【艦これ】提督「着任した鎮守府が貧しかった」 (577)
提督「今日から俺も提督か!胸が熱くなるな!」
張り切ってそう言ったものの、俺が着任するのはクソ田舎の辺鄙な場所にある鎮守府だ。
しかも前任者の提督がいなくなった代わりに着任する。言わばお古の鎮守府。
もちろんすでにかなりの艦娘がいて、初期艦娘は誰にしようかな~?ぐへへとか言うのも無し。
最初に選んだ初期艦娘と二人三脚で歩みいずれケッコンなんて甘い話はあるわけないのだ。
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それでも俺は喜んでこの話を受けた。
提督業は可愛い艦娘に囲まれて過ごすハーレムだと思い資格を取る人間は続出。
しかし実際はほとんど無給で働く事になる。
鎮守府はそれなりの数があるものの、最近は深海棲艦が減って来てそんなに必要がないのだ。
ぶっちゃけランカーと呼ばれる50程の鎮守府があれば事足りているれしい。
つまりこんな辺鄙にある鎮守府は確実に無給で執務を行う事になる。下手すれば自腹を切る場面もあるだろう。
提督「そろそろ見えてくるはずだが……」
提督「おお、あれか!」
これから俺の提督生活が始まる場所!今日から俺も一国一城の主って訳だ!
なんて素晴らしい……なんて……
なんて地味なんだ…………
もっと豪華だったり、もっとボロボロの鎮守府を予想していたけど凄く普通!
汚い。汚いがそこまでボロくない。見た目はそう……築40年の小学校って感じだな。
ヒビ割れた壁。殺風景な運動場
おまけに給食みたいな匂いまでしているな。
入り口は分かるが執務室はどこにあるのだろうか。そもそも勝手に入って良いのか?
だれかだれか…………いた!第一村人発見!!
提督「そこのキミ。ちょっと良いかな?」
漣「はい?漣は今ミツバチを捕まえるのに忙しいんですけど。と言うか不法進入なら通報しますよ」
提督「すまない。俺は今日からこの鎮守府に着任した提督なんだ」
漣「提督?…………はにゃあぁぁぁぁ!!」
漣「す、すみませんです!と、とりあえずパンツ脱いで廊下に立ってます!」
提督「とりあえず落ち着いて。パンツ脱がなくて良いし廊下にも立たなくていいから」
漣「それってつまり……解体……」
いったいどんな生活を送っていたのか心配になるな。
これが鎮守府内……本当に学校みたいだな。
漣「あー、っと……執務室までご案内すれば許してもらえるんでしょうかー……?」
提督「許すもなにも案内して貰えるなら感謝するよ」
見る限りこの子は俺に怯えているようだ。
初対面の時はそんな事無かったのに提督と名乗ってからだな。
やっぱり提督と言うのは艦娘にとって上司みたいな物なのか。仲良く和気あいあいとやりたいんだけど……
ヒソヒソ……
「あれが新しい提督かしら?」
「えっ?もう着任しちゃったの!?うっわー、最悪……」
「やれやれ、せっかく羽を伸ばせると思っておったのに」
うーん……びっくりするくらい歓迎されてないな。
あれか。学校で自習の時に遊べると思ったら代わりに見張りの先生が来たみたいな
漣「到着しました。いやー、あはは。ではでは漣はこれで!」
提督「ちょいまち!」
漣「……っ」
駄賃でもあげようと呼び止めたけど大した物がないな。
……おっ
提督「これはお駄賃だ。案内してくれてありがとう」
漣「えっ……?」
提督「どうした?」
漣「えーっと……これを漣が頂いても良いと言う事ですか?」
提督「そんな大層な物じゃ無いけどね。ただの飴玉だよ」
漣「飴玉!?ありがとうございます!ありがとうございます!キタコレ!では漣はこれで!」
飴玉1つであんなに喜ぶなんて。やっぱり子供は可愛いも
漣「そーい!!」バキャッ
ああ、俺のあげた飴玉を勢いよく床に叩きつけてら……
漣「ふんふーん♪」
朧「私は朧。随分ご機嫌だね」
漣「知ってる知ってる。それよりこれ見てよこれ!」
曙「なにそれ。ゴミ?」
漣「ちっちっちっ!ヒントは甘くてとろけるぅ~」
潮「その包み紙……もしかして飴玉かな……?」
漣「さっすが潮たん!大正解!」
曙「な、なんでそんな物あんたが持ってるのよ!」
漣「実は今日付けで新しい提督が着任したんだよね~。あっ、これ極秘情報ね!」
漣「っでぇ、漣がその提督を執務室までご案内したわけ!そしたらこれ貰った!やふぅー!」
曙「はあ?ク……て、提督が物くれるなんてありえないでしょ」
