めう「ひなひなと動物園」 (39)
◆ひなビタ♪SSです
◆モデルになっている場所は鳥取県付近にはありませんが、その体でお読み下さい
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~動物園入口~
めう「めめめめめー♪」
めう「ぺーったんぺったんぺったん……♪」
めう「ふふふー、ひなひな、まだかなあ」
めう「というか、ちょっと早く来すぎためう」
めう「やっぱり一緒に行けばよかったかな?」
めう「でも、ひなひなと待ち合わせしたかっためう」
めう「こうやってひなひなを待つのも、なんだか幸せめう!」
めう「えへへへー」
めう「そりにしても、動物園に来てるのはかぞくとかっぷるばっかめう」
めう「ひなひなとはかっぷるであり、かぞくめう!」
めう「えへへへへー///」
めう「じ、自分で言ってて照れちゃっためう」
めう「でも本当だもん……」
めう「そんなひなひなと今日はデートめう!」
めう「ふふふ、いーっぱいいちゃいちゃするめう!」
めう「いつもは出来ない分、いっぱい……♪」
日向「おーい、めめー」
めう「めう!」
日向「んー、もう来てたんだ、早くないかい?」
めう「そんなことないめう!めうはせっかちさんめう!」
日向「うっそだあ、ボクとの動物園が楽しみで気が逸ったんでしょ?」
めう「じ、実はそうなり」
日向「わはは、隠さなくてもいいよ、分かってるからさ」
めう「そうめう?」
日向「うん、そんなめめはいじらしくて可愛いぜー」ナデナデ
めう「めうう///」
めう「そ、そりよりひなひな!早く行くめう!動物いっぱい見るめう!」
日向「そうだねえ」
イラッシャイマセー
めう「えっと、ちゅうがくせー以上は……6クレなりか」
日向「600円」
めう「受付のおねーさん!二枚くださいめう!」
日向「あんまり高くなくていいね」
めう「経済的めう!」
日向「おお、めめもそんな事気にするんだね」
めう「そうめう、めうは意外と倹約家なり!」
日向「そっかー、頼りになりそうだね」
めう「えへへ」
めう「じゃあ早速ごーめう!ごーごー!」
日向「わはは、そんなに急がなくても大丈夫だよ」
めう「めう!めうはひなひなといーっぱい楽しみたいめう!」
日向「それはボクもそうだってばー、で、最初は何がいいかな」
めう「昆虫館めう!」
日向「動物園なのに昆虫?」
めう「めう!入り口から近くだし、そっち行くめう!」
日向「昆虫かあ……まぁそんな苦手でもないけど、めめは大丈夫かい?」
めう「めうは見るだけなら平気めう!」
日向「まぁそれもそうだよね」
~昆虫館~
日向「ここの昆虫館といえば、やっぱアレだよね、蝶が飛び回る温室」
めう「そりはもう何百万というちょうちょがいるって噂めう!」
日向「流石に何百万は多すぎるんじゃないかな、おっと、ここだね」
めう「風を感じるめう」
日向「蝶が外に出ないようにしてあるんだね、ほら、服に蝶が付いてないか確認して下さいって」
めう「ちょうちょが近くに来るめう?楽しみめう!」
日向「人慣れしてるだろうからねえ」
めう「じゃあ早速入るめうっ!うわあったか」
日向「寒いと蝶も元気が出ないだろうからね」
めう「ちょっと寒いって聞いたからコート着てきたけど、いらないなりね」
日向「ボクも上着脱ごっと」
めう「めうーっ!ちょうちょがいっぱい飛んでるめうー!」
日向「ほら、目の前のお花にも」
めう「蜜吸ってるめう!」
日向「人慣れしてるし逃げそうにないね、よいしょ」
めう「めう?ひなひな、そりは」
日向「ん?一眼レフカメラだよ、こういう場所に来るんだったらカメラがなきゃね」パシャ!
めう「そういえばカメラ持ってきてないからめうはけーたいのでかしゃっとするめう」
日向「ふむ、なかなか良い被写体だね、あと一枚くらい」
めう(でもめうはちょうちょよりはひなひなを撮りたいなあなんて)
日向「あっ羽根が閉じちゃった、むむ」
めう(ひなひなの横顔、めうは大好きめう!)
めう「ちょうちょいっぱいめうー♪」
日向「ふふふ、そうだね」
めう「温室はぬくぬくめう!」
日向「めめの手も暖かいね」
めう「ひなひなのおてても暖かいめう!」
日向「そうかなあ、おや」
めう「めう?なんでおてて離しちゃうなり?」
日向「ちょっとじっとしててね」
めう「?」
日向「えい」パシャ!
