にこ「ニコニーのアイドル講座、はじめるわよ!」 (223)

 
にこ「って凛、アンタ真面目に聞く気あんの?」

凛「もちろんばっちりあるにゃ。とーっても楽しみだよ」

にこ「…ならなんで花陽を膝に乗せてんのよ」

凛「この抱き心地は病みつきになるんだもん。かよちんすっごく可愛いにゃー!」

花陽「凛ちゃん恥ずかしいよ~。それに可愛いだなんてそんなことないもん……」

にこ「…………。そしてアンタも!」

真姫「え、私? もちろんあるわけないじゃない。今は英単語の暗記してるとこだし」

花陽「は、花陽は…!」

にこ「……あーもういいわよ! 他のメンバーが揃うまでにこが研究したアイドルについていろいろ教えてあげようと思ってたのに! もう教えてって頼んでも無理なんだから!」プイッ


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1478604615

 
真姫・凛・花陽「…………」

にこ「…………」カタカタカタ カチッ カタカタカタカタカタ カチカチカチ

凛(あーあ。真姫ちゃんがにこちゃんを怒らせちゃったにゃ)

真姫(私じゃなくて凛のせいでしょ。呑気に花陽とイチャイチャしてるから)

花陽(ごめんね、花陽のせいで……)

真姫(花陽は悪くないわよ)

凛(差別にゃー)

真姫(大体いきなり妙なこと言いだしたにこちゃんだって……)

凛(真姫ちゃん、真姫ちゃん)ツンツン

真姫(なに?)

凛(え、私? もちろんあるわけないじゃない。今は円周率の暗記してるとこだし)カミノケクルー

真姫「な、それ私の真似!? 全然似てないし! っていうか若干セリフ違うわよ!」

凛(わわっ、真姫ちゃん声大きいよ!)シーッ

 
にこ「………」チラッ

真姫・凛・花陽「…………」

にこ「…………」フイッ

にこ「…………」チラッチラッ

真姫・凛・花陽「…………」

にこ「…………」フイッ!

凛(にこちゃんがこっちをちらちら見てる……)

真姫(ねえ、あれってもしかして……)

凛(凛たちに聞いてもらいたいだけだよね……)

真姫(どうするのよ、これ)

凛(やっぱり聞くしかないのかな?)

真姫(だったら凛がお願いしてきなさいよ)

凛(にこちゃんと仲良しの真姫ちゃんが行くべきだと思うにゃ。ねー、かよちん?)

真姫(うえ!? 誰が仲良しよ!)

凛(真姫ちゃん照れてるにゃー)

花陽(あ、あの……。やっぱり花陽が言ってくる)

 
真姫(責任感じてるの? だったらさっきも言ったけど花陽は――)

花陽(ううん、そうじゃなくて。私、にこちゃんのアイドル講座聞きたいんだ。だから……)

真姫(……そう。ならお願いするわ)

凛(かよちん二等兵、幸運を祈るにゃ)ビシッ

花陽(ありがと凛ちゃん。行ってくるね)

真姫(……指三本での敬礼ってボーイスカウトじゃない)

凛(じゃあこれはー?)チーッス

真姫(ポーランド軍式の敬礼ね。ってよく知ってたわね、凛)

凛(凛ボケただけだよ!? そんなの知らないにゃ!)

 
花陽「え、えと……にこちゃん、さっきはにこちゃんの話を邪魔しちゃってごめんね」

にこ「アイドル講座なら頼んでももうやんないわよ」

花陽「で、でも、どうしてもにこちゃんのアイドル講座聞きたいなって……」

にこ「……どうしても?」

花陽「どうしてもどうしても!」

にこ「へ、へ―……。ど~~~しても?」

花陽「ど~~~~~~しても!」

にこ「しょうがないわねえ。宇宙ナンバーワンアイドルのこのニコニーがアイドルについて語りに語ってあげるわ!」パアアアッ

凛(すっごい笑顔! 眩しいにゃ!)

真姫(どんだけ話したかったのよ……)


にこ「アンタたちがどうしてもって言うからしょうがなくやってあげるんだから」

花陽「わ、わー」パチパチパチ

真姫(私は言ってないわよ)

凛(聞こえたらどうするにゃ!)

にこ「そこの二人、やる気あんの?」

凛「ありますにゃ、にこちゃん!」

真姫「聞いてあげなくもないけど」

 
にこ「こほん。なら気合入れていくわよ」

にこ「にっこにっこにー。あなたのハートににこにこにー。笑顔届ける矢澤にこにこ~。にこ先生との個人レッスン、いろいろお勉強しよっ?」

花陽「わああっ、アイドルよりアイドルしてる……!」

真姫「意味わ――むぐっ」

凛「さっすがにこちゃん! 凛はそんなの思いつかないにゃ! ね、真姫ちゃん? ほら、にこちゃん、真姫ちゃんもそう言ってるにゃ!」

にこ「そ、そう……? やっぱり美容の天敵である睡眠を削ってまで考えた甲斐があったわ……!」

真姫「ぷはっ! ちょっと凛、いつまで口塞いでんのよ!」

凛「真姫ちゃんが余計なこと言いそうになるからにゃー」ゴシゴシ

真姫「ってなに人の制服で手の平拭いてるのよ!」

にこ「いーい? さっきのセリフなんだけどね……」

花陽「はいっ」

にこ「こう、ファンの想像を掻き立てるようなことを言って……」

花陽「確かに『個人レッスン』は憧れのシチュエーション……!」メモメモ

にこ「でね、こっちは『アイドルに求めることは?』っていうアンケートで~」

花陽「なるほど…!」

 
にこ「トップから順に可愛さ、容姿、元気、笑顔、歌唱力ってなってるの。他にも癒しだったり、ひたむきさだったり……」

凛「にこちゃんとかよちん楽しそうだね」

真姫「そうね。……なんて言うか、ううん、やっぱりなんでもないわ」

凛「えーっ、凛気になるー。真姫ちゃんなにを言おうとしたのー?」

真姫「……別に、初めは乗り気じゃなかったけど、あの二人がああやって話すの見てるのは嫌いじゃないって……そんだけよ」カミノケクルー

凛「素直に好きって言えない真姫ちゃん可愛いにゃー」
真姫「なによそれ、意味わかんない」

凛「意味わかるにゃー」

にこ「基本過ぎて忘れがちだけどやっぱりアイドルってのは可愛いってことを全面にアピールする必要があるわけ! 歌やダンスはそのための手段。手段と目的とが入れ替わったりしないように心掛けること!」

