佐藤心「ばく!」沢田麻理菜「おん!」 (39)

アイドルマスターシンデレラガールズです。

アニメがほぼアイマス声優で構成されていると言っても過言ではない、おりもとみまな氏の漫画「ばくおん!!」
とはなんら関係ありません。

沢田麻理菜「ばく!」佐藤心「おん!」
沢田麻理菜「ばく!」佐藤心「おん!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462525446/)

これら一連のSSはバイクに興味を持ってくれる人が少しでも増えてくれればいいなと思っているため、なるべく分かりやすく書いているつもりでした。分かりやすくなりませんでした。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463393958

CGプロ

麻理菜「悩むなぁ……」

心「おっはよー☆」

モバP(以下P)「おはようございます」

麻理菜「おはよう」

P「朝からテンション高いですね」

心「だってようやくバイクに乗れるようになったんだぞ☆」

麻理菜「買うバイク決めたの?」

心「んーん。まだだけどね☆」

心「でも、乗るならはーれー?みたいなのが良いなって考えてるぞ☆」

P「は、ハーレーですか……。確かにカッコいいですけど、いきなり外車は……」

麻理菜「ダメなの?」

心「はぁとの選択にケチつけるのかオルァ☆」

P「いや、ダメってわけじゃないですけど、とんでもなくお金かかりますよ」

心「そこそこ稼いでるし大丈夫っしょ☆」

P「最近はそうでもないらしいですけど、やっぱり外車って国産車に比べて故障やトラブルが多いんですよ」

P「そもそも壊れたら国産車と違って部品を外国から取り寄せだったりもしますし、その時点で空輸にお金かかりますし、ディーラーに言われるがままにお金出さないと直らないってのもあるらしいです」

麻理菜「そういうのは車と同じなのね」

P「んー……バイクってのは多かれ少なかれ故障するもんなんですよ。それこそ車以上に」

P「故障もするけど、その度に直して乗るから愛着が沸くってのもあるんですけど」

P「自分で部品手に入れて直す人も居ますし、というか簡単な修理くらいなら自分でやるって人が多いんですけど、さっきも言ったように国産車なら簡単に部品も手に入るんですけど」

