1月31日　14:57

-事務所-
モバP（以下P）「ちょっとトイレに行ってきますね」

ちひろ「はい、どうぞ」


―――――
―――
――
―

-トイレ-
P「お、ちょうどロード入ったな」
P「今日は誰だろう、Coなら奏さんPaなら莉嘉って予想だが…」
P「念のために林檎カード持ってきといたが飛鳥はないだろう…うんないない」
P「飛鳥はないな、絶対ない」

http://i.imgur.com/JDQTSbV.jpg

P「」

同日15:00
-事務所-
ｶﾞﾁｬ

飛鳥「やぁ…ちひろさんだけかい？」

ちひろ「こんにちは、飛鳥ちゃん。プロデューサーさんならトイレなのですぐ戻ってきますよ」

飛鳥「…別にプロデューサーを探してるなんて言ってないが、まぁいい。少し待たせてもらうよ」

モバP（以下P）「うあああああああ！！！」

飛鳥「！？…プロデューサーの声、だね」

ちひろ「もしかして…」

飛鳥「…様子を見てきた方がいいかな？」

ちひろ「まぁまぁ飛鳥ちゃん、大体の想像ができるので行かなくても大丈夫ですよ」

飛鳥「そうなのかい？まぁ男性用のトイレに入るのもアレだし大人しく待つとしよう」

同日15:18
-事務所-

P「はぁ…」

ちひろ「大丈夫ですか？…20分くらい篭ってましたね」

飛鳥「おかえりプロデューサー。随分長かったけど大丈夫かい？」

P「ああ…飛鳥来てたんだな…聞いてくれ、15;00にデレステのガシャ更新があったんだ」

飛鳥「デレステ…バ◯ダイナ◯コエンターテインメントからAndroid/iOS用に配信されている音楽ゲームアプリ
【アイドルマスターシンデレラガールズ】のリズムゲームで1700万DLを達成した基本無料アプリのデレステかい？」（wiki抜粋）

P「そのデレステで間違いない」

ちひろ（なんで説明口調？）

ちひろ「というかプロデューサーさん、やっぱり仕事サボってトイレでデレステしてたんですか！」

P「それは置いといてそのデレステの月末限定ガシャで飛鳥が来たんだよ！」

ちひろ「おい」

飛鳥「来たも何もバレンタインの撮影にはキミもいたじゃないか、蘭子の紹介してくれた店に3人で一緒に行っただろう？」（特訓前イラスト）

P「ただの雑誌の撮影だと思ってた…だがそんなことは関係ない
王子飛鳥が引けるか引けないかそれだけなんだよおおおおおおおおおおおお！！！」

飛鳥「えぇ…」

ちひろ「じゃあプロデューサーさんは飛鳥ちゃんを引くためにトイレでガシャを回していたんですか？」

P「その通りです！」

ちひろ「堂々とサボってることを宣言しないでください。
でトイレから出てきたってことは飛鳥ちゃん引けたんですよね？仕事再開しましょう！」

P「引けたらもっと嬉しそうにするわ！はしゃぎまくって事務所内をステップで移動するわ！！」

ちひろ「想像したらキモいのでやめてください。」

P「手持ちのitunesカード4枚じゃ引けなかったので仕方なく出てきたんですよ！！」

飛鳥「itunesカード4枚って…まさか四万円も課金したのかい？ボクのために？…まぁ悪い気はしないが」

ちひろ「いやあれはバリアブルカードだから1枚で最大5万円まで入りますね」

P「そうです、ちひろさんの言う通り5万円のカード4枚です」

飛鳥「ということはに、20万！？…流石に浪費しすぎだよプロデューサー」

P「だって王子飛鳥欲しいんだよおおおおおおおおおお！！！！
王子様役なのにスカートで困惑する飛鳥とか実はお姫様が良かったとモヤモヤする飛鳥とか
王子に成りきって口説き文句言う飛鳥とか見たいんだよおおおおおおお！！！
衣装も白だしブライダル蘭子の黒衣装とも合うしさあああああああ！！」