めう「めう?なんかいためう?」
日向「ほらほら、写真見てごらん」
めう「あ、めうの頭にちょうちょめう!」
日向「ピンク色だから、お花と勘違いしたのかもしれないね」
めう「えへへ、なんだかかわいいめう」
日向「なかなかいい写真が撮れたと思うんだ」
めう「現像してみんなにも見せるめう!」
日向「そうだね」
めう「昆虫館から出るとさむむめう……」
日向「上着着直さなきゃね、で、次はどうするのかな?」
めう「次はライオンムサシめう!」
日向「顎は関係ないだろ?えーっと、ここは確か、堀みたいになってて、そこがサファリみたいになってるんだっけ?」
めう「そうめう!バスツアーでそこに入ることも出来ちゃうめうー!」
日向「ああ、でも今は休止中なんだっけ」
めう「そうめう……ライオンにお肉あげたりしたかっためう」
日向「まあしょうがないからさ、上から眺めようよ」
めう「うん」
日向「あの木製の高台がライオンの餌場だね」
めう「……なんかカラスが集ってるめう」
日向「食べ残しをつっついてるんだろうなあ」
めう「で、肝心のライオンはどこめう?」
日向「んー……橋の下かな?」
めう「あ、いためう、む、むっちゃごろごろしてるめう」
日向「今日は気温は低いけどいい天気だからね」
めう「……これじゃ大きいねこめう」
日向「動物園だし、そんなものなのかもしれないよ?」
めう「むう」
めう「思ったよりライオンでは盛り上がらなかっためう、嘆きの樹はあんなにつよいのに」
日向「だから顎は関係ないって」
めう「ここはやっぱり定番のぞうさんめう!お鼻が長いめうー!」
日向「ふむ、結構近くで見れるんだね」
めう「なんだか眠たそうな目つきめう、ねむいめう?」
日向「象っぽい表情と言えばそうだけど」
めう「なんだか大人しそうだし上に乗っても大丈夫かもしれないめう」
日向「おや、めめは象に乗りたいのかい?」
めう「きっと見晴らしいいめう!」
日向「それなら……」
日向「こっちのキリンはどうだい?」
めう「めうー!きりんめう!」
日向「背が高い動物と言えばキリンだよね」
めう「おっきーめう!」
日向「知ってるかい?キリンは牛科だから、モーって鳴くんだぜ」
めう「じゃあひなひな知ってるめう?麒麟はあくくめう!」
日向「いや確定してないからねそれ……でもよく考えたら、キリンが長いのは首だから、見晴らしは象の方がいいかも」
めう「きりんはふかふかしてそうだからそりはそりで一度乗ってみたいめう!」
日向「そういう機会ってあんまりないんだよねー」
めう「次はたかかめう!」
日向「また顎かい?ああ、鷹ね」
めう「むしろこーすけめう!」
日向「めめは本当に音ゲーが好きだなあ……おっ翼を広げたぞ」
めう「めう!こっち来るめう!」
日向「おおっすごい迫力!」
めう「たかかもおっきーめう!」
日向「カメラ構えておけばよかったなあ、また来ないかなあ」
めう「また来ためう!今度こそカシャってするめう!」
日向「よーし!えい!」カシャ!
めう「どうめう?」
日向「うーん、微妙かなあ……」
日向「あんまり動くものって写真に撮らないからなー、電車とかで練習してみようかな」
めう「じゃあ今度は大人しいやつめう!」
日向「大人しいやつ?」
めう「カンガルーめう!」
日向「カンガルー?まぁ、今日の日差ならだらだらしてるだろうね」
めう「親父っぽい横になり方めう」
日向「まあそうだね、近くにいるから撮りやすい」カシャ!