心「外車だと部品が手に入りにくい?」

P「そういう事です。ようやく直せるようになるのが一か月後とか当たり前みたいです」

麻理菜「でも、それって自分で直す場合よね?」

P「ですね。だから、ディーラーに修理依頼するとそれ以上に時間かかります」

P「外車ってのはお金もそうですけど時間もかかる乗り物なんですよ」

心「むむむ……」

P「実際のところはどうかわかりませんけどね。俺も外車は乗ったことないですし」

麻理菜「でも、リスクとしてはそういう可能性もあるのね」

P「ですねー。好きなバイクに乗るのが一番ですけど、経済面とかも考慮する必要はあります」

P「どうしても外車に乗りたい! って言う意思が強いならそれに乗るべきですけど、ただ乗ってみたい程度ならおすすめはしません。止めはしないですけど……」

心「ぐぬぬ……☆ もうちょっと考えてみる……」

P「ハーレーの見た目が気に入ったならアメリカンとかどうです?」

心「あめりかん?」

P「麻理菜さん、ちょっとそれお借りしてもいいですか?」

麻理菜「えぇ、はい。どうぞ」

P「ありがとうございます。えっと……」

心「マリナルさっきから何を真剣に見てるのかと思ったらカタログか☆」

麻理菜「Pくんが持ってきてくれたのよ」

P「こういうのですね」

心「? ハーレーじゃないの?」

P「え? これはホンダのシャドウですけど」

心「ホンダのハーレーでしょ?」

P「? いえ、シャドウですよ」

心「ホンダのハーレーのシャドウ?」

P「はい?」

心「え?」

麻理菜「心、ハーレーって何かわかってる?」

心「だから、こういうバイクでしょ?」

P「ああ! そういうことですか!」

麻理菜「ハーレーってのはアメリカのバイクメーカーの名前よ」

心「えっ!?」

P「心さんが言ってるハーレーはこういう形のバイクのことですよね?」

心「う、うん☆」

P「こういう形のバイクを『アメリカン』って呼ぶんです」

P「ハーレーってのは、アメリカのハーレーダビットソン社が作るバイクの事を指すんですよ」

心「そ、そうだったのか……☆」

麻理菜「どうりで外車を欲しがったわけね」

心「は、恥ずかしい……」

P「まぁ、店言ってハーレーくれって言う前で良かったと思いましょうよ」

P「店でやってたらもう二度と行けないですよ……」

心「うん……☆」

心「ところでマリナルは買うバイク決めたの?」

麻理菜「まだよ。私も心と一緒で迷ってるところ」

心「マリナル」

麻理菜「なによ? そんな真剣な顔して?」

心「ハーレーは会社の名前だからな☆」

麻理菜「知ってるわよ!」

P「まぁまぁ。候補くらいは見つかりました?」

麻理菜「候補なら決めたわよ」

心「どれどれ?」

麻理菜「SR400かエストレヤってのよ」

P「クラシック系ですか。俺と似た趣味ですね」

心「プロデューサーとおそろいを狙うとは……やるな☆ マリナル☆」

麻理菜「ち、違うわよ!? たまたまよ! そう! たまたま!」

P「SRもエストレヤも女性に人気あるんですよね」

P「CB223SとかCB400SSとかも似てるのに乗ってる人見たことねぇよ……」

心「あ、これか☆ 確かに可愛いな♪」

麻理菜「そうなのよ。Pくんのバイク見て可愛いなって思ったからね」

P「んー。じゃあ跨ってみます?」

麻理菜「え?」

P「CB223Sなんで似てるだけですけど、カタログとかで見るよりは実車みた方がイメージも湧くかなって思いまして」

心「お♪ いいな、はぁとも乗りたいぞ☆」

麻理菜「いいの?」

P「跨るくらいなら。まぁ……免許もお持ちですし、最悪うちの敷地内だったらエンジンかけてもらっても良いですよ」

麻理菜「ありがとう、Pくん♪」


CGプロ 駐車場

拓海「いや、やっぱ最初こそ曲がる楽しさを知ってもらうべきだろ」

夏樹「おいおい、初心者にカーブは難易度高いんじゃないか?」

