乃々「こんなエッチな本、むーりぃー!」 (103)

アイドルマスターシンデレラガールズのssです

インディヴィジュアルズと142'sの話です

みんな仲いいです

ちょっとだけエッチな描写があります

本筋には関係ないので、苦手な人は読み飛ばしても問題ありません


1作目
輝子「インディヴィと142'sは・・・仲良し・・・フヒヒ」
輝子「インディヴィと142'sは・・・仲良し・・・フヒヒ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407581026/)

2作目
美玲「アイドルのお尻追っかけるなんて、ロクな奴じゃないだろッ!」
美玲「アイドルのお尻追っかけるなんて、ロクな奴じゃないだろッ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408110530/)

3作目
杏「きらりのせいで、ひどい夢見たんだからな!」
杏「きらりのせいで、ひどい夢見たんだからな!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408203714/)

※3作目はきらり担当Pの方、閲覧にご注意ください。
 きらりちゃんの扱いに不快感を覚えるかもしれません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408707202

ガチャン

乃々「…ただいまー」

乃々「…」ドサッ

乃々「ふぅ…無事に帰ってこれました…」

ピッ


……それでは、明日の気象予報をお伝えします……

乃々「…晴れ…明日はお洋服、洗濯しないと」

乃々「…疲れた」

乃々「グラビア撮影は…心臓への負担が…」

乃々「…」

タンタンタタンッ

―お疲れ様です、無事にお仕事終わりました

―水着はむりぃ…

ポチッ

乃々「…ご飯温めよ…」

ガチャ ピッ

ヴーン

乃々「…」

チーン

乃々「よいしょ…」

乃々「おかずも用意して…」

乃々「…いただきます」

モグモグ



……我々は水深2500メートルの深海で、様々な生物に……


乃々「…」

乃々「わぁ…神秘的ぃ…」

乃々「…」

乃々「…ごちそうさま」

プルルッ

乃々「!…」パッ

タンタンッ

―私は、撮影でメイクしてもらったよ…

―写真、本物のゾンビみたいでしょ?

―ボクたちもアフレコ無事に終わりましたよ

―このまま輝子さんと近くでお泊まりです

―張り切って叫んだぜ…もう声出ない

―幸子の寝顔…後でみんなに送る…

―小梅のメイク、すごいリアルだなッ

―ウチは握手しすぎて手が疲れたッ

―幸子に怒られた…

乃々「…」

乃々「ふふっ…」

タンタンタタンッ


――――――――

――――――――


ガチャ

乃々「ふぅ…いいお湯でした」

チラッ

乃々「もうこんな時間か…」

乃々「明日は何もないし…」

乃々「…ゆっくりマンガ読もうかな」

乃々「…」

乃々「…?なんだろうこの番組…」



……リサイクルショップを回ってお宝をゲットしていく番組ですけれども……


乃々「へぇ…こんな番組もあるんだ」

乃々「…」

乃々「のんびりしたロケだな…」

乃々「いつものんびりした仕事だったらいいのに…」

乃々「来週はミニライブ…うぅ、憂鬱に…」



……少女漫画とかさぁ普段行かないじゃん、行ってみようよ……


乃々「あっ、もりくぼには嬉しいコーナーなんですけど」

乃々「…」

乃々「わぁ…マンガがいっぱい」

乃々「こんなお店、寮の近くにもあればいいのに…」


……この漫画すげーな、見てみろ……

……こういうプレイだほっといてくれって書いてあるよ……   


乃々「わー…」

乃々「刺激的ぃ…」


――――――――

――――――――

―新しいツメ買ったんだ!似合う?

―なんだかリアルで恐いです…

―血しぶきがすごくいいね…

―輝子さんの寝顔ですよ!

―わぁ…かわいい

―なっ、ボクの方がカワイイですよ!

