島風「提督ぅー！」ﾋﾞｭﾝ

提督「おう、島風、どうした」

島風「次の出撃、いつ？」

提督「いやぁー、まだ決まってないんだな、これ。はやくても五時間後位かな」

島風「えー！おっそーい！」

提督「そんなこと言われたってなぁ・・・バケツもないし・・・」

島風「・・・それじゃあ、その間に少しやりたいことあるの」

天龍「遊びだったら、俺も付き合うぜ」

島風「あのね、パチスロしたいの！」

天龍・提督「ンア！？」

提督「しししし、島風、ねえ島風ちゃん？パチスロって意味知ってる？お菓子じゃないよ？」

天龍「ワタパチっていったんだよな？な？」

島風「うん、ワタパチじゃなく、パチスロだよー。なんかねー、くじ引きって聞いた」

提督「あ？まあ、大雑把に言えば、言えないこともないというか・・・いやいや、マジ、そんなの誰に聞いたんだよ！？」

島風「北上さんだよー」

天龍・提督「あいつめ！！」

提督「島風になんて知識つけさせてんだ！あいつは・・・大井達と遠征か。くそ、よりによって八時間遠征か！来たら怒ってやる！」

天龍「なんか可愛いな」

提督「プチ切れてやる！」

天龍「可愛い」

提督「どうしてこんなことを」

天龍「島風は好奇心旺盛だから、いろんなことを吹き込みやすいんだろうよ。色んな知識をつけさせて、回り回ってあんたを困らせるため、とも考えられなくもない。」

提督「ぐぬぬ」

島風「変なかおー」

天龍「あのな、島風。パチスロってのは、くじ引きなんて可愛いものじゃない。ギャンブルだ、お金を飲むんだ。そんなことをお前みたいな子どもが覚えたら、将来ろくな大人にならんぞ！」

提督「中二病は良い大人だと」

天龍「あん？」

提督「ごめん」

天龍「ﾌｯ」

提督（俺が怖がってると思ってやがる、可愛い）

天龍「とにかくだ、島風。パチスロはやめておけ、パチンコもだ。競馬も競輪も、競うやつはやめておけ」

提督「おい、余計なことは・・・」

島風「えっ？パチスロって競馬や競輪の仲間なの？」

天龍「まあ、ギャンブルって意味じゃな」

島風「競馬も競輪も、速いからすきー！パチスロやるー！」

提督「おい！」

天龍「しまった・・・」

提督「いやいや、島風。パチスロには、競うなんて要素はない。速さの勝ち負けなんてないんだ」

島風「えー、でもやってみたーい！どうせ暇なんでしょー？」

提督「そうなんだけれど」

赤城「やらせればいいじゃないですか」

提督「！？赤城!?」

赤城「何事も経験です」

提督「経験しなくてもいい経験ていうのもある」

赤城「ないです！」

提督「！？」ﾋﾞｸｩ!

赤城「提督。あなたは、間違っていますよ。様々な経験を積んで、様々な出来事を通して、人は成長します。いらない経験などない、失敗こそ人生の頑丈な盤となるのです」

赤城「島風ちゃんが子どもだからといって、大人の世界に触れさせないというのは、それは提督が可愛い島風ちゃんを守りたいという自己満でしかない。よく言うではないですか、『可愛い子には旅をさせよ』『綺麗な女性には飯を食わせよ』と」

