男「本題に入ろう、今度クラスの何人かと別クラスの奴らで合コンする」

女「はい」

男「そこに女さんも参加してほしい」ｷﾘｯ

女「男さんが出るなら参加します」

男「分かった」

男友「ちょっとまってくれ、男は変だと思わないのか？」

男「いや、OK貰ったんだからいいだろ？」

男友「お前バカだろ？」

男「そんなの分かりきってるだろ？」

男友「違うんだよな…伝わって欲しいんだけど違うんだ」

男「なにが言いたいのか俺には分からない」

女「…」

男友「じゃあ二人に質問だ」

男「うん」

女「…はい」

男友「合コンとはなんだ」

男「彼女欲しいですの男どもが阿鼻叫喚する集まり」

男友「微妙に当たってるのがムカつく」

女「仲の良い人たち、知らない人たちとの親睦を深めるために行う飲み会…今は飲み会というより彼氏彼女が欲しい人たちでしのぎを削る場所」

男友「なんかニュアンスが微妙だけど正解」

男「当たってるならいいだろ？」

女「…」ｺｸ

男友「…いや、そうなんだけどな。どう思います？」

女友「え、私！？」

男友「さっきから聞いてるだけじゃん」

女友「だって、なんて言ったらいいかわからないんだもん」

男友「だよなぁ」

女友「うん」

女友「そういえば参加するのは誰なの？」

男友「ああ、隣のクラスの美少女ちゃんと地味子ちゃんと妹ちゃんだ」

男「なんで妹が出てまうん？」

男友「美少女ちゃんと友達だから仕方ないね。地味子ちゃんは妹ちゃんに拉致られたらしいよ」

男「地味子っちが来るなら楽しそうだ」

女「…」ﾋﾟｸｯ

男友「地味子ちゃんと接点あったのか？」

男「意外と漫画で話が合うんだよ」

女「漫画のタイトル教えて下さい」

男「ん？妹ですが？って漫画」

女「必ず読んでおきます」

男「マジで？それは嬉しいな」

女「…」ﾊﾟｧ

女友「…（分かりやすいなぁ）」

男友「…（ムカつくなぁ）」ｲﾗｯ

男「軽くスルーしてたけど美少女ちゃんが来るってすごくね？」

男友「今まで誘われても断ってたって話だしな」

男「いい子や」

男友「いい子かどうかは判らんけどな」

ーーーーカラオケBOX。

男「んで？」

男友「ん？」

女「…」

美少女「…」ﾆｺﾆｺ

地味子「…」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

妹「ハニートーストとポテトデラックスとコーラで…それと…」

女友「…（空気が重い）」

男「男女比率変じゃない？」

男友「まぁそうなんだけどな…（もっと気づくべきところがあるだろ）」

男「えーっと、とりあえず合コンを開催したいと思います！」

男友「…お、おー！」

女友「おー！」

女「はい、よろしくお願いします」

美少女「おー！楽しくやろうね！」

妹「…パーティー用の」ﾁﾗｯ

女「…？」

妹「はい、それをお願いします」

男「なぁ男友よ」ﾎﾞｿｯ

男友「なんだ」

男「合コンってどうやるの？」

男友「…」

美少女「男くん合コン初めてなの？」

男「HAHAHA、百戦錬磨の私を捕まえて童貞とな？」

美少女「私は処女だよ」ﾆｺﾆｺ

男「男友よ、ティッシュを下さい」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

男友「あいよ、てか美少女さんなに言っちゃってんの」

美少女「童貞って言うから自己紹介しただけだもん、面白いからノっただけだし」ｸｽｸｽ

男友「そ、そう（男は一生勝てないタイプだな）」

妹「なに鼻血だしてるの？空気読みなよ」

男「うるせぇ、純情な男は鼻血ぐらい出すわ」

妹「今時無いと思う」

男「…」ｽﾝｯ

男友「泣くなよ」

男「泣いてないわ！」

妹「とりあえず歌おうよ、誰から行く？」

美少女「はいはーい、なら私から行く－」ﾌﾘﾌﾘ

妹「はい、リモコン」ｽｯ

美少女「さーんきゅ、えーっと」ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

男友「…」

男「合コンは良いものだな」

男友「まだ始まってすらなねーよ！」

美少女「ーー君がーー」

男「予想外にアニソンだ」

男友「確かに予想外だ」

地味子「び、美少女さんもアニメ見てるらしくてあの夢で感動したらしいです」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

男「おー！漫画貸してくれたやつで感動したあれか！アニメも良かった」

地味子「そ、それで…す」ﾋﾞｸｯ

男「あれ貸してくれてありがとう、実はあの後全巻揃えてねー」

地味子「高く…なかっ‥た？」

男「うん、お年玉吹き飛んだ。でも価値はあるよね」ﾃｶﾃｶ

地味子「う、うん…うん。紹介してよかった」ﾃﾚﾃﾚ

男「次もたーー」

女「男さん、次は男さんに歌って欲しいです」

男「お、おう。なに歌おうかな～」

地味子「…」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

女「…」ﾆｺｯ

男友「…」ｱｾｯ

女友「怖いよぉ」ﾋﾞｸｯ

男友「すげぇ…三日間で街が滅びそうだ」

妹「…」ｼﾞﾛｯ

女友「ふぇ～グラウンド・ゼロだよぉ」

男友「間違いねぇ、爆心地だこれ」

美少女「みんなの前だと緊張するね」ｴﾍﾍ

男友「他の奴らとカラオケとか行かないの？かなり上手かったけど」

美少女「ありがと、んー家族となら行くけど、知り合いだけでカラオケって久しぶりかなー」

妹「意外」

美少女「えー意外かなー妹ちゃんが誘ってくれるなら一緒に行くのに」ﾆｺﾆｺ

妹「いいよー」

美少女「ホント？嬉しいな」ﾆｺｯ

地味子「…ッ！？…？？」ｿﾞｸｯ

女友「…？（どうして寒気がするの）」ｿﾞｸｯ

ーーーーモザイクカケテ。

男「俺だ」

地味子「コードミヤネ…炎上のネット」

男友「それもアニメ？」

地味子「は、はい。ネットで反逆者って名前のキャラが大統領を煽って戦争になる話…です」

男友「なにそれ、ちょっと見たい」

地味子「主人公はすぐにフェードアウトします」

男友「炎上に怖くなって逃げる大学生かよ！」

地味子「24歳、学生です」

男友「マジで学生かよ！」

美少女「面白そうだねー」

妹「…」

女友「見るべきなのかな？」

男友「流れ的に？」

男「聞いてくれてありがとー！」

女「すごく良かったです」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

男友「良かったゾ」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

男「お前は絶対聞いてないだろ！」

男友「すまん」

女「そういえば、歌もいいですけど王様ゲームという遊びもあるようですね」

妹「…」ﾋﾟｸｯ

美少女「あるねー面白そうだから店員さんにお願いして箸もらっちゃう？」

男友「実は用意してあるんだ」ｽｯ

美少女「男友くんナイスだよ」

男友「おう！」

男「王様ゲームとな」

地味子「あ、あまり変なのは…なしーー」

女「男さん、好きな数字は？」

男「1かな」

女「嫌いな数字は？」

男「4かな」

女「ありがとうございます」

男「お、おう？」

妹「…」ﾌｯ

女「！？」

女友「と、とにかくやってみる？」

美少女「王様だーれだ、えへへ、一度言ってみたかったんだよ」

男友「天使だ」

男「ルシフェル？」

男友「それは堕天使だ」

地味子「王様…私です」

女「…」ｸｯ

妹「…」ﾁｯ

地味子「ご、ごめんなさい」

女友「あ、あはは」ｱｾｯ

地味子「…」ﾁﾗｯ

男「…（んー微妙な数字だな）」3

地味子「2番…が」

男友「俺だ」2

女「…」ﾌﾌｯ1

妹「…」ﾌｯ5

女友「なんかこの空気やだ」4

美少女「…」ﾆｺﾆｺ6

地味子「3を…」

男「ん？」

女「…」ﾋﾟｸｯ

妹「…」ﾋﾟｸｯ

地味子「…手をつなぐ」

男友「…」

男「…」

男友「はい」ｽｯ

男「…おう」ｽｯ

男友「…」グッ

男「…」グッ

男友&男「…（何だこのガッカリ感…）」

妹「男同士で気持ち悪い」

男友「好きでやってんじゃないよ？！」

男「ひでぇ言われようだ！」

女「…（なるほどそう言うのもあるのね）」関心

美少女「…（男同士は興味ないけど、ネタにはなるかなー）」ﾆｺﾆｺ

地味子「…ありがてぇなぁ（ふぅ…いいネタゲット）」

男友「…あっ（察し）」

妹「次行こう」

男「何だかんだでノリノリだなお前」

男「クッ、王様だれじゃい！」1

妹「私」ﾆｺｯ

女「！？」3

男「お前かよ」

妹「悪い？一番さん」

男「なぜバレたし」

美少女「…」4

地味子「…」2

男友「んー」5

妹「じゃあ、王様に1番が肩もみをする」

男「なんか普通だな」

妹「序盤からは飛ばさないよ」ﾆｺﾆｺ、ﾁﾗｯ

女「…」ｺﾞｺﾞｺﾞ

女友「小さな争いが」6

男友「数字を決めても予測できるのがすげぇよ」