拓海「そこは気合でなんとかすんだよ!」

P「あれ、お前ら来てたのか」

心「おはっよー☆ 夏樹ちゃん、拓海ちゃん☆」

麻理菜「来てたなら事務所にくればよかったのに」

夏樹「おはようございます。偶然、駐車場で拓海と一緒になったんで少し話してたんですよ」

拓海「おはようございます! 心姐さん! 麻理菜姐さん!」

P「拓海はまだ姐さんなんて呼んでるのか」

心「やめろってんだろオルァ☆」

拓海「す、すんません!」

夏樹「ははっ。拓海も学習しないなぁ」

麻理菜「心はまだしもなんで私まで姐さんなのかしら……」

心「マリナル……はぁとがまだしもってどういうことだ☆」

麻理菜「言葉通りよ♪」

心「うぇ~ん☆ 夏樹ちゃーん、マリナルがいじめる~☆」

夏樹「相変わらず仲が良いですね。お二人とも」

拓海「ところでどうしたんすか? まだ仕事の時間じゃないっすよね?」

麻理菜「Pくんのバイクに跨らせてもらおうと思ったのよ」

夏樹「ああ、そういやこいつはプロデューサーさんのバイクだっけ」

P「おうよ。俺の愛車のCB223Sだ!」

拓海「走らない、曲がらないで良いとこなしのポンコツな」

P「おい。俺が言うのは良いが、拓海が言うなよ」

拓海「事実だろ?」

P「あ?」

拓海「あぁん?」

夏樹「おいおい、その辺にしとけよ」

拓海「ちっ……」

P「乗ったこともないくせにこいつの良いところなんてわからんだろうよ」

拓海「あんだと? じゃあ良いところってのを言ってみやがれよ!」

P「……」

拓海「……」

心「ゴクリ☆」

麻理菜「口で言うの?」

P「正直、すまんかった」

拓海「いや……アタシも言い過ぎたよ。わりぃ」

夏樹「まぁ、バイクなんてそれぞれの趣味さ」

心「ねぇ、プロデューサー! 跨ってもいーい?」

P「どうぞー。軽いですけど、倒さないように気を付けてくださいね」

心「よっと☆」

麻理菜「どう?」

心「うーん……わかんない☆」

拓海「そりゃそっすよ。バイクってのはエンジンかけて回さないとわかんねっす!」

拓海「ほら、鍵よこせよ、プロデューサー!」

P「えー……。気を付けろよ。マジで」

拓海「わあってるよ」

拓海「よしっ! 心姐さん、エンジン吹かしてください!」

心「姐さんじゃねぇけど☆ オラ☆」

麻理菜「……」

心「……」

夏樹「やっぱニーハンだとこんなもんだよな」

拓海「相変わらずしょぼい音だな」

P「うるさいわい! 俺はこれが気に入ってんの!」

心「うん……。ありがとね。プロデューサー……」

P「なんでそんなにテンション落ちてんの!? いいじゃん! 好きなんだから!」

心「はい、マリナル交代♪」

麻理菜「ん。じゃあ乗らせてもらうわね」

麻理菜「よいしょっと」

麻理菜「……」

P「どうです!? エストレヤに興味示した麻理菜さんならわかってくれますよね!?」

麻理菜「えっと……。エストレヤとかSR400もこんな感じかしら?」

夏樹「単気筒だとどうしてもこんな感じになりますね」

拓海「シングルは整備楽っすけど、どうしてもパワー不足が否めないっす」

夏樹「走り回ろうと思うとちょっと苦しい部分多いですよ」

麻理菜「うーん……」

P「いいんだ……俺はお前の事、ちゃんと愛してるからさ……。俺だけが愛してればお前も充分だろう? なぁ、223……」

心「プロデューサー……キモイぞ☆」

麻理菜「一周してみてもいい?」

P「どうぞー……」

P「あー……メット持ってきてないけど……敷地内ならまぁいいか」

拓海「アタシの予備で良ければあるぞ?」

P「マジか。じゃあ貸してくれ」

拓海「あいよ。麻理菜姐さん、どぞっす!」

麻理菜「ありがとう、拓海ちゃん。でも、姐さんはやめてね?」

拓海「っす!」

P「気を付けて乗ってくださいね」

麻理菜「はーい」

麻理菜「よっと……」

麻理菜(教習で乗ってたCB400より大分軽くて動かしやすいけど……)