―明日怒られても知らないぞ

―カバンにキノコ、詰められるよ

乃々「ふふふっ」

タンタンタタンッ



……お宝ハンターの旅はシーズン2へと続く……


乃々「あっ、終わった…」

乃々「結局最後まで…」

乃々「…そろそろ寝よう」

乃々「おやすみなさい…っと」タンタンッ

ポチッ

乃々「ふぅ…」

ボスッ

乃々「…おやすみなさい」



……

………………


(こういうプレイだほっといてくれって書いてあるよ)

乃々「…うぅ」

乃々「ちょっとだけ気になる…ちょっとだけ…」

乃々「…」

ガバッ

乃々「…」スッ

タンッ

タンタンッ

カテゴリーから探す 本

タンタンッ



ポチッ

――――――――

ピンポーン

宅配便デース

ガチャ

森久保サンデスカ?

○○カラデスネー

サインカ、ハンコヲ…

コチラガオ荷物ニナリマス

…アリガトウゴザイマシター

バタン

乃々「…」

乃々「…買っちゃった」

ベリッ バリバリ 

乃々「これが現物…」

乃々「…」

乃々「早速読んでみよう…」ペラ

………

………………

乃々「…」

乃々「…うわー」

乃々「こ、これはちょっと…」

乃々「もりくぼには刺激が強すぎます…」

乃々「…」

乃々「……」

乃々「うぅ…!」

乃々「むーりぃ…!」

乃々「こんなエッチな本、むーりぃー!」

プルルッ

乃々「ひゃうぅ!?」

乃々「け、ケータイ…」スッ

―乃々さん暇ですか?遊びに行ってもいいですか?

―さっき事務所に帰ってきて、輝子さんと2人でいます

―予定を見たら、乃々さんが空いていたので!

―今はキノコに霧吹きしてます…寝顔写真を送った罰だそうです

乃々「あわわわ…!」

タンタタンッ

―すみません、今出かけ先にいます…

―来週ミニライブの仕事があるんですけど、それが終わればいつでも遊べます

ポチッ

乃々「これで良し…あうぅ、罪悪感が…」

乃々「…」

乃々「今になって考えれば…」

乃々「みんなが遊びに来ることだって、よくあることなのに…」

乃々「…も、もしみんなにバレちゃったら…」

――――――――

――――――――

美玲「…ふーん、乃々はこんな本読んでるんだ」

乃々「ご、誤解です!これは、その…」

幸子「おとなしい子のほうが実はエッチだって言いますもんね!」

乃々「ち、違…!」

輝子「乃々は男のキノコの方が好きなのか…」

小梅「ご、ごめんね、気がつかなくて…」

小梅「今度は、ホラーじゃなくて・・・え、エッチなのにするね」

乃々「そ、そんな気を遣わなくていいですから!」

幸子「そうですよ小梅さん!」

幸子「もう乃々さんには関わらないようにしましょう!」

乃々「…」

乃々「………え?」

小梅「そ、そっか…じゃあ帰って、四人で遊ぼう…?」

乃々「ま、待ってください!」

スッ

輝子「…小梅に近づくな…」

乃々「あっ………」

美玲「こんなエッチな奴、ウチらのことだってどう見てるか分からないぞッ!」

乃々「嫌…!違うの!そんなことない!」

幸子「…帰りましょう」

乃々「待って…お願い待って!!!」

――――――――


モヤーン

乃々「…」

乃々「…はっ!?」

乃々「…うぅ、変なこと考えちゃった…」

乃々「みんながそんなことするわけない」

乃々「けど…見つかったら、やっぱり恥ずかしいし…」


パサッ

乃々「雑誌の収集日は…二週間後か」

乃々「まだ先だなぁ…みんなが来ちゃうかも」

乃々「その前に収集場所に持ってくのがむりぃ…誰かと鉢合わせしたら…」

乃々「…捨てるのはやっぱりもったいないし」

乃々「恥ずかしいけど…あそこしか…」

――――――――

――――――――

ウィーン

イラッシャイマセー

古本・ゲーム・DVD買取強化中デース


乃々(…ここで買い取ってもらえば…)

乃々(店員さんとのやり取りが恥ずかしすぎるけど…)

乃々(…うぅ、ちょっとの辛抱だし…早く済ませちゃおう!)

