女「隣に引っ越してきたお姉さん」4 (73)
Rじゃない方のSS速報の
妹「姉が必ず風呂場にいます」
妹「姉が必ず風呂場にいます」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1471918837/)
の続編です
百合です
お姉さん「本気で言ってるんですか、女さん……」
女「本気です」
お姉さん「この先も一緒にいれないって分かってるのに?」
女「一緒に着いて行きますよ」
お姉さん「ふふッ……」
女「お姉さん?」
お姉さん「女さん、今日はきっと気を遣って頂いて疲れちゃったんですね」
女「え、ちが」
お姉さん「女さんの人生は女さんのものですよ。他人に預けていいものじゃないはずです」
女「だから一緒にッ」
お姉さん「あの!」
女「はいッ?!」
お姉さん「用事、思い出しちゃて……せっかく来てくださったのに申し訳ないんですけど、先に帰ってもらってもかまいませんか?」
女「え、用事?」
お姉さん「すいません」
タタタタッ
女「あ、お姉さん!」
女「……」
女「はあ……やってしまった」
女「勢いに任せて、とんでもないことを言ってしまった」
女「もらってくださいって……なんやねん」
女「……唇柔らかかったなあ」
女「でも、嫌われたよね……。無理やりしちゃったもん」
女「死にたい、飲もう……」
トボトボ――
コンビニ
お姉さん「……はあッ……はあッ」
お姉さん「走って逃げちゃった……」
お姉さん「……まだ、ドキドキしてる」
サワッ
お姉さん「……」
お姉さん(キスされて、年下の女の子にプロポーズまでされるなんて思わなかった……凄い子)
お姉さん(はいって……言いいそうになっちゃった)
お姉さん(そんなの許されるわけないし、上手くいくはずもないのに……)
お姉さん(女の子だよ、相手は……ほんとに、私どうしちゃったんだろう。引っ越してちょっとナイーブになってるのかな)
お姉さん「……」
フラッ
お客「わッ!?」
お姉さん「え?」
バシャッ!
お姉さん「つッ!」
お客「ひッ、す、すいません?!」
お姉さん「いッ……んッ」
店員「どうされましたか!?」
お客「ホットコーヒーがかかってしまって!」
店員「大変だ! すぐ、冷やしましょうッ」
ジャー
店員「ちょっと赤くなってますね」
お姉さん「ご迷惑をおかけして、すいません」ペコ
店員「いいんですよ。病院までお一人で大丈夫そうですか?」
お姉さん「はい……」
お姉さん(なに、やってるんだろう)
お姉さん(動揺しちゃってたのかな……)
お姉さん(情けないな……)
ジャー
キュッ
マンション
お姉さん(病院にいく程でもないけど……痛み出してきちゃった)
ズキズキ
お姉さん(お風呂どうしよう……)
カツカツ
ピタ
お姉さん「……」チラ
お姉さん(女さん、もう戻ってるよね)
お姉さん(今日の朝だったら、お風呂……お手伝いしてもらいたいって言えたのになあ)
ガチャ
お姉さん「え」
女「……あ」
お姉さん「……えっと」
女「お、お、お姉さんどうしたんですか!?」
お姉さん「え?」
女「服、汚れてびしょびしょだし!? 誰にやられたんですか!?」
お姉さん「ち、違うんです。これは、私の方が悪くて……ぶつかっちゃった拍子に、コーヒーがかかって」
女「何やってるんですかッ! って、手、真っ赤ですよ!? 火傷?! 病院行きましたか?!」
お姉さん「……落ち着いて、女さんッ。軽い火傷で、大丈夫ですから」
女「ほ、ほんとに?」
お姉さん「はい」ニコ
女「えい」
ぺちぺち
お姉さん「ッ!?」プルプル
女「触っただけで、すっごく痛そうなんですけど!?」
お姉さん「ッ……女さん」
女「すいませんッ」
お姉さん「痛いのは痛いんですッ」
女「で、ですよね。私、何か」
お姉さん「……自分で治療するのでおかまいなく」
女「あ……」
お姉さん「……」
ガチャ
バタン
お姉さんの部屋
お姉さん「……そっけなかったかな」