朧「うん。提督は奪うだけ……カニ吉、カニ美、カニ助……」
漣「漣も最初はビックリしたんだけどね~。あの提督ならいつか漣のご主人さまに……☆」
潮「でも潮は提督……苦手かな……いっぱい触られるし……」
曙「で?あんたはその飴を私達に見せびらかしたかったわけ?」
漣「んも~!曙たんってばツンツンしちゃって!まあそこがチャームポイントなんだけど」
曙「うっさい!」
漣「潮ちゃん、潮ちゃん、ティッシュ一枚ちょーだい」
潮「ティッシュ?これで良いのかな?」
漣「オッケー。ここにこの飴をサラサラ~っと」
曙「なにこれ、粉々じゃない。もしかして新種の嫌がらせ?」
漣「違う違う!これは漣が地面に叩きつけたから。さぁみんなで食べよう!」
朧「朧たちも食べて良いの?」
漣「あったり前っしょ!ささ、みんな指に付けてペロペロするよ~」
曙「漣、えっと……勘違いしてごめん。ありがとう……」
漣「曙たん……漣を攻略する気なの!?萌え~!!」
曙「こら、私を舐めるな!飴を舐めなさいよ!!このバカナミ!!」
漣「ぎゃふん!」
執務室前
どうやら俺は全く歓迎されていないようだ。
まさかお駄賃として渡した飴を目の前で地面に叩きつけられるとは……
とにかく執務室に入るか。
ガチャリコ
提督「やっぱ執務室は職員室みたいな
感じ…………うおっ!なんだこれ!?」
ここだけまるで別空間!?鎮守府の外見やここに来るまでと違って執務室は超豪華だ。
提督「なんだこの絨毯!なんだこの机!それにこの椅子!まるで社長にでもなった気分だ!提督すげー!」
提督「執務室にキングサイズのベッドまで。旅の疲れががっつり取れそうだな。どれ一休み……」
…………
…………
鹿島「……とく。……提督?」
提督「ん…………」
鹿島「あっ、お休みのところすみません。あまりに動かないので生きているか心配で……」
なんだこの天使は。それに身体中からピンク色の空気が出てるような滲み出すエロス
俺は死んだのか?
鹿島「あの、私は練習巡洋艦の鹿島と言います。本日付けで新しい提督が着任したと聞いて……」
提督「はい、そうなります!私こそが提督でございます!」
鹿島「それでその……以前の提督は私を秘書艦として使っていたのですが……」
こんな美人が秘書艦とか考えただけでムラムラしてくる。
それに練習巡洋艦と言う艦種すら卑猥に聞こえるこのエロス……たまらん!
提督「そうか、これからよろし」
鹿島「あの、鹿島を秘書艦から外していただけませんか?ご検討よろしくお願いします」
提督「それは……俺の秘書艦お断りって事?」
鹿島「…………」
提督「そ、そっか。わかった、了解了解!自分の秘書艦は自分で選ばなきゃな!うん、気にしないで。今日までご苦労様!」
明るく振舞ってみたけど泣きそうだ。そんなに前提督と差があるのか……
鹿島「あの……お咎めは……」
提督「お咎め!?無い無い!そんな物無いよ!」
これ以上評判を悪くしたらここで生きて行けない。気を付けねば
鹿島「……では失礼します」
ガチャリコ…
提督「…………あ、ああああああああ!なんか思ってたのと違う!正直歓迎されると思ってた!可愛い女の子にちやほやされたかった!!」
提督「はぁ……とにかく右も左も分からないからな。鎮守府内の探索と秘書官探しに行くか……」
今回はここまでです
しかし張り切って軍服を着てきたものの肩が凝るな
それに何より気になるのはやっぱり……
鈴谷「ほんと毎日毎日疲れるよねー。あー眠たー」
熊野「ちょっと鈴谷!前、前!」
鈴谷「前?……うわっ!…………あ、あはは……失礼しまーす」
やっぱりどう考えても避けられてるよなこれ。
参った。案内を頼もうにも話しかけるタイミングが無い。
たまに物陰から見ている子もいるが近付こうとしようものなら慌てて逃げてしまう。
提督と言う存在が学校の厳しい先生みたいなもので、みんな萎縮しているのかと思っていたがこれは……
完全に嫌われてるやつだ。村八分状態じゃないか。
誰でも良いからこの状況から俺を救い出してくれ!
ダダダダダダ…!
足柄「婚期の匂い!!」ダイブ!
提督「ぐえっ!とうとう物理的攻撃が!!」
足柄「あなた素晴らしいわ!顔は私好みね!職業は!?家族構成は!?次男?次男なの!?」
な、なんだこの人は?他の子と違ってすごいアグレッシブだが……
しかし向こうからこんなに話し掛けてくれるなんてチャンスだ。彼女に案内を頼もう!
