小鳥「プっ、プロデューサーさん! 私と結婚してくだひゃいっ」 (141)

P(この季節…人肌が恋しくなるなぁ)

小鳥「~♪」

P(鼻歌なんて歌って…音無さん、やけに機嫌がいいみたいだけど何か良いことでもあったんだろうか)

春香「小鳥さん、なんだかご機嫌じゃないですかぁ。なにかイイコトあったんですか?」

小鳥「あら、顔に出てた? そっかぁ、出ちゃってたか~フフっ」

春香「はい、それはもう見事に出てましたよ。幸せ~って」ニコッ

小鳥「えへへ。じつはねー」

ヒソヒソヒソヒソ

春香「えーっ!? それホントなんですか?!」

小鳥「フフ、これが本当なのよ」ニヘラッ

P(な、なんなんだ…すごく気になる)

千早「どうしたの、春香?」

春香「それがね、小鳥さん――」

ヒソヒソヒソヒソ

千早「えっ!? そんな…本当なんですか?」

小鳥「えへへ」

千早「こういう時は何て言ったらいいのかしら」

春香「んー、やっぱり『おめでとうございます』なんじゃないないかな」

千早「そうね。おめでとうございます、小鳥さん」

小鳥「ありがとー」ニヘラッ

P(くそっ…おめでとうってなんなんだ! 気になって仕事も手につかない)

千早は音無さんだったスマソ

小鳥「今聞いたことは、みんなにはまだ秘密よ?」

春香「はーい。きっと、みんなも驚くだろうなぁ。ね、千早ちゃん?」

千早「ええ、大騒ぎになると思う」

小鳥「繰り返すけど、内密にお願いね。それはそうと、二人とも時間大丈夫?」

春香「あっ、いけない。そろそろ帰らなきゃ」

千早「なら一緒に帰りましょう?」

春香「うんっ。それじゃあ、小鳥さん、プロデューサーさん、お疲れさまでしたー」

千早「お疲れさまでした」

小鳥「おつかれさまー。気をつけてね」

P「お、おう。お疲れさん」

バタン

P(訊くなら二人だけになった今だよな……でも、まだ秘密ってことは、いつかは話してくれるってことだろうから、ここは大人しく待つべきなんだろうか)

小鳥「~♪」

P(い、いやっ…しかし! このまま訊かず終いだと、とてもじゃないが今夜は眠れなそうにない。よし、ここは勇気を出して――)

P「お、音無さん」

小鳥「はい、なんでしょう?」ニコッ

P「ちょっとお訊きしたいんですけど」

P「今日、なにか良いことでもあったんですか?」

小鳥「へ?」

P「い、いえ…なんだか、やけに機嫌がよさそうだったので」

小鳥「あっ、あはは……そうですか? いつも通りだと思うんですけど」

P「でも、鼻歌とか」

小鳥「や、やだっ……私、鼻歌なんて歌ってました? すみません、お仕事の邪魔でしたよね」

P「いえ、全然そんなことないです。ただ、何かあったのかなぁって、それだけが気になって」

小鳥「と、特になにもないですよ」

P(嘘だぁぁぁぁ春香達にも話してたじゃないですかぁぁ! あったんでしょぉぉ素敵イベントがぁぁ)

P(あいつらには教えて俺には教えてくないんですか……俺ってそんなに信用ありませんか?)

小鳥「プロデューサーさん?」

P「あ、えと…そうでしたか。なにもなかったんですね」

小鳥「はい」

P「……」(なんか、凹むな。こういうの…音無さんにとって、俺って――)

小鳥「それじゃあ、私達もそろそろ帰りましょうか」

P「…はい」

http://i.imgur.com/bjXEWRG.jpg

――――
――


【小鳥宅前】


P「それじゃ、俺はここで」

小鳥「えっ? プロデューサーさん、明日はお休みでしたよね?」

P「そうですけど」

小鳥「…泊まっていかないんですか?」

P「今日はなんだか疲れてしまって。少し一人で考えたいこともありますし。すみません…」

小鳥「そう……ですか」

P「それじゃあ、おやすみなさい」スッ

――ギュッ

P「…っ、音無さん?」

小鳥「…ごめんなさい。なんかプロデューサーさんがこのまま遠くに行っちゃいそうな気がして…」

P「……」

小鳥「…呼び方も、付き合う前に戻ってますし」

P「……どこにも行きませんよ、俺は」

小鳥「そう、ですよね…。今日の私…おかしいですね。えへへ…どうしちゃったのかな…」ギュウゥ

P「……」

小鳥「あのっ、やっぱり今日は傍に――」

バッ

P「おやすみなさい」

P(…なにやってんだ。これじゃ、まるっきり子供じゃないか)

