オープニングテーマ Mosquito-Milk よりMonkey(ロックマンX5OP)
http://youtu.be/fnxQ3ZEMILQ
乃々「……あっ、も、もう始まっているんですか……? ……本当に良いんですか? もっ、もりくぼ、放送事故と常に隣り合わせなんですけど。しかも一人で仕事なんて、沈黙の時間の方が長くなります。沈黙のラジオですよ、セガールなんか出ませんよ」
乃々「お使いのイヤホンは正常ですって断り入れないといけませんよ? まだラジオ体操かけながしていたほうが楽しいですよ? もりくぼ、後ろでやっていますから。こう見えて、夏休みのラジオ体操を欠席したことはないんです。あの頃はまだ、未来に少しぐらいは希望を持ってたと思います。最近は新しい朝が来ても絶望の朝ですから」
乃々「そういう危なっかしいのがいいんですか? ファンの皆さんの気持ちが分からないです……。理解するためにもアイドルを辞めて、みくさんのファンになってファン心理を勉強します。みくさんもファンが増えて、私も勉強になる。win-winです。ダメですか? はい、ですよね」
乃々「……ラジオをお聞きにみなさん、こんばんわ。森久保……乃々です。これでも一応アイドルです、はい。声が聞き取りにくかったりしませんか? すみません、大きな声を出すのは得意じゃないんです。むしろ苦手です」
乃々「そうですよね、聞き取れもしないパーソナリティーなんて不必要ですよね。曲が終わった後から元気なアイドルに交代……出来ませんか?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380693662
交代なんてむーりぃー…
乃々「よく分からないうちに始まりましたけど……、正直私も流されるままに仕事が決まったので実感がいまいち湧いていないです」
乃々「……本当はラジオの仕事なんて断ったんですよ? 事務所の中で一番向いていない人間ですから。聞いている番組も他のアイドルの番組じゃなくて、ジェットストリーム一択です、はい。イイですよね、あの番組。少しだけ心の中のよどみが消えていくような気がします。寝て起きたらまた鬱屈とした気持ちになるんですけど」
乃々「だから無理って言ったんですが、事務所の大人たちはきちくでした、おにでした。ラジオの仕事をするか……あっ、ちゃんとピー音入りますか? 訴えられたら確実に負けますので。ラジオかワタミピーの仕事体験の二択だったんです。あれ、ピー音入ってますよね? ズレてたりしてませんよね?」
乃々「凄いですよね、実質選択肢がないようなものじゃないですか。あちらさんも大概真っ黒な会社ですけど、うちの事務所も負けずと黒いです。こんな苦渋の選択を14歳に強いるなんて、外道ここに極めたりって感じです。極道ですよ、極道」
乃々「それで仕方なく、ラジオパーソナリティーになってしまったわけです。ちなみに。ピー!の方には、ジャンケンで負けてしまった白菊ほたるさんと言う私より年下のアイドルが行くことになりました。13歳の子です」
>極道
村上巴「あ?」
乃々「正直心苦しいです。いくらなんでも去年までランドセルを背負っていたような子に、そんなカルマを背負わせるなんて。流石のもりくぼも私がやりますと言いました。どうぞどうぞ、って言われるかと思いましたけど、そんな事有りませんでした。少し残念です……期待してたわけじゃないですよ?」
乃々「でもその時白菊さんが見せた一瞬の笑顔は……もりくぼが見たあらゆる光景よりも恐ろしかったです。あんな風に人って笑えるんですね。そのうちピー! に何かしらの大きな動きがあると思います。どうなるかは、知りません」
乃々「オープニングトークってこんなもんでいいんでしょうか? 十分ですよね。私にしては頑張りました」
乃々「それでは……短い時間ですけど、チャンネルをほかの局に合わせていてください。裏番組でやってる音楽寅さん復活スペシャルの方が面白いと思いますから」
CM中<オレハベンキョウガキライダー
乃々「この番組後どれぐらいあるんですか? えっ、40分? そんな長時間独りでやりきるなんて、むーりぃ……」
乃々「はい、もりくぼです。みなさん音楽寅さん聴いてますよね? 今日聞き逃したらいつまたスペシャルやるか分からないみたいですから、そちらを聞くことを推奨します」
乃々「では細々と続けましょう。初ラジオってことで、自己紹介をしなくちゃいけないみたいですね。ホームページを見てください、私のことが書いてますから。えっ、自分でやらないとダメですか? その、私は貴方達と違って自分自身を客観的に見ることが出来ないんですけど……。有ること無いこと言われるよりかはマシですね、……頑張ってみます」
乃々「森久保乃々って言います。変な名前と思うかもしれませんが本名です。今流行りのキラキラネームと思いましたか? ……私もそう思ってます。恐らくリアルの生活で、同じ名前の人に会うことはないと思います」
乃々「間違ってもお子さんにつけないでくださいね。……一応断っておきますが、岡本倫先生のスキージャンプ漫画は無関係です」
