【艦これ】提督「駆逐艦に恋をする?」 (19)
・皐月ちゃんに提督が振り回されるお話
・駆逐艦だらけ
・戦闘とかほぼしない
・初ss
↑が大丈夫ならゆっくりしていってね!
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提督「おいおい・・・・・・こっちは仮にも成人だぞ。駆逐艦って確か小学生か中学生くらいの見た目なんだろ?ありえないって!」ハハハ
整備員「提督はまだ新米さんだからそういうことが言えるんですよ・・・・・・」ハァ
整備員「艦娘の割合の大半を占めるのは駆逐艦ですよ?しかも狙ったように性癖を突いてくるような個性豊かな子ばかりです」
整備員「最初は提督のように思う方はたくさんいます。ですが、そういう方に限って即落ちしちゃうんですよ!好みの子が見つかって!」
提督「ハッ、いらん心配だな」
提督「俺の好みはおっとりお姉さん系なんだよ!包容力を求めているんだ!子供に興味はないッ!」クワッ
整備員「・・・・・・そこまで固い意志をお持ちなら、もう何も言うことはありません」
整備員「ただ、くれぐれもお気を付けください・・・・・・」
整備員「――――自分の隠れた性癖に」
提督「私に隠れた性癖などないさ!」
提督「もし私が駆逐艦に恋をしたら中庭の桜の木の下に埋めてもいいぞ!」ハッハッハッ
~二年後~
…レイ…ン
提督「んー」
シレイカン….
提督「埋められるぅ・・・・・・」
皐月「司令官ってばっ!」
提督「なんだよ皐月、うるさいなぁ・・・・・・って皐月だと!?」ガバッ
皐月「やぁ司令官。おはよう」ニコッ
提督「ああ、おはよう・・・じゃねぇ!なぜ私の部屋にいる!?更に言うとなぜ私のベッドの中にいる!?」
皐月「だって司令官、いつもの時間に起きてこないもん。それに外で待ってるだけじゃ寒いし」
提督「だからってお前なぁ・・・・・・!」
皐月「あれれー・・・司令官、顔が赤いねぇ。こんな小さな子と寝ただけで?」ニヤニヤ
提督「やかましい!起きたからさっさと執務室へ行って待機!」
皐月「にひひっ、ほんとかわいいね!」
提督「さぁつぅきぃ・・・!」ゴゴゴゴ
皐月「おっとからかい過ぎちゃった。じゃ、早めに来てねー」トテトテ
提督「まったく、他の鎮守府の皐月はただの元気っ子なのにうちのはどうしてああなんだ」ブツブツ
提督(まぁ、書類仕事早いし飯も美味いしなんだかんだで気を遣ってくれるのはありがたいな。からかいはいらんが)
提督(あ、でも、あいつとのやり取りは楽しいから、からかわれなくなるのはちょっとなぁ)
提督(何よりあいつの笑顔を見る機会が減るのは)
提督「――――ハッ!?」
提督「ええい!何を考えているんだ私は!あいつは駆逐艦でかつ睦月型だぞ!」
整備員『ただ、くれぐれもお気を付けください・・・・・・』
整備員『――――自分の隠れた性癖に』
提督「くっ・・・!認めん!認めんぞこんなものは・・・・・・!」
〈執務室〉
提督「(変なこと考えていたら少し時間がかかってしまった)すまない皐月、少し遅れた」ガチャッ
皐月「少しじゃなくてすっごく遅いよ司令官!朝食が冷めちゃうじゃないか!」プンプン
提督「食堂で食べればいいんだから、いちいち作らなくていいんだぞ。お前も大変だろ」
皐月「大変じゃないよ?だって司令官のために作りたいから作ってるもん」
皐月「それとも、僕の料理は嫌だった・・・・・・?」ウルウル
提督「そ、そんなわけないだろ!私はお前の作る料理が一番好きだ!間宮さんだって勝てないと思っている!」
提督「お前が面倒でなければ毎日だって・・・・・・はっ!?」
皐月「毎日だって?」ニコニコ
提督「・・・・・・謀ったな皐月」
皐月「何の話?それより僕、毎日だって~の続きが聞きたいな!」
提督「食堂行くか」
皐月「わわっ!待って!冗談だってば!」