提督「初めまして。えっと、家族構成は父母兄自分の4人家族で」
足柄「パーフェクトだわ!」
提督「職業は今日からここの提督です」
足柄「え?またまた、ご冗談を。ってその軍服……え?え?」
足柄「あ、あ……ああ…………」
なんだ急に雰囲気が
足柄「も、申し訳ありませんでした!私みたいなけものフレンズが提督にこんな粗相を……!」
提督「どうしたの急に!?」
足柄「知らなかったんです……ごめんなさい、ごめんなさい……許してください」
提督「許すも何も、むしろ艦娘とのスキンシップがあって嬉しいくらいだよ。それにけものフレンズって今人気のアニメだよね?君は何のフレンズなのかな?なーんて」
足柄「わ、私は犬畜生のフレンズです。豚以下の存在です!」
提督と知った瞬間にこんな態度に……
いったい艦娘の中の提督ってなんなんだろうか。
足柄「それでは私はこれで……」
提督「ちょっと待ってもらって良いかな」
足柄「ひっ……」
提督「申し訳ないんだけど鎮守府を案内して貰えないかな?文字通り右も左もわからない状況なんだよ」
足柄「とんでもありません。私の様な豚虫に提督の御案内なんて……」
提督「もし案内してくれるならさっきの事は全て水に流すよ」
足柄「……本当に?」
もともと何とも思ってないけど…こうでも言わないと案内には付き合って貰えないだろうし
誤解はゆっくり解いていこう。
足柄「ここは教室になります。私達重巡、戦艦、空母等が教師となり、子供達が戦いの知識や生活に必要な教養を身につける場所です」
なるほど、見た目だけじゃなくやってる事も学校と同じような物か
雷「あっ、足柄さんだ。おーい、どうしたのー?また婚活の授業ー」
響「……!雷、足柄さんの隣」
雷「隣?ここからじゃ何も見えないわよ?ん~っと……」
雷「ええっ!?あ、あの服、もしかして……」
ザワザワ…………
せっかくだし少し見学して見るか。なんか授業参観みたいで楽しみだな。
妙高「そ、それではこの問題が分かる人」
『ハイハイハイハイハイハイ!!』
凄いな。みんな我れ先にと手を挙げて。背筋もピンとしてて居眠りしてる艦娘なんて誰もいない。
……あれ?なんで手を挙げながらこっちをチラチラ見てるんだ?
(提督が見てる、やる気のある所見せなきゃ……!)
(もうあんなの絶対嫌……!)
妙高「じゃあ……大潮さん」
大潮「はい!わかりません!」
提督「いやー、鎮守府の授業は人間の学校と違って鬼気迫ると言うか、みんな必死なんだね」
足柄「え、ええ。みんな優秀で教え甲斐があります」
それにしても、この廊下に教室。本当に懐かしい。小学生時代を思い出す。
まるっきり同じ…………いや、あんなのは学校になかったな?なんだ?
提督「あの先にある見るからに重そうな鉄の扉はーー」
足柄「!!」
足柄「あの先はもう使われていませんから!!」
ビックリした。いきなり大声で……
しかし鎮守府の大きさ的に、まだ建物の三分の一くらいは先があるはずだけど
提督「もともと何に使われてたんだろう」
足柄「さ、さぁ、私にもさっぱり……そうだわ!工廠に案内しますね!色々作っててきっと楽しいですから!」
提督「ん、ああ」
どうやらあの扉の先にはあまり触れて欲しくないらしい。
まぁ外からあんなごつい南京錠で閉ざされた扉なんて嫌な予感しかしないが……
足柄「着きました。ここが工廠です」
提督「確か武器の製造や改修とかをしたりしてるんだっけ」
足柄「この時間だと明石が作業しているはずです」
提督「へー。ところでやっぱり工廠って油とかで汚れてるかな?」
足柄「えっと、多少は」
提督「じゃあ上着だけでも脱いでおくか。せっかくの真っ白な一張羅が油で汚れたら大変だ」
足柄「す、すみません、私がこんな場所へ連れてきたから……!」
提督「いやいや、こういう油臭い場所好きだから気にしないで」
足柄「ではその制服は足柄が責任を持って預からせていただきます!ここで待っていますからごゆっくり見学してきてください」
提督「そう?じゃあ頼むよ」
工廠
提督「おじゃましまーす」
あー、この焼けた鉄と油が混ざったようなにおい。好きだなこれ
それに六角レンチとかハンマーとか、俺の男心をくすぐるアイテム満載だ。
あっちにあるのは作りかけの武器か?どれどれ
ガシャン!