麻理菜「確かに、曲がらないし走らない……」


拓海「心姐さ……」

心「あぁ!?」

拓海「は、はぁとさんは買うバイク決めたんすか!?」

心「はぁとは拓海ちゃんが乗ってるみたいなのにしようかなって☆」

夏樹「へぇ、アメリカンですか。確かに似合いそうですね」

心「やっぱりぃ? はぁとの溢れ出る魅力にマッチすると思ったんだよね☆」

拓海「姐さんならマジイケてますよ! せっかくなら乗ってみますか!?」

心「姐さんじゃねぇ☆ 乗っても良いならお願いしよっかな☆」


麻理菜「うーん……」

P「どうですか?」

麻理菜「えっと……ちょっと物足りないかなって……」

P「……っすよね」

麻理菜「えっと! 違うのよ? あの!」

麻理菜「教習でスラロームが楽しかったからもっと手足みたに動かせるほうがいいなって思っただけで……!」

P「いいんすよ……ポンコツなんで……」

麻理菜「あぅ……」

夏樹「手足みたいにってならオフ車はどうです?」

麻理菜「オフ車って、あのバッタみたいなやつ?」

P「あー、確かに。オフ車の方が手足みたいに動くかも?」

夏樹「さすがに復活早いな」

P「散々言われてるからな……」

麻理菜「正直あんまり見た目が好きじゃなくてどうかなって思ってたんだけど……」

夏樹「見た目がって人は多いですけど、乗ってみると楽しいもんですよ」

P「乗ったことあんの?」

夏樹「試乗させてもらったことあるんだよ」

麻理菜「夏樹ちゃんから見てオフ車ってどんな感じだった?」

夏樹「飛ばして乗るバイクじゃないですね。直線は遅いですし、サーキットみたいなカーブも向いてないですけど、それこそ色々な場所走れるんで、まさに手足って感じでした」

麻理菜「へぇ……ちょっと気になるかも」

P「じゃあ見に行ってみます?」

夏樹「いいんじゃないか? 実車を見れば考えも変わるかもしれないし」

麻理菜「仕事の方は大丈夫なの?」

P「まぁ、ちひろさんに丸投げしとくんで大丈夫ですよ」

P「夏樹、メットの予備って持ってる?」

夏樹「ああ、持ってきてるよ」

P「じゃあ、麻理菜さんは夏樹の後ろに乗せてもらってください。仕事じゃないんで社用車使えませんし、俺は予備のメット持ってないんで」

麻理菜「えぇ。心はどうする?」

P「心さんは拓海に乗せてもらいましょう」

P「おーい!! 拓海―!! 心さーん!!!」

拓海「いいっすよ! 姐さん! 流石っす!」

心「どうしたー!? プロデューサー!?」

P「バイク見に行きませんかー!?」

心「いくー♪」

P「というわけで、拓海。心さん後ろに乗せてやれ」

拓海「おうよ!」

P「じゃあ俺メット取ってきますね」

麻理菜「えぇ」

心「あ、そだ。ヘルメット被るとハゲるってほんと?」

P「……!?」

夏樹「あー……確かにそんな事も言いますね」

麻理菜「そうなの?」

拓海「大丈夫っすよ! ヘルメットでハゲるような奴は何してもハゲるんで!」

P「ぐすっ……」

心「ん? どうした? プロデューサー」

P「お……」

麻理菜「お?」

P「お前らなんか嫌いだー!! 俺はハゲてねぇしっ!! 勝手に行って来いやー!!!」

P「うわーん!!」

心「……へ?」

麻理菜「……気にしてたのね」

夏樹「まぁ、プロデューサーさんも男だからなぁ……」

拓海「別にそこまで薄くねぇと思うんだけどなぁ……」

夏樹「ま、あの調子じゃプロデューサーさんは来そうにないからアタシ達だけで行きましょうか」


某赤男爵

心「おぉー……☆」

麻理菜「たくさんあるのね……!」

夏樹「見るだけならここは最適って言いますしね」

夏樹「買うのはあんまり良い噂ないですけど……」

拓海「心姐さん! これなんてどうですか!?」

心「どれどれ?」

夏樹「おい、拓海。はぁとさん達は400までだぞ」

拓海「あ、そか。じゃあこっちはどうですか!?」

心「これもかっこいいなぁ……☆」

麻理菜「心はアメリカンで決まりみたいね」

夏樹「麻理菜さんはどうします? クラシック見ますか?」

麻理菜「えっと、オフ車っての見たいんだけど」

夏樹「じゃあアタシがついていきますよ」

夏樹「拓海! アタシは麻理菜さんとオフ車見てくるからはぁとさんについててくれな」

拓海「おうよ!」


心「マリナルはオフ車で決まりかな?」

拓海「どうっすかねー。オフ車って見た目がアレなんで気に入らないって人も多いんすよ」

心「ふーむ☆」

心「あ、これかっこいい!」

