乃々「ボノノート」 (32)
女子寮
乃々「…」スッスッ
乃々「………」スイー
乃々「………」
~♪
乃々「…」
クレユークソラー
乃々「…」
カラカーウカゼー
乃々「……♪」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410214108
キミヲツレーテー…
乃々「……」スッ…
乃々「(……やっぱりいい歌です)」
乃々「(心が落ち着きます…)」
乃々「(…)」スッスッ
乃々「(…?)」ピタッ
乃々「(………?)」
乃々「(知らない曲です…)」
乃々「(歌手は知ってるけど…)」
乃々「(………)」
乃々「……」
乃々「…ボノノート」ボソッ
乃々「……」
乃々「(なーんて……フフ)」
乃々「(聞いてみましょう)」スッ
~♪
乃々「…♪」
―――――――――――――――
――――――――――
―――――
♪~…
乃々「(………)」
乃々「(……いい曲…)」
乃々「(………)」
乃々「(……僕の音…)」
乃々「(……私の音…?)」
乃々「(……………)」
乃々「(………)」
乃々「(……寝ましょう)」
スッスッ
ピッ
ガチャッ
乃々「オハヨウゴザイマス…」コソコソ
乃々「……」
キョロキョロ
乃々「(……)」
乃々「(…一番乗り?)」
乃々「(……とりあえず森久保聖域(サンクチュアリ)へ…)」
ゴソゴソ
乃々「……ふぅ…」
「の、乃々」
乃々「ひぅ!?」ビクッ
輝子「や、やぁ…フヒ」フリフリ
乃々「しょ、輝子さん…いたんですか」フリフリ
輝子「な」ガーン
輝子「ひどい…挨拶したのに……」
乃々「あ、あぅ…ごめんなさぃー…」
輝子「な、なんて……冗談…フヒヒ」
乃々「あぅ…ひどいです…」
輝子「こ、声が小さすぎたな……うん…フヒ」
ガチャッ
ちひろ「おはようございまーす」
輝子「あっ…ちひろさんだ」
輝子「よ、よし……今度は大きい声で…」
輝子「ヒャッh」ガッ
乃々「ま、まってください」ガッ
輝子「…モガ?」
ちひろ「誰もいないのかぁ」
乃々「ちひろさんの驚く顔…」パッ
乃々「…見たくないですか?」
輝子「……!」
乃々「ふふ…」ニヤリ
輝子「の、ののも悪くなったな…周子に影響受けたか?フヒ」
ちひろ「プロデューサーさん早く来ないかなー……とりあえず仕事確認っと…」
ガタッ
乃々「わ、わーっ!」バッ
輝子「ヒャッハアアァァッ!!キノコの化身ダァァァァ!」バッ
ちひろ「うおおおおおおおお!?」
ちひろ「……ハァ…ハァ…」
乃々「……わ、わぁー…」
輝子「FUHYYYYYYYYYYYY!!」
ちひろ「(なにこれ)」
乃々「…わー」
輝子「フヒィ…」
ちひろ「(かわいい)」
ガチャッ
P「おはようございます」
ガミガミ
P「ん?なにやってるですか?」
ちひろ「あっプロデューサーさん」
乃々「あぅ」
輝子「フヒ」
P「お前ら何で正座してるんだ…?」
ちひろ「聞いてくださいよー」
P「うん」
ちひろ「私が事務所に来て誰もいないと思って、お仕事しようとしたら…なんと!机の下からです
ねー」
P「バッと?」
ちひろ「そうです!バッときたんですよー」
P「ふーん」
ちひろ「私だったからいいけれど、ちっちゃい子だったら大変ですから。お説教中ですっ」
P「……それはBADな出来事でしたね!」
ちひろ「…」
乃々「…」
輝子「…」
P「…」
ちひろ「……楓さんならオフですよ」
P「…」カタカタ
シキサーン!キキオッパイシヨー!
ちひろ「…」カタカタ
ン~?イイヨーソノカワリハズシタラハスハスイップンネー
P「…」カリカリ
ノゾムトコロダヨ!
ちひろ「…」カリカリ
アテタラサンフンネ~
マジカヨ
prrr
ガチャッ
ちひろ「はいこちらCGPの―――」
P「……」カタ…
P「乃々?」
乃々「は、はい…?呼ばれて飛び出てもりくぼですけど…」モゾモゾ
P「はは、なんだそれ」
乃々「……ふふ…」
P「もう20分程したら収録いくから、準備しとけよー」
乃々「わ、分かりました」
輝子「お、お隣さん、もうお仕事か…」
乃々「あ、はい…お先にいってきます」
乃々「あ、そうだ…輝子さん」
輝子「フヒ?」
乃々「この曲しってますか…?」スッ
~♪
輝子「…うーん……は、初めてきく…」
P「お、懐かしいな」
ちひろ「ですねぇ」
乃々「お、お二人ともしってたんですか…?」
P「あぁ、もうそこそこ前の曲だな」
ちひろ「2006年ですから…8年前ですね」
P「は、八年!?もうそんなに経つのか…」
乃々「…なるほど……」
P「どうしたんだ?いきなりその曲なんて」
乃々「昨日動画サイトでみつけて…いい曲だなって」
P「だな…いい曲だもんな」
乃々「ですね…」
ちひろ「プロデューサーさん!そろそろ出ないとまずいですよ」
P「うわ、本当ですね…それじゃあ乃々、いくぞ」
乃々「あ、はい…」
P「元気出してけー」
ちひろ「出してけーっ」
乃々「あぅ…が、頑張りますけど……」
輝子「が、がんばれ、のの」フリフリ
乃々「はい…いってきます」フリフリ
―――――――――――――――
――――――――――
―――――
ハイ、オツカレサマデシター!
