モバP「アイドルの首筋舐めてみた」 (80)

デレマスのSSです。
キャラ崩壊とか起きてると思うので、その辺大丈夫な方向きです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474359452



千川ちひろ(以下ちひろ)「暇ですね」

モバP「そうですね。夏フェス終わって、秋は仕事も落ち着かせてますし」

ちひろ「Pさん、面白いことしてくれませんか? 首を外すとか」

モバP「ロボじゃないんで出来ません」

池袋晶葉(以下晶葉)「ロボと聞いて!」

モバP「呼んでないな」

晶葉「そうか……」(トボトボ



ちひろ「暇な物はしょうがないので、何か楽しいことを考えましょう」

モバP「そう言いつつカメラを用意し始めてる時点でもう何か考えがあるんですね?」

ちひろ「はい!」

モバP(絶対ろくなこと考えてない笑顔だ)

ちひろ「Pさん! アイドルの首筋をペロペロしましょう!」

モバP「  」



ちひろ「アイドルの魅力的なボディ、その一部である首筋。そこに舌を這わせることで得られる反応!」

モバP「  」

ちひろ「愛らしく、あるいは艶めかしく! とても素晴らしい撮れ高がそこに――」

モバP「帰ります」

ちひろ「ああん!」



モバP「やるならちひろさんが舐めればいいじゃないですか! 俺そんなんでアイドルの信用失いたくないですよ!」

ちひろ「大丈夫! 大丈夫ですって! Pさんなら何とか乗り越えられますって!」

モバP「むーちゃーぶーりー!」

ちひろ「どうしてもダメですか? っていうかPさん首筋フェチでしょう?」

モバP「男として興味あることは認めますが、倫理が許しません」

ちひろ「かくなる上は晶葉ちゃんの部屋から拝借したこれで!」

モバP「なんですかその銃はバババババババ」(ビビビビビビ

晶葉『ノリの悪い助手には、この理性ユルクナール君1号でたまには羽目を外して貰おう。それでイチャイチャしよう』

ちひろ「って言っていたスーパーロボです! 今がその時!」

モバP「あ、晶葉は絶対今だとは、思って……な……ぐふっ」(ガクッ


《大石泉の場合》


モバP「……はっ!? な、なんだなんだ?」

モバP(ううん、ちひろさんと話をしていた途中から記憶が曖昧に)

泉「ただいまー。P一人だけ?」

モバP「泉、お帰り。……あれ? そうみたいだな」

泉「そうみたいだなって、もう。ぼーっとしてたら駄目だよ」

モバP「はは、すまんすまん」

モバP(いかんな、しっかりしないと。俺も泉を見習って……)

泉「ソファ借りるね」(ノートパソコン起動

モバP(……泉、髪の毛綺麗だな。目もパッチリしてて可愛くて)

泉「……ん」(耳に掛かった髪を掬い

モバP「!?」

モバP(うなじ! 首……筋……!)



モバP「はぁ……はぁ………」

泉「……」(カタカタ

モバP「………」

泉「……ふぅ」

モバP「 」(プツンッ



モバP「泉」

泉「ん? 今ちょっとそっち見れな――」

モバP「ぺろっ」

泉「!?」

泉(えっ、何? 今……)

モバP「ちゅっ…ぺろっ……ちゅる」

泉「ひ、ひぁ」

泉(待って待って待って待って、首首首首クビクビクビクビ!)

モバP「ん……ちゅ、はむ……れろっ」

泉「ぷ、ぷろでゅぅ、さ……!」

モバP「ちゅっ、ちゅちゅうう!」

泉「ふあぁぁぁぁ!?」



泉「な、なん……!」

泉(何でこんなことするの、プロデューサー!?)