提督「おっと、いけない。足元に何か」
明石「ああー!!」
明石「ちょっとちょっと!何しちゃってくれてるんですか!あーもう!」
提督「ごめん、すぐ集め」
明石「あー!やめてやめて!触らないでください!」
なんてこった。初対面でめっちゃ怒られてしまった。
明石「これ分解した順に並べてあったのに……ぐちゃぐちゃにされたら組み立てる時大変なんですよ!」
提督「す、すみません」
明石「すみませんで済んだら殺人は起きないんです!だいたいあなた何なんですか?どっから入り込んだんですか?」
明石「まさかスパイ?」
提督「違う違う、俺は今日付けでこの鎮守府に着任した提督なんだ」
明石「はい?提督がそんなTシャツきてうろうろする訳無いじゃないですか」
そういえば上着は足柄さんに預けているんだった。
今の俺は意味不明な英語がかかれたTシャツを着た不審な人間か。
入り口で待ってる足柄さんに説明してもらうか?しかし提督と知って萎縮されるのも困るし……
明石「あー、もしかして何かのセールスですか?」
提督「えーっと……」
明石「たまーにいるんですけど、困るんですよねー。部外者がこんな所まで」
明石「ここへ直接売り込みに来られても私に決定権はありませんから」
明石「秘書艦の鹿島さんを通して提督と話し付けてきてください」
提督「そうですか……」
明石「ほら、分かったら出て行く!ここは関係者以外立ち入り禁止の秘密がいっぱいあるんですから!」
提督「えっと……」
明石「……あなた、さっきからえっとえっとばっかり言って。セールスの営業ならもっとハキハキ喋らないとダメですよ」
どうしよう。もうすっかりセールスマンにされてしまった。しかもダメ出しされてる
提督「さっきはここの部品めちゃくちゃにしてすみませんでした」
明石「もう良いですよ。私、これでもプロですから!こんなのちょちょいのちょいです」
なんか良いなこの娘。可愛いのはもちろん、サバサバした感じがまた……
明石「なんですかー?私の顔ジロジロ見て。もしかしてセールスじゃなく変質者?憲兵に連絡した方が良いのかな……」
提督「おじゃましました」スタコラサッサ…
提督「ふう……」
足柄「あっ、お疲れ様でした。軍服は無事守りきりました!」
提督「ああ、ありがとう」
めっちゃ生暖かい。そして思いっきり抱きしめられてたのか服にシワが……
でもめっちゃ良い匂いがする。ナイススメル
足柄「ああっ、軍服にシワが……!すみません、すみません!私、あの、必死で……!」
提督「良いよ良いよ。生暖かくて良い匂いして最高だ。ナイススメル!ありがとう」
足柄「えっ……あの、罰は…………」
提督「無い無い。それより次どこか案内してくれるかな」
足柄「は、はい」
今回はここまでで
足柄「それでその……次は何処へご案内しましょうか……?」
提督「そうだなあ」
ウゥゥゥーー!!
提督「なんだ?サイレン!?敵襲か!?」
ドタバタドタバタ!
サイレンと同時に艦娘が慌てて走り出した。間違いない、何か緊急事態が起きたんだな!
こんな時どうすれば……秘書艦もまだ決めてないって言うのに!!
足柄「大丈夫ですよ。このサイレンは食事の合図ですから」
食事?時間は11時でなんとも言えない時間だが……ブレックファーストってやつか?
しかし鎮守府でご飯と言えば確か……なんだったか。えーっと
提督「そうそう!間宮だ!鎮守府には間宮と言う美味しい店があると聞いたことがある!」
足柄「はい。うちは間宮さんと鳳翔さんが用意してくれています」
提督「ちょっと小腹も空いたし見せてもらおうか。間宮の性能とやらを!」
足柄「えっ、提督も間宮でお食事をするんですか……?」
提督「そのつもりなんだけど。何か都合悪かったりする?」
足柄「い、いえ、とんでもないです!行きましょう、是非!」
間宮
ここが食事処間宮か。なんて綺麗な喫茶店……
とは程遠い。まるで刑務所みたいに殺風景だ。艦娘も無言で黙々と食べているし。
足柄「食堂ではここに並んで食事を受け取るんです。こうして」
妙高「あ、足柄。早くこっちに来なさい!」
足柄「姉さん?何か用かしら?」
提督「ああ、俺の事は気にしないで。ここまで案内ありがとう」
足柄「は、はい……」
妙高「大丈夫だったの?何も無かった?」
足柄「ええ。って言うか、あの提督……悪い人じゃないような」
那智「バカを言うな!提督と言えば我々から酒という娯楽を奪い去った悪魔だ!」
妙高「そうよ。提督に羽黒がどれだけ酷いことをされたか……」
足柄「羽黒……」
羽黒「いや……見ないで。そんな目で見ないで……!」
提督「すみません、ご飯は少なめで」
鳳翔「はーい。……ええっ!?その格好は提督!?」
ここでも提督は警戒されているのか。
と言うかこれ……あれだ。グループ分けの班分けで残ってどの班に入れてもらうかって言う……地獄
さりげに皆んな席を詰めて自分の周りに俺が座れないようにしている。
足柄さんの隣が空いていれば良かったんだが
足柄「ね、ねぇ、提督席がなくて困ってるみたいだし入れてあげ」
那智「寝言は寝て言え」
ダメそうだな……
どこか座れそうな所は……おっ、あそこが空いてる!