提督「だったら最初から言うな・・・・・・さっさと食べるぞ」
皐月「はーい!」
提督「・・・・・・・・・・・・」モグモグ
提督(うん、やっぱり美味い)
提督(冗談抜きで間宮さんより料理上手いんじゃないかこいつ・・・・・・)チラッ
皐月「・・・・・・」ニコニコ
提督「・・・・・・私の顔に何か付いてるか」
皐月「んーん。美味しそうに食べてくれるなぁーって」ニコニコ
提督「分からんぞ。もしかしたら美味そうに食べているフリをしているだけかもしれないじゃないか」
皐月「二年も秘書艦してて、そんなことが分からないと思う?」
提督「えらく自信満々だな」
皐月「僕は司令官の皐月だからね。司令官のことで分からないことはないよ」
提督「・・・・・・そーかい」モグモグ
皐月「あ、今ちょっと嬉しかったでしょ!」
提督「ぶふっ!?な、なわけねぇだろ!」
皐月「言ったはずだよ、僕には司令官のことが何でも分かっちゃうって!もう、司令官は素直じゃないんだから・・・・・・」
提督「こ、こんにゃろ!」ガバッ
皐月「ひゃっ」
提督「さぁつぅきぃちゃぁん、あんまり大人をからかっちゃダメだよぉ」ゴゴゴゴ
皐月「おおうっ、司令官からこれまでに無いオトナっぽい威厳が出てる!」
提督「今まで無かったみたいな言い方をするな!」
皐月「駆逐艦の僕を押し倒してる時点で今も微妙だけどね」
提督「減らず口を!艤装を展開していない艦娘など、ただの女子同然よ!」フハハハ
皐月「悪役みたいなセリフだね・・・・・・で、司令官はこの状況から僕をどうするつもりなの?」
提督「どうするってそりゃ・・・・・・」
提督(・・・・・・ん?)
提督(――――やっべぇ何も考えてねぇ!)
提督(ていうか私は何をやっているんだ!流れで押し倒しちゃったけどこれってヤバくないか!?)ダラダラ
皐月「・・・・・・・・・・・・」
皐月「きゃー、司令官のえっちー(棒)」
提督「おいバカ、変なこと言うな!」
皐月「だってー、早朝の執務室でく、ち、く、か、んの秘書艦を押し倒すなんて普通じゃないもーん」
提督「駆逐艦のって強調すんな!危ない奴みたいじゃねぇか!」
皐月「この現場を見た人の九割九分はそう思うだろうね」ニヤニヤ
提督「余裕ぶっこきやがって・・・・・・そんなやつにはこうだ!」コチョコチョー
皐月「ひゃひっ!?ちょ、ちょっと司令官、くすぐりは、は、はんそくっ!」
コンコン
提督「オラオラオラァ!お前の弱いところは(卯月から教えてもらってるから)知ってるんだよォ!」
皐月「こ、このてききゃくひゃっ、う、卯月だなっ!くひっ、ぜ、絶対後でとっちめて、あ、あははっ!や、止めて司令官、ぎ、ギブ!ギブアップー!」
コンコンコン
提督「だが断る!日頃から私をからかってる報いを今こそ受けるがいい!」コチョコチョー
皐月「~~っっ!?」ジタバタ
ガチャッ
長月「司令官、皐月、入るぞ。朝から元気なのはいいことだが、もう少しボリュームを、さ、げ・・・・・・」
提督「あっ」
皐月「ひぁ・・・・・・」ビクンビクン
長月「・・・・・・・・・・・・その、なんだ、邪魔してすまなかった」カァァ
提督「待て落ち着け止まれ長月!お前はこの現場を今どう解釈した!?」
長月「だがな司令官、執務室でやることではないということは理解してくれ・・・・・・」ススス
提督「くすぐってただけ!提督さん破廉恥なこと何もしてないから!」
長月「・・・・・・ほ、ほんとか?」
皐月「司令官の、えっち・・・・・・」ボソッ
長月「・・・・・・」ダッ
提督「皐月貴様ァ!」
皐月「ふふっ、仕返しだよ、司令官・・・・・・ロリコンの名を背負うんだね」ニヤリ
提督「待て長月!これには深い訳が!深い訳があるんだぁぁぁぁっ!」
投下おわり
続く...はず
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