P(音無さんと付き合いだしてもうすぐ一年…)

P(お互い忙しくてすれ違うこともあったけど、これまで上手くいってると――隠し事なんてせず、なんでも言い合える仲になれたって思ってたんだけどな)

P(そう思ってたのは俺だけ、か?)

P(どうして、隠すんですか…音無さん)

P(あなたは、いったいなにを――)

P(…ダメだ。もうやめよう)




P(こんなんじゃ、イヴにプロポーズなんて…)

ガチャッ…バタン

P「はぁ…」トスッ

pirorin♪

P「メール…?」


12月18日 23:38
差出人:小鳥さん
件名:Re.
[本文]
今日はごめんなさい。


P(…音無さん)

P(返事は……いいよな)

画像支援した方がいいんだろうか・・・

>>27
よかったら頼む
できるだけ明るいやつをww

P(そのあとも彼女から何通かメールが届いたが、俺は返事を返さなかった)


~次の日~


prrrrrrrr

P(うるさいなぁ…)

P「せっかくの休みだってのに…」

ピッ

P「もしもし」

?『せっかくのオフなのに、それも朝早くからすみません』

P「その声は……」

P「律子か?」

律子『はい。プロデューサー、今一人ですか? そこに小鳥さんは…』

P「いや、一人だ。と言うか、なんで俺が音無さんと一緒に居るなんて発想――」

律子『隠さなくていいです。お二人が付き合ってるのは既に事務所のみんな知ってますから』

P「え?」

律子『知らないとでも思ってたんですか? はっきり言ってバレバレですよ』

P「なんだよ……それじゃあ、今までの演技は全部無駄だったわけか」

律子『そうなりますね――って、それはいいんです!小鳥さん、そこにいないんですね?』

P「ああ、一緒じゃないのは本当だ。事務所に来てないのか?」

律子『はい。さっきから携帯にも連絡してるんですけど全然繋がらないんです。小鳥さんが無断欠勤なんて、そんなの初めてだから心配で……やっぱり、自宅に伺ったほうが――』

P「いや、お前はみんなを頼む。音無さんの方は俺に任せろ」

――――
――


P(音無さん、どうして……)タッタッ

P(いや、そんなの決まってる) 



――――律子『でも、悪いですよ…休みなのに』

P「俺のせいなんだ」

律子『えっ?』

P「だから、この件は俺に任せてくれ……頼む」

律子『…プロデューサー』

P「……」

律子『はぁ…わかりました。なにがあったかは聞きません。必ず、元気な小鳥さんを事務所につれて来て下さい』

P「ああ、約束する。必ず連れてくるよ」

律子『よろしい。心配せず、待ってますからね』

P「…ありがとな、律子」

………。
……。
…。

P「はぁ…はぁ…っ」

P(…着いた。ここに向かう途中携帯にかけまくっても出なかったけど、部屋に居るんだろうか)

ピンポーン

P(反応がないな…やっぱり留守か?)

ガチャリ

P(!! 鍵がかかってない…開いてるじゃないか、これ!)

P「…音無さん?居るんですか?」

スタスタ

P「――ッ!! そんな…音無さん!?」ダッ

すまん眠気がやばい
少し寝るよ
残ってたら続きを書かせて貰う

P「――ッ!! そんな…音無さん!?」

P「し・・・死んでる・・・そんな・・・」

P「いや・・俺は律子に約束したんだ・・・元気な小鳥さんを連れて行くと・・・」

P「とりあえず死姦だな」

ダキッ

P(床に散らばった錠剤……なんだよ…これ…)

P「音無さん!! 目を開けて下さい!」

小鳥「……」

P「嫌だ…こんな……っ、音無さん!!」ユサユサ

P(俺のせいだ……俺が――)

P「……音無さん…」ギュゥ

小鳥「……ん」

P「!! 音無さん!? よかった……でも、どうして」

小鳥「はぁ……はぁ…っ」

P(呼吸が荒い…それに)ピト

P(すごい熱だ……!)

