提督「戦争を終わらせる」明石「その1」秋津洲「かも!」 (58)

初投稿により駄文、独自設定、誤字脱字を許せる方どうぞ

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20××年 とある曇天の日 手記より

今日から提督として鎮守府に赴任することになった。が。その前にこの手記を第三者もしくは記憶を失いでもした俺が読んでいる事を想定して自己紹介をしておこうと思う。
私の名は霧雨匠。元海軍第7技術班主任だ。 今回は私自身からの強い要望と脅しでなんとか今にも無くなってしまいそうな鎮守府に提督として着任できるようになった。
何故そこまでして提督になろうとしたのか?
理由は明白 家族を守る為だ。
現在海軍には俺の妹・・・こと初春型四番艦 初霜 が在籍している。俺の目標としては妹の艦娘として解任、それに伴い全艦娘の退役である。
これを実現する為の一番明確な方法として「戦争を終わらせる」という策をとる事にした。

勿論これは簡単な事ではないだろう。
もし簡単なら先人がとっくにやってくれている筈だ。 しかしそれは私が諦める理由にはならない。私が諦めたら誰もやる人が居ないという訳では無いだろう。しかしそれだけの気概をもって努めようと思う。
その為にも必要な知識は技術班に所属していた時に学んだり入手してきた。心強い仲間も出来た。その代わり上には嫌われたり煙たがられたがどうでもよい。

今まで積んだ経験を活かす第一歩が今日から始まる。

〜鎮守府移動中の車の中〜

提督「....こんなものか。」
書いていた手帳を閉じしまいながらつい呟く。

明石「主任って結構真面目ですよね〜。よく手記なんてつけられますよ。」

提督「俺が真面目ならとっくに世界は滅んでいるだろうよ。」
今車の中で隣に座っているこいつは明石。 第7技術班の時俺の部下だ。今回俺が提督になるといった時に無理矢理俺を説き伏せてついてきた。 因みに彼女は艦娘では無いが艦娘の適正持ちだ。
この適正というものは大まかに言うと妖精が見える女性ということだ。この妖精が見えるという点が海軍の人員を厳しくしており1年半前に政府は一般人からこの妖精が見える人員を徴兵した。この時に徴兵されたのが俺であり、明石であり、我が妹でもある。この時に俺と妹は離れ離れとなった訳だ。そういう訳で海軍の人員は基本皆妖精が見え、かつ女性の場合は艦娘適正の率が高いという状況になっている。男性は原因不明だが艦娘の艤装システム及び妖精との親和性が低い為戦うことは出来ない。これにより艦娘ならぬ漢娘になろうという夢も途中で終わった。
艤装システムについては開発もした為男性でもある程度はなんとかなるよう改善は出来たが妖精との親和性というのが問題で挫折し、非常に不安定な物しか作ることは出来なかったため断念し俺の漢娘計画はお蔵入りとなった。
そうして戦う事が出来ないと技術班にいた時にわかった為提督を志すようになった訳だ。話が飛んでしまったが明石が隣にいるのは俺の着任する鎮守府の人員となったからだ。俺の技術班時代の相棒とも言える存在でもある為非常に有り難かったが危険な役の為説得して諦めさせようとしたのだが冒頭の通り無理矢理説き伏せられた。明石曰く「一人にさせたら何をしでかすか分からない」とのことだった。その為俺は明石と共に今日から着任する鎮守府に向かっている訳だ。

明石「主任が一番世界を滅ぼしそうですね...。」

提督「どういう意味なのかは聞かないでおくぞ...。」

明石「どういう意味も何もそのままの意味ですよ。主任の危険性を本人が自覚していないって危険だと思いません?」

提督「危険性の無い人間なんて居ないからな。勿論自身の危険性については熟知しているつもりだ。人間って怖いな。」

明石「その発言が面倒くさい上に全然分かってなさそうなんですけど....。はぁ.
..。」

提督「溜息を吐くほど面倒くさいか....。」

運転手「間も無く**鎮守府に到着致します。 準備をお願いします。」

提督「了解した。明石も大丈夫か?」

明石「こっちも準備万端です。
やっと ですね。」

提督「嗚呼 やっとだ。改めて今日からよろしく頼むぞ。」

明石「任せて下さい!主任の期待には応えますよ〜!」

提督「頼りになるな。本当に。」

運転手「到着しました。私はここまでとなりますね。忘れ物の無いように。」

提督「有難うございました。また会う事があったらお願いします。」
荷物を出し終わり窓の外から敬礼をする。

運転手「そんな日が来たらですね。では御武運を。」
そんな風に言い残し去っていく運転手と車は印象的だった。もしかしたら本当にまた会うかもしれないがその時はその時だ。
さて車を降りた俺と明石が今いるのは鎮守府の門の前だ。見た目だけでも分かるオンボロ具合だがここがおれの第一歩となる。 そう思い俺は踏み出し始めた。

主には何を言ってもフィルターがかかる為ご注意下さい。また主は蒟蒻メンタルなので蒟蒻よりは衝撃に強いです。設定に関しては後々出す予定

提督「...しかしある程度覚悟していたとは言えここまで古めかしいものとはな。」

明石「主任がもっと普通な方法で提督になってたら違ったと思いますよ?」

提督「寧ろそっちの方が上に喧嘩振って首が飛んだ可能性が高いからどうだろうよ。
とりあえず執務室に向かうか。初期艦として配属される秋津洲はどうやら明日着任の様だ。」

明石「...言っては悪いんですけど初期艦に飛行艇母艦って...。普通駆逐艦とかでじゃ...。」

提督「おまけに大本営からの資源の支給は無い、鎮守府は再建を検討されたも地理的要因で放棄された場所。よく無いことづくめだな。
まぁ何を言っても仕方あるまい。特に以上の点を承諾したお陰で任期というものも無く、任務も具体的には無い。」

提督「上としては大方俺の提督業務を阻害して技術班に戻らせたいのだろう。
そんな事にならない為にも精進せねば。」

明石「本当困った人ですね...。」

〜執務室〜段ボール10箱を添えて

提督「........」 →段ボール10箱

明石「........」 →段ボール10箱

提督「明石。俺の目には段ボールしか見えないのだが気のせいか?」

明石「奇遇ですね。私も段ボールしか見えません。」

提督・明石「「......」」

提督「....開けるか...。」

明石「....ですね....。」

〜〜〜〜〜〜開封中〜〜〜〜〜〜

結果:弾薬200 燃料200 鋼材200 ボーキ100 レトルト海軍カレー50人前 書類一式

提督「上の奴らを嬲り殺したい衝動に駆られたぞ...。ふざけんなよ...。」

明石「....資源って確か大本営からの追加支給無いとか言ってませんでしたっけ?」

提督「嗚呼。これがこの鎮守府の保持している資源と考えて良いだろう...。」

明石「...資源を工廠に運び入れて海軍カレーでも食べましょうか。」

提督「そうだな。ご飯無いけど。
サトウのご飯ぐらい入れとけよ...。」

明石「後で一緒に買い出しいきましょう。」

提督「了解。とりあえず書類のところに館内図が有ったからこれを頼りに資源運ぶか...。
台車も無いし一箱ずつ4往復で資源が入ってた8個運ぶか。」

明石「面倒くさいですねー。」

〜〜〜移動中〜〜〜

〜工廠〜

提督「...よっこらせ..!...あぁ重いなこいつら・・」

明石「さっすが主任!助かりましたよ〜。」

提督「重いなら重いで最初に言ってくれ...。途中から載せられると辛いから..。」

明石「文句は言いつつやってくれる辺り流石ですね。本当真面目ですよ!」

提督「良い笑顔してんなぁ....。というか無駄話は置いておいて工廠は比較的マトモで安心したな。」

明石「ですね。機材や工具もしっかり手入れしててまるでついさっきまで誰かがやってたみたいですよ。」

提督「まぁ無視できない大きな問題が1つあるがな。」

明石「?」

提督「...明石お前ここに来てから一人でも妖精を見たか?」

明石「....あ(察し 」

提督「つまりここには妖精がいn 『ヨンダデス?』うぉ・・」

妖精A『ヨウガアルナラチャントイウノデス』

妖精B『ソウダ!ソウダ!』

妖精C『ワレワレヲナメルナァ!』

提督「...良かった。本当に良かった...!有難う君達!僕は救われた!」→拳王のポーズ

妖精A『ナンダコイツ....』

妖精B『キケンジンブツナノデス!』

妖精C『ナノデス!』

明石「主任....」

提督「....はっ!我を忘れて申し訳ない。 私は怪しい者ではなく今日からここの提督となる者だ。
よろしく頼む」敬礼

妖精A『テイトクダトォ・・』驚き

妖精B『シラナカッタ ソンナノ...』俯き

妖精C『テイトク!』 感激

提督「何も情報が入ってないのだな...。了解した。伝える為にも妖精を全員集めてくれるか?」

妖精A『ナニヲイッテルノデス?』

妖精B『ココノ3ニンでゼンインデース!」

妖精C『デース!』

提督「......神は非情だ(白目 」

読み辛いとの事だったので改行を多くしてみました。

〜〜整理中〜〜


提督「.....よし。ここの妖精は3人。理解した。....因みに内訳は?」」

工廠妖精A『コウショウデス。』

工廠妖精B『オナジク。』

入渠妖精C『ニュウキョシツデス。』

明石「最低限の人材って感じですね。」

提督「まぁ何とかなるだろう というか何とかしよう。
明日になったら秋津洲が着任する予定だからそれまでに一通り見て回って考えよう。
開発資材ってここにあるか?」

工廠妖精A『アレナラソコニヤマヅミ(指差し』 開発資材の山

工廠妖精B『ゼンニンガホウチシタノデス。』

入渠妖精C『ミタイデスヨ。』

提督「おお〜!これはこれは....。とりあえず建造を頼んで良いか?ALL30で。」

工廠妖精A『ヒサシブリノシゴトマカサレタシ。」

工廠妖精B『モットシゲンツカオウゼ!』

入渠妖精C『ケンゾウシュウリョウヨテイマデアト3:40ナノデス。』

提督「引き受けてくれてありがとう。資源はまぁ...今は勘弁してくれ...。(3:40なんて有ったか...?」

明石「じゃあ今の内に他の所の設備確認しましょうか。(3:40なんてあったっけ...?」

提督「そうだな。それじゃまた後で来るよ。」

工廠妖精A『リョウカイデス。』

工廠妖精B『サラバデース。』

入渠妖精C『サラダバーデース。』

〜〜〜移動中〜〜〜

《艦娘寮》

提督「一昔前って感じな建物だな...。」

明石「まずは掃除ですね...。」

提督「てか さっき全体図見た時に俺が寝泊まり出来る場所が見当たらなかったからどっかの布団貰ってくわ。」

明石「何処に敷くんですか?」

提督「執務室の隣の資料庫。流石にここはな...。」

明石「私は気にしないんですけど私達が知らない人が来るわけですし妥当な判断ですね。」

提督「よし他行くぞ。」

〜〜〜〜移動中〜〜〜〜

《食堂》

提督「普通だな。台所周りが比較的綺麗だから良いな。」

明石「非常食もちゃんとありますね。」



《入渠室》〈ピカピカー

提督「流石妖精...良い仕事するな。」

明石「心配なさそうですね。」



《武器庫》〈12.7だけあるミステリー

提督「空かと思ったら12.7cm単装砲だけ10個あるとは...。」

明石「廃棄し忘れた感ありますね...。」


《洗濯・乾燥室》

提督「ドラム式が生き残ってるとは。」

明石「洗剤と柔軟剤って古いやつ使わない方が良いですよね...。」


《その他etc...》


提督「思ったより悪く無かった件。」

明石「大本営チェックしてなかったんですかね...。」

提督「慢心ダメ絶対。 と言いたいが今回はその慢心のお陰で助かったのか...。
まぁ結果オーライってこと。」

明石「あっ。そろそろ3:40ぐらいだったんじゃないですか?」

提督「むっ?.....本当だな。時の経過は早いな...。工廠へ行くか。」

明石「楽しみですね!」

設定 少しずつ投稿します

【深海棲艦】
・2年前に突如現れだした深海に棲息していると考えられている未知の集団に与えられた総称。

・捕獲した深海棲艦を調べたところ生命体ではない事が判明した。

・陸を削る能力を持っており装甲等はこの削った陸からの金属部分を表面に持って行ったものではないかと考えられている。またこの砂を体内に入れることにより空気を抜き深海の圧力に耐えうるという説も。

・様々な種が観測されておりどれも武装し高い危険性がある。艦の種はイ・ロ・ハ....鬼、姫などで危険性、型の分類をされている。

・目的は不明だが人類の生息域を脅かしている点から人類の敵として認識、殲滅されている。

【艦娘】

・人類が深海棲艦に対抗手段を得ようとした結果出来た【艤装システム】を使用している女性の総称。

・【艤装システム】が何故か女性にしか使用できない点から娘に限定され今の名に落ち着いた。

・基本的国家に従う軍人として扱われている。使用する女性は【妖精】が見えるという適正持ちでなければならずこの適正持ちを国は1年半前に徴兵した。

・元々はただの人である為非人道的だと言われたり徴兵で無理矢理戦地に赴くことにされたり等の理由から非難や擁護の対象にされあまり世間には良い認識はされていない。

・この艦娘が配属されているのは日、独、伊、米などの一部の国家のみであり世界からの非難に遭う元凶でもあるとも言える

【妖精】

・第二次大戦後から見える人には見える霊のようなものとして認識される

・この妖精が関わる物は【深海棲艦】に効果的である点から詳しくは分からずともキーマンとして扱われている。

・一説では第二次大戦の犠牲者の霊体も言われている 。

・何故か女性?のような外見ばかりであり手の平サイズである。見える見えないには関わらず実体として存在しており、その点からも様々な謎を持つ。

・一部の新興宗教では神の使者として崇め奉られている。

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925:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[]
提督「戦争を終わらせる」明石「その1」秋津洲「かも!」

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中断します 消して下さい
2016/06/08(水) 21:33:08.56 ID:jweq51Ef0


あーこれから面白くなりそうだったのになー(棒)
こんにゃくメンタルじゃなかったのかよ

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