乃々(お願いだから、こんな恥ずかしいところを知ってる人に見られませんようn)

卯月「あっ、乃々ちゃん!」

乃々「ひゃうぅ!!!!!!」

乃々「う、うううう卯月さん…!」

卯月「久しぶりですねー!一緒にロケして以来だから…1か月ぶりくらい?」

卯月「乃々ちゃんも本を買いに来たんですか?」

乃々「へ!?えーと…あ、あの…!」

乃々「そそ、そうです!マンガを買いに…!」

卯月「乃々ちゃん少女漫画好きだって言ってましたもんね!」

卯月「今日のお目当ても、やっぱり少女漫画ですか?」

乃々「あぅ、あの、そ、その…!」

乃々「そうですけど、い、今買い物を済ませたところで…!」

卯月「あーそうなんですか!私も本を買いに来たんですが…」

卯月「特にめぼしいモノはなくて…あっ!乃々ちゃんのオススメの少女漫画教えてくれませんか!」

乃々「はいぃ!?」

卯月「女の子の夢が叶うような…素敵な話が読みたいなって!」

乃々「あわわわ、あ、あのっ、あうぅ…!」

乃々「…実はプロデューサーさんを外に待たせてて!い、急がないと…!」

卯月「そうでしたか…それじゃあ、今度会ったときに是非教えてください!」

乃々「は、はい…それではまた…」

ウィーン

乃々「…」

乃々「…あうぅ」ゲッソリ

乃々「し、心臓が痛い…」

乃々「知ってる人に会うなんて…アンラッキぃ…」

乃々「いや…こんなこと言うの、卯月さんに失礼だよね…」

乃々「…ば、バレたりしてないかな…挙動不審になっちゃったけど…」

乃々「も、もし卯月さんにバレちゃったら…」

――――――――

――――――――

卯月「今日は乃々ちゃんに来てもらいました!」

乃々「みなさんデレっす…森久保乃々です」

凛「突然だけど、これ」ピラ

乃々「ひっ…!こ、この写真!」

卯月「私が撮ったんですよ!エッチな本を売りに来た乃々ちゃんです!」

乃々「ち、違います!これは…」

凛「ふーん、乃々はエッチな本読むんだ…意外だな」

美嘉「乃々ちゃんはこの本使ってナニするのかなー」

乃々「べ、別に何も…!」

凛「いつもみたいにヤッてみてよ」

美嘉「この写真、仲良し4人には見られたくないよねー★」

乃々「そ、それだけは…!」

卯月「じゃあ分かってますよね!」

乃々「…あ、あぅ…」

乃々「…」スッ

乃々「ん…うぅ」モジモジ

凛「そっか、乃々は左利きなんだよね」

卯月「私も手伝ってあげます!」

ヴィーン

乃々「ひゃあ!な、なんですかそれ!?」

卯月「まあまあ気にしないで」

乃々「や、やだ…!やっ、んんっ!ふあぁっ!?」

美嘉「乃々ファンのみんな、聞こえてるー?」

凛「ふふっ、乃々の痴態がラジオで流れてるよ」

卯月「それそれー!」

乃々「そっ、そこダメっ!むりっ!むりぃー!ッあああああァァっっ!!!」ビグンビグン

――――――――


モヤーン

乃々「…」

乃々「…!ま、また何て妄想を…思春期ぃ…」

乃々「この本のせいだよね…早く手放さないと…」

――――――――

――――――――

一週間後


……さぁ続いては占いのコーナーです!今日のアナタの……


ペラ

乃々「…このぬいぐるみ、かわいいなぁ…」

スッ ズズズッ

コトン

乃々「はぁ…お茶美味しい…」

乃々「…」

乃々「ミニライブも無事終えたし…」

乃々「…休日をゆっくり味わわないと…」



……12位は乙女座のアナタ。不意のトラブルが!友達に相談すると吉……


乃々「…うぅ、もりくぼは信じません…」

乃々「………」チラッ

乃々「…あのマンガ、結局まだ…」

乃々「…でも、別に誰かが遊びに来る予定もないし…」

乃々「雑誌の収集日まであと一週間…それまで待てばいいよね」

乃々「まだ暗い早朝のうちに出しちゃえば、誰にも会わないd」

ピンポーン

乃々「…?誰だろう…」

ガチャ

美玲「よー乃々ッ!」ガサッ

乃々「み、美玲さん!?」

幸子「こんにちは!」

小梅「ひ、久しぶり…」

輝子「げ、元気か…フヒヒ」ガサッ

乃々「み、みなさんも!?どうしてここに…!?」

小梅「あ、遊びに来た…」

幸子「今日は142'sでレッスンだったんですけど、トレーナーさんの都合で中止になったんです」

美玲「ウチは仕事入ってたけど、すぐに終わっちゃって…」

美玲「事務所に帰ってきたら3人がいたんだ」

輝子「…私たち、最近予定バラバラ…」

小梅「み、みんな予定、空いたから…5人で、久しぶりに、あ、遊びたいなって」

輝子「とりあえず乃々の部屋に押しかけた…サプライズ…」

幸子「乃々さんこの前言ったでしょう?ミニライブ終わればいつでも遊べるって!」

乃々「あ、あぅ…」

美玲「乃々は今日大丈夫か?」

乃々「あ、あのー…えーと…」

乃々「だ、大丈夫です…」

幸子「よかった!それではお邪魔s」

乃々「ちょ、ちょっとタンマです!」

幸子「えっ?」

乃々「あっ、あの、その…へ、部屋をきれいにしてから…」

美玲「ウチら別に気にしないぞ?」

乃々「も、もりくぼが気にします…!すぐに終わりますから、ちょっと待っててもらえますか…?」

小梅「う、うん、わかった…」

ガチャン

乃々「ま、まさかこんなことになるなんて…!」

乃々「嬉しいですけど、今はちょっと困ります…」

乃々「と、とりあえず…」ドサッ

乃々「どこかに隠して…」

乃々「…」

乃々「お風呂は…お泊りになるかもしれないし…」

乃々「クローゼットは…美玲さんが開けそう…「ちゃんとオシャレしてるかッ!?」って…」

乃々「ベッドの下…輝子さんが入っちゃうかも…」

乃々「…うぅ、どうしたら…!」キョロキョロ

乃々「…あっ!」

………

………………


ガチャン

乃々「お待たせしました…どうぞ」

美玲「おじゃましまーす!」ガサッ

輝子「フヒ、おじゃまします…」ガサッ

小梅「お、おじゃまします…」

幸子「すみません、事前に連絡せずに…」

乃々「いえそんな…久しぶりですし、私も嬉しいです」

幸子「5人揃うのは久しぶりなので、悪いと思いつつ押しかけちゃいました」

美玲「なんだ、すごくキレイにしてるじゃないかッ!」

小梅「ほ、ホントだ…乃々ちゃん、ふふ…き、気にしすぎだよ」

輝子「乃々は乙女だな…フヒヒ」

乃々「ふ、服が散らかってたので…それをしまっただけです」

美玲「どれどれ…ちゃんとオシャレなの買ってるかッ!?」ガチャ

乃々「わわっ…!か、勝手にクローゼット開けないでほしいんですけど!」

幸子「美玲さん、お行儀が悪いですよ!」

美玲「乃々も輝子も服に頓着しないからなッ!アイドルならオシャレな服を着ないと!」

美玲「だから、いつもウチがチェックしてるんだッ!」

輝子「フヒ…狭いところは落ち着くぜ…」

小梅「あ、わ、私も…入っていい…?」

輝子「どうぞ…フフ」

幸子「ちょっと、なにベッドの下に入ってるんですか!」

小梅「く、暗いところは、落ち着くよ…」

輝子「幸子のスペース…空いてる」

幸子「ボクはいいですから、2人とも出てきてください!」

乃々「…そう言えば…」

乃々「…美玲さんと輝子さんの持ってきた袋は何です…?」

美玲「ん?それか?」

幸子「ああ、そうでした!早く冷蔵庫に入れないと…」

乃々「…へ?」

美玲「来る途中にスーパーで買い物してきたんだッ」

美玲「輝子のキノコが育ったから、シチューにでもして食べようってことになってさ!」

輝子「こっちの袋はキノコが入ってる…フヒヒ…フハハハァーッ!いい出来だぜぇー!」

