【艦これ】提督「独占欲観測機?」【コンマ】 (24)

響「明石さんは相変わらず変わった物を作るね」

明石「この鎮守府の艦娘が提督のことを好いているのは周知の事実ですが」

提督「え、なにそれ知らんよ」

明石「周知の事実ですが」

提督「アッハイ」

明石「それ故、提督を独り占めにしたいと考えている子たちが後を絶ちません」

提督「そうなの?」

響「そうだよ」

提督「でも俺お前達からそんな独占欲とか感じたことないよ?」

明石「それは皆さん大人ですし…」

響「牽制し合っているというのが正しいかな」

提督「…そんなに殺伐としてるのかこの鎮守府は」

響「そんな事はないさ。司令官が絡まなければね」

提督「それは……どうなの?」

明石「と、言うわけでですね、この独占欲観測機を使って皆の独占欲を調べようということです」

明石「これを使うとですね、皆の独占欲が数値化され、しかも独占欲を抑えていた理性を取っ払うことが出来ます」

提督「なんでそんな機能つけたんだよ!?」

明石「独占欲が限界を迎えた時のことを考えてです」

提督「…どういうことだ?」

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明石「今は幸運なことに、艦娘全員が提督への感情を抑えていますが、これが爆発した時どうなるか分かりません」

響「最悪暴動が起きてしまかもしれない」

提督「……まじ?」

響「だから、この人は放ってしまうとこうなってしまう、という事を事前に知っておいた方がいい、ということかな?」

明石「ご名答です、響ちゃん。私だって興味本位で色々作ってる訳じゃないんですからね」

提督「そ、そうだったのか。ありがとな、明石」

響(ちょろい)

明石(かわいい)

明石「この観測機を使う時、対象はすごく独占欲を感じてないといけないんですよ」

提督「独占欲を感じる…ってどんな時?」

響「ふむ…例えばこんなシチュエーションはどうだろうか」

響「まず司令官は用事があると誰かを呼ぶ。そしてその人が来て、司令官と話し始める時に、私が司令官に書類のミスを指摘する」

提督「ふんふん」

響「そこで司令官はミスを発見。その子の目の前で私を褒めたおすんだ」

提督「うんうん。…?これ独占欲感じる?」

響「私なら感じるね。司令官は今私と話しているんだ…と」

明石(実験にかこつけて合法的に自分が得をするように仕向ける…策士!)

明石「ちなみに、これが数値の目安です」

【01~20】独占欲ほとんどなし 平和な艦娘
【21~40】独占欲少しあり 軽く構って欲しいとアピールする
【41~60】独占欲そこそこあり 強めに自分の存在を主張する
【61~80】独占欲あり 少し手を出してしまうことも
【81~98】独占欲強い 提督が他の女と喋る事が気に食わない
【ゾロ目】???


提督「ほぉーん…。まあウチにいる艦娘は60あたりが天井じゃない?」

明石(…どうでしょうね)

響(コンマ的に平和なのは五分の一しかいないのか)

明石「私は別室でモニタリングしているので」

提督「おう、了解だ」

提督「さて、最初は誰を呼ぼうか」

響「そうだね…五月雨なんてどうかな」

提督「五月雨か。ウチの初期艦だな」

響「ああ。きっと面白い結果が出ると思うよ」

提督(何気にこいつも楽しんでるな…)

提督「じゃ、呼んでみるか」

『駆逐艦五月雨、至急執務室へ。繰り返す、駆逐艦五月雨、至急執務室へ』

提督「ふう…。しかしさっき響が言ったシチュエーションは…」

響「……司令官は私達艦娘と一対一で話すことはあまりない」

提督「ん、そうかな?」

響「うん。だから、皆…結構、不満が溜まってる」

提督「そうだったのか…」

響「私たちにとっては、いくら業務上の話でも司令官と話すことはかけがえのない時間なんだ」

提督「そんな大それたものかね…」

響「だから、司令官と話している間に誰かが乱入したら、きっと愉快な感情では無くなる」

提督「……それは、」

コンコン

提督「んぐ、来たか…」

響「司令官、腹を括って」

提督「ああ…。よし、入りなさい」

五月雨「失礼します」


下1コンマ判定

五月雨 独占欲【65】独占欲あり 少し手を出してしまうことも

提督(65…。普通に高くないか?初期艦補正?)

五月雨「提督、何かご用ですか?」チラ

響「……」カリカリ

提督「ん、ああ…。以前五月雨に与えた新型の酸素魚雷について感想を聞きたくてな」

五月雨「なーんだ、そんなことですか」

提督「なんだ?叱られるとでも思ったか?」

五月雨「だって…また何かドジしちゃったのかなって…」

提督「はは、大丈夫だ。お前のドジは昔と比べて幾分か減ったからな」

五月雨「む~。ほとんど減りました!」

提督「そうかそうか」クク

五月雨「もぉ~…。それで─」

響「司令官、ちょっと」

五月雨「………」

提督「あ、ああ。なんだ?」

響「ここ、計算間違えてないかい?」

提督「ん…。ああ本当だ。ありがとな、響」

響「秘書艦だからね、当たり前さ」

提督「いやいや助かるよ」スッ

五月雨「あっー!」ズイ

提督「」ビクッ

響(司令官が私の頭を撫でようとした瞬間…)

