穂乃果「雪合戦しよーよwwwwwwww雪穂雪玉ねwwwww」雪穂「えっ」 (16)

穂乃果「」

ことり「」

雪穂「」





海未「こんにちわ、園田海未です」

海未「本日はこのような年の瀬に多大なるご迷惑をかけてしまい、本当に申し訳ありませんでした」

海未「私含め幼馴染共々、今回の事件を重々反省し、二度とこの様な事が起こらないよう、誠心誠意を尽くして勉学と練習に勤しんでいきたいと思っています」


???「園田さん、今回の事件の元凶は一体誰だったのですかにゃ?












海未「……語るも涙、聞くも涙の惨劇です」

海未「あれは……そう、雪の降る夜のことでした」

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ーーー


穂乃果「うわぁ~!海未ちゃん、ことりちゃん。雪だよ!雪!」

海未「今年は降るのが遅かったですね……温暖化の影響でしょうか」

ことり「そうだねぇ。ことり、冬のコーデにしたくてずっと我慢してたの思い出したよ~」

海未「明日はもう大晦日ですものね。地球はこのままだとどうなってしまうのでしょうか」




穂乃果「……そうだ!ねぇねぇみんな、雪合戦やろーよ!」

海未「何ですか藪から棒に」

穂乃果「雪合戦だよっ!冬といえばやっぱり雪合戦しないと!」

ことり「えっと、穂乃果ちゃん……?」

ことり「雪、まだ降ったばかりだから積もってないよ」

穂乃果「がーん!」

海未「いやいや、がーんって……見ればわかるでしょう」

穂乃果「うー……でも穂乃果雪合戦したい。雪見てたらすっごくやりたくなっちゃったもん」

ことり「ふふっ、流石穂乃果ちゃんだね」

海未「そうは言っても、雪が無いと雪合戦なんて出来ませんよ。石を雪に見立てて石合戦しようだなんて言わないでくださいね」

ことり「海未ちゃんそれ怖すぎ」

穂乃果「むぅー………」










穂乃果「……はっ!?」 ペケポン

海未「何か恐ろしい事思いつきましたね」

穂乃果「そうだよ!雪が無いけど雪合戦する方法あるよ!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん……?」

穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん」

穂乃果「今から穂乃果の家に集合だよっ!」






ーー


雪穂「……」モグモグ

雪穂「うーん、あんこ飽きた……」

雪穂「ハッ!?いけないいけない……お姉ちゃんみたいな事言ってた」



ダッダッダッダッ…!

バタンッ!



穂乃果「ただいまー!」

雪穂「うわぁ!?ちょっとお姉ちゃんいきなり開けないd」

穂乃果「雪穂!雪合戦しようよ!」

雪穂「えっ」

穂乃果「雪穂ゆきだま役ね!」

雪穂「えっえっ」

穂乃果「ちょっと縛っちゃうけど我慢してね」

雪穂「えっえっえっ」

穂乃果「じゃあ、しゅっぱーつ!」

ーー


穂乃果「さぁ始まりました!第一回μ's二年生雪(穂)合戦!」

雪穂「離してー!解いてー!説明してー!」 ジタバタ

穂乃果「今回は一体どんな熱いバトルが繰り広げられるのでしょうか!?」

海未「何か始まりましたよことり……」

ことり「何か始まったね海未ちゃん……」

穂乃果「ルールは簡単!穂乃果と海未ちゃん、そしてことりちゃん三人が交互に雪穂を投げます」

雪穂「は?」

穂乃果「ただし、ただ投げるだけじゃダメだよ?」

穂乃果「投げる時、雪穂の良いところを言ってから投げないといけません!」

雪穂「は、はぁっ!?」

穂乃果「海未ちゃんもことりちゃんも、小さい頃から雪穂の事を知ってるし、何より穂乃果は雪穂の妹だしね!良いところはたくさん知ってるよ!」

穂乃果「チャンスは1人3回ずつ!一番雪穂が恥ずかしがる顔をさせた人が優勝だよ!」

海未「これ投げる必要ありませんよね?」

穂乃果「何言ってるの海未ちゃん。穂乃果は雪合戦がしたいんだから、投げるのは当然でしょ?」

海未「もう訳が分かりません」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん……ことり、雪穂ちゃん投げれるほど力強く無いよ?」

