初クロスSSです。
ちょくちょく投稿していきます。
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§ガウリールの部屋
カタカタカタ
…
ガウリール「…」
ガウリール「…ちっ」
カタカタカタ
…
ガヴリール「っ!ああああ!もう!何でヒーラーはヒールしてくれないんだよ!死んじまったじゃねーか!」
ガヴリール「『リザしてて気が回りませんでした』だあぁ?気ィ回すんだよ!」
ガヴリール「ったく使えねーな。今日は討伐はもうやめだ!やめ!気晴らしに露店でも回ろう…」
カタカタカタ
…
ガヴリール「…ん?見たこと無いもん売ってんな。なになに…?『赤薔薇の指輪』?」
ガヴリール「能力を見てみるか。…っっ!こ、攻撃翌力70%UPだって!?」
ガヴリール「こ、これは買うべきだ。で、でも私の所持金の殆どを失ってしまう…」
ガヴリール「どうする…。いや、また稼げばいいだけだ!!」
ガヴリール「取り敢えず露店主にウィスパーを送って…ん?よく見たら掲示板に何か書いてあるな」
「次の質問に答えてこの私、露店主にウィスパーを送って下さい」
『巻きますか?』『巻きませんか?』
ガヴリール「巻きますか巻きませんか?なんだこの変な質問は」
ガヴリール「…買う意欲を見せるなら『巻きます』だよな」
ガヴリール「よし、露店主のウィスパーに『巻きます』っと」
ピピッ
ガヴリール「!もう返信が来たか」
露店主「『ご購入ありがとうございます。商品は後日、ご自宅へお送りいたします』」
ガヴリール「ご自宅だって?おいおい、私はゲーム内のアイテムを買ったんだぞ!」
露店主「…」
ガヴリール「…」
ガヴリール「ログアウトしやがった!」
§同時刻、ヴィーネ宅
ヴィーネ「さて、お洗濯も済ませたしテレビでも」ピッ
TV「『さて!テレビの前の皆様!今回も魔界通販のお時間がやってまいりました!』」
ヴィーネ「…何で魔界通販が真っ先に映るのよ」
TV「『では、今回ご紹介する商品はこちら!『黒薔薇の指輪』でございます!』」
ヴィーネ「あ、この黒薔薇の指輪、サターニャが好きそうな響きね」
TV「『実はこの黒薔薇の指輪、ただの指輪では無いのです!実は…!』」
ヴィーネ「実は?」
TV「『続きはCMの後で!』」
TV「『そ~れそ~れ乳酸菌飲料、ハイ!』」
ヴィーネ「ちょ!そんなCMの入り方されたら気になるじゃない!」
プルルルル
ヴィーネ「ん?サターニャから電話が来てるわね」
ヴィーネ「はいはい、ヴィーネよ。どうしたのよ急に」
サターニャ「『今の魔界通販見た!?黒薔薇の指輪ですって!それより何で肝心な所でCM入るのよ!』」
ヴィーネ「それは同感。サターニャが好きそうだなーって見てたわ」
サターニャ「『絶対あの指輪買うわ!ヴィネットは買っちゃダメよ!いい!?』」
ヴィーネ「いい?って聞かれてもちょっと困るんですけど」
ヴィーネ「指輪にどんな効果があるか見たら考えるわよ」
サターニャ「『そう!でも一番に買うのはこのサタニキア様よ!あーっはははは!!!』」プツン
ヴィーネ「相変わらず絶好調ねサターニャったら」
ヴィーネ「あ、そろそろ再開するわ」
TV「『皆様!お待たせいたしました、早速参りましょう。この『黒薔薇の指輪』の効果とは…!』」
ヴィーネ「効果とは…?」
TV「『なんと!悪魔翌力が上がると言う悪魔にとっては必需品になるであろう商品なのです!』」
ヴィーネ「悪魔翌力が上がるねぇ…ん?」
ヴィーネ「悪魔翌力が上がるですってえええええっ!?」
TV「『そう!この指輪を付けるだけであら不思議!魔王にでもなった気分を味わえます!』」
ヴィーネ「ま、魔王ですって!」
ヴィーネ「…悪いわねサターニャ」
TV「『さぁ、この商品は残り一点のみ!ただいまからお電話の受付を開始致します!』」
ヴィーネ「はい、この商品買います」
§同時刻、サターニャ宅
サターニャ「誰よぉぉお!電話受付開始コンマ0,2秒で買ったのはあああああ!」
§翌日、通学路
ヴィーネ「おはよう、ガヴ」
ガヴリール「ん、あぁ」
ヴィーネ「…また夜更かししてたの?ちゃんと寝なきゃダメって言ってるじゃない」
ガヴリール「何で夜更かししたって分かるんだよ」
ヴィーネ「目のクマ見たら分かるわよ」
ガヴリール「よく観察されている事で」
ヴィーネ「そりゃあ毎日見てますから、ガヴの事」
ガヴリール「毎日見てるとかイヤラシイ意味で?キモっ」
ヴィーネ「違うわ!」
§教室内
ヴィーネ「ラフィ、サターニャ、おはよう」
ガヴリール「おはよ」
ラフィエル「ヴィーネちゃん、ガヴちゃん、おはようございます♪」
サターニャ「…おはよ」
ガヴリール「サターニャの奴、どうしたんだ?また犬にメロンパン取られたのか」
ラフィエル「いえ、それが」
サターニャ「く、くくくく…」
ガヴリール「くくく?何笑ってんだよ」