乃々「生まれは愛知で、趣味はポエ……少女漫画です。オススメは何かって聞かれたら、定番の君に届けですかね。私の声は別に届かなくていいんですが……。最近終わりましたけど、会長はメイド様! も好きです。男性でも読みやすいと思います。……男性のリスナーいるんでしょうか? そもそも女性のリスナーもいるんでしょうか? もしいたら……、別の番組聞いてください。きっと聞くに耐えませんから。珍しく頑張ってトークしているんです、ねぎらいの意味を込めてチャンネルを変えましょう」
乃々「アイドルになったきっかけですか? 親戚が悪いんです。一度きりでいいから、と言われて仕方なく親戚の主催するイベントに参加した所、プロデューサーに捕縛されました。タイムマシンがあるなら、まずはそこでいいえと答えに行きます。森久保ノーノーです。……すみません、コレ台本なんです。でも忘れてくれるとすごく嬉しいです。そのついでに私の存在も忘れてくれたら、とっても嬉しいです。目立たず静かに生きていきたいんです、机の下が聖域なんです」
乃々「尊敬する人ですか? こういう所って偉人の名前を適当に出せばいいような気もしますけど……敢えてもりくぼオリジナルを出します」
乃々「SEKAI NO OWARIってバンド知っていますか? 中高生に人気のある男女比が3:1の4人バンドなんですけど……。よくバンド名が痛いとか言われていますけど、私は親近感が湧きます。現在進行形で私の世界は終わりつつありますし。大概こっちもアレな名前ですし」
乃々「そうですね、今度から私も彼らを見習ってSEKAI NON OWARIと名乗ることにします。世界乃々割りです。……携帯割引の亜種みたいですね。友達とつながり放題って言われても、私と繋がりたい人なんていないと思います。そんなことない? 気休めは程々にしてください」
乃々「話、戻しますね……私はそのバンドのボーカルじゃない方のギタリストを尊敬しています」
乃々「バンドを知っている人は想像がつくかもしれませんが……、知らない人は一度画像検索してください。最近熱愛報道のあったボーカル、紅一点のピアノ担当、夜道で出会ったら失神しちゃいそうなピエロのお面。すごく目立ちますよね、だけど最後の一人はどうでしょうか?」
神崎蘭子「!」ガタッ
乃々「周りのインパクトが強くて影が薄いですよね。亀田製菓の柿ピーのけなげ組に出てきてもおかしくないぐらい地味なんです。でもいなくちゃいけないんです。自分の存在感を薄めて周りを立てる、素晴らしいです」
乃々「すみません、ファンの方が聞かれていたら小馬鹿にするような言い方をしてすみません。もりくぼツイッターとかしていませんので、苦情は事務所の方へ直接お送りください。苦情の数が多ければ多いほどアイドルを辞める口実になりますから」
乃々「最後に意気込みですか? 打ち切りになるかは皆さんの苦情次第なので、どしどし苦情を送ってくださいね」
乃々「ここで一曲お届けしますSEKAI NO OWARIでRPG。国産型RPG『もりくぼクエスト? そして絶望へ』は、最初の街すら出ていません」
http://youtu.be/Mi9uNu35Gmk
乃々「……」
乃々「え? もう休憩終わりですか? すみません。どうすれば聴取率を下げれるか考えていました。やっぱり裏番組が面白いのが一番ですよね。音楽寅さんをレギュラー番組にしてください」
乃々「……で、ここからは企画ですか? 今からでも間に合うと思うんで、他のアイドルを用意したほうが……。うぅ……いじわるです」
乃々「まずはこちらの企画です……。『森久保乃々、一刀両断』なんですかこれ、私が真っ二つに切られるんですか? そうすればポジティブな私が出て……、止めましょう。グロテスクなもの想像しちゃいました」
乃々「この企画は……いるかどうか分かりませんけどリスナーの皆様が普段疑問に思っていること、悩んでいることが銃弾のように来るので、私がバッサバッサと斬る。そんな企画みたいです。……間違いなく人選ミスですよね、これ。せめて凛さんとかサバサバした人連れてきてくださいよ。……近づくと湿度が10%上がると専らの評判の私にそんな役目ができるとお思いですか? むしろ私が相談したいです」
乃々「ラジオネーム、ゾナーの従妹さんからです。どうすればラジオ番組を降りることが出来るでしょうか?」
乃々「えっ、ドラゴンボール7つ集めろ? ……暗に辞めることは出来ませんって言ってますよね……。そんな感じでざっくりとやって行きます。基本的に私ウジウジしているから、そう上手く行くかわかりませんが……」
乃々「こんな始まって間もない番組というのに、お便りは来るみたいです。スタッフの皆さん、お疲れ様でした。えっ、違うんですか? ……もりくぼは少し見誤っていました。物好きな人ってこんなにいるんですね。ビックリです」
乃々「それでは記念すべき最初のお便りです。ノノネーム……、すみません。何ですかこのノノネームって。ラジオネームみたいなもの? ……そんなところにオリジナリティを入れなくても」
乃々「気を取り直してNN:AKIBA’S TRIPよりもAKIHA’S TRIP。なんちゅうラジオネームですかこれ……。ちゃんと検閲してください。えっ、始まってる?」
ヘレンさんの本名ってなんでしょうか?