小梅「こ、こっちは…食材とか、飲み物とか、だね」

幸子「みんなで料理なんて、ワクワクしますね!」

幸子「そういうわけで、冷蔵庫をお借りしたいんですが…」

乃々「…」

乃々「」

幸子「…乃々さん?」

乃々「はっ、はい!はい…!」

乃々「…れれれれ冷蔵庫ですね…ぜぜ全然構わないですよ」

美玲「よしッ!じゃあ入れるかッ!」

幸子「ボクも手伝いますよ」

乃々「ちょ、ちょっとタンマです!」

幸子「えっ?」

乃々「ざ、材料はもりくぼが入れておきますから…」

幸子「遠慮しなくていいですよ!台所を借りるんですから、これくらいは…」

乃々「だ、ダメです!みなさんはテレビでも見て、くつろいでいてください…!」

乃々「スケジュールの合間に、せっかく会えたんですから…ゆっくりしてもらいたいんです…!」

幸子「乃々さん…!そこまで言われてはしょうがないですね」

小梅「な、なんか、目が恐い…」

美玲「それじゃあウチらはこっちでくつろいでるぞッ」

乃々「は、はい…ごゆっくり…」

乃々「…い、今のうちn」

輝子「乃々…」

乃々「ひゃあ!」

輝子「き、キノコ…入りきるか…?」

輝子「入りきらないなら、常温でも大丈夫…すぐに使うしな…」

乃々「あ、ああ!分かりました…」

乃々「…」

乃々「あうぅ…」

――――――――

――――――――

美玲「通れないぞッ!」

幸子「小梅さん吸ってください!」

小梅「わ、わかった…」ズゴー

輝子「もっと振って…」

幸子「あ、ボクたちまで!?」

小梅「あ…ど、どうしよ」

美玲「前に穴あるぞッ!」

小梅「あ、あれ…飛ばない…」

輝子「やられた…」

幸子「後ろから来ると焦りますね…」

小梅「乃々ちゃん…こ、交代だよ」

乃々「…」ソワソワ

小梅「…?乃々ちゃん?」

乃々「あっ、はい…もりくぼの番ですね」

輝子「小梅、大丈夫だ…私が交代するから」スクッ

乃々「あ、ど、どうしたんですか輝子さん…!?」

輝子「もう一本、ジュース買ったの忘れてた…持ってくる」テクテク

乃々「わわっ!ま、待ってください!」

輝子「フヒ?」

乃々「わ、私が注いで持ってきますから…ゆっくりしていてください!」

輝子「そ、そうか…?」

輝子「じゃあ…オレンジジュースがあるはずだから…」

乃々「分かりました…」



………

乃々「どうぞ」コトン

美玲「サンキュー!」

幸子「このコップかわいいですね!」

乃々「ふふ、雑誌で見つけて、欲しくなっちゃって…」

輝子「足が生えてる…らぶりぃ」

小梅「顔も…かわいい…」

幸子「ボクの方がカワイイですよ!」

美玲「コップと張り合わなくてもいいだろ…」

幸子「…あ、そうだ!忘れてました!」スクッ

乃々「あ、ど、どうしたんですか幸子さん…!?」

幸子「そろそろおやつの時間でしょう?」

幸子「プリン買ってきたんですよ!人数分あるので、今持ってきますね」テクテク

乃々「さささ幸子さん!ま、待ってください!」

乃々「私が持ってきます!ゆっくりしていてください!」

幸子「え?でもそれくらいは…」

乃々「だだ大丈夫ですから!のんびりしていてください!」ダダッ



………

乃々「どうぞ」スッ

美玲「いただきまーす!」

輝子「小梅が映画…持ってきたって」

美玲「そうなのか?…もしかしていつもの…」

小梅「ほ、ホラーじゃないよ…アニメーション…」

乃々「あっ、それ私も好きな映画です…」

幸子「じゃあ食べ終わったら見ましょうか!」

輝子「プリンおいしい…フヒ」

美玲「…プリン、全部で6個なんだな」

幸子「3個入りを2つ買ってきましたからね」

輝子「…だれか食べるか?」

乃々「私は大丈夫です…」

幸子「うーん…シチューも作りますしね…」

美玲「ウチもいいかな…」

小梅「わ、わたしも…あの子もいいって…」

小梅「じゃあ、冷蔵庫に、も、戻してくるね…」スクッ

乃々「わわっ!ま、待ってください!」

乃々「わ、私が戻してきますから!小梅さんはゆっくりしていてください!」

小梅「え?…こ、これくらい、自分でやるよ…?」

乃々「だ、大丈夫ですから!部屋主の務めですから!」

乃々「…あ!じゃあこのプリン、私が食べます!おいしいですから、このプリン!」

美玲「…」

美玲「…怪しい…」

乃々「へうぅ!?」

美玲「率先して食べようとするなんて…そんな乃々見たことないぞッ」

乃々「そそそそんなことないです!も、もりくぼも成長期ですから!」

幸子「…なんとなく感じてましたけど…冷蔵庫が絡むと変に気を遣いますよね?」

乃々「っ!!!」

小梅「うん、わ、私も思ってた…れ、冷蔵庫に、近寄らせてくれない…」

乃々「きき気のせいです!たたたたまたまですけど!」

美玲「ふーん…」

輝子「…フヒ、乃々は分かりやすい…」ニヤ

乃々「!!!ななな、何がでございましょうか…」

幸子「ボクたちに隠し事なんて…乃々さんひどいですねぇ」フフーン

小梅「も、もしかして、映画みたいに…ひ、人の、お肉…入ってる、ふふ」ワクワク

美玲「…まあウチらが来る前にケーキ買っといたとか、どうせそんな事だろッ」スッ

美玲「でも、ウチらもシチューの材料買ってきたし…ケーキくれても罰は当たらないぞッ!」ギューッ

乃々「ひゃあっ!は、離してください!」

輝子「今のうち…」

幸子「それじゃあ見てみましょうかね!」

輝子「フヒヒ、何が入ってるかは…お楽しみ…」

小梅「あ、開けるよ…」

乃々「!」

スルンッ

美玲「えっ!?」


シュバッ

幸子「わっ!?」

乃々「こ、ここは開けちゃダメです…!」ピタッ

輝子「なんださっきの動き…」

幸子「れ、冷蔵庫に立ちふさがってますね」

小梅「す、すごい…」

美玲「…乃々がこんなに必死になるなんて…」

輝子「余計に…怪しい…」

幸子「これは…ケーキどころではないモノが入ってますね…」

小梅「ほ、ホントに、人肉…」

乃々「ち、違います!考え過ぎです!」

乃々「…と、とにかくダメなんです…もう、映画見ましょう?ね?」

4人「………」

輝子「…なぁ、おなか空かないか…?」

美玲「…そうだな、やっぱりプリン1個じゃ足りないなッ」

幸子「…調理の時間を考えると、そろそろ作り出してもいいですかね」

小梅「…そうだね、ざ、材料出さなきゃ…」

乃々「あああ、じゃ、じゃあもりくぼが出しておきますから…!」

美玲「みんなで協力して作るから料理はおもしろいんだぞッ」

小梅「じゅ、準備だって…協力しなきゃ」

幸子「乃々さんだけにさせるのは共同作業じゃないですよねぇ?」

輝子「一人で食材を出すって言うなら…私たちもここで見てる…」

乃々「そ、そんな、あの、はうぅ…」

乃々「…」

乃々「…うぅ!」

乃々「ひ、ひどいです!みんなでもりくぼをいぢめて…!涙だって見せてるのに!」

乃々「もう知りません!絶対どきませんけど!お夕飯だって出前とります!」

幸子「の、乃々さんが怒った…!」

輝子「そこまで嫌なのか…」

美玲「お、落ちつけ乃々ッ!だって気になるじゃないかッ、そこまでされると…」

乃々「美玲さんにだって秘密が1個ぐらいあるでしょう!?もりくぼにだってあります!」

乃々「おに!あくま!早く諦めてください!」

幸子「ど、どうしましょう…」

小梅「………」

小梅「ね、ねぇ乃々ちゃん…」

小梅「あ、あの子もね、中身に、興味あるって…」

乃々「し、知りませんそんなの!」