穂乃果「大丈夫だよことりちゃん。布団も敷いたから安全ばっちり。ちょっとポイッてするくらいで投げたって事でいいよ」

雪穂「実の妹をポイッてするなんてそれが姉の言う事かー!離してー!」

ことり「あ、じゃあ……それなら、大丈夫……かな?」

海未「雪穂。こうなった穂乃果を止めるのは面倒なので少しの間付き合ってください」

穂乃果「二人とも、準備はいい?」

穂乃果「じゃあ!雪穂合戦、スタート!」

穂乃果「じゃあまず穂乃果からね」グィッ

雪穂「ぐえっ」

穂乃果「あ、あれ……ふんっ!ふぬぬぬぬ!持ち上がらないぃぃぃ……雪穂また太ったでしょおおぉぉぉぉぉ……!」

雪穂「わー!わー!うるさいうるさいー!////」 ジタバタ

穂乃果「よいしょ!じゃあ行くよ?」

穂乃果「雪穂の良いところ!そーれーはー……」

穂乃果「お姉ちゃんが病気になった時、なんだかんだ言って治るまで話相手になってくれるところっ!」

雪穂「ちょっ!?////」

穂乃果「えいっ!」

雪穂「へぶっ!」グシャ

穂乃果「はい、じゃあ次ことりちゃん」

ことり「雪穂ちゃん、ずっと穂乃果ちゃんを看病してくれてるんだね♪」

海未「姉想いの良い妹じゃないですか」

雪穂「あ、あうぅぅ……///」

ことり「えっと、じゃあ次はことりだね」

ことり「んんん~っ!」グググッ

雪穂「こ、ことりちゃん。あまり無理しなくてm」

ことり「雪穂ちゃんの良いところ。それは~」

ことり「ことりの服、いつも可愛いってことりが1人の時にコソッと言ってくれることっ」

雪穂「ひんっ!?///」

ことり「えいっ!」

雪穂「ぐえっ」ベチャッ

ことり「はい、じゃあ次は海未ちゃん」

穂乃果「雪穂、こっそり隠れてそんな事ことりちゃんに言ってたんだ」

海未「女性として密かに褒められる事がどれだけ嬉しい事か分かってやっていますね。憎いですねぇ」

雪穂「も、もう殺して……///」

海未「今度は私ですか。よいしょ」

雪穂「わ、わ、わっ!?」

穂乃果「おおっ、流石海未ちゃん!穂乃果達が持ち上げられなかった雪穂を軽々と!」

海未「では行きますよ……!」

海未「雪穂の良いところ、それは……」

海未「店番をしている時、私がお饅頭を買いに来るのを予測して私の好きなお饅頭の詰め合わせを予め用意して頂いている所!ですっ!」

雪穂「わぁーっ!?わぁぁぁーっ!!!///////」

海未「それっ!」

雪穂「おぶっ!?」 ボフッ

穂乃果「ぐえっ!?」ベシャッ

ことり「へぇ~雪穂ちゃん、海未ちゃんが買いに来る日を覚えてるんだね~♪」

海未「店に入ると、雪穂がいつも袋詰めを用意してくれているんです。日によってはおまけをしてくれるんですよ」

雪穂「き、気づかれない様にさり気なくしてたのにぃ……///」

穂乃果「う、海未ちゃん何で穂乃果のお腹に雪穂投げ込んだの……」

海未「雪合戦なのだから人に当てるのは当たり前でしょう」

ことり「じゃあ、次は穂乃果ちゃんの番だよ♪」

穂乃果「ううっ、二人ともやるねっ……穂乃果も負けないっ!」

雪穂「お願いもうやめて……私で争わないで……死んじゃう……//////」シクシク

……その後、2巡目3巡目も終わったのだが、雪穂を恥ずか死めるまでには至らなかった。

そして、延長戦の4巡目……。


雪穂「ハァ……ハァ……//////」

穂乃果「はぁ……はぁ……二人とも、中々やるね……!」

海未「はぁ……はぁ……当たり前です……まだまだいけますよ……!」

ことり「はぁ……はぁ……ことりも、やってる内に……あはっ、楽しくなってきちゃった……♪」

穂乃果「でも、これで終わりにするよ」

穂乃果「穂乃果には、まだ言ってない最終兵器エピソードがあるっ……!」

雪穂「嘘でしょおっ!?」

海未「来なさい穂乃果……!受けて立ちます!」

ことり「うんっ!ことり、絶対に負けないっ……!」

穂乃果「二人とも覚悟っ!いっくよー!!!」

穂乃果「雪穂の良いところ!そぉーれぇーわぁーーっ!」








穂乃果「穂乃果が辛くてベッドに泣いてる時っ!何も言わずにベットの中に入って来て穂乃果のこと 『今日だけだよ……ぎゅっ』ってしてくれるところぉ!!!」


雪穂「う、うわあああああああああああああああああああーっ!?!?!?!?!??!!??!?!?!?////////////////////」ボンッ!!

海未「……それからの事は、覚えていません」

海未「私が目を覚ました時、穂乃果とことりは気絶し、雪穂は『コロシテ……コロシテ……』と繰り返すばかりでした」

海未「私達は、ただのお遊びで……3人もの尊い命を失ってしまったのです」


???『そ、園田さん!結局誰が勝利したのですか!?』


海未「勝敗分かりません。ですが一つだけ分かります」

海未「穂乃果も、ことりも、そして私も――」

海未「みんなみんな、優しくてしっかり者の妹、雪穂の事が大好きだと言う事です………!」











雪穂「……モウ……オワッテ……////////」ビクンビクン




~おしまい~

雪穂かわいい
みんな雪穂を褒めちぎって


読んでくれてありがとう
じゃあの

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