花陽「『可愛さ』……」

にこ「そうよ、当然でしょ。可愛くないアイドルだなんてアイドルじゃないわ」

花陽「ねえ、にこちゃん……」

にこ「なによ」

花陽「でも『可愛さ』とか『容姿』とかってアイドルで凄く大切なことなのに、花陽は……。 にこちゃん、やっぱり花陽は……アイドル向いてないんじゃないかって……」

 
凛「かよちん……」

真姫「花陽……」

凛「そんなこと――かよちんは可愛いよ! 凛なんかよりずっとずっと!」

真姫「花陽は自分を過小評価しすぎ」

にこ「甘いのよ!」

真姫・凛・花陽「……!」

にこ「アイドル馬鹿にしてるの?」

にこ「最初話そうとしたときもアンタ言ってたわよね。凛に可愛いって言われて『そんなことない』って。あの時から言いたかったのよ」

にこ「アイドルってのはね、普通の女の子みたいに自分を否定しちゃ駄目」

にこ「『自分は可愛いくない』なんか言ったら――自分を否定したら、ファンに失礼なの」

にこ「『可愛くない』とか逃げて、自分は楽になって、それでファンを笑顔じゃなくならせる気?」

にこ「ファンが『可愛い』って言ってくれる限り、嘘でも自分のことは『可愛い』って信じるの」

にこ「『可愛い』って言われたら『そんなことないです……』じゃなくて『ありがとうございます!』」

にこ「アイドルは夢を見させるものなの」

にこ「ファンはいつか夢が醒めて、夢を見てた頃の自分を恥ずかしがったりするかもしれない」

にこ「それでも――それでも醒めるまでは、アイドルは最後まで夢を見させなきゃいけないの」

にこ「あと、花陽。アンタは間違いなく可愛いわよ。私はお世辞なんか言わないから信じてもらっていいわ」

にこ「それとも、この宇宙ナンバーワンアイドルニコニーの言葉をないがしろにする気かしら?」

 
花陽「う、ううっ、にこ、ちゃん…!」ギュッ

にこ「って、ええ!? なななななんで泣いてんのよ! 泣き止んでよ! ね? ね? ちょっと強く言い過ぎたかもしれないけど、悪気はっ、ま、真姫ちゃん、ちょっとこれ!」ヨーシヨシヨシ

凛「さっきは格好良かったのにねー」

真姫「……にこちゃんったら、台無し」

にこ「そ、そうだ、花陽。アメ舐める? のど飴だけど、ほら」

花陽「にこちゃあん!」ギュウー

凛「なんだかかよちんを取られた気分……」

真姫「凛の花陽離れに丁度いいんじゃないの?」

凛「じゃあ真姫ちゃんに浮気するにゃー!」ガバッ

真姫「ちょっと凛、はーなーしてー」

凛「いやにゃー」

真姫「ひゃんっ、ちょっと耳たぶ甘噛みは……! 誰か助けてー!」

.end

噂を聞いて。ひとまずSS読んだけどすごく面白いってわけでもないけどつまらないわけでもないかな。
「にこにー」にするか「ニコニー」にするかだけどやっぱネットでよく見るのは「にこにー」だからそっちの方がしっくりくる。
あと、これはずれてるけど>>8の「宇宙ナンバーワンアイドルニコニー」も「宇宙ナンバーワンアイドルにこにー」のほうが言葉の区切りがわかりやすくて読みやすいってのはある。
でも、あまり変わらなくても原作表記に忠実にしようって1の気持ちはすごいわかる。たとえば辞書登録とか半角か全角かとかしっかり調べて登録する。他の人から見たら別にどっちでもいいじゃんって思うかもしれないけどせめてしっかり調べてSS書いたんだからそこは認めてほしい。
一般の人からは理解されがたい趣味を持ってるんだったら他の人の趣味や考えを積極的に尊重するべきだと俺は思う。(全ての意見を肯定しろってわけではなく真正面から否定はしないってこと)

>>すまぬ。言いたいことが多くて一つにまとめたら長くなってしまった

>>1ではないぞ。全くの別人だ。SSなんて書けるほど国語力はない

>>113
いやバレバレだぞ?
あとさりげなく自分をSS書けるほど国語力があるって上げるあたりもうね

>>114
バレバレもなにもほんと1じゃないんだけど…少数派意見が1人とは限らないじゃんwwww
確かに1だと勘違いする奴らがでてくるかも…とは思ってたが一言言って消えるだけだと思ってたww

ニコニーが正解なのに気付いても後に下がれないお子ちゃまくんたちなんだね

>>115-116
自演お疲れさまです。
原作者とか言ってたがあの人キャラデザインと話の内容書いた人だが産みの親じゃないよね
つまりにこにーが正解なのをムキになって顔真っ赤にして可哀想

原作者とか言うがアニメが先なんだけどね
アニメやるのに置いて担当者がつけたんだからそっちが正しいんだよね
自分が間違ってるのを認めないで顔真っ赤にして自演して哀れだよね

ん?ちょっとまて、 >>121おまえどっちの味方だ?
ちなみに俺は公式は「ニコニー」だが、見てしっくりくるのは「ニコニー」。でも公式に忠実にしようとした >>1のその考えは認めて上げるべきではないかって言ってるんだが。
あと、>>117>>116は俺じゃない。証拠はないが>>115の後ずっと寝てた。