提督「・・・そうだったのか」

天龍「一つ間違ってるぞ！？」

天龍「赤城と提督は、パチスロ、やったことあるのか？」

提督「少しだけ、友達と」

島風「友達いたの？」

提督「なんだと！？いいいいいるわ！」

天龍「いっぱいいるんだな」

赤城「私はやったことないですけど、動画でなら少しだけ見たことあります」

天龍「動画？」

赤城「はい、インターネッツで、少し」

島風「ハイテクゥー」

赤城「ユーチューべで、検索して」

島風「おおー」

提督「田舎っぽさが滲み出てるんだよなぁ」

天龍「俺は全く知らないな。ぶっちゃけて言うと、パチンコと何が違うかわからない」

提督「それでいいと思うけどな。・・・仕方ない、みんなで行ってみるか」

島風「ほんと！？」

提督「俺も男だ、ほら天龍も」

天龍「俺もか！？」

島風「みんなで社会勉強しよー？」ｳﾙｯ

天龍「・・・ったく、しゃーねーな」

赤城（ちょろい）

提督（エロい）

天龍「なんでまた、パチスロの動画なんてみたんだよ」

赤城「私の好きなアニメが、パチスロになりまして。それのテザームーベーを、少々」

島風「ハイテクゥー」

天龍「でも、ほぼ初心者だな」

提督（ティザームービーのことだな、きっと）

提督「最近のパチスロは、アニメの台がおおいからな。戦国系も萌え系も。なんのアニメだ？」

赤城「笑うせぇるすまん」

提督「渋いな・・・」

提督「この町唯一のパチンコパチスロ店、カテマスにきたぞ」

天龍「おい、ちょっと待て提督」

提督「なんだ」

天龍「俺と提督と赤城はいいけどよ、島風はさすがに駄目だろ、ダメというか入れないだろ」

赤城「大丈夫よ」

天龍「えっ？」

赤城「ここをこうしてこうやって・・・」ｺﾞｿｺﾞｿ

島風「うわ、きゃっ！くすぐったい！」

提督「俺もやる！」

天龍「やるなアホ！」

赤城「これが島風ちゃんよ！」

島風「んんん？？？」

提督「うわっ化粧やべぇ！」

天龍「おっぱいでけえ！」

赤城「どんな子どもも18越え。回りの視線を釘付け☆メイクよ、それと持ってきた餡まん」

提督「なぜ持ってきた」

天龍「何でもありだな」

島風「良い匂いする」

天龍「まあ、確かにこれは・・・」

提督「歳はましたけど、素材が台無しになったな」

赤城「都会の子どもなんて、みんなこうよ」

提督「嘘だろ！？」

天龍「嘘だろ」

提督「行くか」

ｳｨｰﾝﾗｯｼｬｾｰ

天龍「うわ、すげえ音」

島風「うるさーい」

提督「すぐに慣れるさ。さて、ここはパチンココーナーだ。パチスロはこっちだ」

赤城「ちょっと先に行っててください」

提督「どうした？」

赤城「店内に定食屋があって・・・」

提督「いかなくてよろしい」

提督「さて、みんなでならんでやりたいが、空いてるところはあるかな？」

提督（できれば島風にモンキーターンを見せたくないな、絶対ハマる）

天龍「提督、そこあいてるぞ」

提督「ん？あぁ、ハイスクールオブザデッドか、いいな。前打ったらそこそこ面白かったし」

島風「ヒロインのおっぱいおおきーい」

天龍「これ、知ってるぜ。でも、ゾンビとか、島風にはショッキングじゃないか？」

提督「似たような敵といつも戦ってるだろ」

天龍「・・・確かに」

ｶﾞｱｱｱ

島風「なにこれー」ﾎﾟｶｰﾝ

提督「んじゃ、俺もこの台についての知識はあるし、さっそく打つか」

島風「わーい」

提督「俺はみんなに教えるから打たないけどな。天龍、赤城、ちょっと」

天龍「なんだよ」

提督「はい」ﾎﾟﾝ,ﾆﾏﾝｴﾝ

天龍「！？！？ど、どうしたんだよ！」

提督「資金が必要だろう」

天龍「そうかもしれないけどよ、こんな大金、もらえるわけねえだろ！」