モバP「スプラッシュ、マーメイド」

泉「へぇ?! なに?」

モバP「一緒にシャチのボートに乗ろうって誘って来たよな?」

泉「え? え? あ、うん。そうだった、かも……」

モバP「……ちゅっ、じゅる」

泉「ひぅん!」



モバP「あの時後ろから見た泉は、すごく……エッチだった」

泉「え、あぅ」

泉(ど、どういうこと? 私をそういう目で、見てたって、話!? じゃ、じゃあこれ、は……)

泉「ぷ、ぷろ…」

モバP「じゅ、じゅるるるるっ!」

泉「―――~~~!!!!」

モバP「ちゅぱっ、あの時、ポニーテールからチラチラ覗いてた首筋が……今ここに」

泉「あ、あ…」

泉(な、流されちゃ駄目。あ、アイドルとプロデューサーがこういうことは、こういう、意識し合うみたいな)

泉(意識……して。頭が、真っ白で何も……論理的になんて、考えられ……ない、よ)



泉「……んっ」

モバP「ちゅっ、ちゅる」

泉「はぁ……はぁぁ……!」

泉(も、駄目。さくら……亜子……私、わたし……!)





ちひろ「そこまでよ!」(扉バーンッ

モバP&泉「!?!?」

ちひろ「この光を見よー!」(ピカッ!




泉「……あれ?」

ちひろ「作業中に居眠りなんて、Pさんと同じで泉ちゃんも疲れがたまっているんじゃない?」

泉「え、あれ? えっと」

泉(何か、とても気持ちいいことしてる夢を見ていたような)

ちひろ「それで、泉ちゃん。そろそろレッスンの時間よ?」

泉「そう……ですね、それじゃ、行ってきます」

泉「……」(チラッ

モバP「むにゃむにゃ」

泉「 」(ボッ!?

泉「い、行ってきます!!」(ダッ



ちひろ「15分前後の記憶を曖昧にするロボ、M・I・Bごっこ君3号……晶葉ちゃん、恐ろしい子!」

ちひろ「でもこの道具があれば色々と楽しい物が見れそうね、ちーっひっひっひ」

ちひろ「あ、次の犠牲s……ごほん、アイドルが来たわ!」


《佐久間まゆの場合》

まゆ「おはようございます」

まゆ(Pさんは……あ、寝てる。他の人は、いない?)

まゆ「……♪」(ススッ

まゆ「Pさぁん。あ・な・た・の、まゆ、ですよぉ」(耳元ボショボショ

まゆ「同じ夢を叶えるために、今日もレッスンにやって来た、あ・な・た・の、まゆ、ですよぉ」(ボショボショショッ

まゆ「……ふふ、それじゃ。頑張りますねぇ――?」(ガシッ



モバP「……」

まゆ「お、起きてたんですかぁ?」

モバP「まゆ、か」

まゆ「はい。まゆですよぉ」

モバP「……」(グイッ、ギュッ

まゆ「きゃっ。P、Pさん?」

モバP「まゆ」



モバP「まゆ」(ギュウウ

まゆ「どうか、しましたか?」

まゆ(Pさん、いつもと様子が違う?)

モバP「は、む」

まゆ「!?」

まゆ(首筋、キス、され、てる?)



モバP「ちゅ、ちゅ…ちゅ」

まゆ「え、あ、あ、Pさ……」

まゆ(絶対おかしい。Pさんはこんなことするような人じゃ、でも……!)

まゆ「ふ、ふふ。もう、ダメですよ、P、さん」(ギュッ

モバP「ちゅ、ちゅ、ちゅ……」

まゆ(やっぱり、変! きっと何か、何かがあって……なら!)

まゆ「Pさんが、まゆにこういうことするの、きっとまだ、んっ、早いんです、から」

まゆ(あの日、永遠の誓いを見せたあの時に、まゆの夢はPさんの夢と重なったのだから――!)

まゆ(それまで、は……!)



まゆ「だ、から……」

モバP「ちゅっ、ちゅる……」

まゆ「ま、だ……! んんっ!」

モバP「ちゅむ、ちゅるる、ちゅっ」

まゆ「だ、め……! んっ!!」

モバP「……」

まゆ「はぁ、はぁ……ね? P、さぁん……」

モバP「……」

まゆ「はぁ……はぁ………」

モバP「……まゆ」(ジッ

まゆ「!」



まゆ(あ、ダメ。ダメです、Pさん)

モバP「まゆ」

まゆ(そんな、そんな訴えるような目で、モノ欲しそうな目で)

モバP「まゆ」

まゆ(まゆを、まゆを求めないで……!)

モバP「……ちゅ」

まゆ「ふぁ!?」

モバP「ちゅっ、ちゅる」

まゆ「あ、んっ! だ、らめ……P、さぁ……!!」

まゆ(まゆはその目には、その目には抗え……な……)

まゆ「P、さん。Pさ……」

まゆ(まゆの、私の全部を、Pさん、に……!)




ちひろ「そこまでよ!」(扉バーンッ

モバP&まゆ「!?!?」

ちひろ「さぁ! この光を見よー!」(ピカッ!




ちひろ「まゆちゃん、大丈夫?」

まゆ「え、あれ?」

ちひろ「部屋に来るなりボーっとして、Pさんと同じでお疲れかしら?」

まゆ「あ、あら? P、さん?」

まゆ(何か、何かが乱れたような……でも、思い出せない)

まゆ「……」(首なぞり



ちひろ「まゆちゃん、そろそろレッスンの時間よ」

まゆ「あ、ちひろさん。はい。Pさんは……寝てるんですね」

まゆ(本当に、寝てる?)

ちひろ「ええ、夏にいっぱい頑張ってたからちょっとは大目に見る感じにしましょう」

まゆ「……ふふ。はぁい、それじゃ間違っても寝込みを襲ったりはしないでくださいねぇ、ちひろさん?」

ちひろ「うふふ、そんなことしないわよ。ほら、行った行った」

まゆ「それじゃあレッスン、行ってきます……」

まゆ(今は、今だけはあなたの傍から離れます。だって――)

まゆ(今のあなたを見ていると、私)

まゆ(覚悟が、ゆらぎそうだから……)


《塩見周子の場合》

モバP「ん、む……」

周子「おーい、Pー? 起きて起きて」

モバP「んぐ、ああ。周子、か。おはよう」

周子「はい、おはよ。何だかうなされてたからちょっかい出させて貰ったよ?」

モバP「うなされて……ああ、何だか今日は妙に意識がぐらついてっと」(ガタタ

周子「ほら、危ないよー?」(ギュッ

モバP「!?」



周子「ちょっと本当に大丈夫? 夏まで一生懸命やったし、無理したらあかんよ?」

モバP「あ、ああ。すまない」

周子「ふふふ、この恩は後日何かの形で返してもらうからねー?」

モバP「はは」

モバP(白い、肌だ。綺麗な、雪のように綺麗な……)

周子「おお? またボーっとして、シューコちゃんに惚れ惚れしてしまったかい? うりうりー」

モバP(ああ、我慢、できな……)



モバP「……」

周子「ね、本当に大丈夫? ちょっと顔色悪いような――」

モバP「周、子……んむっ」

周子「うひゃっ!? って、え? え?」

モバP「ちゅ…ん、ちゅ……」

周子(Pが首筋に吸いついてる。これは、えーっと)

周子「どういうことなん?」



周子「ん、と。P、くすぐったい」

モバP「ちゅ……ぴちゃ、ちゅっ、ちゅ」

周子(甘えてる? ような、違う、ような……)

周子「P~、シューコちゃんは美味しくないですよ~?」

モバP「ちゅ…ちゅる……」

周子(同じところばっかり、っていうかこの状況誰かに見られたらヤバいんじゃ)

モバP「ちゅちゅ…ちゅるっ…」

周子「……もー」

周子(まぁ、よく分かんないけどすぐ終わるよね)



 ―10分後

周子「……んっ、……ん」(ピクッ

モバP「ちゅっ、ちゅっ……ちる」

周子(お、終わる気配、ないわー。それどころか、だんだん動きが)

モバP「ちゅっ、ちゅるるるるっ」

周子「―――!!」

周子(ずっと、ずっと同じところばっかり……! 色んな方法で、責めたてられて)

モバP「ちゅっちゅるるる!」

周子「んんっ! はぁー……はぁー……」

周子(あたし、首、首で感じ、始めてるん?)