乃々「……ヘレン・イェーガー」
乃々「NN:黒羽根P」
部屋にGが出ました、怖くて仕方ないです
乃々「引っ越せばいいと思います。それか諦めて共生してください。もりくぼなら北海道に引っ越します。滅多に出ないみたいですし」
乃々「NN:オカザイル」
エグザイルのメンバーの名前が覚えれません
乃々「せめて自分の信じていた夢ぐらいはどうにか覚えていてください。私はそれすらも忘れました」
乃々「NN:メイちゃんペロペロさん」
同じ仕事をしている息子がイマイチパッとしません。今更引退を取り消すのも恥ずかしいです。どうしたら良いでしょうか?
乃々「優しさで包んであげてください。もりくぼも包んでください」
乃々「NN:時の番人」
今何問目?
乃々「タイムショック……? 5問目ぐらいです……」
乃々「NN:レイナサマ」
この番組はレイナサマが乗っとるわ! アーッハッハッハ!!
乃々「どうぞどうぞどうぞ。もりくぼの席、いつでも空けて待ってます……」
乃々「NN:バルタン星人」
ジャンケンで一度たりとも勝てません。どうすればいいでしょうか?
乃々「負け続ける人生も一つの華だと思います。あなたが負けることで、他の誰かが勝つんです。私も仕事をしないことで、他のアイドルに仕事が回るんです」
乃々「NN:バーロー」
行く先々で事件が起きます。死神に取り憑かれているんでしょうか?
乃々「外に出ない方が世間のためです。こんな非道い回答をする私も机の下に引き籠ってます」
乃々「NN:チョ・マテヨ」
僕の前任者がトンでもない記録を作ってしまいました。その後枠を担当することになっているんですけど、不安で仕方ないです。
乃々「なるようにしかなりませんから、ありのままを受け入れましょう。HEROぶらずに、下手なプライドは捨ててエンジンをかけるしかないと思います。グッドラックです。出来ればこの席もCHANGEしてもらえたら、嬉しいです」
乃々「NN:なぞなぞお姉さん」
Hになればなるほど固くなる物ってなーんだ?
乃々「……えんぴつ。すみません。放送事故量産機の私ですが、自分から進んで事故ろうなんて思いませんから」
乃々「NN:ブラックウェルさん」
島村卯月ちゃんのお尻に顔をうずめてクンカクンカスーハースーハーしたいです。僕って変態でしょうか?
乃々「早苗さん、こっちです。後ついでに私も逮捕してください、この前オカワリしたご飯を残しましたから。豚箱の方が過ごしやすそうですし。でもお手洗いだけは普通のがいいです」
乃々「NN:鈴木一浪」
森久保さんのラジオが楽しくて勉強に集中できません。どうしたらいいでしょうか?