提督「それじゃあ、勝って返せ。気にするな」
天龍「でもよ！」

提督「いつもありがとうな」ﾆｺｯ

天龍「・・・ちっ！やったろーじゃねーか！いっとくけど、倍にして返してやるからな！」

提督「うんうん」

赤城「私は要りませんよ」

提督「どうしてだ？」

赤城「私が進めたのに、そんな提督ばかりに甘えてられませんからね。資金は用意しました」

提督「いつの間に」

天龍（資金とか、二、三千円で良いと思ってたぜ・・・）

天龍「いつもこんなに資金が必要なのか？」

提督「いや、今回は20円スロットを打つからな。5円スロットとかなら、そんなに資金は必要ない」

天龍「なら、そっちやれば」

提督「残念ながら、この店は20円スロットしかない。またの機会だな」

天龍「次があればいいけどな」

島風「どうしたの？」

提督「なんでもないよ。ちょっとあっちむいて」

島風「お？」

提督「やっ」ｲﾁﾏﾝｴﾝｶﾞｰｯ

提督「こっち向いてごらん」

島風「お？」

提督「ここのボタン押して」

島風「うん」ﾎﾟﾁｯ,ｺｲﾝｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ

島風「うわ、たくさん出てきた」

提督「これを使って回すんだ。」

島風「へぇー」

天龍（ここまできても、島風に気を配りやがって・・・）

提督「どうした天龍」

天龍「！ど、どうもしねぇよ！」

提督「？そうか。まあ、頑張れよ」

天龍「おう」

赤城「それじゃ、スタートですね」

赤城「コインいれて、マックスベットおし、バーをぽん」ﾎﾟﾝ

島風「回ったー」

提督「左リールには赤い７を狙え。そこからは俺が教えるから、適当に回してみろ。」

島風「あれ、止めたと思ったのに滑っちゃったよ」

提督「お、はやいな。レア役だな。」

天龍「レア役？」

提督「スイカ、チェリー、チャンス目ってのがあって、でたらボーナスをひきやすくなる。ポイントは、赤７が滑ったりして、チェリーやスイカがでてきたら、１列揃うようにがんばる、ってこと位かな。」

島風「スイカがそろうみたいだけど、みえないよ。」

提督「他のリールも、赤７を狙ってごらん。台が勝手にスイカを揃えてくれるよ」

島風「ほんとだ、斜めにスイカが揃った」

提督「弱スイカだね。まあ、その調子だ」

天龍「少しだけやってた程度の知識とは思えないな・・・」

（誰もいないが休憩）

明日はやいんで、少しだけ

天龍「おい、なんかチェリーがとまったぞ」

提督「おお、グッドタイミングだ。チェリーは特殊な役でな、左リールに出ればチャンスアップなんだ」

島風「他のリールには、何を狙うの？」

提督「大体の台が、普通にチェリーを狙う。１列揃うと強チェリー、左だけだったら弱チェリーだ」

天龍「おお、１列そろったぞ！」

提督「おう、よくやった！多分発展だな」

天龍「発展？」

赤城「ホモですか」

提督「違う」

提督「発展てのはだな、ボーナスゲームに繋がる演出に発展する、って意味だ。」

ｲｸﾜﾖ
天龍「なんだ、かっこいいカットインが入ったぞ」
提督「ああ。そのカットインが、最高四枚まであって、四枚だとボーナス確定、三枚ならチャンス、二枚と一枚はそこそこ期待できる、って感じだな」

天龍「あー、カットインが二枚で発展しちまった」

提督「まあ、これからだ。お、騎馬戦にいったな」

島風「騎馬戦？」

提督「ハイスクールオブザデッドの、まあこれからは略してHOTDと略すか。この台のボーナスへいくためには、こんな感じのミッションをクリアしなければならない。今は騎馬戦で、ヒロインが相手を騎馬戦で倒したらボーナスだ」

天龍「いけ！がんばれ！」

ｲｯﾀｰｲ
天龍「負けた」

提督「まあ始めたばかりだ、がんばれ」

天龍「おう」

（ID変わってますが気にしないでください）

島風「ちょっと提督！今、スイカが揃うと思って狙ったんだけど、スイカが一歩前で止まって揃わなかったんだけど！なにこれ壊れてるよー」

提督「どれどれ・・・おお、チャンス目じゃん」

天龍「チャンス目？」

提督「この表をみてくれ」

島風「あ、今の私の台、この形になってる」

提督「これがチャンス目だ、スイカやチェリーのようにチャンスアップだ」

天龍「最初からこの表みせろよ！」

島風「発展したよ！」

提督「カットインは３つだったな、チャンスだ！今度は駐車場ステージか」

天龍「駐車場？」

提督「おう。この保健の先生が、駐車場で上手く駐車できればボーナスだ」

天龍「なんだそれ」

提督「なんか、言葉にするとアホみたいだな」

ｶﾞｼｬｰﾝ
島風「あー、へたくそー」

提督「こればっかりはしょうがないな」

ﾃｰﾚｰ
提督「ん？」

ﾌﾟｯｼｭ！
提督「おおおおお？！」

島風「なんかでたよ！」

提督「マックスベットの横のボタンを押すんだ！」

島風「えい」ﾎﾟﾁｯ

ﾎﾞｰﾅｽｶｸﾃｲ！
提督「おおおおおお！よかったな島風、一番乗りでボーナスだ」

島風「ほんと？私一番！？」

提督「ああ！」

島風「やったねー！みんなおっそっいー！」

天龍「くそう、先越された」

赤城「私なんて一つもレア役ないのに」

提督「まあまあ」

提督「ボーナスゲームは、押し順ナビに沿って押してってくれ。あ、言い忘れたが、くれぐれも、ボーナス以外のときは、左リール以外を最初にとめないでくれ、止めると」

ﾋﾞｰ!
赤城「！？」

提督「・・・このようにペナルティになる」

天龍「あちゃー」

赤城「」ｳﾙｯ

島風「♪」ﾌﾝﾌｰﾝ

島風「獲得200枚だって」

提督「ビッグボーナスでよかったな。レギュラーボーナスは50枚位しかもらえないから、四倍のコインが貰えたってことだ」

島風「うん？なんか『待機中』ってでたよ？」

提督「ﾌｧｯ!？ARTも当選してたの？！」

天龍「ART？」

提督「パチスロで勝つには、まずこのARTとお友達にならなきゃいけない。このARTは、まず50ゲームからスタートして、そこから更にゲーム数を上乗せしたりして、獲得コインを増やしていくんだ」

島風「よくわからないけど、わからなかったら教えてね」

提督「手取り足取り、ぜひ」

天龍「こら」

天龍「おい、こっちもなんか発展したぜ」

提督「おお、こっちのチャンスゲームにきたか。主人公達が屋上へ逃げれたら、そのままARTに突入だ」

天龍「なんか、背景が青から緑になったな」

提督「チャンスアップってことだ。虹、赤、緑、青の順で期待度が違う」

天龍「おっ、おおお？虹色だぜ！？」

提督「おおおお！確定だ！ARTに突入するぞ！」

島風「なに！？」

天龍「ふふふ、追い付いてやるぜ」

島風「私には誰も追い付けないよ！」

赤城「・・・」ｳｳｳ

（寝ます、赤城さんごめん、明日も書きます、つまらん！とかでも書いて頂くとMなんで喜びます）

（読んでくれた人、アリガトウゴザイマス、ART機にしたのは、前回化物語のパチスロSS書いたんで、気分を一新したかったからです、みんなで黙々とAtype打ってもつまらんかな、っていう理由もあります。クワガタの人ではないです、少し更新します）

島風「ん？なんかストーリー？ってのになったよ」

提督「おお。このHOTDはな、ART中に時々ARTのゲーム数の上乗せ特化ゾーンにはいる高確率ゾーンとして、story of the dead に入るんだ。」

島風「なんだって？」

提督「ええとな、最初に50ゲームあっただろ？そのゲームが、もっと長く遊べる為に、ゲームを上乗せできるステージにいけるんだ。このstoryってのは、それの抽選みたいなものだな」

島風「ふーん」

天龍「聞いてねぇな」

提督「・・・まあ、HOTDのストーリーをさらっと復習できるようなステージだから、このアニメを知らない人もこのステージで内容を把握できるんだ。なかなか面白いからな。みてみろ、島風の興味津々な顔」