モバP「ちゅっ、ちゅっ、ちゅちゅちゅっ」

周子「んっ、んんっ、んん!!」(ペシペシ

周子(あかん、あかんてこれは。ちょっと危ない、どころか、もう結構危ない)

モバP「ちる、ちゅるるるっ」

周子「ふあぁぁ! あ、かん、よ!」

周子(逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ)

モバP「……」(ぎゅっ

周子「へぁ?」

周子(あ、力強い。じゃなくて、やば――)

モバP「ちゅじゅるるるるるるる!!」

周子「―――――――――――――ッッ!!」



周子(あ、なんか。来た。ゾクゾクって、すごい、の)

モバP「ちゅ、ちゅ……」

周子「P、さん…に」

周子(Pさんに、アタシの弱点、開発、されちゃったん……)

周子「も……もっと……」




ちひろ「そこまでよ!」(扉バーンッ!

モバP&周子「!?!?」

ちひろ「時間制限ギリギリ、この光を見よ!」(ピカッ!




周子「……」(ぼー…

ちひろ「周子ちゃん、周子ちゃん!」(ゆさゆさ

周子「んー? あー、ちひろさん。おはよーございますー」(ほにゃほにゃ

ちひろ(あー、これは。あれね)

ちひろ「周子ちゃん、体調悪そうね。今日はレッスンしなくていいから、時間まで仮眠室で休んでなさい」

周子「あー、やったー……Pさんも一緒に寝るーん」

ちひろ「Pさんはもうちょっと頑張らないとだからダメ」

周子「ちぇー……ん。それじゃ、おやすみー」(フラフラ

ちひろ「はい、お休みなさい」

ちひろ(ある程度後遺症は残ってるみたいだけど、直ちに影響はありません! ない、はず)


《城ケ崎美嘉の場合》

美嘉「おはよーございまーす!」

モバP「おはよう、美嘉」

美嘉「こないだのサマーライブ、ブイ出たんだって? 見せて見せて」

モバP「ちょっと待っててな」

美嘉「ん、りょーかい」



美嘉「まーだー?」(むぎゅ

モバP「こら、寄り掛かるな」

美嘉「いーじゃん? 別に減るもんじゃないしさ!」

モバP「こっちは色々気が気じゃないっての」

美嘉「へぇー? じゃ、もっとサービスしてあげよっか?」

モバP「ちょ、こら。やめろ」

モバP(いかん、いつもならこの辺で振り払える、のに)



美嘉「なになに? いつもより大人しいじゃん。これはチャン……こほん、お疲れかなー?」

モバP「あ、ほんとに……やめ」

美嘉「美嘉お姉ちゃんが癒してあげるぞー、ほれほれ♪」(ぎゅう

モバP(香水が……鼻を……柔らかい物が……も……)

美嘉(よし、よしよしよし! 押せ、押せわた……し?)(ぐらっ

  ドスンッ

美嘉「きゃんっ」

モバP「  」

美嘉「ったた……ちょっと、体重掛け返すとか信じられ、られ……」



美嘉(顔、近い!!!)

モバP「……」(じっ

美嘉「え? ちょ、え?」

美嘉(なん、これ、へぇ!?)

美嘉「ぷ、ぷろでゅーさー? ちょ、ちょっと、待――」

モバP「……ちゅ」

美嘉「!?」



美嘉「ぷ、ぷろ!?」

モバP「ちゅるるっ……ちゅ」

美嘉「ぷろりゅ! く、くび……!」

美嘉(え、え、死ぬの? 私首噛まれて死ぬの!?)