乃々「ラジオの電源を消す。私のラジオ聴く暇あるならスピードラーニング聞いている方が有意義だと思います。効果……有るんですかね」
乃々「ぜぇ、ぜぇ……。疲れました……。12問も質問が来るなんて……、駆け込み寺じゃないんですから……。次回は半分ぐらいにしてください、もしくは全問今何問目でお願いします。なんでもはしませんけど、素直に仕事しますんで」
乃々「もりくぼはしばし充電時間に入ります。その間鉄道唱歌をフルサイズで流しておきます……ダメですよね、はい」
乃々「リクエスト来てたんですね。私の解任……じゃないですよね。NN:世界レベルのダンサブルハートさんからのリクエスト、これを聞いてテンションを上げていてください。……私は下がってると思います」
乃々「Linked Horizonで紅蓮の弓矢」
http://youtu.be/g5Iyj2mmLpw
乃々「いぇーがー……」
乃々「続いてのコーナー……、まだ有るんですかこれ? もう限界なんですけど……一月半分喋った気がします」
乃々「……ノノポエム」
乃々「このコーナーは、ポエムを書いていたような皆さんの黒歴史を募集して、みんなでその傷を舐めあうという私向けの企画……ちょっと待ってください、ポエムは別に黒歴史じゃないんですけど……数年後そうなる? 何故でしょうか、元々皆無に等しかった明日への希望をすべて刈り取られた気が……」
乃々「大丈夫です。みんな一つや二つ知られたくないことはあります。みんなで恥ずかしがれば怖くないはず。早く闇まみれになりましょう。……では最初のメールはNN:Friendのスペルの終わりはENDからです」
乃々「この時点で既にムズ痒くなってきました……。患部にムヒを塗りに帰っちゃダメですか?」
こんばんは。僕の黒歴史を聞いてください。昔関口宏の東京フレンドパーク?という番組があって、その中のゲームにフラッシュザウルスっていうアトラクションがあったんです。1人がポンプで円筒形のカプセルを上げて、もう1人は流れてくる光に合わせてジャンプするってゲームです
乃々「もう終わってますけど、結構な長寿番組でしたね。もりくぼも知っています。ただオファーがあっても、相方がいません。気になる人はホームページに動画を上げておきます」
乃々「こんなのですね」
http://youtu.be/iHSdGay4Up8
何故かそれを気に入っていた当時の僕は、何もないところで、ポンプを押すふりをしてBGMを口ずさみながらジャンプをする、という非常に寂しい遊びにはまっていました
乃々「……胸が痛いです」
そして事件は起きました。図書館の掃除中、誰も見ていない本棚の影でフラッシュザウルスごっこを始めたんです。事件が起きるなんて知らず……
乃々「も、もう聴きたくないです。もりくぼのキャパはオーバー寸前です……」
エアポンプを力いっぱい動かして、光の速さは超高速! 見えない光を踏みつけようと、大きくジャンプしたその瞬間! きゃあ! という悲鳴と両足に残る何かを踏んだ感触。恐る恐る見てみると、そこには当時気になっていたクラスのマドンナが泣きそうな目で僕を見ていました……
乃々「もりくぼのライフは0です……これ以上はオーバーキルです……」
涙目の彼女、響き渡る悲鳴、何事かと迫り来る生徒たち。誰が見ても、悪いのは僕――。それからの事は、まだ話せそうにないです……
乃々「あっ、ああ……。い、1曲お聞きください。小田和正さんで、言葉にできない……」
http://youtu.be/m0H-Y_7qTE8
乃々「……パーソナリティーからの提案なんですけど、この企画次回から無しにしませんか? ここまで誰も救われないラジオ番組なんて前代未聞ですよ……。私ですら若干引いているんですから、あまりの残酷さに」
乃々「これが明石家さんまさんとかなら面白く弄ってくれるんでしょうけど、もりくぼには無理です。こんな放課後のジョーカーみたいなのが毎回来るんですか? アレとはベクトルは違いますけど、軽く吐きそうになりました」
乃々「このあと読む予定だったブラックウェルさんの、マクドでスマイルテイクアウトしようとしたらやんわりと断られた、が可愛く見えます……。先に読むべきでした、軽率な行動をしてしまい申し訳ございませんでした。責任とって仕事を辞めます、もりくぼのファンを辞めてください」
乃々「……次回もこの企画はあるみたいです。万が一ですよ? ゲストさんがこれを見てどう思うか……。もりくぼだから少し吐き気を催してひくぐらいで済んでますけど、他の方々はどうなるんでしょう……」
乃々「……この企画ではみなさんの黒歴史を募集しています。採用された方にはもりくぼのサイン入り目覚まし時計をプレゼントします。要らなかったらヤフオクへ出してください。100円ぐらいで買い取られますから」