めう「向こうにはワラルーがいるなりよ」
日向「でもガラスがあると撮りづらいんだよなあ」
めう「じゃあめうが反射して写り込むめう!めうも見れておとくめう!」
日向「それ注意深く見ないと分かんないよきっと」
めう「ひなひなあ、次はこあこあが見たいめうー」
日向「こあこあ?ああ、コアラかい?えっと、たしか屋内だったようね」
めう「あの建物めう?」
日向「そうそう、夜行性の動物も展示されてるんだよね」
めう「めうっ!そりも楽しみめう!」
日向「野うさぎとかがいるんだっけ」
めう「うさぎめう?なんだか親近感めう~」
日向(そういえばめめってウサギだったなあ)
~小動物館~
めう「めう、中は暗いめう」
日向「夜行性だから暗くしなくっちゃ」
めう「あ、うさぎめう!」
日向「え、どこ」
めう「あそこめう!」
日向「えーっと」
めう「だからあそこめうー!」
日向「えー?」
めう「むぐぐぐぐ」
日向「なるほど、巣箱の中にいたんだね」
めう「ひなひなも意外とかんがわるいめう……あ、向こうは明るいめう」
日向「多分コアラはあっちだね」
めう「めう!こあこあめうー!」
日向「そんなに急がなくても大丈夫だよー」
めう「いためう!こあこあめう!」
日向「ユーカリ食べてる」
めう「かわいいめうー♪」
日向(ユーカリは毒だからコアラは動きが鈍いんだよな確か)
めう「こあこあだっこしたりしたいめう」
日向「そういう動物園はあんま見ないなあ」
めう「きっとふかふかめう!」
日向「案外重いかも」
めう「だっこできるとこどこかにないめう?」
日向「うーん、国内は難しいかなあ、本場のオーストラリアならあるかも」
めう「めう、オーストラリア行きたいめう!」
日向「動機が分かりやすい」
めう「ひなひなも一緒に行くめう!」
日向「ふふふ、そしたら旅行だね」
めう「ひなひなと一緒に旅行、ぜったい楽しいめう♪」
めう「次はさーばるきゃっとめう!」
日向「サーバル?なんか急にマイナーじゃない?」
めう「むひゅひゅ!今さーばるは大人気なり!」
日向「流行りってすごいよ」
めう「あそこめう!かわいいめう!」
日向「耳がでかいねこ」
めう「知ってるめう?さーばるは一般のおうちでも飼育出来るめう!」
日向「許可はいるけどね」
めう「大きいと乗れるかもしれないめう!」
日向「めめは小さいから、割と乗りやすそう」
めう「むぎぎ、近くに来ると人がいっぱいでよく見えないめう」
日向「ん?じゃあめめ」
めう「むに?なにめ、あ、っ、ひ、ひなひなっ!?」
日向「よーし、肩車すればよく見えるだろ」
めう「き、急にさりたからびっくりしためう……でもひなひなの言う通りよく見えるめう!」
日向「わはは、そっか」
めう「えへへ、ひなひなありがとめう」
日向「いやいや、気にしなくてもいいさ」
めう「ひなひなに肩車さりてるとどうぶつがよく見えるめう」
日向「そうかい?ならこのまま移動しよっかなー」
めう「目立っちゃうなりよ?」
日向「ボクは全然平気だぜ?めめは軽いし」
めう「えへへ、そうめう?」
日向「それに可愛いめめを見せびらかせるしね!」
めう「ひ、ひなひな、そり照れちゃうめう///」
日向「わはは、照れるめめも可愛いなー」
サーバル(すごーい)
めう「次は何めう?」
日向「えーっと、コウノトリ、かな?」
めう「たまごあっためてるめう!」
日向「ここでは繁殖もしてるからね」
めう「今温めてるのがおかあさんで、隣にいるのがおとうさん?」
日向「どっちがどっちかは分からないけど、近くにいるのが夫婦なのは多分そうだと思うよ」
めう「仲良しさんめう!」
日向「お、片方が温めてる方の近くにいったぞ」
めう「交代めう?」
日向「お互いに支え合ってるんだね、まるでボクらみたいだ」
めう「ひ、ひなひな、急にそういうこと言うのは反則めう///」
日向「今のめめはタマゴを暖めるのに適してるなあ」
めう「つぎはとららめう!」
日向「こっちは割と普通な展示だね」
めう「とららはおっきーめう」
日向「でかいねこ」
めう「柔らかそうな毛並みめう~」
日向「流石動物園のトラ」
めう「ライオンと違って動いててえらいめう!」
日向「いやそれが普通だと……おや、ボールにじゃれ始めたぞ」
めう「めうう!目の前で見れるなんてらっきーめう!」
日向「シャッターチャンスだ!カメラを」
めう「おおう、ひ、ひなひな、急に屈むと危ないめうっ」
日向「あ、ごめんよめめ」
日向「写真を撮る時はめめを降ろした方がいっかあ」
めう「むにに、ひなひな、ごめう」
日向「いやいいんだよ、肩車しためめは結構暖かかったしさ」
めう「めう、カイロ代わりめう?」