モバP「……はむ」

美嘉「―――~~!!」

美嘉(甘噛みぃ!!)



美嘉「あ、ね、待って、待って、おね、おねが……」

モバP「ちゅっ、ちゅるる…じゅる!」

美嘉「あっ! う、あ……」

美嘉(ね、ねぇ! 何か、何か話してよ! プロデューサー!)

モバP「ちゅぶっ、れるっれろ……」

美嘉「や、ん、あ、あ……!」

美嘉(怖い、怖い、怖い……!)



モバP「……!」

美嘉「ひ、ぐ……ん、うぅ……や、だぁ……」

モバP「……」

美嘉「ぷろ、りゅーさ……怖くて、きら、い、だ、もん……!」

モバP「!!」(ゾクゾクッ

美嘉「う、ぇ、うぇ……」

モバP「美嘉」

美嘉「ぷろ、でゅー、さー?」(ジッ



モバP「可愛いぞ」

美嘉「へぇ?!」

モバP「泣き顔、恥ずかしがってる顔、もっと、見たい」

美嘉「ぇ、ぁ……!」

美嘉(や、だ! そんな変な顔、見られたく――)

モバP「ちゅっちゅるるる!」

美嘉「や、ああぁぁぁ!!」



モバP「ちゅっ、ちゅぱ、じゅるる」

美嘉「だめ、やめ、へ、ぷろ、ぅぁ……!」

美嘉(ダメ、ダメ、見ないで! 見ないで! 嫌われる! 嫌な顔! ダメ!)

モバP「ちゅるるっ! じゅる、ちゅっ」

美嘉「や、やだ、やぁ、んぁっ! やらぁ……!」

美嘉(見せたくない、のに、見せられない、のに……! 全部、全部……!)

モバP「可愛いぞ、美嘉」

美嘉「う、そ、だぁ……や、ら、い、やぁ……!」(ゾクゾクゥッ

美嘉(も、何も、ぐちゃぐちゃ、考え、られな……)




ちひろ「そこまでよ!」(扉バーンッ!!

モバP&美嘉「!?!?」

ちひろ「マモレナカッタ……この光を見よ!」(ピカッ!




ちひろ「美嘉ちゃーん、Pさん弄ってないでレッスンの準備して下さいね?」

美嘉「……へ? あ、わぁ!!」(わたわた

ちひろ「うふふ、スキンシップもほどほどに、ですよ?」

美嘉「う、うん! そ、それじゃP、またね!? って、寝てる?」

モバP「う、うーん」

美嘉(なんか、ちょっとだけPが、怖い? ……怖い?)

美嘉(……Pのこと考えると、何だか体がゾクゾクって、熱く)

ちひろ「美嘉ちゃん?」

美嘉「うひゃあああ! 行ってきまーす!!」(ダッ

ちひろ「……あれは、目覚めちゃったかしら」


《向井拓海の場合》

拓海「ウーッス」

モバP「すー……すー……」

拓海「んだよ、だらしねぇなぁ」

拓海(っても、いつもこいつは働き詰めなの知ってっからなぁ)

拓海「………んん!」

拓海(ったく、しょうがねぇなぁ!)