P(どうする…っ)

P「落ち着け。こういう時は、まず――」

―――
――


小鳥「…んっ」

小鳥(あれ…私…どうしたんだっけ)

小鳥(確か、すごい悪寒で目が覚めて……風邪薬飲もうとしたら)

小鳥(……事務所に電話しなきゃ)

小鳥(みんな、心配して…)

小鳥(風邪薬飲もうとしたところまでは覚えてるのに…)

小鳥(ダメ…頭が回らない……さっきから考えてることめちゃくちゃ…)

小鳥(…体、ダルいなぁ……でも、朝よりずっと楽…)

小鳥(それにしても、どうして…ベットに――)

P「……」スースー

小鳥「プロデューサー…さん?」

P「…んん、うわ! 俺、いつのまに寝て――」ガバッ

小鳥「おはようございます」ニコッ

P「……え?」

小鳥「プロデューサーさんがベットに運んでくださったんですね」

P「音無さん! よかった…! 気がついたんですね!」

小鳥「はい。ずっと看ててくれたんですか?」

P「…看てたなんて…そんな大したことしてませんよ。でも……本当によかった。床に薬が散らばってたから…てっきり――」

小鳥「睡眠薬で自殺……ですか? そんなことしませんよ」(泣きそうな顔……本当に心配してくれてたんだなぁ)

P「……よかった…本当に…」ギュゥ

小鳥「迷惑かけて…ごめんなさい」

P「謝らないといけないのは俺の方です…」

小鳥「え?」

P「ちょっとした事で臍曲げて、音無さんに冷たくして…メールの返事だって…」

小鳥「いいんです。私の自業自得ですから……あんな風に、あからさまにウソをつかれたら、誰だってお臍くらい曲げますよ」

P「……」

小鳥「プロデューサーさんが気になってたのは、昨日、どうして私が嬉しそうにしてたか…ですよね?」

P「はい。でも、もういいんです」

小鳥「?」

P「よくよく考えたら隠し事の一つもしないなんて、そんなの本当にその人を想ってるのかなって…」

P「相手のことを想うからこそ、知らないほうがいいことを自分の胸の内に留めておく――そういう思い遣りもあるんじゃないかって」

P「そう、思ったんです。だから――」

小鳥「……」ギュ

P「おっ、音無さん…?」

 
小鳥「……えっち」

P「は?」

小鳥「えっち……したいです」ギュゥ

P「いやいやっ、今の話の流れでなんでそうなるんですか! いくらなんでも脈絡なさすぎですよ!!」

小鳥「だって…したくなっちゃったんだもん」

P「だもんって……大体、下がったとはいえ熱だってまだあるんですよ? 安静にしとかないと、また――」

小鳥「昨日も"おあずけ"されました」

P「……」

小鳥「あれでも勇気を出して誘ったんです」

P「……」

小鳥「なのに、プロデューサーさんに」

P「……」

小鳥「おあずけさr」

P「わっ、わかりました!! わかりましたから!!」

小鳥「やった♪」ニヘラッ

ギシッ

P「本当にどうなっても知りませんからね」

小鳥「あぅ……その科白、もう一度…今度は耳許で少し強めに言って貰えませんか?」ゾクゾク

P「お断りします」

小鳥「むぅ…プロデューサーさんのケチ」

P「こっちは本気で心配してるんです。茶化さないで下さい」

小鳥「大丈夫ですっ。体力には自信あるので! それに、ほらっ…汗かいたら熱も下がるっていうじゃないですかぁ」スリスリ

P「はいはい。じゃあ、やりますけど途中ツラくなったりしたら言って下さいね?」ナデナデ

小鳥「えへへ、はーい」

P(ホントにわかってるんだろうか…この人)

これ雰囲気的にエロ描写入れなくて、このまま事後のほうがいいような気するんだけど、どう思う?