提督「ここ良いかな?」
神通「ひっ……」
那珂「ち、違うんです!川内ちゃんは夜戦で疲れてて、あの、でも夜戦専門だから午前は特別に寝てて良い許可はーー」
提督「そうか。この数日は提督不在だったのにご苦労様って言っといてくれ」
神通「は、はい……」
しかしご飯少なめでとは言ったが……めちゃくちゃ少ないな。密かな嫌がらせか?
…………いや、違うな。元が少ないのか。
提督「みんな良くそんな量で朝昼兼用?だろうに足りているな。若いうちはダイエットとか気にしないで食べなきゃ」
神通「……朝昼晩、兼用です」
提督「え?」
那珂「これ、那珂ちゃん達は朝昼晩兼用なの!……です。食事は1日1回だから」
そうか、だからサイレンと同時に食堂へ走り出すほどみんなお腹が空いていたのか。
だったら尚更この量じゃ足りなーー
ドンッ!
提督「いてっ」
なんだ?誰かが後ろ通った時に当たったみたいな……
加賀「ごめんなさいね」
うわっ、めっちゃ睨んでる。めっちゃ睨んでるよ。
加賀「五航戦、どうしてこんな所に提督がいるのかしら?」
瑞鶴「わ、私に振らないでよ!」
加賀「こんなのがいたら鳳翔さんたちの作ってくれた料理が台無しだわ。早く出て行って貰いたいものね」
赤城「加賀さん、その辺で」
加賀「……」
なんかもう人を殺すような目だったな……いったい何をやったんだよ前提督は……
提督「やれやれ……いったい前にいた提督は何をーー」
ガシャンガシャン
提督「あ、あれ?みんなもう食べ終わったのか……」
木曾「悪いが俺たちも提督とゆっくり飯を食いたいなんて思わないんでな」
大井「明日からはココへ来ないで貰いたいわね。あなたは執務室で食べてればいいのよ」
結局みんな行ってしまった。残ってるのは料理を作ってくれたあの2人だけか。
でも明らかに目を合わせないよう俯いているんだよな……
提督「ん?…………うわっ!軍服にシミが!!」
さっきぶつかった時に味噌汁がこぼれたのか!なんてこった、おニューの服なのに……
間宮「大変……申し訳ありません!私が味噌汁なんて作ったせいで……」
鳳翔「違います。私がエプロンをご用意しなかったから……」
提督「いや、これは別に」
鳳翔「すぐに洗いますからあの子達は許してあげてください!無関係なんですから……!」
間宮「あの子は何も悪くないんです!」
結局2人に上着を持っていかれてしまった。
洗ってくれるのはありがたいが……あの子は何も悪くないって言うのは無理があるよな。明らかにわざとぶつかってきてたし
まぁだからってどうこう言う気は無いが。
明石「あるぇー?誰もいないんですかー?仕方ない。適当に持ってっちゃいますよー」
明石「この時間に人がいないなんて珍しいわね。……あっ!」
提督「や、やあ」
明石「あなたはさっきの変態セールスマン!!」
明石「私の工廠をめちゃくちゃにしといてご飯まで食べて帰ろうなんていい度胸してますねー」
そうか、また軍服脱いでるから気付いてないのか。
しかしいくら服着てないからってここまで気づかないなんて……
明石「まあいっか。1人で食べてたんじゃ美味しい食事が台無しだし一緒に食べましょう!ね?」
ああ、やっぱり可愛いなこの子。
明石「うーん、やっぱ2人の作る料理は最高~!……これでもっとボリュームがあれば言うこと無しなんだけどなぁ」
確かに。味は最高だが量が少なすぎるんだよな。しかもこれが朝昼晩兼用……
提督「みんなよくこの量で足りてるね」
明石「はあ?足りてるわけないじゃ無いですか。もうみんなお腹ぺこぺこで餓死寸前ですよ」
提督「餓死寸前!?」
明石「まあ艦娘は食事しなくても燃料さえ補給して貰えれば動けるし餓死なんてしませんけど」
提督「なんだ、そうだったのか……」
明石「とは言え食べなくても死な無いってだけで人間と同じように空腹感や満腹感、食べれば美味しい~!って感じるんですよ?」
提督「じゃあ艦娘のみんなはいつもお腹空いてるのか……」
提督「でもおかしいな。確か鎮守府には艦娘の数に応じて国から生活費が支給されているはずだけど」
明石「確かに国から鎮守府にはお金が入っている筈ですよ。私達には行き届いてませんけど」
提督「よくそれで暴動が起きなかったな。気の強そうな子が何人かいたけど」
明石「そんな事したら鎮静房送りですからね」
鎮静房?たまに映画とか漫画で見るあれか。窓も何も無い刑務所の……今時あり得ないと思うが……
提督「でも気の強そうな子は我慢できるのかな?さっき見た感じじゃとてもそうは見えなかったけど」
明石「気の強そうなって一航戦とか雷巡の方たちじゃ無いですか?」
