勇者「冒険の書を燃やすだけの簡単なお仕事だ」 (5)

ーーー大国・王の間ーーー

国王「よくぞ無事戻ってきくれた、勇者よ!」

勇者「はい」

国王「貴殿らのお陰で世界から闇が消え、皆が平和の心を取り戻せた!」

国王「おい大臣、今日は祝杯じゃ!国中の酒を集めろ!!」

戦士「よっしゃあ!2年ぶりの酒だぜ!!」

大臣「了解いたしました。すぐに手配いたします」


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3時間後


ーーー大国・広場ーーー

勇者「すいません、もうそろそろ限界です」

国王「何を言っておる、まだ数杯しか呑んでおらんではないか」

勇者「もう数十杯呑んでます、ウップ」

戦士「国王様!潤いの村から地酒が届きましたよ。一緒に飲みましょう!!」

国王「潤い村の地酒じゃと!?早う注げ!」

大臣「勇者様、戦士様が国王様の相手をして下さっているうちに逃げましょう」

勇者「・・・はい。あっ、やばいです吐きそう」






宴は日が昇るまで続いた。



翌日

ーーー大国・王の間ーーー


勇者「国王軍の総司令ですか、オエッ」

国王「引き受けてくれるな?というかどうした、二日酔いか?顔色が悪いぞ」

戦士「うおお、すげえぞ勇者!やらせてもらえよ、というか本当に大丈夫か?目がやばいぞ」

勇者「大丈夫です、ご心配おかけして申し訳ありません。分かりました、謹んで承ります・・・すいません、ちょっと厠をお借りします」

国王「よし、それではよろしく頼むぞ。厠ならそこを出て右の通路をまっすぐ進め」

勇者「はい」

戦士「それで、俺の就職先については・・・」

国王「戦士はのう・・・」



ーーー小国・広場ーーー

戦士「その、えっと・・・」

国民A「イケメンね」ヒソヒソ

国民B「ワイルドって感じ?」ヒソヒソ

戦士「あの・・・えー」

国民C「随分お若くて精悍なお人だ」ヒソヒソ

国民D「あのお方が世界に光を取り戻して下さった戦士様か」ヒソヒソ

戦士「ぼ、ぼ、僕が!この国の新しい王様です!よろしく!!!」

戦士「(なんでこうなっちゃったんだよ!!)」

ーーー小国・王の間ーーー

秘書「よい演説でした。民衆の心をぐわっと鷲掴めましたね」

戦士「どもっちゃったのに鷲掴みにできるわけないわ、みんな苦笑いだったろ!!」

秘書「まあまあ、『これから』慣れていけばいいだけです」

戦士「・・・はあ、どうしてこの国の王族でもない僕が国王をやってんだ」

秘書「王家の血は魔王軍に根絶やしにされましたから。私は新しい国王が戦士様で良かったと思っています」

戦士「なんでだ?」

秘書「戦士様なら良い国王になってくれます。私が保証します」

戦士「根拠もなしに・・・」

秘書「大丈夫ですよ。一緒に頑張りましょう」

ここからどうやって燃やすようなことに・・・

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