 
P(音無さんの肌……しっとり汗ばんでて、掌に吸い付いてくるみたいだ)サワ

小鳥「…っ、あ」

P(鎖骨……弱いんだよな)チュッ

小鳥「んんっ、やぁッ」ビクビクッ

P(鼻にかかった甘い声。これ聞くと、もっと聞きたくなって――)スッ

小鳥「っ、ダメ…!」グイッ

P「へ?」

 
小鳥「キスは…ダメです。風邪、伝染っちゃいますから」

P「こうやって一緒の部屋にいる時点で今更ですよ」

小鳥「でも…」

P「したくないんですか?」

小鳥「……」フルフル

P「じゃあ、いいじゃないですか。それに、風邪が伝染る伝染らない以前に――」

小鳥「?」

P「…俺がしたいんです」チュッ

小鳥「んっ…」

チュッ…チュ

P「ん…」

小鳥「ん、ぷろりゅーひゃー…ひゃん…っ、んむ…っ」

P(っ!! あんなこと言うから本当は乗り気じゃないのかと思ったけど…自分から舌を絡めてくるなんて)

小鳥「ぁ…ふあ…っ」

P「はぁ、はぁ…ノリノリじゃないですか」

小鳥「…らっへ、うれひくて…はぁ…ん」トロン

クチュ…

小鳥「っ、ひあ」ビクンッ

P「もう濡れてるんですね。ほら、見て下さい」スッ

ヌチュ

小鳥「やだぁ…プロデューサーさんの指の間で、糸…引いて…」

P(もう少し焦らしたほうがいいかな……素股じゃないけど、こんな風に俺ので入り口を)

ヌチッ…クチュ

小鳥「あっ、ん…プロデューサーさん…っ?」

P「なんですか?」ヌチュ

小鳥「い、挿れないん…ですか?」ヒクヒク

P「ええ、まあ…」ヌチッ

小鳥「でも…準備ならっ、はぁ…はぁ…んン、できてますよ…?」

P「んー、もう少し濡らしておかないと。音無さんの体調も万全ってわけじゃないですし」ヌチュッ

小鳥「わ、私なら…平気っ、ですから…」

P「そうは言っても――」

小鳥「っ、ほら…みてくださいっ、ここ、もうこんなにトロトロなんです…っ、これって、はやくほしいって……言ってるみたいじゃないですかっ?」クパァ

 
P「確かに凄く濡れてますけど、うーん…」(もう一押しか……と言うか、俺もツラいんだよな、これ)ヌチヌチッ

小鳥「どうしたらシてくれんですか…このままじゃ、私…ッ」

P「やっぱり、今日はやめておきましょう」

小鳥「……」

小鳥「…え?」

P「体によくないですよ、熱もあるのに…こんなの」

小鳥「え…でもっ、私……こんな状態でやめられたら…っ」

P「きちんと風邪を治して、今度シましょうよ」

小鳥「やぁっ…嫌ですっ、最後までシてくださいっ、なんでもしますからぁ」

P「ダメです」

小鳥「そん、な…」

P「……」

小鳥「ぁ、あ…あ…」ガクガク


――ズプッ

小鳥「ひあぁッ!?」ビクンッ

P「…っ」(音無さんのナカ……いつもより熱い)

小鳥「へ…?あ、れ……ぷろりゅーひゃーひゃんの…はいっ、て――っ、あ」ブルルッ

P「イったみたいですね」

小鳥「はぁ…はぁっ」

P「でも、たくさん汗かいて貰うのはこれからですよ」

小鳥「…っ、だめ……いま動かしたら…っ、またイッちゃ…う」ゾクゾクッ

ズプッジュポッ

小鳥「ひぅッ…」

すまん、ちょい家事落ち
飯の支度せねば
もう少しで終わるから、よかったら保守頼む

P「…っ」

小鳥「あっ、あ、んっ…奥に…当たって…」

P(やばい……俺も焦らされてたようなもんだからあんまり保たないかも)

小鳥「プロデューサーさん…っ、だいすき…」ギュゥ

P(首に腕を回したってことは体勢変えずにこのままシてほしいって事だよな)

小鳥「ひっ、あ…ッ、いやっ、また…私っ」

P(っ、何度もイってるせいでナカが痙攣してて、すごく締め付けられ、る…っ)