五月雨「提督もドジじゃないですか!」

提督「…あ、あはは。お前のこと言ってる場合ではなかったな」

五月雨「まったくもう…。『気を付けて下さいね?』」

響「………」

提督「あ、ああ…」

五月雨「それで、話の続きなんですけど─」



五月雨「では、失礼しますね」

提督「ああ、わざわざありがとうな」

五月雨「いえいえ。こんなことでしたら、いつでも」

提督「頼らせてもらうよ」

五月雨「」ニコ

ガチャ

提督「ふぃー…」

響「おつかれ、司令官」

提督「ああ…」

明石「いや~中々面白かったですね!」ガチャ

提督「お前なぁ…」

明石「いやいや、五月雨ちゃんは案外独占欲持ってましたね~」

響「…そうだね。頭を撫でられそびれてしまった」

提督「そんなんで落ち込むなよ」ガシガシ

響「…ありがとう」

提督「それにしても…意外だったな」

明石「ええ。見事に提督と響ちゃんのイチャイチャ雰囲気をぶち壊しましたね」

提督「しかもあいつ結構怖い顔してたよ?あんな顔すんだなー…」

明石「さてさて、それでは次に行きましょう!」

提督「お前、テンション高いな…」

明石「提督は低すぎじゃありません?」

提督「一発目から結構来たからな…。雰囲気がガラッと変わったぞ」

明石「まあまあ、それで次は誰にしますか?」

響「そうだね…。瑞鶴さんとか、どうかな?」

提督「瑞鶴ぅ?そんなイメージないけどな…」

明石「面白そうじゃないですか、早速呼びましょう!」

提督「ほんとお前楽しそうだね…」



下1コンマ判定

瑞鶴72把握
駅に着いちゃったからちょっと待ってて

すまんな
22時くらいから再開する

すまん遅れた




提督「っあー緊張してきた…」

響「大丈夫さ。私がいる」

提督「頼もしいなぁ響は…」

コンコン

提督「ふぅー…。よし、いいぞ」

瑞鶴「失礼します」

提督「おう」

瑞鶴「提督さん、何か用?」チラ

響「……」カリカリ

提督(よいしょ)ポチッ

瑞鶴 独占欲【72】独占欲あり 少し手を出してしまうことも ?

提督(……ん!?五月雨より高い…だと…!?)

瑞鶴「提督さん?」

提督「ん、あ、ああ」

瑞鶴「どうしたの?具合悪いの?医務室連れて行こうか?」

提督「いや…大丈夫だ」

響(司令官)

提督(ああ)

提督「えー瑞鶴、お前を呼んだのはな…」

瑞鶴「うん」

提督(やば、呼んだ理由考えてなかった。えーとえーと)

提督「…お前に前渡した艦載機、調子はどうだ?」

提督(ワンパターンか!?魚雷を艦載機に代えただけじゃねぇか!)

瑞鶴「ん?あーあれ。そうね、私としては─」

響「司令官」

瑞鶴「………………」

提督「あ、ああ。どうした響」

響「ここ、計算間違えているよ」

提督「ん?ああ、本当だ。ありがとな響」

響「いや、当然のことさ」

提督「いやいや、俺は普段からお前に甘えっぱなしだ…」

瑞鶴「はいはい!響ちゃんもいいけど、今は私と話してるんだからね!」ズイ

瑞鶴「長いこと放置されてたら、不貞腐れるぞー」

提督「あ、ああ。ごめんな、瑞鶴」

瑞鶴「ぶー」

提督「拗ねんなって…。てかお前、駆逐艦に嫉妬すんなよ…」

瑞鶴「し、嫉妬なんかしてないし!」

提督「はいはいっと。じゃあ、話の続き、頼めるか?」

瑞鶴「はー…。しょうがないわねぇ…」

瑞鶴「じゃね、提督さん。今度ご飯奢ってよー」

提督「ああ、わかったよ」

ガチャ

提督「ふぅー」

響「おつかれさま」

提督「ああ…」

明石「いやー見事に嫉妬してましたね!独占欲丸出しでしたよ!」ガチャ

提督「五月雨よりも動きが強かったというか…」

響「そうだね。確かに五月雨は体を乗り出すことはしていたけど…」

提督「瑞鶴は思いっきり俺と響の間に割り込んできたからな」

明石「いやー提督も中々罪深い男ですね」

提督「やめてくれ…。しかしこう高い数値が続くと先が思いやられるな」

明石「じゃあ次は軽めの娘にします?」

提督「俺としちゃあ今の二人も軽目なんだが」

響「そうだね…。じゃあ次は空母繋がりでグラーフさんなんてどうだろう」

提督「ああ…。確かに軽目と言えば軽目なのか?」

明石「わかりませんよ…そういう子程…!」

提督「どっちなんだよ」



下1コンマ判定

高コンマ多いね
書いてる途中寝落ちするかもしれないけど許してね

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