラジオ「はっ!……いや、その……」アセアセ

リーリエ「兄様」

グラジオ「な、なんだ?」

リーリエ「兄様の作品、読ませて下さい」

グラジオ「え!?」ドキッ

リーリエ「私達はパートナーなんです、当然です」

グラジオ「で、でも……////」モジモジ

グラジオ「(ら、ラブレターとか言われたし、恥ずかしすぎる……///)」

リーリエ「何をモジモジしてるのですか!気持ち悪リーリエです!」バッ

グラジオ「あっ」



リーリエ「………………」ペラペラ

グラジオ「………………」ドキドキ

リーリエ「……………」ペラペラ

グラジオ「………………」ドキドキ

リーリエ「………………」スッ

グラジオ「ど、どうだった?」ドキドキ



安価 リーリエがグラジオのラノベの原稿を読んだ感想
安価 近いレスの中

リーリエ「……あのー…」

グラジオ「な、なんだ?」ドキドキ

リーリエ「これ…ヒロインの女の子って私じゃないですよね?」

グラジオ「!」ドキッ

グラジオ「いや、その…やっぱ身近な子をモデルにしようと思って…」ドキドキ

リーリエ「……まぁ、いいです…それに内容は別に嫌いではありませんから」プイッ

グラジオ「(リーリエ…)」キュンッ

リーリエ「それに…いや、別にいいんですが、これ、男キャラが少なすぎて、終末のハーレム状態になってませんか?」

グラジオ「(しまった!リーリエとのラブラブを妄想しすぎて、男キャラが死滅してしまった……)」

リーリエ「あっ!そうだ!」ポンッ

グラジオ「?」

リーリエ「私、いいアイディアを思いつきました!」

グラジオ「ほ、本当か!?」

リーリエ「はい!この主人公のお兄さんを姉にして、姉妹の恋愛百合にしましょう!」

グラジオ「!?」

グラジオ「お、面白い冗談だなリーリエ…」

リーリエ「冗談ではありません!」

グラジオ「!?」ビクッ

リーリエ「百合は今、需要があるんですよ!」

リーリエ「それに、ほら?私のモチベーションの話もありますし…」

リーリエ「私も女の子のイチャイチャならいくらでも喜んで描きます!」ニコニコ

グラジオ「……フッ、わかったぜリーリエ…」

グラジオ「まぁ、その意見…参考にはしとく」

リーリエ「!?」

リーリエ「参考!?」

グラジオ「ああ、さっき言ってただろ?読者の意見はあくまで参考レベルだって」

リーリエ「私は読者じゃなくて、描く側です!」

グラジオ「話を書くのはオレだ」

リーリエ「ゆ、百合にしないなら、私、イラスト書きませんから!」プンッ

グラジオ「なにィ!?」

リーリエ「だいたい、このタイトルは何ですか!」

グラジオ「蒼き月のZを浴びし岩塊が今…滅びゆく世界を封印する……」

グラジオ「フッ、カッコいいだろ?」

リーリエ「意味不明です!ダサいです!ダサすぎです!」

グラジオ「な、なんだと!?」


ギャー ギャー

ピンポーン

グラジオ、リーリエ「!」

ピンポーン

マオ「おーい!リーリエー!お兄さーん!」

カキ「いないのか……?」

マオ「い、いや…たぶんお兄さんがいるハズだよ!」

サトシ「リーリエ…元気かな…」

スイレン「心配だね…」


ガチャッ

全員「!」

グラジオ「またオマエか、マオ」

マオ「お兄さん!」

マーマネ「これがリーリエのお兄さん…」

スイレン「(なんか怖そう…)」

マオ「お兄さん!今日は友達と来ました!」

マオ「リーリエに会わせて下さい!」

グラジオ「帰れ」

サトシ「帰れって…」

マーマネ「(や、やっぱ怖い…)」ビクビク

マオ「また帰れって……!ちょっとカッコいいからって調子に乗んないでよ!」

マーマネ「ま、マオ……」ビクビク

スイレン「(サトシの方がカッコいいよ)」

カキ「あ、あなたは……」ワナワナ

全員「?」

カキ「ま、まさか……ルガルガングラジオ先生じゃ……」

マオ「は?」

サトシ「ルガルガン?」

スイレン「なにそれ?」

マーマネ「(あー、あのラノベの…)」

グラジオ「……………」

カキ「俺コクのルガルガン大先生を知らんのか!この大馬鹿共!」クワッ

全員「!?」ビクッ

カキ「ルガルガン先生!俺、ルガルガン先生の大ファンなんです!サイン会も行きました!」キラキラ

グラジオ「(そういえば、見た事あるな、コイツ)」

カキ「お会いできて……光栄です!握手してください!」

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「フッ、ああ、いいぜ?」スッ

グラジオ「まさか妹の友達にファンがいたとはな?世間は狭いな?」ギュッ

カキ「ぐ、グラジオ先生……!」ダー

サトシ「なぁ?カキは何で泣いてんだ?」

スイレン「さぁ?」

ピカチュウ「ピカ……」

カキ「グラジオ先生の俺コク…妹と一緒に読みました!」

マーマネ「(え!?あの小説をホシちゃんと一緒に読んだの!?)」

グラジオ「なに?オマエも妹がいるのか?」

カキ「はい!愛する妹が!」

カキ「妹も…先生の小説を一緒に読んだ時泣いていました!」

グラジオ「フッ////」テレッ

マーマネ「そりゃ泣くわ」

サトシ「え!?グラジオって小説書いてんのか?俺も読みたい!」

スイレン「わ、私も!」

カキ「お前らにはまだ早い!」クワッ

サトシ「えー?」ブーブー

スイレン「ぶ、ブーブー!」

カキ「グラジオ先生…ですが…俺的にはやはり俺コクは最後は兄と妹がくっついた方が……」

グラジオ「!?」

グラジオ「か、カキ…オマエもそう思うのか!?」バッ

カキ「え?ま、まぁ……」

グラジオ「フッ、気に入ったぜ!こい!」グイッ

グラジオ「今丁度新作の意見を聞きたかったところだ!読んで感想をくれ!」

カキ「ぐ、グラジオ先生の新作!?いいんですか?」

グラジオ「ああ!頼む!」

カキ「か、感動だ……」ポロポロ

マオ「ちょっと待ったー!」

グラジオ、カキ「!」

グラジオ「なんだ?まだいたのか?オマエらは帰れ」

サトシ「な、なんだと!」

スイレン「なにアイツ……」

マーマネ「み、みんな…」オロオロ

マオ「もうまどろっこしい事はやめたよ」

グラジオ「?」

マオ「ねぇ、お兄さん、ポケモントレーナーなんでしょ?」

グラジオ「……だからどうした?」

マオ「私とポケモンバトルしてよ!」キッ

アママイコ「アマー!」

グラジオ「!」

スイレン「マオちゃん!?」

カキ「お、おい!マオ!グラジオ先生に何て事を……」

サトシ「バトルー?」ワクワク

マーマネ「空気読んでよサトシ…」

マオ「私がバトルに勝ったらリーリエに会わせて!」

グラジオ「…………フッ」

グラジオ「くだらんな。何故オレがそんな事を……」

マオ「怖いんだ?」

グラジオ「!」

グラジオ「……安い挑発だな…」

マオ「昨日お兄さん言ってたよね?」

マオ「"オレはリーリエがスクールに行かなくてもいい。部屋から出てくれれば"って…」

グラジオ「……………」ピクッ

マオ「……それってさ、私達に会わせて、リーリエが自分だけのものじゃなくなるのが怖いの?」

グラジオ「………………」

マオ「さぁ…」

マオ「私達はいつでも準備できてるよ!」

アママイコ「アマー!」

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「クドいぞ」

マオ「!」

グラジオ「わからないか?帰れと言うのはオレではなく、リーリエの意思だ」

スイレン「え!?」

サトシ「リーリエの…?」

グラジオ「それを無視してまで…ましてや無理矢理バトルで押し通す?」

グラジオ「それが友達のやる事か?」

マオ「……………」

グラジオ「キツい言い方になるかもしれないが、オマエのそれは友情を履き違えた"エゴ"だ」

カキ「先生……」

マオ「ゴチャゴャうるさーい!」

グラジオ「!」

マーマネ「マオ…」

マオ「アンタはどうせリーリエの言う事をただハイハイ聞いてるだけなんでしょ?」

マオ「こっちからも言わせて貰うけどね?そんなのリーリエの為にならない!何の解決にもならないよ!」

グラジオ「……なんだと?」

マオ「アンタこそ、愛を少し履き違えてるんじゃない?」

グラジオ「………………」ピキ

マーマネ「あわわ…何だかヤバ気な雰囲気……」

グラジオ「……ルガルガン…」

グラジオ「軽く遊んでやれ」

ルガルガン「ガルッ!!」

サトシ「ルガルガン……!」

マオ「……やっとやる気になったね?」

マオ「アママイコ!」

アママイコ「アマ!」スッ

グラジオ「ルガルガン!ストーンエッジ!」

ルガルガン「ガルッ!」


ドドド

マオ「避けて!アママイコ!」

アママイコ「アマー!」

シュッ シュッ

ルガルガン「!」

スイレン「凄い!全部避けてる!」

サトシ「いっけー!マオ!アママイコ!」

グラジオ「……少しはやるな…」

アママイコ「アマー!」シュッ

ルガルガン「!」

マーマネ「アママイコがルガルガンの懐に入った!」

マオ「よし!いっけー!アママイコ!葉っぱカッター!」

アママイコ「アマー……」

グラジオ「ルガルガン」

ルガルガン「ガルッ!」ギロッ

アママイコ「!」ビクッ

マオ「アママイコ!?」

ルガルガン「ガルー!」バキッ

アママイコ「アマ…」ドサッ

グラジオ「どうした?」

マオ「!」

グラジオ「やはりクチだけか?」

マオ「うっ……!」

スイレン「マオちゃん…」

マオ「まだだ…まだ諦めない……!」

マオ「アンタに勝って……絶対にリーリエに会ってやるんだ!」

アママイコ「アマー!」ヨロッ

グラジオ「…………フンッ…」

ピカー

サトシ「! グラジオのリングの輝きが……!」

カキ「……まさか……」

サトシ「Z技がくる……!マオ!」

グラジオ「………………」ピカー


バトルの勝者
グラジオorマオ
安価下

グラジオ「……ポケモントレーナーとして…オマエの気持ちに答えるには手を抜くのは失礼だな」

グラジオ「ゼンリョクでいかせて貰うぞ!」

グラジオ「ルガルガン!」

ルガルガン「ガルッ!」

ピカー

マオ「!」

マーマネ「Z技だ……!」

グラジオ「蒼き月のZに……(略)」

マーマネ「なに?あの口上!?」

スイレン「サトシ!Z技って、ポーズの他に口上もいるの!?」

サトシ「えーと……」

ロトム図鑑「いらないロト!」

マーマネ「ロトム図鑑!」

カキ「居たのか…」

グラジオ「ワールズエンドフォール!!!」

ルガルガン「ワォーン!!」


ゴゴゴゴ


マオ「……な!?」

アママイコ「アマ……」ジリッ

マーマネ「巨大な岩が……」

グラジオ「やれ!ルガルガン!」

ルガルガン「ガルー!」


ブンッ


マオ、アママイコ「っ…………!」




ドカーーーン!!!

サトシ「マオー!アママイコー!」

シュウウウ

サトシ「うっ……」

マーマネ「バトルは!?」

ロトム図鑑「……どうやら…」

アママイコ「………アマ…」フラフラ

バタリ

マオ「アママイコ!」

ロトム図鑑「グラジオの勝ちみたいロト」

グラジオ「……………フンッ」

グラジオ「バトルはオレの勝ちだ、大人しく帰れ」

マオ「うぅ…リーリエ…」グスッ

グラジオ「……………」クルッ

スイレン「マオちゃん……」

マーマネ「つ、強い……」

サトシ「………待てよグラジオ」

グラジオ「!」

サトシ「次は…俺が相手だ!」

ピカチュウ「ピカ!」

グラジオ「………なに?」

スイレン「待ってサトシ!」

スイレン「私も戦う!」

グラジオ「!」

マーマネ「ぼ、僕だって……」ガクガク

グラジオ「……こいつら……」

カキ「先生の新作は惜しいが……」

カキ「俺も戦うぜ!」

マオ「みんな……」グスッ

グラジオ「……………………」

「うるさーい!」

全員「!?」

アセロラ「もう!さっきからドカドカと!近所迷惑でしょ!」

マオ「え……?」

スイレン「あれ?あの子確か隣のクラスの……」

グラジオ「お、オマエ…アセロラギラチャンハート!?」

グラジオ「何故ここに……!?」

ルガルガン「!?」ビクッ

アセロラ「ふぁー?あなたは確か戦闘力20万の……」

スイレン「アセロラギラチャンハート?」

サトシ「へー、隣のクラスの子か!」

アセロラ「!」

サトシ「俺はサトシ!よろしくな!」

アセロラ「>>安価」


安価 近いレスの中

アセロラ「よ、よろしく////」モジ

サトシ「?」

アセロラ「あ、あの……アセロラ…いっつもスクールで小説書いてて…」

アセロラ「その……お外で元気に遊んでるサトシを見ていいなって思ってたの…///」

サトシ「ん?」

アセロラ「か、カロスリーグの中継も見てたよ!ずっと応援してた!」

サトシ「え…?あ…サンキュー?」

ピカチュウ「ピカピカ!」

アセロラ「えへへ////」

スイレン「(な、なに!?あの子…)」ギリギリ

マーマネ「(なんなのサトシは?ラノベの主人公かなんかなの?)」

アセロラ「あっ!そんな事より!」

アセロラ「もぅ!あんまりうるさくしないでよ!近所迷惑でしょ!」プンプン

グラジオ「オレ!?」

アセロラ「それに、この人よわっちいんだから、みんなでイジメたらダメだよぉ!」

グラジオ「なんだと!」

マオ「えーと…なんだっけ?山田エルフだっけ?何なの?あの子」

カキ「キスショトアセロラギラチャンハートアンダーブレードだ!」

カキ「マオ!お前……アセロラギラチャンを知らないとか正気か!?」

マオ「えー?(てか、名前長っ)」

カキ「いいか、アセロラギラチャン先生はな……」

ロトム図鑑「そこからはボクが説明するロト!」ヒューン

カキ「ロトム図鑑!」

ロトム図鑑「キスショトアセロラギラチャンハートアンダーブレード(PN)」

ロトム図鑑「彼女はカプ・コケコとカプ・テテフの純愛ファンタジーライトノベル"コケコとテテフの森"で、売り上げ部数200万部を突破し……」

ロトム図鑑「更には…近々アニメ化も決まっている、ライトノベル界の鬼才ロト!」

スイレン「200万部!?」ギョッ

サトシ「アニメ化!?すっげー!」キラキラ

アセロラ「えっへん!」ドヤッ

マオ「へー、そうなんだぁ…凄い子なんだ……」

カキ「たくっ!常識だぞ!」

マオ「ご、ごめん…」

カキ「妹系百合ラノベのルガルガングラジオ先生に対し、アセロラ先生はポケモンファンタジーものが得意分野だからな」

マオ「(どちらかと言うと、お兄さんが妹百合ものを書いてる方がびっくりだよ)」

マーマネ「まさか隣のクラスのアセロラちゃんがコケコとテテフの森の作者だったなんて……」

マオ「え?マーマネもキモオタ小説読んでるの?」

マーマネ「>>安価」



安価 近いレスの中

マーマネ「キモオタ小説……?訂正してよマオ!」

マオ「……へ?」

マーマネ「ラノベはね!奥が深いんだよ!きっと表紙だけを見て、読みもせずに、勝手にキモオタ小説とかって決めつけてるんでしょ!?」

マオ「え、えと……」

マーマネ「僕はラノベはだいたい読んでる!当然お兄さんのも!」

マーマネ「それに…アセロラちゃんのラノベは200万部も売れてるんだ!ラノベを読んでるだけでキモオタなら、みんなキモオタだよ!」

マオ「え、えと…ごめん…」

マーマネ「謝るなら、僕じゃなくて、アセロラちゃんとお兄さんだよ!」

マオ「そ、その…ごめんなさい…」ペコリ

グラジオ「フッ、マオ…ラノベというのはな……」

アセロラ「うぅん、全然気にしてないよ!」ニコッ

マオ「アセロラ……」

グラジオ「おい!まだオレが喋ってる途中……」

サトシ「なぁ、アセロラも小説書いてるんだろ?」

サトシ「アセロラの小説、読ませてくれよ!」

アセロラ「……え?」

スイレン「で、でも…サトシって活字とか苦手なんじゃ…」

サトシ「アセロラの小説ってすっげー売れてるんだろ?それにさ……」

サトシ「アセロラが一生懸命に書いたんだ!絶対に面白いに決まってるさ!」ニッ

アセロラ「サトシ…」キュンッ

スイレン「(サトシ!?)」

スイレン「あ、アセロラ!」

アセロラ「?」

スイレン「わ、私にも!ラノベの書き方教えて!」フンス

アセロラ「ふぁ?」

グラジオ「くっ…ギラチャンハートめ…!」ワナワナ

カキ「大丈夫です!俺はグラジオ先生一筋ですから!」

グラジオ「カキ…」ジーン

アセロラ「はいっ!サトシ!」キュッ キュッ

サトシ「おっ!サンキュー!アセロラ!」

マーマネ「す、凄い……直筆サインだ…」

サトシ「えっと…いくらだ?」ゴソゴソ

アセロラ「お金はいらないよ!」

サトシ「でも…流石に悪いよ…」

アセロラ「いらないのっ!その代わりに…」

アセロラ「読んだら感想教えてね?」ニコッ

サトシ「………ああ!」ニッ

マーマネ「あ、アセロラちゃん!僕もサインを下さい!」スッ

カキ「お、俺も!」スッ

グラジオ「!?」

マオ「(ラノベ持ち歩いてるんだ…)」

グラジオ「>>安価」


安価 近いレスの中

グラジオ「(お、オレのファンがァーー!)」

グラジオ「………ちっ」

グラジオ「おい!ギラチャンハート!」

アセロラ「!」

グラジオ「オマエ、何故ここにいる!」

アセロラ「ん~?それはこっちのセリフ何だけど?」

グラジオ「なに?」

アセロラ「だって、アセロラのお家あそこだもん」スッ

グラジオ「!?」

アセロラ「で、あなたは何でここにいるの?」

グラジオ「オレの家はここだからだ!」

アセロラ「ふぁ!?」



アセロラ「まさかご近所さんだったなんて……」

グラジオ「………ちっ」

グラジオ「こいつの家が近所なら丁度いいな。」

グラジオ「サイン会ならそいつの家でやってくれ、オレは帰る」クルッ

マオ「ま、待って!」

グラジオ「(念のため家に鍵でもかけとくか……)」スタスタ

アセロラ「……そうだね、丁度いいよ」

グラジオ「……なに?」

アセロラ「アセロラ、あなたにお願いがあったの」

アセロラ「ルガルガングラジオ先生?」

グラジオ「………?」


~アセロラのお家~

アセロラ「さ、入って入って!」ニコニコ

全員「おじゃましまーす!」

マオ「うわっ!すっご!」

サトシ「ひれー!」

ピカチュウ「ピカピカ!」

スイレン「アセロラ、一人暮らしなの!?」

アセロラ「そだよー!」

カキ「ラノベ作家の家……感動だ…」ダー

マーマネ「また泣いてる……」

グラジオ「ちっ!」

アセロラ「はい、ケーキとロズレイティをどうぞ」コト

スイレン「ども…」

サトシ「うまそーだな!」

マオ、マーマネ「(ケーキ…明らかにサトシのやつが大きい……)」

サトシ「いっただっきまーす!」バクバク

アセロラ「お、美味しい?」ドキドキ

サトシ「おう!最高だぜ!」

アセロラ「えへへ////」

マオ、マーマネ「(そして…)」チラッ

グラジオ「フッ、オレの家の方がデカイ!勝った!」バクバク

マオ、マーマネ「(お兄さんのケーキは明らかに小さい)」

グラジオ「で、アセロラギラチャンハート!オレに頼み事ってのはなんだ?」

グラジオ「手短に頼むぜ?早く帰ってリーリエに飯を作ってやらなきゃいけないからな?」

アセロラ「………………」

アセロラ「……アセロラ、あれからあなたの事を調べたの」

グラジオ「なに………?」

アセロラ「あなたの……俺のコクーンがメガシンカしたからちょっと乱れ突きしてくる……読ませてもらったよ」

サトシ「俺のコク…なに?」

カキ「さ、サトシ!お前、あの名作を知らないのか?」

サトシ「知らない」

マオ「なにその題名……」

スイレン「あんまり読む気しない……」

グラジオ「フッ、で?どうだった?面白かっただろ?」

アセロラ「うーん…正直、兄妹で恋愛?とか、百合とかアセロラにはよくわかんなかったの」

グラジオ「フッ、オレの小説はガキにはまだ早かったみたいだな」

マーマネ「(かなり特殊性癖の人向けだしね)」

アセロラ「あと、所々出てくるポエムがキモかった」

グラジオ「なんだと!」ガタッ

カキ「先生!抑えて下さい!」

アセロラ「………でも……」

グラジオ「?」

アセロラ「ユリマンガ先生って人の絵は、アセロラとっても気に入っちゃった!」

グラジオ「!」

サトシ「ユリマンガ先生?」

マオ「誰それ?」

スイレン「なんか怪しい名前……」

カキ「ばっ!お前ら!ユリマンガ先生を知らないのか!?本当にアローラの人間か!」ガーッ

スイレン「カキ、うるさい」

マオ「カキ、ケーキの食べカス飛んでる。汚い」

サトシ「俺、カントー出身だし…」

マーマネ「(ユリマンガ先生の描くイラストってエロいよなぁ…)」

カキ「いいか、お前ら!ユリマンガ先生ってのはな……!」

ロトム図鑑「ここからはボクが説明するロト!」ヒューン

カキ「ロトム図鑑!」

ロトム図鑑「ユリマンガ先生」

ロトム図鑑「ラノベ作家、ルガルガングラジオのパートナーでプロのイラストレーター」

ロトム図鑑「ルガルガングラジオの作品"俺のコクーン♂がメガシンカしたからちょっと乱れ突きしてくる"のイラストを担当」

ロトム図鑑「そのイラストの技術はピカ一で、とてもエロいと評判。ラノベ界では、1、2を争う程の技術とも言われている」

ロトム図鑑「ただし、ユリマンガ本人は公共の場に出る事を嫌い、性別・年齢全て不明の謎の人物。先日行われた俺コクのサインのにも姿を現さなかった」

スイレン「謎の人物…」ゴクリ

サトシ「とにかく、すっげー人って事だな?」

ロトム図鑑「まぁ、そうロトね」

カキ「グラジオ先生はユリマンガ先生を見た事あるんですか?どんな人なんですか?」キラキラ

グラジオ「え!?いや…その……」ギクッ

アセロラ「そう!そのユリマンガ先生です!」ビシッ

グラジオ「!」

アセロラ「さっきも言ったけどさ?アセロラ、ユリマンガ先生のイラストを気に入っちゃったんだよ!」

アセロラ「ユリマンガ先生にアセロラのラノベで挿し絵を描いてもらいたい…」

アセロラ「……ユリマンガ先生はあなたのイラストレーターなんかで終わるのは勿体ないよ!」

グラジオ「………なんだと?」

アセロラ「もうわかったでしょ?アセロラのお願いってのはね?」

アセロラ「グラジオ。あなた、ユリマンガ先生と解散してよ」

グラジオ「!?」

アセロラ「………ユリマンガ先生を…アセロラに頂戴…?」

グラジオ「>>安価」


安価 近いレスの中

グラジオ「……オマエ…それはオレへの宣戦布告と受け取っていいのか?」ギロッ

アセロラ「ふぁ~?そう聞こえなかったかな?戦闘力20万くん?」ニヘラー

グラジオ「……………」

ゴゴゴゴ

アセロラ「……………」

ゴゴゴゴ

マオ「あ、アセロラ?お兄さん…?」

サトシ「け、ケンカはやめようぜ?」アセアセ

カキ「(アセロラギラチャンハートとユリマンガ先生のコラボ…正直見てみたい気も……)」ウーム

グラジオ「………フッ」

アセロラ「!」

グラジオ「くだらんな。それはオレやオマエが決める事じゃない…ユリマンガ先生が決める事だ」

アセロラ「そうだね?」

グラジオ「!」

アセロラ「……それは…ユリマンガ先生が決める事だ…だからさ?」

アセロラ「……ユリマンガ先生に決めてもらおうよ?」ニコッ


~リーリエの部屋の前~

グラジオ「と、いう訳で何故か一週間後にアセロラギラチャンハートとラノベ対決をする事になってしまった」

グラジオ「しかもジャッジはユリマンガ先生」

リーリエ『いや、本当に勝手な事しないで下さいよ!』

グラジオ「……すまん、リーリエ…だが…オレはオマエと解散なんて絶対に嫌だし、オマエがオレ以外の奴とラノベを書いてるのを見るのも嫌だ……」

リーリエ『兄様……』

リーリエ『……ちなみに、そのギラチャンハート先生はどのような方でしたか?』

グラジオ「間抜け面でチンチクリンなクソガキだったぜ!しかも生意気だ」

リーリエ『(えーと…キスショト・アセロラギラチャン・ハートアンダーブレード
…検索っと……)』ピッ

グラジオ「オレはあんなクソガキにオマエを渡したくない!」

グラジオ「……リーリエ…オマエの意見を聞きたい……」

グラジオ「リーリエ…オマエ、オレ以外の奴と組むってのはどう思う?」

リーリエ『…………………』

グラジオ「………リーリエ…?」

リーリエ『>>安価』



安価 近いレスの中

リーリエ『か、可愛い……好みです…』ハァハァ

グラジオ「え?」

グラジオ「き、聞き間違えだよな!?私、この人嫌いですって言ったんだよな?」

リーリエ『え!?あ…いや…そのですね?』

リーリエ『そ、その……兄様より、マシな文章を書く人が居るならば、考えなくもないです!』

グラジオ「そんな!?」ガーン

グラジオ「うぅ……リーリエ…」グスッ

リーリエ『………泣いてる暇があったら、早く新作の案でも練ってて下さい…』

リーリエ『勝負は来週なんでしょ?』

グラジオ「………え?」

リーリエ『………男なら……実力で私を取り返して見て下さい!』

グラジオ「………リーリエ……」

グラジオ「………………」グッ

グラジオ「……フッ、任せておけリーリエ!」

グラジオ「あんな奴に…オマエは絶対に渡さん!」

リーリエ『ふふっ』クスッ


~翌日、ポケモンスクール~

サトシ「うへ~」グダー

マオ「どうしたの?サトシ!随分眠たそうだね?」

サトシ「いやぁ…実は昨日、アセロラのコケコとテテフの森を読んでたら止まらなくってさぁ……」

ピカチュウ「ピカー」

マオ「へぇー、サトシが小説を…意外…」

マーマネ「わかるよ!サトシ!あれ、すっごく面白いよね!」

サトシ「ああ!続きがすっげー気になる!」

カキ「サトシもラノベの魅力に気づいたか」フッ

アセロラ「あっ!サトシ!アローラ!」

サトシ「おっ!アローラ!アセロラ!」

アセロラ「ね、ねぇ!どうだった?アセロラのラノベ!」ドキドキ

サトシ「最高に面白かったぜ!お陰で寝不足だよ!」ハハハ

アセロラ「えへへ////」テレッ

サトシ「それにさー、カプ・コケコやカプ・テテフの事もよく調べてあるよなー!」

サトシ「今度のカプ・コケコとのリベンジにも参考になりそうだよ!」

アセロラ「えへへ!ラノベを書くにあたって、題材を調べるのは当然だからね!」

ガラッ

「アローラ……」

全員「!」

スイレン「オオオ……」グッタリ

サトシ「スイレン!?」

マオ「ど、どうしたの!?ネマシュに精気を吸われたみたくなってるけど!?」

スイレン「……昨日…徹夜でこれ、書いてた…」ピラッ

マーマネ「これは?」

カキ「まさか…ラノベか……!?」

スイレン「…………」コクリ

サトシ「ほ、本当か!すっげー!読ませてくれよスイレン!」キラキラ

スイレン「(サトシ……)」キュンッ

スイレン「ご、ごめん、サトシ…ちょっと待って…」

スイレン「まずは…アセロラ!読んでみて!」スッ

アセロラ「わ、わかったよ……」ピラッ

アセロラ「…………」ピラッ

スイレン「ど、どう?」ドキドキ

アセロラ「ふぁ!?/////」カーッ

マーマネ、カキ「?」

サトシ「どうした?アセロラ」

アセロラ「す、スイレン!これってラノベじゃなくて、ただのエロ小説じゃん!/////」

全員「!?」

スイレン「…………え?」

アセロラ「しかも……これどう見てもモデルがサト…………」

スイレン「や、やめて!////」アセアセ

アセロラ「スイレンって、普段からこんな事妄想してたの?」

アセロラ「この変態」

スイレン「」

マーマネ「スイレンが石になった…」

ワイワイ

マオ「(な、なんなのよ!みんなしてラノベラノベって……!)」ムスッ

カキ「?」

カキ「どうした?マオ?」

マオ「>>安価」


安価 近いレスの中

マオ「(……あーっ!もう!何なの…気になる…)」ウズウズ

カキ「マオ?」

マオ「ハッ!」

マオ「み、みんな!本もいいけどさ?外でポケモンバトルとかして遊ばない!?」

サトシ「でさー!あの時のコケコとテテフが……」

アセロラ「あーっ!そのシーンはね?」

マーマネ「あ、アセロラちゃん!僕もさっ!」

スイレン「」

マオ「…………………」

カキ「なぁ、マオも読んでみないか?俺コク、面白いぞ?」ポンッ

マオ「も、もう!なんなのよ!」

全員「!?」ビクッ

カキ「ま、マオ…?」アセアセ

マオ「そ、そんなキモオタ小説なんかより、リーリエがスクールに来ない方が問題じゃない!」

サトシ「あ…えと……」

アセロラ「マオ…」

スイレン「」

マオ「もう知らない!」ダッ

ガラッ


バンッ


マーマネ「マオ!」

カキ「くっ!俺、追ってくる!」ダッ

~サトシ達の1コ上の教室~

グラジオ「………フッ…」

キャー!グラジオクーン! キョーモカッコイー!