お姉さん「上手くいかないね……」
ドン――ズルズル
ストン
お姉さん「女さん……すっごく、心配してた」
お姉さん「ふふ……」
お姉さん「痛い……」
夜
脱衣所
ヌギ
パサッ
お姉さん「衣擦れも痛い……お湯なんて絶対無理だよね」
お姉さん「……腕の部分でなんとか」
お姉さん「せめて、片手だけでも回避してたら違ってたのに。ホントに、ドンくさいんだから」
ピンポーン
お姉さん「え、誰、こんな時間に」ビクッ
トタトタ
お姉さん「んー……」
チラ
お姉さん(あれ……)
ガチャ
お姉さん「女さん?」
女「あ、お姉さッ!? ちょ、ちょっと?!」
グイグイ
お姉さん「きゃッ、押さないでください」
バタンッ
女「なんでバスタオル一枚で出てくるんですかッもう!」
お姉さん「ごめんなさいッ、女さんだったからつい」
女「ついじゃないですよーッ。びっくりしましたよ!」
お姉さん「あ」
ハラ――パサ
女「あわわ、言わんこっちゃない!」カア
お姉さん「きゃッ」
女「はいッ、まったく」
スッ
お姉さん「ありがとうございます。恥ずかしい気持ちはあるんですよ? 気が緩んじゃってるだけで……そう言えば、女さん何か用事があったんじゃ」
女「私、以前火傷した時、お風呂に入るの大変だったので……お姉さんももしかしたら大変じゃないかなって思って」
お姉さん「確かに、ちょうどどうやってお風呂に入ろうって考えてました」
女「ですよね。あの、軟膏塗ってサランラップ巻くと痛くないですよって、言いに来たんです」
お姉さん「そうなんですか。てっきり、女さん手伝いに来てくれたのかと思ってしまいました」
女「へ?」
お姉さん「あ、違うんですよね」
女「わ、私はそういうつもりで来たわけじゃ」
お姉さん「そういう?」
女「だから、まだそういう関係じゃないし」ごにょごにょ
お姉さん「……あ」カア
女「その」
お姉さん「わ、私もそういうつもりで言ったわけじゃ」
女「でも、お姉さんがいいなら」
お姉さん「……え」
女「お手伝いします……あの、手伝うだけですからね」
お姉さん「お風呂、もう入られたんですか?」
女「いえ、まだです」
お姉さん「じゃあ、せっかく来てくださったのでお言葉に甘えます」ニコ
女「……」パア
お姉さん(喜んでる)
風呂場
女「腕、上げてもらっていいですか」
お姉さん「はい」
女「身体、洗いますね」
お姉さん「お願いします」
ゴシゴシ
お姉さん「ん…」
女「痛かったですか?」
お姉さん「大丈夫ですよ」
女「良かった……」
ゴシゴシ
お姉さん「私、人に体を洗ってもらったの、生まれて初めてです」
女「そうなんですか」
お姉さん「女さんはあるんですか」
女「えっと、修学旅行の時とか」
お姉さん「ああ」
女「……背中綺麗」ボソ
お姉さん「何か、言いましたか?」
女「な、なにも」
お姉さん「ふふ、綺麗なんて言っても何も出ませんよ」
女「しっかり聞こえてるじゃないですか」
ゴシ――ツルッ
べちッ
女「ぶへっ」
お姉さん「っひゃ」ビクッ
女「す、すいません。背中に頭突き食らわせてしまいました」
お姉さん「大丈夫ですか?」
女「はい。あ、後ろ終わりましたよ」
お姉さん「はい」クル
女「ひゃっ」
お姉さん「?」
女「前もいいんですか」
お姉さん「はい、どうぞ?」
女「……」
ゴシ――フヨ
フヨフヨ
お姉さん「そこは、そんなにしなくても」
女「お姉さん、大きい」
お姉さん「普通ですよ」
女「しかも柔らかい」
お姉さん「みんなそうですよね?」
女「お姉さんには、羞恥心はないんですか!」
お姉さん「えーっと」
ツプっプルン
お姉さん「ぁっ」ビク
女「わっ」
お姉さん「……恥ずかしいですよ」
女「……」
お姉さん「でも、女さんに見られるのも触られるのも嫌じゃないみたいで。勝手ですよね……」
女「お姉さん……」
ギュゥ
お姉さん「抱きしめたりなんて、しないでください」
女「嬉しくて」
お姉さん「女さん……」