島風「あ！駄目だ！噛まれた！死んじゃう！」

天龍「すげぇ楽しんでるな」

提督「・・・勝ったら漫画買ってやるか」

島風「あー！死んじゃう！死んじゃう！」

天龍「俺もストーリーに入った」

提督「順調だな」

赤城「」

提督「・・・」

ﾃﾚｰｷｮｳﾁｪﾘｰ
赤城「！きた！」

提督「おお！強チェリーきたか」

赤城「やっと発展です！」

提督「今までなかったのか・・・（もう500回してるのか・・・）」

赤城「射的ですって」

提督「ああ。このメガネの奴が射的で景品落としたらボーナスだ」

天龍「なんかほのぼのしてるな」

提督「な。ゾンビ」

島風「ゾンビじゃないよ！『奴ら』、だよ・・・」

天龍「毒されてんな」

赤城「がんばれ！がんばれ！」

提督「どうだ？」

ﾌﾟｯｼｭ！
赤城「！？きた！確定ですね！プッシュボタンを！」

提督「まて、あんまり期待するな！」

赤城「ほい！」ﾎﾟﾁｯ

ｼｭﾝ
ﾊｽﾞﾚﾀｰ?!
赤城「！？」

提督「・・・確か、この演出は、外れるときもプッシュボタンを押させるんだよ 」

赤城「」ﾌﾞｸﾌﾞｸ

天龍「泡吹いて倒れた！」

島風「現実は残酷だね」

島風「ストーリーから発展したよ！」

提督「運良いな！・・・さあ、どれだけゲーム数を上乗せできるかな」

提督「このゲーム内では、黒いバーが揃えば揃うだけゲーム数を上乗せだから、目押しをしっかりな」

島風「がんばるー」

天龍「あちゃ、ストーリーから発展しなかった」

提督「それが普通だ。ストーリー中のゲームは、最初の50ゲームからは引かれていないから、また続きから挑めるぞ」

天龍「ん？子役からゲーム数の上乗せになったぞ」

提督「運いいな、お前ら！なんなんだ！」

赤城「さて、諭吉さん、行くのです」ｶﾞｰ

提督「お前はもうやめて」

島風「50ゲーム乗ったよ」

提督「まあ、そこそこだな。島風と天龍は、もう勝ちが決まってるようなもんだな」

赤城「これからです」

提督「汗ヤバいぞ」

天龍「またストーリーだぜ」

島風「なんかビッグボーナスになったんだけど」

提督「お前ら、ちょっと黙れ」

赤城「これからです」

提督（終わったら飯奢ろう）

（私はエウレカセブンに始まり、モンハンやエヴァ、スナイパイ、化物語、アイマスとか萌えスロも好きです、北斗はトラウマあるんで打ってません、気分でAtype打ちます。パチスロやってみたいな、って人に、自分が説明するならこんな感じになるだろうな、ってのを予想して書いてます、ヨロシクオネガイシマス）

赤城「・・・」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

提督（そろそろヤバイな）

提督「ほら、ちょっと赤城さん？飯奢るからちょっと定食屋いこう？」

赤城「ハラヘッテナインデ」ｸﾞｰ

提督「嘘下手か！」

提督（どうしよう、殴ってでも止めるべきか？）

天龍「ARTニセット目だぜー」

島風「ストーリー全部見終わって、一周しちゃった」

提督（なんだこいつら）

提督（なにかないか、なにかないか）

赤城「・・・」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

ｶﾞﾒﾝﾍﾞﾀﾍﾞﾀﾍﾞﾀ！
赤城「！？」
提督「！？」

ﾌﾟｯｼｭﾚﾝﾀﾞﾀﾞ！
赤城「これは！？」

提督「なんだ！？」

赤城「」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

提督「速い！顔怖い！」

ﾃｰﾚｰﾚｰﾝﾎﾞｰﾅｽｶｸﾃｲﾀﾞ！
赤城「・・・！？」ﾊﾟｱｱｱ

提督「よかったな！おい！」

赤城「はい、本当に・・・」ｸﾞｽｯ

提督（これで懲りるだろう）

赤城「あれ？左リールの真ん中にチェリーとまりましたよ？」

提督「そうかそうか・・・」

提督「・・・ああん？」

提督（中段チェリーだと？俺だってだしたことないのに！？まさか、な？）

赤城「頼むーレギュラーボーナスはいらないー！」

提督「キャラ壊れてんぞ！」

ｵﾒﾃﾞﾄｳ
赤城「あ、青の７ですって」

提督「へ？」

赤城「デスパレートボーナス？何ですかこれ」

提督「はわわわわ」ﾄﾞﾃﾞｰﾝ

天龍「提督ゥー！」

島風「何があったの？」

赤城「さあ・・・」

提督「凄いぞ！」ﾑｸｯ

天龍「うわっ！」

赤城「なんですこれ」

提督「これはな、大体のパチスロにあるものなんだが、フリーズってものなんだ」

島風「プリーズ？」

提督「フリーズな。何万分の一、とかの物凄い確率でしかでないんだ。まさか、お目にかかれるとは」

島風「ブリーフ？」

提督「フリーズ」

赤城「他のボーナスとはなんか違いますね」

提督「確か、まずこのデスパレートボーナスは、初めにフリーズの時間をストックしたあと、ゲーム数の上乗せゾーンに突入する、みたいなものだったはずだ」

赤城「まあ、やってみます」

提督「息を吹き返したな」

天龍「いや、よく見ろ提督」

提督「ん？」

赤城「」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

天龍「手が震えすぎて押せてない」

提督「興奮し過ぎだ！落ち着け！」

赤城「23秒、ストックしました」

提督「次は、その秒数分だけプッシュボタンを押して、ゾンビを倒すんだ。倒した分だけゲーム数が上乗せできる」

島風「『奴ら』、な」

天龍「キャラヤバいぞ」

ｺﾞｰ！
赤城「」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

提督「はええ！」

天龍「いや、よくみろ！」

提督「ん？」

赤城「」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

天龍「手が震えてるだけで押せてねぇ！」

提督「落ち着け！」

ﾇﾚﾙｯ！
赤城「250ゲーム・・・」

提督「まあ、よくやったよ」

天龍「どんだけとりかえせるかだな」

島風「なんか、私のART終わっちゃいそうだよ」

天龍「俺もだ」

提督「みんな落ち着いてきた頃に当たり引きやがったな」

赤城「いっちばーん！」

島風「いや、一番遅いから」

赤城「終わりました」

提督「それじゃあ、交換しようか」

島風「重い・・・」

提督「ほら、貸せよ」ﾋｮｲ

島風「胸臭い・・・」

赤城「ほら、貸せよ」ﾋｮｲﾊﾟｸ

天龍「肉まんが・・・」

提督「はい、実践終了です！」

天龍「なにそれ」

提督「一回やってみたかったの」

提督「それじゃ、発表といこうか。島風、何枚だ？」

島風「1500枚、でたよ！」

提督「投資は200枚だったから、1300枚のプラスだな」

島風「へへへー」

提督「天龍は？」

天龍「1000枚だったぜ」

提督「投資は350枚だったから、650枚のプラスだな」

提督「初めてにしては出来すぎだな」

天龍「倍返しはできなかったけどな」

提督「そして赤城が」

赤城「2000枚です」

提督「えっ？」

