あの子はアイドル (26)

P「あ、雫パパさんその節はどうも!また良かったら一緒に飲みましょうね。」

P「お…いたいた。抜き足差し足忍び足~。」

「やっとここまで来たんだな私…。」

P「お~い!」

「うわ!?…なんだPさんか驚かさないでよ。」

P「なんだとは何だまったく失礼しちゃうにゃPチャン激おこにゃんにゃん丸だよ!」

「いや…ヤメてくれよ気持ち悪い。」


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P「やっぱりみくの真似って人選ぶな、うん。」

「猫キャラはたくさんいてもあのキャラをやれるのはただ一人だからね。」

P「みくにゃんは置いといて、バルコニーに出てどうしたんだ?昼間は暖かい時もあるけど夜はまだ肌寒いぞ?」

(え、ひどくない?)

「いやちょっと考え事しててさ。……てか今何か聞こえなかったか?」

P「そういうのなら中でしてもらえるとPチャン嬉しいな。そんな寒そうなドレスでバルコニーに居られると心配だし。あと何も聞こえていないソレは気のせいだ、いいね?」

「ア、ハイ…なんでって物思いに耽るのは雰囲気も大事だろ?ていうかそれにこの衣装はアンタが無理やり着せたんだろ!」

P「でも凄い嬉しそうだったじゃないか。」

「それはその……う~…あーもうPさんのせいでいい雰囲気が台無しだよ!」

P「ハハハ!悪い悪いついいつもの癖でな。それで何を考え事してたんだ?」

「全くもう……いや、私本当にアイドルなんだなって思ってね。」

P「何を今更。お前がアイドルになってもうピーーーーー年だろ。」

「いやソレはそうだけど昔の自分を思い出したらなんだか昔の自分が嘘の自分みたいでさ。」

P「………。人は成長して変わっていくいきものだからな!」

「そうそう、だから私はその成長を懐古して物思いに耽ってたの。」

P「アイドルはアイドルでも今やトップアイドルだからな!」

「コレも全部Pさんのおかげだな!」

P「俺のおかげ?何言ってるんだよコレはお前の頑張りがあったから成し遂げられたことだぞ?」

「そんなこと無いよ!Pさんが頑張ってくれたから。」

P「いやいや俺はただのプロデューサー、表舞台で輝き自分の個性を光らせるアイドルとは真逆の存在だ。だから俺がプロデューサーじゃなくてもお前はここまでこれてたさ。」

「そんなこと言うなよ!!こんな時くらい!」

P「お、おいどうしたんだよ…大きい声出して。」

「昔の私がここまで成長出来たのは全部Pさんのおかげだよ!」

P「だからそんなことは無いって「「お前が一生懸命イマを頑張ったから。」」

P「ッ!?」

「昔からそうだ、いつも私がPさんに感謝を言ってもPさんは私に対して『お前が一生懸命イマを頑張ったからだ。』アンタは私の感謝を受け取ってくれない。」

P「い、いやそんなことは無いぞ京都の時だってクリスマスだってバレンタインデーだってちゃんと受け取っただろ?」

「それは全部イベントごとにかこつけての感謝だ…私がなにもない日常で感謝を伝えたってアンタはいっつも同じ言葉ばかり。」

「この際だから言う私はアンタを好きだ…でも、でもアンタに私を好きになってもらわなくてもいイイんだ!」

「私は自分を誇らしく思っているアンタを見たいだけなんだよ!!」

P「お前……。」

「毎日じゃなくていいんだ…せめて、せめて私がトップアイドルになれた今日だけは…私は、好きになった人が自分を誇っている姿が見たいんだ…。」

P「……分かった。お前がトップアイドルになれたのはお前の努力と俺の影での頑張りがあったからだ。俺はお前と一緒に努力し成長出来た。」

「Pさん…やっと…うっ…ぐすっ。」

P「おいおい怒ったと思えばいきなり泣き出してどうしたんだ?」

「ひぐっ…だっだって……。」

P「ほらほら泣き止んで、トップアイドルの可愛い顔が台無しだぞ。」

「へへ…そうだよなPさんありg!?」





奈緒「何だこりゃ?風香か誰かが書いたラノベか?」

P「お~こんなところにあったのか!奈緒坊見つけてくれてありがとう!」

奈緒「だれが奈緒坊だ!!やめろよなその呼び方!」

P「悪い悪い…ところで奈緒、お前もしかしてコレ読んだ?」

奈緒「え?うん少しだけ…なんかマズかったか?」

P「いや~…マズくはないんだけどさ~…その…。」

奈緒「??変なPさん。ところでコレだれが書いたんだろうな。このラノベのヒロイン私結構好きだし…Pさんこれ誰が書いたか知ってる?たぶん風香だろうけどさ。」

P「ん?これのラノベ?これ俺が書いた。」