女「いきなりキスして、プロポーズまがいのことまでして、嫌われたなって思ってました」
お姉さん「びっくりしてますけど、嫌いになんてなるわけないです」
女「良かった……じゃあ、こうやって触られるのは?」
ピチャっ
お姉さん「……ぁっ」ドキ
女「ここ、とか」
ツプっ
お姉さん「そういことはしないって……っん」ゾクゾク
女「……ごめんなさい」
お姉さん「ダメですよ……私達一緒にはなれないのンムツ!?」
チュ――
女「あむっ……」
お姉さん「はあっ……うぁ」
グイっ
お姉さん「これ以上は……」
女「じゃあ、どうして最初に断らなかったんですか。お姉さんは、本当は嫌われたくないんですよ。それだけなんです」
ペロ――チュパ
お姉さん「ひぁ……」ゾクゾク
女「だから、昼の男の人も断らなかった。寂しいんですよね。だから、人の繋がりを切るのが怖い……なんて、私の勝手な憶測ですけど」
お姉さん「っ……はあ」
クタ――ドサ
女「わっ」
お姉さん「いた……」
女「だ、大丈夫ですか? すいません、やり過ぎましたっ」
お姉さん「……」ポー
女「あ、あの」
お姉さん「ごめ、ごめんなさい……もう、洗うのは大丈夫だから」ビクン
女「もしかして、気持ち良かったとか……」
お姉さん「ううん……」
女「そう、ですか」
お姉さん「お風呂、二人は浸かれないから……先にどうぞ」
女「下の方は……」
お姉さん「それは」
女「して欲しいなら、遠慮しないで」
お姉さん「……」
女「私は、もっとお姉さんのこと知りたい」
サワ
お姉さん「女さん……」
女「いいなら、足開いてください」
お姉さん「……嫌わないでくださいね」
パっ
女「お姉さん、エロ過ぎです」
チュ
お姉さん「ンっ」
ちゅぷぷ
女「すっごく、濡れてる」
お姉さん「変ですよね……」
女「なんで」
お姉さん「女の人に触られてて、感じるなんて」
女「それ、私なんて言ったらいいんですか」
ぬぷぬぷっ
お姉さん「ンぁ……っ……ク」ゾク
女「そんな声、出されたら……それだけで、私だって」
じゅぷじゅぷっ
お姉さん「ァああっぁ……」
女「どんどんぬるぬるになってる……」
お姉さん「ぁは……ッぃ」
女「会った時から、お姉さんのことこうしたいって……想ってたんですよ」ボソ
お姉さん「っ……」ビク
女「お姉さんも、こういうの嫌いじゃないんですね」
ペロっ
お姉さん「女さん、これ、以上は……っ」
ぐしゅぐしゅっ
ちゅぽんっ
女「なら、やめます」
お姉さん「……ァ」
女「そんな顔、しないでください。これ以上はだめなんでしょ」
お姉さん「お風呂、外に……声が漏れちゃいますし」ビクン
女「聞かれてもいいですよ。お姉さんには、相手がいるんだってことですもんね。マンションの男たちを牽制できる」
お姉さん「女さん……昼間より、サドっぽい」
女「お姉さんが、えっちな顔だし無防備過ぎるからですよ。自分で、したこととかあるんですか」
お姉さん「……少しだけなら」
女「ふーん……じゃあ、イッたことあるんですね」ニヤ
つぷっ
ちゅぽちゅぽっ
お姉さん「だめっ……ァ」ブルル
女「お姉さんて、感じやすい人」
お姉さん「や……きもちぃ……から、だめ……ハァ」
女「……ッ」ゾクゾク
じゅっく、じゅくっ
お姉さん「っぁ……」
女「そんなこと言われたら、止めてあげれないじゃないですか……」
むにゅぅ
お姉さん「ァっ」
ぐにぐに
女「なんで、同じ体でこうエロボディに……」
じゅぷぷっ
お姉さん「イイ……ッやぁ、気持ちいよぉ」ゾクゾク
ガシっ
女「掴んでていいですよ」
お姉さん「っぁン……あアア――」
―――30分後
リビング
女「……大丈夫ですか」
パタパタ
お姉さん「ひあい……」クテ
女「お姉さん可愛くて……こっちがどうにかなりそうでした」
お姉さん「……ごめんなさい」
女「……」
お姉さん「人に、触られるのがあんなに凄いなんて思ってませんでした」
女「ははっ、あんなの序の口ですって」