赤城「2000枚」ﾄﾞｯﾔｱｱｱｱ

提督「投資は？」

赤城「1500枚です」

提督「天龍にも負けてんじゃねえか」

赤城「しかし、フリーズという物凄いものを見れましたからね」

提督「まあ、初めてにしては物凄い出来すぎだな」

島風「みんな勝ててよかったねー」

天龍「だな」

提督「それじゃ勝ったから、その勝った分、旨いものをみんなに買ってかえるか」

島風「お祭り？」

提督「お祭りだ」

島風「やったね！」

赤城「やったね！」

天龍「一番喜んでるのは、お前だろうな」

天龍「提督、ほい」

提督「お、有言実行だな」

天龍「倍じゃねぇがな」

提督「十分過ぎるよ、よくやった」

天龍「・・・当たり前だ！」ﾃﾚｯ

提督「こりゃ、うまいもんたくさん食えるな」

赤城「どうぞ、提督」

提督「いや、お前のは自分でもってろよ」

赤城「これで食料買うなら、喜んで寄付します。さあ、スーパー行きましょう」

提督「赤城・・・」

天龍「そのお金以上の量を、食べるだろうけどな・・・」

金剛「榛名、提督はー？」

榛名「さぁ、私達がお風呂に入ってる間に、どっか出掛けたみたいですね」

金剛「ヒマデース」

提督「ただいまー」

金剛「帰ってきたデース！」

金剛「提督ゥー！お帰りデース！・・・て、なんデスか、その大量の荷物？」

提督「いろいろあってな。今日は出撃は無しで、祭りだ！」

金剛「パーティーデスか！？着替えてくるデース！」

提督「ドレスとか着なくていいからな？」

金剛「法被でーす！」

天龍「和風かっ！」

北上「ただいまー」

天龍「おい提督、遠征組が帰ってきたぜ！」

提督「ナニィ！？」

天龍「言ってこい！」

提督「うおおおお！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

北上「な、なに！？」ﾋﾞｸｯ

提督「電ちゃーん！！おかえりぃーーー！」ﾄﾋﾞﾂｷｯ

電「はわわわわ」

天龍「ちげえだろ！」

北上「はははー、ごめんごめん。まさか本当にいくとわね」

天龍「大変だったんだぞ」

提督「まあ、そのお陰で美味しい飯が食えるわけですが」

天龍「運がよかっただけだろ」

北上「まあ、終わりよければなんとやらだよ」

天龍「まとめようとするな！」

提督「それじゃ、みんな揃ったところで、そろそろ始めますか！」

天龍「でもよ、なにに乾杯するんだ？パチスロ勝った記念に！とか、すげぇカッコ悪いだろ」

赤城「島風ちゃんの初化粧記念はいかがでしょう」

島風「ん？」

天龍「まだ化粧とってなかったのかよ！とってこい！」

提督「みんな引いてるぞ！」

みんな「カンパーイ」

天龍「のりでなんとかなったな」

提督「のりって大事だな」

島風「とってきたよ」ﾄﾃﾃﾃ

提督「おう。どうだった、島風。初パチスロ」

島風「楽しかったー！」

提督「なんか複雑だな。あんまり行っちゃ駄目だぞ」

島風「うん、でも当分いかないかなー？」

天龍「そりゃまた、なんで」

島風「だってパチスロより走ってる方が楽しいんだもーん」

提督「・・・健全で何よりだ」

天龍「心配する必要は無さそうだな」

提督「天龍も行くなよ？」

天龍「あぁ、俺も当分はこりごりだぜ」

赤城「私もトラウマなので行きません」

提督「なによりだ・・・」

電「提督ー？」

提督「どうした電」

電「明日の予定なんですけど、ここはどうなってるんです？」

提督「あぁ、ここはこうでこうなってるよ」

天龍「パチスロの時と違っておざなりな説明だな・・・」

電「それじゃ、ここに飽き時間ができますね」

提督「そうだな。ゆっくり休め」

電「・・・あのですね、提督にお願いがあるのです」

提督「ん？なんだ？何でも聞くぞ？ん？」

天龍「なんで食いぎみなんだよ」

電「あのですね、私にパチンコを教えてほしいのです」

天龍・提督「北上ィィィィィィ！？！？」


オシマイ

（終わりました！読んでくれた方、アリガトウゴザイマス！批判でもなんでも書いて頂けたら嬉しいです、○○ちゃんはもっとかわいいぞ！とか、○○ちゃんの口調違う！とか、今後の参考になるので是非書いてってください。パチスロのここが違う！とかも書いてってください、是非。オチをつけようと必死だったり、最後が勇み足になってしまったりなどありますが、無事かけてよかったです。アリガトウゴザイマシタ！）

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