サターニャ「く、く…黒薔薇の指輪が何処かも分からない馬の骨に買われたのよぉぉぉ!」
ガヴリール「黒薔薇の指輪だって?私もネトゲで同じような名前の指輪を買ったけど…」
サターニャ「それ本当!?ガヴリール!」
ガヴリール「あ、あぁ。なんか近日中には届くみたいな話だ」
サターニャ「ふーん…誰よもうっ!このサタニキア様から指輪を奪ったのは!」
ガヴリール「お前のものでも無いし奪ってもねーよ」
ヴィーネ「(ごめーん、サターニャ。後からメロンパン買ってあげるから…)」
ラフィエル「駅前のメロンパンにしましょう!」
ヴィーネ「なんでラフィエルさんは私の心の中を詠んだの?」
ラフィエル「感です!」
ヴィーネ「感なんだ…」
§放課後、駅前
サターニャ「メロンパン買ってくれるだなんて…気が利くじゃないヴィネット」モグモグ
ヴィーネ「だって学校で一日中落ち込んでたじゃない、友人として当然よ」
サターニャ「…! そう!感謝してあげるわ!」
ヴィーネ「感謝されましたっと」
ラフィエル「それにしてもこのメロンパン、ふわふわで美味しいですね~」
ガヴリール「メロンパンなんてどれも同じだろ」
サターニャ「聞き捨てならないわねガヴリール!いい?メロンパンっていうのは…」
~中略~
サターニャ「…と言う訳なのよ!分かったぁ!?」
ガヴリール「あー、ごめん。中略されてて分かんなかったな」
サターニャ「中略って何!?」
§帰路、通学路
サターニャ「…さて」
ヴィーネ「どうしたの?サターニャ」
サターニャ「そろそろ奴が来る時間よ」
サターニャ「朝、メロンパンを奪われたこの恨み、今こそ解き放つ時!」
ガヴリール「カッコ良く言ってるけど半分ただの逆恨みだからな」
ラフィエル「しかも解き放つって言ってます」
サターニャ「っるさいわね!ガヤは私に話しかけないで!」パクッ
サターニャ「パクッ?」
犬「…」モグモグ
サターニャ「…」
サターニャ「あああああ!?私のメロンパンがあああああ!」
犬「」ダダダダ
サターニャ「こらー!逃げんなー!」ダダダダ
…
ラフィエル「使い魔になったはずですのに言う事聞かないですよね、あのワンちゃん」
ガヴリール「そりゃあサターニャの使い魔だからだろ」
ヴィーネ「今絶対遠回しにサターニャを貶したわね」
ガヴリール「貶してなんかはいないさ、褒めてるんだよ」
ヴィーネ「それを貶してるって言うのよ?」
§サターニャ視点
サターニャ「んもう!何処行ったのよ!私の使い魔!」
サターニャ「というか何で自分の使い魔にメロンパン奪われなきゃいけないのよ!」
サターニャ「…」
サターニャ「これ以上騒いでも仕方ないわね、この路地から探してみましょ」
…
サターニャ「んん~、流石にこんな所には居ないか…ん?」
サターニャ「『槐喫茶店』?」
飛んでました。
>>7の前
§翌日、通学路
ヴィーネ「おはよう、ガヴ」
ガヴリール「ん、あぁ」
ヴィーネ「…また夜更かししてたの?ちゃんと寝なきゃダメって言ってるじゃない」
ガヴリール「何で夜更かししたって分かるんだよ」
ヴィーネ「目のクマ見たら分かるわよ」
ガヴリール「よく観察されている事で」
ヴィーネ「そりゃあ毎日見てますから、ガヴの事」
ガヴリール「毎日見てるとかイヤラシイ意味で?キモっ」
ヴィーネ「違うわ!」
修正:>>7の後でした…>>9
>>9の後
§教室内
ヴィーネ「ラフィ、サターニャ、おはよう」
ガヴリール「おはよ」
ラフィエル「ヴィーネちゃん、ガヴちゃん、おはようございます♪」
サターニャ「…おはよ」
ガヴリール「サターニャの奴、どうしたんだ?また犬にメロンパン取られたのか」
ラフィエル「いえ、それが」
サターニャ「く、くくくく…」
ガヴリール「くくく?何笑ってんだよ」
サターニャ「く、く…黒薔薇の指輪が何処かも分からない馬の骨に買われたのよぉぉぉ!」
ガヴリール「黒薔薇の指輪だって?私もネトゲで同じような名前の指輪を買ったけど…」
サターニャ「それ本当!?ガヴリール!」
ガヴリール「あ、あぁ。なんか近日中には届くみたいな話だ」
サターニャ「ふーん…誰よもうっ!このサタニキア様から指輪を奪ったのは!」
ガヴリール「お前のものでも無いし奪ってもねーよ」
ヴィーネ「(ごめーん、サターニャ。後からメロンパン買ってあげるから…)」
ラフィエル「駅前のメロンパンにしましょう!」
ヴィーネ「なんでラフィエルさんは私の心の中を詠んだの?」
ラフィエル「感です!」
ヴィーネ「感なんだ…」
取り敢えずここまでです。
補足を加えさせて頂くと、今のところはサターニャのセリフ通り槐を登場させる予定です。
他のドールズ達に関してはまだ未定ですがいつか出したいと思います。
その他に質問があればよろしくお願いします
先程の修正は無視でお願いします
PC画面がイカれてました
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