お姉さん「そうなんですか」チラ
女「興味あります?」
お姉さん「いえ」
女「心も欲しいですけど、まずは体の関係からでもいいですよ」
お姉さん「……おじさん」
女「ぐへへ」
ワキワキ
お姉さん「やだ、女さんっ……クスクス」
女「あ、クモ」
お姉さん「その手にはひっかかりませ……きゃ!?」
ガバっ
ぎゅっ
クモ「……」
カサカサ
女「お姉さん、柔らかい。良い匂い」
お姉さん「同じ匂いのはずなんですが……」ビク
女「……お姉さん」
ぎゅう
お姉さん「っん」ビク
女「好き……」
お姉さん「……」
女「お姉さんは、私のこと好き?」
お姉さん「……うん」コク
女「えへへ……嬉しい」ニコ
お姉さん「……」ドクン
ドクドク――
お姉さん「キス……してください」
女「え」
お姉さん「キス……」
女「……」ごくっ
スっ
お姉さん「……」パチ
女(目瞑っても美人)
女「えい」
お姉さん「……指?」パチ
女「素直にならなかったバツ」
お姉さん「……む」ぷくー
女「おこ?」
お姉さん「おこです」
女「へへえ」
お姉さん「……」
チュ
女「……ん」ピク
お姉さん「ど、どうですか?」
女「……ッ可愛すぎて、胸が痛いです」
ガバ――ちゅ
お姉さん「んむっ…ちゅぱ」
女「はむっ……ちゅ」
お姉さん「女さん、明日仕事じゃ」
女「もう、少し」
お姉さん「でも……このままだと」
女「?」
お姉さん「また、して欲しくなるから……だめ」フイ
女「……」プツ
お姉さん「女さん?」
女「お姉さん好きだああ!!」
おわり
末永くお幸せに
まだ続けれそうなので書きます
翌朝
チュンチュン
女「……ん」
お姉さん「すー……」
女「ひやッ」
お姉さん「んん」スー
女(私、昨日……お姉さんとヤっちゃたんだ。いや、むしろお姉さんをの方が正しいのか)ガク
女「……はあ、でもお姉さん可愛かったなあ」
お姉さん「すー……」
ゴロン――ピト
女「そんなにくっついて、食べちゃいますよ……」
お姉さん「……すー」ニヘ
女「やば……」
ツンツン
お姉さん「む…」ぷくー
女「……ッ」ブルブル
ムニュ――クリクリ
お姉さん「んッ……ぁ」ピク
女「寝てても感じちゃうのかな」
クリクリ
お姉さん「女さん……?」パチ
女「あ」
クリ
お姉さん「ッぁ」ビク
女「ごめんなさい、お姉さん」
ペロ――ヂュウウウ
お姉さん「ィッいいぃ?!」ガクッ
女「乳首感じやすいんですね……」
お姉さん「ま、待って」
女「ごめんなさい、寝てるお姉さんが可愛くてつい」
お姉さん「お仕事遅れちゃいます」
女「そうですね……こんな幸せなひと時の後に仕事なんですね」ガク
お姉さん「頑張ってください」ニコ
女「でも、その前に一回」
ヌププ
お姉さん「女さッ……」ビク
女「お姉さんのイッた所見たい」
ヌプッ
ヌプッ
お姉さん「アッ……ぁあ」
ジュプッ
女「もう、濡れてきてますよ。ほら」
お姉さん「やめてッ……だめ……ぁアァッ」
ヌブブッ
グプッ
女「女の人は、クリでもイけるんですよ?」
ピンッ
グリグリグリッ
お姉さん「アッ――無理ですッそれ、本当に、ダメッ」ガクガク
女「そんなこと……言われたら、逆効果ですって」
グリグリグリッ
お姉さん「だッ……アァああ、いいッ……ハァッ……だめぇぇ、死んじゃッ……」ガクガクッ
女「死んだりしないですよ」
じゅぷッじゅぷッ
ごりッ
女「お尻まで、垂れてきて……ほんと一晩でこんなにエロくなるなんて、ずるい」
お姉さん「こんな、気持ちになるなんて……知らなくて」ガクガクッ
グリグリッ
お姉さん「――気持ちいッです……女さんの指、気持ちいッ……」
女「……はい」ゾクゾク
お姉さん「だめッ……また、きちゃう……きちゃう」ゾクゾクッ
女「……イきたいですか?」ボソ
お姉さん「はいッ……」ビクビク
女「遠慮、しませんよ」
お姉さん「……ッ」ゾクッ
―――
――
―
いったんここまで
昼間
女の職場
女「……」
カタカタカタ!