奈緒「え!?Pさんが…このラノベ書いたの?」

P「うん、Pチャンがこのラノベ書いたのにゃ。」

奈緒「いや実際にやらなくていいからキモいから。」

P「失望しましたみくにゃんのモノマネ辞めます。」

奈緒「……ってアレみくの幻聴は聞こえないのか。」

P「まぁさすがに現実でそんなことは起きないだろ。」

奈緒「ですよねー…。」

P「ちなみにこのトップアイドルの娘は奈緒をモデルにしてるんだ。」

奈緒「え…こっこここのトップアイドル私!!??」

P「うん。」

奈緒「なっなななんで私なんだよ!もっと他にいただろ凛とか加蓮とかさ!」

P「え?なんでってそりゃあコレは奈緒の話しだし何より凛と加蓮はもう書いちゃってるから。」

奈緒「はぁ?私の話し?凛と加蓮は書いてる?ちょっと良くわからないから順を追って説明してくれるかPさん?」

P「えーっとアイドルとおれの妄想をラノベにして書いていってるんだそして今書いてるのが奈緒ね。ちなみにイマまで書いたのはまゆ、凛、加蓮。」

奈緒「まーた面倒くさいところを先に書いてるんだな…。」

P「それ加蓮にも似たようなこと言われた。」

奈緒「そりゃあ言われるって…ていうかなんでこんなの書いてんだよ変態みたいだぞ?」

P「なんでって趣味と実益を兼ね備えた…的な?

奈緒「的なって……こんな妄想の垂れ流しの何処に実益が兼ね備わってるだか。」

P「なにをー!でもこれ完成させたらアイドルにあげてるからちゃんとコミュニケーションの一貫になってるからいいんだい。」

奈緒「え…これあげてるの?凛たちに?」

P「うん。」

奈緒「……よく生きてるね。」

P「いやはやまったっくです……。」

奈緒「ねぇPさんちなみにこの続きってどうなってるんだ?」

P「え?この続き?続きはn「Pさぁん?」「プロデューサーいた?」「あ、奈緒も居る…てか奈緒も持ってるし!」

奈緒「え…なにこれ?まゆたちどうしたの??」

P「ハッハッハ~!実は加蓮の時にちょっとやらかしちゃってね。」

凛「それ以来物語作るの禁止にさせてたんだけど。」

まゆ「また書きだしちゃったみたいですねぇ~…Pさぁん?」

加蓮「Pさんあの後お尻が腫れたんだからね!!」

P「な、ちゃんとコミュニケーションとれてるだろ?」

奈緒「……あ、そう。まぁグッドかノーマルかで言うなら明らかなバッドコミュニケーションだけどな…。」

凛「ぶつくさ言ってないで奈緒もプロデューサー捕まえて!」

奈緒「え!?」

加蓮「ていうか奈緒その本貸して!」

奈緒「や、ちょ!?」

まゆ「Pさぁん」

P「ハハハ!お前らは仲良しだな~それじゃあ俺はこれから打ち合わせだから四人で仲良くやってくれ!」

奈緒「あっちょっPさんまだ聞きたいこと……窓ガラス割って出て行きやがった。3階なのに。」

凛「もう!奈緒がボケっとしてるからプロデューサーに逃げられちゃったじゃん。」

まゆ「お仕置きしなきゃダメですねぇ~。」

奈緒「え、ちょっ私関係ないし…てかまだよく話し飲み込めてないし。」

加蓮「あっじゃあ皆でこの本読まない?これって奈緒の物語なんだしさ。

奈緒「あ、コラ加蓮!」

凛「いいね、じゃあ奈緒早く読んでよ。」

奈緒「私が!?」

まゆ「いいですね~ちょうどいいお仕置きになりますしね。」

奈緒「だからなんで私がお仕置きされるの!」

加蓮「ほら早く~!」

凛「早くしてよ奈緒。」

まゆ「奈緒ちゃん早くよんでください?」

奈緒「う~……しっ仕方ないな!お前たち歳下の為にお姉ちゃんの私が読んであげるからちゃんと聞くんだぞ?」

凛「はーい奈緒お姉ちゃん。」

加蓮「奈緒お姉ちゃんだーいすきー!」

まゆ「奈緒お姉ちゃん好きですよ~うふふ。」

奈緒「まぁ…こんな日もあっていいかな。それじゃあ読むぞ『あ、雫パパさん…

奈緒(でもPさんだけは絶対に許さない!!)

その後奈緒の仕返しでP頭がT頭になってちひろさんから命を狙われるのは別のお話。

おわり

神谷奈緒(17)
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渋谷凛(15)
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佐久間まゆ(16)
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北条加蓮(16)
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