モバP「ん、あ……れ?」

拓海「おはよう、P。机に突っ伏して寝てっと体壊すぜ?」

モバP「拓海……ん? あれ?」

拓海「ま、机よりはマシだろ。アタシの膝の上。仮眠室は使用中だったからな、仕方なく、だ」

モバP「あー……悪い、ありがとう」

拓海「へっ、アタシとあんたの仲だろ。このくらいなら、まぁ……世話してやるさ」

モバP「……」

モバP(くらくら、するな。眩しい、とても眩しくて)



拓海「………おい」

モバP「……」

拓海「確かにアタシは世話してやるって言ったけどな?」

モバP「……」

拓海「胸掴んでいいとまでは言って、ねぇぞ?」

モバP「……」(グッ

拓海「おい、聞いてんの……か……?」(トサッ

モバP「……」



拓海「……何の真似だ?」

モバP「……」

拓海「何、の真似だって、言ってん、だよ……」

モバP「……」

拓海「……」

モバP「……」

拓海「……や、やるのか?」



モバP「……」

拓海「……ん、だよ」

モバP「……」

拓海「……んな、見つめて……言いたいこと、分かれってのかよ?」

モバP「……」

拓海「……くっ」

拓海(こんな、こんなん……耐えられるわけねぇだろ!)

拓海「……に、煮るなり焼くなり、好きにしやがれ」



モバP「ちゅっ、ちゅる…ちゅ……」

拓海「ん……ん……」

拓海(アタシ、こいつにずっと首筋、舐められてるのか)

モバP「はむ、ちゅっれる……ちゅっ」

拓海「はぁ……ん……くっ……」

拓海(首筋、そんなにいいもんなのか? それともこいつが特別ここが好き、なのか?)

モバP「ちゅ、じゅるるっ、ちゅううっ」

拓海「く、はっ、ぁ……ん」

拓海(なんか、ちょっとだけ、可愛い?)



モバP「……!」

拓海「へへ、嫌、だったか? 髪、撫でられるの」(サワサワ

モバP「いや、気持ちいい」

拓海「そ、か……そいつは悪く…んっ!」

モバP「ちゅっじゅるる、ちゅっちゅぱ…ちゅ」

拓海(ほんと、変態なPを相棒に、しちまった、な……! へへ)

モバP「ちゅっ、ちゅ……」

拓海「んっ……」

拓海(今は、こいつが良くなってくれるなら、それで……)




ちひろ「そこまでよ!」(扉バーンッ!!

モバP「!?!?」

拓海「なぁっ! ちょ、これは!」

ちひろ「問答無用! この光を見よ!」(ピカッ!




ちひろ「拓海ちゃん、拓海ちゃん」

拓海「ん、んん……あれ? ちひろ、さん?」

ちひろ「おはよう、拓海ちゃん。悪いけど、Pさん起こして貰える?」

拓海「え? あ……」

モバP「すー……すー……」

拓海(アタシも寝てたのか。なんていうか、ヤバい夢、見てたな)

ちひろ「二人ともとってもいい顔してたわよ?」

拓海「か、からかうなって。ったく、ほら、P。起きろー」

モバP「むにゃにゃ」

拓海「……まったく。ははっ、本当にしょうがねぇ奴、だな」


《槙原志保の場合》

志保「おはようございまーす! Pさん、さっきクレープの屋台を見つけたんですよ!」

モバP「志保か。で、それが遅刻してきた言い訳か?」

志保「すいません……」

モバP「ついでに言うと両手に持ってるそれが証拠だな?」

志保「はい! Pさんの分も買ってきちゃいました!」

モバP「不問に処す。オーダー、右手の方のクレープで」

志保「……あはっ! ご注文の品、お届けにあがりました!」



モバP「もぐもぐ、ごちそうさま」

志保「はむ、はむ、おいひい~!」

モバP「……」

モバP(甘いものを頬張る、口。クリームを舐める、舌)

志保「んっん……ん? Pさん、こっちも食べてみたいんですか?」

モバP「え? いや、そういうわけじゃ……」

志保「食べかけですけど、どうぞ遠慮なく、ささ、どうぞ!」

モバP「わ、ちょ、近っ……」(カッ

志保「あっわぷっ!」(べちゃ



志保「あちゃー、すいません。Pさん」

モバP(志保の首元に、クレープのクリームが……)

志保「何か拭くモノ、拭くモノ……」

モバP「いや、それには及ばないぞ」

志保「え? そっちにティッシュ、が……?」

モバP「……ちゅっ、れる」

志保「!?!?」



志保「P、さん? 舐め……?」

モバP「ちゃんと、綺麗に味合わないと、な?」

志保「え、そ、そんな……んっ」

モバP「甘くて、美味いぞ……れる、ちゅる」

志保「!?」(ゾクゾクッ

志保「……はぁー……はぁー……」

志保(Pさんが、Pさんが私を食べてる。私を、食べてる!)