シャシャシャ!
同僚「なに、この気合い怖い」
女「話しかけないで集中力が途切れる」(お姉さんの朝の様子を思い出している)
同僚「ご、ごめん」
カタカタカタ!
ガーピッ
女「終わった」
同僚「え、もう?」
女「うん。あと何残ってるの」
同僚「そこのファイルの仕分けです」
女「半分寄こしな」
同僚「やだかっこいい」
女「任せて」
同僚「なんかいいことあった?」
女「まあね」
同僚「そんな、女に悲報です。今夜は部長から飲み会のお誘い来てます」
女「……オーマイゴ」
同僚「どすけべジジイの相手したってな」
女「なんで、断ってくれないのさ」
同僚「断るとか選択肢ないでしょ」
女「うええんッ」
同僚「私だって泣きたいし」
女(帰ってすぐにお姉さんの所行きたかったのにいい)
同僚「お尻触らせといたら満足するって」
女「やだやだ絶対殴る」
同僚「止めないからねー」
女「というか、まず隣に絶対座らない」
同僚「それが一番安全」
夜
居酒屋
部長「さ、今日は驕りだから遠慮なく頼んでくれ」
女(ほんと、おごりだわ)ボソ
同僚(こら)ぼそ
先輩「部長、どうぞ」
部長「おう、すまん。おっと」
さわ
先輩「いやッ」
部長「イイ尻だな、先輩君」
先輩「や、やめてください」
女(お、おやおや~? 飲み始める前からおっぱじめてますが)ボソ
同僚(しッ、見ちゃダメ)
部長「君!」
女「は、はい」
部長「グラスに何も入ってないじゃないか? 何にするんだ? 何でもいいぞ」
女「え、えっと」
部長「どれ、っしょ」
スッ
トタトタ――
部長「一緒に選んでやろう」
女「お、おかまいなくう」
サワ
女「ひゃッ」
部長「すごく、細いねえ。ご飯ちゃんと食べてるかい?」
女「こ、このハゲ」ボソ
部長「ん? 何か言った?」
女「い、いえ」
同僚(昼の威勢はどこいった)ボソ
女(やっぱむり)ボソ
ちょっとまた夜に
部長「んー?」
女「あははッ、あの、私ビールで」
部長「ん、君はいける口かな?」
女「嗜む程度には……」
部長「遠慮しなくても、家まで送ってあげるからな?」
女「ありがとうございます」
部長「ほーら、グラス持ちなさい」
女「すいません」
トポポポ
部長「はい、みんな持ったかな? じゃあ、カンパーイ!」
カチンッ
カンパーイ!!
