モバP「来月はジューンブライドなんて呼ばれてますね!」 (24)

モバP「事務所に飾った雛人形は片付けません!」
モバP「事務所に飾った雛人形は片付けません!」 - SSまとめ速報
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P「なので幼女達と結婚するんだ!! うわああぁぁぁぁぉぉぉああああ!!!」

心「生きてたのか……」

P「ジューンブライド! 6月に結婚すればなんだかんだで幸せになれる!」

留美「でも、ヨーロッパ等では確かにそういう迷信もあるけれど、日本ではただ単に企業の印象操作で実際に6月がなんてこだわる必要はないと思うの。やっぱりお嫁さんとお婿さんの間での信頼関係などが長く付き合って行くなかでいかに幸せになるための……」

P「ひいっ!? 特定分野でのみ早口になる人だ!」

留美「…………」

美優「Pさん…、やっぱりショックで……」




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早苗「ちょっと! さっきから何騒いでるのよ!」

瑞樹「もう、大きい声出しちゃダメよ?」

P「うひいぃ!? 平均年齢が27になった!」

早苗「26.8よ!!」

瑞樹「四捨五入しないでほしいわ!」

心「おい☆ ふつう小数点切り捨てだろ☆」

留美「まだ二十代半ば、よね?」

美優「ですよね……?」

早苗「ちょっと」

瑞樹「まるで私たちは『半ば』の内に入らない、みたいな言い方ね」

早苗「で、なに? ロリコン特有の発作?」

P「ロリコンなんかじゃあありませんよ、俺は!」

瑞樹「そもそも子供たちと結婚なんて法的にも無理でしょう?」

P「さすが綺麗事はアナウンサーの御家芸だな!」

瑞樹「元、よ!」

P「ともかく、俺は子供たちと結婚して、少子化対策するんだ!」

心「別に、子供じゃなくとも大人とも頑張れば……。いやーん☆ 恥ずかスウィーティー☆」

P「お前も! ふざけるなあぁぁぁ!!」

心「あァ!? ざっけんなコラァ!!」

P「俺は歳喰ってエラーを吐き出しかねない結婚適齢期を過ぎそうな人よりも! まだまだ若い子供たちの方がイケるんだ!!」

P「都ー! 加奈ー! 瑛里華ー! 肇ー! ライラー! 加蓮ー! 保奈美ー!まゆうぅぅあああーーー!!!」

美優(あ、いちおう16歳以下の子はあげないんだ……)

P「珠、美…。え、珠美? あいつって何歳だったけ……?」

P「え? 11くらい…、だっけ……。あれ……」

心「16だぞ」

P「ああ、ですよね。えーと、パッション組は……」

早苗「くどいわよ。ストップなさい」

早苗「ともかく、そんな歳の子との結婚なんて法がギリセーフって判定だしても、世間が認めないわ!」

P「なんだよ、それ……。なんなんだよそれはぁ!!」

P「世間が世間が、って! 周りの目ばかり気にして、そんなんで幸せを掴み取ろうって言うのか! 夢を叶えるってのは自身の意思を貫いて、それでいて周りを押しのけて、我を通した先にあるものじゃないのかよ!」

留美「ふざけた事言ってるのに微妙にいい事言ってるようなのが腹立つわね……」

P「俺の夢を叶えるためには、そんなもの気にしている場合じゃないんだよ! だから、だから俺はぁ!」

早苗「とりあえず寝言が言いたいんならシメてやるわよ」

P「アンタが正しいって言うのなら、俺に勝って証明してみせろ!」

早苗「いいわよ! アンタなんか5秒で首の骨砕いてやるんだから!」

P「いつもそう簡単に……、やれると思うなあぁぁーーッ!!」


早苗「トゥ!」

キラキラバシューン!

P「」チーン

美優「1秒、でしたね」

留美「首を攻めると見せかけておいての、股間を蹴り上げ……」

心「まるで種が割れたかのような、変な音がしたぞ☆」

瑞樹「というか、泡吹いてるけど大丈夫?」

早苗「ふん! その姿がお似合いよ!」

巴「…………」

瑞樹「あら、巴ちゃん。おはよう」

巴「いや、おはようじゃなしに、この股間を抑えて泡吹いとる雑巾はなんなんか言うてくれにゃあ挨拶もままならんでよ」

P「……はっ! ここは!?」

美優「事務所…、の床ですけど……」

P「ひ、ひいっ!? 巴!」

巴「よう。ウチの若いのに可愛がって貰うたそうじゃが、どうじゃった」

P「もう一生蟹食えねえよぉ……」

心「『ドラム缶 蟹』で検索するなよ☆ 絶対だぞ☆」

巴「はっはっは! まあともかく、これで大人しゅうなって子供に手を出さん言うんなら おっけー じゃの!」

早苗「今まさに、『幼女と結婚するー!』って叫んでた所だったのよね……」

巴「ぶち殺しちゃれ」

P「巴…! 巴ええぇぇぇぇ! 俺は、俺は16歳の子達をお嫁さんにしたいって、それだけで金的されたんだぞ! おかしいと思わないか!」ギュウッ

巴「ウチに抱きつくな」

P「オォん! 今回は別に小学生や13歳じゃない! 法的にカバーされた年齢を攻めたんだぞ!」スリスリ

巴「ウチの体を撫でまわすな」

P「酷いよなあ! 国が良いって言ってるのになぁ! すうぅ……! ボーノ! うまあぁぁーいっ♪」ハスハス

巴「ウチの股を嗅ぐな」

美優(慣れてる……)

巴「で、この気色悪いのはどがあしてこうなったんじゃ?」

P「いいっ! 巴の方言いい! ガチヤクザのドスの効いた方言じゃない、こんな女の子が周りの人に影響されて喋るようになった少し刺し刺ししくも柔らかい味わい深い耳の触り……」

巴「……で、この気持ち悪い人はどうしてこうなったんですか?」

P「うううぉあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

心「流石に気持ち悪いな……」

瑞樹「いや、いきなりこうなって……」

巴「じゃあ、特に原因はなく、もともとこういう人間という事ですか……」ゲシッ

P「痛ひぃっ! でも! 鳩尾とか急所を狙ってくるけど力加減してて女の子らしい威力の蹴りはこれはこれで……!」

巴「…………」ゲシッ ゲシッ ゲシッ!