明石「正規空母や雷巡の方は出番も多いですからね。鎮静房に入れられてもすぐに出して貰えるんですよ」
明石「でも数が多い駆逐艦の子達は何日も何週間も……」
明石「私は入った事無いんですけどね。聞いた話だと提督が1日1回燃料を少しだけ持ってくるらしいんですよ」
提督「燃料?」
明石「ほら、さっきも言った通り私達って燃料があれば生きていけるじゃ無いですか。例え戦闘に出なくても人間のカロリーと同じで少しづつ消費しちゃうんです」
明石「で、その時に反省した姿を見せないとまた翌日までチャンスは無しって訳」
明石「唯一楽しみだった食べる事も取り上げられ、窓もテレビも本も無い。毛布が1枚だけ置かれた小さな部屋……って、部外者に話すような事じゃ無いわね!忘れて忘れて!」
提督「でも鎮静房に入れられた事が無いって事はキミは優秀だったんだね」
明石「まあ優秀なのは否定はしませんけど?実際は工廠で開発出来るのが私だけですから……そう言う理由で助かってただけですよ」
明石「今日も作業に夢中で食事に遅れてきましたし!」
提督「鎮静房……だから料理を作ってた2人はあんなに慌ててたんだな……」
明石「料理を作ってた2人?鳳翔さんと間宮さんですか?あの2人も私と同じように食堂を任されてますから鎮静房には行ったことないですね」
その割には味噌汁くらいで随分慌ててたが……
明石「あの2人が何か失敗した時は代わりに軽空母の子や、伊良湖ちゃんが入れられてそっちの方が堪えたみたいでしたけど……」
提督「そうか……」
明石「まああの提督も色々明るみに出ていなくなりましたし、次に来る提督が良い人である事を祈るばかりですよ」
提督「良い人が来ると良いな」
明石「ですねー。出来れば1日3食欲しいですね。今月はもうお金が無くてこの生活ですけど」
提督「鎮守府にいる駆逐艦が提督に怯えてる理由、だいたい分かってスッキリしたよ。鎮静房が怖かったんだな」
明石「あっ、実はそれとは別にもあるんです」
この子、さては超おしゃべりだな。
明石「潮ちゃんとか重巡でも羽黒ちゃんとか……後、お気に入りは鹿島ちゃんだったんですけどね……」
明石「毎晩のように寝室に呼ばれて……」
提督「!!」
まさかあんな事やこんな事……!エロ同人みたいに、エロ同人みたいに!
明石「ドレス着せられたりしてたみたいですよ」
提督「ドレス?」
明石「なんか妙な趣味があったみたいでですね……」
明石「すごいドレス着せて、提督が自分で艦娘に化粧もばっちりして、撫でたり抱きしめてみたり添い寝させたり……」
提督「……」
明石「命令はただ1つ。出来る限り動くな。人形の様にしていろ……と」
提督「うわぁ……」
明石「あまりの恐怖に無表情のまま涙を流すと酷く興奮していたらしいですよ……。潮ちゃん達が選ばれるのもそれが理由かと……」
それマジモンの変態じゃ無いですか……
明石「おっと!いけない。お話しし過ぎて作業が遅れちゃう!」
提督「もう提督がいないなら気にしなくてもいいんじゃないの?」
明石「いえ、私は開発が好きでやってますから。全く苦にはならないんです」
提督「そっか」
明石「では変態セールスマンさん、お元気で!あと今日話した事は口外禁止でお願いしますよ!でわ!」
食事や鎮静房やその他色々…………なんとかしなきゃな。
今回はこの辺で
執務室
少しづつこの鎮守府の現状が見えてきたとは言え具体的にどうすれば良いのか。
なによりこっちから話かけようとすれば逃げられるこの状況じゃなかなか前に進まない。
やはり秘書艦を任せる事の出来る様な艦娘を探すのが急務だな。
しかしどうしたものか…………
工廠にいた明石という子だけは物怖じせず会話してくれるが俺を提督として見ていないしな……
あとなんとか会話できそうなのは足柄さんと漣さんか。
とりあえずこの辺りから当たってーー
コンコン……
鳳翔「鳳翔です。上着の洗濯が終わりましたので入ってもよろしいでしょうか」
提督「はい、どうぞ」
あれ?なんだこの良い匂い。
鳳翔「すぐでしたのでシミも無く綺麗に元どおりになりました」
提督「ありがとうございます。助かりました」
鳳翔「ですからあの子達は……」
提督「感謝誰にも何もしませんよ。それよりこの匂いは?」
鳳翔「はい。提督に昼食をお持ちしました」
昼食?今さっき食べたよな??あれ?俺はボケてしまったのか?
明石「お待たせしました。本日は木曜日なのでお肉料理になります」
おおお……なんだこれは?食堂で食べた食事とは雲泥の差、贅沢の塊みたいな料理じゃないか!