日向「そういう訳じゃないけど、暖を取りたいだけだったら」ギュ
めう「あ、ひなひな///」
日向「こうやって手を繋げばいいんだから」
めう「めうう///」
日向「おやおや、また暖かくなってるぞ」
めう「し、しょーがないめう///」
……
日向「結構奥まで来たねえ」
めう「ここらへんは人が少ないめう」
日向「まぁ資材搬入の車の通り道みたいなもんだからね、動物もあんまりいないや」
めう「鳥のさえずりが聞こえるめう」
日向「のどかだねー」
めう「……ひなひな」ギュ
日向「んー?どうしたんだいめめ」
めう「もうすぐ、出口めう?」
日向「まあ、道順的にはそうだね」
めう「めう……」シュン
日向「おいおい、なんでしゅんってするんだい?」
めう「だって、ひなひなとの動物園デート、めう楽しみにしてためう!」
日向「それはボクも一緒だよ」
めう「だから、終わっちゃうのはなんだか寂しくて」
日向「うん」
めう「勿論これで終わりじゃないのは分かってるめう、またいつか、デートは出来るめう」
日向「そうだね」
めう「だけど、やっぱり、寂しいのは寂しいんだもん……」ギュ
日向「めめ」
めう「それに、このデートが終わって、今日は一緒だけど……あと数日でまたお別れだし……めう寂しい……」
日向「めめ、いつも寂しい思いさせちゃってごめんね」
めう「うう、ひなひなあ」
日向「よしよし」ナデナデ
めう「めうう」
日向「こういうデートでさ、少しでもめめの寂しさが紛れればいいなって思ってたんだけど、逆効果だったかな?」
めう「そ、そんなことないめう、ただ、めうが寂しがりやなだけめう……」
日向「ボクはめめが寂しがり屋な事、ずっと前から知ってるよ」
めう「なかなかなおらないめう……」
日向「ボクもね、結構寂しいんだよ」
めう「ひなひなが?」
日向「だって、東京の方に一人でいるんだよ?」
めう「めう?でもひなひな、向こうにもお友達いるって」
日向「そりゃいるさ、一緒にノート取ったりとか、お世話になってる先輩もいるよ」
めう「そりでも寂しいめう?」
日向「だって最愛の人は近くにいない訳だからね」
めう「め、めう///」
日向「めめに寂しい思いさせちゃってるのは、申し訳ないと思ってる」
めう「ひなひな」
日向「色々とめめの寂しさを軽減出来るようにはするけれど、
でも、あとちょっと、もう少しだけ、我慢してくれないかな?」
めう「そり前も言ってためう……」
日向「まあそうなんだけど、ね?」
めう「むむむ、分かっためう!めう、我慢するめう!」
日向「分かってくれるかい?」
めう「あんまりひなひなを困らせるのも、めうやめう」
日向「めめはいいこだなあ」
めう「ただ……えっと」
日向「なんだい?」
めう「その代わり、ちゅー、して?」
日向「え?わはは、キスすればいいのかい?」
めう「そ、そうめう」
日向「キスなんてもう何度もしてるじゃないか」
めう「だ、だめう?」
日向「そんな訳ないだろ、めめ」
めう「あ」
チュ
日向「……」
めう「……は」
日向「これでいい?」
めう「う、うん///」
日向「それならよかった」
めう「めう、ひなひなからちゅーされるの、だいすきめう……///」
日向「ボクもめめとキスするのは好きだよー」
めう「ならもっと」
日向「してもいいけど……流石に道端でするのはもうやめた方がいいかな」
めう「そ、そうなりね///」
……
日向「めめ、動物園はどうだった?」
めう「とっても楽しかっためう!」
日向「わはは、そっか」
めう「なんか動物園って久々だったから、色々懐かしかっためう」
日向「めめが小さい時、ボクと一緒に動物園行った事あるよね」
めう「そ、そりは、むにに……あ、あんまり思い出したくないめう」
日向「あの時のめめったらずっとボクの後ろに引っ付いちゃってて」
めう「く、口に出しちゃやめう!」
日向「あはは」
日向「えっと、まだお昼過ぎだねえ」
めう「こりからどうするめう?」
日向「ごはんにはまだ早いし……めめはどっか行きたい場所ある?」
めう「めう、音ゲーしたいめう!」
日向「正直予想付いてた」
めう「ひなひなも一緒にするめうよ?」
日向「そうだね」
めう「じゃあ早速ごーごーめう!ごーごー!」
日向「わはは、そんなに急がなくても大丈夫だってば」
めう「いやひなひな、めうの知ってるゲーセンは3時過ぎまでパセリが安いめう、だから急ぎめう」
日向「あ、そう」
おわり
お疲れ様でした
リフレクでひなビタ全曲が復活する日を心待ちにしております
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