乃々「フリートークですか? 無理です、私にフリーなんてムリです。与えられた言葉すら満足に言えないのに、自由な時間を与えるなんてスタッフの皆さんは悪趣味です」
乃々「そうですね……、最近ハロウィンパーティーが事務所内でありました。ハロウィンって日本じゃあまり馴染みがないので、実は私もそこそこ楽しみにしていたんですけど……コスプレさせられるとは思ってませんでした。てっきりお菓子を食べるぐらいと思っていたので」
乃々「やや強引に着替えさせられて、何時ものように机の下で少女漫画読んでいたら……ツタンカーメンが入ってきたんです」
乃々「何言ってるんだって思うかもしれませんけど……、実際にツタンカーメンが出てきたんです。正確には、ツタンカーメンのコスプレなんですけど……。ハロウィンって言えば西洋のお祭りです。だからドラキュラとか狼女とかはわかります。でもツタンカーメンはどうなんでしょう……」
乃々「もりくぼは……悪魔なのかドラキュラなのか判別しにくいコスプレでした。中途半端なのがぼののスタイルです」
乃々「まぁツタンーメンもすでに死んでいますし、ファラオの呪いとかホラー要素があるといえばあるんですけど……、予想外でした。しかもアレお手製の着ぐるみだったみたいです。この日のためだけに用意していたようですね、ハロウィンに対する覚悟が違います」
乃々「机の下で怯える私と、タイミングを失ったのか目をつぶってタマにチラチラとこちらを見てくるツタンカーメン。シュールな光景でした」
乃々「でも、もりくぼは沈黙が好きです。まぁ事務所の置物と思えば悪くないかなと思っていたんですが……、コマンドーに沈黙を破壊されてしまいました。何ですか、ハロウィンという戦場って。私の仕事は着替えて机の下で怯えるだけなんですよ? それ以上何がいりますか?」
乃々「お陰さまで……、騒がしいハロウィンになってしまいました。あれこれと言って逃げたかったんですけど……、経験上私の後ろに逃げ道はないのは分かっていたので、流されるまま過ごしました。勇者一行ですら逃げる権利はあるのに、私にはないんです。ひどいですよね……」
乃々「……と言いましたけど、ハロウィンってまだまだ先なんですよね。トリックオアトリート、お菓子をくれなきゃイタズラするぞ。私の場合、お菓子をくれてもくれなくても仕事を辞めます」
乃々「フリートークのコーナーではリスナー……だからいるんでしょうか? のみなさまから送られた話題についてもトークを強いられるみたいです。簡単な話題がいいです。どの少女漫画が面白いとかなら時間潰せますから。振りじゃないです、生歌披露してとか送らないでくださいね。番組降板しろ! ならいくらでも受け取ります。……皆様の声が番組を作ります、もりくぼの進退を決めます。もちろん退を希望です」
乃々「あっ、もうこんな時間ですか。40分なんてむーりぃーとか思ってましたけど、意外となんとかなるもんですね。……二度としたくないですが」
乃々「森久保乃々のノーラジオノーライフ、待望のお別れの時間です。やりきりましたよ、……皆さん褒めてください、もりくぼのファンを辞めてください」
乃々「番組へのメッセージ、メールや苦情、解任要求はHPからお願いします。事務所に直接送っても多分プロデューサーさんたちに検閲されますので、こちらまでダイレクトにお願いします」
乃々「最後にお知らせです。森久保乃々ファースト詩集『ノノノノ』が民明書房さんから出版されます……。恥ずかしいので買わないでください。買った人は鍋敷きに使うのがいいと思います。それとせめてもの配慮として、表紙に十字架が書かれてます。……吸血鬼に襲われたときは役に立つと思います」
乃々「え? まだ有るんですか? 番組HPから、本日の着ボイスがダウンロードできる……? ……初耳なんですけど、これ」
乃々『……いぇーがー』
乃々「ぶっ! い、いつの間に録音したんですか!? うぅ……、もういっそ私を駆逐してください……」
乃々「不本意ですが……、このボイスは一週間無料で落とせるみたいです。まぁ、欲しいと思う人はいないと思いますけど……。電車の中でこんなのが聞こえたら、笑いをこらえるのを我慢できないと思います、はい」
乃々「……お相手は森久保乃々でした……。それでは皆さん、来世……じゃなくて次回で会いましょう……。えっ、ゲストとかいるんですか? いっそ私がゲストになった方がいいと思うんですけど……」
乃々「さよならー……」
エンディングテーマ 茂野吾郎 心絵
http://youtu.be/VWATLmHB9f8
これでおしまいです。ラジオとは言え確かに森久保にしてはお喋りでしたね、気をつけます。
読んでくれた方、ありがとうございました
HTML化済みですので、続くなら似たようなタイトルで立てると思います
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