島村卯月「P.C.Sのガールズトーク」 (29)



・モバマス・デレマス・デレステのSSです
・キャラが若干崩壊しています
・デレステイベント「ラブレター」のコミュ要素が入ってます



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卯月「ここが私の部屋です。どうぞっ」

美穂「おじゃましまーす」

響子「お邪魔しまーす……」

美穂「ふぅ……今日は楽しかったねっ」

卯月「そう言って入って早々ベッドを占領するのはどうなの美穂ちゃん」

響子「そうですね~」

卯月「机のいすに座られると、私の座る場所が床くらいしかないんだけど響子ちゃん」

美穂「床に座る機会って、こういう時しかないよね」

卯月「一応、ここ私の部屋ですよ?」

響子「ほら、お客さんをもてなすと思って」

卯月「もてなされる側の本人に言われたら、無性に腹が立ちますね」

卯月「まあ、ドレッサーデスクのいすがあるんでそれ使いますけど」



美穂「それにしてもここ、物が多いね」

卯月「開口一番がそれ?」

響子「なんだか実家を思い出しますね。弟たちが遊び終わった部屋みたいで……」

響子「散らかり具合とか」

卯月「二言くらい余計だね」

卯月「まあ、自分でもちょっと物が多いかな?って思ってるけど」


美穂「あそこの本棚にはどんな本があるの?」

卯月「ファッション雑誌とか、アイドル雑誌とか、だね」

美穂「普通だね」

響子「普通ですね」

卯月「距離が縮まったからなのかな?二人がやけに辛辣」



卯月「じゃあ二人の部屋にはどんな本があるの?」

響子「ファッション雑誌とか、アイドル雑誌とか、お料理本とか、ですかね」

美穂「イメージ通り」

卯月「響子ちゃんも普通じゃないですか~」

響子「お料理本があるのと無いのとでは雲泥の差があります!一緒にしないでください!!」

卯月「なんか地雷を踏み抜きました」

美穂「人の怒るツボは様々だね」

卯月「怒りを鎮めるツボは、神門とか手心って決まってるのにね」

美穂「人体の不思議」



響子「それで、美穂ちゃんは?」

美穂「ファッション雑誌とか、ファッション雑誌とか、ファッション雑誌だね」

卯月「必死ですね」

響子「努力の跡が垣間見えました」

卯月「ちなみにどんなのがあるの?」

美穂「セブ○ティーン、ポップ○ィーン、n○n-n○、V○Vi、イ○レッド、ミ○ス、とか、かな」

響子「10~40代までのファッションを網羅してますね」

卯月「日菜子ちゃんもビックリのラインナップ」



美穂「オシャレいっぱい勉強したんだよ!」

響子「目標ができたら、それについての参考書を、大量に買い漁る人いますよね」

卯月「そういう人ほど、中身を見ずに表紙だけ見て買うのが多いよね」

美穂「あ、私バカにされてるのかな?」

響子「同人誌の表紙買いに通じるものがありますね」

卯月「表紙がいいな~って思っても、中身が思ったのと違う!ってことあるよね」

美穂「何の話をしてるの?」

響子「ただそれで、今まで知らなかった作者さんの名前を知れたりできます」

卯月「だから表紙買いは!」

響子「やめられない!」

美穂「だから何の話をしてるの?」



響子「みんなは、普段学校でどんな感じですか?」

美穂「それは、卯月ちゃんのアルバム見せてもらおうっ」

卯月「えぇ?恥ずかしいよぉ~」

美穂「見せてっ」

卯月「私だけじゃ不平等だよぉ~」

美穂「見せてっ」

卯月「じゃあ……先に美穂ちゃんが教えてくれたらいいですよ!」

美穂「見せてっ」

卯月「あ、これ目的達成するまで永遠に譲らないやつだ」



卯月「確か、このへんに~……」


―数分後―



卯月「じゃーん♪本邦初公開!島村卯月の昔が詰まったアルバム!」

卯月「聞いてます?」


美穂「ちょっと待って、いま卯月ちゃんのパジャマに咲いてる薔薇の数かぞえてるから」

卯月「あれだけ急かしてた張本人が何してんの?」

美穂「あ、このベッド、ボンネルコイルスプリングだね」

卯月「極度の飽き性か、多重人格者なの?」

響子「薔薇柄の服っておばあちゃん家にあるイメージです」

卯月「それ今言う必要ありました?」

美穂「21……22……23…………」

卯月「もう結構数えてるね」

響子「じゃあ私、前のほうを数えますね」

卯月「そんなに興味ないの?」

美穂『今日はこの1枚を見られただけでも、来た価値があったねっ』

卯月「1枚も見てないくせに、原作のセリフ使いやがって」



卯月「さすがの卯月お姉ちゃんも、もう怒りましたよ」

卯月「解散です。解散」

美穂「それみくちゃんと李衣菜ちゃんの持ち芸だね」

卯月「じゃあメンバーを入れ替えます」

卯月「ピンク・チェック・スクールのチェックをチョップに変えて、美穂ちゃんと智絵里ちゃんを入れ替えよう」

美穂「ひどくない?」

卯月「どの口が言うの」



卯月「じゃあ、有香ちゃんと入れ替えて、本物のチョップを」

響子「集まってくれたファンの方たちにチョップ食らわせるんですかね」

美穂「それだと、ショッキング・ピンク・チェック・スクールになってしまうね」

卯月「世の中には、お客さんにビンタして稼いでる人もいるし」

美穂「本職とアイドルを一緒にしてはいけない」

響子「ビンタが本職ってわけじゃないと思うけどね」



響子「…じゃあチェックをキャットに変えてみくちゃんと入れ替えましょう」

美穂「私が入れ替わることは確定事項なの?」

卯月「今日一日の素行を振り返ればいいと思うよ」

響子「妥当ですね」

卯月「響子ちゃんも人のこと言えないからね?」



卯月「もし入れ替わったら、アスタリスクは李衣菜ちゃんと美穂ちゃんになるのかな?」

響子「そういえば、ちょっと前にユニット組んでましたよね。Love∞Destinyのとき」

美穂「あったあった」

響子「そこでの李衣菜ちゃん印象は?」

美穂「5人の中で1番キュートしてたよ」

卯月「なんか、想像できるね」

響子「さすが3大クール詐称の一人ですね」

美穂「それは初耳かな」

響子「ちなみに残りのメンバーは、春菜ちゃんと奈緒ちゃんです」

卯月「ちょっと分かってしまうのが悔しい」


(※そんなものはありません)




卯月「そういえば、杏ちゃんにアドバイスもらいに行った時あったじゃない?」

響子「ありましたね」

卯月「その時の杏ちゃんの会話覚えてる?」

響子「確か…

   『どんな感じで頑張ってる?……んーまぁ、いつも通りだよ。あと頑張ってないよ』

   『いつも通りにしてたら息は合うから』

   『3人はもっと仲良くなったらいいんじゃない?』

   『お互いのことをよく知って、そこから始めたら?』

とかでしたっけ」

美穂「それがどうかしたの?」

卯月「あの場じゃ言わなかったけど…」

卯月「杏ちゃんって絶対、ものすごく考えて行動してるよね」

美穂「わかる」

響子「わかる」



美穂「思い出したかのような『あと頑張ってないよ』がかわいいよね」

卯月「杏ちゃん以上に周りが見えてるアイドルっているのかな?」

響子「いないと思いますよ」

響子「脱走しても、なんやかんや最後には現場にいますよね」

美穂「組んだ人によって、だいぶ態度変わるよね」

卯月「キャンディ・アイランドの時のお母さん感」

響子「きらりちゃんと組んだ時の懐いたネコ感」

美穂「じゃあ、きらりちゃんがタチ?」

卯月「友達でそういう話はやめよ?」




響子「……ネコタチの話は、やっぱりアスタリスクが王道ですよね」

卯月「この話やめよって言わなかった?レス跨いだよね?」




美穂「まあ、杏ちゃんにはいつも感謝してるよ」

響子「そうですね。今日だって、杏ちゃんの一言がなければ、みんなでお買い物もなかったかも」

卯月「杏ちゃんには、また今度お礼をしなくちゃね」

美穂「卯月ちゃんの特技発動!友達との長電話!」

卯月「デュ○ル風に言うのやめてもらえる?」

卯月「…まあ、とりあえずメールでお礼を言います」

響子「なんて送るの?」

卯月「そうですねぇ……

  『この前は、アドバイスありがとうございます!』
  『杏ちゃんのおかげで、もっと仲良くなれた気がします』
  『あと、いつもありがとうございます!』
  『杏ちゃんは、いつも周りが見えててすごいですね~』
  『杏ちゃんが、普段から、ものすごく考えて行動してるのがよく分かりました』
  『みんな口には出さないけど、杏ちゃんには感謝してると思いますよ』