―――
――
―
先輩「部長、そんなには飲めません」
部長「そうなのか? この間はもうちょっといけてただろ?」
先輩「そんなことないですよ」
部長「みんな真面目だなあ」
ゴクゴク
部長「同僚君、最近どうだ? 仕事は楽しいか?」
同僚「は、はい」
部長「女君は、君、なんか最近いいことでもあった? 前より仕事早くなったけど」
女「い、いえ。頑張らないとなって思いまして」
部長「そうかそうか。その意気だ」
パンパンッ
女「ひゃッ」
女(平常心平常心)
部長「付き合ってる男いないのか?」
女「はい」
部長「俺はどうかな?」
女「え、でも部長奥さんいますよね」
部長「いない」
女(えええッ)
先輩「部長、その辺にしておかないと怒られますよ」
部長「……はーい」
同僚「ぶ、部長の奥さんてどんなに遅く帰っても癒しオーラで迎えてくれるって聞きましたよ」
部長「ま、まあね」テレ
女(照れてる部長いらっとするわあ)
女「えー、そうなんですか。素敵な奥さんですね」
部長「でも、怒ると怖いよ? お尻触ったら、この間目つぶしされたよ?」
女(それは、自業自得って言うか、奥さんにもセクハラしてるのかこの人は)
部長「君らはいつお嫁に行っちゃうのかな?」
先輩「相手もいないですしね」
部長「だって、先輩君男受けより女受けの方がいいでしょ? 周りに女の子はべらせるとね、男は寄って来ないよ?」
サワサワ
先輩「余計なお世話です。あと、お尻触るの止めてください」
ペシッ
部長「拒絶されると逆にもえ……」
先輩「……」
ピポパポ――
スッ
先輩「はい」
(奥さんの電話番号)
部長「なんで知ってるの……」
先輩「秘密です」
女(これは敵わない)
―――
――
―
同僚「ねえ、ちょっと大丈夫?」
女「うっす……」
先輩「どうしたの?」
女「せんぱい……おんぶ」
部長「え?オンブズマンがどうしたって?」
女「ゆってない……」
先輩「酔っちゃたみたいです」
部長「あらー、こんなに弱かったんだ。誰がここまで飲ませたんだ?」
同僚(お前だよ)
女「……だっこ」
先輩「えっと」
同僚「女、水飲んで」
チャプ
女「いや……」
同僚「嫌じゃないでしょ、ほら」
女「……うー」ゴクゴク
部長「貴重な女君を見れたね。さて、誰が送っていく?」
同僚「タクシーに突っ込んで、住所を教えておいたら大丈夫だとは思いますけど」
部長「んー、それで何かあっても事だしねえ」
先輩「家の方角同じですので、私が送っていきますよ」
部長「悪いねえ」
同僚(全部お前のせいだけどな)
―――
――
―
ブロロロ――
タクシー車内
運転手「あの、吐きません?」
先輩「女さん、大丈夫?」
女「うん……だいじょーぶ」
ぎゅう
先輩「あなた酔うと可愛いのね」
女「んー……」クテ
先輩「あ、そこ左に曲がってください」
運転手「はい」
先輩「ちょっとコンビニ寄ってもらえますか?」
運転手「分かりました」
―――
――
―
女の住むマンション
先輩「何階なの?」
女「……みっつ」
先輩「3階ってこと?」
カチ
ウイイイン――
チンッ
先輩「着いたわよ」
女「はい……」
先輩「どの部屋?」
女「そこ……インターホン」
先輩「誰かと一緒に住んでるの? ……もうちょっとお水飲ませといた方がいいかしら」
ガサガサッ
キュッ
チャプ
先輩「飲める?」
女「あい……ごくごく」
ポタポタッ
先輩「こぼしてるから」
フキフキ
女「しぇんぱい……やさしい」
ぎゅうッ
先輩「もお、帰るんでしょ」
ピンポーン
ガチャ
お姉さん「はい……?」
先輩「あの、同じ会社の先輩と申します」
お姉さん「えっと」
先輩「ちょっと酔いすぎてしまって」
女「うえ……っぷ」
お姉さん「お、女さん」
先輩「お水はけっこう飲ませてるので、あと頼めますか」
お姉さん「え、えっと構いませんけど……でも、女さんの部屋は隣ですよ」
先輩「え」
女「うえ……」
先輩「ちょっと、女」
ぎゅう
女「せんぱい……一緒に泊まっていきます?」