P「くっ…!」ブルッ

小鳥「プロデューサー、さん…っ、イきそうなんですか…? いい、ですよっ……このまま、ナカに…っ、ふあっ、だして…下さい…ッ」

P「音無さん…っ、音無、さんッ」ギュゥゥ

小鳥「んっ、あっ…ちょうだい……プロデューサーさんの赤ちゃんの素っ、ナカに、びゅーって」

P「…っ」 

ビュルルッビシューッ

小鳥「ひっ――ぁあッ」ビクンッ

P「はぁ…はぁ…っ」

小鳥「ぁ、んっ…」(まだ…出てる…)

小鳥(赤ちゃん…できたらいいなぁ)


―――
――


P「すみません。俺、調子に乗って三回も…」

小鳥「い、いえ……いっぱい可愛がってもらえて…その、うれしかったです」カァァ

P「体、大丈夫ですか?」

小鳥「はい、もうすっかり。えへへ、ありがとうございます。不謹慎ですけど、こうやって心配してもらえるなら、たまには風邪で倒れるのもいいかもしれませんね」

P「ダメですよ。音無さんが倒れてるのを見て、俺がどれだけ心配したか…」

小鳥「……」

P「音無さん…?」

小鳥「…小鳥って」

P「え?」

小鳥「…小鳥って、呼んでくれないんですね」

P「……」

小鳥「昨日から、ずっと…」

小鳥「やっぱり…許せませんか?」

P「…そんなこと」

小鳥「だったら、呼んでください…」

P「……」

小鳥「お願いですから…」袖ギュ

小鳥「前みたいに、小鳥って……」ポロポロ

P「すみません」

小鳥「……っ、謝ってほしいわけじゃないんです…私はただ」

P「音無さんのことは好きです。さっき言ったことも嘘じゃありません。でも、やっぱり心のどっかで引っかかってるだと思います」

小鳥「……」ポロポロ

P「……」スクッ

P「部屋を暖かくして、今日はゆっくり休んで下さい」

小鳥「プロデューサーさ――」

P「お邪魔しました…」

P(すみません…音無さん)

P「結局、俺の器が小さいんだよな」 

P(このまま一緒にいても傷付けるだけだろうし、少し距離を置いたほうが…)

prrrrrrrr

P「…春香?」ピッ

P「もしもし、どうした?」

春香『もしもし! 小鳥さんと仲直りしましたか!?』

P「え?」

春香『律子さんから聞きました。喧嘩中なんですよね?』

P「喧嘩って…おまえなぁ」

春香『プロデューサーさん、小鳥さんが隠し事したから怒ってるんですか?』

春香『だったら、それ、小鳥さんは全然悪くないです!』

P「えっ?」

春香『プロデューサーさん、結婚を考えてませんか?』

P「おまえ…どうしてそれを!? まだ音無さんにも話してないのに」

春香『小鳥さん、言ってました。付き合ってる人が、近々プロポーズを考えてくれてるみたいって』

P「!!」

春香『それから、このことはみんなには言わないでって』

P「どうして…」

春香『小鳥さん、せっかく計画をたててまでプロポーズしようとしてくれてるプロデューサーさんをガッカリさせたくなかったんだと思います』

P「……」

春香『まだ、はっきりした事はわからないからって口止めしてましたけど、でも、それって、噂になって自分がプロポーズのことを知ってるって事実をプロデューサーに知られたくなかったんですよ』

P「……」

春香『プロデューサーさんを想うからこそ、隠して、知らない振りをしたんだと思います』

P「相手を想うからこそ――」

――やっぱり…許せませんか?

P「すまんっ、春香! 用事を思い出した、切るぞ!」

春香『はいっ』

【事務所】


ツーッツーッ
 
春香「……」

千早「…春香、本当にこれでよかったの?」

春香「…うん」

千早「だけど、あの二人が別れたら――」

春香「小鳥さん、すごく嬉しそうに話してたよね。プロポーズのこと」

千早「え? ええ…」

春香「私、プロデューサーさんのことは好きだけど…小鳥さんのことも大好きなんだぁ。だから、二人には幸せになってほしいの」

千早「春香…」

春香「だけど、ね……やっぱり、今だけはちょっとだけ泣いてもいいかな…?」

千早「……」

春香「これで……っ、最後、だから…」ポロポロ

千早「…ええ」ギュッ

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