Ｐ「ごめんて、ごめんって、もう叫ばないから出てきてくれよ。」

乃々「嫌なんですけど…だって、出たら絶対どこか連れていかれるじゃないですか…森久保は…この安息の地で床とにらめっこしてるのがお似合いなんです…」

Ｐ「ほら、カメラとにらめっこしに行こうな」

乃々「ひっ、軽々と持ち上げないでほしいんですけど…！」

Ｐ「森久保は軽いなぁ」

乃々「おーろーしぃーてぇー…」

Ｐ「なぁ、森久保。」

乃々「なんですか…」

Ｐ「アイドル、辞めたいか？」

乃々「……もちろんですけど。」

Ｐ「そっか。」

乃々「……でもでも、可愛い衣装とか、もうちょっと着てみたいなとは…思い…ます。」

Ｐ「バラエティは？」

乃々「出来ればやめて欲しいんですけど…」

俺「俺も愛してるぞ」ﾊﾞｯ

乃々「誰です！？」

Ｐ「今けら行くのはバラエティだけどな。」

乃々「ひえっ、か、帰してぇ、机の下にぃ…！」

Ｐ「こらこら暴れるな、運びにくいだろうが。」

乃々「森久保は荷物じゃないんですけどぉぉぉぉぉぉ………」

収録終了

乃々「の、乗り切った…これは…褒められてもいいと思うんですけど…」

Ｐ「お疲れ様」

乃々「これで…今日はおしまいですよね…」

Ｐ「今日はな。」

乃々「森久保は静かに暮らしたいだけなのに…なんでこんなことに…」

Ｐ「森久保、家まで送っていくよ。」

乃々「………」

Ｐ「……ほんとに家だって。」

乃々「…この前信じた時は、綺麗なパーティに連れてかれました…」

Ｐ「…色んな事務所が集まるって言うから仕方なくな」

乃々「その前は、夏…水着を押し付けられました…」

Ｐ「それも仕方なかったんだよ…仕事で使う用をアイドルに選ばせろって命令が来てたから…」

乃々「…今度はどこに連れていく気ですか……」

Ｐ「だから家だってば…」

Ｐ「…いやまぁ、いいんだけどさ、1人で帰りたいって言うなら無理強いはしないし。」

乃々「…こ、今回も、信じます…けど。」

Ｐ「…ありがとう。じゃ、乗れよ、後ろ席空いてるから。なんなら横になっててもいいぞ。」

乃々「はっ、森久保が寝てる隙にやっぱり何処かへ…！」

Ｐ「帰るぞー」

乃々「(…ほんとに家に帰る道なんですけど。)」

Ｐ「森久保ー、酔ってないかー？」

乃々「大丈夫です…」

Ｐ「元気無さそうに感じるけど。」

乃々「むしろ森久保に元気がある方が希といいますか…」

Ｐ「もうすぐ家だから、頑張ろうな。」

森久保「はい…。」

Ｐ「着いたぞ。」

乃々「…」

Ｐ「…森久保？」

乃々「あ、あぁ、はい…降ります…」

Ｐ「…ほんとに大丈夫か？」

乃々「大丈夫ですけど…いつもが大丈夫じゃないから…相対的に大丈夫じゃない…」

Ｐ「いつもの森久保だな、じゃあ、また明日、事務所で待ってるから。」

乃々「一生休みたい…」

Ｐ「…あ、あの、なぁ、森久保。」

乃々「…な、なんですか、森久保はもうオフモードなので、何を聞いても上の空ですよ…」

Ｐ「……あ、頭を……撫でてもいいか。」

乃々「…へ？」

Ｐ「今日だけだから、た、頼むよ。」

乃々「……撫でるくらい、いつでもして構わないですけど…」

Ｐ「……ありがとう、森久保。」

Ｐ「…頑張らせてごめんな、もうちょっとだから。」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

乃々「…もうちょっと…？」

Ｐ「サプライズだよ、きっと喜んでくれる。」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

乃々「…サプライズ…」

Ｐ「…じゃあ、このくらいで。」

乃々「………思ったより短い。」

Ｐ「なんか言ったか？」

乃々「何も言ってないです。」

Ｐ「じゃあな、また明日。」

乃々「森久保が行く保証はどこにもありませんけどね…」