小梅「き、気になって、しょうがないから…」

小梅「見せてくれるまで…あの子、ずっと、こ、この部屋にいるって…」

乃々「ヒッ…!」

乃々「…そ、そんな脅しに…くくく屈しませんけど…!」

小梅「ち、近くから、お友達も呼んで…みんなで、住むって…」

小梅「タダで住むのは悪いから…毎朝、起こしてあげるって…」

小梅「あと、か、感謝の気持ちを…毎晩、血文字で…」

乃々「…」

乃々「」ヘタンッ

乃々「…あうぅ」

美玲「…え、えげつない…」

輝子「恐すぎる…」

小梅「じょ、冗談だよ、えへへ…」

幸子「冷蔵庫…見ます?…なんだかものすごく悪い気が…」

美玲「まぁ…ここまでやっちゃったし…」

輝子「フヒ…それじゃあ」

小梅「あ、開けるね」

グッ パカッ

美玲「…これはウチらの買ったヤツだろ?」

小梅「…と、特に変なものは…な、無いね…」

輝子「…フヒ?…この中…」パタン

幸子「…これは…本ですか!?なんでこんなところに…」

乃々「うぅ…」

乃々「うえぇぇぇ…」ボロボロ

美玲「わっ!?お、おい乃々ッ!?」

――――――――

――――――――

美玲「…なるほどなー、そういう理由か」

小梅「ふふ…そ、それじゃあ、冷蔵庫、見せられないね…」

乃々「…こんなことになるなんて、想像もつきませんでした…」

輝子「で、でも…私たちの年頃なら、全然普通じゃないか…?」

幸子「そうですよ乃々さん、恥ずかしがることじゃないですよ」

乃々「…そうですよね、少し冷静じゃなかったかも…」

美玲「ウチも雑誌見るからさッ…そういう話も…まぁ、ちょっと読んだり…」

輝子「小梅と一緒に映画見てたら…フヒ、そっちのシーンも…よくある」

小梅「そ、そうだね…はず、恥ずかしいけど、普通だよね…」

幸子「ボクもその…学校で、そういう話が聞こえてきたりはします…」

乃々「…そう、ですよね…」

乃々「…見つかったら恥ずかしい、っていうのは…あったんですけど」

乃々「………」

乃々「…それよりも、みんなどんな顔するんだろう…って」

乃々「みんなの反応が恐くて…」

乃々「こんな風に、優しい言葉をかけてくれるって…」

乃々「分かってましたけど、なんだか、その…」

乃々「エッチなコだって思われて…うぅ、変わっちゃったら嫌だなって…」

乃々「あ、あの…みなさんならそんなこと…無いでしょうけど」

乃々「…これからもずっと、このままが良かったので…」

輝子「…」

輝子「…乃々は、考え過ぎ…」

幸子「そうですね、大げさですよ!」

美玲「まぁ乃々は気遣い屋だから、そこまで考えちゃうのかもしれないけどさ」

美玲「ウチらのコト、もっと信じてもいいと思うぞッ!」

輝子「乃々が思ってる以上に…私たち、乃々のこと大切…フヒ、恥ずい…」

幸子「そうですよ、だから変わっちゃうなんてありえないです!」

小梅「わ、私たち、変わってるから…それくらいじゃ、全然変わらないよ…」

乃々「はぅ…」

乃々「…ふえぇ…」ポロポロ

美玲「おいおい、さっきも散々泣いたじゃないかッ」

乃々「うぅ…すみ゛ま゛せん…」グシッ

小梅「ふふ、そ、そろそろ…料理、しようか…」

輝子「そっちがメインって…忘れてた…フヒ」

幸子「時間もちょうどいいですし…おなかも空きましたしね!」

美玲「ウチらでとびきりウマいの作ってやるッ!」

――――――――

――――――――


……9回裏、キャッツ堪らずピッチャー交代!打席は竜の若き主砲、高橋……


乃々「…うーん」

乃々「…あの日は幸子さん、ここに座って…」

乃々「…無いな…カーペットの下も…」

乃々「…キッチンはさっき見たし…」

乃々「…いつ外してたっけ…?お風呂場で外したのかな…」

乃々「…うーん…」