先輩「いきません。そもそも、あなたの部屋ではないでしょ」
お姉さん「……」
女「しぇんぱい……優しいから泊まってください」
先輩「隣の部屋行くわよ」
ズルズル
女「らんぼーしないで……」
お姉さん「あ、あの!」
先輩「はい?」
お姉さん「いつも、私の部屋に泊まってるので……大丈夫です」
先輩「あ、そうなんですか」
女「ねむい……」
先輩「じゃあ、よろしくお願いします」
お姉さん「は……はい」
お姉さんの部屋
バタンッ
女「……すー」
お姉さん「……」
ツンツン
女「……」二へ
お姉さん「優しかったら、誰でもいいんですか……」
ツンツン
女「んッ……おねえさん?」
お姉さん「はい……」
女「わーい!」
ぎゅッ
お姉さん「きゃッ」
女「……ねえねえ」
お姉さん「な、なんですか」
女「しよ?」ニコ
お姉さん「女さん、酔ってんむッ?!」
女「あむ……チュパ」
お姉さん「ぷはッ……ハぁ」ドキドキ
女「……」クテ
お姉さん「え、寝ちゃったんですか?」ウズ
女「……ん」
お姉さん「女さん、こんな所で寝たら風邪引きますよ……」
女「うん……」
スクッ
ヨタヨタ
お姉さん「そこのベッド使ってくださいね」
女「……一緒がいい」
ギュッ
お姉さん「あ」
ドサっ
女「ふふ……ッ」
お姉さん「……」ドクンッ
女「せんぱーいッ」
ぎゅッ
お姉さん「……え」ズキッ
女「うにゃ……」
モゾモゾ
お姉さん「……違いますよ?」
女「…すー」
お姉さん「聞いてますか」
ペチ
女「んん」
お姉さん「……」
チュ
女「……ッふ」ピク
お姉さん「ン……」
チュルッ
むにゅむにゅ
女「ぁッ……い」
お姉さん(寝てる女さんに……こんなことしたらダメなのに)
ピチャッ
チュパッ
お姉さん「女さん、ずるいです……私、本気になりたくないのに……」
ギュウ
フニョ
女「……ッン」
お姉さん「でも、して欲しくなるって言ったの……嘘じゃないですから」
ヌギ――パサッ
お姉さん「……女さんも、脱いでください」
ゴソゴソ――プチッ
ズリズリ
女「ぅん……」
お姉さん「……ッ」ドキドキ
お姉さん(いけないって分かってるのに。女さんを見てると……体が熱い)
お姉さん(女さんのせい。これは、ぜんぶ、女さんの……)
女「んッ……お姉さん?」パチ
お姉さん「……」ピタッ
女「え、あ、ど、どうして半裸で」
お姉さん「……あ、あの、これは」カアア
バサッ
女「お姉さん、まさか夜這いふがッ」
べちッ
お姉さん「ち、ちがッ」アセ
女「で、でも誰がどう見ても間違いなくよばふがッ」
べちべちッ
お姉さん「ちがいますッ……」
女(しかし、私は、どうしてお姉さんの部屋にいるんだろう)
女「あ、私、もしかして間違えてお姉さんの部屋に帰って来ちゃったんですか? で、お姉さん着替えさせてくれてた。でしょ? ごめんなさいッ……ほんと、お酒飲むと何しでかすかわかったもんじゃないですね」ポリポリ
ギシッ
女(お姉さんもめっちゃ睨んでるし……これは怒ってる時の顔。どうするのが正解? チッチッチ――ポン)
女「帰りますね」
スタスタ――ガシッ
お姉さん「ま、待って」
女「はい?」
お姉さん「帰らないでください」
女「え、でも」
お姉さん「もう少し、いてください」フイ
女「……はい」
女(とは言ったものの、そこはかとなくお姉さんから漂うこの負のオーラはなんざんしょ)
女(すぐ横で寝てるのに、触れるに触れられない)
女「寝ました?」
お姉さん「いいえ」
女「……お姉さん、大好き」
バシッ
女「あいたッ」
クルッ――グキ
女「首が?!」
お姉さん「こっち、向かないで」
女「私、お姉さんに何をしちゃったんですか」
お姉さん「何もされてないですよ」
女「あ、ということは何かした方が」
バシッ
女「あうっ」
お姉さん「もお!」
女「きょ、今日のお姉さん、手が早いですね」
お姉さん「……ごめんなさい。ちょっと、不快なことがあって」
女(やっぱり、あるんじゃん)
女「私のせいですか」
お姉さん「……」