キャー キャー

ミヅキ「なーにカッコつけてんの」

グラジオ「……別にカッコつけてはいない…」

ミヅキ「………何か悩み事?」

グラジオ「……何でわかっ…」

ミヅキ「伊達に幼なじみはやってないよ」

グラジオ「……………」

ミヅキ「……で?」

グラジオ「………実は…一週間後にある奴と、リー……ユリマンガ先生を賭けてラノベ勝負をする事になった」

ミヅキ「はぁ?」

ミヅキ「何でそんな話になるの!?ユリマンガ先生はその事知ってんの!?」

グラジオ「……実力で取り返してみろだとさ」

ミヅキ「……ハァ…」

グラジオ「……だが……新作のアイディアが全然浮かばん……」ウーン

ミヅキ「……相手…強いの……?」

グラジオ「……生意気でチンチクリンでアホなクソガキだが……」

グラジオ「………強い…!」ギリッ

ミヅキ「………そっか…君がビビるなんてね?」

グラジオ「び、ビビってなんか…」

ミヅキ「判定するのは?ユリマンガ先生?」

グラジオ「……そうだ…」

ミヅキ「……そっか…」

ミヅキ「なら大丈夫じゃないかな?」

グラジオ「………え?」

ミヅキ「だってさ…相手の実力が君よりどれだけ上だろうと……」

ミヅキ「ユリマンガ先生の好きなものを一番よく知ってるのはグラジオ…君でしょ?」

グラジオ「……ミヅキ…オマエ…」

ミヅキ「……伊達に幼なじみはやってないよ?」クスッ

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「……フッ、少しはやる気が出たかもな?」

ミヅキ「……たくっ、こんな時までカッコつけ?」

グラジオ「(そんな事ないさ…オマエの事は頼りにしてるんだ…)」

グラジオ「……フッ」

グラジオ「(だが……一つ懸念はある…今回の勝負……リーリエの大好きな百合もので勝ったとしても……その後はやっていけるのだろうか……)」

グラジオ「(オレは…リーリエに釣り合う男になれているのか……?)」

グラジオ「………………」



~ブックスヤドン~

ヤドン「ヤァ」ボケー

ミヅキ「………………」

カキ「(マオ…泣いてたな…大丈夫だろうか…………)」

ガラッ

ミヅキ、カキ「!」

グラジオ「すまん、待たせた」

ルガルガン「ガルッ!」

ミヅキ「自分で呼んどいて遅れてくるってどういうワケー?」ジトー

グラジオ「悪い、これを書いてた」

ドサッ

ミヅキ「!」

カキ「これは…」

グラジオ「来週のギラチャンハートとの勝負の原稿だ」

グラジオ「読んで感想を聞かせて欲しい」

ミヅキ「まさか勝負の相手があのアセロラ先生とはね……」

カキ「ぐ、グラジオ先生の新作の原案を読ませて貰えるなんて……」ウルウル

グラジオ「……カキ、悪いが今回はファンとしての目線ではなく…」

グラジオ「……あくまで…いち、読者とのしての意見が欲しい…」

カキ「………わかりました…!」

ミヅキ「(あのグラジオが自分のラノベに意見を欲しいだなんて……)」

ミヅキ「(今回は…本当にゼンリョクなんだね?……ユリマンガ先生がちょっと羨ましいよ……)」

ミヅキ「………わかった…」スッ

ミヅキ「(だったら……私もゼンリョクで付き合ってあげるよ!)」

ミヅキ「………ところでグラジオ」

グラジオ「なんだ?」

ミヅキ「感想聞きたいなら、もう少し人数いたほうが良くない?」

グラジオ「オレは友達が少ない」

ミヅキ「……ゴメン………」

ミヅキ「……………」ペラペラ

カキ「うおっ!」ペラペラ

ミヅキ「……………」ペラペラ

カキ「ううっ……」グスッ

ミヅキ「…………………」ペラペラ

カキ「……萌え~」ペラペラ

ミヅキ「(うっさいなぁー)」ペラペラ



ミヅキ、カキ「………………」スッ

グラジオ「ど、どうだった…!?」



カキがグラジオのラノベを読んだ感想
安価 近いレスの中

カキ「そうですね……」

カキ「今回は妹が主役……妹が行方不明の兄を探して旅をする話ですか…」

グラジオ「ああ、今回は少し趣向を変えてみた」

カキ「そして……百合要素も俺コクのような感じではなく、あくまで自然な百合…」

カキ「……なにより…先生の妹愛が伝わってくる……」グスッ

グラジオ「フッ、照れるぜ////」テレッ

ミヅキ「(そうだね、そして何より…)」

ミヅキ「(今回はちゃんと兄と妹が結ばれてる…)」

ミヅキ「(……ちょっと、嫉妬しちゃうかな?)」

グラジオ「ミヅキはどうだった!?」

ミヅキ「え?ああ!いいと思うよ?」アセアセ

グラジオ「そ、そうか!」キラキラ

ミヅキ「………うん」ニコッ

カキ「こんなにグラジオ先生な想われて…リーリエも幸せ者だな…?」フッ

カキ「……ですが…妹への愛なら、いくら先生が相手でも負けないぜ」ニッ

グラジオ「フッ、さすがはオレが認めた男だ!」ニッ

ミヅキ「(なんだろこの空間…)」

グラジオ「フッ、あとはもう少し改良を加えて勝負に望むとするか…」スクッ

ルガルガン「ガルッ!」

カキ「あっ!そういえば先生!」

グラジオ「ん?」

カキ「実は…マオも"妹"なんですよ!」

グラジオ「なに?」


~リーリエの部屋の前~

コンコン

グラジオ「リーリエ、飯持ってきたぞ」

リーリエ『……そこに置いておいて下さい…』

グラジオ「わかった」ストッ

リーリエ『………勝負の原稿はどうですか?』

グラジオ「……まだまだ改良の予知ありだ」

グラジオ「悪いが、リーリエにはまだ見せられない。フェアじゃないからな?」

リーリエ『………ふふっ、そうですか』クスッ

グラジオ「当日を楽しみにしときな?」

リーリエ『はい』クスッ

リーリエ『兄様………』

グラジオ「ん?」

リーリエ『……頑張って…下さいね?』

グラジオ「……リーリエ…」

グラジオ「………………」

グラジオ「ああ!」ニッ

ヒートリゴートダヨ♪

グラジオ「ん?」

グラジオ「(電話…知らない番号だ…)」

グラジオ「もしもし」ピッ

『あ、こんばんわ!お兄さん!』

グラジオ「ん?オマエ…」

マオ『マオちゃんでーす!』チャプン

グラジオ「マオ?何でオレの番号を…」

マオ『カキにお兄さんのファンだって言って教えてもらいましたー!』チャプン

アママイコ『アマーイ!』チャプン

グラジオ「たくっ、カキの奴…」

マオ『ところで…今、私なにやってるかわかりますか?』チャプン

アママイコ『アマーイ』チャプン

グラジオ「? さぁな?何かチャプチャプ音が聞こえるが……」

マオ『今、マオちゃんはなんとー』チャプン

マオ『アママイコとお風呂に入ってます!全裸でーす!』チャプン

アママイコ『アマーイ♪』チャプン

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「……草ポケモンを風呂に入れて大丈夫なのか?」

マオ『な、何ですかその反応ー!』

マオ『お兄さん、本当におちん○ちんついてるんですか!?』

グラジオ「なんだと!」

グラジオ「ちっ、用がそれだけなら切るぞ!オレは原稿で忙しいんだ!」

マオ『あ、ま、待って!切らないで!』

グラジオ「?」

マオ『あの…お兄さん、これから少しだけ時間大丈夫ですか…?』

グラジオ「………?」

マオ『……ヤドンブックスって本屋に来て欲しいんです……』

グラジオ「?」


~ヤドンブックス~

ミヅキ「で?こんな時間にどうしたの?」

グラジオ「……ちょっと待ち合わせだ」

ルガルガン「ガルッ」

ミヅキ「待ち合わせ?」

「あっ!良かった!来てくれた!」

グラジオ「!」

マオ「お兄さーん!」フリフリ

アママイコ「アマーイ!」フリフリ

ミヅキ「(女!?)」

マオ「こ、こんな遅くに呼び出してごめんなさい!」

グラジオ「……まぁ、気晴らしにもなるし別にいい……」

ミヅキ「(しかも…いい匂いが…まさか風呂上がり!?)」

ミヅキ「おい!どういう事だ!」パシン

グラジオ「イテッ!」

マオ「(あのお兄さんが尻に敷かれてる…)」

グラジオ「……くっ、で、何の用だ?」

マオ「じ、実は……/////」ドキドキ

グラジオ「?」

ミヅキ「(え?え?何この雰囲気…)」

マオ「わ、私に!お薦めのキモオタ小説を教えて欲しいんです!////」

アママイコ「アマーイ!」

グラジオ「………え?」

ルガルガン「ガル?」

ミヅキ「>>安価」



安価 近いレスの中

ミヅキ「(え?これってどういう状況?)」

グラジオ「いったいどういう風の吹き回しだ?」

マオ「え、えと…その…」モジモジ

ミヅキ「(つーか、この小娘…今ラノベをオタク小説って言ったか?)」

ミヅキ「(この……ラノベコーナーの主の私を前にして……)」ゴゴゴ

ヤドン「ヤァ」

マオ「と、とにかく!私にもお薦めのキモオタ小説を教えて下さい!」

グラジオ「……オマエ…キモオタ小説じゃなくてラノベだ!」

グラジオ「ハァ…とりあえずオススメだったか……なら、オレの……」

ポンッ

ミヅキ「この娘は私に任せて?」

グラジオ「み、ミヅキ……?」

ミヅキ「この娘を……私が立派なラノベ中毒にしてあげる」フフフ

グラジオ「……………」

ミヅキ「ねぇ?マオちゃん……だっけ?」

マオ「は、はい……」

ミヅキ「まず!私のオススメはこれ!アセロラ先生のコケコとテテフの森!」

グラジオ「お、おい!ミヅキ!何故アセロラのラノベなんか……」

ミヅキ「黙れ」

グラジオ「はい……」シュン

マオ「アセロラのキモオ……ラノベだ…」パアア

ミヅキ「あとはこれかな?」

マオ「これは……?」

ミヅキ「今、大人気の寝間手マツリカ先生の作品だよ!」


安価 寝間手マツリカ先生のラノベのタイトル
ポケモンの名前入り
安価 下

マオ「"絶対無敵!?ミミッキュくん"?」

ミヅキ「うん、そうだよ!これはアニメ化もしてるし特にオススメかな?」

マオ「あー、そういえば見た事ある気が……」

グラジオ「お、おい!ミヅキ!オマエ、マツリカの作品なんか……」

ミヅキ「あー、もう!さっきからうるさいなー!」

ミヅキ「私はね?営業に私情は挟まない主義なの!」

ミヅキ「個人的にはグラジオを応援してるよ?でも、それとこれとは別!」

ミヅキ「アセロラ先生の作品も、マツリカ先生の作品も面白いものは面白い!違う?」

グラジオ「……くっ……」

マオ「あ、あの…お兄さん、この寝間手とかって人となんかあったんですか?」

ミヅキ「あー、ただの逆恨みだよ逆恨み。気にしないで?」

グラジオ「なんだと!」

ミヅキ「うるさい」

グラジオ「……ちっ!」

マオ「?」

ミヅキ「と、言うわけでお買い上げありがとうございまぁす」ニコニコ

ドサッ

マオ「え!?」




マオ「お、重い……」ノソノソ

アママイコ「アマー…」ノソノソ

ミヅキ「またの御来店お待ちしております」ニコニコ

グラジオ「オマエ…あれだけ買わせておいてまたって……」

ミヅキ「……いんや…彼女は絶対にまた来るね…」

グラジオ「?」

ミヅキ「何故なら……今日売った分は全部、いい所で終わっているから」ニヤッ

グラジオ「!?」

ミヅキ「続きが気になって気になって仕方ないところで打ち止め…彼女は続きを見たいが為に必ずまた来る!」

グラジオ「(悪魔か…)」

ルガルガン「ガルッ……」

グラジオ「(しかし、ラノベをキモオタ小説と言っていたマオが……いったい何があったんだ?)」

グラジオ「…………」

グラジオ「(ファンとしての目線ではなく、いち、読者としての目線での感想……)」

グラジオ「!」

グラジオ「行くぞ!ルガルガン!」ダッ

ルガルガン「ガルッ!」ダッ

ミヅキ「え!?急にどうしたの!?」

マオ「重っ……」ノソノソ

アママイコ「アマー…」ノソノソ

マオ「もう!折角お風呂入ったのに汗臭くなっちゃうじゃん!」

タッタッタ

マオ、アママイコ「?」

グラジオ「待ってくれ!マオ!」タッタッタ

ルガルガン「ガルッ!」タッタッタ

マオ「お兄さん!?」

グラジオ「ハァ…ハァ…」ゼーゼー

マオ「ど、どうしたんですか?」

アママイコ「アマー?」

マオ「まさか!本を持つのを手伝いに来てくれたとか?」キラキラ

グラジオ「違う!」

マオ「ですよねー」

グラジオ「マオ、明日暇か?」

マオ「へ?」

グラジオ「明日ちょっと付き合え!」

マオ「はぁ?」

グラジオ「オススメのラノベ教えてやっただろ!」

マオ「薦めてくれたのはミヅキさんでしょ!」

グラジオ「いいから付き合え!」

マオ「>>安価」



安価 近いレスの中

マオ「(は?え?なに?何なの?)」

マオ「(付き合えって……)」チラッ

グラジオ「マオ」

グラジオ「付き合ってくれ!」キリッ

マオ「!?」ドキン

マオ「(あ、あわわわ!こ、告られた///)」

マオ「(お、お兄さん…なんかイヤミでシスコンで怖い人だと思ってたけど…)」チラッ

マオ「(……よ、良く見ると…)」チラッ

グラジオ「おい、どうした?嫌なのか?」

マオ「あ、そ、そそその……い、嫌っていうか……////」

マオ「ま、まずは!ほらっ!デートとかしてみて…」

グラジオ「は?」

マオ「お、おお弁当はどうします?わ、私作りますか!?」

グラジオ「弁当?」

マオ「あ、明日ですね!わかりました!」

グラジオ「! 付き合ってくれるのか!?」

マオ「そ、そそそれはまだ!保留です!/////」

グラジオ「何言ってやがるオマエ…」

アママイコ「アマ?」

ルガルガン「ガル…」ハァ


~翌日~

グラジオ「フッ、揃ったな!」

カキ「はい!」

マオ「……………」

マオ「え?何でカキもいるの?」

グラジオ、カキ「?」

カキ「何でって……マオもグラジオ先生に呼ばれたんだろ?」

カキ「打倒アセロラの作品発表会に」

マオ「はぁ!?」

マオ「さ、作品発表会!?」

カキ「いやぁ…マオもラノベにはまるとはなぁ!」

マオ「(じゃあ、昨日の付き合ってくれって…………)」ガクッ

カキ「この間は泣いてたし……心配したんだぞ?」

マオ「>>安価」


安価 近いレスの中

マオ「べ、別にはまってないしっ!」プイッ

カキ「マオ…」

グラジオ「フッ、マオは照れてんだよ」ポンッ

マオ「シネ!」

グラジオ「!?」


マオ「で、どこ行くんですか?」プクー

グラジオ「何を怒っていやがる…」

マオ「別に」プイッ

グラジオ「今から行くのはオレ達の拠点(ブックスヤドン)だ」

マオ「はっ!そうだ!」

マオ「ちょっと!昨日買ったやつ全部いい所で終わってるじゃない!」

マオ「気になって気になって仕方ないんだけど!」

グラジオ「いや、オレに言われても…」

グラジオ「(ミヅキ恐るべし…)」

カキ「昨日買ったやつ?」

マオ「な、何でもない……」

グラジオ「ん?」

グラジオ「向こうから来るのは…」


アセロラ「ね!サトシ!今日もアセロラのお家でいっぱいお話ししようね!」

サトシ「おう!」

アセロラ「サトシの旅のお話しもっと聞かせて!ほらっ!ラノベの参考にもなるしっ!」

サトシ「いいぜ!」

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「わ、私も行く!」

アセロラ「スイレンはサトシの事エロい目で見てるから……」

スイレン「み、見てないよ!////」

「おい!」

アセロラ、サトシ、スイレン「!」

グラジオ「フッ、勝負までもう日にちが無いってのに、男とデートか?」

グラジオ「随分余裕だな?アセロラギラチャンハート?」ニヤッ

アセロラ「ふぁー?誰かと思ったら戦闘力20万くんかぁ」

サトシ「カキ!」

カキ「サトシ…」

スイレン「マオちゃん!?」

マオ「スイレン……」

アセロラ「余裕かぁ…アセロラちゃんはもう、ほとんど仕上がっちゃってるよ?」

グラジオ「何!?」

アセロラ「アセロラちゃんはね?いっつも思いついたらばばーって書いちゃって…」

アセロラ「それで、そこから仕上げてくの!」

アセロラ「そっちはまさか…まだ全然とか?」ニコッ

グラジオ「…くっ!オレだって、仕上げての段階に入っている!」

アセロラ「ふーん、あっそ」

アセロラ「そんな事より、ユリマンガ先生とお別れ会しておいた方がいいんじゃない?」

グラジオ「なんだと!」

サトシ「な、なぁアセロラ…その、ユリマンガ先生ってのは元々グラジオのパートナーなんだろ?」

サトシ「それを無理矢理取るってのはあんま良くないんじゃ…」

スイレン「そ、そうだよ…」

アセロラ「……ごめんね…いくらサトシの頼みでもこれだけは譲れないんだ…」

アセロラ「アセロラは…ラノベ界のプリンセスになりたいの!その為には…」

アセロラ「ユリマンガ先生の技術が必要なんだ!」

サトシ「アセロラ…」

スイレン「(私はシカトかアセロラ…)」

アセロラ「それに…」チラッ

アセロラ「勝負はユリマンガ先生も合意の上だしね?」

グラジオ「………ちっ!」

カキ「先生……」

グラジオ「ギラチャンハート!当日はそのマヌケ面を更にマヌケ面にしてやる!」

グラジオ「首を洗って待ってやがれ!行くぞ!」クルッ

ルガルガン「ガルッ!」

カキ「は、はい!」

マオ「(何故か私達が悪役みたくなってる……)」

アセロラ「べーっだ!」ベー

……そしてあっと言う間に日にちは流れ…


ラノベ勝負前日

~リーリエの部屋の前~

コンコン

グラジオ「リーリエ…」

リーリエ『な、なんですか?』

グラジオ「……明日はとうとうギラチャンハートとの勝負の日だ……」

リーリエ『……………』

グラジオ「やれるだけの事はやった…後は明日の為の最終仕上げだけだ」

グラジオ「……リーリエ…オマエは絶対に奴には渡さない!」

リーリエ『………………』

リーリエ『>>安価』



安価 近いレスの中

リーリエ『(な、なんでしょうこの気持ち…)』ドキドキ

リーリエ『(相手はディグダ……しかも実の兄なのに……)』ドキドキ

グラジオ「リーリエ…?」

リーリエ『…………アセロラ先生、私の好みですし、そっちに気移りしちゃうかもしれません』

グラジオ「リーリエ!?」

リーリエ『………ふふっ』クスッ

リーリエ『……頑張って下さいね?兄様?』ボソッ

グラジオ「!」

グラジオ「フッ……」

グラジオ「任せておけ!」


翌日

~アセロラの家~

アセロラ「サトシ、あ~ん♪」

サトシ「じ、自分で食べられるよ…」

スイレン「……………」パシッ

アセロラ「!」

アセロラ「な、何するの!スイレン!」

スイレン「サトシが嫌がってる」

アセロラ「え?サトシ…アセロラの事嫌いなの……?」ショボン

サトシ「い、いや…そうじゃなくて…」アセアセ

ピカチュウ「ピカ……」

マーマネ「(だからサトシはラノベの主人公かよ)」

カキ「うーん、まさか勝負の場に立ち会わせてくれるとは…」

マオ「また感動してんの?」

カキ「ふっ、まぁな?」

カキ「ところでマオ…マツリカ先生の新作何だが…」

マオ「だ、だからラノベとか興味ないし!////」プイッ

マーマネ「(なにコイツら?リア充かよ爆発しろ)」

グラジオ「………ちっ!」ソワソワ

アセロラ「なにソワソワしてんの?」

グラジオ「う、うるさい!」

アセロラ「もうやるべき事はやったんだ」

アセロラ「後はユリマンガ先生のジャッジを待つだけだよ」



リーリエ『……………』ペラッ

グラジオ「………くそっ!落ち着かん…」ソワソワ

グラジオ「おい!ギラチャンハート!オマエの作品を見せてみろ!」バッ

アセロラ「あっ!」

グラジオ「なに……?ミミッキュとピカチュウの恋だと………?」

グラジオ「フッ、こんなものに興味は…………………」

グラジオ「………………」ペラッ

グラジオ「(ヤバい…面白すぎる……)」タラー

サトシ「アセロラの新作!?見せてくれ!」

カキ「お、俺も!」

マオ「………ワタシモ…」ボソッ

アセロラ「サトシに見せるのは恥ずかしいかも////」

アセロラ「あっ!アセロラの見せたんだから、グラジオのも見せてよ!」

グラジオ「フッ、仕方ないな!ありがたく思えよ?」スッ

アセロラ「(何様だこいつ……)」スッ

アセロラ「…………………」ペラッ

アセロラ「(これは…)」ペラッ

アセロラ「…………………」スッ

アセロラ「そっか………」

グラジオ「フッ、どうだった?」

アセロラ「……もう勝負は見えたかも…」

グラジオ「なんだと?」

ビーッ

全員「!」

サトシ「何の音だ!?」

スイレン「パソコン…」

アセロラ「………ユリマンガ先生のジャッジが出たんだ…」

カキ「いよいよか…」

グラジオ「…………」ゴクリ

ユリマンガ『おーっす!皆さん!アローラー!』

サトシ「この変なお面つけた人がユリマンガ先生か?」

ユリマンガ『そんな名前の人は知らない(サトシ…)』

カキ「ユリマンガ先生!いつも動画を拝見してます!こうして話せて感動です!」グスッ

ユリマンガ『そ、それはどうも(カキ…)』

マオ「まーた泣いてるよカキ…」ハハ

マーマネ「でも、自分があのユリマンガ先生と話してるなんて信じられないよ…」

スイレン「凄い人みたいだしね?」

ロトム図鑑「ユリマンガ先生…データアップデートロト!」

ユリマンガ『(マオ…マーマネ…スイレン…)』

ユリマンガ『(みんな…変わってない…)』グスッ

サトシ「ん?どうしたんだ?ユリマンガ先生?」

スイレン「泣いてるの?」

ユリマンガ『い、いや…違うよ!』

グラジオ「(リーリエ……)」

グラジオ「>>安価」


安価 近いレスの中

グラジオ「………ユリマンガ先生はファンの方々との交流に感動して嬉し泣きしてんだ」

マオ「嬉し泣き?」

グラジオ「さぁ、そんな事より早く結果を言ってくれ」

ユリマンガ『そ、そうだね…(兄様…ありがとうございます…)』

ユリマンガ『えー、コホン…ルガルガングラジオ先生、キスショットアセロラギラチャンハートアンダーブレード先生…あなた方の作品…楽しく読ませて貰ったよ?』

アセロラ「ありがとうございまーす!」ニコッ

ユリマンガ『(写真より100倍増しに可愛い)』ハァハァ

アセロラ「?」

ユリマンガ『……で、気になる勝者だけど………』

全員「……………」ゴクリ

ユリマンガ『………勝者……ルガルガングラジオ!』

ユリマンガ『………以上…』

ブツン

全員「!?」

サトシ「え!?」

スイレン「いや、以上って!」

マオ「理由は!?」

マーマネ「ダメだ……完全に消えた…」

アセロラ「………………」

カキ「や、やりましたね!先生!」ウルウル

グラジオ「……あぁ……やった………!」グスッ

グラジオ「はっ!早速リーリエに報告だ……!」

グラジオ「今行くぞ!リーリエ!」ダッ

カキ「あっ!先生!」

マオ「……行っちゃった……」

サトシ「……ははっ…」

スイレン「………でもいいの?アセロラ?」

ロトム図鑑「そうロト?あの判定はおかしいロトよ?」

ロトム図鑑「ボクの分析からすれば、グラジオのラノベも良かったが、それでも、全てにおいてアセロラが上だったロト……」

アセロラ「………いいんだよ…」

サトシ「え?」

アセロラ「………だって……わかってたから…」

アセロラ「(そうだね…確かにグラジオのラノベは面白かったよ…でも…)」

アセロラ「(自分で言うのもなんだけど、それでもアセロラの方が面白かった……)」

アセロラ「(それでも…勝てないよ…だって……)」

アセロラ「(グラジオのラノベは……)」

アセロラ「(ユリマンガ先生(妹)の為に書いたラノベだったから……)」

アセロラ「………あーあ、負けちゃったら仕方ないね?」

アセロラ「これからみんなで残念会でもしようよ?」

サトシ「……へへっ?そうだな?」

スイレン「うん!やろう!」

マーマネ「今度はサトシのケーキだけ贔屓しないでね?」

カキ「アセロラ!アセロラのラノベの作成秘話も聞かせてくれ!」

マオ「………ワタシモキニナル…」ボソッ

アセロラ「えー?恥ずかしいなぁ///」テレッ


ワイワイ


グラジオ「リーリエー!」ガチャッ

リーリエ「ひぃっ!」ビクッ

リーリエ「ちょ、ちょっと兄様!ノックくらい……」

グラジオ「か、勝ったぞ!リーリエー!」ステン

グラジオ「あれっ?」

リーリエ「!」


ズテン


ドサッ

グラジオ「イテテ………」

グラジオ「……すまんリーリエ……ケガはない……」モミッ

グラジオ「ん?なんか柔か…」モミモミ

リーリエ「………………」ウマノリー

グラジオ「………………」モミモミ

グラジオ「………ははっ……リーリエのおっぱい柔らかいな……?」モミモミ

リーリエ「>>安価」




安価 近いレスの中

リーリエ「………そうですね、これで少しは大きくなったかもしれませんね」

グラジオ「ははっ、リーリエは今のままでも可愛いぜ?」モミモミ

リーリエ「…………………」

グラジオ「………………」モミッ…

リーリエ「ショーリューケン!!」ドッ

グラジオ「ぐぉっ!?」バキッ

リーリエ「うぅ…ひっぐ…!兄様最低です!やはりディグダは死滅すべきです!」グスッ

グラジオ「り、リーリエ!?こ、これは事故で………」ムクムク

リーリエ「胯間のディグダをメガシンカさせてる奴が言うセリフじゃないです!シネ!」

リーリエ「シロン!氷の礫!×4」

シロン「コーン!!」ヒュオオ


ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!


グラジオ「!?ルガル……」

ルガルガン「ガルー」フリフリ

グラジオ「!?」




ドカーン!!!



マオ「今何か凄い音聞こえなった?」

アセロラ「気のせいじゃない?」

サトシ「ケーキうめー!」バクバク

マーマネ「(やっぱりサトシのケーキだけ大きい……)」



………こうしてグラジオvsアセロラのラノベ対決はグラジオの勝利に終わり…

……ルガルガングラジオとユリマンガ先生はめでたく元サヤに戻った……

一週間後

~ヤドンブックス~

グラジオ「フッ、それでな?オレがありあまる才能をぶちまけ、アセロラギラチャンの奴を……」

ミヅキ「その話100万回聞いた」

グラジオ「これからがいいとこなんだ!それで、アセロラギラチャンのマヌケ面が……」

ミヅキ「何回すんの、その話……」ハァ

ミヅキ「そういえば最近、リーリエはどう?」

グラジオ「………クチを聞いてくれない…」フッ

ミヅキ「え!?何で!?」

グラジオ「おっぱい揉んだから…」

ミヅキ「………その話は初めて聞いた…」


バキッ ドカッ


マオ「あっ!いたいた!ミヅキさ……」

ミヅキ「シネ!オラァ!」バキッ

グラジオ「や、やめ……グォッ!」

ミヅキ「この……!変態が……!」バキッ ゴキッ

グラジオ「ひっ…やめてくれ…しぬ…」

マオ「………………」

アママイコ「アマ………」オクチアングリ

ミヅキ「!」

ミヅキ「あ!マオちゃん!アローラー!」ニコッ

マオ「あ、はい…アローラ……」

グラジオ「し、しぬ……助け……」ヨロッ

マオ「……………」

マオ「……あの…いったい何が……?」

ミヅキ「>>安価」



安価 近いレスの中

ミヅキ「ああ、ちょっと妹にセクハラした残念なイケメンに制裁をね?」ニコッ

グラジオ「ひぃ……」ボロッ

マオ「リーリエ…セクハラ!?」サーッ

ミヅキ「やっぱ女の敵は懲らしめなきゃ!」

ミヅキ「ヤドン、そのゴミ捨ててきて?」

ヤドン「ヤァ」ズルズル

グラジオ「ユルシテ……」

マオ「……うわぁ…………」


グラジオ「フッ、で?なんの用だ?」キリッ

マオ「(ボコボコの顔でカッコつけられても……)」

ミヅキ「カッコつけんな!変態!」

グラジオ「ゴメンナサイ」

マオ「あ!そうだ!ミヅキさん!この間の続き!」

ミヅキ「ほぅ?マオちゃんもどうやら、立派なラノベジャンキーになったようだね?」ニヤニヤ

マオ「そ、そんなんじゃないです!////」プイッ

グラジオ「……………」スクッ

ミヅキ「ん?どうしたのグラジオ?」

グラジオ「……そろそろ帰る」



~グラジオの屋敷~

グラジオ「(くっ、酷い目にあったぜ…)」

グラジオ「(……そろそろリーリエとお喋りしたい……)」ハァ

グラジオ「ん?」

グラジオ「このサンダルは……」


ユリマンガ『ハァハァ……いいよぉ?アセロラちゃん?』

アセロラ「ふ、ふぁ…恥ずかしいよユリマンガ先生…////」ピラッ

ユリマンガ『ふひひ、可愛いおぱんちゅだね?アセロラちゃん?』ハァハァ

ユリマンガ『我慢してね?これも絵を描く為だから!』シュッ シュッ

アセロラ「なんでティッシュとってるの!?」

ユリマンガ『つ、次はパンツも脱いで………うっ……!』

アセロラ「………?」

ユリマンガ『…………ふぅ…』テカテカ

グラジオ「おい!人の家でパンツ丸出しで何してやがる!」

アセロラ「グラジオ!?」

ユリマンガ『兄様!?』

プツン

グラジオ「この変態クソガキめ!」

アセロラ「ち、違うもん!これはユリマンガ先生がイラストを描くのに必要だって言うから……」

アセロラ「てか、アセロラのパンツ見たの!?」

グラジオ「ここはオレの家だ!」

アセロラ「うぅ…グラジオの変態……!」グスッ

グラジオ「な!?」

アセロラ「さ、サトシに言いつけてやるもん!」ビエーン

グラジオ「お、おい!」

アセロラ「シネ!」ダーッ


バタン

グラジオ「……ちっ」




グラジオ「り、リーリエー?居るか?」

リーリエ「………………」ガチャッ

グラジオ「(ドアを開けてくれた!)」パアア

~リーリエの部屋~

リーリエ「………………」

グラジオ「り、リーリエ…その……」

リーリエ「………誤解ですから!」

グラジオ「え?」

リーリエ「あ、あれはあくまでイラストを描くためにアセロラ先生に協力してもらっていただけです!」

リーリエ「け、決して下心はありませんっ!/////」

グラジオ「フッ、わかってるさ!」

リーリエ「そ、その……私、見た事あるものしか描けなくて……その……////」モジモジ

グラジオ「(リーリエ可愛い)」キュンッ

グラジオ「ん?見た事あるもの?」

グラジオ「それじゃあ、リーリエが描く女の子が貧乳しかいないのも……」

リーリエ「しにますか?」

グラジオ「………スマン……」

グラジオ「……………ハッ!」

リーリエ「!?」ビクッ

グラジオ「(ま、まさか…最近リーリエが大人っぽいパンツを履くようになったのも……)」ワナワナ

グラジオ「……まさか…あのエッチなポーズもリーリエが鏡の前で………」

グラジオ「………………」ホワーン

グラジオ「…………くっ……!鎮まれ!」マエカガミ

リーリエ「………まさかと思いますが……私でエッチな事考えてませんよね…?」ドンビキー

グラジオ「>>安価」


安価 近いレスの中

グラジオ「オレ達は兄妹だぜ?そんな事考える訳ないだろ?」

グラジオ「(リーリエがもしあの危ない水着を………)」メガシンカ!!

リーリエ「………シロン」

シロン「コン!」



グラジオ「フッ、そんなこんなでリーリエに氷の礫を4発浴びせられた後追い出された」

カキ「大変ですね……」

グラジオ「許して欲しければ可愛くてパンツ見せてくれておっぱいデカイ子連れて来いって言われた」

カキ「……中々難しい注文だ……」

カキ「だが…先生くらい人気作家ならそれくらい楽勝なのでは?」

グラジオ「……オレは友達が少ない…」

カキ「……ゴメンナサイ…」

グラジオ「……唯一の友達のミヅキも、そんな事を頼んだ日には、次こそ息の根を止められる…」

グラジオ「フッ、だいたいアイツは胸が無い!」

カキ「(聞かれたらコロされるな…)」

グラジオ「……カキ…何かいい手はないか?」

カキ「……うーん……」

カキ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「やはりここはミヅキに……いや、でも……」ブツブツ

カキ「(尊敬する先生が困っている…何とか力になってあげたい……)」

カキ「(俺の知り合い…まず、スイレンやアセロラは論外だな…)」

カキ「(マオ…巨乳とは言わないが、スイレンやアセロラに比べて発育はそれなりに…)」

カキ「(いや…そんな事頼んで明日からクチを聞いてくれなくでもなったら辛いな…)」

カキ「(ライチさん……島クイーンだし、意外とお堅そうだしな……)」

カキ「(………仕方ない……)」

カキ「先生!」

グラジオ「ん?」

カキ「俺についてきて下さい!」

グラジオ「なに?」




グラジオ「おい、カキ!こんなとこに連れてきて何のつもり……」

「カキくーん!」タッタッタ

グラジオ「!」

カキ「お、来た来た!」

アスナ「カキくんからのお誘いなんて、お姉さん嬉しいなー!」

カガリ「……アソボーね?……いっぱい…」

グラジオ「!?」

カキ「アスナさん!カガリさん!急にすみません!」

アスナ「全然!カキくんならいつでもOKOK!」

カキ「先生!紹介します!」

カキ「炎ポケモンを語る会でお世話になってるアスナさんとカガリさんです!」

アスナ「先生?」

グラジオ「(か、カキめ…半裸の癖にこんな人達と知り合いだと!?)」ワナワナ

グラジオ「(……う、羨ましくなんてない!お、オレにはリーリエが……)」ワナワナ

カキ「アスナさん!カガリさん!こちら、俺が愛読してる本を書いてる作家のグラジオ先生だ!」

カガリ「……この子が…」

グラジオ「フッ////」テレッ

アスナ「可愛顔してるね?」

カガリ「……照れちゃって…カワイイ…」

アスナ「で?今日はどうしたの?」

カキ「…実は……」

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「い、妹の為に力になってもらいたい!」ドゲザー

アスナ、カガリ「!?」ビクッ

カキ「先生…」ジーン

アスナ「ちょ、ちょっと!いきなり何を……」アセアセ

カガリ「頭……アゲテ……」アセアセ

アスナ「その……力にって、具体的にどうすれば……」

グラジオ「パンツを見せてほしい!」クワッ

アスナ、カガリ「!?」

グラジオ「そして……おっぱいを揉ませてほしい!」キリッ

アスナ、カガリ「………………」



グラジオ「フッ、ゴミを見るような目で見られたぜ…」

グラジオ「カキも連れていかれたし…」

グラジオ「やっぱりリーリエ以外の女はクソだ!」グスッ

「あーっ!」

グラジオ「!」

アセロラ「グラジオいたよ!サトシ!」

サトシ「本当か!」

ピカチュウ「ピカ!」

グラジオ「?」

サトシ「おい!アセロラから聞いたぞグラジオ!」

サトシ「お前、アセロラをイジメたんだってな!」

グラジオ「なに!?」

グラジオ「アセロラ…オマエ……!」ワナワナ

アセロラ「べーっだ!」

グラジオ「……ちっ!オレは忙しいんだ。オマエらに構ってる暇はない!」クルッ

サトシ「待てよ!」

グラジオ「!」

サトシ「俺は…友達を泣かす奴は許さないぜ!」

ピカチュウ「ピカ!」

アセロラ「サトシ……////」キュンッ

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「おい!オマエは勘違いをしているぞ」

サトシ「え?」

グラジオ「オレはソイツをイジメてなどいない!」

サトシ「で、でもアセロラが…」

ピカチュウ「ピ……」

グラジオ「だいたいなぁ!他人の家で勝手にパンツ丸出しになってたのはソイツだ!」

アセロラ「!?」ビクッ

サトシ「ぱ、パンツ丸出し……?アセロラ…」

アセロラ「ち、違うの!誤解なの!これには事情が……」アセアセ

アセロラ「そ、それに!アセロラのパンツ見たグラジオが悪いんでしょ!」

グラジオ「こっちだって隣近所の女がパンツ丸出しでオレの家にいるなんて思わん!」

グラジオ「むしろ被害者はオレだ!」

アセロラ「うぅ……」

サトシ「え?どういう事?」

アセロラ「だ、だって……おじさんが、家族以外の男の人には、大好きな人以外にはパンツ見せちゃダメって言ったもん!」グスッ

サトシ「…………あ、アセロラ…?」

グラジオ「(ま、マズイ……このままでは泣かれる………!)」

グラジオ「(泣かれたら面倒だ…仕方ない……)」ゴソゴソ

アセロラ「ぐ、グラジオが悪いんだもん……」ウルウル

グラジオ「お、おい……!」

アセロラ「?」ウルウル

グラジオ「す、すまん…オレが悪かった…許してくれ……」

アセロラ「………」プイッ

グラジオ「ほ、ほらっ、これ…今アローラで大人気のスイーツ店の割引券だ…」スッ

グラジオ「こ、これやるからな?」

アセロラ「……食べ物で釣られる程子供じゃないもん…」

グラジオ「……この店…アローラで有名なデートスポットらしいぞ?」ヒソッ

アセロラ「!」ピクッ

グラジオ「ついでだしアイツと……」

アセロラ「仕方ないなー!許してあげるよ!」ヒョイッ

グラジオ「!?」

アセロラ「サトシー!スイーツ食べに行こうよ!」

サトシ「え?でもグラジオ……」

アセロラ「いーのいーの!早く行こっ!」グイッ

サトシ「え?ちょ、ちょっと!?」

ピカチュウ「ピ!?」

ワイワイ キャッキャ


グラジオ「(本当はリーリエと行く予定だったのに……)」ガクッ

ルガルガン「ガル……」ポンッ

グラジオ「(くそっ……今日は厄日だ…)」

ルガルガン「ガルー……」

ウーン

グラジオ「?」

マオ「うーん…ミヅキさんから薦められたラノベ読み終わっちゃった……」

アママイコ「アマー」

マオ「他に面白いラノベは無いかなー」

グラジオ「おい」

マオ「!?」ビクッ

マオ「お、お兄さん……!びっくりさせないでよ!」ドキドキ

グラジオ「オマエ何してるんだ?」

マオ「な、何でもいいでしょ!べ、別にラノベなんか興味ないんだから!」

グラジオ「……………」

グラジオ「(マオ…この間腕を掴まれた時に思ったが、意外と胸あったよな?)」ジロジロ

マオ「……ちょ、ちょっと!えっちな目で見ないでよ…」サッ

アママイコ「アマ!」バッ

グラジオ「……おい」

マオ「?」

グラジオ「………リーリエに会いたくないか?」

マオ「!」



~リーリエの部屋の前~

グラジオ「と、いう訳でもうすぐマオがここに来る」

リーリエ『!?』

リーリエ『な、何でいっつも勝手な事ばかりするんですか!』

グラジオ「いいだろ?友達なんだし」

グラジオ「それに、アイツ意外と胸あるぞ?」

リーリエ『!?』

グラジオ「それと…ついでになんかラノベも貸してやってくれ!」

リーリエ『ラノベ……?』

グラジオ「ああ、アイツも最近ラノベにはまってるらしい」

グラジオ「ディアみて(ディアンシー様がみてる)とかいいんじゃないか?」

リーリエ『あ、あれは私の宝です!』

リーリエ『(マオもラノベを……)』

ピンポーン

リーリエ『!』

グラジオ「……来たみたいだな?」

リーリエ『>>安価』


安価 近いレスの中

リーリエ『………シロン』

シロン『コーン』プッ

コツン

グラジオ「! 氷の礫一回…」

グラジオ「フッ、今度は歓迎って訳か」ニッ

リーリエ『兄様…』

グラジオ「ん?」

リーリエ『マオに会うにあたって色々準備があります。少し相手していて下さい』

グラジオ「あ、ああ…」

リーリエ『それと……』

グラジオ「?」

リーリエ『これをマオに』

グラジオ「………え?」


マオ「リーリエが会ってくれるって本当ですか?」

グラジオ「あ、ああ……」

マオ「やった!リーリエ元気かな?」

グラジオ「なぁ、マオ……」

マオ「?」

グラジオ「実は…リーリエは、会ってもいいが、条件があると言ってきたんだ」

マオ「条件?」

グラジオ「……実はな?最近リーリエはイラストを描く趣味があって、そのモデルになってほしい」

マオ「へ?そんな事?」

マオ「全然OKだよ!」グッ

グラジオ「それと……」

マオ「?」

グラジオ「……これをつけてリーリエに会って欲しいんだ……」スッ

マオ「…………え?」

マオ「な、何ですかこれ!」メカクシー

マオ「目隠しと手錠って!」

マオ「ま、まさか!お兄さん、私にえっちなお仕置きするきじゃ!?」

グラジオ「誰がするか!」

マオ「じゃ、じゃあ!何なんですかこれは!」

グラジオ「知るか」

コツン

マオ「! この音は…」

グラジオ「………氷の礫一回…リーリエが呼んでる…」


~リーリエの部屋~

リーリエ「……………」

マオ「り、リーリエ……?居るの?」

マオ「ね、ねぇ?この目隠しと手錠は何?」

シロン「コーン!」

マオ「!」

マオ「シロンの声……」

マオ「リーリエ…やっぱりそこにいるんだね……?」グスッ

マオ「私…心配したんだよ?」

マオ「リーリエがいきなり引きこもリーリエになっちゃって……スクールにもこないし、会ってもくれない……」

マオ「……私だけじゃない…スクールのみんなも心配してるよ!」

マオ「戻ってきてリーリエ?また、みんなでキャンプ行ったり、ポケベースしたりして一緒に遊ぼうよ!」

リーリエ「……リーリエ…私、そんな名前の人は知りません」

マオ「……え?」

リーリエ「……私は、リーリエじゃなくてサギリーリエです!」

マオ「サギリーリエ?」

ウイーン ブブブ

マオ「!?」ビクッ

マオ「え?な、なに?今の振動音……?」

リーリエ「それではマオ……早速…」

リーリエ「パンツ見せてください」

マオ「え!?」

マオ「な、なんの冗談?リーリエ…」ビクビク

リーリエ「私はリーリエではなく、サギリーリエです!」

リーリエ「……さぁ、マオ!早くパンツを!」ハァハァ

マオ「えと………」

リーリエ「>>安価」


安価 近いレスの中





リーリエ「マオ!本物のリーリエを返して欲しければ大人しくパンツを見せなさい!」

マオ「な、何いってんのよ!」

リーリエ「あ、あと、私…けっしてユリマンガ先生なんて人じゃありませんから」

マオ「はぁ?」

リーリエ「パンツ見せてくれたらスクールに1日くらいは顔を出す事を考えますよ?」

マオ「ほ、本当!?」

リーリエ「はい!」

リーリエ「では、いただきます」ズルッ

マオ「!?」

マオ「キャアアー!////」

リーリエ「ま、マオのおぱんちゅ…カワイイ…」ハァハァ

リーリエ「お、おっと…デッサンデッサン…」カキカキ

マオ「うぅ…ひっぐ…… 」シクシク

マオ「も、もういいでしょ?」

マオ「リーリエ!スクールと件は…?」

リーリエ「はい、少し考えたけどやっぱ行くのやめました!」

リーリエ「あと、私はサギリーリエです。リーリエなんて名前の人は知りません」

マオ「卑怯者!」ガーッ

リーリエ「……パンツの中身も見たいな」

マオ「!?」

マオ「ちょ、ちょっと!冗談……」

リーリエ「イラストのためイラストのため」ハァハァ

マオ「ちょ…」

リーリエ「えい!」ズルッ

マオ「!?」

マオ「キャアアー!!!」


~下の階~

グラジオ「何ヤってんだアイツら…」

ルガルガン「ガル…」


~リーリエの部屋~

リーリエ「ハァハァ…マオのパルシェン……」カキカキ

リーリエ「モンジャラですね…」カキカキ

マオ「やめてよ!////」

リーリエ「おぱんちゅは資料として貰っておきますから」スッ

マオ「も、もういいでしょ!そろそろ…」シクシク

リーリエ「そうですね…そろそろ…」

リーリエ「このコの出番ですね」スッ

ウイーン ブブブ

マオ「!?」

マオ「ね、ねぇリー……サギリーリエ!さっきから気になってたんだけど、その振動音のする物はなに……?」

リーリエ「>>安価」


安価 近いレスの中

リーリエ「これはバイ…気持ちよくなるものですよ」ウイン ウイン

マオ「ひぃ!」ビクッ

リーリエ「大丈夫ですよマオ?痛いのは最初だけですから」ニコニコ

マオ「や、やめて!近寄らないで!」

リーリエ「シロン」

シロン「コーン」ヒュオオ

マオ「!?」カチコチ

マオ「あ、足が……」カチン

リーリエ「怖がらないでマオ?ほらっ、実践してみましょ?」ウイン ウイン

リーリエ「ほらっ、これも絵を描く為ですから」ハァハァ

マオ「い、いやー!!!」




グラジオ「ん?何かリーリエの部屋から叫び声が……」

ルガルガン「ガル?」

グラジオ「……様子を見に行くか…」スクッ



グラジオ「リーリエー?」

コンコン

イヤァ!! フヒヒ ウインウイン

グラジオ、ルガルガン「!?」

グラジオ「リーリエ!」

ガチャッ

リーリエ「!」

リーリエ「ちょ、ちょっと!ノックくらいして下さい!」アセアセ

グラジオ「す、すまん……」

マオ「うぅ……」シクシク

グラジオ「ん?」

マオ「も、もう…お嫁にいけない…」シクシク

グラジオ「お、おい…いったい何が…」

リーリエ「マオにイラストのモデルになっていて貰っていただけです!」

リーリエ「ね?マオ?」

マオ「>>安価」



安価 近いレスの中

マオ「うわぁぁぁぁっ!お兄さァァァんッ!!」ダッ

グラジオ「うおっ!」ドサッ

マオ「うぅ…私…もう生きていけない…」グスッ

グラジオ「は?」

リーリエ「マオ!穢らわしいディグダから離れて下さい!おっぱい揉まれますよ!」

グラジオ「リーリエ…」ガーン

マオ「ううっ」グスッ

グラジオ「………いったい何が……というか………」

グラジオ「その電動マッサージ機はなんだリーリエ?」

リーリエ「イラストを描くと肩がコリコリしますので」ブブブ

グラジオ「そ、そうか……」

リーリエ「マオにも使ってあげました」ブブブ

マオ「うぅっ、リーリエはいつもそんなの使ってるの?」グスッ

グラジオ「……………」フニッ

グラジオ「……ん?」

グラジオ「おい、マオ」

マオ「え?目隠しと手錠取ってくれるんですか?」グスッ

グラジオ「………パンツ履け////」

マオ「……………ぁ……/////」


バキッ


グラジオ「………うっ、何故だ……」ボロッ

マオ「いやー!やっぱり目隠しと手錠が無いと快適だねー♪」フリフリ

グラジオ「…ヨカッタネ」ボロッ

マオ「………リーリエ…」

リーリエ「!」

マオ「……リーリエもそのお面を取って?」

マオ「私、ちゃんとリーリエの顔を見て話したいんだ」

リーリエ「………………」

リーリエ「り、リーリエなんて名前の人は知りません!私はサギリ……」

マオ「お願い、リーリエ」

リーリエ「…………兄さ……」チラッ

グラジオ「……マオはオレじゃなくてリーリエに話してるんだ」

リーリエ「……………!」

マオ「リーリエ…」

リーリエ「…………………」スッ

リーリエ「………………」パカッ

グラジオ「!」

マオ「リーリエ………」

リーリエ「…………」

マオ「あはは…引きこもリーリエする前と何も変わらない……」

マオ「リーリエだ……」グスッ

リーリエ「………/////」プイッ

グラジオ「(リーリエ……)」

マオ「あのさ…リーリエ……」

マオ「部屋から出て……」

リーリエ「……私、ここから出る気はありません」

マオ「……そっか…わかったよ…じゃあ…」

マオ「また……遊びに来ていいかな…?」

リーリエ「………シロン」

シロン「コン!」プッ

マオ「いてっ」コツン

マオ「いたた……何すんのよリーリエ…」

グラジオ「……フッ、氷の礫一回だ」

マオ「……え?」

グラジオ「また来い…だとよ?」

マオ「リーリエ……!」

リーリエ「/////」プイッ

シロン「コーン!」

グラジオ「フッ」ニッ

リーリエ「あっ!マオ!それと……」

マオ「……え?」

リーリエ「…………これ」スッ

マオ「……これって………」

リーリエ「……私が、世界で一番大好きなラノベです!」

リーリエ「ま、マオに……貸してあげます!////」

マオ「……ありがとう!」ニコ

グラジオ「何を貸したんだ?リーリエ?」

リーリエ「兄様には教えません!」

マオ「ふふっ」クスッ

グラジオ「?」

マオ「あー!大切な事忘れてた!」

グラジオ「ん?」

リーリエ「何ですか?」

マオ「リーリエ!そのポケットの私のパンツ返して!」

リーリエ「>>安価」



安価 近いレスの中

リーリエ「だ、ダメです!これはラノベのレンタル料ですから!」バッ

マオ「は!?」

リーリエ「そ、それと…ケータイでノーパンで外に出た時の実況をお願いします!」ハァハァ

マオ「………………」


パシン



グラジオ「パンツ持って帰ったな…」

リーリエ「まさか、ビンタされるとは…」ヒリヒリ

グラジオ「……だいぶ怒ってたな…」

リーリエ「ハァ…マオのおぱんちゅが…」ガックリーリエ

グラジオ「……………」

グラジオ「ん?」ヒョイッ

グラジオ「(これは…さっきリーリエが描いたマオのイラストか?)」

グラジオ「(フッ、さすがリーリエだ…短時間でこんなに上手く……)」

パアア

グラジオ「!?」

グラジオ「(な、なんだこのイラスト!?そんな訳ないのに、光って見える…!?)」

グラジオ「(魂のこもった…まるで生きているような……!)」

リーリエ「アーデンマキモチイー」ブブブー

グラジオ「(リーリエ…オマエ…)」ゴクリ

リーリエ「!」

リーリエ「兄様!私が描いたイラストを勝手に見ないで下さい!」バッ

グラジオ「す、すまん…」

リーリエ「もう!まったく!兄様は変態なんですから!これだからディグダは…」ブツブツ

グラジオ「……………」

数日後


~シロデスナ社~

タッタッタ

シロナ「グラジオくん、待たせてごめんなさいね?」

シロナ「さっきポケモンスクールの前を通ったら、プールで遊んでる女の子達がいたからつい……」

グラジオ「つい…なんだ?」

シロナ「そ、そんな事よりも!」アセアセ

グラジオ「?」

シロナ「新作……できたんだって?」

グラジオ「……フッ」ニヤッ

グラジオ「シロナさん、この作品はつい先日、あの生意気なクソガキ、アセロラギラチャンハートを降した作品だ!」

グラジオ「期待していいぜ?」フッ

シロナ「……あのロリコンハート先生を!?」

シロナ「………"世界一可愛いリーリエ"…」

シロナ「……よろしい…」スッ

シロナ「早速読ませて頂くわ!」

グラジオ「フッ」ニヤッ

シロナ「……………」ピラッ

シロナ「………………」ピラッ

シロナ「……………………」スッ

グラジオ「どうだった?シロナさん」




安価 シロナがグラジオの新作を読んだ感想
安価 近いレスの中

シロナ「ガブリアス、竜星…」

ガブリアス「ガブ!」

グラジオ「!?」ビクッ

シロナ「冗談よ」

グラジオ「アンタの場合冗談に聞こえん!」

シロナ「失礼なガキねっ!」チッ

シロナ「で、"世界一可愛いリーリエ"の感想だけど……」

グラジオ「…………」ゴクリ

シロナ「ま、まあまあね……」

グラジオ「まあまあだと!?」ガタッ

シロナ「(かなり面白くなったけど正直に言ったら調子に乗りそうだし…)」

グラジオ「……ちっ!」

シロナ「そうふて腐れない!でも、この作品なら"アレ"の候補にしてもいいわね」

グラジオ「……アレ?」

シロナ「……連載よ?」ニヤッ

グラジオ「!!」


~グラジオの家~

グラジオ「と、言う訳で、連載の可能性が出てきた!」ニッ

リーリエ『本当ですか!兄様!』

グラジオ「ああ!」

リーリエ『やりましたね!』

グラジオ「……これもリーリエのお陰だ!だが……」

リーリエ『………?何かあるんですか?』

グラジオ「シロナさんから……連載に向けての打ち合わせをみっちりするから、今日はシロデスナ社に泊まれと言われた…」

リーリエ『? 良かったじゃないですか?』

グラジオ「お、お兄ちゃん、リーリエと離れるのは嫌だ!」グスッ

リーリエ『は?』

グラジオ「オレは…一人で居る時も…誰かと居る時もリーリエと会いたくなるんだ!」

リーリエ『へー』ブブブ

グラジオ「リーリエと1日も会えないなんて嫌だ嫌だ!」ウワーン

リーリエ『>>安価』



安価 近いレスの中

リーリエ『シロデスナ社にもパソコンあるでしょ?それで会話できるじゃないですか』

グラジオ「だ、だってリーリエ…パソコンだとお面とってくれないし…」モジモジ

リーリエ『兄様…本当に気持ち悪リーリエなんですケド?』

グラジオ「そんな!?」ガーン



グラジオ「じゃ、じゃあリーリエ!お兄ちゃん行くからな!」

グラジオ「何かあったらすぐに連絡しろよ?」

グラジオ「なんなら、隣のクソガキや、ミヅキを呼べよ?」

リーリエ『もうわかりましたから!さっさと行って下さい!』

グラジオ「リーリエ……」グスッ

ルガルガン「ガル…」ズルズル



リーリエ『……やっと行きましたか…さてと…』

ガチャッ

リーリエ「ふぅ…お部屋から出るのは久しぶり!」

リーリエ「よし!シロン!早速自宅警備しますよ!」

シロン「コン!」

リーリエ「シロン、まずは……兄様の部屋に行ってみよっか?」

シロン「コーン!」


~グラジオの部屋~

ガチャッ

リーリエ「これが兄様の部屋……」ソーッ

リーリエ「……汚いし臭い……」オエッ

シロン「コーン……」

リーリエ「……ん?これはなんでしょ?」



安価 リーリエがグラジオの部屋で見つけた物
物 安価 近いレスの中

リーリエ「これはアルバム…」

リーリエ「ふふっ、懐かしい……この頃は兄様やジェイムズさん達と一緒にお外でよく遊んでたっけ?」クスッ

リーリエ「……………(母様………)」

シロン「……コーン…」スリスリ

リーリエ「ふふっ、ありがと、シロン?」ナデナデ

リーリエ「!」

リーリエ「アルバムがもうひとつ?」ピラッ

リーリエ「! ヒィィ!」バッ

シロン「コン!?」

リーリエ「わ、私の写真ばっかり!?」

リーリエ「し、しかも、いつ撮ったかもわからないやつがぁ!」ヒエエ

シロン「コーン!」

リーリエ「ど、どうしたのシロン?」

リーリエ「!」

リーリエ「こ、これは…無くしたと思っていた私のおパンツ……」ワナワナ

リーリエ「(……しかも…何故かカピカピしてるし臭い……)」プーン

リーリエ「……………」



ヒートリゴートダーヨ

グラジオ「!」

グラジオ「早速リーリエからだ!」ピッ

グラジオ「も、もしもし!リーリ……」

リーリエ『シネ!』

プツン

ツー ツー

グラジオ「………………」

ルガルガン「ガル…」



リーリエ「兄様のせいで本当に最悪の気分……一緒に住んでるのが怖くなってきた……」ブルブル

リーリエ「ハァ…気分直しに、お部屋に戻ってユリマンガ先生の動画配信でもしよっ…」

リーリエ「行こ?シロン」

シロン「コーン」トボトボ

ピンポーン

サトシ「誰かいませんかー?」

ピカチュウ「ピカー」

スイレン「誰も出てこないね?」

サトシ「グラジオもいないのかな?」

ガチャッ

サトシ「!」

サトシ「あれ?鍵が開いてる……」

ピカチュウ「ピカ?」

サトシ「……入ってみようぜ!」

スイレン「え?で、でも勝手にはマズイんじゃ…」

サトシ「でも、リーリエは部屋から出れないって事は、リーリエは居るんだろ?」

サトシ「リーリエに会いたいじゃん?」

スイレン「そ、それはそうだけど……」

サトシ「よし、じゃあ入ろうぜ!お邪魔しまーす!」

ピカチュウ「ピカピ

スイレン「あっ、サトシ!」

スイレン「お、お邪魔しまーす……」



サトシ「リーリエは部屋かな?」

スイレン「たぶん…」

ツタエターイ オモイハキョーモ♪

サトシ、スイレン「!」

スイレン「…………なんか音楽が……」

サトシ「あっちは……リーリエの部屋だ!」

サトシ「!」

サトシ「おい、リーリエの部屋から何か聞こえるぜ。覗いてみよう」ソーッ

スイレン「う、うん……」ソーッ

ピカチュウ「ピ!」ソーッ

アシマリ「アウ!」ソーッ


コトバッニナルチョクゼン♪

リーリエ「♪」ブンブン

ニッ!

リーリエ「♪」シュピッ

ヘンカンミスッノレンゾクッ♪

リーリエ「♪」グ~ルグル~

デッ!

リーリエ「♪」シュピッ

サトシ「な、なんだ?変なお面被ってパーカー着た人がなんかやってる?」

サトシ「新しいZポーズか何かかな?」

ピカチュウ「ピ~?」

スイレン「(サトシと密着してる///)」

スイレン「(……って……!あのお面被って踊ってる人、確かラノベ対決の時の……)」

タメイーキトイッショニ♪

リーリエ「ふぅ……」

ガタッ

リーリエ「!?」バッ

サトシ「ははっ…」

サトシ「み、見つかっちゃった?」

ピカチュウ「ピカ……」

アシマリ「アウ~」

スイレン「その……覗いててごめんなさい……」

スイレン「……てゆーか、あなた……」

ホロ~ニガ~イ♪

リーリエ「>>安価」



安価 近いレスの中

リーリエ「さ、サトシ…スイレン……それにピカチュウとアシマリも……な、何故ここに……」ビクビク

サトシ「! 俺達の名前を知ってる!?」

スイレン「……あなた…やっぱり、リーリ……」

リーリエ「シロン!吹雪!」

シロン「コーン!」

ヒュオオ

サトシ「!」

サトシ「スイレン!」バッ

スイレン「!」

カチカチカチ

サトシ「大丈夫か!スイレン!」

スイレン「あ、ありがと…サトシ////」ドキドキ

ピカチュウ「ピー!」

リーリエ「うぅぅ…か、勝手に人の部屋を覗きこんで………!」

リーリエ「ジュ、ジュンサーさんに言います!」ピッ

サトシ、スイレン「!?」

サトシ「わ、ちょっ、ちょっと!」アセアセ

スイレン「や、やめて!」アセアセ

ロトム図鑑「そうロト!やめるロトリーリエ!」ヒューイ

リーリエ「!」

サトシ「ロトム図鑑!」

ロトム図鑑「いや、今はこう呼んだ方がいいロトか?」

ロトム図鑑「ユリマンガ先生!」

サトシ「ユリマンガ先生!?」

スイレン「それって、リーリエのお兄さんのパートナーの……」

リーリエ「そ、そんな名前の人は知りません!」

リーリエ「わ、私の名前はサギリーリエです!」ヒョイッ

ロトム図鑑「リーリエ、今更お面をつけたところで遅いロト!」

リーリエ「!」ビクッ

ロトム図鑑「ボクはこの前、ユリマンガ先生のデータをアップロードしたロト!」

ロトム図鑑「さっきのリーリエの踊り…恐らくはユリマンガ先生のニゴ動配信ロトね?」

リーリエ「!」

ロトム図鑑「それに……このリーリエの部屋にあるイラストの山……」

ロトム図鑑「俺コクに出てくる女の子にそっくりロト」

スイレン「……リーリエがユリマンガ先生…?」

リーリエ「うぅ…わ、私……!ひっぐ、そ、そんな名前のひどっ!ひっぐ…知らな…」グスッ

スイレン「リーリエ…泣いてる…」

サトシ「な、なぁ、ロトム…そろそろやめておいてやれよ…?」

ロトム図鑑「うーん、でも、ボクの推理は間違ってないハズロト……」

「あー、やっぱ様子を見に来て正解だったね?」

サトシ、スイレン、ロトム図鑑「!」

ミヅキ「久しぶり?リーリエ!」

リーリエ「………ミヅギ、ざんっ!」グスッ

ロトム図鑑「誰ロト?」

ミヅキ「>>安価」


安価 近いレスの中

ミヅキ「私はヤドンブックスの看板むしゅっ…娘のミヅキだ!」バーン

サトシ、スイレン「(噛んだ…)」

ロトム図鑑「決め台詞で噛んだロト」

ミヅキ「うっさいなぁ!///」

ミヅキ「そんで…」スッ

ミヅキ「リーリエとグラジオの幼なじみ」ナデ

リーリエ「ミヅキさん……」グスッ

ミヅキ「あー、泣かない泣かない」ニコッ

ミヅキ「……リーリエはさ?ユリマンガ先生の大ファンなんだよ?」

ミヅキ「だからさ、ユリマンガ先生の真似して、踊ったりイラストをいっぱい持ってたりしてるってわけ!」

ロトム図鑑「ファン…?それはおかしいロト…だって……」

サトシ「そ、そうなんだ?リーリエ!」バッ

ロトム図鑑「モガ…」

スイレン「ふぁ、ファンなんだ!そっかー!それで……!」アセアセ

ピカチュウ「ピッカー?」アセアセ

アシマリ「あ、アウッ!」アセアセ

リーリエ「サトシ、スイレン……みんな…」

サトシ「と、ところでミヅキは何でここに?」

ミヅキ「うーん、グラジオがリーリエリーリエうるさいから、ちょっと様子を見にきたんだよ?」

ミヅキ「久しぶりにリーリエにも会いたかったしさ?」

リーリエ「ミヅキさん……」

ミヅキ「ほらっ」スッ

リーリエ「! これは……?」

ミヅキ「差し入れのご飯とお菓子と、大人気アニメ"サザンとらドラ"のDVD!」

ミヅキ「みんなでお菓子と食べながら見よ?」

サザンドラー

サトシ「うおっ!サザンとらドラおもしれーっ!」

スイレン「うん!」ドキドキ

ピカチュウ「ピカ!」

アシマリ「アウ!」

ワイワイ

ミヅキ「ははっ、楽しそうでいいね?」

リーリエ「あの…ミヅキさん……」

ミヅキ「ん?」

リーリエ「色々とありがとうございます、それと…」

リーリエ「……ユリマンガ先生の事…」

ミヅキ「……ま、幼なじみだからね?何となくわかってたよ」

リーリエ「……………」

ミヅキ「ごめんね?リーリエ、私…リーリエが引きこもリーリエになったってのに何も力になってあげられなくて…」

リーリエ「そ、そんな…!そんな事ないです!」

ミヅキ「リーリエ……」

リーリエ「……ミヅキさんがお義姉さんになってくれればいいのに…」ボソッ

ミヅキ「>>安価」


安価 近いレスの中

ミヅキ「私がお義姉ちゃんになったら、リーリエを引きずってでも外にだすかもね?」クスッ

リーリエ「ひぃ…!」ビクッ

ミヅキ「アハハ、冗談冗談!」

ヒートリゴートダーヨ

サトシ「ん?なんの音だ?」

ピカチュウ「ピ?」

リーリエ「あっ!私のケータイです!」

スイレン「出ないの?」

リーリエ「変態(グラジオ)からだから出なくていいです!」プクー


~シロデスナ社~

グラジオ「り、リーリエが電話に出ない……何かあったのか!?」ソワソワ

ルガルガン「ガル…」

ヒートリゴートダーヨ

グラジオ「ん?LINE?」

グラジオ「リーリエか!?」バッ

ピッ

グラジオ「……何だミヅキか…」

グラジオ「ん?動画?」ピッ

リーリエ『ミヅキさんがお義姉さんになってくれればいいのに……』

グラジオ「何だこの動画……?」

グラジオ「(リーリエ可愛い…)」


~リーリエの屋敷~

タンジュンナコトバ

ミヅキ「(グラジオからLINEが返ってきた…)」ドキドキ



安価 グラジオからミヅキへのLINEの返信内容
安価 近いレスの中

グラジオ『ミヅキはリーリエの姉みたいなものだろ?それがどうした?』

グラジオ『それよりリーリエ可愛い』

グラジオ『リーリエが電話に出ない……何かあったのか……?』

グラジオ『ミヅキ、リーリエに電話に出てって言ってくれ』

グラジオ『リーリエに会いたい』

グラジオ『リーリエ…』


ミヅキ「……………」プルプル

リーリエ「? どうしたのですか?ミヅキさん?」

ミヅキ「……別に…」

スイレン「ま、まさか!彼氏とか!?」

サトシ「ミヅキって彼氏いんのか?大人だなぁ!」

スイレン「あ、さ、サトシもそういう事に、きょ、キョーミあるんだ…」ドキドキ

サトシ「うーん……」

ミヅキ「うるさい!」

リーリエ、サトシ、スイレン「ごめんなさい」



サトシ「いやぁ、すっかり遅くなっちゃったなぁ…」

スイレン「こんな時間までごめんね?リーリエ」

リーリエ「大丈夫です!私も久しぶりに楽しかったです!」ニコニコ

リーリエ「………ところで……サトシとスイレンは今日は何しにウチへ……?」

サトシ、スイレン「あっ!」

サトシ、スイレン「(やべっ、アニメとお菓子に夢中になってたせいでリーリエをスクールに来いって説得すんの忘れてた……)」

リーリエ「?」

サトシ「んー、なんていうか……」

サトシ「………………」

サトシ「また、遊びに来ていいか?リーリエ!」

リーリエ「………………」

リーリエ「はい!」ニコッ

サトシ「へへっ」

スイレン「ふふっ」クスッ

ミヅキ「(リーリエ、いいお友達がいるんだね?)」クスッ

リーリエ「それではお二人共!帰り道お気をつけてー!」

シロン「コーン!」

サトシ「おう!」

スイレン「バイバーイ!」

サトシ「よしっ!帰ろうぜ!ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ!」

ロトム図鑑「コラコラー!サトシー!」

サトシ「ん?」

ロトム図鑑「夜道は危ない大人や野生のポケモンが出て女の子の一人歩きは危険ロト!」

ロトム図鑑「サトシはスイレンを一人で帰らせる気ロトか?」

スイレン「わ、私なら大丈……」

サトシ「うーん、それもそうだな……」

サトシ「よし!スイレンの家まで送ってくぜ!」

スイレン「……いいの?」

サトシ「ああ!何が来ても俺とピカチュウに任せておけ!」

ピカチュウ「ピカ!」グッ

スイレン「サトシ……」

スイレン「そ、それじゃ…お願い…///」ドキドキ

アシマリ「アウ!」

サトシ「おう!行こうぜ!スイレン、ピカチュウ、アシマリ!」

ピカチュウ「ピカ!」

アシマリ「アウ!」

スイレン「…………うん!」ニコッ



リーリエ「ミヅキさんはお時間大丈夫なんですか?」

ミヅキ「あー、大丈夫。今日は泊まって行くってママに言ってあるから!」

リーリエ「泊まり!?」

シロン「コン?」

ミヅキ「フフフ、リーリエが寂しいだろうと思ってね?」

ミヅキ「今日は特別にお義姉ちゃんが義妹と一緒に寝てあげよう!」

リーリエ「>>安価」


安価 近いレスの中

リーリエ「ぱ、パンツは縞パンですか!?」

ミヅキ「え?」

リーリエ「ここは未来の義姉妹として、お風呂で裸の付き合いもしましょう!」

ミヅキ「え!?」

リーリエ「ささっ!早く!お義姉ちゃん!」

ミヅキ「も、もう!仕方ないなぁ…////」

リーリエ「(てゆーかミヅキさん……)」

リーリエ「(完全にあの変態のお嫁さんになる気になってるんですね…)」ビックリーリエ

ミヅキ「ま、義妹の頼みじゃ断れないっか?////」テレッ

リーリエ「今夜は寝かせませんよ!義姉ちゃん!」フフフ

ミヅキ「?」



数日後

~グラジオの屋敷~

グラジオ「フッ、オレの連載はもう決まったようなもんだな」

カキ「流石は先生です!」キラキラ

グラジオ「まぁ、当然の結果だな!」

グラジオ「だが…これはまだ夢への第一歩にすぎない……」

カキ「流石先生!夢がデカイ!」

アセロラ「ふーん、良かったね」

グラジオ「なんだ?悔しいのか?」フッ

アセロラ「悔しい?アセロラはもう連載もアニメ化もしてるんだけど?」

グラジオ「ぐっ…」

アセロラ「それに…世界一可愛いリーリエを読んだ時に何となくわかってたしねー」

グラジオ「なに!?」

カキ「どういう事だ!?」

アセロラ「フフフ…何と…アセロラちゃんは一度見たラノベや漫画がヒットするかどうか見抜く目を持っているのです!」

カキ「な、なにー!?」

アセロラ「アセロラちゃんは、この目の事を"ギラティナアイ"と呼んでいるよ?」

カキ「ギラティナアイ……凄い!凄いぞアセロラァー!」

グラジオ「>>安価」


安価 近いレスの中

グラジオ「フッ、何がギラティナアイだ?節穴の間違いだろ?お子様パンツ
め」

アセロラ「カッチーン」

カキ「アセロラ!お子様パンツなのか!?」

アセロラ「セクハラで訴えるよ?」

グラジオ「フッ、オレの作品はあれからリーリエとの愛や鬼(シロナ)の指導により、オマエが見た時より更に改善している」

グラジオ「オマエの予想なんざ軽く上まってみせるさ」

カキ「流石が先生だ!シビれるぜ!」

グラジオ「フッ」テレッ

アセロラ「ふーん、あっそ」


ヒートリゴートダーヨ

グラジオ「ん?」

カキ「誰からですか?先生」

グラジオ「シロナさんだ。早速連載決定の電話か?」ニヤニヤ

アセロラ「(すっげー嬉しそうだね)」

グラジオ「はい、もしもし」ピッ

シロナ『グラジオくん?実は大変な事が起きたの!』

グラジオ「大変な事?」

シロナ『………実は……』


グラジオ「………………」プルプル

カキ「ど、どうしたんですか?先生」

グラジオ「………連載の話が…無くなった…」

カキ「え!?」

アセロラ「ふぁ?どうゆー事?」

グラジオ「……今からシロデスナ社に乗り込むっ!」グッ

タッタッタ

カキ「先生!連載の話が無くなったってどういう事ですか!」

グラジオ「知らん!とりあえずシロデスナ社に一回来いだとよ!」

アセロラ「何があったんだろーね?」

グラジオ「何でオマエがいる!?」

アセロラ「なんかおもしろそーだから」

グラジオ「シネ!」


~シロデスナ社 前~

カキ「………ここがシロデスナ社…」

カキ「………感動だ……」ウルウル

アセロラ「(またあのオバサンいるのかなー?嫌だなー)」

グラジオ「カキ!泣いてる場合じゃない!行くぞ!」ダッ

カキ「は、はい!」ダッ

ドッ

グラジオ「うおっ!」ドサッ

カキ「先生ー!」

「いたたー…」

グラジオ「ちっ、何処見てやがる!オマエ!」

アセロラ「いや、余所見してたのはお前だろ」

マツリカ「………………」

グラジオ「ん?」

グラジオ「(原稿……?コイツもラノベ作家か?)」

グラジオ「フッ…まぁ、いい!これからは気をつけろよ!」

マツリカ「…………………」

アセロラ「(だから余所見してたのはお前だろ)」

グラジオ「よし!早速乗り込むぞ!」

マツリカ「待ってよ」

グラジオ「………なんだ?オマエに構ってる暇なんか……」

マツリカ「>>安価」



安価 近いレスの中

マツリカ「あー、ちょっと待ってよ」

グラジオ「?」

マツリカ「君らも作家センセー?」

グラジオ「なに?」

アセロラ「君"ら"も?」

カキ「(この人…何処かで見た気が……)」

マツリカ「作家センセーならさぁ?ムウマージ学校の劣等生ってアニメ知ってる?」

グラジオ「(ムウマージ学校の劣等生…作家としてアニメ全般には一応目を通しているが…)」

グラジオ「知っているが、だからどうした?」

マツリカ「いやぁ、あたしの周りってあんまアニメ見てる人いなくてさー」

マツリカ「作家センセーなら知ってると思ったよ!あれ、面白いよね!」キラキラ

カキ「ムウマージ学校の劣等生…確かに名作だ!俺も毎週ホシと一緒に見ている!」

マツリカ「ほんとー!」

グラジオ「(何だコイツ?)」

グラジオ「(どのみち、今は連載の件が先だ!こんな奴に構ってる暇は……)」

アセロラ「ねぇねぇ!あなた!」クイクイ

マツリカ「ん?」

アセロラ「アニメならさぁ!コケコとテテフの森って知ってる!?」

マツリカ「んーん、知らない」フリフリ

アセロラ「ふぁ!?」ガーン

マツリカ「あたしってさー、昔から…」

マツリカ「キョーミあるものにはトコトンのめり込んじゃうんだけとさ、キョーミ無いものは全然なんだよねー」アハハ

アセロラ「な………!」カチン

グラジオ「………………」

アセロラ「ちょっと!あなた!私を誰だと思ってるの!」

マツリカ「え?」

アセロラ「私は!戦闘力(売り上げ部数)200万でアニメ連載絶好調のキスショットアセロラギラチャンハートアンダーブレード先生だよ!」バーン

グラジオ「自分で言うな」

マツリカ「名前長っ」

アセロラ「感想はそれだけ!?」

マツリカ「だからさー、知らないって言ってんじゃん…」ポリポリ

アセロラ「!」カチン

マツリカ「………だって…キョーミないもん」

アセロラ「………あなたの頭にアセロラの名前を刻みこんであげるしかなさそうだね……」

グラジオ「おい」ムンズ

アセロラ「ふぁ!?」

グラジオ「こんな事してる場合じゃない、いいから行くぞ!」ズルズル

アセロラ「は、離して!グラジオ!」ズルズル

カキ「ま、待って下さい!先生!」ダッ

マツリカ「……………」

マツリカ「……グラジオ…?」

アセロラ「ふんっ!」プンプン

グラジオ「まだ怒ってんのかクソガキ」

アセロラ「だって!あの人ムカつく!」プンプン

シロナ「待たせてごめんなさい!」

グラジオ「!」

カキ「(編集者との打ち合わせに立ち会ってる…感動だ……)」

シロナ「あれ?ロリコンハート先生もいたの?相変わらず可愛いわね?」

アセロラ「ふぁ!?ギラチャンハートだもん!」ゾク

シロナ「(可愛い////)」キュン

シロナ「ねぇ?キスしていい?」

アセロラ「!?」ビクッ

アセロラ「ちゅ、ちゅーは大好きな人以外としちゃダメっておじさんが言ってたもん!」

シロナ「へぇ?じゃあ、私、ロリコンハート先生の事大好きだし、いいじゃない?」スッ

アセロラ「さ、触らないでよ!オバサン!」

シロナ「……オバ………」

グラジオ「シロナさん!いいから早くさっきの連載の件の事を教えてくれ!」バンッ

シロナ「グラジオくん……」

シロナ「!」

カキ「?」

シロナ「あれ?あなたは?」

カキ「>>安価」



安価 近いレスの中

カキ「(この人…何処かで見た事あるな……ポケモンチャンピオン誌だったか……?)」ジーッ

シロナ「ちょっとなに?人をジロジロと…キモいんだけど?」

カキ「あーっ!思いだした!」

グラジオ、アセロラ「!?」ビクッ

グラジオ「い、いきなりどうしたんだカキ!?」

アセロラ「び、びっくりするでしょ!」

カキ「こ、この人!いっつもウチの牧場でホシを眺めてニヤニヤしてる人だ!」

シロナ 「!?」

アセロラ「ふぁ!?」

グラジオ「シロナさん……アンタ…」

シロナ「ほ、ホシちゃんのお義兄ちゃん!?」

カキ「誰がお義兄ちゃんだ!」

シロナ「ご、誤解よ!私はただ、モーモーミルクが美味しそうだなって……」

カキ「嘘をつくな!ホシが気持ち悪いって脅えてたぞ!」

シロナ「そ、そんな……」ガクッ

グラジオ「シロナさん…アンタいつか捕まるぞ?」

アセロラ「てゆーか、もう捕まってほしい」

ギャー ギャー


シロナ「……で、本題だけど……」

グラジオ「そ、そうだった!」

グラジオ「オレの連載が無くなったってどういう事だ!」

シロナ「落ち着いてグラジオくん!」

シロナ「正確に言えば、無くなったのではなく、次回の連載候補に回されたのよ」

グラジオ「………なに?」

カキ「どういう事だ?」

シロナ「………今回……直前まではグラジオくんの作品が連載候補にほぼ決定してたの…」

シロナ「そう、直前までは……ね?」

グラジオ「……直前まで……」

アセロラ「……まさか……」

シロナ「そう……実は何日か前に急遽持ち込みがあった原稿……」

シロナ「それがあなたの"世界一可愛いリーリエ"よりも面白かったのよ……」

グラジオ「!?」

グラジオ「な、何だと……!?」

シロナ「………ごめんなさいね?グラジオくん…こればかりは実力の世界…どうする事もできないわ…」

グラジオ「……………ちっ!」

カキ「先生……」

グラジオ「(くそっ……!これじゃあ、あの時と同じ……)」

シロナ「…………」

シロナ「落ち込むのは早いわよグラジオくん?」

グラジオ「なに……?」

シロナ「………これを見なさい」スッ

グラジオ「!」

グラジオ「これは……」

シロナ「……若き20歳以下の作家達が競い合い、そして……優勝者には連載の権利が与えられる大会……その名も……」

シロナ「ラノベポケモンリーグ!」

アセロラ「ふぁ……!?」

カキ「ラノベポケモンリーグ!?」

グラジオ「連載の……権利……!?」

シロナ「そうよ……そしてこれはその参加書……どうする……?」

シロナ「……恐らく、アローラ中の若き作家達が集う大会よ?優勝までの道のりはアマくないわよ?」

カキ「先生…………」

グラジオ「……フッ、そんなのは決まっている………」スッ


"ルガルガングラジオ"


グラジオ「当然参加だ!」

グラジオ「もちろん…優勝狙いでな?」ニヤッ

カキ「先生……!」ジーン

アセロラ「グラジオ…」

シロナ「ふふっ、あなたならそう言うと思ったわ?」

「あれ?」

全員「!」

マツリカ「静かになったから、打ち合わせ終わったのかと思ったのにー、まだだったかー」

シロナ「!」

アセロラ「ふぁ!?」

グラジオ「オマエは……」

マツリカ「…………ふーん…丁度いいや」ストン

マツリカ「さ、シロナさん。早く始めよーよ?」

マツリカ「新連載の打ち合わせ」ニコッ

グラジオ「!?」

シロナ「ちょ、ちょっと!」

シロナ「今はこの子達と打ち合わせ中よ!もう少し待って……」

マツリカ「だいじょーぶですよー!あたし気にしてませんから」ヘラッ

シロナ「そ、そうじゃなくて……」

グラジオ「おい!」

マツリカ「!」

グラジオ「新連載の打ち合わせとはどういう事だ………?」

マツリカ「…………そのままだけど?」

マツリカ「グラジオセンセ?」ニコッ

グラジオ「!?」

アセロラ「ちょ、ちょっと!」ガタッ

マツリカ「?」

アセロラ「あなたさっきからなんなの!」

アセロラ「今はグラジオが打ち合わせ中でしょ!」

マツリカ「えーと……誰だっけ?」

アセロラ「ムカー!」プンブン

シロナ「(怒った顔も可愛い////)」

アセロラ「まったく!少し連載とれたからって調子に乗らないでよね!」

アセロラ「デカイ態度を取りたかったら、アセロラみたく、アニメ化して戦闘力(売り上げ部数)200万は……」

マツリカ「……せんとー力かー…」

アセロラ「……ふぁ?」

マツリカ「うーん、全然キョーミないけど……シロナさん」

マツリカ「あたしの前作のせんとー力っていくらでしたっけ?」

アセロラ「ふぁ……?」

グラジオ「……前作……?」

シロナ「……1420万部よ……」

グラジオ「な、なに……!?」

カキ「せ、せん………!?」

アセロラ「…………ふぁ……」オクチアングリ

マツリカ「あー、あー、それくらいだったかー」

マツリカ「だってさ?えーと……」

マツリカ「山田エルフセンセーだっけ?」ポンッ

アセロラ「……………」

マツリカ「ごめんね?キョーミ無いから覚えらんないや?」ニコッ

アセロラ「>>安価」



安価 近いレスの中

アセロラ「むっかー!アングリーーー!!!」ウガー

アセロラ「オバサン!オバサンが大好きなピィきゅーぶのアニメ初回限定版DVDあげるから、この人ガブリアスでガブッてやっちゃってー!」ムキー

シロナ「ええ!?」

シロナ「ちょ、ちょっと!なんで私がピィきゅーぶのファンだって……」

アセロラ「だってオバサン、ロリコンでしょ!何となくわかるよ!」

シロナ「!?」ギクッ

シロナ「わ、私はこ、子供好きなだけでけっしてロリコンでは……」アセアセ

ギャー ギャー

マツリカ「あははー、面白いねー?君たち」

グラジオ「おい!」

マツリカ「!」

グラジオ「………何でオレの名前を……」

マツリカ「……言ったでしょ?あたしはキョーミあるものはトコトンだって……」

グラジオ「……なに?」

マツリカ「……勇者・ヌルの冒険…」

グラジオ「!」

マツリカ「……グラジオセンセー、君がネットで書いてた小説だ……」

マツリカ「あたしさ…あれの大ファンだったんだよー」

グラジオ「………………」

マツリカ「そんでさ、君の事を色々調べた……そしたら……」

マツリカ「俺のコクーン?だっけ?あんな下らない物を書いてるんだもん…ショックだったよ……」

グラジオ「………くだらないだと……」

マツリカ「…………君の事なら何でも知ってる……」

マツリカ「君が下らない妹系小説を書いてるのは、君が家で飼ってるあれのせいなんでしょ?」

グラジオ「………飼ってる?」

マツリカ「君が家で飼ってるヒッキーの妹の事だよ?」

グラジオ「…………」ピクッ

マツリカ「許せないよねー?ただでさえ、ヒッキーの穀潰しの癖に、その上君の才能の足を引っ張ってるんだ」

マツリカ「君の妹は……君の夢の為には…」

マツリカ「邪魔だよ」ニコッ

グラジオ「>>安価」


安価 近いレスの中

グラジオ「フッ…オレのファンか…まずは礼を言わなくちゃな…」

マツリカ「グラジオ…」

グラジオ「そして…」

グラジオ「どうやらオマエとは相容れないようだな!」

マツリカ「………なんだって?」

グラジオ「リーリエの夢はオレの夢…」

グラジオ「オレはいつかみんなに面白いって言われるラノベを書く……そして…」

グラジオ「その時、オレの隣にはリーリエがいる……!」

マツリカ「……グラジオ…あたしは君がそんな下らない小説を書くんなら、何度だって邪魔するよ?」ニヤッ

グラジオ「なに……?」

カキ「まさか……今回の先生の連載を邪魔したのは……」

マツリカ「……そう、ワザとだよ?」

グラジオ「!」

カキ「こいつ……!」

マツリカ「……だって、あたしは君にそんな小説を書いてほしくないから…」

マツリカ「それに……今回だけじゃない…」ニヤッ

カキ「え?どういう…」

グラジオ「………オレが俺コクでデビューしようとした時も似たような事があった……」

グラジオ「オマエまさか……」

マツリカ「………………!」

マツリカ「……ラノベポケモンリーグ…なるほどね……」スッ

グラジオ「!」

マツリカ「…………………」キュッ キュッ

"寝間手マツリカ"

アセロラ「ふぁ!」

カキ「ね、寝間手マツリカだと!?」

グラジオ「やはりか……」

シロナ「ま、マツリカちゃん!あなたは既に連載の権利があるのよ!」

マツリカ「いーよシロナさん、あたしなら何本だろうと同時連載してあげるよ」

シロナ「!」

マツリカ「グラジオ…もう一度言う…」

マツリカ「君があの寄生虫(リーリエ)に拘り続けるならあたしは何度だって君の夢を邪魔するよ?」

マツリカ「君の才能を一番わかっているのはヒッキーの妹じゃない」

マツリカ「あたしだ!」

グラジオ「>>安価」


安価 近いレスの中

グラジオ「フッ、人の愛する妹をウツロイド呼ばわりしやがって……!」

グラジオ「思い上がるなよ!フェイスペイント女!」

マツリカ「!」

グラジオ「オマエがどれだけ凄かろうと…何度邪魔してこようと、オレはオマエを越えていく!」

グラジオ「リーリエと一緒にな!」

マツリカ「っ……………!」ギリッ

アセロラ「ちょーっと!待ったー!」

グラジオ、マツリカ「!」

アセロラ「ラノベ界のプリンセス、アセロラちゃんを仲間外れにしないでくれる?」スッ

キュッキュッ

"キスショットアセロラギラチャンハートアンダーブレード"

グラジオ「!」

アセロラ「アセロラも出るよ!ラノベポケモンリーグ!」

シロナ「アセロラちゃん!?」

アセロラ「ねぇ?いいでしょ?シロナさん?」ウワメ

シロナ「う、うん…全然OK////」ハナヂタラー

グラジオ「オマエ…どういうつもりだ?」

アセロラ「…………キスショットアセロラギラチャンハートアンダーブレード…」

アセロラ「……この名前を…あなたの頭に刻みこんであげるっ!」キッ

マツリカ「………………」

カキ「(グラジオ先生とアセロラ…それにマツリカが争うだって……!?)」

カキ「くそっ!こんな時だってのに、ワクワクが収まらん!」ドキドキ

シロナ「なんなのこの子?」

マツリカ「…あっそ、せいぜー頑張ってよ。山田エルフセンセー」スクッ

アセロラ「ギラチャンハートだって言ってるでしょ!」プンプン

シロナ「……何処行くの?マツリカちゃん」

マツリカ「シロナさん、悪いんですケド、打ち合わせはまた今度でー」フリフリ

シロナ「ちょ、ちょっと!」

マツリカ「あとさー」

グラジオ「!」

マツリカ「あたしの方がデビューが先だったんだ……」

マツリカ「……あたしの事はマツリカセンパイって呼んでもらおーかグラジオ?」

グラジオ「…………」

グラジオ「………フッ、上等だ!」

グラジオ「マツリカセンパイ?」

マツリカ「………………」クルッ

~グラジオの屋敷~

ミヅキ「はぁ?」

ミヅキ「今度はマツリカ先生にケンカ売ったって!?」

ミヅキ「君は一体なにやってるの!」

グラジオ「おい、勘違いしてるぞミヅキ?」

グラジオ「ケンカを売ったんじゃない、売られたんだ」

ミヅキ「いや、そうじゃなくて……もうー!」

グラジオ「それに…マツリカとは因縁もある…」

グラジオ「どのみち、何れは越えなくてはいけない相手……それが遅いか早いかってだけだ」

ミヅキ「…本当前向きだね君は…」

マオ「若き作家達が集うラノベポケモンリーグ……」

カキ「……アセロラも早速帰って執筆を始めるらしい……」

カキ「今回の件が余程悔しかったんだろうな……」

マーマネ「アセロラちゃん……」

ミヅキ「で?どうするの?グラジオ?」

ミヅキ「今回はユリマンガ先生には頼れないよ?」

グラジオ「…………………」


ピンポーン

グラジオ「ん?誰だ?」

ガチャッ

マツリカ「アローラー!グラジオ!」ニコッ

グラジオ「!」

グラジオ「マツリカ!?」

ミヅキ「え!?この人が……?」

マーマネ「マツリカ先生!?」

マオ「(サインもらおっかな?)」ゴソゴソ

グラジオ「……マツリカ!何の用だ!」

グラジオ「だいたい……何で家を……」

マツリカ「だからさー?あたし、グラジオの事なら何でも知ってるって言ったでしょ?」ニコッ

グラジオ「!」

マーマネ「ひぃ!?」

ミヅキ「………ストーカーじゃん……」

グラジオ「……ちっ、で?一体何の……」

マツリカ「……ねぇ?グラジオ……」

グラジオ「?」

マツリカ「………やっぱあたし……この気持ちは抑えられない……」

グラジオ「………は?」

マツリカ「……グラジオ……あたしのものになってよ……?」

マオ、ミヅキ、マーマネ、カキ「!?」

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「………オレは物じゃない」

マツリカ「……そうだねー?ごめんね?言い方が悪かったよ。正しくは……」

マツリカ「グラジオ、あたしの所であたしの為だけに小説を書いてくれないかな?」

グラジオ「……………」

ミヅキ「な、何言ってんのあの人…」

マーマネ「ひっ…ジュンサーさんを…」

マツリカ「大丈夫だよ?あたし、グラジオの事養うだけのお金は貯まってるしさ?」

マツリカ「当然特別サービスで寄生虫の妹も一緒に飼ってあげるよ?」ニコッ

ミヅキ「リーリエが…寄生虫!?」カチン

マオ「飼うって……ふざけないでよ!」

グラジオ「………わかったよ」

カキ「先生!?」

ミヅキ「グラジオ!何言って……」

マツリカ「……グラジオ…わかってくれたんだね……」

グラジオ「もし、オマエがラノベポケモンリーグでオレに勝ったらな?」

マツリカ「!」

グラジオ「ただし、オレがオマエに勝ったら……」

グラジオ「今までリーリエに言ってきた事をリーリエに謝罪してもらおうか?」

マツリカ「………………」

ミヅキ「グラジオ…」

マツリカ「………リーリエリーリエって…!」ボソッ

グラジオ「………?」

マツリカ「………お邪魔するよ?」スッ

グラジオ「……おい!?」

ミヅキ「ちょっ、ちょっと!何処いく気!?」

マーマネ「じゅ、ジュンサーさん……」アセアセ

カキ「落ち着けマーマネ!」

マツリカ「………………」スタスタ

マオ「! そっちは……!」

グラジオ「リーリエの部屋!?」

ゴンゴン

マツリカ「ねー?居るんでしょー?リーリエー!」

ゴンゴン

リーリエ『…………!』

マツリカ「おーい!出てきなよー?あたしとお話ししよーよ?」

ゴンゴン

リーリエ『ひぃ……』ガタガタガタ

リーリエ『(た、助けて!兄様!)』ガタガタガタ

グラジオ「おい!やめろマツリカ!」

マツリカ「…………ふーん…いいご身分だね?」

マツリカ「あんたはいっつもそうやってグラジオの影に隠れて逃げてるんだ?」

リーリエ『……………!』

マツリカ「グラジオの優しさに甘えて…グラジオにまとわりつく…本当に寄生虫そのものだねー?」アハハ

リーリエ『………………』

グラジオ「おい!いい加減にしろ!」

マツリカ「ユリマンガ先生……」ボソッ

リーリエ『!』

マツリカ「知らないとでも思った?」

リーリエ『………………』

マツリカ「あたしさー、あんたの兄ちゃんと約束したから」

マツリカ「あたしが勝ったらあたしの為だけに小説を書いてって」

リーリエ『…………………』

マツリカ「まー、仕方ないからさ?あんたも飼ってあげるけどさー?」

マツリカ「……あんたはいらない……」

マツリカ「ユリマンガ先生は……クビだ」ニコッ

リーリエ『!』

グラジオ「おい!」

マツリカ「ま、それだけだから」クルッ

マツリカ「じゃーねー?部屋から出てくる事すら出来ない寄生虫ちゃん?」

リーリエ『……………』

グラジオ「オマエ!なんのつもり……」

ガチャッ

グラジオ「………え?」

マオ「嘘…」

カキ「……まさか…」

マーマネ「リーリエが…部屋から…」

リーリエ「……………」

シロン「コーン」

ミヅキ「………出てきた……」

グラジオ「………リーリエ…」

マツリカ「へー?これは驚きだー」ニヤッ

リーリエ『>>安価』


安価 近いレスの中

リーリエ「あ、あなたに私の何がわかるんですか!」ガタガタ

リーリエ「あ、それと私、ユリマンガ先生なんて名前の人は知りません。私、サギリーリエです」

マツリカ「は?」

リーリエ「わ、私の方が先ですから!」

マツリカ「?」

リーリエ「私の方が……兄様の小説を先に好きになったんです!」

リーリエ「あなた何かに……兄様は渡しません!」

マツリカ「……………」

グラジオ「り、リーリエ……」グスッ

ミヅキ「泣くなよグラジオ…」

カキ「(妹にあんな風に……やはりグラジオ先生は俺の目標だ!)」グスッ

マオ「また泣いてんの?カキ?」

マツリカ「………寄生虫の癖に偉そうに…」

リーリエ「……えっと……あなた……ムラマサ先生でしたっけ?」ガタガタ

マツリカ「………なに?」

リーリエ「ごめんなさい?私、好みのタイプじゃない人の名前は覚えられないんで?」ガタガタ

リーリエ「私があなたを好みのタイプに調教してあげましょうか?」ガタガタ

マツリカ「…………………」クルッ

リーリエ「ど、何処に行くんですか!」ガタガタ

マツリカ「………ダルい、もう帰る」

リーリエ「……………」

マツリカ「あっ!それと、グラジオ!」

グラジオ「……………?」グスッ

マツリカ「………つまんねー小説書いたらコロス」


バタン


マオ、ミヅキ、マーマネ、カキ「……………」

マオ、ミヅキ、マーマネ、カキ「(いや、コエーよあの人………)」

リーリエ「……………ふぅ…」ヘナッ

リーリエ「こ、恐かった……」

ミヅキ「リーリエ!」

マオ「だ、大丈夫!?」

リーリエ「な、なんとか……」

リーリエ「………一気に力が抜けました…」ヘタッ

グラジオ「リーリエー!」ガバッ

リーリエ「!?」

グラジオ「うぉぉぉー!リーリエー!愛してるよー!」スリスリ

リーリエ「ひ、ひぃぃぃぃ!」ゾォォ

グラジオ「あ、あれは愛の告白と受け取っていいよな!?」

リーリエ「な、何言ってるんですか!離して下さい!変態!」パシパシ

グラジオ「も、もうダメだ!好きすぎてたまらん!」ギュゥゥ

グラジオ「結婚してくれー!リーリエー!」スリスリ

リーリエ「た、助けて!」グイグイ

ミヅキ「ちょ、ちょっと!グラジオ!何やってんの!」

マオ「落ち着いてよ!お兄さん!」

カキ「(先生!良かったですね!)」ホロリ

グラジオ「リーリエー!」ギュゥゥ

リーリエ「いやぁー!」

マーマネ「>>安価」


安価 近いレスの中

マーマネ「(禁断の兄妹愛…アリだね)」ウンウン

マオ「ちょっと!カキ!マーマネ!リーリエを助けなさいよ!」

グラジオ「リーリエー!」ギュゥゥ

リーリエ「し、シロン!」

シロン「コン!」

リーリエ「氷の礫×4!」

シロン「コーン!」

プッ プッ プッ プッ

グラジオ「!?」


ドッカーン!!!


グラジオ「………すまん…取り乱した…」

ミヅキ「取り乱したじゃないよ!」パシン

マオ「リーリエ、また部屋から出てこなくなったじゃん!」

グラジオ「ゴメンナサイ」

カキ「………しかし先生……ラノベポケモンリーグはどうするんですか?」

グラジオ「………フッ、当然、世界一可愛いリーリエでいく!」

マーマネ「………え?でも…それって確かマツリカさんに負けたんじゃ……」

グラジオ「……更に改良を重ねる」

ミヅキ「……改良って……何か策はあるの?」

グラジオ「………策とまではいかないが…」

グラジオ「……妹系小説は妹に意見を聞くのが一番だ」

マオ、ミヅキ、マーマネ、カキ「?」


~アセロラの家~

クチナシ「………しかし……お前が自ら進んで執筆に勤しむとは……」

クチナシ「おじさんびっくりだよ?」

アセロラ「も、もう!失礼でしょ!おじさん!」

クチナシ「悪ィ悪ィ」

クチナシ「………ラノベポケモンリーグか………」

アセロラ「………どうしても…ギャフンと言わせたい相手がいるんだ……!」

クチナシ「………………」

クチナシ「…………………」ペラッ

クチナシ「(恋愛の部分の表現レベルが上がっている……)」

クチナシ「なぁ、ひょっとして…」

クチナシ「恋でもしたか?」

アセロラ「!?」ドキン

アセロラ「な、なななななに言ってるのおじさん!!」

アセロラ「そ、その……さ、サトシはそうゆーのじゃなくて…////」モジモジ

クチナシ「………………」

クチナシ「>>安価」


安価 近いレスの中

クチナシ「………てっきり隣のあんちゃんの事かと思ったが違ったか…」

アセロラ「あー、あれはナイナイ」フリフリ

クチナシ「そ、そうか…」

クチナシ「んじゃあ、そのサトシってあんちゃんを今度おじさんにも紹介しなさいよ?」

アセロラ「え、えー?どっしよっかなー?////」モジモジ

クチナシ「(この子も見ない間に大人になったんだなー)」シミジミ



数日後

~カキの家~

カキ「先生が俺の家に!感動だ!」グスッ

ホシ「恥ずかしいから泣かないでよお兄ちゃん……」

グラジオ「フッ、今日は集まってもらってすまないな」

ホシ「ま、まぁ…実家だし……」

ホウ「本が読めるのー?」キャッキャ

スイ「楽しみー!」キャッキャ

マオ「あ、あのー?お兄さん?」

グラジオ「なんだ?」

マオ「これはいったい何の集まりですか?」

グラジオ「フッ、妹小説は妹に聞くのが一番……という訳で……」

グラジオ「妹に集まってもらった!通称…妹の会!」キリッ

マオ「い、妹の会!?」

ホウ「妹の会だー!」

スイ「やったー!」

ホシ「(なんだろこの人…顔はカッコいいのに……)」

カキ「妹の会……素敵な響きだ…」

グラジオ「だろ?」フッ

グラジオ「………ところで…」クルッ

シロナ「?」

シロナ「なにかしら?」

グラジオ「……何で呼んでもいないのにアンタがいるんだ…?」

シロナ「>>安価」




安価 近いレスの中

シロナ「私の情報網をアマくみないで?」

シロナ「今日、ここで可愛い娘の集まりがあると聞いて飛んできたわ」ドヤッ

グラジオ「帰れ」

シロナ「あ、ちなみに、個人的にはグラジオくんを応援してるけど、今回はあくまで中立の立場なんで、アドバイスは期待しないように」

グラジオ「じゃあ何しに来たんだ?」

シロナ「わ、私も実は妹なのよ!」

グラジオ「そうか、帰れ」

ホシ「ひぃ…この人…いっつもホシを見てる人だ…」ビクビク

シロナ「!」

シロナ「ほ、ホシちゃん!わ、私…シロナって言って……」ドキドキ

ホシ「助けてー!」ダッ

シロナ「!?」

カキ「ほ、ホシ!早くお兄ちゃんの腕の中に!」

ホシ「マオちゃーん!」ビエーン

マオ「大丈夫だよ、ホシちゃん?怖くない怖くない」ナデナデ

カキ「……………」

マオ「そう言えば、最近スイレンの様子はどう?」

ホウ「なんか夜中にシコシコやってるよねー?」

スイ「クチュクチュだったかなー?」

マオ「スイレン……」

シロナ「その話詳しく!」サッ

グラジオ「……ちっ!何を遊んでやがる!」

グラジオ「早くこれを読んで感想をくれ!」サッ

ホシ「これは……?」

グラジオ「オレが書いたラノベ、"世界一可愛いリーリエ"だ!」

ホシ「リーリエって確かお兄ちゃんの同級生だよね?」

カキ「そうだよぉ?」デレー

グラジオ「フッ、そして…オレが世界一愛する妹だ!」

グラジオ「結婚も考えている!」キリッ

ホシ「そ、そうですか……」サーッ

スイ「グラジオキモいー!」

ホウ「キモいねー?」

グラジオ「!?」

シロナ「ぐ、グラジオくん?今度そのリーリエちゃんを紹介してね?」

グラジオ「いいから黙って読め!」ガー

マオ「わ、わかりましたから、あんまり興奮しないで下さい!」

スイ「何かむずかしそー!」

ホウ「ねー?」

シロナ「お、お姉さんが読んであげよっか?」

スイ「オバサンやらしーからイヤ!」

シロナ「オバ………」ガーン

カキ「ほ、ホシにはお兄ちゃんが読んであげよっか?」

ホシ「近寄らないで」

カキ「」



マオ「……………」ペラッ

ホシ「……………」ペラッ

スイ「ルガルガンフサフサー」グイーッ

ホウ「ルガルガンすごかわー!」グイーッ

ルガルガン「ガルッ!(や、やめて!)」

グラジオ「ルガルガン!」ダッ

マオ「……………」ペラッ

スイ「ホシちゃんくらえー!メガトンパーンチ!」ボコッ

ホシ「きゃっ!」

ホウ「ホシちゃんくらえー!メガトンキーック!」ブンッ

ホシ「ぐぇっ!」

カキ「ホシー!」

シロナ「(幼女達が戯れてる姿…ハァハァ)」パシャッ パシャッ

グラジオ「おい、本当に捕まるぞ?」

マオ「(ここは保育園かよ)」ペラッ


マオ「……………」スッ

ホシ「……………」スッ

スイ「くらえー!オバサン!」ボコボコ

ホシ「悪は退治だー!」ボコボコ

シロナ「うへへ////」

グラジオ「フッ、で!どうだった?」

グラジオ「オレの"世界一可愛いリーリエ"の感想は?」ニヤッ

ホシ「>>安価」



安価 近いレスの中

訂正
ホシ「悪は退治だー!」ボコボコ
ホシ→ホウ

ホシ「そうですね……妹の立場から言わせて貰えば……」

ホシ「欲望丸出しではっきり言ってキモいです!」

ホシ「身の危険すら感じます!」

グラジオ「え!?」ガーン

カキ「ほ、ホシー?それは言いすぎだよー?」

ホシ「黙れ」

カキ「はい」

グラジオ「そ、そんな……」ガクッ

グラジオ「ま、マオはどう思った?」

マオ「え?わ、私ですか……!?」

マオ「(こ、これって妹の立場から見たらキモかったのか……)」

マオ「(つ、ついお兄さんと私で自己投影して見ちゃってたから……)」

マオ「………………」

グラジオ「………マオ?」

マオ「………き、キモい…?かな?」

グラジオ「」

スイ「あっ!グラジオが石になった」

ホウ「キモいねー?」

カキ「先生ー!」

グラジオ「……オレは…キモいのか……」ガクッ

カキ「そ、そんな事ないですよ!なぁ?」

マオ「え!?う、うん……」

カキ「そ、そうだ!グラジオ先生!実は前々から俺もラノベを書きたいと思ってたんです!」

カキ「俺も…グラジオ先生みたく、ラノベでホシに愛を語りたい…」

グラジオ「カキ……」ジーン

ホシ「うわっ、やめてよ」オエッ

カキ「グラジオ先生!ラノベを書く上でのアドバイスを下さい!」

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「フッ、そうだな…やはり最初から最後まで一貫性を貫く事だな」