オツカレサマデース
ガヤガヤ
乃々「オ、オツカレサマデシター…」コソコソ
「あっ乃々ちゃん!」
乃々「は、はいっ!?」ビクッ
「今日も良かったよー!また今度もよろしくね!」
乃々「あ、はっ、はい…ありがとうございます…」
P「乃々ー」
乃々「あっ、プロデューサーさん…」
「あっPさん!今日も乃々ちゃん良かったですよ!今後ともよろしくお願いしますね!」
P「本当ですか!良かったです!こちらこそどうぞよろしくお願い致します!」ペコリ
乃々「ぁ…」ペコリ
P「いやー…乃々お前、最近調子いいんじゃないか?」
乃々「そ、そうですかね…?」
P「あぁ。最近色んな人に褒められてるだろ」
乃々「ま、まぁ…」
P「ダメな奴は褒められやしないよ、褒められてるって事はお前は頑張ってるって事だ」
乃々「……えへへ」
P「この前のリス久保も評判良いしな!!」
乃々「なっ…!っ…もぉー……ばか」
P「ははは…次のライブ何かリス久保で一曲ってのもいいんじゃないか?」
乃々「ライブ……ライブですか…」
P「…ライブはまだ辛いか?」
乃々「……」
乃々「……分からないです」
乃々「……まだ一回しか経験もありませんし…」
P「うん」
乃々「…あの時は吹っ切れていたので……よく覚えていませんし…」
乃々「………」
乃々「……でも」
P「でも?」
乃々「……最近……その…楽し、くって…」
P「……本当か?」
乃々「……はい」
P「そうか……そうか!良かった…嬉しいよ」
乃々「……け、けど…」
P「うん」
乃々「ライブで…私の歌を歌って……それで…ただ、歌うだけでいいんでしょうか…?」
P「…」
乃々「本当に素敵な歌は…私には歌えません……分からないんです…」
P「…」
乃々「どうすればいいんですか…?私の音…って、なんですか?」
乃々「…」
~♪
乃々「……」
♪~…
乃々「………」
―――――
――――――――――
―――――――――――――――
「……自分の音か…」
「考えてみた事無かったが…そうだな…例えば声とかだな」
「いや…声というよりも気持ちだな…」
「自分の心の中で思っててもさ…中々口に出せない事ってあるだろ?」
「俺だって感謝の気持ちでも、唐突な事だったりすると出てこないし」
「圧倒的多数の意見に負けている時に、自分の本当の意見を言えなかったり」
「誰かがのけ者にされていて、心の中じゃどうにかしてあげたい、って思ってても…それを口に出せる人は中々いない」
「そういう本当の気持ちが、自分の音なんじゃないのか?」
「ありのままの自分、っていうのが。自分の音なんだよ」
「……話しがずれるが、大切なのはそれを理解してもらう事だな」
「言葉に出さなくても気持ちを理解してもらえると、嬉しくないか?」
「……俺達、ちひろさんや社長…アイドルの皆は、お前を理解出来るよ」
「だから一人で抱え込むなよ」
「お前には、仲間がいるんだから」
―――――――――――――――
――――――――――
―――――
乃々「………私は…」
乃々「…おはようございます」ガチャッ
P「おうおはよう」
ちひろ「おはようございます♪」
「…プロデューサーさん!」「乃々」
P「お」
乃々「あ…」
P「いいよ、お前から話しな」
乃々「え、えっと……私…歌いたい歌が―――」
―――――――――――――――
――――――――――
―――――
ガチャッ
トテトテ
ポスン
乃々「…」ギュ
乃々「………」
乃々「(……ライブ…楽しかったなぁ…)」
乃々「……」
乃々「(アイドル……やってて、良かった…)」
乃々「………」
乃々「(……私、成長したかな?もう…子供の頃とは違うかな…?)」
乃々「………」
乃々「……えへへ」パタパタ
乃々「伝えられたかな……私の音」
おしり
最近の
麗奈「うにゃあああああ!!!」ちひろ「よーしよしよし」
千枝「…」雪美「オゥ…オゥイェ…」ズンズン
周子「15cm」紗枝「?」
その他諸々
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません