モバP「夏樹ー入るぞー」 (23)

モバマスSS


P「暑いな今日は…」

P「ふう、やっと夏樹の部屋に着いたか」

P「確か鍵は開いているから勝手に入ってくれって言ってたな」

P「まったく、アイドルの癖に不用心すぎるだろ…」

P「夏樹ー、入るぞー」

ガチャ

ジャーンジャンジャジャジャジャーン ジャーンジャジャー♪

P「んー?このリフは…」

夏樹「ねぇルーシー聞かせてよ、そこの世界の音」

夏樹「黙りこむ 黙りこむ」

P「ゲット・アップ・ルーシー」

夏樹「ゲット・アップ・ルーシー」

夏樹「ようPさんいらっしゃい」

P「ミッシェルとは懐かしいな」

夏樹「流石Pさん、知ってたか」



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夏樹「外暑かっただろ、飲みなよこれ」

P「お、サンキュ」

P「ってなんだその恰好っ!?」

夏樹「ん?このカッコか、シャワーあびたあとだったからさ」

夏樹「部屋着だけどアタシらだけだから平気だろ」

P「部屋着っていうか下着にパーカー着てるだけじゃねーか」

夏樹「涼しいし動きやすいしさ」

P「まったく…」

P「しかしそのギターストラトタイプでHHとは珍しいな」

夏樹「こいつか、こいつはアタシが初めて買ったギターでさ、だいぶ長い付き合いだよ」

P「ほー、いつもはSSSのストラトだよな」

夏樹「一人で弾くにはハムは最高だけど、人と合わせるとなるとやっぱシングルのほうがね」

P「あー分かる分かる、俺もハムの音好きだけど太すぎるからなー」

夏樹「Pさん詳しいね、ギターやってんの?」

P「昔なー、最近は弾けてないけどなー」

夏樹「へー何持ってんの?」

P「スペシャルとテレキャス」

夏樹「P-90?」

P「P-90」

夏樹「Pさんギターボーカルでもやってたのか?」

P「おー、大学のときな」

夏樹「へぇー、だりーに教えてやれよ」

P「あいつはまずコードを覚えるところからだな」

夏樹「はは、最近は頑張ってるぜ?」

P「ほー、前のフェスの前は少しは頑張ってたけど」

夏樹「そういやこの前凛ちゃんには負けられないーとか言ってなんか泣きついてきたんだけど」

P「凛?なんでいきなり凛が出てくるんだ?」

夏樹「なんでもこの前のラジオで実力の差を思い知らされたらしい」

P「あーこの前のラジオ(※アンソロドラマCD)の奴かー、いや俺もビックリしたよ凛があそこまで弾けるとは」

夏樹「へー」

P「あれ見て凛はロック路線もいけるなとか思ったり」

夏樹「だりーが泣くぞ」

夏樹「Pさんのバンドってオリジナルやってたのか?」

P「いやコピー、それこそさっきのTMGEとかブランキーとかナンバガとかだな」

夏樹「おー定番だねぇ」

P「世代的には少しずれてるけどな」

夏樹「そうなのか?Pさん歳いくつだっけ」

P「確かるーみんとか美優さんとかと一緒だったような、いや楓さんだったかな…」

夏樹「いや何歳だよ」

P「確か25、6くらい」

夏樹「なんだよそのあいまいな表現は」

P「20歳超えるとな、正直自分の歳がよくわからなくなるものなんだ」

夏樹「そうなのか?」

P「そうなのだ」

夏樹「そうか」

夏樹「そういえばさー」

P「ん?」

夏樹「Pさん最近バイク乗ってる?」

P「仕事が忙しくてこの前のお前たちと行ったツーリング以来乗れてない」

夏樹「じゃあまた行こうぜ、ツーリングするにはいい季節になってきたし」

P「流石にあの人数はもう無理だぞ?」

夏樹「まぁそこは仕方ないだろ」

夏樹「だりーの奴があの日以来私もバイクの免許取るとか言い出してなー」

P「え、李衣菜がバイク?そりゃダメだろ」

夏樹「だよなー、言うと思った」

P「あいつのことだ、免許取って慣れてきたころに調子乗って事故るタイプ」

夏樹「安易に想像できるのが嫌だな」

P「あいつは期待を裏切らない奴だから間違いない」

夏樹「それでやれタンデムさせろとかこのバイクどうかなとか言ってバイク雑誌持って来たり」

P「それでこの前事務所にバイク雑誌があったのか」

夏樹「そうそう、今美世さんとかにも色々聞いて勉強してるみたいだ」

P「まったく、最初の行動だけは早いなあいつは」

夏樹「アタシはバイク仲間が増えて嬉しいけどな」

P「正直お前らが乗るのも推奨はしていないのに」

夏樹「おいおい今更乗るなとか言わないでくれよ?」

P「言わないさ、けど事故起こしたら当面自粛な」

夏樹「分かってる分かってる、気を付けるさ」

P「お、RAT使ってんのか」

夏樹「ああ、と言ってもほとんどアンプで音作ってるけどな」

P「お前JCM800持ってるもんなー、いいよなー真空管」

夏樹「MATCHLESSとかMESAとか色々試したけどやっぱマーシャルだなー」

P「マーシャルの匂いで飛んじゃって大変なんだろ」

夏樹「Pさん、グレッチで殴ってやろうか?持ってないけど」

P「テネシアンで殴るのは勇気いるよな」

夏樹「ロックだよな」

P「ロックなのかそれは」

P「アンプの歪みもいいけど、最近のエフェクターも中々凄いぞ」

夏樹「へぇ」

P「最近ではshurのriotっていうディストーションお勧め」

夏樹「shurってハイエンドギター作ってるところだっけ」

P「そうそう、非常に使い勝手がいいから」

夏樹「今度涼と一緒に楽器屋行ったときにでも試奏してみるかぁ」

P「このRATなんか違和感があると思ったらMODか」

夏樹「ああ、雑誌に回路載ってたから改造してみた」

P「自分でやったのか、昔は俺も自分で作ったなーエフェクター」

夏樹「面白いよな自分で作るの」

P「安上がりだしな、半導体1個100円とかだし」

夏樹「箱を穴開けるのは大変だけどな」

P「BIG MUFFのFUZZをどうしても使いたくてさ」

夏樹「あーあのデカいやつね」

P「そうそう、デカいからさエフェクターボードに入らないんだよ」

P「んで無理やり入れてやろうと中身出して適当な入れ物に入れて配線繋ぎなおしたらぶっ壊れたことがある」

夏樹「おいおい」

P「いやー落ち込んだね、あの時は金もなかったし」

夏樹「まぁよくあることだな、アタシも何回か配線ミスって音が出ないの作ったし」

P「あーなんか久々にバンドがしたくなってきたな」

夏樹「お、じゃあやるかい?」

P「まぁ仕事が忙しくて練習すらできないだろうけどな」

夏樹「まぁそうだよなー」

夏樹「Pさんってさ、いつ休んでんの?」

P「お前たちの見えないところで」

夏樹「…まぁあんまり無理するなよ、Pさんが倒れると皆悲しむからさ」

P「へいへい」

P「そういやさ、夏樹」

夏樹「ん?」

P「お前女子寮に入らないの?あっちのほうが色々と便利だろ」

夏樹「確かにそうなんだが、女子寮じゃギター弾けないだろ」

P「まぁ流石にこのマンション並の防音じゃないな」

夏樹「やっぱ他の子に迷惑かかるからさ、ちょっとな」

P「別に防音に改装してもいいぞ女子寮」

夏樹「アタシ一人の為にそれは流石に、な」

P「まぁなんだ、とりあえず部屋の鍵くらいはかけろ、心配なんだよ」

夏樹「んーPさんがそういうなら」

P「まったく…」

ピンポーン

夏樹「お、宅配便かな」

P「ちょっとまて、その恰好で出る気かお前は」

夏樹「ん?ああ、このカッコで人前はまずかったか」

P「当たり前だ」

夏樹「ナイスフォロー、Pさん」

夏樹「ファスナー上げてっと」

P「コラ下も何か穿け」

夏樹「分かった分かった」

P「お前はもうちょっとアイドルという自覚をだな…」

夏樹「はいはい」

夏樹「そういえばPさん」

P「なんだ」

夏樹「アタシの家に何しに来たんだっけ」

P「…あ、そうだった仕事の話をしに来たんだ」

夏樹「おいおい、忘れるなよ」

P「お前と話すとどうもな、趣味が被ってるから話が弾むんだよ」

夏樹「音楽とかバイクは好きだって知ってたけどギターもやってるとは思わなかったな」

P「まぁ中々話の合う奴がいないからこういう話は基本しないからな」

P「こんなに話の合う奴は女では夏樹が初めてだな」

夏樹「へーそれは光栄だなー」

P「それでな、今度のライブの話なんだが…」

夏樹「なぁ、Pさん」

P「ん?」

夏樹「また暇なときにでもこうやって好きなことを話そうぜ」

P「ああ、そうだな」


終わり

なつきち1周で2枚出てきたよありがとう記念

なつきちは自分と趣味が似てて好きなアイドルだから今回のSRは凄くうれしかった。
特訓前のSRがイケメンすぎて中々特訓できません。


ところでなつきちのギターって今回のも新春のも不思議な構造してるよね
PUセレクターなかったりトレモロユニットの後ろになんか変なのついてたり

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