カキ「成る程…勉強になります!」メモメモ

マオ「(俺コクってかなりブレブレだったような……)」

グラジオ「フッ、そうだな…後はあのロリコンにでも聞くといい…」クイッ

グラジオ「性癖はアレだが、一応オレの担当だ、ラノベに関してはかなり詳しい」

シロナ「わ、私はロリコンじゃなくて子供好きです!」

ホウ「犯罪者はみんなそういうよ」

スイ「ねー?」

シロナ「くっ……!」

シロナ「………グラジオくん、カキくんにラノベの書き方を教えてあげなさい」

グラジオ「な、なんだと!?」

カキ「た、確かに嬉しいが、先生はラノベポケモンリーグが控えて……」

シロナ「………並行してやればいいでしょ?」

シロナ「……人に教える事により、また違ったものも学べるハズ」

シロナ「指導者として……読者の目線としてね?」

グラジオ「……読者の目線…だと……?」

シロナ「そうよ?あなたのラノベは、さっきホシちゃんが言った通り、読む人によっては欲望丸出しのキモラノベよ?」

グラジオ「キモいっていうな!」

シロナ「それは要するに…一部の読者は置いてきぼりの状態って事……」

シロナ「万人にウケるラノベが書ける何て事はあり得ない……でも……」

シロナ「試してみる価値はあるんじゃない?天才グラジオ先生?」

グラジオ「……………」

グラジオ「フッ、わかった……天才のオレに任せておけ!カキ!」

カキ「先生………」

グラジオ「カキの指導とラノベポケモンリーグの原稿…どちらも完璧に仕上げてやるぜ!」

カキ「よろしくお願いします!」

シロナ「ふふっ」クスッ

マオ「(あの訳のわからない自信と厨二病が、もはやカッコよく感じてしまう私は手遅れなんだろうか……)」

ホシ「(この人達はラノベをラブレターか何かと勘違いしてるのかな……?)」

……こうしてグラジオのラノベ指導が始まった……

グラジオ「カキ!何でオマエ以外の男が死滅してやがるんだ!」

カキ「す、すみません!」


……グラジオの指導は厳しく…… 時に衝突し……

グラジオ「ホシホシホシって、キモすぎるぞ!」

カキ「せ、先生こそリーリエリーリエリーリエって!」


……そして……ラノベポケモンリーグへの原稿作成にも余念がなかった

グラジオ「リーリエリーリエ…」ハァハァ


……ついに……カキがホシへの愛を綴ったラノベが完成した……


カキ「……いよいよ俺のラノベが完成した……」

カキ「先生!時間が無いのに、ご指導!ありがとうございました!」グスッ

グラジオ「フッ」

カキ「さ、早速ホシに見せに……」

グラジオ「待て、カキ」

カキ「!」

グラジオ「……まずは…オレに見せてみろ!」

カキ「先生………」

カキ「…………よろしくお願いします!」スッ

グラジオ「フッ」


グラジオ「………………」ペラッ

グラジオ「…………………」ペラッ

カキ「…………」ドキドキ

グラジオ「……………」ペラッ

グラジオ「……………」スッ

カキ「せ、先生!どうでしたか!?」ドキドキ



グラジオがカキのラノベを読んだ感想
安価 近いレスの中

グラジオ「フッ、まぁ…初めてにしては悪くないデキだ…」

カキ「先生!」

グラジオ「……だが…本編に関係ない雑談が少し多い気もするな」

カキ「す、すみません…凝り性なもんで……」

グラジオ「フッ、まぁいい…さっさとオマエの愛をホシにぶちまけまてこい!」

カキ「は、はい!ありがとうございます!」ダッ

グラジオ「フッ」

グラジオ「(指導者として…読者目線として見えてくるものか……)」

ヒートリゴートダヨ

グラジオ「ん?」

グラジオ「(知らない番号……)」

グラジオ「もしも……」ピッ

グラジオ「!」


~カフェ~

マツリカ「あー、良かったー!来てくれたんだー!」ニコニコ

グラジオ「………何故オレの番号を知っている……」

マツリカ「んー?言ったじゃん?あたしはグラジオの事何でも知ってるって」

グラジオ「……………何の用だ?」

マツリカ「つれないなー?まずは何か頼みなよ?」

グラジオ「……ラノベポケモンリーグの原稿締め切りまで後少しだ。遊んでる暇はない」

マツリカ「……………」

マツリカ「………グラジオはさー?何でラノベ作家になろうとしたの?」

グラジオ「……昔、オレのWeb小説を一生懸命応援してくれた奴がいた…」

グラジオ「………だから、オレはその喜びを忘れない為に……もっと多くの人にオレの作品を読んでもらう為に、一人前のラノベ作家を目指しているんだ」

マツリカ「………そっかー……」

マツリカ「………あたしはさ?」

グラジオ「?」

マツリカ「……グラジオの勇者ヌルの冒険を読んで小説にはまった…そして…」

グラジオ「………………」

マツリカ「あの感動が忘れられなくて……もっと面白い小説が読みたいって思った…でも……」

マツリカ「あたしを満たしてくれる小説は無かった…あたしを満たしてくれるのはグラジオ、君だけだったんだよ」

グラジオ「……………」

マツリカ「……グラジオがラノベ作家にデビューの噂を聞いた時は心踊ったよ?でも現実は………あの作品だ…ショックだった」

マツリカ「………折角、またグラジオは書く冒険ラノベの続きが読めると思ったのにさ…」

マツリカ「……だからあたしは決めたんだ…あたしを満たしてくれるラノベが無いのなら自分で書こうってね?」

グラジオ「…………………」

マツリカ「ねぇ?グラジオ」

グラジオ「………何だ?」

マツリカ「君……自分のラノベに点数をつけるとしたら、100点満点中何点くらい?」

グラジオ「………?100点に決まっている!」

マツリカ「………だろうねー?あたしも同じだったよ?」アハハ

マツリカ「ついこの間までは」

グラジオ「なに?」

マツリカ「あたしの所に送られた感想にはこう書いてあった」

マツリカ「"100点満点中100万点です"って」

グラジオ「……だからどうした!」

マツリカ「……あたしは100点満点中、常にゼンリョクで100万点を目指してる…」

マツリカ「………楽しみだよ…」

マツリカ「……もう少しでグラジオをあの寄生虫から解き放ち……」

マツリカ「あたし専属の作家になってもらえると思うとさ?」ニコッ

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「……そこまで来ると狂信の域だな……」ゾクッ

マツリカ「………どう思われてもいーよ。あたしはあの続きさえ読めればね?」

グラジオ「!」コトコト

グラジオ「(抑えろシルヴァディ…)」

グラジオ「(アイツはオレのラノベでぶっ潰す!)」

マツリカ「…………原稿締め切りは明後日……」

マツリカ「上位3名は雑誌に掲載されてネットでも観覧できる……」

マツリカ「そしてそこからその3名で投票だってさ?」

グラジオ「……………」

マツリカ「グラジオ、あんたの作品見せてもらうよ?」スッ

マツリカ「前にも言ったけど………つまんねー小説書いたら…」

マツリカ「コロス」ギロッ

グラジオ「……………」

マツリカ「………さてと…」スクッ

マツリカ「デート楽しかったよー?グラジオ」

マツリカ「じゃーね?」フリフリ


カランカランカラーン


グラジオ「………………」


……それからあっという間に日にちはたち…


~リーリエの部屋の前~

リーリエ『とうとう結果は明日ですね…』

グラジオ「ああ……」

リーリエ『上位3名……残ったのは兄様とアセロラ…それにマツリカさんですか…』

グラジオ「…………フッ」

グラジオ「確かにどいつもこいつも強敵だが……」

グラジオ「オレはあの作品にゼンリョクを込めた」

グラジオ「アセロラだろうがマツリカだろうが蹴散らしてやるぜ」

リーリエ『>>安価』



安価 近いレスの中

リーリエ『………これはモンスターボールをペンに変えた戦いなのですね?』

グラジオ「……フッ、そうなるな」

リーリエ『………別に…兄様がマツリカさんのものになるのは構いませんが、私を題材にした作品で負ける事は許しませんからっ!』プイッ

グラジオ「………リーリエ…」

リーリエ『な、なんですか!』

グラジオ「………オレは嫌だ」

リーリエ『……………え?』

グラジオ「……リーリエと一緒にラノベを書けなくなるのは絶対に嫌だ!」

リーリエ『…………………』

ゴツン ゴツン ゴツン

グラジオ「!」

グラジオ「………フッ、氷の礫三回…帰れってか……」

グラジオ「……わかったよリーリエ」クルッ

グラジオ「……明日……オレは絶対に勝つ!」


スタスタスタ


リーリエ『……………兄様はいつも恥ずかしい事を平然と……』

リーリエ『…………私だって兄様と描けなくなるのは嫌です…』

リーリエ『………………』

リーリエ『頑張って、兄様…』ボソッ

シロン『コーン!』

翌日

ラノベポケモンリーグ結果発表日

~グラジオの屋敷~

マオ「いよいよ結果発表かぁ!」

マーマネ「Webで発表らしいね!」ピッ

スイレン「わ、私までドキドキしてきた…」ドキドキ

アセロラ「ね、ねぇサトシ?」

サトシ「ん?」

アセロラ「あ、アセロラがね?一位取ったら会わせたい人がいるの////」

サトシ「会わせたい人?」

ピカチュウ「ピッカー?」

カキ「先生ー!前回の俺のラノベをホシに読ませたら泣いて喜んでました!」

グラジオ「そ、そうか?良かったな?」ソワソワ

マーマネ「(いったいどんな意味で泣いてたんだろう?)」

グラジオ「……おっといけない…」スッ

サトシ「グラジオ、それは?」

スイレン「パソコン?」

グラジオ「ああ、ユリマンガ先生にも一緒に結果を見てもらおうと思ってな?」ピッ

アセロラ「なるほどー」

ユリマンガ『………………』

サトシ「久しぶり!リー……じゃなくて、ユリマンガ先生!」

ピカチュウ「ピー!」

ユリマンガ『ど、ども……』

ロトム図鑑「ロロロロロ!みんな!パソコンに注目ロト!」

ロトム図鑑「いよいよラノベポケモンリーグの結果発表が来たロト!」

全員「!」

グラジオ「は、早くしやがれ!」

ロトム図鑑「ぐ、グラジオ!そう焦るなロト!」

アセロラ「は、早くー!」

ロトム図鑑「まず……気になる第三位は……」

全員「……………」ドキドキ

ロトム図鑑「キスショットアセロラギラチャンハートアンダーブレード!」

全員「!?」

アセロラ「ふ、ふぁ………?さ、三位………?」

アセロラ「………………」

アセロラ「」ガクッ

サトシ「あ、アセロラ?」

アセロラ「>>安価」



安価 近いレスの中

アセロラ「ざ、ザドジー!」ビエーン

サトシ「!?」

アセロラ「ぐ、ぐやしい!」グスッ

アセロラ「ちょ、ちょっとだけ胸貸して……」グスッ

サトシ「アセロラ…」ポンポン

スイレン「ちょ、ちょっと!アセロラ!」

マオ「まぁまぁスイレン…」

マーマネ「(羨ましい……)」

グラジオ「(アセロラが三位……て事は………)」

ユリマンガ『(兄様…)』

ロトム図鑑「さてさて、続いては……」


~マツリカの家~

マツリカ「………………」ペラッ

マツリカ「……世界一可愛いリーリエ…」ペラッ

マツリカ「………………」スッ

マツリカ「…………食わず嫌いは…良くない…か……」ボソッ



ロトム図鑑「一位!ルガルガングラジオ!」

グラジオ「………オレが……一位……」プルプル

カキ「せ、先生……やりましたね!」グスッ

グラジオ「…………や、やったのか………?」

マオ「凄い!一位だなんて!」

サトシ「やったな!グラジオ!」

スイレン「おめでとう!」パチパチ

アセロラ「つ、次は負けないもん!」グスッ

マーマネ「やったよお兄さん!連載決定だ!」

グラジオ「………マツリカに勝った……」

グラジオ「れ、連載……このオレが…」グスッ

マオ「あっれー?泣いてんの?」ニヤニヤ

グラジオ「だ、誰が泣くか!」ゴシゴシ

ルガルガン「ガルッ!」

ユリマンガ『兄様…!』グスッ

グラジオ「ああ!やったぞリーリエ……」

グラジオ、ユリマンガ「あ……」

全員「…………………」

グラジオ「いや、その………」

ユリマンガ『わ、私!リーリエなんて名前の人はし、知りません!』アセアセ

シロン『コーン!』

ユリマンガ『こ、こら!シロン!』

マオ「>>安価」



安価 近いレスの中

マオ「……ふふっ、バレバレだよリーリエ?」クスッ

ユリマンガ『!?』

ユリマンガ『わ、私そんな名前の人は知りません…私はサギリー……』

マオ「あー、もし本当の事言ってくれたらパンツ見せてあげるのになー?」

ユリマンガ『!?』ゴクリ

グラジオ「………フッ」

スイレン「ごめんね?ユリマンガ先生…いや、リーリエ…」

サトシ「実は…みんなわかってたんだよ…」

マーマネ「でも…リーリエが隠したそうにしてたから……」

カキ「すまん…リーリエ……」

アセロラ「おめでとう、リーリエ」パチパチ

ユリマンガ『みんな……』

マオ「ねえ、リーリエ……」

マオ「お面……取ってくれないかな?」

ユリマンガ『…………………』

グラジオ「……リーリエ」

ユリマンガ『……………』

スッ

リーリエ『………/////』

マオ「リーリエ……」グスッ

サトシ「へへっ!リーリエ…!」

マーマネ「わぁ!リーリエの顔久しぶりに見たよ!」

カキ「変わってないな?」ニッ

リーリエ『………///』プイッ

スイレン「ふふっ、リーリエ、照れてる」クスッ

リーリエ『あ、そ、そうだマオ!』

マオ「ん?」

リーリエ『わ、私はちゃんと顔見せたんだから、マオはパンツ見せて下さいね!』

マオ「え……と……」チラッ

スイレン「私はイヤ」

アセロラ「アセロラもやだ」

マオ「そ、その内に………」

リーリエ『約束ですからねっ!』

サトシ、マーマネ、カキ「(変わってないなリーリエ……)」

グラジオ「フッ……」スッ

アセロラ「よーし!リーリエも顔見せ出来たし、明日あたり、皆で打ち上げでもしよーよ!」

サトシ「お!いいな!」

スイレン「賛成!」

ワイワイ

グラジオ「………………」スッ

カキ「! 何処に行くんですか?先生?」

グラジオ「………ちょっとな…」

ルガルガン「ガルッ」

~河川敷~

マツリカ「………………」カキカキ

グラジオ「よぉ」

ルガルガン「ガルッ」

マツリカ「!」

マツリカ「………グラジオ…」

グラジオ「フッ、こんなとこで傷心のスケッチか?」

マツリカ「……………」

マツリカ「あたしは…花も絵も小説も好き……」

マツリカ「……好きなものにはトコトン夢中になっちゃう……」

マツリカ「………もう…自分の世界にそれしか無いみたいに……」

グラジオ「…………………」スッ

グラジオ「"君の小説は100点満点中100万点だ"」

グラジオ「……LINEなんて遠回しな送り方してきやがって」

マツリカ「………食わず嫌いはよくないみたいだからね?……」

グラジオ「………………」

マツリカ「……わかってるよ…もう勇者ヌルの冒険の続きはいいし、君達の夢の邪魔もしない…」

マツリカ「……それ以上に面白い小説を読ませてもらったから」

グラジオ「……おい…」

マツリカ「……大丈夫、リーリエにも謝りにいくよ…」

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「別に誰も書かないとは言ってない」

マツリカ「………え?」

グラジオ「フッ、オレは中途半端で投げ捨てるのが嫌いだからな?」

グラジオ「まだ未完成だが……旅の途中で書いたヌルの冒険の続編がある」

マツリカ「…………………」

グラジオ「読みたければ、明日オレの家に来い!」

マツリカ「………でも……」

グラジオ「フッ、別に来たくなきゃ無理強いはしないがな」

マツリカ「…………………」

グラジオ「それだけだ。行くぞ、ルガルガン」クルッ

ルガルガン「ガルッ!」

マツリカ「……………やっぱ…君にはずっと夢中になりっぱなしみたいだ…」

グラジオ「?」

マツリカ「………グラジオ…あたし、君の事は…一人の作家としても」

マツリカ「一人の男性としても……」

マツリカ「大好きだ!」

グラジオ「!?」

グラジオ「え………あ……?」

マツリカ「………そ、それだけ!////」クルッ

マツリカ「じゃ……また…!」ダッ

グラジオ「ちょ……待っ……!」

グラジオ「……………え?」

ルガルガン「ガルッ」


~リーリエの部屋の前~

リーリエ『兄様!やりましたね!』

グラジオ「ああ……!」

グラジオ「……これで…また夢に一歩近づいた……」グッ

リーリエ『ふふっ』クスッ

グラジオ「それにしても……リーリエがみんなの前でお面を取るとはな…」

リーリエ『……気まぐれです!』

リーリエ『………ユリマンガ先生の事…バレちゃいましたね?』

グラジオ「……後悔してるのか?」

リーリエ『………してませんよ』クスッ

グラジオ「フッ」ニッ

リーリエ『ところで兄様』

グラジオ「ん?」

リーリエ『今日、途中で何処か行きましたよね?』

リーリエ『何処に行かれてたのですか?』

グラジオ「!?」ドキッ

リーリエ『?』

グラジオ「ちょっとマツリカのとこに…」

リーリエ『マツリカさん?』

グラジオ「あ、ああ!勝利の宣告にな?」

グラジオ「あ、あと、アイツ、リーリエに謝ってたぞ?」

リーリエ『そうですか…それなら、私も水に流します!』

グラジオ「さ、さすがリーリエだ!」

グラジオ「そ、それと、アイツも明日の打ち上げに呼んだからな?」

グラジオ「ほらっ、何か一人で河原でスケッチしてて可哀想だったからな!」

リーリエ『………別に構いませんが……』

グラジオ「……………」

リーリエ『……兄様』

グラジオ「……な、何だ?」

リーリエ『……マツリカさんと何かありました?』

グラジオ「え!?な、何でだ?」ドキッ

リーリエ『………別に…何となく…女の勘ってやつです…』

グラジオ「そ、そうか…!」

グラジオ「……フッ、べ、別に何も無かったぜ?」

リーリエ『…………………』

リーリエ『>>安価』



安価 近いレスの中

リーリエ『教えてくれたらお外に出て一緒にお買い物する事も考えますよ?』

グラジオ「ほ、本当かリーリエ!?」

グラジオ「(リーリエからのデートのお誘い……)」ドキドキ

グラジオ「フッ、実はな?リーリエ。さっきマツリカにコクられた」

リーリエ『は?』

グラジオ「フッ、カッコ良すぎるのも罪なもんだぜ…だが、安心してくれ」

グラジオ「オレはずっとリーリエ一筋……」

ゴツン ゴツン ゴツン ゴツン

グラジオ「……え?氷の礫四回?」

グラジオ「り、リーリエー?五回の間違いじゃ……」

リーリエ『間違ってませんよ』

グラジオ「買い物の件は……?」

リーリエ『考えたけどやめました。厨二の兄と一緒にお外を歩くのは恥ずかしいので』

グラジオ「(フッ、リーリエめ……照れやがって)」ニッ

ゴツン ゴツン ゴツン

グラジオ「………はい、去ります」



……何だかんだあったが、グラジオはマツリカを破り、見事連載を獲得した……

一応ここくらいまでで、アニメ7話くらいです

翌日

~グラジオの屋敷~

ピンポーン

マオ「お兄さーん!リーリエー!」

ガチャッ

グラジオ「フッ、よく来たな?オマエら」

グラジオ「もう準備はできてるぜ?」



マーマネ「凄い料理……」

グラジオ「フッ」

スイレン「凄い……」ゴクリ

アセロラ「これ全部グラジオが作ったの!?」

グラジオ「まぁな?」ドヤッ

サトシ「うまそー!」

カキ「さすが先生だ!」

マオ「そういえばリーリエは?」

グラジオ「……まだ部屋の外に出るのは抵抗があるみたいでな……」

グラジオ「悪いが今日はこれだ」スッ

マーマネ「パソコン……」

リーリエ『み、みなさん…アローラ///』

アセロラ「ふぁー!リーリエ!」

マオ「アハハ、仕方ないね?」

ミヅキ「ちょっとー、グラジオ!こっちも手伝ってよ!」

グラジオ「すまん!」

グラジオ「オマエら、適当に寛いでてくれ!」

全員「はーい!」


スイレン「………ふふふ」ニヤッ

アセロラ「何笑ってるの?スイレン?キモいよ?」

スイレン「な、なに!?」

マオ「ちょ、ちょっと!ケンカはやめてよ!」

カキ「で、どうしたんだ?スイレン?」

スイレン「ねぇ?もう言っちゃおうよサトシ?」

サトシ「ん?ああ、そうだな?」

全員「?」

スイレン「じゃーん!これ見て!」

マーマネ「?」

カキ「これは…昨日のラノベポケモンリーグの結果?」

マオ「ん……この四位って……」

"バルーンスイレン"

アセロラ「………バルーンスイレン…?」

マーマネ「え……まさか…?」

スイレン「そう」

スイレン「私です」

マオ「はぁぁ!?」

マーマネ「う、嘘……」

アセロラ「あのゴミみたいなエロ小説しか書けないスイレンが!?」

スイレン「ゴミ!?」カチン

カキ「スイレン…お前いつの間に……」

スイレン「実はさ?サトシが俺も小説書きたいって言い出して……」

サトシ「でもさー?俺、文章とか書くの苦手だしさ?」

サトシ「んで、スイレンが最近小説の練習してたのを思い出して協力してもらったんだ!」

スイレン「そゆこと」

カキ「成る程……」

スイレン「言わばこのラノベは私達二人の子供みたいなものかな?///」

アセロラ「馬鹿じゃねーの?」ボソッ

スイレン「……アセロラ、さっきからケンカ売ってる?」

アセロラ「何が?」

マオ「カントーの旅……」

サトシ「ああ!俺がカントーで旅した事をスイレンに文章にしてもらったんだよ!」

ピカチュウ「ピカ!」

スイレン「えへへ///」

マーマネ「じゃ、じゃあこれってノンフィクション!?」

サトシ「ああ!」

マオ、マーマネ、カキ「(すげぇ……)」

マオ「ん?てゆーか……」

マオ「………このヒロインの女の子ってスイレンじゃあ……」

サトシ「スイレンが実在の人物勝手に使うのはマズイって言うからさ?」

スイレン「う、うん!そう!」

マオ、マーマネ「(うわっ、もう怖いよスイレン…)」

アセロラ「うわぁ……スイレン怖っ!」

スイレン「はぁ?」

マオ、マーマネ「(思ってても口に出さないでよ……)」

サトシ「リーリエ!俺達の作品どうだ?」

リーリエ「>>安価」



安価 近いレスの中

リーリエ『うーむ……』ヨミヨミ

リーリエ『(ノンフィクションであるからならなのか、ストーリーのクオリティはかなり高いようですね……)』

リーリエ『(てゆーか……これがノンフィクションって、いったいどのような星の元に生まれたんですかサトシ!)』

サトシ「ど、どうだ?」

スイレン「……………」ドキドキ

リーリエ『なんていいますか…ストーリーだけなら上位3名に引けをとらないですね……』

サトシ「おっしゃー!」

スイレン「やったね!サトシ!」

リーリエ『ところで……このスイレ……アシマリを連れた娘とはこんなに仲がよろしかったのですか?』

アセロラ「ふぁ……!?」

アセロラ「ほ、本当だ……ど、どういう事なのサトシ!?」グイ

サトシ「い、いやどうって……」

サトシ「その、カスミとは仲は良かったけど、ケンカも多かったし、そんな、恋人みたいな関係じゃなかったよ……」

アセロラ「そなんだ…」ホッ

マーマネ「その割には、サトシとスイ…アシマリを連れた娘のラブシーンが多くない?」

サトシ「なんか、スイレンがラノベならラブシーンが多い方がいいって言うから…」

スイレン「そ、そうだよ!」

マオ「(スイレン……)」

リーリエ『しかもこのスイ……アシマリを連れた娘は巨乳だったのですか?』

サトシ「んー、別にカスミは巨乳じゃなかったよ」

サトシ「それに、水ポケモンは専門だったけど、アシマリは連れてないしな?」

ピカチュウ「ピカ!」

スイレン「あはは、脚色脚色!」アセアセ

カキ「ちなみにこのサトシとスイレ…アシマリを連れた子と旅してるタケオって奴は?」

サトシ「タケシか?タケシならそのまんまだぜ!」

カキ「そ、そうか…」

サトシ「久々にタケシやカスミに会いたいなぁ……」

ピカチュウ「ピ~」

アセロラ「結局スイレンの妄想小説じゃん」

スイレン「ら、ラノベってそういうもんでしょ!」

マオ「まぁ、別に伝記って訳じゃないしね……」

リーリエ『(元の話のヒロインを全てスイレンに置き換えてまとめるスイレンの妄想力と文章力……侮れませんね…)』

マーマネ「(てゆーか、なんでみんなラノベでラブレター書くの?)」

ピンポーン

サトシ「ん?」

カキ「誰か来たのか?」


ガチャッ

マツリカ「……………ども」ボソッ

アセロラ、マオ、カキ、マーマネ「!?」

カキ「ま、マツリカ!?」

アセロラ「な、なんで!?」

マーマネ「ひぇ?」

マツリカ「……………」

サトシ、スイレン「(誰?)」

ミヅキ「どうしたの?……って、げっ!」

グラジオ「オレが呼んだんだ」

ミヅキ「グラジオ…」

マオ「どういうつもり!?」

グラジオ「フッ、昨日の敵は今日の友って言葉もあるんだ、別にいいだろ?」

グラジオ「上がれ、マツリカ」

マツリカ「……お邪魔します…」スッ

ミヅキ、カキ、マーマネ、マオ「………」

アセロラ「ふ、ふぁー!アセロラは反対だもん!」

グラジオ「…………」

マツリカ「…………君の作品読ませて貰ったよ…」

アセロラ「………え?」

マツリカ「………ま、面白かったよ…」ポン

マツリカ「アセロラセンセ?」

アセロラ「…………ふぁ……」



マツリカ「!」

リーリエ『………………』

マツリカ「………リーリエ……その……」

マツリカ「こ、この間は、色々酷い事とか言っちゃって…その……」

マツリカ「………ゴメン……」

グラジオ「………………」

リーリエ『………………』

リーリエ『>>安価』



安価 近いレスの中

リーリエ『し、仕方ありませんね!私の心はアローラの海より広いですからね!』

リーリエ『特別に許します!』

マツリカ「リーリエ…」

リーリエ『マツリカさん!これからも一緒に頑張リーリエです!』

マツリカ「…………うん!」

グラジオ「フッ」

サトシ「へへっ、よくわかんないけど良かったな!」

スイレン「……リーリエが謝罪にパンツを求めなかった……」

アセロラ「お、おっぱい揉ませてとも言わなかったよ!」

ミヅキ「成長したね、リーリエ」ウルッ

マオ「(酷い言われようだと思ったけど、よく考えれば自業自得か)」

リーリエ『あ、でも兄様に告白した件は別です』

マツリカ「?」



マツリカ「あっ、この料理おいしーねー」モグモグ

グラジオ「だろ?」

ミヅキ「毎日リーリエの料理作ったらいつの間にかプロ級の腕に……」

グラジオ「フッ、愛する妹の飯に手は抜けんからな?」

カキ「さすが先生だ!」

マツリカ「………そういえばさ…」モグモグ

全員「?」

マツリカ「……ユリマンガ先生って名前さ…なんか昔聞いた事があるような気がするんだよね?」モグモグ

アセロラ「ふぁ?」

グラジオ「リーリエがオレと組んでユリマンガ先生を名乗ってるのは最近だぞ?」

リーリエ『………………』

マツリカ「ん~、じゃあ気のせいなのかなぁ?」モグモグ

リーリエ『>>安価』



安価 近いレスの中

リーリエ『そ、そういえばスイレン!貴女の小説にロケット団の3人組が出ていなかったようですが!?』アセアセ

スイレン「え?」

リーリエ『ほ、ほらっ!サトシは彼らと当時からの付き合いだったんでしょ?』

サトシ「何言ってんだよリーリエ?ちゃんと出てただろ?」

ピカチュウ「ピカ!」

リーリエ『そ、そうでしたっけ?うっかリーリエ!』テヘペロ

グラジオ「…………………」


パァーン パァーン

カキ「ん?何の音だ?」

マオ「あ、そういえば、今日ってアローラ夏祭りの日だっけ?」

サトシ「夏祭り~?」キラキラ

アセロラ「ふぁー!」キラキラ

アセロラ「ね!ね!後で皆で行こうよ!」

スイレン「いいね!」

ミヅキ「マツリカさんも一緒に行かない?」

マツリカ「う、うん……」

アセロラ「えへへ!サトシ!一緒に綿アメたべようねー?」

サトシ「おっ!いいな!」

スイレン「さ、サトシは私と一緒にトサキント掬いを……」ボソボソ

マオ「聞こえるように言いなさい」

マーマネ「夏祭りかぁ……」

マーマネ「……リーリエはどうする?」

リーリエ『わ、私は……待ってます……』

マーマネ「…………そっか……」

アセロラ「よしっ!祭り会場まで競走だ!」

スイレン「アセロラは子供なんだから…」ヤレヤレ

サトシ「負けないぜ!」

ピカチュウ「ピカ!」

スイレン「………………」

スイレン「わ、私も!」

アシマリ「アウ!」

マオ「スイレン……」

カキ「まったく、あいつらは子供だな?」

マツリカ「祭りかー」

カキ「ん?あまり好きじゃないのか?」

マツリカ「うぅん、割と好き」

カキ「い、意外だな……」


リーリエ『マーマネは行かないのですか?』

マーマネ「う、うん、今行くよ?」

マーマネ「…………………」

リーリエ『?』

マーマネ「いつかは、リーリエと一緒にお祭り行きたいな?」

リーリエ『え…?』

マーマネ「お祭りだけじゃないよ…」

マーマネ「またみんなでスクールで遊んだり、バトルしたり…」

リーリエ『……マーマネ…』

マーマネ「……僕、リーリエが笑ってる顔が大好きだから…」

リーリエ『え……?あの……』

マーマネ「………パソコンの中だけじゃなくて、ちゃんとリーリエと会って話がしたい、会って一緒に遊びたいよ」

リーリエ『………………』

マーマネ「………いきなりこんな事言われたら困っちゃうよね?」

マーマネ「ごめんね……」

リーリエ『>>安価』




安価 近いレスの中

リーリエ『お気持ちありがとうございます……』

リーリエ『でも…私……』

マーマネ「………わかってるよ」スク

マーマネ「今度は一緒にお祭りに行こうね?」

マーマネ「いこっ、トゲデマル!」

トゲデマル「トゲッ」

リーリエ『………………………』


グラジオ「………………」

ミヅキ「飛び出て行かなかったあたりは大人になったね?」

グラジオ「う、うるさい!リーリエが愛してるのはオレだ!」

ミヅキ「あー、ハイハイ。君も早く妹離れしようねー?」

グラジオ「断る!」


~祭り会場~

ワイワイ

アセロラ「サトシの右手ゲットだぜー!」ギュッ

サトシ「お、おい……」

スイレン「じゃ、じゃあ私は左手を…」ボソッ

マオ「聞こえるように言いなよ」

マツリカ「……………」

カキ「ん?どうした…?」

マツリカ「………さっきの話…」

カキ「さっき?」

マツリカ「………やっぱり昔居たんだよ。ユリマンガ先生が」

マツリカ「……リーリエの他に…」

カキ「………え?」

アセロラ「あーっ!」

サトシ「どうした?」

アセロラ「あれって、リーリエがつけてたお面と一緒じゃない!?」

スイレン「本当だ!」

マオ「リーリエもこのお祭りの屋台で買ったのかな?」


ユリマンガ先生のつけてるお面のキャラ
安価下

マーマネ「あれは征服マーイーカ少女の主人公、マーイーカちゃんのお面だね」

マオ「マーマネ」

「これくださーい」

マオ「!」

マオ「リーリエ以外にもあんなお面買う人いるんだ…」

サトシ「しかも色違いのやつだ…」

マーマネ「あ、あんなお面だって?いいかい、マーイーカちゃんは……」

マオ「わ、わかったよ…ごめん…」

スイレン「サトシ、ヒトオオイシソノ、ハグレナイタメニテツナイデモイイカナ」ボソボソ

マツリカ「……あの子は何かの呪文を唱えてるの?」

カキ「放っといてやってくれ」



~リーリエの部屋の前~

グラジオ「帰ったぞ、リーリエ」

リーリエ『……お祭り…楽しかったですか?』

グラジオ「フッ、まぁな?」

リーリエ『ふふっ』クスッ

グラジオ「な、なんだ?」

リーリエ『いえ、まさか兄様にミヅキさん以外のお友達が出来るなんて…』

グラジオ「あ、あいつらは友達じゃない!」

グラジオ「だが………」

グラジオ「……悪くない関係だ」フッ

リーリエ『………ふふっ』クスッ

グラジオ「………なぁ、リーリエ……今度はリーリエも一緒に………」


ガチャッ

グラジオ「………え?」

リーリエ「…………………」スッ

シロン「コーン」

グラジオ「……リーリエ、オマエ…その姿……」

リーリエ「………せめて気分だけでもと…浴衣を着てみました……」ドキドキ

リーリエ「に、似合いますか…?///」ドキドキ

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

~理想~

グラジオ「フッ、とてもよく似合ってる。綺麗だぜ!リーリエ」キリッ

リーリエ「兄様!愛してます!抱いてっ」ダキッ


~現実~

グラジオ「」

リーリエ「兄様~?」コンコン

シロン「コーン!」ツンツン

ルガルガン「ガルッ」コンコン

リーリエ「まったく!人の浴衣姿を見るなり、石になるなんて!」

リーリエ「失礼しちゃうよね?シロン!」プンプン

シロン「コーン!」ウンウン

グラジオ「」

ルガルガン「………ガル」ハァ

リーリエ「…………ごめんね兄様…」

リーリエ「……いつか、本当の事を話すから……」


~アローラ某所~

ガチャッ

クチナシ「……たくっ、いつ来ても女の部屋とは思えねェ汚さだな…」ゴソッ

「………………」ブツブツ

クチナシ「!」

クチナシ「何見てんだ?」

「………ユリマンガ先生のお絵かき動画……」

クチナシ「ん?お面?」

クチナシ「……引きこもりのお前さんが外に出たのか!?」

「………………」

クチナシ「……まぁ、いい」

クチナシ「それより頼んであったイラストの仕事は……」

「…………………」スッ

ドサッ

クチナシ「………相変わらず完璧か……」

「………こいつ……偽物の癖に…!」ギリッ

クチナシ「あ?」

「………偽物野郎………ぶっ潰してやる…」ブツブツ

一週間後~

サトシ「アセロラ、用ってなんだ?」

ピカチュウ「ピッカー?」

アセロラ「う、うん……実はね?」モジモジ

アセロラ「ほ、ほら?前にアセロラがサトシに会わせたい人が居るって言ってたでしょ?」

サトシ「ん?あー…」

アセロラ「そ、その…それで…やっぱりサトシにその人に会ってもらおーかな?って」

サトシ「? ああ、よくわかんないけど別にいいぜ!」

アセロラ「ほ、本当!?」キラキラ

サトシ「? ああ」

アセロラ「やったー!」ピョンピョン

サトシ「?」

アセロラ「それでね!これ!これ!」スッ

サトシ「なんだ?」

アセロラ「その人がアセロラにくれたの!旅行のチケット!」

アセロラ「だ、だからアセロラと二人で旅行に………////」モジモジ

「えー?アセロラ旅行に連れてってくれるのー?」

アセロラ「!?」

スイレン「やっぱり売れっ子作家さんはちがうねー?」

サトシ「スイレン?」

アセロラ「ふ、ふぁ……何でここに……」

スイレン「たまたま通りかかった(サトシをつけてきて正解だった)」

スイレン「さて、早速みんなにLINE送ろうっと」ピッ

スイレン「アセロラがみんなを旅行に連れていってくれるよっ……と」ピッ

アセロラ「ちょ………」

スイレン「そーしん!旅行楽しみだね!アシマリ!」

アシマリ「アウ!」

アセロラ「」

サトシ「みんなで旅行かぁー!楽しみだな?アセロラ?」

アセロラ「>>安価」



安価 近いレスの中

アセロラ「チッ!余計な事しやがってヒンバス女が!(うん!そうだね!)」

サトシ「あ、アセロラ!?」ビクッ

ピカチュウ「ピ!?」

アセロラ「あ!ち、違うの!サトシ!」アセアセ

スイレン「…………………」

サトシ「び、びっくりしたぜ?」

アセロラ「えへへ////」テヘペロ

アセロラ「ラノベ界のプリンセス、アセロラちゃんにど~んと任せなさい!」ウルウル

サトシ「(涙目?)」

アセロラ「………………」ニコッ

スイレン「…………………」ニコッ

アセロラ、スイレン「(この旅行で…)」

アセロラ、スイレン「(サトシとキメてやる!!)」

サトシ「………………」ゾクッ

ピカチュウ「ピカピ?」


~リーリエの部屋の前~

リーリエ『へぇ、旅行ですか?』

グラジオ「ああ、アセロラの奴が企画したのは気に食わんが、行ってやらん事もない」ニコニコ

リーリエ『(兄様嬉しそう……)』

グラジオ「なぁ、リーリエも一緒に……」

リーリエ『……ごめんなさい……』

グラジオ「………いや…」

リーリエ『………兄様……』

グラジオ「ん?」

リーリエ『ちなみに誰々が行くのですか?』

グラジオ「アセロラとサトシとスイレン、それにカキ、マオ、マーマネにミヅキ。マツリカも行くみたいだ」

リーリエ『そうですか……アセロラにスイレン…マオ、ミヅキさん、マツリカさんも……』

リーリエ『………………』

リーリエ『……兄様、頼みがあります』

グラジオ「フッ、リーリエの頼みなら何でも聞くぜ?」

リーリエ『兄様……』

グラジオ「フッ、何でも言ってくれ!」

リーリエ『では……女子の皆さんの水着姿を撮影して私のパソコンに送って下さい』

グラジオ「…………え?」

リーリエ『お願いします!イラストの資料の為です!』

グラジオ「……いや、でも……」

リーリエ『…………このお願いを聞いてくれたら、兄様を好きになりそう…』ボソッ

グラジオ「フッ、任せておけ!」グッ

リーリエ『ほ、本当ですか!?』

グラジオ「ああ!」キリッ

リーリエ『では、ついでに女子の皆さんの下着姿とお風呂もお願いします!』

グラジオ「………え?」

グラジオ「い、いや……さすがにそれは……」

リーリエ『資料の為です』

グラジオ「だ、だが……それはさすがに犯ざ………」

リーリエ『………お願い?大好きなお兄ちゃん?』

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「(リーリエ可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い)」キュンッ

グラジオ「(はっ!いや……ダメだ…)」

グラジオ「(マオにも言われたじゃないか!甘やかすだけが愛情じゃないっ!)」

グラジオ「(オレは……愛するリーリエの可愛い手を犯罪に染めるワケにはいかないっ!)」

グラジオ「(ここは……心を鬼にして…)」

グラジオ「フッ、リーリエ…そういうのはお兄ちゃん良くないと思うなぁ?」

リーリエ『……大丈夫ですよ兄様!兄様なら、ミヅキさんやマツリカさんあたりなら、合意の上で行けます!』フンス

グラジオ「そんなワケないだろ……」

グラジオ「なぁ、リーリエ…ここは水着で我慢してくれないか?」

グラジオ「水着でも充分資料に……」

リーリエ『……………』

リーリエ『>>安価』



安価 近いレスの中

リーリエ『うぇー!』

グラジオ「!?」

リーリエ『……ちっ、仕方ありませんね。これで妥協します』スッ

グラジオ「(ん?ドアの隙間から…これは……)」

グラジオ「水着?」

リーリエ『……とりあえずそれを誰かに着せて写真をパソコンに送って下さい。以上。私はネマシュ』スッ

グラジオ「な、なんだこのエロい水着はーー!!前がすっぽり開いてやがるッッッ!」

グラジオ「リーリエ!オマエ!こんなエロい水着を着て………」ハナヂダラー

ゴツン ゴツン ゴツン ゴツン

グラジオ「…………………」



当日

アセロラ「みんな揃ったー?」

サトシ「おう!」

マオ「楽しみー!」

スイレン「(この日の為に水着を新調してきた!)」グッ

マーマネ「(リーリエの水着…見たかった………)」

カキ「ホシィ?お兄ちゃんと一緒に泳ごうなぁ?」デレー

ホシ「キモッ」サッ

マツリカ「(友達との旅行…初めてだ…いっつも一人旅だったし…)」ワクワク

グラジオ「……………」

ミヅキ「ん?どうしたの?グラジオ」

グラジオ「フッ、何でもない」

グラジオ「(………さて、あの水着を誰に着せるかだが……)」チラッ

アセロラ、スイレン、ホシ「?」

グラジオ「(まず…お子様共は論外だな……)」

アセロラ「サトシー!グラジオがキモい!」ギュッ

サトシ「えーと……」

スイレン「サトシー」ボソッ

マオ「聞こえるように言いなよ」

ホシ「(寒気が…)」ゾクッ

グラジオ「(ミヅキ……)」チラッ

ミヅキ「?」

グラジオ「(貧相な身体してやがる…)」

グラジオ「(………となると……)」チラッ

マツリカ、マオ「?」

グラジオ「(こいつらか…)」

ミヅキ「おい」パシッ

グラジオ「イテッ!」

グラジオ「な、何しやがるミヅキ!」

ミヅキ「グラジオ、今君、失礼な事思ったでしょ?」ジトー

グラジオ「>>安価」


安価 近いレスの中

グラジオ「ふんっ、何をバカな事を言っている!オレはリーリエに頼まれた事について考えてただけだ!」

ミヅキ「リーリエにぃ?だって私の事やらしー目で見てたじゃん!」

グラジオ「誰がその貧相な身体をやらしい目で見るか!」

ミヅキ「……んだと?」カチン

ミヅキ「グラジオをやっちゃえ!ヤドキング!」ボンッ

ヤドキング「困ったなぁ」

グラジオ「フッ、返り討ちにしろ!ルガルガン!」

ルガルガン「ガル!?」

ギャー ギャー

マオ「ちょ、ちょっと二人共ー!」

マーマネ「止めなきゃ!」

マツリカ「(グラジオのバトル風景…スケッチ……)」カキカキ

サトシ「おっ?バトルかー?」ワクワク

カキ「先生!助太刀します!」

マオ「やめろ!」

「そこまでだ」

全員「!」

クチナシ「たくっ、元気のいい坊っちゃん嬢ちゃん達だ……」

アセロラ「ふぁー!おじさん!」

スイレン「おじさん?」

アセロラ「えへへ!紹介するね?」

アセロラ「こちら、アセロラがお世話になってる、アセロラの担当編集のクチナシおじさん!」

クチナシ「よろしくなっ!」

マオ「は、はぁ……」

マーマネ「よろしくお願いします…」ペコリ

グラジオ「(こいつがアセロラの担当か……)」

アセロラ「で、でね?おじさん!」モジモジ

アセロラ「こちらがサトシ……と他多数」

マオ、マーマネ、ミヅキ、グラジオ「(ついでか)」

サトシ「よろしくお願いします!」

クチナシ「………ふーん」ジロジロ

サトシ「?」

クチナシ「ふっ、元気そうな兄ちゃんだ」ニヤッ

クチナシ「……この子はお転婆だが優しい子だ、よろしく頼むよ?」ポン

サトシ「?」

アセロラ「も、もう!おじさんったら!まだ早いよ/////」

スイレン「(み、身内を使うとか…卑怯だよアセロラ!)」ワナワナ

ホシ「お兄ちゃん?何でスイレンさんは怒ってるの?」

カキ「見ちゃダメだよー?ホシ」

マオ「あ、あのー?クチナシさん?」

クチナシ「ん?」

マオ「その……旅行って何処に行くんですか?」

クチナシ「…………この子の私有地だ」

~アセロラの私有地~

サトシ「このビーチが全部アセロラの私有地……」

マオ「……凄い……」オクチアングリ

アセロラ「えへへ?凄いでしょ?」エッヘン

グラジオ「畜生!悔しくなんかない!」

スイレン「悔しくなんかない!」

ミヅキ「やめなさい。見苦しい」

クチナシ「ふっ、この子は元々エーテルハウスって施設の子でな?」

クチナシ「そこの子達に貧しい思いはさせたくないってんで、ラノベを書き始めたんだ……」

アセロラ「ちょ、ちょっと…その話はいいでしょ!おじさん!」

サトシ「そうだったのかアセロラ…」

カキ「か、感動した!」ウルウル

アセロラ「ま、とりあえず今日はみんな楽しんでよ!」

アセロラ「早速あそぼー!」


ワイワイ

スイレン「さ、サトシ…どうかな?新しい水着……」

サトシ「ん?」

アセロラ「いつもなスク水と変わらないじゃん」

スイレン「い、色が違うもん!」

マオ「ちょっと、ここまで来てケンカはやめてよ…」

カキ「ほ、ホシの水着…可愛い…」ハァハァ

ホシ「マーマネさーん!」ダッ

マーマネ「えーと……」

カキ「!?」


グラジオ「(フッ、いつかオレもこれよりデカイビーチを買ってリーリエと…)」

ミヅキ「グラジオ、水着似合わないねー」

マツリカ「ねぇ、グラジオ?」

グラジオ「なんだ?」

ミヅキ「(何あのスタイル…)」ワナワナ

マツリカ「あのさー?」ゴロン

ファサッ

グラジオ、ミヅキ「!?」

マツリカ「……オイル…塗ってくんない…?」

グラジオ「>>安価」


安価 近いレスの中

グラジオ「おい!ミヅキもいるんだし、ミヅキにやってもらえばいいだろ!」

ミヅキ「そ、そうだよマツリカさん!私がやるよ!」アセアセ

マツリカ「んー?照れてんのグラジオー?」

グラジオ「そ、そんなワケ……!」

マツリカ「あたしはグラジオにやってもらいたいんだよ?」

グラジオ、ミヅキ「!?」

ミヅキ「な、な………」

グラジオ「くそっ!ブラッキー!」ボンッ

ブラッキー「ブラッ!」

グラジオ「ま、マツリカにオイルを塗ってやれ!」

ブラッキー「ブラッ!」

マツリカ「(ヘタレめ…)」


ブラッキー「ブラー」ヌリヌリ

マツリカ「あー!いい!そこっ!そこっ!」

グラジオ「………くっ!////」

ミヅキ「(ブラッキーが塗ってるあれ、オリーブオイルだよね?マツリカさんって天然なのかな?)」

グラジオ「そ、そうだ……今こそマツリカにこの水着を………」ピラッ

ミヅキ「………………」グイッ

グラジオ「!」

ミヅキ「わ、私が着る…///」

グラジオ「ん?」



ミヅキ「ど、どうかな?////」

ミヅキ「(な、何この水着!前側開いててえっちすぎ!////)」

グラジオ「ん?いいんじゃないか?」

ミヅキ「(ゆ、勇気出したのに…!何そのそっけない反応……)」

グラジオ「さてと」パシャ パシャ

ミヅキ「!」

ミヅキ「ちょ、ちょっとどうしたのグラジオ?いきなり写メなんか撮りだして?」ドキドキ

ミヅキ「て、照れるでしょ?////」ドキドキ

グラジオ「んー、ああ、気にするな」パシャ

グラジオ「(よし、これでこの写メをリーリエに送ってっと……)」ピッ

ミヅキ「に、似合うかな?////」ドキドキ


~リーリエの部屋~

シロン「コーン!」

リーリエ「! 兄様から写メが!やったんですね!兄様!」

リーリエ「えーと……あー、前半はよくわからないポエムですね、読む必要なしっと……」ピッ ピッ

リーリエ「さてと、早速お宝拝見っと」ハァハァ



リーリエがミヅキのえっちな水着写メを見た感想
安価 近いレスの中

リーリエ「こ、これは……」ゴクリ

リーリエ「は、恥じらいながらえっちな水着を着るミヅキさん……最高です…」

リーリエ「わざわざこのえっちな水着をアマ○ンから取り寄せた甲斐がありました」フヒヒ

リーリエ「本当に着させるとは…やるじゃないですか兄様!」ドクドク

リーリエ「うっ…鼻血が……ティッシュティッシュと……」スッ

リーリエ「………………」

リーリエ「………シロンはモンスターボールの中に入ってようね?」シュー

シロン「コーン!」


ヒートリゴトダヨ

グラジオ「!」ピッ

リーリエ『兄様GJ!帰ってきたらナデナデしてあげます♪』

グラジオ「(リーリエ…)」ニヘラー

ミヅキ「ちょ、ちょっとグラジオ!なにニヤニヤしてるの?スケベ!////」


アセロラ「ミミッキュ!シャドーボール!」

ミミッキュ「キュー!」シュオオ

スイレン「アシマリ!水鉄砲!」

アシマリ「アウ!」ドドド

マオ「(またケンカしてるのかな?アイツら)」

サトシ「カキ!競争しようぜ!」バシャバシャ

カキ「望むところだ!」バシャバシャ

カキ「(泳ぎで勝ってホシにいいところみせてやる!)」バシャバシャ

ホシ「マーマネさん、お砂でお城作るのうまいね~?」

マーマネ「ま、まぁね?////」テレッ

マオ「(この面子が一番平和で落ち着くなぁ)」ホクホク

アママイコ「アマ~」


クチナシ「子供は元気でいいねぇ」

ロトム図鑑「そうロトね」

クチナシ「>>安価」


安価 近いレスの中

クチナシ「(へっ)」

アセロラ「くらえー!ヒンバス女!」ヒュードロドロ

アセロラ「無限暗夜への誘い!」ピカー

ミミッキュ「キュー!」

ドロドロ

スイレン「うるさい!化けの皮女!」ウネウネ

スイレン「スーパーアクアトルネード!」ピカー

アシマリ「アウ!」

ドドド

サパーン!!

サトシ「うぉ!?」

カキ「な、なんだ!?」

クチナシ「あの子にも……施設以外で友達ができるとはな…」シミジミ

ロトム図鑑「友達とは、罵倒しあいながらゼンリョクでZ技を撃ち合う間柄の事ロトね。データインプットロト」

マーマネ「た、大変だー!サトシとカキがアセロラちゃんとスイレンのバトルに巻き込まれて溺れてるー!」

ホシ「お兄ちゃーん!」

ピカチュウ「ピカピ!」

アセロラ「サトシ!」

スイレン「あ、アセロラのせい!」

アセロラ「ち、違うもん!スイレンのせいだもん!」

マオ「いいから早く助けにいかなきゃ!」



ミヅキ「……なんかあっち騒がしくない?」

グラジオ「え?(早く帰ってリーリエにナデナデされたい)」

ブラッキー「ブラー」ヌリヌリ

マツリカ「あーいい……////」

~アセロラの別荘~

クチナシ「あの兄ちゃん達二人は少し安静だぁ」

アセロラ「さ、サトシ大丈夫かな?」オロオロ

スイレン「わ、私……サトシの看病にいかなきゃ!」

マオ「そっとしておいてやりなよ」

ホシ「お兄ちゃん……」

グラジオ「フッ、あの程度でヘタるとは…情けないやつらめ」

ミヅキ「そーいう言い方はないでしょ」

グラジオ「フッ」

マツリカ「あー!そういえばさー!グラジオ!」

マツリカ「約束」

グラジオ「約束?」

マツリカ「ほらっ、勇者ヌルの冒険の続き」

グラジオ「ああ、そうだったな」

グラジオ「少し待ってくれ、ブログを更新してからな?」

スイレン「ブログ?」

グラジオ「フッ、作家たるものファンサービスの為にブログの一つや二つやってないとな?」ピッ

マオ「へー、すごーい!」

マーマネ「見せてよお兄さん!」

グラジオ「仕方ないな」フッ

ミヅキ「(あー、あのブログか……)」

グラジオ「フッ」ピッ

マオ「こ、これは……」

マーマネ「………訳のわからないポエムとリーリエの観察日記だ……」

スイレン「……気持ち悪い…」

アセロラ「キモいね……」

グラジオ「!?」

マオ「うわ……」

ホシ「(てゆーか……お兄ちゃんが毎日見てるサイトだこれ……)」

グラジオ「ちっ、凡人にはこのブログの良さがわからんらしいな!」

ホシ「>>安価」


安価 近いレスの中

ホシ「も、もう何て言うか怖いよ…」ガタガタ

ホシ「リーリエさんのパンツとかも写ってるし……」

グラジオ「ご、誤解だ!これはたまたま…」

マオ「本当かなぁ?」ジトー

グラジオ「本当だ!じゃなきゃ、リーリエのパンツを他人に見せるわけないだろ!」

グラジオ「一時期は、Shin・王とかいう奴にリーリエのパンツ売ってくれ売ってくれ言われて大変だったんだぞ!」

ミヅキ「あー、あったねそんな事」

ホシ「完全に児○法に引っ掛かってない?」

スイレン「有害サイトだね」

アセロラ「ジュンサーさんに通報しなきゃ」

グラジオ「やめろ!」

マーマネ「(帰ったらブックマークしとかなきゃ)」

マオ「あ、あはは…ほらっ、やっぱアセロラやマツリカさんもブログやってるの?」

マオ「お兄さんよりも売れっ子でしょ?」

グラジオ「何だと!」

マツリカ「ブログ?何ソレ?」

マオ「ですよねー」

アセロラ「アセロラちゃんはやってるよ?」ヨイショッ

ミヅキ「おっ、グラジオと違って可愛いね?」

アセロラ「簡単に作品の事について話したり、日記書いたりくらいだけどね~」

マオ「……にしてもこの観覧数は……」

マーマネ「(もはやネットアイドルの域……)」

グラジオ「ちっ!」

スイレン「ん?」

スイレン「ちょ、ちょっと!」

スイレン「何!これ!スイーツ店でカレシとデートって!」

スイレン「これ、サトシじゃん!」

スイレン「この嘘つき!」

アセロラ「嘘じゃないもん!サトシとスイーツ店でデートしたもん」

グラジオ「(あの時の割引券か……)」

スイレン「だってサトシはアセロラのカレシじゃないでしょ!」

アセロラ「カレシ(予定)」

スイレン「この嘘つき!」

マオ「まぁまぁ、スイレン、抑えて抑えて」

マーマネ「(うわっ、サトシへのコメントが酷い事になってる……)」

ミヅキ「(こりゃ、サトシくんには見せられないね……)」

クチナシ「>>安価」



安価 近いレスの中

クチナシ「はっ、男の嫉妬ほど見苦しいもんはないね」

クチナシ「まぁ、ネットでギャーギャー喚く奴らの事なんか気にするな」

アセロラ「さっすがおじさん!」

クチナシ「まぁ、お前は可愛いから仕方ないなぁ?」ナデナデ

アセロラ「えへへ」

全員「(何となく薄々感じてたけど…)」

全員「(この人所謂親バカってやつだ…)」

クチナシ「誰かにイジメられたらおじさんにいいなさいよー?」

アセロラ「はーい!」

グラジオ「ふんっ!リーリエの方が1000倍は可愛い!」

マツリカ「グラジオー!そんな事より勇者ヌルの続きー!」グイグイ

マオ「!」

マオ「あれ?アセロラ!このブログにあるこの名前の人ってなに?」

アセロラ「あぁ…その人はね?アセロラのイラストレーターの人なの」

グラジオ「…なに?」ピクッ

マーマネ「アセロラちゃんのイラストレーター?」

アセロラ「うん、イラストの技術は凄いんだけど、ちょっと性格に難ありで…ずっとケンカ中なんだ…」

ミヅキ「性格に難あり?」

アセロラ「うん…女の子なんだけど…」

アセロラ「引きこもりで変態で…好きなものは女の子のおパンツなの……」

スイレン「引きこもりで…」

マーマネ「変態で…」

マオ「女の子なのに女の子のパンツが大好き……」

スイレン、マーマネ、マオ、ミヅキ「(何処かで聞いた事ある特徴だな……)」

グラジオ「ちっ!今日もShin・王からパンツ売ってくれメールか!シネ!」

クチナシ「………………」




アセロラの私有地 森


ミヅキ「うわー、外涼しいねー」

グラジオ「ああ、そうだな…」

ルガルガン「ガルッ」

ミヅキ「野生のポケモンもいっぱい…」

ミヅキ「ほらっ!見てよグラジオ!ネマシュの明かりがとっても綺麗!」

ミヅキ「アセロラはこんな場所まで持ってるんだ…いいなぁ……」

グラジオ「ふんっ!いつかオレもこれ以上の森を手にいれてやる!」

ミヅキ「あはは、さすがはグラジオ先生だ!」

グラジオ「フッ」

ミヅキ「………この場所さ…アセロラが書いたコケコとテテフの森に出てきた場所なんだってさ………」

グラジオ「なに!?」

ミヅキ「……凄く幻想的な場所だ………」

ミヅキ「グラジオ、アセロラのコケコとテテフの森読んだ?」ピタッ

グラジオ「? 一応目は通してある」

ミヅキ「………ここは…コケコがテテフに告白した場所なんだってさ…」

グラジオ「……そうなのか?」

ミヅキ「うん…」

グラジオ「(いつかはリーリエと来てみたいな……)」

ミヅキ「……今、オレもいつかはリーリエとここに来たいな…とか思ったでしょ?」

グラジオ「!」

グラジオ「べ、別にそんな事は……」

ミヅキ「………わかるよ……」

ミヅキ「…………幼なじみだから……」

グラジオ「…………………」

グラジオ「……ミヅキ……?」

ルガルガン「………ガル?」

ミヅキ「……………あの…」

グラジオ「>>安価」


安価 近いレスの中

ヒートリゴトダヨ

グラジオ「!」

グラジオ「す、すまん…リーリエからLINEだ……!」

ミヅキ「…………………」

グラジオ「なに?また女の子のパンツの写メを送ってくれだと?」

グラジオ「で、どうしたミヅキ?改まって?」

グラジオ「いつもと様子が違うみたいだが、何か悪いものでも食べたか?」

ミヅキ「………うぅん……」

ミヅキ「なんでも……ないよ……」

グラジオ「………?」

グラジオ「……フッ、まぁいい……」

グラジオ「折角だ、この森を見て回るとしようぜ?」

グラジオ「何か小説のいいアイディアが見つかるかもしれんしな?」

ルガルガン「ガルッ!」

ミヅキ「ねぇ、グラジオ」

グラジオ「なんだ?」

ミヅキ「……手、繋いでもいいかな?」スッ

グラジオ「…………」

グラジオ「怖いのか?仕方ないやつだな」スッ


ギュッ



マオ「……………」

マオ「(ちょと涼みに森に来てみたら…)」コソコソ

マオ「(凄い場面に出くわしてしまった……)」コソコソ

アママイコ「アマー…」コソコソ

マーマネ「マオ!」

マオ「!?」ビクッ

マーマネ「そんな木の影でコソコソと何してるの?」

トゲデマル「マルゥ?」

マオ「>>安価」


安価 近いレスの中

マオ「シッ!静かに!今いいところなんだから!」

マーマネ「え?」

マオ「お兄さん達が…大人の階段を登る……かもしれない…!」

マーマネ「は?」

マオ「いけっ!そこだ!キース!キース!」ドキドキ

アママイコ「アマーイ!」

マーマネ「ま、マオ?」

トゲデマル「マル?」

マオ「あー、行っちゃった!」

マオ「マーマネのせいだからね!」キッ

アママイコ「アマー!」キッ

マーマネ「え!?」


カキ「うーん…」

ホシ「だ、大丈夫!お兄ちゃん!」

カキ「……ホシがちゅーしてくれたら治るかも……」

ホシ「大丈夫みたいだね。頭以外は」

サトシ「うっ……」

ピカチュウ「ピカピ!」

スイレン「サトシ……」ギュッ

スイレン「き、緊急事態だし仕方ないね……私がちゅーで元気を分けて…」ドキドキ

アセロラ「やめなさい」パシン

スイレン「いたっ!何するの!」

アセロラ「ばっちい。サトシにバイ菌がうつる」

スイレン「」ブチッ


ギャーギャー

サトシ「(頼むから静かに寝かせてくれないかな……)」


マツリカ「(勇者ヌルの冒険の続き…面白い……)」フムフム

翌日

~サトシの寝てる部屋~

サトシ「ふぁ~あ……」グーッ

サトシ「朝か……」ポリポリ

ピカチュウ「ピカー」

サトシ「おっ!おはよう、ピカチュウ」ナデナデ

ピカチュウ「ピカァ」

サトシ「(しかし昨日は散々だったなぁ……)」ゴソゴソ

サトシ「(海で溺れてからずっと寝っぱなし…お陰で何もしてないや…)」モゾッ

サトシ「…………ん?」モゾッ

サトシ「な、なんだ?」スッ

ピラッ


アセロラ「ZZZ」スヤスヤ

サトシ「…………………」

サトシ「…………え?」

アセロラ「ふぁー?」パチッ

アセロラ「あ、おはよ?サトシ」ゴシゴシ

サトシ「え?あ………おはよ……」

サトシ「(え?なんでアセロラが?)」

アセロラ「ふぁーあ…」ノビー

サトシ「………………」

サトシ「………なぁ、アセロラ?」

アセロラ「?」

サトシ「………何で俺のベッドで寝てるの?」

アセロラ「………えへへ////」モジモジ

サトシ「?」

ピカチュウ「ピ」

ガチャッ

サトシ、アセロラ「!」

クチナシ「おっ、兄ちゃん、元気になったか………」

クチナシ「……ん?」

サトシ「…………………」

アセロラ「………………」

クチナシ「…………………」

ピカチュウ「ピ?」

サトシ「あ、あの………」

クチナシ「>>安価」



安価 近いレスの中

クチナシ「……そういう事か…」フッ

サトシ「!?」

クチナシ「ま、まぁ…この子の選んだ子ならおじさんもとやかく言うつもりはない……」グスッ

サトシ「(泣いてる!?)」

クチナシ「で、でもこういう事はほどほどにしときなよ?お前さんらはまだ若いんだ……」グスッ

サトシ「あ、あの!クチナシさん!実は俺もよくわかんないんです!」

クチナシ「あぁ?」

サトシ「!?」ビクッ

アセロラ「そ、そうなのおじさん!これはアセロラから……」

クチナシ「………………」

サトシ「あ、朝起きたらなんかアセロラがベッドに居て……」アセアセ

クチナシ「………潔く責任とんなら認めてやろうと思ったのになぁ…」ユラッ

サトシ「!?」

アセロラ「ふぁ!?」

クチナシ「言い訳どころかこの子のせいにするとは……おじさんの見込み違いだったか……」

クチナシ「覚悟はできてんな?坊主?無論答えは聞く気はないが……」ギロッ

サトシ「ちょ……!?」

ピカチュウ「ピ!?」

アセロラ「おじさん!話を聞いて!」

クチナシ「ペルシアン!」

ペルシアンR「ニャー!!」シャー

サトシ「!?」



スイレン「あれ?サトシは?」

カキ「まだ具合が悪くて寝込んでるらしいぞ?」

スイレン「……心配…」

アセロラ「もう!おじさんのバカバカ!誤解だって言ったでしょ!」ポカポカ

クチナシ「いたた、ごめんって!」

アセロラ「サトシに嫌われたらおじさんのせいだからね!」ポカポカ

クチナシ「あ、あの兄ちゃんにはちゃんと謝っておくから!」

スイレン「………何があったの?」

カキ「さぁ?」

マオ、マーマネ、ホシ、ミヅキ「(何があったかは知らないけど、面倒臭そうだし、スルーしよう)」

グラジオ「フッ、そうだ!カキ!昨日小説のアイディアに使えそうな場所を見つけたんだ!」

グラジオ「後で行ってみないか?」

カキ「お供します!先生!」

グラジオ「マーマネも来い!」

マーマネ「え!?」

クチナシ「おっと、そうだ」

アセロラ「ふぁ?」

クチナシ「そーいや、ゲームの監修の仕事がまだ残ってたんだ。今の内やっとけ」

アセロラ「ふぁ!?」

全員「(ゲームの監修までやってんだ)」

アセロラ「い、嫌だもん!遊びたいもん!」

クチナシ「ダメだ」

アセロラ「お、おじさんはアセロラが可愛くないの!?」

クチナシ「可愛いから言ってんのよ」

クチナシ「さぁ、行くよー」ズルズル

アセロラ「鬼ー!」ズルズル

マオ「アセロラ行っちゃった……」

グラジオ「さて、オレ達も行くか」

カキ「は、はい!」

マーマネ「う、うん」

スイレン「私達はどうする?」

グラジオ「オマエらは……」



マオ「………………」ピッ

リーリエ『みんな!アローラ!』ニコッ

リーリエ『旅行楽しんでますか?』

スイレン「あ、アローラリーリエ…」

ミヅキ「う、うん…楽しんでるよ?」

ホシ「…………………」

マツリカ「…………………」

リーリエ『そうですか、良かったです!』ニコッ

シロン『コーン!』

リーリエ『それでは早速……』

リーリエ『>>安価』


安価 近いレスの中

リーリエ『昨日何があったか教えて下さい!』キラキラ

マオ「え?」

リーリエ『お、お風呂はどうでしかた?何かハプニングは!?』フンス

スイレン「無い……かな?」

リーリエ『マツリカさん!兄様に手は出してないですよね?』

マツリカ「んー?」

ミヅキ「!」ドキッ

マツリカ「オイル塗ってもらった」

リーリエ『え!?』

マツリカ「ブラッキーに」

リーリエ『ブラッキーにですか…』

リーリエ『ミヅキさん!またあのえっちな水着着てください!』

ミヅキ「な、何で知ってるの!?」

ホシ「えっちな水着?」

ミヅキ「な、なんでもない……」

リーリエ『アセロラは何処ですか!?』

リーリエ『えーと、それから……』

マオ「あはは、そんなに一気に聞かれても答えらんないよリーリエ?」

リーリエ『あ、すみません…つい…///』

マオ「………だからさ?今度は…リーリエも一緒に来ようよ?」

リーリエ『…………え?』

スイレン「うん、そうだね?」

ホシ「パソコンの中からじゃなくて、一緒に!」

ミヅキ「無理やり連れてこよっか?」クスッ

マツリカ「楽しんーよ?」ニコッ

リーリエ『………皆さん………』

リーリエ『………………』

リーリエ『はいっ!』

マオ「ふふっ」

リーリエ『それじゃあまずは……』

スイレン「そうだね、えーと…昨日はまず……」

リーリエ『イラストの資料の為に、皆さん服を脱いで下さい!』ハァハァ

シロン『コーン!』

マオ、スイレン、ミヅキ、マツリカ、ホシ「………………………」

マオ、スイレン、ミヅキ、マツリカ、ホシ「それはイヤ」

この辺で10話まで終了です

翌日

~リーリエの屋敷 玄関~

リーリエ「(今日は兄様が旅行から帰ってくる日……)」ドキドキ

リーリエ「(い、今の内にお帰りなさいの練習を……)」ドキドキ

シロン「コーン!」

リーリエ「お帰りなさい!兄様!」

リーリエ「………ちょっと、違うかな…?」

リーリエ「…お、お帰り?お兄ちゃん?」

リーリエ「………………」

リーリエ「……恥ずかしくてしんじゃう//」プシュー

シロン「コーン?」

コツコツ

リーリエ「!」ドキッ

ガチャッ

グラジオ「フッ、今帰ったぜ?リーリエ?」

ルガルガン「ガルッ!」

ガラーン

グラジオ「……………」

グラジオ「フッ、まぁ、さすがに出迎えはないか……」ガクッ


~リーリエの部屋の前~

グラジオ「リーリエ、今帰っ……」

キイーッ

グラジオ「!」

リーリエ「…………ども…」

リーリエ「………お帰りなさい…」ボソッ

シロン「コン!」

グラジオ「………リーリエ…」

グラジオ「(久しぶりに見るリーリエ可愛い……)」キュンッ

リーリエ「……兄様…旅行…楽しかったですか…?」

グラジオ「フッ、まぁ、そこそこな?」

グラジオ「だが、リーリエがいたらもっと楽しかったぜ?」

ルガルガン「ガルッ!」

リーリエ「ふふっ、そうですか?」クスッ

グラジオ「(天使だ////)」

グラジオ「おっと、そうだった」ゴソゴソ

リーリエ「?」

グラジオ「ほらっ」ポス

リーリエ「! これは…」

グラジオ「お土産の麦わら帽子だ」

グラジオ「今度はリーリエも一緒に行こうぜ?」

リーリエ「……………」

リーリエ「か、考えておきますっ!///」プイッ

グラジオ「フッ」

リーリエ「あっ、そうだ兄様!」

グラジオ「ん?」

リーリエ「………………////」キィー

グラジオ「!?」

グラジオ「な、何で脱ぐんだリーリエ!?」ドキドキ

グラジオ「お、オレは当然OKだが…まだ心の準備が………////」ドキドキ

リーリエ「//////」キィー

パサッ

グラジオ「!?」

リーリエ「み、水着…着てみました…////」

リーリエ「に、似合いますか?////」ドキドキ

グラジオ「>>安価」


安価 近いレスの中

グラジオ「………………」ポォー

リーリエ「兄様?」

グラジオ「はっ!す、すまんリーリエ!つい見とれて…!」

グラジオ「フッ、一瞬天国に召されたかと思ったぜ!」

リーリエ「も、もぅ!兄様はなんでそんな恥ずかしい事を平然と!////」プクー

グラジオ「………………」

グラジオ「(こ、これはいい雰囲気…今なら……)」

グラジオ「(イケるっ!)」

グラジオ「り、リーリエ!」ガタ

リーリエ「!? ちょ、ちょっと!何して……」


ドサッ

リーリエ「い、いたたた……」

グラジオ「す、すまん……興奮してつい…」

ヒラッ

グラジオ「ん?これは……」ピラッ

グラジオ「男の……イラスト……?」

リーリエ「…………いつまで上に乗っかってるんですか…」

グラジオ「あ、す、すまん…」サッ

グラジオ「なぁ、リーリエ…このイラスト…」

リーリエ「……言ったじゃないですか…兄様が私がディグダを描きたくなるような話を書けたら、私もディグダを描きますって……」

グラジオ「……じゃあ、最近何かコソコソとやっていたのはまさか……」

リーリエ「……まだ、完璧ではないですが、一応練習だけはしておきました」プイッ

グラジオ「………リーリエ……」

リーリエ「………今度は…」

リーリエ「私が……兄様に釣り合う女になる番です!」

グラジオ「リーリエー!」ガバッ

リーリエ「ちょ!?」

グラジオ「す、好きだ!愛してる!」グスッ

リーリエ「し、シロン!」

シロン「コン!」

グラジオ「………?」

リーリエ「氷の礫×4!!」

シロン「コーン!」ヒュオオ

グラジオ「!?」


ドカン ドカン ドカン ドカン


グラジオ「ちょ………」



ドッカーン!!

数ヶ月後


~ハウオリショッピングモール~


グラジオ「フッ、ついに来たぜ!」ザッ

リーリエ『はい!来ましたね!』

グラジオ「オレ達の"世界一可愛いリーリエ"の第1巻発売記念!」

リーリエ『兄様!ようやく夢への第一歩ですね!』

グラジオ「ああ……!」

グラジオ「フッ、それに……こうやってリーリエとデートもできるなんて…オレは幸せ者だ…」ウルウル

リーリエ『私、パソコンの中ですけどね?』

チョットアノヒトミテ? パソコントハナシシテル キモッ

グラジオ「………フッ、ファン達の黄色い声援が聞こえるぜ……」

リーリエ『(ごめんね兄様…)』ホロリ



リーリエ『そういえば兄様……兄様は何でラノベ作家に?』

グラジオ「………前にも一度言ったろ?」

グラジオ「……オレが旅してた頃書いていた、Web小説をずっと応援していてくれた奴がいた……」

グラジオ「イラスト何かも書いてくれたりしてな?」

リーリエ『……………』

グラジオ「………そいつと約束したんだ」

グラジオ「………オレはいつか、プロの作家になって、みんなを楽しませるラノベを書くってな」

ルガルガン「ガルッ!」

リーリエ『……勇者ヌルの冒険…』

グラジオ「……………知ってるのか?」

リーリエ『………少しは…』

リーリエ『………兄様のあの小説は…きっと一人でお部屋に籠っている女の子に勇気を与えてくれる小説…』

リーリエ『……そんな小説だったのではないでしょうか?』

グラジオ「…………なぁ、リーリエ…」

リーリエ『なんですか?』

グラジオ「……オレをずっと応援していてくれたアイツは…今頃何やってると思う…?」

リーリエ『…………そうですね……』

リーリエ『……きっと…今頃何処かで兄様を応援しながら、えっちな女の子のイラストでも書いているのではないでしょうか……?』

グラジオ「……………フッ」

グラジオ「……そうかもな?」

~ハウオリデパート 本屋~

グラジオ「……………」コソッ

リーリエ『す、凄いです兄様!世界一可愛いリーリエ第1巻発売記念フェアですって!』

グラジオ「あ、ああ…!」ドキドキ

グラジオ「(お、オレの連載開始記念フェア…しかもそれを最愛の妹と一緒に見てる…)」

グラジオ「(夢のようだ……!)」グスッ

リーリエ『に、兄様!?』ビクッ

「世界一可愛いリーリエー?」

グラジオ、リーリエ「!」

ユリーカ「何これ?お兄ちゃんこんなの読んでるのー?」

シトロン「こ、こんなのとは何ですか!」

シトロン「ルガルガングラジオ先生の妹愛は素晴らしい!これは……僕のバイブルです!」

ユリーカ「そ、そなんだ…」

シトロン「帰ったら一緒に読みましょうね!世界一可愛いユリーカ!」

ユリーカ「え、えーと……」

ユリーカ「……だいたいユリマンガってなに?これどういう意味?」

シトロン「>>安価」



安価 近いレスの中

シトロン「そうですね…人によっては夢と希望の詰まったもの……ですかね?」

ユリーカ「?」

シトロン「まぁ、女の子の友情の延長線みたいなものです」

ユリーカ「女の子の友情?それってユリーカとセレナみたいなもの?」

シトロン「ははっ、百合ーカにはちょっと早かったかな?」

ユリーカ「?」

リーリエ『あのロリちゃん、将来有望ですね?兄様!』

グラジオ「え!?あ……うん…」

ルガルガン「ガル……」


~グラジオの屋敷~


グラジオ「(フッ、今日は久しぶりにリーリエとのデート(パソコンの中だけど)もできたし、いい日だったぜ)」トボトボ

グラジオ「帰ったぜ!」ガチャッ

グラジオ「!」

リーリエ「………………」

シロン「コン!」

グラジオ「……リーリエ…オマエ部屋から……」

リーリエ「………れ、練習しましたからっ!こ、今度はちゃんと言います!」

グラジオ「……え?」

リーリエ「…………………」スーハー

リーリエ「お帰りなさいっ!兄様!」ニコッ

シロン「コン!」

グラジオ「>>安価」


安価 近いレスの中

グラジオ「ど、どうしたんだ!リーリエ!な、何か悪いもんでも食ったか?い、いや嬉しいけど…」アタフタ

リーリエ「もぅ!折角勇気を出したのにっ!兄様は!」プクー

グラジオ「す、すまん……」

リーリエ「……………お帰りなさい?兄様…」ニコッ

グラジオ「………ああ…」

グラジオ「ただいま、リーリエ!」ニコッ

シロン「コーン!」

ルガルガン「ガルッ」ウルウル

数日後

~グラジオの屋敷~

ロトム図鑑「えー、それでは…グラジオの単行本発売を記念して……」

ロトム図鑑「カンパーイ!」

全員「カンパーイ!」

ワイワイ

サトシ「いっやー!すっげーなグラジオ!」

ピカチュウ「ピカ!」

スイレン「おめでとう!」

グラジオ「フッ、実力だ」

ミヅキ「なーにが実力だ!だよ!泣いて喜んでた癖に」ウシシ

グラジオ「う、うるさい!」

マオ「(想像できる…)」

カキ「先生!俺、ちゃんと布教用読む用保存用買いましたから!」

ホシ「牧場に来た人みんなにすすめてクレーム来てるくらいだもんね?」ハハ

カキ「や、やめろよホシ~////」テレッ

グラジオ「フッ」

マーマネ「(そこって照れるとこなの?)」

アセロラ「グラジオもやっとアセロラちゃんの足元まできたか~!」

グラジオ「ふんっ!すぐに追い抜いてやるぜ!」

マツリカ「ん」スッ

グラジオ「なんだ?」

マツリカ「ラノベにサインして」

グラジオ「あ、ああ……」カキカキ

シロナ「いやー、私はグラジオくんならやると思ってたわよ!」ウンウン

グラジオ「おい」

シロナ「ん?」

グラジオ「なんでアンタがいる」

シロナ「まー、固いことはいいじゃない?私、アンタの担当なんだし!」パンパン

グラジオ「イテッ!」

シロナ「……次は…目指せアニメ化ね?」

グラジオ「フッ、当然だ!」ニヤッ

マオ「ねぇ!お兄さん!そういえばリーリエは?」

スイレン「いつものパソコンも無いみたい」

サトシ「だよなー?リーリエのお祝いでもあるのにさ?」

ピカチュウ「ピカ!」

グラジオ「………………」

グラジオ「もうすぐ来るさ」

サトシ「え?」

ガチャッ

全員「!」

リーリエ「……………」

リーリエ「ぁ……その………」モジモジ

マオ「リーリエ……」

カキ「お前…部屋から……」

グラジオ「フッ」

ミヅキ「どういう事!?グラジオ!」

グラジオ「まだ外までは無理だが…屋敷の中なら出ていけるようになった」

グラジオ「お陰で毎日が幸せだぜ」ニヤッ

ミヅキ「リーリエ…」グスッ

リーリエ「ぁ、あの…私も一緒によろしいですか……?」

シロン「コーン!」

サトシ「当然だろ!リーリエ!」

カキ「早く来い!」

スイレン「話したい事!いっぱある!」

マツリカ「料理おいしーよ?」モグモグ

マーマネ「リーリエ!僕の隣に座ってよ!」パンパン

グラジオ「おい!リーリエはオレの隣だ!」

ミヅキ「ケンカしなーい」

アセロラ「ほらっ!リーリエ!」グイッ

リーリエ「//////」

マオ「そーだ!旅行の写真でも見ない?」

ホシ「いいね!」

サトシ「旅行…俺ずっと寝てた…」

アセロラ、スイレン「!」ドキッ

アセロラ「あ、あはは…ほらっ!サトシもまた一緒に旅行行こうよ!」アセアセ

スイレン「そ、そうだよ!」アセアセ

アセロラ、スイレン「(今度は二人っきりで)」

サトシ「ああ……」

ピカチュウ「ピカピ……」

シロナ「どうもリーリエちゃん」グイッ

リーリエ「ぁ、ど、どうも…」モジモジ

グラジオ「おい!ロリコン!リーリエに近づくな!」

シロナ「わ、私はロリコンじゃなくて子供好きです!」

シロナ「ご、誤解しないでね?リーリエちゃん?」ニコッ

リーリエ「は、はぁ……」

シロナ「>>安価」



安価 近いレスの中

シロナ「後で下着の見せ合いしましょ?」ニコッ

リーリエ「!?」ビクッ

シロナ「あ、じゃ、じゃなくて…その!わ、私の娘になって…じゃなくて!」アセアセ

グラジオ「おい!何でアンタはそんなに気持ち悪いんだ!」

シロナ「あ、アンタに言われなくないわよ!」

シロナ「あ、ほらっ!リーリエちゃん!このピィきゅーぶの衣装可愛いでしょ?」ピラッ

リーリエ「は、はぁ…」

シロナ「着てくれない?」

グラジオ「誰かこいつを追い出せ!」

全員「(無理です…)」

リーリエ「あ、あの……」

シロナ「なぁに?」ニコッ

リーリエ「わ、私……女の子は大好きですが、オバサンはちょっと……」

シロナ「オバ………」

シロナ「」

アセロラ「ふぁ、オバサン石になった」

グラジオ「静かになって丁度いい」

ワイワイ

ロトム図鑑「! ロロ!」

サトシ「ん?どうした?」

ロトム図鑑「……謎の電波を受信したロト……」

アセロラ「ふぁ?」

マーマネ「謎の電波……?」

グラジオ「…………?」

ジジ……

ロトム図鑑「!」

ロトム図鑑「パソコンをつけるロト!」

ミヅキ「パソコン?」

リーリエ「私のノーパソでいいのなら…」ピッ


ジジ…

パッ

『ユリマンガ先生のお絵描き教室』

リーリエ「!」

アセロラ「ふぁ?これって…」

カキ「リーリエがやってるお絵描き教室の動画……?」

スイレン「前に撮ったやつかな?」

リーリエ「………違います」

グラジオ「………どういう事だ?」

ロトム図鑑「これは……」

ロトム図鑑「生放送ロト!」

全員「!?」

ミヅキ「生放送って……リーリエはここにいるじゃん……!」

リーリエ「………………」

マーマネ「ユリマンガ先生と同じマーイーカちゃんのお面にパーカー」

マツリカ「……どっちも色違いみたいだけどね…」

ユリマンガ?『アローラ!』

スイレン「話しかけてきた…?」

ユリマンガ?『偽物野郎』

カキ「偽物…?」

グラジオ「なんだこいつは……」

リーリエ「……あたな…誰ですか……?」

ユリマンガ?『…………………』

グラジオ「おい!オマエ!」

グラジオ「何故ユリマンガ先生と同じ格好をしている!」

グラジオ「偽物ってどういう事だ!」

ユリマンガ?『……そのままだよ』

ユリマンガ?『そこにいるリーリエは所謂2代目ユリマンガ先生…』

アセロラ「……2代目?」

リーリエ「………………」

ユリマンガ?『そして、俺はそいつと同じく、初代ユリマンガ先生から絵を教わった者だ』

マツリカ「………初代…か…」

マオ「ね、ねぇ…リーリエ…初代とか2代目とかってどういう事なの?」

マオ「あいつは…誰なの?」

リーリエ「………………」

リーリエ「確かに…私は初代ユリマンガ先生から絵を教えて頂き、そのペンネームを使わせて頂いてます」

グラジオ「!」

リーリエ「……ですが…あなたの事は知りません……!」

リーリエ「………あなたは…誰なんですか!」ビシッ

ユリマンガ?『………………俺か?』

ユリマンガ?『…………そうだな……俺は初代から正当に"ユリマンガ"のPNを受け継ぎし者……』

ユリマンガ?『真なるユリマンガ先生の意味を込めて……』

ユリマンガ?『ユリマンガ先生G(グレート)とでも呼んでもらおうか?』ドヤッ

グラジオ「ぐ、グレートだと!?」

ミヅキ、マオ、スイレン、マーマネ、マツリカ、ホシ「(グレート…ださっ)」

サトシ、アセロラ、カキ「グレート!?かっけー!!」キラキラ

リーリエ「>>安価」



安価 近いレスの中

リーリエ「……名乗るだけなら誰だってできます……」

リーリエ「とりあえず…そのお面を外してくれませんか?」

グレート『キミが外させてみなよ?』

グレート『偽物のユリマンガ先生?』

リーリエ「……………」

リーリエ「ユリマンガ先生……そんな名前の人は……」

リーリエ「一人でいいです!」キッ

グレート『…………話が早いね?』ニヤッ

グラジオ「(いつもそんな名前の人知らないと言っていたリーリエが…)」

リーリエ「…………お題は?」スッ

グレート『ハンデだ……』スッ

グレート『そこの丸っこいポケモンにしよう』クイッ

トゲデマル「マル!?」

スイレン「な、何が始まるの!?」

ロトム図鑑「………恐らく今から始まるのは…」

ロトム図鑑「ユリマンガ先生vsユリマンガ先生Gのイラスト対決ロト!」

マオ「イラスト対決…」ゴクリ

グラジオ「リーリエ……」

リーリエ「はぁぁぁ!!」

スッ スッ スッ

トゲデマル「マル!?」

サトシ「リーリエがすっげースピードでトゲデマルを描いてく!」

カキ「しかも見ろ!」

リーリエ「……………」スッスッスッ

ミヅキ「トゲデマルが……」

マーマネ「如何にもリーリエが好みそうなロリロリの擬人化にされていく!?」

トゲデマル「トゲー……」

グレート『………………』スッスッスッ

リーリエ「!」

アセロラ「ふ、ふぁ……グレートのイラストの描き方……」

グラジオ「……リーリエにそっくりだ…」

グレート『ふふっ』スッスッスッ

リーリエ「……………」スススッ

リーリエ「………………」シュパッ

リーリエ「できました…!」スッ

マオ「す、凄い…この短時間で…」

マーマネ「トゲデマルが……完全にロリロリの擬人化女の子に…」

グラジオ「しかも……エロい……」ゴクリ

ピカチュウ「ピ……」

トゲデマル「>>安価」



安価 近いレスの中

トゲデマル「いいんじゃん!(いいんじゃん!)」

マーマネ「!?」

マーマネ「い、今!トゲデマルが喋らなかった!?」

マオ「気のせいじゃない?」

スイレン「気のせい」

マツリカ「気のせーだよ」

グレート『やるねぇ?』スッスッ

リーリエ「敗けを認めるなら今の内ですよ?ユリマンガ先生G(贋作)さん?」

グレート『………技術だけは』ニヤッ

リーリエ「…………?」

グレート『見せてあげるよ』

グレート『奥義を!』ピカー

リーリエ「!?」

サトシ「な、何だあの光!」

カキ「Z技か……!?」

アセロラ「………たぶん、実際に光輝いてる訳じゃないよ」

サトシ「え?」

アセロラ「………光輝いてるように"見える"んだ」

グラジオ「(あの輝き……以前リーリエがマオを書いた時に見せた……)」

アセロラ「(あの奥義……まさか……)」

グレート『ははははー!』サッ サッ

マオ「な、なに!?アイツがイラストに線を入れる度にまるで……イラストに命を吹き込まれていくような!?」

スイレン「あっ……!」ポロリ

サトシ「!」

サトシ「どうしたスイレン!」

スイレン「わ、わかんない!何か…アイツのイラストを見てたら勝手に涙が…」ポロポロ

サトシ「………え?」ポロリ

サトシ「!」ポロポロ

ミヅキ「な、何がいったいどうなって…」グスッ

グラジオ「くっ!何故涙が!」グスッ

アセロラ「(みんな…表面ではそうじゃなくても…心の奥底では感動させられてるんだ……)」ポロポロ

アセロラ「(アイツのイラストに!)」ポロポロ

リーリエ「っ…………!」ポロポロ

グレート『さて……』シュパッ

グレート『完成だ』ニヤッ

カキ「うっ……このイラストは…」グスッ

マーマネ「ひ、光ってる…!?」グスッ

トゲデマル「トゲー!」グスッ

マツリカ「り、リーリエと同じ擬人化なのに…」グスッ

ミヅキ「神々しくて…まるで生きてるみたいで…」グスッ

グラジオ「……そして………」グスッ

グラジオ「エロい!」グスッ

グレート『ふっ』ニヤッ

スイレン「なんなんだろう……あのイラストを見てると……」グスッ

サトシ「うぅ…マサラタウンから旅立って、ピカチュウと一緒にオニスズメと戦った時の事を思い出すぜ!」グスッ

ピカチュウ「ピカー」グスッ

グラジオ「(くそっ!何だアイツのイラストは……)」グスッ

グラジオ「(初めて勇気ヌルのイラストを貰った時の感動…いや、それ以上だ…)」グスッ

グラジオ「リーリエ……」

リーリエ「………………」グスッ

グレート『………人が心を打たれる絵画を見た時に、"幻視の光"を視ると言われる……』

グレート『キミ達にも覚えがないかい?』

全員「!?」

アセロラ「(この人……やっぱり…)」

グレート『これぞ俺様が初代ユリマンガ先生から授かった奥義……』

グレート『ユリマンガ光線(フラッシュ)だ!』

サトシ「…………え?」

マオ「い、今なんて……?」

グレート『だ、だから!』

グレート『ユリマンガフラッシュ…だ』ボソッ

カキ「聞こえん!」

グラジオ「もっと大きな声で言え!」

グレート『>>安価』



安価 近いレスの中

グレート『だからさァ!ユリマンガ…フラァァァァァァァァァァッシュ!!!』

グレート『だっつってんだろ!何度も言わせんな恥ずかしい!』

グラジオ「す、すまん」

グレート『くっ、私……いや、俺様の用はここからが本題だ!』

グラジオ「なに?」

グレート『………リーリエ…ユリマンガ先生のPNを賭けて俺様と勝負しろ!』

リーリエ「!」

グレート『………生放送動画で俺様とイラスト勝負をし、負けた方はユリマンガのPNを捨て、お面を外し、素顔をさらす…名付けて…』

グレート『マスク剥ぎデスマッチ!』

サトシ「マスク剥ぎデスマッチ……?」

マオ「ま、負けた方は素顔を晒すって…それって……」

スイレン「動画を見てる人達の前で素顔を見せるって事!?」

ミヅキ「……ふざけないで!」

グレート『ふざけてはいない。俺様は本気だ』

グレート『どうする?リーリエ?』ニヤッ

リーリエ「……………」

グラジオ「リーリエ…」

ミヅキ「リーリエ!そんな勝負受ける事ないよ!」

リーリエ「………その勝負…」

リーリエ「受けます!」キッ

ミヅキ「!」

グレート『……決まりだね?』ニヤッ

ミヅキ「リーリエ…なんで……」

ミヅキ「グラジオからも何か言ってやってよ!」

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「………………」

グラジオ「(そうだな……リーリエにそんな無駄にリスクの高い勝負をさせる訳にはいかない…)」

ミヅキ「グラジオ!」

グラジオ「…………フッ、おい!偽物!」

グレート『!』

グラジオ「人の妹をコケにした代償は高いぞ?」

グラジオ「やってやれ!リーリエ!」

リーリエ「…………はい!兄様!」

グレート『………あはっ♪決まりだね?』

ミヅキ「リーリエ…グラジオ……」

グレート『………勝負の場所や日時はおいおい伝える』

グレート『楽しみに待ってなよ!』

グレート『じゃあね♪』

ブツン

マーマネ「通信が切れた………」

アセロラ「………………」

リーリエ「…………兄様…」

グラジオ「!」

リーリエ「………あの方と私…どっちのイラストの方が良かったですか……?」

グラジオ「………………」

グラジオ「アイツだ」

ミヅキ「グラジオ…」

リーリエ「……そう…ですか……」スクッ

クルリ

マオ「リーリエ!」

バタン

スイレン「リーリエ…行っちゃった……」

グラジオ「…………………」

……それからというもの…リーリエはまた部屋に引きこもリーリエになった…

ゴツン ゴツン

グラジオ「食事か……」

……だが、今回の引きこもリーリエは前回のような引きこもリーリエではなく…

グラジオ「リーリエ、食事おいとくぞ」

……グレートを倒す為の秘密の特訓らしい…

ピンポーン

グラジオ「!」

グラジオ「誰だ?」

ガチャッ

グラジオ「!」

アセロラ「……………」

グラジオ「アセロラ……?」

クチナシ「………話はこいつから聞いた」

アセロラ「グラジオ、リーリエと一緒について来て」

アセロラ「会わせたい人がいるの」

グラジオ「会わせたい人…?」



クチナシ「嬢ちゃんはパソコン出勤か…」

リーリエ『人ゴミは苦手なので…』

グラジオ「…………おい、会わせたい人って……」

アセロラ「アセロラのイラストレーターだよ」

アセロラ「"元"ね」

グラジオ、リーリエ「元?」

クチナシ「……腕はピカイチなんだが、性格に難ありでな?ケンカ中なのよこいつら」

アセロラ「だ、だって!あいつが悪いんでしょ!」

アセロラ「あいつがアセロラにいっつもセクハラするから…」

リーリエ『セクハラ!?』

リーリエ『あ、アセロラにセクハラを……これだからディグダは…」』ワナワナ

グラジオ「リーリエ!?」

アセロラ「あ、その人女の子だよ?」

リーリエ『え?』

グラジオ「おい、リーリエは今グレートを倒す特訓で忙しいんだ!」

グラジオ「そんな変態に会う暇なんか…」

アセロラ「いいから」

アセロラ「黙ってついてきてよ」

グラジオ、リーリエ「?」


~某ホテル~

クチナシ「ついたぞここだ」

アセロラ「………………」

クチナシ「おーい!」コンコン

パシン

クチナシ「!」

グラジオ「何の音だ?」

クチナシ「叩く一回…"入れ"の合図だ」キイー

グラジオ、リーリエ「!」


グラジオ「くっ、汚い……」

アセロラ「くっさい……」

クチナシ「おーい、おじさんだー!生きてるかぁ?」

ガサッ

クチナシ「!」

「んー?何の用ー?」

ヒガナ「またイラストの仕事?」ポリポリ

グラジオ「(こいつがアセロラのイラストレーターの……)」

ヒガナ「!」

ヒガナ「アセロラ……」

アセロラ「!」ビクッ

ヒガナ「アセロラ!やっと仲直りしてくれる気になったんだね!」

ヒガナ「良かったぁ!やっぱりアセロラは可愛いなぁ!」

アセロラ「ち、近寄らないで!」ササッ

ヒガナ「………え?」

クチナシ「違う違う」

ヒガナ「?」

クチナシ「今日用があるのはコイツらなんだ」

ヒガナ「えー?私、知らない人に会いたく……」チラッ

グラジオ「………………」

リーリエ『……………………』

ヒガナ「あー」

ヒガナ「そうゆーこと?」ニヤッ

リーリエ『>>安価』



安価 近いレスの中

リーリエ『あ、あれは……!』

ヒガナ「!」

リーリエ『イブキさん家のメイドラミドロではないですか!?』キラキラ

リーリエ『あー!とあるZ技のシャンデラまであるー!』キラキラ

アセロラ「ふぁ?リーリエ?」

リーリエ『兄様!あの方から、全巻借りてきて下さい!』

グラジオ「う、うん(はしゃいでるリーリエ可愛い)」キュンッ

グラジオ「と、いう訳で妹がオマエの持ってるラノベを借りたがってる」

グラジオ「貸せ!」クワッ

ヒガナ「えー?アレ私のオキニだし、絶対にいや!」

アセロラ「ちょ、ちょっと!」

クチナシ「そんな場合じゃないだろ…」

グラジオ「………フッ、オマエらがオレ達をここに連れてきた理由がなんとなくわかったよ」

アセロラ「ふぁ!?」

グラジオ「……あまり言いたくはないがあの女はかなりの美少女…(リーリエの方が1000倍可愛いが)」

グラジオ「なのにリーリエは……」

リーリエ『貸して下さい!その内返しますから!』

ヒガナ「それ、返さないパターンだ」

グラジオ「アイツのパンツを…見たがってない!」

アセロラ「!」

クチナシ「(なんだそりゃ…)」

グラジオ「あの女なんだろ?」

グラジオ「ユリマンガ先生Gは……!」

ヒガナ「……ハァ…いやだいやだ、図々しいにも程があるねー?」

ヒガナ「人の家にずかずか上がり込んできて、オキニのラノベを貸せとか言ってくる上に……」

ヒガナ「……勝手に師匠の"ユリマンガ"のPNを使うなんてね?」ニヤッ

リーリエ『………………』

リーリエ『ヒガナさん……でしたっけ?』

ヒガナ「なに?リーリエ」

リーリエ『好きなものは?』

ヒガナ「美少女。特にツルペタな女の子が好みだよ?」

リーリエ『………私もです。気が合いますね』

アセロラ「ひぃぃぃ!」ゾクッ

ヒガナ「……リーリエ、キミも引きこもりだって聞いた」

リーリエ『!』

グラジオ「(キミ"も"?)」

ヒガナ「………引きこもり歴は?」

リーリエ『……もう少しで一年です』

ヒガナ「……一年……か…」クスッ

リーリエ『?』

ヒガナ「アハハハハハハ!」ケラケラ

グラジオ「な、なんだアイツ……!?」

リーリエ『な、何がおかしいんですか!』

ヒガナ「おかしいよ……!一年って……」ヒーヒー

リーリエ『!』

ヒガナ「私の引きこもり歴は」

ヒガナ「3年だ」

リーリエ『!?』

グラジオ「さ、3年だと!?」

クチナシ「いやー、本当困っちゃうよねー?」

ヒガナ「……リーリエ、簡単な質問をするよー?」

リーリエ『質問……?』

ヒガナ「想像してみなよ…」

リーリエ『!』

ヒガナ「目の前に…アセロラの脱ぎたてホヤホヤのパンツが落ちてました」

ヒガナ「キミならどうする?」ニヤッ

リーリエ『!』

アセロラ「もういやだー!助けてサトシー!」ビエーン

クチナシ「あー、泣くな泣くな」アセアセ

ヒガナ「さぁ?質問に答えてよ?」

ヒガナ「リーリエ?」ニター

リーリエ『>>安価』



安価 近いレスの中

リーリエ『……私なら……』

リーリエ『ノーパンのアセロラを呼んでその場でパンツを履かせ、その羞恥に歪むアセロラを描きます』

ヒガナ「!」

リーリエ『アセロラもきっとパルシェンが湿り気です』

アセロラ「お家帰るー!」ビエーン

クチナシ「おー!よりよし」

ヒガナ「……成る程…合格だよリーリエ」

リーリエ『?』

ヒガナ「…キミは"食べる"や"嗅ぐ""被る"と答える創造力が足りない人間とは違うようだね?」

リーリエ『…………………』

リーリエ『ちなみに、貴方ならどうするのですか?ヒガナさん』

ヒガナ「………私なら………"履く"」

リーリエ『!?』

アセロラ「わー、お空が青ーい」

グラジオ「おい!ここは部屋の中だぞ!現実逃避するな!」

ヒガナ「……だってそうだろ?本来パンツは履くものだ」

ヒガナ「想像してみなよー?ひょっとしたら、アセロラの脱ぎたてパンツには、アセロラの恥ずかしい染みやおし○こがついてるかもしれない……」

ヒガナ「それを履く事により……どうなると思う……?」

リーリエ『……まさか!』

ヒガナ「……アセロラと…一つになれる」

アセロラ「あいつらコロしていい?」

クチナシ「お、落ち着け!」

ヒガナ「想像力が足りないよ?リーリエ」ニヤッ

リーリエ『っ……………!』

グラジオ「くっ、リーリエ!」

アセロラ「おい」クイクイ

ヒガナ「ん?なーに?アセロラ?」

アセロラ「これ、サトシっていうの」スッ

ヒガナ「……そ、それがなに?」

アセロラ「アセロラのカレシ」

ヒガナ「!?」

ヒガナ「あ、アセロラのブログは毎日チェックしてるし知ってるよ?」

ヒガナ「でも、それって、う、嘘なんでしょ?わ、私知ってるもん!」

ヒガナ「そ、そのサトシとかいうアホ面にもシネシネコメント毎日打ってるし…」

アセロラ「キメーなぁーこのストーカー女」

ヒガナ「!?」

アセロラ「アセロラ、みんなで合宿行った時に…サトシと…」

アセロラ「寝ました(勝手に潜りこんで添い寝)」

ヒガナ「!?」

リーリエ『!?』

アセロラ「だからもう近寄らないでね?キモいから」

ヒガナ「>>安価」

安価 近いレスの中

ヒガナ「う、嘘つかないでよ!」

アセロラ「嘘じゃないもん!」

リーリエ『ほ、本当なんですかアセロラ!』

グラジオ「で?どうなんだ?」

クチナシ「んー、まぁ、ある意味嘘じゃないかもなー」

アセロラ「(本当は手も繋いでないけど、まぁこれからでしょ!)」

ヒガナ「あ、アセロラのやりたがってたドケキッスビーツ貸してあげるからさぁ!」

アセロラ「いらない」

リーリエ『サトシコロス』

クチナシ「なぁ、この子の妄想はおいといて」

アセロラ「妄想!?」ガーン

ヒガナ「も、妄想…」ホッ

リーリエ『良かった…』ホッ

クチナシ「顔見せも済んだし、そろそろ帰っていいか?」

ヒガナ「……………」

リーリエ『……………』スッ

スッ スッ スッ

ヒガナ「!」

グラジオ「それは!?」

リーリエ『ヒガナさん、可愛いおパンツ履いてるんですね?』

リーリエ『シマシマ』

ヒガナ「……………」

グラジオ「ま、まるで本物のパンツだ…」

アセロラ「リーリエ…いつの間に…」

ヒガナ「見たんじゃない……」

ヒガナ「想像力を働かせ、ある意味第六感で書いた…そうでしょ?リーリエ」

リーリエ『!』

グラジオ「なんだと…?そんな事が…」

ヒガナ「………できるんだよ、一流と呼ばれるイラストレーターには」

グラジオ、アセロラ「!?」

ヒガナ「でもねリーリエ…」スッ

リーリエ『!』

ヒガナ「想像力が足りないよ!」

スッ スッ スッ

アセロラ「あれは……!」

ヒガナ「…………」ニヤッ

グラジオ「リーリエの…裸…」ハナヂタラー

リーリエ『!?//////』

ヒガナ「………美少女の裸を想像し、そしてイラストに描き写す、私が師匠から教わったもう1つの秘技……」

ヒガナ「ネイキッドアナライザー!」

グラジオ「ネイキッドアナライザーだと!?」ハナヂタラー

アセロラ「鼻血拭きなよ」

リーリエ『………………!////』

ヒガナ「………マスク剥ぎデスマッチ…」

ヒガナ「楽しみにしてるよ?リーリエ」

リーリエ『…………………』




~リーリエの部屋~

グラジオ「くそっ!あの女…かなりの強敵だ……」

グラジオ「マスク剥ぎデスマッチ……勝算はあるのか……!」

シロン「コーン?」

リーリエ『>>安価』


安価 近いレスの中

リーリエ「……………あります…」

グラジオ「ほ、本当か!?」

リーリエ「はい…ユリマンガ光線…やり方は初代から一応教わってますから…」

グラジオ「なぁ、リーリエ…初代って…」

リーリエ「今から私は奥義の会得の特訓をします!兄様は出てって下さい!」

グラジオ「だ、だが……」

リーリエ「シロン!氷の裸×3!」

シロン「コーン!」プッ プッ プッ

グラジオ「イテッ!」コツン

グラジオ「わ、わかった…頑張リーリエしてくれ、リーリエ……」


ガチャッ


リーリエ「…………………」

リーリエ「(母様……)」


~数年前~

ルザミーネ「あら?またお絵描きしてるのかしら?リーリエ?」