あっ、やっぱり俺さっき食堂で食事したよな。
提督「食事ならさっきしたのにどうして?」
鳳翔「あれは私達艦娘用ですから……提督には朝昼晩、それとおやつにお夜食。計5回食事をお持ちする事になっていますので」
艦娘は1日1回の質素な食事で、提督は豪華な食事が1日3食おやつと夜食付きか。
明石「昼食のデザートはアイスクリームを用意していますので。食事が終わりましたらお持ちします」
しかもデザート付き。
間宮さんが明石さんになっていました
艦娘から削るだけ削……そう言えば食堂で食べた料理はおかずもご飯も2、3口で食べ終わる様な量で、もちろんおかわりも無し。
そんだけギリギリでやってるんだよな。なのに俺がいきなり行って一食分食べたって事は……
提督「今日の昼食、俺いきなり行って食べちゃいましたけど量が足りなくなったりしたんじゃないですか?」
鳳翔「だ、大丈夫です。私たちは食べなくても死んだりはしませんから……」
間宮「それに一食分はありましたから。それを2人で」
でも食べる楽しみはあるし、それだけが楽しみな生活を送らされてたんだよな……
鳳翔「あっ……申し訳ありません。私が物欲しそうな顔をしていたんですね……すぐに出て行きますから……」
提督「待って。これ食べて良いですよ。俺はもうお腹いっぱいですから」
鳳翔「そんな、とんでもない……!」
提督「でも腹が減っては戦は出来ぬと言うし」
間宮「私たちは食事を作るのが仕事で戦闘には基本参加しませんから」
提督「でも余らすのも勿体無いし……」
鳳翔「それに……あの子達が我慢しているのに私達だけこんな豪華な料理をいただくなんて出来ません」
提督「うーん」
鳳翔「す、すみません、生意気な事を……!罰なら直接私に!」
提督「いや、その通りだ。みんな我慢してるのに俺たちだけ贅沢はダメだな」
ウゥゥゥーー!
鈴谷「こんな夜にサイレン?何かあったのかなー?」
熊野「お食事の時間かしら?」
鈴谷「いやいや、今は夜だしあり得ないっしょ」
熊野「でもなんだか良い香りがしますわ……食堂の方から……」
ザワザワ…
鳳翔「はいはい、一列に並んでください」
鈴谷「なになに?どうしたの?」
暁「カレーよ!カレーがきたの!」
響「ナマステ!」
鳳翔「よく聞いてくださーい。カレーは甘口、中辛、辛口と用意していまーす」
間宮「ご飯は私達が皿に盛ってお渡ししますからお好きなルーをかけてくださいねー」
赤城「好きなだけ良いんですか!?」
鳳翔「皿から溢れるほどかけてはダメですよ」
加賀「あの、白米の大盛りは……」
間宮「すみません。皆さんの分を用意しなくてはいけないので均一にさせて貰ってます」
加賀「わかりした……」
間宮「ですので食べ終わって足りなかったらもう一度並んでおかわりしてくださいね」
加賀「さすがに気分が高揚します」
島風「島風いっちばーん!中辛いただきまーす」
足柄「フフフッ、何か忘れていないかしら!」
島風「あっ。おっそーい足柄さんだ」
足柄「何がどう遅いのか詳しく聞かせてもらおうかしら?」
島風「ねー、カレーかけていいー?ねー」
足柄「仕方ないわねぇ……ほら、これでオッケー。足柄特製カツよ!好きなルーをかけなさい!」
赤城「これは……カツ!カツカレー!しかも薄いハムにたっぷり衣が付いてる月に一度出てくるカツより分厚い!本物のトンカツ!!……多分」
加賀「それにしてもどうしてこんな急に……」
瑞鶴「ま、まさか私達、片道分しか燃料を積んでない飛行機に乗せられて敵艦へ……」
鳳翔「これは提督からなんです。今月分の食費では到底無理だったんですけど、提督のポケットマネーで」
鳳翔「今月分は前の提督が使い込んで大変ですけど、来月からはしっかり朝昼晩用意できますよ」
間宮「それに今月分も提督がいくらか援助してくれるとの事で……贅沢は出来ませんけど3食ご用意出来そうなんです」
加賀「そうだったんですか」
ワイワイガヤガヤ……
提督「おー、流石に賑やかだな。美味いもん食ってれば自然にそうなるか」
鳳翔「今日は本当にありがとうございました。それに食費の援助までしていただいて……」
提督「長年趣味も彼女もいなくて貯まってた虚しい貯金が有意義に使えてよかったですよ」
間宮「提督も是非食べて行ってください」
提督「ああ、そうさせて貰うけど……君達2人は?」
鳳翔「私たちはご飯を盛ったり片付けもありますから後でいただきます」
提督「それはダメだな。食事はみんなでしなくちゃ」
ワイワイガヤガヤ
提督「みんな、ちょっと聞いてくれ」
潮「ひっ……!」
シ-ン……
ガタッ!
提督「い、いや、取り敢えず座って。食べながらでいいから」
…………
一気に静まり返ってしまった。さっきまであんなに和気藹々としていたのに。
提督「えっと、鳳翔さんと間宮さんもみんなと一緒に食事をして貰うので、おかわりは全て自分でお願いします」
『了解いたしました!!提督に心臓を捧げよ!!』バッ
提督「あ、はい……お願いします」
提督「足柄さんもありがとう。みんなと一緒に食事してください」
足柄「は、はい!」
さてと、俺もカレーを用意して……
あっ、見事に席が空いてないな。詰めて貰えば何とかなりそうだが……
『こっち来ないで……こっち来ないで……』
と、心の声が聞こえてくるようだ。
鳳翔「あの……提督、よろしければこちらにーー」
千代田「い、いや……っ、やめて、ください……鳳翔さん、私、無理……です」
鳳翔「だ、大丈夫よ。あの提督はきっと前の提督みたいなーー」
千代田「嫌アァァァァァ!!」
間宮「すみません、こっちも……」
伊良湖「怖い……怖い……暗い…………」
まあね、カレーの一杯や二杯でこの子達の心をどうこう出来るとは思ってないさ。
これは第一歩。まだスタートラインから一歩踏み出しただけなんだ。ゆっくり気長に行こう。
今俺がすべき事は空いてる席を探しそこに座る事……あっ、あそこが空いてるな!
提督「ここ隣良いかな?いやー、空いてて助かったよ」
加賀「…………」
おうふ……よりにもよって昼間の……
加賀「赤城さんが3度目のおかわりに行った隙を狙って席を奪うだなんて良い根性しているわね」
提督「あっ、おかわりに行って空いてただけなのか。悪かった」
加賀「別に。少し詰めれば1人くらい座れるでしょ。五航戦、あなたちょっと半分になりなさい」
瑞鶴「無茶言わないでよ!」
提督「えっと……ここに座っててもいいのかな?」
加賀「ええ。貴方のこと……まぁ私も……認めてはいます」
まさかカレー1杯で……
赤城「あら、提督も一緒に食事ですか?」
提督「ああ。みんなと一緒の物を一緒に食べようと思って」
赤城「隣失礼しますね」ムシャムシャ
もう食べてる……しかしカレー1杯でここまで態度が変わるものなのか。
加賀「お昼は勘違いして悪かったわね。あやまります……その、ごめんなさい」
提督「勘違い?」
赤城「新しい提督が着任しても食事の内容が変わらなくて、それでまた同じ様に自分ばかり優先する提督なのかと勝手な想像を」
加賀「冷静に考えれば着任早々食事をどうこうなんて出来ないですよね……本当、空腹でカリカリしていたとはいえ、そんな事に気が回らなかっただなんて自分が情けない」
加賀「あれじゃまるで頭七面鳥の五航戦と同レベルだわ」
瑞鶴「照れ隠しに私をチクチク攻撃するのやめてよね」
提督「よく分からないけど誤解が解けたなら良かったよ。この調子で行けば以外と早くみんなとも仲良くなれそうだ」
加賀「それはどうかしら」
加賀「私達はこの鎮守府の主力。ですから鎮静房には入れられた事はありませんし、性格から提督の人形遊びに付き合わされる事もありませんでした」
赤城「許せないのは以前の提督。今いる提督は全くの別人で新しい人間。そう割り切ることは容易だったんです。でも……」
加賀「前提督から酷い目にあわされていた子達や、特に一部の駆逐艦の子供達にはトラウマとして深く傷を残しています」
赤城「提督という言葉の響きに怯えて震える子もいますからね……」
加賀「でもきっとあなたなら……る…………です」
喋ってる途中でおかわりに行ってしまった。
とにかく慎重にいかなきゃダメだな。
今日はもう寝る時間ですね
コメは気にせず自分の書きたいように書いてくれ
おつ
立て直しだとイタチごっこになるから出来る限りこのスレで続けた方がいいと思うぞ
もうこっちのスレは中断していいと思うのだ
>>327
こっちってどういうこっちゃ?
>>372
レスだぞまとめガイジ
>>373
これがアスペってやつか……
>>376
アスペ乙
このSSまとめへのコメント
荒らされて、続きは無理そうか
荒らされているのか…残念
うおー、面白そうなのに。
春休みも近いから・・
続けてくれ…
テンポ良くて面白いのに…荒らしが…
楽しみにしてるから続きを~
500以上あるのに、作者が書いたの170までとか荒れすぎw投稿速報に書いてくれないかな-。
荒らすなよ((泣))
荒らし邪魔すぎね?あと荒らしするぐらいだったら普通に生きろよ(´・ω・`)
勿体ない!面白いのに!荒らしはご退場頂きたいと切に思う事例やね…
まとめガイジよりよっぽど民度が低い定期