モバP「ちゅむ、れるっ、ちゅっ、ちゅ……」

志保「はぁー……んぁ、はっ……はっ……」

モバP「ちゅるるっ、ちゅっ、あむ、れろ、れるぇろ……」

志保「はぁーーー……はぁー………」

志保(じっくり、しっかり、味わって、私……食べられてる……!)

志保「あっ、んっ、はぁ……はぁー……!」



モバP「ちゅ……ん……」

志保「はぁー……はぁー……あ?」

志保(え、なんでやめ。どうして? もっと……)

モバP「綺麗になったぞ?」

志保(あ……)

モバP「……」

志保(あ、あ……)



志保「……んっ」(クリームべちゃ

モバP「……」

志保「お、おかわり……あります、よ?」(ニコッ

モバP「……ああ、いただこうか」

志保「……あっ! あっ!」

志保(たべ、て。もっと、もっと……全部、溶けてしまうまで!)

志保「P、さ……P、さん……!」




ちひろ「そこまでよ!」(扉バーンッ!!

モバP&志保「!?!?」

ちひろ「食べ物を粗末にしてはいけません! この光を見よ!」(ピカッ!




志保「あ……れ?」

ちひろ「甘いもの食べた後にすぐ寝ちゃうと、余計なお肉になっちゃいますよー?」

志保「え? あっ! ちひろさん!」

ちひろ「うふふ、おはようございます。Pさんも似たような物なので、内緒ですよ?」

志保「あ、ほんとだ。寝てる」

ちひろ「ねぇ、志保ちゃん」

志保「は、はい! なんでしょう?」

ちひろ「甘々ね」

志保「え? ……え?」


《横山千佳の場合》

千佳「ルンララルラルラルランララ~♪ おはようございまーす!」

千佳「あれれ? 千佳だけー? Pくーん?」

千佳「あ、いたいた。おはよう、Pくん!」

モバP「あ? ああ、千佳か。おはよう……」

モバP(なんだ、今日はずっと意識がふらふらしているような……)



千佳「あれあれ、Pくん元気ないの? お疲れ様してる?」

モバP「う……かもしれない」

千佳「Pくん……。よーし! あたしに任せて!」

モバP「?」

千佳「んー……えいっ!」(ぎゅうっ

モバP「!?」



千佳「えへへ、ラブリーチカのまじかるひーる、だよっ」(ぎゅー

モバP「……ああ」

モバP(だ、めだ。これは、まずい。なん、なんで……)

千佳「PくんPくん、元気になーれっ。ぎゅっぎゅー」

モバP(この無垢な笑みが、無邪気な振る舞いが今は、とても無防備に見え――)

