桃華「友人達とメイド喫茶、ですわ」 (11)
アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。
短め、書き貯めありです。
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(カランカラーン)
メイド「お帰りなさいませ!お嬢様!キャハッ☆」
桃華「ええ、ただいま戻りましたわ」
メイド「お一人ですか?」
桃華「いいえ、友人が先に入っておりますの、案内してくださる?」
メイド「橘様と的場様ですね、伺っております。こちらへどうぞ!」
桃華「ありがとう…あっ!お二人とも、お待たせしてしまいましたわね」
梨沙(ポカーン)
ありす(ポカーン)
桃華「あら?どうかいたしまして?」
梨沙「いや…アンタってホントお嬢様なのねって」
ありす「メイドさん相手に違和感なく応対出来るって、凄いです」
桃華「あらそうですの?使用人くらい人数の差こそあれ、どこのご家庭にでも居るものではなくて?」
梨沙・ありす「そんなわけないでしょう!!!!!」
メイド「あのぉ…お嬢様方?他のお客様もいらっしゃるので、もう少しお静かにお願い出来ませんでしょうか」
桃華「そうですわ!アナタ達、レディが大声なんてはしたないですわよ!」
梨沙・ありす「ごめんなさい…」
メイド「いえいえ、元気の良いお嬢様方にいらしていただいて嬉しいですよ!では、お揃いになったようですので一旦失礼致しますね、ご注文が決まりましたらお呼び下さい!」
桃華「ええ、ありがとう」
梨沙「は~…Pがメイドの仕事を持ってきたからどんなものか見に来てみただけだったのに…桃華のお嬢様っぷりに驚かされちゃったわ」
ありす「とりあえず、注文を決めてしまいましょうか。ここのお店はお料理がおいしいので、普通にご飯を食べに来るだけの人も居るらしいですよ」
桃華「そうですわね、お夕食の時間までにそんなにあるわけでもありませんから…軽く何かいただきましょう」
梨沙「アタシはこのパンケーキのセットが良いわね、桃華を待っている時から目を付けていたのよ」
ありす「私はこのイチゴのショートケーキと…飲み物はコー…」
梨沙「コーラとかで良いんじゃない?また無理してコーヒーとか頼んでも、結局全部残すことになるわよ?」
ありす「うっぐっ…!」
桃華「流石にそのたぐいの飲み物はケーキと合わせるのには向きませんわ。ありすさん、わたくしと一緒にこのポットの紅茶を飲みませんこと?わたくし一人だと飲みきれませんの」
ありす「し、仕方ないですね!残すのは勿体ないですし、桃華さんの紅茶を一緒に飲ませていただきます!」
梨沙「素直じゃないんだから」
ありす「梨沙さんうるさいです!桃華さんは、紅茶だけで良いんですか?」
桃華「そうですわね…では、わたくしはこのチョコレートケーキをいただこうかしら」
梨沙「結構重たそうだけど、アンタ体重とか大丈夫?」
桃華「ちょっと前に水着の撮影が終わったばっかりですし、ちょっとくらい大丈夫ですわ♪」
ありす「では、メイドさんを呼びますね」(呼び出しボタンポチー)
メイド「お呼びでしょうか、お嬢様!」
桃華「ええ、これとこれとこれ、あと、これをいただけます?」
メイド「かしこまりました!パンケーキセットのお客様は、お飲み物はいかがなされますか?」
梨沙「あ~…じゃあミルクをお願い!」
メイド「かしこまりました!ではご用意いたしますので、しばらくお待ちくださいませ!」
梨沙「そういえば桃華はなんで少し遅れたの?仕事だったっけ?」
ありす「桃華さんは今日レッスンだけだったはずですね」
桃華「そうですわ、でも一緒にレッスンしていた方が響子さんと志希さんでして…」
梨沙「あ~…」
桃華「レッスンルームが少し汚れていたのを響子さんが見つけてしまいまして…」(ハイライトオフ)
ありす「あ…あの、桃華さん!?大丈夫ですか!?」
桃華「ワタシオ掃除ヒューマノイド、拭キ掃除スキ…」
梨沙「わ~!?ちょっと桃華落ち付きなさいって!」
ありす「も、桃華さんはお嬢様なんですから、そんなことしないでも良いんですよ!」
桃華「ピー、ガー…はっ!…お、お見苦しい所をお見せしましたわ!」
梨沙「一体何をされればそんなになるのよ…あっ、思い出さなくていいわよ」
ありす「多分、延々とお掃除の良さと愛とその他諸々を語られたのかと」
梨沙「なんでわかるのよ、アンタも実は一回やられてたの?」
ありす「いえ、五十嵐さんではなく…美の化身である文香さんに電子書籍の利点について語った上『紙の本なんてもういりませんね!』と言ってしまったことがありまして…」
桃華「なんて無謀な…」
ありす「途中の記憶は欠落していますけど、気が付いたら5時間ほど経過していました…」
梨沙「アンタら修羅場くぐり過ぎよ…」
メイド「お待たせいたしました!ご注文の品物をお持ちしました!」
梨沙「待ってました!ん~!パンケーキおいしそ~!」
ありす「わぁ…(イチゴが)おっきぃ…」
桃華「疲れた心と体には、甘いものですわね♪」
メイド「ご注文はお揃いですか?どうぞごゆっくりなさってくださいっ!」
梨沙「いっただっきま~す!…はぐっ!…ん~~~~~♪おいっし~!」
ありす「では、最初にこのイチゴを…あむっ、…あぁ!文香さん!今日の糧に感謝します!」
桃華「お二人とも大げさですわね、ではわたくしも…はむっ、あらっ!確かにおいしいですわ!」
梨沙「ねえねえ二人とも~、そっちのケーキも少し味見させて~?」
ありす「いいですよ、そちらのパンケーキも少し貰いますね」
桃華「わたくしも構いませんわよ」
梨沙「むぐむぐ…んっ!ケーキもおいし~じゃない!ここは当たりね!」
ありす「あむあむ…そうですね、パンケーキもふんわりとしていておいしいです」
桃華「紅茶もおいしいですわね…また機会があれば来たいですわ!」
梨沙「今度は他の子も誘っても良いかもね!」
ありす「L.M.B.G.のメンバーで来てみても良いかも知れません」
桃華「うふふ、楽しみですわね!」
メイド「お嬢様方、お済みのお皿をお下げいたしますね……あっ!」
(ガシャーン)
メイド「ああぁらあら、ごめんなさいお嬢様、お怪我はありませんか?」
ありす「私達は大丈夫です、メイドさんもお怪我はありませんか?」
メイド「ご心配ありがとうございます、ナ…私も大丈夫ですから!すぐにお掃除しますね!」
梨沙「は~…ちょっとびっくりしたわね、丁度食べ終わってたし、出ちゃう?」
桃華「…オソウジ」
ありす「…桃華さん?」
桃華「清掃システム、汚レ確認、排除、カイシ」
<ギャーチョットアンタナニヤッテンノヨヤメナサイッテ!>
<モモカサンオチツイテ!>
<オ、オジョウサマ~!?>
おわりです、お目汚し失礼しました。
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