拓海「イントルーダーっすね! スズキのアメリカンタイプだとこいつかブルバードってのが割と最近まで作ってたやつっす!」

心「作ってたってことはもう作ってないの?」

拓海「一応生産は終了しましたね。でも、新車もまだあるんで。最悪中古でも良いタマ見つかりますし、部品もあるんで余裕っすよ!」

心「うーん、そうなると壊れた時怖いなー。プロデューサーも部品なくて手放したって言ってたし……」

拓海「イントルーダーならよっぽど大丈夫っすけど……そっすね。ならこっちはどうすか?」

拓海「ヤマハのドラッグスターってのですけど、こいつはまだ現行で作ってるんで余裕っす!」

心「ほぅ……☆ こいつもカッコいいなぁ☆」


麻理菜「こうして見るとバイクってたくさんあるのね」

夏樹「バイク人口減ったとは言え、趣味としては根強いですからね」

夏樹「それにこだわりもって乗ってる人が多いですし、作る側もこだわってるんで色々出てくるんですよ」

麻理菜「趣味って際限なくのめり込めるのよね」

麻理菜「サーフィンもやり始めるとやめられなくて」

麻理菜「長野出身でサーファーなんて名乗るから丘サーファーなんて言われちゃうし……」

夏樹「趣味なんて自分が良ければそれで良いんですよ。他人になんて言われようが自分の信念を貫き通すのがロックですからね」

麻理菜「相変わらずカッコいいわね。夏樹ちゃん」

夏樹「ありがとうございます。あー……やっぱりあんまり種類置いてないな……」

麻理菜「どれも同じに見えるんだけど……」

夏樹「オフロード走るのに最適な形ってことですからね」

夏樹「オフ車で有名所ってなるとヤマハのセローです。一概に言い切れないですけど、他社のオフ車よりは知名度は高いですし、ロングセラーなんで完成されてますよ」

麻理菜「うーん……」

夏樹「気に入りませんか?」

麻理菜「やっぱりバッタみたい……」

夏樹「ははは……」

夏樹「うーん、やっぱりクラシック系の方が良いのか……?」

麻理菜「フロントフェンダーってこんなに突き出す必要あるのかしら?」

麻理菜「もっとコンパクトな方が扱いやすいと思うのに……」

麻理菜「あれ? これもオフ車……かな?」

麻理菜「ねぇ、夏樹ちゃん、これは?」

夏樹「? ああ、トリッカーですね。なんだっけな……フリーライド? とかなんとかをコンセプトにしてるやつです」

麻理菜「フリーライド……」

夏樹「言っちゃ難ですけど、器用貧乏って感じなバイクだったと思いますよ。速くは走れないというか、低速域に力を入れてる……だったかな」

夏樹「すごく良いって評判はあんまり聞かないですけど、万能に乗れて扱いやすいらしいです」

麻理菜「トリッカー……」

拓海「おーい、夏樹!」

心「マリナル~☆」

夏樹「ああ、こっちこっち!」

拓海「良いの見つかったか?」

夏樹「いや、正直あんまりだな」

拓海「やっぱオフ車だと選択肢少ないだろ」

夏樹「だな……。やっぱりセローくらいしか候補にならないな」

夏樹「はぁとさんは良いの見つかったんですか?」

心「うん☆ ドラッグスターにしようかなって☆」

夏樹「ドラスタですか。似合いそうですね」

拓海「だろ!? サングラスかけて乗ったら姐さんにドハマりだろ!?」

心「姐さんじゃねぇってんだろ☆」

拓海「す、すんません!」

心「マリナルは良いのあった?」

麻理菜「……」

心「マリナル?」

麻理菜「えっ!? ああ、うん。何?」

心「良いのあったって聞いたんだけど……」

麻理菜「ああ、良いのね。これにしようかなーって」

拓海「これって、トリッカーっすか!?」

麻理菜「えっ……ダメだった……?」

拓海「いや、ダメじゃないっすけど……」

心「んー? なんかよくわからん印象のバイクだな☆」

麻理菜「そうかしら?」

夏樹「なんにせよ本人が気に入ったならそれに乗るのが一番ですよ」

夏樹「ああ、そういえばプロデューサーからメール来てたんだが、もし決まっても一度帰ってこいだってさ」

心「じゃあ帰るか~☆」

拓海「帰っても大丈夫ですか? 麻理菜姐さん」

麻理菜「えぇ。とりあえず色々見れたし満足よ」

夏樹「じゃあ事務所戻りますか」


事務所

P「おー、おかえりー」

P「良いのありました?」

心「はぁとはドラッグスターにする!」

麻理菜「私はトリッカーにしようかなって」

P「はー、心さんは無難って感じですけど、麻理菜さんは珍しいのにしましたね」

心「無難ってなんだオルァ☆」

P「大人気って事ですよ。夏樹と拓海は?」