千佳「あのね、Pくん。Pくんは一番頑張ってくれてたから、今日は千佳が何でもしてあげるんだよ?」

モバP「……」

千佳「だから、千佳でいっぱい元気になってね!」

モバP「 」(プツンッ



千佳「わっ、あはっ、Pくん。くすぐったいよ」

モバP「ん……ちゅ……」

千佳「あははは、Pくんワンコみたい! ぺろぺろダメー!」

モバP「ちゅっちゅるる、ちゅ……」

千佳「んきゃうっ、やーだー! あはは!」



モバP「ちゅっ、ん、れる…ちゅるる……」

千佳「んんんっ! Pくんいつまでぺろぺろするの? くすぐったいよ?」

モバP「ん、んー……ちゅっ」

千佳「ふあっ、もー、悪い子はめっ! だよ、めっ!」

モバP「ふふ……。あむ、ちゅっちゅるる」

千佳「あー、からかってる! もー!」



モバP「ちゅぶっ、れる、ちゅ、ちゅ……」

千佳「はぁー……はぁー……、ね、P、くん……?」

モバP「ちゅっちゅるる、ちゅうっ」

千佳「んっ! ……あ、あのね。千佳ね。なんだかね?」

モバP「れるっ」

千佳「~~!! はぁ、はぁっ、なんか、なんか変なの」

モバP「ちゅ、ちゅるる、ちゅうっ、ちゅぶ」

千佳「Pくんが、ぺろぺろ、したら……はっ、なんか、ゾクゾクって、してぇ」

千佳(な、なんだか、ふわって、ぞくって、なに、これぇ?)



モバP「ちゅ……ちゅ………」

千佳「あっ……あっ………」

千佳(温かい、ふわふわして、いっぱい)

千佳「P、くん。変、変、だよぉ……ちか、頭ぼーってしてるぅ……」

モバP「……嫌か?」

千佳「ふぇ?」

千佳(いや? 千佳、嫌なのかな? 嫌じゃ……)

千佳「嫌じゃ、ないよぉ……」(ニコッ

千佳(うん、嫌じゃ、なくて、もっと)

千佳「あの、ね。もっと、もっとぺろぺろって、してぇ?」




ちひろ「そこまでよ!」(扉バーンッ!!

モバP「!?!?」

千佳「?」

ちひろ「それ以上いけない! この光を見よ!」(ピカッ!




モバP「ん……あれ?」

ちひろ「もぅ、今日のPさんはちょっとねぼすけが過ぎますよ?」

モバP「え? あ……すいません」

ちひろ「千佳ちゃん、構って欲しそうにしてたんですからね?」(ひょいっ

千佳「すー……すー………」

モバP「面目ない」

ちひろ(ちっちゃい方のベッドは空いてたわね)

ちひろ「それじゃ千佳ちゃん寝かせますんで、後はお願いしますね?」

モバP「はい。……俺も今日は早上がりするかな?」


その日の晩


ちひろ「ふっふっふ、これは中々、本当にすごい撮れ高になったわね」

ちひろ「Pさんは気づかない間にストレス発散、アイドルも想いを新しい形で通じあえて、私は素敵な映像を手に入れる」

ちひろ「これぞ三方良し!  ……はい?」(ポンポン

晶葉「  」(ニッコリ

ちひろ「!?」



ちひろ「こ、これはこれは晶葉さん」

晶葉「私の作ったロボが幾つか事務所内のラボから消えていてな。ここにあるな?」

ちひろ「え、ええ。ここに」

晶葉「それで、とても楽しそうなことをしていたようだが」

ちひろ「!」(ピキーンッ

ちひろ「ふふ、そういうこと。晶葉ちゃんも興味あるのね?」

晶葉「……」



ちひろ「ほら、見て。とっても素敵な、本当に素敵な……ふふふ」

晶葉「なるほど、やっぱり理性ユルクナール君1号は改善の余地があるな。Pの心身に悪い影響を出している」

ちひろ「あ、見るのそこなのね。でもでも、すごい映像が撮れたわよね」

晶葉「みたいだな。で」

ちひろ「で?」

晶葉「言い残すことはそれだけかな?」(ニヤリ

ちひろ「へっ?」

早苗「はぁい」

ちひろ「  」



こうして、お宝映像『アイドルの首筋舐めてみた』はお蔵入りとなった。

しかし我らがちっひは諦めない。きっと第二第三のお宝映像を求めて再び動き出すだろう。

ちひろ「あ、あいる、びー、ばっく……」

                                   完

以上です。
なお、人選は事前にリクエストを受けたものになります。
デレマスはいいぞ、が少しでも伝われば何よりです。
ここまで読んで下さりありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom