桃華「一つ屋根の下、ですわ」 (14)

アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。
短め、書き貯めありです。

↓一応過去作です。

桃華「お仕事の合間の待ち時間、ですわ」
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桃華「属性談議、ですわ」
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桃華「うふふっ♪うふふふっ♪」

梨沙「何よ桃華、やけに嬉しそうね」

桃華「うふふっ♪だって楽しいんですもの!」

ありす「何か面白いものでもありましたか?」

桃華「うふふ♪わたくしお友達のお部屋に泊まるという事が初めての体験なんですの!」

梨沙「友達の部屋って言っても同じ女子寮のありすの部屋ってだけだけどね」

桃華「それが良いんですわ!普段とは違うお部屋で、普段とは違う香りに包まれて…ああ!ありすさんを全身で感じますわ!」

ありす「桃華さん…志希さんみたいになっていますよ…」

桃華「あら失礼?志希さんの癖がうつってしまいましたかしら」

梨沙「テンションの高い桃華は置いておいて、ご飯はもう済ませちゃったしオフロ入っちゃわない?」

ありす「そうですね、もう少しすると大浴場が混んでしまいますしね」

桃華「良いですわね、参りましょう!」

(ガチャッ…バタン)

梨沙「それにしても、結構部屋数も多いし大きなオフロもあるし、ウチの事務所ってなんだかんだこういう設備も豪華よね」

ありす「そうですね、余所から移籍して来られた方からはよく驚きの声を聞きます」

桃華「なんでもちひろちゃまがアイドルの福利厚生を充実させるべきだと色々な方に掛け合って下さった結果らしいですわよ」

梨沙「ちひろも凄いわね~」

ありす「ちひろさんには感謝しないといけませんね」

桃華「Pちゃま達にも負けないくらい、ちひろちゃまのアイドルにかける情熱も凄いですわね」

幸子「…おや、お三方、こんばんは」

桃華「あら幸子さん、ごきげんようですわ」

ありす「こんばんは」

梨沙「やほ~、幸子もオフロ?」

幸子「ボクは今出てきたところですね!フフーン、湯上りのカワイイボクに出会えるだなんて、皆さんは幸運ですね!」

桃華「そ、そうですわね…」

幸子「そうでしょうそうでしょう!お三方はお揃いでお風呂ですか?」

梨沙「そうよ!この後はありすの部屋でお泊まり会なの!」

ありす「もしよろしければ幸子さんも後でいらっしゃいますか?」

幸子「良いんですか!?それでしたら是非…」

小梅「ダメ…だよ?」ガシッ

幸子「ヒィッ!?」

輝子「フヒッ…幸子はこの後…小梅の部屋で私達とホラー映画観賞会の予定なんだぜぇ…」ガシッ

桃華「あらそうでしたの?先約があるのでしたら無理強いは出来ませんわね」

幸子「ちょっ!待って下さい!ボクは…そ、そう!この後まだ宿題をですね!?」

小梅「幸子ちゃんが…とっくに終わらせているってことは…あの子から聞いているよ…?」

幸子「ヒェッ!?宿題中にやけに視線を感じると思っていたら…見ていたんですか!?見ていたんですね!?」

輝子「フヒッ…真夏の夜の悪夢(キノコとカワイイ悲鳴を添えて)…開幕だぜぇ…!」

幸子「というかお二人とも!なんでそんなに強く掴んで…あっ!ちょっ!引っ張らないでください!」

小梅「…あっ…3人も良かったら…一緒に映画…観る?」

ありす「わ、私は全然怖くはありませんけど!この後桃華さん達とお泊まり会ですから!」

桃華「そ、そうですわ!折角のお誘いは嬉しいのですけれど!」

梨沙「小梅のオススメはさすがにアタシでも無理!(前から予定していたしね!ゴメンね小梅!)」

輝子「フヒ…本音と建前…逆になってるぜ…」

小梅「残念…じゃあ幸子ちゃん…逝こうか?」

幸子「ちょっと!今字が不穏じゃありませんでしたか!?ちょ!誰か助け…フギャーーーーー…」ズルズル…

桃華「幸子さん…ご冥福を祈りますわ…」

ありす「危機一髪でした…」

梨沙「まぁ幸子なら大丈夫でしょ…さ、オフロ行きましょ」



……

………

ちひろ「あれ~?お風呂の録画ファイルなんで無いのかしら…しっかりとカメラ仕掛けておいたはずなのになぁ…」

(トントン)

ちひろ「…はい?」

早苗(ニッコリ)

ちひろ「」(白目)

………

……

梨沙「ふ~!良いお湯だったわ!」

桃華「途中誰かの断末魔のようなものが聞こえてきたのが少し気になりましたわ…」

ありす「早苗さんから『悪は滅びたわ!』とだけ書かれた意味深なメールが…?」

梨沙「細かい事は気にしない!湯ざめしないうちにお布団に入っちゃいましょ!」

ありす「あっ、梨沙さん!ちゃんと髪の毛を乾かさないとだめですよ!」

桃華「そうですわ、髪は女の命、ケアをおろそかにしてはいけませんわよ?」

梨沙「わかったわよ…全く細かいわね~」

桃華「ほら、タオルをお貸しになって?桃華が拭いてさしあげますわ?」

梨沙「あら良いの?アタシ髪長いからやって貰えると助かるわ~」

ありす「…」

桃華「梨沙さん、普段はまとめてらっしゃいますけど、降ろすとこんなに長かったのですわね」

梨沙「そーよ?黒髪ロングなアタシも、セクシーでしょ?」

桃華「見慣れない姿ですから、新鮮ではありますわね………大体よろしいかしら、後はご自分でブラシなりなさって下さいな」

梨沙「あんがと!」

ありす「…あの」

梨沙「ん?どうしたの?」

ありす「私も…その…梨沙さん程ではないですけど…髪長いんですけど…」

桃華「…」

梨沙「…」

ありす「な、なんでもありません!もう少しで終わりますので待っていて下さい!」

梨沙「も~!ありすは素直じゃないんだから~!」

桃華「ありすさんの髪の毛のケアも、桃華にお任せですわ!」

ありす「えっ、ちょっ…二人でそんな…って、頭を撫でないで下さい!髪の毛じゃないんですか!?」

梨沙「素直じゃないありす悪い♪」

桃華「わたくし達の気が済むまで、ありすさんの髪の毛をケアして差し上げますわ♪」

ありす「まったく…髪を傷めないように気をつけて下さいよ?」

桃華・梨沙「はーい♪」

ありす「ふふっ、こういうのも…悪くないですね」

梨沙「ありすの髪の毛もサラッサラね、触り心地良いわ~」

桃華「わたくしは少々くせっ毛ですから…少し羨ましいですわ」

ありす「でも、桃華さんの髪の毛は綺麗ですよね、私はそちらに憧れます…!」

梨沙「ブロンドにも憧れるわよね~、いつかイメチェンで染めてみようかしら」

桃華「お二人の綺麗な黒髪を染めてしまうなんて勿体ないですわ!わたくしは断固反対いたします!」

梨沙「そお?桃華がそう言うなら諦めてあげるわ」

桃華「あら、聞き分けがよろしいんですのね?」

梨沙「その代わり…アンタの髪をモフらせなさい!」

桃華「ちょっ…!」

ありす「桃華さん、抵抗すると髪の毛が乱れてしまいますよ?」

桃華「乱れるようなことをなさっているのはアナタ達ですわ~!!!」

梨沙「うっわなにこれ、想像以上にふわっふわじゃない!」

ありす「これは…いけません!油断すると気持ちよさで意識が持っていかれます…!」

桃華「ちょ…っ!顔をそんなに埋めないで…ひゃぁっ!深呼吸なさらないで下さいまし~~~!」



……

………

桃華「はぁ…なんだかとても疲れましたわ…」

梨沙「そお?なんだかとっても体が軽いわよ?」ツヤツヤ

ありす「満足しました…」ツヤツヤ

桃華「アナタ達…はぁ…まさかお二人がこんなご趣味をお持ちだったなんて…」

梨沙「趣味じゃないわよ!桃華の髪の毛が気持ち良すぎるのが悪いわ!」

ありす「あれは魔性です、捕われたら逃げだせません」

桃華「何をおっしゃっているのか理解できませんわ…」

梨沙「まぁまぁ、結構な時間になっちゃってるし、とりあえず布団に入らない?」

ありす「じゃれあっていたら結構な時間になってしまいましたね」

桃華「あら…もう寝てしまいますの?枕投げ、というものはなさいませんの?」

梨沙「それはガッコの行事とかでしょ…」

桃華「こういう行事にはつきものと聞いていましたが…」

ありす「今やると埃が舞ってしまいます、絶対にやらないでください」

桃華「フr」

ありす「フリじゃありません」

梨沙「反応早いわね…」

桃華「む~…なんだか勿体なくて、眠りたくない気分ですわ…」

梨沙「別に今日で最後ってわけじゃないんだから…またやれば良いじゃない」

ありす「明日はお仕事ですしね、万全の状態で臨むべきです!」

桃華「むぅ…わかりましたわ…」

梨沙「電気消すわよ~」パチッ

ありす「ふぁ…お休みなさい…」

梨沙「おやすみ~」

桃華「ふぅ…おやすみなさいですわ」

桃華(とはいうものの…お泊り会の興奮は冷めておりませんわ、眠れるでしょうか…)

※5分ともちませんでした

おわりです、お目汚し失礼しました。

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