ごめ、変換ミスした。
見てしっくりくるのは「にこにー」。
の間違い

>>1「ニコニー言ったらニコニーなんだよおお!」

>>1「もう怒った!言い返せないから応援頼んでやるぅ!」

>>1「うわああああん!皆にバカにされたよおお!」

結局発音は変わらんし、カタカナだからといってそこまで致命的な意味の食い違いが起こるわけでもないしな。
>>124はFPSとかにおいて1対多数で勝利できるのか?もし出来るのなら動画あげはよ。そしたら認めてやる

もちろんだがヤラセとかできレースとかスプラトゥーンとかで言うサブ垢とかは無しな。システム上1対多数の対人戦が出来るゲームは少ないが

先原直樹
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira122406.png
ネット上でゴンベッサと呼ばれている、都道府県ssの後書き「で、無視...と。」の作者。
2013年に人気ss「涼宮ハルヒの微笑」の作者は自分であると詐称し、炎上した。

なお、本人は現在も自分のヲチに粘着し、3年以上に渡って監視活動を続けており、
さっさとネットから消えればいいものを自演による本人降臨をやめないため
現在も枯れない油田状態になっている模様

詳細
http://goo.gl/HbQkN5

396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)2011/10/07(金) 02:15:48.07 ID:P/bO3VYOo
新章は近々始めますが、それにあたって作者からお願いがあります。
といっても、単に「作品の連載中、読んでる人は随時コメントをして欲しい」という、それだけです。
連載が終わってから纏めて、とかではなくて、“連載中に”コメントが欲しいのです。

ここでもmixiのコミュニティでも再三言ってることですが、私はSSの作者として、
「SSとは読者とのインタラクションの中で作っていくものである」というポリシーを持っています。
つまり、読者からの声がなく、作者が淡々と書いて投下しているだけという状況では、全く意味がないということです。
それなら「書かない方がマシ」といっても大袈裟ではありません。

特にこの都道府県SSは、本来3年前に終わっている作品を、需要があると言われて新たに書き続けているものです。
投下しても1件2件しかコメントが付かないのでは、その「需要」があるのか否かさえ曖昧になります。

全ての読者にレスを求めるのは酷な事だと思いますが、出来る限り「ROM専」というのはやめて下さい。
少なくとも、一夜投下する度に10?20件くらいのレスは付いてほしいです。
この数字は、私の考える、SSが正常に連載の体裁を保てる最低限度のレス数です。

連載を続けるにあたり、そのことだけは、皆さんにお願いします。


397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]:2011/10/08(土) 11:45:51.88 ID:zR80sq/vo
で、無視……と。

このスレで連載する必要はもうなさそうですね。
以後はmixiとサイトだけでやっていきます。

450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]:2011/10/13(木) 09:49:46.83 ID:1m4shOczo
>mixiでお願いされたから仕方なく再開したなんて事情は
何を勘違いしてるのか知らんが、続けろと言ってきたのはVIPとここの住人だ。
「SS速報でやってくれ」と言われたからわざわざここにスレを持ってきたの。
mixiで作品紹介するのはそれよりずっと後。
このスレで連載している途中も、コメントが無いから何度も「需要はあるのか?」と尋ねただろ。
その度に「需要はあるから続けろ」つったのはここの住人だろうが。

>「書いてあげてる」「読ませてやる」のような思い上がった言動
思い上がりではなくただの事実。
何度も言うがとっくに完結してた作品だ。
俺が書きたいから書いてるんじゃない。読んで欲しいから読ませてるんじゃない。
お前らが「書け」「読みたい」つったからわざわざ書いてやってんの。
だから、そっちが「なくなっても構わない」と言うなら連載をやめるだけだ、つってんだろ。

勘違いも思い上がりもそっちの話だわ。
わざわざここで言う事でもないが、こちとらアクションから明治文学まで書いて商業誌にも文章載せてるいっぱしの物書き屋なの。
「他のSS作者は」とか「同じSS書きとして」とかそういう書き込みがいくつかあるが、勝手にお前らと俺と同列扱いすんな。
胸糞悪いわ。

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