女(うん、これは私が何かしたに違いない)
女「どうしたら許してくれますか」
お姉さん「女さんは、悪くないです。私が勝手に勘ぐってしまっただけで」
女「振り向いてもいいですか」
お姉さん「……はい」
女「……」
クルッ
お姉さん「……」
女「でも、そんな顔させたのが私なら……」
ススッ――ツプ
お姉さん「……ッ」
女(下着もう濡れてる……)
女「もしかして、期待してましたか?」
お姉さん「……ッ」フルフル
ツププ――チュプチュプッ
女「うそ……」
ヌル――ジュポツ
女「下着の隙間から、指入っちゃいましたよ? 分かりますよね」
お姉さん「ぁ……い」ピクピク
チュポッチュポッ
女「足、もっと絡めていいですよ」
お姉さん「……ぅア」
ガシ――グッ
女「すご……この間よりもっと溢れて」ゾクゾク
お姉さん「ぃ……く」
女「いかせたら許してくれますか?」
お姉さん「……ん」コク
女「じゃ、遠慮なく」
じゅぷぷぅッ
じゅっじゅっぷッ
―――
――
お姉さん「ハぁ……ぅ」ビクビク
女「……フぅ」
お姉さん「ぅ……ぐす」
女「お、お姉さん? どっか痛かったですか?」アセ
お姉さん「違います……違うんです」
女「?」
ナデナデ
お姉さん「私、女さんに……触られるの好きになってて……いけないって分かってるのに、拒めない」
女「拒まれたら私も立ち直れないですよ」
お姉さん「どんどん、後戻りできなくなってるのが怖くて」
女「お姉さんは怖いかもしれないけど、私は後戻りはしたくないです。振り返らないですよ。お姉さんのお嫁さんになるまではね」
お姉さん「……お嫁さん」
女「呆れます?」
お姉さん「はい」
女「あら」ガク
お姉さん「こんな、えっちなお嫁さんはいやです……」
女「ええ……」
お姉さん「でも、私以外に……えっちなことするのはもっと嫌です」
女「やだなあ、しませんよ?」
お姉さん「ホントに?」
女「ホントに」
お姉さん「じゃあ、もっと教えてください……私の身体に」
スリッ
女「はい……」
―――
――
―
1ヶ月後――
女の部屋
お姉さん「女さん、デート行くんじゃなかったんですか?」
ゆさゆさッ
女「うん……」
お姉さん「起きてください」
女「起きてる」
お姉さん「……もお、ご飯も冷めちゃいますよ」
トタトタ――
ヨタヨタ――
ジャー
バシャバシャ
女「……」ゴシゴシ
フキフキ
キュッ
お姉さん「やっと、起きた。ご飯、つぎますね」
女「お姉さん、お嫁さんみたい」
お姉さん「女さんがダメな旦那さんみたいですからね」
フリフリッ
女「……スカートとか反則」
お姉さん「え、あ、女さんッ、だめッ」
ス――キュッ
お姉さん「つままないでッ!?」
カランッ
ドサっ
お姉さん「ィ……ッ」ビクビク
女「すっかり、ドエロな体になっちゃいましたね」
お姉さん「女さんのせいですからッ」
女「ごめんなさい……」ニコ
お姉さん「全然、悪いと思ってないのも性質悪いです」
女「お姉さんの困った所見るのも好き」
お姉さん「女さんのそういう所……嫌い」
女「そんなこと言う、悪い口は」
あむッ
お姉さん「そこ、口じゃ」
女「おしおきです」
カリッ
お姉さん「下着の上から、噛まないでッ!?」ビクビクッ
女「下の口に、言って聞かせるまでです」
はむッ――じゅるう
お姉さん「ぁは……ッ」つー
女「お姉さん、よだれ出てる……そんなにいい?」
お姉さん「……だって、女さんに……触られるの……我慢できなくて」ビクンビクンッ
女「……ッ」ドキ
お姉さん「女さんの前で、何回も……いっちゃって」カアア
女「ごくッ……」ドキドキ
お姉さん「もお、何されても……気持ちいです」ビクビク
女「……」ゾクゾクッ
ガシッ――ドサ
女「ちょっと、デートの時間ずらしますね」
お姉さん「はい……」
おわり
ということでこれでおわりです
末永くお幸せに
ということでこれでおわりです
末永くお幸せに
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