P「がはっ! やめ、止めて! だんだん威力あげて同じ所を蹴るのやめて!」

留美「……ふふっ、くふっ!」

美優「え? 面白い所ありました?」

巴「はぁ…、ともかく、さすがの私も今回ばかりはこいつの面倒を見たくはありません」

早苗「まあ、気持ちはわかるけど……」

瑞樹「また小さい女の子を連れてこないと離れないと思うわ」

巴「ううん…。かといって他の子にこいつを押し付けるのも……」

P「ひゅひい! 巴のヘソいいよね……!」イジイジイジイジイジ

巴「チッ……」

P「ふふふっ…! 俺は巴が方言に戻るまでこの執拗なヘソ責めは辞めないぞ……!」

巴「お前いい加減にせんとほんまにぶち殺すぞ……?」

P「それだよそれ! それをまっていたんだよ!」イジイジイジイジイジイジイジイジ

P「はあ…! 巴の方言いい……! これがいい……!」

巴「……方言がええんなら、留美姐さんでもよかろうて」

留美「え、私? えと、こほん……」

P「あ、大丈夫です」

留美「……ぐすん」

P「なあ、巴、今日のパンツは何色……」

巴「灰色」

P「もおおおおお!!! もっと恥じらいを込めて言ってくれないと意味ないでしょおおぉぉぉぉ!!?」

巴「うるさいわ」

P「股の嗅いだときちょっと血の匂いしたから灰色かなー、って思ったけどさあ!!」

巴「なんで余計な推理力つけよんなら!!」

P「まあいいや! パンツちょうだい!」

巴「お前にくれてやるもんなんぞ無い!」

美優「でも、本当にどうします……」

巴「お前は一体子供に手ェ出したいんかなにがしたいんかいっぺんはっきりせえや」

P「子供に手ェ出したい!」

巴「死ね」

P「いや、はっきりしろっていうからしたのに……」

巴「じゃからウチもはっきり言っちゃったろうが」

P「なあ、巴のコネでさぁ、多重債務者とかいるんじゃあないのか?」

巴「それがどうしたんじゃ」

P「それを脅して、うまい具合に幼女を……」

早苗「流石にこの発想は死ぬべきね」

巴「……出来んことも、ない」

美優(できちゃうんだ……)


巴「じゃが、いくらお前が変態じゃったとしても、そういう事を考えつく人間ではないとウチは思いよった」

P「……ともえ?」

巴「目も当てられんくらい変態じゃったとしても、変に抱きついてくるような奴じゃとしても、ウチはいくらかお前の事は高く買いよった」

巴「仕事をするときはしゃんとしよったし、若いもんにも、頭を下げるときは下げる。きちんと仕事をする、筋の通ったもんじゃと……」

P「筋? え!? スジ!? 巴のスジが通ったパンツ!? 欲しい!」

巴「お前人が説教しようる時に何考えよるんなら!」

心「いつもこんなんだし、ね?」

巴「はぁ、もう知らん」

P「へ? 巴?」

巴「もうウチは金輪際お前の面倒を見ん。あたぁ姐さんらぁにまかせる」

P「巴…、なんだよ! そんな……。なんで!!」

早苗「いや、巴ちゃんに任せるわ」

瑞樹「私たちとしても、発作中のこの人の相手は……、ね?」

留美「……それに、巴ちゃんにご執心のようだし」

美優「任せるわ……?」

心「今回はコンクリ風呂にするー☆」

巴(味方がおらん)

P「年長者達がこぞって巴に任せるって……」

巴「うぐ…、なしてウチがこんな役回りを……」

P「つまり、歳上達は巴となら、って認めてくれたって事だよなぁ!」

巴「はぁ!? どがぁしてそがぁな考えになるんなら!」

P「決めた! 俺、巴と結婚します!」

早苗「はいはい。ライスシャワーライスシャワー」

P「そうと決まれば、巴! すぐ親父さんに挨拶しに行くぞぉー!」

巴「ちょ、待て! はなせ…。ああぁーーーー……」

美優「行っちゃった……」

留美「今回は生きて帰ってくるのかしら」

ーー 翌日 ーー

巴「…………」ムスッ

心「お嬢☆ お務めご苦労さんです☆」

巴「……おう」

早苗「あ、あの…。ともえ、ちゃん……?」

巴「……ん?」

早苗「えっと…、一応聞くけど、P君は……?」

巴「……のう、早苗姐さん」

巴「アスファルトの作り方……。知りたいか?」

瑞樹「あっ……」

留美「Pさん……」

美優「無茶して……」



終わレッ!!

世間では総選挙の結果で皆が一喜一憂しているが嫁が今回圏外だった事は全然大した問題ではなかった。
そんなことよりもUNEIが筋の通った輩なら、そろそろお嬢に声を付けてくれるのではと思ったけれど、方言の壁が厚く立ちはだかる。
ロシア語や京言葉が話せる声優よりは見つけやすいでしょう!


次回! アイドルマスターシンデレラガールズ!

『方言警察24時!』

なんなら僕が演技指導(意味深)してヤりますよ!


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