リーリエ「はい!」

リーリエ「見て下さい!母様!」ピラッ

ルザミーネ「(裸の女の子の絵……)」

リーリエ「私!女の子大好きです!」ニコッ

ルザミーネ「そ、そう……」

リーリエ「母様もお絵描きしてるんですか?」

ルザミーネ「うん……仕事でね?」

ルザミーネ「どうかしら?この女の子のイラスト?」

ルザミーネ「エロい?」

リーリエ「………………」ジーッ

リーリエ「そんな女の子じゃおパンツ舐めたくなりません!」

ルザミーネ「そ、そう…(どこからそんな言葉覚えて………あっ、私か……)」

ルザミーネ「………じゃあ……」スッ

シュッ シュッ シュッ

ルザミーネ「これは?」ピラッ

リーリエ「!」

リーリエ「絵が……光ってる……?」

ルザミーネ「ふふっ、これはね?その名も……秘技!ユリマンガ光線!」

リーリエ「ユリマンガ光線……?」

ルザミーネ「ふふっ、驚いたかしら?」

リーリエ「す、凄いです母様!」キラキラ

リーリエ「私にも!ユリマンガ光線のやり方を教えて下さい!」

ルザミーネ「………ふふっ、これはね?簡単よ?」

ルザミーネ「……イラストに恋すればいいのよ?」

リーリエ「………恋?」

ルザミーネ「………そうよ?描く人の想いが籠った絵ならば、どんな絵でも命を吹き込み輝く事ができる……」

ルザミーネ「愛情を込める…ポケモンと同じよ?」ナデナデ

キテルグマ「キテルー」スリスリ

リーリエ「?」

ルザミーネ「……リーリエにはまだ難しいかしらね?要は……」

ルザミーネ「大好きな人を思い浮かべながら絵を描けばいいの」ニコッ

リーリエ「大好きな人………」

リーリエ「……母様!」

ルザミーネ「なにかしら?」

リーリエ「ところで母様のユリマンガ先生ってPNは何処からとったのですか?」

ルザミーネ「え!?」

リーリエ「私、気になります!」キラキラ

ルザミーネ「………………」

ルザミーネ「>>安価」



安価 近いレスの中

訂正

リーリエ「シロン!氷の裸×3!」→氷の礫×3

ルザミーネ「………アローラにはユリマンガ島と言われる幻の島があるの…そこからとったのよ」

リーリエ「ユリマンガ島ー!?」キラキラ

リーリエ「す、凄いです!私もユリマンガ島に行ってみたいです!」キラキラ

ルザミーネ「え、ええ…い、いつかはね…」

ルザミーネ「(本当は昔百合漫画を書いてた時にネットで読者にそう呼ばれてたなんて言えない…)」



…現代

リーリエ「(……母様の嘘つき…本当はユリマンガ島なんてないじゃないですか…)」スッ

サッ サッ サッ

シロン「コーン!」

リーリエ「(本当は知ってるんですよ?母様が昔百合漫画を書いていた事も…父様がその大ファンだった事も…)」

サッ サッ サッ

リーリエ「………………」

サッ サッ サッ


(母様!私にお絵描きを教えて下さい!)

(ええ?いいわよ)


リーリエ「……………」

スッ スッ スッ


(母様!私も大きくなったら!母様みたいにユリマンガ先生って名前を使ってもいいですか!?)

(ふふっ、いいわよ?きっとリーリエなら…)


リーリエ「………………」

シュパッ


(私よりも凄いイラストレーターになれるから!)


リーリエ「…………………」スッ

リーリエ「そうですね、約束しましたから…」

リーリエ「大丈夫ですよ、母様、兄様!」

リーリエ「私……あの人にだけは負けません!」キッ

シロン「コン!」



~ヤドンブックス~

グラジオ「シロナさんから連絡があった」

グラジオ「ユリマンガ先生vsユリマンガ先生Gのマスク剥ぎデスマッチは明後日…シロデスナ社とアセロラの出版社がとりあけで大々的にやるらしい」

マーマネ「明後日…」

スイレン「そんな大事になってるなんて」

グラジオ「決戦の場所は…ポケモンスクール!」

サトシ「ポケモンスクールでだって!?」

ピカチュウ「ピカ一!?」

マオ「で、でもリーリエは引きこもリーリエだし、スクールになんて行けるの…?」

グラジオ「…………………」

グラジオ「……先日、グレートに会った」

全員「!?」

ミヅキ「ぐ、グレートに会ったって…」

サトシ「どんな奴だったんだ!?」

グラジオ「そうだな……一言で言えば…」

グラジオ「可愛さ以外は全てにおいてリーリエの上位互換って感じの女だな」

スイレン「そんな…」

カキ「先生…リーリエは大丈夫なんですか……!?」

グラジオ「……一応勝算はあるらしい、今も部屋で勝負の為の特訓をしている…」

マーマネ「リーリエ……」

ミヅキ「……グラジオ…!もし、リーリエが負けて素顔をみんなの前に晒す事になっちゃったらどうするの!?」

ミヅキ「リーリエの事だからきっと、もう、イラストレーター何て続けられない…」

ミヅキ「部屋からも出てこれなくなっちゃうよ!」グスッ

グラジオ「……………」

マオ「ミヅキさん……」

グラジオ「>>安価」



安価 近いレスの中

グラジオ「それでもオレはリーリエを信じてる」

マオ「し、信じてるって……」

サトシ「グラジオ…」

グラジオ「オレはオレのラノベをリーリエ以外に描いて貰うつもりはない」

スイレン「え!?」

マーマネ「それって…」

カキ「先生…」

ミヅキ「……でも、連載やアニメ化はグラジオの夢だったんじゃ…」

グラジオ「………そうだな…まだオレがWeb小説を書いていた時からの」

グラジオ「オレとリーリエの夢だ」

ミヅキ「………え?」

グラジオ「もし、リーリエがアイツに負けて…イラストを描けなくなったり、部屋から出てこれなくなったりしたとしても、オレがとことん付き合ってやるさ」

ミヅキ「グラジオ……」



~リーリエの部屋~

リーリエ「……………」サッ サッ

シロン「コーン!」

リーリエ「(母様…私、まだ恋とかはよくわかりません……でも!)」サッ サッ

リーリエ「(私がいつもワガママを言っても聞いてくれた……)」サッ サッ

リーリエ「(私の事を……いつも見守ってくれていた)」スッ スッ

リーリエ「(いつも…可愛くない顔を見せて、"ありがとう"も"ごめんね"も言えずに、自己嫌悪と後悔ばかりだった…そんな私に……)」サッ

リーリエ「(嫌な顔一つせずに付き合ってくれた……!)」ススス

リーリエ「(この気持ちは…なんなのか解らない…でも……)」サッ サッ

リーリエ「(あなたの隣にいると嬉しくなる…)」スッ スッ

リーリエ「(あなたと離れていると寂しくなる……!)」ススス

リーリエ「……そうですよね…」シュッ

パアア

シロン「コ!?」

リーリエ「……この勝負に勝つ……それが素直じゃない私にできるあなたへの…」

リーリエ「ゼンリョクの気持ちです!」

ピカー

シロン「コーン!」

決戦前夜

~リーリエの部屋の前~

グラジオ「リーリエ」コンコン

リーリエ『なんですか?』

グラジオ「いや、特訓の調子はどうだ…?」

リーリエ『…何とか形にはなりました』

リーリエ『明日は任せて下さい!』

グラジオ「……ああ…」

リーリエ『…………………』

リーリエ『思えば…始まりはいつもこの部屋の前から…』

グラジオ「リーリエがカメラを切り忘れて…」

リーリエ『兄様が縞パン縞パンいいながら部屋の前に来て…』クスッ

グラジオ「……うっ////」

グラジオ「ま、まぁ、オレは何一つ心配はしてないぜ?」クルリ

グラジオ「リーリエはあんな奴に負けない、リーリエが真のユリマンガ先生だってわかってるのは、他でもない、オレだからな?」

リーリエ『………………』

グラジオ「何にせよ明日はゼンリョクで……」

リーリエ『兄様』

グラジオ「?」

リーリエ『>>安価』



安価 近いレスの中

リーリエ『私、兄様の事大好きですよ?』

グラジオ「!?」

グラジオ「り、リーリエ……それはどういう意味で……」プルプル

リーリエ『さぁ?どういう意味でしょ?』クスッ

グラジオ「うぅ……ど、どんな意味だっていい…う、うれじぐで……」ウルウル

リーリエ『……兄様は…いつも皆さんの前ではカッコつけてる癖に、私の前ではカッコ悪いですね?』クスッ

グラジオ「そ、そんな事…!」

リーリエ『でも…』

グラジオ「……え?」

リーリエ『いっつもゼンリョクでカッコ悪い兄様は…』

リーリエ『とってもカッコいいですよ?』

グラジオ「…………へ?」

リーリエ『ふふっ』

リーリエ『(ありがとう…兄様)』


翌日 決戦日

ポケモンスクール

ワー ワー

ハラ「さぁ、いよいよ待ちに待ったユリマンガ先生vsユリマンガ先生Gのマスク剥ぎデスマッチ!」

ハラ「勝者は"ユリマンガ"の名前を名乗る事を許され…」

ハラ「敗者はお面を取り、素顔を晒さなくてはならない、まさにデスマッチ!」

ハラ「司会進行は私、メレメレ島の島キング、ハラがやらせて頂きますぞ!」

ワー ワー ワー

サトシ「いよいよこの日かぁ…ワクワクしてきたぜ!」

ピカチュウ「ピィ!」

マーマネ「サトシ!そんなお気楽な事言ってる場合じゃないよ!」

サトシ「わ、悪ィ…」

ロトム図鑑「初対戦の時のリーリエの勝率は0,01%……」

マオ「ふ、不吉な事言わないでよ!」

スイレン「リーリエ、大丈夫かな…」

カキ「リーリエ……」

ミヅキ「グラジオ、リーリエは?」

グラジオ「………………」

ハラ「さて、まずは審査員の紹介ですぞ!」

ハラ「シロデスナ社からはユリマンガ先生の担当編集、シロナ殿!」

ワー ワー

シロナ「ふふっ、yesロリータNOタッチの精神に基づいて、公平な審査を心がけるわ?」

ハラ「対する、ソルガレオ社からは、大人気作家、キスショットアセロラギラチャンハートアンダーブレード先生の担当編集、クチナシ殿!」

クチナシ「おじさんに任せときな」

ワー ワー

アセロラ「おじさーん!」フリフリ

ハラ「そして最後は…」

ハラ「ポケモンスクールの大人気教師、ククイ殿!」

サトシ「え!?」

スイレン「ククイ博士が!?」

ククイ「>>安価」


安価 近いレスの中

ハラ「聞けばククイ殿の奥様は他地方の出版社の編集長だとか?」

ククイ「ははは」

サトシ「え!?そうなかのか!?」

スイレン「し、知らない…」フリフリ

マオ「初めて聞いたよ…」

ククイ「ボクも昔は"チェリムさんの足元にはアローラガラガラが埋まっている"の作者の担当をしていたからね」

ククイ「今日はユリマンガ先生とユリマンガ先生G、どちらにも皆をメロメロにするイラストを書いて頂きたい!」

ハラ「審査員のお三方、ありがとうございました!」

ハラ「続いては、いよいよ選手入場!ですぞ!」

ワー ワー ワー

カキ「いよいよか…」ゴクリ

グラジオ「………………」


~控え室~

ビガナ「あー、嫌だ…人がいっぱい…」ブツブツ

ビガナ「動画で生放送投票とかにしてよ!」

ビガナ「き、きっと想像力の足りない奴らは、また私をキモいとか言って悪者扱いするんだ……!」ブツブツ

シガナ「……………」クイッ

ビガナ「……シガナ……」

ビガナ「………わかってるよ…!」スッ

グレート「偽物野郎を……ぶっ潰して来なきゃ」ニヤッ



ハラ「それでは選手入場!」

ハラ「まずは……赤コーナー!ユリマンガ先生Gーー!!!ですぞ!」

ワー ワー ワー

グレート「……………」

シガナ「…………」

サトシ「グレート!」キッ

ミヅキ「あのゴニョニョはあいつのパートナーかな?」

アセロラ「(ビガナちゃん…)」

ハラ「続きましては…青コーナー!ユリマンガ先生ーー!!!ですぞ!」

ワー ワー ワー

ミヅキ「リーリエ……」

シーン……

ハラ「……え?」

ハラ「ゆ、ユリマンガ先生選手どうしました?」

オイオイ ドウシタ?

ザワザワ

グレート「………………」

ククイ「(リーリエ……)」

ミヅキ「ちょ、ちょっとグラジオ!どういう事!?」ユサユサ

グラジオ「………………」



~リーリエの屋敷 玄関~

リーリエ「………………」ブルブルブル

リーリエ「行かなきゃダメ…そんな事はわかってるのに……」ガタガタ

リーリエ「足が………動かない…」グスッ

シロン「コーン?」

リーリエ「外に出るのが……怖い、怖いよ…!」ガタガタ

リーリエ「……助けて…兄様……!」グスッ



ミヅキ「はぁ?リーリエがまだ来てない!?」

マオ「ちょ、ちょっと!それってマズいんじゃ……!」

グラジオ「……………」

ミヅキ「ちょっと!グラジオ!」

サトシ「……俺、リーリエを迎えに行ってくる!」ダッ

カキ「俺もだ!」ダッ

グラジオ「やめろ」

サトシ「え?」

カキ「先生……?」

ミヅキ「グラジオ…キミ何言ってんの…?」

スイレン「そ、そうだよ!」

グラジオ「……無理矢理連れてくる事には意味がない」

マーマネ「……そんな事言ってる場合じゃ……」

グラジオ「………大丈夫だ。リーリエならちゃんと自分の足で歩いてくるさ」

ミヅキ「……え?」

グラジオ「フッ、なんせ……」

グラジオ「オレの世界一可愛い妹だからな?」



グレート「(何してんだリーリエ…早くこい!)」

グレート「(今…皆が見てる前でお前をぶっ潰さなきゃ意味がないのにっ!)」ギリッ

シガナ「………………」

リーリエ「怖い…怖いよ……!」ガタガタ

リーリエ「助けてよ!兄様!」グスッ

シロン「………………」

シロン「……………!」キッ

シロン「コン!」ブッ

リーリエ「いたっ」コツン

リーリエ「氷の礫…何するの!シロン!」

シロン「……コン!」クイッ

リーリエ「………シロン…」

リーリエ「……うん、そうだね…」

リーリエ「………前みたいに…いつもみたいにスクールに登校すればいいんだ…」スクッ

リーリエ「……もう、ジェイムズさんの送り迎えはないけど…でも……」

リーリエ「……今度は……自分の足で…!」

リーリエ「いくよ!シロン!」

シロン「コン!」



ガチャッ



~ポケモンスクール~

ザワザワ

アセロラ「ふぁ!見て!」

サトシ「あれは………!」

グラジオ「フッ」

グレート「…………待ってたぜ?」ニヤッ

グレート「ようやく来たか!」

グレート「偽物野郎!」

ユリマンガ「…………………」

シロン「コーン!」

ハラ「おーっと!ここでようやくユリマンガ先生が入場ですぞー!」

ワー ワー ワー

ククイ「(リーリエ…)」グスッ

グレート「よぉ?偽物野郎、来てくれて嬉しいぜ?」

グレート「ようやくお前のそのお面を引っ剥がして、俺様が真の"ユリマンガ先生"になれるんだからなぁ?」

ユリマンガ「………………」

ユリマンガ「>>安価」



安価 近いレスの中

ユリマンガ「黙れよG(贋作)」

グレート「………なに?」ピクッ

ユリマンガ「この"ユリマンガ"の名前に込められた意味も知らないくせに…!」

グレート「………………」

グレート「………ふんっ、まぁいいさ…」スッ

グレート「俺達が語り合う上で必要なのは……」スッ

ユリマンガ「……1枚の紙とペンだけ…だろ?」スッ

ミヅキ「リーリエ…」ゴクリ

アセロラ「(ヒガナちゃん…)」

ハラ「勝負は互いに自由なお題の女の子を描くだけ!」

ハラ「それを審査員3名がジャッジし、いいと思った方に投票!ごく単純なルールですぞ!」

ユリマンガ「おれのお題は……!」スッ

グレート「これしかねぇ!」スッ

サトシ「あれは!」

スイレン「二人とも…おんなじ!」

カキ「先生の"世界一可愛いリーリエ"のヒロイン……!」

ユリマンガ、グレート「「リーリエだ!」」


オオオー!

ハラ「おーっと!両者お題は共通のキャラクター!」

ハラ「ユリマンガ先生のパートナー。ルガルガングラジオ先生の作品"世界一可愛いリーリエ"のメインヒロイン、リーリエに決定しましたぞー!」


オオオー!


ハラ「それでは!ユリマンガ先生vsユリマンガ先生Gのお絵描きバトル……」

ハラ「開始!ですぞ!」

カーン

ユリマンガ「………………」スッ

スッ スッ スッ

ミヅキ「始めに動き出したのはリーリエだ!」

グレート「……………」ニヤッ

ブラン

マオ「え?アイツ…何やってんの?」

グレート「はははははー!」スッスッスッ

ナンダアノステップハ… キモチワリー

ドヨドヨ

クチナシ「(ヒガナの野郎…あのステップは……)」

アセロラ「(…………ゼンリョクなんだね…ヒガナちゃん……)」

グレート「(ハハッ、気持ち悪いだ?何とでも言いなよ!)」シュパッシュパッ


(ヒガナちゃんって気持ち悪いね)

(臭そう!)

(ウザイ)

グレート「(想像力の足りないクズ共め!)」シュッ シュッ

カキ「あ、あれは!」

マオ「まるで……絵に命を吹き込んでるみたい……」

サトシ「すっげー……」タラー


グレート「(私には…シガナが居ればそれでいいんだ……!)」ススス

シガナ「……………」

グレート「(……このお面をつけている限り……私は……)」ススッ

グレート「(俺様は無敵だ!)」シュパッ

グレート「さぁ?できたぜ?」スッ

ピラッ

ピカー

シロナ「こ、これは……!?」

ククイ「な、涙が勝手に…」グスッ

クチナシ「ち、畜生………!」グスッ

マオ「うぅ…また、あの光だ……」グスッ

アセロラ「ふぁ~あ!」グスッ

スイレン「サトシと初めてあった時を思い出す……」グスッ

カキ「俺は…ホシお兄さん大好きって言われた時の事を……」グスッ

グラジオ「うぅ……」グスッ

グラジオ「(リーリエ…)」チラッ

ユリマンガ「…………………」スッスッ

グレート「ははは?どうだった?審査員の皆さん?」

シロナ「………素晴らしい…これはもはやイラストではないわ……」グスッ

シロナ「名画の域よ!」グスッ

シロナ「(初めて幼女とキスした時の事を思い出したわ…)」グスッ

シロナ「(ありがとう、グレート)」グッ

グレート「ふっ!」ニヤッ

ハラ「おーっと!ユリマンガ先生G選手、これは素晴らしいイラストでしたぞー!涙が止まりませんぞー!」グスッ

オオオー!!

ミヅキ「そんな……リーリエ!」グスッ

グレート「ふっ、だとよ?」チラッ

グレート「ユリマンガ先生?もう無駄な足掻きは…………」

グレート「…………あ?」

ピカー

シロナ「な、何!?」ガタッ

クチナシ「おいおい、夢でもみてんのかい……?」

アセロラ「リーリエが描いてる線一本一本が……」

グラジオ「……光ってる…」タラー

グレート「な、なに……?それ……」ギリッ

ユリマンガ「…………………」スッスッスッ

ピカー



ユリマンガ「(母様も…兄様も…ジェイムズさん達もみんないなくなった時に、一人部屋に閉じ籠っていた私を勇気づけてくれたあの小説……)」ススス

ユリマンガ「(勇者ヌルの冒険)」ススス

グラジオ「………………」

ユリマンガ「(毎日楽しみで……悲しいのも寂しいのも忘れて夢中になってイラストを送ったっけ……)」サッサッサッ


(決めたぜ!オレは小説家になる!)

(はぁ?なれるわけねーだろ!)

(いや、なる!オマエみたいにオレの小説を喜んで読んでくれる奴の為にも!)


ユリマンガ「……………………」ススス


(オレがプロの小説家になったら、オレの小説のイラストはオマエが描け!)

(…………仕方ねーな)


ユリマンガ「(………あの時は…お互いに誰とLINEしてるかなんかわからなかった………でも………)」シュパッシュパッ


(約束だ!)


ユリマンガ「(何となくはわかってた…だって……)」シュパッ

ユリマンガ「兄妹だから!」スッ

ピカー

グラジオ「あれは………」

ユリマンガ「……完成しました!」ピラッ


シロナ「このイラストは……」グスッ

クチナシ「うぅぅ……涙が………」グスッ

ククイ「う……ぐすっ……」ウルウル

ハラ「このイラストはまるで……」グスッ

ミヅキ「………"恋する妹"…」グスッ

グレート「(畜生……なんなのよ…)」ギリッ

グレート「(あんな偽物野郎のイラストなんて……認めなくないのに……)」ポロポロ

グレート「……涙が…止まらない……」グスッ

シガナ「………………」ナデナデ

ユリマンガ「…………」ザッ

グレート「!」

ユリマンガ「グレート…あんたはおれよりもイラストの技術も情熱も…全てにおいて上だった…でもな……」

ユリマンガ「こいつ(リーリエ)をおれよりも可愛く描ける奴なんてこの世にいない!」

グレート「っ……………!」

ハラ「審査員の皆さん」チラッ

シロナ「……ええ」

クチナシ「……意義なし」

ククイ「決まりですね」

ハラ「では、満場一致ですな?」ニッ

ハラ「ユリマンガ先生vsユリマンガ先生Gのマスク剥ぎデスマッチ……勝者は…」

ハラ「ユリマンガ先生!」


オオオー!


ユリマンガ「わ、私………」

ユリマンガ「勝った………!」グスッ

シロン「コーン!」

サトシ「ははっ!リーリエ!」

スイレン「やった!」

マーマネ「リーリエー!」

ミヅキ「リーリエ………」グスッ

カキ「お、俺は……感動で……」ウルウル

マオ「ははっ」グスッ

グラジオ「やったな!リーリエ……!」グッ

アセロラ「………………」

アセロラ「(ヒガナちゃん……)」チラッ


グレート「(ま、負けた……私が……)」ガクッ

グレート「(は、外さなきゃ……お面を……)」ガタガタ


(お前気持ち悪いな……)

(臭いからよるなよ!)


グレート「(は、外さなきゃ………)」ガタガタ

スッ

グレート「!」

ユリマンガ「………………」

グレート「り、リーリエ……」

ユリマンガ「>>安価」



安価 近いレスの中

ユリマンガ「しょうがないので素顔を晒すのは勘弁してあげます!」

グレート「なに……!?」

ユリマンガ「その代わり…あなた、なかなかいいミルタンクをお持ちみたいで」ジュルリ

ユリマンガ「今度のキャラの参考にスケッチさせて下さい。身体の隅々まで」

グレート「!」

オイオイドーナッテンダ?

ドヨドヨ

ミヅキ「り、リーリエ…?」

グラジオ「待てミヅキ!」

ミヅキ「!」

グラジオ「リーリエが…あの女に発情している……」

ミヅキ「……は?」

ドヨドヨ

グレート「…………はっ!」

ユリマンガ「!」

グレート「………同情なんかいらない!」スッ

カラン

ユリマンガ「………………」

アセロラ「ヒガナちゃん……」

ヒガナ「こ、これがユリマンガ先生Gの素顔だよ!」ガタガタ

ヒガナ「笑いたきゃ笑え!ははっ!」ガタガタ


シーン……

ヒガナ「……はっ、くだら………」


オー!!カワイー!! ビショウジョダー!! オッサンジャナカッター!!

ヒガナ「…………え?」

ユリマンガ「………想像力が足りないですよ?」

ヒガナ「………な…」

ユリマンガ「………お部屋の外から一歩出なくてはわからない事はたくさんあるんです」スッ

リーリエ「貴女も……私もね?」ニコッ

ヒガナ「……お前……」

オー!!コッチモビショウジョダー!!!

ミヅキ「ははっ、リーリエまでお面を…」

グラジオ「フッ」

ヒガナ「……私の負け………」

「まだ負けじゃないよ!」

リーリエ「!」

ヒガナ「……アセロラ…」

アセロラ「向こうはリーリエとグラジオのコンビだったんだ!だから今度はリベンジしようよ!ヒガナちゃん!」

アセロラ「アセロラと二人でね?」

ヒガナ「……………」

グラジオ「フッ、臨むところだ!」スッ

リーリエ「兄様……」

グラジオ「な?リーリエ?」

リーリエ「………そうですね…」クスッ

リーリエ「いつでもかかってきて下さい!アセロラ!ヒガナさん!」

アセロラ「………ね?」ニコッ

ビガナ「……………」

ヒガナ「………うん!」グスッ

リーリエー!

リーリエ「!」

ミヅキ「リーリエー!」タッタッタ

サトシ「凄かったぜー!」

スイレン「感動した!」グスッ

カキ「やはり、グラジオ先生のパートナーはリーリエしかいないな!」

マオ「リーリエのイラストはやっぱ最高だよ!」

マーマネ「(惚れ直した////)」

ロトム図鑑「やれやれ、まさかボクの計算を覆すとは…」ヒューイ

ククイ「お、俺は…こんな立派な生徒を持って……」グスッ

リーリエ「皆さん……」

グラジオ「フッ」

リーリエ「……兄様…あの……」

グラジオ「話は帰ってからだ」

グラジオ「まずは…みんなで祝勝会といこうぜ?」

グラジオ「ユリマンガ先生?」

リーリエ「………………」

リーリエ「はいっ!」ニコッ

シロン「コーン!」

一ヶ月後

~ヤドンブックス~

ヤドン「ヤァ」

グラジオ「フッ」ニヤニヤ

ミヅキ「ちょっと、いつまで自分の本の前でニヤニヤしてんの?営業妨害なんですケド?」

グラジオ「そう言うなミヅキ」

グラジオ「……それに、オレの本をミヅキのオススメに並べるとは…ミヅキもわかってきたじゃないか?」ニヤッ

ミヅキ「………ま、私は営業に私情は挟まない主義だからね?」

ミヅキ「………それに…」スッ

ミヅキ「"世界一可愛いリーリエ"2巻のこの表紙…恋する妹…」

ミヅキ「例のマスク剥ぎデスマッチで顔さらして以来、美少女イラストレーターとして大人気じゃない?リーリエ大丈夫?」

グラジオ「リーリエは可愛いからな?仕方ない」フッ

ミヅキ「いや、あんたの感想じゃなくて……」ハァ

グラジオ「……大丈夫だ…リーリエなら元気でスクールに行ってる」

グラジオ「………会える時間が少なくなってお兄ちゃん寂しい…」グスッ

ミヅキ「少しは妹離れしろ」


~アローラ人気のスイーツ店~

カランカラン

アセロラ「サトシー!待ったぁ?」ニコニコ

サトシ「待ってないぜ!」

ピカチュウ「ピカ一!」

スイレン「…………」

アセロラ「げっ、スイレン…!」

スイレン「げっ!ってなに?」

アセロラ「いや、何でスイレンがいるのかなーって」

スイレン「いちゃダメ?」

アセロラ「……………」

サトシ「お、おいケンカは……」

ピカチュウ「ピカピカ」

サトシ「と、とりあえず何か頼もうぜ?」

アセロラ「アセロラちゃんはチョコケーキで!」

スイレン「私はショートケーキ」

サトシ「んじゃー俺は……」

スイレン「……あれからヒガナさんとは上手くやってるの?」

アセロラ「うん、今度ヒガナちゃんと一緒にリーリエ達にリベンジマッチを申し込むよ?」

アセロラ「勝ったらサトシに告白する」ボソッ

スイレン「はぁ?」ガタッ

スイレン「サトシは関係ない!」

アセロラ「モチベーションの問題です」

アセロラ「悔しいかったらスイレンもそうすれば?」

アセロラ「そんな度胸はないだろうけど」ボソッ

スイレン「こいつ……」ワナワナ

ギャー ギャー

サトシ「うーん…チョコケーキも捨てがたいけど、ショートケーキも上手そうだな…」

ロトム図鑑「……で?どっちにするロト?サトシ」

サトシ「うーん……」

ピカチュウ「ピカ一…」ハァ



マツリカ「…………うーん…」

カキ「どうだ!マツリカ!」

カキ「俺のラノベ"俺の妹は絶対に可愛い"は!?」

マツリカ「………つまらん」ポイッ

カキ「な……」ガーン

マオ「(辛口だなぁ……)」

カキ「くそっ!このままでは俺のホシと一緒にラノベを書くという夢が……」ワナワナ

マオ「何その夢!?」

カキ「俺も!グラジオ先生達みたいに、兄妹でラノベを……!」

マオ「ホシちゃんに確認はとった?」

カキ「とってない!」

マオ「ダメだこりゃ」

カキ「マツリカ!何かアドバイスをくれ!」

マツリカ「うーん…………」

マツリカ「ま、頑張れ」ポンッ

カキ「それだけ!?」

リーリエ「兄様ー!」

シロン「コーン!」

グラジオ「リーリエ!」パアア

ミヅキ「今スクールの帰り?」

リーリエ「はい!あ、アローラですミヅキさん!」

グラジオ「フッ、そんなに急いで…オレに会いたかったのか?可愛いやつめ」

グラジオ「あ、誤解するなよ?リーリエはいつも可愛い……」

リーリエ「キモいです兄様」

グラジオ「……はい…」

ミヅキ「ははっ」

ミヅキ「で?どうしたの?リーリエ」

リーリエ「そ、それがですね!先程シロナさんから電話があって…」

グラジオ「なに!?」

グラジオ「せ、セクハラされたのかリーリエ!」

リーリエ「今日はされてません!」

ミヅキ「(今日は?)」

リーリエ「……話があるから二人でシロデスナ社に来い……と…!」

グラジオ「話…まさか……!」

リーリエ「……はい、世界一可愛いリーリエのアニメ化について話があると!」

グラジオ「………あ、アニメ化……」プルプル

ミヅキ「凄いじゃん!リーリエ!グラジオ!」

リーリエ「はい!」

グラジオ「つ、ついに念願のアニメ化…しかも……愛する妹と一緒に作った作品で………」プルプル

グラジオ「うぉぉー!やったぞリーリエ!」ガバッ

リーリエ「!?」ビクッ

ミヅキ「グラジオ!?」

リーリエ「………シロン!」

リーリエ「氷の礫!」

シロン「コーン!」プップップップッ

ゴス ゴス ゴス ゴス

グラジオ「うおっ!四回!」ドスッ

ミヅキ「(まったく、こいつは…)」ハァ

シロン「……………」

シロン「コーン」プッ


コツン

グラジオ「イテッ」

ミヅキ「ん?」

リーリエ「兄様!道端で堂々とセクハラするのはやめて下さい!」プンプン

グラジオ「す、すまん…」ヨロッ

ミヅキ「……ふふっ」クスッ

リーリエ「まったく……」ハァ

リーリエ「……私達の夢が待ってるんです」

リーリエ「行きますよ?グラジオ先生?」スッ

グラジオ「………!」

グラジオ「………フッ、そうだったな…?」スッ

ギュッ

グラジオ「行くか!ユリマンガ先生!」

リーリエ「はい!」ニコッ



……二人の夢はまだ始まったばかりだ…





ラスト以外はほとんどエロマンガ先生のストーリーをなぞっただけですが、一応完結です
最後まで付き合って頂いてありがとうございました。

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