ガチャ

穂乃果「やっと海未ちゃんの説教終わったよ～」

凛「くたくたにゃ～」

希「お疲れ様！長かったね？」

穂乃果「希ちゃん…」

凛「ずるいにゃ希ちゃん…凛達と一緒にイタズラしたのにどうして希ちゃんだけどうして怒られないの？」

穂乃果「そうだよ。納得いかないよ」

凛「希ちゃんってなんかいつものらりくらりと自分だけトラブルから逃れてるような気がするにゃ」

希「そんな事はないやん？ウチだって海未ちゃんに怒られたりするよ？」

凛「そんな事あるにゃ」

穂乃果「ねえ？なんで希ちゃんは怒られないの？ねえ？もしかして何か秘訣があったりする？」

凛「あっ！凛も教えて欲しいにゃ」

希「う～ん…特にないけどなぁ…」

穂乃果「嘘だよ！絶対にあるよ」

希「そもそもウチ真面目やし」

凛「真面目な人が凛たちと一緒にイタズラしないにゃ」

希「う～ん。そうやねぇ…例えば困った時とかは取り敢えず笑っておけばええんやない？」

凛「え？そうなの？」

穂乃果「笑ってたら余計怒られる様な気がするけど」

ガチャ

絵里「ちょっと希いる？」

希「ん？」

穂乃果「あっ！元生徒会長！」

絵里「何よそれ…って希！あなたねぇ」

希「どうしたん？」

絵里「どうしたんじゃないわよ。希、あなた私のチョコレート勝手に食べたでしょ！」

希「あ～アハハ、バレたかぁ」

絵里「バレたかってねぇ、あれ凄く楽しみに取っておいたのよ？ちょっと高かったんだから」

希「ん～」

絵里「ねえ聞いてるの？私怒ってるのよ？まったく、全部っ食べちゃうって信じられないわ」

希「そっか。ごめんな、えりち？でもとっても美味しかったよ。フフフ、ごちそうさま」

絵里「もう。意地汚いんだから。今度おごりなさいよ？」

希「フフフ、は～い」

穂乃果「本当だ。殆ど笑ってやり過ごしたよ」

凛「凄いにゃ」

別の日

海未「まったく、毎度毎度こんな事ばっかりして！いい加減にしないと」

穂乃果「あははは、海未ちゃんごめ～ん」

凛「許して欲しいにゃ～、あははは」

海未「あなた達…本当に反省しているのですか？」

穂乃果「もちろんだよ。ふふっ、ねえ？」

凛「あははは、勿論だにゃ～」

海未「…」カタン

穂乃果「あははは…あれ？」

凛「にゃはは…にゃ？」

海未「あなた達…先程から何故笑っているのですか？」

穂乃果「え？」

凛「あれ…」

海未「さあ？説明してもらいましょうか？ニコッ」

穂乃果「あ～酷い目にあった」

凛「あんな硬い床に正座なんてあんまりだにゃ」

希「お疲れ様」

穂乃果「希ちゃん…全然ダメだったよ？何笑ってんだって怒られたよ？」

凛「どう言うことにゃー」

希「う～ん。難しいね、フフフ」

穂乃果「あれ、絵里ちゃん相手だから通じたんじゃないの？」

希「そうかも知れんね」

穂乃果「ねえ？他に何かないの？トラブル回避する方法？」

希「ん～むしろトラブル起こしてるのは穂乃果ちゃん達やしねぇ。イタズラをしないのが一番なんやと思うけど…それはウチが言っても説得力ないもんなぁ」

凛「そうだよ。凛達がイタズラをしつつ怒られるのを回避する方法が知りたいんだにゃ」

希「バレて怒られるまでがイタズラの醍醐味やと思うけどなぁ」

穂乃果「それこそ説得力ないって。ね？お願いだよ希師匠！」

凛「お願いします。希師匠！」

希「師匠かぁ…そうやねぇ…」

ガチャ

真姫「ちょっと希ぃ」

希「あ！真姫ちゃん」

穂乃果「大きな声出してどうしたの？」

凛「なんか怒ってるにゃ」

真姫「どうしたじゃないわ。さっき廊下で希が急に私のその…胸を…胸を揉むからびっくりして大声出しちゃったのよ。恥ずかしかったんだから」

希「そうなん？ごめんな？」

真姫「ごめんじゃないわよ。だいたい希はいつもそうやって」

希「いやぁ、ついつい。他の子の前でウチと真姫ちゃんが仲が良い事を見せつけたくって」

真姫「え？な、なにを言って」

希「それとも真姫ちゃんはウチと仲が良いと思われるのは嫌やった？」

真姫「そ、そんな事は言ってない」

希「本当？ウチめっちゃ嬉しい」

真姫「な、なによ」カァァァ

希「これからもよろしくね？」

真姫「も、もういい」ガチャ

穂乃果「おお！あんなに怒ってた真姫ちゃんが」

凛「顔真っ赤にして出て言っちゃったにゃ」

希「ふふっ」

凛「凛達もああすれば良かったんだね」

穂乃果「実践あるのみだね」

希「う～ん…」