勇者「確かに受け取った」 (53)
王都─スラム街
バタンッ
「おい知ってるか!勇者がまた現れたらしい」
「げえぇ、またかよ騎士団はなにをやってんだ」
「....あいつ等が俺達の為に動くわけが無いだろう」
「....いや、今度はそうもいかない
殺った相手が伯爵だ」
「貴族殺しけぇ....しかしこれで騎士団が動く....死んでくれた貴族には感謝しないとな」
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パーシェ国─魔法都市
魔法使い「はぁ?勇者?」
戦士「ああ、そういう噂が王都でたっている」
魔法使い「勇者は死んだはずだろう?」
戦士「...そうなんけどな場所が場所だけに捨て置けん」
魔法使い「ふうむ....王都か....」
戦士「.....どうする?」
魔法使い「...まぁ行くしかないだろう」
戦士「わかった。すぐ準備をしよう」
魔法使い「ああ。....しかし今更勇者ねえ」
戦士「王都は騎士団の管轄だからなあ....俺としてはあまり関わりたくはない」
魔法使い「それは私も同じだ。宗教は好きになれん」
戦士「だが実際に平和をもたらしたのはあいつらだ」
魔法使い「納得はできないけどな」
戦士「....一応僧侶にも連絡を取ってみる」
ラスパイレス国─教会
僧侶「─というわけで勇者様は三つの国の平和の為に捧げられたのです」
子供A「zzz」
僧侶「こうして『魔の国』、『パーシェ国』、『ラスパイレス国』の三国は争いをやめ、
魔の国の魔王城跡を王都と改めて、各国のシン教会から派遣される騎士団によって統治されることになったのです」
子供B「騎士団かっけーよなー!」
子供C「僕もいつかはなりたいな騎士団に!」
僧侶「....」
子供B「僧侶さんは勇者様に会ったことがあるんでしょ?」
僧侶「はい」
子供「スッゲー!どんな人なんだ勇者様って」
僧侶「....そうですね....とても勇敢な方でしたよ」
鋭すぎワロタ
子供B「そっかあー勇者様のおかげで平和になったんだもんなー」
子供「スッゲー勇者スッゲー!」
僧侶「はい!じゃあ今日はここまでにします」
子供「はーい」
僧侶「気をつけて帰ってくださいね」
子供「ありがとうございました!」
─
僧侶「....勇者様...」
コンコン
僧侶「..はい何でしょう」
「お客様がお見えになっています」
僧侶「お客様ですか?」
「はい、戦士様の使いだそうです」
僧侶「分かりました。すぐに向かいます」
僧侶(戦士さんからの連絡.....あまりいい予感はしませんね)
王都─騎士団本部
ザワザワ
ザワザワ
伯爵ガ....
勇者ガ.....
白騎士「えー静粛に願いたい」
シーン
白騎士「........諸君等は既に聞き及んでいると思うが」
白騎士「近頃、街に勇者が出没するという話を聞く」
白騎士「存知の通り勇者様は先の大戦で、シン教の導きにより魂の眠りについた」
白騎士「さらに街に出没する勇者は、辻斬りを繰り返しているという報告だ...」
ザワザワ
白騎士「.....これは我等がシン教、我等が勇者様に対する、重ッ大な冒涜であるッッ!」ダンッ!!
.....シーン
白騎士「.....無力な我々が出来ることは
勇者様の名を汚す輩に正義の鉄槌を下すことであるッッ!」
白騎士「必ずや己の血で償わせるのだ!」
白騎士「.......私からは以上だ。諸君等の働きに期待している.....」
オオオオオォー!!!
ワーワー!偽勇者ヲコロセー!
パーシェ国─国境付近
魔法使い「なあ戦士よ」
戦士「ああ?なんだ?」
魔法使い「考えたんだが.....
もしだぞ?もしも本物の勇者だったらどうする?」
戦士「.....勇者は死んだろ」
魔法使い「だからもしもの話だ」
戦士「........死んだはずの勇者が王都で辻斬りねぇ....」
戦士「そうだな.....なにもしないかな」
魔法使い「は?」
戦士「何もしない」
魔法使い「.....それはなぜだ」
戦士「.....止める理由もないし、皆を恨む気持ちも分かるからな」
魔法使い「.....」
戦士「魔王討伐を命じられた頃の勇者はひたすら純粋だった....」
───
勇者『必ず、皆に仇をなす魔王を討ち取って参ります!』
───
戦士「戦争の駒として散々利用した挙げ句、最後は『やっぱり皆仲良くするから平和の為に死んでくれ』だぞ?」
戦士「恨まない方がおかしいね」
戦士「というわけで勇者が暴れたいなら暴れさせてやろうじゃないか」
魔法使い「戦士....信仰は捨てたのか?」
戦士「...いや....捨てちゃいないさ...」
戦士「....そんなことよりお前はどうなんだ?本物だったら」
魔法使い「私か?.....私は勇者にはそんなことをして欲しくない。
だから...説得する」
戦士「....なんか意外だな」
魔法使い「何がだ」
戦士「普通の乙女の意見だ」
魔法使い「......は?」
戦士「流石の勇者も魔法使いの説得ならイチコロだろう」
魔法使い「....だといいがな」
ラスパイレス国─
僧侶(戦士さんからの連絡....)
僧侶(王都で勇者様が暴れているって言っていましたね)
僧侶(.....)
僧侶(.....勇者様は死んだはずです)
僧侶(それなのに確かめてみたいと思うのは何故でしょう)
僧侶(勇者様を語る偽物が許せないからでしょうか)
僧侶(それとも本物であって欲しいから....)
僧侶(......)
──
僧侶「....すいません。しばらく教会を空けますね」
従者「僧侶様....行かれるのですか?戦士様にお任せする事も出来るのでは....」
僧侶「はい。どうしてもこの目で確かめたいのです」
従者「しかし....僧侶様にもしもの事があれば....」
僧侶「大丈夫です。こう見えても私、元勇者パーティーの一人ですよ?」
従者「....わかりました。すぐに旅の支度を用意させます」
僧侶「.....ありがとうございます。留守の間、教会の事はアナタにお任せします.....」
従者「.....はい」
──魔の国~パーシェ国の国境─悟りの洞窟
戦士「ここも懐かしいな」
魔法使い「....」
戦士「前に勇者と来たときは魔物で溢れかえっていた」
魔法使い「....今は騎士団が王都にいるからな。魔物が生きていけるはずがない」
戦士「哀れだな」
魔法使い「....」
戦士「何にせよ魔物が出ないに越したことはない」
魔法使い「そうだな。そういえば僧侶はどうした」
戦士「ああ、使いを送ったよ。来るかは分からんがな」
魔法使い「....来るだろう。勇者のことだ」
戦士「そうか?俺は来ないと思うね」
魔法使い「ほう、それは何故だ」
戦士「僧侶が偽物退治なんてやると思うか?......たとえ本物だったとしても、そんな勇者を見たがると思うか?」
魔法使い「.....僧侶はそんなに弱くはない。なにせ元勇者パーティーの一員だからな」
戦士「.....」
魔法使い「......」
魔法使い「.....僧侶が来たら.....元勇者パーティーの再結成だな」
戦士「勇者パーティーの倒す相手は偽勇者ってか。笑えるな」
魔法使い「.....」
戦士「.....ここを抜けたら魔の国だ」
王都──スラム街路地
a「おい、やっぱり騎士団が動くみたいだ」
b「当然だろう。殺したのは伯爵だろ?」
c「トービン伯爵だったか....この国の食糧問題を解決に導いた賢者だと聞いたが...」
a「..........騎士団の白騎士が直々に偽勇者討伐命令を出したらしい.....」
b「うおっ本当かよ!白騎士が動くとなると時間の問題だな」
c「あいつ等は貴族がやられたら対応が早いのな...」
ジャリ...ジャリ
???「....ァア..」ユラユラ
a「......ん?.....誰だ....お前」
b「薬中だろほっとけよ」
c「...何かおかしくないか?」
ジャリ.....ジャリ
???「.....ウエアァア....」シャキン
タッタタタタッ
a「え、剣....?」
c「おいっ!まさかコイツ.......」
タタタッ
グシャッ!!
abc「」
???「....ァアゥ....」
???「」ムシャッムシャッ
王都──騎士団本部
「──警戒開始からの犠牲者は見回りの騎士団兵が3人、一般住人が6人となっています」
「スラム街、闇マーケット等の貧困層が多い町がターゲットとなっている模様です」
「また、犯行は真夜中に行われることが多く、信頼できる目撃情報が今の所ありません」
白騎士「....報告ご苦労。下がっていいぞ」
「はっ!失礼します!」
兵長「ふぅむ....まさか騎士団兵が三人もやられるとは....相当な手練れですな」
白騎士「ああ...少し侮っていたかもしれないな....」
兵長「....どうします?警戒人数を増やすことは可能ですが」
白騎士「いや.....各団員に笛を支給しよう。そして複数行動を徹底させろ」
白騎士「....笛の音が聞こえたら即座に駆けつけるよう叩き込んでおけ」
兵長「了解しました」
魔の国─三又の道
魔法使い「戦士、ここでキャンプにしよう」
戦士「あ?まだ空は明るいぞ?」
魔法使い「....僧侶を待つならここが一番だ」
戦士「ふーむ...確かにラスパイレス国から来るとしたらここを通るな....」
魔法使い「街で待つよりはここで合流した方がいいと思うが。作戦もたてやすい」
戦士「...そうだな。ここで僧侶を待とう」
魔法使い「ああ!」
戦士「俺はテントを張る。魔法使いは火をおこしてくれ」
魔法使い「わかった」ボッ
──キャンプ─夜
─ガサ....ガサ
戦士「おい....魔法使い」
ガサ....ガサ
魔法使い「....ああ....いるな」
ガサガサ....
魔物A「....グルル」
魔物B「ボッボッボ」
戦士「中型が二匹か.....久々の戦闘だ」
魔法使い「しかし魔物とは珍しいな...」
戦士「ここら辺は騎士団といえど殲滅は無理だろう。森が深すぎる」
魔法使い「話は後だ。来るぞ」
戦士「ああ...右を頼んだ。俺は左をやる」シャキン
──────
───
魔物A「ガァァッ!」
戦士「...よっと!」ガキン
魔物A「...グルァ」
戦士「はっはっは甘い甘い!俺は美味いぞー!食って見ろぉ!」
魔法使い「おい戦士。戦闘中に遊ぶな」
戦士「魔法使い?そっちの魔物はどうした」
魔法使い「...もう終わった」
魔物Bの死体「」
戦士「....あーわかったよこっちも終わらせる。久々の戦闘だってのに....」
魔物A「....グルルル」
タッタッ
戦士「....ちぇいや!黒閃!」ザンッ
魔物A「キャンッ」
魔物A「」
戦士「....はぁー終わっちゃった」ハフー
魔法使い「いまだに戦闘中は性格が変わるんだな」
戦士「....これは治らんと思う....」
魔法使い「....悪癖だな。・・・いや、悪趣味というべきか」
戦士「.....否定できん」
これ誰か見てる・・・?
孤独じゃなかったか安心した
キャンプ──夜─物陰
──ザンッ
???(おぉっ!?すごいなアイツら...中型魔物を一撃とは)
???(女魔導士の方が使ったのはフレアか?装備も一級品ばかりと見える)
???(....コイツは使えそうだ)
???(.....もうしばらく様子を見るか...)
王都──闇マーケット─狭い路地
ジャリッジャリッ
???「....ウエエウ...」フラフラ
???「........カユ....」フラ
騎士団兵1「ん.....?」
騎士団兵2「なんだァ?また酔っぱらいか?」
騎士団兵3「はあー・・・対象かもしれん一応身分を確認をしろ」
騎士団兵1「へいへい・・・こんなんばっかだな・・・おいお前、身分証か許可証を見せろ」
ジャリッジャリ
???「.....」フラフラ
騎士団兵「....おい!そこのお前だ!」
???「....ウマ...」シャキン
タタタッ
騎士団兵1「へぁ?...こ、こいつッッ!?」
???「....」ザンッ
騎士団兵1「」ゴロッ
???「.....エオエ..」
騎士団兵3「...チッ..おい!すぐに増援を呼べ」シャキン
騎士団兵2「あ、ああ!絶対に逃がすな!!」笛 ピイィィィイイイ!!!
──王都─騎士団本部
白騎士「....」
兵長「──結果的には偽勇者を取り逃がしました。しかし、街の包囲網は完全で、笛が鳴った時刻にも一縷の隙間もなかったはずです」
白騎士「それで?」
兵長「・・・兵が駆けつけるまでに忽然と姿を消したとしか考えられません」
白騎士「....ふぅむ....まぁ...君がそういうのならそうなんだろう...。魔法の線は?」
兵長「....魔法を使った形跡はありませんでした。何か特別な方法で身を隠しているのかもしれません」
白騎士「....わかったご苦労。さがっていいぞ」
兵長「はっ失礼しました!」
バタン
白騎士「....姿を消す、か。本当なら厄介だな...」
コンコン
白騎士「なんだ」
「目撃者をつれて参りました」
白騎士「・・・そうか入れ」
ガチャ
「失礼します」
騎士団兵3「......失礼します」
「彼は九班の班長です。部下は既に死亡しています」
白騎士「わかった。.....君は席を外してくれ」
「はっ!」
バタン
白騎士「さて.....」
騎士団兵3「.......」
白騎士「......」
白騎士「....君は何故死なかった?」
魔の国──三又の道─キャンプ
戦士「なぁ...僧侶はまだか...?」
魔法使い「まだだな」
戦士「.....後どれくらいだ?」
魔法使い「知るか」
戦士「.....はぁ....やっぱり来ないんじゃないか?」
魔法使い「知らせを聞けば必ず来る。.....僧侶が来ない時は、お前の使いがヘマして伝え損ねた時だ」
戦士「口が悪いな魔法使い.......。お前もイライラしてるんだろう」
魔法使い「.....」
戦士「......しかし騎士団兵を一人も見ないのは妙だな」
魔法使い「....どうしてだ?」
戦士「あいつ等は魔物の駆逐が主な任務だろ?」
魔法使い「...ああ、そうだな」
戦士「王都から少し離れてるとはいえ、俺たちは既に魔の国の国境を越えてる。そしてここは三国を結ぶ主要通路の一つだ」
魔法使い「....ふむ」
戦士「....いくら魔物が少ないとはいえ一人も兵がいないのはおかしい」
魔法使い「確かに....巡回兵の一人も見てないな」
戦士「つまり王都で何かあったんだ」
魔法使い「なにか....ね。勇者関係だろう」
戦士「.....そうだとしたら厄介だな」
魔法使い「ああ....騎士団が勇者捕縛を目的としているなら私達と目的が被ってしまう」
戦士「まあ....万が一騎士団が動いているとしたら一体何をしたんだ勇者は」ハァ
魔法使い「....辻斬り程度では動かん連中なんだろ?」
戦士「ああ....魔物討伐以外には及び足な連中よ....ん?」
...ガサガサッ
戦士「....」シャキン
魔法使い「....」チャキッ
ガサッ!
???「ちょっ....待ってくれ!攻撃ストップ!ストップ!」ハンズアップ
戦士「要件を言え」シャキン
魔法使い「....」
───
???「──だーかーらー・・・俺は君達に....ね?情報を提供してあげたいんだよ....親切心から」
戦士「..........」
???「俺ってさ、昔から困ってる人を放っておけないタイプでさ.....君達が本当に困ってるって事が、ちゃーんと心に」胸トントン
???「....伝わったから.....さ。俺はそれに応えようと思ったってわけ....な?....わかるだろ?」
戦士「...........」
魔法使い「......怪しさの塊のような奴だな.......新しいタイプの盗賊か?」
???「........へっ!?」ビクッ
戦士「ん?........盗賊なのか?」ワクワク
???「.....エット..」
魔法使い「盗賊なのか.....」チャキッ
盗賊「.......ちょっ、待ってくれって!」
盗賊「確かに盗賊だけども!情報を持ってるのは本当だ!マジでガチ!」
盗賊「勿論、あんたらから盗もうと考えるほど命知らずでもねえ!」
魔法使い「.......」
戦士「.....どうする?魔法使い」
魔法使い「......まぁ確かに命知らずではなさそうだ。....どう見てもチキン顔だからな。...話だけでも聞こう」
盗賊「.....かわいい顔して口わりぃな....このねーちゃん....」
戦士「イライラしてるんだろう」
今日は投下終了します
おやすみなさい
───王都─???
チュー
チュー
カツーン....カツーン
???「......」
カツーン
???「......ウウェ....」
チュー..... ブシュッ キュェッ!
???「」ムシャムシャッ
魔の国──下山道
ザッザッ
僧侶「はぁ...魔物が出ないとはいえ山道は法衣だとキツいです....」
ザッザッ
僧侶(....戦士さんたちは今どこら辺にいるんでしょう)
僧侶(うーん.....)
僧侶(....すぐ先の三又の道、もしくはゴーレムの石碑あたりでキャンプしていてくれるとありがたいのですが....)
僧侶「.....もしキャンプしているとしたら急がないといけませんね」
僧侶「戦士さんも魔法使いさんもせっかちですから....」フフフ
───三又の道─キャンプ前
テクテク
僧侶「......」
僧侶「....!」
僧侶(あれは....多分戦士さん達のキャンプでしょうか)
僧侶(良かった....まっててくれたんですね)
僧侶「....よしっ!」
タッタッタ
──キャンプ
盗賊「──そんで騎士団の白騎士が、偽勇者討伐命令を出したってわけよ」
戦士「...なるほど貴族殺しか。騎士団が動く理由としては充分だな」
魔法使い「うむ....しかもトービン伯爵といえば....魔の国の大賢者。慢性的な食料不足から国を救った英雄だ」
戦士「英雄の末路なんてそんなもんさ。それより....不自然な点がいくつかある」
盗賊「ああん?いっとくが情報に間違いはねぇぞ?」
戦士「.....白騎士は本当に討伐命令を出したのか?」
盗賊「マジでガチだ」
戦士「ふぅむ.....」
盗賊「何がおかしいんだよ?」
戦士「......いや....出すなら捕縛命令が先だろうと思ってな」
魔法使い「....!確かにおかしいな」
盗賊「......」
戦士「そう、どうしても殺したいなら捕縛してから処刑でもすればいい」
魔法使い「....最初から殺すことを前提としてるのがおかしいって事か....」
戦士「.....その通りだ。そしてそんな命令を白騎士が直々に発したってのが腑に落ちん」
魔法使い「....騎士団は勇者について何か知っているということか?」
戦士「.....少なくとも白騎士には勇者に死んで貰いたい理由があるみたいだな......信じられんが」
盗賊(.....思った通りコイツらタダ者じゃねえな......うまく利用出来れば....)
戦士「......あと不自然なのは盗賊、お前だ」
盗賊「.....え、俺かぁ!?」ドキッ
戦士「お前の目的は何だ?そこそこ役に立ったから多少の小銭位なら渡してもいいが・・・」
魔法使い「金が目的なら情報は後出しにするだろう。そう不自然すぎるぞ、盗賊」ビシッ
盗賊「......お、俺はいつもこんな感じさ.......。君達は俺の何を知ってるっていうのだね......」
戦士「......」
魔法使い「........」
タタタ
僧侶「......戦士さーん!魔法使いさーん!」
魔法使い「....僧侶がきたぞ戦士」
戦士「.......俺の使いは優秀だからな」
すまん疲れてると箇条書きっぽくなってしまうから止めてた
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