タンタンタタンッ


―こっちも見つからないです

―私の部屋にも、無いよ…

―道ばたで落としちゃったんじゃないかッ?

―そうみたいですね

―あのヘアピン、一番お気に入りだったのに…

―あれがないと幸子のカワイさが半減…

―そんなに減らないですよ!

乃々「…ふふっ」



……ナインの手荒な祝福を受け、今ホームイン!サヨナラです!……


乃々「あぅ、最後見逃しちゃった…」

乃々「後でスポーツニュース見なきゃ…」

プルルッ

乃々「…」スッ


―どっちがカワイイと思います?

―まだ青じゃないか?

―んーどっちもしっくりこないんですよね

―ここなら、イイのありそうじゃない…?

―最近できたモールかぁ

―ちょっと遠いけど見つかりそうですね

―ここで幸子に似合うの、みんなで見つければいい

―あーそれいいじゃんッ!

乃々「へー、こんなところ出来たんだ…」

乃々「私もいいと思います…っと」タンタン

ポチッ

―私もいいと思います

―よし行こう

―じゃあ明日のレッスンおわってからな

―すごく、いいね

―ボクのカワイさのためにみんな頑張ってくださいね!

乃々「わぁ…楽しみだな…」

乃々「ちょっと遠いし…たぶん電車だよね」

乃々「どうやって行くんだろう…?」

乃々「…」

タンッ タンタタンッ

乃々「…あっ、サヨナラがトップ記事になってますね…」

乃々「後で見よう…えーと、乗換検索は…」

乃々「あれ…?メールが届いてる…」

乃々「…なんだろ」タンッ


お買い上げいただきありがとうございました!
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乃々「…なんだ、ただの広告かぁ」

乃々「…うぅ、買ったのがアレなせいで…」

乃々「宣伝商品も大人向け…削除しちゃおう…」

乃々「…」

乃々「…」

乃々「…わわっ、これなんか表紙からして…」タンッ

乃々「………うわぁ」

プルルッ

乃々「わっ!?」


―けっこう…遅くなりそうだな

―いいのが見つかるまでみんな帰っちゃダメです

―じゃあ向こうで食事済まるかッ

―それがいいな

―いいですね、そうしましょう!

乃々「…ふふっ」タンタンッ


―私も賛成です

―決まりだな

―じゃあ明日に備えてボクはもう寝ますね

―ウチも寝るッおやすみ

―私も…おやすみ

―夜は、これからなのに

乃々「…少し早いけど、私も寝よう」

乃々「おやすみなさい…っと」タンタンッ

ポチッ

乃々「ふぅ…」

ボスッ

乃々「…おやすみなさい」



……

………………


(オススメの商品はこちら)

乃々「…うぅ」

乃々「ちょっとだけ気になる…ちょっとだけ…」

乃々「…」

ガバッ

乃々「…」スッ

タンッ

タンタンッ

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タンタンッ



ポチッ

以上になります
お付き合いいただきありがとうございました

もう1つ溜まったssを投稿します
そっちも5人の話ですが、グロなので閲覧される方は注意してください
5人の担当Pの方、特に小梅ちゃん担当の方は閲覧を控えた方がいいかもしれません

ありがとうございます
ちっこいのもいいですが、それぞれ個性的なのもすごく魅力的です

HTML化の依頼を済ませました
作者からの書き込みはこれで最後にさせていただきます
ありがとうございました

すみませんが最後に

乃々ちゃんの見た番組は「よゐことくばん栃木編」です
どうでもいいことですが…

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