飛鳥「」

ちひろ「キモッ！って飛鳥ちゃんドン引きしてますよ」

P「仕方ないですよ！飛鳥がかっこかわいいのが悪いんです！」

飛鳥「その…まぁなんだ、ボクのためにお金を払ってくれるのは嬉しいけどキミの足枷にはなりたくないんだ。無理やり止めようとは思わないが程々にね」

P「つまり『ちひろさんなんかにお金を払わなくてもボクが此処にいるじゃないか』ってことだな、天使かよ…」

飛鳥「どうしてそうなる…」

ちひろ「都合の良い頭してますねこの人」

飛鳥「えーとちひろさん…そろそろボクの限定を出してあげてくれないか？
プロデューサーの支払った対価は十分だろう？」

P「そうだそうだ！」

ちひろ「ダメです。ガシャは全てに置いて平等、一部だけ排出率を弄ったりなんて不正はしませんししてません…多分！」

P「多分かよ」

ちひろ「それにもし私がガシャを弄れるとしてPさんは不正してまで手に入れて嬉しいですか？
自分で苦労して手に入れた時の歓喜.安堵.満足感を経験できないんですよ？よく考えてください…本当に不正で入手して嬉しいですか？」


P「　嬉　し　い　で　す　！　」


ちひろ「えぇ…」

飛鳥（まぁそうだろうね…）

P「次はこっちから行きますよ」

P「ガシャ回しててずっと考えてたことがあるんですが…デレステのSSR排出率は1.5%ですよね？」

飛鳥「そうだね」

P「ちひろさん、ガシャのPU（ピックアップ）率なんですが恒常の時は1.5%の何割ですか？」

ちひろ「…恒常PUは0.6%なので1.5%の4割ですね」

P「じゃあ月末限定の一点狙いPU率は？」

ちひろ「…限定の一点狙いは0.3%なので1.5%の2割ですね」

P「もひとつ質問いいかな？…ピックアップってなんだ？」

ちひろ「…キミのような勘のいいプロデューサーは嫌いです。なので10連が必ず白封筒になる魔法をかけてあげますね」

P「ごめんなさい、それだけは許してください」

飛鳥「何をやってるんだか…」

P「20万も回したんだからそろそろ出るでしょうしコンビニ行ってきますね」

飛鳥「まだ回すつもりなのかい？プロデューサー…確立というのは信頼できない悪魔だよ」


ちひろ「その悪魔に弄ばれて一点狙いで50万近く払ってる人も世の中にはいますからね」

飛鳥「ご、ごじゅう…ボクの想像を超えるセカイだね…」

P「ガシャはハマるとそんなもんだぞ…そういえばまだ60ガシャ回してなかったしまわすか」

http://i.imgur.com/bWUBOgT.jpg

飛鳥「結果はどうあれ、最後まで見届けてあげるよ」

ちひろ「これが終わったら仕事再開しましょうね」

http://i.imgur.com/Po5JRca.jpg

P「ですよねー」

飛鳥「そうだろうね」

ちひろ「まだまだ…60ガシャをできる日付は残されている…！どうぞ…存分に夢を追い続けてください…！我々は…その姿を心から…応援するものです…！」

P「この鬼！悪魔！ちひろ！60ガシャで引けたら苦労しねえよ！やっぱりコンビニに行ってきます！」

ちひろ「あっ！ちょっと待ってください！仕事！！」


飛鳥（ソシャゲって怖い）

おわり

誕生日SS書きたかったけど間に合わなかったので初投稿です。
そして飛鳥くん、誕生日おめでとうございます。

書けば出る（適当）
こんなSSを読んでくださった皆様ありがとうございました。

乙
書いたから（出るまで回せば）きっと出るよ！

よろしければ前作もどうぞ

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