麻理菜「バイク停めてから来るって」

夏樹「戻りましたー」

拓海「帰ったぞー」

P「お、丁度良いところに帰って来たな」

P「じゃあ四人にお仕事の話だ」

拓海「あぁん?」

P「バイク雑誌のグラビアとインタビューの依頼が来てな。バイク乗ってるアイドルって事で四人を推薦しときました」

心「おおぅ……☆ はぁと達免許とっただけで乗ってないぞ☆」

麻理菜「良いの……?」

P「いいんじゃないですかね?」

P「あと、心さんと麻理菜さんには別にもう一件」

P「なんとご都合主義な事にヤマハさんからバイクのCMの依頼が来ました」

P「条件が破格で、ギャラとは別に好きなバイクを一台プレゼントしてもらえるとのことでした」

夏樹「おいおい……マジかよ」

P「丁度お二人ともヤマハのバイクに魅かれたみたいですし、受けちゃいますね」

拓海「やりましたね! 姐さん方!」

麻理菜「良いのかしら……?」

心「とんとん拍子に話が進むぞ☆」

P「バイク業界も色々しんどいっすからねー」

P「少しでもバイクの印象良くするために美人を起用したいんですよ」

P「じゃあ詳しい話はまた後日になりますんで、よろしくお願いします」

心「おうよ☆」

麻理菜「やっとバイクに乗れそうね!」

心「楽しみだな☆」

麻理菜「えぇ!」

End

以上です。

私はホンダ党ゆえに、ホンダ車以外を購入するわけにはならぬのです。
でも、乗ってみたいバイクは他社が多いっていうね。

オフ車も乗ってはみたいのですが、フロントフェンダーが突き出してるのが本当に気に入らない。何故か分からないけど、気に入らない。それ故にトリッカーは革命的な見た目のオフ車でした。
しかし、ヤマハ故に購入するわけにはいかず、いつか乗ってみたいという夢は夢で終わりそうです。

ドラスタはやはり国内産アメリカンだと一番カッコいい気がします。あのずっしりとしたスタイルに魅かれる物があります。

やっぱヤマハのバイクってかっこいいんだよなぁ……。

ちなみに、拓海のバイクはデレステのSSRの背景に写ってたアメリカンをイメージしております。どうしてもビグスク乗ってるのはなんか違うだろってなってしまうので……。
なつきちは言わずもがな、スズキの名車カタナですね。作中だとヤイバでしたっけか。

では、お読み頂ければ幸いです。依頼だしてきます。

ドラスタは日本におけるTHEアメリカンのイメージ
ブルバードが生産終了って聞いて焦ったけど、大型の方だったわ。しかし逆輸入ならまだ希望があると最近知った

ホンダならVT1500がありますよ姐さん

ビラーゴもいいぞ

毎回乙です
これ見てからバイクも気になってきました、経済的に125ccが限度ですけど…

グロムの欠点は高速に乗れないのとカスタムの沼になること

大きいと思ってると小さく見えて
小さいと思ってると大きく見える
そんなバイクな気がする
セカンドとか高速に乗らないならオススメだぞ
あとかなり燃費が良い

乙乙

>>32
ビラーゴには125もあるぞ

生産終了したバイクのメーカー部品供給が直ぐ止まるのは本田だけ
これ豆な

ネタに思われるかもしれんがカブもいいぞ

>>30
逆輸入は色々手間なんですよね……。でも海外モデルの方が魅力的なバイクが多いのもまた事実。
1300じゃなかったでしたっけ……? 1500でした?

>>31 >>34
ビラーゴ125は本気で買おうか迷いました。金なくて挫折しましたけど。

>>32
小さいのも楽しいですよ。飛ばして走るだけがバイクの魅力じゃないですし、バイクに乗ってると見える景色は独特なものです。ゆっくり走るのも楽しいんです。
お金がかかるのは事実ですが……。

>>33
フルノーマル至上主義ですが、グロムはカスタムしてなんぼなバイクですよね。本当に大人が楽しむ玩具ですよね。

>>35
基本壊れないし……たまに壊れて供給ないですねーって言われるだけだし……

>>36
カブは仕事で乗ってますが、カブも独特な乗り味で楽しいですよね。
カブのお陰で仕事続いてる気がします。あんまり働いてる気にならずにカブで遊びに行ってる感覚です。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年11月21日 (月) 22:59:29   ID: -vAxFSHG

ホンダ党なら黙ってワルキューレ。
ルーンなら更に良し。

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