  とか、さっき話したことをベースに送ろうかなって」


響子「これ、私が杏ちゃんなら、恥ずかしさで死にますね」

美穂「純粋ゆえ容赦ない言葉の暴力」



卯月「女の子らしい会話をしましょう」

美穂「かなり今更だね」

響子「女の子らしい会話ってどんなのでしょう?」

卯月「うーん……いま流行りの話とか?」

美穂「先日ランクマッチでAA0までいったよ!」

響子「すごいですね!私はまだA1ですよ」

卯月「女の子は喜々としてシャド○バースの話なんてしない」

美穂「そんなぁ~。冥府エルフ使えばすぐ上がれるよぉ~」

響子「私は新カードが来てから本気出します!」

卯月「思ったよりガチ勢」



美穂「オシャレの話とか女の子らしいんじゃない?」

卯月「まさか美穂ちゃんの口からその話題が出るとは」

響子「人は成長するんですよ」

美穂「失礼じゃない?」

卯月「初めて会った時の服装の印象が強くて…」

美穂「くまさんはもういないんです」

響子「熊本だけに熊さんTシャツ」

美穂「くまはもう死んだ」



美穂「さっきも言ったけど、私だって、オシャレやメイクいっぱい勉強したもん」

美穂「もう卯月ちゃんよりもオシャレな自信だってあるよ」

卯月「それは、ファッションセンター島村への挑戦状と見ていいのかな?」

響子「安そう」

美穂「私の中には、日菜子ちゃんと、美嘉ちゃんと、藍子ちゃんと、美玲ちゃんと、加蓮ちゃんと、蘭子ちゃんと、小梅ちゃん のファッション力が宿ってるよ!」

卯月「なんか逆に勝てそう」

響子「ギャル系に清楚系にゴスロリ系って、闇鍋もいい所ですね」



美穂「負けました…」

卯月「勝ちました!ぶいっ!」

響子「完敗でしたね」

美穂「こんなスラ○ムみたいなクッション使ってる人に負けるなんて…」

卯月「ス○イムじゃない!オリジナルキャラ!!あとかわいいです!!!」

響子「卯月ちゃんの怒りのツボはここでしたか」

美穂「神門を押して、怒りを鎮めなきゃ」




卯月「あれ?もう0時すぎたの?」

美穂「ガールズトークしてたら、時間はあっという間に過ぎるね~」

響子「えらく中身のないガールズトークでしたね」

卯月「明日の予定はなんでしたっけ?」

響子「お昼から宣材写真の撮影に、レッスン…ですね」

卯月「それなら、もう寝た方がいいかもね」

美穂「そうだね。キリがいいし、今日はもう寝ようか」

卯月「じゃあ、寝袋もってくるね」


美穂「うん……ん?」

響子「はい……ん?」



卯月「もってきました」

美穂「ホントに寝袋もってきたよ」

響子「聞き間違いじゃなかったですね」

美穂「聞き間違いであってほしかったな」

卯月「じゃあ、私はこれ(寝袋)を使うから、二人はベッドで寝てね」

響子「……あれ?いいんですか?」

卯月「どうかした?」

響子「てっきり、今から3人でベッド争奪戦が始まるものかと」

卯月「私をなんだと思ってるの?」



卯月「今日は、こんなに楽しい思いをさせてもらったので、そのお礼ですよ」

卯月「あと、お客さんをもてなさないと」

美穂「・・・」

響子「・・・」

卯月「じゃあ、電気消すね」

響子「……3人一緒に寝ましょう」

卯月「え?」

響子「楽しい思いをさせてもらったのは、私たちも同じです。いいよね?美穂ちゃん」

美穂「……うんっ♪」

卯月「ふたりとも……」




この後、3人一緒の寝袋で仲良く寝ましたとさ。めでたしめでたし。



卯月「思ってたのと違う」



おしまい。


以上です。
すいませんでした。


前作:モバP「…なんで正座させられてるかわかる?」 村上巴・美波・留美「・・・」
P「…なんで正座させられてるかわかる?」 村上巴・美波・留美「・・・」 - SSまとめ速報
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